JPH10312424A - ビル管理システムおよびビル管理方法並びにビル管理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ビル管理システムおよびビル管理方法並びにビル管理プログラムを記録した記録媒体

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JPH10312424A
JPH10312424A JP12232997A JP12232997A JPH10312424A JP H10312424 A JPH10312424 A JP H10312424A JP 12232997 A JP12232997 A JP 12232997A JP 12232997 A JP12232997 A JP 12232997A JP H10312424 A JPH10312424 A JP H10312424A
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JP
Japan
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building
management
message
value
threshold value
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Application number
JP12232997A
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Takashi Toyoda
隆志 豊田
Yoji Sasaki
洋二 佐々木
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Dai Dan Co Ltd
Original Assignee
Dai Dan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビル管理における設備機器の保全業務におい
て、ユーザの負担を軽減し、保全業務を効率的に行うこ
とを可能としたビル管理システムを提供する。 【解決手段】 ビル内の各機器に対して、機器の台帳、
消耗品の在庫および業務の履歴等の所定の管理項目毎に
機器の情報を管理するビル管理システムにおいて、各機
器に対する管理項目の値である管理データを記憶する管
理データファイル39と、管理データに対応させて、各
機器に対する管理項目毎のしきい値を記憶するしきい値
テーブル41と、機器の管理データの値としきい値とを
比較し、管理データの値がしきい値に達したときにイベ
ントが発生したとし、その旨を通知するメッセージを出
力するチェック処理部33と、チェック処理部33によ
って出力されたメッセージを所定の通知先に配信する配
信処理部35とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビル管理システムで
あって、特に、建物および建物内の設備機器の情報を管
理するビル管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にビル管理システムにおいては、ビ
ル内の設備機器(以下、「機器」と称す。)のデータを
所定の管理項目毎に管理している。例えば、ビル管理シ
ステムは、ビル内の機器の台帳管理、蛍光灯・空調用フ
ィルタ等の機器の消耗品の台帳・在庫管理、機器の点検
・障害・修繕等の履歴管理、機器のエネルギー消費量等
のデータの長期保存、機器の運転時間・運転回数データ
の管理、機器の点検や清掃等の業務のスケジュール管理
等の管理項目毎にデータを管理している。このようなビ
ル管理システムにおいて、上記のようなデータはデータ
ベース化されて保存、管理されている。また、ビル管理
システムにおいて、機器の点検等の履歴データ、消耗品
の在庫データ、スケジュールデータ等は情報処理端末を
介してユーザにより入力され、機器の運転時間、運転回
数、エネルギー使用量等のデータは、ビル内の機器を制
御するために機器に接続したネットワークを介して入力
される。
【0003】このようなビル管理システムにおいて、担
当者は、機器の点検、清掃、消耗品の補充等の保全業務
を行う場合、ビル管理システムにアクセスし、機器の状
態を確認した後、必要に応じて保全業務の実施を行って
いた。例えば、担当者はビル管理システムにアクセス
し、消耗品の在庫情報等の機器の状態を確認し、在庫量
が少ないと判断したときには消耗品の補充を行い、点検
の時期であると判断したときは点検の手配を行ってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のビ
ル管理システムにおいては、担当者がビル管理システム
にアクセスし、積極的に機器の状態の確認作業を行わな
い限り、在庫量の確認や点検時期の決定等のために必要
な情報を得ることができない。このため、担当者は各管
理業務について頻繁に確認する必要があり、これは、担
当者の負担となっていた。特に、機器の数が増加するほ
ど、管理項目の数が増加するほど、担当者の負担は増大
する。さらに、担当者がビル管理システムにアクセスし
ていても、積極的にこれらの確認作業を行わなければ、
ビル内の機器が保全業務を要する状態となっているにも
かかわらず、これらの情報を認識できない場合があり、
保全業務が適切なタイミングで実施されないという問題
があった。
【0005】本発明は上記問題を解決すべくなされたも
のであり、その目的とするところはビル内の設備機器の
保全業務において、ユーザの負担を軽減し、かつ、その
実施を適切なタイミングで効率的に行うことを可能とし
たビル管理システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビル管理シ
ステムは、ビル内の各機器に対して、機器の台帳、消耗
品の在庫および業務の履歴等の所定の管理項目毎に機器
の情報を管理するビル管理システムであって、前記管理
されている情報に基づき機器の状態を確認し、機器が所
定の状態になったときに、その旨を通知するためのメッ
セージを所定の通知先に出力する。
【0007】前記ビル管理システムにおいて、各機器に
対する管理項目の値である管理データを記憶する管理デ
ータ記憶手段と、管理データに対応させて、各機器に対
する管理項目の値のしきい値を記憶するしきい値記憶手
段と、機器の管理データの値と管理データに対応するし
きい値とを比較し、管理データの値が前記しきい値に達
したときに機器が所定の状態になったとし、その旨を通
知するためのメッセージを出力する確認手段と、その確
認手段によって出力されたメッセージを所定の通知先に
配信する配信処理手段とを備えてもよい。ここで、機器
の所定の状態とは、具体的には、消耗品の在庫量がしき
い値を下回る状態や、エネルギー使用量がしきい値を越
えた状態等を示す。このような状態になったときにビル
管理システムはその旨を通知するメッセージを所定の通
知先例えばユーザに通知する。
【0008】前記ビル管理システムにおいて、配信処理
手段は通知先をメッセージに対応させて記憶した通知先
記憶手段を有してもよい。このとき、配信処理手段は通
知先記憶手段に記憶された通知先に基づいてメッセージ
を配信する。
【0009】本発明に係るビル管理方法は、ビル内の各
機器に対して、機器の台帳、消耗品の在庫および業務の
履歴等の所定の管理項目毎に機器の情報を管理するビル
管理方法であって、各機器に対する管理項目の値である
管理データの値と、該管理データに対応するしきい値と
を比較するステップと、前記管理データの値が前記しき
い値に達したときに機器が所定の状態になったとし、そ
の旨を通知するためのメッセージを出力ステップと、出
力された該メッセージを所定の通知先に配信するステッ
プとからなる。
【0010】本発明に係る記録媒体は、ビル内の各機器
に対して、機器の台帳、消耗品の在庫および業務の履歴
等の所定の管理項目毎に機器の情報を管理するプログラ
ムを記録した記録媒体であって、各機器に対する管理項
目の値である管理データの値と、該管理データに対応す
るしきい値とを比較するステップと、前記管理データの
値が前記しきい値に達したときに機器が所定の状態にな
ったとし、その旨を通知するためのメッセージを出力ス
テップと、出力された該メッセージを所定の通知先に配
信するステップとを有するプログラムを記録する。前記
記録媒体に記録されたプログラムがコンピュータにより
読み取られ、各ステップが実行される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いて本発明
に係るビル管理システムの実施の形態を説明する。 <1.全体構成> <1.1.ハードウェア構成>図1にビル管理システム
のハードウェア構成を示す。この図に示すようにビル管
理システムは中央演算処理装置であるCPU11を中心
とし、ディスプレイ等の表示装置13と、キーボードや
マウス等の入力装置15と、RAM17と、CD−RO
M読み取り装置やハードディスク装置等からなる補助記
憶装置19と、ネットワーク・インタフェース21とが
バス22を介して接続されている。このビル管理システ
ムの機能は、所定のプログラムがRAM17に格納され
た後、CPU11により実行されることにより実現され
る。ここで、本ビル管理システムの機能を実現するため
のプログラムは、フロッピーディスク27、CD−RO
M29、磁気テープまたは光ディスク等の情報記録媒体
により提供されてもよい。また、図示してないが、本ビ
ル管理システムにおいて、ファームウェア等を格納した
ROMがバス22を介してCPU11に接続されてお
り、このROMにプログラムを格納してもよい。また、
ビル管理システムはネットワーク・インタフェース21
を介してネットワーク25に接続され、ネットワーク2
5は空調機器、照明機器等のビル内の設備機器23に接
続されている。ビル管理システムはこのネットワーク2
5を介してビル内の各機器23の運転時間、運転回数、
エネルギー使用量等の運転状態を示す情報を取得する。
【0012】<1.2.機能的な構成>図2は、CPU
11が所定のプログラムを実行することにより実現され
るビル管理システムの論理的な機能ブロック図である。
この図に示すように、ビル管理システムは、データまた
はユーザからの処理要求を取り込む入力処理部30と、
表示装置13へのデータ表示を行う表示処理部31と、
各機器の状態を管理項目毎に確認し、機器の状態が所定
の状態になった(以下、機器の状態が所定の状態になっ
たことを「イベントが発生した」と称す。)ときにイベ
ントメッセージを出力するチェック処理部33と、イベ
ントメッセージを所定の通知先に配信する配信処理部3
5とからなる。ここで、管理項目には、エネルギー使用
量、消耗品在庫、点検履歴、障害履歴および保全業務の
スケジュール等が含まれる。以下の説明において、これ
ら管理項目の値を「管理データ」と称す。
【0013】<1.3.テーブルおよびデータファイル
の構成>さらに、ビル管理システムは、管理データファ
イル39と、しきい値テーブル41と、配信先テーブル
43と、メッセージ受信テーブル45とを有する。これ
らのデータファイル39およびテーブル41、43、4
5はハードディスク等の補助記憶装置19内に論理的に
構成されている。以下に、これらのデータファイル39
およびテーブル41、43、45について説明する。
【0014】(a)管理データファイル 管理データファイル39は、本ビル管理システムが管理
する保全業務に関する情報を保持するものであり、ビル
内の各機器に対して管理項目毎に、その機器の管理デー
タを保持している。例えば、図2に示すように、ビル内
の機器の台帳である設備台帳データ40a、機器の点検
履歴データ40b、機器の障害履歴データ40c、機器
の消耗品在庫データ40d、機器のエネルギー使用量を
示すエネルギーデータ40e、機器の点検、部品交換等
のスケジュールを示すスケジュールデータ40f等を保
持している。
【0015】(b)しきい値テーブル しきい値テーブル41は、各機器に対して管理項目毎
に、その機器の管理データに対するしきい値を保持する
テーブルである。図3にしきい値テーブル41の構成を
示す。図に示すように、しきい値テーブル41は、機器
を識別するために機器毎に割り当てられた識別番号であ
る機器IDと、管理項目を識別するために管理項目毎に
割り当てられた識別番号である管理項目IDと、管理デ
ータのしきい値とからなる。しきい値テーブル41はチ
ェック処理部33により参照され、各機器の管理データ
の値としきい値とが所定の関係になったときに、所定の
ユーザにメッセージが配信される。ここで、所定の関係
とは、管理データの値がしきい値を越えること、また
は、管理データの値がしきい値を下回ることであり、い
ずれをとるかは管理項目の種類に依存する。また、本実
施形態では、管理データの値としきい値とが所定の関係
になった状態を「イベントが発生した状態」とする。
【0016】(c)配信先テーブル 配信先テーブル43は、管理項目と、その管理項目にイ
ベントが発生したときにメッセージを配信する配信先と
を関連付けるものであり、図4で示されるように、配信
先と管理項目を示す管理項目IDとからなる。配信処理
部35は、この配信先テーブル43を参照することによ
りイベントが発生したときのメッセージの配信先を決定
する。
【0017】(d)メッセージ受信テーブル メッセージ受信テーブル45は図5で示されるデータ構
成を有する。メッセージ受信テーブル45は、メッセー
ジを識別するためのIDであるメッセージIDと、管理
項目を示す管理項目IDと、機器を示す機器IDと、配
信日と、メッセージと、ユーザがメッセージを確認した
か否かを示すフラグである確認フラグとからなる。メッ
セージ処理部37はメッセージ受信テーブル45の内容
を表示する。
【0018】<2.動作>このように構成されたビル管
理システムの詳細な動作を以下に説明する。本実施の形
態のビル管理システムにおいては、前述のように、ビル
内の各機器に対する各管理項目毎のしきい値がしきい値
テーブルに設定されている。また、ビル内の各機器に対
する各管理項目毎の管理データの値は前述のように管理
データファイル39に格納されている。ビル管理システ
ムは、各機器に対して管理項目毎に、管理データの値
と、対応するしきい値とを比較し、それらの値の関係が
所定の関係になったときにイベントが発生したと判断
し、その旨を通知するメッセージを生成し、このメッセ
ージによりユーザにイベントの発生を通知する。これに
より、例えば、電力や水等のエネルギー使用量がしきい
値を越えたとき、機器で使用する消耗品の在庫量がしき
い値より少なくなったとき、または、点検や清掃のスケ
ジュールが近づいたときに、その旨をユーザに知らせる
ことができる。
【0019】具体的には、本ビル管理装置において、入
力処理部31はユーザがキーボード等の入力装置15を
介して入力した在庫やスケジュール等のデータ、また
は、ネットワーク25を介して取得した各機器の運転時
間や運転回数やエネルギー使用量等のデータに基づき、
管理データファイル39のデータを更新する。チェック
処理部33は、各機器に対する管理データを取得し、こ
の値と、それに対応するしきい値とを比較することによ
りイベントの発生の有無を判断する。このとき、イベン
トが発生すると、チェック処理部33は通知メッセージ
を作成し、配信処理部35へこの通知メッセージととも
にイベントの発生を通知する。配信処理部35はこれを
受けて、所定の配信先へ通知メッセージを配信する。こ
こでは、配信先としては、本ビル管理システムの操作者
であるユーザを想定しているが、所定の表示装置や印刷
装置であってもよい。以下に、このときのチェック処理
部33および配信処理部35の詳細な動作を説明する。
【0020】図6のフローチャートを用いてチェック処
理部33の動作を説明する。チェック処理部33はま
ず、管理データファイル39中の監視対象となる機器の
うち、最初にチェックする機器を選択する(S11)。
次に、その機器に対する管理項目の中から最初にチェッ
クする管理項目を選択する(S12)。次に、管理デー
タファイル39を参照して、選択した機器の選択した管
理項目について管理データの値を取得する(S13)。
データを取得した後、しきい値テーブル41を参照し
て、対応する機器に対する管理項目のしきい値を取得す
る(S14)。その後、この管理データとしきい値とを
比較する(S15)。
【0021】ステップS15での比較結果によりイベン
トの発生の有無を判断する(S16)。すなわち、比較
した結果、管理データ値としきい値との関係が所定条件
を満たしているか否かによりイベントが発生したか否か
を判断する。例えば、エネルギーデータについては、実
際のエネルギーデータがしきい値を越えたときにイベン
トが発生したとし、消耗品の在庫データについては、消
耗品の数がしきい値より少なくなったときにイベントが
発生したとする。ステップS15での比較結果により、
イベントが発生していないとき(ステップS15でN
O)は、ステップS20へ進む。イベントが発生したと
き(ステップS15でYES)は、発生したイベントを
配信処理部35へ通知するためのイベントメッセージを
生成する(S17)。イベントメッセージは図7に示す
ように、管理項目IDと、イベントが発生した日付と、
機器IDと、メッセージとからなる。その後、生成した
イベントメッセージを配信処理部35へ配信し(S1
8)、ステップS19に進む。
【0022】ステップS19では、現在の機器に対し
て、他の確認すべき管理項目があるか否か判断し、他の
確認すべき管理項目がある場合はステップS21へ進
む。ステップS21では次の管理項目を選択し、ステッ
プS13へ戻る。以降、現在の機器に対して管理項目の
データの確認が全て終了するまで上記処理(S13〜S
19、S21)を繰り返す。一方、ステップS19で判
断した結果、確認すべき他の管理項目がない場合は、確
認すべき他の機器があるか否かを判断する(S20)。
ステップS20で判断した結果、確認すべき他の機器が
ある場合は、ステップS22に進み、次の機器を選択
し、ステップS12に戻る。全ての機器に対して、全て
の管理項目毎に確認を行うまで、上記処理(S12〜S
22)を繰り返す。ステップS20で確認すべき他の機
器がない場合は処理を終了する。
【0023】前述のようにして、チェック処理部33に
おいてイベントメッセージが配信処理部35へ配信され
ると、配信処理部35はこれを受けてメッセージの配信
処理を行う。以下に、図8のフローチャートを用いてこ
のときの配信処理部35の動作を説明する。配信処理部
35は、まず、チェック処理部33からのイベントメッ
セージの通知の有無に基づきイベントが発生したか否か
判断する(S31)。すなわち、配信処理部35におい
て、イベントメッセージを受信したときイベントが発生
したとし、イベントメッセージを受信ないときはイベン
トが発生していないとする。イベントが発生していない
とき(ステップS31でNO)は、ステップS21を繰
り返す。イベントが発生したとき(ステップS31でY
ES)、すなわち、チェック処理部33からイベントメ
ッセージを受信したときは、イベントメッセージ中の管
理項目IDに基づいて配信先テーブル43を参照してメ
ッセージの配信先を取得する(S32)。その後、図9
に示すデータ構成を有する配信メッセージを生成する
(S33)。図9に示すように、配信メッセージは、配
信先と、管理項目を示す管理項目IDと、配信メッセー
ジを識別するためのメッセージIDと、配信日の日付
と、機器IDと、メッセージとからなる。配信メッセー
ジを生成した後、配信処理部35は、ステップS32で
取得した配信先に配信メッセージを配信する(S3
4)。ここで、メッセージの配信は、配信先毎に設けら
れたメッセージ受信テーブル45を更新することにより
行う。すなわち、配信先毎に設けられたメッセージ受信
テーブル45に、配信メッセージに基づいてメッセージ
IDと管理項目IDと機器IDと日付とメッセージとを
設定し、データを追加することにより行う。また、この
とき確認フラグは未確認を示すフラグが設定される。こ
のようにして、イベント発生時において、メッセージが
所定のユーザに配信される。
【0024】以上のようにしてユーザに配信されたメッ
セージは表示処理部31において表示される。すなわ
ち、表示処理部31は、ユーザが所定のユーザIDとパ
スワードを入力した後、本システムにログインすると、
表示処理部はユーザIDから、ユーザを特定し、そのユ
ーザに対するメッセージ受信テーブル45の内容を表示
する。これにより、ユーザは送信されたメッセージの内
容を画面上で確認することができる。
【0025】また、本ビル管理システムにおいては、ネ
ットワークインタフェース25を介してLAN等のネッ
トワークに接続してもよく、これにより、ユーザは遠隔
地においてもネットワークに接続された情報処理端末を
介してメッセージの確認ができる。
【0026】このように、本実施形態のビル管理システ
ムにおいては、ビル内の各機器に対して所定の管理項目
毎に機器の状態を監視し、その状態が所定の状態になっ
たとき(管理データ値がしきい値を越えたとき、また
は、しきい値より低くなったとき)に、イベントが発生
したと判断し、ユーザにそのイベント発生を通知するた
めのメッセージを送信する。
【0027】
【発明の効果】本発明に係るビル管理システムによれ
ば、ビル内の設備機器の状態を所定の管理項目毎に管理
し、機器の状態が所定の状態になったときに、その旨を
通知するためのメッセージをユーザに出力する。これに
より、ユーザは頻繁にビル内の設備機器の状態を確認す
る必要がなくなるため、保全業務における負担が軽減さ
れ、保全業務を効率的に実施できる。また、ユーザは、
ビル管理システムからのメッセージの通知により、機器
の異常の発見や、消耗品の補充、点検等の保全業務の実
施時期を確実に適切なタイミングで認識でき、これらの
事象に迅速に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のビル管理システムのハードウェ
ア構成を示す図。
【図2】 本実施形態のビル管理システムの論理的な構
成を示す図。
【図3】 しきい値テーブルの構成を示す図。
【図4】 配信先テーブルの構成を示す図。
【図5】 メッセージ受信テーブルの構成を示す図。
【図6】 チェック処理部の動作のフローチャート。
【図7】 イベントメッセージの構成を示す図。
【図8】 配信処理部の動作のフローチャート。
【図9】 配信メッセージの構成を示す図。
【符号の説明】
11…CPU、 13…表示装置、 15…入力装置、
17…RAM、 19…補助記憶装置、 21…ネッ
トワーク・インタフェース、 22…バス、23…ビル
設備機器、 25…ネットワーク、 27…フロッピー
ディスク、29…CD−ROM、 30…入力処理部、
31…表示処理部、 33…チェック処理部、 35
…配信処理部、 39…管理データファイル、 40a
…設備台帳データ、 40b…点検履歴データ、 40
c…障害履歴データ、 40d…消耗品在庫データ、
40e…エネルギーデータ、 40f…スケジュールデ
ータ、 41…しきい値テーブル、 43…配信先テー
ブル、 45…メッセージ受信テーブル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビル内の各機器に対して、機器の台帳、
    消耗品の在庫および業務の履歴等の所定の管理項目毎に
    機器の情報を管理するビル管理システムにおいて、 前記管理されている情報に基づき機器の状態を確認し、
    機器が所定の状態になったときに、その旨を通知するた
    めのメッセージを所定の通知先に出力することを特徴と
    するビル管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のビル管理システムにお
    いて、 各機器に対する管理項目の値である管理データを記憶す
    る管理データ記憶手段と、 前記管理データに対応させて、各機器に対する管理項目
    の値のしきい値を記憶するしきい値記憶手段と、 機器の管理データの値と該管理データに対応するしきい
    値とを比較し、前記管理データの値が前記しきい値に達
    したときに機器が所定の状態になったとし、その旨を通
    知するためのメッセージを出力する確認手段と、 該確認手段によって出力されたメッセージを所定の通知
    先に配信する配信処理手段とを備えたことを特徴とする
    ビル管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のビル管理システムにお
    いて、前記配信処理手段は、通知先をメッセージに対応
    させて記憶した通知先記憶手段を有し、通知先記憶手段
    に記憶された通知先に前記メッセージを配信することを
    特徴とするビル管理システム。
  4. 【請求項4】 ビル内の各機器に対して、機器の台帳、
    消耗品の在庫および業務の履歴等の所定の管理項目毎に
    機器の情報を管理するビル管理方法において、 各機器に対する管理項目の値である管理データの値と、
    該管理データに対応するしきい値とを比較するステップ
    と、 前記管理データの値が前記しきい値に達したときに機器
    が所定の状態になったとし、その旨を通知するためのメ
    ッセージを出力ステップと、 出力された該メッセージを所定の通知先に配信するステ
    ップとからなることを特徴とするビル管理方法。
  5. 【請求項5】 ビル内の各機器に対して、機器の台帳、
    消耗品の在庫および業務の履歴等の所定の管理項目毎に
    機器の情報を管理するビル管理プログラムを記録した記
    録媒体において、 各機器に対する管理項目の値である管理データの値と、
    該管理データに対応するしきい値とを比較するステップ
    と、 前記管理データの値が前記しきい値に達したときに機器
    が所定の状態になったとし、その旨を通知するためのメ
    ッセージを出力ステップと、 出力された該メッセージを所定の通知先に配信するステ
    ップとを有することを特徴とするビル管理プログラムを
    記録した記録媒体。
JP12232997A 1997-05-13 1997-05-13 ビル管理システムおよびビル管理方法並びにビル管理プログラムを記録した記録媒体 Pending JPH10312424A (ja)

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