JPH1031314A - フォトレジストの露光方法 - Google Patents

フォトレジストの露光方法

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JPH1031314A
JPH1031314A JP8187454A JP18745496A JPH1031314A JP H1031314 A JPH1031314 A JP H1031314A JP 8187454 A JP8187454 A JP 8187454A JP 18745496 A JP18745496 A JP 18745496A JP H1031314 A JPH1031314 A JP H1031314A
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JP
Japan
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light intensity
photoresist
light
modulation signal
stage
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Application number
JP8187454A
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English (en)
Inventor
Akihito Ono
明史 小野
Hiroki Ebe
宏樹 江部
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH1031314A publication Critical patent/JPH1031314A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトレジストに3次元のパターンを形成す
ることができるフォトレジストの露光方法を提供する。 【解決手段】 光ビームを走査してフォトレジストに所
定パターンを露光する際に、光強度変調器を用いて、走
査中の光ビームの強度を変化させ、これにより、フォト
レジストの露光深さを所定パターン内において変化させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビームを走査し
てフォトレジストに所定パターンを露光するフォトレジ
ストの露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの形成等に使用されるフ
ォトレジストに、所定のパターンの露光を行う方法とし
ては、マスク式が一般的である。
【0003】マスク式では、フォトレジストに転写した
い所定のマスクパターンが形成されたマスクを使用し、
このマスクパターンを透過した光をフォトレジストに照
射することにより、フォトレジストに所定パターンの露
光を行う。しかしながら、マスク式で、任意形状のパタ
ーンに対応するためには、それぞれのパターンに対応し
たマスクを作製する必要があり、時間や費用がかかると
いう問題がある。
【0004】これに対して、近年、光ビームを走査する
ことにより、フォトレジストに対して所定パターンを直
接露光する方法が使用されるようになってきている。こ
のような走査式による露光では、所定パターンの露光を
行うのに、光ビームの走査方法だけを指定すればよく、
マスクを作製する必要がない。このため、マスク式に比
べて、時間的及び費用的に有利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の露光
方法では、マスク式でも走査式でも、露光対象となる所
定パターンは平面状であり、フォトレジストの深さ方向
における露光の程度、すなわち露光深さについては一定
であった。
【0006】すなわち、マスク式では、フォトレジスト
の厚み全体にわたって十分に露光するような光を、マス
クパターンの全面にわたって、均一に照射することによ
り、フォトレジストを露光している。また、走査式で
も、フォトレジストの厚み全体にわたって十分に露光す
るような光ビームを用いて走査することにより、フォト
レジストを露光している。
【0007】このように、従来の露光方法では、露光に
使用される光の強度が一定であり、フォトレジストに
は、2次元のパターンだけが形成されていた。
【0008】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
提案されたものであり、フォトレジストに3次元のパタ
ーンを形成することができるフォトレジストの露光方法
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに完成された本発明に係るフォトレジストの露光方法
は、光ビームを走査してフォトレジストに所定パターン
を露光する際に、光ビームを走査中に当該光ビームの強
度を変化させて、フォトレジストの露光深さを所定パタ
ーン内において変化させることを特徴とするものであ
る。ここで、光ビームの強度は、連続的に変化させるよ
うにする。
【0010】本発明に係るフォトレジストの露光方法で
は、光ビームを走査中に当該光ビームの強度を変化させ
て、フォトレジストの露光深さを所定パターン内におい
て変化させている。したがって、本発明によれば、平面
内におけるパターニングだけでなく、フォトレジストの
深さ方向についてもパターニングを行うことができる。
【0011】特に、光ビームの強度を連続的に変化させ
るようにしたときは、露光深さを連続的に変化させるこ
とが可能となるので、フォトレジストに3次元の任意の
パターンを形成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、本発明は以下の例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能
であることは言うまでもない。
【0013】まず、本発明の適用の対象となるレーザ光
走査装置の一構成例について説明する。
【0014】このレーザ光走査装置は、基板上にフォト
レジストが形成された被加工物にレーザ光を照射し、フ
ォトレジストを露光するものであり、図1に示すよう
に、レーザ光走査装置1は、マンマシンインターフェー
ス用コンピュータ2に接続された制御用コンピュータ3
を備えており、当該制御用コンピュータ3によって制御
される。ここで、制御用コンピュータ3は、画像処理ボ
ード4を備えており、この画像処理ボード4によって、
被加工物の露光パターンについての処理を行う。
【0015】また、レーザ光走査装置1は、互いに直交
するX軸方向及びY軸方向に平行移動可能なXYステー
ジ5と、Y軸方向におけるXYステージ5のステージ位
置を検出するYスケール6と、X軸方向におけるXYス
テージ5のステージ位置を検出するXスケール7と、レ
ーザ光の光路中に配された開始パルス検出器8とを備え
ている。
【0016】ここで、XYステージ5は、被加工物を固
定するための固定用チャックを備えており、この固定用
チャックによってXYステージ5上に被加工物が固定さ
れる。そして、このXYステージ5は、制御用コンピュ
ータ3に接続されており、制御用コンピュータ3によっ
て、X軸方向及びY軸方向の平行移動が制御される。ま
た、Yスケール6は、制御用コンピュータ3に接続され
ており、Y軸方向におけるXYステージ5のステージ位
置を検出し、制御用コンピュータ3に送出する。同様
に、Xスケール7は、制御用コンピュータ3に接続され
ており、X軸方向におけるXYステージ5のステージ位
置を検出し、制御用コンピュータ3に送出する。また、
Xスケール7は、後述する光強度変調信号生成器12に
も接続されており、X軸方向におけるXYステージ5の
ステージ位置を光強度変調信号生成器12にも送出す
る。
【0017】開始パルス検出器8は、レーザ光を走査す
る際、被加工物の露光パターンとなる位置の外側の部分
において、Y軸方向の基準となる位置を検出するための
ものであり、Y軸方向の基準となる位置を検出した結果
を、後述する光強度変調信号生成器12に送出するよう
になされている。
【0018】また、レーザ光走査装置1は、レーザ光を
出射するレーザ光源9と、レーザ光源9から出射される
レーザ光の光量をコントロールするレーザコントローラ
10と、レーザ光源9から出射されるレーザ光の光強度
変動を自動調整する自動強度コントローラ11と、アナ
ログの光強度変調信号を生成する光強度変調信号生成器
12と、被加工物に入射するレーザ光の強度を変調する
光強度変調器13と、回転多面鏡であるポリゴンミラー
14と、XYステージ5上に配された光強度検出器15
とを備えている。
【0019】ここで、レーザコントローラ10は、制御
用コンピュータ3に接続されており、制御用コンピュー
タ3によって制御される。そして、制御用コンピュータ
3により制御されるレーザコントローラ10によって、
レーザ光源9から出射されるレーザ光の光量がコントロ
ールされる。また、レーザコントローラ10は、自動強
度コントローラ11に接続されている。この自動強度コ
ントローラ11は、レーザ光源9から出射されるレーザ
光の光強度を検出し、その光強度に変動があるときは、
当該変動を無くすように、レーザ光の光強度を調整する
ように機能する。
【0020】光強度変調信号生成器12は、制御用コン
ピュータ3と、光強度変調器13とに接続されており、
制御用コンピュータ3による制御に基づいて光強度変調
信号を生成し、当該光強度変調信号を光強度変調器13
に供給する。
【0021】光強度変調器13は、制御用コンピュータ
3と、光強度変調信号生成器12とに接続されており、
制御用コンピュータ3によって制御されると共に、光強
度変調信号生成器12から供給される光強度変調信号に
基づいて、レーザ光の光強度を変調する。すなわち、光
強度変調器13には、自動強度コントローラ11によっ
て光強度変動が抑制されたレーザ光が入射され、光強度
変調器13は、当該レーザ光の光強度を光強度変調信号
に基づいて変調した上で出力する。
【0022】ポリゴンミラー14は、周囲に一連の平面
反射面を持った回転部材であり、制御用コンピュータ3
によって、その回転が制御される。このポリゴンミラー
14は、回転しながら、光強度変調器13から出力され
たレーザ光をXYステージ5上に向けて反射する。これ
により、XYステージ5上に配された被加工物に対し
て、レーザ光の走査がなされることとなる。
【0023】光強度検出器15は、制御用コンピュータ
3に接続されており、ポリゴンミラー14によって反射
されてXYステージ5上に入射するレーザ光の光強度を
検出し、当該光強度を制御用コンピュータ3に送出す
る。このレーザ光走査装置1では、この光強度検出器1
5によって、実際にXYステージ5上に入射するレーザ
光の光強度を検出し、その検出結果を利用して、後述す
るように、光強度変調器13による光強度変調が適切に
行われるようにする。
【0024】上記レーザ光走査装置1では、上述したよ
うに、レーザ光の光強度を変調した上で、レーザ光を被
加工物に入射する。以下、この光強度の変調を行う光強
度変調系について、更に詳細に説明する。
【0025】この光強度変調系は、図2に示すように、
レーザ光を出射するレーザ光源9と、レーザ光源9から
のレーザ光の光強度の変動を補正する自動強度コントロ
ーラ11と、自動強度コントローラ11からのレーザ光
の光強度を変調する光強度変調器13と、光強度変調器
13からのレーザ光をXYステージ5上に向けて反射す
るポリゴンミラー14とから構成され、光強度変調が施
された上でポリゴンミラー14によって反射されたレー
ザ光が被加工物16を走査することとなる。また、XY
ステージ5上には、光強度検出器15が配されており、
XYステージ5に入射するレーザ光の強度を検出するこ
とが可能となる。
【0026】上記レーザ光源9は、レーザコントローラ
10によって、出射するレーザ光の光量がコントロール
される。また、自動強度コントローラ11は、レーザコ
ントローラ10による制御に基づいて、レーザ光源9か
ら出射されるレーザ光の光強度を検出し、光強度に変動
があるときは、当該変動を無くすように、レーザ光の光
量を調整する。また、光強度変調器13は、光強度変調
信号生成器12に接続されており、光強度変調信号生成
器12から供給される光強度変調信号に基づいて、レー
ザ光の強度を変調する。また、光強度検出器15は、制
御用コンピュータ3に接続されており、ポリゴンミラー
14によって反射されてXYステージ5上に入射するレ
ーザ光の光強度を検出し、当該光強度を制御用コンピュ
ータ3に送出する。
【0027】なお、上記光強度変調器13には、光強度
変調器13から出力される光強度の最大値を設定する信
号(以下、DC入力信号と称する。)と、光強度変調器
13から出力される光強度をゼロからDC入力信号によ
って設定される最大値までの範囲内において変調するた
めの信号(以下、AM入力信号と称する。)との2系統
のコントロール信号が、光強度変調信号として入力され
る。このように、光強度変調器13に2系統のコントロ
ールを信号を入力するようにすることにより、出力の最
大振幅を所定範囲内に設定して、光強度を変調すること
が可能となる。
【0028】つぎに、光強度変調信号を生成し、当該光
強度変調信号を光強度変調器13に供給する光強度変調
信号生成器12について、図3を参照して詳細に説明す
る。
【0029】図3に示すように、光強度変調信号生成器
12は、制御用コンピュータ3に接続された中央処理装
置(CPU)21を備えており、この中央処理装置21
によって、制御用コンピュータ3からの信号に基づいて
光強度変調信号生成器12の全体の制御を行う。
【0030】また、光強度変調信号生成器12は、外部
機器からの入力用インターフェースとして、Xスケール
7からの信号を受け付け、XYステージ5のX軸方向の
位置を検出するX軸座標比較器22と、開始パルス検出
器8からの信号を受け付ける開始パルス用インターフェ
ース23と、ポリゴンミラー14の回転状態を示す信号
を受け付け、ポリゴンミラー14の回転数を計測するポ
リゴンミラー回転数カウンタ24とを備えており、これ
らに入力された信号は、ゲート回路を含む制御回路25
によって処理される。
【0031】また、光強度変調信号生成器12は、ラン
ダムアクセスメモリ(RAM)からなる内部記憶装置2
6と、レーザ光の走査を行うか否かを判定するためのカ
ウンタブロック27と、ドリフトの少ない水晶振動子を
用いて基準クロックを発振する基準クロック発振回路2
8と、光強度変調信号のパルス幅等を調整するためのパ
ルス幅調整回路29と、光強度変調信号をアナログ信号
に変換するD/A変換器30と、内部記憶装置26、カ
ウンタブロック27、基準クロック発振回路28、パル
ス幅調整回路29及びD/A変換器30の制御を行う制
御回路31と、光強度変調器13に光強度変調信号を出
力するためのマルチプレクサを有するマルチプレクサド
ライバ32とを備えている。
【0032】この光強度変調信号生成器12は、要求さ
れる露光パターン等についてのパラメータを制御用コン
ピュータ3から受け取り、当該パラメータを内部記憶装
置26に記憶した上で、当該パラメータに基づいて、基
準クロック発振回路28からの基準クロックを用いて光
強度変調信号を生成する。
【0033】このとき、光強度変調信号生成器12は、
X軸座標比較器22に入力されるXYステージ5のX軸
方向の位置情報、開始パルス用インターフェース23に
入力される開始パルス検出器8からの信号、及びポリゴ
ンミラー回転数カウンタ24によって計測されたポリゴ
ンミラー14の回転数等に基づいて、被加工物16上の
所定の位置をレーザ光が走査するように、光強度変調信
号の同期をとる。
【0034】また、生成される光強度変調信号のパルス
幅は、パルス幅調整回路29によって調整される。ま
た、光強度変調信号を生成する際、カウンタブロック2
7は、レーザ光の走査を行うか否かを判定し、レーザ光
の走査を行わないときは、光強度変調器13から出力さ
れるレーザ光の光強度がゼロとなるような光強度変調信
号を生成するようにする。そして、生成された光強度変
調信号は、D/A変換器30によってアナログ信号に変
換された上で、マルチプレクサドライバ32を介して光
強度変調器13に供給される。
【0035】つぎに、以上のようなレーザ光走査装置1
を用いて行われるレーザ光の走査について説明する。
【0036】図4に、レーザ光の走査の様子を模式的に
示す。この図4に示すように、レーザ光を走査する際
は、XYステージ5をX軸方向に一定速度で移動させる
とともに、ポリゴンミラー14を回転させながら、ポリ
ゴンミラー14によって反射されたレーザ光がXYステ
ージ5に配された被加工物16上に入射するように、ポ
リゴンミラー14にレーザ光を照射する。このとき、ポ
リゴンミラー14によって反射されたレーザ光が、X軸
方向に対して直交する方向に走査するように、ポリゴン
ミラー14を配置する。
【0037】これにより、図4中矢印A1に示すよう
に、ポリゴンミラー14によって反射されたレーザ光が
X軸に対して直交する方向に走査するとともに、図4中
矢印A2に示すように、被加工物16がX軸方向に移動
しているので、当該レーザ光の入射位置がX軸方向に移
動することとなる。この結果、被加工物16上の矩形状
のエリアB1が露光されることとなる。
【0038】ここで、本実施の形態では、XYステージ
5によって被加工物16をX軸方向に一定速度で移動さ
せたまま、ポリゴンミラー14を用いてレーザ光の走査
を行う。これにより、幅がポリゴンミラー14による走
査幅に対応した矩形状のエリアB1を、効率良く速やか
に走査することができる。
【0039】また、本実施の形態では、走査中における
レーザ光の光強度は、光強度変調器13によって変調さ
れる。これにより、走査中において、被加工物16に入
射するレーザ光の光強度が変化することとなり、この結
果、被加工物16であるフォトレジストの露光深さが変
化することとなる。
【0040】このようなレーザ光の走査について、更に
詳細に説明する。
【0041】レーザ光を走査して、基板上にフォトレジ
ストが形成された被加工物16を露光する際は、先ず、
露光パターンや、走査ピッチや、露光領域の配置パター
ン等のパラメータが、マンマシンインターフェース用コ
ンピュータ2に入力される。
【0042】次に、マンマシンインターフェース用コン
ピュータ2は、入力されたパラメータを制御用コンピュ
ータ3に転送する。制御用コンピュータ3は、このパラ
メータに基づいて、XYステージ5、レーザコントロー
ラ10及びポリゴンミラー14等の制御を行う。また、
制御用コンピュータ3は、入力されたパラメータのう
ち、光強度変調信号の生成に必要なパラメータを光強度
変調信号生成器12に転送する。そして、光強度変調信
号生成器12は、このパラメータを内部記憶装置26に
記憶した上で、当該パラメータに基づいて、アナログの
光強度変調信号を生成する。
【0043】次に、XYステージ5上に被加工物16を
配して、固定用チャックでXYステージ5に被加工物1
6を固定した上で、被加工物16の位置がレーザ光走査
前の所定の位置となるように、Yスケール6及びXスケ
ール7でXYステージ5の位置を検出しながら、XYス
テージ5を動かす。すなわち、XYステージ5を動かし
て、被加工物16のX軸方向における位置及びY軸方向
の位置が、所定位置となるようにする。このとき、被加
工物16のX軸方向における位置は、後述するように被
加工物16をX軸方向に若干動かした後に、レーザ光の
照射位置が露光エリア内に入るように設定する。
【0044】次に、被加工物16をXYステージ5によ
ってX軸方向に一定速度で移動させるとともに、ポリゴ
ンミラー14を所定の一定速度で回転させる。ここで、
ポリゴンミラー14は、高速に回転させて、回転速度に
むらが生じないようにし、XYステージ5は、速度にむ
らが生じないようになめらかに移動させる。なお、XY
ステージ5をX軸方向に移動させているとき、XYステ
ージ5のY軸方向の動きは停止させておく。
【0045】このとき、XYステージ5はX軸方向に一
定速度で移動しており、ポリゴンミラー14も一定速度
で回転しているので、ポリゴンミラー14の回転数は、
XYステージ5の移動量に対応している。そこで、露光
時のXYステージ5の移動方向であるX軸方向について
は、ポリゴンミラー14の回転数を移動量の基準として
使用する。
【0046】具体的には、XYステージ5をX軸方向に
移動する際に、X軸方向の基準となる所定位置(以下、
回転数検出開始点と称する。)をX軸座標比較器22に
よって検出し、回転数検出開始点が検出されたら、その
後は、ポリゴンミラー14の回転数を計測し、この値か
らX軸方向におけるXYステージ5の位置を検出するよ
うにする。このとき、ポリゴンミラー14の回転速度は
非常に高速なので、このようにXYステージ5のX軸方
向の移動量をポリゴンミラー14の回転数から検出する
ようにすることにより、X軸方向における移動量を非常
に精度良く検出することが可能となる。
【0047】そして、XYステージ5上の被加工物16
の位置が露光対象となる目標位置に達したら、すなわち
回転数検出開始点以降のポリゴンミラー14の回転数が
所定値に達したら、ポリゴンミラー14にレーザ光を入
射させ、ポリゴンミラー14によって反射されたレーザ
光を被加工物16上において走査させる。このように、
XYステージ5をX軸方向にある程度動かした後に、X
Yステージ5上の被加工物16の位置が露光対象となる
目標位置に達するようにすることにより、露光中におけ
るXYステージ5の移動速度の変動を抑えることがで
き、露光パターンの精度を向上することができる。
【0048】なお、このようにレーザ光を走査して、被
加工物16であるフォトレジストを露光する際、XYス
テージ5の移動速度、及びポリゴンミラー14の回転速
度は一定なので、露光時間は、被加工物16の各位置に
おいて一定となる。
【0049】また、このようにレーザ光を走査する際、
被加工物16に入射するレーザ光は、その光強度が走査
中に変化するように、光強度変調器13によって変調す
る。すなわち、所定の露光パターンに対応した光強度変
調信号を光強度変調信号生成器12によって生成して、
当該光強度変調信号を光強度変調器13に供給し、当該
光強度変調信号に基づいて光強度変調器13によってレ
ーザ光の強度を変調した上で、レーザ光がポリゴンミラ
ー14に入射するようにする。このとき、光強度変調信
号生成器12から光強度変調器13に供給される光強度
変調信号は、アナログ信号である。したがって、光強度
変調器13から出力されるレーザ光の光強度は、連続的
に変化することとなる。
【0050】そして、このように、レーザ光の強度を変
調することにより、被加工物16に入射するレーザ光の
強度が変化し、これにより、平面方向だけでなく、被加
工物16であるフォトレジストの深さ方向についても、
任意のパターンを形成することができる。
【0051】なお、このように光強度変調器13によっ
てレーザ光の強度を変調する際、光強度変調信号生成器
12は、ドリフトの少ない水晶振動子によるクロックを
利用して、光強度変調信号を生成する。これにより、各
走査毎の光強度変調のずれが減少する。
【0052】また、光強度変調信号生成器12は、回転
数検出開始点を基準としてトリガ同期をとって、光強度
変調信号を生成する。これにより、矩形上の1パターン
についての露光が完了した後、被加工物16をY軸方向
に所定量だけ動かして、繰り返し、矩形状のパターンに
ついての露光を行うようなとき、各パターン間の位置関
係を精度良く対応させることが可能となる。
【0053】そして、以上のようにレーザ光を走査して
被加工物16を露光している間、ポリゴンミラー14の
回転数を計測し、ポリゴンミラー14の回転数が所定値
に達したら、すなわちXYステージ5のX軸方向に移動
量が所定値に達したら、レーザ光の走査を中止する。こ
れにより、幅がポリゴンミラー14による走査幅に対応
した矩形状の1パターンについて、レーザ光が走査さ
れ、当該パターンの露光が完了する。
【0054】なお、所望する露光パターンが、1回の走
査によって得られる矩形状のパターンよりも大きいとき
には、以上の処理を繰り返して、矩形状のパターンの露
光を繰り返すようにする。これにより、大きな面積の露
光パターンについても、レーザ光の走査が可能となる。
【0055】以上のような方法では、XYステージ5を
X軸方向に一定速度で動かしたままレーザ光を走査する
ので、非常に効率良く高速でレーザ光を走査して被加工
物16であるフォトレジストを露光することができる。
【0056】また、以上のような方法では、光強度変調
器13によって被加工物16であるフォトレジストに入
射するレーザ光の強度を連続的に変化させることができ
る。したがって、フォトレジストの深さ方向について
も、露光パターンをコントロールすることができる。す
なわち、本実施の形態では、フォトレジストに3次元の
任意のパターンを形成することができる。
【0057】ところで、従来は、XYステージ5を停止
させた状態でレーザ光を走査して、レーザ光の1回の走
査が完了する毎に、XYステージ5を移動させて、その
絶対的な位置を設定するようにしていた。このため、X
Yステージ5の絶対的な位置を精度良く設定する必要が
あり、XYステージ5として、非常に高精度に位置決め
を行うことができるものが必要だった。これに対して、
本実施の形態では、XYステージ5を一定速度で動かし
ながら、レーザ光の走査を行っている。そして、XYス
テージ5を一定速度で滑らかに動かすことは比較的に容
易であり、特に高精度なステージ系を用意する必要はな
い。したがって、本実施の形態では、XYステージとし
て、廉価なものを使用することが可能である。
【0058】以上のようにレーザ光を走査して、被加工
物16であるフォトレジストの深さ方向についてもパタ
ーンを変化させて露光する際には、フォトレジストに入
射するレーザ光の光強度を、所望するパターンに精度良
く対応するように設定する必要がある。換言すれば、フ
ォトレジストに入射するレーザ光の光強度変調を行うた
めの光強度変調信号を、所望する露光深さに精度良く対
応するように算出して設定する必要がある。そこで、以
下、光強度変調信号の算出方法について、詳細に説明す
る。なお、本実施の形態では、一定速度でレーザ光を走
査するので、露光パターンの各位置における露光時間は
一定である。したがって、露光深さは、入射されるレー
ザ光の光強度によってコントロールされる。
【0059】光強度変調器13の変換特性は、常に一定
であるとは限らず、環境や使用時間等によって若干変化
する。そして、光強度変調器13の変換特性が変化する
と、光強度変調器13に入力する光強度変調信号と、光
強度変調器13から出力されてフォトレジストに入射す
るレーザ光の光強度との対応関係が変化することとな
る。
【0060】そこで、フォトレジストの露光の直前に、
光強度変調器13に入力する光強度変調信号と、光強度
変調器13から出力されてフォトレジストに入射するレ
ーザ光の光強度との対応関係を測定し、当該測定結果に
基づいて、光強度変調器13による光強度変調が適切に
行われるように光強度変調信号を算出する。これによ
り、光強度変調器13の変換特性の変化に起因する光強
度の変動を最小限に抑えることができる。また、これに
より、光強度変調器13として変換特性の変化が少ない
高性能なものを使用する必要が無くなり、装置の低コス
ト化を図ることもできる。
【0061】ここで、光強度変調器13から出力されて
フォトレジストに入射するレーザ光の光強度は、実際に
XYステージ5にレーザ光を入射し、当該レーザ光の光
強度をXYステージ5上に配した光強度検出器15によ
って検出することにより測定する。このように、光強度
変調信号と光強度の対応関係を、フォトレジストの露光
の直前に、実際に露光に使用される光学系を用いて測定
することにより、光強度変調信号と光強度の対応関係に
ついて、実際に露光するときの対応関係に非常に近いも
のが得られる。
【0062】なお、この測定は、新たなフォトレジスト
を露光する毎に、制御用コンピュータ3の制御により自
動的に行うように、制御用コンピュータ3に処理を登録
しておく。これにより、複数のフォトレジストについて
露光を行うようなときにも、非常に短時間で処理を行う
ことができ、作業効率が大幅に向上する。
【0063】また、フォトレジストの感度特性は、フォ
トレジストの種類等によって異なっている。すなわち、
フォトレジストは、図5に示すように、露光強度と露光
深さの関係が種類等によって異なっている。なお、図5
では、具体例として、種類の異なる第1のフォトレジス
ト、第2のフォトレジスト、及び第3のフォトレジスト
について、それらの感度特性F1,F2,F3をグラフ
化して示している。
【0064】そこで、光強度変調信号は、所望する露光
深さが得られるように、フォトレジストの感度特性を考
慮して算出する。なお、フォトレジストの感度特性が分
かっていないときは、予め露光テストを行い、フォトレ
ジストの種類や保存期間等によって、感度特性がどのよ
うに異なるかを調べ、その結果に基づいて、光強度変調
信号を算出するようにする。
【0065】以上のように、光強度変調器13の変換特
性や、フォトレジストの感度特性を考慮して、光強度変
調信号を算出する際の処理の流れについて、図6のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0066】光強度変調信号を算出する際は、先ず、ス
テップS1において、所望する露光パターン、被加工物
16となるフォトレジストの感度特性、及び光強度変調
器の変換特性等のパラメータを入力する。なお、フォト
レジストの感度特性は、使用されるであろう複数のフォ
トレジストについて予め感度特性を調べておき、それら
の感度特性の中から、実際に使用するフォトレジストの
感度特性を選択するようにする。また、露光パターン
も、予め複数の露光パターンを登録しておき、それらの
露光パターンの中から、実際に露光する露光パターンを
選択するようにしてもよい。
【0067】次に、ステップS2において、ステップS
1で入力された露光パターン及びフォトレジストの感度
特性から、最大露光深さに相当する光強度を求め、その
光強度を、フォトレジストに入射するレーザ光の光強度
の最大値として設定する。すなわち、フォトレジストに
入射するレーザ光の光強度の最大値が、所望する露光パ
ターンの最大露光深さに相当する光強度となるように、
レーザ光源9から出射されるレーザ光の光強度と、自動
強度コントローラ11によるレーザ光の光強度の調整の
程度と、光強度変調器13に入力される光強度変調信号
のうちのDC入力信号とを設定する。ただし、レーザ光
源9の時間的な安定度と自動強度コントローラ11の特
性上の観点から、レーザ光源9及び自動強度コントロー
ラ11の設定は一定の値とし、フォトレジストに入射す
るレーザ光の光強度は、光強度変調器13に入力される
DC入力信号だけで変化させるようにすることが好まし
い。
【0068】次に、ステップS3において、図7に示す
ように、1回のレーザ光走査分について、ステップS1
で入力された露光パターンPに対応した、所定の厚みt
1のフォトレジストFの表面からの露光深さt2を算出
する。
【0069】次に、ステップS4において、ステップS
1で入力されたフォトレジストの感度特性に基づいて、
ステップS3で算出された露光深さを得るために必要な
光強度を算出する。
【0070】次に、ステップS5において、ステップS
1で入力された光強度変調器13の変換特性に基づい
て、ステップS4で算出された光強度を得るために必要
な光強度変調信号を算出する。なお、ここで算出される
のは、光強度変調器13に入力される光強度変調信号の
うちのAM入力信号である。そして、このAM入力信号
は、アナログの振幅変調信号とされるので、露光深さの
連続的な変化を実現することができる。
【0071】次に、ステップS6において、全てのレー
ザ光走査分について、光強度変調信号の算出が完了した
かを判別し、光強度変調信号の算出が完了していないと
きは、ステップS3に戻って処理を繰り返し、光強度変
調信号の算出が完了しているときは、処理を終了する。
【0072】以上のステップにより、フォトレジストの
感度特性と、光強度変調器13の変換特性とが考慮さ
れ、所望する露光深さに精度良く対応した光強度変調信
号が算出される。
【0073】ところで、上記光強度変調信号の算出方法
では、光強度変調器13の変換特性と、フォトレジスト
の感度特性とを独立して扱っている。したがって、上記
光強度変調信号の算出方法では、フォトレジストの種類
を変えたり、フォトレジストが経時変化してしまうこと
により、フォトレジストの感度特性が変化したりしたと
きも、フォトレジストの感度特性が変化した分を補っ
て、光強度変調信号を再び容易に算出することができ
る。すなわち、光強度変調器13の変換特性と、フォト
レジストの感度特性とを独立して扱うことにより、フォ
トレジストの感度特性の変化に対して、容易に対応する
ことが可能となる。また、光強度変調器13の変換特性
と、フォトレジストの感度特性とを独立して扱っている
ので、光強度変調信号の算出のもととなるフォトレジス
トの感度特性として、意図的に実際の感度特性と異なる
ものを設定することにより、特異な形状の露光パターン
を得ることも可能である。
【0074】以上のようにレーザ光を走査してフォトレ
ジストを露光する方法は、例えば、強誘電性液晶を用い
たFLC(ferroelectric liquid crystal)ディスプレ
イを製造する際に適用することができる。
【0075】FLCディスプレイは、図8に示すよう
に、ガラス等からなる透明な基板50と、同様にガラス
等からなる透明な基板51とが、それらの間に強誘電性
液晶52を挟んだ状態で圧着され、周囲が接着剤53で
封止されて構成される。ここで、基板50の内面には、
酸化インジウムスズ(ITO:indium tin oxide)等か
らなる多数本の透明電極層54がストライプ状に形成さ
れるとともに、これらの透明電極層54を被覆した状態
で光硬化性樹脂からなる液晶配向膜55が被着される。
この液晶配向膜55には、鋸歯状の非対称凸部55aが
設けられている。また、この液晶配向膜55には、断面
台形状の柱状の複数の突条部55bが、基板50の一端
から他端に至るまで、所定間隔にて設けられている。ま
た、他方の基板51の内面にも、基板50と同様に、透
明電極層56と、鋸歯状の非対称凸部57aが形成され
た液晶配向膜57とが形成されている。そして、基板5
0と基板51は、基板50の液晶配向膜55と、基板5
1の液晶配向膜57とが互いに対向するように配されて
いる。
【0076】上記基板50上に形成される液晶配向膜5
5を拡大した斜視図を図9に示す。このように、液晶配
向膜55の表面には、断面台形状の柱状の突条部55b
と、鋸歯状の非対称凸部55aとが連続的に形成されて
いる。そこで、このような液晶配向膜55を形成する際
に、上述のようにレーザ光を走査してフォトレジストを
露光する方法を適用する。
【0077】すなわち、上記液晶配向膜55を形成する
際に、ガラス原盤上にフォトレジストを塗布し、当該フ
ォトレジストを、上述のようにレーザ光の光強度を連続
的に変化させながら露光する。これにより、断面台形状
の柱状の突条部55bと、鋸歯状の非対称凸部55aと
に対応するように、フォトレジストの露光深さを連続的
に変化させることができる。そして、露光が完了した
ら、フォトレジストの現像を行い、その後、現像が完了
したフォトレジスト上にメッキを形成する。そして、当
該メッキをフォトレジストから剥離し、これを原盤とし
て用いて液晶配向膜55を形成する。これにより、断面
台形状の柱状の突条部55bと、鋸歯状の非対称凸部5
5aとが連続的に形成された液晶配向膜55を形成する
ことができる。また、他方の液晶配向膜57について
も、同様に形成できることは言うまでもない。
【0078】なお、ここでは、本発明の用途としてFL
Cディスプレイの液晶配向膜の形成を例に挙げたが、当
然の事ながら、本発明はレーザ光を所定パターンにて走
査するような用途に広く適用可能である。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、光ビームを走査中に当該光ビームの強度を変化さ
せているので、フォトレジストに3次元のパターンを形
成することができる。すなわち、本発明によれば、フォ
トレジストを平面状のパターンについて利用するだけで
なく、3次元の立体的なパターンの形成についても利用
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ光走査装置の一構成例を示すブロック図
である。
【図2】図1に示したレーザ光走査装置の光強度変調系
の一構成例を示すブロック図である。
【図3】図1に示したレーザ光走査装置の光強度変調信
号生成器の一構成例を示すブロック図である。
【図4】レーザ光の走査の様子を示す模式図である。
【図5】フォトレジストの感度特性の例を示す図であ
る。
【図6】光強度変調信号算出のフローチャートの一例で
ある。
【図7】フォトレジストの露光深さを示す断面図であ
る。
【図8】FLCディスプレイの一構成例を示す断面図で
ある。
【図9】FLCディスプレイの液晶配向膜の一例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 レーザ光走査装置、 2 マンマシンインターフェ
ース用コンピュータ、3 制御用コンピュータ、 4
画像処理ボード、 5 XYステージ、 6Yスケー
ル、 7 Xスケール、 8 開始パルス検出器、 9
レーザ光源、 10 レーザコントローラ、 11
自動強度コントローラ、 12 光強度変調信号生成
器、 13 光強度変調器、 14 ポリゴンミラー、
15光強度検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを走査してフォトレジストに所
    定パターンを露光する際に、 光ビームを走査中に当該光ビームの強度を変化させて、
    フォトレジストの露光深さを所定パターン内において変
    化させることを特徴とするフォトレジストの露光方法。
  2. 【請求項2】 上記光ビームの強度を連続的に変化させ
    ることを特徴とする請求項1記載のフォトレジストの露
    光方法。
  3. 【請求項3】 所望する露光深さが得られるように、フ
    ォトレジストの感度特性に基づいて、予め光ビームの強
    度変化を設定することを特徴とする請求項1記載のフォ
    トレジストの露光方法。
  4. 【請求項4】 入力される変調信号に対応して光強度を
    変調する光強度変調器によって、上記光ビームの強度を
    変化させることを特徴とする請求項1記載のフォトレジ
    ストの露光方法。
  5. 【請求項5】 光強度変調器に入力する変調信号と、フ
    ォトレジストに入射する光ビームの強度との関係を予め
    測定し、 当該測定結果に基づいて、所望する露光深さが得られる
    ように、光強度変調器に入力する変調信号を設定するこ
    とを特徴とする請求項4記載のフォトレジストの露光方
    法。
  6. 【請求項6】 フォトレジストの露光深さを変化させる
    ことにより、3次元の所定パターンの露光を行うことを
    特徴とする請求項1記載のフォトレジストの露光方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7027381B1 (en) 1999-11-04 2006-04-11 Seiko Epson Corporation Laser drawing apparatus, laser drawing method, a master for manufacturing hologram, and manufacturing method thereof
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