JPH09303021A - 近接型ワイヤレス電気錠制御システム - Google Patents
近接型ワイヤレス電気錠制御システムInfo
- Publication number
- JPH09303021A JPH09303021A JP12333296A JP12333296A JPH09303021A JP H09303021 A JPH09303021 A JP H09303021A JP 12333296 A JP12333296 A JP 12333296A JP 12333296 A JP12333296 A JP 12333296A JP H09303021 A JPH09303021 A JP H09303021A
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- JP
- Japan
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- station
- signal
- keyless
- transmitted
- electric lock
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- Lock And Its Accessories (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 キーレス子器から発信するエントリー信号が
不正に受信されても、電気錠が解錠がされることがな
く、キーレス子器のボタンなどを操作しなくても、キー
レス子器を携帯したまま接近するだけで電気錠が解錠で
きるようにする。 【解決手段】 局制御器Bは、一定時間毎にそれぞれが
更新される時刻信号と乱数コードに、予め設定された局
識別符号を付加して構成される局信号S2を順次、間欠
的に更新しながら発信するともに、発信した局信号S2
を発信済み局信号として記憶し、キーレス子器Aは、局
信号S2を受信解読し、エントリー信号S1に変換して
局制御器Bに送信し、局制御器Bは、キーレス子器Aか
ら送信されて来るエントリー信号S1と、発信済み局信
号とを比較照合し、一致が確認されたときに電気錠Cを
解錠させる。
不正に受信されても、電気錠が解錠がされることがな
く、キーレス子器のボタンなどを操作しなくても、キー
レス子器を携帯したまま接近するだけで電気錠が解錠で
きるようにする。 【解決手段】 局制御器Bは、一定時間毎にそれぞれが
更新される時刻信号と乱数コードに、予め設定された局
識別符号を付加して構成される局信号S2を順次、間欠
的に更新しながら発信するともに、発信した局信号S2
を発信済み局信号として記憶し、キーレス子器Aは、局
信号S2を受信解読し、エントリー信号S1に変換して
局制御器Bに送信し、局制御器Bは、キーレス子器Aか
ら送信されて来るエントリー信号S1と、発信済み局信
号とを比較照合し、一致が確認されたときに電気錠Cを
解錠させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型のキーレス
子器が接近することによって、局制御器に接続した電気
錠を解錠する構成の近接型ワイヤレス電気錠制御システ
ムに関する。
子器が接近することによって、局制御器に接続した電気
錠を解錠する構成の近接型ワイヤレス電気錠制御システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、玄関ドアや門扉などに電気錠
を備えた住戸が一般に普及している。そのうち、暗証番
号を入力するタイプの電気錠システムの構成を、図10
にブロック図で示す。このシステムでは、操作者Mは、
電気錠制御装置100のテンキーやIDカードリーダ等
で構成された鍵符号入力手段101を操作して、鍵符号
(暗証番号)を入力する。すると、鍵符号比較手段10
3が、入力された鍵符号と、予め鍵符号記憶手段102
に記憶された鍵符号とを比較し、一致していれば電気錠
駆動手段104を駆動させて、電気錠110を解錠する
ようになっている。
を備えた住戸が一般に普及している。そのうち、暗証番
号を入力するタイプの電気錠システムの構成を、図10
にブロック図で示す。このシステムでは、操作者Mは、
電気錠制御装置100のテンキーやIDカードリーダ等
で構成された鍵符号入力手段101を操作して、鍵符号
(暗証番号)を入力する。すると、鍵符号比較手段10
3が、入力された鍵符号と、予め鍵符号記憶手段102
に記憶された鍵符号とを比較し、一致していれば電気錠
駆動手段104を駆動させて、電気錠110を解錠する
ようになっている。
【0003】しかし、このシステムでは、操作者Mは鍵
符号を記憶しておく必要があり、また、その入力操作に
手間がかかる。そのため、この問題を解消すべく、予め
定められたワイヤレス信号を携帯型のキーレス子器から
送信して電気錠を解錠する構成のワイヤレス電気錠制御
システムが開発されている。図11は、そのシステムの
構成を示したブロック図である。
符号を記憶しておく必要があり、また、その入力操作に
手間がかかる。そのため、この問題を解消すべく、予め
定められたワイヤレス信号を携帯型のキーレス子器から
送信して電気錠を解錠する構成のワイヤレス電気錠制御
システムが開発されている。図11は、そのシステムの
構成を示したブロック図である。
【0004】このシステムでは、操作者Mは、キーレス
子器200を操作してエントリー信号Sを送信すれば、
これを受信した局制御器210によって、接続した電気
錠220を解錠することができる。即ち、操作者Mがキ
ーレス子器200のボタンなどを操作すると、エントリ
ー信号生成手段201が予め各子器200に割当てられ
たエントリー信号Sを生成し、エントリー信号送信手段
202から送信する。これに対し、局制御器210で
は、エントリー信号受信手段211がエントリー信号S
を受けて、エントリー信号比較判別手段213によっ
て、受信したエントリー信号Sと、予め子器識別符号記
憶手段212に記憶された子器識別符号とを比較し、一
致していれば電気錠駆動手段214を駆動させて、電気
錠220を解錠する。
子器200を操作してエントリー信号Sを送信すれば、
これを受信した局制御器210によって、接続した電気
錠220を解錠することができる。即ち、操作者Mがキ
ーレス子器200のボタンなどを操作すると、エントリ
ー信号生成手段201が予め各子器200に割当てられ
たエントリー信号Sを生成し、エントリー信号送信手段
202から送信する。これに対し、局制御器210で
は、エントリー信号受信手段211がエントリー信号S
を受けて、エントリー信号比較判別手段213によっ
て、受信したエントリー信号Sと、予め子器識別符号記
憶手段212に記憶された子器識別符号とを比較し、一
致していれば電気錠駆動手段214を駆動させて、電気
錠220を解錠する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ワイヤレス電気錠制御システムでは、以下のような問題
があった。第1に、キーレス子器から送信されるエント
リー信号は、各子器に対応して予め割当てられているの
で、この信号を不正に受信し複製した場合には、この複
製したエントリー信号を送信すれば、キーレス子器を用
いなくても、電気錠を解錠できる場合があった。
ワイヤレス電気錠制御システムでは、以下のような問題
があった。第1に、キーレス子器から送信されるエント
リー信号は、各子器に対応して予め割当てられているの
で、この信号を不正に受信し複製した場合には、この複
製したエントリー信号を送信すれば、キーレス子器を用
いなくても、電気錠を解錠できる場合があった。
【0006】第2に、電気錠を解錠するためには、キー
レス子器のボタン操作などを行わなければならず、その
ため、荷物などを持っている場合は特に、子器の操作が
面倒であった。これを解決するために、子器側から常時
エントリー信号を送信する方法も考えられるが、無駄な
電力を消費するため、実現性に乏しかった。本発明は、
上記の事情に鑑みてなされたものであり、キーレス子器
から発信するエントリー信号が不正に受信されても、電
気錠が解錠されることがなく、キーレス子器のボタンな
どを操作しなくても、キーレス子器を携帯したまま接近
するだけで電気錠が解錠できる構成の近接型ワイヤレス
電気錠制御システムを提供することを目的としている。
レス子器のボタン操作などを行わなければならず、その
ため、荷物などを持っている場合は特に、子器の操作が
面倒であった。これを解決するために、子器側から常時
エントリー信号を送信する方法も考えられるが、無駄な
電力を消費するため、実現性に乏しかった。本発明は、
上記の事情に鑑みてなされたものであり、キーレス子器
から発信するエントリー信号が不正に受信されても、電
気錠が解錠されることがなく、キーレス子器のボタンな
どを操作しなくても、キーレス子器を携帯したまま接近
するだけで電気錠が解錠できる構成の近接型ワイヤレス
電気錠制御システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る近接型ワイヤレス電気錠制御システム
では、局制御器から間欠的に発信される局信号を、携帯
型のキーレス子器で受信したときに、このキーレス子器
から局制御器に、エントリー信号を自動的に送信して、
局制御器に接続した電気錠を解錠させる構成とする。
に、本発明に係る近接型ワイヤレス電気錠制御システム
では、局制御器から間欠的に発信される局信号を、携帯
型のキーレス子器で受信したときに、このキーレス子器
から局制御器に、エントリー信号を自動的に送信して、
局制御器に接続した電気錠を解錠させる構成とする。
【0008】請求項1では、局制御器は、一定時間毎に
それぞれが更新される時刻信号と乱数コードに、予め設
定された局識別符号を付加して構成される局信号を順
次、間欠的に更新しながら発信するともに、発信した局
信号を発信済み局信号として記憶する構成とし、一方の
キーレス子器は、局信号を受信解読し、受信した局信号
をエントリー信号に変換して局制御器に送信する構成と
する。これによって局制御器では、キーレス子器から送
信されて来るエントリー信号と、発信済み局信号とを比
較照合し、一致が確認されたときに電気錠を解錠させる
ことができる。
それぞれが更新される時刻信号と乱数コードに、予め設
定された局識別符号を付加して構成される局信号を順
次、間欠的に更新しながら発信するともに、発信した局
信号を発信済み局信号として記憶する構成とし、一方の
キーレス子器は、局信号を受信解読し、受信した局信号
をエントリー信号に変換して局制御器に送信する構成と
する。これによって局制御器では、キーレス子器から送
信されて来るエントリー信号と、発信済み局信号とを比
較照合し、一致が確認されたときに電気錠を解錠させる
ことができる。
【0009】請求項2では、キーレス子器は、局制御器
から局信号を受けた後に、自動発信するエントリー信号
に、予め設定された子器識別符号を付加して送信する構
成とし、一方の局制御器は、エントリーの可能なキーレ
ス子器の子器識別符号を予め登録可能とし、その子器識
別符号の割当てられたキーレス子器からのエントリー信
号に対してのみ、電気錠を解錠させる構成とする。これ
によって、局制御器側で電気錠を解錠できるキーレス子
器を特定できる。
から局信号を受けた後に、自動発信するエントリー信号
に、予め設定された子器識別符号を付加して送信する構
成とし、一方の局制御器は、エントリーの可能なキーレ
ス子器の子器識別符号を予め登録可能とし、その子器識
別符号の割当てられたキーレス子器からのエントリー信
号に対してのみ、電気錠を解錠させる構成とする。これ
によって、局制御器側で電気錠を解錠できるキーレス子
器を特定できる。
【0010】請求項3では、キーレス子器は、エントリ
ーが可能な局制御器の局識別符号を予め登録可能とし、
その局識別符号の割当てられた局制御器からの局信号に
対してのみ、エントリー信号を送信する。これにより、
局制御器に対し、エントリーができない子器が接近して
きたとしても、子器側から誤ってエントリー信号を送信
する場合がない。
ーが可能な局制御器の局識別符号を予め登録可能とし、
その局識別符号の割当てられた局制御器からの局信号に
対してのみ、エントリー信号を送信する。これにより、
局制御器に対し、エントリーができない子器が接近して
きたとしても、子器側から誤ってエントリー信号を送信
する場合がない。
【0011】請求項4では、局制御器は、キーレス子器
よりエントリー信号を受け、電気錠の解錠制御中にある
ときには、局信号の発信を中断する。請求項5では、局
制御器から発信される局信号は、更に暗号化されてお
り、キーレス子器は暗号化された局信号を解読する。請
求項6では、局制御器は、局信号を発信する毎に、発信
済み局信号を記憶する記憶手段を備えて、この記憶手段
に記憶された発信済み局信号は、所定時間が経過する毎
に、その一部あるいはすべてがクリアされる。なお、こ
のクリア方法は、記憶手段への記憶容量がオーバしたと
きにクリアしてもよく、また、局信号を発信する度に、
記憶された最古の発信済み局信号を順次上書きするよう
にしてもよい。
よりエントリー信号を受け、電気錠の解錠制御中にある
ときには、局信号の発信を中断する。請求項5では、局
制御器から発信される局信号は、更に暗号化されてお
り、キーレス子器は暗号化された局信号を解読する。請
求項6では、局制御器は、局信号を発信する毎に、発信
済み局信号を記憶する記憶手段を備えて、この記憶手段
に記憶された発信済み局信号は、所定時間が経過する毎
に、その一部あるいはすべてがクリアされる。なお、こ
のクリア方法は、記憶手段への記憶容量がオーバしたと
きにクリアしてもよく、また、局信号を発信する度に、
記憶された最古の発信済み局信号を順次上書きするよう
にしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の近接型ワイヤレ
ス電気錠制御システムの実施の形態について、図面とと
もに説明する。図1は、請求項1に記載のワイヤレス電
気錠制御システムの構成を示したブロック図である。
ス電気錠制御システムの実施の形態について、図面とと
もに説明する。図1は、請求項1に記載のワイヤレス電
気錠制御システムの構成を示したブロック図である。
【0013】このシステムは、局制御器Bから間欠的に
発信される局信号S2を、携帯型のキーレス子器Aで受
信し、このキーレス子器Aから局制御器Bに、局信号S
2を基にして生成したエントリー信号S1を自動的に送
信して、局制御器Bに信号線Lを介して接続した電気錠
C(あるいは電子錠)を解錠させる。つまり、キーレス
子器Aが、局制御器Bから発信される局信号S2が受信
できるエリアに入れば、自動的に電気錠Cの解錠ができ
る構成になっている。
発信される局信号S2を、携帯型のキーレス子器Aで受
信し、このキーレス子器Aから局制御器Bに、局信号S
2を基にして生成したエントリー信号S1を自動的に送
信して、局制御器Bに信号線Lを介して接続した電気錠
C(あるいは電子錠)を解錠させる。つまり、キーレス
子器Aが、局制御器Bから発信される局信号S2が受信
できるエリアに入れば、自動的に電気錠Cの解錠ができ
る構成になっている。
【0014】なお、局信号S2及びエントリー信号S1
は、電波、超音波、赤外線光などのワイヤレス信号で構
成されている。ただし、これらのワイヤレス信号の到達
範囲は、キーレス子器Aの作動、あるいは電気錠Cの解
錠を可能とする範囲に限定し、隣接した他のシステムに
影響を与えないようにする必要がある。ここに、キーレ
ス子器Aは、局制御器Bから局信号S2を受信する局信
号受信手段1と、この局信号受信手段1が受信した局信
号S2からエントリー信号S1を生成するエントリー信
号生成手段2と、このエントリー信号生成手段2が生成
したエントリー信号S1を送信するエントリー信号送信
手段S1とを備える。
は、電波、超音波、赤外線光などのワイヤレス信号で構
成されている。ただし、これらのワイヤレス信号の到達
範囲は、キーレス子器Aの作動、あるいは電気錠Cの解
錠を可能とする範囲に限定し、隣接した他のシステムに
影響を与えないようにする必要がある。ここに、キーレ
ス子器Aは、局制御器Bから局信号S2を受信する局信
号受信手段1と、この局信号受信手段1が受信した局信
号S2からエントリー信号S1を生成するエントリー信
号生成手段2と、このエントリー信号生成手段2が生成
したエントリー信号S1を送信するエントリー信号送信
手段S1とを備える。
【0015】一方の局制御器Bは、一定時間毎に時刻信
号を生成する時刻信号生成手段11と、乱数からランダ
ムに所定長以下のコードを生成する乱数コード生成手段
12と、この局制御器Bに割当てられた局識別符号を、
製造時などに予め記憶させた局識別符号記憶設定手段1
3と、局信号S2を生成する局信号生成手段14と、局
信号生成手段14が生成した局信号を送信する局信号送
信手段15と、送信した局信号S1を記憶する発信済み
局信号記憶手段16と、キーレス子器Aからエントリー
信号S1を受信するエントリー信号受信手段17と、エ
ントリー信号受信手段17が受信したエントリー信号S
1を、発信済み局信号記憶手段16に記憶した局信号S
2と比較するエントリー信号比較判別手段18と、この
比較判別手段18が比較した結果、両者の内容の一致が
確認されたときには、電気錠Cを解錠させる電気錠駆動
手段19とを備える。
号を生成する時刻信号生成手段11と、乱数からランダ
ムに所定長以下のコードを生成する乱数コード生成手段
12と、この局制御器Bに割当てられた局識別符号を、
製造時などに予め記憶させた局識別符号記憶設定手段1
3と、局信号S2を生成する局信号生成手段14と、局
信号生成手段14が生成した局信号を送信する局信号送
信手段15と、送信した局信号S1を記憶する発信済み
局信号記憶手段16と、キーレス子器Aからエントリー
信号S1を受信するエントリー信号受信手段17と、エ
ントリー信号受信手段17が受信したエントリー信号S
1を、発信済み局信号記憶手段16に記憶した局信号S
2と比較するエントリー信号比較判別手段18と、この
比較判別手段18が比較した結果、両者の内容の一致が
確認されたときには、電気錠Cを解錠させる電気錠駆動
手段19とを備える。
【0016】局制御器Bでは、局信号生成手段14が、
一定時間毎に時刻信号生成手段11が生成する時刻信号
と、乱数コード生成手段12が生成する乱数コードと、
局識別符号記憶手段13に記憶した局識別符号とを組み
合わせて局信号S1を更新しながら生成し、この信号S
1を順次、間欠的に発信する。ここに、時刻信号は発信
する毎に変化しており、また、これに乱数コードを組み
合わせているので、局信号S1は発信する度に、固有の
内容になっている、そのため、例え、この信号が不正に
複製されたとしても、以下に説明するように、局制御器
Bにはエントリーすることができないようになってい
る。
一定時間毎に時刻信号生成手段11が生成する時刻信号
と、乱数コード生成手段12が生成する乱数コードと、
局識別符号記憶手段13に記憶した局識別符号とを組み
合わせて局信号S1を更新しながら生成し、この信号S
1を順次、間欠的に発信する。ここに、時刻信号は発信
する毎に変化しており、また、これに乱数コードを組み
合わせているので、局信号S1は発信する度に、固有の
内容になっている、そのため、例え、この信号が不正に
複製されたとしても、以下に説明するように、局制御器
Bにはエントリーすることができないようになってい
る。
【0017】局制御器Bは、局信号S1を発信する度
に、この局信号S1を所定時間が経過するまで、あるい
は所定数まで、発信済み局信号記憶手段16に記憶して
いるので、キーレス子器Aからエントリー信号S1が送
信されて来たときには、エントリー信号比較判別手段1
8が、受信したエントリー信号S1が自局が発信した局
信号S2を変換したものであると確認すれば、電気錠C
を解錠させることができる。
に、この局信号S1を所定時間が経過するまで、あるい
は所定数まで、発信済み局信号記憶手段16に記憶して
いるので、キーレス子器Aからエントリー信号S1が送
信されて来たときには、エントリー信号比較判別手段1
8が、受信したエントリー信号S1が自局が発信した局
信号S2を変換したものであると確認すれば、電気錠C
を解錠させることができる。
【0018】次に、図2とともに上記動作について説明
する。同図(a)は局信号S2の構成の一例であり、同
図(b)はエントリー信号S1の構成の一例である。局
制御器Bから発信される局信号S2は、識別子s21
と、局識別符号s22と、時刻信号s23と、乱数コー
ドs24とで構成されており、この信号S2を受信した
キーレス子器Aでは、これを解読して、識別子s11の
みを変換し、局識別符号s12、時刻信号s13、乱数
コードs14は、局信号S2と同じ内容のままで、エン
トリー信号S1として局制御器Bに送信する。
する。同図(a)は局信号S2の構成の一例であり、同
図(b)はエントリー信号S1の構成の一例である。局
制御器Bから発信される局信号S2は、識別子s21
と、局識別符号s22と、時刻信号s23と、乱数コー
ドs24とで構成されており、この信号S2を受信した
キーレス子器Aでは、これを解読して、識別子s11の
みを変換し、局識別符号s12、時刻信号s13、乱数
コードs14は、局信号S2と同じ内容のままで、エン
トリー信号S1として局制御器Bに送信する。
【0019】続いて、エントリー信号S1を受信した局
制御器Bでは、同図(c)に示す発信済み局信号記憶手
段16の内容と、(d)に示す局識別符号記憶設定手段
13の内容とを参照し、エントリー信号S1の内容と比
較する。ここでは、(c)のに時刻信号s13と乱数
コードs14が同じものがあり、(d)の内容と局識別
符号s12が一致しているので、エントリー信号比較判
別手段18は、電気錠駆動手段19によって電気錠Cを
解錠させる。ところが、一致するものがなければ、電気
錠駆動手段19を駆動させないようになっている。
制御器Bでは、同図(c)に示す発信済み局信号記憶手
段16の内容と、(d)に示す局識別符号記憶設定手段
13の内容とを参照し、エントリー信号S1の内容と比
較する。ここでは、(c)のに時刻信号s13と乱数
コードs14が同じものがあり、(d)の内容と局識別
符号s12が一致しているので、エントリー信号比較判
別手段18は、電気錠駆動手段19によって電気錠Cを
解錠させる。ところが、一致するものがなければ、電気
錠駆動手段19を駆動させないようになっている。
【0020】このような電気錠制御システムでは、時々
刻々(図では、0.2秒毎)と更新している局信号を、
局制御器Bに発信済み局信号として記憶しているので、
不正に受信されたエントリー信号S1(あるいは局信号
S1)によって、電気錠Cを解錠することはできず、セ
キュリティ性を高めることが出来る。なお、本例では、
キーレス子器Aが生成するエントリー信号S1を、局信
号S2の識別子s21のみを変更したものとしている
が、本発明では、これには限定されず、局制御器Bにお
いて、受信したエントリー信号S1が、自局が発信した
局信号S2を変換したものと判別できればよい。
刻々(図では、0.2秒毎)と更新している局信号を、
局制御器Bに発信済み局信号として記憶しているので、
不正に受信されたエントリー信号S1(あるいは局信号
S1)によって、電気錠Cを解錠することはできず、セ
キュリティ性を高めることが出来る。なお、本例では、
キーレス子器Aが生成するエントリー信号S1を、局信
号S2の識別子s21のみを変更したものとしている
が、本発明では、これには限定されず、局制御器Bにお
いて、受信したエントリー信号S1が、自局が発信した
局信号S2を変換したものと判別できればよい。
【0021】また、発信済み局信号記憶手段16には、
時刻信号s23と乱数コードs24のみを記憶している
が、局信号S2のすべてを記憶するようにしてもよく、
このような構成によれば、エントリー信号S1を受信し
たときに、局識別符号記憶設定手段13を参照する必要
がなくなる。更に、記憶する発信済み局信号の個数は、
図示するような7つまで(1.2秒間分)には限定され
ず、エントリー信号S1を受け付けるために十分であ
り、且つ、不正な信号を受け付けないようにするだけの
数であればよい。
時刻信号s23と乱数コードs24のみを記憶している
が、局信号S2のすべてを記憶するようにしてもよく、
このような構成によれば、エントリー信号S1を受信し
たときに、局識別符号記憶設定手段13を参照する必要
がなくなる。更に、記憶する発信済み局信号の個数は、
図示するような7つまで(1.2秒間分)には限定され
ず、エントリー信号S1を受け付けるために十分であ
り、且つ、不正な信号を受け付けないようにするだけの
数であればよい。
【0022】そのため、発信済み局信号記憶手段16
は、所定時間が経過する毎に、その一部あるいはすべて
をクリアするようにすればよい。これによれば、すべて
をクリアした場合、タイミングによっては、キーレス子
器Aから送信されるエントリー信号S1を受け付けない
場合も生じるが、局信号S2は順次発信されているの
で、次の局信号S2に対してエントリー信号S1を送信
すればよく、よって、さほど電気錠Cの駆動制御には影
響がなく、セキュリティ性を更に高めることが出来る。
は、所定時間が経過する毎に、その一部あるいはすべて
をクリアするようにすればよい。これによれば、すべて
をクリアした場合、タイミングによっては、キーレス子
器Aから送信されるエントリー信号S1を受け付けない
場合も生じるが、局信号S2は順次発信されているの
で、次の局信号S2に対してエントリー信号S1を送信
すればよく、よって、さほど電気錠Cの駆動制御には影
響がなく、セキュリティ性を更に高めることが出来る。
【0023】次に、図3に上記動作をフローチャートで
示す。局制御器Bでは、一定時間毎に局信号S2を生成
して発信し、発信済みの局信号S2を蓄積する動作(ス
テップ50〜53)を繰り返しており、これに対して、
局信号S2を受信したキーレス子器Aがエントリー信号
S1を送信すれば(ステップ60〜62)、これを局制
御器B側で比較判別して電気錠Cを解錠させる(ステッ
プ54〜56)。
示す。局制御器Bでは、一定時間毎に局信号S2を生成
して発信し、発信済みの局信号S2を蓄積する動作(ス
テップ50〜53)を繰り返しており、これに対して、
局信号S2を受信したキーレス子器Aがエントリー信号
S1を送信すれば(ステップ60〜62)、これを局制
御器B側で比較判別して電気錠Cを解錠させる(ステッ
プ54〜56)。
【0024】なお、局制御器Bでは、キーレス子器Aよ
りエントリー信号S1を受け、電気錠Cの解錠制御中に
あるときには、局信号S1の発信を中断する。すなわ
ち、時刻信号生成手段11、局信号生成手段14、局信
号送信手段15の動作を停止させ、局信号S1を発信し
ないようする。そうすれば、既に電気錠Cが駆動してい
るにも拘らず、キーレス子器Aがエントリー信号S1を
送信するといった無駄な動作をすることがない。
りエントリー信号S1を受け、電気錠Cの解錠制御中に
あるときには、局信号S1の発信を中断する。すなわ
ち、時刻信号生成手段11、局信号生成手段14、局信
号送信手段15の動作を停止させ、局信号S1を発信し
ないようする。そうすれば、既に電気錠Cが駆動してい
るにも拘らず、キーレス子器Aがエントリー信号S1を
送信するといった無駄な動作をすることがない。
【0025】次に、図4〜6とともに、請求項2に記載
のワイヤレス電気錠制御システムについて説明する。図
4は、その構成を示したブロック図である。ここでは、
図1に示した請求項1の構成に加えて、キーレス子器A
には、この子器Aに割当てられた子器識別符号を、製造
時などに予め記憶させた子器識別符号記憶設定手段4を
備え、一方の局制御器Bには、接続した電気錠Cの解錠
を可能とする1または複数の子器識別符号を、予め記憶
させた子器識別符号記憶設定手段20を備える。
のワイヤレス電気錠制御システムについて説明する。図
4は、その構成を示したブロック図である。ここでは、
図1に示した請求項1の構成に加えて、キーレス子器A
には、この子器Aに割当てられた子器識別符号を、製造
時などに予め記憶させた子器識別符号記憶設定手段4を
備え、一方の局制御器Bには、接続した電気錠Cの解錠
を可能とする1または複数の子器識別符号を、予め記憶
させた子器識別符号記憶設定手段20を備える。
【0026】このような構成では、キーレス子器Aは、
局制御器Bから局信号S2を受けた後に自動発信するエ
ントリー信号S1に子器識別符号を付加して送信し、局
制御器Bでは、受信したエントリー信号S1の子器識別
符号が、子器識別符号記憶設定手段20に記憶されてい
れば、エントリーの可能なキーレス子器Aからの信号で
あると判断して、電気錠Cを解錠させる。
局制御器Bから局信号S2を受けた後に自動発信するエ
ントリー信号S1に子器識別符号を付加して送信し、局
制御器Bでは、受信したエントリー信号S1の子器識別
符号が、子器識別符号記憶設定手段20に記憶されてい
れば、エントリーの可能なキーレス子器Aからの信号で
あると判断して、電気錠Cを解錠させる。
【0027】次に、図5とともに上記動作について説明
する。同図(a)は局信号S2の構成の一例であり、同
図(b)はエントリー信号S1の構成の一例である。こ
こでは、図2と比べて、局制御器Bから発信される局信
号S2は、識別子s21、局識別符号s22、時刻信号
s23、乱数コードs24とからなる同じ構成である
が、キーレス子器Aから送信するエントリー信号S1に
は、識別子s11、局識別符号s12、時刻信号s1
3、乱数コードs14に加えて、子器識別符号記憶設定
手段4に記憶した子器識別符号s15を付加している。
する。同図(a)は局信号S2の構成の一例であり、同
図(b)はエントリー信号S1の構成の一例である。こ
こでは、図2と比べて、局制御器Bから発信される局信
号S2は、識別子s21、局識別符号s22、時刻信号
s23、乱数コードs24とからなる同じ構成である
が、キーレス子器Aから送信するエントリー信号S1に
は、識別子s11、局識別符号s12、時刻信号s1
3、乱数コードs14に加えて、子器識別符号記憶設定
手段4に記憶した子器識別符号s15を付加している。
【0028】このエントリー信号S1を受信した局制御
器Bでは、同図(c)に示す発信済み局信号記憶手段1
6の内容と、(d)に示す局識別符号記憶設定手段13
の内容と、(e)に示す子器識別符号記憶設定手段20
の内容とを参照し、エントリー信号S1の内容と比較す
る。ここでは、(c)のに時刻信号s13と乱数コー
ドs14が同じものがあり、(d)の内容と局識別符号
s12が一致し、(d)のに子器識別符号s15が同
じものがあるので、エントリー信号比較判別手段18
は、電気錠駆動手段19によって電気錠Cを解錠させ
る。これによって、局制御器B側で電気錠Cを解錠でき
るキーレス子器Aを特定できるので、セキュリティ性を
更に高めることができる。
器Bでは、同図(c)に示す発信済み局信号記憶手段1
6の内容と、(d)に示す局識別符号記憶設定手段13
の内容と、(e)に示す子器識別符号記憶設定手段20
の内容とを参照し、エントリー信号S1の内容と比較す
る。ここでは、(c)のに時刻信号s13と乱数コー
ドs14が同じものがあり、(d)の内容と局識別符号
s12が一致し、(d)のに子器識別符号s15が同
じものがあるので、エントリー信号比較判別手段18
は、電気錠駆動手段19によって電気錠Cを解錠させ
る。これによって、局制御器B側で電気錠Cを解錠でき
るキーレス子器Aを特定できるので、セキュリティ性を
更に高めることができる。
【0029】図6には、上記動作をフローチャートで示
している。局制御器Bが、一定時間毎に局信号S2を生
成して発信し、発信済みの局信号S2を蓄積する動作
(ステップ70〜73)を繰り返すのは、図3に示した
請求項1の動作と同じであるが、ここでは、局信号S2
を受信したキーレス子器Aが送信するエントリー信号S
1には、子器識別符号s15を付加して送信しており
(ステップ80〜82)、これを局制御器B側で比較判
別して電気錠Cを解錠させている(ステップ74〜7
7)。
している。局制御器Bが、一定時間毎に局信号S2を生
成して発信し、発信済みの局信号S2を蓄積する動作
(ステップ70〜73)を繰り返すのは、図3に示した
請求項1の動作と同じであるが、ここでは、局信号S2
を受信したキーレス子器Aが送信するエントリー信号S
1には、子器識別符号s15を付加して送信しており
(ステップ80〜82)、これを局制御器B側で比較判
別して電気錠Cを解錠させている(ステップ74〜7
7)。
【0030】次に、請求項3に記載のワイヤレス電気錠
制御システムについて、図7,8とともに説明する。図
7は、その構成を示したブロック図である。ここには、
キーレス子器Aの構成のみを示しており、図7(a),
(b)のそれぞれには、請求項1、請求項2の構成に加
えて、この子器Aが制御可能な1または複数の局識別符
号を、製造時などに予め記憶させた局識別符号記憶設定
手段5と、受信した局信号S2に含まれた局識別符号s
22と、局識別符号記憶設定手段5に記憶した局識別符
号とを比較する局信号比較判別手段6とを備えた構成を
示している(図1,4参照)。
制御システムについて、図7,8とともに説明する。図
7は、その構成を示したブロック図である。ここには、
キーレス子器Aの構成のみを示しており、図7(a),
(b)のそれぞれには、請求項1、請求項2の構成に加
えて、この子器Aが制御可能な1または複数の局識別符
号を、製造時などに予め記憶させた局識別符号記憶設定
手段5と、受信した局信号S2に含まれた局識別符号s
22と、局識別符号記憶設定手段5に記憶した局識別符
号とを比較する局信号比較判別手段6とを備えた構成を
示している(図1,4参照)。
【0031】このような構成によって、キーレス子器A
では、局制御器Bから受信した局信号S2に、局識別符
号記憶設定手段5に記憶したいずれかの局識別符号が含
まれていれば、エントリーが可能な局制御器Bからの信
号であると判断して、エントリー信号生成手段2によっ
てエントリー信号S1を生成させ送信させる。図8に
は、局識別符号記憶設定手段5の構成の一例を示してい
る。
では、局制御器Bから受信した局信号S2に、局識別符
号記憶設定手段5に記憶したいずれかの局識別符号が含
まれていれば、エントリーが可能な局制御器Bからの信
号であると判断して、エントリー信号生成手段2によっ
てエントリー信号S1を生成させ送信させる。図8に
は、局識別符号記憶設定手段5の構成の一例を示してい
る。
【0032】ここには、エントリーが可能な4つの局識
別符号が記憶されている。この場合で、図2(a)ある
いは図5(a)の構成の局信号S2を受信すれば、に
同じ局識別符号s22が記憶されているので、エントリ
ー信号S1を送信する。このようにして、子器A側に局
識別符号s22を記憶しておけば、この子器Aがエント
リーできない局制御器Bに接近したとしても、誤ってエ
ントリー信号S1を送信することがない。
別符号が記憶されている。この場合で、図2(a)ある
いは図5(a)の構成の局信号S2を受信すれば、に
同じ局識別符号s22が記憶されているので、エントリ
ー信号S1を送信する。このようにして、子器A側に局
識別符号s22を記憶しておけば、この子器Aがエント
リーできない局制御器Bに接近したとしても、誤ってエ
ントリー信号S1を送信することがない。
【0033】以上、セキュリティ性を高めるための様々
な構成について説明したが、局制御器Bでは、更に、局
信号S2を暗号化して発信することもできる。これを実
現するための構成を図9に示す。ここには、図1の構成
に暗号化の手段を備えた構成を示しているが、もちろ
ん、図4,7に示した構成にも同様の手段を備えること
は可能である。
な構成について説明したが、局制御器Bでは、更に、局
信号S2を暗号化して発信することもできる。これを実
現するための構成を図9に示す。ここには、図1の構成
に暗号化の手段を備えた構成を示しているが、もちろ
ん、図4,7に示した構成にも同様の手段を備えること
は可能である。
【0034】局制御器Bには、局信号生成手段14が生
成した局信号S2に暗号化を施す暗号化手段21を備え
る一方、キーレス子器Aには暗号化された局信号S2を
復号化し解読する復号化手段7を備える。なお、暗号化
には、例えば、DES(Data Encryption Standard)な
どのアルゴリズムを使用する。
成した局信号S2に暗号化を施す暗号化手段21を備え
る一方、キーレス子器Aには暗号化された局信号S2を
復号化し解読する復号化手段7を備える。なお、暗号化
には、例えば、DES(Data Encryption Standard)な
どのアルゴリズムを使用する。
【0035】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明に係る近接型ワイヤレス電気錠制御システムによれ
ば、以下の効果を奏する。請求項1によれば、携帯型の
キーレス子器が、局制御器からの局信号を受信できるエ
リアに入れば、自動的にエントリー信号を送信して、局
制御器に接続した電気錠を解錠させることができる。し
たがって、従来のようにキーレス子器のボタンなどを操
作しなくてもよく、キーレス子器を携帯していれば、そ
のまま局制御器に接近するだけで電気錠が解錠できる。
発明に係る近接型ワイヤレス電気錠制御システムによれ
ば、以下の効果を奏する。請求項1によれば、携帯型の
キーレス子器が、局制御器からの局信号を受信できるエ
リアに入れば、自動的にエントリー信号を送信して、局
制御器に接続した電気錠を解錠させることができる。し
たがって、従来のようにキーレス子器のボタンなどを操
作しなくてもよく、キーレス子器を携帯していれば、そ
のまま局制御器に接近するだけで電気錠が解錠できる。
【0036】また、キーレス子器から送信するエントリ
ー信号は、時々刻々と更新され、局制御器から発信され
てくる局信号を基にしているので、エントリー信号が複
製された場合でも、この複製された信号によって電気錠
が不正に解錠されることがない。請求項2によれば、キ
ーレス子器から送信するエントリー信号に、子器識別符
号を付加しているので、局制御器では、この符号の登録
をチェックしてから、予め許可している子器に対しての
み、電気錠の解錠を可能とできる。
ー信号は、時々刻々と更新され、局制御器から発信され
てくる局信号を基にしているので、エントリー信号が複
製された場合でも、この複製された信号によって電気錠
が不正に解錠されることがない。請求項2によれば、キ
ーレス子器から送信するエントリー信号に、子器識別符
号を付加しているので、局制御器では、この符号の登録
をチェックしてから、予め許可している子器に対しての
み、電気錠の解錠を可能とできる。
【0037】請求項3によれば、キーレス子器にエント
リーが可能な局制御器の局識別符号を登録しているの
で、局制御器から発信されている局信号を受信した場合
にも、制御できる局制御器に対してのみエントリー信号
を送信することができる。請求項4によれば、局制御器
は、電気錠の解錠制御中にあるときには、局信号の発信
を中断するので、キーレス子器にエントリー信号を重複
送信させるようなことがない。
リーが可能な局制御器の局識別符号を登録しているの
で、局制御器から発信されている局信号を受信した場合
にも、制御できる局制御器に対してのみエントリー信号
を送信することができる。請求項4によれば、局制御器
は、電気錠の解錠制御中にあるときには、局信号の発信
を中断するので、キーレス子器にエントリー信号を重複
送信させるようなことがない。
【0038】請求項5によれば、局制御器から発信され
る局信号は暗号化されているので、更にセキュリティ性
を高めることが出来る。請求項6によれば、局制御器
は、順次記憶している発信済み局信号を、所定時間が経
過する毎に、その一部あるいはすべてをクリアしている
ので、例え、不正なエントリー信号を送信されたとして
も、この所定時間以外に受信すれば、この信号によるエ
ントリーを無効にできるので、セキュリティ性が一層向
上できる。
る局信号は暗号化されているので、更にセキュリティ性
を高めることが出来る。請求項6によれば、局制御器
は、順次記憶している発信済み局信号を、所定時間が経
過する毎に、その一部あるいはすべてをクリアしている
ので、例え、不正なエントリー信号を送信されたとして
も、この所定時間以外に受信すれば、この信号によるエ
ントリーを無効にできるので、セキュリティ性が一層向
上できる。
【図1】本発明の近接型ワイヤレス電気錠制御システム
の構成の一例を示すブロック図である(請求項1)。
の構成の一例を示すブロック図である(請求項1)。
【図2】(a)は局信号、(b)はエントリー信号、
(c)は発信済み局信号記憶手段、(d)は局識別符号
記憶設定手段の構成の一例を示す図である。
(c)は発信済み局信号記憶手段、(d)は局識別符号
記憶設定手段の構成の一例を示す図である。
【図3】図1に示した近接型ワイヤレス電気錠制御シス
テムの動作の一例を示すフローチャートである。
テムの動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の近接型ワイヤレス電気錠制御システム
の構成の別の例を示すブロック図である(請求項2)。
の構成の別の例を示すブロック図である(請求項2)。
【図5】(a)は局信号、(b)はエントリー信号、
(c)は発信済み局信号記憶手段、(d)は局識別符号
記憶設定手段、(e)は子器識別符号記憶設定手段の構
成の一例を示す図である。
(c)は発信済み局信号記憶手段、(d)は局識別符号
記憶設定手段、(e)は子器識別符号記憶設定手段の構
成の一例を示す図である。
【図6】図4に示した近接型ワイヤレス電気錠制御シス
テムの動作の一例を示すフローチャートである。
テムの動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】(a),(b)は、キーレス子器の構成の例を
示すブロック図である(請求項3)。
示すブロック図である(請求項3)。
【図8】局識別符号記憶手段の構成の一例を示す図であ
る。
る。
【図9】本発明の近接型ワイヤレス電気錠制御システム
の構成の別の例を示すブロック図である(請求項5)。
の構成の別の例を示すブロック図である(請求項5)。
【図10】従来の電気錠制御システムの構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図11】従来のワイヤレス電気錠制御システムの構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
A・・・キーレス子器 2・・・エントリー信号生成手段 4・・・子器識別符号記憶設定手段 5・・・局識別符号記憶設定手段 6・・・局信号比較判別手段 7・・・復号化手段 B・・・局制御器 11・・・時刻信号生成手段 12・・・乱数コード生成手段 13・・・局識別符号記憶設定手段 14・・・局信号生成手段 16・・・発信済み局信号記憶手段 18・・・エントリー信号比較判別手段 20・・・子器識別符号記憶設定手段 21・・・暗号化手段 C・・・電気錠 S1・・・エントリー信号 S2・・・局信号 s12,s22・・・局識別符号 s13,s23・・・時刻信号 s14,s24・・・乱数コード s15・・・子器識別符号
Claims (6)
- 【請求項1】携帯型のキーレス子器と、電気錠を接続し
た局制御器とを組合せ、局制御器から間欠的に発信され
る局信号を、キーレス子器で受信したときに、キーレス
子器からエントリー信号を局制御器に送信して、局制御
器に接続した電気錠を解錠させる近接型ワイヤレス電気
錠制御システムであって、 上記局制御器は、一定時間毎にそれぞれが更新される時
刻信号と乱数コードに、予め設定された局識別符号を付
加して構成される局信号を順次、間欠的に更新しながら
発信するともに、発信した局信号を発信済み局信号とし
て記憶する構成とされており、 上記キーレス子器は、上記局信号を受信解読し、受信し
た局信号をエントリー信号に変換して上記局制御器に送
信する構成とされており、 上記局制御器では、上記キーレス子器から送信されて来
るエントリー信号と、上記発信済み局信号とを比較照合
し、一致が確認されたときに上記電気錠を解錠させる構
成としている近接型ワイヤレス電気錠制御システム。 - 【請求項2】請求項1において、 上記キーレス子器は、上記局制御器から局信号を受けた
後に、自動発信するエントリー信号に、予め設定された
子器識別符号を付加して送信する構成とされており、 上記局制御器は、エントリーの可能なキーレス子器の子
器識別符号を予め登録可能とし、その子器識別符号の割
当てられたキーレス子器からのエントリー信号に対して
のみ、電気錠を解錠させる構成としている近接型ワイヤ
レス電気錠制御システム。 - 【請求項3】請求項1あるいは2において、 上記キーレス子器は、エントリーが可能な局制御器の局
識別符号を予め登録可能とし、その局識別符号の割当て
られた局制御器からの局信号に対してのみ、エントリー
信号を送信する構成としている近接型ワイヤレス電気錠
制御システム。 - 【請求項4】請求項1から3のいずれかにおいて、 上記局制御器は、キーレス子器よりエントリー信号を受
け、電気錠の解錠制御中にあるときには、局信号の発信
を中断する構成としている近接型ワイヤレス電気錠制御
システム。 - 【請求項5】請求項1から4のいずれかにおいて、 上記局制御器から発信される局信号は、更に暗号化され
ており、 上記キーレス子器は暗号化された局信号を解読する構成
としている近接型ワイヤレス電気錠制御システム。 - 【請求項6】請求項1から5のいずれかにおいて、 上記局制御器は、局信号を発信する毎に、発信済み局信
号を記憶する記憶手段を備えており、この記憶手段に記
憶された発信済み局信号は、所定時間が経過する毎に、
その一部あるいはすべてがクリアされる構成としている
近接型ワイヤレス電気錠制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12333296A JPH09303021A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 近接型ワイヤレス電気錠制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12333296A JPH09303021A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 近接型ワイヤレス電気錠制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09303021A true JPH09303021A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14857946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12333296A Withdrawn JPH09303021A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 近接型ワイヤレス電気錠制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09303021A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5643931A (en) * | 1993-04-30 | 1997-07-01 | Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. | Bisoxadiazolidine derivative |
JP2003056227A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Oki Electric Ind Co Ltd | セキュリティシステム及びセキュリティ方法 |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP12333296A patent/JPH09303021A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5643931A (en) * | 1993-04-30 | 1997-07-01 | Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. | Bisoxadiazolidine derivative |
JP2003056227A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Oki Electric Ind Co Ltd | セキュリティシステム及びセキュリティ方法 |
JP4661003B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2011-03-30 | 沖電気工業株式会社 | セキュリティシステム及びセキュリティ方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |