JPH10313276A - Ｆｍ変調型光伝送装置 - Google Patents
Ｆｍ変調型光伝送装置Info
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- JPH10313276A JPH10313276A JP9122411A JP12241197A JPH10313276A JP H10313276 A JPH10313276 A JP H10313276A JP 9122411 A JP9122411 A JP 9122411A JP 12241197 A JP12241197 A JP 12241197A JP H10313276 A JPH10313276 A JP H10313276A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＦＭ変調型光伝送装置において、発生する群
遅延歪みを低減して良質なマルチチャネルＦＤＭ信号を
伝送する。 【解決手段】 入力したＦＤＭ信号を光周波数変調部１
で一括ＦＭ変調し、光周波数局部発振部２の局部発振光
と光合波部３で混合した後、光ヘテロダイン検波部４で
光／電気変換し、中間周波数の一括ＦＭ電気信号を生成
する。生成した信号を群遅延等化部５に通した後、一括
ＦＭ信号光伝送部６により光強度変調して光ファイバ８
に送出する。さらに光分岐部９により分岐して各受信器
12に伝送し、一括ＦＭ信号光受信部10で光／電気変換し
て再び一括ＦＭ電気信号を生成した後、一括ＦＭ信号復
調部11でＦＭ復調する。送信器15に設けた群遅延等化部
５は、送信器15，受信器12を含む一括ＦＭ信号全伝送路
の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内において平坦化
し、群遅延歪みを低減する。
遅延歪みを低減して良質なマルチチャネルＦＤＭ信号を
伝送する。 【解決手段】 入力したＦＤＭ信号を光周波数変調部１
で一括ＦＭ変調し、光周波数局部発振部２の局部発振光
と光合波部３で混合した後、光ヘテロダイン検波部４で
光／電気変換し、中間周波数の一括ＦＭ電気信号を生成
する。生成した信号を群遅延等化部５に通した後、一括
ＦＭ信号光伝送部６により光強度変調して光ファイバ８
に送出する。さらに光分岐部９により分岐して各受信器
12に伝送し、一括ＦＭ信号光受信部10で光／電気変換し
て再び一括ＦＭ電気信号を生成した後、一括ＦＭ信号復
調部11でＦＭ復調する。送信器15に設けた群遅延等化部
５は、送信器15，受信器12を含む一括ＦＭ信号全伝送路
の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内において平坦化
し、群遅延歪みを低減する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数多重化(以
下ＦＤＭ：Ｆrequency Ｄivision Ｍultiplex という)
されたマルチチャネル信号を一括ＦＭ変調して光伝送す
る広帯域のＦＭ変調型光伝送装置に関するものである。
下ＦＤＭ：Ｆrequency Ｄivision Ｍultiplex という)
されたマルチチャネル信号を一括ＦＭ変調して光伝送す
る広帯域のＦＭ変調型光伝送装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＦＭ変調型光伝送装置として、特
開平８−274714号公報に記載されたものが知られてい
る。図６は、その従来例の構成を示したもので、１は電
気信号を変調入力とし周波数変調された光信号を出力す
る光周波数変調部、２はこの光信号と中間周波数だけ離
れた光周波数の局部発振光を出力する光周波数局部発振
部、３は前記光信号と前記局部発振光とを混合する光合
波部、４はこの合波された光信号を入力し前記光信号と
前記局部発振光との光周波数の差に等しい中間周波数の
電気信号を出力する光ヘテロダイン検波部、６は前記一
括ＦＭ電気信号により光源を強度変調し光伝送路に送信
用光信号を出力する一括ＦＭ信号光伝送部であり、これ
らにより送信器７が構成されている。また、８は光ファ
イバである。さらに10は一括ＦＭ信号光受信部、11は一
括ＦＭ信号復調部であり、これらにより受信器12が構成
されている。
開平８−274714号公報に記載されたものが知られてい
る。図６は、その従来例の構成を示したもので、１は電
気信号を変調入力とし周波数変調された光信号を出力す
る光周波数変調部、２はこの光信号と中間周波数だけ離
れた光周波数の局部発振光を出力する光周波数局部発振
部、３は前記光信号と前記局部発振光とを混合する光合
波部、４はこの合波された光信号を入力し前記光信号と
前記局部発振光との光周波数の差に等しい中間周波数の
電気信号を出力する光ヘテロダイン検波部、６は前記一
括ＦＭ電気信号により光源を強度変調し光伝送路に送信
用光信号を出力する一括ＦＭ信号光伝送部であり、これ
らにより送信器７が構成されている。また、８は光ファ
イバである。さらに10は一括ＦＭ信号光受信部、11は一
括ＦＭ信号復調部であり、これらにより受信器12が構成
されている。
【０００３】次に、上記従来例の動作について説明す
る。送信器７に入力されたマルチチャネルのＦＤＭ信号
は、光周波数変調部１により光周波数帯で一括ＦＭ変調
され、光周波数局部発振部２からの局部発振光と光合波
部３で混合され、光ヘテロダイン検波部４で光／電気変
換されることにより、光周波数変調部１からの光信号と
局部発振光との光周波数の差に等しい中間周波数の一括
ＦＭ電気信号が生成される。この一括ＦＭ電気信号は一
括ＦＭ信号光伝送部６により光強度変調され、光ファイ
バ８を用いて光伝送される。受信器12では、一括ＦＭ信
号光受信部10で光／電気変換されることで再び一括ＦＭ
電気信号を生成し、この一括ＦＭ電気信号を一括ＦＭ信
号復調部11でＦＭ復調することによりマルチチャネルＦ
ＤＭ信号が再生される。
る。送信器７に入力されたマルチチャネルのＦＤＭ信号
は、光周波数変調部１により光周波数帯で一括ＦＭ変調
され、光周波数局部発振部２からの局部発振光と光合波
部３で混合され、光ヘテロダイン検波部４で光／電気変
換されることにより、光周波数変調部１からの光信号と
局部発振光との光周波数の差に等しい中間周波数の一括
ＦＭ電気信号が生成される。この一括ＦＭ電気信号は一
括ＦＭ信号光伝送部６により光強度変調され、光ファイ
バ８を用いて光伝送される。受信器12では、一括ＦＭ信
号光受信部10で光／電気変換されることで再び一括ＦＭ
電気信号を生成し、この一括ＦＭ電気信号を一括ＦＭ信
号復調部11でＦＭ復調することによりマルチチャネルＦ
ＤＭ信号が再生される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のＦＭ変調型光伝送装置においては、マルチチ
ャネル信号を一括ＦＭ変調した一括ＦＭ信号が送信器，
受信器における一括ＦＭ信号伝送帯域内の群遅延偏差に
より歪みが発生する。特に図７に示すような、送信器、
受信器内の電気回路での反射に起因する、周波数に対し
正弦波状に変化するリップル性の群遅延偏差によりプリ
ディストーション等の歪補償装置で補償不可能な高次歪
みが発生する。また、多くのチャネル数のマルチチャネ
ルＦＤＭ信号を一括ＦＭ変調し伝送する場合、歪みが増
大するため、受信器において良質なマルチチャネルＦＤ
Ｍ信号が再生されないという問題があった。
うな従来のＦＭ変調型光伝送装置においては、マルチチ
ャネル信号を一括ＦＭ変調した一括ＦＭ信号が送信器，
受信器における一括ＦＭ信号伝送帯域内の群遅延偏差に
より歪みが発生する。特に図７に示すような、送信器、
受信器内の電気回路での反射に起因する、周波数に対し
正弦波状に変化するリップル性の群遅延偏差によりプリ
ディストーション等の歪補償装置で補償不可能な高次歪
みが発生する。また、多くのチャネル数のマルチチャネ
ルＦＤＭ信号を一括ＦＭ変調し伝送する場合、歪みが増
大するため、受信器において良質なマルチチャネルＦＤ
Ｍ信号が再生されないという問題があった。
【０００５】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
ものであり、送信器，受信器を含む一括ＦＭ信号全伝送
路の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内において平坦
化することにより、発生する群遅延歪みを低減し、良質
なマルチチャネルＦＤＭ信号を伝送するようにした優れ
たＦＭ変調型光伝送装置を提供することを目的とする。
ものであり、送信器，受信器を含む一括ＦＭ信号全伝送
路の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内において平坦
化することにより、発生する群遅延歪みを低減し、良質
なマルチチャネルＦＤＭ信号を伝送するようにした優れ
たＦＭ変調型光伝送装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のＦＭ変調型光伝送装置は、送信器，受信器
を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差を一括ＦＭ信
号伝送帯域内において平坦化する群遅延等化部を備えた
ものである。
に、本発明のＦＭ変調型光伝送装置は、送信器，受信器
を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差を一括ＦＭ信
号伝送帯域内において平坦化する群遅延等化部を備えた
ものである。
【０００７】本発明によれば、一括ＦＭ信号伝送帯域内
の群遅延偏差を平坦化することにより、発生する群遅延
歪みを低減することができ、良質なマルチチャネルＦＤ
Ｍ信号を伝送する優れたＦＭ変調型光伝送装置が得られ
る。
の群遅延偏差を平坦化することにより、発生する群遅延
歪みを低減することができ、良質なマルチチャネルＦＤ
Ｍ信号を伝送する優れたＦＭ変調型光伝送装置が得られ
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、周波数多重化されたマルチチャネル信号を一括ＦＭ
変調して光伝送する広帯域ＦＭ変調型光伝送システムに
おいて、群遅延等化部を有する構成とするものであり、
この群遅延等化部は、送信器，受信器を含む一括ＦＭ信
号伝送路の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内におい
て平坦化する作用を有する。
は、周波数多重化されたマルチチャネル信号を一括ＦＭ
変調して光伝送する広帯域ＦＭ変調型光伝送システムに
おいて、群遅延等化部を有する構成とするものであり、
この群遅延等化部は、送信器，受信器を含む一括ＦＭ信
号伝送路の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内におい
て平坦化する作用を有する。
【０００９】また、請求項２に記載の発明は、請求項１
において、一括ＦＭ信号を複数の加入者に分配する光分
岐手段を有するとともに送信器に群遅延等化部を有する
構成とし、送信器に備えられた群遅延等化部は、送信
器，受信器を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差を
一括ＦＭ信号伝送帯域内において平坦化する作用を有す
る。
において、一括ＦＭ信号を複数の加入者に分配する光分
岐手段を有するとともに送信器に群遅延等化部を有する
構成とし、送信器に備えられた群遅延等化部は、送信
器，受信器を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差を
一括ＦＭ信号伝送帯域内において平坦化する作用を有す
る。
【００１０】また、請求項３に記載の発明は、請求項１
において、一括ＦＭ信号を複数の加入者に分配する光分
岐手段を有するとともに、送信器での一括ＦＭ信号伝送
帯域内の群遅延偏差を平坦化する群遅延等化部を送信器
に、各受信器での一括ＦＭ信号伝送帯域内の群遅延偏差
を平坦化する群遅延等化部を各加入者の受信器にそれぞ
れ有する構成とする。送信器に備えられた群遅延等化部
は送信器での一括ＦＭ信号伝送帯域内の群遅延偏差を平
坦化し、各加入者の受信器に備えられた群遅延等化部は
各受信器での一括ＦＭ信号伝送帯域内の群遅延偏差を平
坦化し、従って、送信器および各加入者の受信器を含む
全加入者の一括ＦＭ信号伝送路の群遅延偏差をほぼ均一
に平坦化する作用を有する。
において、一括ＦＭ信号を複数の加入者に分配する光分
岐手段を有するとともに、送信器での一括ＦＭ信号伝送
帯域内の群遅延偏差を平坦化する群遅延等化部を送信器
に、各受信器での一括ＦＭ信号伝送帯域内の群遅延偏差
を平坦化する群遅延等化部を各加入者の受信器にそれぞ
れ有する構成とする。送信器に備えられた群遅延等化部
は送信器での一括ＦＭ信号伝送帯域内の群遅延偏差を平
坦化し、各加入者の受信器に備えられた群遅延等化部は
各受信器での一括ＦＭ信号伝送帯域内の群遅延偏差を平
坦化し、従って、送信器および各加入者の受信器を含む
全加入者の一括ＦＭ信号伝送路の群遅延偏差をほぼ均一
に平坦化する作用を有する。
【００１１】また、請求項４に記載の発明は、請求項
２，３において、群遅延等化部は一括ＦＭ信号伝送帯域
を通過帯域に持つチェビシェフ低域通過フィルタから構
成されているものであり、一括ＦＭ信号伝送帯域を通過
帯域にもつチェビシェフ低域通過フィルタは、送信器，
受信器を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差、特に
リップル性の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内にお
いて平坦化する作用を有する。
２，３において、群遅延等化部は一括ＦＭ信号伝送帯域
を通過帯域に持つチェビシェフ低域通過フィルタから構
成されているものであり、一括ＦＭ信号伝送帯域を通過
帯域にもつチェビシェフ低域通過フィルタは、送信器，
受信器を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差、特に
リップル性の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内にお
いて平坦化する作用を有する。
【００１２】さらに、請求項５記載の発明は、請求項
２，３において、群遅延等化部は一括ＦＭ信号伝送帯域
を通過帯域に持つチェビシェフ高域通過フィルタから構
成されているものであり、一括ＦＭ信号伝送帯域を通過
帯域にもつチェビシェフ高域通過フィルタは、送信器，
受信器を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差、特に
リップル性の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内にお
いて平坦化する作用を有する。
２，３において、群遅延等化部は一括ＦＭ信号伝送帯域
を通過帯域に持つチェビシェフ高域通過フィルタから構
成されているものであり、一括ＦＭ信号伝送帯域を通過
帯域にもつチェビシェフ高域通過フィルタは、送信器，
受信器を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差、特に
リップル性の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内にお
いて平坦化する作用を有する。
【００１３】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しつつ説明する。なお、前記従来のものと同一ま
たは共通の機能を有する部分には同一の符号を付してい
る。
を参照しつつ説明する。なお、前記従来のものと同一ま
たは共通の機能を有する部分には同一の符号を付してい
る。
【００１４】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１におけるＦＭ変調型光伝送装置の構成を示したも
のである。図中、１は光周波数変調部、２は光周波数局
部発振部、３は光合波部、４は光ヘテロダイン検波部、
５は群遅延等化部、６は一括ＦＭ信号光伝送部であり、
これらにより送信器15が構成されている。また、８は光
ファイバ、９は一括ＦＭ信号を複数の加入者に分配する
光分岐部である。さらに10は一括ＦＭ信号光受信部、11
は一括ＦＭ信号復調部であり、これらにより受信器12が
構成されている。
形態１におけるＦＭ変調型光伝送装置の構成を示したも
のである。図中、１は光周波数変調部、２は光周波数局
部発振部、３は光合波部、４は光ヘテロダイン検波部、
５は群遅延等化部、６は一括ＦＭ信号光伝送部であり、
これらにより送信器15が構成されている。また、８は光
ファイバ、９は一括ＦＭ信号を複数の加入者に分配する
光分岐部である。さらに10は一括ＦＭ信号光受信部、11
は一括ＦＭ信号復調部であり、これらにより受信器12が
構成されている。
【００１５】次に、本実施の形態１の動作について説明
する。送信器15に入力されたマルチチャネルＦＤＭ信号
は光周波数変調部１により光周波数帯で一括ＦＭ変調さ
れ、光周波数局部発振部２からの局部発振光と光合波部
３で混合され、光ヘテロダイン検波部４で光／電気変換
されることにより、光周波数変調部１からの光信号と局
部発振光との光周波数の差に等しい中間周波数の一括Ｆ
Ｍ電気信号が生成される。この一括ＦＭ電気信号は送信
器15，受信器12を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏
差を一括ＦＭ信号伝送帯域内において平坦化する群遅延
等化部５を通過した後、一括ＦＭ信号光伝送部６により
光強度変調され、光ファイバ８を通して光伝送される。
する。送信器15に入力されたマルチチャネルＦＤＭ信号
は光周波数変調部１により光周波数帯で一括ＦＭ変調さ
れ、光周波数局部発振部２からの局部発振光と光合波部
３で混合され、光ヘテロダイン検波部４で光／電気変換
されることにより、光周波数変調部１からの光信号と局
部発振光との光周波数の差に等しい中間周波数の一括Ｆ
Ｍ電気信号が生成される。この一括ＦＭ電気信号は送信
器15，受信器12を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏
差を一括ＦＭ信号伝送帯域内において平坦化する群遅延
等化部５を通過した後、一括ＦＭ信号光伝送部６により
光強度変調され、光ファイバ８を通して光伝送される。
【００１６】一括ＦＭ信号により強度変調された光信号
は光分岐部９により各加入者に分配される。受信器12で
は、一括ＦＭ信号光受信部10で光／電気変換され、再び
一括ＦＭ電気信号を生成し、この一括ＦＭ電気信号を一
括ＦＭ信号復調部11でＦＭ復調することにより、マルチ
チャネルＦＤＭ信号が再生される。
は光分岐部９により各加入者に分配される。受信器12で
は、一括ＦＭ信号光受信部10で光／電気変換され、再び
一括ＦＭ電気信号を生成し、この一括ＦＭ電気信号を一
括ＦＭ信号復調部11でＦＭ復調することにより、マルチ
チャネルＦＤＭ信号が再生される。
【００１７】このように構成された本実施の形態１によ
れば、装置内にただ１つの群遅延等化部を送信器15に設
けるだけで、送信器15，受信器12を含む一括ＦＭ信号全
伝送路の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内において
平坦化することができ、一括ＦＭ信号は群遅延偏差の小
さい伝送路を伝送され、発生する群遅延歪みが低減され
て良質なマルチチャネルＦＤＭ信号を伝送することがで
きる。さらに装置内の部品点数を減らすことができる。
れば、装置内にただ１つの群遅延等化部を送信器15に設
けるだけで、送信器15，受信器12を含む一括ＦＭ信号全
伝送路の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内において
平坦化することができ、一括ＦＭ信号は群遅延偏差の小
さい伝送路を伝送され、発生する群遅延歪みが低減され
て良質なマルチチャネルＦＤＭ信号を伝送することがで
きる。さらに装置内の部品点数を減らすことができる。
【００１８】（実施の形態２）図２は、本発明の実施の
形態２におけるＦＭ変調型光伝送装置の構成を示したも
のである。なお、前記実施の形態１に示したものと同一
部分については同一の符号を用いるものとし、その詳細
な説明は省略する。実施の形態１においては、群遅延等
化部５を送信器15にのみ設けたのに対し、本実施の形態
２では、送信器群遅延等化部13を送信器16に、受信器群
遅延等化部14を各加入者の受信器17にそれぞれ設けたも
のである。
形態２におけるＦＭ変調型光伝送装置の構成を示したも
のである。なお、前記実施の形態１に示したものと同一
部分については同一の符号を用いるものとし、その詳細
な説明は省略する。実施の形態１においては、群遅延等
化部５を送信器15にのみ設けたのに対し、本実施の形態
２では、送信器群遅延等化部13を送信器16に、受信器群
遅延等化部14を各加入者の受信器17にそれぞれ設けたも
のである。
【００１９】以下、その動作について説明する。送信器
16に入力されたマルチチャネルＦＤＭ信号は光周波数変
調部１により光周波数帯で一括ＦＭ変調され、光周波数
局部発振部２からの局部発振光と光合波部３で混合さ
れ、光ヘテロダイン検波部４で光／電気変換されること
により、光周波数変調部１からの光信号と局部発振光と
の光周波数の差に等しい中間周波数の一括ＦＭ電気信号
が生成される。この一括ＦＭ電気信号は、送信器での一
括ＦＭ信号伝送帯域内の群遅延偏差を平坦化する送信器
群遅延等化部13を通過した後、一括ＦＭ信号光伝送部６
により光強度変調され、光ファイバ８を用いて光伝送さ
れる。
16に入力されたマルチチャネルＦＤＭ信号は光周波数変
調部１により光周波数帯で一括ＦＭ変調され、光周波数
局部発振部２からの局部発振光と光合波部３で混合さ
れ、光ヘテロダイン検波部４で光／電気変換されること
により、光周波数変調部１からの光信号と局部発振光と
の光周波数の差に等しい中間周波数の一括ＦＭ電気信号
が生成される。この一括ＦＭ電気信号は、送信器での一
括ＦＭ信号伝送帯域内の群遅延偏差を平坦化する送信器
群遅延等化部13を通過した後、一括ＦＭ信号光伝送部６
により光強度変調され、光ファイバ８を用いて光伝送さ
れる。
【００２０】一括ＦＭ信号により強度変調された光信号
は光分岐部９により各加入者に分配される。各受信器17
では、一括ＦＭ信号光受信部10で光／電気変換されるこ
とで再び一括ＦＭ電気信号を生成し、各加入者の受信器
の一括ＦＭ信号伝送帯域内の群遅延偏差を平坦化する受
信器群遅延等化部14を通過した後、一括ＦＭ信号復調部
11でＦＭ復調することにより、マルチチャネルＦＤＭ信
号が再生される。
は光分岐部９により各加入者に分配される。各受信器17
では、一括ＦＭ信号光受信部10で光／電気変換されるこ
とで再び一括ＦＭ電気信号を生成し、各加入者の受信器
の一括ＦＭ信号伝送帯域内の群遅延偏差を平坦化する受
信器群遅延等化部14を通過した後、一括ＦＭ信号復調部
11でＦＭ復調することにより、マルチチャネルＦＤＭ信
号が再生される。
【００２１】以上のように構成された本実施の形態２に
よれば、送信器16および各加入者の受信器17にそれぞれ
群遅延等化部を設けているので、部品点数は増大するも
のの、各加入者の受信器の群遅延偏差にバラツキが存在
しても、全加入者への伝送路の群遅延偏差を一括ＦＭ信
号伝送帯域内においてほぼ均一に平坦化することがで
き、一括ＦＭ信号は群遅延偏差の小さい伝送路を伝送さ
れて良質なマルチチャネルＦＤＭ信号を伝送することが
できる。
よれば、送信器16および各加入者の受信器17にそれぞれ
群遅延等化部を設けているので、部品点数は増大するも
のの、各加入者の受信器の群遅延偏差にバラツキが存在
しても、全加入者への伝送路の群遅延偏差を一括ＦＭ信
号伝送帯域内においてほぼ均一に平坦化することがで
き、一括ＦＭ信号は群遅延偏差の小さい伝送路を伝送さ
れて良質なマルチチャネルＦＤＭ信号を伝送することが
できる。
【００２２】（実施の形態３）図３は、本発明の実施の
形態３におけるＦＭ変調型光伝送装置の構成を示したも
のである。なお、実施の形態１，２に示したものと同一
部分については同一の符号を用いるものとし、その詳細
な説明は省略する。本実施の形態３では、群遅延等化部
５が一括ＦＭ信号伝送帯域を通過帯域に持つ、図４に示
したようなリップル性の群遅延特性を有するチェビシェ
フ低域通過フィルタから構成されているものである。
形態３におけるＦＭ変調型光伝送装置の構成を示したも
のである。なお、実施の形態１，２に示したものと同一
部分については同一の符号を用いるものとし、その詳細
な説明は省略する。本実施の形態３では、群遅延等化部
５が一括ＦＭ信号伝送帯域を通過帯域に持つ、図４に示
したようなリップル性の群遅延特性を有するチェビシェ
フ低域通過フィルタから構成されているものである。
【００２３】次に、その動作について説明する。送信器
15に入力されたマルチチャネルＦＤＭ信号は光周波数変
調部１により光周波数帯で一括ＦＭ変調され、光周波数
局部発振部２からの局部発振光と光合波部３で混合さ
れ、光ヘテロダイン検波部４で光／電気変換されること
により、光周波数変調部１からの光信号と局部発振光と
の光周波数の差に等しい中間周波数の一括ＦＭ電気信号
が生成される。この一括ＦＭ電気信号は、送信器15，受
信器12を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差、特に
リップル性の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内にお
いて平坦化する一括ＦＭ信号伝送帯域を通過帯域に持つ
チェビシェフ低域通過フィルタから構成された群遅延等
化部５を通過した後、一括ＦＭ信号光伝送部６により光
強度変調され、光ファイバ８を用いて光伝送される。
15に入力されたマルチチャネルＦＤＭ信号は光周波数変
調部１により光周波数帯で一括ＦＭ変調され、光周波数
局部発振部２からの局部発振光と光合波部３で混合さ
れ、光ヘテロダイン検波部４で光／電気変換されること
により、光周波数変調部１からの光信号と局部発振光と
の光周波数の差に等しい中間周波数の一括ＦＭ電気信号
が生成される。この一括ＦＭ電気信号は、送信器15，受
信器12を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差、特に
リップル性の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内にお
いて平坦化する一括ＦＭ信号伝送帯域を通過帯域に持つ
チェビシェフ低域通過フィルタから構成された群遅延等
化部５を通過した後、一括ＦＭ信号光伝送部６により光
強度変調され、光ファイバ８を用いて光伝送される。
【００２４】一括ＦＭ信号により強度変調された光信号
は光分岐部９により各加入者に分配される。受信器12で
は、一括ＦＭ信号光受信部10で光／電気変換されること
で再び一括ＦＭ電気信号を生成し、この一括ＦＭ電気信
号を一括ＦＭ信号復調部11でＦＭ復調して、マルチチャ
ネルＦＤＭ信号が再生される。
は光分岐部９により各加入者に分配される。受信器12で
は、一括ＦＭ信号光受信部10で光／電気変換されること
で再び一括ＦＭ電気信号を生成し、この一括ＦＭ電気信
号を一括ＦＭ信号復調部11でＦＭ復調して、マルチチャ
ネルＦＤＭ信号が再生される。
【００２５】以上のように本実施の形態３によれば、送
信器15に一括ＦＭ信号伝送帯域を通過帯域に持ちリップ
ル性の群遅延特性を有するチェビシェフ低域通過フィル
タから構成された群遅延等化部５を設けることにより、
送信器15，受信器12を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅
延偏差、特にプリディストーション等の歪み補償回路で
は補償不可能な高次歪みの発生原因となるリップル性の
群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内において平坦化す
ることができ、発生する群遅延歪みを低減して、良質な
マルチチャネルＦＤＭ信号を伝送することができる。
信器15に一括ＦＭ信号伝送帯域を通過帯域に持ちリップ
ル性の群遅延特性を有するチェビシェフ低域通過フィル
タから構成された群遅延等化部５を設けることにより、
送信器15，受信器12を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅
延偏差、特にプリディストーション等の歪み補償回路で
は補償不可能な高次歪みの発生原因となるリップル性の
群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内において平坦化す
ることができ、発生する群遅延歪みを低減して、良質な
マルチチャネルＦＤＭ信号を伝送することができる。
【００２６】（実施の形態４）図５は、本発明の実施の
形態４におけるＦＭ変調型光伝送装置の構成を示したも
のである。この実施の形態４では、群遅延等化部５が一
括ＦＭ信号伝送帯域を通過帯域に持ちリップル性の群遅
延特性を有するチェビシェフ高域通過フィルタから構成
されているものである。
形態４におけるＦＭ変調型光伝送装置の構成を示したも
のである。この実施の形態４では、群遅延等化部５が一
括ＦＭ信号伝送帯域を通過帯域に持ちリップル性の群遅
延特性を有するチェビシェフ高域通過フィルタから構成
されているものである。
【００２７】次に、その動作について説明する。送信器
15に入力されたマルチチャネルＦＤＭ信号は光周波数変
調部１により光周波数帯で一括ＦＭ変調され、光周波数
局部発振部２からの局部発振光と光合波部３で混合さ
れ、光ヘテロダイン検波部４で光／電気変換されること
により、光周波数変調部１からの光信号と局部発振光と
の光周波数の差に等しい中間周波数の一括ＦＭ電気信号
が生成される。この一括ＦＭ電気信号は送信器15，受信
器12を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差、特にリ
ップル性の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内におい
て平坦化する一括ＦＭ信号伝送帯域を通過帯域に持つチ
ェビシェフ高域通過フィルタから構成された群遅延等化
部５を通過した後、一括ＦＭ信号光伝送部６により光強
度変調され、光ファイバ８を用いて光伝送される。
15に入力されたマルチチャネルＦＤＭ信号は光周波数変
調部１により光周波数帯で一括ＦＭ変調され、光周波数
局部発振部２からの局部発振光と光合波部３で混合さ
れ、光ヘテロダイン検波部４で光／電気変換されること
により、光周波数変調部１からの光信号と局部発振光と
の光周波数の差に等しい中間周波数の一括ＦＭ電気信号
が生成される。この一括ＦＭ電気信号は送信器15，受信
器12を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差、特にリ
ップル性の群遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内におい
て平坦化する一括ＦＭ信号伝送帯域を通過帯域に持つチ
ェビシェフ高域通過フィルタから構成された群遅延等化
部５を通過した後、一括ＦＭ信号光伝送部６により光強
度変調され、光ファイバ８を用いて光伝送される。
【００２８】一括ＦＭ信号により強度変調された光信号
は光分岐部９により各加入者に分配される。受信器12で
は、一括ＦＭ信号光受信部10で光／電気変換されること
で再び一括ＦＭ電気信号を生成し、この一括ＦＭ電気信
号を一括ＦＭ信号復調部11でＦＭ復調してマルチチャネ
ルＦＤＭ信号が再生される。
は光分岐部９により各加入者に分配される。受信器12で
は、一括ＦＭ信号光受信部10で光／電気変換されること
で再び一括ＦＭ電気信号を生成し、この一括ＦＭ電気信
号を一括ＦＭ信号復調部11でＦＭ復調してマルチチャネ
ルＦＤＭ信号が再生される。
【００２９】以上のように本実施の形態４によれば、送
信器に一括ＦＭ信号伝送帯域を通過帯域に持ちリップル
性の群遅延特性を有するチェビシェフ高域通過フィルタ
から構成された群遅延等化部５を設けることにより、送
信器15，受信器12を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延
偏差、特にプリディストーション等の歪み補償回路では
補償不可能な高次歪みの発生原因となるリップル性の群
遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内において平坦化し
て、発生する群遅延歪みを低減することができる。さら
に一括ＦＭ信号から光周波数変調部１の光信号、光周波
数局部発振部２の局部発振光に起因する雑音、特に光周
波数変調部で発生する振幅変調成分を除去することがで
き、良質なマルチチャネルＦＤＭ信号を伝送できる優れ
たＦＭ変調型光伝送装置が得られる。
信器に一括ＦＭ信号伝送帯域を通過帯域に持ちリップル
性の群遅延特性を有するチェビシェフ高域通過フィルタ
から構成された群遅延等化部５を設けることにより、送
信器15，受信器12を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延
偏差、特にプリディストーション等の歪み補償回路では
補償不可能な高次歪みの発生原因となるリップル性の群
遅延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内において平坦化し
て、発生する群遅延歪みを低減することができる。さら
に一括ＦＭ信号から光周波数変調部１の光信号、光周波
数局部発振部２の局部発振光に起因する雑音、特に光周
波数変調部で発生する振幅変調成分を除去することがで
き、良質なマルチチャネルＦＤＭ信号を伝送できる優れ
たＦＭ変調型光伝送装置が得られる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
群遅延等化部を設けることにより、送信器および受信器
を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差を一括ＦＭ信
号帯域内において平坦化し、発生する群遅延歪みを低減
することができるので、良質なマルチチャネルＦＤＭ信
号を伝送することができるという効果が得られる。
群遅延等化部を設けることにより、送信器および受信器
を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅延偏差を一括ＦＭ信
号帯域内において平坦化し、発生する群遅延歪みを低減
することができるので、良質なマルチチャネルＦＤＭ信
号を伝送することができるという効果が得られる。
【図１】本発明の実施の形態１におけるＦＭ変調型光伝
送装置のブロック図である。
送装置のブロック図である。
【図２】本発明の実施の形態２におけるＦＭ変調型光伝
送装置のブロック図である。
送装置のブロック図である。
【図３】本発明の実施の形態３におけるＦＭ変調型光伝
送装置のブロック図である。
送装置のブロック図である。
【図４】チェビシェフ低域通過フィルタの特性図であ
る。
る。
【図５】本発明の実施の形態４におけるＦＭ変調型光伝
送装置のブロック図である。
送装置のブロック図である。
【図６】従来例のＦＭ変調型光伝送装置のブロック図で
ある。
ある。
【図７】従来例におけるリップル性の群遅延偏差を説明
する図である。
する図である。
１…光周波数変調部、 ２…光周波数局部発振部、 ３
…光合波部、 ４…光ヘテロダイン検波部、 ５…群遅
延等化部、 ６…一括ＦＭ信号光伝送部、 ８…光ファ
イバ、 ９…光分岐部、 10…一括ＦＭ信号光受信部、
11…一括ＦＭ信号復調部、 12,17…受信器、 13…
送信器群遅延等化部、 14…受信器群遅延等化部、 1
5,16…送信器。
…光合波部、 ４…光ヘテロダイン検波部、 ５…群遅
延等化部、 ６…一括ＦＭ信号光伝送部、 ８…光ファ
イバ、 ９…光分岐部、 10…一括ＦＭ信号光受信部、
11…一括ＦＭ信号復調部、 12,17…受信器、 13…
送信器群遅延等化部、 14…受信器群遅延等化部、 1
5,16…送信器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｊ 14/00 Ｈ０４Ｂ 9/00 Ｖ 14/02 Ｈ０４Ｂ 10/02 10/18 10/14 10/135 10/13 10/12
Claims (5)
- 【請求項１】 周波数多重化されたマルチチャネル信号
を一括ＦＭ変調して光伝送する広帯域ＦＭ変調型光伝送
システムにおいて、群遅延等化部を有し、送信器，受信
器を含む一括ＦＭ信号伝送路の群遅延偏差を一括ＦＭ信
号伝送帯域内において平坦化することを特徴とするＦＭ
変調型光伝送装置。 - 【請求項２】 一括ＦＭ信号を複数の加入者に分配する
光分岐手段を有するとともに送信器に群遅延等化部を有
し、送信器，受信器を含む一括ＦＭ信号全伝送路の群遅
延偏差を一括ＦＭ信号伝送帯域内において平坦化するこ
とを特徴とする請求項１記載のＦＭ変調型光伝送装置。 - 【請求項３】 一括ＦＭ信号を複数の加入者に分配する
光分岐手段を有するとともに、送信器での一括ＦＭ信号
伝送帯域内の群遅延偏差を平坦化する群遅延等化部を送
信器に、各受信器での一括ＦＭ信号伝送帯域内の群遅延
偏差を平坦化する群遅延等化部を各加入者の受信器にそ
れぞれ有し、送信器および各加入者の受信器を含む全加
入者の一括ＦＭ信号伝送路の群遅延偏差をほぼ均一に平
坦化することを特徴とする請求項１記載のＦＭ変調型光
伝送装置。 - 【請求項４】 群遅延等化部は一括ＦＭ信号伝送帯域を
通過帯域に持つチェビシェフ低域通過フィルタから構成
されていることを特徴とする請求項２または請求項３記
載のＦＭ変調型光伝送装置。 - 【請求項５】 群遅延等化部は一括ＦＭ信号伝送帯域を
通過帯域に持つチェビシェフ高域通過フィルタから構成
されていることを特徴とする請求項２または請求項３記
載のＦＭ変調型光伝送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9122411A JPH10313276A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | Ｆｍ変調型光伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9122411A JPH10313276A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | Ｆｍ変調型光伝送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10313276A true JPH10313276A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14835152
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9122411A Pending JPH10313276A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | Ｆｍ変調型光伝送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10313276A (ja) |
-
1997
- 1997-05-13 JP JP9122411A patent/JPH10313276A/ja active Pending
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