JP2001295525A - キーレスエントリーシステム - Google Patents

キーレスエントリーシステム

Info

Publication number
JP2001295525A
JP2001295525A JP2000113480A JP2000113480A JP2001295525A JP 2001295525 A JP2001295525 A JP 2001295525A JP 2000113480 A JP2000113480 A JP 2000113480A JP 2000113480 A JP2000113480 A JP 2000113480A JP 2001295525 A JP2001295525 A JP 2001295525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
encryption
portable device
encryption key
identification code
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2000113480A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Nishiyama
文章 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2000113480A priority Critical patent/JP2001295525A/ja
Publication of JP2001295525A publication Critical patent/JP2001295525A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 他人に傍受されても復号化が困難なキーレス
エントリーシステムを提供する。 【解決手段】 固定機2は、携帯機1が接近したことを
検知する毎に異なる識別コードを生成し、携帯機1に送
信する。携帯機1は暗号鍵1B及び暗号表1Cを有して
おり、これらを参照しながら固定機2からの識別コード
を暗号化識別コードに暗号化する。携帯機1は上記暗号
化に使用した選択暗号鍵と暗号化識別コードを固定機2
に送信する。固定機2は携帯機1が有していると同じ暗
号鍵1B及び暗号表1Cを有しており、これらを参照し
ながら携帯機1から送られてきた選択暗号鍵及び暗号化
識別コードから識別コードを復号化する。そして固定機
2は、上述したように復号化した識別コードと暗号化す
る前の識別コードとを照合し、これらが一致した場合ロ
ック装置を旋錠又は解錠する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、住宅用ド
ア等の各種の旋解錠対象物を特別な旋解錠操作を行わず
に旋解錠して開閉することができるキーレスエントリー
システムに関し、特に、カオスブロック暗号化を利用し
てセキュリティー性を高めたキーレスエントリーシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、機械式キープレートを用いずに、
電子式、電気的な遠隔操作によって旋解錠を行うキーレ
スエントリーシステムが種々提案されている。そして、
これらの装置はセキュリティー性を高めるために、様々
な暗号化手法が採用されている。例えば、特開平10−
176448号公報には、ローリングコードによる暗号
化を採用したキーレスエントリーシステムが開示されて
いる。この装置においては、識別コードをローリングコ
ードにより暗号化し送信する携帯機と、この携帯機から
の暗号化された識別コードと復号化し、この復号化した
識別コードと暗号化する前の識別コードとを照合し、こ
れらが一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠する、旋
解錠対象物側に設けられた固定機とから基本的に構成さ
れている。上記携帯機が通常のキーの代わりとなるもの
である。携帯機においては、識別コードをビット単位で
ローリングさせデータを並び替えるビットローリング又
はワード単位でローリングさせデータを並び替えるワー
ドローリングを用いて暗号化が行われている。そして、
暗号化に用いられたローリング実行データが、暗号化デ
ータに付加されて固定機に送信される。固定機では、上
記ローリング実行データ及び暗号化データを受信し、こ
の実行データに基づいて暗号化データの復号化が行われ
る。そして、復号化データと予め登録された識別コード
が照合されて、これらが一致した場合ロック装置を旋錠
又は解錠するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
キーレスエントリーシステムにおいては、上述したよう
に暗号化実行データ及び暗号化データが携帯機と固定機
との間で送受信されている。また、携帯機と固定機との
間でのデータ送受信は常に同じ暗号化規則に基づいて行
われている。従って、他人に傍受されると識別コードも
復号化され、これらが悪用される危険性があるという問
題があった。よって本発明は、上述した現状に鑑み、カ
オスブロック暗号化を利用して、たとえ他人に傍受され
ても復号化が困難なキーレスエントリーシステムを提供
することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載のキーレスエントリーシステム
は、図1の基本構成図に示すように、識別コードを暗号
化し送信する携帯機1と、前記携帯機1からの暗号化さ
れた識別コードを復号化し、この復号化した識別コード
と暗号化する前の識別コードとを照合し、これらが一致
した場合ロック装置を旋錠又は解錠する、旋解錠対象物
側に設けられた固定機2とを備えたキーレスエントリー
システムであって、前記携帯機1は、前記固定機2から
送信されてくる前記識別コードを受信する識別コード受
信手段1Aと、前記識別コードを暗号化するための複数
の暗号化ルールを定めた複数の暗号鍵1Bと、前記複数
の暗号鍵1Bにそれぞれ対応する複数の暗号コードを記
載した暗号表1Cと、前記複数の暗号鍵1Bのうちのひ
とつを選択し、この選択した選択暗号鍵に基づいて前記
識別コードを前記複数の暗号コードのうちのひとつに暗
号化した暗号化識別コードを生成する暗号化手段1D
と、前記選択暗号鍵及び前記暗号化識別コードを送信す
る送信手段1Eとを有し、前記固定機2は、前記携帯機
1が接近したことを検知する検知手段2Aと、この検知
手段2Aによる検知に応答して、前記検知毎に異なる前
記識別コードを生成し、前記携帯機1に送信する前記識
別コード生成送信手段2Bと、前記携帯機1から送信さ
れてくる前記選択暗号鍵及び前記暗号化識別コードを受
信する受信手段2Eと、前記携帯機1が有していると同
じ前記暗号鍵1Bと、前記携帯機1が有していると同じ
前記暗号表1Cと、前記暗号表1Cを参照して、受信し
た前記選択暗号コードに対応する復号暗号鍵1Bを生成
する暗号鍵復号手段2Cと、前記暗号鍵1Bを参照し
て、前記復号暗号鍵1Bから識別コードを復号化する識
別コード復号手段2Dとを有することを特徴とする。
【0005】請求項1記載の発明によれば、識別コード
を暗号化し送信する携帯機1と、携帯機1からの暗号化
識別コードを復号化し、この復号化した識別コードと暗
号化する前の識別コードとを照合し、これらが一致した
場合ロック装置を旋錠又は解錠する、旋解錠対象物側に
設けられた固定機2を含む。詳細には、固定機2は、携
帯機1が接近したことを検知する毎に異なる識別コード
を生成し、携帯機1に送信する。携帯機1は暗号鍵1B
及び暗号表1Cを有しており、これらを参照しながら固
定機2からの識別コードを暗号化識別コードに暗号化す
る。そして、携帯機1は上記暗号化に使用した選択暗号
鍵と暗号化識別コードを固定機2に送信する。固定機2
は携帯機1が有していると同じ暗号鍵1B及び暗号表1
Cを有しており、これらを参照しながら携帯機1から送
られてきた選択暗号鍵及び暗号化識別コードから識別コ
ードを復号化する。そして固定機2は、上述したように
復号化した識別コードと暗号化する前の識別コードとを
照合し、これらが一致した場合ロック装置を旋錠又は解
錠する。
【0006】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載のキーレスエントリーシステムは、図1の基本構
成図に示すように、請求項1記載のキーレスエントリー
システムにおいて、前記携帯機1の前記暗号化手段1D
は、毎回異なった前記暗号鍵1Bを選択することを特徴
とする。
【0007】請求項2記載の発明によれば、携帯機1の
前記暗号化手段1Dは、毎回異なった前記暗号鍵を選択
する。このように、携帯機1は毎回異なった暗号鍵を選
択するので、本キーレスエントリーシステム利用者の入
退出の管理を正確に行うことができるようになる。例え
ば時刻に対応付けて暗号鍵を選択させることにより、こ
の暗号鍵を利用した入退出管理が可能になる。
【0008】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載のキーレスエントリーシステムは、図1の基本構
成図に示すように、請求項1記載のキーレスエントリー
システムにおいて、前記携帯機1の前記送信手段1E
は、自装置固有のIDコードを付加して、前記選択暗号
鍵及び前記暗号化識別コードを送信し、前記固定機2の
受信手段2Eは、前記携帯機1から送信されてくる前記
選択暗号鍵及び前記暗号化識別コードに加え前記IDコ
ードも受信し、前記固定機2は、前記IDコードを予め
格納しており、前記復号化した識別コードと暗号化する
前の識別コードとを照合すると共に、受信した前記ID
コードも予め格納している前記IDコードと照合し、こ
れら両方が一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠する
ことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明によれば、携帯機1と
固定機2の間で送受されるデータには暗号化識別コード
及び使用された暗号鍵1Bに加えて、暗号化しない携帯
機1のIDコードも付加する。そして、固定機2はID
コードを予め格納しており、復号化した識別コードと暗
号化する前の識別コードとを照合すると共に、受信した
IDコードも予め格納しているIDコードと照合し、こ
れら両方が一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠す
る。
【0010】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載のキーレスエントリーシステムは、図1の基本構
成図に示すように、請求項1記載のキーレスエントリー
システムにおいて、前記携帯機1の前記送信手段1E
は、自装置固有のIDコードを付加して、前記選択暗号
鍵及び前記暗号化識別コードを送信し、前記固定機2の
受信手段2Eは、前記携帯機1から送信されてくる前記
選択暗号鍵及び前記暗号化識別コードに加え、前記ID
コードも受信し、前記固定機2は、前記IDコードを予
め格納しており、受信した前記IDコードと予め格納し
ている前記IDコードとを照合し、照合結果を表示ある
いは音声出力することを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明によれば、携帯機1と
固定機2の間で送受されるデータには暗号化識別コード
及び使用された暗号鍵1Bに加えて、暗号化しない携帯
機1のIDコードも付加する。そして、固定機2はID
コードを予め格納しており、受信したIDコードと予め
格納しているIDコードとを照合し、照合結果を表示部
5により表示させたりあるいはスピーカ6により音声出
力させる。
【0012】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載のキーレスエントリーシステムは、図1の基本構
成図に示すように、自装置固有のIDコードを暗号化し
送信する携帯機1と、前記携帯機1からの暗号化された
IDコードを復号化し、この復号化したIDコードと予
め格納している暗号化する前の前記IDコードとを照合
し、これらが一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠す
る、旋解錠対象物側に設けられた固定機2とを備えたキ
ーレスエントリーシステムであって、前記携帯機1は、
前記IDコードをを暗号化するための複数の暗号化ルー
ルを定めた複数の暗号鍵1Bと、前記複数の暗号鍵1B
にそれぞれ対応する複数の暗号コードを記載した暗号表
1Cと、前記複数の暗号鍵1Bのうちから毎回異なる前
記暗号鍵1Bを選択し、前記暗号鍵1Bを変更する暗号
鍵変更手段1Fと、暗号鍵変更手段1Fにより選択され
た選択暗号鍵に基づいて前記IDコードを前記複数の暗
号コードのうちのひとつに暗号化した暗号化IDコード
を生成する暗号化手段1Dと、前記IDコードを付加し
て、前記選択暗号鍵及び前記暗号化IDコードを送信す
る送信手段1Eとを有し、前記固定機2は、前記携帯機
1から送信されてくる前記IDコード、前記選択暗号鍵
及び前記暗号化IDコードを受信する受信手段2Eと、
前記携帯機1が有していると同じ前記暗号鍵1Bと、前
記携帯機1が有していると同じ前記暗号表1Cと、前記
暗号表1Cを参照して、受信した前記選択暗号コードに
対応する復号暗号鍵1Bを生成する暗号鍵復号手段2C
と、前記暗号鍵1Bを参照して、前記復号暗号鍵1Bか
ら前記IDコードを復号化するIDコード復号手段2D
とを有することを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明によれば、自己のID
コードを暗号化し送信する携帯機1と、携帯機1からの
暗号化IDコードを復号化し、この復号化したIDコー
ドと予め格納している暗号化する前のIDコードとを照
合し、これらが一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠
する、旋解錠対象物側に設けられた固定機2を含む。詳
細には、携帯機1は暗号鍵1B及び暗号表1Cを有して
おり、これらを参照しながら自己のIDコードを暗号化
IDコードに暗号化する。この暗号化は、選択された毎
回異なった暗号鍵1Bに基づく。そして、携帯機1は上
記暗号化に使用した選択暗号鍵と暗号化IDコードとを
固定機2に送信する。固定機2は携帯機1が有している
と同じ暗号鍵1B及び暗号表1Cを有しており、これら
を参照しながら携帯機1から送られてきた選択暗号鍵及
び暗号化IDコードからIDコードを復号化する。そし
て上述したように固定機2は、復号化したIDコードと
予め格納している暗号化する前のIDコードとを照合
し、これらが一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠す
る。
【0014】上記課題を解決するためになされた請求項
6記載のキーレスエントリーシステムは、図1の基本構
成図に示すように、請求項5記載のキーレスエントリー
システムにおいて、前記固定機2は、前記復号化したI
Dコードと暗号化する前のIDコードとを照合すると共
に、受信した前記IDコードも予め格納している前記I
Dコードと照合し、これら両方が一致した場合ロック装
置を旋錠又は解錠することを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明によれば、携帯機1と
固定機2の間で送受されるデータには暗号化識別コード
及び使用された暗号鍵1Bに加えて、暗号化しない携帯
機1のIDコードも付加する。そして、固定機2はID
コードを予め格納しており、復号化したIDコードと暗
号化する前のIDコードとを照合すると共に、受信した
暗号化していないIDコードも予め格納しているIDコ
ードと照合し、これら両方が一致した場合ロック装置を
旋錠又は解錠する。
【0016】上記課題を解決するためになされた請求項
7記載のキーレスエントリーシステムは、図1の基本構
成図に示すように、請求項5記載のキーレスエントリー
システムにおいて、前記固定機2は、受信した前記ID
コードと予め格納している前記IDコードとを照合し、
照合結果を表示あるいは音声出力することを特徴とす
る。
【0017】請求項7記載の発明によれば、携帯機1と
固定機2の間で送受されるデータには暗号化IDコード
及び使用された暗号鍵1Bに加えて、暗号化しない携帯
機1のIDコードも付加する。そして、固定機2はID
コードを予め格納しており、受信した暗号化していない
IDコードと暗号化する前のIDコードとを照合し、照
合結果を表示あるいは音声出力する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図2
〜図7に基づいて説明する。まず図2を用いて本発明の
第1及び第2の実施の形態に共通のシステムを説明す
る。図2は本発明のキーレスエントリーシステムの第1
及び第2の実施形態に共通するシステム概要を示すブロ
ック図である。
【0019】まず携帯機1の構成を説明する。携帯機1
は、それぞれ後述するように、制御部10と、記憶部1
1、誘導電磁波(LF)受信部12、及びRF送受信部
13を含んで構成されている。この携帯機1は、例えば
カード状又はキーホルダー状の外形をしている。
【0020】制御部10は、例えば、CPUによって具
体化されるものであり、後述するように複数の暗号鍵の
うちから毎回異なった暗号鍵を選択し、この選択した選
択暗号鍵に基づいて識別コード(第2の実施形態では自
装置のIDコード)を複数の暗号コードのうちのひとつ
に暗号化した暗号化識別コード(第2の実施形態では暗
号化IDコード)を生成する暗号化手段を含む。
【0021】記憶部11は、例えばRAM等から構成さ
れるもので、その中には少なくとも後述する識別コード
(第2の実施形態ではIDコード)を暗号化するための
複数の暗号化ルールを定めた複数の暗号鍵と、複数の暗
号鍵にそれぞれ対応する複数の暗号コードを記載した暗
号表とが格納されている。
【0022】LF受信部12は、固定機2からの誘導電
磁波を受信して電源の供給を受ける。
【0023】RF送受信部13は、選択暗号鍵及び暗号
化識別コード(第2の実施形態では暗号化IDコー
ド)、さらに自己のIDコードを、そのアンテナからR
F信号として固定機2に向けて送信する。また、固定機
から送信されてくる識別コードを受信する
【0024】次に、固定機2の構成を説明する。固定機
2は、それぞれ後述するように、制御部20と、記憶部
21、誘導電磁波(LF)送信部22、RF送受信部2
3、電気鍵24、ドアSW25、解錠SW26、センサ
ー27及びタイマー28を含んで構成されている。この
固定機2は、電気錠24等のロック装置を旋錠又は解錠
する旋解錠対象物側に設けらている。
【0025】制御部20は、例えば、CPUによって具
体化されるものであり、第1の実施形態では、後述する
ようにセンサー27による検知に応答して、検知毎に異
なる識別コードを生成する。また、制御部20は、暗号
表を参照して、受信した選択暗号コードに対応する復号
暗号鍵を生成する暗号鍵復号手段と、暗号鍵を参照し
て、復号暗号鍵から識別コード(第2の実施形態ではI
Dコード)を復号化する識別コード復号手段とを有す
る。さらに、制御部20は復号化した識別コード(第2
の実施形態ではIDコード)と暗号化する前の識別コー
ド(第2の実施形態ではIDコード)とを照合すると共
に、受信したIDコードも予め格納しているIDコード
と照合し、これら両方が一致した場合ロック装置を旋錠
又は解錠する。またさらに、制御部20は、受信したI
Dコードと予め格納しているIDコードとを照合し、照
合結果を表示部5に表示させたり、スピーカ6に音声出
力させる。
【0026】記憶部21は、例えばRAM等から構成さ
れるもので、その中には少なくとも携帯機1が有してい
ると同じ暗号鍵及び暗号表を有している。また、記憶部
21は、複数の携帯機1のIDコードを予め格納してい
る。
【0027】LF受信部22は、センサー27により携
帯機1が固定機2に接近したことが検知された際、携帯
機1に誘導電磁波を送信して携帯機1に電源を供給す
る。
【0028】RF送受信部23は、制御部10により生
成された識別コードを、そのアンテナから携帯機1に向
けてRF信号として送信する(第1の実施形態)。ま
た、携帯機1から送信されてくるIDコード、選択暗号
鍵及び暗号化識別コード(第2の実施形態では暗号化I
Dコード)を受信し、制御部20に供給する。
【0029】電気錠24は、制御部20に制御され旋錠
又は解錠される。ドアSW25はドアの開閉状態を検出
する。解錠SW26はスイッチ操作によりドアロックを
解錠する。センサー27は携帯機1が接近したことを検
知する。タイマー28は、制御部10に所定の時間情報
を供給する。また、固定機2には表示部5及びスピーカ
6も接続されている。
【0030】上述のような構成において、第1の実施形
態では、携帯機1が固定機2から受信した識別コードを
暗号化し送信する。そして固定機2が、携帯機1からの
暗号化識別コードを復号化し、この復号化した識別コー
ドと暗号化する前の識別コードとを照合し、これらが一
致した場合電気錠24を旋錠又は解錠する。説明を加え
ると、固定機2は、携帯機1が接近したことを検知する
毎に異なる識別コードを生成し、携帯機1に送信する。
携帯機1は暗号鍵及び暗号表を参照しながら、固定機か
らの識別コードを暗号化識別コードに暗号化する。そし
て、携帯機は上記暗号化に使用した選択暗号鍵と暗号化
識別コードを固定機に送信する。固定機は携帯機が有し
ていると同じ暗号鍵及び暗号表を参照しながら携帯機か
ら送られてきた選択暗号鍵及び暗号化識別コードから識
別コードを復号化する。そして固定機は、上述したよう
に復号化した識別コードと暗号化する前の識別コードと
を照合し、これらが一致した場合ロック装置を旋錠又は
解錠する。また、固定機2は復号化した識別コードと暗
号化する前の識別コードとを照合すると共に、受信した
IDコードも予め格納しているIDコードと照合し、こ
れら両方が一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠する
ようにしてもよい。このように、暗号化情報及び暗号化
しない情報の両方を照合することにより、ロック装置の
制御を行うようにしているので、セキュリティ性が向上
する。さらに、固定機2は復号化した識別コードと暗号
化する前の識別コードとを照合し、照合結果を表示部5
により表示させたりあるいはスピーカ6により音声出力
させてもよい。このように、固定機において暗号化しな
いIDコードに基づく照合結果を表示あるいは音声出力
することにより、誰が操作したのかを容易に特定できこ
の結果にセキュリティ性がさらに向上する。
【0031】上述のような構成において、第2の実施形
態では、携帯機1が自己のIDコードを暗号化し送信す
る。そして固定機2が、携帯機1からの暗号化IDコー
ドを復号化し、この復号化したIDコードと暗号化する
前のIDコードとを照合し、これらが一致した場合電気
錠24を旋錠又は解錠する。説明を加えると、固定機2
は、携帯機は暗号鍵及び暗号表を参照しながら自己のI
Dコードを暗号化IDコードに暗号化する。この暗号化
は、毎回異なって選択された暗号鍵に基づく。そして、
携帯機は上記暗号化に使用した選択暗号鍵と暗号化ID
コードとを固定機に送信する。固定機は携帯機が有して
いると同じ暗号鍵及び暗号表を有しており、これらを参
照しながら携帯機から送られてきた選択暗号鍵及び暗号
化IDコードからIDコードを復号化する。そして上述
したように固定機は、復号化したIDコードと予め格納
している暗号化する前のIDコードとを照合し、これら
が一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠する。また、
固定機2は復号化したIDコードと暗号化する前のID
コードとを照合すると共に、受信した暗号化していない
IDコードも予め格納しているIDコードと照合し、こ
れら両方が一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠する
ようにしてもよい。さらに、固定機2は受信した暗号化
していないIDコードと暗号化する前のIDコードとを
照合し、照合結果を表示部5により表示させたりあるい
はスピーカ6により音声出力させてもよい。
【0032】なお、上述した第1及び第2の実施形態で
は、携帯機1の保持者は、帰社時にタイムコード端末3
に携帯機1を近づけると、帰社時刻に対応する暗号鍵が
携帯機1に登録される。そして、この帰社時暗号鍵を利
用して携帯機1のIDコードが暗号化される。固定機2
は、この帰社時暗号鍵を用いて復号化及び照合すること
により携帯機1の保持者が帰社したことを正確に把握で
きる。また、新規カード登録時にもタイムコード端末3
に携帯機1を近づけることにより、暗号鍵及び暗号表等
も自動登録することが可能である。この際には、登録デ
ータを選定するためにPC4を用いる。
【0033】図3(A)〜(C)は共に本発明のキーレ
スエントリーシステムで用いれられる暗号化の概要を説
明するための図である。図3(A)は暗号データであ
り、例えば、前述の識別コード又はIDコードに対応す
る。図3(B)は暗号鍵の例である。図3(C)は暗号
表又は復号表の例である。
【0034】例えば、図3(A)に示す識別コードをこ
こでは0011(10進数で3)と想定し、これを暗号
化する場合を説明する。まず、図3(B)に示すKEY
1の中で3が上から何番目にあるのかを検索し、ここで
は12番目であることを検出する(1番上が0番目とす
る)。次に、図3(B)に示すKEY2の中で12が上
から何番目にあるのかを検索し、ここでは13番目であ
ることを検出する。そして、図3(C)に示す暗号表の
上から13段目の行(32,138,,,155,25
1)の中から一つの値を任意に選択する(1番上が0段
目とする)。ここでは155を選択したとする。
【0035】また復号化する場合を説明する。まず、図
3(C)に示す復号表(暗号表)から上記155が上か
ら何段目にあるかを検索し、ここでは13段目であるこ
とを検出する。次に、図3(B)に示すKEY2の中で
上から13番目にある値、ここでは12を取得する。さ
らに、図3(B)に示すKEY1の中で上から12番目
にある値、ここでは3を取得する。そして、この3が復
号化されたコードとなる。
【0036】次に、図4及び図5を用いて、本発明のキ
ーレスエントリーシステムの第1の実施形態を説明す
る。図4は、本発明のキーレスエントリーシステムの第
1の実施形態に関わるフローチャートである。図5
(A)〜(C)は共に本発明のキーレスエントリーシス
テムの第1の実施形態で用いられるデータフォーマット
である。
【0037】まずステップF1において、固定機2はセ
ンサー27により携帯機1が接近したことを検出しその
センサ出力を得ると(ステップF1のY)、携帯機1に
電源を供給するためにそのLF送信部22から誘導電磁
波を送出して、ステップF2に移行する。ステップF2
において、固定機2は自装置をパワーオンして、ステッ
プF3に移行する。なおステップF1において、センサ
出力が得られなければ(ステップF1のN)センサ出力
が得られるまでステップF1を繰り返す。
【0038】ステップM1において、携帯機1は固定機
2からの誘導電磁波を受信してパワーオンされ、ステッ
プM2に移行する。
【0039】ステップM2及びステップF3において
は、携帯機1と固定機2の間でプロトコルが確立され通
信接続される。そして、この通信接続が完了すると、携
帯機1及び固定機2はそれぞれステップM3及びステッ
プF4に移行する。ステップM3においては、携帯機1
は通信接続が完了したことに応答して、それを示すため
LEDがオンする。
【0040】ステップF4において、固定機2はそのR
F送受信部23から図5(A)に示すような暗号要求デ
ータを携帯機1に向けて送信する。この暗号要求データ
は、毎回異なるデータであり、携帯機1で実際に暗号化
するためのデータである。図5(A)における暗号要求
データが請求項1〜4の識別データに相当する。
【0041】ステップM4において、上記固定機2から
の暗号要求データを受信した携帯機1は、上述したよう
にカオスブロック暗号を用い暗号化し、その結果、図5
(B)に示すような信号を生成しステップM5に移行す
る。図5(B)におけるKEY1及びKEY2が請求項
1〜4の暗号鍵に相当し、暗号化データが同暗号化識別
コードに相当する。なお、図5(B)におけるIDコー
ドは請求項1〜4のIDコードと同様である。
【0042】ステップM5において、携帯機1は図5
(B)に示すように上記KEY1、KEY2及び暗号化
データに暗号化しない自己IDコードを付加して、これ
をRF送受信部13から固定機2に向けて送信する。
【0043】ステップF5において、固定機2は携帯機
1からのRF信号、すなわち、暗号化された暗号要求デ
ータの受信を待機しており(ステップF5のN)、携帯
機1からのRF信号の受信すると(ステップF5のY)
ステップF6に移行する。
【0044】ステップF6において、固定機2は上述し
たように受信した暗号化データとKEY1及びKEY2
に対して上述のようなカオス復号化を行い、その結果、
図5(C)に示すような信号を復元し、ステップF7に
移行する。図5(C)における復号化データが請求項1
〜4の復号化された識別コードに相当する。なお、図5
(C)におけるIDコードは請求項1〜4のIDコード
と同様である。
【0045】ステップF7において、固定機2は復号化
データと格納している暗号化する前の暗号要求データを
照合し、一致検出を行う。ステップF7において一致検
出した場合(ステップF7のY)ステップF8に移行
し、一致検出しない場合(ステップF7のN)ステップ
F10に移行する。
【0046】ステップF8において、固定機2は電気錠
24を開錠(又は施錠)するための電気錠出力を電気錠
24に供給し、ステップF9に移行する。
【0047】ステップF9においては、固定機2はRF
送受信部23を介してステップF8における開錠(又は
施錠)が終了したことを示す動作状態信号を携帯機1に
向けて送信して、終了する。
【0048】ステップM6において、動作状態信号をR
F送受信部13を介して受信した携帯機1は、暗号化情
報操作を行う。すなわち、暗号鍵カウンタをインクリメ
ントする等して次回に使用する暗号鍵を時刻に対応づけ
て新たに選択設定して、終了する。
【0049】一方、ステップF10において、固定機2
は受信したIDコードと予め格納しているIDコードと
を照合し、照合結果を表示部5により表示させたりある
いはスピーカ6により音声出力させ、終了する。
【0050】上述したように第1の実施の形態による
と、固定機は毎回異なる暗号要求データを生成するの
で、傍受されても解読されにくい。また暗号要求データ
を固定機側が生成するので、携帯機は暗号鍵を毎回異な
らせる必要はなく、固定の暗号鍵データでもセキュリテ
ィはある程度確保されるようになるため、軽量化の要求
される携帯機側のメモリが小型でよくなる。また、携帯
機及び固定機がそれぞれ同じ内容の暗号表を有してお
り、携帯機と固定機間で送受されるデータには暗号化暗
号要求データ及び使用された暗号鍵しか含まれていない
ので、たとえ送受データが他人に傍受されても暗号表が
ない限り、暗号要求データの解読は不可能である。これ
らの結果、セキュリティが格段に向上する。また、携帯
機は毎回異なった暗号鍵を選択するので、本キーレスエ
ントリーシステム利用者の入退出管理を正確に行うこと
ができるようになる。例えば、帰社時には携帯機がその
時刻に対応した暗号鍵を選択するようにし、固定機はこ
の帰社時暗号鍵を用いて復号化及び照合することで、帰
社した時刻等を正確に把握できるようになる。
【0051】また次に、図4及び図5を用いて、本発明
のキーレスエントリーシステムの第2の実施形態を説明
する。図6は、本発明のキーレスエントリーシステムの
第2の実施形態に関わるフローチャートである。図7
(A)〜(C)は共に本発明のキーレスエントリーシス
テムの第2の実施形態で用いられるデータフォーマット
である。
【0052】固定機処理ステップF21〜ステップF2
3及び携帯機処理ステップM21〜ステップM23はそ
れぞれ、図4に示した第1の実施形態の固定機処理ステ
ップF1〜ステップF3及び携帯機処理ステップM1〜
ステップM3と同様なのでここでは説明を省略する。
【0053】ステップM24において、携帯機1は、図
7(A)に示すような自己IDを上述したようなカオス
ブロック暗号を用い暗号化し、その結果、図7(B)に
示すような信号を生成しステップM25に移行する。図
7(B)におけるKEY1及びKEY2が請求項5〜7
の暗号鍵に相当する。暗号化IDコードが同暗号化識別
コードに相当する。なお、図7(B)におけるIDコー
ド及び暗号化IDコードは請求項5〜7のIDコードと
同様である。上記KEY1及びKEY2は、毎回選択さ
れた異なった暗号鍵である。
【0054】ステップM25において、携帯機1は図7
(B)に示すように、上記KEY1、KEY2及び暗号
化IDコードに暗号化しない自己IDコードを付加し
て、これをRF送受信部13から固定機2に向けて送信
する。
【0055】ステップF24において、固定機2は携帯
機1からのRF信号、すなわち、図7(B)に示すよう
な信号の受信を待機しており、例えば、所定時間内に携
帯機1からのRF信号の受信すると(ステップF24の
Y)ステップF25に移行し、受信しないと(ステップ
F24のN)ステップF21に戻る。この受信しない場
合には、図示しないが、固定機2は携帯機1にステップ
M20に戻ることを指令する信号を送信する。
【0056】ステップF25において、固定機2は上述
したように受信した暗号化IDコードとKEY1及びK
EY2に対して上述のようなカオス復号化を行い、その
結果、図7(C)に示すような信号を復元し、ステップ
F26に移行する。図7(C)における復号化IDコー
ドが請求項1〜4の復号化されたIDコードに相当す
る。なお、図7(C)におけるIDコードは請求項1〜
4のIDコードと同様である。
【0057】ステップF26において、固定機2は復号
化IDコードと格納している暗号化する前のIDコード
とを照合し、一致検出を行う。ステップF26において
一致検出した場合(ステップF26のY)ステップF2
7に移行し、一致検出しない場合(ステップF26の
N)ステップF29に移行する。
【0058】ステップF27において、固定機2は電気
錠24を開錠(又は施錠)するための電気錠出力を電気
錠24に供給し、ステップF28に移行する。
【0059】ステップF28においては、固定機2はR
F送受信部23を介してステップF27における開錠
(又は施錠)が終了したことを示す動作状態信号を携帯
機1に向けて送信して、終了する。
【0060】ステップM26において、動作状態信号を
RF送受信部13を介して受信した携帯機1は、暗号化
情報操作を行う。すなわち、暗号鍵カウンタをインクリ
メントする等して次回に使用する暗号鍵を時刻に対応づ
けて新たに選択設定して、終了する。
【0061】一方、ステップF29において、固定機2
は受信したIDコードと予め格納しているIDコードと
を照合し、照合結果を表示部5により表示させたりある
いはスピーカ6により音声出力させ、終了する。
【0062】上述したように第2の実施の形態による
と、携帯機は自己のIDコードを上記カオス暗号化する
ようにしているので、電気鍵動作までの時間が早くでき
る。すなわち、固定機からの識別データを携帯機で暗号
化し、これを固定機に送り返すという双方向方式より
も、本実施形態のような携帯機から固定機への片方向方
式の方が電気鍵動作をより速く開始させることができ
る。携帯機は毎回異なった暗号鍵を選択するので、傍受
されても解読されにくい。また、毎回異なった暗号鍵が
選択されるので、本キーレスエントリーシステム利用者
の入退出管理を正確に行うことができるようになる。例
えば、帰社時には携帯機でその時刻に対応した暗号鍵を
選択するようにし、固定機はこの帰社時暗号鍵を用いて
復号化及び照合することで、帰社した時刻等を正確に把
握できるようになる。
【0063】さらに、携帯機及び固定機がそれぞれ同じ
内容の暗号表を有しており、携帯機と固定機間で送受さ
れるデータには暗号化IDコード及び使用された暗号鍵
しか含まれていないので、たとえ送受データが他人に傍
受されても暗号表がない限り、IDコードの解読は不可
能である。これらの結果、セキュリティが格段に向上す
る。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、識別コードを暗号化し送信する携帯機1
と、携帯機1からの暗号化識別コードを復号化し、この
復号化した識別コードと暗号化する前の識別コードとを
照合し、これらが一致した場合ロック装置を旋錠又は解
錠する、旋解錠対象物側に設けられた固定機2を含む。
詳細には、固定機2は、携帯機1が接近したことを検知
する毎に異なる識別コードを生成し、携帯機1に送信す
る。携帯機1は暗号鍵1B及び暗号表1Cを有してお
り、これらを参照しながら、固定機2からの識別コード
を暗号化識別コードに暗号化する。そして、携帯機1は
上記暗号化に使用した選択暗号鍵と暗号化識別コードを
固定機2に送信する。固定機2は携帯機1が有している
と同じ暗号鍵1B及び暗号表1Cを有しており、これら
を参照しながら携帯機1から送られてきた選択暗号鍵及
び暗号化識別コードから識別コードを復号化する。そし
て固定機2は、上述したように復号化した識別コードと
暗号化する前の識別コードとを照合し、これらが一致し
た場合ロック装置を旋錠又は解錠する。
【0065】このように、固定機2は携帯機1が接近し
たことを検知する毎に異なる識別コードを生成するの
で、傍受されても解読されにくい。また、毎回異なる識
別コードを固定機2側が生成するので、携帯機1は暗号
鍵1Bを毎回異ならせる必要はなく、固定の暗号鍵1B
データでもセキュリティはある程度確保されるようにな
るため、軽量化の要求される携帯機1側のメモリが小型
でよくなる。また、携帯機1及び固定機2がそれぞれ同
じ内容の暗号表1Cを有しており、携帯機1と固定機2
の間で送受されるデータには暗号化識別コード及び使用
された暗号鍵しか含まれていないので、たとえ送受デー
タが他人に傍受されても暗号表1Cがない限り、識別コ
ードの解読は不可能である。これらの結果、セキュリテ
ィが格段に向上する。
【0066】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、携帯機1の前記暗号化手段1
Dは、毎回異なった前記暗号鍵を選択するので、本キー
レスエントリーシステム利用者の入退出管理を正確に行
うことができるようになる。例えば時刻に対応付けて暗
号鍵を選択させることにより、この暗号鍵を利用した入
退出管理が可能になる。
【0067】請求項3記載の発明によれば、携帯機1と
固定機2の間で送受されるデータには暗号化識別コード
及び使用された暗号鍵1Bに加えて、暗号化しない携帯
機1のIDコードも付加する。そして、固定機2はID
コードを予め格納しており、復号化した識別コードと暗
号化する前の識別コードとを照合すると共に、受信した
IDコードも予め格納しているIDコードと照合し、こ
れら両方が一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠す
る。
【0068】従って請求項3記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加えて、暗号化情報及び暗号化
しない情報の両方を照合することにより、ロック装置の
制御を行うようにしているので、さらにセキュリティ性
が向上する。
【0069】請求項4記載の発明によれば、携帯機1と
固定機2の間で送受されるデータには暗号化識別コード
及び使用された暗号鍵1Bに加えて、暗号化しない携帯
機1のIDコードも付加する。そして、固定機2はID
コードを予め格納しており、受信したIDコードと予め
格納しているIDコードとを照合し、照合結果を表示部
5により表示させたりあるいはスピーカ6により音声出
力させる。
【0070】従って請求項4記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加えて、固定機2において暗号
化しないIDコードに基づく照合結果を表示あるいは音
声出力するようにしているので、誰が操作したのかを容
易に特定できこの結果にセキュリティ性がさらに向上す
る。
【0071】請求項5記載の発明によれば、自己のID
コードを暗号化し送信する携帯機1と、携帯機1からの
暗号化IDコードを復号化し、この復号化したIDコー
ドと予め格納している暗号化する前のIDコードとを照
合し、これらが一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠
する、旋解錠対象物側に設けられた固定機2を含む。詳
細には、携帯機1は暗号鍵1B及び暗号表1Cを有して
おり、これらを参照しながら自己のIDコードを暗号化
IDコードに暗号化する。この暗号化は、毎回選択され
た異なった暗号鍵1Bに基づく。そして、携帯機1は上
記暗号化に使用した選択暗号鍵と暗号化IDコードとを
固定機2に送信する。固定機2は携帯機1が有している
と同じ暗号鍵1B及び暗号表1Cを有しており、これら
を参照しながら携帯機1から送られてきた選択暗号鍵及
び暗号化IDコードからIDコードを復号化する。そし
て上述したように固定機2は、復号化したIDコードと
予め格納している暗号化する前のIDコードとを照合
し、これらが一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠す
る。
【0072】上述したように、携帯機1は暗号鍵1B及
び暗号表1Cを参照しながら自己のIDコードを暗号化
する。携帯機1は自己のIDコードを暗号化するように
しているので、電気鍵動作までの時間が早くできる。す
なわち、固定機2からの識別データを携帯機1で暗号化
し、これを固定機2に送り返すという双方向方式より
も、本発明のような携帯機1から固定機2への片方向方
式の方が電気鍵動作をより速く開始させることができ
る。携帯機1の暗号化手段1Dは、毎回異なった暗号鍵
1Bを選択するので、傍受されても解読されにくい。ま
た、毎回異なった暗号鍵1Bが選択されるので、本キー
レスエントリーシステム利用者の入退出管理を正確に行
うことができるようになる。例えば時刻に対応付けて暗
号鍵を選択させることにより、この暗号鍵を利用した入
退出管理が可能になる。さらに、携帯機1及び固定機2
がそれぞれ同じ内容の暗号表1Cを有しており、携帯機
1と固定機2の間で送受されるデータには暗号化識別コ
ード及び使用された暗号鍵しか含まれていないので、た
とえ送受データが他人に傍受されても暗号表1Cがない
限り、IDコードの解読は不可能である。これらの結
果、セキュリティが格段に向上する。
【0073】請求項6記載の発明によれば、携帯機1と
固定機2の間で送受されるデータには暗号化識別コード
及び使用された暗号鍵1Bに加えて、暗号化しない携帯
機1のIDコードも付加する。そして、固定機2はID
コードを予め格納しており、復号化したIDコードと暗
号化する前のIDコードとを照合すると共に、受信した
暗号化していないIDコードも予め格納しているIDコ
ードと照合し、これら両方が一致した場合ロック装置を
旋錠又は解錠する。
【0074】従って請求項6記載の発明によれば、請求
項5記載の発明の効果に加えて、暗号化情報及び暗号化
しない情報の両方を照合することにより、ロック装置の
制御を行うようにしているので、さらにセキュリティ性
が向上する。
【0075】請求項7記載の発明によれば、携帯機1と
固定機2の間で送受されるデータには暗号化IDコード
及び使用された暗号鍵1Bに加えて、暗号化しない携帯
機1のIDコードも付加する。そして、固定機2はID
コードを予め格納しており、受信した暗号化していない
IDコードと暗号化する前のIDコードとを照合し、照
合結果を表示あるいは音声出力する。
【0076】従って請求項7記載の発明によれば、請求
項5記載の発明の効果に加えて、固定機2において暗号
化しないIDコードに基づく照合結果を表示あるいは音
声出力するようにしているので、誰が操作したのかを容
易に特定できこの結果にセキュリティ性がさらに向上す
る。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキーレスエントリーシステムの基本構
成を示す図である。
【図2】本発明のキーレスエントリーシステムの第1及
び第2の実施形態に共通するシステム概要を示すブロッ
ク図である。
【図3】図3(A)〜(C)は共に本発明のキーレスエ
ントリーシステムで用いれられる暗号化の概要を説明す
るための図である。
【図4】本発明のキーレスエントリーシステムの第1の
実施形態に関わるフローチャートである。
【図5】図5(A)〜(C)は共に本発明のキーレスエ
ントリーシステムの第1の実施形態で用いられるデータ
フォーマットである。
【図6】本発明のキーレスエントリーシステムの第2の
実施形態に関わるフローチャートである。
【図7】図7(A)〜(C)は共に本発明のキーレスエ
ントリーシステムの第2の実施形態で用いられるデータ
フォーマットである。
【符号の説明】
1 携帯機 2 固定機 3 タイムコード端末 4 PC 5 表示部 6 スピーカ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別コードを暗号化し送信する携帯機
    と、前記携帯機からの暗号化された識別コードを復号化
    し、この復号化した識別コードと暗号化する前の識別コ
    ードとを照合し、これらが一致した場合ロック装置を旋
    錠又は解錠する、旋解錠対象物側に設けられた固定機と
    を備えたキーレスエントリーシステムであって、 前記携帯機は、 前記固定機から送信されてくる前記識別コードを受信す
    る識別コード受信手段と、 前記識別コードを暗号化するための複数の暗号化ルール
    を定めた複数の暗号鍵と、 前記複数の暗号鍵にそれぞれ対応する複数の暗号コード
    を記載した暗号表と、 前記複数の暗号鍵のうちのひとつを選択し、この選択し
    た選択暗号鍵に基づいて前記識別コードを前記複数の暗
    号コードのうちのひとつに暗号化した暗号化識別コード
    を生成する暗号化手段と、 前記選択暗号鍵及び前記暗号化識別コードを送信する送
    信手段と、を有し、 前記固定機は、 前記携帯機が接近したことを検知する検知手段と、 この検知手段による検知に応答して、前記検知毎に異な
    る前記識別コードを生成し、前記携帯機に送信する前記
    識別コード生成送信手段と、 前記携帯機から送信されてくる前記選択暗号鍵及び前記
    暗号化識別コードを受信する受信手段と、 前記携帯機が有していると同じ前記暗号鍵と、 前記携帯機が有していると同じ前記暗号表と、 前記暗号表を参照して、受信した前記選択暗号コードに
    対応する復号暗号鍵を生成する暗号鍵復号手段と、 前記暗号鍵を参照して、前記復号暗号鍵から識別コード
    を復号化する識別コード復号手段と、 を有することを特徴とするキーレスエントリーシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキーレスエントリーシス
    テムにおいて、 前記携帯機の前記暗号化手段は、毎回異なった前記暗号
    鍵を選択することを特徴とするキーレスエントリーシス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のキーレスエントリーシス
    テムにおいて、 前記携帯機の前記送信手段は、自装置固有のIDコード
    を付加して、前記選択暗号鍵及び前記暗号化識別コード
    を送信し、 前記固定機の受信手段は、前記携帯機から送信されてく
    る前記選択暗号鍵及び前記暗号化識別コードに加え、前
    記IDコードも受信し、 前記固定機は、前記IDコードを予め格納しており、前
    記復号化した識別コードと暗号化する前の識別コードと
    を照合すると共に、受信した前記IDコードも予め格納
    している前記IDコードと照合し、これら両方が一致し
    た場合ロック装置を旋錠又は解錠することを特徴とする
    キーレスエントリーシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のキーレスエントリーシス
    テムにおいて、 前記携帯機の前記送信手段は、自装置固有のIDコード
    を付加して、前記選択暗号鍵及び前記暗号化識別コード
    を送信し、 前記固定機の受信手段は、前記携帯機から送信されてく
    る前記選択暗号鍵及び前記暗号化識別コードに加え、前
    記IDコードも受信し、 前記固定機は、前記IDコードを予め格納しており、受
    信した前記IDコードと予め格納している前記IDコー
    ドとを照合し、照合結果を表示あるいは音声出力するこ
    とを特徴とするキーレスエントリーシステム。
  5. 【請求項5】 自装置固有のIDコードを暗号化し送信
    する携帯機と、前記携帯機からの暗号化されたIDコー
    ドを復号化し、この復号化したIDコードと予め格納し
    ている暗号化する前の前記IDコードとを照合し、これ
    らが一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠する、旋解
    錠対象物側に設けられた固定機とを備えたキーレスエン
    トリーシステムであって、 前記携帯機は、 前記IDコードをを暗号化するための複数の暗号化ルー
    ルを定めた複数の暗号鍵と、 前記複数の暗号鍵にそれぞれ対応する複数の暗号コード
    を記載した暗号表と、 前記複数の暗号鍵のうちから毎回異なる前記暗号鍵を選
    択し、前記暗号鍵を変更する暗号鍵変更手段と、 暗号鍵変更手段により選択された選択暗号鍵に基づいて
    前記IDコードを前記複数の暗号コードのうちのひとつ
    に暗号化した暗号化IDコードを生成する暗号化手段
    と、 前記IDコードを付加して、前記選択暗号鍵及び前記暗
    号化IDコードを送信する送信手段と、 を有し、 前記固定機は、 前記携帯機から送信されてくる前記IDコード、前記選
    択暗号鍵及び前記暗号化IDコードを受信する受信手段
    と、 前記携帯機が有していると同じ前記暗号鍵と、 前記携帯機が有していると同じ前記暗号表と、 前記暗号表を参照して、受信した前記選択暗号コードに
    対応する復号暗号鍵を生成する暗号鍵復号手段と、 前記暗号鍵を参照して、前記復号暗号鍵から前記IDコ
    ードを復号化するIDコード復号手段と、 を有することを特徴とするキーレスエントリーシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のキーレスエントリーシス
    テムにおいて、 前記固定機は、前記復号化したIDコードと暗号化する
    前のIDコードとを照合すると共に、受信した前記ID
    コードも予め格納している前記IDコードと照合し、こ
    れら両方が一致した場合ロック装置を旋錠又は解錠する
    ことを特徴とするキーレスエントリーシステム。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のキーレスエントリーシス
    テムにおいて、 前記固定機は、受信した前記IDコードと予め格納して
    いる前記IDコードとを照合し、照合結果を表示あるい
    は音声出力することを特徴とするキーレスエントリーシ
    ステム。
JP2000113480A 2000-04-14 2000-04-14 キーレスエントリーシステム Abandoned JP2001295525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000113480A JP2001295525A (ja) 2000-04-14 2000-04-14 キーレスエントリーシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000113480A JP2001295525A (ja) 2000-04-14 2000-04-14 キーレスエントリーシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001295525A true JP2001295525A (ja) 2001-10-26

Family

ID=18625438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000113480A Abandoned JP2001295525A (ja) 2000-04-14 2000-04-14 キーレスエントリーシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001295525A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005014959A1 (ja) * 2003-08-08 2005-02-17 Sharp Kabushiki Kaisha 認識装置およびこれを備える電子機器
JP2006340287A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Jr East Mechatronics Co Ltd 通信システム、情報端末、制御装置、情報処理方法、並びにプログラムおよび記録媒体
JP2009538255A (ja) * 2006-05-22 2009-11-05 コンティネンタル オートモーティブ システムズ ユーエス, インコーポレイティッド 設定されたグループからのいずれかのトランスミッタを用いた、複数の車両の操作方法
JP2011256561A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Toyota Infotechnology Center Co Ltd 鍵装置、錠制御装置、制御用プログラムおよび制御方法
JP2013142279A (ja) * 2012-01-12 2013-07-22 Tokai Rika Co Ltd 電子キーシステム及びキーid登録方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005014959A1 (ja) * 2003-08-08 2005-02-17 Sharp Kabushiki Kaisha 認識装置およびこれを備える電子機器
JPWO2005014959A1 (ja) * 2003-08-08 2007-09-27 シャープ株式会社 認識装置およびこれを備える電子機器
JP4587956B2 (ja) * 2003-08-08 2010-11-24 シャープ株式会社 認識装置
JP2006340287A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Jr East Mechatronics Co Ltd 通信システム、情報端末、制御装置、情報処理方法、並びにプログラムおよび記録媒体
JP2009538255A (ja) * 2006-05-22 2009-11-05 コンティネンタル オートモーティブ システムズ ユーエス, インコーポレイティッド 設定されたグループからのいずれかのトランスミッタを用いた、複数の車両の操作方法
JP2011256561A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Toyota Infotechnology Center Co Ltd 鍵装置、錠制御装置、制御用プログラムおよび制御方法
JP2013142279A (ja) * 2012-01-12 2013-07-22 Tokai Rika Co Ltd 電子キーシステム及びキーid登録方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9512659B2 (en) Code hopping based system with increased security
US20230354025A1 (en) Security system for a moveable barrier operator
US5144667A (en) Method of secure remote access
JP4565840B2 (ja) 音響2因子認証システム及び方法
US20140040621A1 (en) Mobile Electronic Device
KR20040033285A (ko) 보안 시스템
US5978483A (en) Securely encrypted remote keyless entry system
JPH0652518B2 (ja) セキュリティ・システムおよびその管理方法
CN101806173B (zh) 电子锁系统及其电子锁和解锁方法
JP2004107959A (ja) 遠隔操作装置
CN110322600B (zh) 电子锁的控制方法和电子锁
US10008055B2 (en) Reverse trace-preventing wireless recognition secure entry method and secure entry system using same
CN106572098B (zh) 二维码形式的虚拟钥匙方法
CN105956452A (zh) 设备解锁方法及系统
JP2019105881A (ja) シェアリングシステム
JP2008042490A (ja) 端末認証システム
JP2001295525A (ja) キーレスエントリーシステム
JPH10313307A (ja) 識別信号照合装置および識別信号照合方法
EP2756486B1 (en) Code hopping based system with increased security
Hamadaqa et al. Clone-resistant vehicular RKE by deploying SUC
JPH1046885A (ja) 電子ロックシステム
JP6633401B2 (ja) 電子錠システム
JP2002281026A (ja) 生体情報照合式セキュリティ装置
KR20130021240A (ko) 사이버 키 생성 방법 및 이를 이용하는 시스템
JPH1030367A (ja) 識別信号照合装置及び識別信号照合方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060710