JPH10307898A - 充電式非接触icカードシステム - Google Patents
充電式非接触icカードシステムInfo
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- JPH10307898A JPH10307898A JP9119384A JP11938497A JPH10307898A JP H10307898 A JPH10307898 A JP H10307898A JP 9119384 A JP9119384 A JP 9119384A JP 11938497 A JP11938497 A JP 11938497A JP H10307898 A JPH10307898 A JP H10307898A
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- magnetic field
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- charging
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Abstract
(57)【要約】
【課題】充電式電池内蔵型非接触ICカードが外部充電
用接続端子を用いることなく充電可能であり、さらに該
非接触ICカードの電池消耗を抑制し、使用者による充
電作業を減少させ利便性を向上させたシステムを提供す
る。 【解決手段】充電式電池内蔵非接触ICカード及び該カ
ードと通信する識別装置からなる非接触ICカードシス
テムで、充電用の外部端子は設けず、識別装置より発生
する交流磁界エネルギーから電力を取り出し該カードの
充電式電池に充電させるものであり、特に識別装置から
発生する交流磁界の周波数を前記通信用の周波数と、前
記充電用の周波数とでそれぞれ専用とし、各動作エリア
を任意に制御できる構成とし、通信エリアよりも充電用
エリアの方を広げ充電効率を向上させたことを特徴とす
る。
用接続端子を用いることなく充電可能であり、さらに該
非接触ICカードの電池消耗を抑制し、使用者による充
電作業を減少させ利便性を向上させたシステムを提供す
る。 【解決手段】充電式電池内蔵非接触ICカード及び該カ
ードと通信する識別装置からなる非接触ICカードシス
テムで、充電用の外部端子は設けず、識別装置より発生
する交流磁界エネルギーから電力を取り出し該カードの
充電式電池に充電させるものであり、特に識別装置から
発生する交流磁界の周波数を前記通信用の周波数と、前
記充電用の周波数とでそれぞれ専用とし、各動作エリア
を任意に制御できる構成とし、通信エリアよりも充電用
エリアの方を広げ充電効率を向上させたことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非接触型情報記録媒
体に関し、詳しくは、オフィス・オートメーション(O
fficeAutomation、略称はOA)、ファ
クトリィ・オートメーション(FactoryAuto
mation、略称はFA)、セキュリティ・システム
(SecuritySystem)、あるいは交通状況
の管理等の分野で多用されている/あるいは多用されつ
つある非接触ICカードに係り、ICカードに電気的接
点を設けることなく、非接触状態で電源電力の受電並び
に充電を行う充電式非接触ICカードシステムに関す
る。
体に関し、詳しくは、オフィス・オートメーション(O
fficeAutomation、略称はOA)、ファ
クトリィ・オートメーション(FactoryAuto
mation、略称はFA)、セキュリティ・システム
(SecuritySystem)、あるいは交通状況
の管理等の分野で多用されている/あるいは多用されつ
つある非接触ICカードに係り、ICカードに電気的接
点を設けることなく、非接触状態で電源電力の受電並び
に充電を行う充電式非接触ICカードシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体メモリ部と通信制御部等を
搭載したICチップに、識別装置からの交流磁界を検出
し、電力の受電および信号の送受を行うアンテナコイル
を接続したカード、即ち一般的にはRF−ID(Rad
ioFrequency−Identificatio
n)と呼ばれる素子をカードに埋め込んだ非接触ICカ
ードがよく知られている。しかし、このRF−ID素子
利用の非接触ICカードは送受する情報量が少なく、複
雑な暗号化処理等も出来ず、セキュリティー性があまり
高くない。そこでセキュリティー性向上のため、マイク
ロプロセッサ等の半導体処理装置を内蔵することによっ
て非接触ICカード自体に暗号化処理等の演算機能を有
した非接触ICカードが出現した。
搭載したICチップに、識別装置からの交流磁界を検出
し、電力の受電および信号の送受を行うアンテナコイル
を接続したカード、即ち一般的にはRF−ID(Rad
ioFrequency−Identificatio
n)と呼ばれる素子をカードに埋め込んだ非接触ICカ
ードがよく知られている。しかし、このRF−ID素子
利用の非接触ICカードは送受する情報量が少なく、複
雑な暗号化処理等も出来ず、セキュリティー性があまり
高くない。そこでセキュリティー性向上のため、マイク
ロプロセッサ等の半導体処理装置を内蔵することによっ
て非接触ICカード自体に暗号化処理等の演算機能を有
した非接触ICカードが出現した。
【0003】この非接触ICカードは高セキュリティー
であると同時に、演算機能があるためカード自体を高機
能化することが可能であり、アプリケーションに応じて
最適な非接触ICカードシステムを構築することができ
る。だが、高機能であるが故に非接触ICカード内の消
費電力は大きくRF−ID素子のように識別装置からの
交流磁界から電力を得ようとすると識別装置と非接触I
Cカードとの距離が狭まり、RF−ID素子を利用した
非接触ICカードに比較して通信可能エリアという観点
からでは不利になってしまう。また、非接触ICカード
内のマイクロプロセッサが演算処理の途中で識別装置か
らの交流磁界が途絶えると、マイクロプロセッサが誤動
作を起こし、メモリ内のデータを破損する恐れがある。
であると同時に、演算機能があるためカード自体を高機
能化することが可能であり、アプリケーションに応じて
最適な非接触ICカードシステムを構築することができ
る。だが、高機能であるが故に非接触ICカード内の消
費電力は大きくRF−ID素子のように識別装置からの
交流磁界から電力を得ようとすると識別装置と非接触I
Cカードとの距離が狭まり、RF−ID素子を利用した
非接触ICカードに比較して通信可能エリアという観点
からでは不利になってしまう。また、非接触ICカード
内のマイクロプロセッサが演算処理の途中で識別装置か
らの交流磁界が途絶えると、マイクロプロセッサが誤動
作を起こし、メモリ内のデータを破損する恐れがある。
【0004】そこでこれらの問題点を対策するために電
池をカード内部に搭載し、その電力を各機能ブロックに
供給する必要があった。カードは本来形状が薄いことか
ら、このような電池には薄型であり且つ高エネルギー密
度型であることが望まれ、その結果、一般的にはリチウ
ム系のペーパー電池が使用されている。しかし、高エネ
ルギー密度型電池といえども電力蓄積量には限りがあ
り、実用上では電力蓄積量が不足する場合も多々ある。
しかるに、カードの形状・構造上の制約から、この電池
を交換するには無理があるか、又はもし交換出来る設計
になっているとしても交換し辛い一面がある。
池をカード内部に搭載し、その電力を各機能ブロックに
供給する必要があった。カードは本来形状が薄いことか
ら、このような電池には薄型であり且つ高エネルギー密
度型であることが望まれ、その結果、一般的にはリチウ
ム系のペーパー電池が使用されている。しかし、高エネ
ルギー密度型電池といえども電力蓄積量には限りがあ
り、実用上では電力蓄積量が不足する場合も多々ある。
しかるに、カードの形状・構造上の制約から、この電池
を交換するには無理があるか、又はもし交換出来る設計
になっているとしても交換し辛い一面がある。
【0005】従って、電池寿命がそのまま非接触ICカ
ードの使用寿命となり、カード再生ができないケースが
常であるといってよく、これは非常に不経済なものであ
った。また、電池の寿命が切れることの為に、その非接
触ICカードの搭載してあるメモリ内のデータも抹消さ
れる場合もあり得る。そこで、このような不具合を無く
すために、非接触ICカードの搭載する電池には充電式
電池を利用し、そこに充電回路も搭載し、さらには外部
より充電するための接続端子も設けた非接触ICカード
も現れるようになった。
ードの使用寿命となり、カード再生ができないケースが
常であるといってよく、これは非常に不経済なものであ
った。また、電池の寿命が切れることの為に、その非接
触ICカードの搭載してあるメモリ内のデータも抹消さ
れる場合もあり得る。そこで、このような不具合を無く
すために、非接触ICカードの搭載する電池には充電式
電池を利用し、そこに充電回路も搭載し、さらには外部
より充電するための接続端子も設けた非接触ICカード
も現れるようになった。
【0006】しかしながら、前記した充電式電池搭載型
で充電用接続端子を設けた非接触ICカードには、次の
ような問題がある。外部充電用接続端子を設けた非接触
ICカードでは、端子が外部に露出しているため、その
端子の接触部の汚れ、酸化、腐食、摩擦、破損等による
接触不良が発生する。また、人体やカードに蓄積された
静電気が人体と接続端子との接触などにより放電され、
誤って高電圧を接続端子に印加する事による損傷に対し
て無防備である。
で充電用接続端子を設けた非接触ICカードには、次の
ような問題がある。外部充電用接続端子を設けた非接触
ICカードでは、端子が外部に露出しているため、その
端子の接触部の汚れ、酸化、腐食、摩擦、破損等による
接触不良が発生する。また、人体やカードに蓄積された
静電気が人体と接続端子との接触などにより放電され、
誤って高電圧を接続端子に印加する事による損傷に対し
て無防備である。
【0007】また、外部充電用接続端子を設けた非接触
ICカードでは、識別装置と非接触ICカードが通信を
行うごとに電池エネルギーが消費され、電池の残り容量
が減少していく。そのため、識別装置とは別の充電装置
により定期的な充電が必要であり、非常に使い勝手が悪
かった。また、充電作業をうっかり忘れるとメモリ内の
データが抹消される場合もあった。
ICカードでは、識別装置と非接触ICカードが通信を
行うごとに電池エネルギーが消費され、電池の残り容量
が減少していく。そのため、識別装置とは別の充電装置
により定期的な充電が必要であり、非常に使い勝手が悪
かった。また、充電作業をうっかり忘れるとメモリ内の
データが抹消される場合もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の技術の抱える問題点に着目してなされたものであ
り、その第1の目的は、充電式電池内蔵型非接触ICカ
ードにおいて、識別装置より発射される交流磁界エネル
ギーから電力を取り出して充電し、外部充電用接続端子
を用いることなく充電可能なシステムを提供することで
ある。そして、第2の目的は、第1の目的を達成してお
り、さらに、充電式電池内蔵型非接触ICカードの使用
時における電池の消耗を抑制し、当該非接触ICカード
の使用者が意図的に行なう充電作業を極力減少させ、も
って使用者の使い易さを向上させ、非接触ICカードに
関わる人にやさしいシステムを提供することである。
従来の技術の抱える問題点に着目してなされたものであ
り、その第1の目的は、充電式電池内蔵型非接触ICカ
ードにおいて、識別装置より発射される交流磁界エネル
ギーから電力を取り出して充電し、外部充電用接続端子
を用いることなく充電可能なシステムを提供することで
ある。そして、第2の目的は、第1の目的を達成してお
り、さらに、充電式電池内蔵型非接触ICカードの使用
時における電池の消耗を抑制し、当該非接触ICカード
の使用者が意図的に行なう充電作業を極力減少させ、も
って使用者の使い易さを向上させ、非接触ICカードに
関わる人にやさしいシステムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明が提供する手段とは、まず前記第一の目的を達
成すべく、請求項1に示すように、(イ)空間を伝搬す
る予め定められた周波数の交流磁界を発生する識別装置
と、(ロ)非接触ICカードが、前記交流磁界を検出し
交流電圧を発生させる結合手段、受信した信号をデータ
に変換する信号変換手段、変換されたデータを格納し処
理するためのマイクロプロセッサ手段、該マイクロプロ
セッサ手段で生成したデータを変換し送信する送信手
段、前記の信号変換手段、マイクロプロセッサ手段、そ
して送信手段とを動作させるために電力を供給する充電
式電池と、それから、該充電式電池を充電するための充
電手段とを備えた非接触ICカード、以上の(イ)及び
(ロ)を具備した非接触ICカードシステムにおいて、
前記識別装置より発生する交流磁界エネルギーより電力
を取り出し、前記充電式電池に充電することを特徴とす
る充電式非接触ICカードシステムである。
に本発明が提供する手段とは、まず前記第一の目的を達
成すべく、請求項1に示すように、(イ)空間を伝搬す
る予め定められた周波数の交流磁界を発生する識別装置
と、(ロ)非接触ICカードが、前記交流磁界を検出し
交流電圧を発生させる結合手段、受信した信号をデータ
に変換する信号変換手段、変換されたデータを格納し処
理するためのマイクロプロセッサ手段、該マイクロプロ
セッサ手段で生成したデータを変換し送信する送信手
段、前記の信号変換手段、マイクロプロセッサ手段、そ
して送信手段とを動作させるために電力を供給する充電
式電池と、それから、該充電式電池を充電するための充
電手段とを備えた非接触ICカード、以上の(イ)及び
(ロ)を具備した非接触ICカードシステムにおいて、
前記識別装置より発生する交流磁界エネルギーより電力
を取り出し、前記充電式電池に充電することを特徴とす
る充電式非接触ICカードシステムである。
【0010】そして前記の請求項2乃至4は第二の目的
を達成するべく提供するものであり、まず請求項に示す
ように、請求項1に記載の充電式非接触ICカードシス
テムを基本構成としており、前記識別装置から発生する
交流磁界の周波数は、(ハ)該識別装置と前記非接触I
Cカードとのデータの送受に使用可能な周波数と、
(ニ)該非接触ICカードが充電式電池に充電するため
の電力を得ることが可能な周波数、以上の(ハ)、
(ニ)のそれぞれを専用の周波数として使用することを
特徴とするシステムである。
を達成するべく提供するものであり、まず請求項に示す
ように、請求項1に記載の充電式非接触ICカードシス
テムを基本構成としており、前記識別装置から発生する
交流磁界の周波数は、(ハ)該識別装置と前記非接触I
Cカードとのデータの送受に使用可能な周波数と、
(ニ)該非接触ICカードが充電式電池に充電するため
の電力を得ることが可能な周波数、以上の(ハ)、
(ニ)のそれぞれを専用の周波数として使用することを
特徴とするシステムである。
【0011】また好ましくは、請求項3に示すように、
請求項1又は2のいずれかに記載の充電式非接触ICカ
ードシステムを基本構成としており、前記識別装置から
発生する交流磁界の周波数は、該識別装置と非接触IC
カードとがデータの送受に使用可能な周波数と、該非接
触ICカードが充電式電池に充電するための電力を得る
ことが可能な周波数との、相異なる別の周波数をそれぞ
れに使用し、且つ、前記の交流磁界出力は、前記データ
の送受に使用する交流磁界出力よりも、前記充電するた
めの電力を得るべく使用する交流磁界出力の方が大きい
ものを使用することを特徴とするシステムである。これ
により、受電エリアを拡大することが出来る。
請求項1又は2のいずれかに記載の充電式非接触ICカ
ードシステムを基本構成としており、前記識別装置から
発生する交流磁界の周波数は、該識別装置と非接触IC
カードとがデータの送受に使用可能な周波数と、該非接
触ICカードが充電式電池に充電するための電力を得る
ことが可能な周波数との、相異なる別の周波数をそれぞ
れに使用し、且つ、前記の交流磁界出力は、前記データ
の送受に使用する交流磁界出力よりも、前記充電するた
めの電力を得るべく使用する交流磁界出力の方が大きい
ものを使用することを特徴とするシステムである。これ
により、受電エリアを拡大することが出来る。
【0012】また好ましくは、請求項4に示すように、
請求項1乃至3のいずれかに記載の充電式非接触ICカ
ードシステムを基本構成としており、前記識別装置から
発生する交流磁界の周波数は、前記のデータの送受に使
用可能な周波数と、前記の充電式電池に充電するための
電力を得ることを目的に使用する周波数をそれぞれ専用
にし、且つ、交流磁界発生装置の装置数が、前記のデー
タの送受に使用する交流磁界の交流磁界発生装置の数よ
りも、前記の充電式電池に充電するための電力を得るべ
く使用する交流磁界発生装置の装置数の方が多いことを
特徴とするシステムである。これにより、受電エリアを
空間的に拡大することが出来る。
請求項1乃至3のいずれかに記載の充電式非接触ICカ
ードシステムを基本構成としており、前記識別装置から
発生する交流磁界の周波数は、前記のデータの送受に使
用可能な周波数と、前記の充電式電池に充電するための
電力を得ることを目的に使用する周波数をそれぞれ専用
にし、且つ、交流磁界発生装置の装置数が、前記のデー
タの送受に使用する交流磁界の交流磁界発生装置の数よ
りも、前記の充電式電池に充電するための電力を得るべ
く使用する交流磁界発生装置の装置数の方が多いことを
特徴とするシステムである。これにより、受電エリアを
空間的に拡大することが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の係る実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明による充
電方式を適用した充電式非接触ICカードシステムの概
略ブロック図である。大きな構成としては、充電式電池
内蔵型非接触ICカード1と識別装置2とからなる。識
別装置2は前記非接触ICカード1との間で、通信を行
うためと充電式電池に充電するために用いる交流磁界を
発生するアンテナコイル部3と、送受信動作や前記非接
触ICカード1および図示しないホストコンピュータと
の通信制御を行う送受信制御部4より構成される。
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明による充
電方式を適用した充電式非接触ICカードシステムの概
略ブロック図である。大きな構成としては、充電式電池
内蔵型非接触ICカード1と識別装置2とからなる。識
別装置2は前記非接触ICカード1との間で、通信を行
うためと充電式電池に充電するために用いる交流磁界を
発生するアンテナコイル部3と、送受信動作や前記非接
触ICカード1および図示しないホストコンピュータと
の通信制御を行う送受信制御部4より構成される。
【0014】前記非接触ICカード1は、識別装置2か
ら発射された交流磁界を検出し交流電圧を発生させる結
合手段であるアンテナコイル部5と、前記アンテナコイ
ル部5で受信した信号をデータに変換する信号変換手段
である受信部6と、変換されたデータをメモリに格納し
処理するためのマイクロプロセッサ7と、マイクロプロ
セッサ7で生成したデータを変換し送信する送信手段で
ある送信部8と、さらにマイクロプロセッサ7、送信部
8、受信部6を動作させるために必要な充電式電池9
と、充電式電池9に充電するために識別装置2から発射
された交流磁界をアンテナコイル部5で検出し、そこで
得たエネルギーを充電エネルギーに変換・制御するため
の充電制御部10で構成されている。
ら発射された交流磁界を検出し交流電圧を発生させる結
合手段であるアンテナコイル部5と、前記アンテナコイ
ル部5で受信した信号をデータに変換する信号変換手段
である受信部6と、変換されたデータをメモリに格納し
処理するためのマイクロプロセッサ7と、マイクロプロ
セッサ7で生成したデータを変換し送信する送信手段で
ある送信部8と、さらにマイクロプロセッサ7、送信部
8、受信部6を動作させるために必要な充電式電池9
と、充電式電池9に充電するために識別装置2から発射
された交流磁界をアンテナコイル部5で検出し、そこで
得たエネルギーを充電エネルギーに変換・制御するため
の充電制御部10で構成されている。
【0015】充電式電池内蔵型非接触ICカード1が、
識別装置2によって形成される交流磁界空間において通
信可能および電力受電可能なエリアに侵入すると、アン
テナコイル部5は交流磁界を検出し、マイクロプロセッ
サ7はそのレベルが規定値以上になると各ブロックを動
作させるように働く。充電式電池9は各ブロックへ電力
を供給する。そして、アンテナコイル部5により識別装
置2からの信号を受信し、受信部6により受信信号から
変換されたデータを受けたマイクロプロセッサ7は、そ
のデータ内容に応じた処理を施す。識別装置2へデータ
を送信する場合は、送信部8により、送信に適した信号
に変換され、アンテナコイル部5を介して識別装置2の
交流磁界を媒体として、データ伝送が行われる。
識別装置2によって形成される交流磁界空間において通
信可能および電力受電可能なエリアに侵入すると、アン
テナコイル部5は交流磁界を検出し、マイクロプロセッ
サ7はそのレベルが規定値以上になると各ブロックを動
作させるように働く。充電式電池9は各ブロックへ電力
を供給する。そして、アンテナコイル部5により識別装
置2からの信号を受信し、受信部6により受信信号から
変換されたデータを受けたマイクロプロセッサ7は、そ
のデータ内容に応じた処理を施す。識別装置2へデータ
を送信する場合は、送信部8により、送信に適した信号
に変換され、アンテナコイル部5を介して識別装置2の
交流磁界を媒体として、データ伝送が行われる。
【0016】これらの通信動作と同時に、充電式電池内
蔵型非接触ICカード1内では、識別装置2より発射さ
れた交流磁界から電力を得るためにアンテナコイル部5
で検出され、そこで得たエネルギーを充電制御部10に
より充電エネルギーに変換、充電制御され、充電式電池
9に蓄えられる。このような動作をすることにより、従
来の充電式電池内蔵型非接触ICカードのような外部充
電用接続端子を設けることなく充電が可能になった。
蔵型非接触ICカード1内では、識別装置2より発射さ
れた交流磁界から電力を得るためにアンテナコイル部5
で検出され、そこで得たエネルギーを充電制御部10に
より充電エネルギーに変換、充電制御され、充電式電池
9に蓄えられる。このような動作をすることにより、従
来の充電式電池内蔵型非接触ICカードのような外部充
電用接続端子を設けることなく充電が可能になった。
【0017】また、従来の充電式電池内蔵型非接触IC
カードでは通信時において充電式電池が消耗するだけで
あったが、本発明による充電式非接触ICカードシステ
ムでは上記動作説明のようにして、通信動作中でも充電
式電池の消費のみならず、充電も行えるので充電式電池
の消耗を抑制し、使用者の意図的な充電作業回数を極力
減少させることが出来る。
カードでは通信時において充電式電池が消耗するだけで
あったが、本発明による充電式非接触ICカードシステ
ムでは上記動作説明のようにして、通信動作中でも充電
式電池の消費のみならず、充電も行えるので充電式電池
の消耗を抑制し、使用者の意図的な充電作業回数を極力
減少させることが出来る。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例について、図面
を参照にして説明する。図2は本発明による充電式非接
触ICカードシステムのブロック図である。大まかな構
成としては、図1と同様に充電式電池内蔵型非接触IC
カード1と識別装置2とからなっているが、識別装置2
には前記非接触ICカード1との間で、通信を行うため
に交流磁界を発生するアンテナコイル部3Cと、前記非
接触ICカード1の充電式電池に充電するために用いる
交流磁界を発生するアンテナコイル部3Bと、送受信動
作や前記非接触ICカード1および図示しないホストコ
ンピュータとの通信制御を行う送受信制御部4より構成
されている。
を参照にして説明する。図2は本発明による充電式非接
触ICカードシステムのブロック図である。大まかな構
成としては、図1と同様に充電式電池内蔵型非接触IC
カード1と識別装置2とからなっているが、識別装置2
には前記非接触ICカード1との間で、通信を行うため
に交流磁界を発生するアンテナコイル部3Cと、前記非
接触ICカード1の充電式電池に充電するために用いる
交流磁界を発生するアンテナコイル部3Bと、送受信動
作や前記非接触ICカード1および図示しないホストコ
ンピュータとの通信制御を行う送受信制御部4より構成
されている。
【0019】前記非接触ICカード1は、識別装置2か
ら発射された通信を行うための交流磁界を検出し交流電
圧を発生させる結合手段であるアンテナコイル部5C
と、前記アンテナコイル部5Cで受信した信号をデータ
に変換する信号変換手段である受信部6と、変換された
データをメモリに格納し処理するためのマイクロプロセ
ッサ7と、マイクロプロセッサ7で生成したデータを変
換し送信する送信手段である送信部8と、さらにマイク
ロプロセッサ7、送信部8、受信部6を動作させるため
に必要な充電式電池9と、識別装置2から充電式電池9
に充電するために発射された交流磁界を検出する手段で
あるアンテナコイル部5Bと、前記アンテナコイル部5
Bで得たエネルギーを充電エネルギーに変換・制御する
ための充電制御部10で構成されている。
ら発射された通信を行うための交流磁界を検出し交流電
圧を発生させる結合手段であるアンテナコイル部5C
と、前記アンテナコイル部5Cで受信した信号をデータ
に変換する信号変換手段である受信部6と、変換された
データをメモリに格納し処理するためのマイクロプロセ
ッサ7と、マイクロプロセッサ7で生成したデータを変
換し送信する送信手段である送信部8と、さらにマイク
ロプロセッサ7、送信部8、受信部6を動作させるため
に必要な充電式電池9と、識別装置2から充電式電池9
に充電するために発射された交流磁界を検出する手段で
あるアンテナコイル部5Bと、前記アンテナコイル部5
Bで得たエネルギーを充電エネルギーに変換・制御する
ための充電制御部10で構成されている。
【0020】ここで、識別装置2から発射する、前記非
接触ICカード1との間で通信を行うための交流磁界の
周波数Fcと、前記非接触ICカード1の充電式電池を
充電するために用いる交流磁界の周波数Fbは同一では
なく、お互いに干渉しないように離れているものであ
る。
接触ICカード1との間で通信を行うための交流磁界の
周波数Fcと、前記非接触ICカード1の充電式電池を
充電するために用いる交流磁界の周波数Fbは同一では
なく、お互いに干渉しないように離れているものであ
る。
【0021】通信を行うための交流磁界の周波数Fc
と、充電するために用いる交流磁界の周波数Fbを分離
する理由には、通信機能と充電機能の動作するエリア
を、それぞれ独立して設定できるようにするためであ
る。例えば、前記非接触ICカード1が識別装置2に近
付いてきたとき、先に充電機能が動作し始め、さらに近
付くと通信機能が動作開始する。そして、遠ざかるとき
も充電機能が最後まで動作している。このような方式に
することにより、充電式電池内蔵型非接触ICカードの
充電効果がさらに高まる。
と、充電するために用いる交流磁界の周波数Fbを分離
する理由には、通信機能と充電機能の動作するエリア
を、それぞれ独立して設定できるようにするためであ
る。例えば、前記非接触ICカード1が識別装置2に近
付いてきたとき、先に充電機能が動作し始め、さらに近
付くと通信機能が動作開始する。そして、遠ざかるとき
も充電機能が最後まで動作している。このような方式に
することにより、充電式電池内蔵型非接触ICカードの
充電効果がさらに高まる。
【0022】また、自動改札機等のゲートシステムのよ
うに、複数の識別装置が存在しそれぞれが近接している
とき、それぞれの充電用交流磁界レベルはあまり問題に
ならないが、通信用交流磁界レベルを高くすると識別装
置同士が干渉し合いシステムが機能しなくなる場合があ
る。このような時、本発明の通信を行うための交流磁界
の周波数Fcと、充電するために用いる交流磁界の周波
数Fbを分離したことは非常に有効な手段である。
うに、複数の識別装置が存在しそれぞれが近接している
とき、それぞれの充電用交流磁界レベルはあまり問題に
ならないが、通信用交流磁界レベルを高くすると識別装
置同士が干渉し合いシステムが機能しなくなる場合があ
る。このような時、本発明の通信を行うための交流磁界
の周波数Fcと、充電するために用いる交流磁界の周波
数Fbを分離したことは非常に有効な手段である。
【0023】さて次に、図2における動作原理について
簡単に説明する。充電式電池内蔵型非接触ICカード1
が、識別装置2によって形成される二つの交流磁界空間
において、先に電力受電可能なエリアに侵入すると、ア
ンテナコイル部5Bは充電するために用いる交流磁界を
検出し、マイクロプロセッサ7はそのレベルが規定値以
上になると各ブロックを動作させるように働く。充電式
電池9は各ブロックへ電力を供給する。そして、さらに
前記非接触ICカード1が識別装置2に近付くとアンテ
ナコイル部5Cは識別装置2から発射される通信を行う
ための交流磁界を検出し、その受信信号より受信部6で
データに変換され、マイクロプロセッサ7へ送られる。
マイクロプロセッサ7は、そのデータ内容に応じた処理
を施す。識別装置2へデータを送信する場合は、送信部
8により、送信に適した信号に変換され、アンテナコイ
ル部5Cを介して識別装置2の通信を行うための交流磁
界を媒体として、データ伝送が行われる。
簡単に説明する。充電式電池内蔵型非接触ICカード1
が、識別装置2によって形成される二つの交流磁界空間
において、先に電力受電可能なエリアに侵入すると、ア
ンテナコイル部5Bは充電するために用いる交流磁界を
検出し、マイクロプロセッサ7はそのレベルが規定値以
上になると各ブロックを動作させるように働く。充電式
電池9は各ブロックへ電力を供給する。そして、さらに
前記非接触ICカード1が識別装置2に近付くとアンテ
ナコイル部5Cは識別装置2から発射される通信を行う
ための交流磁界を検出し、その受信信号より受信部6で
データに変換され、マイクロプロセッサ7へ送られる。
マイクロプロセッサ7は、そのデータ内容に応じた処理
を施す。識別装置2へデータを送信する場合は、送信部
8により、送信に適した信号に変換され、アンテナコイ
ル部5Cを介して識別装置2の通信を行うための交流磁
界を媒体として、データ伝送が行われる。
【0024】これらの通信動作と別に、充電式電池内蔵
型非接触ICカード1内では、識別装置2より発射され
た充電するために用いる交流磁界から電力を得るために
アンテナコイル部5Bで検出し、そこで得たエネルギー
を充電制御部10により充電エネルギーに変換、充電制
御され、充電式電池9に蓄えられる。このような動作を
することにより、従来の充電式電池内蔵型非接触ICカ
ードのような外部充電用接続端子を設けることなく充電
が可能になり、通信動作中でも充電が行えるので充電式
電池の消耗を抑制できる。また、識別装置から通信用交
流磁界と充電用交流磁界を独立して発生することによ
り、複数台の識別装置を有するシステムには非常に有益
である。
型非接触ICカード1内では、識別装置2より発射され
た充電するために用いる交流磁界から電力を得るために
アンテナコイル部5Bで検出し、そこで得たエネルギー
を充電制御部10により充電エネルギーに変換、充電制
御され、充電式電池9に蓄えられる。このような動作を
することにより、従来の充電式電池内蔵型非接触ICカ
ードのような外部充電用接続端子を設けることなく充電
が可能になり、通信動作中でも充電が行えるので充電式
電池の消耗を抑制できる。また、識別装置から通信用交
流磁界と充電用交流磁界を独立して発生することによ
り、複数台の識別装置を有するシステムには非常に有益
である。
【0025】図3および図4は、それぞれ本発明による
充電式非接触ICカードシステムを自動改札機等のゲー
トシステムに利用した場合の一実施例についての概略図
である。図3においては請求項3の構成を用いたシステ
ムであり、識別装置から発生する交流磁界の周波数を、
識別装置と充電式電池内蔵型非接触ICカード1とがデ
ータの通信に使用する通信用交流磁界の周波数Fcと、
前記非接触ICカード1が充電式電池9に充電するため
の電力を得ることを目的に使用する充電用交流磁界の周
波数Fbをそれぞれ専用にし、さらに識別装置と前記非
接触ICカード1との通信用交流磁界出力よりも、前記
非接触ICカード1が充電に必要な充電用交流磁界出力
を大きくし、受電エリアを拡大した一実施例である。
充電式非接触ICカードシステムを自動改札機等のゲー
トシステムに利用した場合の一実施例についての概略図
である。図3においては請求項3の構成を用いたシステ
ムであり、識別装置から発生する交流磁界の周波数を、
識別装置と充電式電池内蔵型非接触ICカード1とがデ
ータの通信に使用する通信用交流磁界の周波数Fcと、
前記非接触ICカード1が充電式電池9に充電するため
の電力を得ることを目的に使用する充電用交流磁界の周
波数Fbをそれぞれ専用にし、さらに識別装置と前記非
接触ICカード1との通信用交流磁界出力よりも、前記
非接触ICカード1が充電に必要な充電用交流磁界出力
を大きくし、受電エリアを拡大した一実施例である。
【0026】図3に示すように識別装置から発射される
交流磁界において、識別装置と前記非接触ICカード1
とが通信するための通信用交流磁界エリアHcよりも、
前記非接触ICカード1の充電用交流磁界エリアHbを
さらに外側に広くなるように設定されている。前記非接
触ICカード1は利用者の手により携帯され、ゲートG
へ矢印方向に侵入される。そして、利用者はアンテナコ
イル部3へかざしながら通過していく。この時、前記非
接触ICカード1は通信用交流磁界エリアHcよりも充
電用交流磁界エリアHbの方が長時間通過するため、こ
れまでに説明した動作原理により、充電式電池内蔵型非
接触ICカード1内の充電式電池の消耗を抑制できる。
交流磁界において、識別装置と前記非接触ICカード1
とが通信するための通信用交流磁界エリアHcよりも、
前記非接触ICカード1の充電用交流磁界エリアHbを
さらに外側に広くなるように設定されている。前記非接
触ICカード1は利用者の手により携帯され、ゲートG
へ矢印方向に侵入される。そして、利用者はアンテナコ
イル部3へかざしながら通過していく。この時、前記非
接触ICカード1は通信用交流磁界エリアHcよりも充
電用交流磁界エリアHbの方が長時間通過するため、こ
れまでに説明した動作原理により、充電式電池内蔵型非
接触ICカード1内の充電式電池の消耗を抑制できる。
【0027】図4においては請求項4の構成を用いたシ
ステムであり、充電式電池内蔵型非接触ICカード1が
充電のための受電エリアを拡大する別の方法である。識
別装置から発生する交流磁界の周波数を、識別装置と充
電式電池内蔵型非接触ICカード1とがデータの通信に
使用する通信用交流磁界の周波数Fcと、前記非接触I
Cカード1が充電式電池9に充電するための電力を得る
ことを目的に使用する充電用交流磁界の周波数Fbをそ
れぞれ専用にし、通信用交流磁界レベルと充電用交流磁
界レベルはそれぞれ等しいが、通信用交流磁界を発生さ
せる手段であるアンテナコイル部3Cより、充電用交流
磁界を発生させる手段であるアンテナコイル部3Bの数
を増やして、空間的に受電エリアを拡大した方法であ
る。
ステムであり、充電式電池内蔵型非接触ICカード1が
充電のための受電エリアを拡大する別の方法である。識
別装置から発生する交流磁界の周波数を、識別装置と充
電式電池内蔵型非接触ICカード1とがデータの通信に
使用する通信用交流磁界の周波数Fcと、前記非接触I
Cカード1が充電式電池9に充電するための電力を得る
ことを目的に使用する充電用交流磁界の周波数Fbをそ
れぞれ専用にし、通信用交流磁界レベルと充電用交流磁
界レベルはそれぞれ等しいが、通信用交流磁界を発生さ
せる手段であるアンテナコイル部3Cより、充電用交流
磁界を発生させる手段であるアンテナコイル部3Bの数
を増やして、空間的に受電エリアを拡大した方法であ
る。
【0028】図4に示すようにアンテナコイル部3Cよ
りアンテナコイル部3Bの数を多くし、前記非接触IC
カード1の侵入および通過の方向に沿ってゲートG上部
に配置し、その中央に通信用交流磁界を発生させるアン
テナコイル部3Cを設ける。それぞれのアンテナコイル
部(3B-1、3B-2、3B-3、3B-4)による充電用交
流磁界エリア(Hb-1、Hb-2、Hb-3、Hb-4)およ
び通信用交流磁界エリアHcは図4のように発生する。
りアンテナコイル部3Bの数を多くし、前記非接触IC
カード1の侵入および通過の方向に沿ってゲートG上部
に配置し、その中央に通信用交流磁界を発生させるアン
テナコイル部3Cを設ける。それぞれのアンテナコイル
部(3B-1、3B-2、3B-3、3B-4)による充電用交
流磁界エリア(Hb-1、Hb-2、Hb-3、Hb-4)およ
び通信用交流磁界エリアHcは図4のように発生する。
【0029】図3で説明したのと同様に、前記非接触I
Cカード1は利用者の手により携帯され、矢印方向へ侵
入する。そして、侵入口に最も近いアンテナコイル部3
B-1による充電用交流磁界エリアHb-1からかざすよう
にして通過し、次のアンテナコイル部3B-2による充電
用交流磁界エリアHb-2へと進行する。さらにアンテナ
コイル部3Cによる通信用交流磁界エリアHcへ移動し
た時、ここで初めて識別装置と前記非接触ICカード1
との通信が行われる。そして通信が完了しさらに移動を
続けても、前記非接触ICカード1を充電用交流磁界エ
リアHb-3およびHb-4をかざして通過すれば、さらに
充電されることになる。
Cカード1は利用者の手により携帯され、矢印方向へ侵
入する。そして、侵入口に最も近いアンテナコイル部3
B-1による充電用交流磁界エリアHb-1からかざすよう
にして通過し、次のアンテナコイル部3B-2による充電
用交流磁界エリアHb-2へと進行する。さらにアンテナ
コイル部3Cによる通信用交流磁界エリアHcへ移動し
た時、ここで初めて識別装置と前記非接触ICカード1
との通信が行われる。そして通信が完了しさらに移動を
続けても、前記非接触ICカード1を充電用交流磁界エ
リアHb-3およびHb-4をかざして通過すれば、さらに
充電されることになる。
【0030】このようにして前記非接触ICカード1は
通信用交流磁界エリアHcよりも充電用交流磁界エリア
Hbを長時間通過するため、上述した動作原理により、
充電式電池内蔵型非接触ICカード1内の充電式電池の
消耗を抑制できる。図4に示す一実施例では、充電用交
流磁界を発生させるアンテナコイル部3Bを4箇所と
し、一列に配置したが、この数および配置方法、間隔等
は利用形態に応じて任意である。
通信用交流磁界エリアHcよりも充電用交流磁界エリア
Hbを長時間通過するため、上述した動作原理により、
充電式電池内蔵型非接触ICカード1内の充電式電池の
消耗を抑制できる。図4に示す一実施例では、充電用交
流磁界を発生させるアンテナコイル部3Bを4箇所と
し、一列に配置したが、この数および配置方法、間隔等
は利用形態に応じて任意である。
【0031】また、図3および図4ともに、自動改札機
等のゲートシステムのような複数のゲート(識別装置)
が存在し、それぞれが近接しているとき各ゲート(識別
装置)の通信用交流磁界エリアHcを広くすると識別装
置同士が干渉し合いシステムが機能しなくなる場合があ
るが、このような時、本発明は非常に有効な手段であ
り、通信用交流磁界エリアを広くすることなく、充電式
電池内蔵型非接触ICカードの充電を効率よく行える。
等のゲートシステムのような複数のゲート(識別装置)
が存在し、それぞれが近接しているとき各ゲート(識別
装置)の通信用交流磁界エリアHcを広くすると識別装
置同士が干渉し合いシステムが機能しなくなる場合があ
るが、このような時、本発明は非常に有効な手段であ
り、通信用交流磁界エリアを広くすることなく、充電式
電池内蔵型非接触ICカードの充電を効率よく行える。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来の充電式電池内蔵型非接触ICカードのような外部充
電用接続端子を設けることなく充電が可能になり、従来
の外部充電用端子の接触部の汚れ、酸化、腐食、摩擦、
破損等による接触不良および、人体やカードに蓄積され
た高電圧の静電気が人体と接続端子との接触などにより
引き起こる放電現象でのカード内半導体部の損傷等を防
止することができ、高信頼性の充電式電池内蔵型非接触
ICカードが得られる。
来の充電式電池内蔵型非接触ICカードのような外部充
電用接続端子を設けることなく充電が可能になり、従来
の外部充電用端子の接触部の汚れ、酸化、腐食、摩擦、
破損等による接触不良および、人体やカードに蓄積され
た高電圧の静電気が人体と接続端子との接触などにより
引き起こる放電現象でのカード内半導体部の損傷等を防
止することができ、高信頼性の充電式電池内蔵型非接触
ICカードが得られる。
【0033】また、電池を搭載せず、識別装置からの交
流磁界より電力エネルギーを得て、内部の各ブロックを
動作させる非接触ICカードにおいては、通信動作中に
識別装置からの交流磁界が途絶えたり、使用者の行為に
より通信可能エリアから離れた場合、非接触ICカード
内のマイクロプロセッサは電力を失って処理不能に陥
り、メモリ部のデータを破損する恐れがあったが、本発
明による充電式電池内蔵型非接触ICカードでは、上記
のような状態が発生しても充電式電池を搭載しているた
め、マイクロプロセッサが適切な処置を施してからスリ
ープモードへ移行するため、メモリ部のデータを破損す
ることは全くない。
流磁界より電力エネルギーを得て、内部の各ブロックを
動作させる非接触ICカードにおいては、通信動作中に
識別装置からの交流磁界が途絶えたり、使用者の行為に
より通信可能エリアから離れた場合、非接触ICカード
内のマイクロプロセッサは電力を失って処理不能に陥
り、メモリ部のデータを破損する恐れがあったが、本発
明による充電式電池内蔵型非接触ICカードでは、上記
のような状態が発生しても充電式電池を搭載しているた
め、マイクロプロセッサが適切な処置を施してからスリ
ープモードへ移行するため、メモリ部のデータを破損す
ることは全くない。
【0034】さらに、図2ないし図4に示すような実施
例においては、従来の充電式電池内蔵型非接触ICカー
ドのように、識別装置との通信時においては充電式電池
が消耗するだけであったのに対し、本発明による充電式
非接触ICカードシステムでは、通信動作中でも充電式
電池の消費のみならず、充電も行えるので充電式電池の
消耗を抑制できる。従って使用者の意図的な充電作業回
数を極力減少させ、従来のような充電装置による定期的
な充電作業の低減および充電忘れによるトラブルを防
ぎ、使用者の使い易さを向上させた人にやさしいシステ
ムを提供できる。
例においては、従来の充電式電池内蔵型非接触ICカー
ドのように、識別装置との通信時においては充電式電池
が消耗するだけであったのに対し、本発明による充電式
非接触ICカードシステムでは、通信動作中でも充電式
電池の消費のみならず、充電も行えるので充電式電池の
消耗を抑制できる。従って使用者の意図的な充電作業回
数を極力減少させ、従来のような充電装置による定期的
な充電作業の低減および充電忘れによるトラブルを防
ぎ、使用者の使い易さを向上させた人にやさしいシステ
ムを提供できる。
【0035】また、自動改札機等のゲートシステムのよ
うな複数のゲート(識別装置)が存在しそれぞれが近接
しているような利用形態の場合、各ゲート(識別装置)
の通信エリアを広くすると識別装置同士が干渉し合いシ
ステムが機能しなくなる場合があるが、本発明において
は通信エリアと充電エリアをそれぞれ単独に設定できる
ためは、各識別装置が干渉することなく、充電式電池内
蔵型非接触ICカードの充電を効率よく行えるので信頼
性の高いシステムを提供できる。
うな複数のゲート(識別装置)が存在しそれぞれが近接
しているような利用形態の場合、各ゲート(識別装置)
の通信エリアを広くすると識別装置同士が干渉し合いシ
ステムが機能しなくなる場合があるが、本発明において
は通信エリアと充電エリアをそれぞれ単独に設定できる
ためは、各識別装置が干渉することなく、充電式電池内
蔵型非接触ICカードの充電を効率よく行えるので信頼
性の高いシステムを提供できる。
【図1】本発明に係わる充電式非接触ICカードシステ
ムについて、概略の構成を示すブロック図である。
ムについて、概略の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係わる充電式非接触ICカードシステ
ムについて、別の概略の構成を示すブロック図である。
ムについて、別の概略の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明による充電式非接触ICカードシステム
をゲートシステムに応用したときの概略を示す説明図で
ある。
をゲートシステムに応用したときの概略を示す説明図で
ある。
【図4】本発明による充電式非接触ICカードシステム
をゲートシステムに応用したときの別の概略を示す説明
図である。
をゲートシステムに応用したときの別の概略を示す説明
図である。
1・・・充電式電池内蔵型非接触ICカード 2・・・識別装置 3、3C、3B・・・アンテナコイル部 4・・・送受信制御部 5、5C、5B・・・アンテナコイル部 6・・・受信部 7・・・マイクロプロセッサ 8・・・送信部 9・・・充電式電池 10・・・充電制御部 Fc・・・通信用交流磁界の周波数 Fb・・・充電用交流磁界の周波数 Hc・・・通信用交流磁界エリア Hb・・・充電用交流磁界エリア G・・・ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深井 茂 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】(イ)空間を伝搬する予め定められた周波
数の交流磁界を発生する識別装置と、 (ロ)非接触ICカードが、 前記交流磁界を検出し交流電圧を発生させる結合手段、 受信した信号をデータに変換する信号変換手段、 変換されたデータを格納し処理するためのマイクロプロ
セッサ手段、 該マイクロプロセッサ手段で生成したデータを変換し送
信する送信手段、 前記の信号変換手段、マイクロプロセッサ手段、そして
送信手段とを動作させるために電力を供給する充電式電
池と、 それから、該充電式電池を充電するための充電手段とを
備えた非接触ICカード、 以上の(イ)及び(ロ)を具備した非接触ICカードシ
ステムにおいて、 前記識別装置より発生する交流磁界エネルギーより電力
を取り出し、前記充電式電池に充電することを特徴とす
る充電式非接触ICカードシステム。 - 【請求項2】前記識別装置から発生する交流磁界の周波
数は、 (ハ)該識別装置と前記非接触ICカードとのデータの
送受に使用可能な周波数と、 (ニ)該非接触ICカードが充電式電池に充電するため
の電力を得ることが可能な周波数、 以上の(ハ)、(ニ)のそれぞれを専用の周波数として
使用することを特徴とする請求項1に記載の充電式非接
触ICカードシステム。 - 【請求項3】前記識別装置から発生する交流磁界の周波
数は、 該識別装置と非接触ICカードとがデータの送受に使用
可能な周波数と、該非接触ICカードが充電式電池に充
電するための電力を得ることが可能な周波数との、相異
なる別の周波数をそれぞれに使用し、 且つ、前記の交流磁界出力は、前記データの送受に使用
する交流磁界出力よりも、前記充電するための電力を得
るべく使用する交流磁界出力の方が大きいものを使用す
ることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の
充電式非接触ICカードシステム。 - 【請求項4】前記識別装置から発生する交流磁界の周波
数は、前記のデータの送受に使用可能な周波数と、前記
の充電式電池に充電するための電力を得ることを目的に
使用する周波数をそれぞれ専用にし、 且つ、交流磁界発生装置の装置数が、前記のデータの送
受に使用する交流磁界の交流磁界発生装置の数よりも、
前記の充電式電池に充電するための電力を得るべく使用
する交流磁界発生装置の装置数の方が多いことを特徴と
する請求項1乃至3のいずれかに記載の充電式非接触I
Cカードシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9119384A JPH10307898A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 充電式非接触icカードシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9119384A JPH10307898A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 充電式非接触icカードシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10307898A true JPH10307898A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=14760178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9119384A Pending JPH10307898A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 充電式非接触icカードシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10307898A (ja) |
Cited By (22)
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-
1997
- 1997-05-09 JP JP9119384A patent/JPH10307898A/ja active Pending
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