JPH10313699A - 稲の倒伏防止装置 - Google Patents
稲の倒伏防止装置Info
- Publication number
- JPH10313699A JPH10313699A JP9166472A JP16647297A JPH10313699A JP H10313699 A JPH10313699 A JP H10313699A JP 9166472 A JP9166472 A JP 9166472A JP 16647297 A JP16647297 A JP 16647297A JP H10313699 A JPH10313699 A JP H10313699A
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- JP
- Japan
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- rice
- penetrating
- penetrating rod
- column
- rod
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】水田あるいは圃場に容易かつ迅速に設置するこ
とができ、また解体も容易な稲の倒伏防止装置を提供す
る。 【解決手段】稲の倒伏防止装置を、水田あるいは圃場に
立設される支柱1と、支柱1に係合される貫棒2と、支
柱1に取付けた貫棒係合用継手3Aとから構成し、貫棒
2を貫棒係合用継手3Aに挿通させて係合する。
とができ、また解体も容易な稲の倒伏防止装置を提供す
る。 【解決手段】稲の倒伏防止装置を、水田あるいは圃場に
立設される支柱1と、支柱1に係合される貫棒2と、支
柱1に取付けた貫棒係合用継手3Aとから構成し、貫棒
2を貫棒係合用継手3Aに挿通させて係合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台風等の強い風雨
による稲の倒伏を防ぐために使用する装置に関するもの
である。
による稲の倒伏を防ぐために使用する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】通常、一期作で栽培される水稲の場合、
実った稲の収穫が8月下旬から9月上旬にかけて行われ
る。ところが、南九州地方ではこの収穫直前の時期に台
風が発生することが多く、この台風襲来により、せっか
く実りかけた稲が倒伏してしまい多大な被害を被ること
がある。このため従来から、作付け及び収穫を在来より
も1〜2ヵ月早める早期栽培や、風雨に強く倒れ難い品
種を作付けする方法等が講じられてきた。
実った稲の収穫が8月下旬から9月上旬にかけて行われ
る。ところが、南九州地方ではこの収穫直前の時期に台
風が発生することが多く、この台風襲来により、せっか
く実りかけた稲が倒伏してしまい多大な被害を被ること
がある。このため従来から、作付け及び収穫を在来より
も1〜2ヵ月早める早期栽培や、風雨に強く倒れ難い品
種を作付けする方法等が講じられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、未だ在
来の一期作で栽培している農家も多く、また倒れ難い品
種にしても耐久性に限界がある。このため、水田に立て
た支柱に縄を張って稲を支持するような応急手段も講じ
られているが、縄の装着に手間がかかるばかりでなく、
それ程高い倒伏防止効果を期待できるものではない。本
発明は従来技術の前記のような問題点に鑑み、水田ある
いは圃場に容易かつ迅速に設置することができ、また解
体も容易な稲の倒伏防止装置を提供することを目的とす
るものである。
来の一期作で栽培している農家も多く、また倒れ難い品
種にしても耐久性に限界がある。このため、水田に立て
た支柱に縄を張って稲を支持するような応急手段も講じ
られているが、縄の装着に手間がかかるばかりでなく、
それ程高い倒伏防止効果を期待できるものではない。本
発明は従来技術の前記のような問題点に鑑み、水田ある
いは圃場に容易かつ迅速に設置することができ、また解
体も容易な稲の倒伏防止装置を提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、稲
の倒伏防止装置を、水田あるいは圃場に立設される支柱
と、該支柱に係合される貫棒とからなり、該貫棒を前記
支柱に取付けられた貫棒係合用継手に挿通させて係合す
るようにしたことを第1の特徴とし、貫棒係合用継手が
上下移動自在に取付けられていることを第2の特徴とす
るものである。
の倒伏防止装置を、水田あるいは圃場に立設される支柱
と、該支柱に係合される貫棒とからなり、該貫棒を前記
支柱に取付けられた貫棒係合用継手に挿通させて係合す
るようにしたことを第1の特徴とし、貫棒係合用継手が
上下移動自在に取付けられていることを第2の特徴とす
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明に係る稲の倒伏防止装置
の要部斜視図、図2は他の実施例を示す要部斜視図、図
3は2つの貫棒挿通管を鋭角に配置した状態を示す平面
図、図4は本発明装置を水田に設置した状態を示す説明
図である。
づいて説明する。図1は本発明に係る稲の倒伏防止装置
の要部斜視図、図2は他の実施例を示す要部斜視図、図
3は2つの貫棒挿通管を鋭角に配置した状態を示す平面
図、図4は本発明装置を水田に設置した状態を示す説明
図である。
【0006】
【実施例】図1に示すように、本発明に係る稲の倒伏防
止装置は、水田あるいは圃場に埋め込んで立設される支
柱1と、この支柱1に長尺の貫棒2を係合する構成とさ
れている。ここで、支柱1及び長尺の貫棒2には、軽量
で剛性が高く且つ腐食し難い中空円筒状の亜鉛引き鉄パ
イプが使用されている。また、支柱1には長尺の貫棒2
を係合するための貫棒係合用継手3Aが取付けられてい
る。この貫棒係合用継手3Aは、短尺で且つ支柱1の直
径よりも少なくとも一廻り以上大きい直径の鉄パイプ製
の支柱嵌装管4に、同じく長尺の貫棒2の直径よりも少
なくとも一廻り以上大きい直径の鉄パイプ製の貫棒挿通
管5を直交させて溶接して形成されており、支柱1に支
柱嵌装管4が上下移動自在に嵌装できると共に、貫棒挿
通管5に長尺の貫棒2が挿通できる構成とされている。
止装置は、水田あるいは圃場に埋め込んで立設される支
柱1と、この支柱1に長尺の貫棒2を係合する構成とさ
れている。ここで、支柱1及び長尺の貫棒2には、軽量
で剛性が高く且つ腐食し難い中空円筒状の亜鉛引き鉄パ
イプが使用されている。また、支柱1には長尺の貫棒2
を係合するための貫棒係合用継手3Aが取付けられてい
る。この貫棒係合用継手3Aは、短尺で且つ支柱1の直
径よりも少なくとも一廻り以上大きい直径の鉄パイプ製
の支柱嵌装管4に、同じく長尺の貫棒2の直径よりも少
なくとも一廻り以上大きい直径の鉄パイプ製の貫棒挿通
管5を直交させて溶接して形成されており、支柱1に支
柱嵌装管4が上下移動自在に嵌装できると共に、貫棒挿
通管5に長尺の貫棒2が挿通できる構成とされている。
【0007】貫棒係合用継手3Aの支柱嵌装管4の周壁
には係止ボルト挿通孔4a及び4b(図示せず)が相対
向して穿設されている。そして、この係止ボルト挿通孔
4a及び4b間に係止ボルト4を挿通させると共に、支
柱1の周壁に、相対向して且つ長手方向に任意の間隔を
もって穿設された係止ボルト嵌挿孔1a及び1bに嵌挿
した後、係止ボルト6の先端ネジ部分にナット6aを螺
合させることにより、貫棒係合用継手3Aを支柱1上に
固定できるようにされている。図2に示す貫棒係合用継
手3Bは、支柱嵌装管4に直交する2つの貫棒挿通管5
を設けたものであり、一本の支柱1に2本の貫棒2が係
合できる構成とされている。この場合、2つの貫棒挿通
管5の配置角度は直角に限定されるものではなく、貫棒
2を鋭角に配置するような場合、例えば水田の対角線上
に配置したい場合は45度(図3参照)にしたり、その
設定角度は任意である。
には係止ボルト挿通孔4a及び4b(図示せず)が相対
向して穿設されている。そして、この係止ボルト挿通孔
4a及び4b間に係止ボルト4を挿通させると共に、支
柱1の周壁に、相対向して且つ長手方向に任意の間隔を
もって穿設された係止ボルト嵌挿孔1a及び1bに嵌挿
した後、係止ボルト6の先端ネジ部分にナット6aを螺
合させることにより、貫棒係合用継手3Aを支柱1上に
固定できるようにされている。図2に示す貫棒係合用継
手3Bは、支柱嵌装管4に直交する2つの貫棒挿通管5
を設けたものであり、一本の支柱1に2本の貫棒2が係
合できる構成とされている。この場合、2つの貫棒挿通
管5の配置角度は直角に限定されるものではなく、貫棒
2を鋭角に配置するような場合、例えば水田の対角線上
に配置したい場合は45度(図3参照)にしたり、その
設定角度は任意である。
【0008】次に、本装置の設置方法について説明す
る。例えば、図4に示すように、稲7(図中、二点鎖線
の囲み部分)を取囲んで設置する場合、まず、水田に複
数の支柱1を埋め込んで立設する。その際、支柱1に、
その上端開口1cに嵌合する鉤状のフック8aをもった
鋼製の突っ張り棒8を取り付けて補強すると良い。そし
て、所望の高さ(すなわち、長尺の貫棒2が稲7を支え
るのに好適な高さ)に貫棒嵌挿管5が位置するように貫
棒係合用継手3Aあるいは3Bを上下に移動させて係止
ボルト4により支柱1上の所望の位置に固定する。次い
で、各々の貫棒係合用継手3Aあるいは3Bの貫棒嵌挿
管5に長尺の貫棒2を挿通させて架け渡す。以上のよう
に、本装置では、従来行われていた支柱に縄を張設する
方法のように、縄を支柱に結束したりするような煩雑な
手間を要せず、貫棒2を貫棒係合用継手3Aあるいは3
Bに挿通させる作業のみで支柱1上に保持することがで
きるので、極めて容易且つ迅速に設置することができ、
解体作業も簡便になる。また、鉄パイプ製の貫棒2を使
用することにより、確実に稲7を支持することができ、
高い倒伏防止効果が得ることができる。尚、本実施例で
は、支柱1に貫棒係合用継手3Aあるいは3Bを固定す
るために係止ボルト4を使用しているが、これに限定さ
れるものではなく、棒状のピンを挿入孔に差し込むよう
な簡便な構成にしてもよい。また本装置の貫棒嵌挿管5
に、挿通した貫棒2を固定するための手段を加えてもよ
い。
る。例えば、図4に示すように、稲7(図中、二点鎖線
の囲み部分)を取囲んで設置する場合、まず、水田に複
数の支柱1を埋め込んで立設する。その際、支柱1に、
その上端開口1cに嵌合する鉤状のフック8aをもった
鋼製の突っ張り棒8を取り付けて補強すると良い。そし
て、所望の高さ(すなわち、長尺の貫棒2が稲7を支え
るのに好適な高さ)に貫棒嵌挿管5が位置するように貫
棒係合用継手3Aあるいは3Bを上下に移動させて係止
ボルト4により支柱1上の所望の位置に固定する。次い
で、各々の貫棒係合用継手3Aあるいは3Bの貫棒嵌挿
管5に長尺の貫棒2を挿通させて架け渡す。以上のよう
に、本装置では、従来行われていた支柱に縄を張設する
方法のように、縄を支柱に結束したりするような煩雑な
手間を要せず、貫棒2を貫棒係合用継手3Aあるいは3
Bに挿通させる作業のみで支柱1上に保持することがで
きるので、極めて容易且つ迅速に設置することができ、
解体作業も簡便になる。また、鉄パイプ製の貫棒2を使
用することにより、確実に稲7を支持することができ、
高い倒伏防止効果が得ることができる。尚、本実施例で
は、支柱1に貫棒係合用継手3Aあるいは3Bを固定す
るために係止ボルト4を使用しているが、これに限定さ
れるものではなく、棒状のピンを挿入孔に差し込むよう
な簡便な構成にしてもよい。また本装置の貫棒嵌挿管5
に、挿通した貫棒2を固定するための手段を加えてもよ
い。
【0009】
【発明の効果】本発明装置は、以上のように構成したこ
とにより、水田あるいは圃場に容易かつ迅速に設置する
ことができると共に、解体も容易に行うことができ、高
い稲の倒伏防止効果を得ることができるという優れた効
果を有する。
とにより、水田あるいは圃場に容易かつ迅速に設置する
ことができると共に、解体も容易に行うことができ、高
い稲の倒伏防止効果を得ることができるという優れた効
果を有する。
【図1】本発明に係る稲の倒伏防止装置の要部斜視図で
ある。
ある。
【図2】他の実施例を示す要部斜視図である。
【図3】2つの貫棒挿通管を鋭角に配置した状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図4】本発明装置を水田に設置した状態を示す説明図
である。
である。
1 支柱 1a 係止ボルト嵌挿孔 1b 係止ボルト嵌挿孔 1c 上端開口 2 長尺の貫棒 3A 貫棒係合用継手 3B 貫棒係合用継手 4 支柱嵌装管 4a 係止ボルト挿通孔 4b 係止ボルト挿通孔 5 貫挿通管 6 係止ボルト 6a ナット 7 稲 8 突っ張り棒 8a 鉤状のフック
Claims (2)
- 【請求項1】水田あるいは圃場に立設される支柱と、該
支柱に係合される貫棒とからなり、該貫棒を前記支柱に
取付けられた貫棒係合用継手に挿通させて係合するよう
にしたことを特徴とする稲の倒伏防止装置。 - 【請求項2】貫棒係合用継手が上下移動自在に取付けら
れていることを特徴とする請求項1記載の稲の倒伏防止
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9166472A JPH10313699A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 稲の倒伏防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9166472A JPH10313699A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 稲の倒伏防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10313699A true JPH10313699A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15832038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9166472A Pending JPH10313699A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 稲の倒伏防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10313699A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100332371B1 (ko) * | 2000-03-22 | 2002-04-12 | 박준일 | 벼 쓰러짐 방지용 장치 |
CN108370979A (zh) * | 2018-04-11 | 2018-08-07 | 江西农业大学 | 一种再生稻同步施肥留茬扶正机及方法 |
CN110476662A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-11-22 | 中国科学院遗传与发育生物学研究所农业资源研究中心 | 小区育种试验田玉米防倒伏系统 |
CN112931097A (zh) * | 2021-02-25 | 2021-06-11 | 安阳市农业科学院 | 一种小麦抗倒伏的种植方法 |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP9166472A patent/JPH10313699A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100332371B1 (ko) * | 2000-03-22 | 2002-04-12 | 박준일 | 벼 쓰러짐 방지용 장치 |
CN108370979A (zh) * | 2018-04-11 | 2018-08-07 | 江西农业大学 | 一种再生稻同步施肥留茬扶正机及方法 |
CN108370979B (zh) * | 2018-04-11 | 2024-03-19 | 江西农业大学 | 一种再生稻同步施肥留茬扶正机及方法 |
CN110476662A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-11-22 | 中国科学院遗传与发育生物学研究所农业资源研究中心 | 小区育种试验田玉米防倒伏系统 |
CN110476662B (zh) * | 2019-08-27 | 2021-04-13 | 中国科学院遗传与发育生物学研究所农业资源研究中心 | 小区育种试验田玉米防倒伏系统 |
CN112931097A (zh) * | 2021-02-25 | 2021-06-11 | 安阳市农业科学院 | 一种小麦抗倒伏的种植方法 |
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