JP3335987B2 - 非接触icカード読み取り装置 - Google Patents

非接触icカード読み取り装置

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JP3335987B2 JP2000141542A JP2000141542A JP3335987B2 JP 3335987 B2 JP3335987 B2 JP 3335987B2 JP 2000141542 A JP2000141542 A JP 2000141542A JP 2000141542 A JP2000141542 A JP 2000141542A JP 3335987 B2 JP3335987 B2 JP 3335987B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触ICカード
読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、従来の非接触ICカード読み
書き装置100を示すブロック図である。
【0003】従来の非接触ICカード読み書き装置10
0は、非接触で、電力とデータとを非接触ICカードC
に伝送し、非接触ICカードCが格納されている情報を
非接触で読み取る装置である。
【0004】非接触ICカード読み書き装置100に商
用電源101が接続され、電源装置102が、読み書き
機構103の動作に必要な直流電圧に変換し、この変換
された直流電圧が読み書き機構103に供給され、読み
書き機構103は、コイルL1を介して、電力と、クロ
ックと、情報処理装置105の指令に基づくデータと
を、電磁波によって非接触カードCに供給する。
【0005】一方、非接触ICカードCは、電磁波によ
って、コイルL2から応答データを発信し、読み書き機
構103は、コイルL1を介して上記応答データを受信
し、情報処理装置105に報告する。情報処理装置10
5は、上記応答データに基づいて、電子決済を行った
り、入退室の管理等を実行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の非接触
ICカード読み書き装置100では、不定期に接近する
非接触ICカードCとのデータ送受に備えて、非接触I
CカードCが存在していなくても、読み書き機構103
が、空間に電力を常に放出し、1W程度の電力を消費し
ている。
【0007】また、システムを構成する上で、読み書き
機構103を制御する場合、情報処理装置105の動作
が必要であり、情報処理装置105が20W程度の電力
を消費する。読み書き機構103、情報処理装置105
における1日の消費電力は、それぞれ、24Wh、48
0Whであり、上記従来のシステムの電力源として商用
電源等が必要になる。したがって、上記従来のシステム
を電池駆動型の携帯システムとして使用するには、消費
電力が多すぎるので、専用の読み書き装置が設定されて
いる場所以外では、非接触ICカードの記録内容を確認
することができず、したがって、携帯用の非接触ICカ
ード読み取り装置が実用的ではないという問題がある。
【0008】本発明は、非接触ICカードが内蔵してい
る不可視情報を視認することができる非接触ICカード
読み取り装置において、消費電力が少ない非接触ICカ
ード読み取り装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の解決手段として、
非接触ICカードの電力とデータとを、電磁波によって
供給し、上記非接触ICカードからの応答データを非接
触によって読み取る非接触ICカード読み取り装置にお
いて、電気エネルギを蓄電する蓄電手段と、上記蓄電手
段の蓄電機構に依存する適切な充電電流と充電電圧とを
提供するとともに、過充電、過放電による上記蓄電手段
の不可逆的な劣化を防止する蓄電手段の保護手段と、所
定のデータを受けて知覚化する情報伝達手段と、利用者
が発する知覚化要求を受け、利用者が発する知覚化要求
情報を上記制御手段に連絡する情報選択手段と、読出し
命令を上記非接触ICカードに送出し、上記非接触IC
カードからデータを受け取る読み取り機構と、上記情報
伝達手段、上記情報選択手段、上記読み取り機構のうち
の少なくとも1つを制御する制御手段と、上記情報伝達
手段、上記情報選択手段、上記読み取り機構、上記制御
手段のうちの少なくとも1つについて、上記非接触IC
カードにアクセスするときにのみ電力を供給する電力制
御手段と、を有する非接触ICカード読み取り装置とす
る。第2の解決手段として、第1の解決手段において、
発電手段を有する非接触ICカード読み取り装置とす
る。第3の解決手段として、第1の解決手段において、
上記非接触ICカード読み取り装置は、カード形状を有
する装置である非接触ICカード読み取り装置とする。
第4の解決手段として、第1の解決手段において、上記
発電手段は、薄膜太陽電池であり、上記蓄電手段は、薄
膜二次電池であり、上記情報伝達手段は、液晶表示装置
であり、上記非接触ICカード読み取り装置は、カード
形状を有するものである非接触ICカード読み取り装置
とする。第5の解決手段として、第1の解決手段におい
て、上記電力制御手段は、誤動作防止手段が付加されて
いる手段である非接触ICカード読み取り装置とする。
第6の解決手段として、第5の解決手段において、上記
誤動作防止手段は、非接触ICカード読み取り装置の側
面に設けられているスイッチである非接触ICカード読
み取り装置とする。第7の解決手段として、第5の解決
手段において、上記誤動作防止手段は、非接触ICカー
ド読み取り装置の側面に設けられている2つのスイッチ
であり、上記2つのスイッチが直列に接続されている非
接触ICカード読み取り装置とする。第8の解決手段と
して、第1の解決手段において、電力供給ブロックが上
記蓄電手段と上記蓄電手段の保護手段とを有し、電力被
供給ブロックが上記情報伝達手段と上記情報選択手段と
上記読み取り機構と上記制御手段とを有し、上記電力供
給ブロックと上記電力被供給ブロックとの間に、上記電
力制御手段が接続されている非接触ICカード読み取り
装置とする。第9の解決手段として、第1の解決手段に
おいて、電力供給ブロックが上記蓄電手段と上記蓄電手
段の保護手段とを有し、電力被供給ブロックが上記情報
伝達手段と上記情報選択手段と上記制御手段とを有し、
上記電力供給ブロックと上記電力被供給ブロックとの間
と、上記電力供給ブロックと上記読み取り機構との間
に、上記電力制御手段が接続されている非接触ICカー
ド読み取り装置とする。本願発明は、上記第1〜9の解
決手段において、上記制御手段は、上記薄膜二次電池の
蓄電量を確認し、読み取り動作が可能な程度の電池残量
がなければ上記情報伝達手段において電池切れを報知す
る機能を有するとともに、上記誤動作防止手段は、非接
触ICカード読み取り装置の側面の親指と人差し指のあ
たる場所の2か所に設置され、かつ機械的に可動な部分
が上記非接触ICカード読み取り装置のケース平面より
も凹面に設置されている2つのスイッチからなり、上記
2つのスイッチは直列に接続され、上記2つのスイッチ
がともにオンされたときにのみ読み取りを開始すること
を特徴とする非接触ICカード読み取り装置である。
【0010】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、第1の参考
例である非接触ICカード読み取り装置1001 の全体
回路構成を示すブロック図である。
【0011】非接触ICカード読み取り装置100
1 は、電力供給ブロック2と、電力制御手段6と、電力
制御手段によって電力供給を受ける電力被供給ブロック
7とを有する。
【0012】電力供給ブロック2は、発電手段3と、蓄
電手段の保護手段4と、蓄電手段5とを有する。
【0013】発電手段3は、発電機構によって電気エネ
ルギを発生するものであり、太陽電池、メカニカル発電
素子等で構成されている。なお、メカニカル発電素子
は、重り等の振り子と、振り子の振動を電気エネルギに
変換する素子とによって構成されている。
【0014】蓄電手段5は、発電手段3によって発生し
た電気エネルギを蓄電するものである。蓄電手段の保護
手段4は、蓄電手段5の蓄電機構に依存する適切な充電
電流と充電電圧とを提供すると同時に、過充電や過放電
による蓄電手段5の不可逆的な劣化を防止するものであ
る。また、蓄電手段5の電気エネルギ蓄積量は、制御手
段10に伝えられる。
【0015】電力制御手段6は、電力供給ブロック2か
ら電力被供給ブロック7への電力供給を実行または停止
するスイッチであり、非接触ICカードCにアクセスす
るときにのみ、電力被供給ブロック7(負荷)に電力を
供給する手段である。
【0016】電力被供給ブロック7は、情報伝達手段8
と、情報選択手段9と、制御手段10と、読み取り機構
11と、コイルL1とを有する。
【0017】情報伝達手段8は、制御手段10からデー
タを受け、知覚化するものであり、ディスプレイ等で構
成されている。情報選択手段9は、利用者が発する知覚
化要求を受け、利用者が発する知覚化要求情報を、制御
手段10に連絡するものであり、情報伝達手段8に表示
すべきデータをスクロールするものである。
【0018】制御手段10は、情報伝達手段8、情報選
択手段9、読み取り機構11を制御する手段である。
【0019】読み取り機構11は、制御手段10と非接
触ICカードCとのインタフェースの役割を果たすもの
であり、読出し命令を非接触ICカードCに送出し、非
接触ICカードCからデータを受け取る機構である。
【0020】なお、非接触ICカードCは、コイルL2
を有する。
【0021】図2は、非接触ICカード読み取り装置1
001 における読み取り機構11の構成例を示すブロッ
ク図である。
【0022】読み取り機構11は、ASK変調回路30
と、ドライバ31と、搬送波発生回路32と、FSK復
調回路33と、バンドパスフィルタ34と、アンプ35
とを有する。なお、制御手段10に入出力インタフェー
ス23が設けられている。
【0023】次に、読み取り機構11の動作について説
明する。
【0024】まず、入出力インタフェース23を介し
て、非接触ICカードCに伝送するデータを、制御手段
10が読み取り機構11に出力する。読み取り機構11
は、非接触ICカードCの動作クロックを兼ねた搬送波
によって、伝送データをASK変調し、コイルL1を介
して、電磁波として非接触ICカードCに伝送する。
【0025】一方、非接触ICカードCからの電磁波に
よる応答データを、コイルL1が受信し、アンプ35で
信号増幅され、バンドパスフィルタ34によって信号帯
域のみが抽出され、FSK復調回路33によって受信デ
ータを得る。この受信データは、入出力インタフェース
23を介して、制御手段10に取り込まれる。
【0026】図3は、非接触ICカードCの一般的な構
成例を示すブロック図である。
【0027】非接触ICカードCは、コイルL2と、整
流回路36と、ローパスフィルタ37と、定電圧回路3
8と、クロック回路39と、データ処理回路40と、ド
ライバ41と、FSK変調回路42とを有するものであ
る。
【0028】非接触ICカードCは、たとえば特開平7
−79181号公報に開示されているものであるが、非
接触ICカード読み取り装置1001 が複数のデータ変
復調方式を具備する場合、アクセスすべき非接触ICカ
ードの変調方式を使用することによって、その非接触I
Cカードにアクセスすることができる。
【0029】次に、非接触ICカードCの動作について
説明する。
【0030】読み取り機構11から伝送された伝送デー
タは、コイルL2によって受信され、整流回路36とク
ロック回路39とに供給される。整流回路36に供給さ
れた受信信号は、整流回路36によって整流され、ロー
パスフィルタ37によって受信データ成分が取り出され
る。
【0031】ローパスフィルタ37は、得られた受信デ
ータをデータ処理回路40と定電圧回路38とに供給す
る。定電圧回路38は、上記受信データを一定の直流電
圧に平滑し、非接触ICカードの電子回路に電力を供給
する。クロック回路39は、コイルL2が受信した伝送
データから、データ処理回路40の動作クロックとFS
K変調回路42の搬送波とを生成する。データ処理回路
40は、CPUとRAMとROMとEEPROMとによ
って構成されている。
【0032】次に、データ処理回路40の動作について
説明する。
【0033】データ処理回路40は、ローパスフィルタ
37から受けた受信データと、クロック回路39から受
けた動作クロックとに基づいて、データ処理を実行す
る。データ処理回路40は、電力を供給されると、初め
に、ROMに搭載されているプログラムをCPUが実行
し、上記受信データを解析し、解析された制御コマンド
に基づいてデータを処理する。読み出しコマンドを受信
した場合、この受信した読み出しコマンドが指定するE
EPROMまたはROMに記録されているデータをFS
K変調回路42に出力し、次の受信データを待ち受け
る。変調回路42は、データ処理回路40が出力したデ
ータに応じて、クロック回路39が供給する搬送波をF
SK変調し、ドライバ41に変調信号を供給する。上ラ
イバ41は、上記変調信号を電力増幅し、コイルL2を
通じて、電磁波で読み取り機構11に伝送する。
【0034】図4は、非接触ICカード読み取り装置1
001 における制御手段10の回路構成を示す図であ
る。
【0035】制御手段10は、プログラム格納用ROM
20と、タイマ21と、CPU22と、入出力インタフ
ェース23と、RAM24とを有する。電力制御手段6
によって、電力供給ブロック2から電力被供給ブロック
7へ電力供給が開始されると、制御手段10が起動す
る。また、電力制御手段6によって、電力供給ブロック
2から電力被供給ブロック7への電力供給が停止される
と、制御手段10は停止する。
【0036】図5は、制御手段10の全体的な一般的動
作を示すフローチャートである。
【0037】まず、電力被供給ブロック7へ電力供給を
開始すると、制御手段10が起動し(S1)、蓄電手段
5における蓄電量を確認し(S2)、情報伝達手段8か
ら電池残量を報知する(S3)。ここで、読み取り動作
が可能な程度の電池残量がなければ(S4)、情報伝達
手段8において電池切れを報知する(S5)。
【0038】読み取り動作が可能な程度に電池残量があ
れば(S4)、読み取り機構11へ初期読み取りコマン
ドを送出し(S6)、読み取り機構11から応答データ
を受信し(S7)、液晶表示装置等の情報伝達手段8に
おいて応答データを報知し(S8)、情報選択手段9か
らの指示の有無を確認する(S9)。情報選択手段9か
ら指示を受けていれば(S10)、その指示の解析を実
行し(S11)、その指示が有効であれば(S12)、
その指示を実行する読み取りコマンドを作成し(S1
3)、読み取り機構11へ読み取りコマンドを送出し
(S14)、読み取り機構11から応答データを受信し
(S15)、情報伝達手段11においてその応答データ
を報知する(S16)。
【0039】なお、情報選択手段9から指示を受けてい
なければ(S10)、蓄電手段5の蓄電量を確認し(S
17)、情報伝達手段8において電池残量を報知し(S
18)、読み取り動作が不可能であれば(S19)、情
報伝達手段8において電池切れを報知する(S20)。
【0040】また、指示が有効でなければ(S12)、
情報伝達手段8において指示が無効である旨を報知する
(S21)。
【0041】図6は、非接触ICカード読み取り装置1
001 の動作を示すフローチャートである。
【0042】まず、非接触ICカード読み取り装置10
1 の立ち上げ動作として、電力被供給ブロック7へ電
力供給を開始し、制御手段10を起動し(S31)、タ
イマAをセットし、そのタイマAの時間計測を開始する
(S32)。ここで、タイマAのタイマ時間は、電力制
御手段6としてスイッチを使用した場合、そのスイッチ
をオンしてから非接触ICカード読み取り装置1001
が動作を継続している時間であり、たとえば、1〜5分
間とする。
【0043】そして、タイマAのタイマ時間が経過すれ
ば(S33)、スリープモード(S60)に入る。この
スリープモードについては、図8で詳述する。
【0044】タイマAのタイマ時間が経過していなけれ
ば(S33)、蓄電手段5における蓄電量を確認し(S
34)、情報伝達手段8において電池残量を報知し(S
35)、電池残量が、読み取り動作可能なエネルギ以上
に相当する量であり(S36)、電力制御手段6から起
動信号を受けていれば(S37)、読み取りモードに移
る(S40)。電池残量が、読み取り動作可能なエネル
ギよりも少ない量であるか(S36)、電力制御手段6
から起動信号を受けていなければ(S37)、情報伝達
手段8において電池切れを報知する(S38)。
【0045】図7は、制御手段10における読み取りモ
ードの動作(S40)を示すフローチャートである。
【0046】まず、タイマAをリセットし、タイマAの
タイマ時間の計測を開始し(S41)、読み取り機構1
1へ初期読み取りコマンドを送出し(S42)、読み取
り機構11から応答データを受信し(S43)、情報伝
達手段8において応答データを報知し(S44)、情報
選択手段9からの指示の有無を確認し(S45)、情報
選択手段9から指示を受けていれば(S46)、タイマ
Aの計測値をリセットし(S47)、情報選択手段9か
らの指示の解析を実行し(S48)、その指示が有効で
あれば(S49)、その指示を実行する読み取りコマン
ドを生成し(S50)、読み取り機構11へ読み取りコ
マンドを送出し(S51)、読み取り機構11から応答
データを受信し(S52)、情報伝達手段8において応
答データを報知する(S53)。
【0047】一方、情報選択手段9から指示を受けてお
らず(S46)、タイマAのタイマ時間が経過していれ
ば(S54)、所定回路への電源供給を停止することに
よって、その所定回路の動作を停止させるスリープモー
ドに移る(S60)。このスリープモードについては、
図8において詳述する。
【0048】情報選択手段9から指示を受けておらず
(S46)、タイマAのタイマ時間が経過すれば(S5
4)、蓄電手段5の蓄電量を確認し(S55)、情報伝
達手段8において電池残量を報知し(S56)、その電
池残量が、読み取り動作が可能なエネルギに相当する量
よりも少ない残量であれば(S57)。情報伝達手段8
において電池切れを報知する(S58)。
【0049】また、情報選択手段9からの指示が無効で
あれば(S49)、情報伝達手段8において指示の無効
を報知する(S59)。
【0050】図8は、制御手段10におけるスリープモ
ードの動作を示すフローチャートである。
【0051】スリープモードは、所定回路に電源供給を
停止することによって、その所定回路の動作を停止させ
ておくモードである。
【0052】まず、情報伝達手段8の機能を停止し(S
61)、CPU22に外部割り込みを許可し(S6
2)、CPU22をスリープさせる(S63)。ここ
で、外部割り込みがあれば(S64)、CPU22のス
リープ状態を解除し、データ処理を開始し(S65)、
CPU22に外部割り込みを禁止し(S66)、情報伝
達手段8の機能を再開させ(S67)、リターンする。
【0053】つまり上記参考例は、非接触ICカードC
が内蔵している不可視情報の読み取りを行う読み取り段
階と、利用者が発する知覚化要求情報である指示を検出
する指示検出段階と、上記指示を所定時間検出できなけ
れば、外部割込を許可するとともに、CPUの動作を停
止させるスリープモードを実行するスリープモード実行
段階と、上記外部割込が生じた場合、上記CPUを動作
させるとともに、その後における上記外部割込を禁止す
るCPU動作再開段階とを有するものであり、これによ
って、CPUにおける消費電力が低減される。
【0054】上記参考例において、電力供給ブロック2
から読み取り機構11への電力供給が、電力制御手段6
によって停止された後、1分〜5分程度の所定の時間が
経過すると、制御手段10は、情報伝達手段8と情報選
択手段9とを停止したり待機状態にする。このようにす
ることによって、電力被供給ブロック16における消費
電力が低減される。なお、この場合、上記のようにCP
U22の処理能力を低減するようにしてもよく、これに
よって制御回路10自体の消費電力が低減される。
【0055】非接触ICカード読み取り装置1001
おいて、電力制御手段6として、マイクロスイッチまた
はタクトスイッチ等のメカニカルスイッチを用いてもよ
い。メカニカルスイッチを用いると、そのメカニカルス
イッチが非導通時に、蓄電手段5からの電力供給を完全
に阻止すことができ、非接触ICカード読み取り装置1
001 の待機時における無駄な消費電力を阻止すことが
できる。
【0056】ここで、非接触ICカード読み取り装置1
001 の動作時における消費電力を1Wとし、1日に1
0分間使用したとすると、この場合における1日の消費
電力量は167mWhであり、たとえば3.6V50m
Ah程度の蓄電池から電力を供給することができる。し
たがって、非接触ICカード読み取り装置1001 は、
商用電源を得ることができない場所や携帯中や移動中で
も、非接触ICカードCが内蔵している不可視情報を知
覚化することができる。
【0057】また、非接触ICカード読み取り装置10
1 は、非接触ICカードの電力とデータとを、電磁波
によって供給し、上記非接触ICカードからの応答デー
タを非接触によって読み取る非接触ICカード読み取り
装置において、電気エネルギを蓄電する蓄電手段と、上
記蓄電手段の蓄電機構に依存する適切な充電電流と充電
電圧とを提供するとともに、過充電、過放電による上記
蓄電手段の不可逆的な劣化を防止する蓄電手段の保護手
段と、所定のデータを受けて知覚化する情報伝達手段
と、利用者が発する知覚化要求を受け、利用者が発する
知覚化要求情報を上記制御手段に連絡する情報選択手段
と、読出し命令を上記非接触ICカードに送出し、上記
非接触ICカードからデータを受け取る読み取り機構
と、上記情報伝達手段、上記情報選択手段、上記読み取
り機構のうちの少なくとも1つを制御する制御手段と、
上記情報伝達手段、上記情報選択手段、上記読み取り機
構、上記制御手段のうちの少なくとも1つについて、上
記非接触ICカードにアクセスするときにのみ電力を供
給する電力制御手段とを有する非接触ICカード読み取
り装置の例である。
【0058】また、上記参考例を記録媒体として把握す
ると、上記参考例は、非接触ICカードCが内蔵してい
る不可視情報の読み取りを行う読み取り手順と、利用者
が発する知覚化要求情報である指示を検出する指示検出
手順と、上記指示を所定時間検出できなければ、外部割
込を許可するとともに、CPUの動作を停止させるスリ
ープモードを実行するスリープモード実行手順と、上記
外部割込が生じた場合、上記CPUを動作させるととも
に、その後における上記外部割込を禁止するCPU動作
再開手順とをコンピュータに実行させるプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。上
記記録媒体として、ROM、CD、FD、ハードディス
ク等が考えられる。
【0059】図9は、第2の参考例である非接触ICカ
ード読み取り装置1002 を示すブロック図である。
【0060】非接触ICカード読み取り装置100
2 は、電力供給ブロック2と、電力制御手段6と、読み
取り機構11と、コイルL1と、電力供給ブロック2か
ら常に電力供給を受ける電力被供給ブロック16とを有
するものである。
【0061】電力制御手段6は、利用者の指示によっ
て、電力供給ブロック2から読み取り機構11への電力
供給を実行または停止するスイッチ機能を持ち、電力供
給ブロック2から読み取り機構11へ電力を供給してい
るときに、電力供給が実行中であることを制御手段10
に伝えるものである。また、電力制御手段6は、電力供
給ブロック2から読み取り機構11へ電力供給を開始
し、電力供給ブロック2から読み取り機構11へ電力供
給が実行中であることを示す起動信号を、電力制御手段
6から制御手段10に伝えるものである。
【0062】制御手段10は、上記起動信号を受ける
と、読み取り機構11を通じて、非接触ICカードCと
のアクセスを実行するものであり、制御手段10の回路
構成、動作は、非接触ICカード読み取り装置1001
における制御手段10の回路構成、動作と同じである。
【0063】つまり、電力制御手段6は、電力供給ブロ
ック2から電力被供給ブロック16、読み取り機構11
への電力供給を実行または停止するスイッチであり、非
接触ICカードCにアクセスするときにのみ、電力被供
給ブロック16、読み取り機構11(負荷)に電力を供
給する手段である。
【0064】電力被供給ブロック16において、電力供
給ブロック2が読み取り機構11へ電力を供給している
場合、電力制御手段6からの起動信号を制御手段10が
受けたときや、情報選択手段9から制御手段10へ入力
があったときに、消費電力低減状態から通常状態へ復帰
させるようにしてもよい。
【0065】図10は、第3の参考例である非接触IC
カード読み取り装置1003 を示すブロック図である。
【0066】非接触ICカード読み取り装置1003
は、薄膜太陽電池50と、定電流回路51と、半導体ス
イッ52と、過電圧防止回路53と、薄膜二次電池54
と、スイッチSWと、電力被供給ブロック56とを有す
る。
【0067】薄膜二次電池54として、リチウム二次電
池やNi−H二次電池等の薄型電池を用いることができ
る。なお、以下では、薄膜二次電池54としてリチウム
二次電池を用いた場合について説明する。
【0068】スイッチSWは、電力制御手段6の一例で
ある。
【0069】電力被供給ブロック56は、非接触ICカ
ード読み取り装置1001 における電力被供給ブロック
7の具体例であり、液晶表示装置57と、キー入力装置
58と、発振回路59と、ASK変調回路60と、ドラ
イバ61と、コイルL1と、ADコンバータ63と、F
SK復調回路64と、バンドパスフィルタ65と、アン
プ66と、制御回路67とを有する。
【0070】次に、非接触ICカード読み取り装置10
3 の動作について説明する。
【0071】薄膜太陽電池50によって、光エネルギが
電気エネルギに変換され、定電流回路51と半導体スイ
ッチ52とを介して、その電気エネルギがリチウム二次
電池54に蓄積される。定電流回路51は、薄膜太陽電
池50からリチウム二次電池54へ過大な充電電流が流
れ込むことを防止する。過電圧防止回路53は、リチウ
ム二次電池54の充電終止電圧を監視し、リチウム二次
電池54の端子間電圧が充電終止電圧以上になると、半
導体スイッチ52をオフし、充電を停止する。これによ
って、リチウム二次電池54への過電圧が防止される。
なお、過電圧防止回路53は、基準電圧回路とコンパレ
ータ等によって構成されている。
【0072】非接触ICカードCにアクセスする場合、
利用者がスイッチSWをオンすることによって、電力被
供給ブロック56が起動し、アクセス可能な状態にな
る。制御回路67は、ADコンバータ63を介して、リ
チウム二次電池54の出力電圧を調べる。制御回路67
内のROMには、リチウム二次電池54の出力電圧と電
池残容量との対応データベースが格納され、この対応デ
ータベースに基づいて、リチウム二次電池54の電池残
容量を制御回路67が割り出し、この割り出された電池
残容量が液晶表示装置57に表示され、上記電池残容量
がほぼ枯渇した場合、液晶表示装置57に電池容量切れ
であることが表示される。
【0073】制御回路67が非接触ICカードCをアク
セスする場合、液晶表示装置57による操作ナビゲート
と、キー入力装置58によって選択されたアクセス内容
とを、制御回路67内のROMに格納されているアクセ
ス内容と制御コマンドとの対応データベースとを参照す
ることによって、非接触ICカードCに実際に伝送する
コマンドデータを得ることができる。
【0074】非接触ICカードCに伝送するコマンドデ
ータは、ASK変調回路60とドライバ61とコイルL
1とを介して、非接触ICカードCに伝送される。AS
K変調回路60の搬送波を発振回路59が生成する。非
接触ICカードCからの応答データは、コイルL1によ
って受信され、アンプ66とバンドパスフィルタ65と
FSK復調回路64とを介して、制御回路67に入力さ
れる。制御回路67は、上記応答データを受けると、上
記応答データを液晶表示装置に表示する。
【0075】この動作以降は、利用者によるキー入力装
置58と液晶表示装置57とを介し、インタラクティブ
な非接触ICカードCとのアクセスが行われる。また、
利用者がスイッチSWをオフにすることによって、非接
触ICカードCとのアクセスをいつでも終了することが
できる。半導体スイッチ52として、パワーMOSFE
Tやバイポーラトランジスタ等、一般的な半導体スイッ
チ素子を用いることができる。
【0076】薄膜太陽電池50の特性によっては、過大
な充電電流がリチウム二次電池54に流れ込む可能性が
無いことがあり、この場合には、定電流回路51を省略
することができる。
【0077】図11は、非接触ICカード読み取り装置
1003 に設けられているスイッチSWの設置位置の例
を示す図である。
【0078】非接触ICカード読み取り装置1003
上面に液晶表示装置57が設けられ、スイッチSWは、
非接触ICカード読み取り装置1003 の側面SF2に
設置されている。スイッチSWとして、マイクロスイッ
チやタクトスイッチ等を用いることができ、非接触IC
カード読み取り装置1003 を手Hで持ったときに、ス
イッチSWの機械的に可動な部分が自然に圧迫されオン
状態になるような位置にスイッチSWが設置されてい
る。
【0079】ここで、非接触ICカード読み取り装置1
003 を鞄やカードケースに収納したときに、スイッチ
SWが圧力を受け、非接触ICカード読み取り装置10
3との間で意図しないアクセス動作を開始しないよう
に、スイッチSWの機械的に可動な部分を、非接触IC
カード読み取り装置1003 のケース平面よりも少なく
とも凹面に設置する必要がある。薄膜二次電池54とし
て、リチウム二次電池54の他に、電気二重層コンデン
サ等を用いるようにしてもよい。
【0080】図12は、第4の参考例である非接触IC
カード読み取り装置1004 を、その長手方向に切断し
た断面図である。
【0081】非接触ICカード読み取り装置100
4 は、薄膜太陽電池50と、リチウム二次電池54と、
液晶表示装置57と、コイルL1と、電子回路71と、
回路基板72と、電磁波シールド73とを有することに
よって、その形状をカード状にしたものである。
【0082】薄膜太陽電池50として、アモルファスシ
リコン太陽電池等の薄膜系太陽電池を用いることがで
き、また、リチウム二次電池等を用いることによって、
フィルム状の蓄電池を実現することができ、液晶表示装
置57の厚さを0.8〜2ミリ程度にすることができ
る。また、電磁波シールド73によって、電子回路71
やリチウム二次電池等の構成部品への電磁波による影響
を防止することができる。電磁波シールド73として、
たとえば、越田商事のアモリックGEEシートを使用す
ることができる。
【0083】図13は、第5の参考例である非接触IC
カード読み取り装置1005 を示すブロック図である。
【0084】非接触ICカード読み取り装置100
5 は、薄膜太陽電池50と、定電流回路51と、半導体
スイッチ52と、過電圧防止回路53と、薄膜二次電池
(たとえばリチウム二次電池)54と、スイッチ56
と、液晶表示装置57と、キー入力装置58と、発振回
路59と、ASK変調回路60と、ドライバ61と、コ
イルL1と、ADコンバータ63と、FSK復調回路6
4と、バンドパスフフルタ65と、アンプ66と、制御
回路67と、スイッチSWによって電力供給を受けるブ
ロック68と、電力被供給ブロックとを有する。
【0085】次に、非接触ICカード読み取り装置10
5 の動作について説明する。
【0086】薄膜太陽電池50と、定電流回路51と、
半導体スイッチ52と、過電流防止回路53と、リチウ
ム二次電池54とによる動作は、非接触ICカード読み
取り装置1004 における上記動作と同様である。
【0087】電力被供給ブロックは、液晶表示装置57
と、キー入力装置58と、ADコンバータ63と、制御
回路67とによって構成され、スイッチSWによって電
力供給を受けるブロック68は、発振回路59と、AS
K変調回路60と、ドライバ61と、コイルL1と、F
SK復調回路64と、バンドパスフィルタ65と、アン
プ66とによって構成されている。
【0088】非接触ICカード読み取り装置1005
おいて、非接触ICカードCにアクセスする場合、利用
者はスイッチSWをオンすると、電力供給を受けるブロ
ック68に電力が供給され、アクセス可能な状態にな
り、同時に、アクセス信号を制御回路67に通知する。
制御回路67は、ADコンバータ63がリチウム二次電
池54の出力電圧を調べ、制御回路67内のROMに格
納された上記出力電圧と電池残容量との対応データベー
スから、リチウム二次電池54の電池残容量を割り出
し、液晶表示装置57に上記電池残容量を表示し、上記
電池残容量がほぼ枯渇した場合、液晶表示装置57に電
池容量切れであることを表示する。
【0089】制御回路67と非接触ICカードCとのア
クセスは、液晶表示装置57による操作ナビゲートとキ
ー入力装置58によって選択されたアクセス内容を制御
回路67内のROMに格納されたアクセス内容と制御コ
マンドとのデータベースを参照することによって、実際
に非接触ICカードCに伝送するコマンドデータを得
て、非接触ICカードCに伝送するコマンドデータは、
入力インタフェースを介し、ASK変調回路60、ドラ
イバ61、コイルL1を通じて、非接触ICカードCに
伝送する。
【0090】ASK変調回路60の搬送波を、発振回路
59が生成する。非接触ICカードCからの応答データ
は、コイルL1によって受信され、アンプ66とバンド
パスフィルタ65とFSK復調回路64とによって、制
御回路67に入力される。制御回路67は、上記応答デ
ータを受けると、液晶表示装置57に表示する。これ以
降は、利用者によって、キー入力装置58と液晶表示装
置57とを介したインタラクティブな非接触ICカード
Cとのアクセスが行われる。また、利用者がスイッチS
Wをオフにすることによって、非接触ICカードCとの
アクセスをいつでも終了することができる。半導体スイ
ッチ52として、パワーMOSFETやバイポーラトラ
ンジスタ等一般的な半導体スイッチ素子を使用するよう
にしてもよい。
【0091】新たなアクセス要求が無い場合、1分〜5
分程度のアクセス要求待ち時間が経過した後、制御回路
26は、処理能力を低減し、消費電力の低減をはかる。
上記1分〜5分程度のアクセス要求待ち時間を設定する
ことによって、データの表示時間が長くなり、利用者へ
の利便性が増すとともに、非接触ICカードCの持つデ
ータ量が少ない場合、利用者がスイッチSWをオンする
と、非接触ICカードCのデータを一括して読み込み、
制御回路67のRAMに記憶し、スイッチSWをオフし
てから液晶表示装置57とキー入力装置58とを用い、
上記一括して読み込んだデータによって検索、確認する
ようにしてもよい。
【0092】薄膜太陽電池50の特性によっては、過大
な充電電流がリチウム二次電池54に流れ込む可能性が
無いことがあり、この場合、定電流回路51を省略する
ようにしてもよい。また、スイッチSWによって電力供
給を受けるブロック68は、読み取り対象とする非接触
ICカードCのデータ変復調方式にあわせて変調方式を
構成することによって、ASKやFSKやPSK等の異
なる変調方式をもつ非接触ICカードCヘアクセスする
ことができる。薄膜二次電池54として、薄膜二次電池
54の他に、電気二重層コンデンサ等を用いることもで
きる。
【0093】また、非接触ICカード読み取り装置10
5 を、非接触ICカード読み取り装置1004 のよう
に、その形状をカード状にしてもよい。
【0094】図14(1)は、本発明の実施例である非
接触ICカード読み取り装置100 6 を示す図である。
【0095】図14(2)は、非接触ICカード読み取
り装置1006 において、スイッチSW1、SW2との
実装例を示す図である。
【0096】非接触ICカード読み取り装置100
6 は、非接触ICカード読み取り装置1003 、100
5 において、スイッチSWとして、互いに直列接続され
ているスイッチSW1、SW2を有するものである。ス
イッチSW1、SW2は、親指と人差し指のあたる場所
の2カ所に設置することによって、利用者は片手Hで操
作することができる。また、スイッチSW1、SW2の
機械的に可動な部分は、少なくとも非接触ICカード読
み取り装置1006 のケース平面よりも凹面に設置され
ている。また、両スイッチSW1、SW2がともにオン
されたときにのみ、読み取りを開始するものである。
【0097】このようにすることによって、非接触IC
カード読み取り装置1006 を鞄やカードケースに収納
したときに、スイッチSW1、SW2のどちらか一方が
圧力を受けても、意図しないときに読み取り動作を開始
することがなく、誤動作を確実に防止することができ
る。
【0098】また、上記実施例において、上記発電手段
を、非接触ICカード読み取り装置の外部に設置し、電
力を供給しないときに、切り放すようにしてもよい。
【0099】図15(1)は、第6の参考例である非接
触ICカード読み取り装置1007を示すブロック図で
あり、図15(2)は、第7の参考例である非接触IC
カード読み取り装置1008 を示すブロック図である。
【0100】非接触ICカード読み取り装置1007
1008 において、発電手段として、商用電源とACア
ダプタとを使用している。
【0101】図16(1)は、第8の参考例である非接
触ICカード読み取り装置1009を示すブロック図で
あり、図16(2)は、第9の参考例である非接触IC
カード読み取り装置10010を示すブロック図である。
【0102】非接触ICカード読み取り装置1009
10010において、蓄電手段として、一次電池等の蓄電
手段5を使用している。
【0103】上記実施例において、電力制御手段を具備
することによって、非接触ICカードCにアクセスする
ときにだけ、情報伝達手段と情報選択手段と制御手段と
読み取り機構とを動作状態にし、非接触ICカードCに
非アクセス時に、上記各手段へ電気エネルギの供給を停
止することによって、消費電力が低減される。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、非接触ICカードが内
蔵している不可視情報を視認することができる非接触I
Cカード読み取り装置において、その消費電力が少ない
という効果を奏する。さらに、薄膜二次電池の故障を防
ぐことができ、また、薄膜二次電池の寿命を長くするこ
とができ、さらに、携帯用の非接触型の読み取り装置の
長時間使用を可能にすることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の参考例である非接触ICカード読み取り
装置1001 の全体回路構成を示すブロック図である。
【図2】非接触ICカード読み取り装置1001 におけ
る読み取り機構11の構成例を示すブロック図である。
【図3】非接触ICカードCの一般的な構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】非接触ICカード読み取り装置1001 におけ
る制御手段10の回路構成を示す図である。
【図5】制御手段10の全体的な一般的動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】非接触ICカード読み取り装置1001 の動作
を示すフローチャートである。
【図7】制御手段10における読み取りモードの動作
(S40)を示すフローチャートである。
【図8】制御手段10におけるスリープモードの動作
(S60)を示すフローチャートである。
【図9】第2の参考例である非接触ICカード読み取り
装置1002 を示すブロック図である。
【図10】第3の参考例である非接触ICカード読み取
り装置1003 を示すブロック図である。
【図11】非接触ICカード読み取り装置1003 に設
けられているスイッチSWの設置位置の例を示す図であ
る。
【図12】第4の参考例である非接触ICカード読み取
り装置1004 を、その長手方向に切断した断面図であ
る。
【図13】第5の参考例である非接触ICカード読み取
り装置1005 を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施例である非接触ICカード読み
取り装置1006 を示す図である。
【図15】第6、7の参考例である非接触ICカード読
み取り装置1007 、1008 を示すブロック図であ
る。
【図16】第8、9の参考例である非接触ICカード読
み取り装置1009 、10010を示すブロック図であ
る。
【図17】従来の非接触ICカード読み書き装置100
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1001 〜10010…非接触ICカード読み取り装置、 2…電力供給ブロック、 3…発電手段、 5…蓄電手段、 6…電力制御手段、 7…電力被供給ブロック、 8…情報電卓手段、 9…情報選択手段、 10…制御手段、 11…読み取り機構、 L1、L2…コイル、 C…非接触ICカード、 SW、SW1、SW2…スイッチ、 SF2、SF3…側面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−201792(JP,A) 特開 平7−288938(JP,A) 特開 平9−212598(JP,A) 特開 平8−263601(JP,A) 特開 平10−133785(JP,A) 登録実用新案3037108(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 17/00 B42D 15/10 G06K 7/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非接触ICカードの電力とデータとを、
    電磁波によって供給し、上記非接触ICカードからの応
    答データを非接触によって読み取るカード形状を有する
    携帯用の非接触ICカード読み取り装置において、 電気エネルギを蓄電する薄膜二次電池と;上記薄膜二次
    電池の蓄電機構に依存する適切な充電電流と充電電圧と
    を提供するとともに、過充電、過放電による上記薄膜二
    次電池の不可逆的な劣化を防止する薄膜二次電池の保護
    手段と;所定のデータを受けて知覚化する情報伝達手段
    と;利用者が発する知覚化要求を受け、利用者が発する
    知覚化要求情報を制御手段に連絡する情報選択手段と;
    読出し命令を上記非接触ICカードに送出し、上記非接
    触ICカードからデータを受け取る読み取り機構と;上
    記情報伝達手段、上記情報選択手段、上記読み取り機構
    のうちの少なくとも1つを制御する上記制御手段と;上
    記情報伝達手段、上記情報選択手段、上記読み取り機
    構、上記制御手段のうちの少なくとも1つについて、上
    記非接触ICカードにアクセスするときにのみ電力を供
    給する電力制御手段と;を有し、 上記制御手段は、上記薄膜二次電池の蓄電量を確認し、
    読み取り動作が可能な程度の電池残量がなければ上記情
    報伝達手段において電池切れを報知する機能を有し、 上記電力制御手段は、誤動作防止手段が付加されてお
    り、 上記誤動作防止手段は、非接触ICカード読み取り装置
    の側面の親指と人差し指のあたる場所の2か所に設置さ
    れ、かつ機械的に可動な部分が上記非接触ICカード読
    み取り装置のケース平面よりも凹面に設置されている2
    つのスイッチからなり、上記2つのスイッチは直列に接
    続され、上記2つのスイッチがともにオンされたときに
    のみ読み取りを開始することを特徴とする非接触ICカ
    ード読み取り装置。
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