JPH10307363A - ポリ(アルキレンオキシド)を含むハロゲン化銀写真要素 - Google Patents

ポリ(アルキレンオキシド)を含むハロゲン化銀写真要素

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JPH10307363A
JPH10307363A JP10118617A JP11861798A JPH10307363A JP H10307363 A JPH10307363 A JP H10307363A JP 10118617 A JP10118617 A JP 10118617A JP 11861798 A JP11861798 A JP 11861798A JP H10307363 A JPH10307363 A JP H10307363A
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David A Dickinson
エー.ディキンソン デビッド
George J Burgmaier
ジェイ.バーグメイヤー ジョージ
Thomas R Welter
アール.ウェルター トーマス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真要素において、現像収率及び写真感度並
びにDmaxにおける変化を顕著に増加させ、一層均一
に現像を提供させる。 【解決手段】 支持体、ハロゲン化銀乳剤及びポリ(ア
ルキレンオキシド)を含んでなり、ポリ(アルキレンオ
キシド)の50%より多くが、両末端に、水性pKa≦
10を有する酸性官能性末端基、又は現像の間に反応し
て水性pKa≦10を有する酸性官能性末端基を形成す
る末端基、を有し、そしてポリ(アルキレンオキシド)
が実質的に1700〜6000AMUの範囲内の分子量
を有する、ハロゲン化銀カラー写真要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀写真
要素に於ける現像促進剤の使用に関する。更に詳しく
は、本発明は、促進剤としてのポリ(アルキレンオキシ
ド)の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真材料の処理の間に、一
層迅速な又は促進された写真現像を得ることがしばしば
望ましい。一層迅速な又は促進された写真現像は、同じ
露光及び処理時間が、増加した写真感度又はより高いD
maxを与えるとき観察される。増加した写真現像は、
カブリの量の望ましくない増加を伴ってはならないこと
が重要である。
【0003】一層迅速な写真現像を達成するために、二
つのアプローチが可能である。第一のアプローチには、
処理の温度に於ける上昇のような処理に於ける変更又は
現像液の組成に於ける変更が含まれる。このアプローチ
は、特に、写真要素が1個より多い感光性層を有し、各
層が処理変化に対して異なって応答するとき、しばしば
実際的ではない。第二のアプローチは、感光性層又は隣
接する非感光性層の中に写真現像の速度を増加させる添
加剤を含有させることである。
【0004】写真要素に添加されたとき、写真現像の速
度を増加させる、ときには現像促進剤と呼ばれる多数の
添加剤が記載されている。これらの添加剤の幾つかは、
米国特許第3,046,132号、同第3,813,2
47号、同第3,046,134号、同第3,046,
129号、同第3,057,724号及び同第3,16
5,552号に記載されているような、硫黄がポリマー
中にチオエーテル基として含有される硫黄含有物質、Y.
Inaba及びA. Kumai:Photo. Sci. Eng., 17巻、49
9頁(1973年)に記載されているようなポリ(アル
キレンオキシド)、米国特許第2,261,740号に
記載されているようなピラゾリドン/シクロデキストラ
ン含有錯体並びに米国特許第5,192,655号に記
載されているような置換ジアミンジチオ含有物質であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ある種のポリ(エチレ
ングリコール)は、米国特許第3,947,273号に
特に白黒写真システムに於ける現像促進剤として記載さ
れており、同様のポリマー化合物はまた、米国特許第
4,916,054号に塗布の助剤として記載されてい
る。しかしながら、これらの特許の何れにも、本発明の
ものの高い活性及び均一性を一様に示すポリ(アルキレ
ンオキシド)は記載されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体、ハロ
ゲン化銀乳剤及びポリ(アルキレンオキシド)を含んで
なり、ポリ(アルキレンオキシド)の50%より多く
が、両末端に、水性pKa≦10を有する酸性官能性末
端基、又は現像の間に反応して水性pKa≦10を有す
る酸性官能性末端基を形成する末端基、を有し、そして
ポリ(アルキレンオキシド)が実質的に1700〜60
00AMU の範囲内の分子量を有する、ハロゲン化銀カラ
ー写真要素を提供する。一つの態様に於いて、このポリ
(アルキレンオキシド)は、式I:
【0007】
【化1】
【0008】〔式中、A及びA′は独立に、酸性官能基
であり、L及びLi は独立に、二価の有機結合基であ
り、Xi は独立に、非金属ヘテロ原子であり(但し、少
なくとも1個のXi は酸素である)、そしてnは1〜3
00である〕によって表わされる。
【0009】
【発明の実施の形態】ポリ(アルキレンオキシド)は現
像促進剤として記載されているが、ここで本発明者ら
は、これらの物質の写真活性を、末端基群が、酸性官能
基群、又は写真現像条件下で反応して酸性官能基を形成
することができる基群に転換されるようなこれらの物質
の誘導体を形成することによって、劇的に且つ予想外に
増加させることができることを見出した。反応して酸性
官能基を形成することができる基の例は、エステル、ア
ミド及びイソシアナートであり、れらの全ては現像工程
の間に加水分解し得る。その他の基は、異なった機構を
介して反応し得る。現像工程は、カラー現像液によるも
の又は反転カラー処理の場合に於けるものであってよ
く、これは白黒現像液でも起こり得る。
【0010】当該技術分野で公知のポリ(アルキレンオ
キシド)はしばしば、全てアルコールである末端基を有
するポリマーになる方法によって製造される。しかしな
がら、本発明に於いて、写真要素に於いて利用されるポ
リ(アルキレンオキシド)の50%よりも多くは、両末
端に、水性pKa≦10を有する酸性官能性末端基、又
は現像の間に反応して水性pKa≦10を有する酸性官
能性末端基を形成する末端基、を有する。好ましくは、
ポリ(アルキレンオキシド)の95%より多くが両末端
にこのような基を有し、更に好ましくは、ポリ(アルキ
レンオキシド)の98%より多くが両末端にこのような
基を有し、最も好ましくは、ポリ(アルキレンオキシ
ド)の実質的に全てが両末端にこのような基を有する。
反応して酸性官能基を形成することができる基よりも、
酸性官能基の方が好ましい。好ましくは、ポリ(アルキ
レンオキシド)は1700〜6000AMU の範囲内の、
最も好ましくは3000〜4500AMU の範囲内の分子
量を有する。
【0011】カルボン酸基で終わるポリマーが、特に有
力な現像促進剤である。他の酸性官能基で終わるポリマ
ーも可能である。このような末端基は、スルホネート基
又はリン酸基であってよい(しかし、これらに限定され
ない)。このポリ(アルキレンオキシド)は、写真活性
部分の非画像様分布を与える。
【0012】本発明の一つの態様に於いて、ハロゲン化
銀カラー写真要素には、支持体、ハロゲン化銀乳剤及び
ポリ(アルキレンオキシド)が含まれ、ポリ(アルキレ
ンオキシド)の50%より多く、更に好ましくは95%
より多くが式I:
【0013】
【化2】
【0014】によって表わされる。A及びA′は独立
に、水性pKa≦10を有する酸性官能基又はその塩で
ある。A及びA′の有用な例には、カルボン酸、カルボ
ン酸塩、スルホン酸、スルフィン酸、シアナミド、スル
ホンアミド、ヒドロキサム酸、チオール、チオラートな
どが含まれる。カルボン酸、カルボン酸塩及びスルホン
酸が最も適している。
【0015】L及びLi は独立に、好ましくは約1〜3
5個の非水素原子、更に好ましくは約1〜20個の非水
素原子の、二価の有機結合基である。非水素原子は好ま
しくは炭素原子であるが、その他の非水素原子、例え
ば、窒素、ホウ素又はリンを含んでいてもよい。この結
合基は、置換されていても置換されていなくてもよい。
好ましい結合基には、アルキレン、アルケニル、アリー
レン、アラルキレン又はヘテロアリーレン基が含まれ
る。一つの適当な態様に於いて、L及びLi は置換又は
非置換のエチレン基である。適当な結合基の例には、
【0016】
【化3】
【0017】などが含まれる。Xi は独立に、置換され
た又は置換されていない非金属ヘテロ原子である(但
し、少なくとも1個のXi は酸素である)。有用な例に
は、−O−,−SO−,SO2 −及び−NR1 −(但
し、R1 は約1〜20個の非水素原子の有機置換基であ
る)が含まれる。好ましくは、Xi は酸素である。非水
素原子は好ましくは、O,N,C又はSである。R
1 は、例えば、置換又は非置換のアルキル、アルケニ
ル、アリール、アラルキル若しくはヘテロアリール、ア
シル、スルホニル又はウレイド基であってよい。
【0018】構造式Iの(Li −Xi )部分は通常、各
酸素原子がお互いから、少なくとも1個の炭素単位によ
って分離されているような、酸素及び炭素単位の実質的
に直鎖(例えば、アルキレン、アルケニル、アリーレ
ン、アラルキレン又はヘテロアリーレン基)からなって
いる。
【0019】本発明で使用することができる(Li −X
i )の例には、下記の物質が含まれる。
【0020】
【化4】
【0021】(Li −Xi )基は、組合わさって同じ
(Li −Xi )基の繰り返し組合せを形成してもよく又
は組合わさって異なった(Li −Xi )基の線状組合せ
を形成してもよい。そのようにして、(Li −Xi )基
は組合わさってブロックコポリマーを形成してもよい。
有用な例には、下記に示すような、プルロニック(PL
URONIC)及びRプルロニックブロックコポリマー
としても知られている。エチレンオキシドとプロピレン
オキシドとのブロックコポリマーが含まれる。
【0022】
【化5】
【0023】他のポリマーには、エチレンオキシドとプ
ロピレンとのランダムコポリマーなどが含まれる。前記
のように、ポリ(アルキレンオキシド)は、1700〜
6000AMU の範囲内、更に好ましくは3000〜45
00AMU の範囲内の分子量を有する。典型的な態様を、
表Iに示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】本明細書及び特許請求の範囲を通して、置
換されていない又は唯一のある種の置換基によって置換
されていると、他の方法で特に記載されていない限り、
置換可能な水素を含有する基(例えば、アルキル、アミ
ン、アリール、アルコキシ、複素環など)の同定による
置換基に対する全ての参照は、置換基の置換されていな
い形のみならず、本発明の利点を無効にしない全ての置
換基で置換されたその形をも包含することが理解され
る。適当な置換基の例には、塩素、臭素又はフッ素のよ
うなハロゲン;炭素数1〜30のもののような直鎖、分
岐鎖又は環式アルキル基を含むアルキル又はアリール
基、例えば、メチル、トリフルオロメチル、エチル、t
−ブチル、フェニル、テトラデシルフェニル、4−t−
ブチルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル及び
ナフチル;炭素数1〜30のアルコキシ基、例えば、メ
トキシ、エトキシ、2−エチルヘキシルオキシ及びテト
ラデシルオキシのようなアルコキシ基;フェノキシ、α
−又はβ−ナフチルオキシ及び4−トリルオキシのよう
なアリールオキシ基;アセトアミド、ベンズアミド、ブ
チルアミド、テトラデカンアミド、α−(2,4−ジ−
t−アミルフェノキシ)アセトアミド、α−(2,4−
ジ−t−アミルフェノキシ)ブチルアミド、α−(3−
ペンタデシルフェノキシ)ヘキサンアミド、α−(4−
ヒドロキシ−3−t−ブチルフェノキシ)テトラデカン
アミド、2−オキソ−ピロリジン−1−イル、2−オキ
ソ−5−テトラデシルピロリン−1−イル、N−メチル
テトラデカンアミド及びt−ブチルカルボンアミドのよ
うなアシルアミノ基;メタンスルホンアミド、ベンゼン
スルホンアミド、p−トルエンスルホンアミド、p−ド
デシルベンゼンスルホンアミド、N−メチルテトラデシ
ルスルホンアミド及びヘキサデカンスルホンアミドのよ
うなスルホンアミド基;N−メチルスルファモイル、N
−ヘキサデシルスルファモイル、N,N−ジメチルスル
ファモイル、N−〔3−(ドデシルオキシ)プロピル〕
スルファモイル、N−〔4−(2,4−ジ−t−ペンチ
ルフェノキシ)ブチル〕スルファモイル、N−メチル−
N−テトラデシルスルファモイル及びN−ドデシルスル
ファモイルのようなスルファモイル基;N−メチルスル
ファミド及びN−オクタデシルスルファミドのようなス
ルファミド基;N−メチルカルバモイル、N−オクタデ
シルカルバモイル、N−〔4−(2,4−ジ−t−ペン
チルフェノキシ)ブチル〕カルバモイル、N−メチル−
N−テトラデシルカルバモイル及びN,N−ジオクチル
カルバモイルのようなカルバモイル基;N−スクシンイ
ミド、N−フタルイミド、2,5−ジオキソ−1−オキ
サゾリジニル、3−ドデシル−2,5−ジオキソ−1−
イミダゾリル及びN−アセチル−N−ドデシルアミノの
ようなジアシルアミノ基;フェノキシカルボニル及びp
−ドデシルオキシフェノキシカルボニルのようなアリー
ルオキシカルボニル基;炭素数2〜30のアルコキシカ
ルボニル基、例えば、メトキシカルボニル、テトラデシ
ルオキシカルボニル、エトキシカルボニル、ベンジルオ
キシカルボニル及びドデシルオキシカルボニルのような
アルコキシカルボニル基;炭素数1〜30のアルコキシ
スルホニル基、例えば、メトキシスルホニル、オクチル
オキシスルホニル、テトラデシルオキシスルホニル及び
2−エチルヘキシルオキシスルホニルのようなアルコキ
シスルホニル基;フェノキシスルホニル及び2,4−ジ
−t−アミルフェノキシスルホニルのようなアリールオ
キシスルホニル基;炭素数1〜30のアルカンスルホニ
ル基、例えば、メタンスルホニル、オクタンスルホニ
ル、2−エチルヘキサンスルホニル及びヘキサデカンス
ルホニルのようなアルカンスルホニル基;ベンゼンスル
ホニル、4−ノニルベンゼンスルホニル及びp−トルエ
ンスルホニルのようなアレーンスルホニル基;炭素数1
〜22のアルキルチオ基、例えば、エチルチオ、オクチ
ルチオ、ベンジルチオ、テトラデシルチオ及び2−
(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)エチルチオのよ
うなアルキルチオ基;フェニルチオ及びp−トリルチオ
のようなアリールチオ基;エトキシカルボニルアミノ、
ベンジルオキシカルボニルアミノ及びヘキサデシルオキ
シカルボニルアミノのようなアルコキシカルボニルアミ
ノ基;N−メチルウレイド、N,N−ジメチルウレイ
ド、N−メチル−N−ドデシルウレイド、N−ヘキサデ
シルウレイド、N,N−ジオクタデシルウレイド及び
N,N−ジオクチル−N′−エチルウレイドのようなア
ルキルウレイド基;アセチルオキシ、ベンゾイルオキ
シ、オクタデカノイルオキシ、p−ドデカンアミドベン
ゾイルオキシ及びシクロヘキサンカルボニルオキシのよ
うなアシルオキシ基;ニトロ基;シアノ基;カルボキシ
基又はその他の酸基並びにピロリジン、ピペリジン、ピ
リジン、テトラヒドロフラン、チオフェン、オキサゾー
ル、チアゾール、イミダゾール、ベンゾチアゾール、ベ
ンゾオキサゾール、ベンズイミダゾール、セレナゾー
ル、ベンゾセレナゾール、テルラゾール、トリアゾー
ル、ベンゾトリアゾール、テトラゾール、オキサジアゾ
ール又はチアジアゾール環のような、窒素、酸素、硫
黄、セレン及びテルルから選択された少なくとも1個の
原子を有する3〜15員の環を含有する複素環基が含ま
れ、好ましくは、上記の有機置換基には、10個以下、
更に好ましくは5個以下の炭素原子が含有される。更
に、アルキル基に対する全ての参照には環式基が含まれ
る。
【0028】本発明のカラーハロゲン化銀写真要素は、
当該技術分野で公知のどのような画像形成層又は非画像
形成層を有していてもよい。この写真要素は多層、多色
要素であり、ネガ要素及びリバーサル要素の両方が含ま
れる。多色要素には可視光スペクトルの三原色領域の夫
々に感光性の色素画像形成ユニットが含まれている。各
ユニットは単一の乳剤層又はスペクトルの同じ若しくは
実質的に同じ領域に分光的に感光性である複数の乳剤層
を含んでなっていてよい。要素の層は、当該技術分野で
公知の種々の順序で配置できる。
【0029】本発明に於いて、多色写真要素は、好まし
くは支持体から順番に、その上に配置された、感光性ハ
ロゲン化銀乳剤層及び画像色素形成カプラーを含んでな
る赤感光性シアン色素形成単位、感光性ハロゲン化銀乳
剤層及び画像色素形成カプラーを含んでなる緑感光性マ
ゼンタ色素形成単位並びに感光性ハロゲン化銀乳剤層及
び画像色素形成カプラーを含んでなる青感光性イエロー
色素形成単位を有する支持体からなっている。
【0030】写真乳剤は一般的に、当該技術分野で一般
的な方法によって、コロイドマトリックス中にハロゲン
化銀結晶を沈殿させることによって製造される。このコ
ロイドは典型的に、ゼラチン、アルギン酸又はそれらの
誘導体のような親水性フィルム形成剤である。
【0031】この沈殿工程から形成される結晶は、洗浄
され、次いで分光増感色素及び化学増感剤を添加するこ
とにより並びにその間に乳剤温度を上昇させ、一定の期
間維持する加熱工程を与えることによって、化学的に及
び分光的に増加される。本発明に於いて使用される乳剤
を製造する際に使用される、沈殿方法並びに分光及び化
学増感方法は、当該技術分野で公知のこれらの方法であ
ってよい。
【0032】乳剤の化学増感では典型的に、硫黄含有化
合物、例えば、アリルイソチオシアナート、チオ硫酸ナ
トリウム及びアリルチオウレア;還元剤、例えば、ポリ
アミン及び第一スズ塩;貴金属化合物、例えば、金、白
金並びにポリマー物質、例えば、アルキレンオキシドの
ような増感剤が使用される。好ましくは、乳剤は金及び
カルコゲニド、最も好ましくは金及び硫黄の両方で増感
される。硫黄増感剤の例には、チオ硫酸ナトリウム、ア
ルキル若しくはアリールチオウレア化合物又は米国特許
第4,810,626号に記載されているような求核性
置換基を有するチオウレア化合物が含まれる。金増感剤
の例には、テトラクロロ金酸カリウム、カリウムジチオ
シアナト金(I)(potassium dithiocyanato gold
(I))、三ナトリウムジチオスルファト金(I)(tr
isodium dithiosulfato gold(I))並びに米国特許第
5,049,484号、同第5,049,485号、同
第5,252,455号、同第5,220,030号及
び同第5,391,727号に記載されているような金
(I)化合物が含まれる。記載したように、化学増感を
完結するために熱処理が使用される。分光増感は、可視
又は赤外スペクトル内の関心の波長範囲について設計さ
れた色素の組合せで実施される。熱処理の前及び後の両
方でこのような色素を添加することが知られている。
【0033】分光増感の後で、乳剤を支持体の上に塗布
する。種々の塗布方法には、ディップコーティング、エ
アーナイフコーティング、ビードコーティング、カーテ
ンコーティング及びイクストリュージョンコーティング
が含まれる。
【0034】本発明の化合物は、乳剤の製造の間、即
ち、沈殿の間、化学増感の間若しくは前又は乳剤及び塗
布用添加剤の最終溶融及び共混合の間の何れの時点でも
ハロゲン化銀乳剤に添加することができる。更に好まし
くは、これらの化合物は、乳剤及び塗布用添加剤の最終
溶融及び共混合の間に添加される。
【0035】ポリ(アルキレンオキシド)の有用なレベ
ルは、銀1モル当たり0.02〜20.0ミリモルの範
囲である。好ましい範囲は、銀1モル当たり0.10〜
2.0ミリモルの範囲であり、更に好ましい範囲は、銀
1モル当たり0.2〜1.0ミリモルの範囲である。
【0036】この化合物は、本発明の目的のために適し
た全ての技術を使用して写真乳剤に添加することができ
る。好ましくは、これらは当業者に公知である標準的な
方法によって製造された直接分散液として又は溶解度に
依存してメタノール若しくは水溶液から添加される。一
種より多いポリ(アルキレンオキシド)の組合せを使用
することができる。
【0037】この要素には、前記のものに加えて層が含
有されていてよい。このような層には、フィルター層、
特にイエロー及びマゼンタフィルター色素層、中間層、
オーバーコート層、下塗層などが含まれる。この写真要
素にはまた、Kenneth MasonPublications, Ltd., Dudle
y Annex, 12a North Street, Emsworth, HampshireP010
7DQ、英国により刊行されたリサーチディスクロージャ
ー(Research Disclosure)、19
92年11月、34390項に記載されているような、
透明支持体の下側の磁性粒子を含有する層のような、透
明磁気記録層が含有されていてもよい。典型的に、この
要素は、約5〜約30ミクロンの全厚さ(支持体を除
く)を有するであろう。更に、写真要素は、1994年
3月15日発行の発明協会公開技報第94−6023号
(日本特許庁及び日本国会図書館)に記載されているよ
うなアニールしたポリエチレンナフタレートフィルムベ
ースを有していてよく、Kenneth Mason Publications,
Ltd., Dudley Annex, 12aNorth Street, Emsworth, Ham
pshire P010 7DQ、英国により刊行されたリサーチディ
スクロージャー、1994年6月、36230項に記載
されているような及びアドバンストフォトシステム、特
にコダックアドバンティックス(KodakADVAN
TIX)フィルム又はカメラのような、小フォーマット
システムで使用することができる。
【0038】本発明の色素形成ユニットに使用されるハ
ロゲン化銀乳剤には、どのようなサイズ及び形態の粒子
が含有されていてもよい。従って、粒子は、立方体、八
面体、立方八面体又は立方格子型ハロゲン化銀粒子の他
の天然に生じる形態の何れの形をとってもよい。更に、
この粒子は、球状粒子又は平板状粒子のように不規則で
あってもよい。
【0039】ハロゲン化銀乳剤は、沈殿したとき単分散
又は多分散であってよい。乳剤の粒子サイズ分布は、ハ
ロゲン化銀粒子分離技術により又は異なった粒子サイズ
のハロゲン化銀乳剤をブレンドすることにより制御する
ことができる。
【0040】粒子は、塩化銀、臭化銀、臭塩化銀、塩臭
化銀、ヨウ塩化銀、ヨウ臭化銀、臭ヨウ塩化銀、塩ヨウ
臭化銀、ヨウ臭塩化銀及びヨウ塩臭化銀乳剤を含む、全
てのハロゲン化物組合せからなっていてよい。2〜12
%のヨウ化物含有量を有するヨウ臭化物乳剤が好まし
い。
【0041】この粒子は、写真乳剤に使用することがで
きる全ての一般的な分散媒体中に含有させることができ
る。特に、分散媒体は、ゼラチン、例えば、アルカリ処
理ゼラチン(牛骨及び皮ゼラチン)又は酸処理ゼラチン
(豚皮ゼラチン)及びゼラチン誘導体、例えば、アセチ
ル化ゼラチン、フタル化ゼラチンが特に意図される、水
性ゼラチン状解膠剤分散媒体であることが意図される。
使用するとき、ゼラチンは好ましくは、全銀1モル当た
り0.01〜100グラムのレベルである。また、合成
コロイドからなる分散媒体も意図される。
【0042】ハロゲン化銀カラーリバーサルフィルムに
は典型的に、カラーリバーサル処理によって処理するた
めの表示が付けられている。カラーリバーサル処理によ
って処理するための表示が付けられているフィルムに対
する参照は、最も典型的に、フィルム、その容器又は包
装(フィルムに設けられた印刷された挿入物を含む)
が、フィルムをカラーリバーサル処理によって処理すべ
きであるという表示をその上に有することを意味する。
この表示は、例えば、単に、フィルムが「リバーサルフ
ィルム」であること若しくはフィルムをカラーリバーサ
ル処理によって処理すべきことを述べた印刷された記述
であるかもしれず、又は単に、「プロセスE−6」のよ
うな公知のカラーリバーサル処理に対する参照であるか
もしれない。これに関連して「カラーリバーサル」処理
は、非発色現像液(即ち、フィルム中の他の化合物との
反応によってカラーを画像様に作らない現像液、ときに
は、「白黒現像液」と呼ばれる)による処理を使用する
ものである。これに続いて、普通、化学的に又は光への
露光により、未露光のハロゲン化銀のカブリ処理が行わ
れる。次いで、要素はカラー現像液(即ち、フィルム中
の他の化合物との反応で画像様式でカラーを作る現像
液)で処理される。
【0043】典型的な構成に於いて、リバーサルフィル
ムはどのようなマスキングカプラーも有していない。更
に、リバーサルフィルムは一般的に1.5〜2.0のガ
ンマを有する(このガンマは、典型的なネガ材料につい
てのガンマよりも遙かに高い)。
【0044】下記の表に於いて、(1)リサーチディス
クロージャー、1978年12月、項目17643、
(2)リサーチディスクロージャー、1989年12
月、項目308119、(3)リサーチディスクロージ
ャー、1994年9月、項目36544及び(4)リサ
ーチディスクロージャー、1996年9月、項目389
57を参照する。これらは全て、Kenneth Mason Public
ations, Ltd., Dudley Annex, 12a North Street, Emsw
orth, Hampshire P010 7DQ、英国により刊行され、それ
らの開示を参照して本明細書に含める。この表及び表で
引用した文献は、本発明の要素で使用するために適して
いる特別の成分を記載しているものとして読むべきであ
る。この表及びその引用された文献にはまた、要素及び
それに含まれる画像を、調製し、露光し、処理しそして
取り扱う適当な方法も記載されている。本発明で使用す
るために特に適した写真要素及びこのような要素の処理
方法は、Kenneth Mason Publications, Ltd., Dudley A
nnex, 12a North Street, Emsworth, Hampshire P010 7
DQ、英国により刊行されたリサーチディスクロージャ
ー、1995年2月、項目37038(その開示を参照
して本明細書に含める)に記載されている。
【0045】
【表4】
【0046】本発明の写真要素の支持体には、セルロー
スエステル(例えば、三酢酸セルロース及び二酢酸セル
ロース)及び二塩基性芳香族カルボン酸と二価アルコー
ルとのポリエステル(例えば、ポリ(エチレンテレフタ
レート)、ポリ(エチレンナフタレート))のようなポ
リマーフィルム、紙並びにポリマー被覆紙が含まれる。
このような支持体は、リサーチディスクロージャー3、
セクションXVに更に詳細に記載されている。
【0047】写真要素にはまた、漂白又は定着の処理工
程を促進又は他の方法で変性して、画像の品質を改良す
る、追加の物質が含有されていてもよい。欧州特許出願
第193,389号公報及び同第301,477号並び
に米国特許第4,163,669号、同第4,865,
956号及び同第4,923,784号に記載されてい
る漂白促進剤が特に有用である。また、核生成剤、現像
促進剤又はその前駆体(英国特許第2,097,140
号、英国特許第2,131,188号);電子伝達剤
(米国特許第4,859,578号及び同第4,91
2,025号);ヒドロキノン、アミノフェノール、ア
ミン、没食子酸、カテコール、アスコルビン酸、ヒドラ
ジド、スルホンアミドフェノールの誘導体のようなカブ
リ防止剤及びカラー混合防止剤並びに非カラー生成カプ
ラーを使用することも意図される。
【0048】この要素にはまた、水中油滴型分散液、ラ
テックス分散液又は固体粒子分散液として、コロイド状
銀ゾル並びに/又はイエロー及び/若しくはマゼンタフ
ィルター色素を含んでなるフィルター色素層が含有され
ていてよい。更に、これらは「スメアリング(smea
ring)」カプラー(例えば、米国特許第4,36
6,237号、欧州特許出願第96,570号公報、米
国特許第4,420,556号及び同第4,543,3
23号に記載されているようなもの)と共に使用するこ
とができる。また、このカプラーは、例えば、特開昭6
1−258249号公報又は米国特許第5,019,4
92号に記載されているような保護された形でブロック
又は被覆されていてもよい。
【0049】この写真要素には更に、「現像抑制剤放出
型」化合物(DIR)のような他の画像変性化合物が含
有されていてよい。DIR化合物は、例えば、「写真科
学及び工学(Photographic Science and Engineerin
g)」、第13巻、第174頁(1969年)の「カラ
ー写真用の現像抑制剤放出型(DIR)カプラー」、C.
R.Barr, J.R. Thirtle 及びP.W. Vittum (本明細書に
参照して含める)に開示されている。カラーリバーサル
要素で特別の応用を有するDIRは、米国特許第5,3
99,465号、同第5,380,633号、同第5,
399,466号及び同第5,310,642号に開示
されている。
【0050】本発明の概念は、反射カラープリントを得
るために使用できることも意図される。本発明の要素を
形成するための乳剤及び材料は、米国特許第4,91
7,994号に記載されているようなpH調節した支持体
の上に、エポキシ溶媒(欧州特許出願第0,164,9
61号公報)と共に、追加の安定剤(例えば、米国特許
第4,346,165号、同第4,540,653号及
び同第4,906,559号に記載されているようなも
の)と共に、カルシウムのような多価カチオンに対する
感度を低下させるために米国特許第4,994,359
号に於けるもののようなバラスト化キレート化剤と共
に、そして米国特許第5,068,171号及び同第
5,096,805号に記載されているようなステイン
減少化合物と共に塗布することができる。本発明の要素
で有用であるその他の化合物は、特開昭58−0995
9号、同58−62586号、特開平2−72629
号、同2−72630号、同2−72632号、同2−
72633号、同2−72634号、同2−77822
号、同2−78229号、同2−78230号、同2−
79336号、同2−79338号、同2−79690
号、同2−79691号、同2−80487号、同2−
80489号、同2−80490号、同2−80491
号、同2−80492号、同2−80494号、同2−
85928号、同2−86669号、同2−86670
号、同2−87361号、同2−87362号、同2−
87363号、同2−87364号、同2−88096
号、同2−88097号、同2−93662号、同2−
93663号、同2−93664号、同2−93665
号、同2−93666号、同2−93668号、同2−
94055号、同2−94056号、同2−10193
7号、同2−103409号及び同2−151577号
に開示されている。
【0051】本発明で使用すべきハロゲン化銀粒子は、
リサーチディスクロージャー3及びJames 著「写真処理
の理論(The Theory of the Photographic Process)」
に記載されているもののような、当該技術分野で公知の
方法によって製造することができる。これらには、アン
モニア性乳剤製造、中性又は酸性乳剤製造及び当該技術
分野で公知のその他のもののような方法が含まれる。こ
れらの方法には一般的に、保護コロイドの存在下で、沈
殿によりハロゲン化銀を生成する間に、温度、pAg, pH
値などを適当な値に調節しながら、水溶性銀塩と水溶性
ハロゲン化物塩とを混合することが含まれる。
【0052】本発明で使用すべきハロゲン化銀は有利に
は、貴金属(例えば、金)増感剤、中間カルコゲン(例
えば、硫黄)増感剤、還元増感剤及び当該技術分野で公
知のその他のものによる化学増感に付すことができる。
ハロゲン化銀の化学増感のために有用な化合物及び技術
は当該技術分野で公知であり、リサーチディスクロージ
ャー3及びそれに引用されている文献に記載されてい
る。
【0053】この乳剤にはまた、写真乳剤で有用である
ことが知られている、添加剤の全てが含有されていてよ
い。これらには、活性ゼラチン、硫黄、セレン、テル
ル、金、白金、パラジウム、イリジウム、オスミウム、
レニウム、リン又はこれらの組合せのような化学増感剤
が含まれる。化学増感は一般的に、リサーチディスクロ
ージャー、1975年6月、項目13452及び米国特
許第3,772,031号に示されているように、5〜
10のpAg レベル、5〜8のpHレベル及び30〜80℃
の温度で行われる。
【0054】このハロゲン化銀は、リサーチディスクロ
ージャー3に記載されているような、当該技術分野で公
知の全ての方法によって、増感色素によって増感するこ
とができる。色素の例には、シアニン、メロシアニン、
錯体シアニン及び錯体メロシアニン(即ち、トリ−、テ
トラ−及び多核シアニン及びメロシアニン)、オキソノ
ール、ヘミオキソノール、スチリル、メロスチリル及び
ストレプトシアニンを含むポリメチン色素種類を含む種
々の種類からの色素が含まれる。この色素は、写真要素
への乳剤の塗布の前の全ての時点(例えば、化学増感の
間又は後)又は乳剤の塗布と同時に、ハロゲン化銀粒子
と親水性コロイドとの乳剤に添加することができる。色
素/ハロゲン化銀乳剤は、塗布の直前又は塗布に先立っ
て、カラー画像形成カプラーの分散液と混合することが
できる。
【0055】本発明の写真要素は、リサーチディスクロ
ージャー3に記載されているものを含む、全ての公知の
技術を使用して、画像様に露光させることができる。こ
れには典型的に、スペクトルの可視領域内の光への露光
が含まれ、典型的にこのような露光は、レンズを通る生
の画像のものである。しかしながら、本発明の写真要素
は、前記のようなフィルムライター(film wri
ter)内で露光させることができる。フィルムライタ
ー内での露光は、発光装置(例えば、ライトバルブ、C
RTなどにより制御された光)の手段により、記憶画像
(例えば、コンピュータ記憶画像)への露光である。
【0056】標準的コダックC−41及びコダックE−
6プロセスを含む、ネガ又はリバーサル要素のための標
準的な処理を使用することができる。カラーリバーサル
処理には、最初に要素を白黒現像液で処理し、続いて化
学又は光カブリを使用して未露光粒子をカブらせ、続い
てカラー現像液で処理することが必要である。
【0057】好ましい非発色現像主薬(即ち、白黒現像
主薬)は、ヒドロキノン類(例えば、ヒドロキノンスル
ホナート)である。好ましいカラー現像主薬は、p−フ
ェニレンジアミンである。特に好ましいものは、4−ア
ミノ−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−アミノ−
3−メチル−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−ア
ミノ−3−メチル−N−エチル−N−(βー(メタンス
ルホンアミド)エチルアニリンセスキ硫酸塩水和物、4
−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(b−ヒドロ
キシエチル)アリニン硫酸塩、4−アミノ−3−b−
(メタンスルホンアミド)エチル−N,N−ジエチルア
ニリン塩酸塩、及び4−アミノ−N−エチル−N−(2
−メトキシエチル)−m−トルイジン−ジ−p−トルエ
ンスルホン酸である。
【0058】現像に続いて漂白−定着が行われて、銀又
はハロゲン化銀が除去され、洗浄及び乾燥が行われる。
漂白及び定着は、この目的のために使用される、全ての
公知の物質によって実施することができる。漂白浴は一
般的に、鉄(III )の水溶性塩及び錯体(例えば、フェ
リシアン化カリウム、塩化第二鉄、第二鉄エチレンジア
ミン四酢酸のアンモニウム又はカリウム塩)、水溶性過
硫酸塩(例えば、加硫酸カリウム、ナトリウム又はアン
モニウム)、水溶性二クロム酸塩(例えば、二クロム酸
カリウム、ナトリウム又はリチウム)などのような酸化
剤の水溶液からなる。定着浴は一般的に、チオ硫酸ナト
リウム、チオ硫酸アンモニウム、チオシアン酸カリウ
ム、チオシアン酸ナトリウム、チオウレアなどのよう
な、銀イオンと共に可溶性塩を形成する化合物の水溶液
からなる。漂白及び定着浴の更に詳細なことは、リサー
チディスクロージャー3に記載されている。
【0059】この写真要素は、繰り返し使用を意図した
露光構造物又は使い切りカメラ、フィルム付レンズ又は
感光材料パッケージユニットといろいろ呼ばれている、
限定された用途のために意図した露光構造物の中に入れ
ることができる。しかしながら、本発明のカラーリバー
サル要素はまた、電子フィルムライター(このようなフ
ィルムライターは典型的に、レーザー、レーザーダイオ
ード又は或る他の制御した光源によってフィルムを露光
させる)での露光によって使用することもできる。
【0060】
【実施例】本発明の実施を、特別の例示例を参照して下
記に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されると
解釈されるべきではない。製造例 化合物13 4Aモレキュラーシーブにより乾燥させた
THF200mLに、68.00gのPEG3400、
4.79gのグルタル酸無水物及び6.2mLのトリエチ
ルアミンを添加した。この溶液を還流下で24時間加熱
した後、減圧下で溶媒を除去して、白色残渣を残した。
この固体を250mLのジクロロメタンに溶解し、次いで
4.5mLの濃塩酸を含有する水150mLで抽出した。ジ
クロロメタン溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、次
いで真空下で濃縮して、白色固体を得た。この物質を、
冷ジエチルエーテル中で簡単に粉砕し、白色固体67.
18gを捕集した。塩基での滴定によるこの物質の分析
によって、0.514ミリ等量/グラムの酸末端基数が
示された。化合物27〜28 3.40gの表IIのジアミン17
びジクロロメタン25mL中の0.3gの無水フタル酸の
混合物を、環境温度で3時間撹拌した。この混合物を真
空中で約1/4体積ほど濃縮し、次いでこの溶液を、激
しく撹拌したエチルエーテル400mLに滴下により添加
した。得られた固体を濾過によって捕集し、空気乾燥し
て、無色固体として化合物27(3.42g、92%)
を得た。GPC分析によって、より高い及びより低い分
子量の少量の不純物を有する一つの主画分が示された。
【0061】3−ニトロフタル酸無水物に置き換えてこ
の方法を使用して、化合物28を92%収率で製造し
た。GPC分析によってまた、より高い及びより低い分
子量の少量の不純物を有する一つの主画分が示された。比較化合物1〜8、17〜19及び25 使用したこれ
らのポリ(アルキレンオキシド)は、アルドリッチ・ケ
ミカル社(Aldrich Chemical Co.)、ウイスコンシン
州、ミルウォーキー又はシェアーウォーター・ポリマー
社(Shearwater Polymer Inc. )、アラバマ州、ハンツ
ビル(Huntsville)から購入した。
【0062】
【表5】
【0063】
【表6】
【0064】
【表7】
【0065】例1 下記に示す組成を有する各層を、下塗層を含有する三酢
酸セルロースフィルム支持体の上に塗布して、多層カラ
ー写真感光性材料を製造し、これをサンプル101と指
定する。使用した成分は、モル量/同じ層内に存在する
ハロゲン化銀のモルで示す増感色素及び比較化合物につ
いて以外は、g/m2 で示す。
【0066】写真要素101 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.43(銀として) ゼラチン 2.44 第2層:中間層 ゼラチン 1.22
【0067】 第3層:赤感光性層 ヨウ臭化銀乳剤 0.97(銀として) RSD−1/RSD−2 0.00075 シアンカプラーC−1 1.61 フタル酸ジブチル 0.81 ゼラチン 2.37
【0068】 第4層:中間層 コンペチター(Competitor)CP−1 0.21 ゼラチン 0.43 第5層:緑感光性層 ヨウ臭化銀乳剤 1.10(銀として) 増感色素GSD−1 0.00075 増感色素GSD−2 0.00025 マゼンタカプラーM−1 0.46 マゼンタカプラーM−2 1.08 リン酸トリトイル 0.76 ゼラチン 2.37
【0069】 第6層:保護層 ゼラチン 2.37 ビス(ビニルスルホニルメタン) 0.19
【0070】緑感光性第5層に、表IIに記載したポリ
(アルキレンオキシド)を添加した以外は、サンプル1
01について上記したと同じ方法で、サンプル102〜
117を製造した。添加したポリ(アルキレンオキシ
ド)は、ポリマーの分子量としてMnを使用して、0.
6ミリモル/銀モルの当量レベルで塗布した。
【0071】このようにして製造したサンプルのそれぞ
れを、35mm幅の細片に切断した。このサンプルを、白
色光を使用して階段露光に露光した。次いで、このサン
プルを、標準的コダックE−6プロセス溶液を使用する
リバーサル処理で処理した(リバーサル処理に於いて、
第一現像液中で生じる現像促進が、増大した写真感度及
びDmaxの制御に至ることに注目)。二つの異なった
写真感度点での相対写真感度及びDmaxは、緑感光性
層と赤感光性層との両方について決定した。表III に於
いて、特に化合物11〜14について、ポリ(アルキレ
ンオキシド)の酸キャッピングが、増加した写真感度及
びDmaxの制御に至ることが示される(リバーサルフ
ォーマットに於いて増強された現像について予期される
効果)。化合物11〜14は、より低目盛り足領域に於
ける写真感度(写真感度1)を増強するために特に有用
である。表IVには、層3の中への層5に塗布された化合
物の移動性を示す。化合物12〜13は、特に低目盛り
足領域に於いて、層5の現像を顕著に増強する。しかし
ながら、層3に於いては、化合物12と化合物13との
間に現像促進に於ける顕著な差異が存在し、化合物13
が遙かに層特異性である。表III 及び表IVに於ける結果
は、ポリ(アルキレンオキシド)の活性が、現像の層特
異的制御を与える活性添加剤に至る、添加剤の分子量及
び酸性官能性末端基の使用によって、どのようにして制
御することができるかを示している。
【0072】
【表8】
【0073】
【表9】
【0074】例2 下記に示す組成を有する各層を、下塗層を設けた三酢酸
セルロースフィルム支持体の上に塗布して、多層カラー
写真感光性材料を製造し、これをサンプル201と指定
する。使用した成分は、モル量/同じ層内に存在するハ
ロゲン化銀のモルで示す増感色素及び比較化合物につい
て以外は、g/m2 で示す。
【0075】写真要素201 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.43(銀として) ゼラチン 2.44 第2層:中間層 ゼラチン 1.22 第3層:赤感光性層 ヨウ臭化銀乳剤 0.97(銀として) RSD−1/RSD−2 0.00075 シアンカプラーC−1 1.61 フタル酸ジブチル 0.81 ゼラチン 2.37
【0076】 第4層:中間層 コンペチターCP−1 0.21 ゼラチン 0.43 第5層:緑感光性層 ヨウ臭化銀乳剤 1.10(銀として) 増感色素GSD−1 0.00075 増感色素GSD−2 0.00025 マゼンタカプラーM−1 0.46 マゼンタカプラーM−2 1.08 リン酸トリトイル 0.76 ゼラチン 2.37
【0077】 第6層:保護層 ゼラチン 2.37 ビス(ビニルスルホニルメタン) 0.19
【0078】緑感光性第5層に、表IIに記載したポリ
(アルキレンオキシド)を添加した以外は、サンプル2
01について上記したと同じ方法で、サンプル202〜
211を製造した。添加したポリ(アルキレンオキシ
ド)は、ポリマーの分子量としてMnを使用して、0.
4ミリモル/銀モルの当量レベルで塗布した。この例に
於ける化合物には、共通の親化合物5を使用する構造的
変形が含まれる。
【0079】このようにして製造したサンプルのそれぞ
れを、35mm幅の細片に切断した。このサンプルを、白
色光を使用して階段露光に露光した。次いで、このサン
プルを、標準的コダックE−6プロセス溶液を使用して
処理した。二つの異なった写真感度点での相対写真感度
及びDmaxは、緑感光性層第5層について決定した。
【0080】
【表10】
【0081】表Vに示される結果から、本発明の酸性官
能性可溶化を使用するサンプルが、顕著に、D Log
E曲線の種々の点で写真感度を増強し、Dmaxを抑制
することが明らかである。
【0082】例3 サンプル301を、例2に於けるようにして製造した。
緑感光性第5層に、表IIに記載したポリ(アルキレンオ
キシド)を添加した以外は、サンプル301について上
記したと同じ方法で、サンプル302〜308を製造し
た。添加したポリ(アルキレンオキシド)は、因みに平
均分子量基準で0.6ミリモル/銀モルの当量レベルで
塗布した。化合物13のレベル系列も、0.2、0.6
及び1.2ミリモル/銀モルで試験した。
【0083】このようにして製造したサンプルのそれぞ
れを、35mm幅の細片に切断した。このサンプルを、白
色光を使用して段階露光に露光した。次いで、このサン
プルを、第一現像液中の時間を6分(標準的第一現像液
時間)から11分第一現像液時間まで変化させた以外
は、標準的コダックE−6プロセス溶液を使用して処理
した。二つの異なった写真感度点での相対写真感度及び
Dmaxは、緑感光性第5層について決定した。
【0084】
【表11】
【0085】表VIに示される結果から、酸性官能性可溶
化を含有する化合物26、27及び28が、化合物13
と同様に増強された現像を与え、写真感度の増加及びD
max抑制に至ることが明らかである。化合物13の量
を増加させると、より大きい効果を与えることも明らか
である。
【0086】
【表12】
【0087】11分の延長された現像時間(即ち、プッ
シュ処理)で、化合物13が現像を更に増強し、通常の
6分現像時間で見られるものよりも、延長された現像で
のより大きい写真感度増加及びDmax抑制に至った。
本発明は、延長された現像時間で写真性質を制御するた
めに有用であり得る。
【0088】例4 例えば、リバーサルフォーマットの予言例に於いて、酸
性末端基を有するポリ(アルキレンオキシド)を、下記
のようにして製造した多層リバーサルフィルム中に、適
当に増感したヨウ臭化銀乳剤と共に塗布することができ
る。下記の組成を有する各層を、下塗層を設けた三酢酸
セルロース支持体の上に塗布して、多層カラー写真感光
性材料を製造した。層の組成に於いて、塗布量は、同じ
層内に存在するハロゲン化銀のモル当たりのモル量とし
て示す増感色素について以外は、1平方メートル当たり
のグラム数として示す。ハロゲン化銀の塗布量は、銀に
関して記載する。ディスク遠心法により決定した乳剤サ
イズは、ミクロンでの直径×厚さで記載する。
【0089】 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.43 ゼラチン 2.44 第2層:中間層 ゼラチン 1.22
【0090】 第3層:低赤感光性層 AgIBr平板状乳剤(4%I、0.6×0.1) 0.62 RSD−1/RSD−2 0.00142 C−1 0.20 フタル酸ジブチル 0.10 ST−1 0.06 ゼラチン 0.86
【0091】 第4層:高赤感光性層 AgIBr平板状乳剤(4%I、0.97×0.13) 0.65 RSD−1/RSD−2 0.00105 C−1 1.00 フタル酸ジブチル 0.50 ゼラチン 1.83
【0092】 第5層:中間層 DYE−1 0.07 ST−1 0.12 ゼラチン 1.22
【0093】 第6層:低緑感光性層 AgIBr乳剤(3.3%I、0.15立方体+ 4%I、0.7×0.1平板状) 0.70 GSD−1/GSD−2 0.002 M−1 0.07 M−2 0.15 リン酸トリトイル 0.11 ゼラチン 0.83
【0094】 第7層:高緑感光性層 AgIBr平板状乳剤(4%I、0.97×0.13) 0.50 GSD−1/GSD−2 0.001 M−1 0.32 M−2 0.74 リン酸トリトイル 0.52 ゼラチン 1.67
【0095】 第8層:保護層 ゼラチン 2.15 第9層:イエローフィルター層 キャリー・リー(Carey Lea)銀 0.002 DYE−2 0.17 ST−1 0.08 ゼラチン 0.61
【0096】 第10層:低青感光性層 AgIBr平板状乳剤(3%I、1.1×0.12) 0.28 BSD−1 0.00108 Y−1 0.66 フタル酸ジブチル 0.22 ゼラチン 1.00
【0097】 第11層:高青感光性層 AgIBr平板状乳剤(3%I、1.7×0.1) 0.78 BSD−1 0.0016 Y−1 1.68 フタル酸ジブチル 0.56 ゼラチン 2.47
【0098】 第12層:第一保護層 UV−1 0.06 UV−2 0.32 UV−3 0.09 ST−1 0.06 ゼラチン 1.40
【0099】 第13層:第二保護層 微粒子AgBr乳剤 0.12 マット 0.02 ビス(ビニルスルホニルメタン) 0.26 ゼラチン 0.97
【0100】例1〜4で使用した構造
【0101】
【化6】
【0102】
【化7】
【0103】
【化8】
【0104】
【化9】
【0105】例5 リバーサルフォーマットの予言例に於いて、酸性官能性
末端基を有するポリ(アルキレンオキシド)を、頂部か
ら底部に向って下記の層を有する支持体に、適当に増感
されたヨウ臭化銀乳剤と共に塗布することができる。 (1)1個又はそれ以上のオーバーコート層; (2)非増感ハロゲン化銀含有層; (3)「カプラー1」:安息香酸、4−(1−(((2
−クロロ−5−((ドデシルスルホニル)アミノ)フェ
ニル)アミノ)カルボニル)−3,3,−ジメチル−2
−オキソブトキシ)−,1−メチルエチルエステルを含
有する高感度イエロー層、カプラー1及び「カプラー
2」:安息香酸、4−クロロ−3−〔〔2−〔4−エト
キシ−2,5−ジオキソ−3−(フェニルメチル)−1
−イミダゾリジニル〕−4,4−ジメチル−1,3−ジ
オキソペンチル〕アミノ〕−,ドデシルエステルを含有
する中感度イエロー層並びにカプラー2を含有する低感
度イエロー層を有する、三重塗布イエロー層パック;
【0106】(4)中間層; (5)微細粒子化銀の層; (6)中間層; (7)「カプラー3」:N−〔1−(2,5−ジクロロ
フェニル)−4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1H−ピ
ラゾール−3−イル〕−2−メチル−2−プロペンアミ
ドを有する2−プロペン酸、ブチルエステル、ポリマ
ー;「カプラー4」:ベンズアミド、3−((2−
(2,4−ビス(1,1−ジメチルプロピル)フェノキ
シ)−1−オキソブチル)アミノ)−N−(4,5−ジ
ヒドロ−5−オキソ−1−(2,4,6−トリクロロフ
ェニル)−1H−ピラゾール−3−イル)−;及び「カ
プラー5」:ベンズアミド,3−(((2,4−ビス
(1,1−ジメチルプロピル)フェノキシ)−アセチ
ル)アミノ)−N−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−
1−(2,4,6−トリクロロフェニル)−1H−ピラ
ゾール−3−イル)−を含有し、そして安定剤、1,
1′−スピロビ(1H−インデン),2,2′,3,
3′−テトラヒドロ−3,3,3′,3′−テトラメチ
ル−5,5′,6,6′−テトラプロポキシ−を含有す
る、高感度及び中感度マゼンタ層並びに同じ安定剤と共
にカプラー4及びカプラー5を含有する低感度マゼンタ
層を有する、三重塗布マゼンタパック;
【0107】(8)できる限り、微細粒子非増感ハロゲ
ン化銀を含有する1個又はそれ以上の中間層; (9)「カプラー6」:テトラデカンアミド、2−(2
−シアノフェノキシ)−N−(4−((2,2,3,
3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−オキソブチル)
アミノ)−3−ヒドロキシフェニル)−を含有する高感
度シアン層;「カプラー7」:ブタンアミド、N−(4
−((2−(2,4−ビス(1,1−ジメチルプロピ
ル)フェノキシ)−1−オキソブチル)アミノ)−2−
ヒドロキシフェニル)−2,2,3,3,4,4,4−
ヘプタフルオロ−及び「カプラー8」:ヘキサンアミ
ド、2−(2,4−ビス(1,1−ジメチルプロピル)
−フェノキシ)−N−(4−((2,2,3,3,4,
4,4−ヘプタフルオロ−1−オキソブチル)アミノ)
−3−ヒドロキシフェニル)−を含有する中感度シアン
層並びにカプラー6、7及び8を含有する低感度シアン
層を有する、三重塗布シアンパック; (10)できる限り、微細粒子非増感ハロゲン化銀を含
有する1個又はそれ以上の中間層;並びに (11)ハレーション防止層。
【0108】例6 例えば、ネガフォーマットの予言例に於いて、酸性官能
性末端基を有するポリ(アルキレンオキシド)を、三酢
酸セルロースフィルム支持体の上に下記の層を塗布する
ことによって製造した多層写真ネガ要素中に、適当に増
感したヨウ臭化銀乳剤と共に塗布することができる(塗
布量は平方メートル当たりのグラム数であり、乳剤サイ
ズは、ディスク遠心法により測定し、そしてミクロンで
の直径×厚さで記載されている)。
【0109】層1(ハレーション防止層):黒色コロイ
ド銀ゾル、0.151;ゼラチン、2.44;UV−
1、0.075;UV−2、0.075;DYE−3、
0.042;DYE−4、0.088;DYE−5、
0.020;DYE−6、0.008及びSTAB−
1、0.161。
【0110】層2(低感度シアン層):RSD−3/R
SD−4の1/9混合物で増感した2種のヨウ臭化銀乳
剤、即ち(i)小さい平板状乳剤(1.1×0.09、
4.1モル%I)、0.430及び(ii)非常に小さい
平板状粒子乳剤(0.5×0.08、1.3モル%
I)、0.492のブレンド物;ゼラチン、1.78;
シアン色素形成カプラーC−2、0.538;漂白促進
剤放出型カプラーBARC−1、0.038;マスキン
グカプラーMC−1、0.027。
【0111】層3(中感度シアン層):赤増感(上記と
同じ)ヨウ臭化銀乳剤(1.3×0.12、4.1モル
%I)、0.699;ゼラチン、1.79;C−2、
0.204;D−1、0.010;MC−1、0.02
2。
【0112】層4(高感度シアン層):赤増感(上記と
同じ)平板状ヨウ臭化銀乳剤(2.9×0.13、4.
1モル%I)、1.076;C−2、0.072;D−
1、0.019;D−2、0.048;MC−1、0.
032;ゼラチン、1.42。
【0113】層5(中間層):ゼラチン、1.29。 層6(低感度マゼンタ層):GSD−3/GSD−4の
6/1の混合比で増感した2種のヨウ臭化銀乳剤、即ち
(i)1.0×0.09、4.1モル%ヨウ化物、0.
308及び(ii)0.5×0.08、1.3モル%I、
0.584のブレンド物;マゼンタ色素形成カプラーM
−3、0.269;マスキングカプラーMC−2、0.
064;安定剤STAB−2、0.054;ゼラチン、
1.72。
【0114】層7(中感度マゼンタ層):緑増感(上記
と同じ)ヨウ臭化銀乳剤、1.3×0.12、4.1モ
ル%ヨウ化物、0.968;M−3、0.071;MC
−2、0.064;D−3、0.024;安定剤STA
B−2、0.014;ゼラチン、1.37。
【0115】層8(高感度マゼンタ層):緑増感(上記
と同じ)平板状ヨウ臭化銀乳剤(2.3×0.13、
4.1モル%I)、0.968;ゼラチン、1.27
5;カプラーM−3、0.060;MC−2、0.05
4;D−4、0.0011;D−5、0.0011及び
安定剤STAB−2、0.012。
【0116】層9(イエローフィルター層):AD−
1、0.108及びゼラチン、1.29。 層10(低感度イエロー層):増感色素BSD−2で増
感した3種の平板状ヨウ臭化銀乳剤、即ち(i)0.5
×0.08、1.3モル%I、0.295、(ii)1.
0×0.25、6モル%I、0.50及び(iii )0.
81×0.087、4.5モル%I、0.215のブレ
ンド物;ゼラチン、2.51;イエロー色素形成カプラ
ーY−1、0.725及びY−2、0.289;D−
6、0.064;C−1、0.027及びBARC−
1、0.003。
【0117】層11(高感度イエロー層):2種の青増
感(上記と同じ)ヨウ臭化銀乳剤、即ち(i)大きい平
板状乳剤、3.3×0.14、4.1モル%I、0.2
27及び(ii)3−D乳剤、1.1×0.4、9モル%
I、0.656のブレンド物;Y−1、0.725;Y
−2、0.289;D−6、0.029;C−1、0.
048;BARC−1、0.007及びゼラチン、2.
57。
【0118】層12(UVフィルター層):ゼラチン、
0.699:臭化銀リップマン乳剤、0.215;UV
−1、0.011及びUV−2、0.011。 層13(保護オーバーコート):ゼラチン、0.88
2。硬膜剤(ビス(ビニルスルホニル)メタン硬膜剤、
全ゼラチン重量の1.75%)、カブリ防止剤(4−ヒ
ドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラアザ
インデンを含有する)、界面活性剤、塗布助剤、乳剤添
加物、金属イオン封鎖剤、滑剤、マット剤及び着色色素
を、当該技術分野で普通のようにして適当な層に添加し
た。
【0119】例6で使用した物質の構造
【0120】
【化10】
【0121】
【化11】
【0122】
【化12】
【0123】
【化13】
【0124】
【化14】
【0125】
【化15】
【0126】
【化16】
【0127】例7 例えば、カラーネガ要素の予言例に於いて、酸性官能性
末端基を有するポリ(アルキレンオキシド)を、頂部か
ら底部に向かって下記の層を有する支持体に、適当に増
感されたヨウ臭化銀乳剤と共に塗布することができる。
【0128】(1)1個又はそれ以上の、紫外線吸収剤
を含有するオーバーコート層; (2)「カプラー1」:安息香酸、4−クロロ−3−
((2−(4−エトキシ−2,5−ジオキソ−3−(フ
ェニルメチル)−1−イミダゾリジニル)−3−(4−
メトキシフェニル)−1,3−ジオキソプロピル)アミ
ノ)−,ドデシルエステルを含有する高感度イエロー層
並びに「カプラー2」:プロパン酸、2−〔〔5−
〔〔4−〔2−〔〔〔2,4−ビス(1,1−ジメチル
プロピル)フェノキシ〕−アセチル〕アミノ〕−5−
〔(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1
−オキソブチル)アミノ〕−4−ヒドロキシフェノキ
シ〕−2,3−ジヒドロキシ−6−〔(プロピルアミ
ノ)カルボニル〕フェニル〕−チオ〕−1,3,4−チ
アジアゾール−2−イル〕チオ〕−,メチルエステル及
び「カプラー3」:1−((ドデシルオキシ)カルボニ
ル)エチル(3−クロロ−4−((3−(2−クロロ−
4−((1−トリデカノイルエトキシ)カルボニル)ア
ニリノ)−3−オキソ−2−((4)(5)(6)−
(フェノキシカルボニル)−1H−ベンゾトロアゾール
−1−イル)プロパノイル)アミノ))−ベンゾアート
と一緒に同じ化合物を含有する低感度イエロー層を有す
る2塗布イエローパック;
【0129】(3)微細な金属銀を含有する中間層; (4)「カプラー4」:ベンズアミド、3−((2−
(2,4−ビス(1,1−ジメチルプロピル)フェノキ
シ)−1−オキソブチル)アミノ)−N−(4,5−ジ
ヒドロ−5−オキソ−1−(2,4,6−トリクロロフ
ェニル)−1H−ピラゾール−3−イル)−,「カプラ
ー5」:ベンズアミド、3−((2−(2,4−ビス
(1,1−ジメチルプロピル)フェノキシ)−1−オキ
ソブチル)アミノ)−N−(4′,5′−ジヒドロ−
5′−オキソ−1′−(2,4,6−トリクロロフェニ
ル)(1,4′−ビ−1H−ピラゾール)−3′−イ
ル)−,「カプラー6」:カルバミン酸、(6−
(((3−(ドデシルオキシ)プロピル)アミノ)カル
ボニル)−5−ヒドロキシ−1−ナフタレニル)−,2
−メチルプロピルエステル、「カプラー7」:酢酸、
((2−((3−(((3−(ドデシルオキシ)プロピ
ル)アミノ)カルボニル)−4−ヒドロキシ−8−
(((2−メチルプロポキシ)カルボニル)アミノ)−
1−ナフタレニル)オキシ)エチル)チオ)−及び「カ
プラー8」:ベンズアミド、3−((2−(2,4−ビ
ス(1,1,−ジメチルプロピル)−フェノキシ)−1
−オキソブチル)アミノ)−N−(4,5−ジヒドロ−
4−((4−メトキシフェニル)−アゾ)−5−オキソ
−1−(2,4,6−トリクロロフェニル)1H−ピラ
ゾール−3−イル)−を含有する高感度マゼンタ層;そ
れぞれ、「カプラー9」:比1:2:2の重量で、2−
プロペン酸ブチルエステル、スチレン及びN−〔1
(2,4,6−トリクロロフェニル)−4,5−ジヒド
ロ−5−オキソ−1H−ピラゾール−3−イル〕−2−
メチル−2−プロペンアミドを含有する三成分コポリマ
ー及び「カプラー10」:テトラデカンアミド、N−
(4−クロロ−3−((4−((4−((2,2−ジメ
チル−1−オキソプロピル)アミノ)フェニル)アゾ)
−4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1−(2,4,6−
トリクロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル)
アミノ)フェニル)−を、カプラー3及びカプラー8に
加えて含有する中感度マゼンタ層及び低感度マゼンタ層
を有する、3重塗布マゼンタパック;
【0130】(5)中間層、 (6)カプラー6及びカプラー7を含有する高感度シア
ン層;カプラー6及び「カプラー11」:2,7−ナフ
タレンジスルホン酸、5−(アセチルアミノ)−3−
((4−(2−((3−(((3−(2,4−ビス
(1,1−ジメチルプロピル)−フェノキシ)プロピ
ル)アミノ)−カルボニル)−4−ヒドロキシ−1−ナ
フタレニル)オキシ)エトキシ)フェニル)アゾ)−4
−ヒドロキシ、二ナトリウム塩を含有する中感度シアン
層並びにカプラー2及びカプラー6を含有する低感度シ
アン層を有する、3重塗布シアンパック; (7)カプラー8を含有する下塗層、並びに (8)ハレーション防止層。
【0131】本発明を、その或る好ましい態様を特に参
照して詳細に記載したが、その変更及び修正を本発明の
精神及び範囲内で実施できることはいうまでもない。
【0132】
【発明の効果】本発明のポリ(アルキレンオキシド)
は、写真要素に於いて現像収率及び写真感度並びにDm
axに於ける変化を顕著に増加させることができる。更
に、本発明のポリ(アルキレンオキシド)は、一層均一
に現像を促進させることができる。
【0133】
【発明の追加の態様】
1.ポリ(アルキレンオキシド)の95%より多くが、
両末端に、水性pKa≦10を有する酸性官能性末端
基、又は現像の間に反応して水性pKa≦10を有する
酸性官能性末端基を形成する末端基、を有するハロゲン
化銀カラー写真要素。
【0134】2.ポリ(アルキレンオキシド)が、実質
的に3000〜4500AMU の範囲内の分子量を有する
ハロゲン化銀カラー写真要素。
【0135】3.支持体、ハロゲン化銀乳剤及びポリ
(アルキレンオキシド)を含んでなり、ポリ(アルキレ
ンオキシド)の50%より多くが、式I:
【0136】
【化17】
【0137】〔式中、A及びA′は独立に、酸性官能基
であり、L及びLi は独立に、二価の有機結合基であ
り、Xi は独立に、非金属ヘテロ原子であり(但し、少
なくとも1個のXi は酸素である)、そしてnは1〜3
00である〕によって表わされ、かつポリ(アルキレン
オキシド)が実質的に1700〜6000AMU の範囲内
の分子量を有する、ハロゲン化銀カラー写真要素。
【0138】4.ポリ(アルキレンオキシド)の95%
より多くが、式Iによって表わされる、ハロゲン化銀写
真要素。 5.ポリ(アルキレンオキシド)が、実質的に3000
〜4500AMU の範囲内の分子量を有する、上記3のハ
ロゲン化銀写真要素。 6.A及びA′が独立に、カルボン酸、カルボン酸塩又
はスルホン酸であるハロゲン化銀写真要素。
【0139】7.L及びLi が独立に、置換又は非置換
のアルキレン、アルケニル、アリーレン、アラルキレン
又はヘテロアリーレン基であるハロゲン化銀写真要素。 8.L及びLi が置換又は非置換のエチレン基であるハ
ロゲン化銀写真要素。
【0140】9.Xi が独立に、−O−,−SO−,−
SO2 −又は−NR1 −(但し、R 1 は、水素又はカル
ボキシル、スルホニル又は置換若しくは非置換のアルキ
ル、アルケニル、アリール、アラルキル若しくはヘテロ
アリール基である)である、ハロゲン化銀写真要素。 10.Xi が−O−であるハロゲン化銀写真要素。
【0141】11.L及びLi が独立に、置換又は非置
換のアルキレン、アリーレン又はアリールアルキレン基
であり、A及びA′が独立に、カルボン酸、カルボン酸
塩又はスルホン酸であり、そしてXi が独立に、−O
−,−SO−,−SO2 −又は−NR1 −(但し、R1
は、水素又はカルボキシル、スルホニル又は置換若しく
は非置換のアルキル、アルケニル、アリール、アラルキ
ル若しくはヘテロアリール基である)である、ハロゲン
化銀写真要素。
【0142】12.L及びLi が置換又は非置換のエチ
レン基であるハロゲン化銀写真要素。 13.Xi が−O−であるハロゲン化銀写真要素。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス アール.ウェルター アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,フィンチンフィールド レ ーン 676

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体、ハロゲン化銀乳剤及びポリ(ア
    ルキレンオキシド)を含んでなり、ポリ(アルキレンオ
    キシド)の50%より多くが、両末端に、水性pKa≦
    10を有する酸性官能性末端基、又は現像の間に反応し
    て水性pKa≦10を有する酸性官能性末端基を形成す
    る末端基、を有し、そしてポリ(アルキレンオキシド)
    が実質的に1700〜6000AMU の範囲内の分子量を
    有する、ハロゲン化銀カラー写真要素。
JP10118617A 1997-04-30 1998-04-28 ポリ(アルキレンオキシド)を含むハロゲン化銀写真要素 Pending JPH10307363A (ja)

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