JPH10313158A - 印刷配線板 - Google Patents

印刷配線板

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JPH10313158A
JPH10313158A JP12109797A JP12109797A JPH10313158A JP H10313158 A JPH10313158 A JP H10313158A JP 12109797 A JP12109797 A JP 12109797A JP 12109797 A JP12109797 A JP 12109797A JP H10313158 A JPH10313158 A JP H10313158A
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conductor
slit
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adapter member
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哲也 船渡
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    • H05K1/02Details
    • H05K1/0286Programmable, customizable or modifiable circuits
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    • HELECTRICITY
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    • H05K1/00Printed circuits
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    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
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    • HELECTRICITY
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    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/225Correcting or repairing of printed circuits

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  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導体ピンパターンへ電解金メッキを行いなが
らも、コネクタへ挿入した場合の電気的導通タイミング
を、信号用と電源用との導体ピンパターンでずらすこと
ができるようにした印刷配線板を提供する。 【解決手段】 導体ピンパターン上21へ電解金メッキ
が施された後、電極用の金メッキパターンの全てを含む
エッジ部先端11aから所定範囲を切り欠いて、スリッ
ト部31を形成し、このスリット部31へアダプタ部材
51をはめ込んで印刷配線板10を完成させる。アダプ
タ部材51は、上面側S1と下面側S2とでは、導体部
52a,52b及びストッパ部54a,54bの先端か
らの順番が入れ替わるように構成されている。そして、
アダプタ部材51のスリット部31へのはめ込み態様を
変更することで、エッジ部先端11aからの導体部52
a,52bの位置を変更できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷配線板に関
し、特にエッジ部における導体ピンパターンの位置設定
にかかる技術を用いた印刷配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷配線板をマザーボード等に装
着する場合、印刷配線板のエッジ部をマザーボード側の
コネクタに挿入していた。印刷配線板のエッジ部に設け
られた電源用あるいは信号用の導体ピンパターンがコネ
クタ側の対応するコンタクト部材と接触することで電気
的な導通状態が得られる。
【0003】ところで、特にロジックICを使用した印
刷配線板では、実装する電子部品の正常な動作を確保す
るために電源のシーケンスを定めている場合が多い。こ
のような印刷配線板では、コネクタに印刷配線板のエッ
ジ部を挿入した後、所定の順序で各電源ラインに電源を
供給する。このように電源のシーケンスが決められてい
る場合には、コネクタ側に全ての電源が供給された状態
で電源が供給されることとなり、実装した電子部品の破
壊が生じるおそれがある。
【0004】そのような課題を解決するものとして、例
えば特開昭58−51587号公報に開示されている技
術がある。この技術は、図5(a)に示すように、印刷
配線板100のエッジ部101の電源用の導体ピンパタ
ーン112を、信号用の導体ピンパターン111よりも
エッジ部101の先端101aから後退(離間)させる
というものである。それにより、印刷配線板100のエ
ッジ部101をマザーボードのコネクタに挿入した場合
には、最初に信号用の導体ピンパターン111がマザー
ボードのコネクタ側の対応するコンタクト部材と接触し
て電気的に導通し、その後、電源用の導体ピンパターン
112がコネクタ側の対応するコンタクト部材と接触し
て電気的に導通する。したがって、導体ピンパターンへ
の接触タイミングを信号用と電源用とでずらすことがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなエッジ部101における導体ピンパターン111,
112の位置をずらす手法は、エッジ部101における
導体ピンパターン111,112上への金メッキを電解
金メッキで行う場合には実現できない。なぜなら、電解
金メッキの場合には電極を設ける必要があり、例えば図
5(b)に示す導体ピンパターン121,122のよう
に、本来の接触部分よりも細い電極として用いるパター
ン121a,122aがエッジ部先端101aまで引か
れることとなる。
【0006】そのため、図5(a)に示す特開昭58−
51587号公報記載の手法を採用して、図5(b)に
示すように電源用の導体ピンパターン122を信号用の
導体ピンパターン121よりもエッジ部先端101aよ
り後退させたとしても、それぞれの電極用のパターン1
21a,122aが存在することによって、マザーボー
ドのコネクタに挿入した場合には、それぞれの電極用の
パターン121a,122aがコネクタ側のコンタクト
部材と同時に接触してしまい、電気的な導通タイミング
が同時になってしまう。
【0007】つまり、図5(a)に示した特開昭58−
51587号公報記載の手法を実現するためには、導体
ピンパターン111,112上への金メッキを無電解金
メッキで行う必要がある。無電解金メッキで行った場合
には、コネクタへのエッジ部101の抜き差しによる金
メッキの耐久性が、電解金メッキによって行った場合と
比べ低くなってしまう。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、エッジ部の導体ピンパターンへ
の金メッキを電解金メッキ方式で行いながらも、マザー
ボード等に配設されたコネクタへ挿入した場合に、電気
的導通タイミングを、信号用の導体ピンパターンと電源
用の導体ピンパターンとでずらすことができるようにし
た印刷配線板を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】前記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、マ
ザーボード等に配設されたコネクタ側のコンタクト部材
に接触することで電気的導通状態が得られる導体ピンパ
ターンがエッジ部に形成された印刷配線板であって、エ
ッジ部の先端から導体ピンパターン上まで電極用の金メ
ッキパターンが設けられて導体ピンパターン上へ電解金
メッキが施され、電極用の金メッキパターンの全て及び
導体ピンパターンの一部を含むエッジ部先端からの所定
範囲が切り欠かれて形成されたスリット部と、そのスリ
ット部へはめ込まれて配設され、コネクタ側のコンタク
ト部材に接触することでそのコンタクト部材と導体ピン
パターンとの電気的導通状態を実現させる導体部、及び
スリット部へはめ込まれて配設され、導体部のスリット
部への配設状態を保持するための絶縁性のストッパ部を
有するアダプタ部材とを備え、アダプタ部材のスリット
部へのはめ込み態様を変更することで、導体部のエッジ
部先端からの位置を変更可能に構成したことを特徴とす
る。
【0010】本印刷配線板は、エッジ部に形成された導
体ピンパターンがマザーボード等に配設されたコネクタ
側のコンタクト部材に接触することで電気的導通状態を
得るものであるが、その導体ピンパターン上への金メッ
キを、その耐久性の面で有利な電解金メッキで行なうこ
とを前提としている。但し、電解金メッキの場合は、そ
の性質上、エッジ部の先端から導体ピンパターン上まで
電極用の金メッキパターンが設けられることとなる。
【0011】そこで、導体ピンパターン上へ電解金メッ
キが施された後、上述した電極用の金メッキパターンの
全て及び導体ピンパターンの一部を含むエッジ部先端か
らの所定範囲を切り欠いてスリット部を形成する。この
スリット部へアダプタ部材をはめ込んで配設するのであ
るが、このアダプタ部材は導体部とストッパ部とを備え
ている。導体部は、コネクタ側のコンタクト部材に接触
することでそのコンタクト部材と導体ピンパターンとの
電気的導通状態を実現させるものであり、ストッパ部は
絶縁体であり、導体部のスリット部への配設状態を保持
するためのものである。そして、このアダプタ部材のス
リット部へのはめ込み態様を変更することで、導体部の
エッジ部先端からの位置を変更できるようにされてい
る。
【0012】このように、導体部のエッジ部先端からの
位置を変更できるため、例えば次のように設定すること
ができる。つまり、電源用の導体ピンパターンに対応し
て形成されたスリット部に配設するアダプタ部材の導体
部を、信号用の導体ピンパターンに対応して形成された
スリット部に配設するアダプタ部材の導体部よりも、エ
ッジ部先端から離間させるのである。
【0013】これにより、印刷配線板のエッジ部をマザ
ーボード等に配設されたコネクタに挿入した場合には、
最初に信号用の導体ピンパターンに対応して形成された
スリット部に配設されたアダプタ部材の導体部がマザー
ボードのコネクタ側の対応するコンタクト部材と接触し
て電気的に導通し、その結果、信号用の導体ピンパター
ンとも電気的に導通する。その後、電源用の導体ピンパ
ターンに対応して形成されたスリット部に配設されたア
ダプタ部材の導体部がコネクタ側の対応するコンタクト
部材と接触して電気的に導通し、その結果、電源用の導
体ピンパターンとも電気的に導通する。したがって、導
体ピンパターンへの電気的導通タイミングを信号用と電
源用とでずらすことができる。
【0014】そして、そのような導体ピンパターンへの
電気的導通タイミングを信号用と電源用とでずらすこと
を実現しながら、エッジ部の導体ピンパターンへの金メ
ッキを耐久性の面で有利な電解金メッキ方式で行うこと
ができるのである。上述したように、アダプタ部材のス
リット部へのはめ込み態様を変更することで、導体部の
エッジ部先端からの位置を変更しているが、この位置変
更が可能なアダプタ部材の構成としては、例えば次のよ
うなものが考えられる。
【0015】アダプタ部材の上面側と下面側とで、ス
リット部へ配設した際、導体部及びストッパ部のエッジ
部先端からの順番が入れ替わるように配置されて構成す
る。例えば、アダプタ部材をその先端から見た場合に、
上面側では導体部→ストッパ部の順番になっており、下
面側ではその反対にストッパ部→導体部の順番になって
いるといった具合いである。
【0016】このように構成されていれば、例えば上述
したように信号用の導体ピンパターンが電源用の導体ピ
ンパターンよりも先に電気的導通状態となるようにした
い場合には次のようにすればよい。つまり、信号用の導
体ピンパターンに対応して形成されたスリット部には、
アダプタ部の上面側がコネクタ側のコンタクト部材に接
触するように配設し、一方、電源用の導体ピンパターン
に対応して形成されたスリット部には、アダプタ部の下
面側がコネクタ側のコンタクト部材に接触するように配
設する。
【0017】アダプタ部材を導体部とストッパ部とが
分離可能に構成する。そして、その導体部及びストッパ
部を、スリット部の奥側及びエッジ先端側に順番を入れ
替えて配設可能に構成するのである。このように構成さ
れていれば、信号用の導体ピンパターンを電源用の導体
ピンパターンよりも先に電気的導通状態としたい場合に
次のようにして実現できる。すなわち、信号用の導体ピ
ンパターンに対応して形成されたスリット部には、スト
ッパ部をスリット部の奥側、導体部をスリットのエッジ
先端側に配設し、一方、電源用の導体ピンパターンに対
応して形成されたスリット部には、導体部をスリット部
の奥側、ストッパ部をスリットのエッジ先端側に配設す
るのである。
【0018】なお、アダプタ部材はスリット部にはめ込
むのであるが、アダプタ部材とスリット部との摩擦力に
よって配設状態が保持されるようにしてもよいし、ある
いは次のようにしてもよい。つまり、スリット部の側面
にガイド溝を設け、アダプタ部材には、そのガイド溝に
挿通することでスリット部への配設が可能なガイド突部
を設けるのである。このようにすれば、アダプタ部材の
ガイド突部をスリット部のガイド溝に挿通することで、
単に両者の摩擦力だけでない配設状態の保持機能が得ら
れる。もちろん、突部及びガイド溝を設ける対象を逆に
して、スリット部の側面にガイド突部を設け、アダプタ
部材にそのガイド突部に対応したガイド溝を設けること
もできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 [第1実施形態]図1(a)は第1実施形態の印刷配線
板10のエッジ部11を示す一部破断斜視図であり、図
1(b)は第1実施形態のアダプタ部材51の斜視図、
図1(c)は同じく第1実施形態のアダプタ部材51の
一部破断斜視図である。
【0020】印刷配線板10のエッジ部11には導体ピ
ンパターン21が形成されている。この導体ピンパター
ン21は、図示しないマザーボード等に配設されたコネ
クタに印刷配線板10を装着する場合、コネクタ側のコ
ンタクト部材に接触することで電気的導通状態を得るた
めのものである。
【0021】印刷配線板10は、図1(a)に示すよう
に、中央に基材41を挟んでその両側からレジスト層4
2を設けている。なお、基材41としてはガラス布基材
エポキシ樹脂などを用いることができる。また、レジス
ト層42としてはポリエステルフィルムなどを用いるこ
とができる。
【0022】そして、この印刷配線板10に設けられる
導体ピンパターン21は、エッジ部11だけ上述したレ
ジスト層42がなく導電材層43とされている。この導
電材層43としては、例えば銅などが用いられる。そし
て、その導電材層43には金メッキ層44が設けられて
いる。
【0023】本実施形態では、この金メッキ層44は電
解金メッキの手法によって形成されている。これは、電
解金メッキによる方が無電解金メッキによる場合よりも
その耐久性(金メッキ自体の耐久性)が高いため、耐久
性の高い金メッキを施したいからである。但し、電解金
メッキの場合には、例えば図3(a)に示す導体ピンパ
ターン21のように、本来の接触部分よりも細い電極と
して用いる金メッキパターン21aがエッジ部11の先
端(以下「エッジ部先端」と称す)11aまで引かれる
こととなる。
【0024】そこで、本実施形態では、図3(a)に示
すように導体ピンパターン上21へ電解金メッキが施さ
れた後、電極用の金メッキパターン21aの全て及び導
体ピンパターン21の一部を含むエッジ部先端11aか
ら所定範囲を切り欠いて、図3(b)に示すようなスリ
ット部31を形成する。但し、スリット部31はコネク
タ側のコンタクト部分よりも大きく欠かれており、コネ
クタ側のコンタクト部分は切り欠かれたピンパターン2
1には接触しないものとする。そして、最終的には、こ
のスリット部31へ上述したアダプタ部材51をはめ込
んで配設することで印刷配線板10を完成させる(図2
参照)。
【0025】ここで、アダプタ部材51について図1
(b)及び図1(c)を参照して説明する。アダプタ部
材51は、例えば銅箔の周りに金メッキを施した導体部
52a,52bと、ガラス布基材エポキシ樹脂などでで
きた絶縁体部53a,53bと、ゴム等でできたストッ
パ部54a,54bとを組み合わせて構成されている。
詳しくは、アダプタ部材51の上面側S1と下面側S2
とを構成する部材がそれぞれあり、上面側S1を構成す
るものが導体部52a、絶縁体部53a及びストッパ部
54aであり、下面側S2を構成するものが導体部52
b、絶縁体部53b及びストッパ部54bである。
【0026】導体部52a,52b及び絶縁体部53
a,53bはそれぞれ略直方体形状とされており、厚さ
は違っても重ねる面の長方形のサイズは同一にされてい
る。また、ストッパ部54a,54bも略直方体形状と
されているが、この厚みは、導体部52a,52b及び
絶縁体部53a,53bを重ねた厚さに設定されてい
る。そして、ストッパ部54a,54bの長方形の長辺
の長さは導体部52a,52b及び絶縁体部53a,5
3bの長さよりも短くされている。
【0027】これらを組み合わせて構成するのである
が、本実施形態のアダプタ部材51においては、上面側
S1と下面側S2とでは、導体部52a,52b及びス
トッパ部54a,54bの順番が入れ替わるように配置
される。つまり、図1(b),(c)に示すように、ア
ダプタ部材51をその先端から見た場合、上面側S1で
は手前側に導体部52aがあり、その下に絶縁体部53
aが配設され、それら導体部52a及び絶縁体部53a
の奥側にストッパ部54aが配設されている。一方、下
面側ではその反対に、手前側にストッパ部54bが配設
され、その奥側に導体部52b及び絶縁体部53bが配
設されている。なお、2つの絶縁体部53a,53b同
士は接触しており、上面側S1の導体部52aと下面側
S2の導体部52bとが電気的に導通しないようにされ
ている。
【0028】なお、このように構成されるアダプタ部材
51は全体としても略直方体形状とされているが、上述
した印刷配線板10に形成するスリット部31にこのア
ダプタ部材51をはめ込むので、スリット部31は略直
方体形状の空隙ができるように形成され、その形状に合
致するようこのアダプタ部材51が形成されることとな
る。
【0029】そして、このアダプタ部材51を印刷配線
板10のスリット部31に装着する場合には、図2に示
すように行なう。図2(a)は、アダプタ部材51の上
面側S1を印刷配線板10の上面側にもってきた場合で
あり、この場合には、印刷配線板10のエッジ部先端1
1aからアダプタ部材51の導体部52aが位置してい
る。一方、図2(b)は、アダプタ部材51の下面側S
2を印刷配線板10の上面側にもってきた場合であり、
この場合は、印刷配線板10のエッジ部先端11aには
アダプタ部材51のストッパ部54bが位置しており、
導体部52bはエッジ部先端11aからストッパ部54
bの長さ分だけ後退して位置することとなる。つまり、
アダプタ部材51のスリット部31へのはめ込み態様を
変更することで、エッジ部先端11aからの導体部52
a,52bの位置を変更できるようにされている。
【0030】このように、本実施形態の印刷配線板10
では、アダプタ部材51のスリット部31へのはめ込み
態様を変更することで、エッジ部先端11aからの導体
部52a,52bの位置を変更できるため、例えば次の
ように設定することができる。つまり、電源用の導体ピ
ンパターン21に対応して形成されたスリット部31に
配設するアダプタ部材51の導体部52bを、信号用の
導体ピンパターン21に対応して形成されたスリット部
31に配設するアダプタ部材51の導体部52aより
も、エッジ部先端11aから離間させるのである。
【0031】これにより、印刷配線板10のエッジ部1
1をマザーボード等に配設されたコネクタに挿入した場
合には、最初に信号用の導体ピンパターン21に対応し
て形成されたスリット部31に配設されたアダプタ部材
51の導体部52aがマザーボードのコネクタ側の対応
するコンタクト部材と接触して電気的に導通し、その結
果、信号用の導体ピンパターン21とも電気的に導通す
る。その後、電源用の導体ピンパターン21に対応して
形成されたスリット部31に配設されたアダプタ部材5
1の導体部52bがコネクタ側の対応するコンタクト部
材と接触して電気的に導通し、その結果、電源用の導体
ピンパターン21とも電気的に導通する。したがって、
導体ピンパターン21への電気的導通タイミングを信号
用と電源用とでずらすことができる。
【0032】そして、そのような導体ピンパターン21
への電気的導通タイミングを信号用と電源用とでずらす
ことを実現しながら、エッジ部11の導体ピンパターン
21への金メッキを、耐久性の面で有利な電解金メッキ
方式で行うことができるのである。
【0033】なお、本実施形態の場合には、図1(a)
に示すように、印刷配線板10の両面に金メッキ層44
が設けられており、両面に導体ピンパターン21が存在
する構成となっている。そして、アダプタ部材51が、
上面側と下面側とで導体部52a,52bの位置がずら
してあるので、例えば印刷配線板10の上面側の導体ピ
ンパターン21は信号用とし、対応する下面側の導体ピ
ンパターン21を電源用とした場合でも対応できる。
【0034】また、本実施形態ではアダプタ部材51を
上下面を入れ替えてスリット部31に配設すると説明し
たが、本実施形態のアダプタ部材51は前後方向にも対
象な形状であるので、前後方向を入れ替えて配設しても
同様に状態を実現できる。 [第2実施形態]図4を参照して第2実施形態について
説明する。なお、第1実施形態と同様の構成である部分
については説明を省略する。
【0035】本第2実施形態においては、上述した第1
実施形態の場合と同様のスリット部31が印刷配線板1
0のエッジ部11に形成されているが、さらにスリット
部31の側面にガイド溝41aが設けられている。詳し
くは印刷配線板10を構成する基材41の部分にこのガ
イド溝41aが設けられている。
【0036】一方、本第2実施形態のアダプタ部材は、
図4(b)に示す導体部61と図4(c)に示すストッ
パ部71とが分離可能に構成されている。導体部61
は、図4(b)に示すように略直方体形状であり、両側
面に上述したスリット部31に設けられたガイド溝41
aに挿通することでスリット部31への配設が可能なガ
イド突部61aが設けられている。なお、この導体部6
1は、中央に絶縁体層63を挟んで上下両面に導体層6
2が設けられており、中央の絶縁体部63に上述したガ
イド突部61aが設けられている。
【0037】また、ストッパ部71は、図4(c)に示
すように略直方体形状であり、両側面に上述したスリッ
ト部31に設けられたガイド溝41aに挿通することで
スリット部31への配設が可能なガイド突部71aが設
けられている。そして、この場合は、導体部61及びス
トッパ部71を、印刷配線板10のスリット部31の奥
側及びエッジ先端11a側に順番を入れ替えて配設する
ことができるようにされている。
【0038】このように構成されていれば、信号用の導
体ピンパターン21を電源用の導体ピンパターン21よ
りも先に電気的導通状態としたい場合に次のようにして
実現できる。すなわち、信号用の導体ピンパターン21
に対応して形成されたスリット部31には、図4(c)
に示すストッパ部71をスリット部31の奥側に、図4
(b)に示す導体部61をスリット部31のエッジ先端
11a側に配設し、一方、電源用の導体ピンパターン2
1に対応して形成されたスリット部31には、導体部6
1をスリット部31の奥側に、ストッパ部71をスリッ
ト部31のエッジ先端11a側に配設するのである。
【0039】このようにすることで、導体ピンパターン
21への電気的導通タイミングを信号用と電源用とでず
らすことを実現でき、やはりエッジ部11の導体ピンパ
ターン21への金メッキを耐久性の面で有利な電解金メ
ッキ方式で行うことができるのである。
【0040】なお、上述した第1実施形態の場合には、
アダプタ部材51(図1(b),(c)参照)自体が上
面側と下面側とで導体部52a,52bの位置がずらし
てあるので、例えば印刷配線板10の上面側の導体ピン
パターン21は信号用とし、対応する下面側の導体ピン
パターン21を電源用とした場合でも対応できたが、本
第2実施形態の場合には、その状況には対応はできな
い。
【0041】但し、上述の第1実施形態では、基本的に
アダプタ部材51とスリット部31との摩擦力によって
配設状態が保持される構成であったが、第2実施形態の
場合には、導体部61及びストッパ部71のガイド突部
61a,71aをスリット部31に設けられたガイド溝
41aに挿通することで、単に両者の摩擦力だけでない
配設状態の保持機能が得られる。 [他の実施形態]上述した第1実施形態においても、第
2実施形態で採用したようなガイド突部61a,71a
をガイド溝41aに挿通する構成を採用することもでき
る。
【0042】また、このように突部とガイド溝とを設け
る場合、その配設対象を逆にすることもできる、例えば
第2実施形態でいえば、スリット部31の側面にガイド
突部を設け、アダプタ部材61,71にそのガイド突部
に対応したガイド溝を設けるのである。
【0043】さらに、上述した第2実施形態では、導体
部61及びストッパ部71が分離可能であり、印刷配線
板10のスリット部31の奥側及びエッジ部先端11a
側に順番を入れ替えて配設するようにしたが、導体部6
1及びストッパ部71が一体化されており、スリット部
31への挿通方向を前後で逆にすることで実現すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第1実施形態の印刷配線板のエッジ
部を示す一部破断斜視図であり、(b)は第1実施形態
のアダプタ部材の斜視図、(c)は同じく第1実施形態
のアダプタ部材の一部破断斜視図である。
【図2】 第1実施形態のアダプタ部材を印刷配線板の
スリットに配設した状態を示す概略斜視図でる。
【図3】 (a)は第1実施形態の印刷配線板に電解金
メッキを施した状態を示す概略斜視図であり、(b)は
スリットを設けた状態を示す概略斜視図である。
【図4】 (a)は第2実施形態の印刷配線板のエッジ
部を示す一部破断斜視図であり、(b)は第2実施形態
のアダプタ部材の内の導体部を示す一部破断斜視図、
(c)は同じく第2実施形態のアダプタ部材の内のスト
ッパ部を示す斜視図である。
【図5】 従来例を示す説明図であり、(a)はエッジ
部の導体ピンパターンを無電解金メッキした場合、
(b)はエッジ部の導体ピンパターンを電解金メッキし
た場合を示す。
【符号の説明】
10,100…印刷配線板 11,101…エッジ部 11a,101a…エッジ部先端 21,111,112,121,122…導体ピンパタ
ーン 21a,121a,122a…電極用の金メッキパター
ン 31…スリット部 41…基材 41a…ガイド溝 42…レジスト
層 43…導電材層 44…金メッキ
層 51…アダプタ部材 52a,52b…導体部 53a,53b…絶縁体部 54a,54b…ストッパ
部 61…導体部 61a…ガイド突
部 62…導体層 63…絶縁体層 71…ストッパ部 71a…ガイド突
部 S1…上面側 S2…下面側

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マザーボード等に配設されたコネクタ側
    のコンタクト部材に接触することで電気的導通状態が得
    られる導体ピンパターンがエッジ部に形成された印刷配
    線板であって、 前記エッジ部の先端から前記導体ピンパターン上まで電
    極用の金メッキパターンが設けられて前記導体ピンパタ
    ーン上へ電解金メッキが施され、前記電極用の金メッキ
    パターンの全て及び前記導体ピンパターンの一部を含む
    前記エッジ部先端からの所定範囲が切り欠かれて形成さ
    れたスリット部と、 そのスリット部へはめ込まれて配設され、前記コネクタ
    側のコンタクト部材に接触することでそのコンタクト部
    材と前記導体ピンパターンとの電気的導通状態を実現さ
    せる導体部、及び前記スリット部へはめ込まれて配設さ
    れ、前記導体部のスリット部への配設状態を保持するた
    めの絶縁性のストッパ部を有するアダプタ部材とを備
    え、 前記アダプタ部材の前記スリット部へのはめ込み態様を
    変更することで、前記導体部の前記エッジ部先端からの
    位置を変更可能に構成したことを特徴とする印刷配線
    板。
  2. 【請求項2】 前記アダプタ部材は、上面側と下面側と
    で、前記スリット部へ配設した際、前記導体部及び前記
    ストッパ部の前記エッジ部先端からの順番が入れ替わる
    ように配置されて構成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の印刷配線板。
  3. 【請求項3】 前記アダプタ部材は、前記導体部と前記
    ストッパ部とが分離可能に構成され、その導体部及び前
    記ストッパ部を、前記スリット部の奥側及びエッジ先端
    側に順番を入れ替えて配設可能に構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の印刷配線板。
  4. 【請求項4】 前記スリット部の側面にはガイド溝が設
    けられており、前記アダプタ部材には、そのガイド溝に
    挿通することで前記スリット部への配設が可能なガイド
    突部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の印刷配線板。
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