JPH10306872A - 車両の自動シフトダウン装置 - Google Patents

車両の自動シフトダウン装置

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JPH10306872A
JPH10306872A JP12801397A JP12801397A JPH10306872A JP H10306872 A JPH10306872 A JP H10306872A JP 12801397 A JP12801397 A JP 12801397A JP 12801397 A JP12801397 A JP 12801397A JP H10306872 A JPH10306872 A JP H10306872A
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JP
Japan
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vehicle
inter
speed
detecting means
vehicle distance
Prior art date
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Pending
Application number
JP12801397A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Shin
章宏 新
Yoshiaki Sano
喜亮 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセル操作からドライバの減速・加速の意
志を感知して、減速時のみ自動変速機をシフトダウンす
る車両のシフトダウン装置を提供する。 【解決手段】車間距離検出手段(測距機7)の検出値が
車速に基づく目標車間距離よりも少なく、且つアクセル
操作検出手段(スロットルポジションセンサ4)がアク
セルを戻す方向への操作を検出したとき、コントローラ
8によって自動変速機2をシフトダウンし、アクセル操
作検出手段がアクセルを戻す方向への操作が検出されな
いときは、ドライバが追越しまたは追抜きのための加速
を行っていると判定して自動変速機2のシフトダウンは
行わず、その加速を許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自車と前方を走行
する先行車との実車間距離が車速に基づく目標車間距離
より短いとき自動変速機のシフトダウンをする車両の自
動シフトダウン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の自動変速機は、車速とス
ロットル開度に基づいてシフトアップするよう構成され
ているが、このような構成のみでは、自車と前方を走行
する先行車との間の車間距離が短いにも拘らず不用なシ
フトアップがなされ、ドライバの意志とは無関係に車間
距離が詰まってしまう場合があり、この際にドライバに
不慮の恐怖感、違和感を与えてしまうという虞がある。
【0003】そこで、スイッチ(コーストスイッチ)に
より減速命令が生じたとき、スロットル弁を全閉として
減速を行い、次に実車間距離が設定車間距離よりも短い
ときは、自動変速機のシフトダウンを行うことにより、
充分な減速感を得るもの(「車両定速装置」(特開平4
−218436号))や、前方車両との実車間距離減少
率が設定車間距離減少率よりも大きいとき、スロットル
弁のみを全閉、もしくはスロットル弁の全閉と共に自動
変速機をシフトダウンするもの(「車両走行制御装置」
(特開平4−219429号))が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案は、
いずれもドライバの意志を検知して自動変速機のシフト
ダウンを行うものではないので、ドライバの感覚による
減速期待時期とスロットル弁等による実減速時期とにず
れが生じてしまうため、ドライバに違和感や、応答遅れ
による恐怖感を与えてしまうという虞がある。
【0005】また、上記提案は、車間距離の制御のた
め、ドライバに減速の意志がなくても自動的に減速を行
う構成であるので、減速のための制御系を、一旦、禁止
しておかないと、加速による追越し、追抜きができない
という問題がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は車間距離に基づいて自動変速機のシフト
ダウンを行う車両の自動シフトダウン装置において、ア
クセル操作からドライバの減速・加速の意志を感知し
て、減速時のみ自動変速機をシフトダウンするよう構成
した車両のシフトダウン装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、コントローラは、車間距離検出手段の検出値が車速
に基づく目標車間距離よりも少なく、且つ上記アクセル
操作検出手段がアクセルを戻す方向への操作を検出した
とき、すなわち、ドライバの減速意志を検知すると同時
に、上記自動変速機をシフトダウンして減速する。
【0008】つまり、この発明に係るコントローラは、
車間距離検出手段の検出値が車速に基づく目標車間距離
よりも少ない場合に、アクセルの戻す方向への操作がな
されたかどうかにより、ドライバが、減速して安全な車
間距離とするのか、または、追抜き、追越のための加速
を行いたいのかを判定し、減速のとき、すなわち、アク
セル操作検出手段がアクセルを戻す方向への操作を検出
したときには、自動変速機をシフトダウンする。
【0009】このためフットブレーキが踏み込まれるま
では自動変速機による減速が、踏み込み後は、フットブ
レーキ及び自動変速機による減速がなされ、応答遅れが
なく、安全で確実な制動がなされる。
【0010】一方、アクセル操作検出手段がアクセルを
戻す方向への操作が検出しないときは、ドライバが減速
ではなく、追越しまたは追抜きのための加速を行ってい
ると判定する。このため加速が可能となり、追抜き等を
支障なく行うことができる。
【0011】請求項2記載の発明に係るコントローラ
は、請求項1記載に係る発明において、さらに、上記車
間距離検出手段の検出出力に基づいて先行車との相対速
度を演算すると共に、その相対速度が車間距離が増加す
る負の相対速度、すなわち、自車と先行車との間の車間
距離が増加する速さのときは、先行車が加速、又は自車
が先行車よりも遅いときの車間距離の空き過ぎを防ごう
とするドライバの意志を優先する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を
添付図面を参照して例示的に説明する。
【0013】図1は本発明に係る自動シフトダウン装置
を有する車両のシステム構成図で、車両のエンジン1に
は、自動変速機2、車輪速を検出する車輪速センサ(車
速検出手段)3、スロットル開閉速度を検出するスロッ
トルポジションセンサ(アクセル操作検出手段)4が備
えられ、車体の前部に車間距離を検出すべく測距機(車
間距離検出手段)7が、車室には、上記各種センサ3,
4及び測距機7の検出信号に基づいて自動変速機2のシ
フトを制御するコントローラ8が備えられてる。
【0014】上記コントローラ8は、CPU、ROM、
RAM、I/O等のマイクロコンピュータを中心として
構成され、図3に示される如きシフト制御を実行するよ
う構成される。
【0015】図3を参照して説明すると、まず、ステッ
プS1で上記車輪速センサ3の検出値を処理して自車の
実車速を算出する。
【0016】次に、ステップS4に進み、上記実車速と
実車間距離に対応する測距機7の入力値に基づき、先行
車の実車速及び相対速度を算出する。
【0017】この場合、測距機7は、先行車に測定波を
照射してその照射から反射波を受け取るまでの時間によ
り車間距離を検出するものであり、電波、超音波、又は
光を測定波とする周知の測距器7の全てを用いることが
できるが、この制御では耐ノイズ、指向性の点で優れた
レーザレーダ7Aを用いている。
【0018】そして、ステップS5に進んで上記自動変
速機2に対して行うシフトダウン制御のしきい値、すな
わち、車速に基づく目標車間距離を算出する。しきい値
の算出は、車重、タイヤの摩擦係数、及びこれらの補正
値及び気温、路面の摩擦係数の補正値等によって求める
が、コントローラ8のメモリ(ROM,RAM)に、車
速毎の目標車間距離データのマップ(又はテーブル)
(図2参照)を格納しておき、これと実車速とを参照し
て目標車間距離を得るようにすれば、上記CPUの計算
負荷を減らすことができるし、その分、他の制御に役立
てることができる。
【0019】ステップS5でしきい値を求めると、ステ
ップS6に進んで、現在の実車間距離がしきい値より小
さいかどうか、すなわち、現在の実車間距離が目標車間
距離より小さいかどうかを判定する。
【0020】この判定で、目標車間距離、すなわち、し
きい値よりも実車間距離が小さいとき、ステップS7に
進んでアクセル操作検出手段たるスロットルポジション
センサ4の検出出力により現在のアクセルペダルの操作
がOFFか否かを判定し、このときのドライバの運転意
志が減速なのかを判定する。
【0021】そしてこの判定がYESのときステップS
10に進み、NOのときステップS8に進んで、今度は
ステップS7の判定が、アクセルペダルの緩慢な戻し操
作による単なる速度調節なのか、先行車の制動等を原因
とする車間距離の急激な短縮を回避するための操作なの
かを、スロットル閉速度の大小により評価する。
【0022】このためステップS8で、アクセルペダル
の踏み込み速度と1:1で対応するスロットル閉速度と
所定値aとを比較してこのスロットル閉速度が所定値a
よりも速ければフットブレーキによる速度調節が必要な
場合と判断する。すなわち、スロットル閉速度>aのと
き、ドライバにフットブレーキよる制動の意志有りと
し、スロットル閉速度≦aのときは、アクセルペダルの
戻しによる単なる車間距離調節と判定する。そしてステ
ップS10に進んで、自動変速機2をシフトダウン(4
速の場合は3速に、3速の場合は2速)する。
【0023】従って、空走距離が少なく、応答性の高い
減速を行うことができ、ドライバに不慮の恐怖感が与え
られてしまうことを防ぐことができる。また、ステップ
S10のシフトダウンを終了すると、ステップS1に戻
り制御を繰返す。従って、上記した条件と同じ条件で
は、更にシフトダウン(3速の場合は2速に、2速の場
合は1速)が繰返され、減速度が高められる。
【0024】もちろん、ステップS6、ステップS7、
及びステップS8において、各ステップの条件をそれぞ
れ満足しないとき、すなわちNOのときは、ステップ1
に戻るが、これらステップの後は、アクセルペダルの踏
み込みは、ドライバの自由であり、加速して追越し、追
抜きを行うことができる。すなわち、車線が少なく、ま
た、車線変更ができない場合は、減速が必要であるが、
車線数が多く、また、車線変更が可能な場合は、このよ
うな制限を受けることはない。従って、このような場合
は、アクセルの踏み込んで、追越し、追抜きを行っても
良い。
【0025】このように本実施形態に係る制御は、ドラ
イバの意志に沿って加速・減速が可能であり、空走距離
の少ない信頼性の高い制動を行うことができる。
【0026】もちろん、図3に示してはいないが、前方
車と自車との相対速度が車間距離が増加する負の相対速
度、すなわち、自車と先行車との間の車間距離が増加す
る速さのとき、上記自動変速のシフトダウンは解除さ
れ、先行車と自車との車間距離がドライバの意志以上に
空くことが防止される。
【0027】
【発明の効果】以上、詳述したことから明らかなよう
に、本発明によれば次の如き優れた効果を発揮する。
【0028】(1)ドライバの加速・減速操作を素速く検
出して、フットブレーキが踏み込まれる前に自動変速機
による減速が行なわれるようにしたので、車両の安全
性、信頼性を大幅に向上することができる(請求項
1)。
【0029】(2)自車と前方の先行車との車間距離を車
速に基づく目標車間距離に設定することができる(請求
項2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の自動シフトダウン装置の一
実施形態を示すブロック図である。
【図2】制御マップの一実施形態を示す図である。
【図3】コントローラの制御内容の一実施形態を示すフ
ローチャート図である。
【符合の説明】
2 自動変速機 3 車輪速センサ(車速検出手段) 4 スロットルポジションセンサ(アクセル操作検出手
段) 7 測距機(車間距離検出手段) 8 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車と前方を走行する先行車との実車間
    距離が車速に基づく目標車間距離より短いとき自動変速
    機のシフトダウンをする車両の自動シフトダウン装置に
    おいて、 自車と先行車との車間距離を検出する車間距離検出手段
    と、 自車の車速を検出する車速検出手段と、 運転者のアクセル操作を検出するアクセル操作検出手段
    と、 上記車間距離検出手段の検出値が車速に基づく目標車間
    距離よりも少なく、且つ上記アクセル操作検出手段がア
    クセルを戻す方向への操作を検出したとき、上記自動変
    速機をシフトダウンするコントローラとを備えたことを
    特徴とする車両の自動シフトダウン装置。
  2. 【請求項2】 上記コントローラが、上記車間距離検出
    手段の検出出力に基づいて自車と先行車との相対速度を
    演算するように構成されると共に、 その相対速度が車間距離を増す速度のときには、上記変
    速機のシフトダウンを禁止するよう構成されたことを特
    徴とする車両の自動シフトダウン制御装置。
JP12801397A 1997-04-30 1997-04-30 車両の自動シフトダウン装置 Pending JPH10306872A (ja)

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JPH10306872A true JPH10306872A (ja) 1998-11-17

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ID=14974330

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100410568C (zh) * 2005-01-26 2008-08-13 丰田自动车株式会社 车辆控制装置
US8000874B2 (en) 2006-03-10 2011-08-16 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle headway maintenance assist system and method
CN106104097A (zh) * 2014-03-27 2016-11-09 本田技研工业株式会社 自动变速器的变速控制装置

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A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

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Effective date: 20040312