JPH10307466A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH10307466A
JPH10307466A JP13038497A JP13038497A JPH10307466A JP H10307466 A JPH10307466 A JP H10307466A JP 13038497 A JP13038497 A JP 13038497A JP 13038497 A JP13038497 A JP 13038497A JP H10307466 A JPH10307466 A JP H10307466A
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JP
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toner
layer
elastic layer
cells
developing device
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JP13038497A
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Takeshi Nakagawa
剛 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給ローラの現像スリーブとの当接部からの
トナーの激しい排出を防ぐとともに、現像スリーブ上の
現像残りのトナーの剥ぎ取り不良を防止して、トナー排
出跡や前回画像のゴーストなどがない高品位の画像を得
ることを可能とした現像装置である。 【解決手段】 供給ローラの弾性層7bを、内層Bとそ
の上の表層Aの2層構造に形成し、その内層B、表層A
のセル18の数をともに50個/インチ以上で、かつ弾
性層7bの内部に吸収するトナー量を少なくするため
に、内層Bでセル数を多く、弾性層からのトナーの排出
を緩和するために、表層Aでセル数を少なくし、そのセ
ル数の差を5個/インチ以上とした。表層Aの厚さを、
現像スリーブとの当接部における供給ローラの侵入量の
2倍の3mmに設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電潜像担持体上
に形成した静電潜像を一成分現像剤を用いて現像する現
像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、現像装置により一成分現像剤のト
ナーを使用して、静電潜像担持体上の静電潜像を現像
し、可視化することが知られている。図4に従来の現像
装置を示す。
【0003】図4に示すように、現像装置102は、非
磁性トナーを収容し、感光ドラム101に対向した位置
に開口部103を有する。この開口部103の位置に
は、現像装置102内に収容したトナーを担持して、感
光ドラム101に向けて搬送する導電性の現像スリーブ
110が設置されている。この現像スリーブ110は、
開口部103から外周面の一部が突出するように配置さ
れ、感光ドラム101と50〜500μmの間隙をおい
て保持され、感光ドラム101との間に現像スリーブ1
10上に担持したトナーを感光ドラム101に供給する
現像領域を形成している。現像時、現像スリーブ110
にはバイアス電源106から直流電圧に交流電圧を重畳
した現像バイアスが印加される。
【0004】上記の現像スリーブ110の上方の現像装
置102の壁には、現像スリーブ上に担持したトナーの
層厚を規制するブレード113が取付けられ、また現像
スリーブ110の下方の現像装置102の壁には、現像
装置102の下部からの外部へのトナーの吹出しを防止
するシート108が取付けられている。さらに現像装置
102内の現像スリーブ110の後方位置には、現像ス
リーブ110に当接したトナーを供給する供給ローラ1
12と、この供給ローラ112にトナーを搬送する搬送
手段111が設置されている。供給ローラ112は、芯
金の周囲に発泡ゴムなどの発泡体の弾性層を設けてなっ
ている。搬送手段111は撹拌羽根等からなっている。
【0005】上記の現像装置は、一成分現像剤として磁
性トナー、非磁性トナーの双方を用いることが可能であ
るが、近年、パーソナルコンピュータ等の普及により、
カラー画像形成が可能な簡易なプリンタが求められてお
り、このようなプリンタの現像装置に全色とも磁性トナ
ーを用いた場合、磁性トナーはスチレン、アクリル等の
樹脂中にマグネタイト等の磁性体を分散しているので、
彩度のくすんだカラー画像しか得られない。従って、カ
ラー画像に使用する一成分現像剤としては、樹脂中に磁
性体を含有しない非磁性トナーが用いられる。
【0006】上記の現像装置において現像を行なうとき
は、現像装置102内に収容した非磁性トナーを搬送手
段111が回転して供給ローラ112に向けて搬送し、
そのトナーを供給ローラ112が現像スリーブ110と
圧接しながら矢印方向に回転することにより、トナーを
現像スリーブ110に供給して塗布する。現像スリーブ
110は矢印方向に回転して、このようにして担持した
トナーを現像領域に搬送し、その搬送途上、規制ブレー
ド113がトナーを所定層厚に規制する。現像領域に搬
送されたトナーは、現像バイアスによって形成された電
界の力により、感光ドラム101上の潜像部位に向けて
飛翔して付着し、潜像がトナー像として現像、可視化さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の現像装置において、供給ローラ112から現像スリ
ーブ110にトナーを供給する際、供給ローラ112の
現像スリーブ110との当接部で弾性層が圧縮されるた
め、供給ローラ112の弾性層の発泡によるセル内に吸
収されていたトナーが急激に排出され、現像スリーブ1
10上にセル構造に応じた不均一なトナーコートが生じ
る。
【0008】この現像スリーブ110上に不均一コート
されたトナーは、規制スリーブ113の規制による均一
化を受けるが、供給ローラ112からのトナーの排出が
多量であると規制力が及ばず、現像スリーブ110上の
トナーは排出跡が残った均一性の低い状態のまま現像領
域に搬送されてしまう。このため、現像して得られる出
力画像には、トナー排出跡に対応した模様が現れる。
【0009】また、供給ローラ112は現像スリーブ1
10へのトナーの供給とともに、現像スリーブ110上
の現像残りのトナーを剥ぎ取る役割も果している。この
剥ぎ取りが不十分であると、現像スリーブ110のトナ
ーに前回の回転時に現像した画像の履歴が残り、次回の
回転時に現像した画像に前回の画像が現像スリーブ約1
周分ほど再び形成される、いわゆるゴーストなどの悪影
響が発生する。
【0010】本発明の目的は、供給ローラの現像スリー
ブとの当接部からのトナーの激しい排出を防ぐととも
に、現像スリーブ上の現像残りのトナーの剥ぎ取り不良
を防止して、トナー排出跡や前回画像のゴーストなどを
なくした高品位の画像を得ることを可能とした現像装置
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる現像装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
現像剤担持体と当接して回転することにより、現像剤担
持体に対し現像残りの一成分現像剤の除去および新たな
一成分現像剤の供給をする、発泡体製の弾性層を被覆し
た現像剤供給部材を有する現像装置において、前記現像
剤供給部材の弾性層の単位長さあたりのセル数を、弾性
層の表層で少なく、弾性層の内部で多くしたことを特徴
とする現像装置である。
【0012】本発明によれば、前記現像剤供給部材の弾
性層は内層とその上の表層の2層からなり、内層の1イ
ンチあたりのセル数が、表層の1インチあたりのセル数
よりも5個以上多い。前記表層の1インチあたりのセル
数が50個以上である。前記表層の厚さが、前記現像剤
供給部材の現像剤担持体との当接における侵入量の2倍
である。前記一成分現像剤が非磁性トナーからなる。
【0013】本発明の他の態様によれば、前記現像剤供
給部材の弾性層は1層からなり、弾性層の1インチあた
りのセル数が弾性層の表層に行くほど多く、内部に行く
ほど少なくなるように連続して変化し、弾性層の表面か
ら前記現像剤供給部材の現像剤担持体との当接における
侵入量の2倍の深さの位置の1インチあたりのセル数
が、表層の1インチあたりのセル数よりも5個以上多
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0015】実施例1 図1は、本発明の一実施例に係る現像装置が設置された
画像形成装置を示す構成図である。
【0016】画像形成装置は、感光ドラム1、現像装置
16およびクリーナ15等を一体に組込んだプロセスカ
ートリッジ17と、転写ローラ12および定着器14等
を備えてなっている。
【0017】現像装置16は、内部をトナー収容室3と
現像室4に区画され、トナー室3内には一成分現像剤の
非磁性トナーが収容され、そのトナーを現像室4に搬送
する搬送手段6が設置されている。
【0018】現像室4は感光ドラム1に対向した位置に
開口部2を有し、この開口部2の位置に、トナー収容室
3から搬送されたトナーを担持して、感光ドラム1に向
けて搬送する導電性の現像スリーブ5が設置されてい
る。現像スリーブ5は、開口部2から外周面の一部が突
出するように配置され、感光ドラム1と50〜500μ
mの間隙をおいて保持され、感光ドラム1との間に現像
スリーブ5上に担持したトナーを感光ドラム1に供給す
る現像領域を形成している。現像時、現像スリーブ5に
は図示しないバイアス電源から直流電圧に交流電圧を重
畳した現像バイアスが印加される。
【0019】なお、現像スリーブ5に代えて中実の現像
ローラを用いてもよく、この現像ローラは、表面に金や
カーボン、白金、導電性セラミック等を塗布して抵抗を
下げて用いても、これら塗布材料で現像ローラを一体成
形して用いてもよい。
【0020】上記の現像スリーブ5の斜め上方にはトナ
ー返し部材9が設けられ、このトナー返し部材9に、現
像スリーブ上に担持したトナーの層厚を規制するブレー
ド8が取付けられている。規制ブレード8は、リン青銅
やSUS等の弾性を有する金属材料の薄板、あるいはP
ET等の弾性を有する樹脂材料の薄板を基板とし、その
薄板の少なくとも現像スリーブ5と当接する側に、ウレ
タンゴムやシリコーンゴム等の弾性体を設けた、いわゆ
るチップブレード構造を有している。しかし、規制ブレ
ード8は、上記の薄板の基板を用いずに、ウレタンゴム
などの弾性体のみで形成することもできる。
【0021】また現像スリーブ5の下方の現像室4の壁
には、現像室4の下部からの外部へのトナーの吹出しを
防止する図示しないシートが取付けられている。さらに
現像室4内の現像スリーブ5の後方位置には、現像スリ
ーブ5に当接したトナーを供給する供給ローラ7が設置
されている。供給ローラ7は、芯金7a上に発泡ゴム等
の発泡体製の弾性層7bを被覆してなっている。供給ロ
ーラ7の特徴については後述する。
【0022】画像形成プロセスを説明すると、感光ドラ
ム1が矢印方向に回転し、帯電ローラ10で感光ドラム
1の表面が約−700Vに一様帯電され、ついでレー
ザ、LED等の発光素子により画像情報に基づいた露光
11が行なわれ、感光ドラム1上に約−100Vの表面
電位で静電潜像が形成される。
【0023】現像装置16の現像スリーブ5および供給
ローラ7が、矢印方向に相対速度を有しながら回転し
て、現像スリーブ5上にトナーがコートされ、そのトナ
ーが規制ブレード8による層厚の規制を受けた後、現像
領域に至る。現像領域において、バイアス電源から現像
スリーブ5に現像バイアスが印加され、現像スリーブ5
上のトナーが感光ドラム1上の静電潜像部に飛翔して付
着し、静電潜像がトナー層として現像、可視化される。
【0024】得られたトナー像は、感光ドラム1に供給
された転写材13上に転写ローラ12の作用により転写
され、ついで定着器14によりトナー像の定着が行なわ
れて永久像に形成される。転写が終了した感光ドラム1
は、その上に残留した転写残りのトナーをクリーナ15
により除去され、つぎの画像形成に備えられる。
【0025】図2に本実施例における供給ローラ7の弾
性層7bの断面を示す。上述したように、供給ローラ7
の弾性層7bは発泡ゴム等の発泡体からなっており、本
発明では、この弾性層7b中の発泡によるセル18の数
を弾性層の表層で少なく、弾性層の内部で多くした。以
下、これについて説明する。
【0026】供給ローラ7は、トナーを供給する前、弾
性層7b内のセル中にトナーを吸収しており、現像スリ
ーブ5に当接部でトナーを供給する際、弾性層の圧縮に
よりセル内からトナーを現像スリーブ5に排出し、当接
部を通過して弾性層の圧縮が開放されると、現像室7内
のトナーを再びセル内に吸収し、現像スリーブ5との当
接部に向かう。現像スリーブ5との当接領域での供給ロ
ーラ7からのトナー排出の激しさは、弾性層7bのセル
数の分布に大きく依存する。
【0027】すなわち、弾性層内のセル数はセル径と関
係する値であり、セル数が多いほどセル径が小さくな
り、トナーを蓄える部分である空洞の容積が小さくなる
ため、弾性層が吸収しそして排出するトナー量が少なく
なる。逆にセル数が少ないほどセル径が大きくなり、空
洞の容積も大きくなるため、弾性層が吸収しそして排出
するトナー量が多くなる。従って、弾性層からのトナー
の排出量を少なくするためには、弾性層の内部のセル数
は比較的多い方がよい。
【0028】一方、弾性層の表層におけるセルは、弾性
層内に吸収したトナーの排出口となるので、弾性層から
の激しいトナーの排出を防ぐためには、表層セル数を内
部セル数に比べて少なくする方がよい。表層セル数が内
部セル数に比較して多い場合は、表層の小さな排出口に
多量の排出トナーが集中することになって、爆発的なト
ナー流束が発生し、このため、現像スリーブ5上にトナ
ーが規制ブレード8により規制しきれないほど不均一に
コートされ、現像により得られる画像にトナー排出跡が
生じる。これを、表層セル数を内部セル数に比べて少な
くすれば、表層の比較的大きな排出口から比較的少量の
トナーが排出されることになるので、弾性層内からのト
ナーの排出が緩やかに行なわれ、現像スリーブ5上のト
ナーコートが大きく乱されることがなく、規制ブレード
8の規制により、容易に均一なトナーコートが得られ
る。
【0029】このようなことから、本発明では、弾性層
7b中のセル18の数を弾性層の表層で少なく、弾性層
の内部で多くした。本発明者の検討によれば、弾性層表
層の1インチあたりのセル数を、内部の1インチあたり
のセル数よりも5個以上少なく、逆にいえば、弾性層内
部の1インチあたりのセル数を表層の1インチあたりの
セル数よりも5個以上多くすることが最適である。
【0030】一方、供給ローラ7の弾性層の表層セル数
は、現像スリーブ5上の現像残りのトナーの剥ぎ取り力
にも影響する。すなわち、現像残りのトナーの剥ぎ取り
は、弾性層表層のセル壁によって行なわれ、表層セル数
が多いほどセル壁の現像スリーブ5との密着度が高くな
るため、現像スリーブ5上の現像残りのトナーの剥ぎ取
り性能が高まる。現像残りのトナーの剥ぎ取り不良が生
じると、前回画像のゴースト発生の原因となる。
【0031】現像残りのトナーの剥ぎ取り力を高める他
の方法としては、現像スリーブ5と供給ローラ7との当
接部のニップ幅を増大させるという手法が考えられ、表
層のセル数が一定でもニップ幅を増大させると、ニップ
部に存在するセル壁の総数が増加するので、トナーの剥
ぎ取り性能を向上することができる。しかしながら、ニ
ップ幅を増大させるためには、現像スリーブ5もしくは
供給ローラ7の径を増大するか、あるいは現像スリーブ
5への供給ローラ7の侵入量を増大する必要があり、前
者は現像装置のスケールによる制約が、後者は供給ロー
ラの劣化防止の必要性からくる制約が存在するので、自
由自在な調整は困難である。
【0032】本発明者の検討によれば、現像残りのトナ
ーの良好な剥ぎ取り性能を確保して、ゴーストの発生を
防止するためには、表層の1インチあたりのセル数を5
0個以上とすることが最適である。
【0033】さて、本実施例では、図2に示すように、
供給ローラ7の弾性層7bを、発泡ウレタンゴムからな
る内層Bと、その上の発泡ウレタンゴムからなる表層A
の2層構造に形成し、その内層B、表層Aのセル数をと
もに50個/インチ以上とし、かつ内層Bで多く、表層
Aで少なく、そのセル数の差を5個/インチとなるよう
にした。表層Aの厚さは、現像スリーブ5との当接部に
おける供給ローラ7の侵入量の2倍の3mmに設定し
た。
【0034】この表層A、内層Bのセル数は、表層A、
内層Bのゴム中に配合した発泡剤の種類および量を変え
ることにより制御した。表層A、内層Bの弾性層7bを
有する供給ローラ7は、芯金7a上にB層用の発泡剤配
合のゴム材を被覆し、その上にA層用の発泡剤配合のゴ
ム材を被覆した後、所定温度で加熱してゴムの加硫およ
び発泡を起こさせることにより得ることができる。
【0035】本実施例において、表層Aおよび内層Bの
セル数を40〜100個/インチの範囲で組合せた供給
ローラ7を作製し、これを図1の画像形成装置の現像装
置16に組込んで現像に供し、画像形成を行なった。そ
して、供給ローラ7の現像スリーブ5との当接部からの
トナーの激しい排出によるトナー排出跡、現像スリーブ
5上の現像残りのトナーの剥ぎ取り不良による前回画像
のゴーストなどの画像むらの防止効果を評価した。
【0036】なお、現像残りのトナーの剥ぎ取り不足に
よるゴーストを防ぐために、トナーを剥ぎ取る作用をな
す表層Aのセル壁および剥ぎ取り圧を十分に確保するに
は、表層Aに少なくとも40個/インチのセル数が要求
されるので、上記のように、表層A、内層Bとも40個
/インチ以上のセル数で試験した。結果を表1に示す。
表1において、○はトナー排出跡およびゴーストが共に
なく、良好であることを、×はトナー排出跡またはゴー
ストの少なくとも一方が生じ、不良であることを示す。
【0037】
【表1】
【0038】表1に示されるように、供給ローラ7の弾
性層7bのセル数を、表層Aで50個/インチ以上とす
ることにより、供給ローラ7による現像スリーブ5上の
現像残りのトナーの剥ぎ取り不良を防いで、前回画像の
ゴーストを防止し、さらに内層Bで表層Aよりも5個/
インチ以上となるようにすることにより、供給ローラ7
の現像スリーブ5との当接部からのトナーの激しい排出
を防いで、トナー排出跡を防止し、均一性の高い高品位
の画像を得ることができた。
【0039】実施例2 本実施例では、供給ローラ7の弾性層7bを一層の構造
とし、そのセル数を連続的に変化させたことが特徴であ
る。
【0040】実施例1では、供給ローラ7の弾性層7b
を2層構造にし、その表層Aのセル数を50個/インチ
以上で、内層Bのセル数よりも5個以上少ない値とする
ことにより、弾性層からのトナーの排出を緩和しかつ現
像スリーブ上のトナーを十分に掻き取れるようにし、内
層Bのセル数を50個/インチ以上で、表層Aのセル数
よりも5個/インチ以上多い値とすることにより、弾性
層からのトナーの排出量を少なくすることにより、供給
ローラ7からのトナーの激しい排出、および現像残りの
トナーの剥ぎ取り不良を防止して、トナー排出跡や前回
画像のゴーストなどない高品位の画像を得ることができ
た。
【0041】しかしながら、実施例1の異なるセル数の
材質を接合した構造の供給ローラ7の使用に際しては、
その接合構造ゆえの耐久性の低さや、接合面におけるロ
ーラ特性の不連続性が画像品質に悪影響を与えることが
懸念される。そこで、本実施例では、上記したように、
供給ローラ7の弾性層7bを一層の構造とし、そのセル
数を連続的に変化させた。
【0042】すなわち、図3に示すように、弾性層7b
のセル18が、供給ローラ7の径方向に連続的に変化す
るセル数分布を持っており、1インチあたりの弾性層の
表層に行くほど多く、内部に行くほど少なくなるように
連続して変化させた。具体的には、表層セル数を50個
/インチとし、そこから連続的にセル数を減らして約3
mm(供給ローラ7の侵入量の2倍の値)内部の位置で
55個/インチとなるように設定した。
【0043】本実施例において、実施例1と同様にし
て、上記の供給ローラ7を現像に供して画像形成を行な
い、得られた画像のむらを評価した。その結果、図2の
実施例1の2層構造の供給ローラ7を使用した場合と比
べ遜色のない、トナー排出跡やゴーストによる画像むら
のない均一な高品質の画像を得ることができた。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像装置
によれば、現像剤担持体との当接回転により、現像剤担
持体に対し現像残りの一成分現像剤の除去および新たな
一成分現像剤の供給をする現像剤供給部材につき、その
発泡体製の弾性層のセル数を1インチあたり50個以上
とし、かつ弾性層の表層で少なく弾性層の内部で多く
し、その差を5個/インチ以上としたので、現像剤供給
部材の現像剤担持体との当接部からのトナーの激しい排
出、および現像剤供給部材による現像剤担持体上の現像
残りのトナーの剥ぎ取り不良を防止でき、トナー排出跡
や前回画像のゴーストなどの画像むらのない、均一性の
高い高品位の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る現像装置が設置された
画像形成装置を示す構成図である。
【図2】図1の現像装置に設置された供給ローラの弾性
層を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例における供給ローラの弾性
層を示す断面図である。
【図4】従来の現像装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 3 トナー室 4 現像室 5 現像スリーブ 7 供給ローラ 7b 弾性層 8 規制ブレード 16 現像装置 18 セル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤担持体と当接して回転することに
    より、現像剤担持体に対し現像残りの一成分現像剤の除
    去および新たな一成分現像剤の供給をする、発泡体製の
    弾性層を被覆した現像剤供給部材を有する現像装置にお
    いて、前記現像剤供給部材の弾性層の単位長さあたりの
    セル数を、弾性層の表層で少なく、弾性層の内部で多く
    したことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤供給部材の弾性層は内層とそ
    の上の表層の2層からなり、内層の1インチあたりのセ
    ル数が、表層の1インチあたりのセル数よりも5個以上
    多い請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記表層の1インチあたりのセル数が5
    0個以上である請求項2の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記表層の厚さが、前記現像剤供給部材
    の現像剤担持体との当接における侵入量の2倍である請
    求項2または3の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤供給部材の弾性層は1層から
    なり、弾性層の1インチあたりのセル数が弾性層の表層
    に行くほど多く、内部に行くほど少なくなるように連続
    して変化し、弾性層の表面から前記現像剤供給部材の現
    像剤担持体との当接における侵入量の2倍の深さの位置
    の1インチあたりのセル数が、表層の1インチあたりの
    セル数よりも5個以上多い請求項1の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記表層の1インチあたりのセル数が5
    0個以上である請求項5の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記一成分現像剤が非磁性トナーからな
    る請求項1〜6のいずれかの項に記載の現像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002328523A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Bridgestone Corp トナー供給ローラ
JP2012071450A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Canon Chemicals Inc ポリウレタンフォームローラの製造方法
JP2012073332A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Canon Chemicals Inc 発泡弾性ローラおよびプロセスカートリッジ

Cited By (3)

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