JPH10309508A - 光硬化型樹脂の乾燥装置 - Google Patents

光硬化型樹脂の乾燥装置

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JPH10309508A
JPH10309508A JP13616997A JP13616997A JPH10309508A JP H10309508 A JPH10309508 A JP H10309508A JP 13616997 A JP13616997 A JP 13616997A JP 13616997 A JP13616997 A JP 13616997A JP H10309508 A JPH10309508 A JP H10309508A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
optical fiber
inner peripheral
drying
coated
Prior art date
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Pending
Application number
JP13616997A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Yagi
保 八木
Sumihiko Yokoyama
澄彦 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
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Publication date
Application filed by Iwasaki Denki KK filed Critical Iwasaki Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被塗装体の内周面に塗布された光硬化型樹脂
を簡単、迅速に乾燥させることのできる光硬化型樹脂の
乾燥装置を提供する。 【解決手段】 被塗装体1の内周面に塗布された光硬化
型樹脂を乾燥させる光硬化型樹脂の乾燥装置において、
光硬化型樹脂を乾燥させる光を発生させる光源装置11
と、この光源装置11に接続され被塗装体1の内周部に
進入する光ファイバ13と、この光ファイバ13の先端
部に接続され内周面に塗布された光硬化型樹脂にほぼ直
角に光を当てるための光路変更器15とを備えるもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被塗装体の内周面
に塗布された光硬化型樹脂を乾燥させる光硬化型樹脂の
乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、UVインキ、UV塗料、UV接
着剤などのように紫外線の照射により硬化する素材、或
いは可視光線の照射により硬化する素材など(以下「光
硬化型樹脂」という。)は知られている。この種の光硬
化型樹脂は硬化速度が速く作業性がよく省エネルギ化が
図れること、硬化装置がコンパクトで設置面積が少なく
て済むことなどから広く一般に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光硬化
型樹脂を乾燥させる装置では、従来被塗装体の外面に塗
布された光硬化型樹脂を乾燥させる装置が一般的であり
被塗装体の内周面に塗布された光硬化型樹脂を乾燥させ
る装置は未だ提案されていない。
【0004】例えば円筒状の被塗装体の内周面に樹脂を
塗布した場合、従来であればこの被塗装体全体を加熱炉
などに入れて乾燥させるのが一般的である。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する課題を解消し、被塗装体の内周面に塗布さ
れた光硬化型樹脂を簡単、迅速に乾燥させることのでき
る光硬化型樹脂の乾燥装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、被塗装体の内周面に塗布
された光硬化型樹脂を乾燥させる光硬化型樹脂の乾燥装
置において、前記光硬化型樹脂を乾燥させる光を発生さ
せる光源装置と、この光源装置に接続され前記被塗装体
の内周部に進入する光ファイバと、この光ファイバの先
端部に接続され当該光ファイバ内を進行する光の光路を
曲げて当該光を前記内周面に塗布された光硬化型樹脂に
導く光路変更器とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のものにおいて、被塗装体または光路変更器を回転させ
る装置を備えたことを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のものにおいて、被塗装体の内周部に光ファイ
バを出し入れするため、被塗装体または光ファイバを往
復動させる装置を備えたことを特徴とするものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、光路変更器はプ
リズムまたは光反射体で構成されることを特徴とするも
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。
【0011】図1において、符号1は円筒状の被塗装体
(以下「パイプ」という。)を示している。このパイプ
1の内周面全域には図示を省略した塗布装置を介してU
V塗料(「光硬化型樹脂」)が均一に塗布されている。
パイプ1はチャック3を介して把持され、このチャック
3はモータ5の出力軸に連結されている。
【0012】符号10は本実施形態にかかる乾燥装置で
ある。この乾燥装置10はUV塗料を乾燥させる紫外線
を含む光を発生させる紫外線硬化用スポット光源装置1
1と、この紫外線硬化用スポット光源装置11に一端1
3aが接続され、紫外線を透過させて、その他端13b
がパイプ1の内周部に進入するフレキシブル石英光ファ
イバ13と、この光ファイバ13の先端部に接続され、
当該光ファイバ13内を進行する光の光路を曲げて当該
光をパイプ1の内周面に塗布されたUV塗料にほぼ直角
に当てるプリズム(「光路変更器」)15とを備えてい
る。
【0013】紫外線硬化用スポット光源装置11は35
0Wの超高圧水銀ランプを内蔵し、紫外線照度は400
0mW/cm2以上に設定されている。光ファイバ13
は光ファイバ固定具17に固定され、この光ファイバ固
定具17はパイプ1の内周部に光ファイバ13を出し入
れするためにレール19上をモータ(図示せず)によっ
て往復動自在に形成されている。
【0014】次に、本実施形態の動作を説明する。
【0015】パイプ1の内周面にUV塗料を均一に塗布
して、このパイプ1をチャック3に把持し、このチャッ
ク3を介してパイプ1をモータ5の出力軸に連結する。
次いでモータ5を介してパイプ1を回転させながら光フ
ァイバ固定具17の駆動機構(図示せず)を駆動し、当
該光ファイバ13の先端をパイプ1の内周部に進入させ
る。この場合には紫外線硬化用スポット光源装置11は
オン動作し、ここからの紫外線は光ファイバ13を通じ
てパイプ1の内周部に達する。
【0016】この光ファイバ13の先端部にはパイプ1
の内周面に塗布されたUV塗料にほぼ直角に光を当てる
ためのプリズム15が設けられ、このプリズム15を介
して屈曲した光はUV塗料に照射される。
【0017】光ファイバ13は矢印X方向に往復動作
し、パイプ1は矢印Y方向に回転動作するので、これら
動作を継続しながら紫外線を照射し続けることによっ
て、パイプ1の内周面に塗布されたUV塗料は均一に乾
燥される。
【0018】この実施形態によれば、パイプ1の内周面
に塗布されたUV塗料(光硬化型樹脂)を簡単、迅速に
乾燥させることができる。
【0019】図2は別の実施形態を示している。
【0020】この実施形態では、パイプ1は固定具31
に固定されプリズム15が回転される。このプリズム1
5は回転筒33に取り付けられ、この回転筒33はフレ
キシブル石英光ファイバ13の外周に設けられる。回転
筒33の外周にはギア35が設けられ、このギア35に
はギア37が噛み合いこのギア37はモータ39の出力
軸に連結される。このモータ39は光ファイバ固定具4
1に支持され、この光ファイバ固定具41には光ファイ
バ13が支持され、そしてこの光ファイバ固定具41は
パイプ1の内周部に光ファイバ13を出し入れするため
にレール42上をモータ(図示せず)によって往復動自
在に形成されている。なお、回転筒33は支持具43に
回転自在に支持されている。
【0021】この実施形態の動作を説明すると、まずパ
イプ1の内周面にUV塗料を均一に塗布して、このパイ
プ1を固定具31に固定する。次いでモータ39を介し
て回転筒33およびプリズム15を回転させながら光フ
ァイバ固定具41の駆動機構(図示せず)を駆動し、当
該光ファイバ13の先端をパイプ1の内周部に進入させ
る。この場合には紫外線硬化用スポット光源装置11は
オン動作し、ここからの紫外線は光ファイバ13を通じ
てパイプ1の内周部に達する。
【0022】回転筒33の先端部にはパイプ1の内周面
に塗布されたUV塗料にほぼ直角に光を当てるためのプ
リズム15が設けられ、このプリズム15を介して屈曲
した光はUV塗料に照射される。
【0023】光ファイバ13は矢印X方向に往復動作
し、プリズム15は矢印Y方向に回転動作するので、こ
れら動作を継続しながら紫外線を照射し続けることによ
って、パイプ1の内周面に塗布されたUV塗料は均一に
乾燥される。
【0024】この実施形態によれば、パイプ1の内周面
に塗布されたUV塗料(光硬化型樹脂)を簡単、迅速に
乾燥させることができる。
【0025】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明はこれに限定されるものでないことは明
らかである。例えば上記実施形態では被塗装体1の内周
部に光ファイバ13を出し入れするため光ファイバ13
を往復動させているが、これに限定されず、被塗装体1
を往復動させる構成にしてもよい。被塗装体1の形状は
パイプに限定されず、曲管などであってもよい。
【0026】また光路変更器15として光屈折式プリズ
ムを使用しているがこれに限定されず例えば光反射ミラ
ー(「光反射体」)などで構成してもよい。光路変更器
15には例えば光路を360°放射方向に変更できるも
のを用いてもよい。この場合、パイプ1の回転装置或い
は光路変更器15の回転装置等は不要である。
【0027】更にはUV塗料を一例にして説明したが紫
外線硬化型樹脂に限定されずそれ以外の光硬化型樹脂を
乾燥するものに全て適用が可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、光硬化型樹脂を乾燥さ
せる光を発生させる光源装置と、この光源装置に接続さ
れ被塗装体の内周部に進入する光ファイバと、この光フ
ァイバの先端部に接続され内周面に塗布された光硬化型
樹脂に光を当てるための光路変更器とを備えるので、被
塗装体の内周面に塗布された光硬化型樹脂を簡単、迅速
に乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乾燥装置の一実施形態を示す正面
図である。
【図2】別の実施形態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 被塗装体 5 モータ 10 乾燥装置 11 紫外線硬化用スポット光源装置 13 フレキシブル石英光ファイバ 15 プリズム(「光路変更器」)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗装体の内周面に塗布された光硬化型
    樹脂を乾燥させる光硬化型樹脂の乾燥装置において、 前記光硬化型樹脂を乾燥させる光を発生させる光源装置
    と、 この光源装置に接続され前記被塗装体の内周部に進入す
    る光ファイバと、 この光ファイバの先端部に接続され当該光ファイバ内を
    進行する光の光路を曲げて当該光を前記内周面に塗布さ
    れた光硬化型樹脂に導く光路変更器とを備えたことを特
    徴とする光硬化型樹脂の乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記被塗装体または前記光路変更器を回
    転させる装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の光硬化型樹脂の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記被塗装体の内周部に前記光ファイバ
    を出し入れするため前記被塗装体または前記光ファイバ
    を往復動させる装置を備えたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の光硬化型樹脂の乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記光路変更器はプリズムまたは光反射
    体で構成されることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の光硬化型樹脂の乾燥装置。
JP13616997A 1997-05-09 1997-05-09 光硬化型樹脂の乾燥装置 Pending JPH10309508A (ja)

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JP13616997A JPH10309508A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 光硬化型樹脂の乾燥装置

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JP13616997A JPH10309508A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 光硬化型樹脂の乾燥装置

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JPH10309508A true JPH10309508A (ja) 1998-11-24

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ID=15168946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13616997A Pending JPH10309508A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 光硬化型樹脂の乾燥装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101989780B1 (ko) * 2018-11-12 2019-06-17 고려기술주식회사 쿨링모듈 사이드 마운팅 브라킷의 도포장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101989780B1 (ko) * 2018-11-12 2019-06-17 고려기술주식회사 쿨링모듈 사이드 마운팅 브라킷의 도포장치

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