JPH10304472A - 識別信号照合装置および識別信号照合方法 - Google Patents

識別信号照合装置および識別信号照合方法

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JPH10304472A
JPH10304472A JP9114001A JP11400197A JPH10304472A JP H10304472 A JPH10304472 A JP H10304472A JP 9114001 A JP9114001 A JP 9114001A JP 11400197 A JP11400197 A JP 11400197A JP H10304472 A JPH10304472 A JP H10304472A
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JP
Japan
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identification signal
power supply
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control unit
unit
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Application number
JP9114001A
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English (en)
Inventor
Mitsuyasu Tamura
光康 田村
Yoshio Harada
善夫 原田
Hiroyuki Takamatsu
宏行 高松
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信を開始してからの動作時間の無駄がなく
低消費電力で、また応答性を損なうことなく、キーレス
エントリーシステム等の間欠動作を制御する。 【解決手段】第1の識別信号を送信する被検出装置1
と、被検出装置1が予め登録されたものか否かを識別す
る検出装置3とからなる。検出装置3は、第1の識別信
号を受信する受信部9と、第2の識別信号が予め記憶さ
れている記憶部12と、受信した第1の識別信号を記憶
部12から読み出し第2の識別信号と照合する処理制御
部11と、電源制御部15とを少なくとも有する。電源
制御部15による間欠動作制御では、少なくとも記憶部
12および処理制御部11への電力供給の開始タイミン
グに対し、所定時間だけ先行して受信部9への電力供給
を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばキーレスエ
ントリーシステムとして好適な識別信号照合装置および
識別信号照合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯端末としての鍵装置と、扉等
の制御対象側に設置される本体装置としての錠装置とか
ら構成され、無線による鍵装置の操作が予め登録された
鍵装置によるものか否かを錠装置が識別して解錠/施錠
を行うキーレスエントリーシステムが提案されている。
この従来のキーレスエントリーシステムは、赤外線ある
いは電波等を用い、鍵装置側から錠装置側に識別信号を
送信し、施錠又は解錠を行うようにしたものである。
【0003】かかる従来のキーレスエントリーシステム
においては、鍵装置側から常に同じ識別信号を送信する
片側方向通信のため、この通信を傍受されたときは、こ
の識別信号が簡単に盗まれてしまうという危険性があ
る。とくに、赤外線を用いて識別信号を送信するように
したときは、いわゆる学習リモコンと同じ原理により簡
単にこの識別信号をコピーすることができるため、社会
的問題となりかねない。さらに、上述のキーレスエント
リーシステムでは、何度もいろいろな識別信号を試すこ
とにより、特定の識別信号を探すことができてしまう
等、セキュリティの面で大きな問題があった。
【0004】そこで、携帯装置(鍵装置)側から本体装
置(錠装置)側に暗証数値を示す暗証信号を送信し、本
体装置は暗証信号の演算処理で算定した自身の暗証数値
と受信した暗証数値との一致を判断するキーレスエント
リーシステムが先に提案されている。かかる先に提案さ
れているキーレスエントリーシステムにおいては、本体
装置で数値信号の演算処理で算定した自身の暗証数値と
受信した暗証数値との一致を判断するようにしているの
で、セキュリティ性が高い利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
キーレスエントリーシステムでは、携帯装置から本体装
置側へのアクセスが任意であり、何時アクセスされるか
分からないことから、本体装置は電源を立ち上げたまま
待機していなければならず、無駄な消費電力が費やされ
ていた。
【0006】このような携帯装置からのアクセスが任意
なシステムでは、一般に、本体装置側の電源の供給と停
止を一定周期で繰り返し、間欠的動作させる方法によ
り、低消費電力化を図ることがある。しかし、この低消
費電力化の方法をキーレスエントリーシステムといった
識別信号照合装置に適用した場合、本体装置の各部に対
し一斉に電源の供給と停止を繰り返す方法では、通信を
安定に行い得る状態となるまで電源投入後に必要な所定
時間によって、通信を開始してからの動作時間が長くな
る、或いは応答性が悪くなるといった通信システムに特
有な問題が生じていた。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、通信を開始してからの動作時間の無駄がなく低消費
電力で、また応答性よく間欠動作が可能な識別信号照合
装置および識別信号照合方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上記目的を達成するために、本発明の識別
照合装置は、第1の識別信号を送信する被検出装置と、
前記被検出装置が予め登録されたものか否かを識別する
検出装置といった互いに無線による信号の送受信が可能
な2種類の装置から構成されている。前記検出装置は、
前記第1の識別信号を受信する受信部と、第2の識別信
号が予め記憶されている記憶部と、受信した前記第1の
識別信号を、前記記憶部から読み出した第2の識別信号
と照合する処理制御部と、電源制御部とを少なくとも有
し、前記電源制御部により周期的に電力供給の開始およ
び停止が制御されて間欠動作するものである。そして、
前記電源制御部は、少なくとも前記記憶部および前記処
理制御部への電力供給の開始タイミングに対し、所定時
間だけ先行して前記受信部への電力供給を開始させるも
のである。
【0009】また、本発明における前記検出装置は、乱
数を発生する乱数発生部と、前記乱数を乱数信号として
前記被検出装置に送信する送信部とを更に有する。これ
に対し、前記被検出装置は、受信した前記乱数信号を用
いて前記第1の識別信号を暗号化し、前記検出装置へ送
信させる信号処理部を有する。この場合、前記処理制御
部は、前記暗号化後の第1の識別信号を解読して暗号化
前の第1の識別信号を読み出した後に、前記した識別信
号同士の照合を行うものである。
【0010】さらに、本発明における電源制御部は、前
記乱数発生部については上記した受信部の電力供給の開
始後で、記憶部および処理制御部への電力供給の開始と
同時または所定時間先行した何れかのタイミングで、電
力供給を開始させる制御を行うものである。また、例え
ば扉等の対象物の駆動装置(外部に設けられている場合
も含む)に対して、電源制御部は、記憶部および処理制
御部への電力供給の開始と同時または所定時間経過後の
何れかのタイミングで、電力供給を開始させる制御を行
うものである。
【0011】以上のように構成された本発明の識別信号
照合装置では、まず、被検出装置からのアクセスが検出
装置に対し行われる。このアクセスは、例えば応答要求
の為の第1の識別信号に先行する信号の受信によってな
される。受信部への電力供給は、検出装置内の電源制御
部により周期的に行われ、例えば受信部が電気的に安定
し本来の性能で受信ができる所定時間経過後に、処理制
御部に電源投入がされる。このように受信部への電源投
入を先行させることによって、信号を受信してから速や
かに、実際に照合等の処理、および乱数発生や駆動装置
等の制御が即開始できる状態が整う。つぎに、乱数発生
部に対し電源供給がなされる。発生した乱数は、乱数信
号として被検出装置に送信され、第1の識別信号の暗号
化に用いられる。この乱数発生部への電源投入と同時か
所定時間遅れて、記憶部への電源投入がなされる。この
ため、検出装置が暗号化後の第1の識別信号を受信して
解読後、第2識別信号との照合を行うときには、処理制
御部とともに記憶部もデータ読み出し可能な状態になっ
ており、速やかに記憶部から第2の識別信号を読み出
し、速やかに解読後の第1の識別信号との照合が行われ
る。最後に、この記憶部への電源投入と同時か所定時間
遅れて、対象物の駆動装置への電源投入がなされる。こ
のため、速やかに駆動装置が駆動して目的物の動作(例
えば、施錠/解錠)がなされ、一連の制御が終了する。
なお、この電源投入は、上記照合の結果、両信号の一致
があるときのみ行うように電源制御部により制御される
場合もある。
【0012】本発明の識別信号照合方法は、周期的に電
力供給の開始および停止が制御されて間欠動作しなが
ら、送信されてきた第1の識別信号を受信し、当該第1
の識別信号を予め記憶されている第2の識別信号と照合
することによって、第1の識別信号が予め登録されたも
のか否かを調べる識別信号照合方法であって、前記間欠
動作で停止状態から動作状態に移行する際、少なくとも
前記照合を行う手段への電力供給の開始タイミングに対
し、所定時間だけ先行して前記受信を行う手段への電力
供給を開始させる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る識別信号照合
装置および識別信号照合方法を、扉の開閉を遠隔操作す
るキーレスエントリーシステムに適用した場合を例とし
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は、本実施形態に係る識別信号照合装
置(キーレスエントリーシステム)の概略構成を示すブ
ロック図である。このキーレスエントリーシステムは、
携帯型の鍵装置1と、駆動対象物(例えば、扉2)側に
設置され、扉2の開閉を指示するとともに施錠/解錠を
行なう錠装置3とから構成される。通常、鍵装置1は各
個人に割り当てられ、錠装置3は駆動対象物ごとに設置
される。鍵装置1は、使用者の操作により扉の開閉を命
令するスイッチ部4、各種信号処理を行う信号処理部
5、錠装置3との間で通信を行う送受信部6、鍵装置1
の所有者等に割り当てられ当該鍵装置1に固有な識別コ
ード(以下、特定識別コードIDS)を記憶するIDメ
モリ7、及び当該鍵装置1の各部5〜7に電力を供給す
る電池8を有する。
【0015】スイッチ部4は、電池8の電源供給ライン
の途中に挿入され、扉の開閉および施錠/解錠を指示す
る操作スイッチ、鍵装置1の電源スイッチ等から構成さ
れる。
【0016】信号処理部5は、スイッチ部4の操作を受
けて応答要求信号を生成し、また特定識別コードIDS
を所定の関数と乱数を用いて暗号化するものであり、通
常、例えばマイクロコンピュータから構成される。
【0017】送受信部6は、上記応答要求信号および暗
号化後の特定識別コードIDSを示す信号(以下、特定
識別信号)を送信し、特定識別コードIDSの暗号化に
用いる乱数信号を受信するものであり、これら各種信号
を所定の搬送波に変調し、また復調する機能を有する。
この変調方式に限定はなく、例えばベースバンド方式、
ASK変調方式あるいはFSK変調方式が選択される。
ベースバンド方式は、ASKやFSK等の変調方式に比
べ、低消費電力で高速通信ができ、かつ回路構成が簡単
となるといった利点がある。ここで、所定の搬送波は、
赤外線、光、電波、超音波の何れでもあってもよい。さ
らには、送受信部6を送信部と受信部に分けて構成して
もよい。
【0018】IDメモリ7としては、信号処理部5をマ
イクロコンピュータで構成した場合、その内蔵メモリを
用いることもできる。なお、鍵装置1の台数が少なく特
定ID番号が簡単な場合等にあっては、IDメモリ7を
省略し、暗証番号等の特定識別コードIDSをスイッチ
部4におけるキー入力で受けつける構成でもよい。
【0019】対する錠装置3は、鍵装置1との間で通信
を行う送受信部9、扉の錠を駆動して施錠/解錠を行う
駆動装置10、処理制御部11、登録IDメモリ12、
乱数を生成し乱数信号として出力する乱数発生部13、
これら錠装置の各部9〜13に電力を供給する電池1
4、電池の電力供給を制御して各部9〜13を間欠動作
させる電源制御部15、当該電源制御部15に計時信号
を付与するタイマ16を有している。
【0020】送受信部9は、鍵装置1に乱数信号を送信
し、特定識別信号を受信するものであり、鍵装置側の送
受信部6と同様な機能を有し、所定の変調方式、および
搬送波の種類(赤外線、光、電波または超音波)に対応
して構成されている。この送受信部9についても、送信
部と受信部に分けて構成してもよい。
【0021】処理制御部11は、特定識別コードIDS
と、施錠/解錠が許可された特定者を識別するために予
め登録された識別コード(以下、登録識別コードID
R)との照合、および当該照合に付随する各種信号処理
を行うとともに、照合結果に基づいて駆動装置10を制
御するものであり、通常、例えばマイクロコンピュータ
等で構成されている。処理制御部11は、例えば図1に
示すように、受信した特定識別信号をもとに解読を行
い、暗号化前の特定識別コードIDSを得る解読部17
と、解読後の特定識別コードIDSを登録IDメモリ1
2からの登録識別コードIDRと照合し、照合結果に応
じて駆動装置10を制御する照合部18とを有する。解
読部17は、解読用の関数および暗号化に用いた乱数を
用いて解読を行うものであり、このため乱数発生部13
からの乱数が入力可能に接続されている。
【0022】登録IDメモリ12には、多数の登録識別
コードIDRが記憶されている。このメモリ12とし
て、マイクロコンピュータの内蔵メモリを用いることが
でき、また、外部記憶装置あるいは携帯型記録媒体等で
代用できる。
【0023】乱数発生部13として、例えば所定ビット
数の2進カウンタを使用することができる。この場合、
周期的に同一乱数の生成が繰り返される疑似乱数とな
る。周期性のない乱数を生成する乱数発生部としては、
特に図示しないが、例えばシフトレジスタと加算器(exc
lusive OR)とからなるM系列(Maximum Length Code) の
生成回路がある。この回路は、所定ビット数のシフトレ
ジスタの途中に適宜タップを設け、シフトレジスタのフ
ィードバックループに挿入された加算器の空いた入力を
前記タップに接続したものである。
【0024】電源制御部15は、通常、前記処理制御部
11を構成するマイクロコンピュータ内部に設けられ
る。一般に、マイクロコンピュータは、通常動作モード
と、一部分のみ動作する待機状態の低消費電力モードと
を有するが、この電源制御部15は、低消費電力モード
においても動作するマイクロコンピュータ部分とするこ
とができる。これに対し、前記処理制御部11は、低消
費電力モードでは電力供給が停止され通常動作モードで
動作するマイクロコンピュータ部分とすることができ
る。
【0025】本実施形態の識別信号照合装置は、電源制
御部15による間欠動作のタイミング制御に特徴する。
間欠動作は、鍵装置1の操作が任意であり応答要求が何
時かかるかわからない状況で、錠装置3内の各部に常時
電力供給を行っていると消費電力が大きく電池14の消
耗が激しいことから、錠装置3の動作(電力供給)を所
定周期で間欠的に行って低消費電力化を図るものであ
る。本実施形態における電源制御部15は、間欠動作に
おいて電力供給を停止状態から開始させる際に、処理制
御部11、登録IDメモリ12および乱数発生部13へ
の電力供給の開始タイミングに対し、所定時間だけ先行
して前記送受信部9(厳密には、受信部のみで可)への
電力供給を開始させる制御を行うものである。この間欠
動作のタイミング制御の詳細は、後述する。
【0026】つぎに、本発明の識別信号照合方法を、上
述した識別信号照合装置に適用した場合を例として、図
3のタイミングチャートを参照しながら図2のフローチ
ャートに沿って説明する。いま、鍵装置1内のIDメモ
リ7には特定識別コードIDSが、また錠装置3内の登
録IDメモリ12には登録識別コードIDRが予め登録
されているものとする。これらの識別コードIDS,I
DRのビット数、及び乱数発生部13から発生する乱数
のビット数に限定はないが、ここでは説明の便宜上、い
ずれも24ビットのコードであるとする。
【0027】先に説明した如く、錠装置3は間欠動作を
しており、その停止状態から動作状態に移行する開始の
タイミングが、送受信部9では他の部分よりΔTだけ早
く設定されている。つまり、電源制御部15は、タイマ
16からの計時信号に基づいて、図3(e)に示すよう
に送受信部9以外の部分について動作時間T1 、停止時
間T2 で制御し、図3(f)に示すように送受信部9に
対しては動作時間(T1 +ΔT)、停止時間(T2 −Δ
T)で制御して間欠動作させている。
【0028】この間欠動作の最中に、使用者が鍵装置1
のスイッチ部4を操作してスイッチを押すと電池8から
の電力が各部5〜6に供給され、また使用者がスイッチ
部4を操作して扉2を「開く」又は「閉じる」の何れか
を指示すると、その操作信号が信号処理部5に出力され
る(ステップS1)。これにより信号処理部5は、扉の
「開」または「閉」の命令を含む応答要求信号を生成
し、例えば図3(a)に示すように、鍵装置1から10
0msecの間、連続して応答要求信号を錠装置3に送
信し続ける(ステップS2)。この応答要求信号の送信
期間は、間欠動作の周期(T1 +T2 )と同じか長く設
定され、錠装置1のスイッチが如何なるタイミングでオ
ンされても錠装置3が応答要求信号を受信できるように
なっている。
【0029】この応答要求信号を錠装置3が受信(ステ
ップS3、図3(d)参照)すると、応答要求信号が送
信されていることを電源制御部15が判断し、最初に送
受信部9に電力を供給する。時間ΔTが経過して送受信
部9が安定に受信可能な状態になると、電源制御部15
は処理制御部11への電力供給を開始する。なお、この
処理制御部11への電力供給と同時か、その後の適切な
タイミングで他の部分の電力供給を開始する。このタイ
ミングはその後の処理に支障がない限り任意であるが、
好ましくは、処理の順番、即ち乱数発生部13、登録I
Dメモリ12、駆動装置10に順に電力供給を開始す
る。
【0030】処理制御部11へ電力供給が開始される
と、処理制御部11は応答要求信号が送信されているこ
とを検知し、乱数発生部13を制御して24ビットの乱
数Xを生成する(ステップS4)。乱数生成は、乱数発
生部13を24ビットの2進カウンタで構成した場合、
この2進カウンタを両送受信部6,9間の通信とは無関
係な所定のクロック信号でカウント動作をさせておき、
例えば鍵装置1よりの応答要求信号を受信したときに当
該2進カウンタを止め、その数値を読み込むことで達成
される。処理制御部11は、生成した乱数Xを、図3
(c)に示すように例えば30msecの間に送受信部
9に出力し、乱数信号として鍵装置1に送信させる(ス
テップS5)。
【0031】この乱数信号を鍵装置1の送受信部6が受
信(ステップS6、図3(b)参照)すると、受信した
乱数信号から乱数Xを取り出した後、信号処理部5に送
る。つぎのステップS7では、信号処理部5がIDメモ
リ7に予め記録されている特定識別コードIDSを読み
出し、また予め決められ或いは任意に選択可能な関数f
を他のメモリ等から読み出す。この関数fに限定はない
が、ここで具体例を挙げるならば対応する2つのビット
が同じ“1”又は“0”のときは、その2つのビット双
方を“1”とし、異なるときは2つのビット双方を
“0”とする、いわゆる排他的論理和の論理演算関数を
用い得る。
【0032】そして、続くステップS8において、読み
出した特定識別コードIDSを乱数Xと関数fを用いて
暗号化(論理演算)しスクランブルをかける。この暗号
化により、次表に示す例のごとく、特定識別コードID
Sの暗号化コードf(X,IDS)を生成することがで
きる。
【表1】 IDS 010101010101010101010101 X 110111011101110111011101 f(X,IDS)011101110111011101110111
【0033】生成された暗号化コードf(X,IDS)
は、図3(a)に示すように、例えば30msecの決
められた時間内に錠装置3に暗号化ID信号として送信
される(ステップS9)。
【0034】この暗号化ID信号を錠装置3が受信する
と(ステップS10、図3(d)参照)、暗号化ID信
号が複号化され、暗号化コードf(X,IDS)が処理
制御部11内の解読部17に送られ、続くステップS1
1において解読、即ち論理演算等による元の特定識別コ
ードIDSの導出が行われる。具体的に解読部17は、
前記関数fに対応する解読用の関数f-1を所定メモリか
ら予め読み出しておき、この関数f-1と先に送信した乱
数Xとを用いて、入力した暗号化コードf(X,ID
S)を論理演算し、元の特定識別コードIDSを得る。
なお、上記〔表1〕に示すように、暗号化に排他的論理
和の論理演算関数fを用いた場合、排他的論理和演算を
2度行うと元に戻るので、この解読用の論理演算関数f
-1は、暗号化に用いた関数fと結果的に同じものとな
る。
【0035】ステップS12では、処理制御部11内の
照合部8が、解読した特定識別コードIDSを、予め登
録IDメモリ12内に記憶されている複数の登録識別コ
ードIDRと逐次照合し、送信されてきた特定識別コー
ドIDSが登録されたものであるか否かが判定される。
【0036】識別コードの照合方法は、登録IDメモリ
12に記憶されている全ての登録識別コードIDRの1
番目から順次、特定識別コードIDSと照合する方法で
もよいが、ここではより効率的な照合方法、及びそのた
めのコード記録について述べる。図4は、特定識別コー
ドIDSおよび登録識別コードIDR(以下、両者をま
とめて単に“識別コード”)のフォーマット構成を示す
説明図である。また、図5は、識別コードの検索を容易
にするため識別コードを系統的に並べた図である。な
お、このフォーマット説明に限っては、便宜上、識別コ
ードは16ビットであるとする。上記説明のように24
ビットといった他のビット数の識別コードにおいても、
基本的なフォーマット構成および照合方法は、以下に述
べるものと同様である。
【0037】図4に例示した識別コードは、上位4ビッ
トで構成されるメイングループIDコード(MID)、
次の4ビットで構成されるサブグループIDコード(S
ID)、及び下位8ビットで構成される個別IDコード
(IID)により構成されている。例えば、集合住宅の
玄関ドアのキーレスエントリーシステムでは、MIDは
住宅棟、SIDは階、IIDは各玄関ドアを示すコード
に該当する。また、図5に例示する系統的な配置図は、
いわゆる階層化された配置構造であり、より上位側の同
一階層内の異なるコード(例えば、SID0 とSID1
)間で、直ぐ下位のコードが同じ数で同じ順番で繰り
返し配置されている(例えばSID0 およびSID1 の
何れに対しても、その直ぐ下位側には同じ個別コードI
ID0 〜IID255 が繰り返し配置されている)。登録
IDメモリ12には、記録されたコードの検索を系統だ
てて行うことができるように、図5のような系統的なコ
ード記録がなされている。例えば、16ビットの登録識
別コードIDRの数値が大きい順、又は小さい順にメモ
リ内の最初の番地から記録すれば、自然に図5のような
系統的な配置が実現される。また、MIDは数が大きい
順にSIDは小さい順としてもよい。
【0038】図6は、図5の上から下にむけて登録識別
コードIDRを検索し特定識別コートIDSと照合する
場合を例に、図2のIDコード照合(ステップS12)
の手順を詳しく示すフローチャートである。まず、ステ
ップS120では、両識別コードIDR,IDSのMI
D0 同士を照合し、ステップ121で一致しているかを
判定し、一致していなければステップS122で検索対
象を一つずらして、MIDm(m=0〜15)の照合を
一致するまで繰り返す。ステップS121でMIDの一
致が判断されると、SIDs(s=0〜15)につい
も、同様に照合(ステップS123)、一致判定(ステ
ップS124)およびsのインクリメント(ステップS
125)を一致するSIDsがあると判定されるまで繰
り返す。そして、IIDi(i=0〜225)について
も、同じようにして照合および一致判定が繰り返される
(ステップS126〜ステップS128)。なお、各階
層内で全てのコードを検索して照合しても一致するもの
がないときは、その時点で処理を終了し、施錠/解錠等
の動作制御自体も強制的に終了し、応答要求前の間欠動
作に戻る。
【0039】このようなIDコード照合方法により、検
索に無駄がなく効率的な照合が達成される。たとえば、
処理制御部11に4ビットのマイクロコンピュータを使
用し、システムフォーマットにより識別コードの長さが
16ビットと規定されている場合、4ビットのコード照
合にかかる時間を10μsecとすると、全ての識別コ
ードを16ビット単位で照合すると約40μsec〜
2.6secの時間がかかる。これに対し、上記した方
法で識別コード内の階層ごとに照合すると、約40μs
ec〜5.5msecの時間で済み、大幅に照合の所要
時間が短縮される。
【0040】この照合の結果、解読された特定識別コー
ドIDSと一致する登録識別コードIDRが存在すると
きは、処理制御部11は、先に送信した応答要求信号内
に含まれる扉の「開」または「閉」の命令信号にしたが
って、扉の駆動信号を例えば照合部18から扉2に出力
する。これにより、扉の開閉が行われる。この扉の開閉
制御と同時に、扉を開くときは解錠、扉を閉めるときは
解錠を指示する錠の駆動信号が、例えば照合部18から
駆動装置10に出力されると、この駆動信号を受けた駆
動装置10により扉の解錠または施錠が行われる(ステ
ップS13)。
【0041】本例においては、扉の開閉の施行のたびに
錠装置3で乱数Xを発生させ、受信した乱数信号を用い
て鍵装置1内で特定識別コードIDSを暗号化し、この
暗号化コードf(X,IDS)を錠装置3に送信するの
で、双方向で空間伝送される信号は常に異なる信号とな
り、たとえ伝送途中で信号を傍受されても特定識別コー
ドIDSが盗まれる危険性がなくなる。
【0042】また、本例においては、電源制御部11に
よる間欠動作中における電力供給の開始タイミング制御
において、送受信部9への電力供給が他の部分10〜1
3に先立って開始され、速やかに受信状態が整えられ
る。このため、従来のように、全ての部分を同時に電力
供給すると処理制御部11等が処理可能になっているに
もかかわらず送受信部9の立ち上げ時間に時間を要して
無駄な時間を費やすことがない。この結果、一連の施錠
/解錠のための処理制御を行う定常動作時間が、その分
だけ短くなって省電力化を図ることができる。また、そ
の分、応答性もよい。
【0043】本例では、系統的な識別コードIDRの登
録がなされ、効率よく特定識別コードIDSとの照合が
できることから、更に省電力化が図られ応答性の向上が
高い。また、何度施行しても偶然に信号のコードが一致
する確率は変わらない。このコードが一致する確率は、
例えば24ビットのコードから信号が構成されている場
合には常に1670万分の1程度となり、極めて高いセ
キュリティ性を容易に実現できる。
【0044】つぎに、セキュリティ性の更なる向上を目
的とし、乱数Xの重複発生の防止を図るための乱数発生
に関する変形例1〜3について、以下に説明する。な
お、以下の変形例1〜3の説明では、錠装置内の処理制
御部の構成と、乱数メモリを新たに備えることが先の場
合と異なり、他の部分は同一である。この同一部分は、
同一符号を付し、その説明を省略する。具体的には、送
受信部9、駆動装置10、登録IDメモリ12、乱数発
生部13、電池14、電源制御部15およびタイマ16
の構成および動作は、先の説明と何ら変わらない。ま
た、処理制御部内の解読部17、照合部18の構成およ
び動作も先の説明と同様である。
【0045】変形例1 図7に示す本例のキーレスエントリーシステムにおい
て、錠装置20は、その処理制御部21内に乱数変更部
22を有し、処理制御部21の外部に乱数メモリ23を
有する。さらに乱数変更部22は、比較手段24と、出
力制御手段25とを有している。
【0046】乱数メモリ23には、処理制御部21から
送受信部9に出力されることによって、過去に特定識別
コードIDSの暗号化に用いられた乱数Xが、所定個数
だけ記憶されている。なお、乱数メモリ23は、乱数発
生部13と同じタイミングで電源制御部15による間欠
的な電力供給の開始タイミングが制御されている。比較
手段24は、乱数発生部13からの最新の乱数Xk と、
乱数メモリ23から読み出した先に使用された乱数(以
下、先の乱数)Xk-1,Xk-2,…とを比較するものであ
り、比較手段24の入力に、乱数発生部13および乱数
メモリ23が接続されている。出力制御手段25は、乱
数発生部13から送受信部9の出力経路途中に設けら
れ、比較手段24の比較結果に基づいて、乱数Xk の出
力を禁止したり、乱数発生部13に再度の乱数発生を指
示して乱数Xk の出力制御を行う手段である。
【0047】図8は、変形例1における乱数発生(図2
のS4)の内容を示すフローチャートである。最初のス
テップS400では、先の説明と同様に、乱数発生部1
3により乱数Xk が生成されて、処理制御部21に入力
される。ステップS401では、比較手段24により、
生成された乱数Xk と乱数メモリ23内の先の乱数Xk-
1,Xk-2,…が逐次比較される。この比較の結果、最新の
乱数Xk が先の乱数Xk-1,Xk-2,…の中の1つと一致す
る場合は、この結果を受けた出力制御手段25が乱数X
k の出力を禁止した後(ステップS404)、常に所定
回数の間に重複乱数が発生しないように、再度の乱数X
k の生成(ステップS400)、乱数比較(ステップS
401)、判定(ステップS402)及び乱数Xk の出
力禁止(ステップS404)を繰り返す。一方、乱数メ
モリ23内の全ての先の乱数との一致がないときは(ス
テップS402の「No」)、この結果を受けた出力制
御手段25が乱数Xk の出力を許可した後(ステップS
403)、当該乱数発生処理S4を終了させる。
【0048】この変形例1では、所定回数続けて同じ乱
数が特定識別コードIDSの暗号化に使用されることが
回避され、セキュリティ性の高いシステムを実現できる
利点がある。なお、本例では、乱数の生成が続けて繰り
返されることがあるので、例えば次に使用する乱数を、
先の乱数との重複性を調べたうえでストックする構成と
してもよい。
【0049】変形例2 図9に示す本例のキーレスエントリーシステムにおい
て、錠装置30は、その処理制御部31内に乱数変更部
32を有する。この乱数変更部32が、上記変形例1の
乱数変更部22と異なる点は、図7の出力制御手段25
に代えて、所定の演算処理を行う演算処理手段33を設
けたことである。この演算処理としては、必ず異なる乱
数が生成できる演算処理であればよく、例えば乱数Xk
を構成する全てのビットの“0”と“1”を反転する演
算処理が該当する。
【0050】図10は、変形例2における乱数発生(図
2のS4)の内容を示すフローチャートである。ステッ
プS410〜S412では、先の変形例1におけるステ
ップS400〜S402と同様に、乱数発生部13によ
る乱数Xk の生成(ステップS410)、比較手段24
による最新の乱数Xk と先の乱数Xk-1,Xk-2,…との比
較(ステップS411)、及び判定(ステップS41
2)が行われる。この判定の結果、最新の乱数Xk が先
の乱数Xk-1,Xk-2,…の中の1つと一致する場合は、こ
の結果を受けた演算処理手段33が、乱数Xk に対し所
定の演算処理を施して異なる乱数に変更した後に変更後
の乱数をXk として出力すれば(ステップS413)、
当該乱数発生処理S4が終了する。
【0051】この変形例2によっても、所定回数続けて
同じ乱数が特定識別コードIDSの暗号化に使用される
ことが回避され、セキュリティ性の高いシステムを実現
できる。なお、本例では、乱数が重複した場合でも、1
回の演算処理で必ず異なる乱数が得られ、当該システム
の乱数処理に対するタイミング設計が楽であるといった
利点を有する。
【0052】変形例3 図11に示す本例のキーレスエントリーシステムにおい
て、錠装置40は、その処理制御部41内に乱数変更部
42、処理制御部41の外部に第2の乱数発生部ともい
うべきカウンタ43を有する。本例の乱数変更部42
は、上記変形例1および2とは乱数変更の仕方が異な
り、乱数同士の演算処理、例えば乱数Xk の符号列にカ
ウンタ43からの符号列を直列につなげて合成すること
により乱数Xk を変更する。この乱数の合成は、必ず異
なる乱数が生成できればよく、例えば23ビットの乱数
Xk に1ビットを“0”と“1”とを交互に付加する、
或いは所定ビット数のカウンタ値を少しずつインクリメ
ント又はディクリメントする等で生成乱数Xk を異なる
乱数に変更できる。
【0053】図12は、変形例3における乱数発生(図
2のS4)の内容を示すフローチャートである。ステッ
プS420の乱数Xk の生成は、先の変形例1および2
と同様、乱数発生部13による行われ、生成した乱数X
k は乱数変更部42の一方の入力に送られる。一方、カ
ウンタ43でのカウント値Ck が読み出され(ステップ
S421)、乱数変更部42の他方の入力に送られる。
カウント値Ck を出力した後、すぐにカウンタ43は所
定値だけカウントアップ又はカウントダウンして停止
し、次のカウント値Ck の読み出しに備える(ステップ
S422)。そして、つぎのステップS423では、乱
数変更部42において、乱数Xk にカウント値Ck をつ
なげ、この合成後の値が新たな乱数Xk として出力され
ると、当該乱数発生処理S4が終了する。
【0054】この変形例3によっても、所定回数続けて
同じ乱数が特定識別コードIDSの暗号化に使用される
ことがほぼ回避され、セキュリティ性の高いシステムを
実現できる。なお、本例は、重複防止確率を極めて低く
できる上、乱数変更部42の構成が簡単であるといった
利点を有する。
【0055】
【発明の効果】本発明に係る識別信号装置および識別信
号照合方法によれば、検出装置の間欠動作における電力
供給の際に、受信部について他部に先行して電力供給が
開始されることから、従来のように電力が一斉に供給開
始されることによって受信部の安定動作移行に時間を要
し、このため無駄な時間を費やすといったことがなく、
この結果、一連の駆動処理制御を行う定常動作時間が、
受信部の電力供給開始を先行させた分だけ短くなって省
電力化を図ることができる。また、その分、応答性もよ
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る識別信号照合装置(キーレス
エントリーシステム)の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のキーレスエントリーシステムの動作を示
すフローチャートである。
【図3】図1のキーレスエントリーシステムにおける送
受信および間欠動作を示すタイミングチャートである。
【図4】識別コードのフォーマット構成を示す説明図で
ある。
【図5】識別コードの検索を容易にするため識別コード
を系統的に並べた図である。
【図6】図5の上から下にむけて登録識別コードを検索
し特定識別コードと照合する場合を例に、図2のIDコ
ード照合(ステップS12)の手順を示すフローチャー
トである。
【図7】乱数発生に関する変形例1を示すキーレスエン
トリーシステムのブロック図である。
【図8】変形例1における乱数発生(図2のS4)の内
容を示すフローチャートである。
【図9】乱数発生に関する変形例2を示すキーレスエン
トリーシステムのブロック図である。
【図10】変形例2における乱数発生(図2のS4)の
内容を示すフローチャートである。
【図11】乱数発生に関する変形例3を示すキーレスエ
ントリーシステムのブロック図である。
【図12】変形例3における乱数発生(図2のS4)の
内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…鍵装置(被検出装置)、2…扉(駆動制御の対象
物)、3,20,30,40…錠装置(検出装置)、4
…スイッチ部、5…信号処理部、6…送受信部、7…I
Dメモリ、8…電池、9…送受信部(受信部)、10…
駆動装置、11,21,31,41…処理制御部、12
…登録IDメモリ(記憶部)、13…乱数発生部、14
…電池、15…電源制御部、16…タイマ、17…解読
部、18…照合部、22,42…乱数変更部、23…乱
数メモリ、24…比較手段、25…出力制御手段、33
…演算処理手段、43…カウンタ、IDS…特定識別コ
ード(第1の識別信号)、IDR…登録識別コード(第
2の識別信号)、MID…メイングループIDコード、
SID…サブグループIDコード、IID…個別IDコ
ード、X…乱数、C…カウント値。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 9/00 673A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の識別信号を送信する被検出装置と、 当該被検出装置との間で互いに無線による信号の送受信
    ができ、前記被検出装置が予め登録されたものか否かを
    識別する検出装置とから構成され、 前記検出装置は、前記第1の識別信号を受信する受信部
    と、 第2の識別信号が記憶されている記憶部と、 受信した前記第1の識別信号を、前記記憶部から読み出
    した前記第2の識別信号と照合する処理制御部と、 電源制御部とを少なくとも有し、 前記電源制御部により周期的に電力供給の開始および停
    止が制御されて間欠動作する識別信号照合装置であっ
    て、 前記電源制御部は、少なくとも前記記憶部および前記処
    理制御部への電力供給の開始タイミングに対し、所定時
    間だけ先行して前記受信部への電力供給を開始させる識
    別信号照合装置。
  2. 【請求項2】前記検出装置は、乱数を発生する乱数発生
    部と、 前記乱数を乱数信号として前記被検出装置に送信する送
    信部とを更に有し、 前記被検出装置は、受信した前記乱数信号を用いて前記
    第1の識別信号を暗号化し、前記検出装置へ送信させる
    信号処理部とを有し、 前記処理制御部は、前記暗号化後の第1の識別信号を解
    読して暗号化前の第1の識別信号を読み出した後、前記
    照合を行う請求項1に記載の識別信号照合装置。
  3. 【請求項3】前記検出装置は、前記照合の結果に応じて
    駆動制御する対象物側に設置され、 前記電源制御部は、前記記憶部および前記処理制御部へ
    の電極供給の開始と同時または当該電力供給開始時より
    所定時間経過後の何れかのタイミングで、前記対象物の
    駆動装置に対し電力供給を開始させる請求項1に記載の
    識別信号照合装置。
  4. 【請求項4】前記検出装置は、少なくとも前記受信部、
    前記記憶部および前記処理制御部に前記電力供給を行う
    電池を有する請求項1に記載の識別信号照合装置。
  5. 【請求項5】前記電源制御部は、前記記憶部および前記
    処理制御部への電力供給の開始と同時、または前記受信
    部への電源供給後で当該記憶部および処理制御部への電
    力供給開始前の何れかのタイミングで、前記乱数発生部
    に対し電力供給を開始させる請求項2に記載の識別信号
    照合装置。
  6. 【請求項6】前記電源制御部は、前記処理制御部の照合
    結果を監視し、前記第1の識別信号が前記記憶部内の第
    2の識別信号の何れに対しても一致しないときは、前記
    前記対象物の駆動装置への電力供給を行わない請求項3
    に記載の識別信号照合装置。
  7. 【請求項7】前記検出装置は、前記対象物の駆動装置お
    よび電池を内蔵し、 当該対象物の駆動装置は、前記電源制御部の制御により
    前記電池から電力供給を受ける請求項3に記載の識別信
    号照合装置。
  8. 【請求項8】周期的に電力供給の開始および停止が制御
    されて間欠動作しながら、送信されてきた第1の識別信
    号を受信し、当該第1の識別信号を予め記憶されている
    第2の識別信号と照合することによって、第1の識別信
    号が予め登録されたものか否かを識別する識別信号照合
    方法であって、 前記間欠動作において停止状態から動作状態に移行する
    際、少なくとも前記第2の識別信号が記憶されている手
    段および照合を行う手段への電力供給の開始タイミング
    に対し、所定時間だけ先行して前記受信を行う手段への
    電力供給を開始させる識別信号照合方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001120753A (ja) * 1999-10-28 2001-05-08 Samii Kk 遊技機
JP2011190685A (ja) * 2011-07-08 2011-09-29 Kyocera Corp 制御システム、及び携帯端末
JP2013166447A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Toyota Motor Corp 認証システム及び認証装置

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