JPH10309056A - 直流直巻型モータのブラシホルダ - Google Patents

直流直巻型モータのブラシホルダ

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JPH10309056A
JPH10309056A JP11373697A JP11373697A JPH10309056A JP H10309056 A JPH10309056 A JP H10309056A JP 11373697 A JP11373697 A JP 11373697A JP 11373697 A JP11373697 A JP 11373697A JP H10309056 A JPH10309056 A JP H10309056A
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JP
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armature
motor
brush holder
brush
commutator
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JP11373697A
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Manabu Morimoto
学 森本
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Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、正方向回転のモータを、逆方向回
転のモータに容易に変更できると共に、部品点数を少な
くすることができ、かつ組付けが容易で、その製造コス
トが安価に出来るようにすることを目的としている。 【解決手段】 直流直巻モータにおいて、偏平型整流子
とすると共に、ブラシを保持するブラシホルダ部分をブ
ラケットと電気絶縁性の合成樹脂で一体に形成するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】従来より例えば、バス、トラ
ック及び建設車両等の大型車両においては、種々の油圧
機器が搭載されていると共に、その油圧機器を作動させ
るための油圧ポンプが搭載されている。そして、その油
圧ポンプを駆動するには一般に直流直巻型モータが採用
されている。
【0002】本発明は、例えば、上記のような大型車両
に搭載されている直流直巻型モータに関するもので、特
に、そのモータに装着されているプラシホルダに関する
ものである。
【0003】
【従来の技術】図11は従来より上記のような大型車両に
搭載されている直流直巻型モータの一部断面側面図であ
り、この図において101は直流直巻型モータ(以下単
にモータと略記する)で、このモータ101の円筒状ヨ
ーク102の両端には、フロントブラケット103とリ
ヤブラケット104が固着されている。そして、その両
ブラケットに装着された球軸受105、106により、
回転軸107が回転自在に装着されている。
【0004】しかして、前記円筒状ヨーク102の内周
には界磁コイル109が巻装された界磁鉄心108が固
着されている。そして、その界磁鉄心108の内側に
は、多数の整流子片111を円筒状に配設してモールド
樹脂112で一体に固着した円筒型整流子110と、こ
の整流子110の整流子片111に接続した電機子コイ
ル121を巻装した電機子鉄心122とを、前記回転軸
107に嵌着して構成された電機子120が装着されて
いる。
【0005】つぎに、130P、130Pは絶縁板13
1を介して前記リヤブラケット104に装着された一対
のプラス側ブラシホルダで、このブラシホルダ130
P、130Pには、それぞれ一対のプラス側ブラシ14
0P、140Pがコイルスプリング141と共に収納さ
れ、前記円筒型整流子110の整流子片111に弾発的
に摺接されている。
【0006】つぎに、150は前記円筒状ヨーク102
の取付孔151に2個の絶縁筒152、153を介して
装着したターミナルボルトで、このターミナルボルト1
50の一端(ボルトの頭部)には前記プラス側ブラシホ
ルダ130P、130Pのホルダ接続板132が接続さ
れ、他端(ボルトのネジ部)電磁スイッチ160のター
ミナルボルト170に接続されたスイッチ接続板171
が接続されている。
【0007】なお、172は前記界磁コイル109のマ
イナス側接続板で、この接続板172は、図示のように
前記ターミナルボルト150に嵌着した一方の絶縁筒1
53と、円筒状ヨ−ク102との間に装着されている。
【0008】図12は、前記図11に示すモータ101の電
気回路図であり、図中図11と同一又は等効のものは、同
一符号で示しているので、その説明を省略し、異なると
ころを説明すると、180はバッテリー等の直流電源、
181は手動スイッチ、160は電磁スイッチで、この
電磁スイッチ160は、可動接点161と、モータ側固
定接点162(図11のターミナルボルト170と一体)
と、バッテリ側固定接点163と、電磁コイル165と
よりなり、それぞれ図示のように接続されている。
【0009】なお、140M、140Mは一対のマイナ
ス側ブラシで、それぞれ界磁コイル109に接続されて
いる。以上のように構成した従来のモータ101は、手
動スイッチ181の閉路により、電磁スイッチ160の
電磁コイル165が励磁され、可動接点161が2個の
固定接点162、163に接触する。
【0010】そこで、バッテリー180の直流電圧が、
電磁スイッチ160と接続板171を介してターミナル
ボルト150に印加されるので、プラス側ブラシホルダ
接続板132、一対のプラス側ブラシ140P、140
P、図11に示す整流子110の整流子片111、電機子
コイル121、整流子110の整流子片111、図12に
示す一対のマイナス側ブラシ140M、140M、界磁
コイル109、界磁コイル109のマイナス側接続板1
72、円筒状ヨーク102の回路に電流が流れ、これに
より電機子120が図12に矢印R1 で示す正方向に回転
させることが出来る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のモータは、整流子が円筒型のものであるから、モー
タの軸方向長さが大であると共に、ブラシホルダをリヤ
ブラケットに装着するのに絶縁板131が必要であり、
又、ターミナルボルト150をヨーク102に装着する
のに2個の絶縁筒152、153を取付けなければなら
ないので、部品点数が多く、組付けが面倒であるという
欠点があった。
【0012】本発明は、上記の点に着目し、モータの軸
方向長さを短縮出来ると共に、部品点数を少なくして、
組付け容易で、製造コストを安価に出来るブラシホルダ
を提供することを第一の目的としている。
【0013】つぎに、この従来のモータの電機子120
は、図12に矢印R1 で示す正方向に回転させるようにな
っているが、これを図13に矢印R2 で示す逆方向に回転
させるには、図12に示す一対のマイナス側ブラシ140
M、140Mを、図13に示すように一対のプラス側ブラ
シ140P、140Pとし、これらを図示のようにプラ
ス側のホルダ接続板132に接続すると共に、図12に示
す一対のプラス側ブラシ140P、140Pを図13に示
すように、マイナス側ブラシ140M、140Mとし、
これらを図示のように界磁コイル109に接続した構成
とすればよい。
【0014】しかしながら、この従来のモータ101
は、図11に示すように箱型のプラス側ブラシホルダ13
0P、130Pがホルダ接続板132で接続された構成
であるから、その接続構成を図13に矢印R2 で示す逆方
向に回転させるための接続構成に変更することは不可能
と考えられていた。
【0015】そこで、図13に矢印R2 で示す逆方向に回
転するモータが要求された場合には、その逆方向回転専
用のブラシホルダを別途製作して取付けなければならな
いので、これまた部品点数が多くなると共に、組付けが
面倒で、製造コストが高価となる欠点があった。
【0016】本発明は上記の欠点にも着目し、その正方
向回転のモータを、逆方向回転のモータに容易に変更出
来ると共に、部品点数を少なくすることができ、かつ組
付けが容易で、その製造コストが安価に出来るブラシホ
ルダを提供することを第二の目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第一の目的
を達成するために、円筒状ヨークと、該ヨークの内周に
固着され界磁コイルが巻装された界磁鉄心と、前記ヨー
クの両端に固着されたフロントブラケット及びリヤブラ
ケットと、該両ブラケットに装着した軸受けに回転自在
に装着した回転軸と、該回転軸に装着され電機子コイル
が巻装された電機子鉄心及び該電機子コイルに接続され
た整流子とよりなる電機子と、該整流子の整流子片に摺
接したプラス側及びマイナス側の両ブラシを保持するよ
うにしたブラシホルダとよりなる直流直巻型モータにお
いて、前記電機子コイルに接続された整流子を多数の偏
平整流子片を電気絶縁性のモールド樹脂で一体に固着し
た偏平型整流子とすると共に、該偏平型整流子の偏平整
流子片に軸方向より摺接するプラス側及びマイナス側の
両ブラシを保持するブラシホルダ部分は、前記リヤブラ
ケットと電気絶縁性の合成樹脂で一体に形成したことを
特徴としている。
【0018】また、本発明は上記第二の目的を達成する
ために、前記リヤブラケットと電気絶縁性の合成樹脂で
一体に形成した前記ブラシホルダ部分には、前記電機子
が正方向に回転するように、プラス側及びマイナス側の
両ブラシをプラス側及びマイナス側の両接続板にそれぞ
れ接続するようにした、プラス側及びマイナス側の両リ
−ド線を収納するリード線収納凹溝が設けてあると共
に、前記電機子が逆方向に回転するように、前記プラス
側及びマイナス側の両ブラシをプラス側及びマイナス側
の両接続板にそれぞれ接続するようにした、プラス側及
びマイナス側の両リード線を収納するリード線収納凹溝
が設けてあることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明によるモ
ータによる第一の実施例を示すもので、図1の要部(リ
ヤブラケット部)は図2のB1 −0−B2 線断面図であ
り、図2は図1に示すリヤブラケットのA1 −A2 矢視
平面図であり、図3は図2のC1 −0−C2 線断面図で
ある。
【0020】この図1に示すモータ1の円筒状ヨーク2
の両端には、フロントブラケット3とリヤブラケット4
がスルーボルト5で固着されている。そして、フロント
ブラケット3に装着した球軸受6と、リヤブラケット4
に装着したすべり軸受7とにより回転軸8が回転自在に
装着されている。
【0021】つぎに、前記円筒状ヨーク2の内周には、
界磁コイル10を巻装した界磁鉄心9が固着され、さら
に、界磁鉄心9の内側には多数の偏平整流子片16をモ
ールド樹脂15で一体に固着した偏平型整流子14と、
その多数の偏平整流子片16に接続した電機子コイル1
3を巻装した電機子鉄心12とを、前記回転軸8に嵌着
して構成した電機子11が装着されている。
【0022】しかして、中心部にすべり軸受7を装着し
た前記リヤブラケット4は、本発明で特に工夫をこらす
ことにより、従来は別々であったブラシホルダ部分を電
気絶縁性の合成樹脂で一体に形成したものである。
【0023】そこで、このリヤブラケット4は図2に示
すように、4個のブラシ保持穴21が形成され、そのブ
ラシ保持穴21には一対のマイナス側ブラシ22M、2
2Mと、一対のプラス側ブラシ22P、22Pとがそれ
ぞれコイルスプリング26(図1参照)を介して収納さ
れ、前記偏平型整流子14の偏平整流子片16に軸方向
より弾発的に摺接されている。
【0024】そして、前記一対のマイナス側ブラシ22
M、22Mは、マイナス側リード線23Mによりマイナ
ス側接続板24Mに接続され、前記一対のプラス側ブラ
シ22P、22Pはプラス側リード線23Pによりプラ
ス側接続板24Pに接続されているが、これらの両リー
ド線23M、23Pはエンドカバ−4に形成したリ−ド
線収納凹溝18A、18Bに図示のように収納されてい
る。
【0025】そして、上記リヤブラケット4には図2及
び図3に示すように、プラス側及びマイナス側の両リー
ド線23M、23Pを収納したリード線収納凹溝18
A、18Bの他に、電機子11が逆方向に回転する場合
のリード線を収納するリード線収納凹溝18Cが形成さ
れているが、これについての詳細な説明は後述する。
【0026】つぎに、図2、図3に示すように、リヤブ
ラケット4の左側に設けたマイナス側ブラシ22Mと、
プラス側ブラシ22Pの中間部に設けた六角ナット19
Lには上記マイナス側接続板22Mと界磁コイル10の
接続板10Aが取り付けネジ20により固着されてい
る。
【0027】尚、上記ナット19Lは、図2、図3に示
すリヤブラケット4の右側に設けたナット19Rと同様
に、ナット収納凹溝4Aに収納され、そのナット収納凹
溝4Aの側壁4Bにより、そのナット自体の回転は阻止
されているが、そのリヤブラケット4の径方向には移動
自在となっている。
【0028】そこで、そのナット19Lに前記マイナス
側接続板24Mと、界磁コイル10の接続板10Aとを
取り付けネジ20で固着するが、この作業に当たってナ
ット19Lが回転を阻止されており、かつ径方向に移動
自在であることから、この作業が容易になる。
【0029】つぎに、30はリヤブラケット4に固着さ
れたターミナルボルトで、このターミナルボルト30の
下端部には前記プラス側接続板24Pが接続され、その
上端部には図1に示すように、2個のナット32の間に
導電板33の一端が接続され、この導電板33の他端は
電磁スイッチ40のターミナルボルト41にナット42
で接続されている。
【0030】つぎに、図4は前記図1乃至図3に示すモ
ータ1の電気回路図であり、図中図1乃至図3と同一ま
たは等効のものは、同一符号で示してあるので、その説
明を省略し、異なる所を説明すると、50は例えばDC
24V系のバッテリー等の直流電源、51は手動スイッ
チ、40は図1にも記載された電磁スイッチで、この電
磁スイッチ40は可動接点52と2個の固定接点53、
53と、電磁コイル54とからなり、それぞれ図示のよ
うに接続されている。
【0031】以上のように構成したモータ1は、手動ス
イッチ51の閉路により、電磁スイッチ40の電磁コイ
ル54が励磁され、可動接点52が固定接点53、53
に接触する。そこで、バッテリー50よりこの電磁スイ
ッチ40を介してモータ1のターミナルボルト30に直
流電圧が印加され、これによりプラス側接続板24P、
プラス側リード線23P、プラス側ブラシ22P、22
P、図1に示す偏平型整流子14、電機子コイル13、
扁平整流子片16、図4に示すマイナス側ブラシ22
M、22M、マイナス側リード線23M、マイナス側接
続板24M、界磁コイル10の回路に電流が流れるの
で、図1に示す電機子11が図4に矢印R1で示す正方
向に回転させることが出来る。
【0032】以上のように作動するモータ1は、扁平型
整流子14を用いているので、図11に示す従来の円筒
型の整流子110を用いたモータ101と比較して、そ
のモータ1の軸方向長さを大幅に短縮出来る利点を有し
ている。
【0033】また、前述のようにリヤブラケット4は従
来別々であったブラシホルダ部分を電気絶縁性の合成樹
脂で一体に形成したものであるが、そのリヤブラケット
4の機能を有する部分、即ち、スルーボルト5を貫通す
る孔、円筒状ヨーク2との嵌合部、すべり軸受7の嵌合
部は勿論であるが、ブラシホルダの機能を有する部分は
ターミナルボルト30の貫通孔を除き、4個のブラシ保
持穴21、多数のリード線収納凹溝18A、18B、1
8C、ナット収納凹溝4A等はすべて軸方向であるの
で、これを一体にインジェクション成形するための成形
型の抜き方向はすべて一方向(軸方向)となるため、そ
の型構成が単純化出来るので、その型の製作及びインジ
ェクション成形の作業は極めて容易で、結局製造コスト
を安価とすることが出来る。
【0034】なお、前記ターミナルボルト30の貫通孔
は、前記リヤブラケットの成形後にドリル加工等によ
り、容易に穿設することが出来る。そこで、リヤブラケ
ットとブラシホルダ部分を一体としたことにより、加工
が容易で、部品点数が少なくなり、組付けが極めて容易
となる。
【0035】また、前記リード線収納凹溝18A、18
B、18Cの溝巾は、プラス側及びマイナス側リード線
23P、23Mの外形より若干大きく形成されていると
共に、その凹溝18A、18B、18Cは、前述のよう
に電気絶縁性の合成樹脂でリヤブラケットと一体に形成
されているので、該両リード線23P、23Mは、両者
が交差する部分を除き、絶縁被覆することのない裸線の
より線が該凹溝18A、18B、18Cにそのまま挿入
されている。
【0036】そして、一度その凹溝18A、18B、1
8Cに挿入された両リード線23P、23Mは、前述の
ように細い導線のより線を用いているので、該凹溝より
飛び出すことは殆どない。
【0037】しかし、モータの振動等により、そのリー
ド線23P、23Mが該凹溝より飛び出す恐れがある場
合があるが、これを完全に防止するために、該凹溝を電
気絶縁性の板状蓋体(図示せず)で被う場合もある。
【0038】つぎに、図1乃至図4に示すモータ1の電
機子11は、図4に矢印R1 で示す正方向回転するよう
に構成されているが、これを図6に矢印R2 で示す逆方
向に回転させるには、図2及び図4に示す一対のマイナ
ス側ブラシ22M、22Mを図5及び図6に示すよう
に、一対のプラス側ブラシ22P、22Pとし、図2及
び図4に示す一対のプラス側ブラシ22P、22Pを図
5及び図6に示すように、一対のマイナス側ブラシ22
M、22Mとし、該一対のプラス側ブラシ22P、22
Pをプラス側リード線23Pでプラス側接続板24P
に、更に、該一対のマイナス側ブラシ22M、22Mを
マイナス側リード線23Mでマイナス側接続板24M
に、それぞれ接続すればよいのである。
【0039】しかして、図1乃至図4に示す本発明一実
施例においては、電機子11が図4に矢印R1 で示す正
方向に回転する場合のプラス側及びマイナス側の両ブラ
シ22P、22Mを、プラス側及びマイナス側両リード
線23P、23Mで、プラス側及びマイナス側両接続板
24P、24Mにそれぞれ接続されている。
【0040】そして、その両リード線24P、24M
は、図2に示すようにリヤブラケット4に形成したリー
ド線収納凹溝18A、18Bに収納されているが、その
凹溝18A、18B以外に、前記電機子11が図6に矢
印R2 に示す逆方向回転する場合のリード線収納凹溝1
8Cがそのリヤブラケット4に形成されていると共に、
図2及び図3に示すように、マイナス側接続板24Mと
界磁コイル接続板10Aは、前記正方向回転の場合、リ
ヤブラケット左側に設けたナット19Lに取り付けネジ
20で固着されているが、そのリヤブラケット4の右側
にもナット19Rが設けてある。
【0041】そこで、電機子11が図6に矢印R2 で示
す逆方向に回転させる場合には、プラス側リード線23
Pは、図2に示すものと、図5に示すものが長さが同一
であると共に、マイナス側接続板24Mと界磁コイル1
0の接続板10Aの固着は、リヤブラケット4の右側に
設けたナット19R(図2及び図3参照)に取り付けネ
ジ20で図5に示すように固着することにより、そのマ
イナス側のリード線23Mは、図2に示すものと図5に
示すものが長さが同一である。
【0042】そして、プラス側及びマイナス側の両ブラ
シ22P、22Mと、プラス側及びマイナス側の両接続
板24P、24Mとをそれぞれ接続するプラス側及びマ
イナス側の両リード線23P、23Mは、図5に示すよ
うにそのリヤブラケット4に形成されているリード線収
納凹溝18B、18Cに収納することが出来る。
【0043】これにより、従来のように正方向回転用の
ブラシホルダ以外に、逆方向回転専用のブラシホルダを
設けることは不要となる。そこで、部品点数が少なくな
ると共に、組み立て作業も容易となり、製造コストを安
価とすることが出来る。
【0044】つぎに、上記発明の一実施例モータは、例
えばバス、トラック等の大型車両用のDC24V系の直
流電源で駆動されるものを示したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、乗用車等の中小型車両
用のDC12V系の直流電源で駆動されるモータにも適
用できるものである。
【0045】図7及び図8は上記DC12V系の電源で
駆動される場合で、図1に示す電機子11が図8に示す
矢印R1 のように、正方向回転する場合を示している。
そして、図9及び図10は、上記DC12V系の電源で
駆動される場合で、該図1に示す電機子11が図10に
示す矢印R2 のように逆方向回転する場合を示してい
る。
【0046】この図7乃至図10において図2及び図4
と等効のものは、同一の符号で示しているので、その説
明を省略し、異なるところを説明すると、二個のマイナ
ス側ブラシ22M、22Mは、それぞれ別々にマイナス
側接続板24M、24Mに接続され、そのマイナス側接
続板24M、24Mは、それぞれ別々に二個の界磁コイ
ル10−1、10−2の接続板10A、10Bに接続さ
れている。
【0047】なお、図8及び図10において、符号60
はDC12V系のバッテリー等の直流電源を示している
が、これにより駆動されるモータの動作については前述
のDC24V系モータの動作説明で明らかであるから、
その説明を省略する。
【0048】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、従来この種モータで一般に用いられていた円筒
型の整流子を偏平型の整流子としたので、モータ全体の
軸方向長さを大幅に短縮出来ると共に、該偏平型の整流
子に軸方向より摺接するプラス側及びマイナス側両ブラ
シを保持するブラシホルダと、リヤブラケットとを電気
絶縁性の合成樹脂で一体に形成したことにより、部品点
数が少なくなると共に、組付けが容易となり、製造コス
トを安価とすることが出来る。
【0049】また、従来のモータのように、DC24V
系及びDC12V系それぞれの電源で駆動する場合にお
いて、電機子の正方向回転と逆方向回転に対して、それ
ぞれ専用のブラシホルダを用いることは不要となり、こ
れまた部品点数が少なくなると共に、組付けが容易とな
り、製造コストを安価とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のモータの断面図で、その要
部(リヤブラケット部)は図2のB1 −O−B2 線の断
面図である。
【図2】図1に示す本発明第一実施例モータのリヤブラ
ケットのA1 −A2 矢視平面図である。
【図3】図2のC1 −0−C2 線断面図である。
【図4】図1乃至図3に示す本発明第一実施例モータの
電気回路図である。
【図5】本発明第二実施例モータのリヤブラケットの平
面図である。
【図6】図5に示す第二実施例モータの電気回路図であ
る。
【図7】本発明第三実施例モータのリヤブラケットの平
面図である。
【図8】図7に示す第三実施例モータの電気回路図であ
る。
【図9】本発明第四実施例モータのリヤブラケットの平
面図である。
【図10】図9に示す第四実施例モータの電気回路図であ
る。
【図11】従来この種モータの要部断面図である。
【図12】図11に示す従来この種モータが正方向に回転す
る場合の電気回路図である。
【図13】図11に示す従来この種モータが逆方向に回転す
る場合の電気回路図である。
【符号の説明】
1・・・・直流直巻型モータ 2・・・・ヨーク 3・・・・フロントブラケット 4・・・・リヤブラケット(ブラシホルダ部分と一体と
なっている) 5・・・・スルーボルト 6・・・・球軸受 7・・・・すべり軸受 8・・・・回転軸 9・・・・界磁鉄心 10・・・界磁コイル 11・・・電機子 12・・・電機子鉄心 13・・・電機子コイル 14・・・扁平型整流子 15・・・モールド樹脂 16・・・扁平整流子片 18A・・・リード線収納凹溝 18B・・・リード線収納凹溝 18C・・・リード線収納凹溝 19R・・・ナット 19L・・・ナット 21・・・ブラシ保持穴 22M・・マイナス側ブラシ 22P・・プラス側ブラシ 23M・・マイナス側リード線 23P・・プラス側リード線 24M・・マイナス側接続板 24P・・プラス側接続板 30・・・ターミナルボルト 33・・・導電板 40・・・電磁スイッチ 50・・・24V系バッテリー等の直流電源 60・・・12V系バッテリー等の直流電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状ヨークと、該ヨークの内周に固着さ
    れ界磁コイルが巻装された界磁鉄心と、前記ヨークの両
    端に固着されたフロントブラケット及びリヤブラケット
    と、該両ブラケットに装着した軸受けに回転自在に装着
    した回転軸と、 該回転軸に装着され電機子コイルが巻装された電機子鉄
    心及び該電機子コイルに接続された整流子とよりなる電
    機子と、該整流子の整流子片に摺接したプラス側及びマ
    イナス側の両ブラシを保持するようにしたブラシホルダ
    とよりなる直流直巻型モータにおいて、 前記電機子コイルに接続された整流子を多数の偏平整流
    子片を電気絶縁性のモールド樹脂で一体に固着した偏平
    型整流子とすると共に、 該偏平型整流子の偏平整流子片に軸方向より摺接するプ
    ラス側及びマイナス側の両ブラシを保持するブラシホル
    ダ部分は、前記リヤブラケットと電気絶縁性の合成樹脂
    で一体に形成したことを特徴とする直流直巻型モータの
    ブラシホルダ。
  2. 【請求項2】前記リヤブラケットと電気絶縁性の合成樹
    脂で一体に形成した前記ブラシホルダ部分には、前記電
    機子が正方向に回転するように、プラス側及びマイナス
    側の両ブラシをプラス側及びマイナス側の両接続板にそ
    れぞれ接続するようにした、プラス側及びマイナス側の
    両リード線を収納するリード線収納凹溝が設けてあると
    共に、 前記電機子が逆方向に回転するように、前記プラス側及
    びマイナス側の両ブラシをプラス側及びマイナス側の両
    接続板にそれぞれ接続するようにした、プラス側及びマ
    イナス側の両リード線を収納するリード線収納凹溝が設
    けてあることを特徴とする請求項1記載の直流直巻型モ
    ータのブラシホルダ。
JP11373697A 1997-05-01 1997-05-01 直流直巻型モータのブラシホルダ Pending JPH10309056A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002225736A (ja) * 2001-02-05 2002-08-14 Showa Corp 電動パワーステアリング装置
US9337698B2 (en) 2013-05-27 2016-05-10 Denso Corporation Rotating electric machine
JP2017093064A (ja) * 2015-11-05 2017-05-25 アスモ株式会社 直流モータ

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