JPH1031005A - イオン源操作方法及び質量分析装置 - Google Patents

イオン源操作方法及び質量分析装置

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JPH1031005A
JPH1031005A JP8187209A JP18720996A JPH1031005A JP H1031005 A JPH1031005 A JP H1031005A JP 8187209 A JP8187209 A JP 8187209A JP 18720996 A JP18720996 A JP 18720996A JP H1031005 A JPH1031005 A JP H1031005A
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JP
Japan
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gas
flow rate
solution
control means
sample
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Application number
JP8187209A
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English (en)
Inventor
Yukiko Hirabayashi
由紀子 平林
Takayuki Nabeshima
貴之 鍋島
Yasuaki Takada
安章 高田
Minoru Sakairi
実 坂入
Hideaki Koizumi
英明 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソニックスプレーイオン源及び質量分析装置
において、試料溶液が滴り落ちることによるイオン源の
汚染を防ぐ。 【構成】 ソニックスプレーイオン化法を用いたイオン
源を使用する手順として、測定開始時は、まずガスを流
し始めた後、試料溶液の送液を開始する。測定終了時
は、まず試料溶液の送液を停止した後、ガスの送気を停
止する。 【効果】 従来のソニックスプレーイオン源において、
試料溶液が滴り落ちることによるイオン源の汚染を防ぐ
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、質量分析装置に関
し、特にガスにより液体試料を噴霧するイオン源を操作
する方法と、前記イオン源を用いる質量分析装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】キャピラリー電気泳動(CE)あるいは
液体クロマトグラフ(LC)は、溶液中に存在する試料
の分離ができるが、分離された試料の種類の同定が困難
である。一方、質量分析計(MS)は試料を高感度で同
定することができるが、溶液中の試料の分離ができな
い。このため、水等の溶媒に溶解した複数の物質を分離
分析する場合、質量分析計にキャピラリー電気泳動を結
合させたキャピラリ−電気泳動/質量分析計(CE/M
S)、または液体クロマトグラフを結合させた液体クロ
マトグラフ/質量分析計(LC/MS)が一般に使用さ
れる。
【0003】キャピラリー電気泳動あるいは液体クロマ
トグラフにより分離された試料を質量分析計で分析する
ためには、溶液中の試料分子を気体状のイオンに変換す
ることが必要である。
【0004】このイオン化法として、音速のガスにより
試料溶液を噴霧し、試料をイオン化するソニックスプレ
ー法が報告されている(Analytical Chemistry, vol.66,
4457(1994) またはAnalytical Chemistry, vol.67, 28
78(1995))。
【0005】上記のソニックスプレー法では、ガスを流
し始める前に試料溶液を送液し始めたり、試料溶液を送
液したままでガスを停止させると、試料溶液が滴り落ち
るため、イオン源のキャピラリー先端及びオリフィス周
辺が汚染されるという問題があった。また、イオン源に
電圧が印加されている場合、イオン源と他の部分がショ
ートを起こす危険性があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術のソニックスプレー法のイオン源を操作すると
きに、イオン源のキャピラリー及びオリフィス周辺の汚
染を防ぎ、さらにイオン源に電圧が印加されている場合
には、イオン源と他の部分がショートすることを防ぐこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めには、イオン源のキャピラリー先端に試料溶液の水滴
が形成されて滴り落ちることを防げばよい。従って、ガ
スが送気されているときに試料溶液を送液すればよい。
つまり、ガスの送気開始以後に試料溶液の送液を開始
し、また試料溶液の送液停止以後にガスの送気を停止さ
せればよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明を詳細
に説明する。
【0009】図1は、本発明の装置構成を示すブロック
図である。試料溶液導入部1に供給された溶液試料は、
ポンプ8によりキャピラリー2に導入される。流量検出
器付きLCポンプ8は制御部10により制御され、送り
出す溶液の流量を変化させる。流量検出器付きLCポン
プ8と制御部10の間の信号は、信号線11を通じて伝
達される。キャピラリー2はイオン源本体6に固定さ
れ、先端部はオリフィス3に挿入されている。キャピラ
リー2の先端は、オリフィスの開口部から約-0.25〜1.0
mm突出させる。ガス供給部4から供給されるガスは、
ガス管5によりイオン源本体6に導入され、キャピラリ
ーの外周部に沿って流され、キャピラリーの先端部が挿
入されたオリフィス3から大気中に約200m/s以上
のF/Sで噴出する。ここでは、ガスの標準状態(20
℃、1気圧)換算における流量をF、また前記キャピラリ
ー先端近傍の中心軸にほぼ直交する面上において、前記
キャピラリーと前記オリフィスの間の空間がほぼ最小と
なる面積をSとしている。ガス管5にはフローメーター
9が取り付けられている。フローメーター9は制御部1
0に制御されてガス流量を変化させ、またガス流量をモ
ニターし制御部10にモニター量の情報を送る。フロー
メーター9と制御部10の間の信号は、信号線12を通
じて伝達される。前記フローメーター9がモニターした
ガス流量が試料溶液を噴霧できる値に達したとき、前記
制御部10は流量検出器付きLCポンプ8に送液を指示
する。ガス流量が試料溶液を噴霧できる値より低くなっ
た場合は、制御部10は流量検出器付きLCポンプ8に
送液停止を指示する。また、制御部10は、流量検出器
付きLCポンプ8が停止しているときにフローメーター
9にガス送気の停止を指示する。噴霧ガスには、例えば
窒素、アルゴン、酸素、空気等を用いる。キャピラリー
に導入された試料溶液は、キャピラリーの先端部に沿っ
て噴出するガスにより噴霧され、微小液滴の他に試料分
子の気体状の擬似分子イオンが生成する。生成したイオ
ンは、質量分析計7内部に取り込まれ質量分析される。
【0010】また、LCポンプ8に制御部10から送液
停止指示が送られた後ある特定の時間が経過した場合
に、制御部10はフローメーター9にガス送気の停止を
指示してもよい。
【0011】また、フローメーター9の代わりに、例え
ば圧力調節弁等のガス圧制御手段を用いてもよい。
【0012】図2は、本発明の手順のタイミングチャー
トである。測定開始時は、まずガスを流し、その後試料
溶液を送液を開始する。測定終了時は、まず試料溶液の
送液を停止し、その後ガスの送気を停止する。
【0013】図3は、本発明の別の実施例の装置構成を
示すブロック図である。試料溶液導入部1に供給された
溶液試料は、流量検出器付きLCポンプ8によりキャピ
ラリー2に導入される。ポンプ8は制御部10により制
御され、送り出す溶液の流量を変化させる。ポンプ8と
制御部10の間の信号は、信号線11を通じて伝達され
る。キャピラリー2はイオン源本体6に固定され、先端
部はオリフィス3に挿入されている。キャピラリー2の
先端は、オリフィスの開口部から約-0.25〜1.0mm突出さ
せる。イオン源本体6には電源14により電圧が印加さ
れており、石英製で絶縁体であるキャピラリー2を介し
て試料溶液に電界を印加している。電源14は、電源ケ
ーブル15によりイオン源に接続されている。またイオ
ン源より上流側の試料溶液の少なくとも一部分は金属管
13に接しており、この金属管13はアースされてい
る。ガス供給部4から供給されるガスは、ガス管5によ
りイオン源本体6に導入され、キャピラリーの外周部に
沿って流され、キャピラリーの先端部が挿入されたオリ
フィス3から大気中に約200m/s以上のF/Sで噴
出する。ここでは、ガスの標準状態(20℃、1気圧)換算
における流量をF、また前記キャピラリー先端近傍の中
心軸にほぼ直交する面上において、前記キャピラリーと
前記オリフィスの間の空間がほぼ最小となる面積をSと
している。ガス管5にはフローメーター9が取り付けら
れている。フローメーター9は制御部10に制御されて
ガス流量を変化させ、またガス流量をモニターし制御部
10にモニター量の情報を送る。フローメーター9と制
御部10の間の信号は、信号線12を通じて伝達され
る。前記フローメーター9がモニターしたガス流量が試
料溶液を噴霧できる値に達したとき、前記制御部10は
ポンプ8に送液を指示する。ガス流量が試料溶液を噴霧
できる値より低くなった場合は、制御部10はポンプ8
に送液停止を指示する。また、制御部10は、ポンプ8
が停止しているときにフローメーター9にガス送気の停
止を指示する。噴霧ガスには、例えば窒素、アルゴン、
酸素、空気等を用いる。キャピラリーに導入され電界が
印加されている試料溶液は、キャピラリーの先端部に沿
って噴出するガスにより噴霧され、微小液滴の他に試料
分子の気体状の擬似分子イオンが生成する。生成したイ
オンは、質量分析計7内部に取り込まれ質量分析され
る。
【0014】また、LCポンプ8に制御部10から送液
停止指示が送られた後ある特定の時間が経過した場合
に、制御部10はフローメーター9にガス送気の停止を
指示してもよい。
【0015】また、フローメーター9の代わりに、例え
ば圧力調節弁等のガス圧制御手段を用いてもよい。
【0016】図4は、図3と同様の実施例において、電
源14も制御部10に制御されいる場合の実施例であ
る。この場合、電源14と制御部10の信号は、信号線
16により伝達される。制御部10は、ポンプ8の動作
時にガス流量が試料溶液を噴霧できる値より低くなった
場合、電圧印加の停止を電源14に指示する。電圧の印
加開始及び停止のタイミングは、ユーザーの設定により
決められる。または、制御部10の自動制御により、ガ
ス流量が試料溶液を噴霧できる値を越えているときに電
圧印加を指示してもよい。さらに、制御部10の自動制
御により、ガス流量が試料溶液を噴霧できる値を越えて
おり、ポンプ8が動作しているときに電圧印加を指示し
てもよい。
【0017】図5は、図1と同様の実施例において、質
量分析計7の信号が制御部10に送られ、その信号に応
じて流量検出器付きLCポンプ8またはガスフローメー
ター9に制御量が指示される場合の実施例である。この
場合、質量分析計7の信号は、信号線17により制御部
10に伝達される。制御部10は、受け取った検出信号
の値に応じて流量検出器付きLCポンプ8またはガスフ
ローメーター9に制御量を指示する。
【0018】図6は、図4と同様の実施例において、質
量分析計7の信号が制御部10に送られ、その信号に応
じて流量検出器付きLCポンプ8またはガスフローメー
ター9または電源14に制御量が指示される場合の実施
例である。この場合、質量分析計7の信号は、信号線1
7により制御部10に伝達される。制御部10は、受け
取った検出信号の値に応じて流量検出器付きLCポンプ
8またはガスフローメーター9または電源14に制御量
を指示する。
【0019】
【発明の効果】本発明のイオン源操作方法と質量分析装
置を用いることにより、試料溶液がキャピラリー先端に
水滴を形成し、滴り落ちることを防ぐことができる。従
ってイオン源のオリフィス周辺やキャピラリー先端が汚
染されることを防ぐことが可能となる。また、イオン源
に電圧が印加されている場合、試料溶液がキャピラリー
先端で水滴が形成されると他の部分とショートする危険
性があったが、本発明により上記の危険性が無くなりユ
ーザーは安全に測定を行うことが可能となる。また、シ
ョートによる装置の故障も防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の手順のタイミングチャート。
【図3】本発明の別の実施例の装置構成を示すブロック
図。
【図4】本発明のさらに別の実施例の装置構成を示すブ
ロック図。
【図5】本発明のさらに別の実施例の装置構成を示すブ
ロック図。
【図6】本発明のさらに別の実施例の装置構成を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
1…試料溶液導入部、2…キャピラリー、3…オリフィ
ス、4…ガス供給部、5…ガス管、6…イオン源本体、
7…質量分析装置、8…流量検出器付きLCポンプ、9
…フローメーター、10…制御部、11…信号線、12
…信号線、13…金属管、14…電源、15…電源ケー
ブル、16…信号線、17…信号線。
フロントページの続き (72)発明者 坂入 実 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 小泉 英明 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料溶液供給部と、前記試料供給部から供
    給された溶液が流れるキャピラリーと、前記キャピラリ
    ー内を流れる溶液の流量を検出し制御する溶液流量制御
    手段と、ガスを供給するガス供給手段と、前記試料溶液
    を前記ガス供給手段から供給されたガスにより噴霧し前
    記試料をイオン化させるイオン化手段と、前記ガスの量
    を検出し制御するガス制御手段と、イオン化された試料
    を分析する分析部と、制御用信号端子を少なくとも2つ
    以上持ち前記ガス制御手段または前記溶液流量制御手段
    に制御量を指示する制御手段とからなることを特徴とす
    る質量分析装置。
  2. 【請求項2】試料溶液供給部と、前記試料供給部から供
    給された溶液が流れるキャピラリーと、前記キャピラリ
    ー内を流れる溶液の流量を検出し制御する溶液流量制御
    手段と、ガスを供給するガス供給手段と、前記試料溶液
    を前記ガス供給手段から供給されたガスにより噴霧し前
    記試料をイオン化させるイオン化手段と、前記ガスの量
    を検出し制御するガス制御手段と、イオン化された試料
    を分析する分析部と、制御用信号端子を少なくとも3つ
    以上持ち前記分析部からの信号を受け取り前記ガス制御
    手段または前記溶液流量制御手段に制御量を指示する制
    御手段とからなることを特徴とする質量分析装置。
  3. 【請求項3】前記ガス制御手段が、ガス流量を制御する
    ガス流量制御手段であることを特徴とする請求項1およ
    び2の質量分析装置。
  4. 【請求項4】前記ガス制御手段が、ガス圧を制御するガ
    ス圧制御手段であることを特徴とする請求項1および2
    の質量分析装置。
  5. 【請求項5】試料溶液供給部から試料を供給し、前記試
    料供給部から供給された溶液をキャピラリーに導入し、
    前記キャピラリー内を流れる溶液の流量を溶液流量制御
    手段により検出しその検出信号を制御部に送り、ガス供
    給手段からガスを供給し、前記ガス供給手段から供給さ
    れたガスの流量をガス流量制御手段により検出しその検
    出信号を制御部に送り、前記制御部は前記信号に応じた
    制御量を前記溶液流量制御手段または前記ガス制御手段
    に指示し、前記溶液制御手段またはガス流量制御手段は
    前記制御部からの指示信号を受けて溶液流量またはガス
    流量を制御し、前記試料溶液を前記ガスにより噴霧し前
    記試料をイオン化させ、前記イオン化された試料を分析
    部で分析することを特徴とする質量分析法。
  6. 【請求項6】前記ガス流量制御手段のガス流量の制御量
    がある特定の値を越しているときに、前記制御部は前記
    溶液流量制御手段に送液を指示し、さらに前記溶液流量
    制御手段の制御量がほぼ0であるときに、前記制御部は
    前記ガス流量制御手段にガス送気の停止を指示すること
    を特徴とする請求項5記載の質量分析法。
  7. 【請求項7】前記ガス流量制御手段のガス流量の制御量
    がある特定の値を越しているときに、前記制御部は前記
    溶液流量制御手段に送液を指示し、さらに前記溶液流量
    制御手段に送液停止が指示された後ある特定の時間が経
    過した場合に、前記制御部は前記ガス流量制御手段にガ
    ス送気の停止を指示することを特徴とする請求項5記載
    の質量分析法。
  8. 【請求項8】試料溶液供給部から試料を供給し、前記試
    料供給部から供給された溶液をキャピラリーに導入し、
    前記キャピラリー内を流れる溶液の流量を溶液流量制御
    手段により検出しその検出信号を制御部に送り、ガス供
    給手段からガスを供給し、前記ガス供給手段から供給さ
    れたガスの流量をガス流量制御手段により検出しその検
    出信号を制御部に送り、前記制御部は前記信号に応じた
    制御量を前記溶液流量制御手段または前記ガス制御手段
    に指示し、前記溶液制御手段またはガス流量制御手段は
    前記制御部からの指示信号を受けて溶液流量またはガス
    流量を制御し、前記試料溶液を前記ガスにより噴霧し前
    記試料をイオン化させ、前記イオン化された試料を分析
    部で分析しその分析信号を前記制御部に送り、前記制御
    部は前記分析信号に応じた制御量を前記溶液流量制御手
    段またはガス流量制御手段に指示することを特徴とする
    質量分析法。
  9. 【請求項9】前記ガス流量制御手段のガス流量の制御量
    がある特定の値を越しているときに、前記制御部は前記
    溶液流量制御手段に送液を指示し、さらに前記溶液流量
    制御手段の制御量がほぼ0であるとき、または前記分析
    信号がある特定の値より低いときに、前記制御部は前記
    ガス流量制御手段にガス送気の停止を指示することを特
    徴とする請求項8記載の質量分析法。
  10. 【請求項10】前記ガス流量制御手段のガス流量の制御
    量がある特定の値を越しているときに、前記制御部は前
    記溶液流量制御手段に送液を指示し、さらに前記溶液流
    量制御手段に送液停止が指示された後ある特定の時間が
    経過した場合に、前記制御部は前記ガス流量制御手段に
    ガス送気の停止を指示することを特徴とする請求項8記
    載の質量分析法。
  11. 【請求項11】試料溶液供給部と、前記試料供給部から
    供給された溶液が流れるキャピラリーと、前記キャピラ
    リー内を流れる溶液の流量を検出し制御する溶液流量制
    御手段と、前記溶液を噴霧し液滴を生成させるためのガ
    スを供給するガス供給手段と、前記溶液または液滴にそ
    の電源の極性とは反対の極性の帯電を誘起させる電源
    と、前記試料溶液を前記ガス供給手段から供給されたガ
    スにより噴霧し前記試料をイオン化させるイオン化手段
    と、前記ガスの量を検出し制御するガス制御手段と、イ
    オン化された試料を分析する分析部と、制御用信号端子
    を少なくとも2つ以上持ち前記ガス制御手段または前記
    溶液流量制御手段に制御量を指示する制御手段とからな
    ることを特徴とする質量分析装置。
  12. 【請求項12】試料溶液供給部と、前記試料供給部から
    供給された溶液が流れるキャピラリーと、前記キャピラ
    リー内を流れる溶液の流量を検出し制御する溶液流量制
    御手段と、前記溶液を噴霧し液滴を生成させるためのガ
    スを供給するガス供給手段と、前記溶液または液滴にそ
    の電源の極性とは反対の極性の帯電を誘起させる電源
    と、前記試料溶液を前記ガス供給手段から供給されたガ
    スにより噴霧し前記試料をイオン化させるイオン化手段
    と、前記ガスの量を検出し制御するガス制御手段と、イ
    オン化された試料を分析する分析部と、制御用信号端子
    を少なくとも3つ以上持ち前記分析部からの信号を受け
    取り前記ガス制御手段または前記溶液流量制御手段に制
    御量を指示する制御手段とからなることを特徴とする質
    量分析装置。
  13. 【請求項13】試料溶液供給部と、前記試料供給部から
    供給された溶液が流れるキャピラリーと、前記キャピラ
    リー内を流れる溶液の流量を検出し制御する溶液流量制
    御手段と、前記溶液を噴霧し液滴を生成させるためのガ
    スを供給するガス供給手段と、前記溶液または液滴にそ
    の電源の極性とは反対の極性の帯電を誘起させる電源
    と、前記試料溶液を前記ガス供給手段から供給されたガ
    スにより噴霧し前記試料をイオン化させるイオン化手段
    と、前記ガスの量を検出し制御するガス制御手段と、イ
    オン化された試料を分析する分析部と、制御用信号端子
    を少なくとも4つ以上持ち前記分析部または前記ガス制
    御手段または前記溶液流量制御手段からの信号を受け取
    り前記電源に電圧の制御量を指示する制御手段とからな
    ることを特徴とする質量分析装置。
  14. 【請求項14】前記ガス制御手段が、ガス流量を制御す
    るガス流量制御手段であることを特徴とする請求項1
    1、12および13の質量分析装置。
  15. 【請求項15】前記ガス制御手段が、ガス圧を制御する
    ガス圧制御手段であることを特徴とする請求項11、1
    2および13の質量分析装置。
  16. 【請求項16】試料溶液供給部から試料を供給し、前記
    試料供給部から供給された溶液をキャピラリーに導入
    し、前記キャピラリー内を流れる溶液の流量を溶液流量
    制御手段により検出しその検出信号を制御部に送り、ガ
    ス供給手段からガスを供給し、前記ガス供給手段から供
    給されたガスの流量をガス流量制御手段により検出しそ
    の検出信号を制御部に送り、前記制御部は前記信号に応
    じた制御量を前記溶液流量制御手段または前記ガス制御
    手段に指示し、前記溶液制御手段またはガス流量制御手
    段は前記制御部からの指示信号を受けて溶液流量または
    ガス流量を制御し、前記試料溶液を前記ガスにより噴霧
    し、前記電源により前記溶液または液滴にその電源の極
    性とは反対の極性の帯電を誘起させて前記試料をイオン
    化させ、前記イオン化された試料を分析部で分析するこ
    とを特徴とする質量分析法。
  17. 【請求項17】前記ガス流量制御手段のガス流量の制御
    量がある特定の値を越しているときに、前記制御部は前
    記溶液流量制御手段に送液を指示し、さらに前記溶液流
    量制御手段の制御量がほぼ0であるときに、前記制御部
    は前記ガス流量制御手段にガス送気の停止を指示するこ
    とを特徴とする請求項16記載の質量分析法。
  18. 【請求項18】前記ガス流量制御手段のガス流量の制御
    量がある特定の値を越しているときに、前記制御部は前
    記溶液流量制御手段に送液を指示し、さらに前記溶液流
    量制御手段に送液停止が指示された後ある特定の時間が
    経過した場合に、前記制御部は前記ガス流量制御手段に
    ガス送気の停止を指示することを特徴とする請求項16
    記載の質量分析法。
  19. 【請求項19】試料溶液供給部から試料を供給し、前記
    試料供給部から供給された溶液をキャピラリーに導入
    し、前記キャピラリー内を流れる溶液の流量を溶液流量
    制御手段により検出しその検出信号を制御部に送り、ガ
    ス供給手段からガスを供給し、前記ガス供給手段から供
    給されたガスの流量をガス流量制御手段により検出しそ
    の検出信号を制御部に送り、前記制御部は前記信号に応
    じた制御量を前記溶液流量制御手段または前記ガス制御
    手段に指示し、前記溶液制御手段またはガス流量制御手
    段は前記制御部からの指示信号を受けて溶液流量または
    ガス流量を制御し、前記試料溶液を前記ガスにより噴霧
    し、前記電源により前記溶液または液滴にその電源の極
    性とは反対の極性の帯電を誘起させて前記試料をイオン
    化させ、前記イオン化された試料を分析部で分析しその
    分析信号を前記制御部に送り、前記制御部は前記分析信
    号に応じた制御量を前記溶液流量制御手段またはガス流
    量制御手段に指示することを特徴とする質量分析法。
  20. 【請求項20】前記ガス流量制御手段のガス流量の制御
    量がある特定の値を越しているときに、前記制御部は前
    記溶液流量制御手段に送液を指示し、さらに前記溶液流
    量制御手段の制御量がほぼ0であるとき、または前記分
    析信号がある特定の値より低いときに、前記制御部は前
    記ガス流量制御手段にガス送気の停止を指示することを
    特徴とする請求項19記載の質量分析法。
  21. 【請求項21】前記ガス流量制御手段のガス流量の制御
    量がある特定の値を越しているときに、前記制御部は前
    記溶液流量制御手段に送液を指示し、さらに前記溶液流
    量制御手段に送液停止が指示された後ある特定の時間が
    経過した場合に、前記制御部は前記ガス流量制御手段に
    ガス送気の停止を指示することを特徴とする請求項19
    記載の質量分析法。
  22. 【請求項22】請求項16から21の装置において、前
    記溶液流量制御手段またはガス制御手段または検出器か
    らの信号に応じて、前記電源に電圧の制御量を指示する
    ことを特徴とする質量分析法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107655963A (zh) * 2017-09-26 2018-02-02 中国检验检疫科学研究院 一种花露水产品中禁用香豆素类化合物的快速检测方法
CN107655962A (zh) * 2017-09-26 2018-02-02 中国检验检疫科学研究院 一种染发剂产品中禁用染料的快速检测方法
CN112885702A (zh) * 2021-04-12 2021-06-01 杭州安誉科技有限公司 一种质谱仪进样装置

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