JP3746395B2 - 遠隔監視システム - Google Patents

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Description

(目次)
発明の属する技術分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題(図12〜図15)
課題を解決するための手段
発明の実施の形態(図1〜図11)
発明の効果
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、公衆回線やWAN/LAN等の通信ネットワークを介してPOSターミナル,金融端末等の被監視装置を遠隔監視するための技術に関し、特に、監視対象の被監視装置と通信ネットワークを介して被監視装置を遠隔監視する監視装置とを含んで構成される遠隔監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンビニエンスストア等の店舗では、POS(Point-Of-Sales:販売時点情報管理システム)が導入され、POSターミナル(端末装置,被監視装置)がそなえられレジスタとして用いられている。例えばある一つの企業により多数の店舗をチェーン展開している場合、通常、店舗毎に同一機種のPOSターミナルが複数台そなえられているので、全店舗におけるPOSターミナルの総数は膨大なものになっている。
【0003】
従って、各POSターミナルのメンテナンスのためにCE(Customer Engineer)等の作業員が各店舗へ出向いてPOSターミナルの使用状態(例えば寿命品の状態などの予防保守情報)を1台ずつチェックしていたのでは、そのメンテナンス作業に膨大な時間と労力を要することになる。
そこで、近年、多数のPOSターミナルを、監視センタ,遠隔保守センタ等において監視装置により統轄して遠隔監視することができるように、遠隔監視システムが構築されている。この遠隔監視システムにおいて、各POSターミナルは、公衆回線やWAN(Wide Area Network)/LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して監視装置に接続されるとともに、各POSターミナルの使用状態の情報を検出・生成しパケットとして通信ネットワーク経由で監視装置に通報する通報機構をそなえて構成されている。
【0004】
このように構成された遠隔監視システムでは、各POSターミナルにおける予防保守情報が前記通報機構により通信ネットワーク経由で監視装置に通報され、その通報を参照したオペレータ等が、予防保守情報に応じて店舗にCEを派遣するように指示する。
また、各POSターミナルにおいては寿命品の使用状態(例えばサーマルプリンタの印字行数,CRTの表示時間など)が検出され、その使用状態が前記通報機構により監視装置に定期的に通報される。そして、監視装置では、各POSターミナルからの寿命品の使用状態を参照し、各POSターミナルの寿命品が寿命に近づいたこと(ニアエンド)を認識すると、ニアエンドアラームが発行される。このニアエンドアラームの発行に応じて、CEが、その寿命品に該当する部品を準備し、寿命アラームが発行される前に店舗へ出向いて部品交換を実施している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような遠隔監視システムにおいて、ある店舗においてPOSターミナルを新規に導入した場合、または、店舗間でPOSターミナルを移設した場合には、そのPOSターミナルが通信ネットワークを介して監視装置に通信可能な状態で接続されているか否かのチェックを行なっている。
【0006】
このチェックは、あくまで一般的なネットワークチェックで、新設/移設したPOSターミナルと監視装置とが通信ネットワークにより通信可能に接続されているかどうか、即ち、通信回線が物理的につながっているかを確認するためのものである。
現状の遠隔監視システムでは、通信回線が物理的につながっていれば、POSターミナルにおける通報機構がPOSターミナルの使用状態の情報を監視装置へ通報できる状態であるとみなして、その通報機構が、本当に、POSターミナルの使用状態の情報を監視装置へ正常に通報できるか否かのチェックは行なわれておらず、当然、そのチェックの手段もそなえられていない。
【0007】
通信回線が物理的につながっていてネットワークチェック結果が正常であっても、POSターミナルの通報機構から監視装置への通報を行なうためのソフトウエアが動いていなかったり、POSターミナル内での断線や監視装置内での断線が生じていたりすると、POSターミナルの通報機構から監視装置への通報を正常に行なうことができない。
【0008】
それにもかかわらず、現状の遠隔監視システムでは、ネットワークチェック結果が正常であればPOSターミナルは通常運用を開始しているので、運用を開始してから、通報機構が監視装置への正常な通報を行なえなかったことが判明した時点で、初めてPOSターミナルから監視装置への通報系に異常があると判断しCE等の作業員が何らかの対処を行なっている。
【0009】
例えば図12に示すようにPOSターミナル11を設置場所(店舗)21に新規導入した際にネットワークチェック結果が正常であっても、POSターミナル11の通報機構から監視装置30への通報を正常に行なえるかどうかについては保証することができない。仮に新規導入時にはPOSターミナル11の通報機構から監視装置30への通報が正常に行なわれ、その後、POSターミナル11を設置場所(店舗)21から設置場所(店舗)22に移設したとする。この場合も、移設後のネットワークチェック結果が正常であっても、再度、POSターミナル11の通報機構から監視装置30への通報を正常に行なえるかどうかについては保証することができない。
【0010】
一般に、パーソナルコンピュータのような端末装置を、所定の設置場所に新規導入した後、全く異なる別の設置場所に移設することは極めて稀であるが、例えば多数の店舗をチェーン展開し店舗毎に同一機種のPOSターミナルを設置するような場合、新しい店舗にPOSターミナルを導入したり店舗間でPOSターミナルを移設したりすることが多々ある。そのため、導入時や移設時に、ネットワークチェックだけでなく、POSターミナルの通報機構から監視装置への通報を正常に行なえるかどうかのチェックを行なえるようにして、POSターミナルを円滑に運用状態へ移行させ、CE等の作業員に対する負担も軽減することが望まれている。
【0011】
次に、現状の遠隔監視システムにおいて、監視装置がPOSターミナルの設置状況(構成情報)を収集するための手法について、図13を参照しながら説明する。
この図13に示す構成例では、同一店舗内に設置された2つのPOSターミナル11,12がルータ51を介して通信ネットワーク(図示省略)に接続されるとともに、監視装置30も、ルータ52を介して通信ネットワークに接続されており、POSターミナル11,12と監視装置30とは、ルータ51,52および通信ネットワークを介して相互に通信できるようになっている。
【0012】
ここで、通信ネットワークとして例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ネットワークを採用する場合、ARP(Address-Resolution Protocol)やPING(Packet Internet Groper)によりPOSターミナルの設置状況が収集される。
ARPを用いる場合、POSターミナル11,12はそれぞれルータ51と定期的に通信を行ない、ルータ51がARPテーブル50を生成する。そして、ルータ51がARPテーブル50をルータ52経由で監視装置30に送信することで、POSターミナル11,12の設置状況が監視装置30に収集される(図13の実線矢印参照)。
【0013】
PINGを用いる場合、監視装置30は、POSターミナル11や12が接続されているネットワークアドレスに対し、IPアドレスの4オクテット目を0から255まで順に変更したPINGコマンドを発行し、そのPINGコマンドをTCP/IPネットワークに順次投入する(図13の点線矢印参照)。そして、監視装置30は、PINGコマンドに応答したPOSターミナルのIPアドレスを記録することにより、POSターミナル11,12の設置状況を収集する。
【0014】
いずれにしても、現状の遠隔監視システムにおいてPOSターミナルの設置状況を収集する際には、定期的に不要なパケットを大量に通信ネットワーク上に送信しなければならないので、通信ネットワークに対する負荷が重くなっている。このため、通信ネットワークに対する負荷を重くすることなく、POSターミナルの設置状況を確実に収集できるようにすることが望まれている。
【0015】
上述のようにして収集されたPOSターミナルの設置状況は、監視装置30における表示部(ディスプレイ)で構成管理画面として表示され、オペレータ等に通知される。その構成管理画面の表示例を図14に示す。この図14に示す構成管理画面61は、図12により前述したごとくPOSターミナル11を設置場所(店舗)21に新規導入した後に設置場所(店舗)22へ移設した時の表示例である。
【0016】
監視装置30が、POSターミナル11の移設後に収集された設置状況に基づいて、POSターミナル11が設置場所22に設置(移設)されたことを認識すると、従来、図14に示すように、構成管理画面61では、移設元(設置場所21)のPOSターミナル11の表示を消すことなく、移設先(設置場所22)のPOSターミナル11の表示も行なっている。このため、実際の設置状況と構成管理画面61の表示とがリンクせず、POSターミナル11が設置場所22に新規導入されたように見えてしまう。
【0017】
前述した通りパーソナルコンピュータのような端末装置を新規導入した後に別の設置場所に移設することは極めて稀である。また、図13により前述した設置状況の収集手法では、POSターミナルが電源投入されていないために設置状況に関する情報を送信することができない場合、監視装置30では、そのPOSターミナルが設置されていないように見え、電源投入されていないのか移設されたのかを判別することができない。これらの理由から、現状の遠隔監視システムでは、構成管理画面61上で端末の移設を考慮した表示を自動的に行なうことができず、オペレータ(管理者)がキーボード等を操作することにより、移設元POSターミナルの表示を消すことになる。
【0018】
企業の規模によってはPOSターミナルを数百台〜数千台の規模で導入し、その後、POSターミナルの移設を行なう場合がある。このような場合、図13により前述した設置状況の収集手法を用いていたのでは、POSターミナルが、何時、どの店舗へ導入されたか、または、どの店舗へ移設されたかを把握することができず、当然、導入・移設に対応した構成管理画面61を自動的に表示することもできない。従って、実際の設置状況を構成管理画面61に反映させるためにはオペレータ(管理者)の手動操作に頼らざるを得ず、多大な管理工数が必要になり、オペレータ(管理者)に対する負担も極めて大きい。
【0019】
このため、監視装置30においてPOSターミナルの設置状況を正確に把握して実際の設置状況を構成管理画面61に自動的に反映し、POSターミナルの設置状況を確実に管理できるようにするとともに、オペレータに対する負担を軽減することが望まれている。
一方、POSターミナルの寿命品を遠隔監視すべく、監視装置30では、各POSターミナルからの寿命品の使用状態にかかる数値データ(印字行数等)を所定のニアエンド値と比較し、その数値データがニアエンド値に達すると、ニアエンドアラームが発行される。その後、ニアエンドアラームに対応した処置(部品交換等)が実施されないまま、その数値データが所定の寿命値に達すると、寿命アラームが発行される。
【0020】
このとき、同一店舗内に設置された同一機種のPOSターミナルであってもPOSターミナル毎に使用状態は異なるため、全てのPOSターミナルについて共通かつ一定のニアエンド値に基づきニアエンドアラームを発行していたのでは、ニアエンドアラームと寿命アラームとの発行間隔はPOSターミナル毎に大きく異なってくる。
【0021】
ニアエンドアラームが発行された場合に直ちに部品交換を行なうというのは、障害発生と同じ取り扱いであり、CE等の作業員に対する負担が極めて大きい。また、該当部品を直ちに調達できない場合もあるので、通常、ニアエンドアラーム発行後、適当なタイミングで部品交換を行なうことになる。
しかし、前述のようにニアエンドアラームと寿命アラームとの発行間隔にバラツキがあると、ニアエンドアラーム発行後、一定の期間内に部品交換を行なっても、その部品交換を行なう前に寿命品が寿命に達してしまい故障の生じるおそれがある。逆に、部品交換が早過ぎる場合もあり、この場合、実際の寿命に到達するまでには未だ十分な余裕があるにもかかわらず寿命品が交換されるので、部品性能を最大限に利用できない。
【0022】
そこで、ニアエンドアラームが発行されてから寿命アラームが発行されるまでの期間を一定(例えば3ヶ月)に維持するために、従来、監視装置30においてオペレータがキーボード等を操作することにより手動でPOSターミナル毎にニアエンド値の補正・設定を定期的に行なっている。図15は、そのニアエンド値の補正・設定手順を含む、監視装置30での現状の寿命品監視手順を説明するためのフローチャート(ステップS51〜S61)である。
【0023】
この図15に示すように、寿命品のニアエンド値および寿命値の初期設定値を入力・設定しておいてから(ステップS51)、実際の運用状態に移行し、各POSターミナルから送信されてきた寿命品の使用状態にかかる数値データ(カウントデータ:例えばサーマルプリンタの印字行数,CRTの表示時間など)をカウンタファイルに蓄積する(ステップS52)。
【0024】
オペレータによるニアエンド値の設定を行なわない場合(ステップS53のNOルート)、カウンタファイルに蓄積されたカウントデータをニアエンド値と比較し(ステップS54)、カウントデータがニアエンド値に達すると(ステップS54のYESルート)、ニアエンドアラームを発行する(ステップS55)。その後、カウンタファイルに蓄積されたカウントデータを寿命値と比較し(ステップS56)、部品交換が実施さることなくカウントデータが寿命値に達すると(ステップS56のYESルート)、寿命アラームを発行する(ステップS57)。
【0025】
オペレータによるニアエンド値の設定を行なう場合(ステップS53のYESルート)、オペレータは、カウンタファイルのカウントデータを参照し、単位時間当たりのカウントデータの変化量、つまり、単位時間当たりの寿命品の使用量を手計算で得てから(ステップS58)、その変化量(使用量)と予め設定されている基準値とを比較する(ステップS59)。その変化量が前記基準値の90〜110%の範囲内であれば、ニアエンド値は現在の値を維持する。また、その変化量が前記基準値の90%未満であれば、ニアエンド値を現在の値よりも大きく設定し(ステップS60)、その変化量が前記基準値の110%を超えていれば、ニアエンド値を現在の値よりも小さく設定する(ステップS61)。
【0026】
即ち、単位時間当たりの使用量が少なければ、ニアエンドから寿命までの期間が長くなるので、ニアエンド値を大きく(寿命値に近く)設定し直す一方、単位時間当たりの使用量が多ければ、ニアエンドから寿命までの期間が短くなるので、ニアエンド値を小さく設定し直す。これにより、ニアエンドアラームと寿命アラームとの発行間隔を一定に維持することができる。
【0027】
なお、ステップS53,S58〜S61にて前述した処理(ニアエンド値の設定処理)は、オペレータの判断や手作業により定期的に実行される。
しかし、ニアエンドアラームと寿命アラームとの発行間隔を一定に維持するための、ニアエンド値の修正/設定作業を、従来、前述のごとくオペレータの判断/手作業で行なっているので、以下のような課題があった。
【0028】
▲1▼POSターミナル毎のニアエンド値の修正/設定作業を定期的に行なわなければならないので、POSターミナルの台数が多くなると、オペレータに対する負担が非常に大きくなってしまう。
▲2▼ニアエンド値の修正/設定作業をオペレータの判断や手作業で行なうため、どうしてもニアエンドから寿命までの期間を一定に維持できず、その期間が変動するため、場合によっては、部品交換前に該当する寿命品が故障してしまうおそれがある。また、ニアエンドアラームが発生してから寿命時期までが部品によってずれるため、CEによる部品調達が煩雑になり、CEに対する負担を軽減することができない。
【0029】
▲3▼万一、オペレータがニアエンド値の修正/設定作業を忘れた場合には、寿命品のニアエンド状態を誤検出し、好ましくないタイミングでニアエンドアラームが発行されるため、部品交換タイミングが遅過ぎて該当する寿命品が故障してしまったり、逆に、部品交換タイミングが早過ぎて部品性能を最大限に利用できなかったりする。
【0030】
このため、遠隔監視システムにおいてニアエンド値を、オペレータの判断や手作業に依ることなく自動的に設定できるようにして、ニアエンドから寿命までの期間を確実に一定に維持することが望まれている。
本発明は、上述のような状況に鑑み創案されたもので、被監視装置の導入時や移設時に被監視装置の通報機構のチェックを自動的に行なえるようにして、被監視装置を円滑に運用状態へ移行させるとともに作業員に対する負担の軽減をはかるほか、通信ネットワークに対する負荷を重くすることなく被監視装置の設置状況を確実に収集でき、加えて、監視装置において被監視装置の実際の設置状況を管理画面上に自動的に反映できるようにして、管理者に対する負担の軽減をはかった、遠隔監視システムを提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の遠隔監視システム(請求項1)は、監視対象の被監視装置と通信ネットワークを介して該被監視装置を遠隔監視する監視装置とをそなえて構成されるとともに、該被監視装置が、該被監視装置の状態情報を該通信ネットワーク経由で該監視装置に通報する状態情報通報機構を含んで構成されるものであって、該被監視装置が、該被監視装置の導入時もしくは移設時に起動され、該通信ネットワークおよび該状態情報通報機構のチェックを行なうべく、テストデータを生成し、該テストデータを該状態情報通報機構により該監視装置に通報させるテスト通報機構をそなえて構成されるとともに、該監視装置が、該被監視装置から該通信ネットワーク経由で送信されてきたテストデータを、該通信ネットワーク経由で該被監視装置に返送するテスト通報返送機構をそなえて構成され、該被監視装置の該テスト通報機構が、該テスト通報機構で生成したテストデータと、該監視装置から返送されてきたテストデータとを比較することにより、該通信ネットワークの接続状態および該状態情報通報機構の通報機能をチェックすることを特徴としている。
【0033】
このとき、該テスト通報機構で生成されるテストデータに、該被監視装置の固有情報を含めるとともに、該被監視装置の導入/移設/撤去場所に関する情報が構成情報として付加し(請求項2)、該監視装置を、該被監視装置から該通信ネットワーク経由で送信されてきたテストデータから該被監視装置の固有情報と前記構成情報とを該被監視装置の導入/移設/撤去情報として抽出する抽出機構と、この抽出機構により抽出された前記導入/移設/撤去情報を格納する構成情報格納部と、該抽出機構により抽出され該構成情報格納部に格納された前記導入/移設/撤去情報を管理する構成情報管理部とから構成する(請求項3)。
【0034】
なお、該被監視装置と該通信ネットワークとの間を中継する中継装置をそなえ、該中継装置に、前記テストデータを該監視装置へ送信すべく該通信ネットワークに送り出す際にそのテストデータに前記構成情報を付加する構成情報付加機構をそなえてもよい(請求項4)。
また、該被監視装置に、該被監視装置の導入時もしくは移設時に、該テスト通報機構を起動させる起動指示とともに該被監視装置の固有情報を入力する操作部をそなえ(請求項5)、その操作部に、該被監視装置の該テスト通報機構による該状態情報通報機構の通報機能のチェック結果を通知するための通知機能をそなえてもよい(請求項6)。
【0035】
さらに、該監視装置の該構成情報管理部に、前記導入/移設/撤去情報に基づく該被監視装置の設置状況を構成管理画面として表示するための表示部をそなえ(請求項7)、該監視装置の該構成情報管理部に、該抽出機構により抽出された導入/移設/撤去情報を、該表示部における前記構成管理画面に動的に反映させる構成反映機構をそなえてもよい(請求項8)。
【0036】
この場合、該監視装置の該構成情報管理部に、該構成反映機構が前記導入/移設/撤去情報を前記構成管理画面に反映させる前に、被監視装置の導入/移設/撤去が行なわれた旨を通知すべく、その導入/移設/撤去情報を含むプール情報画面を、前記構成管理画面とは別個に該表示部に表示させるプール情報表示機構をそなえ(請求項9)、該構成反映機構が、前記プール情報画面で選択・指定された導入/移設/撤去情報を、該表示部における前記構成管理画面に反映させるように構成してもよい(請求項10)。
【0037】
加えて、該構成反映機構が、前記導入/移設/撤去情報を前記構成管理画面に正式に反映させる前に、その導入/移設/撤去情報にかかる被監視装置の設置状況を、前記構成管理画面で既に表示されている被監視装置の設置状況の表示状態とは異なる表示状態で、前記構成管理画面に表示させるように構成してもよい(請求項11)。
【0038】
また、該構成反映機構が、前記構成管理画面への反映前の導入/移設/撤去情報に含まれる被監視装置の固有情報と同一の固有情報をもつ導入/移設/撤去情報が該構成情報格納部に格納されている場合には当該固有情報をもつ被監視装置の移設であると判断し、前記構成管理画面における移設元の被監視装置にかかる表示を消去して、その被監視装置の移設の状況を前記構成管理画面に反映させるように構成してもよく(請求項12)、このとき、該構成反映機構が、前記構成管理画面における移設元の被監視装置にかかる表示を消去する前に、前記構成管理画面において前記移設元の被監視装置が撤去予定である旨を表示させる(請求項13)。
【0039】
なお、上述した遠隔監視システムにおいて、監視対象の被監視装置がPOS端末であってもよい(請求項14)。
また、上述した遠隔監視システムにおいて、監視対象の被監視装置を複数の店舗にそれぞれそなえられたPOS端末とし、且つ、中継装置を各店舗にそなえられたストアサーバとし、このストアサーバが、該被監視装置の導入/移設/撤去場所に関する情報として店舗情報を前記テストデータに付加してもよい(請求項15)。
【0040】
一方、本発明の関連技術としての遠隔監視システムにおける寿命品管理用ニアエンド値の自動設定装置は、監視対象の被監視装置と通信ネットワークを介して該被監視装置を遠隔監視する監視装置とをそなえて構成される遠隔監視システムにおいて、該被監視装置内の寿命品が寿命に近づいたことをニアエンド状態として検知するために前記寿命品の使用量と比較されるニアエンド値を、自動的に設定する装置であって、単位時間当たりの前記寿命品の使用量を算出する使用量算出部と、この使用量算出部により算出された前記寿命品の使用量を予め設定された基準使用量と比較する比較部と、この比較部による比較の結果に応じて、前記ニアエンド状態を検知してから前記寿命品の寿命を検知するまでの期間が所定間隔となるように、前記ニアエンド値を修正・設定する設定部とをそなえたことを特徴としている。
【0041】
このとき、該設定部が、該比較部による比較の結果、前記寿命品の使用量と前記基準使用量との差分が所定量よりも大きく且つ前記寿命品の使用量が前記基準使用量よりも大きい場合、前記ニアエンド値を現在の値よりも小さく修正・設定する一方、該比較部による比較の結果、前記寿命品の使用量と前記基準使用量との差分が所定量よりも大きく且つ前記寿命品使用量が前記基準使用量よりも小さい場合、前記ニアエンド値を現在の値よりも大きく修正・設定する。
【0042】
また、前記ニアエンド状態を検知した後、該比較部による比較の結果、前記寿命品の使用量と前記基準使用量との差分が所定量よりも大きく且つ前記寿命品の使用量が前記基準使用量よりも大きい場合、警告メッセージを発行する警告メッセージ発行部をそなえてもよい。
なお、該使用量算出部,該比較部および該設定部を該被監視装置にそなえてもよいし、該使用量算出部,該比較部および該設定部を該監視装置にそなえ、該使用量算出部が、該被監視装置から該通信ネットワーク経由で通報される前記寿命品の使用状態情報に基づいて、単位時間当たりの前記寿命品の使用量を算出するように構成してもよい。また、該被監視装置がPOS端末であってもよい。
【0043】
さらに、本発明の関連技術としてのコンピュータ読取可能な記録媒体は、監視対象の被監視装置と通信ネットワークを介して該被監視装置を遠隔監視する監視装置とをそなえて構成される遠隔監視システムにおいて、該被監視装置内の寿命品が寿命に近づいたことをニアエンド状態として検知するために前記寿命品の使用量と比較されるニアエンド値を、コンピュータにより自動的に設定するためのプログラムを記録したものであって、該プログラムが、単位時間当たりの前記寿命品の使用量を算出する使用量算出部、この使用量算出部により算出された前記寿命品の使用量を予め設定された基準使用量と比較する比較部、および、この比較部による比較の結果に応じて、前記ニアエンド状態を検知してから前記寿命品の寿命を検知するまでの期間が所定間隔となるように、前記ニアエンド値を修正・設定する設定部として、該コンピュータを機能させることを特徴としている。
【0044】
なお、該プログラムが、該コンピュータを該設定部として機能させる際に、該比較部による比較の結果、前記寿命品の使用量と前記基準使用量との差分が所定量よりも大きく且つ前記寿命品の使用量が前記基準使用量よりも大きい場合、前記ニアエンド値を現在の値よりも小さく修正・設定する一方、該比較部による比較の結果、前記寿命品の使用量と前記基準使用量との差分が所定量よりも大きく且つ前記寿命品使用量が前記基準使用量よりも小さい場合、前記ニアエンド値を現在の値よりも大きく修正・設定する。
【0045】
また、該プログラムが、前記ニアエンド状態を検知した後、該比較部による比較の結果、前記寿命品の使用量と前記基準使用量との差分が所定量よりも大きく且つ前記寿命品の使用量が前記基準使用量よりも大きい場合、警告メッセージを発行する警告メッセージ発行部として、該コンピュータを機能させてもよい。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
まず、本実施形態の遠隔監視システムの全体構成について説明する。図2は、その全体構成を示すブロック図であり、この図2に示すように、本実施形態の遠隔監視システム10は、監視装置30により、ISDN網(通信ネットワーク)15を介して、多数の店舗(設置場所21,22)のそれぞれにそなえられた複数のPOSターミナル(端末装置,被監視装置)11,12を監視するものである。
【0047】
各設置場所21,22における複数のPOSターミナル11,12は、中継装置(ストアサーバ)80およびルータ51を介してISDN網15に接続されている。また、監視装置30も、ルータ52を介してISDN網15に接続され、各POSターミナル11,12と監視装置30とは中継装置80,ルータ51,52およびISDN網15を介して相互に通信できるようになっている。
【0048】
図1を参照しながら、本実施形態の遠隔監視システム10のうち、テスト通報に関わる部分の基本構成および動作原理について説明する。図1に示すように、各POSターミナル11,12は、センタ通報機構42およびテスト通報機構43を含んで構成されている。
センタ通報機構(状態情報通報機構)42は、各POSターミナル11,12の状態情報(実際には寿命品情報)をISDN網15(図2参照)経由で監視装置30に通報するものである。
【0049】
テスト通報機構43は、各POSターミナル11,12の新規導入時もしくは移設時に起動されてテストデータを生成してそのテストデータをセンタ通報機構42によりテスト通報パケット91として監視装置30に通報させる機能を有するほか、このテスト通報機構43で生成したテストデータと後述するごとく監視装置30から返送されてきたテストデータ(テスト通報パケット92)とを比較することにより、センタ通報機構42の通報機能をチェックする機能も有している。
【0050】
テストデータ(テスト通報パケット91)には、テスト通報コマンドとともに各POSターミナル11,12の固有情報であるPOS本体情報や、新規導入/移設/撤去を行なった日時の情報が含まれている。なお、POS本体情報は、CE等のオペレータによって、各POSターミナル11,12の新規導入時もしくは移設時に各POSターミナル11,12の表示・操作パネル44(図3参照)から手入力される。
【0051】
また、中継装置80は、図2にて前述した通り店舗毎に設置され、主にテスト通報/状態情報通報の集線およびPOSターミナル11や12が設置されている場所を示す情報を管理している。この設置場所情報は、POSターミナル11,12の導入/移設/撤去場所に関する情報であり、本発明でいうところの構成情報である。そして、この中継装置80は、テスト通報機構43からセンタ通報機構42を通じて送信されてきたテスト通報パケット91に設置場所情報を付加し、テスト通報パケット91に設置場所情報を付加したテスト通報パケット92を監視装置30へ送信する。
【0052】
さらに、監視装置30は、テスト通報返送機構35および構成情報ファイル101を含んで構成されている。
テスト通報返送機構35は、POSターミナル11,12からISDN網15経由で受信したテストデータ(テスト通報パケット92)を、ISDN網15経由でそれぞれPOSターミナル11,12に返送するものである。また、構成情報ファイル(構成情報格納部)101は、テストデータ(テスト通報パケット92)から得られる各POSターミナル11,12の設置場所情報(導入/移設/撤去情報)を、各POSターミナル11,12の本体情報に対応させて格納するものである。
【0053】
図1に示す遠隔監視システム10の動作原理(テスト通報/構成情報収集)について説明する。
各POSターミナル11,12は、テスト通報機構43を起動するためのメンテナンスメニューを有しており、CE等のオペレータが各POSターミナル11,12の新規導入時もしくは移設時にそのメンテナンスメニューからテスト通報の指示を出す。これにより、テスト通報機構43で生成されたテストデータが、センタ通報機構42からテスト通報パケット91として中継装置80へ送信される。中継装置80は、テスト通報機構43より送信されてきたテスト通報パケット91に設置場所情報を付加し、テスト通報パケット92として監視装置30へ送信する。
【0054】
監視装置30においては、受信したテスト通報パケット92から得られる各POSターミナル11,12の設置場所情報を、各POSターミナル11,12の本体情報に対応させて格納することにより、各POSターミナル11,12の設置場所(構成情報)が収集・把握されることになる。また、監視装置30では、テスト通報パケット92を構成情報ファイル101に格納した後、テスト通報パケット92の受信状態が正常であれば、そのテスト通報パケット92をテスト通報返送機構35により対応するPOSターミナル11,12のテスト通報機構43へ返送する。
【0055】
テスト通報機構43は、監視装置30からテスト通報パケット92を受信すると、そのテスト通報パケット92中のPOS本体情報と、テスト通報パケット91を生成した際のPOS本体情報とを比較することにより、センタ通報機構42の通報機能をチェックする。即ち、これらのPOS本体情報が一致していればテスト通報が成功したものと判断し、これらのPOS本体情報が不一致であればテスト通報に失敗したものと判断する。
【0056】
そして、そのチェック結果が、テスト通報が完了した旨のメッセージとともに、各POSターミナル11,12に実装されているディスプレイで表示またはプリンタで印刷を行なうことにより、オペレータに通知される。なお、本実施形態では、チェック結果を含むメッセージは、各POSターミナル11,12におけるディスプレイタイプの表示・操作パネル44(図3参照)で、例えば図8に示すごとく表示される。
【0057】
ついで、図3および図4を参照しながら、本実施形態の遠隔監視システム10のより詳細な構成について説明する。なお、図3は各POSターミナル11,12および中継装置80の構成を示すブロック図、図4は監視装置30の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、各POSターミナル11,12は、寿命品情報検出機構41,センタ通報機構42,テスト通報機構43および表示・操作パネル44を有している。
【0058】
ここで、寿命品情報検出機構41は、図5にて後述するごとく構成されるもので、寿命品の使用状態(例えばサーマルプリンタの印字行数,CRTの表示時間など)を検出する機能を有するとともに、その使用状態に基づいてニアエンドアラーム/寿命アラームを発行する機能を有している。
センタ通報機構42は、寿命品情報検出機構41で検出された寿命品情報(寿命品の使用状態やニアエンドアラーム/寿命アラーム)を、ISDN網15(図2参照)経由で監視装置30に通報するほか、図1にて前述した通り、テスト通報機構43からのテストデータ(図1のテスト通報パケット91)をISDN網15(図2参照)経由で監視装置30に通報するものである。また、センタ通報機構42は、中継装置80からのテスト通報返送パケット(図1のテスト通報パケット92)を受信してテスト通報機構43に渡す機能も有している。
【0059】
テスト通報機構43は、図1にて前述した通りの機能を有するものであり、ここでは、その詳細な説明は省略する。
表示・操作パネル(操作部)44は、図1にて前述した通り、テスト通報機構43を起動するための操作やPOSターミナル11,12の固有情報(POS本体情報)の入力を行なうためのものであり、また、テスト通報機構43によるチェック結果を表示してオペレータに通知する通知機能も果たすものである。なお、表示・操作パネル44の具体例については、図8を参照しながら後述する。
【0060】
中継装置80は、図1にて前述した通りの機能を有するもので、パケット中継機構81および設置場所情報設定機構82をそなえて構成されている。
パケット中継機構81は、各POSターミナル11,12と監視装置30との間でやり取りされるべきパケットの送受信制御を行なうためのものであり、設置場所情報設定機構(構成情報付加機構)82は、POSターミナル11,12から受信したテスト通報パケットや寿命品情報に、そのPOSターミナル11,12の設置場所情報を付加するためのものである。この設置場所情報設定機構82を有する中継装置80が、POSターミナル11,12の設置場所を識別可能にするためのMAPサーバとしての役割を担う。
【0061】
一方、本実施形態の監視装置30は、POSターミナル11,12からの寿命品情報の受信管理と、POSターミナル11,12からのテスト通報の受信/返送と、POSターミナル11,12の設置場所情報(構成情報)の管理とを行なうものである。図4に示すように、監視装置30は、寿命品情報ファイル100および構成情報ファイル101を有するとともに、大別して、寿命品情報受信管理部31Aおよび構成情報管理部31Bから構成されている。
【0062】
寿命品情報受信管理部31Aは、各POSターミナル11,12からの寿命品情報を受信して管理するとともに、POSターミナル11,12からのテスト通報の受信/返送を行なうもので、寿命品情報集線機構32,寿命品情報解析機構33,構成管理機構34,テスト通報返送機構35および寿命品情報管理機構36を有している。
【0063】
寿命品情報集線機構32は、中継装置80(ISDN網15)と監視装置30との間のパケットの送受信を制御するものであり、寿命品情報解析機構33は、寿命品情報集線機構32で受信したパケットの種別(コマンド)を解析し、そのパケットを構成管理機構34,テスト通報返送機構35,寿命品情報管理機構36に振り分けるものである。
【0064】
構成管理機構(抽出機構)34は、寿命品情報集線機構32で受信したパケットがテスト通報パケット92であった場合、そのパケット92に含まれるPOSターミナル11,12の固有情報および設置場所情報を抽出し、その設置場所情報を固有情報に対応させて構成情報ファイル101に蓄積させるものである。
テスト通報返送機構35は、図1にて前述した通りの機能を有するもので、寿命品情報集線機構32で受信したパケットがテスト通報パケット92であった場合、そのテスト通報パケット92をそのまま、寿命品情報集線機構32を通じて対応するPOSターミナル11,12のテスト通報機構43へ返送するものである。
【0065】
寿命品管理機構36は、寿命品情報集線機構32で受信したパケットが寿命品情報を含むものであった場合、そのパケットから寿命品情報を抽出して寿命品情報ファイル100に蓄積させるものである。
また、構成情報管理部31Bは、構成情報ファイル101に格納されたPOSターミナル11,12の設置場所情報(構成情報)を管理し、その設置場所情報に基づいてPOSターミナル11,12の設置状況の表示を行なうもので、プール情報表示機構37,構成反映機構38,構成情報表示機構39および表示部40を有している。
【0066】
表示部40は、後述するプール情報表示機構37,構成反映機構38および構成情報表示機構39により表示状態を制御され、構成情報ファイル101に蓄積された構成情報に基づいて、POSターミナル11,12の設置状況を示す構成管理画面(図6,図7,図10の符号61,161参照)や後述するプール情報画面(図6,図7,図9の符号111,151参照)を表示するためのもので、例えばCRTにより構成されている。
【0067】
構成情報表示機構39は、管理者によって新規導入/移設/撤去を承認されたPOSターミナルを、構成情報ファイル101に蓄積された構成情報に基づいて表示部40に表示させるためのものである。
プール情報表示機構37は、構成情報ファイル101に蓄積された構成情報のうち管理者がその導入/移設/撤去を承認する前のものを表示部40にプール情報画面を表示させるものである。つまり、プール情報表示機構37は、構成反映機構38が管理者未承認の導入/移設/撤去情報を構成管理画面に反映させる前に、POSターミナル11や12の導入/移設/撤去が行なわれた旨を通知すべく、その導入/移設/撤去情報を含むプール情報画面を、構成管理画面とは別個に表示部40に表示させるように機能する。
【0068】
構成反映機構38は、プール情報表示機構37または構成管理機構34からの指示に従って、実際に構成情報ファイル101を更新するともに、管理者により承認された構成情報(導入/移設/撤去情報)を表示部40における構成管理画面に動的に反映させるものである。
この構成反映機構38は、図9にて後述するごとくプール情報画面で選択・指定された導入/移設/撤去情報を、表示部40における構成管理画面に反映させるように動作する。
【0069】
また、構成反映機構38は、管理者未承認の導入/移設/撤去情報を構成管理画面に正式に反映させる前に、その導入/移設/撤去情報にかかるPOSターミナル11,12の設置状況を、構成管理画面で既に表示されている承認済のPOSターミナルの設置状況の表示状態とは異なる表示状態(ブリンク表示,高輝度表示,低輝度表示,淡色表示など)で、構成管理画面に表示させるように動作する。
【0070】
さらに、構成反映機構38は、構成管理画面への反映前の導入/移設/撤去情報に含まれるPOSターミナルの固有情報と同一の固有情報をもつ導入/移設/撤去情報が構成情報ファイル101に格納されている場合には、その固有情報をもつPOSターミナルの移設が行なわれるものと判断し、構成管理画面における移設元のPOSターミナルにかかる表示を消去し、そのPOSターミナルの移設の状況を構成管理画面に反映させるように動作する。このとき、構成反映機構38は、図7や図10にて後述するごとく、構成管理画面における移設元のPOSターミナルにかかる表示を消去する前に、構成管理画面において移設元のPOSターミナルが撤去予定である旨を表示させるように動作する。
【0071】
次に、図5を参照しながら、本実施形態の各POSターミナル11,12における寿命品情報検出機構41の詳細な構成について説明する。この寿命品情報検出機構41は、本発明の寿命品管理用ニアエンド値の自動設定装置としての機能を含む部分であり、図5はその構成を示すブロック図である。なお、寿命品管理用ニアエンド値の自動設定装置は、各POSターミナル11,12内の寿命品が寿命に近づいたことをニアエンド状態として検知するために、寿命品の使用量と比較されるニアエンド値を、自動的に設定するためのものである。
【0072】
図5に示すように、寿命品情報検出機構41は、使用量検出部201,カウンタファイル202,ニアエンド値比較部203,ニアエンドアラーム発行部204,寿命値比較部205,寿命アラーム発行部206,使用量算出部207,使用量データベース208,比較部209,設定部210および警告メッセージ発行部211をそなえて構成されている。
【0073】
なお、寿命品管理用ニアエンド値の自動設定装置としての機能を果たす使用量算出部207,比較部209,設定部210および警告メッセージ発行部211は、実際には、自動設定プログラムを、POSターミナル11や12を成すコンピュータ(図示省略)で実行することにより実現されるものである。つまり、その自動設定プログラムは、当初は、ハードディスク,磁気テープ,フロッピディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録されており、その記録媒体から前記コンピュータにインストールされる。そして、寿命品管理用ニアエンド値の自動設定を行なう際に、前記コンピュータが、インストールされた自動設定プログラムをRAM等に読み出して実行することにより、コンピュータの動作として、使用量算出部207,比較部209,設定部210および警告メッセージ発行部211としての機能が実現されるようになっている。
【0074】
ここで、使用量検出部201は、POSターミナル11,12における寿命品の使用状態(例えばサーマルプリンタの印字行数,CRTの表示時間など)をカウントデータとして検出するものであり、カウンタファイル202は、使用量検出部201により検出された使用状態(カウントデータ)を寿命品(デバイス)毎に格納・蓄積するものである。
【0075】
ニアエンド値比較部203は、定期的に、カウンタファイル202に格納されたカウントデータと予め設定されたニアエンド値とを比較するものであり、ニアエンドアラーム発行部204は、ニアエンド値比較部203による比較の結果、カウントデータがニアエンド値に達した場合にニアエンドアラームを発行するものである。
【0076】
寿命値比較部205は、エンドアラーム発行部204によりニアエンドアラームが発行された後、定期的に、カウンタファイル202に格納されたカウントデータと予め設定された寿命値とを比較するものであり、寿命アラーム発行部206は、寿命値比較部205による比較の結果、カウントデータが寿命値に達した場合に寿命アラームを発行するものである。
【0077】
なお、ニアエンドアラームや寿命アラームは、寿命品情報としてセンタ通報機構42へ送られ、このセンタ通報機構42から、中継装置80およびISDN網15を経由して監視装置30へ通報されるようになっている。
使用量算出部207は、カウンタファイル202に格納されたカウントデータに基づいて、単位時間(例えば1日)当たりの寿命品の使用量を算出するものである。
【0078】
使用量データベース208は、使用量算出部207により算出された単位時間当たりの寿命品の使用量を、寿命品(デバイス)毎に格納するものである。
比較部209は、使用量データベース208から単位時間当たりの寿命品の使用量を読み出し、その使用量を、予め設定された基準使用量(基準値)と比較するものである。
【0079】
設定部210は、比較部209による比較の結果に応じて、ニアエンドアラームと寿命アラームとの発行間隔が予め設定された所定間隔となるように、ニアエンド値比較部203で用いられるニアエンド値を自動的に修正・設定するものである。この設定部210は、例えば、比較部209による比較の結果、時間当たりの寿命品の使用量が基準値の110%を超える場合、ニアエンド値を現在の値よりも小さく修正・設定する一方、比較部209による比較の結果、時間当たりの寿命品の使用量が基準値の90%未満である場合、ニアエンド値を現在の値よりも大きく修正・設定する。
【0080】
警告メッセージ発行部211は、ニアエンドアラーム発行後、比較部209による比較の結果、時間当たりの寿命品の使用量が基準値の110%を超えた場合に、その寿命品の残り寿命(寿命アラーム発行までの時間)を算出し、その算出結果を含む警告メッセージを発行するものである。この警告メッセージも、寿命品情報としてセンタ通報機構42へ送られ、このセンタ通報機構42から、中継装置80およびISDN網15を経由して監視装置30へ通報されるようになっている。
【0081】
なお、本実施形態では、カウンタファイル202,ニアエンド値比較部203,ニアエンドアラーム発行部204,寿命値比較部205,寿命アラーム発行部206,使用量算出部207,使用量データベース208,比較部209,設定部210および警告メッセージ発行部211をPOSターミナル11,12側にそなえた場合について説明しているが、これらの構成要素202〜211は、監視装置30側にそなえられてもよく、その場合、POSターミナル11,12からISDN網15経由で通報される寿命品の使用状態情報に基づいて、上述と同様に動作することになる。
【0082】
次に、上述のごとく構成された本実施形態の遠隔監視システム10の動作について説明する。
本実施形態の遠隔監視システム10においても、各POSターミナル11,12の内部で発生した事象(寿命品情報)が、ISDN網15経由で監視装置30へ通報され、その事象が、監視装置30で受信されてモニタリングされる。
【0083】
そして、POSターミナル11,12の導入時や移設時には、そのPOSターミナル11,12のディスプレイタイプの表示・操作パネル44において、図8に示すようなテスト通報を行なうための画面が表示される。このときの表示・操作パネル44は、テスト通報の結果を表示するためのチェック結果表示領域131と、テスト通報機構43を起動するための開始ボタン132と、本画面を終了するためのキャンセルボタン133とから構成される。
【0084】
ここでは、POSターミナル11にて表示・操作パネル44を用いてテスト通報を行なった場合について説明する。
まず、POSターミナル11の操作者(CE等)は、表示・操作パネル44の開始ボタン132を押下し、テスト通報機構43にテスト通報起動指示を出す。この指示に応じて起動されたテスト通報機構43は、テスト通報コマンドやPOS本体情報(操作者により手入力された情報)や日時情報を含むテスト通報パケット91(図1参照)を生成し、センタ通報機構42に対してテスト通報パケット91の送信を依頼する。センタ通報機構42は、そのパケット91を中継装置80へ送信する。
【0085】
中継装置80においては、POSターミナル11から送信されてきたパケット91をパケット中継機構81で受信し、そのパケット91に設置場所情報設定機構83によりPOSターミナル11の設置場所情報(店舗情報)を付加しパケット92(図1参照)として監視装置30へ送信する。
監視装置30は、パケットを寿命品情報集線機構32により受信すると、そのパケットを寿命品情報解析機構33へ引き継ぐ。この寿命品情報解析機構33は、そのパケットを参照してコマンド解析を行ない、解析結果に応じて構成管理機構34,テスト通報返送機構35,寿命品情報管理機構36へパケットを振り分ける。
【0086】
寿命品情報解析機構33は、テスト通報パケット92を受領すると、そのパケット92をまずテスト通報返送機構36へ渡す。テスト通報返送機構35は、そのパケット92をそのまま、寿命品情報集線機構32,中継装置80経由でPOSターミナル11のテスト通報機構43へ返送する。
そして、POSターミナル11は、監視装置30から返送されたパケット92をテスト通報機構43で生成時のパケット91と比較し、その比較結果が一致した場合には、図8に示すごとく表示・操作パネル44のチェック結果表示領域131にテスト通報が正常終了した旨を表示する。比較結果が一致しないか、一定時間内にテスト通報パケット92が返送されてこなければ、チェック結果表示領域131にはテスト通報エラーの旨のメッセージが表示される。このようにしてセンタ通報機構42の通報機能がチェックされ、その結果が表示・操作パネル44を通じて操作者に通知される。
【0087】
また、寿命品情報解析機構33は、テスト通報返送機構35にテスト通報パケット92を引き渡した後、次に構成管理機構34にテスト通報パケット92を引き渡す。構成管理機構34は、テスト通報パケット92内に含まれる設置場所情報を抽出し、その設置場所情報をPOSターミナル11の固有情報に対応させて構成情報ファイル101に格納する。構成情報ファイル101は、プール情報表示機構37,構成反映機構38および構成情報表示機構39により常時参照されており、導入/移設/撤去内容がモニタリングされるようになっている。
【0088】
ここで、図6および図7を参照しながら、構成管理画面/プール情報画面の表示動作について説明する。なお、POSターミナル12の新規導入時における構成管理画面およびプール情報画面の表示動作を、図6により説明し、POSターミナル12の移設時における構成管理画面およびプール情報画面の表示動作を、図7により説明する。
【0089】
図6は、POSターミナル12を設置場所21に新規に導入した場合を示している。このとき、表示部40で表示される構成管理画面61には、構成情報ファイル101を参照した構成情報表示機構39により、POSターミナル12の設置状況が表示される。
まず、POSターミナル12は、新規導入時には監視装置30に対して前述した手順でテスト通報を行なう。そのテスト通報を受けた監視装置30は、前述した通りテスト通報パケット92からPOSターミナル12についての設置場所情報(設置場所21)を抽出し、それを構成情報ファイル101に構成情報レコード102として格納する。構成情報レコード102には表示有無項目および最新項目も設定されるようになっているが、構成情報レコード102を格納した直後は、これらの項目にはデフォルト値としていずれも“No”が設定される。
【0090】
最新項目は、そのレコード102が最新の設置場所であるか否かを示す項目で“Yes”が設定されている場合に最新であることを示す。
表示有無項目が“No”の場合、POSターミナル12は構成管理画面61に直ぐには表示されず、導入/移設プール画面(プール情報画面)111に表示される。一旦、導入/移設プール画面111にPOSターミナル12を表示することで、管理者に、POSターミナル12の新規導入予定がある旨を通知すると同時に、導入の可否を判断させる猶予を与えている。
【0091】
このとき、構成情報ファイル101に最新項目が“Yes”で同一端末名(POSターミナル12の固有情報)をもつレコードが存在するか否かをチェックすることにより、POSターミナル12が新規導入されたものか移設されたものかが判別される。新規導入の場合には、構成管理画面61にPOSターミナル12を淡色表示し(図6では点線枠で囲んだ状態で表示)、この構成管理画面61においてもPOSターミナル12の新規導入予定がある旨を管理者に知らせる。
【0092】
そして、管理者が、構成管理画面61上もしくは導入/移設プール画面111上でPOSターミナル12に関わる表示領域をマウス等によりクリックすることで、POSターミナル12の設置状況が構成管理画面61上で正式に反映・表示される。これに伴い、構成情報レコード102の表示有無項目および最新項目には“Yes”が設定される。
【0093】
一方、図7は、上述のごとくPOSターミナル12を設置場所21に導入した後に設置場所22へ移設した場合を示している。
まず、POSターミナル12は、設置場所21への移設時に監視装置30に対して前述した手順でテスト通報を行なう。そのテスト通報を受けた監視装置30は、前述した通りテスト通報パケット92からPOSターミナル12についての設置場所情報(設置場所22)を抽出し、それを構成情報ファイル101に構成情報レコード103として格納する。このとき、端末構成レコード103中の表示有無項目および最新項目はいずれも“No”に設定される。
【0094】
表示有無項目が“No”の場合、POSターミナル12は構成管理画面61に直ぐには表示されず、導入/移設プール画面111に表示される。
また、構成管理画面61は、構成情報ファイル101に最新項目が“Yes”で同一端末名(POSターミナル12の固有情報)をもつレコードが存在するか否かチェックすることにより、POSターミナル12が新規導入されたものか移設されたものかが判別される。移設の場合には構成管理画面61内の設置場所21(移設元)に設置されているPOSターミナル12を淡色表示し(図7では点線枠で囲んだ状態で表示)、設置場所22(移設先)にPOSターミナル12を移設予定を表すマークとともに表示する。
【0095】
そして、管理者が、構成管理画面61上もしくは導入/移設プール画面111上でPOSターミナル12に関わる表示領域をマウス等によりクリックすることで、構成管理画面61上で、設置場所21におけるPOSターミナル12の表示が消去されるとともに、設置場所22におけるPOSターミナル12が正式に反映・表示される。これに伴い、構成情報レコード102の表示有無項目および最新項目には“No”が設定されるとともに、構成情報レコード103の表示有無項目および最新項目には“Yes”が設定される。
【0096】
次いで、図9および図10を参照しながら、本実施形態におけるプール情報画面および構成管理画面の、より具体的な表示例についてそれぞれ説明する。
図9は、プール情報表示機構37により表示部40で表示されるプール情報画面151を示す図であり、この図9に示すプール情報画面151では、導入/移設情報(導入)表示152や導入/移設情報(移設)表示156と、導入/移設情報表示152,156を承認対象にするか否かを選択するための承認チェックボックス153と、選択された導入/移設情報を承認するための承認ボタン154と、導入/移設情報の取消(構成情報ファイル101から当該情報を削除)を行なうための取消ボタン155とが表示され、ここでは、導入/移設情報(導入)表示152が、承認チェックボックス153をマウス等によりクリックすることで選択された状態が示されている。なお、図9に示すプール情報画面151では、POSターミナルの撤去情報は移設情報に含まれるものとして、撤去情報についての明確な表示は行なわれていない。
【0097】
図10は、構成反映機構38および構成情報表示機構39により表示部40で表示される構成情報表示画面(構成管理画面)161を示す図であり、この図10に示す構成情報表示画面161は、監視対象となるPOSターミナルの全構成を表示する画面であり、POSターミナルを示すPOSターミナルアイコン162,163,164(これらのアイコン162〜164はPOSターミナルの導入/移設/撤去により増減する)をツリー構造で表示している。
【0098】
本遠隔監視システム10の運用者(管理者)は、POSターミナル11の導入があった場合、プール情報画面151でその旨を確認する。また、構成情報表示画面161でPOSターミナル11がどの場所に導入されるかをも確認することができる。例えば、POSターミナル11を店舗22に導入すると仮定した場合、構成情報画面161中にはPOSターミナルアイコン161が表示され、既に導入されている他のPOSターミナルと区別するために背景がブリンクし、さらに新規導入の旨のメッセージが表示される。これにより、管理者は新規導入のPOSターミナル11の導入場所(店舗22)をチェックすることができる。管理者がPOSターミナル11の導入が妥当であると判断した場合は、プール情報表示画面151中の該当情報の横に表示されている承認チェックボックス153をチェックし、承認ボタン154を押下すると、構成反映機構38が構成情報ファイル101内の情報を更新する。これにより、構成情報画面161を別途編集することなく、導入の情報を当該画面161に反映することができる。
【0099】
なお、構成反映機構38は、プール情報画面151からの起動と自動起動との2つのモードを持っており、そのモードは設定によって切り替えられる。自動起動の場合は、プール情報画面151を操作しなくても、自動的にPOSターミナルの導入/移設/撤去が構成情報表示画面161に反映される。これにより、POSターミナルの導入/移設/撤去による構成情報表示画面161の編集を自動的に行なうことができるようになっている。
【0100】
さて、次に、図11に示すフローチャート(ステップS11〜S25)に従って、本実施形態の寿命品情報検出機構41の動作を、寿命品管理用ニアエンド値の補正・設定手順とともに説明する。
この図11に示すように、まず、寿命品のニアエンド値および寿命値の初期設定値を入力・設定し(ステップS11)、ユニットの設計条件に基づいて基準値(基準使用量)を算出して設定するとともに(ステップS12)、ニアエンドアラームと寿命アラームとの発行間隔(例えば3ヶ月)を設定する(ステップS13)。
【0101】
この後、実際の運用状態に移行し、使用量検出部201により検出される寿命品の使用状態にかかる数値データ(カウントデータ:例えばサーマルプリンタの印字行数,CRTの表示時間など)をカウンタファイル202に蓄積する(ステップS14)。
そして、使用量算出部207により、カウンタファイル202に格納されたカウントデータに基づいて、単位時間(例えば1日)当たりの寿命品の使用量を算出し、その値は、使用量データベース208に寿命品(デバイス)毎に格納される(ステップS15)。
【0102】
使用量データベース208にに格納された単位時間当たりの寿命品の使用量は、比較部209により、定期的に読み出され、ステップS12で設定された基準値と比較される(ステップS16,S22)。
この比較部209による比較の結果、使用量が基準値の90〜110%内であれば(ステップS16のYESルート)、設定部210によるニアエンド値の設定変更動作を行なわずにステップS17へ移行する。
【0103】
一方、使用量が基準値の90%未満であれば(ステップS16のNOルートからステップS22のYESルート)、設定部210により、ニアエンドアラームと寿命アラームとの発行間隔が予め設定された所定間隔となるように、ニアエンド値を現在の値よりも大きく修正・設定してから(ステップS23)、ステップS17へ移行する。
【0104】
また、使用量が基準値の110%を超える場合(ステップS16のNOルートからステップS22のNOルート)、設定部210により、ニアエンドアラームと寿命アラームとの発行間隔が予め設定された所定間隔となるように、ニアエンド値を現在の値よりも小さく修正・設定してから(ステップS24)、ステップS17へ移行する。
【0105】
そして、ニアエンド値比較部203により、カウンタファイル202に蓄積されたカウントデータをニアエンド値と比較し(ステップS17)、カウントデータがニアエンド値に達すると(ステップS17のYESルート)、ニアエンドアラーム発行部204によりニアエンドアラームを発行する(ステップS18)。ニアエンドアラームの発行後も、比較部209により、使用量データベース208にに格納された単位時間当たりの寿命品の使用量と基準値とを比較し、使用量が基準値110%を超えた場合(ステップS19のNOルート)には、警告メッセージ発行部211により、その寿命アラームまでの残量(寿命までの残り時間)を算出し、その算出結果を含む警告メッセージを発行する(ステップS25)。
【0106】
警告メッセージの発行後、または、使用量が基準値110以下である場合(ステップS19のYESルート)、寿命値比較部205によりカウンタファイル202に蓄積されたカウントデータを寿命値と比較し(ステップS20)、部品交換が実施さることなくカウントデータが寿命値に達すると(ステップS21のYESルート)、寿命アラーム発行部206により寿命アラームを発行する(ステップS21)。
【0107】
なお、寿命アラームにて部品交換した日付,回数のほか部品交換後の使用日数をパラメータレジスタにより保持・管理するとともに、機能障害により部品交換した日付,回数のほか部品交換後の使用日数をパラメータレジスタにより保持・管理し、これらのパラメータを、設定部210によるニアエンド値の設定/補正に反映させてもよい。これにより、ニアエンドアラームと寿命アラームとの発行間隔を確実に一定の間隔に維持することが可能になる。
【0108】
このように、本発明の一実施形態としての遠隔監視システム10によれば、POSターミナル11,12の導入時や移設時に、一般的なネットワークチェックだけでなく、センタ通報機構42から監視装置30への通報を正常に行なえるかどうかのチェックを自動的に行なうことができるので、導入/移設されたPOSターミナル11,12を円滑に運用状態へ移行させることができるとともに、CE等の作業員に対する負担を大幅に軽減することができる。
【0109】
また、POSターミナル11,12の導入/移設/撤去場所(構成情報)がテストデータとともに監視装置30へ通報されるので、監視装置30は、定期的にパケット等をISDN網15上に送信することなく、テスト通報と同時に、POSターミナル11,12の導入/移設/撤去時にPOSターミナル11,12にその設置状況を収集することが可能になる。つまり、監視装置30は、ISDN網15に対する負荷を重くすることなく、POSターミナル11,12の設置状況を確実に収集して管理することができる。
【0110】
さらに、テスト通報機構43は、POSターミナル11,12の導入時もしくは移設時に、作業員が表示・操作パネル44から起動指示を入力することにより起動されるとともに、POSターミナル11,12の固有情報も作業員により表示・操作パネル44から入力され、テスト通報機構43によるセンタ通報機構42の通報機能のチェック結果は表示・操作パネル44により作業員に通知される。従って、POSターミナル11,12の導入/移設/撤去を行なった作業員により、センタ通報機構42の通報機能を極めて容易かつ確実にチェックすることができる。
【0111】
またさらに、監視装置30の表示部40において、導入/移設/撤去情報に基づくPOSターミナル11,12の設置状況が構成管理画面61,161として表示され、その構成管理画面61,161には、導入/移設/撤去情報(未承認の導入/移設/撤去情報)を受ける都度、その導入/移設/撤去情報が自動的に反映されるので、管理者の手動操作によって未承認の導入/移設/撤去情報を構成管理画面に反映させる必要がなくなり、構成管理画面61,161のメンテナンスにかかる作業工数が削減され、管理者に対する負担を大幅に軽減することができる。
【0112】
この場合、導入/移設/撤去情報を構成管理画面61,161に反映させる前に、その導入/移設/撤去情報を含むプール情報画面111,151を表示してPOSターミナル11,12の導入/移設/撤去が行なわれた旨を管理者に通知し、管理者がそれを確認してプール情報画面111,151で選択・指定した導入/移設/撤去情報が構成管理画面61,161に反映される。これにより、管理者は、POSターミナル11,12の導入/移設/撤去の状況を確認しながら、構成管理画面61,161におけるPOSターミナル11,12の設置状況の表示状態を管理することができる。
【0113】
加えて、導入/移設/撤去情報を構成管理画面61,161に正式に反映させる前に、その導入/移設/撤去情報にかかるPOSターミナル11,12の設置状況を、構成管理画面61,161で既に表示されているPOSターミナル11,12の設置状況の表示状態とは異なる表示状態で、構成管理画面61,161に表示させることにより、管理者は、POSターミナル11,12の導入/移設/撤去の状況を確実に把握することができる。
【0114】
また、導入/移設/撤去未承認のPOSターミナルの固有情報(端末名)と同一の固有情報(端末名)をもつ構成情報レコードが構成情報ファイル101に格納されている場合、その固有情報をもつPOSターミナルの移設が行なわれるものと判断し、構成管理画面61,161における移設元のPOSターミナルにかかる表示を消去し、そのPOSターミナルの移設の状況を構成管理画面61,161に反映させる。
【0115】
これにより、移設元のPOSターミナルにかかる表示(アイコン)が構成管理画面61,161上で残り続けることがなく、管理者の手動操作に頼ることなく、POSターミナルの実際の設置状況が構成管理画面61,161上に自動的に反映され、管理者に対する負担が大幅に軽減される。
このとき、構成管理画面161における移設元のPOSターミナルにかかる表示(アイコン)を消去する前に、構成管理画面161において移設元のPOSターミナルが撤去予定である旨を表示することにより(例えば図10のアイコン162参照)、管理者は、どのPOSターミナルが移設されて撤去されるかを確実に認識することができる。
【0116】
また、本実施形態では、構成情報ファイル101にPOSターミナルの構成情報が収集・蓄積されるので、その構成情報に基づいて、POSターミナルの過去の構成(設置状況)を再現することもできる。
一方、本実施形態の遠隔監視システムでは、前述した通り、ニアエンド値を作業員/管理者の判断や手作業に依ることなく自動的に設定し、ニアエンドから寿命までの期間を確実に一定に維持することができる。
【0117】
従って、監視対象のPOSターミナルの台数が多くなっても、CE等の作業員や管理者に負担をかけることなく、全てのPOSターミナルの監視を確実に行なえるとともに、寿命品の交換作業を適切なタイミングで効率よく行なうことができる。つまり、寿命品が故障する前にその寿命品を確実に交換できるほか、寿命品の交換タイミングが早過ぎることがなくなるので、その寿命品の性能を最大限に利用することができる。
【0118】
また、ニアエンドアラーム発行後、単位時間当たりの寿命品の使用量が急激に増大した場合には、警告メッセージを発行することができるので、管理者は、ニアエンドから寿命までの間隔が短くなることを認識でき、寿命品の交換を迅速に行なって、寿命品が予想よりも早く寿命に達して故障してしまうことを確実に防止することができる。
【0119】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、被監視装置がPOSターミナルである場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遠隔監視されるべき被監視装置としては、パーソナルコンピュータや、自動機〔ATM(Automatic Teller Machine)端末〕を含む金融端末など、あらゆる種類の装置が考えられ、これらの装置を遠隔監視するシステムにも本発明は上述と同様に適用され、上述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0120】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の遠隔監視システム(請求項1〜15)によれば、被監視装置の導入時もしくは移設時に、被監視装置のテスト通報機構によりテストデータが生成され、そのテストデータが状態情報通報機構により監視装置へ通報された後、監視装置のテスト通報返送機構により、テストデータが通信ネットワーク経由で被監視装置に返送され、被監視装置のテスト通報機構において、このテスト通報機構で生成したテストデータと、監視装置から返送されてきたテストデータとを比較して通信ネットワークの接続状態および状態情報通報機構の通報機能がチェックされる。
【0121】
従って、被監視装置の導入時や移設時に、一般的なネットワークチェックだけでなく、被監視装置の状態情報通報機構から監視装置への通報を正常に行なえるかどうかのチェックを自動的に行なうことができるので、被監視装置を円滑に運用状態へ移行させることができるとともに、CE等の作業員に対する負担を大幅に軽減することができる。
【0122】
また、被監視装置の固有情報を含めるとともに被監視装置の導入/移設/撤去場所に関する情報を構成情報として付加したテストデータを、被監視装置から監視装置へ送ることにより、監視装置は、定期的にパケット等を通信ネットワーク上に送信することなく、テスト通報と同時に、被監視装置の導入/移設/撤去時に被監視装置毎にその設置状況を収集することが可能になる。つまり、監視装置は、通信ネットワークに対する負荷を重くすることなく、被監視装置の設置状況を確実に収集して管理することができる(請求項2〜4)。
【0123】
さらに、被監視装置の導入時もしくは移設時に、テスト通報機構は作業員が操作部から起動指示を入力することにより起動されるとともに被監視装置の固有情報も作業員により操作部から入力され、テスト通報機構による状態情報通報機構の通報機能のチェック結果は操作部の通知機能により作業員に通知されるので、被監視装置の導入/移設/撤去を行なった作業員により、状態情報通報機構の通報機能を極めて容易かつ確実にチェックすることができる(請求項5,6)。
【0124】
またさらに、監視装置の表示部において、導入/移設/撤去情報に基づく被監視装置の設置状況が構成管理画面として表示され、その構成管理画面には、導入/移設/撤去情報(未承認の導入/移設/撤去情報)を受ける都度、その導入/移設/撤去情報が自動的に反映されるので、管理者の手動操作によって未承認の導入/移設/撤去情報を構成管理画面に反映させる必要がなくなり、構成管理画面のメンテナンスにかかる作業工数が削減され、管理者に対する負担を大幅に軽減することができる(請求項7,8)。
【0125】
この場合、導入/移設/撤去情報を構成管理画面に反映させる前に、その導入/移設/撤去情報を含むプール情報画面を表示して被監視装置の導入/移設/撤去が行なわれた旨を管理者に通知し、管理者がそれを確認してプール情報画面で選択・指定した導入/移設/撤去情報を構成管理画面に反映させることにより、管理者は、被監視装置の導入/移設/撤去の状況を確認しながら、構成管理画面における被監視装置の設置状況を管理することができる(請求項9,10)。
【0126】
加えて、導入/移設/撤去情報を構成管理画面に正式に反映させる前に、その導入/移設/撤去情報にかかる被監視装置の設置状況を、構成管理画面で既に表示されている被監視装置の設置状況の表示状態とは異なる表示状態で、構成管理画面に表示させることにより、管理者は、被監視装置の導入/移設/撤去の状況を確実に把握することができる(請求項11)。
【0127】
また、構成管理画面への反映前の導入/移設/撤去情報に含まれる被監視装置の固有情報と同一の固有情報をもつ導入/移設/撤去情報が構成情報格納部に格納されている場合にはその固有情報をもつ被監視装置の移設であると判断し、構成管理画面における移設元の被監視装置にかかる表示を消去し、その被監視装置の移設の状況を構成管理画面に反映させることにより、移設元の被監視装置にかかる表示が構成管理画面上で残り続けることがなく、管理者の手動操作に頼ることなく、被監視装置の実際の設置状況が構成管理画面上に自動的に反映され、管理者に対する負担が大幅に軽減される(請求項12)。このとき、構成管理画面における移設元の被監視装置にかかる表示を消去する前に、構成管理画面において移設元の被監視装置が撤去予定である旨を表示することにより、管理者は、どの被監視装置が移設されて撤去されるかを確実に認識することができる(請求項13)。
【0128】
一方、本発明の関連技術としての遠隔監視システムにおける寿命品管理用ニアエンド値の自動設定装置および自動設定プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体によれば、使用量算出部により単位時間当たりの寿命品の使用量を算出され、その使用量を比較部により基準使用量と比較し、その比較の結果に応じて、ニアエンドから寿命までの期間が所定間隔となるように、設定部によりニアエンド値が修正されるので、ニアエンド値を作業員/管理者の判断や手作業に依ることなく自動的に設定し、ニアエンドから寿命までの期間を確実に一定に維持することができる。
【0129】
従って、監視対象の被監視装置の台数が多くなっても、CE等の作業員や管理者に負担をかけることなく、全ての被監視装置の監視を確実に行なえるとともに、寿命品の交換作業を適切なタイミングで効率よく行なうことができる。つまり、寿命品が故障する前にその寿命品を確実に交換できるほか、寿命品の交換タイミングが早過ぎることがなくなるので、その寿命品の性能を最大限に利用することができる。
【0130】
また、ニアエンド状態を検知した後、単位時間当たりの寿命品の使用量が急激に増大した場合には、警告メッセージを発行することができるので、管理者は、ニアエンドから寿命までの間隔が短くなることを認識でき、寿命品の交換を迅速に行なうことにより、寿命品が予想よりも早く寿命に達して故障してしまうことを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての遠隔監視システムのうち、テスト通報に関わる部分の基本構成および動作原理を説明するためのブロック図である。
【図2】本実施形態の遠隔監視システムの全体構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態におけるPOSターミナルおよび中継装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態における監視装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本実施形態のPOSターミナルにおける寿命品情報検出機構の構成(寿命品管理用ニアエンド値の自動設定装置を含む部分)を示すブロック図である。
【図6】本実施形態における構成管理画面/プール情報画面(新規導入時)の表示動作を説明するための図である。
【図7】本実施形態における構成管理画面/プール情報画面(移設時)の表示動作を説明するための図である。
【図8】本実施形態における表示・操作パネル(ディスプレイタイプ)を示す図である。
【図9】本実施形態におけるプール情報画面の具体的な表示例を示す図である。
【図10】本実施形態における構成管理画面の具体的な表示例を示す図である。
【図11】本実施形態の寿命品管理用ニアエンド値の補正・設定手順(本実施形態の寿命品情報検出機構の動作)を説明するためのフローチャートである。
【図12】寿命情報の通報を説明するための図である。
【図13】ARPやPINGを用いた構成情報の収集手法を説明するための図である。
【図14】構成情報の管理・表示を説明するための図である。
【図15】遠隔監視システムにおける寿命品管理用ニアエンド値の補正・設定手順を含む現状の寿命品監視手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 遠隔監視システム
11,12 POSターミナル(端末装置,被監視装置)
15 ISDN網(通信ネットワーク)
21,22 設置場所(店舗)
30 監視装置
31A 寿命品情報受信管理部
31B 構成情報管理部
32 寿命品情報集線機構
33 寿命品情報解析機構
34 構成管理機構(抽出機構)
35 テスト通報返送機構
36 寿命品情報管理機構
37 プール情報表示機構
38 構成反映機構
39 構成情報表示機構
40 表示部
41 寿命品情報検出機構
42 センタ通報機構(状態情報通報機構)
43 テスト通報機構
44 表示・操作パネル(操作部)
50 ARPテーブル
51,52 ルータ
61 構成管理画面
80 中継装置(ストアサーバ)
81 パケット中継機構
82 設置場所情報設定機構(構成情報付加機構)
91 テスト通報パケット(設置場所情報なし)
92 テスト通報パケット(設置場所情報あり)
100 寿命品情報ファイル
101 構成情報ファイル
102,103 構成情報レコード
111 導入/移設プール画面(プール情報画面)
131 チェック結果表示領域
132 開始ボタン
133 キャンセルボタン
151 プール情報画面
152 導入/移設情報(導入)表示
153 承認チェックボックス
154 承認ボタン
155 取消ボタン
156 導入/移設情報(移設)表示
161 構成情報表示画面(構成管理画面)
162 移設承認前の移設元POSターミナルのアイコン
163 移設承認前の移設先POSターミナルのアイコン
164 導入承認前のPOSターミナルのアイコン
201 使用量検出部
202 カウンタファイル
203 ニアエンド値比較部
204 ニアエンドアラーム発行部
205 寿命値比較部
206 寿命アラーム発行部
207 使用量算出部
208 使用量データベース
209 比較部
210 設定部
211 警告メッセージ発行部

Claims (15)

  1. 監視対象の被監視装置と通信ネットワークを介して該被監視装置を遠隔監視する監視装置とをそなえて構成されるとともに、該被監視装置が、該被監視装置の状態情報を該通信ネットワーク経由で該監視装置に通報する状態情報通報機構を含んで構成される遠隔監視システムであって、
    該被監視装置が、
    該被監視装置の導入時もしくは移設時に起動され、該通信ネットワークおよび該状態情報通報機構のチェックを行なうべく、テストデータを生成し、該テストデータを該状態情報通報機構により該監視装置に通報させるテスト通報機構をそなえて構成されるとともに、
    該監視装置が、
    該被監視装置から該通信ネットワーク経由で送信されてきたテストデータを、該通信ネットワーク経由で該被監視装置に返送するテスト通報返送機構をそなえて構成され、
    該被監視装置の該テスト通報機構が、該テスト通報機構で生成したテストデータと、該監視装置から返送されてきたテストデータとを比較することにより、該通信ネットワークの接続状態および該状態情報通報機構の通報機能をチェックすることを特徴とする、遠隔監視システム。
  2. 該テスト通報機構で生成されるテストデータに、該被監視装置の固有情報が含まれるとともに、該被監視装置の導入/移設/撤去場所に関する情報が構成情報として付加されていることを特徴とする、請求項1記載の遠隔監視システム。
  3. 該監視装置が、
    該被監視装置から該通信ネットワーク経由で送信されてきたテストデータから該被監視装置の固有情報と前記構成情報とを該被監視装置の導入/移設/撤去情報として抽出する抽出機構と、
    該抽出機構により抽出された前記導入/移設/撤去情報を格納する構成情報格納部と、
    該抽出機構により抽出され該構成情報格納部に格納された前記導入/移設/撤去情報を管理する構成情報管理部とをそなえて構成されていることを特徴とする、請求項2記載の遠隔監視システム。
  4. 該被監視装置と該通信ネットワークとの間を中継する中継装置をそなえ、
    該中継装置が、
    前記テストデータを該監視装置へ送信すべく該通信ネットワークに送り出す際に、そのテストデータに前記構成情報を付加する構成情報付加機構をそなえて構成されていることを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の遠隔監視システム。
  5. 該被監視装置が、
    該被監視装置の導入時もしくは移設時に、該テスト通報機構を起動させる起動指示とともに該被監視装置の固有情報を入力する操作部をそなえて構成されていることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の遠隔監視システム。
  6. 該被監視装置の該操作部が、
    該被監視装置の該テスト通報機構による該状態情報通報機構の通報機能のチェック結果を通知するための通知機能を有していることを特徴とする、請求項5記載の遠隔監視システム。
  7. 該監視装置の該構成情報管理部が、
    前記導入/移設/撤去情報に基づく該被監視装置の設置状況を構成管理画面として表示するための表示部をそなえて構成されていることを特徴とする、請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載の遠隔監視システム。
  8. 該監視装置の該構成情報管理部が、
    該抽出機構により抽出された導入/移設/撤去情報を、該表示部における前記構成管理画面に動的に反映させる構成反映機構をそなえて構成されていることを特徴とする、請求項7記載の遠隔監視システム。
  9. 該監視装置の該構成情報管理部が、
    該構成反映機構が導入/移設/撤去情報を前記構成管理画面に反映させる前に、被監視装置の導入/移設/撤去が行なわれた旨を通知すべく、その導入/移設/撤去情報を含むプール情報画面を、前記構成管理画面とは別個に該表示部に表示させるプール情報表示機構をそなえて構成されていることを特徴とする、請求項8記載の遠隔監視システム。
  10. 該構成反映機構が、
    前記プール情報画面で選択・指定された導入/移設/撤去情報を、該表示部における前記構成管理画面に反映させることを特徴とする、請求項9記載の遠隔監視システム。
  11. 該構成反映機構が、
    前記導入/移設/撤去情報を前記構成管理画面に正式に反映させる前に、その導入/移設/撤去情報にかかる被監視装置の設置状況を、前記構成管理画面で既に表示されている被監視装置の設置状況の表示状態とは異なる表示状態で、前記構成管理画面に表示させることを特徴とする、請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の遠隔監視システム。
  12. 該構成反映機構が、
    前記構成管理画面への反映前の導入/移設/撤去情報に含まれる被監視装置の固有情報と同一の固有情報をもつ導入/移設/撤去情報が該構成情報格納部に格納されている場合には当該固有情報をもつ被監視装置の移設であると判断し、前記構成管理画面における移設元の被監視装置にかかる表示を消去して、その被監視装置の移設の状況を前記構成管理画面に反映させることを特徴とする、請求項8〜請求項11のいずれか1項に記載の遠隔監視システム。
  13. 該構成反映機構が、
    前記構成管理画面における移設元の被監視装置にかかる表示を消去する前に、前記構成管理画面において前記移設元の被監視装置が撤去予定である旨を表示させることを特徴とする、請求項12記載の遠隔監視システム。
  14. 該被監視装置がPOS端末であることを特徴とする、請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の遠隔監視システム。
  15. 該被監視装置が複数の店舗にそれぞれそなえられたPOS端末であり、且つ、該中継装置が各店舗にそなえられたストアサーバであり、
    該ストアサーバが、該被監視装置の導入/移設/撤去場所に関する情報として、店舗情報を前記テストデータに付加することを特徴とする、請求項4記載の遠隔監視システム。
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