JPH10305795A - マーカーブイ - Google Patents
マーカーブイInfo
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- JPH10305795A JPH10305795A JP13428797A JP13428797A JPH10305795A JP H10305795 A JPH10305795 A JP H10305795A JP 13428797 A JP13428797 A JP 13428797A JP 13428797 A JP13428797 A JP 13428797A JP H10305795 A JPH10305795 A JP H10305795A
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- winding
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- float
- buoy
- marker buoy
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、ブイ本体に重りの付いた紐を巻き
付けたマーカーブイにおいて、紐を巻上げる際に直接紐
を手で触ることなく、迅速に巻上げることが出来、紐に
ついた水滴がしぶきなって飛散しても、被服等を濡らす
ことのないマーカーブイの提供を目的とする。 【解決手段】 ブイ本体1の巻取り部1aに紐2を巻き
付けて紐2の先端に重り3を結び付けたマーカーブイに
おいて、巻取り部1aの一端側に、水面に浮上可能な固
定フロート本体部1sを取付けて一体化し、可動フロー
ト本体部1vを別体に構成して着脱自在にする。そして
巻取り部1aの中心部に設けた回転軸Rを延設して、可
動フロート本体部1vの中心部の軸通孔hを回転自在に
貫通させ、回転軸Rの先端にハンドル4を取付ける。そ
して巻取り部1aの端部に設けた嵌合凸部tと、可動フ
ロート本体部1vに設けた嵌合凹部oを嵌脱自在にす
る。
付けたマーカーブイにおいて、紐を巻上げる際に直接紐
を手で触ることなく、迅速に巻上げることが出来、紐に
ついた水滴がしぶきなって飛散しても、被服等を濡らす
ことのないマーカーブイの提供を目的とする。 【解決手段】 ブイ本体1の巻取り部1aに紐2を巻き
付けて紐2の先端に重り3を結び付けたマーカーブイに
おいて、巻取り部1aの一端側に、水面に浮上可能な固
定フロート本体部1sを取付けて一体化し、可動フロー
ト本体部1vを別体に構成して着脱自在にする。そして
巻取り部1aの中心部に設けた回転軸Rを延設して、可
動フロート本体部1vの中心部の軸通孔hを回転自在に
貫通させ、回転軸Rの先端にハンドル4を取付ける。そ
して巻取り部1aの端部に設けた嵌合凸部tと、可動フ
ロート本体部1vに設けた嵌合凹部oを嵌脱自在にす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば湖等でボー
ト釣りするような際に位置表示用として使用するマーカ
ーブイに関する。
ト釣りするような際に位置表示用として使用するマーカ
ーブイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば湖等でボート釣りする際に
位置表示用に使用するマーカーブイとして、一対のフロ
ート本体部の中間部に巻取り部を設けたようなマーカー
ブイが知られており、この巻取り部には重りがついた紐
を巻き付けるようにしている。そしてこのようなマーカ
ーブイを水中に投下すると、フロート本体部と巻取り部
が水面に浮かび、重りは自重によって紐を延ばしながら
水中を降下して水底に達し、紐によってフロート本体部
と巻取り部を水面の定位置に規制するようにしている。
位置表示用に使用するマーカーブイとして、一対のフロ
ート本体部の中間部に巻取り部を設けたようなマーカー
ブイが知られており、この巻取り部には重りがついた紐
を巻き付けるようにしている。そしてこのようなマーカ
ーブイを水中に投下すると、フロート本体部と巻取り部
が水面に浮かび、重りは自重によって紐を延ばしながら
水中を降下して水底に達し、紐によってフロート本体部
と巻取り部を水面の定位置に規制するようにしている。
【0003】ところで、上記のようなマーカーブイは、
紐を巻上げて回収する際、濡れた紐を手で巻取り部に巻
き付けなければならず、時間がかかるとともに、寒冷地
等では手が冷たくて取り扱いにくいため、例えば米国特
許第4501563号のような技術も提案されている。
紐を巻上げて回収する際、濡れた紐を手で巻取り部に巻
き付けなければならず、時間がかかるとともに、寒冷地
等では手が冷たくて取り扱いにくいため、例えば米国特
許第4501563号のような技術も提案されている。
【0004】この技術では、一対のフロート本体部の外
側に、巻取り軸を中心にして逆方向に偏心する操作ハン
ドルを突設し、この操作ハンドルを握ってマーカーブイ
全体を回転させ、直接紐を握らなくても巻取ることが出
来るようにしている。
側に、巻取り軸を中心にして逆方向に偏心する操作ハン
ドルを突設し、この操作ハンドルを握ってマーカーブイ
全体を回転させ、直接紐を握らなくても巻取ることが出
来るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記米国特
許第4501563号のような技術では、左右の操作ハ
ンドルを廻して紐を巻上げようとすると、巻取り軸方向
が操作する人の体に対して横向きになるため、巻上げ中
に紐についた水滴等がしぶきになって体に向けて飛散
し、被服等を濡らすという不具合があった。一方、紐を
巻上げるためには、左右の操作ハンドルを操作する必要
があるため、巻取り軸の方向を変えて巻上げるのは難し
く、しぶきの飛散を避けるのは困難であった。
許第4501563号のような技術では、左右の操作ハ
ンドルを廻して紐を巻上げようとすると、巻取り軸方向
が操作する人の体に対して横向きになるため、巻上げ中
に紐についた水滴等がしぶきになって体に向けて飛散
し、被服等を濡らすという不具合があった。一方、紐を
巻上げるためには、左右の操作ハンドルを操作する必要
があるため、巻取り軸の方向を変えて巻上げるのは難し
く、しぶきの飛散を避けるのは困難であった。
【0006】そこで本発明は、紐を巻上げる際に直接紐
を手で触ることなく、迅速に巻上げることが出来、しか
も、巻上げ中、紐についた水滴がしぶきなって飛散して
も、被服等を濡らすことのないマーカーブイの提供を目
的とする。またこの際、可能な限り安価に且つ簡素に構
成するよう図る。
を手で触ることなく、迅速に巻上げることが出来、しか
も、巻上げ中、紐についた水滴がしぶきなって飛散して
も、被服等を濡らすことのないマーカーブイの提供を目
的とする。またこの際、可能な限り安価に且つ簡素に構
成するよう図る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、請求項1において、水面に浮上可能な一対の
フロート本体部の間に巻取り部を設け、この巻取り部
に、先端に重りのついた紐を巻き付けるようにしたマー
カーブイにおいて、巻取り部と一方側のフロート本体部
を係脱自在にし、係合を外した状態で、巻取り部が一方
側のフロート本体部に対して巻取り軸廻りに回転可能に
なるようにした。
本発明は、請求項1において、水面に浮上可能な一対の
フロート本体部の間に巻取り部を設け、この巻取り部
に、先端に重りのついた紐を巻き付けるようにしたマー
カーブイにおいて、巻取り部と一方側のフロート本体部
を係脱自在にし、係合を外した状態で、巻取り部が一方
側のフロート本体部に対して巻取り軸廻りに回転可能に
なるようにした。
【0008】このように巻取り部と一方側のフロート本
体部を係脱自在にし、ブイとして使用する時は両者を係
合させた状態で使用する。すなわち、両者を係合させ一
体化した状態で水中に投じると、フロート本体部と巻取
り部は水面に浮かんだ状態になり、重りは自重で水中に
落下する。そして、巻取り部に巻付けられている紐は重
りに引張られ、巻取り部とフロート本体部が水面上で回
転を始めて紐が解ける。そして重りが水底に達すると、
巻取り部とフロート本体部の回転は止り、その場で位置
規制される。
体部を係脱自在にし、ブイとして使用する時は両者を係
合させた状態で使用する。すなわち、両者を係合させ一
体化した状態で水中に投じると、フロート本体部と巻取
り部は水面に浮かんだ状態になり、重りは自重で水中に
落下する。そして、巻取り部に巻付けられている紐は重
りに引張られ、巻取り部とフロート本体部が水面上で回
転を始めて紐が解ける。そして重りが水底に達すると、
巻取り部とフロート本体部の回転は止り、その場で位置
規制される。
【0009】一方、紐を巻上げる時は、両者の係合を外
し、一方側のフロート本体部に対して巻取り部を回転可
能にして巻上げる。この際、巻取り部を回転させる方法
として、専用のハンドル等を設けてこのハンドルを利用
して回転させるようにしても良く、又は他方側のフロー
ト本体部等を利用して回転させるようにしても良い。そ
してこのように一方側のフロート本体部に対して巻取り
部を回転させて巻上げることで、巻取り軸方向を任意の
方向にすることが出来、紐についた水滴がしぶきになっ
た場合の飛散方向を避けることが出来る。
し、一方側のフロート本体部に対して巻取り部を回転可
能にして巻上げる。この際、巻取り部を回転させる方法
として、専用のハンドル等を設けてこのハンドルを利用
して回転させるようにしても良く、又は他方側のフロー
ト本体部等を利用して回転させるようにしても良い。そ
してこのように一方側のフロート本体部に対して巻取り
部を回転させて巻上げることで、巻取り軸方向を任意の
方向にすることが出来、紐についた水滴がしぶきになっ
た場合の飛散方向を避けることが出来る。
【0010】また請求項2では、巻取り部の一方側端部
に、一方側のフロート本体部の中間部を貫く回転軸を延
設し、巻取り部と一方側のフロート本体部の係合を外し
た状態で、この回転軸がフロート本体部に対して回転自
在になるようにするとともに、この回転軸の先端にハン
ドルを設けた。
に、一方側のフロート本体部の中間部を貫く回転軸を延
設し、巻取り部と一方側のフロート本体部の係合を外し
た状態で、この回転軸がフロート本体部に対して回転自
在になるようにするとともに、この回転軸の先端にハン
ドルを設けた。
【0011】そして紐を巻上げる時は、一方側のフロー
ト本体部を固定した状態でハンドルを廻して巻上げる。
そしてこのハンドルは、回転軸の先端にネジ等で止め付
けるようにしても良く、又は予め回転軸と一体に形成す
るようにしても良い。このようなハンドルの使用によっ
て、操作が簡単になるとともに、迅速に巻上げることが
出来る。
ト本体部を固定した状態でハンドルを廻して巻上げる。
そしてこのハンドルは、回転軸の先端にネジ等で止め付
けるようにしても良く、又は予め回転軸と一体に形成す
るようにしても良い。このようなハンドルの使用によっ
て、操作が簡単になるとともに、迅速に巻上げることが
出来る。
【0012】また請求項3では、巻取り部と一方側のフ
ロート本体部との係脱を、巻取り部の一方側端部に設け
た嵌合凸部と、一方側のフロート本体部に設けた嵌合凹
部との嵌脱によって行うようにした。
ロート本体部との係脱を、巻取り部の一方側端部に設け
た嵌合凸部と、一方側のフロート本体部に設けた嵌合凹
部との嵌脱によって行うようにした。
【0013】このように巻取り部の嵌合凸部とフロート
本体部の嵌合凹部を嵌脱させるようにすれば、係脱機構
を簡易に構成することが出来る。
本体部の嵌合凹部を嵌脱させるようにすれば、係脱機構
を簡易に構成することが出来る。
【0014】また請求項4では、一方側のフロート本体
部に、手で握るための窪みを形成した。すなわち、紐を
巻上げる時は、この一方側のフロート本体部を固定し、
巻取り部を任意の手段で回転させるが、窪みを形成して
いれば握り操作が楽になり、簡単に固定することが出来
る。
部に、手で握るための窪みを形成した。すなわち、紐を
巻上げる時は、この一方側のフロート本体部を固定し、
巻取り部を任意の手段で回転させるが、窪みを形成して
いれば握り操作が楽になり、簡単に固定することが出来
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
マーカーブイの斜視図、図2はブイ本体の分解斜視図、
図3は巻取り部等の内部構造を説明する断面図、図4は
作用図で(A)は係合を解いて紐を巻上げる時の状態
図、(B)は係合させてブイとして使用する時の状態図
である。
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
マーカーブイの斜視図、図2はブイ本体の分解斜視図、
図3は巻取り部等の内部構造を説明する断面図、図4は
作用図で(A)は係合を解いて紐を巻上げる時の状態
図、(B)は係合させてブイとして使用する時の状態図
である。
【0016】本発明に係るマーカーブイは、例えば湖等
でボート釣りするような際、水中に投下して位置表示用
として使用し、使用が終えると回収出来るようなブイに
おいて、特に簡単且つ迅速に回収出来ることを特徴とし
ており、図1及び図2に示すように、水面に浮上可能な
ブイ本体1と、このブイ本体1の巻取り部1a(図2)
に巻付けられた紐2と、この紐2の先端に取付けられた
鉛等の重り3を備えている。
でボート釣りするような際、水中に投下して位置表示用
として使用し、使用が終えると回収出来るようなブイに
おいて、特に簡単且つ迅速に回収出来ることを特徴とし
ており、図1及び図2に示すように、水面に浮上可能な
ブイ本体1と、このブイ本体1の巻取り部1a(図2)
に巻付けられた紐2と、この紐2の先端に取付けられた
鉛等の重り3を備えている。
【0017】そして前記ブイ本体1の巻取り部1aの両
端側には、固定フロート本体部1sと可動フロート本体
部1vが取付けられており、これら各フロート本体部1
s、1vと巻取り部1a等からなるブイ本体1は、いず
れも中空プラスチック成形品として水面に浮かぶことが
出来るように成形されている。
端側には、固定フロート本体部1sと可動フロート本体
部1vが取付けられており、これら各フロート本体部1
s、1vと巻取り部1a等からなるブイ本体1は、いず
れも中空プラスチック成形品として水面に浮かぶことが
出来るように成形されている。
【0018】また、巻取り部1aの中心部には、後述す
る回転軸Rが設けられており、この回転軸Rの一端側が
巻取り部1aの一端側より張出して延設され、可動フロ
ート本体部1vの中心部を回転自在に貫くとともに、こ
の回転軸Rの延出端部にハンドル4が取付けられてい
る。
る回転軸Rが設けられており、この回転軸Rの一端側が
巻取り部1aの一端側より張出して延設され、可動フロ
ート本体部1vの中心部を回転自在に貫くとともに、こ
の回転軸Rの延出端部にハンドル4が取付けられてい
る。
【0019】前記ブイ本体1は、図2及び図3に示すよ
うに、前記巻取り部1aと固定フロート本体部1sと回
転軸Rとが一体成形され、可動フロート本体部1vが別
体成形されて着脱自在にされている。
うに、前記巻取り部1aと固定フロート本体部1sと回
転軸Rとが一体成形され、可動フロート本体部1vが別
体成形されて着脱自在にされている。
【0020】すなわち、固定フロート本体部1sは、長
方矩体状の中空品として成形され、その片側面に中空状
の巻取り部1aの一端側が接合されるような状態で一体
成形されるとともに、巻取り部1aの中心部には、中実
丸棒状の回転軸Rが一体成形されている。そして、巻取
り部1aの他端側には、幅方向、長さ方向に僅かに張出
す嵌合凸部tが成形され、また前記回転軸Rの他端側
は、巻取り部1aの端部を越えて更に前方に延出してい
る。そしてこの回転軸Rの先端部には、ハンドル4を装
着するための装着部eと、ネジ止め用のネジ孔が形成さ
れている。
方矩体状の中空品として成形され、その片側面に中空状
の巻取り部1aの一端側が接合されるような状態で一体
成形されるとともに、巻取り部1aの中心部には、中実
丸棒状の回転軸Rが一体成形されている。そして、巻取
り部1aの他端側には、幅方向、長さ方向に僅かに張出
す嵌合凸部tが成形され、また前記回転軸Rの他端側
は、巻取り部1aの端部を越えて更に前方に延出してい
る。そしてこの回転軸Rの先端部には、ハンドル4を装
着するための装着部eと、ネジ止め用のネジ孔が形成さ
れている。
【0021】前記可動フロート本体部1vは、概ね前記
固定フロート本体部1sと同じ程度のサイズの長方矩体
状の中空品として成形され、上面と下面の中央が僅かに
窪んで手で握りやすい形状に成形されている。
固定フロート本体部1sと同じ程度のサイズの長方矩体
状の中空品として成形され、上面と下面の中央が僅かに
窪んで手で握りやすい形状に成形されている。
【0022】そしてこの可動フロート本体部1vの片側
面には、前記巻取り部1aの端部の嵌合凸部tを嵌合せ
しめることの出来る嵌合凹部oが形成されるとともに、
この嵌合凹部oの外周の一部には、嵌合状態を保持する
ための係止突起k、kが設けられている。すなわち、嵌
合凸部tを嵌合凹部oに嵌め込む時は、この係止突起
k、kを広げるようにして嵌め込めば、嵌合状態では係
止突起k、kが嵌合凸部tに係合し抜け出るのが防止さ
れるようにしている。
面には、前記巻取り部1aの端部の嵌合凸部tを嵌合せ
しめることの出来る嵌合凹部oが形成されるとともに、
この嵌合凹部oの外周の一部には、嵌合状態を保持する
ための係止突起k、kが設けられている。すなわち、嵌
合凸部tを嵌合凹部oに嵌め込む時は、この係止突起
k、kを広げるようにして嵌め込めば、嵌合状態では係
止突起k、kが嵌合凸部tに係合し抜け出るのが防止さ
れるようにしている。
【0023】また可動フロート本体部1vの両側面の中
央部には、前記回転軸Rを貫通せしめるための軸通孔h
が形成されている。そしてこの軸通孔hに回転軸Rを挿
通させ、回転軸Rの先端の装着部eにハンドル4を取付
けた後、樹脂製ネジ5をネジ孔に締め付けて固定してい
る。
央部には、前記回転軸Rを貫通せしめるための軸通孔h
が形成されている。そしてこの軸通孔hに回転軸Rを挿
通させ、回転軸Rの先端の装着部eにハンドル4を取付
けた後、樹脂製ネジ5をネジ孔に締め付けて固定してい
る。
【0024】前記紐2の素材は、例えば麻、綿、ナイロ
ン、ポリエチレン等任意であり、通常、水底に達するこ
との出来る充分な長さで巻取り部1aに巻付けられる。
また紐2の先端に取付けられる重り3は、例えば手で容
易に曲げ伸ばしすることの出来るような鉛製であり、保
管時等は、例えば図1に示すような状態で巻取り部1a
の紐2の上に巻き付けて固定しておき、水中に投下する
時は、巻取り部1aから外してフリーな状態にして投下
する。
ン、ポリエチレン等任意であり、通常、水底に達するこ
との出来る充分な長さで巻取り部1aに巻付けられる。
また紐2の先端に取付けられる重り3は、例えば手で容
易に曲げ伸ばしすることの出来るような鉛製であり、保
管時等は、例えば図1に示すような状態で巻取り部1a
の紐2の上に巻き付けて固定しておき、水中に投下する
時は、巻取り部1aから外してフリーな状態にして投下
する。
【0025】以上のようなマーカーブイにおいて、ブイ
本体1の組立ては、固定フロート本体部1s、巻取り部
1a、回転軸Rからなる一体成形品に対して、可動フロ
ート本体部1vとハンドル4が組み付けられる。すなわ
ち、可動フロート本体部1vの軸通孔hを回転軸Rに挿
通させ、巻取り部1aの嵌合凸部tを可動フロート本体
部1vの嵌合凹部oに嵌合させる。
本体1の組立ては、固定フロート本体部1s、巻取り部
1a、回転軸Rからなる一体成形品に対して、可動フロ
ート本体部1vとハンドル4が組み付けられる。すなわ
ち、可動フロート本体部1vの軸通孔hを回転軸Rに挿
通させ、巻取り部1aの嵌合凸部tを可動フロート本体
部1vの嵌合凹部oに嵌合させる。
【0026】この時、回転軸Rの先端部は、可動フロー
ト本体部1vの軸通孔hを貫通して延出し、図4(B)
に示すように、貫通後の突出量として所定のクリアラン
スcが得られるようにしており、この回転軸Rの先端の
装着部eにハンドル4を装着してネジ5で固定する。そ
して、巻取り部1aに紐2の一端側を結び付けて巻取
り、紐2の他端側に重り3を結び付ける。
ト本体部1vの軸通孔hを貫通して延出し、図4(B)
に示すように、貫通後の突出量として所定のクリアラン
スcが得られるようにしており、この回転軸Rの先端の
装着部eにハンドル4を装着してネジ5で固定する。そ
して、巻取り部1aに紐2の一端側を結び付けて巻取
り、紐2の他端側に重り3を結び付ける。
【0027】このようなマーカーブイを水中に投下する
と、ブイ本体1は水面に浮かび、重り3は水中に落下し
始める。そして、紐2の引張り作用によってブイ本体1
は巻取り軸廻り(回転軸R廻り)に回転を始め、巻かれ
ていた紐2が解けて下方に長く延びる。そして重り3が
水底に達すると、ブイ本体1の回転は止り、紐2はほぼ
水深の長さまで延ばされてブイ本体1の位置を規制す
る。
と、ブイ本体1は水面に浮かび、重り3は水中に落下し
始める。そして、紐2の引張り作用によってブイ本体1
は巻取り軸廻り(回転軸R廻り)に回転を始め、巻かれ
ていた紐2が解けて下方に長く延びる。そして重り3が
水底に達すると、ブイ本体1の回転は止り、紐2はほぼ
水深の長さまで延ばされてブイ本体1の位置を規制す
る。
【0028】尚、この水中投下時のブイ本体1の回転を
円滑ならしめるため、可動フロート本体部1v及びハン
ドル4と、固定フロート本体部1sとの重量バランスと
か、ハンドル4の収納姿勢等に配慮している。
円滑ならしめるため、可動フロート本体部1v及びハン
ドル4と、固定フロート本体部1sとの重量バランスと
か、ハンドル4の収納姿勢等に配慮している。
【0029】次に、紐2を巻上げる時は、図4(C)に
示すように、巻取り部1a端部の嵌合凸部tと可動フロ
ート本体部1vの嵌合凹部oの嵌合を外し、可動フロー
ト本体部1vをハンドル4側に向けてクリアランスc内
の所定ストローク分だけ横に移動させる。
示すように、巻取り部1a端部の嵌合凸部tと可動フロ
ート本体部1vの嵌合凹部oの嵌合を外し、可動フロー
ト本体部1vをハンドル4側に向けてクリアランスc内
の所定ストローク分だけ横に移動させる。
【0030】そしてこの状態で可動フロート本体部1v
の上下面を手で握って固定し、ハンドル4を廻せば、巻
取り部1aが回転して紐2を巻上げることが出来る。こ
の際、例えば回転軸Rの方向を体の放射方向に向けれ
ば、紐2についた水滴等がしぶきになって飛散しても被
服等に浴びることはなく、しかもハンドル4を回転させ
る操作が片手だけで行われるため操作容易である。
の上下面を手で握って固定し、ハンドル4を廻せば、巻
取り部1aが回転して紐2を巻上げることが出来る。こ
の際、例えば回転軸Rの方向を体の放射方向に向けれ
ば、紐2についた水滴等がしぶきになって飛散しても被
服等に浴びることはなく、しかもハンドル4を回転させ
る操作が片手だけで行われるため操作容易である。
【0031】またこのようなブイ本体1は、例えば金型
を使って樹脂等から成形すれば、安価で且つ簡単に製造
出来る。
を使って樹脂等から成形すれば、安価で且つ簡単に製造
出来る。
【0032】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に含まれることはいう
までもない。例えば、ハンドル4は、回転軸Rに対して
ネジ5で止め付けるのでなく、回転軸Rと一体に形成す
るようにしても良く、この場合はより安価に構成出来
る。
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に含まれることはいう
までもない。例えば、ハンドル4は、回転軸Rに対して
ネジ5で止め付けるのでなく、回転軸Rと一体に形成す
るようにしても良く、この場合はより安価に構成出来
る。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明のマーカーブイは、
請求項1のように、巻取り部と一方側のフロート本体部
を係脱自在にし、係合を外した状態で、巻取り部が一方
側のフロート本体部に対して巻取り軸廻りに回転可能に
なるようにしたため、巻取り軸方向を任意の方向にする
ことが出来、紐についた水滴等が飛散して被服を濡らす
ような不具合がなくなる。また請求項2のように、巻取
り部に回転軸を延設し、この回転軸の先端にハンドルを
設ければ、極めて簡単な操作で巻上げることが出来、し
かも迅速に巻上げることが出来る。また請求項3のよう
に、巻取り部と一方側のフロート本体部との係脱を、巻
取り部の嵌合凸部とフロート本体部の嵌合凹部の嵌脱に
よって行えば、係脱機構を簡易に構成することが出来
る。また請求項4のように、一方側のフロート本体部
に、手で握るための窪みを形成すれば、楽に握ることが
出来る。
請求項1のように、巻取り部と一方側のフロート本体部
を係脱自在にし、係合を外した状態で、巻取り部が一方
側のフロート本体部に対して巻取り軸廻りに回転可能に
なるようにしたため、巻取り軸方向を任意の方向にする
ことが出来、紐についた水滴等が飛散して被服を濡らす
ような不具合がなくなる。また請求項2のように、巻取
り部に回転軸を延設し、この回転軸の先端にハンドルを
設ければ、極めて簡単な操作で巻上げることが出来、し
かも迅速に巻上げることが出来る。また請求項3のよう
に、巻取り部と一方側のフロート本体部との係脱を、巻
取り部の嵌合凸部とフロート本体部の嵌合凹部の嵌脱に
よって行えば、係脱機構を簡易に構成することが出来
る。また請求項4のように、一方側のフロート本体部
に、手で握るための窪みを形成すれば、楽に握ることが
出来る。
【図1】本発明に係るマーカーブイの斜視図
【図2】ブイ本体の分解斜視図
【図3】巻取り部等の内部構造を説明する断面図
【図4】作用図で(A)は係合を解いて紐を巻上げる時
の状態図、(B)は係合させてブイとして使用する時の
状態図
の状態図、(B)は係合させてブイとして使用する時の
状態図
1…ブイ本体、1a…巻取り部、1s…固定フロート本
体部、1v…可動フロート本体部、2…紐、3…重り、
4…ハンドル、R…回転軸、t…嵌合凸部、o…嵌合凹
部。
体部、1v…可動フロート本体部、2…紐、3…重り、
4…ハンドル、R…回転軸、t…嵌合凸部、o…嵌合凹
部。
Claims (4)
- 【請求項1】 水面に浮上可能な一対のフロート本体部
の間に巻取り部を設け、この巻取り部に、先端に重りの
ついた紐を巻き付けるようにしたマーカーブイであっ
て、前記巻取り部と一方側のフロート本体部は係脱自在
にされ、係合を外した状態で、前記巻取り部が一方側の
フロート本体部に対して巻取り軸廻りに回転可能とされ
ることを特徴とするマーカーブイ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のマーカーブイにおい
て、前記巻取り部の一方側端部には、前記一方側のフロ
ート本体部の中間部を貫く回転軸が延設され、前記巻取
り部と一方側のフロート本体部の係合を外した状態で、
前記回転軸はフロート本体部に対して回転自在にされる
とともに、この回転軸の先端に、ハンドルを設けたこと
を特徴とするマーカーブイ。 - 【請求項3】 請求項2に記載のマーカーブイにおい
て、前記巻取り部と一方側のフロート本体部との係脱
は、前記巻取り部の一方側端部に設けた嵌合凸部と、前
記一方側のフロート本体部に設けた嵌合凹部とを嵌脱さ
せて行うようにしたことを特徴とするマーカーブイ。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
記載のマーカーブイにおいて、前記一方側のフロート本
体部には、手で握るための窪みが形成されることを特徴
とするマーカーブイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13428797A JPH10305795A (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | マーカーブイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13428797A JPH10305795A (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | マーカーブイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10305795A true JPH10305795A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=15124761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13428797A Pending JPH10305795A (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | マーカーブイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10305795A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100890732B1 (ko) * | 2001-07-18 | 2009-03-27 | 가부시키가이샤 시마노 | 손잡이 |
JP2013018300A (ja) * | 2011-07-07 | 2013-01-31 | Shigeru Okawauchi | 停留マーカーブイ |
-
1997
- 1997-05-07 JP JP13428797A patent/JPH10305795A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100890732B1 (ko) * | 2001-07-18 | 2009-03-27 | 가부시키가이샤 시마노 | 손잡이 |
JP2013018300A (ja) * | 2011-07-07 | 2013-01-31 | Shigeru Okawauchi | 停留マーカーブイ |
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