JPH103062A - コンタクトレンズ洗浄装置 - Google Patents

コンタクトレンズ洗浄装置

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JPH103062A
JPH103062A JP8156595A JP15659596A JPH103062A JP H103062 A JPH103062 A JP H103062A JP 8156595 A JP8156595 A JP 8156595A JP 15659596 A JP15659596 A JP 15659596A JP H103062 A JPH103062 A JP H103062A
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cleaning
contact lens
tank
work tank
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JP8156595A
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Murei Ri
夢鈴 李
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトレンズの耐久性を損なうことがな
いと共に一層簡易に操作できるコンタクトレンズ洗浄装
置を提供する。 【解決手段】 コンタクトレンズを洗浄するための作業
槽2と、該作業槽2に連通するものであって任意の処理
液を入れるための複数の処理液槽3a、3bと、処理液
槽3a、3bから作業槽2への処理液の流入及び作業槽
2におけるコンタクトレンズを洗浄するための動作を所
定の手順にて制御する制御部4とを備える。作業槽2に
は左右のコンタクトレンズを各々収納するための2つの
収納部5を設け、該収納部5を昇降か回転のいずれか一
方あるいは双方可能に軸支する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンタクトレンズ
を自動的に洗浄するためのコンタクトレンズ洗浄装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年広く用いられているコンタクトレン
ズは、使い捨て用のための特別なものを除き、使用後に
毎回洗浄する必要がある。この洗浄については、コンタ
クトレンズの種類等によって所定の方法が定められてお
り、ソフトコンタクトレンズの場合には、加熱消毒洗浄
法とコールド消毒洗浄法との2種類がある。
【0003】このうちの加熱消毒洗浄法とは、洗浄液を
用いた洗浄工程、保存液を用いたすすぎ工程、同じく保
存液を用いた加熱消毒工程を順次行うものであり、洗浄
液と保存液の2種類の処理液を用いる。一方、コールド
消毒洗浄法とは、過酸化消毒液を用いた消毒及び洗浄工
程、中和液を用いたすすぎ及び中和工程を順次行うもの
であり、過酸化消毒液と中和液の2種類の処理液を用い
る。またいずれの方法においても、週に1度程度、最初
に、除蛋白質錠剤と精製液を用いて蛋白質除去工程を行
う必要がある。
【0004】このように特にソフトコンタクトレンズの
洗浄方法は、加熱消毒洗浄法やコールド消毒洗浄法のい
ずれの方法においても複数工程を所定の順序で行わなけ
ればならないために複雑であり、このような方法に準じ
てコンタクトレンズの使用者自らが手作業で洗浄するこ
とは、使用者にとって非常に煩わしく、精神的、時間的
に大きな負担となっていた。また煩わしさの点ばかりで
なく、洗浄方法を誤ると過酸化消毒液のような薬剤が完
全に中和されずにコンタクトレンズ表面に残存し、目に
付着して障害を起こす危険性があった。さらに手作業で
の洗浄では、より完全に洗浄しようと意識するほど手に
余計な力が加わり、レンズを破損させるおそれもあっ
た。
【0005】このような状況に鑑みて、コンタクトレン
ズを自動的に洗浄する装置が過去にも提案されている。
このような従来のコンタクトレンズ洗浄装置は、軟質フ
ォーム等の弾性部材にてレンズを挟持し、これらを処理
液中で回転させて、レンズの洗浄を行うものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
のようなコンタクトレンズ洗浄装置は、レンズを弾性部
材にて直接的に挟持していたので、度重なる使用によっ
てレンズが摩耗し、あるいは破損する場合があり、コン
タクトレンズの耐久性を損なうおそれがあるという問題
があった。また上記のようにレンズを弾性部材にて挟持
していたので、使用者は洗浄前にレンズを弾性部材に挟
持させ、洗浄後には挟持を解除して取出す必要がある
等、レンズのセッティング作業に非常に手間を要してい
た。
【0007】このような従来のコンタクトレンズの洗浄
装置における問題点に鑑みて本発明は、コンタクトレン
ズの耐久性を損なうことがないと共に一層簡易に洗浄を
行うことのできるコンタクトレンズ洗浄装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような従来のコンタ
クトレンズ洗浄装置における問題点を解決するために請
求項1に記載の本発明は、コンタクトレンズを洗浄する
ための作業槽と、該作業槽に連通するものであって任意
の処理液を入れるための複数の処理液槽と、該処理液槽
から作業槽への処理液の流入及び前記作業槽におけるコ
ンタクトレンズを洗浄するための動作を所定の手順にて
制御する制御部とを備え、前記作業槽には、左右のコン
タクトレンズを各々収納するための2つの収納部を設
け、該収納部を昇降か回転のいずれか一方あるいは双方
可能に軸支したことを特徴として構成されている。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において、前記作業槽の収納部を、処理液を
連通自在とする網材を用いて形成したことを特徴として
構成されている。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において、前記作業槽の収納部を、コ
ンタクトレンズの収納位置と洗浄位置との間を昇降可能
に軸支したことを特徴として構成されている。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至
3に記載の本発明において、複数の洗浄方法のうちの一
つの洗浄方法を選択するための洗浄方法選択部を備え、
前記制御部は洗浄方法選択部にて選択された洗浄方法の
手順にて前記処理液槽から作業槽への処理液の流入及び
前記作業槽におけるコンタクトレンズを洗浄するための
動作を制御することを特徴として構成されている。
【0012】請求項5に記載の本発明は、請求項1乃至
4に記載の本発明において、洗浄に関する所定の表示を
行う表示部を備えたことを特徴として構成されている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態に
おける本装置の平面図、図2は図1のAーA矢視断面図
である。これら各図において、本実施形態の本装置は、
ソフトコンタクトレンズ(以下、単に「レンズ」とす
る)に対して加熱消毒洗浄法かコールド消毒洗浄法かの
いずれかの方法に基づく洗浄を自動的に行うものであっ
て、略箱状の筐体1内に、レンズを洗浄するための作業
槽2と、この作業槽2に連通するものであって2種類の
処理液を各々入れるための2つの処理液槽3a、3b
と、この処理液槽3a、3bから作業槽2への処理液の
流入及び作業槽2におけるコンタクトレンズを洗浄する
ための動作を所定の手順にて制御する制御部4とを納め
て構成されている。
【0014】作業槽2は、後述する収納部5、5が回転
可能な径を有する中空円筒体として形成されるもので、
その上部はレンズを収納部5、5内に出入れできるよう
に開放されている。この作業槽2の下部には処理液を加
熱するためのヒータ6が設けられており、このヒータ6
の上端近傍における液面位置P2には、作業槽2内の処
理液の液面高さを検知するための液面計2aが設けられ
ている。また作業槽2の底部周壁に排水弁2bが設けら
れてあり、この排水弁2bを開くことによって作業槽2
内の処理液が排水管2cを通じて本装置外に排出可能と
されている。
【0015】この作業槽2には、左右のレンズを各々収
納するための2つの収納部5、5が設けられている。こ
れら収納部5、5は、その内部にレンズを完全に収納し
得る大きさの中空半球体として形成されており、その上
部は、レンズを出入れできるように開放されている。ま
たこの上部は、該上部に設けた開閉自在の蓋部7によっ
て閉塞可能とされている。
【0016】このような収納部5は、薄板状の連係部8
の両端に固定されており、この連係部8は、その中央に
固定された支軸9によって軸支されている。この支軸9
は、作業槽2の下壁略中央に設けた防水タイプの軸受け
12を貫通して下方に至るもので、その下端部におい
て、作業槽2の下方に配置された制御部4内の昇降手段
及び回転手段に連係されている。ここで昇降手段とは、
本実施形態においては具体的には昇降機構10として構
成されており、カム、ギア、モータといったような周知
の構成によって支軸9を洗浄位置P1か作業位置P3か
のいずれかの位置に昇降させるものである。また回転手
段とは、本実施形態においては具体的には回転機構11
として構成されており、ギア、モータといったような周
知の構成によって支軸9を一定方向に連続回転させるも
のである。
【0017】そしてこのように昇降機構10及び回転機
構11によって支軸9が昇降及び回転可能とされている
ので、連係部8を介して、収納部5、5が昇降及び回転
可能とされている。なお連係部8の上面の各収納部5近
傍には、「L」と「R」の文字が表示されており、左右
のレンズを2つの収納部5、5のいずれに入れたのかが
一見して判別できるようにされている。
【0018】一方、上記処理液槽3a、3bは、筐体1
内において作業槽2を挟むように配置された中空筒体
で、その上部は処理液を処理液槽3a、3b内に出入れ
できるように開放されている。これら各処理液槽3a、
3bは、各々制御弁13a、13bを介して作業槽2に
連通されており、これら制御弁13a、13bを開くこ
とによって、処理液槽3a、3b内の処理液が作業槽2
に流入するようにされている。これら処理液槽3a、3
bの各々には、加熱消毒洗浄法による洗浄を行う場合に
は洗浄液と保存液、コールド消毒洗浄法による洗浄を行
う場合には過酸化消毒液と中和液が入れられる。
【0019】なおこれまで説明した作業槽2や処理液槽
3a、3b、及び作業槽2内部の連係部8、支軸9は、
処理液による腐食に長期間耐え得る樹脂材にて形成され
ている。また収納部5は、処理液による腐食に長期間耐
え得るものであって該収納部5の内部に処理液を連通可
能とする網材にて形成されている。
【0020】制御部4は、図2に示すように、上記した
昇降手段及び回転手段の他、記憶部13とタイマ17を
有する。この記憶部13には、加熱消毒洗浄法、コール
ド消毒洗浄法及び除蛋白質工程の手順が記憶されてい
る。また本装置は、洗浄方法選択部14、除蛋白質選択
部15、スタート指示部16及び表示部18を有する。
この洗浄方法選択部14は、加熱消毒洗浄法とコールド
消毒洗浄法のうちのいずれかの方法を選択するためのも
ので、加熱消毒洗浄法を選択するための加熱洗浄選択部
19とコールド消毒洗浄法を選択するためのコールド洗
浄選択部20とに別れて構成されている。
【0021】また除蛋白質選択部15は除蛋白質工程を
行うことを指示するためのもので、スタート指示部16
は洗浄の開始を指示するためのものである。そして、こ
れら加熱洗浄選択部19、コールド洗浄選択部20、除
蛋白質選択部15及びスタート指示部16は、筐体1の
前面においてタッチパネルとして配置されている。また
表示部18は洗浄に関する所定の表示、具体的には選択
された洗浄方法及び残りの洗浄所要時間を表示するもの
で、筐体1の前面において液晶パネルとして配置されて
いる。
【0022】そして制御部4は、昇降機構10、回転機
構11、排水弁2b及び制御弁13a、13bを、加熱
洗浄選択部19、コールド洗浄選択部20又は除蛋白質
選択部15によって選択された方法にしたがって制御
し、作業槽2へ処理液を流入させ、あるいは収納部5、
5を昇降等させる。
【0023】次に洗浄動作について図3〜6を参照して
説明する。まず前回使用時の最終工程において収納部5
は予め作業位置P3に上げられている。まず使用者は、
蓋部7を開いて収納部5へレンズを収納し、蓋部7を閉
じる。そして使用者は、そして加熱洗浄選択部19かコ
ールド洗浄選択部20のいずれかを押すことにより、加
熱消毒洗浄法かコールド消毒洗浄法を選択する。またそ
の前後に、除蛋白質工程を行う場合には、除蛋白質選択
部15を押し、作業槽2内に除蛋白質錠剤と精製水を入
れる。そして、これら準備作業が終わった後、スタート
指示部16を押すことにより洗浄の開始を指示する(S
1)。すると選択した洗浄方法が表示部18に文字表示
される。
【0024】スタート指示部16が押されると、制御部
4はまず昇降機構10を制御して収納部5を洗浄位置P
1まで降下させる(S2)。そして、制御部4は除蛋白
質選択部15が選択されているか否か判断し(S3)、
選択されている場合には、タイマ17をスタートさせ
(S4)、予め記憶部13に記憶された所定時間が経過
しているか否かを監視する(S5、6)。そして、所定
時間が経過した場合にはタイマ17を停止及びクリアし
(S7)、排水弁2bを開いて作業槽2内の精製水を排
水し(S8)、次のステップへ移る。ここでステップS
8やこれ以降のステップにおいて各種弁が開かれた場
合、当該弁は所定時間経過後に閉じられるものとする。
なおステップS3において、除蛋白質選択部15が選択
されていないと判断した場合には、ステップS4〜S8
を経ずに、次のステップへ移る。
【0025】次のステップでは、加熱消毒洗浄法が選択
されているか否かを確認し、選択されている場合には加
熱消毒洗浄法、選択されていない場合にはコールド消毒
洗浄法の手順にて制御を開始する(S9)。加熱消毒洗
浄法が選択された場合について説明する。この加熱消毒
洗浄法は、洗浄工程、すすぎ工程及び加熱消毒工程を順
次行うものである。最初の洗浄工程においては、まず制
御弁13aを開いて処理液槽3a内の洗浄液を作業槽2
に入れ、この洗浄液が液面計2aにて液面位置P2に至
ったことを検知した後、制御弁13aを閉じる(S1
0)。なおこれ以降のステップにおいて処理液を作業槽
2内に入れる場合にも、液面計2aにて液面を検知しつ
つ各種弁の開閉を行う点は同様であるが、説明が重複す
るので、単に各種弁を開いて処理液を入れるものとして
説明する。
【0026】次にタイマ17をスタートさせ(S1
1)、回転機構11を介して収納部5、5を回転させる
(S12)。そして、予め記憶部13に記憶された所定
時間が経過しているか否かを監視し(S13、14)、
所定時間が経過した場合にはタイマ17を停止及びクリ
アし(S15)、回転機構11を介して収納部5、5を
停止し(S16)、排水弁2bを開いて作業槽2内の洗
浄液を排水する(S17)。これで洗浄工程が完了する
ので、次の保存工程に移る。
【0027】この保存工程においては、まず排水弁2b
を閉め、その後、制御弁13bを開いて処理液槽3b内
の保存液を作業槽2内に入れる(S18)。そしてタイ
マ17をスタートさせ(S19)、回転機構11を介し
て収納部5、5を回転させる(S20)。次に、予め記
憶部13に記憶された所定時間が経過しているか否かを
監視し(S21、22)、所定時間が経過した場合には
タイマ17を停止及びクリアし(S23)、回転機構1
1を介して収納部5、5を停止し(S24)、排水弁2
bを開いて作業槽2内の保存液を排水する(S25)。
これで保存工程が完了し、次の加熱消毒工程に移る。
【0028】この加熱消毒工程においては、まず排水弁
2bを閉め、その後、制御弁13bを開いて作業槽2内
に再び保存液を入れる(S26)。そしてタイマ17を
スタートさせ(S27)、ヒータを導通させる(S2
8)。そして、予め記憶部13に記憶された所定時間が
経過しているか否かを監視し(S29、30)、所定時
間が経過している場合にはタイマ17を停止及びクリア
し(S31)、ヒータを遮断し(S32)、排水弁2b
を開いて作業槽2内の保存液を排水する(S33)。こ
れで加熱消毒工程が完了する。
【0029】そして最後に、排水弁2bを閉じ、昇降機
構10を介して収納部5、5を作業位置P3まで上昇さ
せ(S34)、制御は終了する(S35)。使用者は、
収納部5、5の蓋部7を開け、収納部5、5内からレン
ズを取出す。ここで、収納部5、5は網材にて形成され
ているので、収納部5、5を下方から上方に持上げると
該収納部5、5が容易に変形し、レンズを収納部5、5
の開口部近傍に押し上げることができるので、レンズを
容易に取出すことができる。なお上記説明では詳述しな
かったが、洗浄動作中には、洗浄完了迄に要する残り所
要時間が表示部18において刻々と表示されている。
【0030】次にステップS9においてコールド消毒洗
浄法が選択されていると判断された場合について説明す
る。このコールド消毒洗浄法は、消毒及び洗浄工程とす
すぎ及び中和工程を順次行うものである。最初の消毒及
び洗浄工程においては、まず制御弁13aを開いて処理
液槽3a内の過酸化消毒液を作業槽2に入れ(S3
6)、タイマ17をスタートさせ(S37)、予め記憶
部13に記憶された所定時間が経過しているか否かを監
視し(S38、39)、所定時間が経過している場合に
はタイマ17を停止及びクリアする(S40)。そし
て、排水弁2bを開いて作業槽2内の過酸化消毒液を排
水する(S41)。これで 消毒及び洗浄工程が完了
し、次のすすぎ及び中和工程に移る。
【0031】このすすぎ及び中和工程においては、まず
排水弁2bを閉じ、その後、制御弁13bを開いて処理
液槽3b内の中和液を作業槽2内に入れる(S42)。
そしてタイマ17をスタートさせ(S43)、予め記憶
部13に記憶された所定時間が経過しているか否かを監
視し(S44、45)、所定時間が経過している場合に
はタイマ17を停止及びクリアし(S46)、排水弁2
bを開くことにより作業槽2内の中和液を排水する(S
47)。これですすぎ及び中和工程が終了する。そして
最後に、排水弁2bを閉じ、昇降機構10を介して収納
部5、5を作業位置P3まで上昇させ(S48)、制御
は終了する(S35)。そして使用者は上記と同様に収
納部5、5内からレンズを取出す。なお上記説明では詳
述しなかったが、洗浄動作中には、洗浄完了迄に要する
残り所要時間が表示部18において刻々と表示されてい
る。
【0032】さて、これまで説明した本発明は、上記し
た実施形態の他、その技術的思想の範囲内において、異
なる種々の形態にて実施されてよいものであり、以下、
これら異なる形態について説明する。まず本発明は、ソ
フトコンタクトレンズに限られず、ハードコンタクトを
も含むコンタクトレンズ全般に用いられてよいものであ
る。ただし、この場合には、処理液槽3a、3bに入れ
るべき処理液の内容や、制御部4を介しての制御手順
は、洗浄対象となるコンタクトレンズについてあらかじ
め定められたものに適宜変更される。また作業槽2や処
理液槽3a、3bについていえば、除蛋白質工程のため
の除蛋白質錠剤や精製水を予め入れておくための処理液
槽3a、3bを設け、これら除蛋白質錠剤や精製水を自
動投入可能としてもよい。また処理液槽3a、3bの
他、排水を受けるための排水槽を設けてもよい。また本
装置をコールド消毒洗浄方法専用の装置とする場合に
は、作業槽2のヒータ6は不要である。その他、収納部
5についていえば、網材で形成せず、樹脂材等の硬質部
材に処理液を挿通させるための複数の貫通孔を設けて形
成してもよい。
【0033】この他、昇降手段や回転手段についていえ
ば、加熱消毒洗浄方法の洗浄工程やすすぎ工程におい
て、回転手段たる回転機構11を介して収納部5を回転
させるのでなく、昇降手段たる昇降機構10を介して収
納部5を上下に振動させてもよい(なお本発明において
「昇降」とは、狭い上下幅で昇降を行うこと、すなわち
上下の「振動」をも含むものとする)。この場合には回
転手段が不要となる。また本装置をコールド消毒洗浄方
法専用とする場合や、本装置に超音波洗浄手段を設けて
該超音波洗浄手段によって洗浄やすすぎを行う場合に
も、回転手段は不要である。このように回転手段を不要
とすれば、作業槽2の径を小さくでき、本装置を一層小
型化できる。あるいは回転手段を設ける場合であって
も、収納部5を360度回転させるのでなく、30〜4
5度程度小刻みに往復回転させるようにすれば、やはり
作業槽2の径を小さくできる。また制御部4についてい
えば、本装置を加熱洗浄消毒方法かコールド消毒洗浄方
法のいずれか専用にする場合には、当然のことながら洗
浄方法選択部14は不要である。また除蛋白質選択部1
5、スタート指示部16、加熱洗浄選択部19あるいは
コールド洗浄選択部20は、タッチパネルでなく周知の
あらゆるスイッチとして配置されてもよく、また表示部
18も液晶でなく表示灯の如き周知のあらゆる表示手段
として配置されてよい。
【0034】
【発明の効果】上記したように請求項1に記載の本発明
によれば、作業槽と処理液槽と制御部とを備え、作業槽
には収納部を設け、該収納部を昇降か回転のいずれか一
方あるいは双方可能に軸支したことにより、レンズを収
納した収納部を昇降又は回転させることによりレンズ周
囲に処理液を流動させることができ、レンズを非接触状
態にて洗浄等できるので、接触によるレンズの摩耗や破
損を防止できてレンズの耐久性を維持できる。また各工
程を自動で行うことができるので、レンズ使用者の精神
的及び時間的な負担を軽減できる。さらには使用者側の
コンプライアンスを向上させることができるので洗浄ミ
スにより目に障害が生じる等の危険性を回避できる。
【0035】さらに請求項2に記載の本発明によれば、
作業槽の収納部を、前記処理液を連通自在とする網材を
用いて形成したことにより、レンズ周囲に処理液がスム
ースに流動できる。また収納部を任意に変形させること
ができ、レンズを容易に収納部の開口部近傍にまで押し
上げることができ、レンズの取出動作等を容易に行うこ
とができる。
【0036】さらにまた請求項3に記載の本発明によれ
ば、作業槽の収納部を、コンタクトレンズの収納位置と
洗浄位置との間を昇降可能に軸支したことにより、レン
ズの収納を使用者に近い作業槽上部で行うことができ、
レンズのセッティングを非常に容易に行うことができ
る。
【0037】しかも請求項4に記載の本発明によれば、
複数の洗浄方法のうちの一つの洗浄方法を選択するため
の洗浄方法選択部を備え、制御部は洗浄方法選択部にて
選択された洗浄方法の手順にて制御を行うことにより、
洗浄方法選択部を介して洗浄方法を選択するだけで所定
の手順にて洗浄等を行うことができ、複数の洗浄方法を
容易に選択することができる。
【0038】しかもまた請求項5に記載の本発明によれ
ば、洗浄に関する所定の表示を行う表示部を備えること
により、選択された洗浄方法や残り所要時間等を目視に
より容易に確認でき、使用者にとって一層便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における平面図である。
【図2】図1のAーA矢視断面図である。
【図3】洗浄動作のフローチャートである。
【図4】図3に続く、洗浄動作のフローチャートであ
る。
【図5】図4に続く、洗浄動作のフローチャートであ
る。
【図6】図5に続く、洗浄動作のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 筐体 2 作業槽 2a 液面計 2b 排水弁 2c 排水管 3a、3b 処理液槽 4 制御部 5 収納部 6 ヒータ 7 蓋部 8 連係部 9 支軸 10 昇降機構 11 回転機構 12 軸受け 13 記憶部 14 洗浄方法選択部 15 除蛋白質選択部 16 スタート指示部 17 タイマ 18 表示部 19 加熱洗浄選択部 20 コールド洗浄選択部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトレンズを洗浄するための作業
    槽と、該作業槽に連通するものであって任意の処理液を
    入れるための複数の処理液槽と、該処理液槽から作業槽
    への処理液の流入及び前記作業槽におけるコンタクトレ
    ンズを洗浄するための動作を所定の手順にて制御する制
    御部とを備え、 前記作業槽には、左右のコンタクトレンズを各々収納す
    るための2つの収納部を設け、該収納部を昇降か回転の
    いずれか一方あるいは双方可能に軸支したことを特徴と
    するコンタクトレンズ洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記作業槽の収納部を、処理液を連通自
    在とする網材を用いて形成したことを特徴とする請求項
    1に記載のコンタクトレンズ洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記作業槽の収納部を、コンタクトレン
    ズの収納位置と洗浄位置との間を昇降可能に軸支したこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のコンタクトレン
    ズ洗浄装置。
  4. 【請求項4】 複数の洗浄方法のうちの一つの洗浄方法
    を選択するための洗浄方法選択部を備え、前記制御部は
    洗浄方法選択部にて選択された洗浄方法の手順にて前記
    処理液槽から作業槽への処理液の流入及び前記作業槽に
    おけるコンタクトレンズを洗浄するための動作を制御す
    ることを特徴とする請求項1乃至3に記載のコンタクト
    レンズ洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄に関する所定の表示を行う表示部を
    備えたことを特徴とする請求項1乃至4に記載のコンタ
    クトレンズ洗浄装置。
JP8156595A 1996-06-18 1996-06-18 コンタクトレンズ洗浄装置 Pending JPH103062A (ja)

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