JPH10304311A - 映像符号化装置及び映像復号化装置 - Google Patents

映像符号化装置及び映像復号化装置

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JPH10304311A
JPH10304311A JP11868697A JP11868697A JPH10304311A JP H10304311 A JPH10304311 A JP H10304311A JP 11868697 A JP11868697 A JP 11868697A JP 11868697 A JP11868697 A JP 11868697A JP H10304311 A JPH10304311 A JP H10304311A
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JP
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video buffer
encoding
video
predetermined
underflow
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JP11868697A
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English (en)
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Mamoru Watarido
守 渡戸
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】映像信号の復号化時にビデオバッファの占有量
にエラーを起こさない圧縮符号化列を符号化することを
目的とする。 【解決手段】映像信号128を符号化器103で符号化
して第1の圧縮符号化列129を出力し、それを発生符
号量測定器104で測定して発生符号量137を出し、
それと所定の初期値148及びピクチャーレート147
とによりビデオバッファ計算器111でビデオバッファ
の占有量140を仮想計算し、ビデオバッファの占有量
140にオーバーフロー又はアンダーフローがなけれ
ば、第1の圧縮符号化列を出力するが、オーバーフロー
又はアンダーフローが検出された場合、プレイバック符
号化器115でプレイバック時点146を決定して再符
号化し、その再符号化をオーバーフロー又はアンダーフ
ローが検出されなくなるまで繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号を符号化
して伝送または記録する映像符号化装置及び伝送記録し
た映像信号を復号化する映像復号化装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、フレーム間予測符号化を用いた
ビデオ信号の復号化器に関する規格としてMPEG2
(Moving Picture Encoding Group 2 (動画像符号化グ
ループ2))があり、MPEG2のプログラムストリー
ム及びトランスポートストリームのシステムストリーム
に関しては、H.262 のISO/IEC13818-1ドラフト(あるい
はISO/IEC JTC1/SC29/WG11 N0721 、10 JUNE、199
4)にあり、ビデオ信号の復号化器に関しては、H.262の
ISO/IEC13818-2ドラフト(あるいはISO/IEC JTC1/SC2
9/WG11 N0702 、25 March 、1994)にある。
【0003】また、MPEG2規格に準拠したビデオ信
号の符号化器(エンコーダー)は、H.262 のISO/IEC138
18-2ドラフトのANNNEX C の”Video buffering Ve
rifier”に記載されているように、想定した所定の復号
化器のビデオバッファのオーバーフローやアンダーフロ
ーが起きないように、符号化時にビデオ信号の発生符号
量を制御しながら、符号化するように設計する。
【0004】VBVは、符号化器の出力に接続される仮
想デコーダモデルで、このモデルに含まれる受信バッフ
ァ(ビデオバッファ)の占有量に対する拘束条件を規定
することにより、圧縮符号化列(ビットストリーム)に
対する制限を行うものである。
【0005】また、MPEG2規格ではGOP(グルー
プオブピクチャ(ピクチャまたはフレームのグルー
プ))毎にランダムアクセス可能な圧縮符号化列を生成
することができ、また、ビデオバッファのオーバーフロ
ーあるいはアンダーフローを考慮しながら、GOP間を
接続することにより複数のチャンネル間の圧縮符号化列
を切り替えて、復号化できるチャネルホッピングも可能
である。
【0006】また、復号化の際にビデオ信号や音声信号
が乱れて再生されることがないように複数の圧縮符号化
列を接続していくことをシームレス接続ともいう。ま
た、例えば、特開平8ー23535号公報「ビデオ符号
化方法」には、所定の復号化器のビデオバッファにおけ
るアンダーフロー及びオーバーフローを防止することが
できるビデオの符号化方法が開示されている。
【0007】以下、図15を参照して、特開平8ー23
535号公報に記載のビデオ符号化方法を説明する。図
15は従来のビデオ符号化方法の構成をブロック図であ
る。図15に示すビデオ符号化方法は、符号器14のビ
ツト充填と復号器のビツト取り出しの処理を分析し予測
することによって、上限と下限の所定値範囲を生成し、
その所定値範囲の中にフレーム・ターゲット・ビットが
入るように、そのフレーム・ターゲット・ビットを符号
器側のフレーム・ターゲット・ビット調整13でチェッ
クして調整することにより、符号器14が生成するビツ
トストリームによって、復号器のバッファがアンダーフ
ローしたりオーバーフローしたりするのを防止するよう
にしたものであり、符号化器に与えるターゲットビット
を調整して、符号化器の発生符号量を上限と下限の所定
の範囲内に入るようにしたものである。
【0008】ここで、MPEG2規格に代表されるよう
に、符号化器がVBVのアンダーフロー及びオーバーフ
ローが起きない圧縮符号化列(ビットストリーム)を出
力しなければならないという制限事項について、記して
おく。尚、参考文献としては、テレビジョン学会誌19
95ー4”画像情報工学と放送技術”、また、安田浩、
渡辺裕著”ディジタル画像圧縮の基礎”等がある。
【0009】仮想バッファ検証器(VBV)の動作は、
ISO/IEC 13818-2 ドラフトのANNNEX−C の”Video
buffering Verifier”以下のような条件を持つように
規定されている。
【0010】(条件1)VBVと符号化器は同じピクチ
ャーレートとクロックを持ち、同期して動作する。 (条件2)VBVのビデオバッファのサイズをBとする
と、Bはシーケンスヘッダーにある10ビットのvbv _
buffer_sizeから、(式1)のように簡単に計算でき
る。
【0011】 B = 16*1024*vbv _buffer_size ・・・・・ (式1) (条件3)VBVの最初は空である。但し、VBVはピ
クチャーヘッダにあるvbv _delay で与えられる時間の
間、圧縮符号化列で満たされる。
【0012】つまり、時刻t=0の時のB、つまりB
(0)は(式2)で表せる。但し、ビットレートをR、
ピクチャレートをPとする。 B(0) = B ー (R/P) ・・・・・ (式2)
【0013】(条件4)画像の符号化では以下の動作を
する。バッファ中の画像は瞬間的に抜き取られる。引き
続き、ピクチャレート毎に画像は瞬間的に抜き取られ
る。ピクチャレイヤーの直前にあるシーケンスヘッダー
とGOPレイヤーのデータはその画像と一緒に取り除か
れる。VBVはデータを取り除く直前と取り除いた直後
にビデオバッファの占有量が検査される。ビデオバッフ
ァの占有量は0ビットからBビットの間になければなら
ない。
【0014】また、(条件4)を満たすためには、(n
+1)番目の符号化画像のビット数d(n+1)はアン
ダーフロー防止の条件(式3)、オーバーフロー防止の
条件(式4)で表される。但し、n≧0、BはVBVの
受信バッファサイズで(式1)で定められ、B(n)は
時刻t=n直後のバッファ占有量で単位はビットであ
る。また、Rはビットレート(1秒あたりのビット発生
量、ビット/秒)、Pはピクチャーレート(29.97Hz 、
24H z、25Hzなど)、t(n)はn番目の符号化画像が
VBVバッファから取り除かれた時刻である。
【0015】また、B(0)は(式2)で定まり、(式
1)から(式4)のようなVBVバッファの計算は全て
実数で計算する。 d(n+1) > B(n) + (2R/P) ・・・・・ (式3) d(n+1) ≦ B(n) + (R/P) ・・・・・ (式4)
【0016】符号化器側では、n+1番目の画像を符号
化する際に、1画像あたり何ビットから何ビットまで許
されるかを知っていなければならない。つまり、B
(n)が既知でなければならない。
【0017】ここで、符号化を開始してからn番目の画
像を符号化して発生したビット数をd(1)…d(n)
とすると、n番目の画像の符号化開始直前までに符号化
器から伝送されたビット数は、(n−1)*R/Pであ
るから、n番目の画像の符号化が終わったとき、符号化
器側のバッファには、(式5)に表されるようなxビッ
トの情報がある。
【0018】
【0019】符号化バッファサイズまでの空き部分が受
信バッファのB(n)に相当する。従って、符号化器側
では、(式6)のようにB(n)を知る。
【0020】更に、MPEG2の場合は、ピクチャヘッ
ダに含まれるvbv _delay の値でVBVの検査方法を2
種類に分けている。
【0021】(ケース1)vbv _delay がFFFF(1
6進数)でない場合 各ピクチャのvbv _delya が全て0xFFFFでない場
合、vbv _delay は各ピクチャのpicture _strat _co
deがVBVバッファに入力されてから復号されるまでの
時間を表している。この場合、VBVに対するデータの
入力レートはピクチャデータ単位で可変レートとなる。
n番目のピクチャデータがVBVバッファに入力される
レートR(n)は(式7)で定められる。
【0022】 R(n) = dn/(τ(n)−τ(n+1)+t(n+1)−t(n)) ・・・・・ (式7)
【0023】ここで、dnは、n番目のピクチャに対す
るpicture _start _codeの直後から、(n+1)番目
のピクチャに対するpicture _start _codeまでの符号
量、τ(n) はn番目のピクチャに対して設定されたt パ
ラメータvbv _delay の値、t(n)はn番目のピクチ
ャに対するデータがVBVバッファから抜き取られる時
間である。
【0024】固定レート(Constatnt Bit Rate)で
は、R(n)はnによらず一定の値である。換言すれ
ば、符号化器は、そうなるようにvbv _delay の値をピ
クチャ毎に調節しなければならない。
【0025】初期状態(時刻=0)において、VBVバ
ッファの占有量はゼロであり、最初のpicture _start
_codeがVBVバッファに入力された時点からパラメー
タvbv _delay の時間後に符号化を開始する。
【0026】引き続き定められた時間間隔で、各ピクチ
ャの復号とVBVバッファの検証を行う。
【0027】(ケース2)vbv _delay がFFFF(1
6進数)である場合 各ピクチャのvbv _delay が全て、最大値FFFFであ
る場合、VBVに対する入力レートは、VBVバッファ
の占有量で決定され、VBVバッファに空きがあるとき
には、Rmax、空きのない場合にはゼロとなる。
【0028】初期状態(時刻=0)において、VBVバ
ッファの占有量はゼロであり、バッファに空きがなくな
った時点で、符号化を開始する。引き続き定められた時
間間隔で、各ピクチャの復号とVBVバッファの検証を
行う。
【0029】尚、各ピクチャの復号時において、ピクチ
ャデータをVBVバッファから瞬時に抜き取る直前にV
BVバッファがオーバーフローしては成らない。また、
ピクチャデータをVBVバッファから抜き取った直後に
おけるVBVバッファのアンダーフローに関しては、パ
ラメータlow delay で指定される低遅延モードの時と
そうでない場合とで検証内容は異なる。
【0030】低遅延モードとは、Bピクチャの使用を禁
止し、符号化時、復号化時におけるリオーダリング(並
べ替え)によって生じる遅延を防ぐと共に、送受信バッ
ファでの遅延を防ぐために符号化ピクチャのスキップ
(駒落とし)を許しているモードである。
【0031】低遅延モードでない場合には、VBVバッ
ファからピクチャデータを抜き取った直後にVBVバッ
ファがアンダーフローしてはならない。低遅延モードの
場合には、仮にピクチャデータを抜き取ると、VBVバ
ッファがアンダーフローとなることを許す。
【0032】低遅延モードの場合には、その時刻ではピ
クチャデータを抜き取らず、2フィールド間隔毎に、全
てのピクチャが到達したかどうかのチェックを繰り返
し、初めて到達した時点でピクチャデータを抜き取る。
従って、低遅延モードの場合も含めて、1ピクチャのデ
ータ量は、VBVバッファサイズより小さくなければな
らない。
【0033】また、可変ビットレート符号化では、GO
P毎あるいは所定期間毎にビット発生量が異なるように
制御するので、vbv _delay をFFFFとし、オーバー
フローのチェックのみを実行すればよい。この時、(式
6)のB(n)が負の値になる時、最大値Bにクリッピ
ングしてアンダーフローのチェックを省く等の操作をし
ても良い。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8ー23535に示すように、従来、符号化器を設
計する際、VBV(Video buffering Verifier)の
オーバーフローあるいはアンダーフローが起こらないよ
うに量子化幅を制御する場合が多いが、シーンチェンジ
や画像の一部だけが異常にぎらぎらとして(特に画面下
部のみ)、変化する画像または細かい模様の黒白反転画
像などではオーバーフローあるいはアンダーフローを防
げない場合がある。
【0035】あるいは、符号量制御の累積誤差やオーバ
ーフローやアンダーフロー対策が不十分(例えば、量子
化幅の変更が不的確)などの理由により、オーバーフロ
ーあるいはアンダーフローが防げない場合もある。
【0036】この場合、符号化を継続しても、オーバー
フローあるいはアンダーフローが起きたフレーム以降の
ストリームについては、想定している復号化器では復号
できない圧縮符号化列となるという問題があった。
【0037】あるいは、復号器のVBVを満足する圧縮
符号化列を得るためには、例えば2パスの可変レート符
号化器の場合、割り当て符号量を変更して、符号化を最
初から全てやり直さなければならないことになるという
問題があった。
【0038】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、VBVのオーバーフローあるいはア
ンダーフローが起きた場合、符号化器の符号化を停止す
ると共に、VBVエラー状態の情報を保持して、このV
BVエラー状態に基づいて、オーバーフローあるいはア
ンダーフローが発生した時点よりも所定期間だけ前から
再び符号化を開始し、シームレス接続可能な圧縮符号化
列を接続していくことにより、VBVのオーバーフロー
及びアンダーフローを起こさない圧縮符号化列を自動的
に生成する映像符号化装置を提供することを目的とす
る。
【0039】また、VBVのオーバーフローあるいはア
ンダーフローが起きた場合、符号化器の符号化を停止す
ると共に、符号化器で出力した圧縮符号化列にVBVエ
ラー状態を表すビデオバッファエラーコードを付加し
て、このビデオバッファエラーコードを含まない符号化
列はVBVのエラーのないストリームであり、ビデオバ
ッファエラーコードを含む符号化列は、符号化を部分的
にやり直し、シームレス接続可能な圧縮符号化列を接続
していくことにより、VBVのオーバーフロー及びアン
ダーフローを起こさない圧縮符号化列を自動的に生成す
る映像符号化装置を提供することを目的とする。
【0040】また、上記のVBVエラー状態が付加され
た圧縮符号化列を復号しようとした場合、復号化を停止
するかエラーを持っている画像の復号化を一時的に停止
するようにした映像復号化装置を提供することを目的と
する。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明に対応する映像符号化装置は、所定の媒体から映像
信号を再生し、出力する映像信号入力手段と、前記映像
信号を符号化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化
手段と、前記第1の圧縮符号化列を記憶する中間圧縮符
号化列記憶手段と、前記第1の圧縮符号化列の所定期間
の発生符号量を測定する発生符号量測定手段と、前記発
生符号量が所定の割り当て符号量になるように前記符号
化手段の量子化幅を制御する符号量制御手段と、前記第
1の圧縮符号化列を復合化する映像復号化装置のビデオ
バッファの占有量を所定の初期値及びピクチャーレート
に応じて前記発生符号量から計算するビデオバッファ計
算手段と、前記ビデオバッファの占有量を所定期間毎に
保存するビデオバッファ履歴保存手段と、前記ビデオバ
ッファの占有量が所定の範囲外になった時に前記符号量
制御手段の前記所定の割り当て符号量あるいは前記符号
化手段の前記量子化幅を変更する発生符号量適正化手段
と、前記ビデオバッファの占有量がオーバーフローある
いはアンダーフローであるかどうかを判別するビデオバ
ッファ検査手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオー
バーフローあるいはアンダーフローが検出された場合に
前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出されたフレームかフィールドかG
OP(グループオブピクチャ)か、あるいは、オーバー
フローあるいはアンダーフローが検出されたフレームか
フィールドかGOPよりも前のフレームかフィールドか
GOPをプレイバック時点として、前記ビデオバッファ
履歴手段に保存されている前記ビデオバッファの占有量
の前記プレイバック時点の値を前記ビデオバッファ計算
手段の初期値として設定するビデオバッファ占有量初期
値設定手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバー
フローあるいはアンダーフローが検出された場合に前記
プレイバック時点以降の前記符号量制御手段の前記所定
の割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前記量子化
幅を変更する割り当て符号量変更手段と、前記ビデオバ
ッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフロ
ーが検出された場合に前記映像信号入力手段に前記所定
の媒体を少なくとも前記プレイバック時点だけ巻き戻さ
せ、再び前記映像信号を出力するように制御し、前記プ
レイバック時点から前記映像信号の符号化を前記符号化
手段に再開させ、前記第1の圧縮符号化列を再び出力さ
せるプレイバック符号化手段と、前記ビデオバッファ検
査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
された場合に前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶され
ている圧縮符号化列の少なくとも前記プレイバック時点
以降の部分を削除して第2の圧縮符号化列を出力する圧
縮符号化列修正手段と、前記ビデオバッファ検査手段で
オーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場
合に前記第2の圧縮符号化列をその符号化開始時から追
加して記憶する成功圧縮符号化列記憶手段と、前記符号
化手段が所定の符号化終了条件、すなわち所定のフレー
ム数N(Nは自然数)か、所定のフィールド数M(Mは
自然数)か、所定のタイムコードまで符号化したかとい
う条件を満たした場合に前記成功圧縮符号化列記憶手段
に記憶されている成功した圧縮符号化列に前記プレイバ
ック時点以降の前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶さ
れている圧縮符号化列を追加して成功圧縮符号化列を生
成する圧縮符号化列付加手段と、前記ビデオバッファ検
査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
されずに、かつ、前記符号化手段が前記所定の符号化終
了条件を満たしているかどうかを検査する符号化終了条
件検査手段と、前記符号化終了条件検査手段が前記所定
の符号化終了条件を満たしていると判定した場合に前記
符号化手段を終了し、前記圧縮符号化列付加手段に前記
成功圧縮符号列を出力させる符号化終了手段を具備し、
第X(Xは自然数)回目の符号化において、前記ビデオ
バッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフ
ローが検出されず、かつ、前記符号化終了条件検査手段
が前記所定の符号化終了条件を満たしていると判定した
場合に前記符号化終了手段が前記符号化手段の符号化を
終了させ、前記圧縮符号化列付加手段に前記成功圧縮符
号化列を出力させるが、第X回目の符号化において、前
記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはア
ンダーフローが検出された場合に前記プレイバック符号
化手段は第X+1回目のプレイバック時点を設定し、第
X+1回目の符号化を行い、前記符号化終了手段で前記
符号化手段を終了するまで上記の符号化を繰り返すこと
により、あたかも所定の映像復号化装置のビデオバッフ
ァの占有量にオーバーフローあるいはアンダーフローが
ない圧縮符号化列を生成するまで符号化を繰り返すよう
に構成したものである。
【0042】また、本発明の請求項2記載の発明に対応
する映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列を記憶する中間圧縮符号化列記憶
手段と、前記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号
量を測定する発生符号量測定手段と、前記発生符号量が
所定の割り当て符号量になるように前記符号化手段の量
子化幅を制御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符
号化列を復合化する映像復号化装置のビデオバッファの
占有量を所定の初期値及びピクチャーレートに応じて前
記発生符号量から計算するビデオバッファ計算手段と、
前記ビデオバッファの占有量を所定期間毎に保存するビ
デオバッファ履歴保存手段と、前記ビデオバッファの占
有量が所定の範囲外になった時に前記符号量制御手段の
前記所定の割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前
記量子化幅を変更する発生符号量適正化手段と、前記ビ
デオバッファの占有量がオーバーフローあるいはアンダ
ーフローであるかどうかを判別するビデオバッファ検査
手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロー
あるいはアンダーフローが検出された場合に前記ビデオ
バッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフ
ローが検出されたフレームかフィールドかGOP(グル
ープオブピクチャ)か、あるいは、オーバーフローある
いはアンダーフローが検出されたフレームかフィールド
かGOPよりも前のフレームかフィールドかGOPをプ
レイバック時点として、前記ビデオバッファ履歴手段に
保存されている前記ビデオバッファの占有量の前記プレ
イバック時点の値を前記ビデオバッファ計算手段の初期
値として設定するビデオバッファ占有量初期値設定手段
と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローある
いはアンダーフローが検出された場合に前記プレイバッ
ク時点以降の前記発生符号量適正化手段の前記所定の範
囲あるいは前記変更する割り当て符号量あるいは前記変
更する量子化幅を変更する符号量適正化パラメータ変更
手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロー
あるいはアンダーフローが検出された場合に前記映像信
号入力手段に前記所定の媒体を少なくとも前記プレイバ
ック時点だけ巻き戻させ、再び前記映像信号を出力する
ように制御し、前記プレイバック時点から前記映像信号
の符号化を前記符号化手段に再開させ、前記第1の圧縮
符号化列を再び出力させるプレイバック符号化手段と、
前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出された場合に前記中間圧縮符号化
列記憶手段に記憶されている圧縮符号化列の少なくとも
前記プレイバック時点以降の部分を削除して第2の圧縮
符号化列を出力する圧縮符号化列修正手段と、前記ビデ
オバッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダー
フローが検出された場合に前記第2の圧縮符号化列をそ
の符号化開始時から追加して記憶する成功圧縮符号化列
記憶手段と、前記符号化手段が所定の符号化終了条件、
すなわち所定のフレーム数N(Nは自然数)か、所定の
フィールド数M(Mは自然数)か、所定のタイムコード
まで符号化したかという条件を満たした場合に前記成功
圧縮符号化列記憶手段に記憶されている成功した圧縮符
号化列に前記プレイバック時点以降の前記中間圧縮符号
化列記憶手段に記憶されている圧縮符号化列を追加して
成功圧縮符号化列を生成する圧縮符号化列付加手段と、
前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出されずに、かつ、前記符号化手段
が前記所定の符号化終了条件を満たしているかどうかを
検査する符号化終了条件検査手段と、前記符号化終了条
件検査手段が前記所定の符号化終了条件を満たしている
と判定した場合に前記符号化手段を終了し、前記圧縮符
号化列付加手段に前記成功圧縮符号列を出力させる符号
化終了手段を具備し、第X(Xは自然数)回目の符号化
において、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロ
ーあるいはアンダーフローが検出されず、かつ、前記符
号化終了条件検査手段が前記所定の符号化終了条件を満
たしていると判定した場合に前記符号化終了手段が前記
符号化手段の符号化を終了させ、前記圧縮符号化列付加
手段に前記成功圧縮符号化列を出力させるが、第X回目
の符号化において、前記ビデオバッファ検査手段でオー
バーフローあるいはアンダーフローが検出された場合に
前記プレイバック符号化手段は第X+1回目のプレイバ
ック時点を設定し、前記プレイバック時点以降の前記発
生符号量適正化手段の前記所定の範囲あるいは前記変更
する割り当て符号量あるいは前記変更する量子化幅を変
更して第X+1回目の符号化を行い、前記符号化終了手
段で前記符号化手段を終了するまで上記の符号化を繰り
返すことにより、あたかも所定の映像復号化装置のビデ
オバッファの占有量にオーバーフローあるいはアンダー
フローがない圧縮符号化列を生成するまで符号化を繰り
返すように構成したものである。
【0043】また、本発明の請求項3記載の発明に対応
する映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
バッファの占有量を所定期間毎に保存するビデオバッフ
ァ履歴保存手段と、前記ビデオバッファの占有量が所定
の範囲外になった時に前記符号量制御手段の前記所定の
割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前記量子化幅
を変更する発生符号量適正化手段と、前記ビデオバッフ
ァの占有量がオーバーフローあるいはアンダーフローで
あるかどうかを判別するビデオバッファ検査手段と、前
記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはア
ンダーフローが検出された場合に前記第1の圧縮符号化
列の所定の位置に所定の識別子及び少なくとも前記ビデ
オバッファ検査手段がオーバーフローあるいはアンダー
フローを検出したフレームかフィールドかGOP(グル
ープオブピクチャ)までのフレーム番号かフィールド番
号かタイムコードの内の少なくともいずれか1つと前記
ビデオバッファ履歴保存手段に保存されている前記ビデ
オバッファの占有量とを対応させたビデオバッファの占
有量の履歴を少なくとも付与したビデオバッファエラー
コードを付加して第2の圧縮符号化列として出力するビ
デオバッファエラーコード付加手段を具備するように構
成したものである。
【0044】また、本発明の請求項4記載の発明に対応
する映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
バッファの占有量を所定期間毎に保存するビデオバッフ
ァ履歴保存手段と、前記ビデオバッファの占有量が所定
の範囲外になった時に前記符号量制御手段の前記所定の
割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前記量子化幅
を変更する発生符号量適正化手段と、前記ビデオバッフ
ァの占有量がオーバーフローあるいはアンダーフローで
あるかどうかを判別するビデオバッファ検査手段と、前
記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはア
ンダーフローが検出された場合に前記第1の圧縮符号化
列の所定の位置に所定の識別子及び少なくとも前記ビデ
オバッファ検査手段がオーバーフローあるいはアンダー
フローを検出したフレームかフィールドかGOP(グル
ープオブピクチャ)までのフレーム番号かフィールド番
号かタイムコードの内の少なくともいずれか1つと前記
ビデオバッファ履歴保存手段に保存されている前記ビデ
オバッファの占有量とを対応させたビデオバッファの占
有量の履歴を少なくとも付与したビデオバッファエラー
コードを付加して第2の圧縮符号化列として出力するビ
デオバッファエラーコード付加手段と、前記第2の圧縮
符号化列がビデオバッファエラーコードを含有している
かどうかを検出するビデオバッファエラーコード検出手
段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記
ビデオバッファエラーコードが検出されない場合に前記
第2の圧縮符号列を成功圧縮符号化列として出力し、前
記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバ
ッファエラーコードが検出された場合に前記第2の圧縮
符号化列から前記ビデオバッファエラーコードを除去
し、接続圧縮符号化列を出力するビデオバッファエラー
コード除去手段と、前記ビデオバッファエラーコード検
出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出された
場合に前記ビデオバッファエラーコードから前記ビデオ
バッファの占有量の履歴を抽出し、オーバーフローある
いはアンダーフローが起きたフレームかフィールドかG
OPの位置を解析し、かつ、オーバーフローであるの
か、あるいは、アンダーフローであるのかを解析するビ
デオバッファエラーコード解析手段と、前記ビデオバッ
ファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラー
コードが検出された場合に前記ビデオバッファエラーコ
ード解析手段で解析された結果に応じて、再度符号化を
行うプレイバック時点、すなわち前記ビデオバッファ検
査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
されたフレームかフィールドかGOPか、あるいは、オ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出されたフレ
ームかフィールドかGOPよりも前のフレームかフィー
ルドかGOPをプレイバック時点として決定するプレイ
バック時点決定手段と、前記ビデオバッファエラーコー
ド検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出さ
れた場合に前記プレイバック時点以降の前記符号量制御
手段の前記所定の割り当て符号量あるいは前記符号化手
段の前記量子化幅を変更する割り当て符号量変更手段
と、前記ビデオバッファエラーコード解析手段で抽出し
た前記ビデオバッファの占有量の履歴と前記プレイバッ
ク時点からビデオバッファの初期値を決定し、前記ビデ
オバッファ計算手段の初期値として設定するビデオバッ
ファ占有量初期値決定手段と、前記ビデオバッファエラ
ーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが
検出された場合に前記映像信号入力手段に前記所定の媒
体を少なくとも前記所定のプレイバック時点まで巻き戻
させ、再び前記映像信号を出力するように制御し、前記
プレイバック時点から前記映像信号の符号化を前記符号
化手段に再開させ、前記第1の圧縮符号化列を出力させ
るプレイバック符号化手段と、前記ビデオバッファエラ
ーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが
検出された場合に前記接続圧縮符号化列の少なくとも前
記プレイバック時点以降の部分を削除して、修正圧縮符
号化列を出力する圧縮符号化列修正手段と、前記ビデオ
バッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファエ
ラーコードが検出された場合に前記修正圧縮符号化列に
前記再開した符号化後の第1の圧縮符号化列を追加して
前記第2の圧縮符号化列を生成する圧縮符号化列付加手
段と、前記符号化手段が所定の符号化終了条件、すなわ
ち所定のフレーム数N(Nは自然数)か、所定のフィー
ルド数M(Mは自然数)か、所定のタイムコードまで符
号化したかという条件を満たしているかどうかを検査す
る符号化終了条件検査手段と、前記符号化終了条件検査
手段が所定の符号化条件を満たした場合に前記符号化手
段を終了し、前記圧縮符号化列付加手段に前記第2の圧
縮符号化列を出力させる符号化終了手段を具備し、前記
第2の圧縮符号化列がビデオバッファエラーコードを含
有している場合に、上記の符号化を繰り返すことによ
り、前記ビデオバッファの占有量にオーバーフローある
いはアンダーフロー監視用の圧縮符号化列を有し、あた
かも所定の映像復号化装置のビデオバッファの占有量に
オーバーフローあるいはアンダーフローがない圧縮符号
化列を生成するまで符号化を繰り返すように構成したも
のである。
【0045】また、本発明の請求項5記載の発明に対応
する映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
バッファの占有量を所定期間毎に保存するビデオバッフ
ァ履歴保存手段と、前記ビデオバッファの占有量が所定
の範囲外になった時に前記符号量制御手段の前記所定の
割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前記量子化幅
を変更する発生符号量適正化手段と、前記ビデオバッフ
ァの占有量がオーバーフローあるいはアンダーフローで
あるかどうかを判別するビデオバッファ検査手段と、前
記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはア
ンダーフローが検出された場合に前記第1の圧縮符号化
列の所定の位置に所定の識別子及び少なくとも前記ビデ
オバッファ検査手段がオーバーフローあるいはアンダー
フローを検出したフレームかフィールドかGOP(グル
ープオブピクチャ)までのフレーム番号かフィールド番
号かタイムコードの内の少なくともいずれか1つと前記
ビデオバッファ履歴保存手段に保存されている前記ビデ
オバッファの占有量とを対応させた前記ビデオバッファ
の占有量の履歴を少なくとも付与したビデオバッファエ
ラーコードを付加して第2の圧縮符号化列として出力す
るビデオバッファエラーコード付加手段と、前記第2の
圧縮符号化列がビデオバッファエラーコードを含有して
いるかどうかを検出するビデオバッファエラーコード検
出手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で
前記ビデオバッファエラーコードが検出されない場合に
前記第2の圧縮符号列を成功圧縮符号化列として出力
し、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記ビ
デオバッファエラーコードが検出された場合に前記第2
の圧縮符号化列から前記ビデオバッファエラーコードを
除去し、接続圧縮符号化列を出力するビデオバッファエ
ラーコード除去手段と、前記ビデオバッファエラーコー
ド検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出さ
れた場合に前記ビデオバッファエラーコードから前記ビ
デオバッファの占有量の履歴を抽出し、オーバーフロー
あるいはアンダーフローが起きたフレームかフィールド
かGOPの位置を解析し、かつ、オーバーフローである
のか、あるいは、アンダーフローであるのかを解析する
ビデオバッファエラーコード解析手段と、前記ビデオバ
ッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラ
ーコードが検出された場合に前記ビデオバッファエラー
コード解析手段で解析された結果に応じて、再度符号化
を行うプレイバック時点、すなわち前記ビデオバッファ
検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検
出されたフレームかフィールドかGOPか、あるいは、
オーバーフローあるいはアンダーフローが検出されたフ
レームかフィールドかGOPよりも前のフレームかフィ
ールドかGOPをプレイバック時点として決定するプレ
イバック時点決定手段と、前記ビデオバッファエラーコ
ード検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出
された場合に前記プレイバック時点以降の前記発生符号
量適正化手段の前記所定の範囲あるいは前記変更する割
り当て符号量あるいは前記変更する量子化幅を変更する
符号量適正化パラメータ変更手段と、前記ビデオバッフ
ァエラーコード解析手段で抽出された前記ビデオバッフ
ァの占有量の履歴と前記プレイバック時点からビデオバ
ッファの初期値を決定し、前記ビデオバッファ計算手段
の初期値として設定するビデオバッファ占有量初期値決
定手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で
前記ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前
記映像信号入力手段に前記所定の媒体を少なくとも前記
所定のプレイバック時点まで巻き戻させ、再び前記映像
信号を出力するように制御し、前記プレイバック時点か
ら前記映像信号の符号化を前記符号化手段に再開させ、
前記第1の圧縮符号化列を出力させるプレイバック符号
化手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で
前記ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前
記接続圧縮符号化列の少なくとも前記プレイバック時点
以降の部分を削除して、修正圧縮符号化列を出力する圧
縮符号化列修正手段と、前記ビデオバッファエラーコー
ド検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出さ
れた場合に前記修正圧縮符号化列に前記再開した符号化
後の第1の圧縮符号化列を追加して前記第2の圧縮符号
化列を生成する圧縮符号化列付加手段と、前記符号化手
段が所定の符号化終了条件、すなわち所定のフレーム数
N(Nは自然数)か、所定のフィールド数M(Mは自然
数)か、所定のタイムコードまで符号化したかという条
件を満たしているかどうかを検査する符号化終了条件検
査手段と、前記符号化終了条件検査手段が所定の符号化
条件を満たした場合に前記符号化手段を終了し、前記圧
縮符号化列付加手段に前記第2の圧縮符号化列を出力さ
せる符号化終了手段を具備し、前記第2の圧縮符号化列
がビデオバッファエラーコードを含有している場合に、
前記プレイバック時点以降の前記発生符号量適正化手段
の前記所定の範囲あるいは前記変更する割り当て符号量
あるいは前記変更する量子化幅を変更して符号化を繰り
返すことにより、前記ビデオバッファの占有量にオーバ
ーフローあるいはアンダーフロー監視用の圧縮符号化列
を有し、あたかも所定の映像復号化装置のビデオバッフ
ァの占有量にオーバーフローあるいはアンダーフローが
ない圧縮符号化列を生成するまで符号化を繰り返すよう
に構成したものである。
【0046】また、本発明の請求項6記載の発明に対応
する映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列を記憶する中間圧縮符号化列記憶
手段と、前記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号
量を測定する発生符号量測定手段と、前記発生符号量が
所定の割り当て符号量になるように前記符号化手段の量
子化幅を制御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符
号化列を復合化する映像復号化装置のビデオバッファの
占有量を所定の初期値及びピクチャーレートに応じて前
記発生符号量から計算するビデオバッファ計算手段と、
前記ビデオバッファの占有量が所定の範囲外になった時
に前記符号量制御手段の前記所定の割り当て符号量ある
いは前記符号化手段の前記量子化幅を変更する発生符号
量適正化手段と、前記ビデオバッファの占有量がオーバ
ーフローあるいはアンダーフローであるかどうかを判別
するビデオバッファ検査手段と、前記ビデオバッファ検
査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
された場合に前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶され
ている前記第1の圧縮符号化列から前記所定の映像復号
化装置の前記ビデオバッファの占有量を少なくとも前記
ビデオバッファの占有量にオーバーフローあるいはアン
ダーフローが起きるフレームあるいはフィールドまで計
算するビデオバッファ占有量推定手段と、前記ビデオバ
ッファ占有量推定手段で計算された前記ビデオバッファ
の占有量の推定値を所定期間毎に保存するビデオバッフ
ァ履歴保存手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオー
バーフローあるいはアンダーフローが検出された場合に
前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出されたフレームかフィールドかG
OP(グループオブピクチャ)か、あるいは、オーバー
フローあるいはアンダーフローが検出されたフレームか
フィールドかGOPよりも前のフレームかフィールドか
GOPをプレイバック時点として、前記ビデオバッファ
占有量推定手段で計算された前記ビデオバッファの占有
量の前記プレイバック時点の値を前記ビデオバッファ計
算手段の初期値として設定するビデオバッファ占有量初
期値設定手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバ
ーフローあるいはアンダーフローが検出された場合に前
記プレイバック時点以降の前記符号量制御手段の前記所
定の割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前記量子
化幅を変更する割り当て符号量変更手段と、前記ビデオ
バッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフ
ローが検出された場合に前記映像信号入力手段に前記所
定の媒体を少なくとも前記プレイバック時点だけ巻き戻
させ、再び前記映像信号を出力するように制御し、前記
プレイバック時点から前記映像信号の符号化を前記符号
化手段に再開させ、前記第1の圧縮符号化列を再び出力
させるプレイバック符号化手段と、前記ビデオバッファ
検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検
出された場合に前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶さ
れている圧縮符号化列の少なくとも前記プレイバック時
点以降の部分を削除して第2の圧縮符号化列を出力する
圧縮符号化列修正手段と、前記ビデオバッファ検査手段
でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出された
場合に前記第2の圧縮符号化列をその符号化開始時から
追加して記憶する成功圧縮符号化列記憶手段と、前記符
号化手段が所定の符号化終了条件、すなわち所定のフレ
ーム数N(Nは自然数)か、所定のフィールド数M(M
は自然数)か、所定のタイムコードまで符号化したかと
いう条件を満たした場合に前記成功圧縮符号化列記憶手
段に記憶されている成功した圧縮符号化列に前記プレイ
バック時点以降の前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶
されている圧縮符号化列を追加して成功圧縮符号化列を
生成する圧縮符号化列付加手段と、前記ビデオバッファ
検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検
出されずに、かつ、前記符号化手段が前記所定の符号化
終了条件を満たしているかどうかを検査する符号化終了
条件検査手段と、前記符号化終了条件検査手段が前記所
定の符号化終了条件を満たしていると判定した場合に前
記符号化手段を終了し、前記圧縮符号化列付加手段に前
記成功圧縮符号列を出力させる符号化終了手段を具備
し、第X(Xは自然数)回目の符号化において、前記ビ
デオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダ
ーフローが検出されず、かつ、前記符号化終了条件検査
手段が前記所定の符号化終了条件を満たしていると判定
した場合に前記符号化終了手段が前記符号化手段の符号
化を終了させ、前記圧縮符号化列付加手段に前記成功圧
縮符号化列を出力させるが、第X回目の符号化におい
て、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローある
いはアンダーフローが検出された場合に前記プレイバッ
ク符号化手段は第X+1回目のプレイバック時点を設定
し、第X+1回目の符号化を行い、前記符号化終了手段
で前記符号化手段を終了するまで上記の符号化を繰り返
すことにより、あたかも所定の映像復号化装置のビデオ
バッファの占有量にオーバーフローあるいはアンダーフ
ローがない圧縮符号化列を生成するまで符号化を繰り返
すように構成したものである。
【0047】また、本発明の請求項7記載の発明に対応
する映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列を記憶する中間圧縮符号化列記憶
手段と、前記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号
量を測定する発生符号量測定手段と、前記発生符号量が
所定の割り当て符号量になるように前記符号化手段の量
子化幅を制御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符
号化列を復合化する映像復号化装置のビデオバッファの
占有量を所定の初期値及びピクチャーレートに応じて前
記発生符号量から計算するビデオバッファ計算手段と、
前記ビデオバッファの占有量が所定の範囲外になった時
に前記符号量制御手段の前記所定の割り当て符号量ある
いは前記符号化手段の前記量子化幅を変更する発生符号
量適正化手段と、前記ビデオバッファの占有量がオーバ
ーフローあるいはアンダーフローであるかどうかを判別
するビデオバッファ検査手段と、前記ビデオバッファ検
査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
された場合に前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶され
ている前記第1の圧縮符号化列から前記所定の映像復号
化装置の前記ビデオバッファの占有量を少なくとも前記
ビデオバッファの占有量にオーバーフローあるいはアン
ダーフローが起きるフレームあるいはフィールドまで計
算するビデオバッファ占有量推定手段と、前記ビデオバ
ッファ占有量推定手段で計算された前記ビデオバッファ
の占有量の推定値を所定期間毎に保存するビデオバッフ
ァ履歴保存手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオー
バーフローあるいはアンダーフローが検出された場合に
前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出されたフレームかフィールドかG
OP(グループオブピクチャ)か、あるいは、オーバー
フローあるいはアンダーフローが検出されたフレームか
フィールドかGOPよりも前のフレームかフィールドか
GOPをプレイバック時点として、前記ビデオバッファ
占有量推定手段で計算された前記ビデオバッファの占有
量の前記プレイバック時点の値を前記ビデオバッファ計
算手段の初期値として設定するビデオバッファ占有量初
期値設定手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバ
ーフローあるいはアンダーフローが検出された場合に前
記プレイバック時点以降の前記発生符号量適正化手段の
前記所定の範囲あるいは前記変更する割り当て符号量あ
るいは前記変更する量子化幅を変更する符号量適正化パ
ラメータ変更手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
に前記映像信号入力手段に前記所定の媒体を少なくとも
前記プレイバック時点だけ巻き戻させ、再び前記映像信
号を出力するように制御し、前記プレイバック時点から
前記映像信号の符号化を前記符号化手段に再開させ、前
記第1の圧縮符号化列を再び出力させるプレイバック符
号化手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフ
ローあるいはアンダーフローが検出された場合に前記中
間圧縮符号化列記憶手段に記憶されている圧縮符号化列
の少なくとも前記プレイバック時点以降の部分を削除し
て第2の圧縮符号化列を出力する圧縮符号化列修正手段
と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローある
いはアンダーフローが検出された場合に前記第2の圧縮
符号化列をその符号化開始時から追加して記憶する成功
圧縮符号化列記憶手段と、前記符号化手段が所定の符号
化終了条件、すなわち所定のフレーム数N(Nは自然
数)か、所定のフィールド数M(Mは自然数)か、所定
のタイムコードまで符号化したかという条件を満たした
場合に前記成功圧縮符号化列記憶手段に記憶されている
成功した圧縮符号化列に前記プレイバック時点以降の前
記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶されている圧縮符号
化列を追加して成功圧縮符号化列を生成する圧縮符号化
列付加手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバー
フローあるいはアンダーフローが検出されずに、かつ、
前記符号化手段が前記所定の符号化終了条件を満たして
いるかどうかを検査する符号化終了条件検査手段と、前
記符号化終了条件検査手段が前記所定の符号化終了条件
を満たしていると判定した場合に前記符号化手段を終了
し、前記圧縮符号化列付加手段に前記成功圧縮符号列を
出力させる符号化終了手段を具備し、第X(Xは自然
数)回目の符号化において、前記ビデオバッファ検査手
段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出され
ず、かつ、前記符号化終了条件検査手段が前記所定の符
号化終了条件を満たしていると判定した場合に前記符号
化終了手段が前記符号化手段の符号化を終了させ、前記
圧縮符号化列付加手段に前記成功圧縮符号化列を出力さ
せるが、第X回目の符号化において、前記ビデオバッフ
ァ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが
検出された場合に前記プレイバック符号化手段は第X+
1回目のプレイバック時点を設定し、前記プレイバック
時点以降の前記発生符号量適正化手段の前記所定の範囲
あるいは前記変更する割り当て符号量あるいは前記変更
する量子化幅を変更して第X+1回目の符号化を行い、
前記符号化終了手段で前記符号化手段を終了するまで上
記の符号化を繰り返すことにより、あたかも所定の映像
復号化装置のビデオバッファの占有量にオーバーフロー
あるいはアンダーフローがない圧縮符号化列を生成する
まで符号化を繰り返すように構成したものである。
【0048】また、本発明の請求項8記載の発明に対応
する映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
バッファの占有量が所定の範囲外になった時に前記符号
量制御手段の前記所定の割り当て符号量あるいは前記符
号化手段の前記量子化幅を変更する発生符号量適正化手
段と、前記ビデオバッファの占有量がオーバーフローあ
るいはアンダーフローであるかどうかを判別するビデオ
バッファ検査手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
に前記第1の圧縮符号化列から前記所定の映像復号化装
置の前記ビデオバッファの占有量の履歴を少なくとも前
記ビデオバッファの占有量にオーバーフローあるいはア
ンダーフローが起きるフレームあるいはフィールドまで
計算するビデオバッファ占有量推定手段と、前記ビデオ
バッファ占有量推定手段で計算された前記ビデオバッフ
ァの占有量の推定値を所定期間毎に保存するビデオバッ
ファ履歴保存手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
に前記第1の圧縮符号化列の所定の位置に所定の識別子
及び少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバー
フローあるいはアンダーフローを検出したフレームかフ
ィールドかGOP(グループオブピクチャ)までのフレ
ーム番号かフィールド番号かタイムコードの内の少なく
ともいずれか1つと前記ビデオバッファ占有量推定手段
で計算された前記ビデオバッファの占有量とを対応させ
たビデオバッファの占有量の履歴を少なくとも付与した
ビデオバッファエラーコードを付加して第2の圧縮符号
化列として出力するビデオバッファエラーコード付加手
段を具備するように構成したものである。
【0049】また、本発明の請求項9記載の発明に対応
する映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
バッファの占有量が所定の範囲外になった時に前記符号
量制御手段の前記所定の割り当て符号量あるいは前記符
号化手段の前記量子化幅を変更する発生符号量適正化手
段と、前記ビデオバッファの占有量がオーバーフローあ
るいはアンダーフローであるかどうかを判別するビデオ
バッファ検査手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
に前記第1の圧縮符号化列から前記所定の映像復号化装
置の前記ビデオバッファの占有量の履歴を少なくとも前
記ビデオバッファの占有量にオーバーフローあるいはア
ンダーフローが起きるフレームあるいはフィールドまで
計算するビデオバッファ占有量推定手段と、前記ビデオ
バッファ占有量推定手段で計算された前記ビデオバッフ
ァの占有量の推定値を所定期間毎に保存するビデオバッ
ファ履歴保存手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
に前記第1の圧縮符号化列の所定の位置に所定の識別子
及び少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバー
フローあるいはアンダーフローを検出したフレームかフ
ィールドかGOP(グループオブピクチャ)までのフレ
ーム番号かフィールド番号かタイムコードの内の少なく
ともいずれか1つと前記ビデオバッファ占有量推定手段
で計算された前記ビデオバッファの占有量とを対応させ
たビデオバッファの占有量の履歴を少なくとも付与した
ビデオバッファエラーコードを付加して第2の圧縮符号
化列として出力するビデオバッファエラーコード付加手
段と、前記第2の圧縮符号化列がビデオバッファエラー
コードを含有しているかどうかを検出するビデオバッフ
ァエラーコード検出手段と、前記ビデオバッファエラー
コード検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検
出されないと場合に前記第2の圧縮符号列を成功圧縮符
号化列として出力し、前記ビデオバッファエラーコード
検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出され
た場合に前記第2の圧縮符号化列から前記ビデオバッフ
ァエラーコードを除去し、接続圧縮符号化列を出力する
ビデオバッファエラーコード除去手段と、前記ビデオバ
ッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラ
ーコードが検出された場合に前記ビデオバッファエラー
コードから前記ビデオバッファの占有量の履歴を抽出
し、オーバーフローあるいはアンダーフローが起きたフ
レームかフィールドかGOPの位置を解析し、かつ、オ
ーバーフローであるのか、あるいは、アンダーフローで
あるのかを解析するビデオバッファエラーコード解析手
段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記
ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前記ビ
デオバッファエラーコード解析手段で解析された結果に
応じて、再度符号化を行うプレイバック時点、すなわち
前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出されたフレームかフィールドかG
OPか、あるいは、オーバーフローあるいはアンダーフ
ローが検出されたフレームかフィールドかGOPよりも
前のフレームかフィールドかGOPをプレイバック時点
として決定するプレイバック時点決定手段と、前記ビデ
オバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファ
エラーコードが検出された場合に前記プレイバック時点
以降の前記符号量制御手段の前記所定の割り当て符号量
あるいは前記符号化手段の前記量子化幅を変更する割り
当て符号量変更手段と、前記ビデオバッファエラーコー
ド解析手段で抽出された前記ビデオバッファの占有量の
履歴と前記プレイバック時点からビデオバッファの初期
値を決定し、前記ビデオバッファ計算手段の初期値とし
て設定するビデオバッファ占有量初期値決定手段と、前
記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバ
ッファエラーコードが検出された場合に前記映像信号入
力手段に前記所定の媒体を少なくとも前記所定のプレイ
バック時点まで巻き戻させ、再び前記映像信号を出力す
るように制御し、前記プレイバック時点から前記映像信
号の符号化を前記符号化手段に再開させ、前記第1の圧
縮符号化列を出力させるプレイバック符号化手段と、前
記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバ
ッファエラーコードが検出された場合に前記接続圧縮符
号化列の少なくとも前記プレイバック時点以降の部分を
削除して、修正圧縮符号化列を出力する圧縮符号化列修
正手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で
前記ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前
記修正圧縮符号化列に前記再開した符号化後の第1の圧
縮符号化列を追加して前記第2の圧縮符号化列を生成す
る圧縮符号化列付加手段と、前記符号化手段が所定の符
号化終了条件、すなわち所定のフレーム数N(Nは自然
数)か、所定のフィールド数M(Mは自然数)か、所定
のタイムコードまで符号化したかという条件を満たして
いるかどうかを検査する符号化終了条件検査手段と、前
記符号化終了条件検査手段が所定の符号化条件を満たし
た場合に前記符号化手段を終了し、前記圧縮符号化列付
加手段に前記第2の圧縮符号化列を出力させる符号化終
了手段を具備し、前記第2の圧縮符号化列がビデオバッ
ファエラーコードを含有している場合に、上記の符号化
を繰り返すことにより、前記ビデオバッファの占有量に
オーバーフローあるいはアンダーフロー監視用の圧縮符
号化列を有し、あたかも所定の映像復号化装置のビデオ
バッファの占有量にオーバーフローあるいはアンダーフ
ローがない圧縮符号化列を生成するまで符号化を繰り返
すように構成したものである。
【0050】また、本発明の請求項10記載の発明に対
応する映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再
生し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符
号化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、
前記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定
する発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割
り当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を
制御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を
復合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を
所定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符
号量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデ
オバッファの占有量が所定の範囲外になった時に前記符
号量制御手段の前記所定の割り当て符号量あるいは前記
符号化手段の前記量子化幅を変更する発生符号量適正化
手段と、前記ビデオバッファの占有量がオーバーフロー
あるいはアンダーフローであるかどうかを判別するビデ
オバッファ検査手段と、前記ビデオバッファ検査手段で
オーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場
合に前記第1の圧縮符号化列から前記所定の映像復号化
装置の前記ビデオバッファの占有量の履歴を少なくとも
前記ビデオバッファの占有量にオーバーフローあるいは
アンダーフローが起きるフレームあるいはフィールドま
で計算するビデオバッファ占有量推定手段と、前記ビデ
オバッファ占有量推定手段で計算された前記ビデオバッ
ファの占有量の推定値を所定期間毎に保存するビデオバ
ッファ履歴保存手段と、前記ビデオバッファ検査手段で
オーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場
合に前記第1の圧縮符号化列の所定の位置に所定の識別
子及び少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバ
ーフローあるいはアンダーフローを検出したフレームか
フィールドかGOP(グループオブピクチャ)までのフ
レーム番号かフィールド番号かタイムコードの内の少な
くともいずれか1つと前記ビデオバッファ占有量推定手
段で計算された前記ビデオバッファの占有量とを対応さ
せたビデオバッファの占有量の履歴を少なくとも付与し
たビデオバッファエラーコードを付加して第2の圧縮符
号化列として出力するビデオバッファエラーコード付加
手段と、前記第2の圧縮符号化列がビデオバッファエラ
ーコードを含有しているかどうかを検出するビデオバッ
ファエラーコード検出手段と、前記ビデオバッファエラ
ーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが
検出されないと場合に前記第2の圧縮符号列を成功圧縮
符号化列として出力し、前記ビデオバッファエラーコー
ド検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出さ
れた場合に前記第2の圧縮符号化列から前記ビデオバッ
ファエラーコードを除去し、接続圧縮符号化列を出力す
るビデオバッファエラーコード除去手段と、前記ビデオ
バッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファエ
ラーコードが検出された場合に前記ビデオバッファエラ
ーコードから前記ビデオバッファの占有量の履歴を抽出
し、オーバーフローあるいはアンダーフローが起きたフ
レームかフィールドかGOPの位置を解析し、かつ、オ
ーバーフローであるのか、あるいは、アンダーフローで
あるのかを解析するビデオバッファエラーコード解析手
段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記
ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前記ビ
デオバッファエラーコード解析手段で解析された結果に
応じて、再度符号化を行うプレイバック時点、すなわち
前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出されたフレームかフィールドかG
OPか、あるいは、オーバーフローあるいはアンダーフ
ローが検出されたフレームかフィールドかGOPよりも
前のフレームかフィールドかGOPをプレイバック時点
として決定するプレイバック時点決定手段と、前記ビデ
オバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファ
エラーコードが検出された場合に前記プレイバック時点
以降の前記発生符号量適正化手段の前記所定の範囲ある
いは前記変更する割り当て符号量あるいは前記変更する
量子化幅を変更する符号量適正化パラメータ変更手段
と、前記ビデオバッファエラーコード解析手段で抽出さ
れた前記ビデオバッファの占有量の履歴と前記プレイバ
ック時点からビデオバッファの初期値を決定し、前記ビ
デオバッファ計算手段の初期値として設定するビデオバ
ッファ占有量初期値決定手段と、前記ビデオバッファエ
ラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコード
が検出された場合に前記映像信号入力手段に前記所定の
媒体を少なくとも前記所定のプレイバック時点まで巻き
戻させ、再び前記映像信号を出力するように制御し、前
記プレイバック時点から前記映像信号の符号化を前記符
号化手段に再開させ、前記第1の圧縮符号化列を出力さ
せるプレイバック符号化手段と、前記ビデオバッファエ
ラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコード
が検出された場合に前記接続圧縮符号化列の少なくとも
前記プレイバック時点以降の部分を削除して、修正圧縮
符号化列を出力する圧縮符号化列修正手段と、前記ビデ
オバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファ
エラーコードが検出された場合に前記修正圧縮符号化列
に前記再開した符号化後の第1の圧縮符号化列を追加し
て前記第2の圧縮符号化列を生成する圧縮符号化列付加
手段と、前記符号化手段が所定の符号化終了条件、すな
わち所定のフレーム数N(Nは自然数)か、所定のフィ
ールド数M(Mは自然数)か、所定のタイムコードまで
符号化したかという条件を満たしているかどうかを検査
する符号化終了条件検査手段と、前記符号化終了条件検
査手段が所定の符号化条件を満たした場合に前記符号化
手段を終了し、前記圧縮符号化列付加手段に前記第2の
圧縮符号化列を出力させる符号化終了手段を具備し、前
記第2の圧縮符号化列がビデオバッファエラーコードを
含有している場合に、上記の符号化を繰り返し、前記プ
レイバック時点以降の前記発生符号量適正化手段の前記
所定の範囲あるいは前記変更する割り当て符号量あるい
は前記変更する量子化幅を変更することにより、前記ビ
デオバッファの占有量にオーバーフローあるいはアンダ
ーフロー監視用の圧縮符号化列を有し、あたかも所定の
映像復号化装置のビデオバッファの占有量にオーバーフ
ローあるいはアンダーフローがない圧縮符号化列を生成
するまで符号化を繰り返すように構成したものである。
【0051】また、本発明の請求項11記載の発明に対
応する映像復号化装置は、映像符号化装置のビデオバッ
ファが所定の時点でオーバーフローあるいはアンダーフ
ローを起こしていることを示すビデオバッファエラーコ
ードを含む可能性のある圧縮符号化列を入力して、前記
圧縮符号化列が前記ビデオバッファエラーコードを含む
か否かを検査するビデオバッファエラーコード検出手段
と、前記ビデオバッファエラーコードが含まれている場
合に、前記ビデオバッファエラーコードから前記ビデオ
バッファの占有量がオーバーフローあるいはアンダーフ
ローが起きたフレームかフィールドかGOPの位置を解
析するビデオバッファエラーコード解析手段と、少なく
とも、オーバーフローないしはアンダーフローが起こる
フレームかフィールドかGOP(グループオブピクチ
ャ)を復号化する前に前記圧縮符号化列の復号化を停止
する復号化停止手段と、前記圧縮符号化列を復号化する
復号化手段とを具備するように構成したものである。
【0052】また、本発明の請求項12記載の発明に対
応する映像復号化装置は、映像符号化装置のビデオバッ
ファが所定の時点でオーバーフローあるいはアンダーフ
ローを起こしていることを表すビデオバッファエラーコ
ードを含む可能性のある圧縮符号化列を入力して、前記
圧縮符号化列が前記ビデオバッファエラーコードを含む
か否かを検査するビデオバッファエラーコード検出手段
と、前記ビデオバッファエラーコードが含まれている場
合に、前記ビデオバッファエラーコードから前記ビデオ
バッファの占有量がオーバーフローあるいはアンダーフ
ローが起きたフレームかフィールドかGOPの位置を解
析するビデオバッファエラーコード解析手段と、少なく
とも、オーバーフローないしはアンダーフローが起こる
フレームかフィールドかGOP(グループオブピクチ
ャ)を含む一時停止期間の前記圧縮符号化列の復号化を
一時的に停止する復号化一時停止手段と、前記一時停止
期間にビデオバッファをリフレッシュするビデオバッフ
ァリフレッシュ手段と、前記圧縮符号化列を復号化する
復号化手段とを具備するようにして構成したものであ
る。
【0053】また、請求項13に記載の発明は、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
6、請求項7、請求項8、請求項9、または請求項10
記載の映像符号化装置において、前記ビデオバッファ検
査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
された場合に前記符号化手段を所定の時点、すなわちオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出されたマク
ロブロックあるいはスライスあるいはフレームあるいは
フィールドあるいはGOPの符号化が少なくとも終了し
た時点で停止するように構成したものである。
【0054】また、請求項14に記載の発明は、請求項
3、請求項4、請求項5、請求項8、請求項9、または
請求項10記載の映像符号化装置において、前記ビデオ
バッファエラーコードは、ビデオバッファがオーバーフ
ローあるいはアンダーフローを起こしたGOPの先頭フ
レームの番号あるいは先頭フィールドの番号あるいはタ
イムコードの内の少なくとも1つと前記ビデオバッファ
の占有量との対応表を含むようにしたものである。
【0055】また、請求項15に記載の発明は、請求項
1または請求項6記載の映像符号化装置において、1画
面内の所定領域の代表量子化幅を計算する量子化幅計算
手段と、前記代表量子化幅を量子化幅の履歴として保持
する量子化幅記憶手段を具備し、前記割り当て符号量変
更手段は前記量子化幅記憶手段で保持されている前記量
子化幅の履歴に応じて前記プレイバック時点以降の前記
量子化幅を変更するように構成したものである。
【0056】また、請求項16に記載の発明は、請求項
2または請求項7記載の映像符号化装置において、1画
面内の所定領域の代表量子化幅を計算する量子化幅計算
手段と、前記代表量子化幅を量子化幅の履歴として保持
する量子化幅記憶手段を具備し、前記符号量適正化パラ
メータ変更手段は前記量子化幅記憶手段で保持されてい
る前記量子化幅の履歴に応じて、前記プレイバック時点
以降の前記所定の範囲あるいは前記変更する量子化幅を
変更するように構成したものである。
【0057】また、請求項17に記載の発明は、請求項
3または請求項8記載の映像符号化装置において、1画
面内の所定領域の代表量子化幅を計算する量子化幅計算
手段と、前記代表量子化幅を量子化幅の履歴として保持
する量子化幅記憶手段と、前記ビデオバッファエラーコ
ード付加手段は前記量子化幅記憶手段で保持されている
前記量子化幅の履歴を前記ビデオバッファエラーコード
中に埋め込むように構成したものである。
【0058】また、請求項18に記載の発明は、請求項
4または請求項9記載の映像符号化装置において、1画
面内の所定領域の代表量子化幅を計算する量子化幅計算
手段と、前記代表量子化幅を量子化幅の履歴として保持
する量子化幅記憶手段と、前記ビデオバッファエラーコ
ード付加手段は前記量子化幅記憶手段で保持されている
前記量子化幅の履歴を前記ビデオバッファエラーコード
中に埋め込み、前記ビデオバッファエラーコード中に埋
め込まれた前記量子化幅の履歴を取り出す量子化幅履歴
抽出手段を具備し、前記割り当て符号量変更手段は前記
量子化幅の履歴に応じて前記プレイバック時点以降の前
記量子化幅を変更するように構成したものである。
【0059】また、請求項19に記載の発明は、請求項
5または請求項10記載の映像符号化装置において、1
画面内の所定領域の代表量子化幅を計算する量子化幅計
算手段と、前記代表量子化幅を量子化幅の履歴として保
持する量子化幅記憶手段と、前記ビデオバッファエラー
コード付加手段は前記量子化幅記憶手段で保持されてい
る前記量子化幅の履歴を前記ビデオバッファエラーコー
ド中に埋め込み、前記ビデオバッファエラーコード中に
埋め込まれた前記量子化幅の履歴を取り出す量子化幅履
歴抽出手段を具備し、前記符号量適正化パラメータ変更
手段は前記量子化幅の履歴に応じて、前記プレイバック
時点以降の前記所定の範囲あるいは前記変更する量子化
幅を変更するように構成したものである。
【0060】また、請求項20に記載の発明は、請求項
1または請求項6記載の映像符号化装置において、1画
面内の所定期間の発生符号量を発生符号量の履歴として
保持する発生符号量記憶手段を具備し、前記割り当て符
号量変更手段は前記発生符号量の履歴に応じて前記プレ
イバック時点以降の前記所定の割り当て符号量あるいは
前記量子化幅を変更するように構成したものである。
【0061】また、請求項21に記載の発明は、請求項
2または請求項7記載の映像符号化装置において、1画
面内の所定期間の発生符号量を発生符号量の履歴として
保持する発生符号量記憶手段を具備し、前記符号量適正
化パラメータ変更手段は前記発生符号量の履歴に応じて
前記プレイバック時点以降の前記所定の範囲あるいは前
記変更する量子化幅を変更するように構成したものであ
る。
【0062】また、請求項22に記載の発明は、請求項
3または請求項8記載の映像符号化装置において、1画
面内の所定期間の発生符号量を発生符号量の履歴として
保持する発生符号量記憶手段と、前記ビデオバッファエ
ラーコード付加手段は前記発生符号量の履歴を前記ビデ
オバッファエラーコード中に埋め込むように構成したも
のである。
【0063】また、請求項23に記載の発明は、請求項
4または請求項9記載の映像符号化装置において、1画
面内の所定期間の発生符号量を発生符号量の履歴として
保持する発生符号量記憶手段と、前記ビデオバッファエ
ラーコード付加手段は前記発生符号量の履歴を前記ビデ
オバッファエラーコード中に埋め込み、前記ビデオバッ
ファエラーコード中に埋め込まれた前記発生符号量の履
歴を取り出す発生符号量履歴抽出手段を具備し、前記割
り当て符号量変更手段は前記発生符号量の履歴に応じ
て、前記プレイバック時点以降の前記所定の割り当て符
号量あるいは前記量子化幅を変更するように構成したも
のである。
【0064】また、請求項24に記載の発明は、請求項
5または請求項10記載の映像符号化装置において、1
画面内の所定期間の発生符号量を発生符号量の履歴とし
て保持する発生符号量記憶手段と、前記ビデオバッファ
エラーコード付加手段は前記発生符号量の履歴を前記ビ
デオバッファエラーコード中に埋め込み、前記ビデオバ
ッファエラーコード中に埋め込まれた前記発生符号量の
履歴を取り出す発生符号量履歴抽出手段を具備し、前記
符号量適正化パラメータ変更手段は前記発生符号量の履
歴に応じて前記プレイバック時点以降の前記所定の範囲
あるいは前記変更する量子化幅を変更するように構成し
たものである。
【0065】また、請求項25に記載の発明は、請求項
1または請求項6記載の映像符号化装置において、前記
割り当て符号量変更手段は、少なくとも前記ビデオバッ
ファ検査手段がオーバーフローあるいはアンダーフロー
を検出したフレームかフィールドかGOPまでの前記ビ
デオバッファ履歴保存手段に保存されている前記ビデオ
バッファの占有量の履歴に応じて、前記プレイバック時
点以降の前記所定の割り当て符号量あるいは前記量子化
幅を変更するように構成したものである。
【0066】また、請求項26に記載の発明は、請求項
2または請求項7記載の映像符号化装置において、前記
符号量適正化パラメータ変更手段は、少なくとも前記ビ
デオバッファ検査手段がオーバーフローあるいはアンダ
ーフローを検出したフレームかフィールドかGOPまで
の前記ビデオバッファ履歴保存手段に保存されている前
記ビデオバッファの占有量の履歴に応じて、前記プレイ
バック時点以降の前記所定の範囲あるいは前記変更する
割り当て符号量あるいは前記変更する量子化幅を変更す
るように構成したものである。
【0067】また、請求項27に記載の発明は、請求項
3または請求項8記載の映像符号化装置において、前記
ビデオバッファエラーコード付加手段は、少なくとも前
記ビデオバッファ検査手段がオーバーフローあるいはア
ンダーフローを検出したフレームかフィールドかGOP
までの前記ビデオバッファ履歴保存手段に保存されてい
る前記ビデオバッファの占有量の履歴を前記ビデオバッ
ファエラーコード中に埋め込むように構成したものであ
る。
【0068】また、請求項28に記載の発明は、請求項
4または請求項9記載の映像符号化装置において、前記
ビデオバッファエラーコード付加手段は、少なくとも前
記ビデオバッファ検査手段がオーバーフローあるいはア
ンダーフローを検出したフレームかフィールドかGOP
までの前記ビデオバッファ履歴保存手段に保存されてい
る前記ビデオバッファの占有量の履歴を前記ビデオバッ
ファエラーコード中に埋め込み、前記ビデオバッファエ
ラーコード中に埋め込まれた前記ビデオバッファの占有
量の履歴を取り出すビデオバッファ占有量履歴抽出手段
を具備し、前記割り当て符号量変更手段は、前記ビデオ
バッファの占有量の履歴に応じて、前記プレイバック時
点以降の前記割り当て符号量あるいは前記量子化幅を変
更することを特徴とするように構成したものである。
【0069】また、請求項29に記載の発明は、請求項
5または請求項10記載の映像符号化装置において、前
記ビデオバッファエラーコード付加手段は、少なくとも
前記ビデオバッファ検査手段がオーバーフローあるいは
アンダーフローを検出したフレームかフィールドかGO
Pまでの前記ビデオバッファ履歴保存手段に保存されて
いる前記ビデオバッファの占有量の履歴を前記ビデオバ
ッファエラーコード中に埋め込み、前記ビデオバッファ
エラーコード中に埋め込まれた前記ビデオバッファの占
有量の履歴を取り出すビデオバッファ占有量履歴抽出手
段を具備し、前記符号量適正化パラメータ変更手段は前
記ビデオバッファの占有量の履歴に応じて、前記プレイ
バック時点以降の前記所定の範囲あるいは前記変更する
割り当て符号量あるいは前記変更する量子化幅を変更す
るように構成したものである。
【0070】また、請求項30に記載の発明は、請求項
3、請求項4、請求項5、請求項8、請求項9、または
請求項10記載の映像符号化装置において、前記ビデオ
バッファエラーコード付加手段は、前記ビデオバッファ
エラーコードを、前記第1の圧縮符号化列の先頭あるい
は終端に挿入するように構成したものである。
【0071】また、請求項31に記載の発明は、請求項
3、請求項4、請求項5、請求項8、請求項9、または
請求項10記載の映像符号化装置において、前記ビデオ
バッファエラーコード付加手段は、前記ビデオバッファ
エラーコードを、前記第1の圧縮符号化列のオーバーフ
ローあるいはアンダーフローが起きたマクロブロックあ
るいはスライスあるいはフレームあるいはフィールドあ
るいはGOPの先頭あるいは終端に挿入するように構成
したものである。
【0072】また、請求項32に記載の発明は、請求項
3、請求項4、請求項5、請求項8、請求項9、または
請求項10記載の映像符号化装置において、前記ビデオ
バッファエラー検査手段は、前記ビデオバッファの占有
量がオーバーフローないしはアンダーフローかどうかを
マクロブロック単位あるいはスライス単位あるいはフレ
ーム単位あるいはフィールド単位のいずれかで検査を行
うように構成したものである。
【0073】また、請求項33に記載の発明は、請求項
1、請求項4、請求項6、または請求項9記載の映像符
号化装置において、前記割り当て符号量変更手段は、前
記ビデオバッファ検査手段で前記ビデオバッファの占有
量がアンダーフローと検出された場合に、前記割り当て
符号量を増やすか、あるいは、前記量子化幅を小さくす
るように構成したものである。
【0074】また、請求項34に記載の発明は、請求項
1、請求項4、請求項6、または請求項9記載の映像符
号化装置において、前記割り当て符号量変更手段は、前
記ビデオバッファ検査手段で前記ビデオバッファの占有
量がオーバーフローと検出された場合に、前記割り当て
符号量を減らすか、あるいは、前記量子化幅を大きくす
るように構成したものである。
【0075】また、請求項35に記載の発明は、請求項
2、請求項5、請求項7、または請求項10記載の映像
符号化装置において、前記符号量適正化パラメータ変更
手段は、前記ビデオバッファ検査手段で前記ビデオバッ
ファの占有量がアンダーフローと検出された場合に、前
記所定の範囲のアンダーフロー防止判定用の制限閾値を
上げるか、あるいは、前記変更する割り当て符号量を大
きくするか、あるいは、前記変更する量子化幅を小さく
するように構成したものである。
【0076】また、請求項36に記載の発明は、請求項
2、請求項5、請求項7、または請求項10記載の映像
符号化装置において、前記符号量適正化パラメータ変更
手段は、前記ビデオバッファ検査手段で前記ビデオバッ
ファの占有量がオーバーフローと検出された場合に、前
記所定の範囲のオーバーフロー防止判定用の制限閾値を
下げるか、あるいは、前記変更する割り当て符号量を小
さくするか、あるいは、前記変更する量子化幅を大きく
するように構成したものである。
【0077】また、請求項37に記載の発明は、請求項
11記載の映像復号化装置において、前記復号化停止手
段は、前記ビデオバッファエラーコードが含まれる場合
に、復号化することなく、復号化を停止するように構成
したものである。
【0078】また、請求項38に記載の発明は、請求項
11記載の映像復号化装置において、前記復号化停止手
段は、前記ビデオバッファエラーコードが含まれる場合
に、ビデオバッファの占有量にオーバーフローあるいは
アンダーフローが起きるGOPより前のGOPを所定の
エラー映像非表示時点として復号化を停止するように構
成したものである。
【0079】また、請求項39に記載の発明は、請求項
11記載の映像復号化装置において、前記復号化停止手
段は、前記ビデオバッファエラーコードが含まれる場合
に、ビデオバッファの占有量にオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出されるフレームないしはフィール
ドよりも前のフレームあるいはフィールドを所定のエラ
ー映像非表示時点として復号化を停止するように構成し
たものである。
【0080】また、請求項40に記載の発明は、請求項
12記載の映像復号化装置において、前記復号化一時停
止手段は、少なくとも、ビデオバッファの占有量にオー
バーフローあるいはアンダーフローが検出されるスライ
スあるいはマクロブロックあるいはフレームあるいはフ
ィールドあるいはGOPの表示を一時的に停止するよう
に構成したものである。
【0081】また、請求項41に記載の発明は、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
6、請求項7、請求項8、請求項9、または請求項10
記載の映像符号化装置において、前記ビデオバッファ検
査手段が前記ビデオバッファの占有量にオーバーフロー
あるいはアンダーフローを検出した場合に前記ビデオバ
ッファの占有量にオーバーフローあるいはアンダーフロ
ーが検出されたことを表示するエラー情報表示手段を具
備するように構成したものである。
【0082】また、請求項42に記載の発明は、請求項
11記載の映像復号化装置において、前記復号化停止時
に前記ビデオバッファエラーコードの内容を表示するエ
ラー情報表示手段を具備するように構成したものであ
る。
【0083】また、請求項43に記載の発明は、請求項
12記載の映像復号化装置において、前記復号化一時停
止期間に前記ビデオバッファエラーコードの内容を表示
するエラー情報表示手段を具備するように構成したもの
である。
【0084】また、請求項44に記載の発明は、請求項
1、請求項2、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
7、請求項9、または請求項10記載の映像符号化装置
において、前記プレイバック符号化手段は、少なくと
も、前記第X(Xは自然数)回目のプレイバック符号化
の前記プレイバック時点を記憶するプレイバック時点記
憶手段を具備し、前記第X回目の符号化でオーバーフロ
ーあるいはアンダーフローが検出された場合に、第X+
1回目の符号化の前記プレイバック時点を第X回目の符
号化の前記プレイバック時点よりも前のフレームかフィ
ールドかGOPに変更し、符号化を再開するように構成
したものである。
【0085】また、請求項45に記載の発明は、請求項
1、請求項2、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
7、請求項9、または請求項10記載の映像符号化装置
において、前記プレイバック符号化手段は、前記符号化
手段がフレーム内符号化あるいはフィールド内符号化の
みしか行わない場合にフレーム単位あるいはフィールド
単位に前記プレイバック時点を定めるように構成したも
のである。
【0086】また、請求項46に記載の発明は、請求項
1、請求項2、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
7、請求項9、または請求項10記載の映像符号化装置
において、前記プレイバック符号化手段は、前記符号化
手段がフレーム間符号化あるいはフィールド間符号化を
行う場合に、GOP単位に前記プレイバック時点を定め
るように構成したものである。
【0087】また、請求項47に記載の発明は、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
6、請求項7、請求項8、請求項9、または請求項10
記載の映像符号化装置において、前記符号化手段は、フ
レーム間予測符号化あるいはフィールド間予測符号化を
行うときには、GOP単位にランダムアクセス可能であ
るようにフレーム(あるいはフィールド)間予測符号化
画像(P、B)は、GOP内のみのフレーム(あるいは
フィールド)内画像(I)または前方向フレーム(ある
いはフィールド)予測画像(P)を参照フレーム(ある
いはフィールド)とするように構成したものである。
【0088】また、請求項48に記載の発明は、請求項
2、請求項5、請求項7、または請求項10記載の映像
符号化装置において、前記発生符号量適正化手段及び前
記符号量適正化パラメータ変更手段は、前記所定の範囲
を複数S(Sは自然数)個有し、複数の所定の範囲毎に
変更する量子化幅を設定し、前記複数の所定の範囲の数
をSよりも多くの数に増やすか、前記複数の所定の範囲
をそれぞれ変更するか、あるいは、前記複数の範囲毎の
変更する量子化幅を変更するように構成したものであ
る。
【0089】また、請求項49に記載の発明は、請求項
1、請求項2、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
7、請求項9、または請求項10記載の映像符号化装置
において、前記符号化手段がフレーム間予測符号化ある
いはフィールド間予測符号化を用いるときには、第X
(Xは自然数)回目の前記プレイバック時点以降のI、
P、Bの符号化モードを第X回目のものとは異なるもの
に変更する符号化モード変更手段を具備し、前記プレイ
バック時点以降のフレームあるいはフィールドあるいは
GOPを全て、あるいは、所定期間のフレームあるいは
フィールドあるいはGOPのみ変更するように構成した
ものである。
【0090】また、請求項50に記載の発明は、請求項
1、請求項2、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
7、請求項9、または請求項10記載の映像符号化装置
において、前記プレイバック符号化手段は、現在の符号
化時点において、少なくとも、前記プレイバック時点過
去の分の前記所定の媒体から出力される映像信号を遅延
ないしは記憶するプレイバックメモリー手段を具備し、
前記プレイバック符号化手段は前記所定の媒体を巻き戻
すのではなく、前記プレイバックメモリー手段で遅延な
いしは記憶されている映像信号を用いて符号化を再開す
るように構成したものである。
【0091】上記請求項1記載の発明及びこれに従属す
る請求項記載の発明の映像符号化装置では、所定の映像
復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しながら、
符号化を行い、ビデオバッファの履歴を保存しつつ、符
号化時にビデオバッファのエラー(オーバーフローある
いはアンダーフロー)が観測されなければ、圧縮符号化
列をそのまま出力するが、仮に、ビデオバッファのエラ
ーが観測されたときには、少なくともビデオバッファが
起きたフレームあるいはフィールドまでプレイバックし
て、ビデオバッファの値を過去の履歴から初期値を設定
後に継続して符号化をやり直すという行程を繰り返し、
再符号化でビデオバッファのエラーが観測されなけれ
ば、圧縮符号化列を出力する。また、再符号化時には、
プレイバック時点以降の所定期間の割り当て符号量、あ
るいは割り当て符号量から求めて映像信号の符号化時に
用いる量子化幅を変更して、オーバーフローあるいはア
ンダーフローが起きないようにする。従って、ビデオバ
ッファのエラーのない圧縮符号化列が得られる。
【0092】また、上記請求項2記載の発明及びこれに
従属する請求項記載の発明の映像符号化装置では、所定
の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しな
がら、符号化を行い、ビデオバッファの履歴を保存しつ
つ、符号化時にビデオバッファのエラー(オーバーフロ
ーあるいはアンダーフロー)が観測されなければ、圧縮
符号化列をそのまま出力するが、仮に、ビデオバッファ
のエラーが観測されたときには、少なくともビデオバッ
ファが起きたフレームあるいはフィールドまでプレイバ
ックして、ビデオバッファの値を過去の履歴から初期値
を設定後に継続して符号化をやり直すという行程を繰り
返し、再符号化でビデオバッファのエラーが観測されな
ければ、圧縮符号化列を出力する。また、再符号化時に
は、ビデオバッファのアンダーフローあるいはオーバー
フローが起きないように監視をしているビデオバッファ
のシミュレーション値が所定の範囲外になったときに割
り当て符号量を変更するか、あるいは、割り当て符号量
から求めて映像信号の符号化時に用いる量子化幅を所定
期間変更するような発生符号量制御部において、プレイ
バック時点以降の所定期間の変更する割当量あるいは変
更する量子化幅を変更して、オーバーフローあるいはア
ンダーフローが起きないようにする。従って、ビデオバ
ッファのエラーのない圧縮符号化列が得られる。
【0093】また、上記請求項3記載の発明及びこれに
従属する請求項記載の発明の映像符号化装置では、所定
の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しな
がら、符号化を行い、ビデオバッファの履歴を保存しつ
つ、符号化時にビデオバッファのエラー(オーバーフロ
ーあるいはアンダーフロー)が観測されなければ、圧縮
符号化列をそのまま出力するが、ビデオバッファのエラ
ーが観測されたときには、ビデオバッファのエラー発生
を表し、ビデオバッファの履歴を含むビデオバッファエ
ラーコードを圧縮符号化列の所定の位置に挿入する。従
って、ビデオバッファにエラーがある圧縮符号化列はビ
デオバッファーエラーコードを含み、ビデオバッファに
エラーがなくビデオバッファエラーコードを含まない圧
縮符号化列が得られる。
【0094】また、上記請求項4記載の発明及びこれに
従属する請求項記載の発明の映像符号化装置では、所定
の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しな
がら、符号化を行い、ビデオバッファの履歴を保存しつ
つ、符号化時にビデオバッファのエラー(オーバーフロ
ーあるいはアンダーフロー)が観測されなければ、圧縮
符号化列をそのまま出力するが、ビデオバッファのエラ
ーが観測されたときには、ビデオバッファのエラー発生
を表し、ビデオバッファの履歴を含むビデオバッファエ
ラーコードを圧縮符号化列の所定の位置に挿入する。従
って、ビデオバッファにエラーがある圧縮符号化列はビ
デオバッファーエラーコードを含み、ビデオバッファに
エラーがない圧縮符号化列はビデオバッファエラーコー
ドを含まない。続いて、圧縮符号化列にビデオバッファ
が含まれるかどうかを検査し、含まれない場合にビデオ
バッファーのエラーがないことを保証する圧縮符号化列
を出力し、含まれる場合に少なくともビデオバッファが
起きたフレームあるいはフィールドまでプレイバックし
て、ビデオバッファの値を過去の履歴から初期値を設定
後に継続して符号化をやり直すという行程を繰り返し、
再符号化でビデオバッファエラーコードが圧縮符号化列
中に観測されなければ、圧縮符号化列を出力する。ま
た、再符号化時には、プレイバック時点以降の所定期間
の割り当て符号量、あるいは割り当て符号量から求めて
映像信号の符号化時に用いる量子化幅を変更して、オー
バーフローあるいはアンダーフローが起きないようにす
る。従って、ビデオバッファのエラーのない圧縮符号化
列が得られる。
【0095】また、上記請求項5記載の発明及びこれに
従属する請求項記載の発明の映像符号化装置では、所定
の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しな
がら、符号化を行い、ビデオバッファの履歴を保存しつ
つ、符号化時にビデオバッファのエラー(オーバーフロ
ーあるいはアンダーフロー)が観測されなければ、圧縮
符号化列をそのまま出力するが、ビデオバッファのエラ
ーが観測されたときには、ビデオバッファのエラー発生
を表し、ビデオバッファの履歴を含むビデオバッファエ
ラーコードを圧縮符号化列の所定の位置に挿入する。従
って、ビデオバッファにエラーがある圧縮符号化列はビ
デオバッファーエラーコードを含み、ビデオバッファに
エラーがない圧縮符号化列はビデオバッファエラーコー
ドを含まない。続いて、圧縮符号化列にビデオバッファ
が含まれるかどうかを検査し、含まれない場合にビデオ
バッファーのエラーがないことを保証する圧縮符号化列
を出力し、含まれる場合に少なくともビデオバッファが
起きたフレームあるいはフィールドまでプレイバックし
て、ビデオバッファの値を過去の履歴から初期値を設定
後に継続して符号化をやり直すという行程を繰り返し、
再符号化でビデオバッファエラーコードが圧縮符号化列
中に観測されなければ、圧縮符号化列を出力する。ま
た、再符号化時には、ビデオバッファのアンダーフロー
あるいはオーバーフローが起きないように監視をしてい
るビデオバッファのシミュレーション値が所定の範囲外
になったときに割り当て符号量を変更するか、あるい
は、割り当て符号量から求めて映像信号の符号化時に用
いる量子化幅を所定期間変更するような発生符号量制御
部において、プレイバック時点以降の所定期間の変更す
る割当量あるいは変更する量子化幅を変更して、オーバ
ーフローあるいはアンダーフローが起きないようにす
る。従って、ビデオバッファのエラーのない圧縮符号化
列が得られる。
【0096】また、上記請求項6記載の発明及びこれに
従属する請求項記載の発明の映像符号化装置では、所定
の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しな
がら、符号化を行い、符号化時にビデオバッファのエラ
ー(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観測さ
れなければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮
に、ビデオバッファのエラーが観測されたときには、圧
縮符号化列から少なくともビデオバッファのエラーが起
きるまでのビデオバッファの占有量の過去の履歴を推定
して、少なくともビデオバッファが起きたフレームある
いはフィールドまでプレイバックして、ビデオバッファ
の過去の履歴の推定値から初期値を設定後に継続して符
号化をやり直すという行程を繰り返し、再符号化でビデ
オバッファのエラーが観測されなければ、圧縮符号化列
を出力する。また、再符号化時には、プレイバック時点
以降の所定期間の割り当て符号量、あるいは割り当て符
号量から求めて映像信号の符号化時に用いる量子化幅を
変更して、オーバーフローあるいはアンダーフローが起
きないようにする。従って、ビデオバッファのエラーの
ない圧縮符号化列が得られる。 (次の文書の〔0097〕へ続く)
【0097】また、上記請求項7記載の発明及びこれに
従属する請求項記載の発明の映像符号化装置では、所定
の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しな
がら、符号化を行い、符号化時にビデオバッファのエラ
ー(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観測さ
れなければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮
に、ビデオバッファのエラーが観測されたときには、圧
縮符号化列から少なくともビデオバッファのエラーが起
きるまでのビデオバッファの占有量の過去の履歴を推定
して、少なくともビデオバッファが起きたフレームある
いはフィールドまでプレイバックして、ビデオバッファ
の占有量の過去の履歴の推定値から初期値を設定後に継
続して符号化をやり直すという行程を繰り返し、再符号
化でビデオバッファのエラーが観測されなければ、圧縮
符号化列を出力する。また、再符号化時には、ビデオバ
ッファのアンダーフローあるいはオーバーフローが起き
ないように監視をしているビデオバッファのシミュレー
ション値が所定の範囲外になったときに割り当て符号量
を変更するか、あるいは、割り当て符号量から求めて映
像信号の符号化時に用いる量子化幅を所定期間変更する
ような発生符号量制御部において、プレイバック時点以
降の所定期間の変更する割当量あるいは変更する量子化
幅を変更して、オーバーフローあるいはアンダーフロー
が起きないようにする。従って、ビデオバッファのエラ
ーのない圧縮符号化列が得られる。
【0098】また、請求項8記載の発明及びこれに従属
する請求項記載の発明の映像符号化装置では、所定の映
像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しなが
ら、符号化を行い、符号化時にビデオバッファのエラー
(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観測され
なければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮に、
ビデオバッファのエラーが観測されたときには、圧縮符
号化列から少なくともビデオバッファのエラーが起きる
までのビデオバッファの占有量の過去の履歴を推定し
て、ビデオバッファのエラー発生を表し、ビデオバッフ
ァの履歴を含むビデオバッファエラーコードを圧縮符号
化列の所定の位置に挿入する。従って、ビデオバッファ
にエラーがある圧縮符号化列はビデオバッファーエラー
コードを含み、ビデオバッファにエラーがなくビデオバ
ッファエラーコードを含まない圧縮符号化列が得られ
る。
【0099】また、請求項9記載の発明及びこれに従属
する請求項記載の発明の映像符号化装置では、所定の映
像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しなが
ら、符号化を行い、符号化時にビデオバッファのエラー
(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観測され
なければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮に、
ビデオバッファのエラーが観測されたときには、圧縮符
号化列から少なくともビデオバッファのエラーが起きる
までのビデオバッファの占有量の過去の履歴を推定し
て、ビデオバッファのエラー発生を表し、ビデオバッフ
ァの履歴を含むビデオバッファエラーコードを圧縮符号
化列の所定の位置に挿入する。従って、ビデオバッファ
にエラーがある圧縮符号化列はビデオバッファーエラー
コードを含み、ビデオバッファにエラーがない圧縮符号
化列はビデオバッファエラーコードを含まない。続い
て、圧縮符号化列にビデオバッファが含まれるかどうか
を検査し、含まれない場合にビデオバッファーのエラー
がないことを保証する圧縮符号化列を出力し、含まれる
場合に少なくともビデオバッファが起きたフレームある
いはフィールドまでプレイバックして、ビデオバッファ
の占有量の過去の履歴を推定して初期値として設定後に
継続して符号化をやり直すという行程を繰り返し、再符
号化でビデオバッファエラーコードが圧縮符号化列中に
観測されなければ、圧縮符号化列を出力する。また、再
符号化時には、プレイバック時点以降の所定期間の割り
当て符号量、あるいは割り当て符号量から求めて映像信
号の符号化時に用いる量子化幅を変更して、オーバーフ
ローあるいはアンダーフローが起きないようにする。従
って、ビデオバッファのエラーがない圧縮符号化列が得
られる。
【0100】また、請求項10記載の発明及びこれに従
属する請求項記載の発明の映像符号化装置では、所定の
映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しなが
ら、符号化を行い、符号化時にビデオバッファのエラー
(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観測され
なければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮に、
ビデオバッファのエラーが観測されたときには、圧縮符
号化列から少なくともビデオバッファのエラーが起きる
までのビデオバッファの占有量の過去の履歴を推定し
て、ビデオバッファのエラー発生を表し、ビデオバッフ
ァの履歴を含むビデオバッファエラーコードを圧縮符号
化列の所定の位置に挿入する。従って、ビデオバッファ
にエラーがある圧縮符号化列はビデオバッファーエラー
コードを含み、ビデオバッファにエラーがない圧縮符号
化列はビデオバッファエラーコードを含まない。続い
て、圧縮符号化列にビデオバッファが含まれるかどうか
を検査し、含まれない場合にビデオバッファーのエラー
がないことを保証する圧縮符号化列を出力し、含まれる
場合に少なくともビデオバッファが起きたフレームある
いはフィールドまでプレイバックして、ビデオバッファ
の占有量の過去の履歴を推定して初期値として設定後に
継続して符号化をやり直すという行程を繰り返し、再符
号化でビデオバッファエラーコードが圧縮符号化列中に
観測されなければ、圧縮符号化列を出力する。また、再
符号化時には、ビデオバッファのアンダーフローあるい
はオーバーフローが起きないように監視をしているビデ
オバッファのシミュレーション値が所定の範囲外になっ
たときに割り当て符号量を変更するか、あるいは、割り
当て符号量から求めて映像信号の符号化時に用いる量子
化幅を所定期間変更するような発生符号量制御部におい
て、プレイバック時点以降の所定期間の変更する割当量
あるいは変更する量子化幅を変更して、オーバーフロー
あるいはアンダーフローが起きないようにする。従っ
て、ビデオバッファのエラーがない圧縮符号化列が得ら
れる。
【0101】また、請求項11記載の発明及びこれに従
属する請求項記載の発明の映像復号化装置では、ビデオ
バッファエラーコードを含まない圧縮符号化列の復号化
時には従来通り復号化するが、ビデオバッファエラーコ
ードを含む圧縮符号化列の復号化時には所定の時点で復
号化を停止することによりビデオバッファのエラーが起
きる前に復号化を停止する映像復号化装置が得られる。
【0102】また、請求項12記載の発明及びこれに従
属する請求項記載の発明の映像復号化装置では、ビデオ
バッファエラーコードを含まない圧縮符号化列の復号化
時には従来通り復号化するが、ビデオバッファエラーコ
ードを含む圧縮符号化列の復号化時には所定の時点で復
号化を停止することによりビデオバッファのエラーが起
きる期間においては少なくとも一時的に復号化を停止す
る映像復号化装置が得られる。
【0103】また、請求項13に記載の発明は、ビデオ
バッファのエラーを検出時の所定時間後に符号化を停止
し、直ちにプレイバックを始めることにより、ビデオバ
ッファのエラーの除去に費やす時間の短縮化がはかれ
る。
【0104】また、請求項14に記載の発明は、GOP
単位での再符号化、すなわちプレイバック符号化を容易
にする。また、請求項15に記載の発明は、量子化幅の
履歴を符号化時に保存し、プレイバック符号化時の量子
化幅の変更を容易にする。
【0105】また、請求項16に記載の発明は、量子化
幅の履歴を符号化時に保存し、プレイバック符号化時の
変更する量子化幅の変更を容易にする。また、請求項1
7に記載の発明は、量子化幅の履歴を符号化時に保存
し、圧縮符号化列のビデオバッファエラーコードに量子
化幅の履歴を埋め込むことができる。
【0106】また、請求項18に記載の発明は、量子化
幅の履歴を符号化時に保存し、圧縮符号化列のビデオバ
ッファエラーコードに埋め込まれた量子化幅を元にし
て、プレイバック符号化時の量子化幅の変更を容易にす
る。
【0107】また、請求項19に記載の発明は、量子化
幅の履歴を符号化時に保存し、圧縮符号化列のビデオバ
ッファエラーコードに埋め込まれた量子化幅を元にし
て、プレイバック符号化で変更する量子化幅の変更を容
易にする。
【0108】また、請求項20に記載の発明は、発生符
号量の履歴を符号化時に保存し、プレイバック符号化時
の割り当て符号量あるいは量子化幅の変更を容易にす
る。また、請求項21に記載の発明は、発生符号量の履
歴を符号化時に保存し、プレイバック符号化時の所定の
範囲あるいは変更する量子化幅の変更を容易にする。
【0109】また、請求項22に記載の発明は、発生符
号量の履歴を符号化時に保存し、圧縮符号化列のビデオ
バッファエラーコードに発生符号量の履歴を埋め込むこ
とができる。
【0110】また、請求項23に記載の発明は、発生符
号量の履歴を符号化時に保存し、圧縮符号化列のビデオ
バッファエラーコードに埋め込まれた発生符号量の履歴
を元にして、プレイバック符号化時の量子化幅の変更を
容易にする。
【0111】また、請求項24に記載の発明は、発生符
号量の履歴を符号化時に保存し、圧縮符号化列のビデオ
バッファエラーコードに埋め込まれた発生符号量の履歴
を元にして、プレイバック符号化時の所定の範囲あるい
は変更する量子化幅の変更を容易にする。
【0112】また、請求項25に記載の発明は、ビデオ
バッファの占有量の履歴を符号化時に保存し、プレイバ
ック符号化時の割り当て符号量あるいは量子化幅の変更
を容易にする。
【0113】また、請求項26に記載の発明は、ビデオ
バッファの占有量の履歴を符号化時に保存し、プレイバ
ック符号化時の所定の範囲あるいは変更する量子化幅の
変更を容易にする。
【0114】また、請求項27に記載の発明は、ビデオ
バッファの占有量の履歴を符号化時に保存し、圧縮符号
化列のビデオバッファエラーコードに発生符号量の履歴
を埋め込むことができる。
【0115】また、請求項28に記載の発明は、ビデオ
バッファの占有量の履歴を符号化時に保存し、圧縮符号
化列のビデオバッファエラーコードに埋め込まれたビデ
オバッファの占有量の履歴を元にして、プレイバック符
号化時の量子化幅の変更を容易にする。
【0116】また、請求項29に記載の発明は、ビデオ
バッファの占有量の履歴を符号化時に保存し、圧縮符号
化列のビデオバッファエラーコードに埋め込まれたビデ
オバッファの占有量の履歴を元にして、プレイバック符
号化時の所定の範囲あるいは変更する量子化幅の変更を
容易にする。
【0117】また、請求項30に記載の発明は、ビデオ
バッファエラーコードの検出を容易にし、かつ、圧縮符
号化列のシンタックスを崩すことのない圧縮符号化列が
得られる。
【0118】また、請求項31に記載の発明は、ビデオ
バッファエラーコードの検出がエラー発生時点に最も近
い部分で行え、かつ、圧縮符号化列のシンタックスを崩
すことのない圧縮符号化列が得られる。
【0119】また、請求項32に記載の発明は、ビデオ
バッファの占有量がオーバーフローあるいはアンダーフ
ローを起こしたかどうかを検査するタイミングが少なく
ともビデオバッファからピクチャが抜き取られる前に1
度行われることが保証でき、かつ、ビデオバッファのエ
ラー防止対策を行う単位を規定することができる。
【0120】また、請求項33に記載の発明は、ビデオ
バッファの占有量のアンダーフロー防止用の符号化時の
ビットストリームの発生符号量に対する符号化時の制限
を狭めることができる。
【0121】また、請求項34に記載の発明は、ビデオ
バッファの占有量のオーバーフロー防止用の符号化時の
ビットストリームの発生符号量に対する符号化時の制限
を狭めることができる。
【0122】また、請求項35に記載の発明は、ビデオ
バッファの占有量のアンダーフロー防止用の符号化時の
ビットストリームの発生符号量に対する符号化時の制限
を狭めることができる。
【0123】また、請求項36に記載の発明は、ビデオ
バッファの占有量のオーバーフロー防止用の符号化時の
ビットストリームの発生符号量に対する符号化時の制限
を狭めることができる。
【0124】また、請求項37に記載の発明は、ビデオ
バッファにオーバーフローあるいはアンダーフローが検
出された圧縮符号化列は復号化しないようにすることが
できる。
【0125】また、請求項38に記載の発明は、少なく
とも、復号化時に乱れた画像を含むGOPを再生するの
を防ぐことができる。また、請求項39に記載の発明
は、少なくとも、復号化時に乱れた画像を含むフレーム
あるいはフィールドを再生するのを防ぐことができる。
【0126】また、請求項40に記載の発明は、復号化
時に乱れた画像を再生するのを最小の期間にとどめるこ
とができる。また、請求項41に記載の発明は、符号化
手段に起きたビデオバッファの占有量のエラーの内容を
ユーザーに視覚的に明らかにし、再符号化への補助的情
報とするという作用を有する。
【0127】また、請求項42に記載の発明は、復号化
手段に起きたビデオバッファの占有量のエラーの内容を
ユーザーに視覚的に明らかにし、映像復号化装置が停止
した理由を告知することができる。
【0128】また、請求項43に記載の発明は、復号化
手段に起きたビデオバッファの占有量のエラーの内容を
ユーザーに視覚的に明らかにし、映像復号化装置が表示
を一時的に停止した理由を告知することができる。
【0129】また、請求項44に記載の発明は、第X回
目のプレイバック符号化に失敗した場合に第X+1回目
のプレイバック符号化の開始時点を第X回目のプレイバ
ック時点よりも前に設定し、ビデオバッファのオーバー
フローあるいはアンダーフローを防止する条件を変更す
る代わりに、符号化のやり直しをする時間領域部分を拡
大し、ビデオバッファのオーバーフローあるいはアンダ
ーフローが起こるのを防ぐことができる。
【0130】また、請求項45に記載の発明は、前記符
号化手段がフレーム間符号化あるいはフィールド間符号
化を行わない場合には参照フレームを必要としないの
で、フレーム単位あるいはフィールド単位でプレイバッ
ク時点を決定することによりプレイバック符号化ができ
る。
【0131】また、請求項46に記載の発明は、フレー
ム間符号化あるいはフィールド間符号化を行う場合には
参照フレームを必要とするので、GOP単位でプレイバ
ック時点を決定することによりプレイバック符号化がで
きる。
【0132】また、請求項47に記載の発明は、フレー
ム間符号化あるいはフィールド間符号化のみを行う場合
には参照フレームを必要とするので、GOP間を参照フ
レームがまたがることがない。
【0133】また、請求項48に記載の発明は、複数の
所定の範囲を設定することにより圧縮符号化列に対する
符号化時の発生符号量の条件を段階的に狭めれば、急激
な画質劣化を防ぎ、かつ、複数の所定の範囲を厳しくす
れば、逆に画質の劣化を招くがビデオバッファの占有量
がオーバーフローあるいはアンダーフローを起こさない
ようにすもことより強力に更に細かい制限を圧縮符号化
列の発生符号量を制御できる。
【0134】また、請求項49にかかる発明は、符号化
モードを変えることにより、プレイバック時点以前のG
OPとの接続を容易にし、かつ、シーンチェンジ時に特
定のフレームの参照フレームの関係を変えて発生符号量
を制御し、かつ、字幕を含む画像及び高周波成分の多い
画像では、符号化モードを所定期間だけ一律にして画質
劣化を防ぐことができる。
【0135】また、請求項50に記載の発明は、所定媒
体が通信媒体のように巻き戻し不可能な場合でも、プレ
イバック符号化が可能である。
【0136】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明に
係る映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列を記憶する中間圧縮符号化列記憶
手段と、前記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号
量を測定する発生符号量測定手段と、前記発生符号量が
所定の割り当て符号量になるように前記符号化手段の量
子化幅を制御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符
号化列を復合化する映像復号化装置のビデオバッファの
占有量を所定の初期値及びピクチャーレートに応じて前
記発生符号量から計算するビデオバッファ計算手段と、
前記ビデオバッファの占有量を所定期間毎に保存するビ
デオバッファ履歴保存手段と、前記ビデオバッファの占
有量が所定の範囲外になった時に前記符号量制御手段の
前記所定の割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前
記量子化幅を変更する発生符号量適正化手段と、前記ビ
デオバッファの占有量がオーバーフローあるいはアンダ
ーフローであるかどうかを判別するビデオバッファ検査
手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロー
あるいはアンダーフローが検出された場合に前記ビデオ
バッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフ
ローが検出されたフレームかフィールドかGOP(グル
ープオブピクチャ)か、あるいは、オーバーフローある
いはアンダーフローが検出されたフレームかフィールド
かGOPよりも前のフレームかフィールドかGOPをプ
レイバック時点として、前記ビデオバッファ履歴手段に
保存されている前記ビデオバッファの占有量の前記プレ
イバック時点の値を前記ビデオバッファ計算手段の初期
値として設定するビデオバッファ占有量初期値設定手段
と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローある
いはアンダーフローが検出された場合に前記プレイバッ
ク時点以降の前記符号量制御手段の前記所定の割り当て
符号量あるいは前記符号化手段の前記量子化幅を変更す
る割り当て符号量変更手段と、前記ビデオバッファ検査
手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出さ
れた場合に前記映像信号入力手段に前記所定の媒体を少
なくとも前記プレイバック時点だけ巻き戻させ、再び前
記映像信号を出力するように制御し、前記プレイバック
時点から前記映像信号の符号化を前記符号化手段に再開
させ、前記第1の圧縮符号化列を再び出力させるプレイ
バック符号化手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
に前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶されている圧縮
符号化列の少なくとも前記プレイバック時点以降の部分
を削除して第2の圧縮符号化列を出力する圧縮符号化列
修正手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフ
ローあるいはアンダーフローが検出された場合に前記第
2の圧縮符号化列をその符号化開始時から追加して記憶
する成功圧縮符号化列記憶手段と、前記符号化手段が所
定の符号化終了条件、すなわち所定のフレーム数N(N
は自然数)か、所定のフィールド数M(Mは自然数)
か、所定のタイムコードまで符号化したかという条件を
満たした場合に前記成功圧縮符号化列記憶手段に記憶さ
れている成功した圧縮符号化列に前記プレイバック時点
以降の前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶されている
圧縮符号化列を追加して成功圧縮符号化列を生成する圧
縮符号化列付加手段と、前記ビデオバッファ検査手段で
オーバーフローあるいはアンダーフローが検出されず
に、かつ、前記符号化手段が前記所定の符号化終了条件
を満たしているかどうかを検査する符号化終了条件検査
手段と、前記符号化終了条件検査手段が前記所定の符号
化終了条件を満たしていると判定した場合に前記符号化
手段を終了し、前記圧縮符号化列付加手段に前記成功圧
縮符号列を出力させる符号化終了手段を具備し、第X
(Xは自然数)回目の符号化において、前記ビデオバッ
ファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフロー
が検出されず、かつ、前記符号化終了条件検査手段が前
記所定の符号化終了条件を満たしていると判定した場合
に前記符号化終了手段が前記符号化手段の符号化を終了
させ、前記圧縮符号化列付加手段に前記成功圧縮符号化
列を出力させるが、第X回目の符号化において、前記ビ
デオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダ
ーフローが検出された場合に前記プレイバック符号化手
段は第X+1回目のプレイバック時点を設定し、第X+
1回目の符号化を行い、前記符号化終了手段で前記符号
化手段を終了するまで上記の符号化を繰り返すことによ
り、あたかも所定の映像復号化装置のビデオバッファの
占有量のオーバーフローあるいはアンダーフローがない
圧縮符号化列を生成するまで符号化を繰り返すようにし
たものであり、所定の映像復号化装置のビデオバッファ
の占有量を想定しながら、符号化を行い、ビデオバッフ
ァの履歴を保存しつつ、符号化時にビデオバッファのエ
ラー(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観測
されなければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮
に、ビデオバッファのエラーが観測されたときには、少
なくともビデオバッファが起きたフレームあるいはフィ
ールドまでプレイバックして、ビデオバッファの値を過
去の履歴から初期値を設定後に継続して符号化をやり直
すという行程を繰り返し、再符号化でビデオバッファの
エラーが観測されなければ、圧縮符号化列を出力する
が、再符号化時には、プレイバック時点以降の所定期間
の割り当て符号量、あるいは割り当て符号量から求めて
映像信号の符号化時に用いる量子化幅を変更して、オー
バーフローあるいはアンダーフローが起きないように
し、ビデオバッファのエラーがない圧縮符号化列が得ら
れるという作用を有する。
【0137】また、本発明の請求項2に記載の発明に係
る映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列を記憶する中間圧縮符号化列記憶
手段と、前記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号
量を測定する発生符号量測定手段と、前記発生符号量が
所定の割り当て符号量になるように前記符号化手段の量
子化幅を制御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符
号化列を復合化する映像復号化装置のビデオバッファの
占有量を所定の初期値及びピクチャーレートに応じて前
記発生符号量から計算するビデオバッファ計算手段と、
前記ビデオバッファの占有量を所定期間毎に保存するビ
デオバッファ履歴保存手段と、前記ビデオバッファの占
有量が所定の範囲外になった時に前記符号量制御手段の
前記所定の割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前
記量子化幅を変更する発生符号量適正化手段と、前記ビ
デオバッファの占有量がオーバーフローあるいはアンダ
ーフローであるかどうかを判別するビデオバッファ検査
手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロー
あるいはアンダーフローが検出された場合に前記ビデオ
バッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフ
ローが検出されたフレームかフィールドかGOP(グル
ープオブピクチャ)か、あるいは、オーバーフローある
いはアンダーフローが検出されたフレームかフィールド
かGOPよりも前のフレームかフィールドかGOPをプ
レイバック時点として、前記ビデオバッファ履歴手段に
保存されている前記ビデオバッファの占有量の前記プレ
イバック時点の値を前記ビデオバッファ計算手段の初期
値として設定するビデオバッファ占有量初期値設定手段
と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローある
いはアンダーフローが検出された場合に前記プレイバッ
ク時点以降の前記発生符号量適正化手段の前記所定の範
囲あるいは前記変更する割り当て符号量あるいは前記変
更する量子化幅を変更する符号量適正化パラメータ変更
手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロー
あるいはアンダーフローが検出された場合に前記映像信
号入力手段に前記所定の媒体を少なくとも前記プレイバ
ック時点だけ巻き戻させ、再び前記映像信号を出力する
ように制御し、前記プレイバック時点から前記映像信号
の符号化を前記符号化手段に再開させ、前記第1の圧縮
符号化列を再び出力させるプレイバック符号化手段と、
前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出された場合に前記中間圧縮符号化
列記憶手段に記憶されている圧縮符号化列の少なくとも
前記プレイバック時点以降の部分を削除して第2の圧縮
符号化列を出力する圧縮符号化列修正手段と、前記ビデ
オバッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダー
フローが検出された場合に前記第2の圧縮符号化列をそ
の符号化開始時から追加して記憶する成功圧縮符号化列
記憶手段と、前記符号化手段が所定の符号化終了条件、
すなわち所定のフレーム数N(Nは自然数)か、所定の
フィールド数M(Mは自然数)か、所定のタイムコード
まで符号化したかという条件を満たした場合に前記成功
圧縮符号化列記憶手段に記憶されている成功した圧縮符
号化列に前記プレイバック時点以降の前記中間圧縮符号
化列記憶手段に記憶されている圧縮符号化列を追加して
成功圧縮符号化列を生成する圧縮符号化列付加手段と、
前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出されずに、かつ、前記符号化手段
が前記所定の符号化終了条件を満たしているかどうかを
検査する符号化終了条件検査手段と、前記符号化終了条
件検査手段が前記所定の符号化終了条件を満たしている
と判定した場合に前記符号化手段を終了し、前記圧縮符
号化列付加手段に前記成功圧縮符号列を出力させる符号
化終了手段を具備し、第X(Xは自然数)回目の符号化
において、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロ
ーあるいはアンダーフローが検出されず、かつ、前記符
号化終了条件検査手段が前記所定の符号化終了条件を満
たしていると判定した場合に前記符号化終了手段が前記
符号化手段の符号化を終了させ、前記圧縮符号化列付加
手段に前記成功圧縮符号化列を出力させるが、第X回目
の符号化において、前記ビデオバッファ検査手段でオー
バーフローあるいはアンダーフローが検出された場合に
前記プレイバック符号化手段は第X+1回目のプレイバ
ック時点を設定し、前記プレイバック時点以降の前記発
生符号量適正化手段の前記所定の範囲あるいは前記変更
する割り当て符号量あるいは前記変更する量子化幅を変
更して第X+1回目の符号化を行い、前記符号化終了手
段で前記符号化手段を終了するまで上記の符号化を繰り
返すことにより、あたかも所定の映像復号化装置のビデ
オバッファの占有量のオーバーフローあるいはアンダー
フローがない圧縮符号化列を生成するまで符号化を繰り
返すようにしたものであり、所定の映像復号化装置のビ
デオバッファの占有量を想定しながら、符号化を行い、
ビデオバッファの履歴を保存しつつ、符号化時にビデオ
バッファのエラー(オーバーフローあるいはアンダーフ
ロー)が観測されなければ、圧縮符号化列をそのまま出
力するが、仮に、ビデオバッファのエラーが観測された
ときには、少なくともビデオバッファが起きたフレーム
あるいはフィールドまでプレイバックして、ビデオバッ
ファの値を過去の履歴から初期値を設定後に継続して符
号化をやり直すという行程を繰り返し、再符号化でビデ
オバッファのエラーが観測されなければ、圧縮符号化列
を出力し、また、再符号化時には、ビデオバッファのア
ンダーフローあるいはオーバーフローが起きないように
監視をしているビデオバッファのシミュレーション値が
所定の範囲外になったときに割り当て符号量を変更する
か、あるいは、割り当て符号量から求めて映像信号の符
号化時に用いる量子化幅を所定期間変更するような発生
符号量制御部において、プレイバック時点以降の所定期
間の変更する割当量あるいは変更する量子化幅を変更し
て、オーバーフローあるいはアンダーフローが起きない
ようにし、ビデオバッファのエラーがない圧縮符号化列
が得られるという作用を有する。
【0138】また、本発明の請求項3に記載の発明に係
る映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
バッファの占有量を所定期間毎に保存するビデオバッフ
ァ履歴保存手段と、前記ビデオバッファの占有量が所定
の範囲外になった時に前記符号量制御手段の前記所定の
割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前記量子化幅
を変更する発生符号量適正化手段と、前記ビデオバッフ
ァの占有量がオーバーフローあるいはアンダーフローで
あるかどうかを判別するビデオバッファ検査手段と、前
記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはア
ンダーフローが検出された場合に前記第1の圧縮符号化
列の所定の位置に所定の識別子及び少なくとも前記ビデ
オバッファ検査手段がオーバーフローあるいはアンダー
フローを検出したフレームかフィールドかGOP(グル
ープオブピクチャ)までのフレーム番号かフィールド番
号かタイムコードの内の少なくともいずれか1つと前記
ビデオバッファ履歴保存手段で保存されている前記ビデ
オバッファの占有量とを対応させたビデオバッファの占
有量の履歴を少なくとも付与したビデオバッファエラー
コードを付加して第2の圧縮符号化列として出力するビ
デオバッファエラーコード付加手段を具備するようにし
たものであり、所定の映像復号化装置のビデオバッファ
の占有量を想定しながら、符号化を行い、ビデオバッフ
ァの履歴を保存しつつ、符号化時にビデオバッファのエ
ラー(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観測
されなければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮
に、ビデオバッファのエラーが観測されたときには、少
なくともビデオバッファが起きたフレームあるいはフィ
ールドまでプレイバックして、ビデオバッファの値を過
去の履歴から初期値を設定後に継続して符号化をやり直
すという行程を繰り返し、再符号化でビデオバッファの
エラーが観測されなければ、圧縮符号化列を出力し、ま
た、再符号化時には、ビデオバッファのアンダーフロー
あるいはオーバーフローが起きないように監視をしてい
るビデオバッファのシミュレーション値が所定の範囲外
になったときに割り当て符号量を変更するか、あるい
は、割り当て符号量から求めて映像信号の符号化時に用
いる量子化幅を所定期間変更するような発生符号量制御
部において、プレイバック時点以降の所定期間の変更す
る割当量あるいは変更する量子化幅を変更して、オーバ
ーフローあるいはアンダーフローが起きないようにし、
ビデオバッファのエラーがない圧縮符号化列が得られる
という作用を有する。
【0139】また、本発明の請求項4記載の発明に係る
映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生し、
出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号化
し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前記
第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定する
発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り当
て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制御
する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復合
化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所定
の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号量
から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオバ
ッファの占有量を所定期間毎に保存するビデオバッファ
履歴保存手段と、前記ビデオバッファの占有量が所定の
範囲外になった時に前記符号量制御手段の前記所定の割
り当て符号量あるいは前記符号化手段の前記量子化幅を
変更する発生符号量適正化手段と、前記ビデオバッファ
の占有量がオーバーフローあるいはアンダーフローであ
るかどうかを判別するビデオバッファ検査手段と、前記
ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはアン
ダーフローが検出された場合に前記第1の圧縮符号化列
の所定の位置に所定の識別子及び少なくとも前記ビデオ
バッファ検査手段がオーバーフローあるいはアンダーフ
ローを検出したフレームかフィールドかGOP(グルー
プオブピクチャ)までのフレーム番号かフィールド番号
かタイムコードの内の少なくともいずれか1つと前記ビ
デオバッファ履歴保存手段で保存されている前記ビデオ
バッファの占有量とを対応させたビデオバッファの占有
量の履歴を少なくとも付与したビデオバッファエラーコ
ードを付加して第2の圧縮符号化列として出力するビデ
オバッファエラーコード付加手段と、前記第2の圧縮符
号化列がビデオバッファエラーコードを含有しているか
どうかを検出するビデオバッファエラーコード検出手段
と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記ビ
デオバッファエラーコードが検出されない場合に前記第
2の圧縮符号列を成功圧縮符号化列として出力し、前記
ビデオバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッ
ファエラーコードが検出された場合に前記第2の圧縮符
号化列から前記ビデオバッファエラーコードを除去し、
接続圧縮符号化列を出力するビデオバッファエラーコー
ド除去手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手
段で前記ビデオバッファエラーコードが検出された場合
に前記ビデオバッファエラーコードから前記ビデオバッ
ファの占有量の履歴を抽出し、オーバーフローあるいは
アンダーフローが起きたフレームかフィールドかGOP
の位置を解析し、かつ、オーバーフローであるのか、あ
るいは、アンダーフローであるのかを解析するビデオバ
ッファエラーコード解析手段と、前記ビデオバッファエ
ラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコード
が検出された場合に前記ビデオバッファエラーコード解
析手段で解析された結果に応じて、再度符号化を行うプ
レイバック時点、すなわち前記ビデオバッファ検査手段
でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出された
フレームかフィールドかGOPか、あるいは、オーバー
フローあるいはアンダーフローが検出されたフレームか
フィールドかGOPよりも前のフレームかフィールドか
GOPをプレイバック時点として決定するプレイバック
時点決定手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出
手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出された場
合に前記プレイバック時点以降の前記符号量制御手段の
前記所定の割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前
記量子化幅を変更する割り当て符号量変更手段と、前記
ビデオバッファエラーコード解析手段で抽出された前記
ビデオバッファの占有量の履歴と前記プレイバック時点
からビデオバッファの初期値を決定し、前記ビデオバッ
ファ計算手段の初期値として設定するビデオバッファ占
有量初期値決定手段と、前記ビデオバッファエラーコー
ド検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出さ
れた場合に前記映像信号入力手段に前記所定の媒体を少
なくとも前記所定のプレイバック時点まで巻き戻させ、
再び前記映像信号を出力するように制御し、前記プレイ
バック時点から前記映像信号の符号化を前記符号化手段
に再開させ、前記第1の圧縮符号化列を出力させるプレ
イバック符号化手段と、前記ビデオバッファエラーコー
ド検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出さ
れた場合に前記接続圧縮符号化列の少なくとも前記プレ
イバック時点以降の部分を削除して、修正圧縮符号化列
を出力する圧縮符号化列修正手段と、前記ビデオバッフ
ァエラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコ
ードが検出された場合に前記修正圧縮符号化列に前記再
開した符号化後の第1の圧縮符号化列を追加して前記第
2の圧縮符号化列を生成する圧縮符号化列付加手段と、
前記符号化手段が所定の符号化終了条件、すなわち所定
のフレーム数N(Nは自然数)か、所定のフィールド数
M(Mは自然数)か、所定のタイムコードまで符号化し
たかという条件を満たしているかどうかを検査する符号
化終了条件検査手段と、前記符号化終了条件検査手段が
所定の符号化条件を満たした場合に前記符号化手段を終
了し、前記圧縮符号化列付加手段に前記第2の圧縮符号
化列を出力させる符号化終了手段を具備し、前記第2の
圧縮符号化列がビデオバッファエラーコードを含有して
いる場合に、上記の符号化を繰り返すことにより、前記
ビデオバッファの占有量のオーバーフローあるいはアン
ダーフロー監視用の圧縮符号化列を有し、あたかも所定
の映像復号化装置のビデオバッファの占有量のオーバー
フローあるいはアンダーフローがない圧縮符号化列を生
成するまで符号化を繰り返すようにしたものであり、所
定の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定し
ながら、符号化を行い、ビデオバッファの履歴を保存し
つつ、符号化時にビデオバッファのエラー(オーバーフ
ローあるいはアンダーフロー)が観測されなければ、圧
縮符号化列をそのまま出力するが、ビデオバッファのエ
ラーが観測されたときには、ビデオバッファのエラー発
生を表し、ビデオバッファの履歴を含むビデオバッファ
エラーコードを圧縮符号化列の所定の位置に挿入し、ビ
デオバッファにエラーがある圧縮符号化列はビデオバッ
ファーエラーコードを含み、ビデオバッファにエラーが
ない圧縮符号化列はビデオバッファエラーコードを含ま
ないが、続いて、圧縮符号化列にビデオバッファが含ま
れるかどうかを検査し、含まれない場合にはビデオバッ
ファーのエラーがないことを保証する圧縮符号化列を出
力し、含まれる場合に少なくともビデオバッファが起き
たフレームあるいはフィールドまでプレイバックして、
ビデオバッファの値を過去の履歴から初期値を設定後に
継続して符号化をやり直すという行程を繰り返し、再符
号化でビデオバッファエラーコードが圧縮符号化列中に
観測されなければ、圧縮符号化列を出力し、再符号化時
には、プレイバック時点以降の所定期間の割り当て符号
量、あるいは割り当て符号量から求めて映像信号の符号
化時に用いる量子化幅を変更して、オーバーフローある
いはアンダーフローが起きないようにし、ビデオバッフ
ァのエラーがない圧縮符号化列が得られるという作用を
有する。
【0140】また、本発明の請求項5に記載の発明に係
る映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
バッファの占有量を所定期間毎に保存するビデオバッフ
ァ履歴保存手段と、前記ビデオバッファの占有量が所定
の範囲外になった時に前記符号量制御手段の前記所定の
割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前記量子化幅
を変更する発生符号量適正化手段と、前記ビデオバッフ
ァの占有量がオーバーフローあるいはアンダーフローで
あるかどうかを判別するビデオバッファ検査手段と、前
記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはア
ンダーフローが検出された場合に前記第1の圧縮符号化
列の所定の位置に所定の識別子及び少なくとも前記ビデ
オバッファ検査手段がオーバーフローあるいはアンダー
フローを検出したフレームかフィールドかGOP(グル
ープオブピクチャ)までのフレーム番号かフィールド番
号かタイムコードの内の少なくともいずれか1つと前記
ビデオバッファ履歴保存手段で保存されている前記ビデ
オバッファの占有量とを対応させたビデオバッファの占
有量の履歴を少なくとも付与したビデオバッファエラー
コードを付加して第2の圧縮符号化列として出力するビ
デオバッファエラーコード付加手段と、前記第2の圧縮
符号化列がビデオバッファエラーコードを含有している
かどうかを検出するビデオバッファエラーコード検出手
段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記
ビデオバッファエラーコードが検出されない場合に前記
第2の圧縮符号列を成功圧縮符号化列として出力し、前
記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバ
ッファエラーコードが検出された場合に前記第2の圧縮
符号化列から前記ビデオバッファエラーコードを除去
し、接続圧縮符号化列を出力するビデオバッファエラー
コード除去手段と、前記ビデオバッファエラーコード検
出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出された
場合に前記ビデオバッファエラーコードから前記ビデオ
バッファの占有量の履歴を抽出し、オーバーフローある
いはアンダーフローが起きたフレームかフィールドかG
OPの位置を解析し、かつ、オーバーフローであるの
か、あるいは、アンダーフローであるのかを解析するビ
デオバッファエラーコード解析手段と、前記ビデオバッ
ファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラー
コードが検出された場合に前記ビデオバッファエラーコ
ード解析手段で解析された結果に応じて、再度符号化を
行うプレイバック時点、すなわち前記ビデオバッファ検
査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
されたフレームかフィールドかGOPか、あるいは、オ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出されたフレ
ームかフィールドかGOPよりも前のフレームかフィー
ルドかGOPをプレイバック時点として決定するプレイ
バック時点決定手段と、前記ビデオバッファエラーコー
ド検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出さ
れた場合に前記プレイバック時点以降の前記発生符号量
適正化手段の前記所定の範囲あるいは前記変更する割り
当て符号量あるいは前記変更する量子化幅を変更する符
号量適正化パラメータ変更手段と、前記ビデオバッファ
エラーコード解析手段で抽出された前記ビデオバッファ
の占有量の履歴と前記プレイバック時点からビデオバッ
ファの初期値を決定し、前記ビデオバッファ計算手段の
初期値として設定するビデオバッファ占有量初期値決定
手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前
記ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前記
映像信号入力手段に前記所定の媒体を少なくとも前記所
定のプレイバック時点まで巻き戻させ、再び前記映像信
号を出力するように制御し、前記プレイバック時点から
前記映像信号の符号化を前記符号化手段に再開させ、前
記第1の圧縮符号化列を出力させるプレイバック符号化
手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前
記ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前記
接続圧縮符号化列の少なくとも前記プレイバック時点以
降の部分を削除して、修正圧縮符号化列を出力する圧縮
符号化列修正手段と、前記ビデオバッファエラーコード
検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出され
た場合に前記修正圧縮符号化列に前記再開した符号化後
の第1の圧縮符号化列を追加して前記第2の圧縮符号化
列を生成する圧縮符号化列付加手段と、前記符号化手段
が所定の符号化終了条件、すなわち所定のフレーム数N
(Nは自然数)か、所定のフィールド数M(Mは自然
数)か、所定のタイムコードまで符号化したかという条
件を満たしているかどうかを検査する符号化終了条件検
査手段と、前記符号化終了条件検査手段が所定の符号化
条件を満たした場合に前記符号化手段を終了し、前記圧
縮符号化列付加手段に前記第2の圧縮符号化列を出力さ
せる符号化終了手段を具備し、前記第2の圧縮符号化列
がビデオバッファエラーコードを含有している場合に、
前記プレイバック時点以降の前記発生符号量適正化手段
の前記所定の範囲あるいは前記変更する割り当て符号量
あるいは前記変更する量子化幅を変更して符号化を繰り
返すことにより、前記ビデオバッファの占有量のオーバ
ーフローあるいはアンダーフロー監視用の圧縮符号化列
を有し、あたかも所定の映像復号化装置のビデオバッフ
ァの占有量のオーバーフローあるいはアンダーフローが
ない圧縮符号化列を生成するまで符号化を繰り返すよう
にしたものであり、所定の映像復号化装置のビデオバッ
ファの占有量を想定しながら、符号化を行い、ビデオバ
ッファの履歴を保存しつつ、符号化時にビデオバッファ
のエラー(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が
観測されなければ、圧縮符号化列をそのまま出力する
が、ビデオバッファのエラーが観測されたときには、ビ
デオバッファのエラー発生を表し、ビデオバッファの履
歴を含むビデオバッファエラーコードを圧縮符号化列の
所定の位置に挿入する。従って、ビデオバッファにエラ
ーがある圧縮符号化列はビデオバッファーエラーコード
を含み、ビデオバッファにエラーがない圧縮符号化列は
ビデオバッファエラーコードを含まないが、続いて、圧
縮符号化列にビデオバッファが含まれているかどうかを
検査し、含まれない場合にビデオバッファーのエラーが
ないことを保証する圧縮符号化列を出力し、含まれる場
合に少なくともビデオバッファが起きたフレームあるい
はフィールドまでプレイバックして、ビデオバッファの
値を過去の履歴から初期値を設定後に継続して符号化を
やり直すという行程を繰り返し、再符号化でビデオバッ
ファエラーコードが圧縮符号化列中に観測されなけれ
ば、圧縮符号化列を出力し、再符号化時には、ビデオバ
ッファのアンダーフローあるいはオーバーフローが起き
ないように監視をしているビデオバッファのシミュレー
ション値が所定の範囲外になったときに割り当て符号量
を変更するか、あるいは、割り当て符号量から求めて映
像信号の符号化時に用いる量子化幅を所定期間変更する
ような発生符号量制御部において、プレイバック時点以
降の所定期間の変更する割当量あるいは変更する量子化
幅を変更して、オーバーフローあるいはアンダーフロー
が起きないようにし、ビデオバッファのエラーがない圧
縮符号化列が得られるという作用を有する。
【0141】また、本発明の請求項6に記載の発明に係
る映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列を記憶する中間圧縮符号化列記憶
手段と、前記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号
量を測定する発生符号量測定手段と、前記発生符号量が
所定の割り当て符号量になるように前記符号化手段の量
子化幅を制御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符
号化列を復合化する映像復号化装置のビデオバッファの
占有量を所定の初期値及びピクチャーレートに応じて前
記発生符号量から計算するビデオバッファ計算手段と、
前記ビデオバッファの占有量が所定の範囲外になった時
に前記符号量制御手段の前記所定の割り当て符号量ある
いは前記符号化手段の前記量子化幅を変更する発生符号
量適正化手段と、前記ビデオバッファの占有量がオーバ
ーフローあるいはアンダーフローであるかどうかを判別
するビデオバッファ検査手段と、前記ビデオバッファ検
査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
された場合に前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶され
ている前記第1の圧縮符号化列から前記所定の映像復号
化装置の前記ビデオバッファの占有量を少なくとも前記
ビデオバッファの占有量のオーバーフローあるいはアン
ダーフローが起きるフレームあるいはフィールドまで計
算するビデオバッファ占有量推定手段と、前記ビデオバ
ッファ占有量推定手段で計算された前記ビデオバッファ
の占有量の推定値を所定期間毎に保存するビデオバッフ
ァ履歴保存手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオー
バーフローあるいはアンダーフローが検出された場合に
前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出されたフレームかフィールドかG
OP(グループオブピクチャ)か、あるいは、オーバー
フローあるいはアンダーフローが検出されたフレームか
フィールドかGOPよりも前のフレームかフィールドか
GOPをプレイバック時点として、前記ビデオバッファ
占有量推定手段で計算された前記ビデオバッファの占有
量の前記プレイバック時点の値を前記ビデオバッファ計
算手段の初期値として設定するビデオバッファ占有量初
期値設定手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバ
ーフローあるいはアンダーフローが検出された場合に前
記プレイバック時点以降の前記符号量制御手段の前記所
定の割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前記量子
化幅を変更する割り当て符号量変更手段と、前記ビデオ
バッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフ
ローが検出された場合に前記映像信号入力手段に前記所
定の媒体を少なくとも前記プレイバック時点だけ巻き戻
させ、再び前記映像信号を出力するように制御し、前記
プレイバック時点から前記映像信号の符号化を前記符号
化手段に再開させ、前記第1の圧縮符号化列を再び出力
させるプレイバック符号化手段と、前記ビデオバッファ
検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検
出された場合に前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶さ
れている圧縮符号化列の少なくとも前記プレイバック時
点以降の部分を削除して第2の圧縮符号化列を出力する
圧縮符号化列修正手段と、前記ビデオバッファ検査手段
でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出された
場合に前記第2の圧縮符号化列をその符号化開始時から
追加して記憶する成功圧縮符号化列記憶手段と、前記符
号化手段が所定の符号化終了条件、すなわち所定のフレ
ーム数N(Nは自然数)か、所定のフィールド数M(M
は自然数)か、所定のタイムコードまで符号化したかと
いう条件を満たした場合に前記成功圧縮符号化列記憶手
段に記憶されている成功した圧縮符号化列に前記プレイ
バック時点以降の前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶
されている圧縮符号化列を追加して成功圧縮符号化列を
生成する圧縮符号化列付加手段と、前記ビデオバッファ
検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検
出されずに、かつ、前記符号化手段が前記所定の符号化
終了条件を満たしているかどうかを検査する符号化終了
条件検査手段と、前記符号化終了条件検査手段が前記所
定の符号化終了条件を満たしていると判定した場合に前
記符号化手段を終了し、前記圧縮符号化列付加手段に前
記成功圧縮符号列を出力させる符号化終了手段を具備
し、第X(Xは自然数)回目の符号化において、前記ビ
デオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダ
ーフローが検出されず、かつ、前記符号化終了条件検査
手段が前記所定の符号化終了条件を満たしていると判定
した場合に前記符号化終了手段が前記符号化手段の符号
化を終了させ、前記圧縮符号化列付加手段に前記成功圧
縮符号化列を出力させるが、第X回目の符号化におい
て、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローある
いはアンダーフローが検出された場合に前記プレイバッ
ク符号化手段は第X+1回目のプレイバック時点を設定
し、第X+1回目の符号化を行い、前記符号化終了手段
で前記符号化手段を終了するまで上記の符号化を繰り返
すことにより、あたかも所定の映像復号化装置のビデオ
バッファの占有量のオーバーフローあるいはアンダーフ
ローがない圧縮符号化列を生成するまで符号化を繰り返
すようにしたものであり、所定の映像復号化装置のビデ
オバッファの占有量を想定しながら、符号化を行い、符
号化時にビデオバッファのエラー(オーバーフローある
いはアンダーフロー)が観測されなければ、圧縮符号化
列をそのまま出力するが、仮に、ビデオバッファのエラ
ーが観測されたときには、圧縮符号化列から少なくとも
ビデオバッファのエラーが起きるまでのビデオバッファ
の占有量の過去の履歴を推定して、少なくともビデオバ
ッファが起きたフレームあるいはフィールドまでプレイ
バックして、ビデオバッファの過去の履歴の推定値から
初期値を設定後に継続して符号化をやり直すという行程
を繰り返し、再符号化でビデオバッファのエラーが観測
されなければ、圧縮符号化列を出力し、再符号化時に
は、プレイバック時点以降の所定期間の割り当て符号
量、あるいは割り当て符号量から求めて映像信号の符号
化時に用いる量子化幅を変更して、オーバーフローある
いはアンダーフローが起きないようにし、ビデオバッフ
ァのエラーがない圧縮符号化列が得られるという作用を
有する。
【0142】また、本発明の請求項7に記載の発明に係
る映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列を記憶する中間圧縮符号化列記憶
手段と、前記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号
量を測定する発生符号量測定手段と、前記発生符号量が
所定の割り当て符号量になるように前記符号化手段の量
子化幅を制御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符
号化列を復合化する映像復号化装置のビデオバッファの
占有量を所定の初期値及びピクチャーレートに応じて前
記発生符号量から計算するビデオバッファ計算手段と、
前記ビデオバッファの占有量が所定の範囲外になった時
に前記符号量制御手段の前記所定の割り当て符号量ある
いは前記符号化手段の前記量子化幅を変更する発生符号
量適正化手段と、前記ビデオバッファの占有量がオーバ
ーフローあるいはアンダーフローであるかどうかを判別
するビデオバッファ検査手段と、前記ビデオバッファ検
査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
された場合に前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶され
ている前記第1の圧縮符号化列から前記所定の映像復号
化装置の前記ビデオバッファの占有量を少なくとも前記
ビデオバッファの占有量のオーバーフローあるいはアン
ダーフローが起きるフレームあるいはフィールドまで計
算するビデオバッファ占有量推定手段と、前記ビデオバ
ッファ占有量推定手段で計算された前記ビデオバッファ
の占有量の推定値を所定期間毎に保存するビデオバッフ
ァ履歴保存手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオー
バーフローあるいはアンダーフローが検出された場合に
前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出されたフレームかフィールドかG
OP(グループオブピクチャ)か、あるいは、オーバー
フローあるいはアンダーフローが検出されたフレームか
フィールドかGOPよりも前のフレームかフィールドか
GOPをプレイバック時点として、前記ビデオバッファ
占有量推定手段で計算された前記ビデオバッファの占有
量の前記プレイバック時点の値を前記ビデオバッファ計
算手段の初期値として設定するビデオバッファ占有量初
期値設定手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバ
ーフローあるいはアンダーフローが検出された場合に前
記プレイバック時点以降の前記発生符号量適正化手段の
前記所定の範囲あるいは前記変更する割り当て符号量あ
るいは前記変更する量子化幅を変更する符号量適正化パ
ラメータ変更手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
に前記映像信号入力手段に前記所定の媒体を少なくとも
前記プレイバック時点だけ巻き戻させ、再び前記映像信
号を出力するように制御し、前記プレイバック時点から
前記映像信号の符号化を前記符号化手段に再開させ、前
記第1の圧縮符号化列を再び出力させるプレイバック符
号化手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフ
ローあるいはアンダーフローが検出された場合に前記中
間圧縮符号化列記憶手段に記憶されている圧縮符号化列
の少なくとも前記プレイバック時点以降の部分を削除し
て第2の圧縮符号化列を出力する圧縮符号化列修正手段
と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローある
いはアンダーフローが検出された場合に前記第2の圧縮
符号化列をその符号化開始時から追加して記憶する成功
圧縮符号化列記憶手段と、前記符号化手段が所定の符号
化終了条件、すなわち所定のフレーム数N(Nは自然
数)か、所定のフィールド数M(Mは自然数)か、所定
のタイムコードまで符号化したかという条件を満たした
場合に前記成功圧縮符号化列記憶手段に記憶されている
成功した圧縮符号化列に前記プレイバック時点以降の前
記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶されている圧縮符号
化列を追加して成功圧縮符号化列を生成する圧縮符号化
列付加手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバー
フローあるいはアンダーフローが検出されずに、かつ、
前記符号化手段が前記所定の符号化終了条件を満たして
いるかどうかを検査する符号化終了条件検査手段と、前
記符号化終了条件検査手段が前記所定の符号化終了条件
を満たしていると判定した場合に前記符号化手段を終了
し、前記圧縮符号化列付加手段に前記成功圧縮符号列を
出力させる符号化終了手段を具備し、第X(Xは自然
数)回目の符号化において、前記ビデオバッファ検査手
段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出され
ず、かつ、前記符号化終了条件検査手段が前記所定の符
号化終了条件を満たしていると判定した場合に前記符号
化終了手段が前記符号化手段の符号化を終了させ、前記
圧縮符号化列付加手段に前記成功圧縮符号化列を出力さ
せるが、第X回目の符号化において、前記ビデオバッフ
ァ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが
検出された場合に前記プレイバック符号化手段は第X+
1回目のプレイバック時点を設定し、前記プレイバック
時点以降の前記発生符号量適正化手段の前記所定の範囲
あるいは前記変更する割り当て符号量あるいは前記変更
する量子化幅を変更して第X+1回目の符号化を行い、
前記符号化終了手段で前記符号化手段を終了するまで上
記の符号化を繰り返すことにより、あたかも所定の映像
復号化装置のビデオバッファの占有量のオーバーフロー
あるいはアンダーフローがない圧縮符号化列を生成する
まで符号化を繰り返すようにしたものであり、所定の映
像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しなが
ら、符号化を行い、符号化時にビデオバッファのエラー
(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観測され
なければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮に、
ビデオバッファのエラーが観測されたときには、圧縮符
号化列から少なくともビデオバッファのエラーが起きる
までのビデオバッファの占有量の過去の履歴を推定し
て、少なくともビデオバッファが起きたフレームあるい
はフィールドまでプレイバックして、ビデオバッファの
占有量の過去の履歴の推定値から初期値を設定後に継続
して符号化をやり直すという行程を繰り返し、再符号化
でビデオバッファのエラーが観測されなければ、圧縮符
号化列を出力し、再符号化時には、ビデオバッファのア
ンダーフローあるいはオーバーフローが起きないように
監視をしているビデオバッファのシミュレーション値が
所定の範囲外になったときに割り当て符号量を変更する
か、あるいは、割り当て符号量から求めて映像信号の符
号化時に用いる量子化幅を所定期間変更するような発生
符号量制御部において、プレイバック時点以降の所定期
間の変更する割当量あるいは変更する量子化幅を変更し
て、オーバーフローあるいはアンダーフローが起きない
ようにし、ビデオバッファのエラーがない圧縮符号化列
が得られるという作用を有する。
【0143】また、本発明の請求項8に記載の発明に係
る映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
バッファの占有量が所定の範囲外になった時に前記符号
量制御手段の前記所定の割り当て符号量あるいは前記符
号化手段の前記量子化幅を変更する発生符号量適正化手
段と、前記ビデオバッファの占有量がオーバーフローあ
るいはアンダーフローであるかどうかを判別するビデオ
バッファ検査手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
に前記第1の圧縮符号化列から前記所定の映像復号化装
置の前記ビデオバッファの占有量の履歴を少なくとも前
記ビデオバッファの占有量のオーバーフローあるいはア
ンダーフローが起きるフレームあるいはフィールドまで
計算するビデオバッファ占有量推定手段と、前記ビデオ
バッファ占有量推定手段で計算された前記ビデオバッフ
ァの占有量の推定値を所定期間毎に保存するビデオバッ
ファ履歴保存手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
に前記第1の圧縮符号化列の所定の位置に所定の識別子
及び少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバー
フローあるいはアンダーフローを検出したフレームかフ
ィールドかGOP(グループオブピクチャ)までのフレ
ーム番号かフィールド番号かタイムコードの内の少なく
ともいずれか1つと前記ビデオバッファ占有量推定手段
で計算された前記ビデオバッファの占有量とを対応させ
たビデオバッファの占有量の履歴を少なくとも付与した
ビデオバッファエラーコードを付加して第2の圧縮符号
化列として出力するビデオバッファエラーコード付加手
段を具備するようにしたものであり、所定の映像復号化
装置のビデオバッファの占有量を想定しながら、符号化
を行い、符号化時にビデオバッファのエラー(オーバー
フローあるいはアンダーフロー)が観測されなければ、
圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮に、ビデオバッ
ファのエラーが観測されたときには、圧縮符号化列から
少なくともビデオバッファのエラーが起きるまでのビデ
オバッファの占有量の過去の履歴を推定して、ビデオバ
ッファのエラー発生を表し、ビデオバッファの履歴を含
むビデオバッファエラーコードを圧縮符号化列の所定の
位置に挿入し、ビデオバッファにエラーがある圧縮符号
化列はビデオバッファーエラーコードを含み、ビデオバ
ッファにエラーがない圧縮符号化列はビデオバッファエ
ラーコードを含まないという作用を有する。
【0144】また、本発明の請求項9に記載の発明に係
る映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
バッファの占有量が所定の範囲外になった時に前記符号
量制御手段の前記所定の割り当て符号量あるいは前記符
号化手段の前記量子化幅を変更する発生符号量適正化手
段と、前記ビデオバッファの占有量がオーバーフローあ
るいはアンダーフローであるかどうかを判別するビデオ
バッファ検査手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
に前記第1の圧縮符号化列から前記所定の映像復号化装
置の前記ビデオバッファの占有量の履歴を少なくとも前
記ビデオバッファの占有量のオーバーフローあるいはア
ンダーフローが起きるフレームあるいはフィールドまで
計算するビデオバッファ占有量推定手段と、前記ビデオ
バッファ占有量推定手段で計算された前記ビデオバッフ
ァの占有量の推定値を所定期間毎に保存するビデオバッ
ファ履歴保存手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
に前記第1の圧縮符号化列の所定の位置に所定の識別子
及び少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバー
フローあるいはアンダーフローを検出したフレームかフ
ィールドかGOP(グループオブピクチャ)までのフレ
ーム番号かフィールド番号かタイムコードの内の少なく
ともいずれか1つと前記ビデオバッファ占有量推定手段
で計算された前記ビデオバッファの占有量とを対応させ
たビデオバッファの占有量の履歴を少なくとも付与した
ビデオバッファエラーコードを付加して第2の圧縮符号
化列として出力するビデオバッファエラーコード付加手
段と、前記第2の圧縮符号化列がビデオバッファエラー
コードを含有しているかどうかを検出するビデオバッフ
ァエラーコード検出手段と、前記ビデオバッファエラー
コード検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検
出されないと場合に前記第2の圧縮符号列を成功圧縮符
号化列として出力し、前記ビデオバッファエラーコード
検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出され
た場合に前記第2の圧縮符号化列から前記ビデオバッフ
ァエラーコードを除去し、接続圧縮符号化列を出力する
ビデオバッファエラーコード除去手段と、前記ビデオバ
ッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラ
ーコードが検出された場合に前記ビデオバッファエラー
コードから前記ビデオバッファの占有量の履歴を抽出
し、オーバーフローあるいはアンダーフローが起きたフ
レームかフィールドかGOPの位置を解析し、かつ、オ
ーバーフローであるのか、あるいは、アンダーフローで
あるのかを解析するビデオバッファエラーコード解析手
段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記
ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前記ビ
デオバッファエラーコード解析手段で解析された結果に
応じて、再度符号化を行うプレイバック時点、すなわち
前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出されたフレームかフィールドかG
OPか、あるいは、オーバーフローあるいはアンダーフ
ローが検出されたフレームかフィールドかGOPよりも
前のフレームかフィールドかGOPをプレイバック時点
として決定するプレイバック時点決定手段と、前記ビデ
オバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファ
エラーコードが検出された場合に前記プレイバック時点
以降の前記符号量制御手段の前記所定の割り当て符号量
あるいは前記符号化手段の前記量子化幅を変更する割り
当て符号量変更手段と、前記ビデオバッファエラーコー
ド解析手段で抽出された前記ビデオバッファの占有量の
履歴と前記プレイバック時点からビデオバッファの初期
値を決定し、前記ビデオバッファ計算手段の初期値とし
て設定するビデオバッファ占有量初期値決定手段と、前
記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバ
ッファエラーコードが検出された場合に前記映像信号入
力手段に前記所定の媒体を少なくとも前記所定のプレイ
バック時点まで巻き戻させ、再び前記映像信号を出力す
るように制御し、前記プレイバック時点から前記映像信
号の符号化を前記符号化手段に再開させ、前記第1の圧
縮符号化列を出力させるプレイバック符号化手段と、前
記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバ
ッファエラーコードが検出された場合に前記接続圧縮符
号化列の少なくとも前記プレイバック時点以降の部分を
削除して、修正圧縮符号化列を出力する圧縮符号化列修
正手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で
前記ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前
記修正圧縮符号化列に前記再開した符号化後の第1の圧
縮符号化列を追加して前記第2の圧縮符号化列を生成す
る圧縮符号化列付加手段と、前記符号化手段が所定の符
号化終了条件、すなわち所定のフレーム数N(Nは自然
数)か、所定のフィールド数M(Mは自然数)か、所定
のタイムコードまで符号化したかという条件を満たして
いるかどうかを検査する符号化終了条件検査手段と、前
記符号化終了条件検査手段が所定の符号化条件を満たし
た場合に前記符号化手段を終了し、前記圧縮符号化列付
加手段に前記第2の圧縮符号化列を出力させる符号化終
了手段を具備し、前記第2の圧縮符号化列がビデオバッ
ファエラーコードを含有している場合に、上記の符号化
を繰り返すことにより、前記ビデオバッファの占有量の
オーバーフローあるいはアンダーフロー監視用の圧縮符
号化列を有し、あたかも所定の映像復号化装置のビデオ
バッファの占有量のオーバーフローあるいはアンダーフ
ローがない圧縮符号化列を生成するまで符号化を繰り返
すようにしたものであり、所定の映像復号化装置のビデ
オバッファの占有量を想定しながら、符号化を行い、符
号化時にビデオバッファのエラー(オーバーフローある
いはアンダーフロー)が観測されなければ、圧縮符号化
列をそのまま出力するが、仮に、ビデオバッファのエラ
ーが観測されたときには、圧縮符号化列から少なくとも
ビデオバッファのエラーが起きるまでのビデオバッファ
の占有量の過去の履歴を推定して、ビデオバッファのエ
ラー発生を表し、ビデオバッファの履歴を含むビデオバ
ッファエラーコードを圧縮符号化列の所定の位置に挿入
し、ビデオバッファにエラーがある圧縮符号化列はビデ
オバッファーエラーコードを含み、ビデオバッファにエ
ラーがない圧縮符号化列はビデオバッファエラーコード
を含まないが、続いて、圧縮符号化列にビデオバッファ
が含まれるかどうかを検査し、含まれない場合にビデオ
バッファーのエラーがないことを保証する圧縮符号化列
を出力し、含まれる場合に少なくともビデオバッファが
起きたフレームあるいはフィールドまでプレイバックし
て、ビデオバッファの占有量の過去の履歴を推定して初
期値として設定後に継続して符号化をやり直すという行
程を繰り返し、再符号化でビデオバッファエラーコード
が圧縮符号化列中に観測されなければ、圧縮符号化列を
出力し、再符号化時には、プレイバック時点以降の所定
期間の割り当て符号量、あるいは割り当て符号量から求
めて映像信号の符号化時に用いる量子化幅を変更して、
オーバーフローあるいはアンダーフローが起きないよう
にし、ビデオバッファのエラーがない圧縮符号化列が得
られるという作用を有する。
【0145】また、本発明の請求項10に記載の発明に
係る映像符号化装置は、所定の媒体から映像信号を再生
し、出力する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号
化し、第1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前
記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
バッファの占有量が所定の範囲外になった時に前記符号
量制御手段の前記所定の割り当て符号量あるいは前記符
号化手段の前記量子化幅を変更する発生符号量適正化手
段と、前記ビデオバッファの占有量がオーバーフローあ
るいはアンダーフローであるかどうかを判別するビデオ
バッファ検査手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
に前記第1の圧縮符号化列から前記所定の映像復号化装
置の前記ビデオバッファの占有量の履歴を少なくとも前
記ビデオバッファの占有量のオーバーフローあるいはア
ンダーフローが起きるフレームあるいはフィールドまで
計算するビデオバッファ占有量推定手段と、前記ビデオ
バッファ占有量推定手段で計算された前記ビデオバッフ
ァの占有量の推定値を所定期間毎に保存するビデオバッ
ファ履歴保存手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
に前記第1の圧縮符号化列の所定の位置に所定の識別子
及び少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバー
フローあるいはアンダーフローを検出したフレームかフ
ィールドかGOP(グループオブピクチャ)までのフレ
ーム番号かフィールド番号かタイムコードの内の少なく
ともいずれか1つと前記ビデオバッファ占有量推定手段
で計算された前記ビデオバッファの占有量とを対応させ
たビデオバッファの占有量の履歴を少なくとも付与した
ビデオバッファエラーコードを付加して第2の圧縮符号
化列として出力するビデオバッファエラーコード付加手
段と、前記第2の圧縮符号化列がビデオバッファエラー
コードを含有しているかどうかを検出するビデオバッフ
ァエラーコード検出手段と、前記ビデオバッファエラー
コード検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検
出されないと場合に前記第2の圧縮符号列を成功圧縮符
号化列として出力し、前記ビデオバッファエラーコード
検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出され
た場合に前記第2の圧縮符号化列から前記ビデオバッフ
ァエラーコードを除去し、接続圧縮符号化列を出力する
ビデオバッファエラーコード除去手段と、前記ビデオバ
ッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラ
ーコードが検出された場合に前記ビデオバッファエラー
コードから前記ビデオバッファの占有量の履歴を抽出
し、オーバーフローあるいはアンダーフローが起きたフ
レームかフィールドかGOPの位置を解析し、かつ、オ
ーバーフローであるのか、あるいは、アンダーフローで
あるのかを解析するビデオバッファエラーコード解析手
段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記
ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前記ビ
デオバッファエラーコード解析手段で解析された結果に
応じて、再度符号化を行うプレイバック時点、すなわち
前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出されたフレームかフィールドかG
OPか、あるいは、オーバーフローあるいはアンダーフ
ローが検出されたフレームかフィールドかGOPよりも
前のフレームかフィールドかGOPをプレイバック時点
として決定するプレイバック時点決定手段と、前記ビデ
オバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファ
エラーコードが検出された場合に前記プレイバック時点
以降の前記発生符号量適正化手段の前記所定の範囲ある
いは前記変更する割り当て符号量あるいは前記変更する
量子化幅を変更する符号量適正化パラメータ変更手段
と、前記ビデオバッファエラーコード解析手段で抽出さ
れた前記ビデオバッファの占有量の履歴と前記プレイバ
ック時点からビデオバッファの初期値を決定し、前記ビ
デオバッファ計算手段の初期値として設定するビデオバ
ッファ占有量初期値決定手段と、前記ビデオバッファエ
ラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコード
が検出された場合に前記映像信号入力手段に前記所定の
媒体を少なくとも前記所定のプレイバック時点まで巻き
戻させ、再び前記映像信号を出力するように制御し、前
記プレイバック時点から前記映像信号の符号化を前記符
号化手段に再開させ、前記第1の圧縮符号化列を出力さ
せるプレイバック符号化手段と、前記ビデオバッファエ
ラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコード
が検出された場合に前記接続圧縮符号化列の少なくとも
前記プレイバック時点以降の部分を削除して、修正圧縮
符号化列を出力する圧縮符号化列修正手段と、前記ビデ
オバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファ
エラーコードが検出された場合に前記修正圧縮符号化列
に前記再開した符号化後の第1の圧縮符号化列を追加し
て前記第2の圧縮符号化列を生成する圧縮符号化列付加
手段と、前記符号化手段が所定の符号化終了条件、すな
わち所定のフレーム数N(Nは自然数)か、所定のフィ
ールド数M(Mは自然数)か、所定のタイムコードまで
符号化したかという条件を満たしているかどうかを検査
する符号化終了条件検査手段と、前記符号化終了条件検
査手段が所定の符号化条件を満たした場合に前記符号化
手段を終了し、前記圧縮符号化列付加手段に前記第2の
圧縮符号化列を出力させる符号化終了手段を具備し、前
記第2の圧縮符号化列がビデオバッファエラーコードを
含有している場合に、上記の符号化を繰り返し、前記プ
レイバック時点以降の前記発生符号量適正化手段の前記
所定の範囲あるいは前記変更する割り当て符号量あるい
は前記変更する量子化幅を変更することにより、前記ビ
デオバッファの占有量のオーバーフローあるいはアンダ
ーフロー監視用の圧縮符号化列を有し、あたかも所定の
映像復号化装置のビデオバッファの占有量のオーバーフ
ローあるいはアンダーフローがない圧縮符号化列を生成
するまで符号化を繰り返すようにしたものであり、所定
の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しな
がら、符号化を行い、符号化時にビデオバッファのエラ
ー(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観測さ
れなければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮
に、ビデオバッファのエラーが観測されたときには、圧
縮符号化列から少なくともビデオバッファのエラーが起
きるまでのビデオバッファの占有量の過去の履歴を推定
して、ビデオバッファのエラー発生を表し、ビデオバッ
ファの履歴を含むビデオバッファエラーコードを圧縮符
号化列の所定の位置に挿入し、ビデオバッファにエラー
がある圧縮符号化列はビデオバッファーエラーコードを
含み、ビデオバッファにエラーがない圧縮符号化列はビ
デオバッファエラーコードを含まないが、続いて、圧縮
符号化列にビデオバッファが含まれるかどうかを検査
し、含まれない場合にビデオバッファーのエラーがない
ことを保証する圧縮符号化列を出力し、含まれる場合に
少なくともビデオバッファが起きたフレームあるいはフ
ィールドまでプレイバックして、ビデオバッファの占有
量の過去の履歴を推定して初期値として設定後に継続し
て符号化をやり直すという行程を繰り返し、再符号化で
ビデオバッファエラーコードが圧縮符号化列中に観測さ
れなければ、圧縮符号化列を出力し、再符号化時には、
ビデオバッファのアンダーフローあるいはオーバーフロ
ーが起きないように監視をしているビデオバッファのシ
ミュレーション値が所定の範囲外になったときに割り当
て符号量を変更するか、あるいは、割り当て符号量から
求めて映像信号の符号化時に用いる量子化幅を所定期間
変更するような発生符号量制御部において、プレイバッ
ク時点以降の所定期間の変更する割当量あるいは変更す
る量子化幅を変更して、オーバーフローあるいはアンダ
ーフローが起きないようにし、ビデオバッファのエラー
がない圧縮符号化列が得られるという作用を有する。
【0146】また、本発明の請求項11に記載の発明に
係る映像復号化装置は、映像符号化装置のビデオバッフ
ァが所定の時点でオーバーフローあるいはアンダーフロ
ーを起こしていることを示すビデオバッファエラーコー
ドを含む可能性のある圧縮符号化列を入力して、前記圧
縮符号化列が前記ビデオバッファエラーコードを含むか
否かを検査するビデオバッファエラーコード検出手段
と、前記ビデオバッファエラーコードが含まれている場
合に、前記ビデオバッファエラーコードから前記ビデオ
バッファの占有量がオーバーフローあるいはアンダーフ
ローが起きたフレームかフィールドかGOPの位置を解
析するビデオバッファエラーコード解析手段と、少なく
とも、オーバーフローないしはアンダーフローが起こる
フレームかフィールドかGOP(グループオブピクチ
ャ)を復号化する前に前記圧縮符号化列の復号化を停止
する復号化停止手段と、前記圧縮符号化列を復号化する
復号化手段とを具備するようにしたものであり、ビデオ
バッファエラーコードを含まない圧縮符号化列の復号化
時には従来通り復号化するが、ビデオバッファエラーコ
ードを含む圧縮符号化列の復号化時には所定の時点で復
号化を停止することによりビデオバッファのエラーが起
きることになる前に復号化を停止するという作用を有す
る。
【0147】また、本発明の請求項12に記載の発明に
係る映像復号化装置は、映像符号化装置のビデオバッフ
ァが所定の時点でオーバーフローあるいはアンダーフロ
ーを起こしていることを表すビデオバッファエラーコー
ドを含む可能性のある圧縮符号化列を入力して、前記圧
縮符号化列が前記ビデオバッファエラーコードを含むか
否かを検査するビデオバッファエラーコード検出手段
と、前記ビデオバッファエラーコードが含まれている場
合に、前記ビデオバッファエラーコードから前記ビデオ
バッファの占有量がオーバーフローあるいはアンダーフ
ローが起きたフレームかフィールドかGOPの位置を解
析するビデオバッファエラーコード解析手段と、少なく
とも、オーバーフローないしはアンダーフローが起こる
フレームかフィールドかGOP(グループオブピクチ
ャ)を含む一時停止期間の前記圧縮符号化列の復号化を
一時的に停止する復号化一時停止手段と、前記一時停止
期間にビデオバッファをリフレッシュするビデオバッフ
ァリフレッシュ手段と、前記圧縮符号化列を復号化する
復号化手段とを具備するようにしたものであり、ビデオ
バッファエラーコードを含まない圧縮符号化列の復号化
時には従来通り復号化するが、ビデオバッファエラーコ
ードを含む圧縮符号化列の復号化時には所定の時点で復
号化を一時停止することによりビデオバッファのエラー
が起きる期間においては少なくとも一時的に復号化を停
止するという作用を有する。
【0148】また、請求項13に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記ビデオバッファ検査手段でオーバー
フローあるいはアンダーフローが検出された場合に前記
符号化手段を所定の時点、すなわちオーバーフローある
いはアンダーフローが検出されたマクロブロックあるい
はスライスあるいはフレームあるいはフィールドあるい
はGOPの符号化が少なくとも終了した時点で停止する
符号化停止手段を具備するようにしたものであり、ビデ
オバッファのエラーを検出時の所定時間後に符号化を停
止し、直ちにプレイバックを始めることにより、ビデオ
バッファのエラーの除去に費やす時間の短縮化がはかれ
るという作用を有する。
【0149】また、請求項14に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記ビデオバッファエラーコードは、ビ
デオバッファがオーバーフローあるいはアンダーフロー
を起こしたGOPの先頭フレームの番号あるいは先頭フ
ィールドの番号あるいはタイムコードの内の少なくとも
1つと前記ビデオバッファの占有量との対応表を含むよ
うにしたものであり、GOP単位での再符号化、すなわ
ちプレイバック符号化を容易にするという作用を有す
る。
【0150】また、請求項15に記載の発明に係る映像
符号化装置は、1画面内の所定領域の代表量子化幅を計
算する量子化幅計算手段と、前記代表量子化幅を量子化
幅の履歴として保持する量子化幅記憶手段を具備し、前
記割り当て符号量変更手段は前記量子化幅記憶手段で保
持されている前記量子化幅の履歴に応じて前記プレイバ
ック時点以降の前記量子化幅を変更するようにしたもの
であり、量子化幅の履歴を符号化時に保存し、プレイバ
ック符号化時の量子化幅の変更を容易にするという作用
を有する。
【0151】また、請求項16に記載の発明に係る映像
符号化装置は、1画面内の所定領域の代表量子化幅を計
算する量子化幅計算手段と、前記代表量子化幅を量子化
幅の履歴として保持する量子化幅記憶手段を具備し、前
記符号量適正化パラメータ変更手段は前記量子化幅記憶
手段で保持されている前記量子化幅の履歴に応じて、前
記プレイバック時点以降の前記所定の範囲あるいは前記
変更する量子化幅を変更するようにしたものであり、量
子化幅の履歴を符号化時に保存し、プレイバック符号化
時の変更する量子化幅の変更を容易にするという作用を
有する。
【0152】また、請求項17に記載の発明に係る映像
符号化装置は、1画面内の所定領域の代表量子化幅を計
算する量子化幅計算手段と、前記代表量子化幅を量子化
幅の履歴として保持する量子化幅記憶手段と、前記ビデ
オバッファエラーコード付加手段は前記量子化幅記憶手
段で保持されている前記量子化幅の履歴を前記ビデオバ
ッファエラーコード中に埋め込むようにしたものであ
り、量子化幅の履歴を符号化時に保存し、圧縮符号化列
のビデオバッファエラーコードに量子化幅の履歴を埋め
込むという作用を有する。
【0153】また、請求項18に記載の発明に係る映像
符号化装置は、1画面内の所定領域の代表量子化幅を計
算する量子化幅計算手段と、前記代表量子化幅を量子化
幅の履歴として保持する量子化幅記憶手段と、前記ビデ
オバッファエラーコード付加手段は前記量子化幅記憶手
段で保持されている前記量子化幅の履歴を前記ビデオバ
ッファエラーコード中に埋め込み、前記ビデオバッファ
エラーコード中に埋め込まれた前記量子化幅の履歴を取
り出す量子化幅履歴抽出手段を具備し、前記割り当て符
号量変更手段は前記量子化幅の履歴に応じて前記プレイ
バック時点以降の前記量子化幅を変更するようにしたも
のであり、量子化幅の履歴を符号化時に保存し、圧縮符
号化列のビデオバッファエラーコードに埋め込まれた量
子化幅を元にして、プレイバック符号化時の量子化幅の
変更を容易にするという作用を有する。
【0154】また、請求項19に記載の発明に係る映像
符号化装置は、1画面内の所定領域の代表量子化幅を計
算する量子化幅計算手段と、前記代表量子化幅を量子化
幅の履歴として保持する量子化幅記憶手段と、前記ビデ
オバッファエラーコード付加手段は前記量子化幅記憶手
段で保持されている前記量子化幅の履歴を前記ビデオバ
ッファエラーコード中に埋め込み、前記ビデオバッファ
エラーコード中に埋め込まれた前記量子化幅の履歴を取
り出す量子化幅履歴抽出手段を具備し、前記符号量適正
化パラメータ変更手段は前記量子化幅の履歴に応じて、
前記プレイバック時点以降の前記所定の範囲あるいは前
記変更する量子化幅を変更するようにしたものであり、
量子化幅の履歴を符号化時に保存し、圧縮符号化列のビ
デオバッファエラーコードに埋め込まれた量子化幅を元
にして、プレイバック符号化で変更する量子化幅の変更
を容易にするという作用を有する。
【0155】また、請求項20に記載の発明に係る映像
符号化装置は、1画面内の所定期間の発生符号量を発生
符号量の履歴として保持する発生符号量記憶手段を具備
し、前記割り当て符号量変更手段は前記発生符号量の履
歴に応じて前記プレイバック時点以降の前記所定の割り
当て符号量あるいは前記量子化幅を変更するようにした
ものであり、発生符号量の履歴を符号化時に保存し、プ
レイバック符号化時の割り当て符号量あるいは量子化幅
の変更を容易にするという作用を有する。
【0156】また、請求項21に記載の発明に係る映像
符号化装置は、1画面内の所定期間の発生符号量を発生
符号量の履歴として保持する発生符号量記憶手段を具備
し、前記符号量適正化パラメータ変更手段は前記発生符
号量の履歴に応じて前記プレイバック時点以降の前記所
定の範囲あるいは前記変更する量子化幅を変更するよう
にしたものであり、発生符号量の履歴を符号化時に保存
し、プレイバック符号化時の所定の範囲あるいは変更す
る量子化幅の変更を容易にするという作用を有する。
【0157】また、請求項22に記載の発明に係る映像
符号化装置は、1画面内の所定期間の発生符号量を発生
符号量の履歴として保持する発生符号量記憶手段と、前
記ビデオバッファエラーコード付加手段は前記発生符号
量の履歴を前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込
むようにしたものであり、発生符号量の履歴を符号化時
に保存し、圧縮符号化列のビデオバッファエラーコード
に発生符号量の履歴を埋め込むことができるという作用
を有する。
【0158】また、請求項23に記載の発明に係る映像
符号化装置は、1画面内の所定期間の発生符号量を発生
符号量の履歴として保持する発生符号量記憶手段と、前
記ビデオバッファエラーコード付加手段は前記発生符号
量の履歴を前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込
み、前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込まれた
前記発生符号量の履歴を取り出す発生符号量履歴抽出手
段を具備し、前記割り当て符号量変更手段は前記発生符
号量の履歴に応じて、前記プレイバック時点以降の前記
割り当て符号量あるいは前記量子化幅を変更するように
したものであり、発生符号量の履歴を符号化時に保存
し、圧縮符号化列のビデオバッファエラーコードに埋め
込まれた発生符号量の履歴を元にして、プレイバック符
号化時の量子化幅の変更を容易にするという作用を有す
る。
【0159】また、請求項24に記載の発明に係る映像
符号化装置は、1画面内の所定期間の発生符号量を発生
符号量の履歴として保持する発生符号量記憶手段と、前
記ビデオバッファエラーコード付加手段は前記発生符号
量の履歴を前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込
み、前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込まれた
前記発生符号量の履歴を取り出す発生符号量履歴抽出手
段を具備し、前記符号量適正化パラメータ変更手段は前
記発生符号量の履歴に応じて前記プレイバック時点以降
の前記所定の範囲あるいは前記変更する量子化幅を変更
するようにしたものであり、発生符号量の履歴を符号化
時に保存し、圧縮符号化列のビデオバッファエラーコー
ドに埋め込まれた発生符号量の履歴を元にして、プレイ
バック符号化時の所定の範囲あるいは変更する量子化幅
の変更を容易にするという作用を有する。
【0160】また、請求項25に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記割り当て符号量変更手段は、少なく
とも前記ビデオバッファ検査手段がオーバーフローある
いはアンダーフローを検出したフレームかフィールドか
GOPまでの前記ビデオバッファ履歴保存手段で保存さ
れている前記ビデオバッファの占有量の履歴に応じて、
前記プレイバック時点以降の前記所定の割り当て符号量
あるいは前記量子化幅を変更するようにしたものであ
り、ビデオバッファの占有量の履歴を符号化時に保存
し、プレイバック符号化時の割り当て符号量あるいは量
子化幅の変更を容易にするという作用を有する。
【0161】また、請求項26に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記符号量適正化パラメータ変更手段
は、少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバー
フローあるいはアンダーフローを検出したフレームかフ
ィールドかGOPまでの前記ビデオバッファ履歴保存手
段で保存されている前記ビデオバッファの占有量の履歴
に応じて、前記プレイバック時点以降の前記所定の範囲
あるいは前記変更する割り当て符号量あるいは前記変更
する量子化幅を変更するようにしたものであり、ビデオ
バッファの占有量の履歴を符号化時に保存し、プレイバ
ック符号化時の所定の範囲あるいは変更する量子化幅の
変更を容易にするという作用を有する。
【0162】また、請求項27に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記ビデオバッファエラーコード付加手
段は、少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバ
ーフローあるいはアンダーフローを検出したフレームか
フィールドかGOPまでの前記ビデオバッファ履歴保存
手段で保存されている前記ビデオバッファの占有量の履
歴を前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込むよう
にしたものであり、ビデオバッファの占有量の履歴を符
号化時に保存し、圧縮符号化列のビデオバッファエラー
コードに発生符号量の履歴を埋め込むという作用を有す
る。
【0163】また、請求項28に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記ビデオバッファエラーコード付加手
段は、少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバ
ーフローあるいはアンダーフローを検出したフレームか
フィールドかGOPまでの前記ビデオバッファ履歴保存
手段で保存されている前記ビデオバッファの占有量の履
歴を前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込み、前
記ビデオバッファエラーコード中に埋め込まれた前記ビ
デオバッファの占有量の履歴を取り出すビデオバッファ
占有量履歴抽出手段を具備し、前記割り当て符号量変更
手段は、前記ビデオバッファの占有量の履歴に応じて、
前記プレイバック時点以降の前記割り当て符号量あるい
は前記量子化幅を変更するようにしたものであり、ビデ
オバッファの占有量の履歴を符号化時に保存し、圧縮符
号化列のビデオバッファエラーコードに埋め込まれたビ
デオバッファの占有量の履歴を元にして、プレイバック
符号化時の量子化幅の変更を容易にするという作用を有
する。
【0164】また、請求項29に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記ビデオバッファエラーコード付加手
段は、少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバ
ーフローあるいはアンダーフローを検出したフレームか
フィールドかGOPまでの前記ビデオバッファ履歴保存
手段で保存されている前記ビデオバッファの占有量の履
歴を前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込み、前
記ビデオバッファエラーコード中に埋め込まれた前記ビ
デオバッファの占有量の履歴を取り出すビデオバッファ
占有量履歴抽出手段を具備し、前記符号量適正化パラメ
ータ変更手段は前記ビデオバッファの占有量の履歴に応
じて、前記プレイバック時点以降の前記所定の範囲ある
いは前記変更する割り当て符号量あるいは前記変更する
量子化幅を変更するようにしたものであり、ビデオバッ
ファの占有量の履歴を符号化時に保存し、圧縮符号化列
のビデオバッファエラーコードに埋め込まれたビデオバ
ッファの占有量の履歴を元にして、プレイバック符号化
時の所定の範囲あるいは変更する量子化幅の変更を容易
にするという作用を有する。
【0165】また、請求項30に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記ビデオバッファエラーコード付加手
段は、前記ビデオバッファエラーコードを、前記第1の
圧縮符号化列の先頭あるいは終端に挿入するようにした
ものであり、ビデオバッファエラーコードの検出を容易
にし、かつ、圧縮符号化列のシンタックスを崩すことの
ない圧縮符号化列が得られるという作用を有する。
【0166】また、請求項31に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記ビデオバッファエラーコード付加手
段は、前記ビデオバッファエラーコードを、前記第1の
圧縮符号化列のオーバーフローあるいはアンダーフロー
が起きたマクロブロックあるいはスライスあるいはフレ
ームあるいはフィールドあるいはGOPの先頭あるいは
終端に挿入するようにしたものであり、ビデオバッファ
エラーコードの検出がエラー発生時点に最も近い部分で
行え、かつ、圧縮符号化列のシンタックスを崩すことの
ない圧縮符号化列が得られるという作用を有する。
【0167】また、請求項32に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記ビデオバッファエラー検査手段は、
前記ビデオバッファの占有量がオーバーフローないしは
アンダーフローかどうかをマクロブロック単位あるいは
スライス単位あるいはフレーム単位あるいはフィールド
単位のいずれかで検査を行うようにしたものであり、ビ
デオバッファの占有量がオーバーフローあるいはアンダ
ーフローを起こしたかどうかを検査するタイミングが少
なくともビデオバッファからピクチャが抜き取られる前
に1度行われることが保証でき、かつ、ビデオバッファ
のエラー防止対策を行う単位を規定するという作用を有
する。
【0168】また、請求項33に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記割り当て符号量変更手段は、前記ビ
デオバッファ検査手段で前記ビデオバッファの占有量が
アンダーフローと検出された場合に、前記割り当て符号
量をアンダーフロー発生時の割り当て符号量A1(A1
は所定の数)ビットからA2(A2はA1よりも大きな
所定の数)ビットに増やすか、あるいは、前記量子化幅
をアンダーフロー発生時の量子化幅Q1(Q1は所定整
数)から量子化幅Q2(Q2はQ1よりも小さな所定整
数)に小さくするようにしたものであり、ビデオバッフ
ァの占有量のアンダーフロー防止用の符号化時のビット
ストリームの発生符号量に対する符号化時の制限を狭め
るという作用を有する。
【0169】また、請求項34に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記割り当て符号量変更手段は、前記ビ
デオバッファ検査手段で前記ビデオバッファの占有量が
オーバーフローと検出された場合に、前記割り当て符号
量をオーバーフロー発生時の割り当て符号量A3(A3
は所定の数)ビットからA4(A4はA1よりも小さな
所定の数)ビットに減らすか、あるいは、前記量子化幅
をオーバーフロー発生時の前記量子化幅Q3(Q3は所
定整数)からQ4(Q4はQ3よりも大きな所定整数)
に大きくするようにしたものであり、ビデオバッファの
占有量のオーバーフロー防止用の符号化時のビットスト
リームの発生符号量に対する符号化時の制限を狭めると
いう作用を有する。
【0170】また、請求項35に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記符号量適正化パラメータ変更手段
は、前記ビデオバッファ検査手段で前記ビデオバッファ
の占有量がアンダーフローと検出された場合に、前記所
定の範囲のアンダーフロー防止判定用の制限閾値をアン
ダーフロー発生時の制限閾値D1(D1は所定の数)か
らD2(D2はD1よりも大きな所定の数)へ上げる
か、あるいは、前記変更する割り当て符号量をアンダー
フロー発生時の変更割り当て符号量A5(A5は所定の
数)ビットからA6(A6はA5よりも大きな所定の
数)ビットに大きくするか、あるいは、前記変更する量
子化幅をオーバーフロー発生時の前記変更する量子化幅
Q5(Q5は所定整数)からQ6(Q6はQ5よりも小
さな所定整数)に小さくするようにしたものであり、ビ
デオバッファの占有量のアンダーフロー防止用の符号化
時のビットストリームの発生符号量に対する符号化時の
制限を狭めるという作用を有する。
【0171】また、請求項36に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記符号量適正化パラメータ変更手段
は、前記ビデオバッファ検査手段で前記ビデオバッファ
の占有量がオーバーフローと検出された場合に、前記所
定の範囲のオーバーフロー防止判定用の制限閾値をオー
バーフロー発生時の制限閾値D3(D3は所定の数)か
らD4(D4はD3よりも小さな所定の数)へ下げる
か、あるいは、前記変更する割り当て符号量をオーバー
フロー発生時の変更割り当て符号量A7(A7は所定の
数)ビットからA8(A8はA7よりも小さな所定の
数)ビットに小さくするか、あるいは、前記変更する量
子化幅をオーバーフロー発生時の前記変更する量子化幅
Q7(Q7は所定整数)からQ8(Q8はQ7よりも大
きな所定整数)に大きくするようにしたものであり、ビ
デオバッファの占有量のオーバーフロー防止用の符号化
時のビットストリームの発生符号量に対する符号化時の
制限を狭めるという作用を有する。
【0172】また、請求項37に記載の発明に係る映像
復号化装置は、前記復号化停止手段は、前記ビデオバッ
ファエラーコードが含まれる場合に、復号化することな
く、復号化を停止するようにしたものであり、ビデオバ
ッファにオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
された圧縮符号化列は復号化しないという作用を有す
る。
【0173】また、請求項38に記載の発明に係る映像
復号化装置は、前記復号化停止手段は、前記ビデオバッ
ファエラーコードが含まれる場合に、ビデオバッファの
占有量にオーバーフローあるいはアンダーフローが起き
るGOPより前のGOPを所定のエラー映像非表示時点
として復号化を停止するようにしたものであり、少なく
とも、復号化時に乱れた画像を含むGOPを再生するの
を防ぐという作用を有する。
【0174】また、請求項39に記載の発明に係る映像
復号化装置は、前記復号化停止手段は、前記ビデオバッ
ファエラーコードが含まれる場合に、ビデオバッファの
占有量にオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
されるフレームないしはフィールドよりも前のフレーム
あるいはフィールドを所定のエラー映像非表示時点とし
て復号化を停止するようにしたものであり、少なくと
も、復号化時には乱れた画像を含むフレームあるいはフ
ィールドを再生するのを防ぐという作用を有する。
【0175】また、請求項40に記載の発明に係る映像
復号化装置は、前記復号化一時停止手段は、少なくと
も、ビデオバッファの占有量にオーバーフローあるいは
アンダーフローが検出されるスライスあるいはマクロブ
ロックあるいはフレームあるいはフィールドあるいはG
OPの表示を一時的に停止するようにしたものであり、
復号化時に乱れた画像を再生するのを最小の期間にとど
めるという作用を有する。
【0176】また、請求項41に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記ビデオバッファ検査手段が前記ビデ
オバッファの占有量にオーバーフローあるいはアンダー
フローを検出した場合に前記ビデオバッファの占有量に
オーバーフローあるいはアンダーフローが検出されたこ
とを表示するエラー情報表示手段を具備するようにした
ものであり、符号化手段に起きたビデオバッファの占有
量のエラーの内容をユーザーに視覚的に明らかにし、再
符号化への補助的情報とするという作用を有する。
【0177】また、請求項42に記載の発明に係る映像
復号化装置は、前記復号化停止時に前記ビデオバッファ
エラーコードの内容を表示するエラー情報表示手段を具
備するようにしたものであり、復号化手段に起きたビデ
オバッファの占有量のエラーの内容をユーザーに視覚的
に明らかにし、映像復号化装置が停止した理由を告知す
るという作用を有する。
【0178】また、請求項43に記載の発明に係る映像
復号化装置は、前記復号化一時停止期間に前記ビデオバ
ッファエラーコードの内容を表示するエラー情報表示手
段を具備するようにしたものであり、復号化手段に起き
たビデオバッファの占有量のエラーの内容をユーザーに
視覚的に明らかにし、映像復号化装置が表示を一時的に
停止した理由を告知するという作用を有する。
【0179】また、請求項44に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記プレイバック符号化手段は、少なく
とも、前記第X(Xは自然数)回目のプレイバック符号
化の前記プレイバック時点を記憶するプレイバック時点
記憶手段を具備し、前記第X回目の符号化でオーバーフ
ローあるいはアンダーフローが検出された場合に、第X
+1回目の符号化の前記プレイバック時点を第X回目の
符号化の前記プレイバック時点よりも前のフレームかフ
ィールドかGOPに変更し、符号化を再開するようにし
たものであり、第X回目のプレイバック符号化に失敗し
た場合に第X+1回目のプレイバック符号化の開始時点
を第X回目のプレイバック時点よりも前に設定し、ビデ
オバッファのオーバーフローあるいはアンダーフローを
防止する条件を変更する代わりに、符号化のやり直しを
する時間領域部分を拡大し、ビデオバッファのオーバー
フローあるいはアンダーフローが起こるのを防ぐという
作用を有する。
【0180】また、請求項45に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記プレイバック符号化手段は、前記符
号化手段がフレーム内符号化あるいはフィールド内符号
化のみしか行わない場合にフレーム単位あるいはフィー
ルド単位に前記プレイバック時点を定めるようにしたも
のであり、前記符号化手段がフレーム間符号化あるいは
フィールド間符号化を行わない場合には参照フレームを
必要としないので、フレーム単位あるいはフィールド単
位でプレイバック時点を決定することによりプレイバッ
ク符号化ができるという作用を有する。
【0181】また、請求項46に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記プレイバック符号化手段は、前記符
号化手段がフレーム間符号化あるいはフィールド間符号
化を行う場合に、GOP単位に前記プレイバック時点を
定めるようにしたものであり、フレーム間符号化あるい
はフィールド間符号化を行う場合には参照フレームを必
要とするので、GOP単位でプレイバック時点を決定す
ることによりプレイバック符号化ができるという作用を
有する。
【0182】また、請求項47に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記符号化手段は、フレーム間予測符号
化あるいはフィールド間予測符号化を行うときには、G
OP単位にランダムアクセス可能であるようにフレーム
(あるいはフィールド)間予測符号化画像(P、B)
は、GOP内のみのフレーム(あるいはフィールド)内
画像(I)または前方向フレーム(あるいはフィール
ド)予測画像(P)を参照フレーム(あるいはフィール
ド)とするようにしたものであり、フレーム間符号化あ
るいはフィールド間符号化のみを行う場合には参照フレ
ームを必要とするので、GOP間を参照フレームがまた
がることがないという作用を有する。
【0183】また、請求項48に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記発生符号量適正化手段及び前記符号
量適正化パラメータ変更手段は、前記所定の範囲を複数
S(Sは自然数)個有し、複数の所定の範囲毎に変更す
る量子化幅を設定し、前記複数の所定の範囲の数をSよ
りも多くの数に増やすか、前記複数の所定の範囲をそれ
ぞれ変更するか、あるいは、前記複数の範囲毎の変更す
る量子化幅を変更するようにしたものであり、複数の所
定の範囲を設定することにより圧縮符号化列に対する符
号化時の発生符号量の条件を段階的に狭めれば、急激な
画質劣化を防ぎ、かつ、複数の所定の範囲を厳しくすれ
ば、逆に画質の劣化を招くがビデオバッファの占有量が
オーバーフローあるいはアンダーフローを起こさないよ
うにより強力に更に細かい制限を圧縮符号化列の発生符
号量を制御できるという作用を有する。
【0184】また、請求項49に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記符号化手段がフレーム間予測符号化
あるいはフィールド間予測符号化を用いるときには、第
X(Xは自然数)回目の前記プレイバック時点以降の
I、P、Bの符号化モードを第X回目のものとは異なる
ものに変更する符号化モード変更手段を具備し、前記プ
レイバック時点以降のフレームあるいはフィールドある
いはGOPを全て、あるいは、所定期間のフレームある
いはフィールドあるいはGOPのみ変更するようにした
ものであり、符号化モードを変えることにより、プレイ
バック時点以前のGOPとの接続を容易にし、かつ、シ
ーンチェンジ時に特定のフレームの参照フレームの関係
を変えて発生符号量を制御し、かつ、字幕を含む画像及
び高周波成分の多い画像では、符号化モードを所定期間
だけ一律にして画質劣化を防ぐことができるという作用
を有する。
【0185】また、請求項50に記載の発明に係る映像
符号化装置は、前記プレイバック符号化手段は、現在の
符号化時点において、少なくとも、前記プレイバック時
点過去の分の前記所定の媒体から出力される映像信号を
遅延ないしは記憶するプレイバックメモリー手段を具備
し、前記プレイバック符号化手段は前記所定の媒体を巻
き戻すのではなく、前記プレイバックメモリー手段で遅
延ないしは記憶されている映像信号を用いて符号化を再
開するようにしたものであり、所定媒体が通信媒体のよ
うに巻き戻し不可能な場合でも、プレイバック符号化が
可能であるという作用を有する。
【0186】以下、添付図面、図1乃至図14に基づ
き、本発明の実施の形態における映像符号化装置及び映
像復号化装置を詳細に説明する。図1は本発明の第1の
実施の形態における映像符号化装置の構成を示すブロッ
ク図、図2は本発明の第2の実施の形態における映像符
号化装置の構成を示すブロック図、図3は本発明の第3
の実施の形態における映像符号化装置の構成を示すブロ
ック図、図4は本発明の第4の実施の形態における映像
符号化装置の構成を示すブロック図、図5は本発明の第
5の実施の形態における映像符号化装置の構成を示すブ
ロック図、図6は本発明の第6の実施の形態における映
像符号化装置の構成を示すブロック図、図7は本発明の
第7の実施の形態における映像符号化装置の構成を示す
ブロック図、図8は本発明の第8の実施の形態における
映像符号化装置の構成を示すブロック図、図9は本発明
の第9の実施の形態における映像符号化装置の構成を示
すブロック図、図10は本発明の第10の実施の形態に
おける映像符号化装置の構成を示すブロック図、図11
は本発明の第11の実施の形態における映像復号化装置
の構成を示すブロック図、図12は本発明の第12の実
施の形態における映像復号化装置の構成を示すブロック
図、図13は図1に示す第1の実施の形態における映像
符号化装置からの圧縮符号化列による映像復号化装置側
のビデオバッファの占有量の遷移を示すグラフ図、図1
4は図2に示す第2の実施の形態における映像符号化装
置からの圧縮符号化列による映像復号化装置側のビデオ
バッファの占有量の遷移を示すグラフ図である。
【0187】(第1の実施の形態)図1を参照して、本
発明の第1の実施の形態における映像符号化装置の構成
を説明する。図1において、101は所定の媒体、10
2は映像信号入力器、103は符号化器、104は発生
符号量測定器、105は符号量制御器、106は中間圧
縮符号化列記憶器、107は圧縮符号化列修正器、10
8は成功圧縮符号化列記憶器、109は圧縮符号化列付
加器、110はタイムコード抽出器、111はビデオバ
ッファ計算器、112はビデオバッファ履歴保存器、1
13はビデオバッファ検査器、114は発生符号量適正
化器、115はプレイバック符号化器、116は割り当
て符号量変更器、117はビデオバッファ占有量初期値
設定器、118は符号化終了条件検査器、119は符号
化終了器、120、121、123、124、125は
スイッチである。
【0188】また、126は再生制御信号、127は入
力制御信号、128は映像信号、129は第1の圧縮符
号化列、130は制御符号量、131は第2の圧縮符号
化列、132は成功圧縮符号化列、133は符号化終了
条件判定結果、134は符号化終了信号、135はビデ
オバッファの履歴、136はビデオバッファの初期値、
137は発生符号量、138は所定の割り当て符号量、
139はタイムコード、140はビデオバッファの占有
量、141は所定の範囲、142は訂正割り当て符号
量、143はアンダーフローオーバーフロー通知信号、
144は変更割り当て符号量、145はプレイバック符
号化開始信号、146はプレイバック時点、147はピ
クチャーレート、148は所定の初期値である。以下、
上記のような各構成部に対する「〜器」の表現と各請求
項及び発明の詳細な説明におけるような「〜手段」の表
現とは相互に置き換えることができるものとする。
【0189】次に、図1を参照して、本発明の第1の実
施の形態における映像符号化装置の動作を説明する。映
像信号入力器102は再生制御信号126を制御し、所
定の媒体101から映像信号128を読み出し、スイッ
チ120へ出力する。また、映像信号入力器102は入
力制御信号127を制御し、スイッチ120を閉じて、
映像信号128を符号化器103へ出力する。
【0190】映像信号128は符号化器103へ入力さ
れ、符号化器103は、例えば、MPEG2に準拠し
て、第1の圧縮符号化列129を出力する。中間圧縮符
号化列記憶器106は、符号化の開始時点からの第一の
圧縮符号化列129を記憶する。同時に、発生符号量測
定器104は、所定の期間毎(例えばマクロブロック毎
やフレーム毎)に第1の圧縮符号化列129の発生符号
量137を測定し、符号量制御器105およびビデオバ
ッファ計算器111へ出力する。
【0191】また、タイムコード抽出器110は、映像
信号128からタイムコード139を抽出し、符号化器
103およびビデオバッファ履歴保存器112および符
号化終了条件検査器118へ出力する。例えば、タイム
コード139はVITCのように映像信号の垂直帰線区
間に書き込まれているものであるとする。
【0192】符号化終了条件検査器118はタイムコー
ド139から符号化を終了する時点を判定し、終了条件
を満たした時に、符号化終了器119へ符号化終了条件
判定結果133を出力し、符号化終了器119は符号化
器103の符号化を終了させ、ビデオバッファの占有量
140がオーバーフローもアンダーフローも起こさなか
ったときには、スイッチ122を閉じ、中間圧縮符号化
列記憶器106に記憶されている圧縮符号化列を圧縮符
号化列付加器109へ出力し、かつ、スイッチ124を
閉じて、圧縮符号化列付加器109が、中間圧縮符号化
列記憶器106からの出力圧縮符号化列をそのまま成功
圧縮符号化列132として出力し、ビデオバッファのエ
ラーがない圧縮符号化列を得る。
【0193】また、符号量制御器105は、画像の難易
度に応じて、所定期間、例えば、フレーム毎に予め指定
された所定期間、または所定の割り当て符号量138に
応じて発生符号量137が近づくように制御符号量13
0を更に小さな所定期間(例えば、マクロブロック(1
6x16画素))毎に制御し、符号化器103へ出力す
る。
【0194】尚、符号化器103は制御符号量130と
は、若干異なる発生符号量137を発生することがある
ものとする。また、符号化器103は、所定の割り当て
符号量138に従って符号化することになるが、各所定
期間の制御累積誤差で発生符号量が若干異なったり、画
面に応じて決定した、所定の割り当て符号量138が不
適切なために、所定の割り当て符号量138とは異なる
発生符号量でしか符号化できず、オーバーフローあるい
はアンダーフローを起こすこともある。
【0195】また、ビデオバッファ計算器111は、発
生符号量137およびピクチャーレート147および所
定の初期値148をもとに、ビデオバッファの占有量1
40を計算し、ビデオバッファ履歴保存器112および
ビデオバッファ検査器113および発生符号量適正化器
114へ出力する。
【0196】ビデオバッファ履歴保存器112は、ビデ
オバッファの占有量140の履歴を所定期間毎に、例え
ば、マクロブロック毎やフレーム毎に保存する。ビデオ
バッファ検査器113では、ビデオバッファの占有量1
40がオーバーフローあるいはアンダーフローを起こし
ていないかどうかを検査し、その検査結果をアンダーフ
ローオーバーフロー通知信号143として、プレイバッ
ク符号化器115、割り当て符号量変更器116、ビデ
オバッファ占有量初期値設定器117へ出力する。
【0197】発生符号量適正化器114は、ビデオバッ
ファの占有量140が予め指定された、所定の範囲14
1を越えたときに、訂正割り当て符号量142を符号量
制御器105へ出力し、次の期間の割り当て符号量を変
更する。
【0198】ここで、図13を参照して、所定の範囲1
41について説明する。図13において、1301はビ
デオバッファの占有量、1302はオーバーフローの境
界線、1303はアンダーフローの境界線、1304は
オーバーフロー防止用境界線、1305はアンダーフロ
ー防止用境界線、1306は所定の範囲、1307は傾
き、1308は時間軸である。
【0199】復号化器(図示せず)において、アンダー
フローを起こすとき、すなわち図13のビデオバッファ
の占有量1301が0以下になるときは、存在しないデ
ータを瞬時に抜き取ろうとすることになり、アンダーフ
ローとなる。逆に、復号化器においてオーバーフローを
起こすのは、映像信号がビデオバッファに入りきらない
ようなときにオーバーフローを起こすことになる。すな
わち、符号化器はこのような2つの状態について、図1
3を逆さまに図示したようなシミュレーションを行うこ
とになる。
【0200】ビデオバッファの占有量1301が、オー
バーフローの境界線1302を越えて、オーバーフロー
を起こす前に、また、アンダーフローの境界線1303
を越えてアンダーフローを起こす前に、割り当て符号量
あるいは量子化幅を変更する必要がある。例えば、オー
バーフローを起こしそうな場合、ビデオバッファの占有
量1301がオーバーフロー防止用境界線1304を越
えようとするときに、発生符号量を減少させるために、
割り当て符号量を減少させるか、あるいは、量子化幅を
より大きな値に変更しなければならない。
【0201】また、アンダーフローが起こりそうな場合
には、すなわちビデオバッファの占有量1301がアン
ダーフローの境界線1303を越えそうな時に、発生符
号量を増加させるために割り当て符号量を増加させる
か、あるいは、量子化幅をより小さな値に変更しなけれ
ばならない。
【0202】尚、図13において、ビデオバッファの占
有量1301は、例えば、時刻1308のT1、T2、
T3、T4において、傾き1307で、例えば、フレー
ム単位でビデオバッファから瞬時に抜き取られるものと
して図示している。また、傾き1307はピクチャーレ
ートに依存し、ビデオバッファから抜き取られるビット
量は各時間ごとに一定であり、ビットレート/ピクチャ
ーレートで計算することができる。
【0203】また、アンダーフローはビデオバッファの
占有量が0ビット以下になったときであり、オーバーフ
ローは復号化器のビデオバッファの大きさである。尚、
オーバーフロー防止用境界線1304及びアンダーフロ
ー防止用境界線1305は複数設定しても良いし、また
は1組でも良い。
【0204】尚、所定の範囲の決定方法は、経験的に定
めても良いし、ビデオバッファの大きさに依存した所定
係数K(Kは0以上1以下の所定数)等としても良い
し、オーバーフロー及びアンダーフローを防ぐものであ
れば何れでも良い。また、映像符号化装置が可変ビット
レート制御の場合には、符号化器のビデオバッファの画
像の抜き取りはオーバーフロー側の検査を省いて、オー
バーフローの境界線1302で値をクリッピングしても
良い。
【0205】上記従来の映像符号化装置では、例えば、
リアルタイムに符号化しているときに符号化前に割り当
て符号量か量子化幅を変更することができるが、符号化
時にオーバーフローやアンダーフローが発生した場合に
は、符号化を終了してしまうか、ビデオバッファの占有
量にオーバーフローあるいはアンダーフローを圧縮符号
化列に含んだまま出力してしまう。また、上記従来の映
像符号化装置では、本実施の形態において生成された第
1の圧縮符号化列129が出力される圧縮符号化列とな
る。
【0206】本第1の実施の形態における映像符号化装
置では、第1の圧縮符号化列129を符号化時に、ビデ
オバッファの占有量140にオーバーフローもアンダー
フローも検出されなければ、スイッチ121を閉じて、
圧縮符号化列付加器109へ第1の圧縮符号化列129
を出力し、圧縮符号化列付加器109はそのまま、成功
圧縮符号化列132として出力し、ビデオバッファの占
有量のオーバーフローもアンダーフローもない圧縮符号
化列を得る。また、ビデオバッファの占有量にオーバー
フローあるいはアンダーフローが検出されたときには、
符号化をやり直す地点、プレイバック時点を決定し、前
にオーバーフローあるいはアンダーフローを起こしたと
きとは、符号化した割り当て符号量を変更して符号化を
やり直す。
【0207】つまり、本第1の実施の形態における映像
符号化装置では、ビデオバッファ検査器113でビデオ
バッファの占有量140にオーバーフローあるいはアン
ダーフローが検出された場合に、検出結果がアンダーフ
ローオーバーフロー通知信号143に現れ、プレイバッ
ク符号化器115は、例えば、オーバーフローあるいは
アンダーフローが発生したフレームよりも前の参照フレ
ーム(フレーム内符号化画像か前方向予測画像)あるい
はGOPをプレイバック時点146として決定し、ビデ
オバッファ履歴保存器112および映像信号入力器10
2および圧縮符号化列修正器107へ出力し、また、プ
レイバック符号化器115は、プレイバック符号化開始
信号145を映像信号入力器102および符号化器10
3および中間圧縮符号化列記憶器106へ出力する。
【0208】また、アンダーフローオーバーフロー通知
信号143に応じて、オーバーフロー、あるいは、アン
ダーフローが発生した場合には、スイッチ121を閉じ
て、圧縮符号化列修正器107は、中間圧縮符号化列記
憶器106から出力された圧縮符号化列のプレイバック
時点以降のフレームを削除し、第2の圧縮符号化列13
1として成功圧縮符号化列記憶器108へ出力する。
【0209】割り当て符号量変更器116は、アンダー
フローオーバーフロー通知信号143を入力とし、例え
ば、オーバーフローが起こったとすると、変更割り当て
符号量144を所定の割り当て符号量138よりも十分
小さな割り当て符号量、例えば1フレームあたりの発生
符号量を600kbitにセットし、符号量制御器10
5へ出力し、符号量制御器105は、オーバーフローな
いしはアンダーフロー検出後は、変更割り当て符号量1
44をもとに制御符号量130を決定し、符号化器10
3へ出力する。尚、変更割り当て符号量144は、所定
の割り当て符号量138よりも十分小さな割り当て符号
量であれば何れでも良い。
【0210】尚、アンダーフローフローの場合には、変
更割り当て符号量144を所定の割り当て符号量138
よりも十分大きな割り当て符号量、例えば1フレームあ
たりの発生符号量を1200kbitにセットすればよ
く、十分大きな値であれば何れでも良い。
【0211】尚、割り当て符号量138を変更割り当て
符号量144へ変更する期間は、アンダーフローあるい
はオーバーフローが検出されるフレームのみに限らず、
プレイバック時点以降の所定期間であれば何れでも良
く、例えばアンダーフローあるいはオーバーフローが起
きるフレーム以降のm(mは整数)フレームまでとして
も良いし、アンダーフローあるいはオーバーフローが起
きないように変更すれば何れでも良い。
【0212】映像信号入力器102は、プレイバック時
点146の入力により、スイッチ120をOFFとし、
少なくとも、所定の媒体101をプレイバック時点14
6まで巻き戻し、符号化器103に変更割り当て符号量
144がセットされた後、プレイバック符号化開始信号
145が入力された後、再び、スイッチ120をオンと
し、再生制御信号126を出力し、映像信号128を出
力させ、プレイバック時点146以降の符号化を開始す
る。
【0213】中間圧縮符号化列記憶器106は、プレイ
バック符号化開始信号145の入力で、記憶している圧
縮符号化列をクリアし、再び、第2回目以降の符号化の
第1の圧縮符号化列129を記憶する。
【0214】これが、第2回目の符号化となるが、第1
回目の符号化と同様に、符号化終了条件を満たすまで、
プレイバック時点以降の符号化を行い、同時に、アンダ
ーフローあるいはオーバーフローが起きないように上記
の構成で監視し、中間圧縮符号化列記憶器106へ第X
(Xは1以上の整数)回目の符号化の圧縮符号化列を記
憶する。また、第X回目の符号化でアンダーフローある
いはオーバーフローが検出された場合には、再び、プレ
イバック時点146を決定し、第X+1回目の符号化を
行う。
【0215】アンダーフローあるいはオーバーフロー発
生後の符号化のやり直しを、以下、プレイバックバック
符号化と称するものとし、第1の実施の形態における映
像符号化装置において、アンダーフローあるいはオーバ
ーフローが検出されないで、かつ、符号化開始時の符号
化終了条件を満たすまで、プレイバック符号化を繰り返
す。
【0216】また、第X回目の符号化で、アンダーフロ
ー及びオーバーフローが共に検出されずに、符号化終了
条件検査器118が符号化終了条件を満たしたと判定し
た場合には、符号化終了条件判定結果133をオン(例
えば0から1)に切り替えて、符号化終了器119は符
号化終了信号134を真(例えば0から1)に切り替え
て、符号化器103の符号化を終了し、スイッチ12
3、スイッチ124を閉じて、圧縮符号化列付加器10
9は、中間圧縮符号化列記憶器106が出力した圧縮符
号化列を成功圧縮符号化列記憶器108に記憶されてい
る成功した圧縮符号化列の後ろに連結し、ビデオバッフ
ァのエラーがない成功圧縮符号化列132を出力する。
【0217】また、プレイバック符号化を開始する、つ
まり、第X回目の符号化に失敗し、第X+1回目の符号
化を開始するとき、アンダーフローオーバーフロー通知
信号143が真(例えば0から1)に切り替わったと
き、ビデオバッファ占有量初期値設定器117は、プレ
イバック時点146とビデオバッファの履歴135を入
力として、プレイバック時点146のビデオバッファの
占有量を決定し、第X+1回目の符号化開始時のビデオ
バッファ占有量の初期値136を出力する。また、アン
ダーフローオーバーフロー通知信号143が真に切り替
わったとき、スイッチ125を閉じて、ビデオバッファ
計算器111に出力し、ビデオバッファ計算器111
は、第X+1回目の符号化開始時には、ビデオバッファ
占有量の初期値136を初期値として符号化を再開す
る。
【0218】尚、符号化器103がフレーム(以下、あ
るいはフィールド)内符号化のみで符号化を行うときに
は、プレイバック時点136は、アンダーフローあるい
はオーバーフローが検出されたフレームよりも前のフレ
ームであれば、任意のフレームを選択して、符号化を再
開しても良いが、符号化器103がフレーム間符号化を
行うときには、アンダーフローあるいはオーバーフロー
が検出されたフレームよりも前の参照フレーム(フレー
ム内符号化画像か前フレーム予測符号化画像)あるいは
GOPを選択しなければならない。
【0219】尚、プレイバック符号化時に、第X回目の
符号化に失敗し、第X+1回目の符号化を行う場合に、
変更割り当て符号量144の決定方法は、例えば、オー
バーフローが検出されたフレームでの第X回目の変更割
り当て符号量144より低いものであれば何でも良い
し、同じにする場合は、当該フレームよりも前の所定期
間、例えばN(Nは自然数)フレーム分の変更割り当て
符号量144を符号化失敗時よりも低く変更しても良い
し、プレイバック時点以降のフレーム(あるいはフィー
ルドあるいはスライスあるいはマクロブロック)の変更
割り当て符号量144はオーバーフローを防ぐものであ
ればどのようなものでも良い。
【0220】また、アンダーフローの場合も同様に、変
更割り当て符号量144の決定方法は、例えば、アンダ
ーフローが検出されたフレーム自身の割り当て符号量を
変更してもよいし、アンダーフローが検出されたフレー
ムよりも前のN(Nは自然数)フレームの割り当て符号
量をアンダーフローが起きないように符号化失敗時より
も大きな値に変更しても良いし、変更割り当て符号量1
44の決定方法は、アンダーフローを防ぐものであれば
何れでも良い。
【0221】以上により、第1の実施の形態における映
像符号化装置では、成功圧縮符号化列132がビデオバ
ッファの占有量がアンダーフローもオーバーフローも起
こさない圧縮符号化列として得られる。
【0222】(第2の実施の形態)以下、図2を参照し
て、本発明の第2の実施の形態における映像符号化装置
の構成を説明する。図2において、201は所定の媒
体、202は映像信号入力器、203は符号化器、20
4は発生符号量測定器、205は符号量制御器、206
は中間圧縮符号化列記憶器、207は圧縮符号化列修正
器、208は成功圧縮符号化列記憶器、209は圧縮符
号化列付加器、210はタイムコード抽出器、211は
ビデオバッファ計算器、212はビデオバッファ履歴保
存器、213はビデオバッファ検査器、214は発生符
号量適正化器、215はプレイバック符号化器、216
は符号量適正化パラメータ変更器、217はビデオバッ
ファ占有量初期値設定器である。
【0223】また、218は符号化終了条件検査器、2
19は符号化終了器、220、221、223、22
4、225はスイッチ、226は再生制御信号、227
は入力制御信号、228は映像信号、229は第1の圧
縮符号化列、230は制御符号量、231は第2の圧縮
符号化列、232は成功圧縮符号化列、233は符号化
終了条件判定結果、234は符号化終了信号、235は
ビデオバッファの履歴、236はビデオバッファの初期
値、237は発生符号量、238は所定の割り当て符号
量、239はタイムコード、240はビデオバッファの
占有量、241は所定の範囲、242は訂正割り当て符
号量、243はアンダーフローオーバーフロー通知信
号、244は変更訂正割り当て符号量、245はプレイ
バック符号化開始信号、246はプレイバック時点、2
47はピクチャーレート、248は所定の初期値であ
る。
【0224】次に、図2を参照して、本発明の第2の実
施の形態における映像符号化装置の動作を説明する。図
2においても、第2の実施の形態と同様に、映像信号入
力器202は再生制御信号226を制御し、所定の媒体
201から映像信号228を読み出し、スイッチ220
へ出力する。また、映像信号入力器202は入力制御信
号227を制御し、スイッチ220を閉じて、映像信号
228を符号化器203へ出力する。
【0225】映像信号228は符号化器203へ入力さ
れ、符号化器203は、例えば、MPEG2に準拠し
て、第1の圧縮符号化列229を出力する。中間圧縮符
号化列記憶器206は、符号化の開始時点からの第一の
圧縮符号化列229を記憶する。同時に、発生符号量測
定器204は、所定の期間毎(例えばマクロブロック毎
やフレーム毎)に第1の圧縮符号化列229の発生符号
量237を測定し、符号量制御器205およびビデオバ
ッファ計算器211へ出力する。
【0226】また、タイムコード抽出器210は、映像
信号228からタイムコード239を抽出し、符号化器
203およびビデオバッファ履歴保存器212および符
号化終了条件検査器218へ出力する。
【0227】符号化終了条件検査器218はタイムコー
ド239から符号化を終了する時点を判定し、終了条件
を満たした時に、符号化終了器219へ符号化終了条件
判定結果233を出力し、符号化終了器219は符号化
器203の符号化を終了させ、ビデオバッファの占有量
240がオーバーフローもアンダーフローも起こさなか
ったときには、スイッチ222を閉じ、中間圧縮符号化
列記憶器206に記憶されている圧縮符号化列を圧縮符
号化列付加器209へ出力し、スイッチ224を閉じ
て、圧縮符号化列付加器209が、中間圧縮符号化列記
憶器206から出力した圧縮符号化列を成功圧縮符号化
列記憶器208に記憶されている成功した圧縮符号化列
の後に連結して、ビデオバッファのエラーがない成功圧
縮符号化列232を得る。
【0228】また、符号量制御器205は、画像の難易
度に応じて、所定期間、例えば、フレーム毎に予め指定
された所定期間、または所定の割り当て符号量238に
応じて発生符号量237が近づくように制御符号量23
0を更に小さな所定期間(例えば、マクロブロック(1
6x16画素))毎に制御し、符号化器203へ出力す
る。
【0229】尚、符号化器203は制御符号量230と
は、若干異なる発生符号量237を発生することがある
ものとする。また、符号化器203は、所定の割り当て
符号量238に従って符号化することになるが、各所定
期間の制御累積誤差で発生符号量が若干異なったり、画
面に応じて決定した、所定の割り当て符号量238が不
適切なために、所定の割り当て符号量238とは異なる
発生符号量でしか符号化できず、オーバーフローあるい
はアンダーフローを起こすこともある。
【0230】また、ビデオバッファ計算器211は、発
生符号量237およびピクチャーレート247および所
定の初期値248をもとに、ビデオバッファの占有量2
40を計算し、ビデオバッファ履歴保存器212および
ビデオバッファ検査器213および発生符号量適正化器
214へ出力する。
【0231】ビデオバッファ履歴保存器212は、ビデ
オバッファの占有量240の履歴を所定期間毎に、例え
ば、マクロブロック毎やフレーム毎に保存する。ビデオ
バッファ検査器213では、ビデオバッファの占有量2
40がオーバーフローあるいはアンダーフローを起こし
ていないかどうかを検査し、その検査結果をアンダーフ
ローオーバーフロー通知信号243として、プレイバッ
ク符号化器215、符号量適正化パラメータ変更器21
6、ビデオバッファ占有量初期値設定器217へ出力す
る。
【0232】発生符号量適正化器214は、ビデオバッ
ファの占有量240が予め指定された、所定の範囲24
1を越えたときに、訂正割り当て符号量242を符号量
制御器205へ出力し、次の期間の割り当て符号量を変
更する。
【0233】図2において、第1の実施の形態で説明し
た構成要素と異なる要素は、割り当て符号量変更器11
6の代わりに配置した、符号量適正化パラメータ変更器
216である。つまり、第1の実施の形態と第2の実施
の形態とでは、ビデオバッファのエラーがビデオバッフ
ァ検査器213で検出された後に、アンダーフローない
しはオーバーフローを防ぐ手段が異なり、第2の実施の
形態では、発生符号量適正化器214で所定の範囲24
1をビデオバッファの占有量240がアンダーフロー側
あるいはオーバーフロー側へ変動したときに新たな割り
当て符号量として設定する訂正割り当て符号量242の
値を変更訂正割り当て符号量244により変更する。
【0234】図14を用いて、第X回目の符号化時と第
X+1回目の符号化時とに対する第2の実施の形態にお
ける映像符号化装置の動作の違いを説明する。図14に
おいて、1401は第X(Xは自然数)回目のビデオバ
ッファの占有量、1402はオーバーフロー防止用境界
線、1403はオーバーフローの境界線、1404は第
X+1回目のビデオバッファの占有量、1405は時間
軸である。図14は映像復号化装置側のビデオバッファ
の占有量の遷移を示したものである。
【0235】例えば、図14に示すように、ビデオバッ
ファの占有量1401が、第X(Xは自然数)回目の符
号化で、オーバーフローを起こした場合、すなわちビデ
オバッファの占有量1401がオーバーフロー防止用境
界線1402を越えて増加しようとしたときに、発生符
号量適正化器214が訂正割り当て符号量242を、例
えば、600キロビット(オーバーフローの境界線14
03)にして与えることによりオーバーフローを防ぐた
めの対策としているが不十分であり、第X回目の符号化
は失敗する。
【0236】ところが、第X+1回目の符号化では、第
1の実施の形態のように所定領域毎の割り当て符号量を
変更するのではなく、与える発生符号量適正化器214
の変更訂正割り当て符号量244を400キロビットと
し、ビデオバッファの占有量1401をビデオバッファ
の占有量1404(図14)に変化させて、オーバーフ
ローを防ぐようにする。
【0237】第X+1回目の符号化で防げなければ、更
に第X+2回目の符号化では、更にオーバーフローを防
ぐために、例えば、200キロビットを与え、オーバー
フローが起こらないような対策を講じる。
【0238】尚、第X回目の符号化にオーバーフローあ
るいはアンダーフローを起こしたときには、第X+1回
目の符号化時に変更訂正割り当て符号量244をかえる
のではなく、所定の範囲241を変更しても良いし、変
更訂正量子化幅を変更しても良い。
【0239】また、第X回目の符号化にオーバーフロー
あるいはアンダーフローを起こした時には、第X+1回
目の符号化時に変更訂正割り当て符号量244あるいは
所定の範囲241あるいは変更訂正量子化幅は固定値で
も良いし、例えば、ピクチャータイプ(I,P,B)毎
に異なる値を使用しても良いし、いかなる値でも良い。
【0240】第2の実施の形態のように、変更訂正割り
当て符号量、所定の範囲、変更訂正量子化幅を変更する
場合はオーバーフローあるいはアンダーフローを防ぐた
めに講じた対策によって、所定の範囲を越えたフレーム
全てに対してオーバーフローあるいはアンダーフローを
起こしそうなフレーム以外のフレームの発生符号量に影
響を与える場合がある。
【0241】例えば、図14において、時間T3のオー
バーフローを防ぐために変更訂正割り当て符号量を変更
した場合、時間T1,T2,T3,T4全てのフレーム
の発生符号量が変わる場合がある。
【0242】尚、所定の範囲241は複数設定しても良
いし、1組でも良い。第X+1回目の符号化では、オー
バーフローあるいはアンダーフロー防止用として、所定
の範囲241を越える場合には、変更訂正割り当て符号
量244を用いて符号化し、オーバーフローあるいはア
ンダーフローを防ぐ。
【0243】第1の実施の形態と同様に、オーバーフロ
ーあるいはアンダーフロー発生時には、プレイバック符
号化器216がプレイバック時点246を決定し、プレ
イバック時点246の入力で、圧縮符号化列修正器20
7は、中間圧縮符号化列記憶器206に記憶されている
圧縮符号化列のプレイバック時点246以降を削除し、
第2の圧縮符号化列231として、成功圧縮符号化列記
憶器208へ出力する。
【0244】また、第X回目の符号化において、アンダ
ーフロー及びオーバーフローが共に検出されずに、符号
化終了条件検査器218が符号化終了条件を満たしたと
判定した場合には、符号化終了条件判定結果233を真
(例えば0から1)に切り替えて、符号化終了器219
は符号化終了信号234を真(例えば0から1)に切り
替えて、符号化器203の符号化を終了し、スイッチ2
23、スイッチ224を閉じて、圧縮符号化列付加器2
09は、中間圧縮符号化列記憶器206から出力した圧
縮符号化列を成功圧縮符号化列記憶器208に記憶され
ている成功した圧縮符号化列の後ろに連結し、成功圧縮
符号化列232を出力する。
【0245】また、プレイバック符号化を開始する、つ
まり、第X回目の符号化に失敗し、第X+1回目の符号
化を開始するとき、アンダーフローオーバーフロー通知
信号243が真(例えば0から1)に切り替わったと
き、ビデオバッファ占有量初期値設定器217は、プレ
イバック時点246とビデオバッファの履歴235を入
力として、プレイバック時点246のビデオバッファの
占有量を決定し、第X+1回目の符号化開始時のビデオ
バッファ占有量の初期値236を出力する。
【0246】また、アンダーフローオーバーフロー通知
信号243が真に切り替わったとき、スイッチ225を
閉じて、ビデオバッファ計算器211に出力し、ビデオ
バッファ計算器211は、第X+1回目の符号化開始時
には、ビデオバッファ占有量の初期値236を初期値と
して符号化を再開する。
【0247】尚、符号化器203がフレーム(以下、あ
るいはフィールド)内符号化のみで符号化を行うときに
は、プレイバック時点236は、アンダーフローあるい
はオーバーフローが検出されたフレームよりも前のフレ
ームであれば、任意のフレームを選択して、符号化を再
開しても良いが、符号化器203がフレーム間符号化を
行うときには、アンダーフローあるいはオーバーフロー
が検出されたフレームよりも前の参照フレーム(フレー
ム内符号化画像か前フレーム予測符号化画像)を選択し
なければならない。
【0248】尚、変更訂正割り当て符号量244の値
は、オーバーフローあるいはアンダーフローを防ぐよう
に設定する値であれば、固定値でも良いし、画像に応じ
た値でも良いし、第X回目の符号化失敗時の訂正割り当
て符号量に係数G(Gは所定数)をかけたものでも何れ
でも良い。
【0249】(第3の実施の形態)以下、図3を参照し
て、本発明の第3の実施の形態における映像符号化装置
の構成を詳細に説明する。図3において、301は所定
の媒体、302は映像信号入力器、303は符号化器、
304は発生符号量測定器、305は符号量制御器、3
06はビデオバッファ履歴保存器、307はビデオバッ
ファ検査器、308は発生符号量適正化器、309はビ
デオバッファ計算器、310はタイムコード抽出器、3
11は符号化終了条件検査器である。
【0250】また、312は符号化終了器、313はビ
デオバッファエラーコード付加器、314、315はス
イッチ、316は再生制御信号、317は入力制御信
号、318は映像信号、319は第1の圧縮符号化列、
320は制御符号量、321は所定の割り当て符号量、
322は発生符号量、323はタイムコード、324は
所定の範囲、325はビデオバッファの占有量、326
は所定の初期値、327はピクチャーレート、328は
訂正割り当て符号量、329はアンダーフローオーバー
フロー通知信号、330はビデオバッファの履歴、33
1はビデオバッファエラーコード、332は符号化終了
条件判定結果、333は符号化終了信号、334は第2
の圧縮符号化列である。
【0251】次に、図3を参照して、本発明の第3の実
施の形態における映像符号化装置の動作を詳細に説明す
る。図3において、映像信号入力器302は再生制御信
号316を制御し、所定の媒体301から映像信号31
8を読み出し、スイッチ314へ出力する。また、映像
信号入力器302は入力制御信号317を制御し、スイ
ッチ314を閉じて、映像信号318を符号化器303
へ出力する。
【0252】映像信号318は符号化器303へ入力さ
れ、符号化器303は、例えば、MPEG2に準拠し
て、第1の圧縮符号化列319を出力する。同時に、発
生符号量測定器304は、所定の期間毎(例えばマクロ
ブロック毎やフレーム毎)に第1の圧縮符号化列319
の発生符号量322を測定し、符号量制御器305およ
びビデオバッファ計算器309へ出力する。
【0253】また、タイムコード抽出器310は、映像
信号318からタイムコード323を抽出し、符号化器
303およびビデオバッファ履歴保存器306および符
号化終了条件検査器311へ出力する。
【0254】符号化終了条件検査器311はタイムコー
ド323から符号化を終了する時点を判定し、終了条件
を満たした時に、符号化終了器312へ符号化終了条件
判定結果332を出力し、符号化終了器312は符号化
器303の符号化を終了させ、ビデオバッファの占有量
325がオーバーフローもアンダーフローも起こさなか
った時にはスイッチ315を閉じ、第1の圧縮符号化列
319を第2の圧縮符号化列334として出力し、ビデ
オバッファのエラーがない圧縮符号化列を得る。
【0255】また、符号量制御器305は、画像の難易
度に応じて、所定期間、例えば、フレーム毎に予め指定
された所定期間、または所定の割り当て符号量321に
応じて発生符号量322が近づくように制御符号量32
0を更に小さな所定期間(例えば、マクロブロック(1
6x16画素))毎に制御し、符号化器303へ出力す
る。
【0256】尚、符号化器303は制御符号量320と
は、若干異なる発生符号量322を発生することがある
ものとする。また、符号化器303は、所定の割り当て
符号量321に従って符号化することになるが、各所定
期間の制御累積誤差で発生符号量が若干異なったり、画
面に応じて決定した、所定の割り当て符号量321が不
適切なために、所定の割り当て符号量321とは異なる
発生符号量でしか符号化できず、オーバーフローあるい
はアンダーフローを起こすこともある。
【0257】また、ビデオバッファ計算器309は、発
生符号量322およびピクチャーレート327および所
定の初期値326をもとに、ビデオバッファの占有量3
25を計算し、ビデオバッファ履歴保存器306および
ビデオバッファ検査器307および発生符号量適正化器
308へ出力する。
【0258】ビデオバッファ履歴保存器306は、ビデ
オバッファの占有量325の履歴を所定期間毎に、例え
ば、マクロブロック毎やフレーム毎に保存する。ビデオ
バッファ検査器307では、ビデオバッファの占有量3
25がオーバーフローあるいはアンダーフローを起こし
ていないかどうかを検査し、その検査結果をアンダーフ
ローオーバーフロー通知信号329として、ビデオバッ
ファエラーコード付加器313へ出力する。
【0259】ビデオバッファエラーコード付加器307
は、アンダーフローオーバーフロー信号329が真(例
えば0から1)になると、スイッチ315がビデオバッ
ファエラーコード付加器307側に切り替わり、第1の
圧縮符号化列319の所定の位置(例えば、第1の圧縮
符号化列319の終端)に所定の識別子とビデオバッフ
ァの履歴330を挿入する。
【0260】すなわち、ビデオバッファエラーコードは
ビデオバッファの占有量がオーバーフローあるいはアン
ダーフローを起こすことを表し、ビデオバッファエラー
コードを含むかどうかによりビデオバッファのアンダー
フローあるいはオーバーフローがある圧縮符号化列であ
るか否かを知ることができるので対処可能である。
【0261】(第4の実施の形態)以下、第4を参照し
て、本発明の第4の実施の形態における映像符号化装置
の構成を詳細に説明する。図4において、401は所定
の媒体、402は映像信号入力器、403は符号化器、
404は発生符号量測定器、405は符号量制御器、4
06はビデオバッファ履歴保存器、407はビデオバッ
ファ検査器、408は発生符号量適正化器、409はビ
デオバッファ計算器、410はタイムコード抽出器、4
11は符号化終了条件検査器、412は符号化終了器、
413はビデオバッファエラーコード付加器、414は
ビデオバッファエラーコード検出器、415はビデオバ
ッファエラーコード除去器、416は圧縮符号化列修正
器、417圧縮符号化列付加器である。
【0262】また、418はビデオバッファエラーコー
ド解析器、419はプレイバック時点決定器、420は
プレイバック符号化器、421は割り当て符号量変更
器、422はビデオバッファ占有量初期値決定器、42
3、424、425はスイッチ、426は再生制御信
号、427は入力制御信号、428は映像信号、429
は第1の圧縮符号化列、430は第2の圧縮符号化列、
431は制御符号量、432は所定の割り当て符号量、
433はタイムコード、434は発生符号量、435は
ピクチャーレート、436は所定の初期値、437はビ
デオバッファの占有量、438は所定の範囲である。
【0263】また、439は訂正割り当て符号量、44
0はアンダーフローオーバーフロー通知信号、441は
ビデオバッファの履歴、442は符号化終了条件判定結
果、443は符号化終了信号、444はビデオバッファ
エラーコード、445はビデオバッファエラー通知信
号、446は変更割り当て符号量、447は成功圧縮符
号化列、448は接続圧縮符号化列、449は修正圧縮
符号化列、450はビデオバッファエラー位置、451
はプレイバック時点、452はプレイバック開始信号、
453はビデオバッファの占有量の履歴、454はビデ
オバッファの初期値である。
【0264】次に、第4を参照して、本発明の第4の実
施の形態における映像符号化装置の動作を詳細に説明す
る。図4において、映像信号入力器402は再生制御信
号426を制御し、所定の媒体401から映像信号42
8を読み出し、スイッチ423へ出力する。また、映像
信号入力器402は入力制御信号427を制御し、スイ
ッチ423を閉じて、映像信号428を符号化器403
へ出力する。
【0265】映像信号428は符号化器403へ入力さ
れ、符号化器403は、例えばMPEG2に準拠して、
第1の圧縮符号化列429を出力する。同時に、発生符
号量測定器404は、所定の期間毎(例えばマクロブロ
ック毎やフレーム毎)に第1の圧縮符号化列429の発
生符号量434を測定し、符号量制御器405およびビ
デオバッファ計算器409へ出力する
【0266】また、タイムコード抽出器410は、映像
信号428からタイムコード433を抽出し、符号化器
403およびビデオバッファ履歴保存器406および符
号化終了条件検査器411へ出力する。
【0267】符号化終了条件検査器411はタイムコー
ド433から符号化を終了する時点を判定し、終了条件
を満たした時に、符号化終了器412へ符号化終了条件
判定結果442を出力し、符号化終了器412は符号化
器403の符号化を終了させ、ビデオバッファの占有量
437がオーバーフローもアンダーフローも起こさなか
った時にはスイッチ424を圧縮符号化列付加器417
側へ切り替えたまま、ビデオバッファエラーコード44
4を第1の圧縮符号化列429へ付加せずに、第1の圧
縮符号化列429を第2の圧縮符号化列430として出
力し、ビデオバッファのエラーがない圧縮符号化列を得
る。
【0268】また、ビデオバッファの占有量437がア
ンダーフローまたはオーバーフローを起こした時には、
第2の圧縮符号化列430の所定の位置(例えば、第1
の圧縮符号化列429の終端)にビデオバッファエラー
コード444を挿入して出力する。
【0269】また、符号量制御器405は、画像の難易
度に応じて、所定期間、例えば、フレーム毎に予め指定
された所定期間、または所定の割り当て符号量432に
応じて発生符号量434が近づくように制御符号量43
1を更に小さな所定期間(例えば、マクロブロック(1
6x16画素))毎に制御し、符号化器403へ出力す
る。
【0270】尚、符号化器403は、制御符号量431
とは、若干異なる発生符号量434を発生することがあ
るものとする。また、符号化器403は、所定の割り当
て符号量432に従って符号化することになるが、各所
定期間の制御累積誤差で発生符号量が若干異なったり、
画面に応じて決定した、所定の割り当て符号量432が
不適切なために、所定の割り当て符号量432とは異な
る発生符号量でしか符号化できず、オーバーフローある
いはアンダーフローを起こすこともある。
【0271】また、ビデオバッファ計算器409は、発
生符号量434およびピクチャーレート435および所
定の初期値436をもとに、ビデオバッファの占有量4
37を計算し、ビデオバッファ履歴保存器406および
ビデオバッファ検査器407および発生符号量適正化器
408へ出力する。
【0272】ビデオバッファ履歴保存器406は、ビデ
オバッファの占有量437の履歴を所定期間毎に、例え
ば、マクロブロック毎やフレーム毎に保存する。ビデオ
バッファ検査器407では、ビデオバッファの占有量4
37がオーバーフローあるいはアンダーフローを起こし
ていないかどうかを検査し、その検査結果をアンダーフ
ローオーバーフロー通知信号440として、ビデオバッ
ファエラーコード付加器413へ出力する。
【0273】ビデオバッファエラーコード付加器413
は、アンダーフローオーバーフロー信号440が真(例
えば0から1)になると、スイッチ424がビデオバッ
ファエラーコード付加器413側に切り替わり、第1の
圧縮符号化列429の所定の位置(例えば、第1の圧縮
符号化列429の終端)に所定の識別子とビデオバッフ
ァの履歴441を挿入する。
【0274】第2の圧縮符号化列430は、ビデオバッ
ファエラーコード検出器414およびスイッチ425お
よびビデオバッファエラーコード解析器418へ入力さ
れる。 ビデオバッファエラーコード検出器414は第
2の圧縮符号化列430中にビデオバッファエラーコー
ド444があるかどうかをビデオバッファのエラーがあ
ることを表す所定の識別子によって判別し、ビデオバッ
ファエラーコード444がなければ、スイッチ425の
出力を切り替えて、第2の圧縮符号化列430を成功圧
縮符号化列447として出力する。
【0275】そうでない場合は、ビデオバッファエラー
コード検出器414は、ビデオバッファエラー通知信号
445を出力し、スイッチ425の出力をビデオバッフ
ァエラーコード除去器415の入力側へ切り替える。ま
た、ビデオバッファエラーコード検出器414は、ビデ
オバッファエラー通知信号445は、ビデオバッファエ
ラーコード解析器418および割り当て符号量変更器4
21へ出力する。
【0276】ビデオバッファエラーコード解析器418
は、ビデオバッファエラー通知信号445が真(例えば
0から1)になると、ビデオバッファエラーコードを抽
出し、ビデオバッファの占有量の履歴453をビデオバ
ッファ占有量初期値決定器422へ出力し、ビデオバッ
ファのエラー位置450をプレイバック時点決定器41
9へ出力する。
【0277】プレイバック時点決定器419は、プレイ
バック時点(例えば、フレーム間符号化を用いている場
合は、ビデオバッファのエラーが起きたGOPの先頭フ
レーム)451を決定し、圧縮符号化列修正器416お
よびプレイバック符号化器420および映像信号入力器
402およびビデオバッファ占有量初期値決定器422
へ出力する。
【0278】プレイバック符号化器420は、プレイバ
ック時点451の入力に応じて、プレイバック符号化開
始信号452を圧縮符号化列付加器417および符号化
器403および映像信号入力器402へ出力する。
【0279】ビデオバッファエラーコード除去器415
は、ビデオバッファエラーコード、即ち、ビデオバッフ
ァのエラーがあることを示す所定の識別子とビデオバッ
ファの履歴を第2の圧縮符号化列430から除いて、接
続圧縮符号化列448とし、圧縮符号化列修正器416
へ出力する。
【0280】圧縮符号化列修正器416は、プレイバッ
ク時点451の入力に応じて、接続圧縮符号化列448
のプレイバック時点451以降の部分を削除し、修正圧
縮符号化列449として、圧縮符号化列付加器417へ
出力する。
【0281】割り当て符号量変更器421は、ビデオバ
ッファエラー通知信号445に応じて、ビデオバッファ
のエラーが起きた部分以降の所定期間(例えば、2GO
P)の割り当て符号量を変更し、変更割り当て符号量4
46を符号量制御器405へ出力し、符号量制御器40
5はプレイバック符号化において所定期間の割り当て符
号量を変更し、発生符号量434を制御する。ビデオバ
ッファエラー通知信号445が例えばオーバーフローを
起こしていることを表すならば、変更割り当て符号量4
46はオーバーフローを防ぐように、符号化失敗時より
も低くい値に設定される。
【0282】ビデオバッファ占有量初期値決定器422
は、ビデオバッファの占有量の履歴453とプレイバッ
ク時点451から、次の再符号化時のビデオバッファの
初期値453を求め、ビデオバッファ計算器409へ出
力する。ビデオバッファ計算器409は、次の再符号化
時に、ビデオバッファの初期値453に応じて、ビデオ
バッファの占有量437の計算を再開する。
【0283】プレイバック符号化開始信号452の入力
に応じて、符号化器403はリセットされ、映像信号入
力器402はプレイバック時点451まで所定の媒体4
01を再生制御信号426により巻き戻し、入力制御信
号427によりスイッチ423を閉じて、映像信号42
8を符号化器403へ出力し、再び第1の圧縮符号化列
429を得る。 (次の文書の〔0284〕へ続く)
【0284】圧縮符号化列付加器417は、プレイバッ
ク符号化開始信号417が真(例えば0から1)になる
と、修正圧縮符号化列449の後ろに、第1の圧縮符号
化列429を、例えばMPEG2の規格に準拠するよう
に接合し、再び第2の圧縮符号化列430を出力する。
【0285】第2の圧縮符号化列430にビデオバッフ
ァエラーコードが含まれなくなるまで、即ち、ビデオバ
ッファのアンダーフローもオーバーフローも検出されな
くなる圧縮符号化列(成功圧縮符号化列447)を得る
まで、上記の再符号化は繰り返される。
【0286】(第5の実施の形態)以下、図5を参照し
て、本発明の第5の実施の形態における映像符号化装置
の構成を詳細に説明する。図5において、501は所定
の媒体、502は映像信号入力器、503は符号化器、
504は発生符号量測定器、505は符号量制御器、5
06はビデオバッファ履歴保存器、507はビデオバッ
ファ検査器、508は発生符号量適正化器、509はビ
デオバッファ計算器、510はタイムコード抽出器、5
11は符号化終了条件検査器、512は符号化終了器、
513はビデオバッファエラーコード付加器である。
【0287】また、514はビデオバッファエラーコー
ド検出器、515はビデオバッファエラーコード除去
器、516は圧縮符号化列修正器、517圧縮符号化列
付加器、518はビデオバッファエラーコード解析器、
519はプレイバック時点決定器、520はプレイバッ
ク符号化器、521は符号量適正化パラメータ変更器、
522はビデオバッファ占有量初期値決定器、523、
524、525はスイッチ、526は再生制御信号、5
27は入力制御信号、528は映像信号、529は第1
の圧縮符号化列、530は第2の圧縮符号化列、531
は制御符号量、532は所定の割り当て符号量、533
はタイムコード、534は発生符号量、535はピクチ
ャーレートである。
【0288】また、536は所定の初期値、537はビ
デオバッファの占有量、538は所定の範囲、539は
訂正割り当て符号量、540はアンダーフローオーバー
フロー通知信号、541はビデオバッファの履歴、54
2は符号化終了条件判定結果、543は符号化終了信
号、544はビデオバッファエラーコード、545はビ
デオバッファエラー通知信号、546は変更訂正割り当
て符号量、547は成功圧縮符号化列、548は接続圧
縮符号化列、549は修正圧縮符号化列、550はビデ
オバッファエラー位置、551はプレイバック時点、5
52はプレイバック開始信号、553はビデオバッファ
の占有量の履歴、554はビデオバッファの初期値であ
る。
【0289】次に、図5を参照して、本発明の第5の実
施の形態における映像符号化装置の動作を詳細に説明す
る。図5において、映像信号入力器502は再生制御信
号526を制御し、所定の媒体501から映像信号52
8を読み出し、スイッチ523へ出力する。また、映像
信号入力器502は入力制御信号527を制御し、スイ
ッチ523を閉じて、映像信号528を符号化器503
へ出力する。
【0290】映像信号528は符号化器503へ入力さ
れ、符号化器503は、例えばMPEG2に準拠して、
第1の圧縮符号化列529を出力する。同時に、発生符
号量測定器504は、所定の期間毎(例えばマクロブロ
ック毎やフレーム毎)に第1の圧縮符号化列529の発
生符号量534を測定し、符号量制御器505およびビ
デオバッファ計算器509へ出力する
【0291】また、タイムコード抽出器510は、映像
信号528からタイムコード533を抽出し、符号化器
503およびビデオバッファ履歴保存器506および符
号化終了条件検査器511へ出力する。
【0292】符号化終了条件検査器511はタイムコー
ド533から符号化を終了する時点を判定し、終了条件
を満たした時に、符号化終了器512へ符号化終了条件
判定結果542を出力し、符号化終了器512は符号化
器503の符号化を終了させ、ビデオバッファの占有量
537がオーバーフローもアンダーフローも起こさなか
った時にはスイッチ524を圧縮符号化列付加器517
側へ切り替えたまま、ビデオバッファエラーコード54
4を第1の圧縮符号化列529へ付加せずに、第1の圧
縮符号化列529を第2の圧縮符号化列530として出
力し、ビデオバッファのエラーがない圧縮符号化列を得
る。
【0293】また、ビデオバッファの占有量537がア
ンダーフローまたはオーバーフローを起こした時には、
第2の圧縮符号化列530の所定の位置(例えば、第1
の圧縮符号化列529の終端)にビデオバッファエラー
コード544を挿入して出力する。
【0294】また、符号量制御器505は、画像の難易
度に応じて、所定期間、例えば、フレーム毎に予め指定
された所定期間、または所定の割り当て符号量532に
応じて発生符号量534が近づくように制御符号量53
1を更に小さな所定期間(例えば、マクロブロック(1
6x16画素))毎に制御し、符号化器503へ出力す
る。
【0295】尚、符号化器503は、制御符号量531
とは、若干異なる発生符号量534を発生することがあ
るものとする。また、符号化器503は、所定の割り当
て符号量532に従って符号化することになるが、各所
定期間の制御累積誤差で発生符号量が若干異なったり、
画面に応じて決定した、所定の割り当て符号量532が
不適切なために、所定の割り当て符号量532とは異な
る発生符号量でしか符号化できず、オーバーフローある
いはアンダーフローを起こすこともある。
【0296】また、ビデオバッファ計算器509は、発
生符号量534およびピクチャーレート535および所
定の初期値536をもとに、ビデオバッファの占有量5
37を計算し、ビデオバッファ履歴保存器506および
ビデオバッファ検査器507および発生符号量適正化器
508へ出力する。
【0297】ビデオバッファ履歴保存器506は、ビデ
オバッファの占有量537の履歴を所定期間毎に、例え
ば、マクロブロック毎やフレーム毎に保存する。ビデオ
バッファ検査器507では、ビデオバッファの占有量5
37がオーバーフローあるいはアンダーフローを起こし
ていないかどうかを検査し、その検査結果をアンダーフ
ローオーバーフロー通知信号540として、ビデオバッ
ファエラーコード付加器513へ出力する。
【0298】ビデオバッファエラーコード付加器513
は、アンダーフローオーバーフロー信号540が真(例
えば0から1)になると、スイッチ524がビデオバッ
ファエラーコード付加器513側に切り替わり、第1の
圧縮符号化列529の所定の位置(例えば、第1の圧縮
符号化列429の終端)に所定の識別子とビデオバッフ
ァの履歴541を挿入する。
【0299】第2の圧縮符号化列530は、ビデオバッ
ファエラーコード検出器514およびスイッチ525お
よびビデオバッファエラーコード解析器518へ入力さ
れる。ビデオバッファエラーコード検出器514は第2
の圧縮符号化列530中にビデオバッファエラーコード
544があるかどうかをビデオバッファのエラーがある
ことを表す所定の識別子によって判別し、ビデオバッフ
ァエラーコード544がなければ、スイッチ525の出
力を切り替えて、第2の圧縮符号化列530を成功圧縮
符号化列547として出力する。
【0300】そうでない場合は、ビデオバッファエラー
コード検出器514は、ビデオバッファエラー通知信号
545を出力し、スイッチ525の出力をビデオバッフ
ァエラーコード除去器515の入力側へ切り替える。ま
た、ビデオバッファエラーコード検出器514は、ビデ
オバッファエラー通知信号545は、ビデオバッファエ
ラーコード解析器518および割り当て符号量変更器5
21へ出力する。
【0301】ビデオバッファエラーコード解析器518
は、ビデオバッファエラー通知信号545が真(例えば
0から1)になると、ビデオバッファエラーコードを抽
出し、ビデオバッファの占有量の履歴553をビデオバ
ッファ占有量初期値決定器522へ出力し、ビデオバッ
ファのエラー位置550をプレイバック時点決定器51
9へ出力する。
【0302】プレイバック時点決定器519は、プレイ
バック時点(例えば、フレーム間符号化を用いている場
合は、ビデオバッファのエラーが起きたGOPの先頭フ
レーム)551を決定し、圧縮符号化列修正器516お
よびプレイバック符号化器520および映像信号入力器
502およびビデオバッファ占有量初期値決定器522
へ出力する。
【0303】プレイバック符号化器520は、プレイバ
ック時点551の入力に応じて、プレイバック符号化開
始信号552を圧縮符号化列付加器517および符号化
器503および映像信号入力器502へ出力する。
【0304】ビデオバッファエラーコード除去器515
は、ビデオバッファエラーコード、即ち、ビデオバッフ
ァのエラーがあることを示す所定の識別子とビデオバッ
ファの履歴を第2の圧縮符号化列530から除いて、接
続圧縮符号化列548とし、圧縮符号化列修正器516
へ出力する。
【0305】圧縮符号化列修正器516は、プレイバッ
ク時点551の入力に応じて、接続圧縮符号化列548
のプレイバック時点551以降の部分を削除し、修正圧
縮符号化列549として、圧縮符号化列付加器517へ
出力する。
【0306】図5において、実施の形態4と異なる要素
は、符号量適正化パラメータ変更器521である。符号
量適正化パラメータ変更器521はビデオバッファエラ
ー通知信号545に応じて、ビデオバッファのエラーが
起きた部分以降の所定期間(例えば、2GOP)の発生
符号量適正化器508において、ビデオバッファの占有
量537がアンダーフロー側あるいはオーバーフロー側
へ変動したときに、所定の範囲538を新たな割り当て
符号量として設定する訂正割り当て符号量539の値を
変更訂正割り当て符号量546に変更する。
【0307】尚、変更訂正割り当て符号量546は、オ
ーバーフローあるいはアンダーフローを防ぐように設定
すれば、固定値でも、画像に応じた値でも、第X回目の
訂正割り当て符号量に係数G(Gは所定数)をかけた値
でも何れでも良い。
【0308】ビデオバッファ占有量初期値決定器522
は、ビデオバッファの占有量の履歴553とプレイバッ
ク時点551から、次の再符号化時のビデオバッファの
初期値553を求め、ビデオバッファ計算器509へ出
力する。ビデオバッファ計算器509は、次の再符号化
時に、ビデオバッファの初期値553に応じて、ビデオ
バッファの占有量537の計算を再開する。
【0309】プレイバック符号化開始信号552の入力
に応じて、符号化器503はリセットされ、映像信号入
力器502はプレイバック時点551まで所定の媒体5
01を再生制御信号526により巻き戻し、入力制御信
号527によりスイッチ523を閉じて、映像信号52
8を符号化器503へ出力し、再び第1の圧縮符号化列
529を得る。
【0310】圧縮符号化列付加器517は、プレイバッ
ク符号化開始信号517が真(例えば0から1)になる
と、修正圧縮符号化列549の後ろに、第1の圧縮符号
化列529を、例えばMPEG2の規格に準拠するよう
に接合し、再び第2の圧縮符号化列530を出力する。
【0311】第2の圧縮符号化列530にビデオバッフ
ァエラーコードが含まれなくなるまで、即ち、ビデオバ
ッファのアンダーフローもオーバーフローも検出されな
くなる圧縮符号化列(成功圧縮符号化列547)を得る
まで、上記の再符号化は繰り返される。
【0312】(第6の実施の形態)以下、図6を参照し
て、本発明の第6の実施の形態における映像符号化装置
の構成を詳細に説明する。図6において、601は所定
の媒体、602は映像信号入力器、603は符号化器、
604は発生符号量測定器、605は符号量制御器、6
06は中間圧縮符号化列記憶器、607は圧縮符号化列
修正器、608は成功圧縮符号化列記憶器、609は圧
縮符号化列付加器、610はタイムコード抽出器であ
る。
【0313】また、611はビデオバッファ計算器、6
12はビデオバッファ履歴保存器、613はビデオバッ
ファ検査器、614は発生符号量適正化器、615はプ
レイバック符号化器、616は割り当て符号量変更器、
617はビデオバッファ占有量初期値設定器、618は
符号化終了条件検査器、619は符号化終了器、620
はビデオバッファ占有量推定器、621、623、62
4、625、626はスイッチ、627は再生制御信
号、628は入力制御信号、629は映像信号、630
は第1の圧縮符号化列である。
【0314】また、631は制御符号量、632は第2
の圧縮符号化列、633は成功圧縮符号化列、634は
符号化終了条件判定結果、635は符号化終了信号、6
36はビデオバッファの履歴、637はビデオバッファ
の初期値、638は発生符号量、639は所定の割り当
て符号量、640はタイムコード、641はビデオバッ
ファの占有量、642は所定の範囲、643は訂正割り
当て符号量、644はアンダーフローオーバーフロー通
知信号、645は変更割り当て符号量、646はプレイ
バック符号化開始信号、647はプレイバック時点、6
48はピクチャーレート、649は所定の初期値、65
0はビデオバッファ推定値である。
【0315】次に、図6を参照して、本発明の第6の実
施の形態における映像符号化装置の動作を詳細に説明す
る。映像信号入力器602は再生制御信号627を制御
し、所定の媒体601から映像信号629を読み出し、
スイッチ621へ出力する。また、映像信号入力器60
2は入力制御信号628を制御し、スイッチ621を閉
じて、映像信号629を符号化器603へ出力する。
【0316】映像信号629は符号化器603へ入力さ
れ、符号化器603は、例えば、MPEG2に準拠し
て、第1の圧縮符号化列630を出力する。中間圧縮符
号化列記憶器606は、符号化の開始時点からの第一の
圧縮符号化列629を記憶する。同時に、発生符号量測
定器604は、所定の期間毎(例えばマクロブロック毎
やフレーム毎)に第1の圧縮符号化列630の発生符号
量638を測定し、符号量制御器605およびビデオバ
ッファ計算器611へ出力する
【0317】また、タイムコード抽出器610は、映像
信号628の例えば垂直ブランキングからタイムコード
640を抽出して、符号化器603および符号化終了条
件検査器618へ出力する。
【0318】符号化終了条件検査器618はタイムコー
ド640から符号化を終了する時点を判定し、終了条件
を満たした時に、符号化終了器619へ符号化終了条件
判定結果634を出力し、符号化終了器619は符号化
器603の符号化を終了させ、ビデオバッファの占有量
640がオーバーフローもアンダーフローも起こさなか
ったときには、スイッチ623を閉じ、中間圧縮符号化
列記憶器606に記憶されている圧縮符号化列を圧縮符
号化列付加器609へ出力し、かつ、スイッチ625を
閉じて、圧縮符号化列付加器609は、中間圧縮符号化
列記憶器606からの出力圧縮符号化列をそのまま成功
圧縮符号化列633として出力し、ビデオバッファのエ
ラーがない圧縮符号化列を得る。
【0319】また、符号量制御器605は、画像の難易
度に応じて、所定期間、例えば、フレーム毎に予め指定
された所定期間、または所定の割り当て符号量639に
応じて発生符号量638が近づくように制御符号量63
1を更に小さな所定期間(例えば、マクロブロック(1
6x16画素))毎に制御し、符号化器603へ出力す
る。
【0320】尚、符号化器603は制御符号量631と
は、若干異なる発生符号量638を発生することがある
ものとする。また、符号化器603は、所定の割り当て
符号量639に従って符号化することになるが、各所定
期間の制御累積誤差で発生符号量が若干異なったり、画
面に応じて決定した、所定の割り当て符号量639が不
適切なために、所定の割り当て符号量639とは異なる
発生符号量でしか符号化できず、オーバーフローあるい
はアンダーフローを起こすこともある。
【0321】また、ビデオバッファ計算器611は、発
生符号量638およびピクチャーレート648および所
定の初期値649をもとに、ビデオバッファの占有量6
41を計算し、ビデオバッファ検査器613および発生
符号量適正化器614へ出力する。
【0322】ビデオバッファ検査器613では、ビデオ
バッファの占有量641がオーバーフローあるいはアン
ダーフローを起こしていないかどうかを検査し、その検
査結果をアンダーフローオーバーフロー通知信号644
として、プレイバック符号化器615、割り当て符号量
変更器616、ビデオバッファ占有量初期値設定器61
7、ビデオバッファ占有量推定器620へ出力する。
【0323】発生符号量適正化器614は、ビデオバッ
ファの占有量641が予め指定された、所定の範囲64
2を越えたときに、訂正割り当て符号量643を符号量
制御器605へ出力し、次の期間の割り当て符号量を変
更する。尚、従来の映像符号化装置では、本実施例の第
1の圧縮符号化列630が出力される圧縮符号化列とな
る。
【0324】本実施の形態における映像符号化装置で
は、第1の圧縮符号化列630を符号化時に、ビデオバ
ッファの占有量641にオーバーフローもアンダーフロ
ーも検出されなければ、スイッチ622を閉じて圧縮符
号化列付加器109へ第1の圧縮符号化列630を出力
し、圧縮符号化列付加器609はそのまま、成功圧縮符
号化列633として出力し、ビデオバッファの占有量に
オーバーフローもアンダーフローもない圧縮符号化列を
得る。また、ビデオバッファの占有量にオーバーフロー
あるいはアンダーフローが検出されたときには、符号化
をやり直す地点、プレイバック時点を決定し、前にオー
バーフローあるいはアンダーフローを起こしたときと
は、符号化した割り当て符号量を変更して符号化をやり
直す。
【0325】つまり、本実施の形態における映像符号化
装置では、ビデオバッファ検査器613でビデオバッフ
ァの占有量641にオーバーフローあるいはアンダーフ
ローが検出された場合に、検出結果がアンダーフローオ
ーバーフロー通知信号644に現れ、プレイバック符号
化器615は、例えば、オーバーフローあるいはアンダ
ーフローが発生したフレームよりも前の参照フレーム
(フレーム内符号化画像か前方向予測画像)をプレイバ
ック時点647として決定し、ビデオバッファ履歴保存
器612および映像信号入力器602および圧縮符号化
列修正器607へ出力し、また、プレイバック符号化器
615は、プレイバック符号化開始信号646を映像信
号入力器602および符号化器603および中間圧縮符
号化列記憶器606へ出力する。
【0326】また、アンダーフローオーバーフロー通知
信号644に応じて、オーバーフロー、あるいは、アン
ダーフローが発生した場合には、スイッチ622を閉じ
て、圧縮符号化列修正器607は、中間圧縮符号化列記
憶器606から出力された圧縮符号化列のプレイバック
時点以降のフレームを削除し、第2の圧縮符号化列63
2として成功圧縮符号化列記憶器608へ出力する。
【0327】割り当て符号量変更器616は、アンダー
フローオーバーフロー通知信号644を入力とし、例え
ば、オーバーフローが起こったとすると、変更割り当て
符号量645を所定の割り当て符号量639よりも十分
小さな割り当て符号量、例えば1フレームあたりの発生
符号量を600kbitにセットし、符号量制御器60
5へ出力し、符号量制御器605は、オーバーフローな
いしはアンダーフロー検出後は、変更割り当て符号量6
45をもとに制御符号量631を決定し、符号化器60
3へ出力する。尚、変更割り当て符号量645は所定の
割り当て符号量639よりも十分小さな割り当て符号量
であれば何れでも良い。
【0328】尚、アンダーフローフローの場合には、変
更割り当て符号量645を所定の割り当て符号量639
よりも十分大きな割り当て符号量、例えば1フレームあ
たりの発生符号量を1200kbitにセットすればよ
く、十分大きな値であれば何れでも良い。
【0329】また、割り当て符号量639を変更割り当
て符号量645へ変更する期間は、アンダーフローある
いはオーバーフローが検出されるフレームのみに限ら
ず、プレイバック時点以降の所定期間であれば何れでも
良く、例えばアンダーフローあるいはオーバーフローが
起きるフレーム以降のm(mは整数)フレームまでとし
ても良いし、アンダーフローあるいはオーバーフローが
起きないように変更すれば何れでも良い。
【0330】映像信号入力器602は、プレイバック時
点647の入力により、スイッチ621をOFFとし、
少なくとも、所定の媒体601をプレイバック時点64
7まで巻き戻し、符号化器603に変更割り当て符号量
645がセットされた後、プレイバック符号化開始信号
646が入力された後、再び、スイッチ621をオンと
し、再生制御信号627を出力し、映像信号629を出
力させ、プレイバック時点647以降の符号化を開始す
る。
【0331】中間圧縮符号化列記憶器606は、プレイ
バック符号化開始信号646の入力で、記憶している圧
縮符号化列をクリアし、再び、第2回目以降の符号化の
第1の圧縮符号化列630を記憶する。
【0332】これが、第2回目の符号化となるが、第1
回目の符号化と同様に、符号化終了条件を満たすまで、
プレイバック時点以降の符号化を行い、同時に、アンダ
ーフローあるいはオーバーフローが起きないように上記
の構成で監視し、中間圧縮符号化列記憶器606へ第X
(Xは1以上の整数)回目の符号化の圧縮符号化列を記
憶する。また、第X回目の符号化でアンダーフローある
いはオーバーフローが検出された場合には、再び、プレ
イバック時点647を決定し、第X+1回目の符号化を
行う。
【0333】アンダーフローあるいはオーバーフロー発
生後の符号化のやり直しを、以下、プレイバックバック
符号化と称するものとし、本第6の実施の形態における
映像符号化装置において、アンダーフローあるいはオー
バーフローが検出されないで、かつ、符号化開始時の符
号化終了条件を満たすまで、プレイバック符号化を繰り
返す。
【0334】また、第X回目の符号化で、アンダーフロ
ー及びオーバーフローが共に検出されずに、符号化終了
条件検査器618が符号化終了条件を満たしたと判定し
た場合には、符号化終了条件判定結果634を真(例え
ば0から1)に切り替えて、符号化終了器619は符号
化終了信号635を真(例えば0から1)に切り替え
て、符号化器603の符号化を終了し、スイッチ62
4、スイッチ625を閉じて、圧縮符号化列付加器60
9は、中間圧縮符号化列記憶器606が出力した圧縮符
号化列を成功圧縮符号化列記憶器608に記憶されてい
る圧縮符号化列の後ろに連結し、ビデオバッファのエラ
ーがない成功圧縮符号化列633を出力する。
【0335】また、ビデオバッファ占有量推定器620
は、第X+1回目のプレイバック符号化時においても、
第X回目のビデオバッファの占有量の計算を継続するた
めに、アンダーフローオーバーフロー通知信号644が
真(例えば0から1)になると、中間圧縮符号化列記憶
器606が出力した圧縮符号化列の所定期間(例えば、
フレーム)毎の発生符号量を計算し、圧縮符号化列に記
載されているか、第X回目の符号化開始時のビデオバッ
ファの初期値637を元に、少なくともプレイバック時
点647までの第X回目の符号化のビデオバッファの占
有量の推定を行い、ビデオバッファ推定値650をビデ
オバッファ履歴保存器612へ出力する。そして、ビデ
オバッファ履歴保存器612は、ビデオバッファ推定値
650を所定期間毎に、例えば、マクロブロック毎やフ
レーム毎に保存する。
【0336】また、プレイバック符号化を開始すると
き、つまり、第X回目の符号化に失敗して第X+1回目
の符号化を開始するとき、すなわち、アンダーフローオ
ーバーフロー通知信号644が真(例えば0から1)に
切り替わったときに、ビデオバッファ占有量初期値設定
器617は、プレイバック時点647とビデオバッファ
の履歴636を入力として、プレイバック時点647の
ビデオバッファの占有量を決定し、第X+1回目の符号
化開始時のビデオバッファ占有量の初期値637を出力
する。
【0337】また、アンダーフローオーバーフロー通知
信号644が真に切り替わったとき、スイッチ626を
閉じて、ビデオバッファ計算器611に出力し、ビデオ
バッファ計算器611は、第X+1回目の符号化開始時
には、ビデオバッファ占有量の初期値637を初期値と
して符号化を再開する。
【0338】尚、符号化器603がフレーム(以下、あ
るいはフィールド)内符号化のみで符号化を行うときに
は、プレイバック時点637は、アンダーフローあるい
はオーバーフローが検出されたフレームよりも前のフレ
ームであれば、任意のフレームを選択して、符号化を再
開しても良いが、符号化器603がフレーム間符号化を
行うときには、アンダーフローあるいはオーバーフロー
が検出されたフレームよりも前の参照フレーム(フレー
ム内符号化画像か前フレーム予測符号化画像)を選択し
なければならない。
【0339】また、プレイバック符号化時に、第X回目
の符号化に失敗し、第X+1回目の符号化を行う場合
に、変更割り当て符号量645の決定方法は、例えば、
オーバーフローが検出されたフレームでの第X回目の変
更割り当て符号量645より低いものであれば何れでも
良いし、同じにする場合は、当該フレームよりも前の所
定期間、例えばN(Nは自然数)フレーム分の変更割り
当て符号量645を符号化失敗時よりも低く変更しても
良いし、プレイバック時点以降のフレーム(あるいはフ
ィールドあるいはスライスあるいはマクロブロック)の
変更割り当て符号量645はオーバーフローを防ぐもの
であればどのようなものでも良い。
【0340】また、アンダーフローの場合も同様に、変
更割り当て符号量645の決定方法は、例えば、アンダ
ーフローが検出されたフレーム自身の割り当て符号量を
変更してもよいし、アンダーフローが検出されたフレー
ムよりも前のN(Nは自然数)フレームの割り当て符号
量をアンダーフローが起きないように符号化失敗時より
も大きな値に変更しても良いし、変更割り当て符号量6
45の決定方法は、アンダーフローを防ぐものであれば
何れでも良い。
【0341】以上により、本第6の実施の形態における
映像符号化装置では、成功圧縮符号化列633がビデオ
バッファの占有量がアンダーフローもオーバーフローも
起こさない圧縮符号化列として得られる。
【0342】(第7の実施の形態)以下、図7を参照し
て、本発明の第7の実施の形態における映像符号化装置
の構成を詳細に説明する。図7において、701は所定
の媒体、702は映像信号入力器、703は符号化器、
704は発生符号量測定器、705は符号量制御器、7
06は中間圧縮符号化列記憶器、707は圧縮符号化列
修正器、708は成功圧縮符号化列記憶器、709は圧
縮符号化列付加器、710はタイムコード抽出器、71
1はビデオバッファ計算器、712はビデオバッファ履
歴保存器、713はビデオバッファ検査器、714は発
生符号量適正化器、715はプレイバック符号化器、7
16は符号量適正化パラメータ変更器、717はビデオ
バッファ占有量初期値設定器、718は符号化終了条件
検査器、719は符号化終了器、720はビデオバッフ
ァ占有量推定器、721、723、724、725、7
26はスイッチである。
【0343】また、727は再生制御信号、728は入
力制御信号、729は映像信号、730は第1の圧縮符
号化列、731は制御符号量、732は第2の圧縮符号
化列、733は成功圧縮符号化列、734は符号化終了
条件判定結果、735は符号化終了信号、736はビデ
オバッファの履歴、737はビデオバッファの初期値、
738は発生符号量、739は所定の割り当て符号量、
740はタイムコード、741はビデオバッファの占有
量、742は所定の範囲、743は訂正割り当て符号
量、744はアンダーフローオーバーフロー通知信号、
745は変更訂正割り当て符号量、746はプレイバッ
ク符号化開始信号、747はプレイバック時点、748
はピクチャーレート、749は所定の初期値、750は
ビデオバッファ推定値である。
【0344】次に、図7を参照して、本発明の第7の実
施の形態における映像符号化装置の動作を詳細に説明す
る。映像信号入力器702は再生制御信号727を制御
し、所定の媒体701から映像信号729を読み出し、
スイッチ721へ出力する。また、映像信号入力器70
2は入力制御信号728を制御し、スイッチ721を閉
じて、映像信号729を符号化器703へ出力する。
【0345】映像信号729は符号化器703へ入力さ
れ、符号化器703は、例えば、MPEG2に準拠し
て、第1の圧縮符号化列730を出力する。中間圧縮符
号化列記憶器706は、符号化の開始時点からの第一の
圧縮符号化列729を記憶する。同時に、発生符号量測
定器704は、所定の期間毎(例えばマクロブロック毎
やフレーム毎)に第1の圧縮符号化列730の発生符号
量738を測定し、符号量制御器705およびビデオバ
ッファ計算器711へ出力する
【0346】また、タイムコード抽出器710は、映像
信号728の例えば垂直ブランキングからタイムコード
740を抽出して、符号化器703および符号化終了条
件検査器718へ出力する。
【0347】符号化終了条件検査器718はタイムコー
ド740から符号化を終了する時点を判定し、終了条件
を満たした時に、符号化終了器719へ符号化終了条件
判定結果734を出力し、符号化終了器719は符号化
器703の符号化を終了させ、ビデオバッファの占有量
740がオーバーフローもアンダーフローも起こさなか
ったときには、スイッチ723を閉じ、中間圧縮符号化
列記憶器706に記憶されている圧縮符号化列を圧縮符
号化列付加器709へ出力し、スイッチ725を閉じ
て、圧縮符号化列付加器709は、中間圧縮符号化列記
憶器706からの出力圧縮符号化列を成功圧縮符号化列
733として出力する。
【0348】また、符号量制御器705は、画像の難易
度に応じて、所定期間、例えば、フレーム毎に予め指定
された所定期間、または所定の割り当て符号量739に
応じて発生符号量738が近づくように制御符号量73
1を更に小さな所定期間(例えば、マクロブロック(1
6x16画素))毎に制御し、符号化器703へ出力す
る。
【0349】尚、符号化器703は制御符号量731と
は、若干異なる発生符号量738を発生することがある
ものとする。また、符号化器703は、所定の割り当て
符号量739に従って符号化することになるが、各所定
期間の制御累積誤差で発生符号量が若干異なったり、画
面に応じて決定した、所定の割り当て符号量739が不
適切なために、所定の割り当て符号量739とは異なる
発生符号量でしか符号化できず、オーバーフローあるい
はアンダーフローを起こすこともある。
【0350】また、ビデオバッファ計算器711は、発
生符号量738およびピクチャーレート748および所
定の初期値749をもとに、ビデオバッファの占有量7
41を計算し、ビデオバッファ検査器713および発生
符号量適正化器714へ出力する。
【0351】ビデオバッファ検査器713では、ビデオ
バッファの占有量741がオーバーフローあるいはアン
ダーフローを起こしていないかどうかを検査し、その検
査結果をアンダーフローオーバーフロー通知信号744
として、プレイバック符号化器715、符号量適正化パ
ラメータ変更器716、ビデオバッファ占有量初期値設
定器717、ビデオバッファ占有量推定器720へ出力
する。
【0352】発生符号量適正化器714は、ビデオバッ
ファの占有量741が予め指定された、所定の範囲64
2を越えたときに、訂正割り当て符号量743を符号量
制御器705へ出力し、次の期間の割り当て符号量を変
更する。
【0353】図7において、第6の実施の形態において
説明した構成要素と異なる要素は、割り当て符号量変更
器616の代わりに配置した、符号量適正化パラメータ
変更器716である。つまり、第6の実施の形態と第7
の実施の形態とでは、ビデオバッファのエラーがビデオ
バッファ検査器713で検出された後に、アンダーフロ
ーないしはオーバーフローを防ぐ手段が異なり、第7の
実施の形態では、発生符号量適正化器714で所定の範
囲742をビデオバッファの占有量741がアンダーフ
ロー側あるいはオーバーフロー側へ変動したときに新た
な割り当て符号量として設定する訂正割り当て符号量7
43の値を変更訂正割り当て符号量745に変更する。
【0354】第X+1回目の符号化では、オーバーフロ
ーあるいはアンダーフロー防止用として、所定の範囲7
42を越える場合には、変更訂正割り当て符号量745
を用いて符号化し、オーバーフローあるいはアンダーフ
ローを防ぐ。
【0355】第6の実施の形態と同様に、オーバーフロ
ーあるいはアンダーフロー発生時には、プレイバック符
号化器715がプレイバック時点747を決定し、プレ
イバック時点747の入力で、圧縮符号化列修正器70
7は、中間圧縮符号化列記憶器706に記憶されている
圧縮符号化列のプレイバック時点747以降を削除し、
第2の圧縮符号化列732として、成功圧縮符号化列記
憶器708へ出力する。
【0356】また、第X回目の符号化で、アンダーフロ
ー及びオーバーフローが共に検出されずに、符号化終了
条件検査器718が符号化終了条件を満たしたと判定し
た場合には、符号化終了条件判定結果734を真(例え
ば0から1)に切り替えて、符号化終了器719は符号
化終了信号735を真(例えば0から1)に切り替え
て、符号化器703の符号化を終了し、スイッチ72
4、スイッチ725を閉じて、圧縮符号化列付加器70
9は、中間圧縮符号化列記憶器706が出力した圧縮符
号化列を成功圧縮符号化列記憶器708に記憶されてい
る圧縮符号化列の後ろに連結し、ビデオバッファのエラ
ーがない成功圧縮符号化列733を出力する。
【0357】また、ビデオバッファ占有量推定器720
は、第X+1回目のプレイバック符号化時においても、
第X回目のビデオバッファの占有量の計算を継続するた
めに、アンダーフローオーバーフロー通知信号744が
真(例えば0から1)になると、中間圧縮符号化列記憶
器706が出力した圧縮符号化列の所定期間(例えば、
フレーム)毎の発生符号量を計算し、圧縮符号化列に記
載されているか、第X回目の符号化開始時のビデオバッ
ファの初期値737を元に、少なくともプレイバック時
点747までの第X回目の符号化のビデオバッファの占
有量の推定を行い、ビデオバッファ推定値750をビデ
オバッファ履歴保存器712へ出力する。そして、ビデ
オバッファ履歴保存器712は、ビデオバッファ推定値
750を所定期間毎に、例えば、マクロブロック毎やフ
レーム毎に保存する。
【0358】また、プレイバック符号化を開始する、つ
まり、第X回目の符号化に失敗し、第X+1回目の符号
化を開始するとき、アンダーフローオーバーフロー通知
信号744が真(例えば0から1)に切り替わったと
き、ビデオバッファ占有量初期値設定器717は、プレ
イバック時点747とビデオバッファの履歴736を入
力として、プレイバック時点747のビデオバッファの
占有量を決定し、第X+1回目の符号化開始時のビデオ
バッファ占有量の初期値737を出力する。
【0359】また、アンダーフローオーバーフロー通知
信号744が真に切り替わったとき、スイッチ726を
閉じて、ビデオバッファ計算器711に出力し、ビデオ
バッファ計算器711は、第X+1回目の符号化開始時
には、ビデオバッファ占有量の初期値737を初期値と
して符号化を再開する。
【0360】尚、符号化器703がフレーム(以下、あ
るいはフィールド)内符号化のみで符号化を行うときに
は、プレイバック時点737は、アンダーフローあるい
はオーバーフローが検出されたフレームよりも前のフレ
ームであれば、任意のフレームを選択して、符号化を再
開しても良いが、符号化器703がフレーム間符号化を
行うときには、アンダーフローあるいはオーバーフロー
が検出されたフレームよりも前の参照フレーム(フレー
ム内符号化画像か前フレーム予測符号化画像)を選択し
なければならない。
【0361】尚、変更訂正割り当て符号量744の値
は、オーバーフローあるいはアンダーフローを防ぐよう
に設定する値であれば、固定値でも良いし、符号化失敗
時の割り当て符号量に係数G(Gは所定数)をかけたも
のでも何れでも良い。
【0362】(第8の実施の形態)以下、図8を参照し
て、本発明の第8の実施の形態における映像符号化装置
の構成を詳細に説明する。図8において、801は所定
の媒体、802は映像信号入力器、803は符号化器、
804は発生符号量測定器、805は符号量制御器、8
06はビデオバッファ履歴保存器、807はビデオバッ
ファ検査器、808は発生符号量適正化器、809はビ
デオバッファ計算器、810はタイムコード抽出器、8
11は符号化終了条件検査器、812は符号化終了器、
813はビデオバッファエラーコード付加器、814は
ビデオバッファ占有量推定器、815、816はスイッ
チである。
【0363】また、817は再生制御信号、818は入
力制御信号、819は映像信号、820は第1の圧縮符
号化列、821は制御符号量、822は所定の割り当て
符号量、823は発生符号量、824はタイムコード、
825は所定の範囲、826はビデオバッファの占有
量、827は所定の初期値、828はピクチャーレー
ト、829は訂正割り当て符号量、830はアンダーフ
ローオーバーフロー通知信号、831はビデオバッファ
の履歴、832はビデオバッファエラーコード、833
は符号化終了条件判定結果、834は符号化終了信号、
835は第2の圧縮符号化列、836はビデオバッファ
推定値である。
【0364】次に、図8を参照して、本発明の第8の実
施の形態における映像符号化装置の動作を詳細に説明す
る。図8において、映像信号入力器802は再生制御信
号817を制御し、所定の媒体801から映像信号81
9を読み出し、スイッチ815へ出力する。また、映像
信号入力器802は入力制御信号818を制御し、スイ
ッチ815を閉じて、映像信号819を符号化器803
へ出力する。
【0365】映像信号819は符号化器803へ入力さ
れ、符号化器803は、例えば、MPEG2に準拠し
て、第1の圧縮符号化列820を出力する。同時に、発
生符号量測定器804は、所定の期間毎(例えばマクロ
ブロック毎やフレーム毎)に第1の圧縮符号化列820
の発生符号量822を測定し、符号量制御器805およ
びビデオバッファ計算器809へ出力する
【0366】また、タイムコード抽出器810は、映像
信号819の例えば垂直ブランキングからタイムコード
824を抽出し、符号化器803および符号化終了条件
検査器811へ出力する。
【0367】符号化終了条件検査器811はタイムコー
ド824から符号化を終了する時点を判定し、終了条件
を満たした時に、符号化終了器812へ符号化終了条件
判定結果833を出力し、符号化終了器812は符号化
器803の符号化を終了させ、ビデオバッファの占有量
825がオーバーフローもアンダーフローも起こさなか
った時にはスイッチ815を閉じ、第1の圧縮符号化列
819を第2の圧縮符号化列834として出力し、ビデ
オバッファのエラーがない圧縮符号化列を得る。
【0368】また、符号量制御器805は、画像の難易
度に応じて、所定期間、例えば、フレーム毎に予め指定
された所定期間、または所定の割り当て符号量822に
応じて発生符号量823が近づくように制御符号量82
1を更に小さな所定期間(例えば、マクロブロック(1
6x16画素))毎に制御し、符号化器803へ出力す
る。
【0369】尚、符号化器803は制御符号量821と
は、若干異なる発生符号量823を発生することがある
ものとする。また、符号化器803は、所定の割り当て
符号量822に従って符号化することになるが、各所定
期間の制御累積誤差で発生符号量が若干異なったり、画
面に応じて決定した、所定の割り当て符号量822が不
適切なために、所定の割り当て符号量822とは異なる
発生符号量でしか符号化できず、オーバーフローあるい
はアンダーフローを起こすこともある。
【0370】また、ビデオバッファ計算器809は、発
生符号量823およびピクチャーレート828および所
定の初期値827をもとに、ビデオバッファの占有量8
26を計算し、ビデオバッファ検査器807および発生
符号量適正化器808へ出力する。
【0371】また、ビデオバッファ占有量推定器814
は、符号化器803が出力した、第1の圧縮符号化列8
20を符号化終了まで一時的に記憶し、アンダーフロー
オーバーフロー通知信号830が符号化終了まで偽(ア
ンダーフローもオーバーフローもない)場合には、何も
計算せず、何も出力しないが、アンダーフローオーバー
フロー通知信号830が真(例えば0から1)になる
と、第1の圧縮符号化列820の所定期間(例えば、フ
レーム)毎の発生符号量を計算し、圧縮符号化列に記載
されているか、予め符号化開始時に指定されているビデ
オバッファの初期値を元に、少なくともビデオバッファ
ーのエラーが起きるまでのビデオバッファの占有量の推
定を行い、ビデオバッファ推定値836をビデオバッフ
ァ履歴保存器806へ出力する。
【0372】尚、ビデオバッファ占有量推定器814
は、符号化終了まで、第1の圧縮符号化列820を一時
的に記憶せずに、所定期間毎に発生符号量を計算し、圧
縮符号化列に記載されているか、予め符号化開始時に指
定されているビデオバッファの初期値を元に、ビデオバ
ッファの占有量の推定を行い、推定値を記憶して、アン
ダーフローオーバーフロー通知信号830が真に変化し
た時にビデオバッファの占有量の推定値(ビデオバッフ
ァ推定値836)を出力しても良いし、ある一定期間だ
けビデオバッファの占有量の推定値を記憶し、所定期間
のビデオバッファの占有量の推定値計算が終了する度に
所定期間よりも前の部分を消去しても良いし、ビデオバ
ッファにエラーが起こる時点までのビデオバッファの占
有量の推定値(ビデオバッファ推定値836)が出力で
きるように動作するものであれば、何れでも良い。
【0373】ビデオバッファ履歴保存器806は、ビデ
オバッファ推定値836を所定期間毎に、例えば、マク
ロブロック毎やフレーム毎に保存する。ビデオバッファ
検査器807では、ビデオバッファの占有量826がオ
ーバーフローあるいはアンダーフローを起こしていない
かどうかを検査し、その検査結果をアンダーフローオー
バーフロー通知信号830として、ビデオバッファエラ
ーコード付加器813へ出力する。
【0374】ビデオバッファエラーコード付加器807
は、アンダーフローオーバーフロー信号830が真(例
えば0から1)になると、スイッチ816がビデオバッ
ファエラーコード付加器807側に切り替わり、第1の
圧縮符号化列820の所定の位置(例えば、第1の圧縮
符号化列820の終端)に所定の識別子とビデオバッフ
ァの履歴831を挿入する。
【0375】第8の実施の形態の映像符号化装置におい
て出力した圧縮符号化列は、ビデオバッファエラーコー
ドを含まなければ、ビデオバッファのエラーがない符号
化列、ビデオバッファエラーコードが含まれれば、ビデ
オバッファの占有量にアンダーフローかオーバーフロー
が起きている圧縮符号化列である。
【0376】即ち、ビデオバッファエラーコードはビデ
オバッファの占有量がオーバーフローあるいはアンダー
フローを起こすことを表すので、復号化器は、ビデオバ
ッファエラーコードを含むかどうかを検査する機能を持
てば、ビデオバッファのアンダーフローあるいはオーバ
ーフローがある圧縮符号化列があることを知ることがで
き、復号化時に対処できる。
【0377】(第9の実施の形態)以下、図9を参照し
て、本発明の第9の実施の形態における映像符号化装置
の構成を詳細に説明する。図9において、901は所定
の媒体、902は映像信号入力器、903は符号化器、
904は発生符号量測定器、905は符号量制御器、9
06はビデオバッファ履歴保存器、907はビデオバッ
ファ検査器、908は発生符号量適正化器、909はビ
デオバッファ計算器、910はタイムコード抽出器、9
11は符号化終了条件検査器、912は符号化終了器、
913はビデオバッファエラーコード付加器、914は
ビデオバッファエラーコード検出器、915はビデオバ
ッファエラーコード除去器、916は圧縮符号化列修正
器、917圧縮符号化列付加器である。
【0378】また、918はビデオバッファエラーコー
ド解析器、919はプレイバック時点決定器、920は
プレイバック符号化器、921は割り当て符号量変更
器、922はビデオバッファ占有量初期値決定器、92
3はビデオバッファ占有量推定器、924、925、9
26はスイッチ、927は再生制御信号、928は入力
制御信号、929は映像信号、930は第1の圧縮符号
化列、931は第2の圧縮符号化列、932は制御符号
量、933は所定の割り当て符号量、934はタイムコ
ード、935は発生符号量、936はピクチャーレー
ト、937は所定の初期値、938はビデオバッファの
占有量、939は所定の範囲、940は訂正割り当て符
号量である。
【0379】また、941はアンダーフローオーバーフ
ロー通知信号、942はビデオバッファの履歴、943
は符号化終了条件判定結果、944は符号化終了信号、
945はビデオバッファエラーコード、946はビデオ
バッファエラー通知信号、947は変更割り当て符号
量、948は成功圧縮符号化列、949は接続圧縮符号
化列、950は修正圧縮符号化列、951はビデオバッ
ファエラー位置、952はプレイバック時点、953は
プレイバック符号化開始信号、954はビデオバッファ
の占有量の履歴、955はビデオバッファ推定値、95
6はビデオバッファの初期値である。
【0380】次に、図9を参照して、本発明の第9の実
施の形態における映像符号化装置の動作を詳細に説明す
る。図9において、映像信号入力器902は再生制御信
号927を制御し、所定の媒体901から映像信号92
9を読み出し、スイッチ924へ出力する。また、映像
信号入力器902は入力制御信号928を制御し、スイ
ッチ924を閉じて、映像信号929を符号化器903
へ出力する。
【0381】映像信号929は符号化器903へ入力さ
れ、符号化器903は、例えばMPEG2に準拠して、
第1の圧縮符号化列930を出力する。同時に、発生符
号量測定器904は、所定の期間毎(例えばマクロブロ
ック毎やフレーム毎)に第1の圧縮符号化列930の発
生符号量935を測定し、符号量制御器905およびビ
デオバッファ計算器909へ出力する
【0382】また、タイムコード抽出器910は、映像
信号929の例えば垂直ブランキングからタイムコード
934を抽出し、符号化器903およびビデオバッファ
履歴保存器906および符号化終了条件検査器911へ
出力する。
【0383】符号化終了条件検査器911はタイムコー
ド934から符号化を終了する時点を判定し、終了条件
を満たした時に、符号化終了器912へ符号化終了条件
判定結果943を出力し、符号化終了器912は符号化
器903の符号化を終了させ、ビデオバッファの占有量
937がオーバーフローもアンダーフローも起こさなか
った時にはスイッチ925を圧縮符号化列付加器917
側へ切り替えたまま、ビデオバッファエラーコード94
5を第1の圧縮符号化列930へ付加せずに、第1の圧
縮符号化列930を第2の圧縮符号化列931として出
力し、ビデオバッファのエラーがない圧縮符号化列を得
る。
【0384】また、ビデオバッファの占有量938がア
ンダーフローまたはオーバーフローを起こした時には、
第2の圧縮符号化列931の所定の位置(例えば、第1
の圧縮符号化列930の終端)にビデオバッファエラー
コード945を挿入する。
【0385】また、符号量制御器905は、画像の難易
度に応じて、所定期間、例えば、フレーム毎に予め指定
された所定期間、または所定の割り当て符号量933に
応じて発生符号量935が近づくように制御符号量93
2を更に小さな所定期間(例えば、マクロブロック(1
6x16画素))毎に制御し、符号化器903へ出力す
る。
【0386】尚、符号化器903は、制御符号量932
とは、若干異なる発生符号量935を発生することがあ
るものとする。また、符号化器903は、所定の割り当
て符号量933に従って符号化することになるが、各所
定期間の制御累積誤差で発生符号量が若干異なったり、
画面に応じて決定した、所定の割り当て符号量933が
不適切なために、所定の割り当て符号量933とは異な
る発生符号量でしか符号化できず、オーバーフローある
いはアンダーフローを起こすこともある。
【0387】また、ビデオバッファ計算器909は、発
生符号量935およびピクチャーレート936および所
定の初期値937をもとに、ビデオバッファの占有量9
38を計算し、ビデオバッファ検査器907および発生
符号量適正化器908へ出力する。
【0388】ビデオバッファ検査器907では、ビデオ
バッファの占有量938がオーバーフローあるいはアン
ダーフローを起こしていないかどうかを検査し、その検
査結果をアンダーフローオーバーフロー通知信号941
として、ビデオバッファエラーコード付加器913へ出
力する。
【0389】ビデオバッファエラーコード付加器913
は、アンダーフローオーバーフロー通知信号941が真
(例えば0から1)になると、スイッチ925がビデオ
バッファエラーコード付加器913側に切り替わり、第
1の圧縮符号化列930の所定の位置(例えば、第1の
圧縮符号化列930の終端)に所定の識別子とビデオバ
ッファの履歴942を挿入する。
【0390】第2の圧縮符号化列931は、ビデオバッ
ファエラーコード検出器914およびスイッチ926お
よびビデオバッファエラーコード解析器918へ入力さ
れる。 ビデオバッファエラーコード検出器914は第
2の圧縮符号化列931中にビデオバッファエラーコー
ド945があるかどうかをビデオバッファのエラーがあ
ることを表す所定の識別子によって判別し、ビデオバッ
ファエラーコード945がなければ、スイッチ926の
出力を切り替えて、第2の圧縮符号化列931を成功圧
縮符号化列948として出力する。
【0391】そうでない場合は、ビデオバッファエラー
コード検出器914は、ビデオバッファエラー通知信号
946を出力し、スイッチ926の出力をビデオバッフ
ァエラーコード除去器915の入力側へ切り替える。ま
た、ビデオバッファエラーコード検出器914は、ビデ
オバッファエラー通知信号946をビデオバッファエラ
ーコード解析器918および割り当て符号量変更器92
1へ出力する。
【0392】ビデオバッファエラーコード解析器918
は、ビデオバッファエラー通知信号946が真(例えば
0から1)になると、ビデオバッファエラーコードを抽
出し、ビデオバッファの占有量の履歴954をビデオバ
ッファ占有量初期値決定器922へ出力し、ビデオバッ
ファのエラー位置951をプレイバック時点決定器91
9へ出力する。
【0393】プレイバック時点決定器919は、プレイ
バック時点(例えば、フレーム間符号化を用いている場
合は、ビデオバッファのエラーが起きたGOPの先頭フ
レーム)952を決定し、圧縮符号化列修正器916お
よびプレイバック符号化器920および映像信号入力器
902およびビデオバッファ占有量初期値決定器922
へ出力する。
【0394】プレイバック符号化器920は、プレイバ
ック時点952の入力に応じて、プレイバック符号化開
始信号953を圧縮符号化列付加器917および符号化
器903および映像信号入力器902へ出力する。
【0395】ビデオバッファエラーコード除去器915
は、ビデオバッファエラーコード、即ち、ビデオバッフ
ァのエラーがあることを示す所定の識別子とビデオバッ
ファの履歴を第2の圧縮符号化列931から除いて、接
続圧縮符号化列949とし、圧縮符号化列修正器916
へ出力する。
【0396】圧縮符号化列修正器916は、プレイバッ
ク時点952の入力に応じて、接続圧縮符号化列949
のプレイバック時点952以降の部分を削除し、修正圧
縮符号化列950として、圧縮符号化列付加器917へ
出力する。
【0397】割り当て符号量変更器921は、ビデオバ
ッファエラー通知信号946に応じて、ビデオバッファ
のエラーが起きた部分以降の所定期間(例えば、2GO
P)の割り当て符号量を変更し、変更割り当て符号量9
47を符号量制御器905へ出力し、符号量制御器90
5はプレイバック符号化において所定期間の割り当て符
号量を変更し、発生符号量935を制御する。ビデオバ
ッファエラー通知信号946が例えばオーバーフローを
起こしていることを表すならば、変更割り当て符号量9
47はオーバーフローを防ぐように、符号化失敗時より
も低くい値に設定される。
【0398】また、ビデオバッファ占有量推定器923
は、符号化器903が出力した、第1の圧縮符号化列9
30を符号化終了まで一時的に記憶し、アンダーフロー
オーバーフロー通知信号941が符号化終了まで偽(ア
ンダーフローもオーバーフローもない)場合には、何も
計算せず、何も出力しないが、アンダーフローオーバー
フロー通知信号941が真(例えば0から1)になる
と、第1の圧縮符号化列930の所定期間(例えば、フ
レーム)毎の発生符号量を計算し、圧縮符号化列に記載
されているか、予め符号化開始時に指定されているビデ
オバッファの初期値を元に、少なくともビデオバッファ
ーのエラーが起きるまでのビデオバッファの占有量の推
定を行い、ビデオバッファ推定値955をビデオバッフ
ァ履歴保存器906へ出力する。
【0399】尚、ビデオバッファ占有量推定器923
は、符号化終了まで、第1の圧縮符号化列930を一時
的に記憶せずに、所定期間毎に発生符号量を計算し、圧
縮符号化列に記載されているか、予め符号化開始時に指
定されているビデオバッファの初期値を元に、ビデオバ
ッファの占有量の推定を行い、推定値を記憶して、アン
ダーフローオーバーフロー通知信号930が真に変化し
た時にビデオバッファの占有量の推定値(ビデオバッフ
ァ推定値955)を出力しても良いし、ある一定期間だ
け記憶し、所定期間のビデオバッファの占有量の推定値
計算が終了する度に所定期間よりも前の部分を消去して
も良いし、ビデオバッファにエラーが起こる時点までの
ビデオバッファの占有量の推定値(ビデオバッファ推定
値955)が出力できるように動作するものであれば、
何れでも良い。
【0400】ビデオバッファ履歴保存器906は、ビデ
オバッファ推定値955を所定期間毎に、例えば、マク
ロブロック毎やフレーム毎に保存する。ビデオバッファ
占有量初期値決定器922は、ビデオバッファの占有量
の履歴954とプレイバック時点952から、次の再符
号化時のビデオバッファの初期値956を求め、ビデオ
バッファ計算器909へ出力する。
【0401】ビデオバッファ計算器909は、次の再符
号化時に、ビデオバッファの初期値956に応じて、ビ
デオバッファの占有量938の計算を再開する。プレイ
バック符号化開始信号953の入力に応じて、符号化器
903はリセットされ、映像信号入力器902はプレイ
バック時点952まで所定の媒体901を再生制御信号
927により巻き戻し、入力制御信号928によりスイ
ッチ924を閉じて、映像信号929を符号化器903
へ出力し、再び第1の圧縮符号化列930を得る。
【0402】圧縮符号化列付加器917は、プレイバッ
ク符号化開始信号953が真(例えば0から1)になる
と、修正圧縮符号化列950の後ろに、第1の圧縮符号
化列930を、例えばMPEG2の規格に準拠するよう
に接合し、再び第2の圧縮符号化列931を出力する。
【0403】第2の圧縮符号化列931にビデオバッフ
ァエラーコードが含まれなくなるまで、即ち、ビデオバ
ッファのアンダーフローもオーバーフローも検出されな
くなる圧縮符号化列(成功圧縮符号化列948)を得る
まで、上記の再符号化は繰り返される。
【0404】(第10の実施の形態)以下、図10を参
照して、本発明の第10の実施の形態における映像符号
化装置の構成を詳細に説明する。図10において、10
01は所定の媒体、1002は映像信号入力器、100
3は符号化器、1004は発生符号量測定器、1005
は符号量制御器、1006はビデオバッファ履歴保存
器、1007はビデオバッファ検査器、1008は発生
符号量適正化器、1009はビデオバッファ計算器、1
010はタイムコード抽出器、1011は符号化終了条
件検査器、1012は符号化終了器、1013はビデオ
バッファエラーコード付加器、1014はビデオバッフ
ァエラーコード検出器、1015はビデオバッファエラ
ーコード除去器である。
【0405】また、1016は圧縮符号化列修正器、1
017圧縮符号化列付加器、1018はビデオバッファ
エラーコード解析器、1019はプレイバック時点決定
器、1020はプレイバック符号化器、1021は割り
当て符号量変更器、1022はビデオバッファ占有量初
期値決定器、1023はビデオバッファ占有量推定器、
1024、1025、1026はスイッチ、1027は
再生制御信号、1028は入力制御信号、1029は映
像信号、1030は第1の圧縮符号化列、1031は第
2の圧縮符号化列、1032は制御符号量、1033は
所定の割り当て符号量、1034はタイムコード、10
35は発生符号量、1036はピクチャーレートであ
る。
【0406】また、1037は所定の初期値、1038
はビデオバッファの占有量、1039は所定の範囲、1
040は訂正割り当て符号量、1041はアンダーフロ
ーオーバーフロー通知信号、1042はビデオバッファ
の履歴、1043は符号化終了条件判定結果、1044
は符号化終了信号、1045はビデオバッファエラーコ
ード、1046はビデオバッファエラー通知信号、10
47は変更割り当て符号量、1048は成功圧縮符号化
列、1049は接続圧縮符号化列、1050は修正圧縮
符号化列、1051はビデオバッファエラー位置、10
52はプレイバック時点、1053はプレイバック符号
化開始信号、1054はビデオバッファの占有量の履
歴、1055はビデオバッファ推定値、1056はビデ
オバッファの初期値である。
【0407】次に、図10を参照して、本発明の第10
の実施の形態における映像符号化装置の動作を詳細に説
明する。図10において、映像信号入力器1002は再
生制御信号1027を制御し、所定の媒体1001から
映像信号1029を読み出し、スイッチ1024へ出力
する。また、映像信号入力器1002は入力制御信号1
028を制御し、スイッチ1024を閉じて、映像信号
1029を符号化器1003へ出力する。
【0408】映像信号1029は符号化器1003へ入
力され、符号化器1003は、例えばMPEG2に準拠
して、第1の圧縮符号化列1030を出力する。同時
に、発生符号量測定器1004は、所定の期間毎(例え
ばマクロブロック毎やフレーム毎)に第1の圧縮符号化
列1030の発生符号量1035を測定し、符号量制御
器1005およびビデオバッファ計算器1009へ出力
する
【0409】また、タイムコード抽出器1010は、映
像信号1029の例えば垂直ブランキングからタイムコ
ード1034を抽出し、符号化器1003およびビデオ
バッファ履歴保存器1006および符号化終了条件検査
器1011へ出力する。
【0410】符号化終了条件検査器1011はタイムコ
ード1034から符号化を終了する時点を判定し、終了
条件を満たした時に、符号化終了器1012へ符号化終
了条件判定結果1043を出力し、符号化終了器101
2は符号化器1003の符号化を終了させ、ビデオバッ
ファの占有量1037がオーバーフローもアンダーフロ
ーも起こさなかった時にはスイッチ1025を圧縮符号
化列付加器1017側へ切り替えたまま、ビデオバッフ
ァエラーコード1045を第1の圧縮符号化列1030
へ付加せずに、第1の圧縮符号化列1030を第2の圧
縮符号化列1031として出力し、ビデオバッファのエ
ラーがない圧縮符号化列を得る。
【0411】また、ビデオバッファの占有量1038が
アンダーフローまたはオーバーフローを起こした時に
は、第2の圧縮符号化列1031の所定の位置(例え
ば、第1の圧縮符号化列1030の終端)にビデオバッ
ファエラーコード1045を挿入する。
【0412】また、符号量制御器1005は、画像の難
易度に応じて、所定期間、例えば、フレーム毎に予め指
定された所定期間、または所定の割り当て符号量103
3に応じて発生符号量1035が近づくように制御符号
量1032を更に小さな所定期間(例えば、マクロブロ
ック(16x16画素))毎に制御し、符号化器100
3へ出力する。
【0413】尚、符号化器1003は、制御符号量10
32とは、若干異なる発生符号量1035を発生するこ
とがあるものとする。また、符号化器1003は、所定
の割り当て符号量1033に従って符号化することにな
るが、各所定期間の制御累積誤差で発生符号量が若干異
なったり、画面に応じて決定した、所定の割り当て符号
量1033が不適切なために、所定の割り当て符号量1
033とは異なる発生符号量でしか符号化できず、オー
バーフローあるいはアンダーフローを起こすこともあ
る。
【0414】また、ビデオバッファ計算器1009は、
発生符号量1035およびピクチャーレート1036お
よび所定の初期値1037をもとに、ビデオバッファの
占有量1038を計算し、ビデオバッファ検査器100
7および発生符号量適正化器1008へ出力する。
【0415】ビデオバッファ検査器1007では、ビデ
オバッファの占有量1038がオーバーフローあるいは
アンダーフローを起こしていないかどうかを検査し、そ
の検査結果をアンダーフローオーバーフロー通知信号1
041として、ビデオバッファエラーコード付加器10
13へ出力する。
【0416】ビデオバッファエラーコード付加器101
3は、アンダーフローオーバーフロー通信信号1041
が真(例えば0から1)になると、スイッチ1025が
ビデオバッファエラーコード付加器1013側に切り替
わり、第1の圧縮符号化列1030の所定の位置(例え
ば、第1の圧縮符号化列1030の終端)に所定の識別
子とビデオバッファの履歴1042を挿入する。
【0417】第2の圧縮符号化列1031は、ビデオバ
ッファエラーコード検出器1014およびスイッチ10
26およびビデオバッファエラーコード解析器1018
へ入力される。ビデオバッファエラーコード検出器10
14は第2の圧縮符号化列1031中にビデオバッファ
エラーコード1045があるかどうかをビデオバッファ
のエラーがあることを表す所定の識別子によって判別
し、ビデオバッファエラーコード1045がなければ、
スイッチ1026の出力を切り替えて、第2の圧縮符号
化列1031を成功圧縮符号化列1048として出力す
る。
【0418】そうでない場合は、ビデオバッファエラー
コード検出器1014は、ビデオバッファエラー通知信
号1046を出力し、スイッチ1026の出力をビデオ
バッファエラーコード除去器1015の入力側へ切り替
える。また、ビデオバッファエラーコード検出器101
4は、ビデオバッファエラー通知信号1046は、ビデ
オバッファエラーコード解析器1018および割り当て
符号量変更器1021へ出力する。
【0419】ビデオバッファエラーコード解析器101
8は、ビデオバッファエラー通知信号1046が真(例
えば0から1)になると、ビデオバッファエラーコード
を抽出し、ビデオバッファの占有量の履歴1054をビ
デオバッファ占有量初期値決定器1022へ出力し、ビ
デオバッファのエラー位置1051をプレイバック時点
決定器1019へ出力する。
【0420】プレイバック時点決定器1019は、プレ
イバック時点(例えば、フレーム間符号化を用いている
場合は、ビデオバッファのエラーが起きたGOPの先頭
フレーム)1052を決定し、圧縮符号化列修正器10
16およびプレイバック符号化器1020および映像信
号入力器1002およびビデオバッファ占有量初期値決
定器1022へ出力する。
【0421】プレイバック符号化器1020は、プレイ
バック時点1052の入力に応じて、プレイバック符号
化開始信号1053を圧縮符号化列付加器1017およ
び符号化器1003および映像信号入力器1002へ出
力する。
【0422】ビデオバッファエラーコード除去器101
5は、ビデオバッファエラーコード、即ち、ビデオバッ
ファのエラーがあることを示す所定の識別子とビデオバ
ッファの履歴を第2の圧縮符号化列1031から除い
て、接続圧縮符号化列1049とし、圧縮符号化列修正
器1016へ出力する。
【0423】圧縮符号化列修正器1016は、プレイバ
ック時点1052の入力に応じて、接続圧縮符号化列1
049のプレイバック時点1052以降の部分を削除
し、修正圧縮符号化列1050として、圧縮符号化列付
加器1017へ出力する。
【0424】割り当て符号量変更器1021は、ビデオ
バッファエラー通知信号1046に応じて、ビデオバッ
ファのエラーが起きた部分以降の所定期間(例えば、2
GOP)の割り当て符号量を変更し、変更割り当て符号
量1047を符号量制御器1005へ出力し、符号量制
御器1005はプレイバック符号化において所定期間の
割り当て符号量を変更し、発生符号量1035を制御す
る。ビデオバッファエラー通知信号1046が例えばオ
ーバーフローを起こしていることを表すならば、変更割
り当て符号量1047はオーバーフローを防ぐように、
符号化失敗時よりも低くい値に設定される。
【0425】また、ビデオバッファ占有量推定器102
3は、符号化器1003が出力した、第1の圧縮符号化
列1030を符号化終了まで一時的に記憶し、アンダー
フローオーバーフロー通知信号1041が符号化終了ま
で偽(アンダーフローもオーバーフローもない)場合に
は、何も計算せず、何も出力しないが、アンダーフロー
オーバーフロー通知信号1041が真(例えば0から
1)になると、第1の圧縮符号化列1030の所定期間
(例えば、フレーム)毎の発生符号量を計算し、圧縮符
号化列に記載されているか、予め符号化開始時に指定さ
れているビデオバッファの初期値を元に、少なくともビ
デオバッファーのエラーが起きるまでのビデオバッファ
の占有量の推定を行い、ビデオバッファ推定値1055
をビデオバッファ履歴保存器1006へ出力する。
【0426】尚、ビデオバッファ占有量推定器1023
は、符号化終了まで、第1の圧縮符号化列1030を一
時的に記憶せずに、所定期間毎に発生符号量を計算し、
圧縮符号化列に記載されているか、予め符号化開始時に
指定されているビデオバッファの初期値を元に、ビデオ
バッファの占有量の推定を行い、推定値を記憶して、ア
ンダーフローオーバーフロー通知信号1030が真に変
化した時にビデオバッファの占有量の推定値(ビデオバ
ッファ推定値1055)を出力しても良いし、ある一定
期間だけビデオバッファの占有量の推定値を記憶し、所
定期間のビデオバッファの占有量の推定値計算が終了す
る度に所定期間よりも前の部分を消去しても良いし、ビ
デオバッファにエラーが起こる時点までのビデオバッフ
ァの占有量の推定値(ビデオバッファ推定値1055)
が出力できるように動作するものであれば、何れでも良
い。また、ビデオバッファ履歴保存器1006は、ビデ
オバッファ推定値1055を所定期間毎に、例えば、マ
クロブロック毎やフレーム毎に保存する。
【0427】図10において、第9の実施の形態と異な
る要素は、符号量適正化パラメータ変更器1021であ
る。符号量適正化パラメータ変更器1021はビデオバ
ッファエラー通知信号1046に応じて、ビデオバッフ
ァのエラーが起きた部分以降の所定期間(例えば、2G
OP)の発生符号量適正化器1008で所定の範囲10
39をビデオバッファの占有量1038がアンダーフロ
ー側あるいはオーバーフロー側へ変動したときに新たな
割り当て符号量として設定する、訂正割り当て符号量1
040の値を変更訂正割り当て符号量1047に変更す
る。
【0428】尚、変更訂正割り当て符号量1047は、
オーバーフローあるいはアンダーフローを防ぐように設
定すれば、固定値でも、画像に応じた値でも、第X回目
の訂正割り当て符号量に係数G(Gは所定数)をかけた
値でも何れでも良い。
【0429】ビデオバッファ占有量初期値決定器102
2は、ビデオバッファの占有量の履歴1054とプレイ
バック時点1052から、次の再符号化時のビデオバッ
ファの初期値1056を求め、ビデオバッファ計算器1
009へ出力する。ビデオバッファ計算器1009は、
次の再符号化時に、ビデオバッファの初期値1056に
応じて、ビデオバッファの占有量1038の計算を再開
する。
【0430】プレイバック符号化開始信号1053の入
力に応じて、符号化器1003はリセットされ、映像信
号入力器1002はプレイバック時点1052まで所定
の媒体1001を再生制御信号1027により巻き戻
し、入力制御信号1028によりスイッチ1024を閉
じて、映像信号1029を符号化器1003へ出力し、
再び第1の圧縮符号化列1030を得る。
【0431】圧縮符号化列付加器1017は、プレイバ
ック符号化開始信号1053が真(例えば0から1)に
なると、修正圧縮符号化列1050の後ろに、第1の圧
縮符号化列1030を、例えばMPEG2の規格に準拠
するように接合し、再び第2の圧縮符号化列1031を
出力する。
【0432】第2の圧縮符号化列1031にビデオバッ
ファエラーコードが含まれなくなるまで、即ち、ビデオ
バッファのアンダーフローもオーバーフローも検出され
なくなる圧縮符号化列(成功圧縮符号化列1048)を
得るまで、上記の再符号化は繰り返される。
【0433】以上によって、第1、2、4、5、6、
7、9、10の実施の形態における映像符号化装置にお
いては、ビデオバッファの占有量にアンダーフローもオ
ーバーフローも起こらないで、所定の符号化終了条件ま
で符号化した圧縮符号化列が得られるまで再符号化が繰
り返され、ビデオバッファの占有量にアンダーフローも
オーバーフローも起きない圧縮符号化列が得られる。
【0434】また、第3の実施の形態及び第8の実施の
形態における映像符号化装置では、ビデオバッファーの
占有量にオーバーフローあるいはアンダーフローがある
ことを表すビデオバッファエラーコードが付与されてお
り、映像復号化装置が圧縮符号化列を映像に復元する際
にビデオバッファエラーコードの検出を行えば、復号化
時に表示を停止する、あるいは、一時的に表示しない
で、ビデオバッファのエラーをスキップする、あるい
は、より大きなビデオバッファを持つ復号化装置で復号
化するように符号化し直すなどの対策を行うことができ
る。
【0435】(第11の実施の形態)以下、図11を参
照して、本発明の第11の実施の形態における映像復号
化装置の構成を詳細に説明する。図11において、11
01はビデオバッファエラーコード検出器、1102は
ビデオバッファエラーコード解析器、1103は復号化
停止器、1104は復号化器、1105はスイッチ、1
106は圧縮符号化列、1107はビデオバッファエラ
ーコード、1108はビデオバッファエラー位置、11
09は復号化停止信号、1110は映像信号である。
【0436】次に、図11を参照して、本発明の第11
の実施の形態における映像復号化装置の動作を詳細に説
明する。圧縮符号化列1106は、スイッチ1105及
びビデオバッファエラーコード検出器1101に入力さ
れる。ビデオバッファのエラーがない限り、即ち、ビデ
オバッファエラーコード検出器1101でビデオバッフ
ァエラーコードがない限り、スイッチ1105は閉じ
て、圧縮符号化列1106は復号化器1104へ入力さ
れ、復号化器1104がその圧縮符号化列1106を映
像信号1110へ復号化する。
【0437】ビデオバッファエラーコード検出器110
1が、ビデオバッファエラーコード1107を検出する
と、ビデオバッファエラーコード1107を出力し、ビ
デオバッファエラーコード解析器1102がビデオバッ
ファエラーコード1107を解析し、ビデオバッファの
占有量がアンダーフローかオーバーフローを起こしてい
る位置を解析して、ビデオバッファエラー位置1108
を復号化停止器1103へ出力する。
【0438】復号化停止器1103は、復号化停止信号
1109をスイッチ1105及び復号化器1104へ出
力し、スイッチ1105は復号化停止信号1109が例
えば真(0から1)になったときに開き、圧縮符号化列
1106の復号化器1104への入力を中止する。ま
た、復号化器1104は、復号化停止信号1109が真
になると、圧縮符号化列1106の映像信号1110へ
の変換を中止する。
【0439】これによって、ビデオバッファのエラーが
ある圧縮符号化列を復号化する際に、映像信号の復号化
が不可能になり、映像信号の表示が乱れる前に映像信号
の復号化を停止することができる。
【0440】(第12の実施の形態)以下、図12を参
照して、本発明の第12の実施の形態における映像復号
化装置の構成を詳細に説明する。図12において、12
01はビデオバッファエラーコード検出器、1202は
ビデオバッファエラーコード解析器、1203は復号化
一時停止器、1204は復号化器、1205はビデオバ
ッファリフレッシュ器、1206はスイッチ、1207
は圧縮符号化列、1208はビデオバッファエラーコー
ド、1209はビデオバッファエラー位置、1210は
復号化一時停止信号、1211はリセット信号、121
2は映像信号である。
【0441】次に、図12を参照して、本発明の第12
の実施の形態における映像復号化装置の動作を詳細に説
明する。圧縮符号化列1207は、スイッチ1206及
びビデオバッファエラーコード検出器1201に入力さ
れる。ビデオバッファのエラーがない限り、即ち、ビデ
オバッファエラーコード検出器1201でビデオバッフ
ァエラーコード1208がない限り、スイッチ1206
は閉じて、圧縮符号化列1207は復号化器1204へ
入力され、復号化器1204は圧縮符号化列1207を
映像信号1212へ復号化する。
【0442】ビデオバッファエラーコード検出器120
1が、ビデオバッファエラーコード1208を検出する
と、ビデオバッファエラーコード1208を出力し、ビ
デオバッファエラーコード解析器1202がビデオバッ
ファエラーコード1208を解析し、ビデオバッファの
占有量がアンダーフローかオーバーフローを起こしてい
る位置を解析し、ビデオバッファエラー位置1209を
復号化一時停止器1203及びビデオバッファリフレッ
シュ器1205へ出力する。
【0443】復号化一時停止器1203は、復号化一時
停止信号1210をスイッチ1206及び復号化器12
04へ出力し、スイッチ1206は復号化一時停止信号
1210が例えば真(0から1)になったときに開き、
圧縮符号化列1207が復号化器1204へ入力される
のを一時的に中止する。
【0444】同時に、ビデオバッファリフレッシュ器1
205はリセット信号1211を復号化器1204へ出
力し、復号化器1204のビデオバッファをリセットす
る。ビデオバッファのリセット後、復号化一時停止信号
1210を再び0とし、スイッチ1206を閉じて、再
び復号化器1204に対する圧縮符号化列1207の入
力を再開する。また、復号化一時停止信号1210が真
になると、復号化器1204は圧縮符号化列1207の
映像信号1212に対する変換を中止する。
【0445】このようにして、ビデオバッファのエラー
がある圧縮符号化列を復号化することにより映像信号の
復号化が乱れるときは、圧縮符号化列の復号化を一時的
に中止してその乱れを防止し、ビデオバッファのリフレ
ッシュの後に、映像信号の復号化を再び行うことができ
る。
【0446】以下、上記の各実施の形態におけるその他
の事項について更に詳細に説明する。上記、第1及び第
6の実施の形態における映像符号化装置について、プレ
イバック符号化時に、アンダーフローあるいはオーバー
フローを防ぐために割り当て符号量を変更するのではな
くて、符号化器の量子化幅を変更しても良い。
【0447】上記、第5乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、ビデオバッファ占有量推定
器は、ビデオバッファ計算器と同じ構成及び動作をする
ものでも良いし、好ましくはビデオバッファ計算器より
も簡単な構成か、簡単な動作か、高速である構成及び動
作をするものであることが望ましく、例えば、圧縮符号
化列の所定期間の区切りを表すコード(例えば、ピクチ
ャーヘッダーコード)間の発生符号量を測定し、予め定
められたビデオバッファの占有量の所定の初期値を元に
計算するというものでも良いし、ビデオバッファの占有
量が計算できるものであれば何れでも良い。
【0448】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、ビデオバッファの占有量が
アンダーフローあるいはオーバーフローを起こした場合
に、符号化器を停止する時点は、オーバーフローあるい
はアンダーフローが検出されたマクロブロックでも、ス
ライスでも、フィールドでも、フレームでも、GOPで
も良いし、符号化終了条件まで停止しなくても良いし何
れでも良い。
【0449】上記、第3乃至第5の実施の形態及び第8
乃至第10の実施の形態における映像符号化装置、及び
第11及び第12の実施の形態における映像復号化装置
について、符号化方法あるいは復号化法がフレーム間
(あるいはフィールド間)符号化である場合には、ビデ
オバッファエラーコードは、オーバーフローあるいはア
ンダーフローが検出されたGOPの先頭フレームの番号
あるいは先頭フィールドの番号あるいはタイムコードの
内のいずれかと、ビデオバッファの占有量との対応表を
含んでも良いし、フレーム(あるいはフィールド)内符
号化のみである場合には、オーバーフローあるいはアン
ダーフローが検出されたフレームの番号あるいはフィー
ルドの番号あるいはタイムコードの内のいずれかと、ビ
デオバッファの占有量との対応表を含んでも良いし、ビ
デオバッファの履歴が利用できるものであれば何れでも
良い。
【0450】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、発生符号量制御器および発
生符号量適正化器は、符号化器に対して割り当て符号量
を指定する例を挙げたが、量子化幅を変更するように指
定しても良いし、符号化器が所定の係数Pで割り当て符
号量を変更するならば、係数Pを指定しても良い。
【0451】上記、第2、5、7及び第10の実施の形
態における映像符号化装置について、発生符号量適正化
パラメータ変更器は、プレイバック符号化時に発生符号
量適正化器の変更割り当て符号量(変更する割り当て符
号量)を変更する例を挙げたが、アンダーフローあるい
はオーバーフローを検出するための所定の範囲、変更す
る割り当て符号量、変更する量子化幅を変更しても良
い。
【0452】上記、第1及び第6の実施の形態における
映像符号化装置について、1画面内(フレーム単位ある
いはフィールド単位あるいは2フィールド単位)の所定
領域(マクロブロック単位あるいはスライス単位あるい
はフィールド単位あるいはフレーム単位あるいは複数の
縦方向あるいは横方向に連続した画素単位)毎の代表量
子化幅を計算する量子化幅計算器と、代表量子化幅を量
子化幅の履歴として保持する量子化幅記憶器とを具備し
て、プレイバック符号化時の割り当て符号量変更器は、
量子化幅記憶器で記憶されている量子化幅の履歴に応じ
て前記プレイバック時点以降の量子化幅を変更するよう
にしても良い。
【0453】上記、第2及び第7の実施の形態における
映像符号化装置について、1画面内(フレーム単位ある
いはフィールド単位あるいは2フィールド単位)の所定
領域(マクロブロック単位あるいはスライス単位あるい
はフィールド単位あるいはフレーム単位あるいは複数の
縦方向あるいは横方向に連続した画素単位)毎の代表量
子化幅を計算する量子化幅計算器と、代表量子化幅を量
子化幅の履歴として保持する量子化幅記憶器とを具備し
て、プレイバック符号化時の符号量適正化パラメータ変
更器は、量子化幅記憶器で記憶されている量子化幅の履
歴に応じて前記プレイバック時点以降の所定の範囲を越
えた時に変更する量子化幅を変更するようにしても良
い。
【0454】上記、第3及び第8の実施の形態における
映像符号化装置について、1画面内(フレーム単位ある
いはフィールド単位あるいは2フィールド単位)の所定
領域(マクロブロック単位あるいはスライス単位あるい
はフィールド単位あるいはフレーム単位あるいは複数の
縦方向あるいは横方向に連続した画素単位)毎の代表量
子化幅を計算する量子化幅計算器と、代表量子化幅を量
子化幅の履歴として保持する量子化幅記憶器とを具備し
て、ビデオバッファエラーコード付加器は、量子化幅の
履歴をビデオバッファエラーコード中に埋め込むように
しても良い。
【0455】上記、第4及び第9の実施の形態における
映像符号化装置について、1画面内(フレーム単位ある
いはフィールド単位あるいは2フィールド単位)の所定
領域(マクロブロック単位あるいはスライス単位あるい
はフィールド単位あるいはフレーム単位あるいは複数の
縦方向あるいは横方向に連続した画素単位)毎の代表量
子化幅を計算する量子化幅計算器と、代表量子化幅を量
子化幅の履歴として保持する量子化幅記憶器とを具備し
て、ビデオバッファエラーコード付加器は、量子化幅の
履歴をビデオバッファエラーコード中に埋め込み、プレ
イバック符号化が必要な場合は、ビデオバッファエラー
コード中に埋め込まれた量子化幅の履歴を取り出す量子
化幅抽出器を具備し、プレイバック符号化時の割り当て
符号量変更器は、量子化幅記憶器で記憶されている量子
化幅の履歴に応じて前記プレイバック時点以降の量子化
幅を変更するようにしても良い。
【0456】上記、第5及び第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、1画面内(フレーム単位あ
るいはフィールド単位あるいは2フィールド単位)の所
定領域(マクロブロック単位あるいはスライス単位ある
いはフィールド単位あるいはフレーム単位あるいは複数
の縦方向あるいは横方向に連続した画素単位)毎の代表
量子化幅を計算する量子化幅計算器と、代表量子化幅を
量子化幅の履歴として保持する量子化幅記憶器とを具備
して、ビデオバッファエラーコード付加器は、量子化幅
の履歴をビデオバッファエラーコード中に埋め込み、プ
レイバック符号化が必要な場合は、ビデオバッファエラ
ーコード中に埋め込まれた量子化幅の履歴を取り出す量
子化幅抽出器を具備し、プレイバック符号化時の符号量
適正化パラメータ変更器は、量子化幅記憶器で記憶され
ている量子化幅の履歴に応じて前記プレイバック時点以
降の所定の範囲を越えた時に変更する量子化幅を変更す
るようにしても良い。
【0457】上記、第1及び第6の実施の形態における
映像符号化装置について、1画面内(フレーム単位ある
いはフィールド単位あるいは2フィールド単位)の所定
期間(マクロブロック単位あるいはスライス単位あるい
はフィールド単位あるいはフレーム単位あるいは複数の
縦方向あるいは横方向に連続した画素単位)毎の発生符
号量を発生符号量の履歴として保持する発生符号量記憶
器を具備して、プレイバック符号化時の割り当て符号量
変更器は、発生符号量記憶器で記憶されている発生符号
量の履歴に応じて前記プレイバック時点以降の割り当て
幅あるいは量子化幅を変更するようにしても良い。
【0458】上記、第2及び第7の実施の形態における
映像符号化装置について、1画面内(フレーム単位ある
いはフィールド単位あるいは2フィールド単位)の所定
領域(マクロブロック単位あるいはスライス単位あるい
はフィールド単位あるいはフレーム単位あるいは複数の
縦方向あるいは横方向に連続した画素単位)毎の発生符
号量を発生符号量の履歴として保持する発生符号量記憶
器を具備して、プレイバック符号化時の符号量適正化パ
ラメータ変更器は、量子化幅記憶器で記憶されている量
子化幅の履歴に応じて前記プレイバック時点以降の所定
の範囲を越えた時に所定の範囲あるいは変更する量子化
幅を変更するようにしても良い。
【0459】上記、第3及び第8の実施の形態における
映像符号化装置について、1画面内(フレーム単位ある
いはフィールド単位あるいは2フィールド単位)の所定
領域(マクロブロック単位あるいはスライス単位あるい
はフィールド単位あるいはフレーム単位あるいは複数の
縦方向あるいは横方向に連続した画素単位)毎の発生符
号量を発生符号量の履歴として保持する発生符号量記憶
器を具備して、ビデオバッファエラーコード付加器は、
発生符号量の履歴をビデオバッファエラーコード中に埋
め込むようにしても良い。
【0460】上記、第4及び第9の実施の形態における
映像符号化装置について、1画面内(フレーム単位ある
いはフィールド単位あるいは2フィールド単位)の所定
領域(マクロブロック単位あるいはスライス単位あるい
はフィールド単位あるいはフレーム単位あるいは複数の
縦方向あるいは横方向に連続した画素単位)毎の発生符
号量を発生符号量の履歴として保持する発生符号量記憶
器を具備して、ビデオバッファエラーコード付加器は、
発生符号量の履歴をビデオバッファエラーコード中に埋
め込み、プレイバック符号化が必要な場合は、ビデオバ
ッファエラーコード中に埋め込まれた発生符号量の履歴
を取り出す発生符号量抽出器を具備し、プレイバック符
号化時の割り当て符号量変更器は、発生符号量抽出器で
抽出された量子化幅の履歴に応じて前記プレイバック時
点以降の変更する量子化幅を変更するようにしても良
い。
【0461】上記、第5及び第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、1画面内(フレーム単位あ
るいはフィールド単位あるいは2フィールド単位)の所
定領域(マクロブロック単位あるいはスライス単位ある
いはフィールド単位あるいはフレーム単位あるいは複数
の縦方向あるいは横方向に連続した画素単位)毎の発生
符号量を発生符号量の履歴として保持する発生符号量記
憶器を具備して、ビデオバッファエラーコード付加器
は、発生符号量の履歴をビデオバッファエラーコード中
に埋め込み、プレイバック符号化が必要な場合は、ビデ
オバッファエラーコード中に埋め込まれた発生符号量の
履歴を取り出す量子化幅抽出器を具備し、プレイバック
符号化時の符号量適正化パラメータ変更器は、発生符号
量抽出器で抽出された発生符号量の履歴に応じて前記プ
レイバック時点以降の所定の範囲を越えた時に変更する
所定の範囲あるいは変更する量子化幅を変更するように
しても良い。
【0462】上記、第1及び第6の実施の形態における
映像符号化装置について、割り当て符号量変更器は、少
なくともビデオバッファ検査器でオーバーフローあるい
はアンダーフローを検出したフレームかフィールドかG
OPまでのビデオバッファ履歴保存器に保存されている
ビデオバッファの占有量の履歴に応じて、プレイバック
時点以降の割り当て符号量あるいは量子化幅を変更する
ものでも良い。
【0463】上記、第2及び第7の実施の形態における
映像符号化装置について、符号量適正化パラメータ変更
器は、少なくともビデオバッファ検査器でオーバーフロ
ーあるいはアンダーフローを検出したフレームかフィー
ルドかGOPまでのビデオバッファ履歴保存器に保存さ
れているビデオバッファの占有量の履歴に応じて、プレ
イバック時点以降の所定の範囲あるいは変更する割り当
て符号量あるいは変更する量子化幅を変更するものでも
良い。
【0464】上記、第3及び第8の実施の形態における
映像符号化装置について、ビデオバッファエラーコード
付加器は、少なくともビデオバッファ検査器でオーバー
フローあるいはアンダーフローを検出したフレームかフ
ィールドかGOPまでのビデオバッファ履歴保存器に保
存されているビデオバッファの占有量の履歴をビデオバ
ッファエラーコード中に埋め込むようにしても良い。
【0465】上記、第4及び第9の実施の形態における
映像符号化装置について、ビデオバッファエラーコード
付加器は、少なくともビデオバッファ検査器でオーバー
フローあるいはアンダーフローを検出したフレームかフ
ィールドかGOPまでのビデオバッファ履歴保存器に保
存されているビデオバッファの占有量の履歴をビデオバ
ッファエラーコード中に埋め込み、ビデオバッファエラ
ーコード中に埋め込まれたビデオバッファの占有量を取
り出すビデオバッファ占有量履歴抽出器を具備し、プレ
イバック符号化時の割り当て符号量変更器は、ビデオバ
ッファの履歴に応じて前記プレイバック時点以降の割り
当て符号量あるいは量子化幅を変更するようにしても良
い。
【0466】上記、第5及び第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、ビデオバッファエラーコー
ド付加器は、少なくともビデオバッファ検査器でオーバ
ーフローあるいはアンダーフローを検出したフレームか
フィールドかGOPまでのビデオバッファ履歴保存器に
保存されているビデオバッファの占有量の履歴をビデオ
バッファエラーコード中に埋め込み、ビデオバッファエ
ラーコード中に埋め込まれたビデオバッファの占有量を
取り出すビデオバッファ占有量履歴抽出器を具備し、プ
レイバック符号化時の割り当て符号量変更器は、ビデオ
バッファの履歴に応じて前記プレイバック時点以降の割
り当て符号量あるいは量子化幅を変更するようにしても
良い。
【0467】上記、第3乃至第5の実施の形態及び第8
乃至第10の実施の形態における映像符号化装置につい
て、ビデオバッファエラーコード、つまり、所定の識別
子及びビデオバッファの履歴を挿入する位置は、例え
ば、圧縮符号化列の先頭あるいは終端でも良いし、オー
バーフローあるいはアンダーフローが起きたマクロブロ
ックあるいはスライスあるいはフレームあるいはフィー
ルドあるいはGOPの先端あるいは終端に挿入しても良
いし、圧縮符号化列のシンタックスを崩さないものであ
ればどこでも良い。
【0468】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、ビデオバッファエラー検査
手段は、ビデオバッファの占有量がオーバーフローある
いはアンダーフローかどうかを検査する単位は、マクロ
ブロック単位でも、スライス単位でも、フレーム単位で
も、フィールド単位でも良いし何れでも良い。
【0469】上記、第3乃至第5の実施の形態及び第8
乃至第10の実施の形態における映像符号化装置につい
て、ビデオバッファエラーコードの先頭に存在する所定
の識別子は、例えば、0010111bhなど、例えば
MPEG2の圧縮符号化列のGOPヘッダー、ピクチャ
ヘッダー、スライスヘッダーなどを表すコードと重複せ
ず、圧縮符号化列の規格上の制限を破らないようなもの
であれば、どのようなものでも良い。
【0470】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、割り当て符号量を与える所
定期間、発生符号量を測定する所定期間、ビデオバッフ
ァを計算する所定期間、ビデオバッファの占有量のオー
バーフロー及びアンダーフローの検査を行う期間は、マ
クロブロック毎でも、スライス毎でも、フレーム毎で
も、フィールド毎でも良いし何れでも良い。
【0471】上記、第3乃至第5の実施の形態及び第8
乃至第10の実施の形態における映像符号化装置につい
て、ビデオバッファエラーコードを挿入する位置は、圧
縮符号化列の復号化時のシンタックスを壊さないもので
あればどのようなものでも良いが、第2の圧縮符号化列
の先頭やビデオバッファのエラーが起きる時点よりも前
に挿入する場合は、第1の圧縮符号化列を符号化終了時
までに一時的に蓄積し、任意の位置に挿入すればよい。
【0472】上記、第1、4、6及び第9の実施の形態
における映像符号化装置について、割り当て符号量変更
器は、ビデオバッファ検査器で前記ビデオバッファの占
有量がアンダーフローと検出された場合に、割り当て符
号量をアンダーフロー発生時の割り当て符号量A1(A
1は所定の数)ビットからA2(A2はA1よりも大き
な所定の数)ビットに増やすか、あるいは、量子化幅を
アンダーフロー発生時の量子化幅Q1(Q1は所定整
数)から量子化幅Q2(Q2はQ1よりも小さな所定整
数)に小さくしても良い。
【0473】上記、第1、4、6及び第9の実施の形態
における映像符号化装置について、割り当て符号量変更
器は、ビデオバッファ検査器でビデオバッファの占有量
がオーバーフローと検出された場合に、割り当て符号量
をオーバーフロー発生時の割り当て符号量A3(A3は
所定の数)ビットからA4(A4はA1よりも小さな所
定の数)ビットに減らすか、あるいは、量子化幅をオー
バーフロー発生時の量子化幅Q3(Q3は所定整数)か
らQ4(Q4はQ3よりも大きな所定整数)に大きくし
ても良い。
【0474】上記、第2、5、7及び第10の実施の形
態における映像符号化装置について、符号量適正化パラ
メータ変更器は、ビデオバッファ検査器でビデオバッフ
ァの占有量がアンダーフローと検出された場合に、所定
の範囲のアンダーフロー防止判定用の制限閾値をアンダ
ーフロー発生時の制限閾値D1(D1は所定の数)から
D2(D2はD1よりも大きな所定の数)へ上げるか、
あるいは、変更する割り当て符号量をアンダーフロー発
生時の変更割り当て符号量A5(A5は所定の数)ビッ
トからA6(A6はA5よりも大きな所定の数)ビット
に大きくするか、あるいは、変更する量子化幅をオーバ
ーフロー発生時の変更する量子化幅Q5(Q5は所定整
数)からQ6(Q6はQ5よりも小さな所定整数)に小
さくしても良い。
【0475】上記、第2、5、7及び第10の実施の形
態における映像符号化装置について、符号量適正化パラ
メータ変更器は、ビデオバッファ検査器でビデオバッフ
ァの占有量がオーバーフローと検出された場合に、所定
の範囲のオーバーフロー防止判定用の制限閾値をオーバ
ーフロー発生時の制限閾値D3(D3は所定の数)から
D4(D4はD3よりも小さな所定の数)へ下げるか、
あるいは、変更する割り当て符号量をオーバーフロー発
生時の変更割り当て符号量A7(A7は所定の数)ビッ
トからA8(A8はA7よりも小さな所定の数)ビット
に小さくするか、あるいは、変更する量子化幅をオーバ
ーフロー発生時の変更する量子化幅Q7(Q7は所定整
数)からQ8(Q8はQ7よりも大きな所定整数)に大
きくしても良い。
【0476】上記、第11の実施の形態における映像復
号化装置について、復号化停止器は、ビデオバッファエ
ラーコードが含まれる場合に、復号化することなく、復
号化を停止しても良い。
【0477】上記、第11の実施の形態における映像復
号化装置について、復号化停止器は、ビデオバッファエ
ラーコードが含まれる場合に、ビデオバッファの占有量
にオーバーフローあるいはアンダーフローが起きるGO
Pより前のGOPを所定のエラー映像非表示時点として
復号化を停止しても良い。
【0478】上記、第11の実施の形態における映像復
号化装置について、復号化停止器は、ビデオバッファエ
ラーコードが含まれる場合に、ビデオバッファの占有量
にオーバーフローあるいはアンダーフローが検出される
フレームないしはフィールドよりも前のフレームあるい
はフィールドを所定のエラー映像非表示時点として復号
化を停止しても良い。
【0479】上記、第12の実施の形態における映像復
号化装置について、復号化一時停止器は、少なくとも、
ビデオバッファの占有量にオーバーフローあるいはアン
ダーフローが検出されるスライスあるいはマクロブロッ
クあるいはフレームあるいはフィールドあるいはGOP
の表示を一時的に停止しても良い。
【0480】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、ビデオバッファ検査器がビ
デオバッファの占有量にオーバーフローあるいはアンダ
ーフローを検出した場合にビデオバッファの占有量にオ
ーバーフローあるいはアンダーフローが検出されたこと
を表示するエラー情報表示器を具備して、エラー情報を
表示しても良い。
【0481】上記、第11の実施の形態における映像復
号化装置について、復号化停止時にビデオバッファエラ
ーコードの内容を表示するエラー情報表示器を具備し
て、エラー情報を表示しても良い。
【0482】上記、第12の実施の形態における映像復
号化装置について、復号化一時停止期間にビデオバッフ
ァエラーコードの内容を表示するエラー情報表示器を具
備して、エラー情報を表示しても良い。
【0483】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、プレイバック符号化器は、
少なくとも、第X(Xは自然数)回目のプレイバック符
号化のプレイバック時点を記憶するプレイバック時点記
憶器を具備し、第X回目の符号化でオーバーフローある
いはアンダーフローが検出された場合に、第X+1回目
の符号化のプレイバック時点を第X回目の符号化のプレ
イバック時点よりも前のフレームかフィールドかGOP
に変更し、符号化を再開すしても良い。
【0484】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、プレイバック符号化器は、
符号化器がフレーム内符号化あるいはフィールド内符号
化のみしか行わない場合にフレーム単位あるいはフィー
ルド単位にプレイバック時点を定めても良い。
【0485】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、プレイバック符号化器は、
符号化器がフレーム間符号化あるいはフィールド間符号
化を行う場合に、GOP単位に前記プレイバック時点を
定めても良い。
【0486】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、符号化器は、フレーム間予
測符号化あるいはフィールド間予測符号化を行うときに
は、GOP単位にランダムアクセス可能であるようにフ
レーム(あるいはフィールド)間予測符号化画像(P、
B)は、GOP内のみのフレーム(あるいはフィール
ド)内画像(I)または前方向フレーム(あるいはフィ
ールド)予測画像(P)を参照フレーム(あるいはフィ
ールド)としても良い。
【0487】上記、第2、5、7及び第10の実施の形
態における映像符号化装置について、発生符号量適正化
器及び前記符号量適正化パラメータ変更器は、所定の範
囲を複数S(Sは自然数)個有し、複数の所定の範囲毎
に変更する量子化幅を設定し、複数の所定の範囲の数を
Sよりも多くの数に増やすか、複数の所定の範囲をそれ
ぞれ変更するか、あるいは、複数の範囲毎の変更する量
子化幅を変更しても良い。
【0488】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、符号化器がフレーム間予測
符号化あるいはフィールド間予測符号化を用いるときに
は、第X(Xは自然数)回目の前記プレイバック時点以
降のI、P、Bの符号化モードを第X回目のものとは異
なるものに変更する符号化モード変更器を具備し、プレ
イバック時点以降のフレームあるいはフィールドあるい
はGOPを全て、あるいは、所定期間のフレームあるい
はフィールドあるいはGOPのみ変更しても良い。
【0489】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、プレイバック符号化器は、
現在の符号化時点において、少なくとも、プレイバック
時点過去の分の前記所定の媒体から出力される映像信号
を遅延ないしは記憶するプレイバックメモリー器を具備
し、プレイバック符号化器は所定の媒体を巻き戻すので
はなく、プレイバックメモリー器で遅延ないしは記憶さ
れている映像信号を用いて符号化を再開しても良い。
【0490】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、符号化器は、映像信号の複
雑度に応じてた符号化レートで符号化しても構わない
し、映像信号の複雑度に関わらず、所定期間毎(例え
ば、GOP期間毎)に固定の符号化レートで符号化する
ものでも構わない。
【0491】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、所定の割り当て符号量を決
定する方法は、プリエンコーダーを使用して、予め計測
しても良いし、シーン毎の難しさを人間が判別して手動
で割り振ったものでも何れでも良い。
【0492】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、符号量制御器は、1つ前ま
での所定期間の発生符号量と割り当て符号量との誤差
を、次の所定期間の割り当て符号量に対して、繰り越し
を考慮しても良いし、考慮しなくても良い。
【0493】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、所定の割り当て符号量の制
御単位は、GOP単位でも、フレーム単位でも、フィー
ルド単位でも、スライス単位でも、マクロブロック単位
でも良く何れでも良い。
【0494】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、符号化器の発生符号量を測
定する所定時間の単位は、好ましくは所定の割り当て符
号量の制御単位と同じだが、アンダーフローあるいはオ
ーバーフローを防ぐために十分な単位であれば何れでも
良く、GOP単位でも、フレーム単位でも、フィールド
単位でも、スライス単位でも、マクロブロック単位でも
画素単位でも何れでも良い。
【0495】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、プレイバック符号化におい
て、符号化を再開するプレイバック時点の決定単位は、
フレーム間予測符号化を用いている場合は、符号化時に
オーバーフローあるいはアンダーフローが検出されたフ
レームよりも前の、参照フレーム、即ち、フレーム(フ
ィールド)内符号化画像か、前方向フレーム(フィール
ド)予測画像のいずれかであるが、GOP単位でも、フ
レーム単位でも、フィールド単位でも何れでも良い。
【0496】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、符号化処理はフレ−ム単位
で処理したが、インタ−レ−ス画像ではフィ−ルド単位
で処理しても構わない。この場合の実施の形態は、前述
の実施の形態においてフレ−ムをフィ−ルドに置き換え
れば同様に説明される。
【0497】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、タイムコードは、映像信号
の水平同期期間や垂直同期期間から抽出する例を取り上
げたが、これに限らず、所定の媒体に映像信号のフレー
ムやフィールドに同期して付与されたものであれば何れ
でも良いし、タイムコード抽出器は所定の媒体から映像
信号と別の系統で抽出しても良い。
【0498】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、符号化終了器は符号化終了
条件をタイムコードで判別したが、これに限らず、符号
化したフレーム数やフィールド数で判別しても良いし、
符号化器が符号化の終了条件として判別できるものであ
れば何れでも良いし、例えば、特定の絵柄が検出された
かどうかを検出するものでも何れでも良い。
【0499】上記、第1乃至第10の実施の形態におけ
る映像符号化装置について、符号化器がフレーム間予測
符号化を用いる場合は、好ましくは、プレイバック符号
化が行いやすいように、参照フレームをGOP内に限定
する(クローズドGOPにする)方がよいが、プレイバ
ック符号化後、圧縮符号化列接合時に対処しても良い。
【0500】
【発明の効果】請求項1記載の発明及びこれに従属する
請求項記載の発明に対する映像符号化装置では、所定の
映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しなが
ら、符号化を行い、ビデオバッファの履歴を保存しつ
つ、符号化時にビデオバッファのエラー(オーバーフロ
ーあるいはアンダーフロー)が観測されなければ、圧縮
符号化列をそのまま出力するが、仮に、ビデオバッファ
のエラーが観測されたときには、少なくともビデオバッ
ファが起きたフレームあるいはフィールドまでプレイバ
ックして、ビデオバッファの値を過去の履歴から初期値
を設定後に継続して符号化をやり直すという行程を繰り
返し、再符号化でビデオバッファのエラーが観測されな
ければ、圧縮符号化列を出力し、また、再符号化時に
は、プレイバック時点以降の所定期間の割り当て符号
量、あるいは割り当て符号量から求めて映像信号の符号
化時に用いる量子化幅を変更して、オーバーフローある
いはアンダーフローが起きないようにしたことにより、
ビデオバッファのエラーがない圧縮符号化列を得ること
ができる。
【0501】また、請求項2記載の発明及びこれに従属
する請求項記載の発明に対する映像符号化装置では、所
定の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定し
ながら、符号化を行い、ビデオバッファの履歴を保存し
つつ、符号化時にビデオバッファのエラー(オーバーフ
ローあるいはアンダーフロー)が観測されなければ、圧
縮符号化列をそのまま出力するが、仮に、ビデオバッフ
ァのエラーが観測されたときには、少なくともビデオバ
ッファが起きたフレームあるいはフィールドまでプレイ
バックして、ビデオバッファの値を過去の履歴から初期
値を設定後に継続して符号化をやり直すという行程を繰
り返し、再符号化でビデオバッファのエラーが観測され
なければ、圧縮符号化列を出力し、また、再符号化時に
は、ビデオバッファのアンダーフローあるいはオーバー
フローが起きないように監視をしているビデオバッファ
のシミュレーション値が所定の範囲外になったときに割
り当て符号量を変更するか、あるいは、割り当て符号量
から求めて映像信号の符号化時に用いる量子化幅を所定
期間変更するよう発生符号量を制御して、プレイバック
時点以降の所定期間の変更する割当量あるいは変更する
量子化幅を変更することにより、オーバーフローあるい
はアンダーフローが起きないようにして、ビデオバッフ
ァがエラーしない圧縮符号化列を得ることができる。
【0502】また、請求項3記載の発明及びこれに従属
する請求項記載の発明に対する映像符号化装置では、所
定の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定し
ながら、符号化を行い、ビデオバッファの履歴を保存し
つつ、符号化時にビデオバッファのエラー(オーバーフ
ローあるいはアンダーフロー)が観測されなければ、圧
縮符号化列をそのまま出力するが、ビデオバッファのエ
ラーが観測されたときには、ビデオバッファのエラー発
生を表し、ビデオバッファの履歴を含むビデオバッファ
エラーコードを圧縮符号化列の所定の位置に挿入するよ
うにして、ビデオバッファにエラーが生ずる圧縮符号化
列はビデオバッファーエラーコードを含み、ビデオバッ
ファにエラーが生じない圧縮符号化列はビデオバッファ
エラーコードを含まないようにして、復号化の容易な圧
縮符号化列を出力することができる。
【0503】また、請求項4記載の発明及びこれに従属
する請求項記載の発明に対する映像符号化装置では、所
定の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定し
ながら、符号化を行い、ビデオバッファの履歴を保存し
つつ、符号化時にビデオバッファのエラー(オーバーフ
ローあるいはアンダーフロー)が観測されなければ、圧
縮符号化列をそのまま出力するが、ビデオバッファのエ
ラーが観測されたときには、ビデオバッファのエラー発
生を表し、ビデオバッファの履歴を含むビデオバッファ
エラーコードを圧縮符号化列の所定の位置に挿入するよ
うにして、ビデオバッファにエラーが生ずる圧縮符号化
列はビデオバッファーエラーコードを含み、ビデオバッ
ファにエラーが生じない圧縮符号化列はビデオバッファ
エラーコードを含まないようにし、引き続き、圧縮符号
化列にビデオバッファが含まれるかどうかを検査し、含
まれない場合にビデオバッファーのエラーがないことを
保証する圧縮符号化列を出力し、含まれる場合に少なく
ともビデオバッファが起きたフレームあるいはフィール
ドまでプレイバックして、ビデオバッファの値を過去の
履歴から初期値を設定後に継続して符号化をやり直すと
いう行程を繰り返し、再符号化でビデオバッファエラー
コードが圧縮符号化列中に観測されなければ、圧縮符号
化列を出力し、更に、再符号化時には、プレイバック時
点以降の所定期間の割り当て符号量、あるいは割り当て
符号量から求めて映像信号の符号化時に用いる量子化幅
を変更して、オーバーフローあるいはアンダーフローが
起きないようにしたことにより、ビデオバッファのエラ
ーがない圧縮符号化列を得ることができる。
【0504】また、請求項5記載の発明及びこれに従属
する請求項記載の発明に対する映像符号化装置では、所
定の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定し
ながら、符号化を行い、ビデオバッファの履歴を保存し
つつ、符号化時にビデオバッファのエラー(オーバーフ
ローあるいはアンダーフロー)が観測されなければ、圧
縮符号化列をそのまま出力するが、ビデオバッファのエ
ラーが観測されたときには、ビデオバッファのエラー発
生を表し、ビデオバッファの履歴を含むビデオバッファ
エラーコードを圧縮符号化列の所定の位置に挿入するよ
うにして、ビデオバッファにエラーがある圧縮符号化列
はビデオバッファーエラーコードを含み、ビデオバッフ
ァにエラーがない圧縮符号化列はビデオバッファエラー
コードを含まないようにし、引き続き、圧縮符号化列に
ビデオバッファが含まれるかどうかを検査し、含まれな
い場合にビデオバッファーのエラーがないことを保証す
る圧縮符号化列を出力し、含まれる場合に少なくともビ
デオバッファが起きたフレームあるいはフィールドまで
プレイバックして、ビデオバッファの値を過去の履歴か
ら初期値を設定後に継続して符号化をやり直すという行
程を繰り返し、再符号化でビデオバッファエラーコード
が圧縮符号化列中に観測されなければ、圧縮符号化列を
出力し、更に、再符号化時には、ビデオバッファのアン
ダーフローあるいはオーバーフローが起きないように監
視をしているビデオバッファのシミュレーション値が所
定の範囲外になったときに割り当て符号量を変更する
か、あるいは、割り当て符号量から求めて映像信号の符
号化時に用いる量子化幅を所定期間変更するような発生
符号量制御部において、プレイバック時点以降の所定期
間の変更する割当量あるいは変更する量子化幅を変更し
て、オーバーフローあるいはアンダーフローが起きない
ようにしたことにより、ビデオバッファのエラーがない
圧縮符号化列を得ることができる。
【0505】請求項6記載の発明及びこれに従属する請
求項記載の発明に対する映像符号化装置では、所定の映
像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定しなが
ら、符号化を行い、符号化時にビデオバッファのエラー
(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観測され
なければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮に、
ビデオバッファのエラーが観測されたときには、ビデオ
バッファの占有量の過去の履歴を推定して、少なくとも
ビデオバッファが起きたフレームあるいはフィールドま
でプレイバックして、ビデオバッファの過去の履歴の推
定値から初期値を設定後に継続して符号化をやり直すと
いう行程を繰り返し、再符号化でビデオバッファのエラ
ーが観測されなければ、圧縮符号化列を出力し、更に、
再符号化時には、プレイバック時点以降の所定期間の割
り当て符号量、あるいは割り当て符号量から求めて映像
信号の符号化時に用いる量子化幅を変更して、オーバー
フローあるいはアンダーフローが起きないようにしたこ
とにより、ビデオバッファのエラーがない圧縮符号化列
を得ることができる。
【0506】また、請求項7記載の発明及びこれに従属
する請求項記載の発明に対する映像符号化装置では、所
定の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定し
ながら、符号化を行い、符号化時にビデオバッファのエ
ラー(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観測
されなければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮
に、ビデオバッファのエラーが観測されたときには、ビ
デオバッファの占有量の過去の履歴を推定して、少なく
ともビデオバッファが起きたフレームあるいはフィール
ドまでプレイバックして、ビデオバッファの占有量の過
去の履歴の推定値から初期値を設定後に継続して符号化
をやり直すという行程を繰り返し、再符号化でビデオバ
ッファのエラーが観測されなければ、圧縮符号化列を出
力し、更に、再符号化時には、ビデオバッファのアンダ
ーフローあるいはオーバーフローが起きないように監視
をしているビデオバッファのシミュレーション値が所定
の範囲外になったときに割り当て符号量を変更するか、
あるいは、割り当て符号量から求めて映像信号の符号化
時に用いる量子化幅を所定期間変更するような発生符号
量制御部において、プレイバック時点以降の所定期間の
変更する割当量あるいは変更する量子化幅を変更して、
オーバーフローあるいはアンダーフローが起きないよう
にしたことにより、ビデオバッファのエラーがない圧縮
符号化列を得ることができる。
【0507】また、請求項8記載の発明及びこれに従属
する請求項記載の発明に対する映像符号化装置では、所
定の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定し
ながら、符号化を行い、符号化時にビデオバッファのエ
ラー(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観測
されなければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮
に、ビデオバッファのエラーが観測されたときには、圧
縮符号化列から少なくともビデオバッファのエラーが起
きるまでのビデオバッファの占有量の過去の履歴を推定
して、ビデオバッファのエラー発生を表し、ビデオバッ
ファの履歴を含むビデオバッファエラーコードを圧縮符
号化列の所定の位置に挿入することによって、ビデオバ
ッファにエラーがある圧縮符号化列はビデオバッファー
エラーコードを含み、ビデオバッファにエラーがない圧
縮符号化列はビデオバッファエラーコードを含まないよ
うにして、復号化の容易な圧縮符号化列を出力すること
ができる。
【0508】また、請求項9記載の発明及びこれに従属
する請求項記載の発明に対する映像符号化装置では、所
定の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定し
ながら、符号化を行い、符号化時にビデオバッファのエ
ラー(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観測
されなければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、仮
に、ビデオバッファのエラーが観測されたときには、圧
縮符号化列から少なくともビデオバッファのエラーが起
きるまでのビデオバッファの占有量の過去の履歴を推定
して、ビデオバッファのエラー発生を表し、ビデオバッ
ファの履歴を含むビデオバッファエラーコードを圧縮符
号化列の所定の位置に挿入するようにして、ビデオバッ
ファにエラーがある圧縮符号化列はビデオバッファーエ
ラーコードを含み、ビデオバッファにエラーがない圧縮
符号化列はビデオバッファエラーコードを含まないよう
にし、引き続き、圧縮符号化列にビデオバッファが含ま
れるかどうかを検査し、含まれない場合にビデオバッフ
ァーのエラーがないことを保証する圧縮符号化列を出力
し、含まれる場合に少なくともビデオバッファが起きた
フレームあるいはフィールドまでプレイバックして、ビ
デオバッファの占有量の過去の履歴を推定して初期値と
して設定後に継続して符号化をやり直すという行程を繰
り返し、再符号化でビデオバッファエラーコードが圧縮
符号化列中に観測されなければ、圧縮符号化列を出力
し、更に、再符号化時には、プレイバック時点以降の所
定期間の割り当て符号量、あるいは割り当て符号量から
求めて映像信号の符号化時に用いる量子化幅を変更し
て、オーバーフローあるいはアンダーフローが起きない
ようにすることによって、ビデオバッファのエラーがな
い圧縮符号化列を得ることができる。
【0509】また、請求項10記載の発明及びこれに従
属する請求項記載の発明に対する映像符号化装置では、
所定の映像復号化装置のビデオバッファの占有量を想定
しながら、符号化を行い、符号化時にビデオバッファの
エラー(オーバーフローあるいはアンダーフロー)が観
測されなければ、圧縮符号化列をそのまま出力するが、
仮に、ビデオバッファのエラーが観測されたときには、
圧縮符号化列から少なくともビデオバッファのエラーが
起きるまでのビデオバッファの占有量の過去の履歴を推
定して、ビデオバッファのエラー発生を表し、ビデオバ
ッファの履歴を含むビデオバッファエラーコードを圧縮
符号化列の所定の位置に挿入するようにして、ビデオバ
ッファにエラーがある圧縮符号化列はビデオバッファー
エラーコードを含み、ビデオバッファにエラーがない圧
縮符号化列はビデオバッファエラーコードを含まないよ
うにし、引き続き、圧縮符号化列にビデオバッファが含
まれるかどうかを検査し、含まれない場合にビデオバッ
ファーのエラーがないことを保証する圧縮符号化列を出
力し、含まれる場合に少なくともビデオバッファが起き
たフレームあるいはフィールドまでプレイバックして、
ビデオバッファの占有量の過去の履歴を推定して初期値
として設定後に継続して符号化をやり直すという行程を
繰り返し、再符号化でビデオバッファエラーコードが圧
縮符号化列中に観測されなければ、圧縮符号化列を出力
し、更に、再符号化時には、ビデオバッファのアンダー
フローあるいはオーバーフローが起きないように監視を
しているビデオバッファのシミュレーション値が所定の
範囲外になったときに割り当て符号量を変更するか、あ
るいは、割り当て符号量から求めて映像信号の符号化時
に用いる量子化幅を所定期間変更するような発生符号量
制御部において、プレイバック時点以降の所定期間の変
更する割当量あるいは変更する量子化幅を変更して、オ
ーバーフローあるいはアンダーフローが起きないように
したことによって、ビデオバッファのエラーがない圧縮
符号化列を得ることができる。
【0510】また、請求項11記載の発明及びこれに従
属する請求項記載の発明に対する映像復号化装置では、
ビデオバッファエラーコードを含まない圧縮符号化列の
復号化時には従来通り復号化するが、ビデオバッファエ
ラーコードを含む圧縮符号化列の復号化時には所定の時
点で復号化を停止することによりビデオバッファのエラ
ーが起きる前に復号化を停止するようにしたことによ
り、画像の乱れを防止することができる。
【0511】また、請求項12記載の発明及びこれに従
属する請求項記載の発明に対する映像復号化装置では、
ビデオバッファエラーコードを含まない圧縮符号化列の
復号化時には従来通り復号化するが、ビデオバッファエ
ラーコードを含む圧縮符号化列の復号化時には所定の時
点で復号化を停止することによりビデオバッファのエラ
ーが起きる期間においては少なくとも一時的に復号化を
停止するようにしたことにより、エラー期間、画像の乱
れを防止することができる。
【0512】また、請求項13に記載の発明に対する映
像符号化装置では、ビデオバッファのエラーを検出時の
所定時間後に符号化を停止し、直ちにプレイバックを始
めることにより、ビデオバッファのエラーが除去に費や
す時間の短縮化がはかることができる。
【0513】また、請求項14に記載の発明に対する映
像符号化装置では、GOP単位での再符号化、すなわち
プレイバック符号化を容易にすることができる。また、
請求項15に記載の発明に対する映像符号化装置では、
量子化幅の履歴を符号化時に保存し、プレイバック符号
化時の量子化幅の変更を容易にすることができる。
【0514】また、請求項16に記載の発明に対する映
像符号化装置では、量子化幅の履歴を符号化時に保存
し、プレイバック符号化時の変更する量子化幅の変更を
容易にすることができる。また、請求項17に記載の発
明に対する映像符号化装置では、量子化幅の履歴を符号
化時に保存し、圧縮符号化列のビデオバッファエラーコ
ードに量子化幅の履歴を埋め込むことができる。
【0515】また、請求項18に記載の発明に対する映
像符号化装置では、量子化幅の履歴を符号化時に保存
し、圧縮符号化列のビデオバッファエラーコードに埋め
込まれた量子化幅を元にして、プレイバック符号化時の
量子化幅の変更を容易にすることができる。
【0516】また、請求項19に記載の発明に対する映
像符号化装置では、量子化幅の履歴を符号化時に保存
し、圧縮符号化列のビデオバッファエラーコードに埋め
込まれた量子化幅を元にして、プレイバック符号化で変
更する量子化幅の変更を容易にすることができる。
【0517】また、請求項20に記載の発明に対する映
像符号化装置では、発生符号量の履歴を符号化時に保存
し、プレイバック符号化時の割り当て符号量あるいは量
子化幅の変更を容易にすることができる。
【0518】また、請求項21に記載の発明に対する映
像符号化装置では、発生符号量の履歴を符号化時に保存
し、プレイバック符号化時の所定の範囲あるいは変更す
る量子化幅の変更を容易にすることができる。
【0519】また、請求項22に記載の発明に対する映
像符号化装置では、発生符号量の履歴を符号化時に保存
し、圧縮符号化列のビデオバッファエラーコードに発生
符号量の履歴を埋め込むことができる。
【0520】また、請求項23に記載の発明に対する映
像符号化装置では、発生符号量の履歴を符号化時に保存
し、圧縮符号化列のビデオバッファエラーコードに埋め
込まれた発生符号量の履歴を元にして、プレイバック符
号化時の量子化幅の変更を容易にすることができる。
【0521】また、請求項24に記載の発明に対する映
像符号化装置では、発生符号量の履歴を符号化時に保存
し、圧縮符号化列のビデオバッファエラーコードに埋め
込まれた発生符号量の履歴を元にして、プレイバック符
号化時の所定の範囲あるいは変更する量子化幅の変更を
容易にすることができる。
【0522】また、請求項25に記載の発明に対する映
像符号化装置では、ビデオバッファの占有量の履歴を符
号化時に保存し、プレイバック符号化時の割り当て符号
量あるいは量子化幅の変更を容易にすることができる。
【0523】また、請求項26に記載の発明に対する映
像符号化装置では、ビデオバッファの占有量の履歴を符
号化時に保存し、プレイバック符号化時の所定の範囲あ
るいは変更する量子化幅の変更を容易にすることができ
る。
【0524】また、請求項27に記載の発明に対する映
像符号化装置では、ビデオバッファの占有量の履歴を符
号化時に保存し、圧縮符号化列のビデオバッファエラー
コードに発生符号量の履歴を埋め込むことができる。
【0525】また、請求項28に記載の発明に対する映
像符号化装置では、ビデオバッファの占有量の履歴を符
号化時に保存し、圧縮符号化列のビデオバッファエラー
コードに埋め込まれたビデオバッファの占有量の履歴を
元にして、プレイバック符号化時の量子化幅の変更を容
易にすることができる。
【0526】また、請求項29に記載の発明に対する映
像符号化装置では、ビデオバッファの占有量の履歴を符
号化時に保存し、圧縮符号化列のビデオバッファエラー
コードに埋め込まれたビデオバッファの占有量の履歴を
元にして、プレイバック符号化時における所定の範囲あ
るいは変更する量子化幅の変更を容易にすることができ
る。
【0527】また、請求項30に記載の発明に対する映
像符号化装置では、ビデオバッファエラーコードの検出
を容易にし、かつ、圧縮符号化列のシンタックスを崩す
ことのない圧縮符号化列を得ることができる。
【0528】また、請求項31に記載の発明に対する映
像符号化装置では、ビデオバッファエラーコードの検出
がエラー発生時点に最も近い部分で行え、かつ、圧縮符
号化列のシンタックスを崩すことのない圧縮符号化列を
得ることができる。
【0529】また、請求項32に記載の発明に対する映
像符号化装置では、ビデオバッファの占有量がオーバー
フローあるいはアンダーフローを起こしたかどうかを検
査するタイミングが少なくともビデオバッファからピク
チャが抜き取られる前に1度行われることが保証でき、
かつ、ビデオバッファのエラー防止対策を行う単位を規
定することができる。
【0530】また、請求項33に記載の発明に対する映
像符号化装置では、ビデオバッファの占有量のアンダー
フロー防止用の符号化時のビットストリームの発生符号
量に対する符号化時の制限を狭めることができる。
【0531】また、請求項34に記載の発明に対する映
像符号化装置では、ビデオバッファの占有量のオーバー
フロー防止用の符号化時のビットストリームの発生符号
量に対する符号化時の制限を狭めることができる。
【0532】また、請求項35に記載の発明に対する映
像符号化装置では、ビデオバッファの占有量のアンダー
フロー防止用の符号化時のビットストリームの発生符号
量に対する符号化時の制限を狭めることができる。
【0533】また、請求項36に記載の発明に対する映
像符号化装置では、ビデオバッファの占有量のオーバー
フロー防止用の符号化時のビットストリームの発生符号
量に対する符号化時の制限を狭めることができる。
【0534】また、請求項37に記載の発明に対する映
像復号化装置では、ビデオバッファにオーバーフローあ
るいはアンダーフローが検出された圧縮符号化列を復号
化しないようにすることができる。
【0535】また、請求項38に記載の発明に対する映
像復号化装置では、少なくとも、復号化時に乱れた画像
を含むGOPを再生するのを防ぐことができる。また、
請求項39に記載の発明に対する映像復号化装置では、
少なくとも、復号化時に乱れた画像を含むフレームある
いはフィールドを再生するのを防ぐことができる。
【0536】また、請求項40に記載の発明に対する映
像復号化装置では、復号化時に乱れた画像を再生するの
を最小の期間に留めることができる。また、請求項41
に記載の発明に対する映像符号化装置では、符号化手段
に起きたビデオバッファの占有量のエラーの内容をユー
ザーに視覚的に明らかにし、再符号化への補助的情報と
するという作用を有することができる。
【0537】また、請求項42に記載の発明に対する映
像復号化装置では、復号化手段に起きたビデオバッファ
の占有量のエラーの内容をユーザーに視覚的に明らかに
し、映像復号化装置が停止した理由を告知することがで
きる。
【0538】また、請求項43に記載の発明に対する映
像復号化装置では、復号化手段に起きたビデオバッファ
の占有量のエラーの内容をユーザーに視覚的に明らかに
し、映像復号化装置が表示を一時的に停止した理由を告
知することができる。
【0539】また、請求項44に記載の発明に対する映
像符号化装置では、第X回目のプレイバック符号化に失
敗した場合に第X+1回目のプレイバック符号化の開始
時点を第X回目のプレイバック時点よりも前に設定し、
ビデオバッファのオーバーフローあるいはアンダーフロ
ーを防止する条件を変更する代わりに、符号化のやり直
しをする時間領域部分を拡大し、ビデオバッファのオー
バーフローあるいはアンダーフローが起こるのを防ぐこ
とができる。
【0540】また、請求項45に記載の発明に対する映
像符号化装置では、前記符号化手段がフレーム間符号化
あるいはフィールド間符号化を行わない場合には参照フ
レームを必要としないので、フレーム単位あるいはフィ
ールド単位でプレイバック時点を決定することによりプ
レイバック符号化することがができる。
【0541】また、請求項46に記載の発明に対する映
像符号化装置では、フレーム間符号化あるいはフィール
ド間符号化を行う場合には参照フレームを必要とするの
で、GOP単位でプレイバック時点を決定することによ
りプレイバック符号化を行うことができる。
【0542】また、請求項47に記載の発明に対する映
像符号化装置では、フレーム間符号化あるいはフィール
ド間符号化のみを行う場合には参照フレームを必要とす
るので、GOP間を参照フレームがまたがることがな
い。
【0543】また、請求項48に記載の発明に対する映
像符号化装置では、複数の所定の範囲を設定することに
より圧縮符号化列に対する符号化時の発生符号量の条件
を段階的に狭めれば、急激な画質劣化を防ぐことがで
き、かつ、複数の所定の範囲を急激に狭めればビデオバ
ッファの占有量がオーバーフローあるいはアンダーフロ
ーを起こさないように圧縮符号化列の発生符号量を制御
することができる。
【0544】また、請求項49にかかる発明に対する映
像符号化装置では、符号化モードを変えることにより、
プレイバック時点以前のGOPとの接続を容易にし、か
つ、シーンチェンジ時に特定のフレームの参照フレーム
の関係を変えて発生符号量を制御し、かつ、字幕を含む
画像及び高周波成分の多い画像では、符号化モードを所
定期間だけ一律にして画質劣化を防ぐことができる。
【0545】また、請求項50に記載の発明に対する映
像符号化装置では、所定媒体が通信1体のように巻き戻
し不可能な場合でも、プレイバック符号化が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における映像符号化
装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態における映像符号化
装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態における映像符号化
装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第4の実施の形態における映像符号化
装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第5の実施の形態における映像符号化
装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の第6の実施の形態における映像符号化
装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第7の実施の形態における映像符号化
装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の第8の実施の形態における映像符号化
装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の第9の実施の形態における映像符号化
装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の第10の実施の形態における映像符
号化装置の構成を示すブロック図
【図11】本発明の第11の実施の形態における映像復
号化装置の構成を示すブロック図
【図12】本発明の第12の実施の形態における映像復
号化装置の構成を示すブロック図
【図13】図1に示す第1の実施の形態における映像符
号化装置からの圧縮符号化列による映像復号化装置側の
ビデオバッファの占有量の遷移を示すグラフ図
【図14】図2に示す第2の実施の形態における映像符
号化装置からの圧縮符号化列による映像復号化装置側の
ビデオバッファの占有量の遷移を示すグラフ図
【図15】 従来のビデオ符号化方法の構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
13 フレーム・ターゲット・ビット調整 14 符号器 15 バッファ 101、201、301、401、501、601、7
01、801、901、1001 所定の媒体 102、202、302、402、502、602、7
02、802、902、1002 映像信号入力器 103、203、303、403、503、603、7
03、803、903、1003 符号化器 104、204、304、404、504、604、7
04、804、904、1004 発生符号量測定器 105、205、305、405、505、605、7
05、805、905、1005 符号量制御器 106、206、606、706 中間圧縮符号化列記
憶器 107、207、416、516、607、707、9
16、1016 圧縮符号化列修正器 108、208、608、708 成功圧縮符号化列記
憶器 109、209、417、517、609、709、9
17、1017 圧縮符号化列付加器 110、210、310、410、510、610、7
10、810、910、1010 タイムコード抽出器 111、211、309、409、509、611、7
11、809、909、1009 ビデオバッファ計算
器 112、212、306、406、506、612、7
12、806、906、1006 ビデオバッファ履歴
保存器 113、213、307、407、507、613、7
13、807、907、1007 ビデオバッファ検査
器 114、214、308、408、508、614、7
14、808、908、1008 発生符号量適正化器 115、215、420、520、615、715、9
20、1020 プレイバック符号化器 116、421、616、921 割り当て符号量変更
器 117、217、617、717 ビデオバッファ占有
量初期値設定器 422、522、922、1022 ビデオバッファ占
有量初期値決定器 118、218、311、411、511、618、7
18、811、911、1011 符号化終了条件検査
器 119、219、312、412、512、619、7
19、812、912、1012 符号化終了器 120、121、123、124、125、220、2
21、223、224、225、314、315、42
3、424、425、523、524、525、62
1、622、623、624、625、626、72
1、722、723、724、725、726、81
5、816、924、925、926、1024、10
25、1026、1105、1206 スイッチ 126、226、316、426、526、627、7
27、817、927、1027 再生制御信号 127、227、317、427、527、628、7
28、818、928、1028 入力制御信号 128、228、318、428、528、629、7
29、819、929、1029 映像信号 129、229、319、429、529、630、7
30、820、930、1030 第1の圧縮符号化列 130、230、320、431、531、631、7
31、821、932、1032 制御符号量 131、231、334、430、530、632、7
32、835、931、1031 第2の圧縮符号化列 132、232、447、547、633、733、9
48、1048 成功圧縮符号化列 133、233、332、442、542、634、7
34、833、943、1043 符号化終了条件判定
結果 134、234、333、443、543、635、7
35、834、944、1044 符号化終了信号 135、235、330、441、541、636、7
36、831、942、1042 ビデオバッファの履
歴 136、236、454、554、637、737、9
56、1056 ビデオバッファの初期値 137、237、322、434、534、638、7
38、823、935、1035 発生符号量 138、238、321、432、532、639、7
39、822、933、1033 所定の割り当て符号
量 139、239、323、433、533、640、7
40、824、934、1034 タイムコード 140、240、325、437、537、641、7
41、826、938、1038 ビデオバッファの占
有量 141、241、324、438、538、642、7
42、825、939、1039 所定の範囲 142、242、328、439、539、643、7
43、829、940、1040 訂正割り当て符号量 143、243、329、440、540、644、7
44、830、941、1041 アンダーフローオー
バーフロー通知信号 144、446、645、947 変更割り当て符号量 145、245、452、646、746、953、1
053 プレイバック符号化開始信号 146、246、451、647、747、952、1
052 プレイバック時点 147、247、327、435、535、648、7
48、828、936ピクチャーレート 148、248、326、436、536、649、7
49、827、937、1037 所定の初期値 216、521、716、1021 符号量適正化パラ
メータ変更器 244、546、745、1047 変更訂正割り当て
符号量 313、413、513、813、913、1013
ビデオバッファエラーコード付加器 331、444、544、832、945、1045、
1107、1208ビデオバッファエラーコード 414、514、914、1014、1101、120
1 ビデオバッファエラーコード検出器 415、515、915、1015 ビデオバッファエ
ラーコード除去器 418、518、918、1018、1102、120
2 ビデオバッファエラーコード解析器 419、519、919、1019 プレイバック時点
決定器 445、545、946、1046 ビデオバッファエ
ラー通知信号 448、548、949、1049 接続圧縮符号化列 449、549、950、1050 修正圧縮符号化列 450、550、951、1051、1108、120
9 ビデオバッファエラー位置 453、553、954、1054 ビデオバッファの
占有量の履歴 620、720、814、923、1023 ビデオバ
ッファ占有量推定器 650、750、836、955、1055 ビデオバ
ッファ推定値 1103 復号化停止器 1104、1204 復号化器 1106、1207 圧縮符号化列 1109 復号化停止信号 1110、1212 映像信号 1203 復号化一時停止器 1205 ビデオバッファリフレッシュ器 1210 復号化一時停止信号 1211 リセット信号 1301 ビデオバッファの占有量 1302 オーバーフローの境界線 1303 アンダーフローの境界線 1304 オーバーフロー防止用境界線 1305 アンダーフロー防止用境界線 1306 所定の範囲 1307 傾き 1308、1405 時間軸 1401 第X回目のビデオバッファの占有量 1402 オーバーフロー防止用境界線 1403 オーバーフローの境界線 1404 第X+1回目のビデオバッファの占有量

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の媒体から映像信号を再生し、出力す
    る映像信号入力手段と、前記映像信号を符号化し、第1
    の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前記第1の圧
    縮符号化列を記憶する中間圧縮符号化列記憶手段と、前
    記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
    る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
    当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
    御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
    合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
    定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
    量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
    バッファの占有量を所定期間毎に保存するビデオバッフ
    ァ履歴保存手段と、前記ビデオバッファの占有量が所定
    の範囲外になった時に前記符号量制御手段の前記所定の
    割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前記量子化幅
    を変更する発生符号量適正化手段と、前記ビデオバッフ
    ァの占有量がオーバーフローあるいはアンダーフローで
    あるかどうかを判別するビデオバッファ検査手段と、前
    記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはア
    ンダーフローが検出された場合に前記ビデオバッファ検
    査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
    されたフレームかフィールドかGOP(グループオブピ
    クチャ)か、あるいは、オーバーフローあるいはアンダ
    ーフローが検出されたフレームかフィールドかGOPよ
    りも前のフレームかフィールドかGOPをプレイバック
    時点として、前記ビデオバッファ履歴手段に保存されて
    いる前記ビデオバッファの占有量の前記プレイバック時
    点の値を前記ビデオバッファ計算手段の初期値として設
    定するビデオバッファ占有量初期値設定手段と、前記ビ
    デオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダ
    ーフローが検出された場合に前記プレイバック時点以降
    の前記符号量制御手段の前記所定の割り当て符号量かあ
    るいは前記符号化手段の前記量子化幅を変更する割り当
    て符号量変更手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
    ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
    に前記映像信号入力手段に前記所定の媒体を少なくとも
    前記プレイバック時点だけ巻き戻させ、再び前記映像信
    号を出力するように制御し、前記プレイバック時点から
    前記映像信号の符号化を前記符号化手段に再開させ、前
    記第1の圧縮符号化列を再び出力させるプレイバック符
    号化手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフ
    ローあるいはアンダーフローが検出された場合に前記中
    間圧縮符号化列記憶手段に記憶されている圧縮符号化列
    の少なくとも前記プレイバック時点以降の部分を削除し
    て第2の圧縮符号化列を出力する圧縮符号化列修正手段
    と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローある
    いはアンダーフローが検出された場合に前記第2の圧縮
    符号化列をその符号化開始時から追加して記憶する成功
    圧縮符号化列記憶手段と、前記符号化手段が所定の符号
    化終了条件、すなわち所定のフレーム数N(Nは自然
    数)か、所定のフィールド数M(Mは自然数)か、所定
    のタイムコードまで符号化したかという条件を満たした
    場合に前記成功圧縮符号化列記憶手段に記憶されている
    成功した圧縮符号化列に前記プレイバック時点以降の前
    記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶されている圧縮符号
    化列を追加して成功圧縮符号化列を生成する圧縮符号化
    列付加手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバー
    フローあるいはアンダーフローが検出されずに、かつ、
    前記符号化手段が前記所定の符号化終了条件を満たして
    いるかどうかを検査する符号化終了条件検査手段と、前
    記符号化終了条件検査手段が前記所定の符号化終了条件
    を満たしていると判定した場合に前記符号化手段を終了
    し、前記圧縮符号化列付加手段に前記成功圧縮符号列を
    出力させる符号化終了手段を具備し、第X(Xは自然
    数)回目の符号化において、前記ビデオバッファ検査手
    段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出され
    ず、かつ、前記符号化終了条件検査手段が前記所定の符
    号化終了条件を満たしていると判定した場合に前記符号
    化終了手段が前記符号化手段の符号化を終了させ、前記
    圧縮符号化列付加手段に前記成功圧縮符号化列を出力さ
    せるが、第X回目の符号化において、前記ビデオバッフ
    ァ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが
    検出された場合に前記プレイバック符号化手段は第X+
    1回目のプレイバック時点を設定し、第X+1回目の符
    号化を行い、前記符号化終了手段で前記符号化手段を終
    了するまで上記の符号化を繰り返すことにより、あたか
    も所定の映像復号化装置のビデオバッファの占有量にオ
    ーバーフローあるいはアンダーフローがない圧縮符号化
    列を生成するまで符号化を繰り返すことを特徴とする映
    像符号化装置。
  2. 【請求項2】所定の媒体から映像信号を再生し、出力す
    る映像信号入力手段と、前記映像信号を符号化し、第1
    の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前記第1の圧
    縮符号化列を記憶する中間圧縮符号化列記憶手段と、前
    記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
    る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
    当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
    御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
    合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
    定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
    量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
    バッファの占有量を所定期間毎に保存するビデオバッフ
    ァ履歴保存手段と、前記ビデオバッファの占有量が所定
    の範囲外になった時に前記符号量制御手段の前記所定の
    割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前記量子化幅
    を変更する発生符号量適正化手段と、前記ビデオバッフ
    ァの占有量がオーバーフローあるいはアンダーフローで
    あるかどうかを判別するビデオバッファ検査手段と、前
    記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはア
    ンダーフローが検出された場合に前記ビデオバッファ検
    査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
    されたフレームかフィールドかGOP(グループオブピ
    クチャ)か、あるいは、オーバーフローあるいはアンダ
    ーフローが検出されたフレームかフィールドかGOPよ
    りも前のフレームかフィールドかGOPをプレイバック
    時点として、前記ビデオバッファ履歴手段に保存されて
    いる前記ビデオバッファの占有量の前記プレイバック時
    点の値を前記ビデオバッファ計算手段の初期値として設
    定するビデオバッファ占有量初期値設定手段と、前記ビ
    デオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダ
    ーフローが検出された場合に前記プレイバック時点以降
    の前記発生符号量適正化手段の前記所定の範囲あるいは
    前記変更する割り当て符号量あるいは前記変更する量子
    化幅を変更する符号量適正化パラメータ変更手段と、前
    記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはア
    ンダーフローが検出された場合に前記映像信号入力手段
    に前記所定の媒体を少なくとも前記プレイバック時点だ
    け巻き戻させ、再び前記映像信号を出力するように制御
    し、前記プレイバック時点から前記映像信号の符号化を
    前記符号化手段に再開させ、前記第1の圧縮符号化列を
    再び出力させるプレイバック符号化手段と、前記ビデオ
    バッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフ
    ローが検出された場合に前記中間圧縮符号化列記憶手段
    に記憶されている圧縮符号化列の少なくとも前記プレイ
    バック時点以降の部分を削除して第2の圧縮符号化列を
    出力する圧縮符号化列修正手段と、前記ビデオバッファ
    検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検
    出された場合に前記第2の圧縮符号化列をその符号化開
    始時から追加して記憶する成功圧縮符号化列記憶手段
    と、前記符号化手段が所定の符号化終了条件、すなわち
    所定のフレーム数N(Nは自然数)か、所定のフィール
    ド数M(Mは自然数)か、所定のタイムコードまで符号
    化したかという条件を満たした場合に前記成功圧縮符号
    化列記憶手段に記憶されている成功した圧縮符号化列に
    前記プレイバック時点以降の前記中間圧縮符号化列記憶
    手段に記憶されている圧縮符号化列を追加して成功圧縮
    符号化列を生成する圧縮符号化列付加手段と、前記ビデ
    オバッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダー
    フローが検出されずに、かつ、前記符号化手段が前記所
    定の符号化終了条件を満たしているかどうかを検査する
    符号化終了条件検査手段と、前記符号化終了条件検査手
    段が前記所定の符号化終了条件を満たしていると判定し
    た場合に前記符号化手段を終了し、前記圧縮符号化列付
    加手段に前記成功圧縮符号列を出力させる符号化終了手
    段を具備し、第X(Xは自然数)回目の符号化におい
    て、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローある
    いはアンダーフローが検出されず、かつ、前記符号化終
    了条件検査手段が前記所定の符号化終了条件を満たして
    いると判定した場合に前記符号化終了手段が前記符号化
    手段の符号化を終了させ、前記圧縮符号化列付加手段に
    前記成功圧縮符号化列を出力させるが、第X回目の符号
    化において、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフ
    ローあるいはアンダーフローが検出された場合に前記プ
    レイバック符号化手段は第X+1回目のプレイバック時
    点を設定し、前記プレイバック時点以降の前記発生符号
    量適正化手段の前記所定の範囲あるいは前記変更する割
    り当て符号量あるいは前記変更する量子化幅を変更して
    第X+1回目の符号化を行い、前記符号化終了手段で前
    記符号化手段を終了するまで上記の符号化を繰り返すこ
    とにより、あたかも所定の映像復号化装置のビデオバッ
    ファの占有量にオーバーフローあるいはアンダーフロー
    がない圧縮符号化列を生成するまで符号化を繰り返すこ
    とを特徴とする映像符号化装置。
  3. 【請求項3】所定の媒体から映像信号を再生し、出力す
    る映像信号入力手段と、前記映像信号を符号化し、第1
    の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前記第1の圧
    縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定する発生符号
    量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り当て符号量
    になるように前記符号化手段の量子化幅を制御する符号
    量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復合化する映
    像復号化装置のビデオバッファの占有量を所定の初期値
    及びピクチャーレートに応じて前記発生符号量から計算
    するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオバッファの
    占有量を所定期間毎に保存するビデオバッファ履歴保存
    手段と、前記ビデオバッファの占有量が所定の範囲外に
    なった時に前記符号量制御手段の前記所定の割り当て符
    号量あるいは前記符号化手段の前記量子化幅を変更する
    発生符号量適正化手段と、前記ビデオバッファの占有量
    がオーバーフローあるいはアンダーフローであるかどう
    かを判別するビデオバッファ検査手段と、前記ビデオバ
    ッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフロ
    ーが検出された場合に前記第1の圧縮符号化列の所定の
    位置に所定の識別子及び少なくとも前記ビデオバッファ
    検査手段がオーバーフローあるいはアンダーフローを検
    出したフレームかフィールドかGOP(グループオブピ
    クチャ)までのフレーム番号かフィールド番号かタイム
    コードの内の少なくともいずれか1つと前記ビデオバッ
    ファ履歴保存手段に保存されている前記ビデオバッファ
    の占有量とを対応させたビデオバッファの占有量の履歴
    を少なくとも付与したビデオバッファエラーコードを付
    加して第2の圧縮符号化列として出力するビデオバッフ
    ァエラーコード付加手段を具備することを特徴とする映
    像符号化装置。
  4. 【請求項4】所定の媒体から映像信号を再生し、出力す
    る映像信号入力手段と、前記映像信号を符号化し、第1
    の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前記第1の圧
    縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定する発生符号
    量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り当て符号量
    になるように前記符号化手段の量子化幅を制御する符号
    量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復合化する映
    像復号化装置のビデオバッファの占有量を所定の初期値
    及びピクチャーレートに応じて前記発生符号量から計算
    するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオバッファの
    占有量を所定期間毎に保存するビデオバッファ履歴保存
    手段と、前記ビデオバッファの占有量が所定の範囲外に
    なった時に前記符号量制御手段の前記所定の割り当て符
    号量あるいは前記符号化手段の前記量子化幅を変更する
    発生符号量適正化手段と、前記ビデオバッファの占有量
    がオーバーフローあるいはアンダーフローであるかどう
    かを判別するビデオバッファ検査手段と、前記ビデオバ
    ッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフロ
    ーが検出された場合に前記第1の圧縮符号化列の所定の
    位置に所定の識別子及び少なくとも前記ビデオバッファ
    検査手段がオーバーフローあるいはアンダーフローを検
    出したフレームかフィールドかGOP(グループオブピ
    クチャ)までのフレーム番号かフィールド番号かタイム
    コードの内の少なくともいずれか1つと前記ビデオバッ
    ファ履歴保存手段に保存されている前記ビデオバッファ
    の占有量とを対応させたビデオバッファの占有量の履歴
    を少なくとも付与したビデオバッファエラーコードを付
    加して第2の圧縮符号化列として出力するビデオバッフ
    ァエラーコード付加手段と、前記第2の圧縮符号化列が
    ビデオバッファエラーコードを含有しているかどうかを
    検出するビデオバッファエラーコード検出手段と、前記
    ビデオバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッ
    ファエラーコードが検出されない場合に前記第2の圧縮
    符号列を成功圧縮符号化列として出力し、前記ビデオバ
    ッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラ
    ーコードが検出された場合に前記第2の圧縮符号化列か
    ら前記ビデオバッファエラーコードを除去し、接続圧縮
    符号化列を出力するビデオバッファエラーコード除去手
    段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記
    ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前記ビ
    デオバッファエラーコードから前記ビデオバッファの占
    有量の履歴を抽出し、オーバーフローあるいはアンダー
    フローが起きたフレームかフィールドかGOPの位置を
    解析し、かつ、オーバーフローであるのか、あるいは、
    アンダーフローであるのかを解析するビデオバッファエ
    ラーコード解析手段と、前記ビデオバッファエラーコー
    ド検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出さ
    れた場合に前記ビデオバッファエラーコード解析手段で
    解析された結果に応じて、再度符号化を行うプレイバッ
    ク時点、すなわち前記ビデオバッファ検査手段でオーバ
    ーフローあるいはアンダーフローが検出されたフレーム
    かフィールドかGOPか、あるいは、オーバーフローあ
    るいはアンダーフローが検出されたフレームかフィール
    ドかGOPよりも前のフレームかフィールドかGOPを
    プレイバック時点として決定するプレイバック時点決定
    手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前
    記ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前記
    プレイバック時点以降の前記符号量制御手段の前記所定
    の割り当て符号量あるいは前記符号化手段の前記量子化
    幅を変更する割り当て符号量変更手段と、前記ビデオバ
    ッファエラーコード解析手段で抽出した前記ビデオバッ
    ファの占有量の履歴と前記プレイバック時点からビデオ
    バッファの初期値を決定し、前記ビデオバッファ計算手
    段の初期値として設定するビデオバッファ占有量初期値
    決定手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段
    で前記ビデオバッファエラーコードが検出された場合に
    前記映像信号入力手段に前記所定の媒体を少なくとも前
    記所定のプレイバック時点まで巻き戻させ、再び前記映
    像信号を出力するように制御し、前記プレイバック時点
    から前記映像信号の符号化を前記符号化手段に再開さ
    せ、前記第1の圧縮符号化列を出力させるプレイバック
    符号化手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手
    段で前記ビデオバッファエラーコードが検出された場合
    に前記接続圧縮符号化列の少なくとも前記プレイバック
    時点以降の部分を削除して、修正圧縮符号化列を出力す
    る圧縮符号化列修正手段と、前記ビデオバッファエラー
    コード検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検
    出された場合に前記修正圧縮符号化列に前記再開した符
    号化後の第1の圧縮符号化列を追加して前記第2の圧縮
    符号化列を生成する圧縮符号化列付加手段と、前記符号
    化手段が所定の符号化終了条件、すなわち所定のフレー
    ム数N(Nは自然数)か、所定のフィールド数M(Mは
    自然数)か、所定のタイムコードまで符号化したかとい
    う条件を満たしているかどうかを検査する符号化終了条
    件検査手段と、前記符号化終了条件検査手段が所定の符
    号化条件を満たした場合に前記符号化手段を終了し、前
    記圧縮符号化列付加手段に前記第2の圧縮符号化列を出
    力させる符号化終了手段を具備し、前記第2の圧縮符号
    化列がビデオバッファエラーコードを含有している場合
    に、上記の符号化を繰り返すことにより、前記ビデオバ
    ッファの占有量にオーバーフローあるいはアンダーフロ
    ー監視用の圧縮符号化列を有し、あたかも所定の映像復
    号化装置のビデオバッファの占有量にオーバーフローあ
    るいはアンダーフローがない圧縮符号化列を生成するま
    で符号化を繰り返すことを特徴とする映像符号化装置。
  5. 【請求項5】所定の媒体から映像信号を再生し、出力す
    る映像信号入力手段と、前記映像信号を符号化し、第1
    の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前記第1の圧
    縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定する発生符号
    量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り当て符号量
    になるように前記符号化手段の量子化幅を制御する符号
    量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復合化する映
    像復号化装置のビデオバッファの占有量を所定の初期値
    及びピクチャーレートに応じて前記発生符号量から計算
    するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオバッファの
    占有量を所定期間毎に保存するビデオバッファ履歴保存
    手段と、前記ビデオバッファの占有量が所定の範囲外に
    なった時に前記符号量制御手段の前記所定の割り当て符
    号量あるいは前記符号化手段の前記量子化幅を変更する
    発生符号量適正化手段と、前記ビデオバッファの占有量
    がオーバーフローあるいはアンダーフローであるかどう
    かを判別するビデオバッファ検査手段と、前記ビデオバ
    ッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフロ
    ーが検出された場合に前記第1の圧縮符号化列の所定の
    位置に所定の識別子及び少なくとも前記ビデオバッファ
    検査手段がオーバーフローあるいはアンダーフローを検
    出したフレームかフィールドかGOP(グループオブピ
    クチャ)までのフレーム番号かフィールド番号かタイム
    コードの内の少なくともいずれか1つと前記ビデオバッ
    ファ履歴保存手段に保存されている前記ビデオバッファ
    の占有量とを対応させたビデオバッファの占有量の履歴
    を少なくとも付与したビデオバッファエラーコードを付
    加して第2の圧縮符号化列として出力するビデオバッフ
    ァエラーコード付加手段と、前記第2の圧縮符号化列が
    ビデオバッファエラーコードを含有しているかどうかを
    検出するビデオバッファエラーコード検出手段と、前記
    ビデオバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッ
    ファエラーコードが検出されない場合に前記第2の圧縮
    符号列を成功圧縮符号化列として出力し、前記ビデオバ
    ッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラ
    ーコードが検出された場合に前記第2の圧縮符号化列か
    ら前記ビデオバッファエラーコードを除去し、接続圧縮
    符号化列を出力するビデオバッファエラーコード除去手
    段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記
    ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前記ビ
    デオバッファエラーコードから前記ビデオバッファの占
    有量の履歴を抽出し、オーバーフローあるいはアンダー
    フローが起きたフレームかフィールドかGOPの位置を
    解析し、かつ、オーバーフローであるのか、あるいは、
    アンダーフローであるのかを解析するビデオバッファエ
    ラーコード解析手段と、前記ビデオバッファエラーコー
    ド検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出さ
    れた場合に前記ビデオバッファエラーコード解析手段で
    解析された結果に応じて、再度符号化を行うプレイバッ
    ク時点、すなわち前記ビデオバッファ検査手段でオーバ
    ーフローあるいはアンダーフローが検出されたフレーム
    かフィールドかGOPか、あるいは、オーバーフローあ
    るいはアンダーフローが検出されたフレームかフィール
    ドかGOPよりも前のフレームかフィールドかGOPを
    プレイバック時点として決定するプレイバック時点決定
    手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前
    記ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前記
    プレイバック時点以降の前記発生符号量適正化手段の前
    記所定の範囲あるいは前記変更する割り当て符号量ある
    いは前記変更する量子化幅を変更する符号量適正化パラ
    メータ変更手段と、前記ビデオバッファエラーコード解
    析手段で抽出された前記ビデオバッファの占有量の履歴
    と前記プレイバック時点からビデオバッファの初期値を
    決定し、前記ビデオバッファ計算手段の初期値として設
    定するビデオバッファ占有量初期値決定手段と、前記ビ
    デオバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッフ
    ァエラーコードが検出された場合に前記映像信号入力手
    段に前記所定の媒体を少なくとも前記所定のプレイバッ
    ク時点まで巻き戻させ、再び前記映像信号を出力するよ
    うに制御し、前記プレイバック時点から前記映像信号の
    符号化を前記符号化手段に再開させ、前記第1の圧縮符
    号化列を出力させるプレイバック符号化手段と、前記ビ
    デオバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッフ
    ァエラーコードが検出された場合に前記接続圧縮符号化
    列の少なくとも前記プレイバック時点以降の部分を削除
    して、修正圧縮符号化列を出力する圧縮符号化列修正手
    段と、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前記
    ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前記修
    正圧縮符号化列に前記再開した符号化後の第1の圧縮符
    号化列を追加して前記第2の圧縮符号化列を生成する圧
    縮符号化列付加手段と、前記符号化手段が所定の符号化
    終了条件、すなわち所定のフレーム数N(Nは自然数)
    か、所定のフィールド数M(Mは自然数)か、所定のタ
    イムコードまで符号化したかという条件を満たしている
    かどうかを検査する符号化終了条件検査手段と、前記符
    号化終了条件検査手段が所定の符号化条件を満たした場
    合に前記符号化手段を終了し、前記圧縮符号化列付加手
    段に前記第2の圧縮符号化列を出力させる符号化終了手
    段を具備し、前記第2の圧縮符号化列がビデオバッファ
    エラーコードを含有している場合に、前記プレイバック
    時点以降の前記発生符号量適正化手段の前記所定の範囲
    あるいは前記変更する割り当て符号量あるいは前記変更
    する量子化幅を変更して符号化を繰り返すことにより、
    前記ビデオバッファの占有量にオーバーフローあるいは
    アンダーフロー監視用の圧縮符号化列を有し、あたかも
    所定の映像復号化装置のビデオバッファの占有量にオー
    バーフローあるいはアンダーフローがない圧縮符号化列
    を生成するまで符号化を繰り返すことを特徴とする映像
    符号化装置。
  6. 【請求項6】所定の媒体から映像信号を再生し、出力す
    る映像信号入力手段と、前記映像信号を符号化し、第1
    の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前記第1の圧
    縮符号化列を記憶する中間圧縮符号化列記憶手段と、前
    記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
    る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
    当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
    御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
    合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
    定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
    量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
    バッファの占有量が所定の範囲外になった時に前記符号
    量制御手段の前記所定の割り当て符号量あるいは前記符
    号化手段の前記量子化幅を変更する発生符号量適正化手
    段と、前記ビデオバッファの占有量がオーバーフローあ
    るいはアンダーフローであるかどうかを判別するビデオ
    バッファ検査手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
    ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
    に前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶されている前記
    第1の圧縮符号化列から前記所定の映像復号化装置の前
    記ビデオバッファの占有量を少なくとも前記ビデオバッ
    ファの占有量にオーバーフローあるいはアンダーフロー
    が起きるフレームあるいはフィールドまで計算するビデ
    オバッファ占有量推定手段と、前記ビデオバッファ占有
    量推定手段で計算された前記ビデオバッファの占有量の
    推定値を所定期間毎に保存するビデオバッファ履歴保存
    手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロー
    あるいはアンダーフローが検出された場合に前記ビデオ
    バッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフ
    ローが検出されたフレームかフィールドかGOP(グル
    ープオブピクチャ)か、あるいは、オーバーフローある
    いはアンダーフローが検出されたフレームかフィールド
    かGOPよりも前のフレームかフィールドかGOPをプ
    レイバック時点として、前記ビデオバッファ占有量推定
    手段で計算された前記ビデオバッファの占有量の前記プ
    レイバック時点の値を前記ビデオバッファ計算手段の初
    期値として設定するビデオバッファ占有量初期値設定手
    段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあ
    るいはアンダーフローが検出された場合に前記プレイバ
    ック時点以降の前記符号量制御手段の前記所定の割り当
    て符号量あるいは前記符号化手段の前記量子化幅を変更
    する割り当て符号量変更手段と、前記ビデオバッファ検
    査手段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
    された場合に前記映像信号入力手段に前記所定の媒体を
    少なくとも前記プレイバック時点だけ巻き戻させ、再び
    前記映像信号を出力するように制御し、前記プレイバッ
    ク時点から前記映像信号の符号化を前記符号化手段に再
    開させ、前記第1の圧縮符号化列を再び出力させるプレ
    イバック符号化手段と、前記ビデオバッファ検査手段で
    オーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場
    合に前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶されている圧
    縮符号化列の少なくとも前記プレイバック時点以降の部
    分を削除して第2の圧縮符号化列を出力する圧縮符号化
    列修正手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバー
    フローあるいはアンダーフローが検出された場合に前記
    第2の圧縮符号化列をその符号化開始時から追加して記
    憶する成功圧縮符号化列記憶手段と、前記符号化手段が
    所定の符号化終了条件、すなわち所定のフレーム数N
    (Nは自然数)か、所定のフィールド数M(Mは自然
    数)か、所定のタイムコードまで符号化したかという条
    件を満たした場合に前記成功圧縮符号化列記憶手段に記
    憶されている成功した圧縮符号化列に前記プレイバック
    時点以降の前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶されて
    いる圧縮符号化列を追加して成功圧縮符号化列を生成す
    る圧縮符号化列付加手段と、前記ビデオバッファ検査手
    段でオーバーフローあるいはアンダーフローが検出され
    ずに、かつ、前記符号化手段が前記所定の符号化終了条
    件を満たしているかどうかを検査する符号化終了条件検
    査手段と、前記符号化終了条件検査手段が前記所定の符
    号化終了条件を満たしていると判定した場合に前記符号
    化手段を終了し、前記圧縮符号化列付加手段に前記成功
    圧縮符号列を出力させる符号化終了手段を具備し、第X
    (Xは自然数)回目の符号化において、前記ビデオバッ
    ファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフロー
    が検出されず、かつ、前記符号化終了条件検査手段が前
    記所定の符号化終了条件を満たしていると判定した場合
    に前記符号化終了手段が前記符号化手段の符号化を終了
    させ、前記圧縮符号化列付加手段に前記成功圧縮符号化
    列を出力させるが、第X回目の符号化において、前記ビ
    デオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダ
    ーフローが検出された場合に前記プレイバック符号化手
    段は第X+1回目のプレイバック時点を設定し、第X+
    1回目の符号化を行い、前記符号化終了手段で前記符号
    化手段を終了するまで上記の符号化を繰り返すことによ
    り、あたかも所定の映像復号化装置のビデオバッファの
    占有量にオーバーフローあるいはアンダーフローがない
    圧縮符号化列を生成するまで符号化を繰り返すことを特
    徴とする映像符号化装置。
  7. 【請求項7】所定の媒体から映像信号を再生し、出力す
    る映像信号入力手段と、前記映像信号を符号化し、第1
    の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前記第1の圧
    縮符号化列を記憶する中間圧縮符号化列記憶手段と、前
    記第1の圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定す
    る発生符号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り
    当て符号量になるように前記符号化手段の量子化幅を制
    御する符号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復
    合化する映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所
    定の初期値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号
    量から計算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオ
    バッファの占有量が所定の範囲外になった時に前記符号
    量制御手段の前記所定の割り当て符号量あるいは前記符
    号化手段の前記量子化幅を変更する発生符号量適正化手
    段と、前記ビデオバッファの占有量がオーバーフローあ
    るいはアンダーフローであるかどうかを判別するビデオ
    バッファ検査手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオ
    ーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場合
    に前記中間圧縮符号化列記憶手段に記憶されている前記
    第1の圧縮符号化列から前記所定の映像復号化装置の前
    記ビデオバッファの占有量を少なくとも前記ビデオバッ
    ファの占有量にオーバーフローあるいはアンダーフロー
    が起きるフレームあるいはフィールドまで計算するビデ
    オバッファ占有量推定手段と、前記ビデオバッファ占有
    量推定手段で計算された前記ビデオバッファの占有量の
    推定値を所定期間毎に保存するビデオバッファ履歴保存
    手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロー
    あるいはアンダーフローが検出された場合に前記ビデオ
    バッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフ
    ローが検出されたフレームかフィールドかGOP(グル
    ープオブピクチャ)か、あるいは、オーバーフローある
    いはアンダーフローが検出されたフレームかフィールド
    かGOPよりも前のフレームかフィールドかGOPをプ
    レイバック時点として、前記ビデオバッファ占有量推定
    手段で計算された前記ビデオバッファの占有量の前記プ
    レイバック時点の値を前記ビデオバッファ計算手段の初
    期値として設定するビデオバッファ占有量初期値設定手
    段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあ
    るいはアンダーフローが検出された場合に前記プレイバ
    ック時点以降の前記発生符号量適正化手段の前記所定の
    範囲あるいは前記変更する割り当て符号量あるいは前記
    変更する量子化幅を変更する符号量適正化パラメータ変
    更手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロ
    ーあるいはアンダーフローが検出された場合に前記映像
    信号入力手段に前記所定の媒体を少なくとも前記プレイ
    バック時点だけ巻き戻させ、再び前記映像信号を出力す
    るように制御し、前記プレイバック時点から前記映像信
    号の符号化を前記符号化手段に再開させ、前記第1の圧
    縮符号化列を再び出力させるプレイバック符号化手段
    と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローある
    いはアンダーフローが検出された場合に前記中間圧縮符
    号化列記憶手段に記憶されている圧縮符号化列の少なく
    とも前記プレイバック時点以降の部分を削除して第2の
    圧縮符号化列を出力する圧縮符号化列修正手段と、前記
    ビデオバッファ検査手段でオーバーフローあるいはアン
    ダーフローが検出された場合に前記第2の圧縮符号化列
    をその符号化開始時から追加して記憶する成功圧縮符号
    化列記憶手段と、前記符号化手段が所定の符号化終了条
    件、すなわち所定のフレーム数N(Nは自然数)か、所
    定のフィールド数M(Mは自然数)か、所定のタイムコ
    ードまで符号化したかという条件を満たした場合に前記
    成功圧縮符号化列記憶手段に記憶されている成功した圧
    縮符号化列に前記プレイバック時点以降の前記中間圧縮
    符号化列記憶手段に記憶されている圧縮符号化列を追加
    して成功圧縮符号化列を生成する圧縮符号化列付加手段
    と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフローある
    いはアンダーフローが検出されずに、かつ、前記符号化
    手段が前記所定の符号化終了条件を満たしているかどう
    かを検査する符号化終了条件検査手段と、前記符号化終
    了条件検査手段が前記所定の符号化終了条件を満たして
    いると判定した場合に前記符号化手段を終了し、前記圧
    縮符号化列付加手段に前記成功圧縮符号列を出力させる
    符号化終了手段を具備し、第X(Xは自然数)回目の符
    号化において、前記ビデオバッファ検査手段でオーバー
    フローあるいはアンダーフローが検出されず、かつ、前
    記符号化終了条件検査手段が前記所定の符号化終了条件
    を満たしていると判定した場合に前記符号化終了手段が
    前記符号化手段の符号化を終了させ、前記圧縮符号化列
    付加手段に前記成功圧縮符号化列を出力させるが、第X
    回目の符号化において、前記ビデオバッファ検査手段で
    オーバーフローあるいはアンダーフローが検出された場
    合に前記プレイバック符号化手段は第X+1回目のプレ
    イバック時点を設定し、前記プレイバック時点以降の前
    記発生符号量適正化手段の前記所定の範囲あるいは前記
    変更する割り当て符号量あるいは前記変更する量子化幅
    を変更して第X+1回目の符号化を行い、前記符号化終
    了手段で前記符号化手段を終了するまで上記の符号化を
    繰り返すことにより、あたかも所定の映像復号化装置の
    ビデオバッファの占有量にオーバーフローあるいはアン
    ダーフローがない圧縮符号化列を生成するまで符号化を
    繰り返すことを特徴とする映像符号化装置。
  8. 【請求項8】所定の媒体から映像信号を再生し、出力す
    る映像信号入力手段と、前記映像信号を符号化し、第1
    の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前記第1の圧
    縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定する発生符号
    量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り当て符号量
    になるように前記符号化手段の量子化幅を制御する符号
    量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復合化する映
    像復号化装置のビデオバッファの占有量を所定の初期値
    及びピクチャーレートに応じて前記発生符号量から計算
    するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオバッファの
    占有量が所定の範囲外になった時に前記符号量制御手段
    の前記所定の割り当て符号量あるいは前記符号化手段の
    前記量子化幅を変更する発生符号量適正化手段と、前記
    ビデオバッファの占有量がオーバーフローあるいはアン
    ダーフローであるかどうかを判別するビデオバッファ検
    査手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロ
    ーあるいはアンダーフローが検出された場合に前記第1
    の圧縮符号化列から前記所定の映像復号化装置の前記ビ
    デオバッファの占有量の履歴を少なくとも前記ビデオバ
    ッファの占有量にオーバーフローあるいはアンダーフロ
    ーが起きるフレームあるいはフィールドまで計算するビ
    デオバッファ占有量推定手段と、前記ビデオバッファ占
    有量推定手段で計算された前記ビデオバッファの占有量
    の推定値を所定期間毎に保存するビデオバッファ履歴保
    存手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロ
    ーあるいはアンダーフローが検出された場合に前記第1
    の圧縮符号化列の所定の位置に所定の識別子及び少なく
    とも前記ビデオバッファ検査手段がオーバーフローある
    いはアンダーフローを検出したフレームかフィールドか
    GOP(グループオブピクチャ)までのフレーム番号か
    フィールド番号かタイムコードの内の少なくともいずれ
    か1つと前記ビデオバッファ占有量推定手段で計算され
    た前記ビデオバッファの占有量とを対応させたビデオバ
    ッファの占有量の履歴を少なくとも付与したビデオバッ
    ファエラーコードを付加して第2の圧縮符号化列として
    出力するビデオバッファエラーコード付加手段を具備す
    ることを特徴とする映像符号化装置。
  9. 【請求項9】所定の媒体から映像信号を再生し、出力す
    る映像信号入力手段と、前記映像信号を符号化し、第1
    の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前記第1の圧
    縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定する発生符号
    量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り当て符号量
    になるように前記符号化手段の量子化幅を制御する符号
    量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復合化する映
    像復号化装置のビデオバッファの占有量を所定の初期値
    及びピクチャーレートに応じて前記発生符号量から計算
    するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオバッファの
    占有量が所定の範囲外になった時に前記符号量制御手段
    の前記所定の割り当て符号量あるいは前記符号化手段の
    前記量子化幅を変更する発生符号量適正化手段と、前記
    ビデオバッファの占有量がオーバーフローあるいはアン
    ダーフローであるかどうかを判別するビデオバッファ検
    査手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロ
    ーあるいはアンダーフローが検出された場合に前記第1
    の圧縮符号化列から前記所定の映像復号化装置の前記ビ
    デオバッファの占有量の履歴を少なくとも前記ビデオバ
    ッファの占有量にオーバーフローあるいはアンダーフロ
    ーが起きるフレームあるいはフィールドまで計算するビ
    デオバッファ占有量推定手段と、前記ビデオバッファ占
    有量推定手段で計算された前記ビデオバッファの占有量
    の推定値を所定期間毎に保存するビデオバッファ履歴保
    存手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフロ
    ーあるいはアンダーフローが検出された場合に前記第1
    の圧縮符号化列の所定の位置に所定の識別子及び少なく
    とも前記ビデオバッファ検査手段がオーバーフローある
    いはアンダーフローを検出したフレームかフィールドか
    GOP(グループオブピクチャ)までのフレーム番号か
    フィールド番号かタイムコードの内の少なくともいずれ
    か1つと前記ビデオバッファ占有量推定手段で計算され
    た前記ビデオバッファの占有量とを対応させたビデオバ
    ッファの占有量の履歴を少なくとも付与したビデオバッ
    ファエラーコードを付加して第2の圧縮符号化列として
    出力するビデオバッファエラーコード付加手段と、前記
    第2の圧縮符号化列がビデオバッファエラーコードを含
    有しているかどうかを検出するビデオバッファエラーコ
    ード検出手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出
    手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出されない
    場合に前記第2の圧縮符号列を成功圧縮符号化列として
    出力し、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で前
    記ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前記
    第2の圧縮符号化列から前記ビデオバッファエラーコー
    ドを除去し、接続圧縮符号化列を出力するビデオバッフ
    ァエラーコード除去手段と、前記ビデオバッファエラー
    コード検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検
    出された場合に前記ビデオバッファエラーコードから前
    記ビデオバッファの占有量の履歴を抽出し、オーバーフ
    ローあるいはアンダーフローが起きたフレームかフィー
    ルドかGOPの位置を解析し、かつ、オーバーフローで
    あるのか、あるいは、アンダーフローであるのかを解析
    するビデオバッファエラーコード解析手段と、前記ビデ
    オバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファ
    エラーコードが検出された場合に前記ビデオバッファエ
    ラーコード解析手段で解析された結果に応じて、再度符
    号化を行うプレイバック時点、すなわち前記ビデオバッ
    ファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフロー
    が検出されたフレームかフィールドかGOPか、あるい
    は、オーバーフローあるいはアンダーフローが検出され
    たフレームかフィールドかGOPよりも前のフレームか
    フィールドかGOPをプレイバック時点として決定する
    プレイバック時点決定手段と、前記ビデオバッファエラ
    ーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが
    検出された場合に前記プレイバック時点以降の前記符号
    量制御手段の前記所定の割り当て符号量あるいは前記符
    号化手段の前記量子化幅を変更する割り当て符号量変更
    手段と、前記ビデオバッファエラーコード解析手段で抽
    出された前記ビデオバッファの占有量の履歴とプレイバ
    ック時点からビデオバッファの初期値を決定し、前記ビ
    デオバッファ計算手段の初期値として設定するビデオバ
    ッファ占有量初期値決定手段と、前記ビデオバッファエ
    ラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコード
    が検出された場合に前記映像信号入力手段に前記所定の
    媒体を少なくとも前記所定のプレイバック時点まで巻き
    戻させ、再び前記映像信号を出力するように制御し、前
    記プレイバック時点から前記映像信号の符号化を前記符
    号化手段に再開させ、前記第1の圧縮符号化列を出力さ
    せるプレイバック符号化手段と、前記ビデオバッファエ
    ラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコード
    が検出された場合に前記接続圧縮符号化列の少なくとも
    前記プレイバック時点以降の部分を削除して、修正圧縮
    符号化列を出力する圧縮符号化列修正手段と、前記ビデ
    オバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッファ
    エラーコードが検出された場合に前記修正圧縮符号化列
    に前記再開した符号化後の第1の圧縮符号化列を追加し
    て前記第2の圧縮符号化列を生成する圧縮符号化列付加
    手段と、前記符号化手段が所定の符号化終了条件、すな
    わち所定のフレーム数N(Nは自然数)か、所定のフィ
    ールド数M(Mは自然数)か、所定のタイムコードまで
    符号化したかという条件を満たしているかどうかを検査
    する符号化終了条件検査手段と、前記符号化終了条件検
    査手段が所定の符号化条件を満たした場合に前記符号化
    手段を終了し、前記圧縮符号化列付加手段に前記第2の
    圧縮符号化列を出力させる符号化終了手段を具備し、前
    記第2の圧縮符号化列がビデオバッファエラーコードを
    含有している場合に、上記の符号化を繰り返すことによ
    り、前記ビデオバッファの占有量にオーバーフローある
    いはアンダーフロー監視用の圧縮符号化列を有し、あた
    かも所定の映像復号化装置のビデオバッファの占有量に
    オーバーフローあるいはアンダーフローがない圧縮符号
    化列を生成するまで符号化を繰り返すことを特徴とする
    映像符号化装置。
  10. 【請求項10】所定の媒体から映像信号を再生し、出力
    する映像信号入力手段と、前記映像信号を符号化し、第
    1の圧縮符号化列を出力する符号化手段と、前記第1の
    圧縮符号化列の所定期間の発生符号量を測定する発生符
    号量測定手段と、前記発生符号量が所定の割り当て符号
    量になるように前記符号化手段の量子化幅を制御する符
    号量制御手段と、前記第1の圧縮符号化列を復合化する
    映像復号化装置のビデオバッファの占有量を所定の初期
    値及びピクチャーレートに応じて前記発生符号量から計
    算するビデオバッファ計算手段と、前記ビデオバッファ
    の占有量が所定の範囲外になった時に前記符号量制御手
    段の前記所定の割り当て符号量あるいは前記符号化手段
    の前記量子化幅を変更する発生符号量適正化手段と、前
    記ビデオバッファの占有量がオーバーフローあるいはア
    ンダーフローであるかどうかを判別するビデオバッファ
    検査手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフ
    ローあるいはアンダーフローが検出された場合に前記第
    1の圧縮符号化列から前記所定の映像復号化装置の前記
    ビデオバッファの占有量の履歴を少なくとも前記ビデオ
    バッファの占有量にオーバーフローあるいはアンダーフ
    ローが起きるフレームあるいはフィールドまで計算する
    ビデオバッファ占有量推定手段と、前記ビデオバッファ
    占有量推定手段で計算された前記ビデオバッファの占有
    量の推定値を所定期間毎に保存するビデオバッファ履歴
    保存手段と、前記ビデオバッファ検査手段でオーバーフ
    ローあるいはアンダーフローが検出された場合に前記第
    1の圧縮符号化列の所定の位置に所定の識別子及び少な
    くとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバーフローあ
    るいはアンダーフローを検出したフレームかフィールド
    かGOP(グループオブピクチャ)までのフレーム番号
    かフィールド番号かタイムコードの内の少なくともいず
    れか1つと前記ビデオバッファ占有量推定手段で計算さ
    れた前記ビデオバッファの占有量とを対応させたビデオ
    バッファの占有量の履歴を少なくとも付与したビデオバ
    ッファエラーコードを付加して第2の圧縮符号化列とし
    て出力するビデオバッファエラーコード付加手段と、前
    記第2の圧縮符号化列がビデオバッファエラーコードを
    含有しているかどうかを検出するビデオバッファエラー
    コード検出手段と、前記ビデオバッファエラーコード検
    出手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出されな
    い場合に前記第2の圧縮符号列を成功圧縮符号化列とし
    て出力し、前記ビデオバッファエラーコード検出手段で
    前記ビデオバッファエラーコードが検出された場合に前
    記第2の圧縮符号化列から前記ビデオバッファエラーコ
    ードを除去し、接続圧縮符号化列を出力するビデオバッ
    ファエラーコード除去手段と、前記ビデオバッファエラ
    ーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが
    検出された場合に前記ビデオバッファエラーコードから
    前記ビデオバッファの占有量の履歴を抽出し、オーバー
    フローあるいはアンダーフローが起きたフレームかフィ
    ールドかGOPの位置を解析し、かつ、オーバーフロー
    であるのか、あるいは、アンダーフローであるのかを解
    析するビデオバッファエラーコード解析手段と、前記ビ
    デオバッファエラーコード検出手段で前記ビデオバッフ
    ァエラーコードが検出された場合に前記ビデオバッファ
    エラーコード解析手段で解析された結果に応じて、再度
    符号化を行うプレイバック時点、すなわち前記ビデオバ
    ッファ検査手段でオーバーフローあるいはアンダーフロ
    ーが検出されたフレームかフィールドかGOPか、ある
    いは、オーバーフローあるいはアンダーフローが検出さ
    れたフレームかフィールドかGOPよりも前のフレーム
    かフィールドかGOPをプレイバック時点として決定す
    るプレイバック時点決定手段と、前記ビデオバッファエ
    ラーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコード
    が検出された場合に前記プレイバック時点以降の前記発
    生符号量適正化手段の前記所定の範囲あるいは前記変更
    する割り当て符号量あるいは前記変更する量子化幅を変
    更する符号量適正化パラメータ変更手段と、前記ビデオ
    バッファエラーコード解析手段で抽出された前記ビデオ
    バッファの占有量の履歴と前記プレイバック時点からビ
    デオバッファの初期値を決定し、前記ビデオバッファ計
    算手段の初期値として設定するビデオバッファ占有量初
    期値決定手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出
    手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出された場
    合に前記映像信号入力手段に前記所定の媒体を少なくと
    も前記所定のプレイバック時点まで巻き戻させ、再び前
    記映像信号を出力するように制御し、前記プレイバック
    時点から前記映像信号の符号化を前記符号化手段に再開
    させ、前記第1の圧縮符号化列を出力させるプレイバッ
    ク符号化手段と、前記ビデオバッファエラーコード検出
    手段で前記ビデオバッファエラーコードが検出された場
    合に前記接続圧縮符号化列の少なくとも前記プレイバッ
    ク時点以降の部分を削除して、修正圧縮符号化列を出力
    する圧縮符号化列修正手段と、前記ビデオバッファエラ
    ーコード検出手段で前記ビデオバッファエラーコードが
    検出された場合に前記修正圧縮符号化列に前記再開した
    符号化後の第1の圧縮符号化列を追加して前記第2の圧
    縮符号化列を生成する圧縮符号化列付加手段と、前記符
    号化手段が所定の符号化終了条件、すなわち所定のフレ
    ーム数N(Nは自然数)か、所定のフィールド数M(M
    は自然数)か、所定のタイムコードまで符号化したかと
    いう条件を満たしているかどうかを検査する符号化終了
    条件検査手段と、前記符号化終了条件検査手段が所定の
    符号化条件を満たした場合に前記符号化手段を終了し、
    前記圧縮符号化列付加手段に前記第2の圧縮符号化列を
    出力させる符号化終了手段を具備し、前記第2の圧縮符
    号化列がビデオバッファエラーコードを含有している場
    合に、上記の符号化を繰り返し、前記プレイバック時点
    以降の前記発生符号量適正化手段の前記所定の範囲ある
    いは前記変更する割り当て符号量あるいは前記変更する
    量子化幅を変更することにより、前記ビデオバッファの
    占有量にオーバーフローあるいはアンダーフロー監視用
    の圧縮符号化列を有し、あたかも所定の映像復号化装置
    のビデオバッファの占有量にオーバーフローあるいはア
    ンダーフローがない圧縮符号化列を生成するまで符号化
    を繰り返すことを特徴とする映像符号化装置。
  11. 【請求項11】映像符号化装置のビデオバッファが所定
    の時点でオーバーフローあるいはアンダーフローを起こ
    していることを示すビデオバッファエラーコードを含む
    可能性のある圧縮符号化列を入力して、前記圧縮符号化
    列が前記ビデオバッファエラーコードを含むか否かを検
    査するビデオバッファエラーコード検出手段と、前記ビ
    デオバッファエラーコードが含まれている場合に、前記
    ビデオバッファエラーコードから前記ビデオバッファの
    占有量がオーバーフローあるいはアンダーフローが起き
    たフレームかフィールドかGOPの位置を解析するビデ
    オバッファエラーコード解析手段と、少なくとも、オー
    バーフローないしはアンダーフローが起こるフレームか
    フィールドかGOP(グループオブピクチャ)を復号化
    する前に前記圧縮符号化列の復号化を停止する復号化停
    止手段と、前記圧縮符号化列を復号化する復号化手段と
    を具備することを特徴とする映像復号化装置。
  12. 【請求項12】映像符号化装置のビデオバッファが所定
    の時点でオーバーフローあるいはアンダーフローを起こ
    していることを表すビデオバッファエラーコードを含む
    可能性のある圧縮符号化列を入力して、前記圧縮符号化
    列が前記ビデオバッファエラーコードを含むか否かを検
    査するビデオバッファエラーコード検出手段と、前記ビ
    デオバッファエラーコードが含まれている場合に、前記
    ビデオバッファエラーコードから前記ビデオバッファの
    占有量がオーバーフローあるいはアンダーフローが起き
    たフレームかフィールドかGOPの位置を解析するビデ
    オバッファエラーコード解析手段と、少なくとも、オー
    バーフローないしはアンダーフローが起こるフレームか
    フィールドかGOP(グループオブピクチャ)を含む一
    時停止期間の前記圧縮符号化列の復号化を一時的に停止
    する復号化一時停止手段と、前記一時停止期間にビデオ
    バッファをリフレッシュするビデオバッファリフレッシ
    ュ手段と、前記圧縮符号化列を復号化する復号化手段と
    を具備することを特徴とする映像復号化装置。
  13. 【請求項13】前記ビデオバッファ検査手段でオーバー
    フローあるいはアンダーフローが検出された場合に前記
    符号化手段を所定の時点、すなわちオーバーフローある
    いはアンダーフローが検出されたマクロブロックあるい
    はスライスあるいはフレームあるいはフィールドあるい
    はGOPの符号化が少なくとも終了した時点で停止する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9または10記載の映像符号化装置。
  14. 【請求項14】前記ビデオバッファエラーコードは、ビ
    デオバッファがオーバーフローあるいはアンダーフロー
    を起こしたGOPの先頭フレームの番号あるいは先頭フ
    ィールドの番号あるいはタイムコードの内の少なくとも
    1つと前記ビデオバッファの占有量との対応表を含むこ
    とを特徴とする請求項3、4、5、8、9または10記
    載の映像符号化装置。
  15. 【請求項15】1画面内の所定領域の代表量子化幅を計
    算する量子化幅計算手段と、前記代表量子化幅を量子化
    幅の履歴として保持する量子化幅記憶手段を具備し、前
    記割り当て符号量変更手段は前記量子化幅記憶手段で保
    持されている前記量子化幅の履歴に応じて前記プレイバ
    ック時点以降の前記量子化幅を変更することを特徴とす
    る請求項1または6記載の映像符号化装置。
  16. 【請求項16】1画面内の所定領域の代表量子化幅を計
    算する量子化幅計算手段と、前記代表量子化幅を量子化
    幅の履歴として保持する量子化幅記憶手段を具備し、前
    記符号量適正化パラメータ変更手段は前記量子化幅記憶
    手段で保持されている前記量子化幅の履歴に応じて、前
    記プレイバック時点以降の前記所定の範囲あるいは前記
    変更する量子化幅を変更することを特徴とする請求項2
    または7記載の映像符号化装置。
  17. 【請求項17】1画面内の所定領域の代表量子化幅を計
    算する量子化幅計算手段と、前記代表量子化幅を量子化
    幅の履歴として保持する量子化幅記憶手段と、前記ビデ
    オバッファエラーコード付加手段は前記量子化幅記憶手
    段で保持されている前記量子化幅の履歴を前記ビデオバ
    ッファエラーコード中に埋め込むことを特徴とする請求
    項3または8記載の映像符号化装置。
  18. 【請求項18】1画面内の所定領域の代表量子化幅を計
    算する量子化幅計算手段と、前記代表量子化幅を量子化
    幅の履歴として保持する量子化幅記憶手段と、前記ビデ
    オバッファエラーコード付加手段は前記量子化幅記憶手
    段で保持されている前記量子化幅の履歴を前記ビデオバ
    ッファエラーコード中に埋め込み、前記ビデオバッファ
    エラーコード中に埋め込まれた前記量子化幅の履歴を取
    り出す量子化幅履歴抽出手段を具備し、前記割り当て符
    号量変更手段は前記量子化幅の履歴に応じて前記プレイ
    バック時点以降の前記量子化幅を変更することを特徴と
    する請求項4または9記載の映像符号化装置。
  19. 【請求項19】1画面内の所定領域の代表量子化幅を計
    算する量子化幅計算手段と、前記代表量子化幅を量子化
    幅の履歴として保持する量子化幅記憶手段と、前記ビデ
    オバッファエラーコード付加手段は前記量子化幅記憶手
    段で保持されている前記量子化幅の履歴を前記ビデオバ
    ッファエラーコード中に埋め込み、前記ビデオバッファ
    エラーコード中に埋め込まれた前記量子化幅の履歴を取
    り出す量子化幅履歴抽出手段を具備し、前記符号量適正
    化パラメータ変更手段は前記量子化幅の履歴に応じて、
    前記プレイバック時点以降の前記所定の範囲あるいは前
    記変更する量子化幅を変更することを特徴とする請求項
    5または10記載の映像符号化装置。
  20. 【請求項20】1画面内の所定期間の発生符号量を発生
    符号量の履歴として保持する発生符号量記憶手段を具備
    し、前記割り当て符号量変更手段は前記発生符号量の履
    歴に応じて前記プレイバック時点以降の前記所定の割り
    当て符号量あるいは前記量子化幅を変更することを特徴
    とする請求項1または6記載の映像符号化装置。
  21. 【請求項21】1画面内の所定期間の発生符号量を発生
    符号量の履歴として保持する発生符号量記憶手段を具備
    し、前記符号量適正化パラメータ変更手段は前記発生符
    号量の履歴に応じて前記プレイバック時点以降の前記所
    定の範囲あるいは前記変更する量子化幅を変更すること
    を特徴とする請求項2または7記載の映像符号化装置。
  22. 【請求項22】1画面内の所定期間の発生符号量を発生
    符号量の履歴として保持する発生符号量記憶手段と、前
    記ビデオバッファエラーコード付加手段は前記発生符号
    量の履歴を前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込
    むことを特徴とする請求項3または8記載の映像符号化
    装置。
  23. 【請求項23】1画面内の所定期間の発生符号量を発生
    符号量の履歴として保持する発生符号量記憶手段と、前
    記ビデオバッファエラーコード付加手段は前記発生符号
    量の履歴を前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込
    み、前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込まれた
    前記発生符号量の履歴を取り出す発生符号量履歴抽出手
    段を具備し、前記割り当て符号量変更手段は前記発生符
    号量の履歴に応じて、前記プレイバック時点以降の前記
    所定の割り当て符号量あるいは前記量子化幅を変更する
    ことを特徴とする請求項4または9記載の映像符号化装
    置。
  24. 【請求項24】1画面内の所定期間の発生符号量を発生
    符号量の履歴として保持する発生符号量記憶手段と、前
    記ビデオバッファエラーコード付加手段は前記発生符号
    量の履歴を前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込
    み、前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込まれた
    前記発生符号量の履歴を取り出す発生符号量履歴抽出手
    段を具備し、前記符号量適正化パラメータ変更手段は前
    記発生符号量の履歴に応じて前記プレイバック時点以降
    の前記所定の範囲あるいは前記変更する量子化幅を変更
    することを特徴とする請求項5または10記載の映像符
    号化装置。
  25. 【請求項25】前記割り当て符号量変更手段は、少なく
    とも前記ビデオバッファ検査手段がオーバーフローある
    いはアンダーフローを検出したフレームかフィールドか
    GOPまでの前記ビデオバッファ履歴保存手段に保存さ
    れている前記ビデオバッファの占有量の履歴に応じて、
    前記プレイバック時点以降の前記所定の割り当て符号量
    あるいは前記量子化幅を変更することを特徴とする請求
    項1または6記載の映像符号化装置。
  26. 【請求項26】前記符号量適正化パラメータ変更手段
    は、少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバー
    フローあるいはアンダーフローを検出したフレームかフ
    ィールドかGOPまでの前記ビデオバッファ履歴保存手
    段に保存されている前記ビデオバッファの占有量の履歴
    に応じて、前記プレイバック時点以降の前記所定の範囲
    あるいは前記変更する割り当て符号量あるいは前記変更
    する量子化幅を変更することを特徴とする請求項2また
    は7記載の映像符号化装置。
  27. 【請求項27】前記ビデオバッファエラーコード付加手
    段は、少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバ
    ーフローあるいはアンダーフローを検出したフレームか
    フィールドかGOPまでの前記ビデオバッファ履歴保存
    手段に保存されている前記ビデオバッファの占有量の履
    歴を前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込むこと
    を特徴とする請求項3または8記載の映像符号化装置。
  28. 【請求項28】前記ビデオバッファエラーコード付加手
    段は、少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバ
    ーフローあるいはアンダーフローを検出したフレームか
    フィールドかGOPまでの前記ビデオバッファ履歴保存
    手段に保存されている前記ビデオバッファの占有量の履
    歴を前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込み、前
    記ビデオバッファエラーコード中に埋め込まれた前記ビ
    デオバッファの占有量の履歴を取り出すビデオバッファ
    占有量履歴抽出手段を具備し、前記割り当て符号量変更
    手段は前記ビデオバッファの占有量の履歴に応じて、前
    記プレイバック時点以降の前記所定の割り当て符号量あ
    るいは前記量子化幅を変更することを特徴とする請求項
    4または9記載の映像符号化装置。
  29. 【請求項29】前記ビデオバッファエラーコード付加手
    段は、少なくとも前記ビデオバッファ検査手段がオーバ
    ーフローあるいはアンダーフローを検出したフレームか
    フィールドかGOPまでの前記ビデオバッファ履歴保存
    手段に保存されている前記ビデオバッファの占有量の履
    歴を前記ビデオバッファエラーコード中に埋め込み、前
    記ビデオバッファエラーコード中に埋め込まれた前記ビ
    デオバッファの占有量の履歴を取り出すビデオバッファ
    占有量履歴抽出手段を具備し、前記符号量適正化パラメ
    ータ変更手段は前記ビデオバッファの占有量の履歴に応
    じて、前記プレイバック時点以降の前記所定の範囲ある
    いは前記変更する割り当て符号量あるいは前記変更する
    量子化幅を変更することを特徴とする請求項5または1
    0記載の映像符号化装置。
  30. 【請求項30】前記ビデオバッファエラーコード付加手
    段は、前記ビデオバッファエラーコードを、前記第1の
    圧縮符号化列の先頭あるいは終端に挿入することを特徴
    とする請求項3、4、5、8、9または10記載の映像
    符号化装置。
  31. 【請求項31】前記ビデオバッファエラーコード付加手
    段は、前記ビデオバッファエラーコードを、前記第1の
    圧縮符号化列のオーバーフローあるいはアンダーフロー
    が起きたマクロブロックあるいはスライスあるいはフレ
    ームあるいはフィールドあるいはGOPの先頭あるいは
    終端に挿入することを特徴とする請求項3、4、5、
    8、9または10記載の映像符号化装置。
  32. 【請求項32】前記ビデオバッファエラー検査手段は、
    前記ビデオバッファの占有量がオーバーフローないしは
    アンダーフローかどうかをマクロブロック単位あるいは
    スライス単位あるいはフレーム単位あるいはフィールド
    単位のいずれかで検査を行うことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9または10記載の
    映像符号化装置。
  33. 【請求項33】前記割り当て符号量変更手段は、前記ビ
    デオバッファ検査手段で前記ビデオバッファの占有量が
    アンダーフローと検出された場合に、前記割り当て符号
    量をアンダーフロー発生時の割り当て符号量A1(A1
    は所定の数)ビットからA2(A2はA1よりも大きな
    所定の数)ビットに増やすか、あるいは、前記量子化幅
    をアンダーフロー発生時の量子化幅Q1(Q1は所定整
    数)から量子化幅Q2(Q2はQ1よりも小さな所定整
    数)に小さくすることを特徴とする請求項1、4、6ま
    たは請求項9記載の映像符号化装置。
  34. 【請求項34】前記割り当て符号量変更手段は、前記ビ
    デオバッファ検査手段で前記ビデオバッファの占有量が
    オーバーフローと検出された場合に、前記割り当て符号
    量をオーバーフロー発生時の割り当て符号量A3(A3
    は所定の数)ビットからA4(A4はA1よりも小さな
    所定の数)ビットに減らすか、あるいは、前記量子化幅
    をオーバーフロー発生時の量子化幅Q3(Q3は所定整
    数)からQ4(Q4はQ3よりも大きな所定整数)に大
    きくすることを特徴とする請求項1、4、6または9記
    載の映像符号化装置。
  35. 【請求項35】前記符号量適正化パラメータ変更手段
    は、前記ビデオバッファ検査手段で前記ビデオバッファ
    の占有量がアンダーフローと検出された場合に、前記所
    定の範囲のアンダーフロー防止判定用の制限閾値をアン
    ダーフロー発生時の制限閾値D1(D1は所定の数)か
    らD2(D2はD1よりも大きな所定の数)へ上げる
    か、あるいは、前記変更する割り当て符号量をアンダー
    フロー発生時の前記変更割り当て符号量A5(A5は所
    定の数)ビットからA6(A6はA5よりも大きな所定
    の数)ビットに大きくするか、あるいは、前記変更する
    量子化幅をオーバーフロー発生時の変更する量子化幅Q
    5(Q5は所定整数)からQ6(Q6はQ5よりも小さ
    な所定整数)に小さくすることを特徴とする請求項2、
    5、7または10記載の映像符号化装置。
  36. 【請求項36】前記符号量適正化パラメータ変更手段
    は、前記ビデオバッファ検査手段で前記ビデオバッファ
    の占有量がオーバーフローと検出された場合に、前記所
    定の範囲のオーバーフロー防止判定用の制限閾値をオー
    バーフロー発生時の制限閾値D3(D3は所定の数)か
    らD4(D4はD3よりも小さな所定の数)へ下げる
    か、あるいは、前記変更する割り当て符号量をオーバー
    フロー発生時の前記変更割り当て符号量A7(A7は所
    定の数)ビットからA8(A8はA7よりも小さな所定
    の数)ビットに小さくするか、あるいは、前記変更する
    量子化幅をオーバーフロー発生時の前記変更する量子化
    幅Q7(Q7は所定整数)からQ8(Q8はQ7よりも
    大きな所定整数)に大きくすることを特徴とする請求項
    2、5、7または10記載の映像符号化装置。
  37. 【請求項37】前記復号化停止手段は、前記ビデオバッ
    ファエラーコードが含まれる場合に、復号化することな
    く、復号化を停止することを特徴とする請求項11記載
    の映像復号化装置。
  38. 【請求項38】前記復号化停止手段は、前記ビデオバッ
    ファエラーコードが含まれる場合に、ビデオバッファの
    占有量にオーバーフローあるいはアンダーフローが起き
    るGOPより前のGOPを所定のエラー映像非表示時点
    として復号化を停止することを特徴とする請求項11記
    載の映像復号化装置。
  39. 【請求項39】前記復号化停止手段は、前記ビデオバッ
    ファエラーコードが含まれる場合に、ビデオバッファの
    占有量にオーバーフローあるいはアンダーフローが検出
    されるフレームないしはフィールドよりも前のフレーム
    あるいはフィールドを所定のエラー映像非表示時点とし
    て復号化を停止することを特徴とする請求項11記載の
    映像復号化装置。
  40. 【請求項40】前記復号化一時停止手段は、少なくと
    も、ビデオバッファの占有量にオーバーフローあるいは
    アンダーフローが検出されるスライスあるいはマクロブ
    ロックあるいはフレームあるいはフィールドあるいはG
    OPの表示を一時的に停止することを特徴とする請求項
    12記載の映像復号化装置。
  41. 【請求項41】前記ビデオバッファ検査手段が前記ビデ
    オバッファの占有量にオーバーフローあるいはアンダー
    フローを検出した場合に前記ビデオバッファの占有量に
    オーバーフローあるいはアンダーフローが検出されたこ
    とを表示するエラー情報表示手段を具備することを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9また
    は10記載の映像符号化装置。
  42. 【請求項42】前記復号化停止時に前記ビデオバッファ
    エラーコードの内容を表示するエラー情報表示手段を具
    備することを特徴とする請求項11記載の映像復号化装
    置。
  43. 【請求項43】前記復号化一時停止期間に前記ビデオバ
    ッファエラーコードの内容を表示するエラー情報表示手
    段を具備することを特徴とする請求項12記載の映像復
    号化装置。
  44. 【請求項44】前記プレイバック符号化手段は、少なく
    とも、前記第X(Xは自然数)回目のプレイバック符号
    化の前記プレイバック時点を記憶するプレイバック時点
    記憶手段を具備し、前記第X回目の符号化でオーバーフ
    ローあるいはアンダーフローが検出された場合に、第X
    +1回目の符号化の前記プレイバック時点を第X回目の
    符号化の前記プレイバック時点よりも前のフレームかフ
    ィールドかGOPに変更し、符号化を再開することを特
    徴とする請求項1、2、4、5、6、7、9または10
    記載の映像符号化装置。
  45. 【請求項45】前記プレイバック符号化手段は、前記符
    号化手段がフレーム内符号化あるいはフィールド内符号
    化のみしか行わない場合にフレーム単位あるいはフィー
    ルド単位に前記プレイバック時点を定めることを特徴と
    する請求項1、2、4、5、6、7、9または10記載
    の映像符号化装置。
  46. 【請求項46】前記プレイバック符号化手段は、前記符
    号化手段がフレーム間符号化あるいはフィールド間符号
    化を行う場合に、GOP単位に前記プレイバック時点を
    定めることを特徴とする請求項1、2、4、5、6、
    7、9または10記載の映像符号化装置。
  47. 【請求項47】前記符号化手段は、フレーム間予測符号
    化あるいはフィールド間予測符号化を行うときには、G
    OP単位にランダムアクセス可能であるようにフレーム
    (あるいはフィールド)間予測符号化画像(P、B)
    は、GOP内のみのフレーム(あるいはフィールド)内
    画像(I)または前方向フレーム(あるいはフィール
    ド)予測画像(P)を参照フレーム(あるいはフィール
    ド)とすることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8、9または10記載の映像符号化装置。
  48. 【請求項48】前記発生符号量適正化手段及び前記符号
    量適正化パラメータ変更手段は、前記所定の範囲を複数
    S(Sは自然数)個有し、複数の所定の範囲毎に変更す
    る量子化幅を設定し、前記複数の所定の範囲の数をSよ
    りも多くの数に増やすか、前記複数の所定の範囲をそれ
    ぞれ変更するか、あるいは、前記複数の範囲毎の変更す
    る量子化幅を変更することを特徴とする請求項2、5、
    7または10記載の映像符号化装置。
  49. 【請求項49】前記符号化手段がフレーム間予測符号化
    あるいはフィールド間予測符号化を用いるときには、第
    X(Xは自然数)回目の前記プレイバック時点以降の
    I、P、Bの符号化モードを第X回目のものとは異なる
    ものに変更する符号化モード変更手段を具備し、前記プ
    レイバック時点以降のフレームあるいはフィールドある
    いはGOPを全て、あるいは、所定期間のフレームある
    いはフィールドあるいはGOPのみ変更することを特徴
    とする請求項1、2、4、5、6、7、9または10記
    載の映像符号化装置。
  50. 【請求項50】前記プレイバック符号化手段は、現在の
    符号化時点において、少なくとも、前記プレイバック時
    点過去の分の前記所定の媒体から出力される映像信号を
    遅延ないしは記憶するプレイバックメモリー手段を具備
    し、前記プレイバック符号化手段は前記所定の媒体を巻
    き戻すのではなく、前記プレイバックメモリー手段で遅
    延ないしは記憶されている映像信号を用いて符号化を再
    開することを特徴とする請求項1、2、4、5、6、
    7、9または10記載の映像符号化装置。
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