JPH10313493A - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JPH10313493A
JPH10313493A JP12083297A JP12083297A JPH10313493A JP H10313493 A JPH10313493 A JP H10313493A JP 12083297 A JP12083297 A JP 12083297A JP 12083297 A JP12083297 A JP 12083297A JP H10313493 A JPH10313493 A JP H10313493A
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JP
Japan
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speaker
image display
display surface
display device
sound
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JP12083297A
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Masaru Sato
勝 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像表示装置と画像表示面の使用者の間のエ
リアにおいてスピーカ部から発生する音を確実に導くこ
とができる音響装置を提供する。 【解決手段】 画像表示面20aを有する画像表示装置
20の音を再生するための音響装置10において、画像
表示装置20の第1側部22に配置される第1スピーカ
部14と、第1側部22と反対の位置の画像表示装置2
0の第2側部24に配置される第2スピーカ部16とを
有し、第1スピーカ部14に配置されるスピーカ50の
第1軸58と、第2スピーカ部16に配置されるスピー
カ52の第2軸60の交点位置62と画像表示面20a
との間の距離は、画像表示面20aの横幅Lの0.5倍
乃至2倍である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータのテ
レビジョンセットの画像表示面を有する画像表示装置の
音を再生するための音響装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像表示面を有する画像表示装置の例と
しては、テレビジョンセットやコンピュータディスプレ
イ等がある。このような画像表示装置には、画像に関連
した音を出すためのスピーカ装置が普及しているが、特
に最近では、この種のスピーカ装置は、ステレオで音を
再生することができるものが出現してきている。すなわ
ち、このようなステレオ用のスピーカ装置は、図9およ
び図10に示すような装置であり、たとえばテレビジョ
ンセットの陰極線管(CRT)300の左側と右側に左
スピーカ301と右スピーカ302がそれぞれ置かれる
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
陰極線管を有するキャビネット303とは別体に左スピ
ーカ301と右スピーカ302をたとえば机の上に配置
するような構成をとっており、左スピーカ301および
右スピーカ302は、それらの軸304,305に対し
て明瞭感の得られる中高音部での音の広がりはせいぜい
±30°程度である。左スピーカ301と右スピーカ3
02の音の必要なエリアは、陰極線管300を正面から
みるユーザMの位置と、陰極線管300の画面306の
間に形成される必要があるにも係わらず、図9のように
置かれている左スピーカ301と右スピーカ302と軸
304,305は、陰極線管300の軸方向と平行であ
り、このような左スピーカ301と右スピーカ302の
配置方式は、従来のコンサートホールを想定した無限空
間のままである。このために、図9のスピーカの配置状
態では、陰極線管300とユーザMの間の領域には不必
要なエリアに音を放出してしまうことになる。従って周
囲に居る人々にこれらの左スピーカ301と右スピーカ
302の音が放出されるので、迷惑をかけることが考え
られる。
【0004】また、図10に示す左スピーカ301と右
スピーカ302の配置の仕方は、ユーザMがこれらのス
ピーカを適当に配置しておいた状態であり、スピーカの
配置状態はユーザによっては管理されていない場合であ
る。この場合には、ユーザMと陰極線管300の間の領
域には明瞭な中高音部の音がなかなか伝達されず、周囲
の人々に迷惑をかけることが多い。すなわち、左スピー
カ301の軸304と右スピーカ302の軸305がま
るで無秩序な方向に向いているからである。
【0005】図9と図10のいずれのスピーカの配置方
式においても、たとえばコンピュータやテレビジョンセ
ットのキャビネット303を乗せている机の上にこれら
の左スピーカ301と右スピーカ302を置くのである
が、机の上にはその他にキーボードやマウスのようなポ
インティングデバイスを置く必要があるので、これらの
左スピーカ301と右スピーカ302は大型化すること
もできない。また、キャビネット303に対して取り付
けた場合に対して左スピーカ301と右スピーカ302
を固定する場合には、それぞれの左スピーカ301と右
スピーカ302のボックスも様式を充分に確保できな
い。しかも、キャビネット303に対して図9に示すよ
うに左スピーカ301および右スピーカ302を単に固
定するだけでは、各スピーカの軸304,305が陰極
線管300の軸と平行であるので、やはり両者のスピー
カからの音、特に高音が無限まで放出されるので、周囲
の人に迷惑をかけることになる。
【0006】そこで本発明は上記課題を解消し、画像表
示装置と画像表示面の使用者の間のエリアにおいてスピ
ーカ部から発生する音を確実に導くことができる音響装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明は画像表示面を有する画像表示装置の音を再
生するための音響装置において、画像表示装置の第1側
部に配置される第1スピーカ部と、第1側部と反対の位
置の画像表示装置の第2側部に配置される第2スピーカ
部とを有し、第1スピーカ部に配置されるスピーカの第
1軸と、第2スピーカ部に配置されるスピーカの第2軸
の交点位置と画像表示面との間の距離は、画像表示面の
横幅の0.5倍乃至2倍であることを特徴とする音響装
置により、達成される。
【0008】本発明では、第1スピーカ部が、画像表示
装置の第1側部に配置される。それ対して第2スピーカ
部は画像表示装置の第2側部に配置される。この第2側
部は第1側部と反対位置にある。そして、第1スピーカ
部が配置されるスピーカの第1軸と第2スピーカ部に配
置されるスピーカの第2軸の交点位置と、画像表示面と
の間の距離は画像表示面の横幅の0.5倍乃至2倍に設
定されている。このようにすることで、第1スピーカ部
と第2スピーカ部から発生するそれぞれの音は、画像表
示装置の画像表示面と使用者の間において確実に導くこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0010】図1乃至図3は、本発明の音響装置10を
示している。図1と図2を参照すると、音響装置10
は、画像表示装置収納部12、第1スピーカ部14、第
2スピーカ部16等を有しているが、音響装置10は、
図1と図2の実施の形態では、パーソナルコンピュータ
のユニットに対応して作られており、画像表示装置収納
部12は、コンピュータ18の画像表示装置20を収納
する部分である。
【0011】第1スピーカ部14は、画像表示装置収納
部12の画像表示装置20の第1側部22に配置されて
おり、第2スピーカ部16は画像表示装置20の第2側
部24側に配置されている。第1スピーカ部14と第2
スピーカ部16は、音響装置10の中心線CLに関して
図1および図2の矢印Z方向からみて線対称形状であ
る。音響装置10は、図1および図2の実施の形態では
4本の細い脚部30,32,34,36を用いて、机3
8の上に支持されている。すなわち、音響装置10と机
38の上面38aの間には空間38bが形成されてい
る。この空間38bには、コンピュータ18の本体40
が配置されている。この本体40の前では、机38の上
面38aの上には、キーボード42やポインティングデ
バイスとしてのマウス44が置かれている。
【0012】第1スピーカ部14は左スピーカ50を有
しており、第2スピーカ部16は右スピーカ52を有し
ている。第1スピーカ部14の左スピーカ50の取り付
け面54は、図2と図3に示すように、音響装置10の
中心線CLに向っており、同様にして第2スピーカ部1
6の取り付け面56の音響装置10の中心線CLに向い
ている。すなわち、左スピーカ50の第1軸58と、右
スピーカ52の第2軸60は、音響装置の中心線CL上
において、交点位置62で交わっている。この交点位置
62は、図3に示すように、コンピュータ18の使用者
であるユーザMと、画像表示装置20の画像表示面20
aとの間のエリアAR内に位置している。この音が合え
ば良いエリアARに対して、交点位置62が位置できる
ようにするためには、図4と図5に示すように、第1ス
ピーカ部14に配置されている左スピーカ50の第1軸
58と、第2スピーカ部16に配置されている右スピー
カ52の第2軸60の交点位置62と、画像表示面20
aとの間の距離は、画像表示面20aの横幅Lに対して
0.5倍乃至2倍に設定されている。
【0013】このように交点位置62と画像表示面20
aとの間の距離が、画像表示面20aの横幅Lの0.5
倍より小さいと、ユーザMが画像表示面20aに近づき
すぎて、画像表示面20aの画像内容を見るのが難しく
なると共に、ユーザMがキーボード42やマウス44を
操作しずらくなるからである。また、交点位置62と画
像表示面20aとの間の距離が、画像表示面20aの横
幅Lの2倍を超えると、ユーザMが画像表示面20aか
ら離れすぎるので、キーボード42やマウス44の操作
がしずらくなると共に画像表示面20aからユーザMが
離れるので画像表示面20aの表示内容の確認がしずら
くなる。また、この場合には第1軸58と第2軸60
が、音響装置10の中心線CLに対して平行に近くなっ
てくるので、音が外部に分散されてしまう虞れもある。
【0014】図4と図5に示すように、交点位置62と
画像表示面20aとの間の距離が、画像表示面20aの
横幅Lの0.5倍乃至2倍であることにより、図3に示
すようなエリアARの中に交点位置62を配置できるの
で、明瞭度の高い音はユーザMのエリアARに収まり、
ユーザM以外の他の人には明瞭度の少ない(低い)音が
到達するので、ユーザM以外の他の人に明瞭度の高い音
が聴こえないので、気が散るといった状況が軽減され
る。また、左スピーカ50と右スピーカ52から出る音
はステレオ音であるが、ステレオ効果上からも、音の方
向が正確に管理され、音の音像の定位がユーザMにより
無造作に変えられてしまうことがなくなり、画像表示面
20aの大きさに合った音像が何時も得られることにな
る。
【0015】このように、画像表示面20aの横幅Lを
超える距離で、左スピーカ50と右スピーカ52がそれ
ぞれ第1スピーカ部14と第2スピーカ部16に固定さ
れており、これらの取り付け面(バッフル板)54と取
り付け面(バッフル板)56にそれぞれ取り付けた左ス
ピーカ50と右スピーカ52の振動板(たとえばコーン
状の振動板)の振動方向が、第1軸58および第2軸6
0である。
【0016】図1および図2において、音響装置10
は、4本の細い脚部30,32,34,36により机3
8の上面38aに対して支持されているので、たとえ
ば、第2スピーカ部16の底面と机38の上面38aの
間が開いている。従って、たとえばマウス44の操作領
域をその開いている部分で確保することができ、ユーザ
Mはマウス44を机38の上面38aでそれぞれ操作で
きるスペースが確保できる。
【0017】また、図2および図3のように交点位置6
2から、エリアAR内に配置しているので、明瞭度の高
い中高音域がユーザMを中心として伝達され必要以上に
遠方まで伝達されないので、周囲に中高音域の音が出な
いように閉じ込めることができる。
【0018】図1および図2において、陰極線管のよう
な画像表示装置20は、画像表示装置収納部12内に好
ましくはぴったりとはめ込むようにして配置するのが望
ましい。このように画像表示装置20を画像表示装置収
納部12の空間にぴったりとはめ込むのは、左スピーカ
50と右スピーカ52からの音が、後方にもれないよう
にするためである。また、第1スピーカ部14と第2ス
ピーカ部16は、画像表示装置収納部12に対して一体
化されているのが望ましい。
【0019】図4は、既に述べたように、交点位置62
と画像表示面20aが、画像表示面20aの横幅Lの
0.5倍である場合を示しているが、この時の取り付け
面54,56が、画像表示面20aに対し形成される角
度θは、たとえば45°程度である。この場合に、左ス
ピーカ50および右スピーカ52の最も高音部が出て明
瞭な第1軸58および第2軸60に関する軸上の角度は
±30°位であり、±30°位の範囲は、ユーザMの両
肩の幅にほぼ近くなり、ここの肩から後ろにもれる中高
音域の明瞭度の高い音は少なくなる。従って、中高音域
の明瞭度の高い音は、画像表示面20aとユーザMの肩
の間でほぼ形成される領域であり、ユーザM以外の人に
対して中高音域が到達し難くなる。
【0020】図5は、交点位置62と画像表示面20a
との間の距離が、画像表示面20aの横幅Lの2倍の場
合を示しており、ユーザMが少し離れた位置で画像表示
面20aを見ている場合である。この場合であっても、
第1軸58と第2軸60に関して、それぞれ±30°の
中高音域の領域であって、音圧の高い部分は、ユーザM
によりほとんど遮られるので、明瞭なエリアARにはユ
ーザMの付近に示すエリアであり、周囲の人に邪魔にな
りにくい。意識的に指向性の狭い左スピーカ50および
右スピーカ52として用いることにより、さらにエリア
AR2が外にもれないようにすることができる。
【0021】図6は、本発明の音響装置の別の実施の形
態を示しており、この音響装置100は、画像表示装置
収納部112、第1スピーカ部114、第2スピーカ部
116等を有している。第1スピーカ部114と第2ス
ピーカ部116は、たとえば4本の連結棒140,14
1,142,143で連結されている。これらの連結棒
140乃至143は平行であって、しかも第1スピーカ
部114および第2スピーカ部116の四隅位置に位置
されている。これらの連結棒140乃至143の空間部
には、コンピュータ118の画像表示装置120が収容
されている。このコンピュータ118は、タワー型のコ
ンピュータでありタワー本体140は、第2スピーカ部
116の横に立てて置かれている。第1スピーカ部11
4と第2スピーカ部116は、4本の脚部130,13
2,134,136により机138の上面138aに対
して隙間を開けて立てて置かれている。机138aの上
にはキーボード149とマウス151が置かれている。
【0022】第1スピーカ部114の取り付け面(バッ
フル板)154にはツーウェイの左スピーカ50a,5
0bが取り付けられている。また第2スピーカ部116
にはツーウェイの右スピーカ52a,52bが取り付け
られている。これらの左スピーカ50a,50bの第1
軸158と、右スピーカ52a,52bの第2軸160
は、交点位置62において交差している。第1スピーカ
部114はさらに囲い板170を有し、同様にして第2
スピーカ部116も囲い板172を有している。これら
の囲い板170,172を設けることにより、左スピー
カ50a,50bおよび右スピーカ52a,52bから
発する音をユーザMに対して確実に送ることができ、外
部に対する音のもれを防ぐことができる。
【0023】次に、図7は本発明の音響装置のさらに別
の実施の形態を示している。図7の音響装置200は、
画像表示装置収納部212、第1スピーカ部214、第
2スピーカ部216を有している。第1スピーカ部21
4と第2スピーカ部216は、たとえば3本の連結棒2
40,241,242により着脱可能に連結されてい
る。画像表示装置収納部212の中には、画像表示装置
220が配置されている。この画像表示装置220の画
像表示面220aの左右位置には、第1スピーカ部21
4のスリーウェイの左スピーカ250a,250b,2
50cが配置されており、右側にはスリーウェイの右ス
ピーカ252a,252b,252cが配置されてい
る。左スピーカ250a乃至250cの第1軸258
と、右スピーカ252a乃至252cの第2軸260
は、画像表示面220aの前面側において、交点位置6
2で交わっている。
【0024】この画像表示装置220は、通常の陰極線
管や液晶表示装置を用いたテレビジョンセットであって
も良いし、別の画像投影器を画像投影型の画像プロジェ
クタであっても構わない。第1スピーカ部214および
第2スピーカ部216と共、低音、中音および高音にそ
れぞれの専用スピーカを用いたスリーウェイ方式を採用
している。
【0025】画像表示装置220と第1スピーカ部21
4および第2スピーカ部216の間は、可能な限り密着
させたほうが好ましい。これは音をもらさないためであ
り、また画像表示装置220は、直接床面に対して置か
れている。数本の連結棒を用いるのでなく、他の方式を
採用することもできるし、連結棒の本数を変えることも
勿論可能である。
【0026】図8は、本発明の音響装置のさらに別の実
施の形態を示す。図8の実施の形態の音響装置300
は、画像表示装置312、第1スピーカ部314および
右スピーカ部316を有している。画像表示装置312
は、プロジェクタ装置340から離れた位置で投影され
る画像光を映し出す部分であり、画像表示装置312の
画像表示面312aの左側には第1スピーカ部314が
配置され、右側には第2スピーカ部316が配置されて
いる。第1スピーカ部314の左スピーカ350の第1
軸358と第2スピーカ部316の右スピーカ352の
第2軸360は、交点位置62で交差している。
【0027】画像表示面312aは、単に画像光ILを
表示する平面的な板である。観賞者であるユーザMは、
このプロジェクタ340と画像表示装置312の間でみ
ることができる。このようにすることで、画像光ILを
画像表示面312aで観賞中には、特にユーザMの後ろ
側の壁での音の反射を受けにくく、音が明瞭に聴くこと
ができる。また図8の実施の形態において画像表示面3
12aに代えて、通常のステレオ音響装置の本体を配置
するようにしても構わない。
【0028】以上のようにして、従来の用いられていた
左側のスピーカと右側のスピーカの配置の自由度を解消
して、固定化することにより、ユーザMは画像表示面と
ユーザの間に形成されるエリアにおいて、左右のスピー
カの交点位置を作ることで、ユーザMは明瞭に音を聴く
ことができ、周囲への音のもれを制限することができ
る。コンピュータディスプレイや画像ディスプレイ等を
中央に配置して、左右にスピーカを設ける場合に、交点
位置62と画像表示面との距離が画像表示面の横幅Lの
0.5倍乃至2倍であれば、明瞭度の高い中高音域の音
をユーザとディスプレイとの間に位置させることがで
き、音の認識度が高まる。
【0029】ところで、本発明は上記実施の形態に限定
されない。他の実施の形態では、スピーカ部は比較的箱
形に形成されているが、何も箱形に限らず断面でみて楕
円形あるいは球面形状あるいは多様な形状を採用するこ
とも勿論可能である。またスピーカは円形のスピーカに
限らず他の種類のスピーカを採用することも勿論可能で
ある。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、画像表示装置と画像表
示面の使用者の間のエリアにおいてスピーカ部から発生
する音を確実に導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音響装置の好ましい実施の形態を示す
斜視図。
【図2】図1の音響装置を斜め上からみた図。
【図3】図1と図2の音響装置とユーザとの間における
対応位置を示す平面図。
【図4】スピーカの第1軸と第2軸の交点位置と、画像
表示面との距離が、画像表示面の横幅の0.5倍である
場合を示す平面図。
【図5】スピーカの第1軸と第2軸の交点位置と、画像
表示面との距離が、画像表示面の横幅の2倍である場合
を示す平面図。
【図6】本発明の音響装置の別の実施の形態を示す図。
【図7】本発明の音響装置のさらに別の実施の形態を示
す図。
【図8】本発明の音響装置のさらに別の実施の形態を示
す斜視図。
【図9】従来のコンピュータ等に用いられている音響装
置を示し、音を無限方向に向いている状態を示す図。
【図10】図9の音響装置において、音の方向が任意の
方向に向いている状態を示す図。
【符号の説明】
10…音響装置、14…第1スピーカ部、16…第2ス
ピーカ部、20…画像表示装置、20a…画像表示面、
50…左スピーカ、52…右スピーカ、30,32,3
4,36…脚部、62…交点位置、M…ユーザ、L…画
像表示面の横幅。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示面を有する画像表示装置の音を
    再生するための音響装置において、 画像表示装置の第1側部に配置される第1スピーカ部
    と、 第1側部と反対の位置の画像表示装置の第2側部に配置
    される第2スピーカ部と、を有し、 第1スピーカ部に配置されるスピーカの第1軸と、第2
    スピーカ部に配置されるスピーカの第2軸の交点位置と
    画像表示面との間の距離は、画像表示面の横幅の0.5
    倍乃至2倍であることを特徴とする音響装置。
  2. 【請求項2】 第1スピーカ部と第2スピーカ部は、そ
    れぞれ脚部を備える請求項1に記載の音響装置。
  3. 【請求項3】 画像表示装置の画像表示面は、画像投影
    装置の投影面である請求項1に記載の音響装置。
  4. 【請求項4】 第1スピーカ部と第2スピーカ部の間の
    空間に、画像表示装置が配置される請求項1に記載の音
    響装置。
  5. 【請求項5】 第1スピーカ部と第2スピーカ部は、連
    結体により連結されている請求項4に記載の音響装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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