JPH10308487A - 電子部品冷却装置 - Google Patents

電子部品冷却装置

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JPH10308487A
JPH10308487A JP6409798A JP6409798A JPH10308487A JP H10308487 A JPH10308487 A JP H10308487A JP 6409798 A JP6409798 A JP 6409798A JP 6409798 A JP6409798 A JP 6409798A JP H10308487 A JPH10308487 A JP H10308487A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効率良く冷却風を供給することで良好な冷却効
果を奏することができ、かつ装置の組み立てや電子部品
への装着が簡単な電子部品冷却装置を提供する。 【解決手段】ヒ−トシンク1の基盤2の表面側2aに複
数の放熱フィン3を設け、放熱フィン3に対向して配設
された冷却風送風ファン5とからなり、放熱フィン3は
基盤2の中央部位から周縁部に向かって放射状に配設さ
れていると共に、基盤2は中央部位より周縁部に向かっ
て放射方向に漸次薄肉に形成されており、基盤の表面2
aは放射方向に向かって傾斜面を形成している。他の手
段では、放熱フィン3の上端縁を覆うカバ−体8を設け
て、冷却風を整流するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品、特にマ
イクロプロセッサユニット(MPU)の冷却に用いる電
子部品冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、MPUは高集積化によって発熱量
が増加しており、温度上昇を抑制するため、いわゆる電
子部品冷却装置が用いられている。電子部品冷却装置と
しては種々のものが提案されており、例えば、特開平7
−111302号や特開平8−213524号に開示さ
れているが、その殆どが複数の放熱フィンを有するヒ−
トシンクに冷却風送風ファンによって冷却風を供給する
ようにしたものである。
【0003】一般に、電子部品冷却装置には、冷却風
を効率よく供給する、装置がコンパクトでありスペ−
スを取らない、装置の組み立てや装着が簡単である等
の課題が要求されているが、特に冷却効果については所
望する結果を得ることが困難であるのが実情である。一
方、冷却効果を向上させようとするならば装置が大きく
なったり、製造コストの上昇を招くというようなことと
なっていた。したがって、これらの全てを充足するよう
な電子部品冷却装置が熱望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる熱望
に応えるべく創案されたものであって、コンパクトな構
成でありながら、ヒ−トシンクに供給された冷却風の流
れを整流することで、良好な冷却効果を奏することがで
きる電子部品冷却装置を提供することを目的とするもの
である。
【0005】本発明の他の目的は、装置の組み立てや電
子部品への装着が簡単な電子部品冷却装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】冷却風送風ファンからヒ
−トシンクに供給された冷却風の流れを整流するため本
発明が採用した第一の技術手段は、平板状の基盤の表面
側に複数の放熱フィンを設けてなるヒ−トシンクと、冷
却風送風ファンとからなり、該冷却風送風ファンによる
冷却風で該基盤の裏面側に装着された電子部品を冷却す
るようにした電子部品冷却装置であって、該放熱フィン
は該基盤の中央部位から周縁部に向かって放射状に配設
されていると共に、該基盤は中央部位より周縁部に向か
って放射方向に漸次薄肉に形成されており、該基盤の表
面は放射方向に向かって傾斜面を形成していることを特
徴とするものである。
【0007】本発明では、基盤の表面を基盤周縁部に向
かって下向き傾斜状に形成したので、冷却風送風ファン
から基盤表面に供給される冷却風を良好に案内し導くこ
とができる。特に、放熱フィンに対向近接させて冷却風
送風ファンを配設し、放熱フィンに向かって略鉛直方向
に冷却風を供給する場合には、冷却風がヒ−トシンク基
盤に当たって跳ね返ることとなり、折角の冷却風が逃げ
てしまうことになる。本発明では、放熱フィンを該基盤
の中央部位から周縁部に向かって放射状に配設すると共
に、基盤の表面側は基盤周縁部に向かって放射方向に緩
やかな下向き傾斜面が形成してあるので、かかる傾斜面
が冷却風送風ファンによって供給された冷却風の跳ね返
りを少なくして風の流れを整流し、冷却風を複数の放熱
フィンの隙間に沿って基盤の周縁に向かって良好に導く
ようにしている。
【0008】また、基盤の裏面側は発熱する電子部品に
当接しているため、熱によって基盤が反ってしまう畏れ
があり、基盤の反りによって当接面積が減少することで
熱の伝達が悪くなり冷却効果を低下させる畏れがあっ
た。本願発明のヒ−トシンクでは、基盤の中央部位側を
厚肉に形成することで温度上昇に伴う基盤の反りを可及
的に防止している。
【0009】好ましくは、基盤の中央部位を凹部状に形
成することで、かかる部位を肉薄にして熱伝導性を向上
させて、中央部位の下面側に装着される電子部品からの
熱を良好に伝導させるようにしている。さらに、凹部状
の中央部位から基盤周縁に向かって放射状に放熱フィン
が配設されているので、中央部位の熱溜りから放射方向
に良好に熱が伝導することとなる。
【0010】冷却風送風ファンからヒ−トシンクに供給
された冷却風の流れを整流するため本発明が採用した第
二の技術手段は、平板状の基盤の表面側に複数の放熱フ
ィンを設けてなるヒ−トシンクと、冷却風送風ファンと
からなり、該冷却風ファンによる冷却風で該基盤の裏面
側に装着された電子部品を冷却するようにした電子部品
冷却装置であって、該基盤は冷却風送風ファンよりも大
きい面積を有し、該送風ファンを配設した際に露出する
放熱フィンを、カバ−体が上方から覆うようにしたこと
を特徴とするものである。
【0011】冷却風送風ファンより基盤表面に供給され
た冷却風は、基盤においてある程度の跳ね返りが発生
し、基盤の面積が送風ファンの面積よりも大きい場合に
は冷却風が跳ね返って逃げてしまい冷却風の良好な流れ
が妨げられる畏れがある。そこで、放熱フィンの上縁を
覆うようにしてカバ−体を設ければ、カバ−体がダクト
として機能して跳ね返った冷却風を整流することができ
る。より詳しく述べると、隣位の放熱フィンの間の隙間
と、基盤表面と、カバ−体下面とで冷却風を導くダクト
が形成され、ヒ−トシンクに供給された冷却風を基盤周
縁に向かって良好に導き排出する。好ましくは、該カバ
−体は、その下面がヒ−トシンクの放熱フィンの上縁に
近接あるいは接触するようにして装着される。尚、第二
の技術手段においては、基盤上の放熱フィンの配設構成
については限定されないが、好ましくは、放熱フィンを
該基盤の中央部位から周縁部に向かって放射状に配設す
るのがよい。
【0012】電子部品冷却装置において、第一の技術手
段と第二の技術手段の双方を同時に採用することもで
き、こうすることで相乗効果によってさらに良好な冷却
効果が得られる。すなわち、第一の技術手段において、
好ましくは、該電子部品冷却装置はカバ−体を含有し、
該カバ−体はヒ−トシンクの放熱フィンの上縁を覆うよ
うに装着される。第一の技術手段ではヒ−トシンク基盤
表面を周縁部に向かって傾斜状に形成することで冷却風
の跳ね返りを可及的に少なくするが、ヒ−トシンクに近
接させて冷却風送風ファンを配設する場合には、ある程
度の跳ね返りが発生し、特に基盤の面積が送風ファンの
面積よりも大きい場合には冷却風が跳ね返って逃げてし
まう畏れがある。そこで、放熱フィンの上縁を覆うカバ
−体を設ければ、カバ−体がダクトとして機能して跳ね
返った冷却風を整流し、放射状に配設したフィン、傾斜
状の基盤表面との相乗効果で冷却風を良好に排出するこ
とができる。
【0013】尚、カバ−体は少なくとも放熱フィンの上
縁を覆うものであればよいが、カバ−体の側壁がフィン
の周端縁をも囲むような場合には、カバ−体の側壁には
放熱フィンの延出方向に対応する複数のスリットを形成
することで、複数の放熱フィンの隙間に沿って流れる冷
却風を良好に排出させる必要がある。この場合におい
て、カバ−体の側壁に設けられたスリットはかかるフィ
ンの放射角度に対応するように形成されるのがよい。ま
た、これに関連して、カバ−体側壁下端縁に複数の係止
爪を設け、該係止爪を介して電子部品に係着するように
してもよい。
【0014】好ましくは、該基板の所定部位には複数の
ピンが立設してあると共に、冷却風送風ファンには該ピ
ンを受け入れる係止孔が設けてあり、該冷却風ファンは
ファンの中央部位が該基板の中央部位に位置するように
位置決めして仮止めされるのがよい。カバ−体には該冷
却風送風ファンの羽根体が臨むように開口が形成してあ
り、該開口の周縁には該冷却送風ファンとの係合部が形
成してあるのがよい。このようにすることで、ヒ−トシ
ンク、冷却風送風ファンおよびカバ−体の組立を簡単に
行うことができる。
【0015】好ましくは、カバ−体には下方に向かって
延出する係止ア−ムを対向させて設け、該係止ア−ムの
先端部に設けた係止部を、電子部品、または電子部品ホ
ルダ−に係止させるようにする。こうすることで、カバ
−体がダクトとファスナ−の二つの機能を持ち合わせる
と共に、係止ア−ムによって冷却風送風ファンとヒ−ト
シンクと電子部品とを一体的に装着することができ組立
・装着が容易である。
【0016】
【発明の実施の形態】図1はヒ−トシンク1の平面図で
あって、ヒ−トシンク1は方形状の平板からなる基盤2
を有し、基盤2の表面2aには複数の放熱フィン3、
3...が立上り状に設けてある。放熱フィン3は基盤
2の略中央部位から周縁部に向かって放射状に配設され
ている。より詳しく説明すると、基盤2の表面2aの中
央部位には所定面積を有する凹部状の円形状部2bが形
成してあり、放熱フィン3はその一端側を円形状部2b
に略直交状に臨ませると共に、他端側を基盤2の周縁部
に向かって延出させてなり、円形状部2bには放熱フィ
ンは設けられていない。放熱フィン3は長短のフィンが
交互に配設されているが、これは放熱フィン3の中央部
位側が近接し過ぎると冷却風の良好な通風経路が形成で
きないことを考慮したものである。
【0017】図においてヒ−トシンク1は平面視長方形
状であるが、これは電子部品12であるMPUを装着す
るホルダ−13の形状が平面視長方形であるのに対応し
たものであって、円形状部2bを中心とした平面視正方
形状の部位のみでヒ−トシンクを構成してもよい。ヒ−
トシンクは熱伝導性部材から構成され、好適には熱伝導
性の高い部材、例えばアルミニウムから構成されるが、
材質はこれには限定されない。尚、基盤2の裏面2cの
円形状部に対応する部位には、フィルム状の熱伝導部材
を介して電子部品の熱が伝導するようになっている。
【0018】図2はヒ−トシンク1のA−A線断面図、
図3はヒ−トシンクのB−B線断面図、図4はヒ−トシ
ンクの矢視C方向から見た側面図であって、特に断面図
から明らかなように、円形状部2bの周縁部は厚肉に形
成されており、基盤2の周縁部に向かって放射方向に漸
次薄肉となっている。換言すれば、基盤2は放熱フィン
3の延出方向に基盤2の周縁に向かって薄肉になるよう
に形成されており、基盤2の表面2aは周縁に向かって
緩やかな下向き傾斜面を形成している。
【0019】図示のものでは、好適な実施の形態として
円形状部2bを凹部状としたが、円形状部2bを凹部に
形成せずに、基盤の中央部位を厚肉に形成し、中央部位
から周縁部に向かって漸次薄肉となるようにして、基盤
2の表面2a全体を凸状に膨出形成することで湾曲面を
形成しても、冷却風の整流効果はあるものと考えられ
る。
【0020】基盤2の表面側2aには四つの係止ピン
4、4..が立設してあり、後述するように冷却風送風
ファン5を位置決めして仮止めするようになっている。
係止ピン4は放熱フィン3より上方に延出して形成され
ていると共に、隣位の放熱フィン3には係止ピン4に対
応する部位に切欠き3aが設けてあるので、係止ピン4
が円柱状であることと相俟って、係止ピン4が冷却風の
流れを妨げることがないようになっている。図5はヒ−
トシンク1の基盤2の表面2aの形状の他の実施の形態
に係るものを示しており、このものでは、円形状部2b
を中心とした略正方形状の部位のみの表面を傾斜状に形
成したものを示している。
【0021】図6は冷却風送風ファン5を示しており、
冷却風送風ファン5は平面視方形状のファンケ−シング
6と、ファンケ−シング6の中央部に設けた開口に回転
自在に設けられた複数の羽根体7aを有する回転羽根体
7とからなり、回転羽根体7に内装されたモ−タによっ
て回転羽根体7を回転させることで冷却風をヒ−トシン
ク1の基盤表面2aに向かって供給するようにしてあ
り、このような構成を有する冷却風送風ファン自体は公
知である。ファンケ−シング6は円形状の開口を有する
平面視方形状の底壁6aと、該開口の周縁を立ち上がら
せて形成した短筒状の周壁6bと、底壁6aの角部に立
設した柱状部6cとからなり、四つの柱状部6cには、
それぞれ穿孔が貫設されており、該穿孔が係入孔6dと
してヒ−トシンク基盤2に設けた係止ピン4を受け入れ
るようになっている。ケ−シング6の一の柱状部6c近
傍の底壁6aには切欠き6eが形成されており、ファン
モ−タに接続された電線7bを受け入れるようになって
いる。
【0022】図7はヒ−トシンク1に冷却風送風ファン
5を装着した状態を示す図であって、図7(a)の平面
図から明らかなように、ヒ−トシンク1の縦横の寸法は
冷却風送風ファン5の縦横寸法よりも大きく、送風ファ
ン5をヒ−トシンク1に対向近接させて装着した時に、
ヒ−トシンク1の周縁側に位置する放熱フィン3の一部
が露出した状態となっている。ヒ−トシンク1の基盤2
に立設した係止ピン4の基端側4aはファンケ−シング
6の係入孔6dよりも大径となっており、かかる部分が
スペ−サとして機能することで、ヒ−トシンク1と冷却
ファン5を結合させた時に、対向する放熱フィン3の上
端とファンケ−シング6の底壁6aとの間に若干のクリ
アランスを形成して冷却風の流れを円滑にするようにし
ている。尚、図7、図10、図11、図12から明らか
なように、羽根体7aの回転軌跡に対向して、傾斜状の
基盤表面2aが位置するようになっている。
【0023】図8、図9はヒ−トシンク1に装着される
カバ−体8を示している。カバ−体8は平面視方形状の
上壁8aから形成されており、上壁8aの大きさはヒ−
トシンク1の基盤2の大きさに対応するようになってい
る。上壁8aの中央部位には円形状の開口部9が形成さ
れており、冷却風送風ファン5の回転羽根体7が開口部
9に臨むようになっている。
【0024】開口部9はファンケ−シング6の周壁6b
を受け入れる寸法・形状に形成されており、開口部9は
平面視略円形状を有すると共に、ファンケ−シング6の
柱状部6cに対応する部位には切欠部9aが形成してあ
り、開口9の周縁9bは上壁8aより隆起状に形成され
ており、切欠部9aが柱状部6cを受け入れると共に、
周縁9bの下面がケ−シング6の底壁6aの上面に載置
することで、冷却風送風ファン5に係合するようになっ
ている。対角状に対向する切欠部9aに近接して端面が
R状の配線受入部9cが対向して切欠形成されており、
カバ−体8を冷却風送風ファンに装着した際に、モ−タ
の配線7bを受け入れると共に、かつマザ−ボ−ドへの
接続方向を考慮してファンモ−タの向きを変更できるよ
うになっている。断面図から明らかなように上壁8aの
下面はヒ−トシンク1の放熱フィン3の上縁に近接する
と共に、周縁部に向かって下向傾斜状となっており、冷
却風送風ファン5からの冷却風を良好に案内するように
なっている。
【0025】カバ−体8の対向する短辺側には、下方に
向かって延出すると共に先端部に係止部10a、10b
を有する係止ア−ム11a、11bがそれぞれ設けてあ
り、電子部品12のホルダ−13の対向する辺にそれぞ
れ形成されたフック状の被係止部14a、14bに係止
できるようになっている。一の係止ア−ム11aはケ−
シング8の一の短辺側に一体形成された固定ア−ムであ
り、係止ア−ム11aには長さ方向にわたって複数の穿
孔15aが設けてあり、かかる穿孔15aが冷却風を通
過させることで、冷却風の排出口に臨む係止ア−ム11
aが冷却風の流れを妨げることがないようになってい
る。係止ア−ム11aの先端には係止部10aを構成す
る係止孔が設けてある。
【0026】他の係止ア−ム11bはカバ−体8に対し
て着脱自在のテンションレバ−であって、係止ア−ム1
1bには縦長状の穿孔15bが形成されていると共に、
先端には係止部10bを構成する係止孔が設けてある。
尚、係止ア−ム10bの先端の係止孔の高さは係止ア−
ム11aの先端の係止孔の高さよりも大きくなってい
る。カバ−体8の他の短辺側には係止ア−ム11bの上
端側が装着される延出係止部16が延出形成されてお
り、延出係止部16は幅狭の延出部16aと幅広の先端
部16bとから構成され、延出部16aには係止ア−ム
11bの穿孔15の上縁部を係止させる係止突起16c
が突設されている。すなわち、このものでは穿孔15b
が冷却風の通過部と係止ア−ム11bの係止部との二つ
の機能を持っている。尚、係止ア−ム11bと延出係止
部16の構成はこのものに限定されるものではなく、図
11に示すようなものであってもよい。図11のもので
は、係止ア−ム11bには複数の穿孔15bが設けてあ
ると共に、上端部が幅広に形成されており、延出係止部
16に設けた開口部16dが係止ア−ム11bの上端側
を受け入れて、開口部16dの両側に形成した係止突起
16cに幅広部を係止させるようになっている。
【0027】このように構成された、ヒ−トシンク1、
冷却風送風ファン5、カバ−体8からなる電子部品冷却
装置は、ヒ−トシンク1の基盤2に設けた係止ピン4に
上方から冷却風送風ファン5の係入孔6dを係入させる
ことで冷却風送風ファン5をヒ−トシンク1に対向近接
させて仮止めする。次いで、カバ−体8の開口部9の周
縁部9bを冷却風送風ファン5のファンケ−シング6に
係合させることで、カバ−体8と冷却風送風ファン5と
を仮止めする。この時、開口部9はファンケ−シング6
の周壁6bおよび柱状部6cを受け入れると共に、周縁
部9bの下面はファンケ−シング6の底壁6aの上面に
載置した状態となっている。また、ファンモ−タの配線
7bはカバ−体8の開口部9に形成した配線受入部9c
とファンケ−シング6の周壁6bの間から延出するよう
になっている。
【0028】最後に、一の係止ア−ム11aを電子部品
ホルダ−13の一の被係止部14aに係止し(図11
)、他の係止ア−ム11bの下端側を他の被係止部1
4bに係止させて(図11)、他の係止ア−ム11b
の上端側をカバ−体8の延出係止部16の開口部16d
に受け入れると共に(図11)、カバ−体8の本体側
に移動させて係止突起16cに係止させることで(図1
1)、冷却風送風ファン5とヒ−トシンク1と電子部
品12を設けたホルダ−13とを一体的に装着すること
ができ、ヒ−トシンク1の基盤2の裏面側2cに電子部
品12を接触させて熱を逃がすようにしている。カバ−
体8、延出係止部16および係止ア−ム11a、11b
は樹脂で形成されており、ある程度の弾性を持っている
ので、係止ア−ム11bをテンションレバ−として作用
させることで、冷却装置と電子部品とを良好に密着させ
ることができる。尚、基盤裏面2cと電子部品とはプレ
−ト状あるいはシ−ト状の熱伝導部材17を介して接す
るようにするのがよい。
【0029】このように構成された電子部品冷却装置に
おいて、いま、図示しないモ−タによって冷却風供給フ
ァン5の回転羽根体7を回転させると、回転羽根体7に
よる冷却風がヒ−トシンク1の基盤2に対して略鉛直方
向に供給されるが(尚、円形状部2bに対応する部位に
は羽根7aがないので、この部位はデッドスペ−スとな
ってあまり風は起きない)、放熱フィン3は放射状に配
設されていると共に、ヒ−トシンク1の基盤2の表面2
aは、周縁部に向かってなだらかな下向き傾斜面を形成
しているので、傾斜面によって基盤2に略鉛直方向に供
給される冷却風を複数の放熱フィン3の隙間に沿って良
好に周縁に向かって導くようになっている(図12参
照)。
【0030】供給された冷却風の一部は基盤表面2aに
当たって跳ね返るが、ヒ−トシンク1の放熱フィン3の
上縁を囲むようにカバ−体8が設けてあると共に、カバ
−体8の上壁8aの下面は下向き傾斜状に形成されてい
るので、跳ね返った風はカバ−体8の上壁8aに案内さ
れながらヒ−トシンク1の基盤2の周縁へと導かれる。
すなわち、カバ−体の上壁8a、基盤表面2aの傾斜
面、放射状に配設された放熱フィン3によって整流され
る冷却風は、放射状に配設した放熱フィン3の隙間を通
ってヒ−トシンク1の周縁に向かって流れ、排出される
ようになっている。
【0031】このように構成された冷却装置について、
冷却効果の実験を行った。電子部品12としてCPU、
計測器18としてサ−モメ−タ(TR21144H、ア
ドバンテスト社)を用い、熱電対によるセンシングで測
定を行った。各グラフにおいて、縦軸は温度(℃)、横
軸は時間(分)である。 〔実験1および実験2〕実験1および実験2は予備的な
実験である。実験1では、実機搭載時のCPUの温度上
昇を常温で計測し、かつCPUおよびヒ−トシンクの表
面温度の変化を測定した(図13参照)。実験1におけ
る条件は、周囲温度が23℃、CPU(ペンティアム
166 インテル社)、CPUの無負荷時温度が26.
1℃、動画CD−ROMをロ−ドしてCPUを作動させ
た。結果を図14に示す。グラフにおいて、実線はCP
Uの温度、点線はヒ−トシンクの温度である。CPUの
温度上昇に伴って、ヒ−トシンク1の温度が上昇してい
るのがわかる。実験2は実験1と同様の条件で、周囲温
度を42.0℃に設定してヒ−トシンクの表面温度変化
を測定した。結果を図15に示す。
【0032】〔実験3〕実機搭載時における冷却装置の
冷却性能を測定した(図16参照)。実験3における条
件は、周囲温度が42.2℃、CPU(ペンティアム
166 インテル社)、CPUの無負荷時温度が44.
8℃、動画CD−ROMをロ−ドしてCPUを作動させ
た。結果を実験2の結果と比較して図17に示す。グラ
フにおいて、実線は実験2におけるヒ−トシンクの温
度、点線は実験3におけるヒ−トシンクの温度である。
【0033】〔実験4〕実機搭載では測定できる温度に
限界があるので、熱源にヒ−タ19を用い、高負荷時の
冷却性能を測定した(図18参照)。実験4における条
件は、周囲温度が41.8℃、CPU(ペンティアム
166 インテル社)、CPUの無負荷時温度が43.
2℃、熱源はヒ−タであって150℃まで加熱、動画C
D−ROMをロ−ドしてCPUを作動させた。結果を図
19に示す。グラフにおいて実線はヒ−タの温度、点線
はヒ−トシンクの温度である。
【0034】〔実験5〕従来の電子部品冷却装置の中で
冷却性能が良好であると思われるもの(A、B)を任意
に二つピックアップし、実験4と同様の条件でヒ−トシ
ンクの温度変化を測定した。結果を図20に示す。
【0035】以上の実験結果より、本発明に係る電子部
品冷却装置は従来のものに比べて有利な冷却性能を有す
ることがわかった。このような冷却性能を発揮できた理
由は、本発明に係る装置が冷却風の良好な流れを提供す
るものであることに起因すると考えられ、かかる冷却風
の良好な流れは、主として、放射状に配設した放熱フィ
ン、下向き傾斜状のヒ−トシンク基盤表面、放熱フィン
の上端縁を覆ってダクトを形成するカバ−体の協働作用
によって得られたものであると考えられる。
【0036】図21乃至図24は本発明に係る他の好適
な実施の形態を示すものである。基本的な構成要素は第
一の実施の形態と同様であるため、同種の部材には同符
号が付してある。第二の実施の形態におけるヒ−トシン
ク1は、図21に示すように、第一の実施の形態のヒ−
トシンク1の左右端部をさらに延出することで細長状に
形成されており、細長状のMPUホルダ−に対応できる
ようになっている。長方形状の基盤2の表面2aには、
複数の放熱フィンが、基盤2の略中央部位から周縁部に
向かって放射状に、かつ立上り状に配設されている。基
盤2の表面2aの中央部位には所定面積を有する円形状
部2bが形成されており、放熱フィン3は円形状部2b
の周縁部から基盤2の周縁部に向かって放射状に延出し
ている。基盤2の左右両端部位を形成する延出基盤20
にも放熱フィン30が放熱フィン20と同方向に向かっ
て配設されている。尚、放熱フィン30と放熱フィン2
0を一体で形成してもよい。
【0037】図21におけるヒ−トシンク1の側面図か
ら明らかなように、ヒ−トシンク1の基盤2は中央部位
から周縁部に向かって下向き傾斜面を形成しており、詳
しく言うと、図22におけるヒ−トシンクの各種断面図
から明らかなように、円形状部2bの周縁部は厚肉に形
成されており、基盤2の周縁部に向かって放射方向に漸
次薄肉となっている。換言すれば、基盤2は放熱フィン
3の延出方向に基盤2の周縁に向かって薄肉になるよう
に形成されており、基盤2の表面2aは周縁に向かって
緩やかな下向き傾斜面を形成している。側面図および断
面図から明らかなように左右の延出基盤20の表面側は
平坦となっているが、延出基盤20の表面2aを含めた
基盤表面2a全体を緩やかな傾斜面に形成してもよい。
【0038】基盤2の表面側2aの所定部位には四つの
係止ピン4、4..が立設してあり、冷却風送風ファン
5を位置決めして仮止めするようになっている。尚、冷
却風送風ファン5は図6のものと同じものが用いられ
る。
【0039】図23、24は図21、22に示したヒ−
トシンク1に装着されるカバ−体8を示している。カバ
−体8は平面視長方形状の上壁8aから形成されてお
り、上壁8aは、冷却風送風ファン5を配設した際に露
出する放熱フィン3の上端縁を覆うように左右に延出し
ている。本実施の形態では、カバ−体8は基盤2の左右
の延出基盤20に立設された放熱フィン30までは覆っ
ていないが、放熱フィン30をも覆うようにしてもよ
い。上壁8aの中央部位には円形状の開口部9が形成さ
れており、冷却風送風ファン5の回転羽根体7が開口部
9に臨むようになっている。
【0040】開口部9はファンケ−シング6の周壁6b
を受け入れる寸法・形状に形成されており、開口部9は
平面視略円形状を有すると共に、ファンケ−シング6の
柱状部6cに対応する部位には切欠部9aが形成してあ
り、開口9の周縁9bは上壁8aより隆起状に形成され
ており、切欠部9aが柱状部6cを受け入れると共に、
周縁9bの下面がケ−シング6の底壁6aの上面に載置
することで、冷却風送風ファン5に係合するようになっ
ている。対角状に対向する切欠部9aに近接して端面が
R状の配線受入部9cが対向して切欠形成されており、
カバ−体8を冷却風送風ファンに装着した際に、モ−タ
の配線7bを受け入れるようになっている。側面図ある
いは断面図から明らかなようにカバ−体8の上壁8aの
下面は水平状に延出しており、図21(b)、(c)に
点線で示すように、上壁8aの下面はヒ−トシンク1の
放熱フィン3の上縁に近接するように配設され、隣位の
放熱フィン3の間の隙間、基盤2の表面、上壁8aの下
面でダクトを形成し、冷却風送風ファン5からの冷却風
を基盤2の周縁へと良好に案内し、排出するようになっ
ている。
【0041】カバ−体8の対向する長辺の一側には、下
方に向かって延出すると共に先端部に係止部100aを
有する係止ア−ム110aが所定間隔を存して形成され
ており、カバ−体8の長辺の他側には、下方に向かって
延出すると共に先端部に係止部100bを有する係止ア
−ム110bが所定間隔を存してかつ係止ア−ム110
aに対向して設けてある。一の係止ア−ム110aはカ
バ−体8の一の長辺側に近接した部位より下方に略鉛直
状に延出している。他の係止ア−ム110bはカバ−体
8の他の長辺側より外側に膨出しながら下方に延出する
半円状部110cと半円上部110cから内側に向かっ
て緩やかに傾斜しながら下方に延出する傾斜部110d
とからなる。それぞれの係止ア−ム110a、110b
の下端に形成した係止部100a、100bは共に、レ
字状に斜め上方に延出している。
【0042】図21(a)に示すように、基盤2には一
の長辺側に近接して挿通孔31が長さ方向に間隔を存し
て設けてあり、係止ア−ム110aが挿通孔31を挿通
するようになっている。このように構成された、ヒ−ト
シンク1、冷却風送風ファン5、カバ−体8からなる電
子部品冷却装置は、ヒ−トシンク1の基盤2に設けた係
止ピン4に上方から冷却風送風ファン5の係入孔6dを
係入させることで冷却風送風ファン5をヒ−トシンク1
に対向近接させて仮止めする。次いで、開口部9の周縁
部9bが冷却風送風ファン5のファンケ−シング6に対
応し、かつ係止ア−ム110aが基盤2に設けた挿通孔
31に対応するようにしてカバ−体8を載せ、上方から
カバ−体8を押圧することで、係止ア−ム110bの傾
斜部100dが基盤2の他の長辺端縁に弾性当接すると
共に、係止ア−ム110aが挿通孔31を挿通し、か
つ、この時、開口部9はファンケ−シング6の周壁6b
および柱状部6cを受け入れると共に、周縁部9bの下
面はファンケ−シング6の底壁6aの上面に載置した状
態となって開口部9の周縁が冷却風ファン5に係合す
る。この状態で、係止ア−ム110a、110bの下端
の係止部100a、100bは基盤2の裏面2cより所
定寸法下方に延出しており、係止部100a、100b
を介して本装置が電子部品あるいは電子部品ホルダ−等
に係止できるようになっている。
【0043】
【発明の効果】本発明の第一の技術手段によれば、平板
状の基盤の表面側に複数の放熱フィンを設けてなるヒ−
トシンクと、冷却風送風ファンとからなる電子部品冷却
装置であって、該放熱フィンは該基盤の中央部位から周
縁部に向かって放射状に配設されていると共に、該基盤
は中央部位より周縁部に向かって放射方向に漸次薄肉に
形成されており、該基盤の表面は放射方向に向かって傾
斜面を形成していることを特徴とするので、ヒ−トシン
クに向かって鉛直方向に冷却風を供給する場合であって
も、冷却風送風ファンによって供給された冷却風の跳ね
返りを少なくして風の流れを整流し、冷却風を基盤の周
縁に向かって良好に導くことができる。また、本発明に
よれば良好な冷却風の流れが得られるので冷却風による
効果を最大限に引き出すことができ、したがって同じ冷
却効果を得る場合であっても冷却風送風ファンを小型化
することができ、結果としてスペ−スを取らない冷却装
置を提供することができる。
【0044】本発明の第二の技術手段によれば、平板状
の基盤の表面側に複数の放熱フィンを設けてなるヒ−ト
シンクと、冷却風送風ファンとからなる電子部品冷却装
置であって、該基盤は冷却風送風ファンよりも大きい面
積を有し、該送風ファンを配設した際に露出する放熱フ
ィンを、カバ−体が上方から覆うようにしたので、隣位
の放熱フィンの隙間と、基盤と、カバ−体の下面とで、
ヒ−トシンクに供給された冷却風のダクトを形成し、冷
却風の跳ね返りが良好に整流され、冷却風は放熱フィン
間に形成された流路を通って排出される。したがって、
第二の技術手段においても、良好な冷却風の流れが得ら
れるので冷却風による効果を最大限に引き出すことがで
きる。
【0045】前記第一の技術手段と第二の技術手段とを
併せて持つものにおいては、基盤周縁に向かって下向き
傾斜状の基盤面と放熱フィンの上端縁を覆うカバ−体と
が協働することで、冷却風の跳ね返りが一層良好に整流
され、冷却風は放熱フィン間に形成された流路を通って
良好に排出され、優れた冷却効果が得られる。
【0046】請求項9、10、12に記載したもので
は、ビス等を用いることなく電子部品冷却装置を容易に
組立て・装着することができ、電子部品に対しても簡単
に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒ−トシンクの平面図である。
【図2】ヒ−トシンクのA−A線断面図である。
【図3】ヒ−トシンクのB−B線断面図である。
【図4】ヒ−トシンクの矢視C方向側面図である。
【図5】ヒ−トシンクの他の実施の形態を示す図であっ
て、(a)は平面図、(b)は図5(a)をA方向から
見た側面図、(c)は図5(a)をB方向から見た側面
図である。
【図6】冷却風送風ファンを示す図であって、(a)は
平面図、(b)は図6(a)をA方向から見た側面図、
(c)は図6(a)をB方向から見た側面図、(d)は
裏面図、(e)は図6(d)をA方向から見た側面図で
ある。
【図7】ヒ−トシンクと冷却風送風装置とを組み立てた
状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は図7
(a)をA方向から見た側面図、(c)は図7(a)の
B−B線断面図である。
【図8】カバ−体を示す図であって、(a)は平面図、
(b)は図8(a)をA方向から見た側面図である。
【図9】(a)は図8(a)をB方向から見た側面図、
(b)は図8(a)のC−C線断面図、(c)は図8
(a)のD−D線断面図、(d)は他の係止ア−ムの正
面図、(e)は図9(d)の側面図である。
【図10】ヒ−トシンク、冷却風送風装置、カバ−体を
一体化してなる電子部品冷却装置であって、(a)は平
面図、(b)は電子部品に装着した状態を示す側面図で
ある。
【図11】電子部品冷却装置の組立・装着の手順を示す
分解斜視図である。
【図12】冷却風の流れを矢視で示す図である。
【図13】実験1、実験2の概要を示す図である。
【図14】(a)は実験1の結果を表に示したもの、
(b)は結果をグラフに示したものである。
【図15】(a)は実験2の結果を表に示したもの、
(b)は結果をグラフに示したものである。
【図16】実験3の概要を示す図である。
【図17】(a)は実験3の結果を表に示したもの、
(b)は実験3の結果を実験2の結果と比較してグラフ
に示したものである。
【図18】実験4、実験5の概要を示す図である。
【図19】(a)は実験4の結果を表に示したもの、
(b)は結果をグラフに示したものである。
【図20】(a)は実験5の結果を表に示したもの、
(b)は実験5の結果を実験4の結果と比較してグラフ
に示したものである。
【図21】他の実施の形態に係るヒ−トシンクを示す図
であって、(a)は平面図、(b)は正面からみた側面
図、(c)は横方向から見た側面図である。尚、カバ−
体を点線で示してある。
【図22】図21に示すヒ−トシンクを断面して示す図
であって、(a)はA−A線断面図、(b)はB−B線
断面図である。
【図23】他の実施の形態に係るカバ−体を示す図であ
って、(a)は平面図、(b)は横方向から見た側面
図、(c)は正面から見た側面図、(d)はD−D線断
面図である。
【符号の説明】
1 ヒ−トシンク 2 基盤 2a 基盤表面 2b 円形状部 2c 基盤裏面 3 放熱フィン 4 係止ピン 5 冷却風送風ファン 6 ファンケ−シング 6d 係入孔 7 回転羽根体 8 カバ−体 8a カバ−体上壁 9 開口部 11a 係止ア−ム 11b 係止ア−ム 12 電子部品 13 電子部品ホルダ− 110a 係止ア−ム 110b 係止ア−ム

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状の基盤の表面側に複数の放熱フィン
    を設けてなるヒ−トシンクと、冷却風送風ファンとから
    なる電子部品冷却装置であって、該放熱フィンは該基盤
    の中央部位から周縁部に向かって放射状に配設されてい
    ると共に、該基盤は中央部位より周縁部に向かって放射
    方向に漸次薄肉に形成されており、該基盤の表面は放射
    方向に向かって下向き傾斜面を形成していることを特徴
    とする電子部品冷却装置。
  2. 【請求項2】該冷却風送風ファンは該放熱フィンに対向
    して配設されていることを特徴とする請求項1に記載の
    電子部品冷却装置。
  3. 【請求項3】該基盤の表面の中央部位には凹部が形成さ
    れており、該放熱フィンは該凹部の周縁から該基盤の周
    縁部に向かって放射方向に延出していると共に、該基盤
    は該凹部周縁から該基盤の周縁部に向かって放射方向に
    漸次薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1、
    2いずれかに記載の電子部品冷却装置。
  4. 【請求項4】該基盤は冷却風送風ファンよりも大きい面
    積を有すると共に、該電子部品冷却装置はカバ−体を有
    し、該送風ファンを配設した際に露出する放熱フィン
    を、該カバ−体が上方から覆うようにしたことを特徴と
    する請求項1、2、3いずれかに記載の電子部品冷却装
    置。
  5. 【請求項5】平板状の基盤の表面側に複数の放熱フィン
    を設けてなるヒ−トシンクと、冷却風送風ファンとから
    なる電子部品冷却装置であって、該基盤は冷却風送風フ
    ァンよりも大きい面積を有し、該送風ファンを配設した
    際に露出する放熱フィンを、カバ−体が上方から覆うこ
    とで、カバ−体下面が基盤に供給された冷却風を整流す
    るようにしたことを特徴とする電子部品冷却装置。
  6. 【請求項6】該冷却風送風ファンは該放熱フィンに対向
    して配設されていることを特徴とする請求項5に記載の
    電子部品冷却装置。
  7. 【請求項7】該カバ−体の下面は該放熱フィンの上端縁
    に近接していることを特徴とする請求項4、5、6いず
    れかに記載の電子部品冷却装置。
  8. 【請求項8】該カバ−体の下面は周縁部に向かって下向
    き傾斜状に形成してあることを特徴とする請求項4、
    5、6いずれかに記載の電子部品冷却装置。
  9. 【請求項9】該カバ−体には該冷却風送風ファンの羽根
    体が臨むように開口部が形成してあり、該開口部が該冷
    却風送風ファンを受け入れると共に、開口部の周縁が該
    冷却送風ファンに係合するようにしたことを特徴とする
    請求項4、5、6、7、8いずれかに記載の電子部品冷
    却装置。
  10. 【請求項10】該基盤の所定部位には複数のピンが立設
    してあると共に、冷却風送風ファンには該ピンを受け入
    れる係止孔が設けてあり、該冷却風送風ファンはファン
    の中央部位が該基板の中央部位に位置するように該基盤
    に仮止め装着されることを特徴とする請求項1乃至9い
    ずれかに記載の電子部品冷却装置。
  11. 【請求項11】該開口部の周縁にはファンモ−タの電線
    を受け入れる切欠部が形成してあることを特徴とする請
    求項10に記載の電子部品冷却装置。
  12. 【請求項12】該カバ−体には下方に向かって対向して
    延出する係止ア−ムが設けてあり、該係止ア−ムを電子
    部品あるいは電子部品を保持する電子部品ホルダ−に係
    止させることで、カバ−体と冷却風送風ファンとヒ−ト
    シンクと電子部品とを一体的に装着するようにしたこと
    を特徴とする請求項10に記載の電子部品冷却装置。
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