JPH10313307A - 識別信号照合装置および識別信号照合方法 - Google Patents

識別信号照合装置および識別信号照合方法

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JPH10313307A
JPH10313307A JP9121827A JP12182797A JPH10313307A JP H10313307 A JPH10313307 A JP H10313307A JP 9121827 A JP9121827 A JP 9121827A JP 12182797 A JP12182797 A JP 12182797A JP H10313307 A JPH10313307 A JP H10313307A
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signal
identification
identification signal
identification code
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JP9121827A
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Yoshio Harada
善夫 原田
Hiroyuki Takamatsu
宏行 高松
Mitsuyasu Tamura
光康 田村
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Original Assignee
Sony Corp
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    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C9/00Individual registration on entry or exit
    • G07C9/00174Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys
    • G07C9/00309Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys operated with bidirectional data transmission between data carrier and locks
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    • G07C2009/00476Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys operated with bidirectional data transmission between data carrier and locks the transmitted data signal containing a code which is changed dynamically
    • G07C2009/005Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys operated with bidirectional data transmission between data carrier and locks the transmitted data signal containing a code which is changed dynamically whereby the code is a random code

Abstract

(57)【要約】 【課題】識別コードの照合を効率化し、指示を出してか
ら動作を開始するまでの応答性を向上させる。 【解決手段】被検出装置1と検出装置3から構成されて
いる。検出装置3は、記憶部12、及び受信信号が示す
特定識別コード(IDS)を記憶部12から読み出した
登録識別コード(IDR)と照合する照合部18を有
し、検出装置3は処理制御部11を有する。特両識別コ
ードは、それぞれ所定ビット数の複数区分から構成さ
れ、特に(IDR)全体では区分間が階層化されてい
る。処理制御部11は、照合部18を制御して同一区分
について両コードを照合させ、当該区分で(IDS)と
一致した次に照合すべき(IDR)を特定し、当該区分
間で行う照合の制御と、次に照合すべき(IDR)の特
定とを、照合する区分を例えば上位側から変更しながら
全ての区分間の照合が終了するまで繰り返し行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばキーレスエ
ントリーシステムとして好適な識別信号照合装置および
識別信号照合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯端末としての鍵装置と、扉等
の制御対象側に設置される本体装置としての錠装置とか
ら構成され、無線による鍵装置の操作が予め登録された
鍵装置によるものか否かを錠装置が識別して解錠/施錠
を行うキーレスエントリーシステムが提案されている。
この従来のキーレスエントリーシステムは、赤外線ある
いは電波等を用い、鍵装置側から錠装置側に識別信号を
送信し、施錠又は解錠を行うようにしたものである。
【0003】かかる従来のキーレスエントリーシステム
においては、鍵装置側から常に同じ識別信号を送信する
片側方向通信のため、この通信を傍受されたときは、こ
の識別信号が簡単に盗まれてしまうという危険性があ
る。とくに、赤外線を用いて識別信号を送信するように
したときは、いわゆる学習リモコンと同じ原理により簡
単にこの識別信号をコピーすることができるため、社会
的問題となりかねない。さらに、上述のキーレスエント
リーシステムでは、何度もいろいろな識別信号を試すこ
とにより、特定の識別信号を探すことができてしまう
等、セキュリティの面で大きな問題があった。
【0004】そこで、携帯装置(鍵装置)側から本体装
置(錠装置)側に暗証数値を示す暗証信号を送信し、本
体装置は暗証信号の演算処理で算定した自身の暗証数値
と受信した暗証数値との一致を判断するキーレスエント
リーシステムが先に提案されている。かかる先に提案さ
れているキーレスエントリーシステムにおいては、本体
装置で数値信号の演算処理で算定し登録されている自身
の暗証数値と受信した暗証数値との一致を判断するよう
にしているので、セキュリティ性が高い利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のキーレスエ
ントリーシステムでは、暗証数値の照合において、内部
で算定しメモリ等に記憶(登録)されている暗証数値を
例えばメモリの記憶番地の1番目から検索して受信した
暗証数値と照合し、一致しなければ次の番地の暗証数値
を検索するといった具合に、メモリ内の暗証数値を順番
に検索しながら照合する方法が一般的である。
【0006】ところが、この逐次検索による照合方法で
は、登録した暗証数値が多くなるとそれだけ照合に時間
がかかり、数万もの暗証数値を扱う場合には施錠/解錠
に相当な時間を要するといった不利益があった。このた
め、従来のキーレスエントリーシステムは、使用者が施
錠/解錠を指示してから実際に施錠/解錠がなされるま
での時間がながく応答性が悪いため、使用勝手がわるい
ものであった。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、指示を出してから動作を開始するまでの応答性に優
れ、また消費電力の面でも有利な識別信号照合装置およ
び識別信号照合方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の識別照合装置
は、第1の識別信号を送信する被検出装置、前記被検出
装置が予め登録されたものか否かを識別する検出装置と
いった互いに無線による信号の送受信が可能な2種類の
装置から構成されている。前記検出装置は、第2の識別
信号が予め記憶されている記憶部と、受信した前記第1
の識別信号を、前記記憶部から読み出した第2の識別信
号と照合する照合部とを有し、前記第1の識別信号が示
す特定識別コード、および前記第2の識別信号が示す登
録識別コードそれぞれは、ビット数が所定数に各々決め
られた複数の区分から構成されている。また、前記検出
装置は、前記照合部を制御して同一の前記区分について
前記特定識別コードと前記登録識別コードとの照合を行
わせ、当該区分で特定識別コードと一致した次に照合す
べき登録識別コードを特定し、当該区分間で行う照合の
制御と、次に照合すべき登録識別コードの特定とを、照
合する区分を変更しながら全ての区分間の照合が終了す
るまで繰り返し行う処理制御部を更に有する。
【0009】また、本発明では、前記検出装置は、乱数
信号として前記被検出装置に送信される乱数を発生する
乱数発生部を更に有し、前記被検出装置は、受信した前
記乱数信号を用いて前記第1の識別信号を暗号化し、前
記検出装置へ送信させる信号処理部を有する。この場
合、前記処理制御部は、前記暗号化後の第1の識別信号
を解読して暗号化前の第1の識別信号を読み出した後、
前記区分間の照合を行うものである。
【0010】さらに、本発明では、前記登録識別コード
は少なくとも上位区分と下位区分とを有し、前記記憶手
段に記憶されている登録識別コード全体では、コードが
同一な前記上位区分の何れに対してもコードが異なる複
数の前記下位区分の組が同じく割り当てられて、区分間
が階層化されている。この場合、前記処理制御部は、前
記照合部を制御して最上位の区分から始めて順次、下位
側の区分へと、前記照合する区分を変更するものであ
る。
【0011】以上のように構成されている識別信号照合
装置では、その照合部による照合の際に、処理制御部が
照合部を制御して、まず、例えば最上位区分を検索しな
がら当該上位区分について特定識別コードと登録識別コ
ードを逐次照合して、この区分で一致する登録識別コー
ドを特定する。つぎに、最上位区分が共通な登録識別コ
ードに対し、例えば、その最上位区分より一つ下位側の
区分を検索しながら、同様に、当該区分間の照合と一致
を判定する。そして、この区分間の照合を区分を変更し
ながら繰り返すことによって、照合すべき範囲を徐々に
狭くしていき、特定識別コードに完全一致する登録識別
コードを最終的に特定する。なお、照合した区分内で一
致するものがないときは、その時点で処理を強制終了さ
せる。
【0012】一般に、区分間の検索および照合では、一
回で照合するコードの単位が小さく時間はかからない
が、検索し照合する回数は多くなる。しかし、上述した
階層化された区分を有するコード間の照合では、一般に
上位区分ほどコード数が少なく下位側の区分ほどコード
数は増えるが、検索する範囲が次第に狭く限定されてい
くことにより、無関係にコードが検索されて照合するこ
とが少なくなる。
【0013】本発明の識別信号照合方法は、被検出装置
から送信されてきた識別信号を受信し、当該識別信号が
示す特定識別コードを予め登録されている登録識別コー
ドと照合することによって、識別信号が予め登録された
ものか否かを識別する識別信号照合方法であって、前記
特定識別コードおよび前記登録識別コードのそれぞれ
は、ビット数がそれぞれ所定数に決められた複数の区分
から構成され、前記照合に際しては、同一の前記区分に
ついて前記特定識別コードと前記登録識別コードとを照
合し、当該区分で特定識別コードと一致した次に照合す
べき登録識別コードを特定し、当該区分間で行う照合
と、次に照合すべき登録識別コードの特定とを、照合す
る区分を変更しながら全ての区分間の照合が終了するま
で繰り返し行う。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る識別信号照合
装置および識別信号照合方法を、扉の開閉を遠隔操作す
るキーレスエントリーシステムに適用した場合を例とし
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1は、本実施形態に係る識別信号照合装
置(キーレスエントリーシステム)の概略構成を示すブ
ロック図である。このキーレスエントリーシステムは、
携帯型の鍵装置1と、駆動対象物(例えば、扉2)側に
設置され、扉2の開閉を指示するとともに施錠/解錠を
行なう錠装置3とから構成される。通常、鍵装置1は各
個人に割り当てられ、錠装置3は駆動対象物ごとに設置
される。鍵装置1は、使用者の操作により扉の開閉を命
令するスイッチ部4、各種信号処理を行う信号処理部
5、錠装置3との間で通信を行う送受信部6、鍵装置1
の所有者等に割り当てられ当該鍵装置1に固有な識別コ
ード(以下、特定識別コードIDS)を記憶するIDメ
モリ7、及び当該鍵装置1の各部5〜7に電力を供給す
る電池8を有する。
【0016】スイッチ部4は、電池8の電力供給ライン
の途中に挿入され、扉の開閉および施錠/解錠を指示す
る操作スイッチ、鍵装置1の電源スイッチ等から構成さ
れる。
【0017】信号処理部5は、スイッチ部4の操作を受
けて応答要求信号を生成し、また特定識別コードIDS
を所定の関数と乱数を用いて暗号化するものであり、通
常、例えばマイクロコンピュータから構成される。
【0018】送受信部6は、上記応答要求信号および暗
号化後の特定識別コードIDSを示す信号(以下、特定
識別信号)を送信し、特定識別コードIDSの暗号化に
用いる乱数信号を受信するものであり、これら各種信号
を所定の搬送波に変調し、また復調する機能を有する。
この変調方式に限定はなく、例えばベースバンド方式、
ASK変調方式あるいはFSK変調方式が選択される。
ベースバンド方式は、ASKやFSK等の変調方式に比
べ、低消費電力で高速通信ができ、かつ回路構成が簡単
となるといった利点がある。ここで、所定の搬送波は、
赤外線、光、電波、超音波の何れでもあってもよい。さ
らには、送受信部6を送信部と受信部に分けて構成して
もよい。
【0019】IDメモリ7としては、信号処理部5をマ
イクロコンピュータで構成した場合、その内蔵メモリを
用いることもできる。なお、鍵装置1の台数が少なく特
定識別コードIDSが簡単な場合等にあっては、IDメ
モリ7を省略し、暗証番号等の特定識別コードIDSを
スイッチ部4におけるキー入力で受けつける構成でもよ
い。
【0020】対する錠装置3は、鍵装置1との間で通信
を行う送受信部9、扉の錠を駆動して施錠/解錠を行う
駆動装置10、処理制御部11、登録IDメモリ12、
乱数を生成し乱数信号として出力する乱数発生部13、
これら錠装置の各部9〜13に電力を供給する電池1
4、電池の電力供給を制御して各部9〜13を間欠動作
させる電源制御部15、当該電源制御部15に計時信号
を付与するタイマ16を有している。
【0021】送受信部9は、鍵装置1に乱数信号を送信
し、特定識別信号を受信するものであり、鍵装置側の送
受信部6と同様な機能を有し、所定の変調方式、および
搬送波の種類(赤外線、光、電波または超音波)に対応
して構成されている。この送受信部9についても、送信
部と受信部に分けて構成してもよい。
【0022】処理制御部11は、特定識別コードIDS
と、施錠/解錠が許可された特定者を識別するために予
め登録された識別コード(以下、登録識別コードID
R)との照合、および当該照合に付随する各種信号処理
を行うとともに、照合結果に基づいて駆動装置10を制
御するものであり、通常、例えばマイクロコンピュータ
等で構成されている。処理制御部11は、例えば図1に
示すように、受信した特定識別信号をもとに解読を行
い、暗号化前の特定識別コードIDSを得る解読部17
と、解読後の特定識別コードIDSを登録IDメモリ1
2からの登録識別コードIDRと照合し、照合結果に応
じて駆動装置10を制御する照合部18とを有する。解
読部17は、解読用の関数および暗号化に用いた乱数を
用いて解読を行うものであり、このため乱数発生部13
からの乱数が入力可能に接続されている。
【0023】登録IDメモリ12には、多数の登録識別
コードIDRが記憶されている。このメモリ12とし
て、マイクロコンピュータの内蔵メモリを用いることが
でき、また、外部記憶装置あるいは携帯型記録媒体等で
代用できる。
【0024】乱数発生部13として、例えば所定ビット
数の2進カウンタを使用することができる。この場合、
周期的に同一乱数の生成が繰り返される疑似乱数とな
る。周期性のない乱数を生成する乱数発生部としては、
特に図示しないが、例えばシフトレジスタと加算器(exc
lusive OR)とからなるM系列(Maximum Length Code) の
生成回路がある。この回路は、所定ビット数のシフトレ
ジスタの途中に適宜タップを設け、シフトレジスタのフ
ィードバックループに挿入された加算器の空いた入力を
前記タップに接続したものである。
【0025】電源制御部15は、通常、前記処理制御部
11を構成するマイクロコンピュータ内部に設けられ
る。一般に、マイクロコンピュータは、通常動作モード
と、一部分のみ動作する待機状態の低消費電力モードと
を有するが、この電源制御部15は、低消費電力モード
においても動作するマイクロコンピュータ部分とするこ
とができる。これに対し、前記処理制御部11は、低消
費電力モードでは電力供給が停止され通常動作モードに
おいてのみ動作するマイクロコンピュータ部分とするこ
とができる。
【0026】この識別信号照合装置のうち、錠装置3は
電源制御部15により制御されて間欠動作している。間
欠動作は、鍵装置1の操作が任意であり応答要求が何時
かかるかわからない状況で、錠装置3内の各部に常時電
力供給を行っていると消費電力が大きく電池14の消耗
が激しいことから、錠装置3の動作(電力供給)を所定
周期で間欠的に行って低消費電力化を図るものである。
電源制御部15は、通常の間欠動作と同様に、錠装置3
内の各部9〜13を一斉に起動し又は停止させるように
電力供給を制御してもよいが、ここでは、起動のタイミ
ングを変えている。すなわち、電源制御部15は、間欠
動作において電力供給を停止状態から開始させる際に、
処理制御部11、登録IDメモリ12および乱数発生部
13への電力供給の開始タイミングに対し、所定時間だ
け先行して前記送受信部9(厳密には、受信部のみで
可)への電力供給を開始させる制御を行うものである。
この間欠動作のタイミング制御の詳細は、後述する。
【0027】つぎに、本発明の識別信号照合方法を、上
述した識別信号照合装置に適用した場合を例として、図
3のタイミングチャートを参照しながら図2のフローチ
ャートに沿って説明する。いま、鍵装置1内のIDメモ
リ7には特定識別コードIDSが、また錠装置3内の登
録IDメモリ12には登録識別コードIDRが予め登録
されているものとする。これらの識別コードIDS,I
DRのビット数、及び乱数発生部13から発生する乱数
のビット数に限定はないが、ここでは説明の便宜上、い
ずれも24ビットのコードであるとする。
【0028】先に説明した如く、錠装置3は間欠動作を
しており、その停止状態から動作状態に移行する開始の
タイミングが、送受信部9では他の部分よりΔTだけ早
く設定されている。つまり、電源制御部15は、タイマ
16からの計時信号に基づいて、図3(e)に示すよう
に送受信部9以外の部分について動作時間T1 、停止時
間T2 で制御し、図3(f)に示すように送受信部9に
対しては動作時間(T1 +ΔT)、停止時間(T2 −Δ
T)で制御して間欠動作させている。
【0029】この間欠動作の最中に、使用者が鍵装置1
のスイッチ部4を操作してスイッチを押すと電池8から
の電力が各部5〜6に供給され、また使用者がスイッチ
部4を操作して扉2を「開く」又は「閉じる」の何れか
を指示すると、その操作信号が信号処理部5に出力され
る(ステップS1)。これにより信号処理部5は、扉の
「開」または「閉」の命令を含む応答要求信号を生成
し、例えば図3(a)に示すように、鍵装置1から10
0msecの間、連続して応答要求信号を錠装置3に送
信し続ける(ステップS2)。この応答要求信号の送信
期間は、間欠動作の周期(T1 +T2 )と同じか長く設
定され、鍵装置1のスイッチが如何なるタイミングでオ
ンされても錠装置3が応答要求信号を受信できるように
なっている。
【0030】この応答要求信号を錠装置3が受信(ステ
ップS3、図3(d)参照)すると、応答要求信号が送
信されていることを電源制御部15が判断し、最初に送
受信部9に電力を供給する。時間ΔTが経過して送受信
部9が安定に受信可能な状態になると、電源制御部15
は処理制御部11への電力供給を開始する。なお、この
処理制御部11への電力供給と同時か、その後の適切な
タイミングで他の部分10〜13の電力供給を開始す
る。このタイミングはその後の処理に支障がない限り任
意であるが、好ましくは、処理の順番、即ち乱数発生部
13、登録IDメモリ12、駆動装置10に順に電力供
給を開始する。
【0031】処理制御部11へ電力供給が開始される
と、処理制御部11は応答要求信号が送信されているこ
とを検知し、乱数発生部13を制御して24ビットの乱
数Xを生成する(ステップS4)。乱数生成は、乱数発
生部13を24ビットの2進カウンタで構成した場合、
この2進カウンタを両送受信部6,9間の通信とは無関
係な所定のクロック信号でカウント動作をさせておき、
鍵装置1よりの応答要求信号を受信したときに当該2進
カウンタを止め、その数値を読み込むことで達成され
る。処理制御部11は、生成した乱数Xを、図3(c)
に示すように例えば30msecの間に送受信部9に出
力し、乱数信号として鍵装置1に送信させる(ステップ
S5)。
【0032】この乱数信号を鍵装置1の送受信部6が受
信(ステップS6、図3(b)参照)すると、送受信部
6が受信した乱数信号から乱数Xを取り出した後、信号
処理部5に送る。つぎのステップS7では、信号処理部
5がIDメモリ7に予め記録されている特定識別コード
IDSを読み出し、また予め決められ或いは任意に選択
可能な関数fを他のメモリ等から読み出す。この関数f
に限定はないが、ここで具体例を挙げるならば対応する
2つのビットが同じ“1”又は“0”のときは、その2
つのビット双方を“1”とし、異なるときは2つのビッ
ト双方を“0”とする、いわゆる排他的論理和の論理演
算関数を用い得る。
【0033】そして、続くステップS8において、読み
出した特定識別コードIDSを乱数Xと関数fを用いて
暗号化(論理演算)しスクランブルをかける。この暗号
化により、次表に示す例のごとく、特定識別コードID
Sの暗号化コードf(X,IDS)を生成することがで
きる。
【表1】 IDS 010101010101010101010101 X 110111011101110111011101 f(X,IDS)011101110111011101110111
【0034】生成された暗号化コードf(X,IDS)
は、図3(a)に示すように、例えば30msecの決
められた時間内に錠装置3に暗号化ID信号として送信
される(ステップS9)。
【0035】この暗号化ID信号を錠装置3が受信する
と(ステップS10、図3(d)参照)、暗号化ID信
号が複号化され、これにより得られた暗号化コードf
(X,IDS)が処理制御部11内の解読部17に送ら
れ、続くステップS11において解読、即ち論理演算等
による元の特定識別コードIDSの導出が行われる。具
体的に解読部17は、前記関数fに対応する解読用の関
数f-1を所定メモリから予め読み出しておき、この関数
-1と先に送信した乱数Xとを用いて、入力した暗号化
コードf(X,IDS)を論理演算し、元の特定識別コ
ードIDSを得る。なお、上記〔表1〕に示すように、
暗号化に排他的論理和の論理演算関数fを用いた場合、
排他的論理和演算を2度行うと元に戻るので、この解読
用の論理演算関数f-1は、ここでは暗号化に用いた関数
fと結果的に同じものとなる。
【0036】ステップS12では、処理制御部11内の
照合部18が、解読した特定識別コードIDSを、予め
登録IDメモリ12内に記憶されている複数の登録識別
コードIDRと逐次照合し、送信されてきた特定識別コ
ードIDSが登録されたものであるか否かが調べられ
る。
【0037】本発明は、識別コードの照合方法に特徴を
有し、以下、その効率的な照合方法、及びそのためのコ
ード記録について述べる。図4は、特定識別コードID
Sおよび登録識別コードIDR(以下、両者をまとめて
単に“識別コード”)のフォーマット構成を示す説明図
である。また、図5は、識別コードの検索を容易にする
ため識別コードを系統的に並べた図である。なお、この
フォーマット説明に限っては、便宜上、識別コードは1
6ビットであるとする。上記説明のように24ビットと
いった他のビット数の識別コードにおいても、基本的な
フォーマット構成および照合方法は、以下に述べるもの
と同様である。
【0038】図4に例示した識別コードは、3つの区
分、即ち上位4ビットで構成されるメイングループID
コード(MID)、次の4ビットで構成されるサブグル
ープIDコード(SID)、及び下位8ビットで構成さ
れる個別IDコード(IID)により構成されている。
例えば、集合住宅の玄関ドアのキーレスエントリーシス
テムでは、MIDは住宅棟、SIDは階、IIDは各玄
関ドアを示すコードに該当する。また、図5に例示する
系統的な配置図は、いわゆる階層化された配置構造であ
り、より上位側の同一階層内の異なるコード(例えば、
SID0 とSID1 )間で、直ぐ下位のコードが同じ数
で同じ順番で繰り返し配置されている(例えばSID0
およびSID1 の何れに対しても、その直ぐ下位側には
同じ個別コードIID0 〜IID255 が繰り返し配置さ
れている)。登録IDメモリ12には、記録されたコー
ドの検索を系統だてて行うことができるように、図5の
ような系統的なコード記録がなされている。例えば、1
6ビットの登録識別コードIDRの数値が大きい順、又
は小さい順にメモリ内の最初の番地から記録すれば、自
然に図5のような系統的な配置が実現される。また、M
IDは数が大きい順にSIDは小さい順としてもよい。
【0039】図6は、図5の上から下にむけて登録識別
コードIDRを検索し特定識別コートIDSと照合する
場合を例に、図2のIDコード照合(ステップS12)
の手順を詳しく示すフローチャートである。まず、ステ
ップS120では、両識別コードIDR,IDSのMI
D0 同士を照合し、ステップ121で一致しているかを
判定し、一致していなければステップS122で検索対
象を一つずらして、MIDm(m=0〜15)の照合を
一致するまで繰り返す。ステップS121でMIDの一
致が判断されると、SIDs(s=0〜15)につい
も、同様に照合(ステップS123)、一致判定(ステ
ップS124)およびsのインクリメント(ステップS
125)を一致するSIDsがあると判定されるまで繰
り返す。そして、IIDi(i=0〜225)について
も、同じようにして照合および一致判定が繰り返される
(ステップS126〜ステップS128)。なお、各階
層(区分)内で全てのコードを検索して照合しても一致
するものがないときは、その時点で処理を終了し、施錠
/解錠等の動作制御自体も強制的に終了し、応答要求前
の間欠動作に戻る。
【0040】このようなIDコード照合方法により、検
索に無駄がなく効率的な照合が達成される。たとえば、
処理制御部11に4ビットのマイクロコンピュータを使
用し、システムフォーマットにより識別コードの長さが
16ビットと規定されている場合、4ビットのコード照
合にかかる時間を10μsecとすると、全ての識別コ
ードを16ビット単位で照合すると約40μsec〜
2.6secの時間がかかる。これに対し、上記した方
法で識別コード内の階層(区分)ごとに照合すると、約
40μsec〜5.5msecの時間で済み、大幅に照
合の所要時間が短縮される。
【0041】なお、図4および図5は、識別コードの区
分と階層化構造を例示したにすぎず、区分数(図では3
つ)、各区分のビット数、各区分で取り得るコードの数
等に限定はない。また、図5の階層化の配置に限定もな
く、例えば上位区分MIDを真ん中にしようが、右側に
しようが制限はない。さらに、照合の手順も限定はな
く、通常、ビット数およびコードの種類が少ない上位側
から順次行うのが望ましいが、例えば個別IDコードI
IDのビット数が極端に少なくて照合が容易であれば、
先に個別IDコードIIDから照合を行っても構わな
い。
【0042】この照合の結果、解読された特定識別コー
ドIDRと一致する登録識別コードIDRが存在すると
きは、処理制御部11は、先に送信した応答要求信号内
に含まれる扉の「開」または「閉」の命令信号にしたが
って、扉の駆動信号を例えば照合部18から扉2に出力
する。これにより、扉の開閉が行われる。この扉の開閉
制御と同時に、扉を開くときは解錠、扉を閉めるときは
解錠を指示する錠の駆動信号が、例えば照合部18から
駆動装置10に出力されると、この駆動信号を受けた駆
動装置10により扉の解錠または施錠が行われる(ステ
ップS13)。
【0043】本例においては、扉の開閉の施行のたびに
錠装置3で乱数Xを発生させ、受信した乱数信号を用い
て鍵装置1内で特定識別コードIDSを暗号化し、この
暗号化コードf(X,IDS)を錠装置3に送信するの
で、双方向で空間伝送される信号は常に異なる信号とな
り、たとえ伝送途中で信号を傍受されても特定識別コー
ドIDSが盗まれる危険性がなくなる。
【0044】また、本例においては、電源制御部15に
よる間欠動作中における電力供給の開始タイミング制御
において、送受信部9への電力供給が他の部分10〜1
3に先立って開始され、速やかに受信状態が整えられ
る。このため、従来のように、全ての部分を同時に電力
投入すると処理制御部11等が処理可能になっているに
もかかわらず送受信部9の立ち上げ時間に時間を要して
無駄な時間を費やすことがない。この結果、一連の施錠
/解錠のための処理制御を行う定常動作時間が、その分
だけ短くなって省電力化を図ることができる。また、そ
の分、応答性もよい。
【0045】本例では、系統的な識別コードIDRの登
録がなされ、効率よく特定識別コードIDSとの区分ご
との照合ができることから、更に省電力化が図られるだ
けでなく、指示を出してから実際に施錠/解錠の動作が
行われる時間が短く、応答性が高く使用感がよい。ま
た、何度施行しても偶然に信号のコードが一致する確率
は変わらない。このコードが一致する確率は、例えば2
4ビットのコードから信号が構成されている場合には常
に1670万分の1程度となり、極めて高いセキュリテ
ィ性を容易に実現できる。
【0046】つぎに、セキュリティ性の更なる向上を目
的とし、乱数Xの重複発生の防止を図るための乱数発生
に関する変形例1〜3について、以下に説明する。な
お、以下の変形例1〜3の説明では、錠装置内の処理制
御部の構成と、乱数メモリを新たに備えることが先の場
合と異なり、他の部分は同一である。この同一部分は、
同一符号を付し、その説明を省略する。具体的には、送
受信部9、駆動装置10、登録IDメモリ12、乱数発
生部13、電池14、電源制御部15およびタイマ16
の構成および動作は、先の説明と何ら変わらない。ま
た、処理制御部内の解読部17、照合部18の構成およ
び動作も先の説明と同様である。
【0047】変形例1 図7に示す本例のキーレスエントリーシステムにおい
て、錠装置20は、その処理制御部21内に乱数変更部
22を有し、処理制御部21の外部に乱数メモリ23を
有する。さらに乱数変更部22は、比較手段24と、出
力制御手段25とを有している。
【0048】乱数メモリ23には、処理制御部21から
送受信部9に出力されることによって、過去に特定識別
コードIDSの暗号化に用いられた乱数Xが、所定個数
だけ記憶されている。なお、乱数メモリ23は、乱数発
生部13と同じタイミングで電源制御部15による間欠
的な電力供給の開始タイミングが制御されている。比較
手段23は、乱数発生部13からの最新の乱数Xk と、
乱数メモリ23から読み出した先に使用された乱数(以
下、先の乱数)Xk-1,Xk-2,…とを比較するものであ
り、比較手段23の入力に、乱数発生部13および乱数
メモリ23が接続さている。出力制御手段25は、乱数
発生部13から送受信部9への出力経路途中に設けら
れ、比較手段24の比較結果に基づいて、乱数Xk の出
力を禁止したり、乱数発生部13に再度の乱数発生を指
示して乱数Xk の出力制御を行うものである。
【0049】図8は、変形例1における乱数発生(図2
のS4)の内容を示すフローチャートである。最初のス
テップS400では、先の説明と同様に、乱数発生部1
3により乱数Xk が生成されて、処理制御部21に入力
される。ステップS401では、比較手段24により、
生成された乱数Xk と乱数メモリ23内の先の乱数Xk-
1,Xk-2,…が逐次比較される。この比較の結果、最新の
乱数Xk が先の乱数Xk-1,Xk-2,…の中の1つと一致す
る場合は、この結果を受けた出力制御手段25が乱数X
k の出力を禁止した後(ステップS404)、常に所定
回数の間に重複乱数が発生しないように、再度の乱数X
k の生成(ステップS400)、乱数比較(ステップS
401)、判定(ステップS402)及び乱数Xk の出
力禁止(ステップS404)を繰り返す。一方、乱数メ
モリ23内の全ての先の乱数と一致しないときは(ステ
ップS402の「No」)、この結果を受けた出力制御
手段25が乱数Xk の出力を許可した後(ステップS4
03)、当該乱数発生処理S4を終了させる。
【0050】この変形例1では、所定回数続けて同じ乱
数が特定識別コードIDSの暗号化に使用されることが
回避され、セキュリティ性の高いシステムを実現できる
利点がある。なお、本例では、乱数の生成が続けて繰り
返されることがあるので、例えば次に使用する乱数を、
先の乱数との重複性を調べたうえでストックする構成と
してもよい。
【0051】変形例2 図9に示す本例のキーレスエントリーシステムにおい
て、錠装置30は、その処理制御部31内に乱数変更部
32を有する。この乱数変更部32が、上記変形例1の
乱数変更部22と異なる点は、図7の出力制御手段25
に代えて、所定の演算処理を行う演算処理手段33を設
けたことである。この演算処理としては、必ず異なる乱
数が生成できる演算処理であればよく、例えば乱数Xk
を構成する全てのビットの“0”と“1”を反転する演
算処理が該当する。
【0052】図10は、変形例2における乱数発生(図
2のS4)の内容を示すフローチャートである。ステッ
プS410〜S412は、先の変形例1におけるステッ
プS400〜S402と同様に、乱数発生部13による
乱数Xk の生成(ステップS410)、比較手段24に
よる最新の乱数Xk と先の乱数Xk-1,Xk-2,…との比較
(ステップS411)、及び判定(ステップS412)
が行われる。この判定の結果、最新の乱数Xk が先の乱
数Xk-1,Xk-2,…の中の1つと一致する場合は、この結
果を受けた演算処理手段33が、乱数Xk に対し所定の
演算処理を施して異なる乱数に変更した後に変更後の乱
数をXk として出力すれば(ステップS413)、当該
乱数発生処理S4が終了する。
【0053】この変形例2によっても、所定回数続けて
同じ乱数が特定識別コードIDSの暗号化に使用される
ことが回避され、セキュリティ性の高いシステムを実現
できる。なお、本例では、乱数が重複した場合でも、1
回の演算処理で必ず異なる乱数が得られ、当該システム
の乱数処理に対するタイミング設計が楽であるといった
利点を有する。
【0054】変形例3 図11に示す本例のキーレスエントリーシステムにおい
て、錠装置40は、その処理制御部41内に乱数変更部
42、処理制御部41の外部に第2の乱数発生部ともい
うべきカウンタ43を有する。本例の乱数変更部42
は、上記変形例1および2とは乱数変更の仕方が異な
り、例えば、乱数Xk の符号列にカウンタ43からの符
号列を直列につなげて合成することにより乱数Xk を変
更する。この乱数の合成は、必ず異なる乱数が生成でき
ればよく、例えば23ビットの乱数Xk に1ビットを
“0”と“1”とを交互に付加する、或いは所定ビット
数のカウンタ値を少しずつインクリメント又はディクリ
メントする等で生成乱数Xk を異なる乱数に変更でき
る。
【0055】図12は、変形例3における乱数発生(図
2のS4)の内容を示すフローチャートである。ステッ
プS420の乱数Xk の生成は、先の変形例1および2
と同様、乱数発生部13による行われ、生成した乱数X
k は乱数変更部42の一方の入力に送られる。一方、カ
ウンタ43でのカウント値Ck が読み出され(ステップ
S421)、乱数変更部42の他方の入力に送られる。
カウント値Ck を出力した後、すぐにカウンタ43は所
定値だけカウントアップ又はカウントダウンして停止
し、次のカウント値Ck の読み出しに備える(ステップ
S422)。そして、つぎのステップS423では、乱
数変更部42において、乱数Xk にカウント値Ck をつ
なげ、この合成後の値が新たな乱数Xk として出力され
ると、当該乱数発生処理S4が終了する。
【0056】この変形例3によっても、所定回数続けて
同じ乱数が特定識別コードIDSの暗号化に使用される
ことがほぼ回避され、セキュリティ性の高いシステムを
実現できる。なお、本例は、重複防止確率を極めて低く
できる上、乱数変更部42の構成が簡単であるといった
利点を有する。
【0057】
【発明の効果】本発明に係る識別信号照合装置および識
別信号照合方法によれば、記憶部に系統的な(階層化さ
れた)識別コードの登録がなされ検索が容易なうえ、無
関係な区分でのコード検索と照合が極力低減されること
から、効率よく識別コード同士の区分ごとの照合がで
き、この結果、全体の照合時間が短くて済む。
【0058】とくに、本発明の識別信号照合装置では、
指示を出してから実際に施錠/解錠等の制御動作が行わ
れる時間が短く、応答性が高く使用感がよい。また、識
別コードの照合時間が短くかくて済むことから、その
分、低消費電力であり、有限な電池を電源として用いて
いるコード識別装置に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る識別信号照合装置(キーレス
エントリーシステム)の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のキーレスエントリーシステムの動作を示
すフローチャートである。
【図3】図1のキーレスエントリーシステムにおける送
受信および間欠動作を示すタイミングチャートである。
【図4】識別コードのフォーマット構成を示す説明図で
ある。
【図5】登録識別コードの検索を容易にするため識別コ
ードを系統的に並べた図である。
【図6】図5の上から下にむけて登録識別コードを検索
し特定識別コードと照合する場合を例に、図2のIDコ
ード照合(ステップS12)の手順を示すフローチャー
トである。
【図7】乱数発生に関する変形例1を示すキーレスエン
トリーシステムのブロック図である。
【図8】変形例1における乱数発生(図2のS4)の内
容を示すフローチャートである。
【図9】乱数発生に関する変形例2を示すキーレスエン
トリーシステムのブロック図である。
【図10】変形例2における乱数発生(図2のS4)の
内容を示すフローチャートである。
【図11】乱数発生に関する変形例3を示すキーレスエ
ントリーシステムのブロック図である。
【図12】変形例3における乱数発生(図2のS4)の
内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…鍵装置(被検出装置)、2…扉、3,20,30,
40…錠装置(検出装置)、4…スイッチ部、5…信号
処理部、6…送受信部、7…IDメモリ、8…電池、9
…送受信部、10…駆動装置、11,21,31,41
…処理制御部、12…登録IDメモリ(記憶部)、13
…乱数発生部、14…電池、15…電源制御部、16…
タイマ、17…解読部、18…照合部、22,42…乱
数変更部、23…乱数メモリ、24…比較手段、25…
出力制御手段、33…演算処理手段、43…カウンタ、
IDS…特定識別コード、IDR…登録識別コード、M
ID…メイングループIDコード、SID…サブグルー
プIDコード、IID…個別IDコード、X…乱数、C
…カウント値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 9/00 675A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の識別信号を送信する被検出装置と、 当該被検出装置との間で無線による信号の送受信がで
    き、前記被検出装置が予め登録されたものか否かを識別
    する検出装置とから構成され、 前記検出装置は、第2の識別信号が予め記憶されている
    記憶部と、 受信した前記第1の識別信号を、前記記憶部から読み出
    した第2の識別信号と照合する照合部とを有する識別信
    号照合装置であって、 前記第1の識別信号が示す特定識別コード、および前記
    第2の識別信号が示す登録識別コードのそれぞれは、ビ
    ット数が各々所定数に決められた複数の区分から構成さ
    れ、 前記検出装置は、前記照合部を制御して同一の前記区分
    について前記特定識別コードと前記登録識別コードとの
    照合を行わせ、当該区分で特定識別コードと一致した次
    に照合すべき登録識別コードを特定し、当該区分間で行
    う照合の制御と、次に照合すべき登録識別コードの特定
    とを、照合する区分を変更しながら全ての区分間の照合
    が終了するまで繰り返し行う処理制御部を更に有する識
    別信号照合装置。
  2. 【請求項2】前記検出装置は、乱数信号として前記被検
    出装置に送信される乱数を発生する乱数発生部を更に有
    し、 前記被検出装置は、受信した前記乱数信号を用いて前記
    第1の識別信号を暗号化し、前記検出装置へ送信させる
    信号処理部を有し、 前記処理制御部は、前記暗号化後の第1の識別信号を解
    読して暗号化前の第1の識別信号を読み出した後、前記
    区分間の照合を行う請求項1に記載の識別信号照合装
    置。
  3. 【請求項3】前記登録識別コードは、少なくとも上位区
    分と下位区分とを有し、 前記記憶手段に記憶されている登録識別コード全体で
    は、コードが同一な前記上位区分の何れに対してもコー
    ドが異なる複数の前記下位区分の組が同じく割り当てら
    れて、区分間が階層化されており、 前記処理制御部は、前記照合部を制御して最上位の区分
    から始めて順次、下位側の区分へと、前記照合する区分
    を変更する請求項1に記載の識別信号照合装置。
  4. 【請求項4】被検出装置から送信されてきた識別信号を
    受信し、当該識別信号が示す特定識別コードを予め登録
    されている登録識別コードと照合することによって、識
    別信号が予め登録されたものか否かを識別する識別信号
    照合方法であって、 前記特定識別コードおよび前記登録識別コードのそれぞ
    れは、ビット数が各々所定数に決められた複数の区分か
    ら構成され、 前記照合に際しては、同一の前記区分について前記特定
    識別コードと前記登録識別コードとを照合し、当該区分
    で特定識別コードと一致した次に照合すべき登録識別コ
    ードを特定し、当該区分間で行う照合と、次に照合すべ
    き登録識別コードの特定とを、照合する区分を変更しな
    がら全ての区分間の照合が終了するまで繰り返し行う識
    別信号照合方法。
  5. 【請求項5】乱数を発生させて乱数信号として前記被検
    出装置に送信した後、 送信した乱数信号用いて前記被検出装置が暗号化した前
    記識別信号を受信し、 当該暗号化後の識別信号を解読して暗号化前の前記識別
    信号を読み出した後で、前記区分間の照合を行う請求項
    4に記載の識別信号照合方法。
  6. 【請求項6】前記登録識別コードは、少なくとも上位区
    分と下位区分とを有し、 前記記憶手段に記憶されている登録識別コード全体で
    は、コードが同一な前記上位区分の何れに対してもコー
    ドが異なる複数の前記下位区分の組が同じく割り当てら
    れて、区分間が階層化されており、 前記区分間の照合は、最上位の区分から始めて順次、下
    位側の区分へと照合する区分を変更しながら行う請求項
    4に記載の識別信号照合方法。
  7. 【請求項7】前記区分間の照合において、一致するコー
    ドがないときは当該照合を強制終了させる請求項4に記
    載の識別信号照合方法。
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