JPH10303926A - 回線モニタ装置 - Google Patents

回線モニタ装置

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JPH10303926A
JPH10303926A JP12035997A JP12035997A JPH10303926A JP H10303926 A JPH10303926 A JP H10303926A JP 12035997 A JP12035997 A JP 12035997A JP 12035997 A JP12035997 A JP 12035997A JP H10303926 A JPH10303926 A JP H10303926A
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line monitor
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frame
line
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上位レイヤプロトコルによるリアルタイムな
解析や画面表示を行う場合に、T側受信フレームとR側
受信フレーム同志の受信順序を高速に判別できる回線モ
ニタ装置を提供する。 【解決手段】 回線処理部2のT側回線モニタ回路2a
はT線5をモニタし、R側回線モニタ回路2bはR線6
をモニタし、PDUフレームフォーマットに変換する。
受信を完了したPDUフレームはT側回線モニタ回路2
aとR側回線モニタ回路2bとを独立してDMA転送に
より共通処理部3の共通メモリ3aのT側とR側に分割
した空間に転送して書き込む。の書き込まれたPDUフ
レームデータを共通処理部3内の解析用CPU3bで読
み出して、リアルタイムで解析し、本体部4の本体部C
PU4aでPDUフレームデータのプロトコルをリアル
タイムに解析する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信回線に接続
し、回線の上り/下りの双方向でオンラインモニタを行
う回線モニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、公衆ネットワーク上の非同期転
送モード(ATM)回線のプロトコルの診断、解析にお
いては最小構成単位であるセルフォーマットでのオンラ
イン記録以外に、より上位レイヤであるAALレイヤ単
位、すなわちプロトコル・データ・ユニット(以下、P
DUという)フォーマットによるオンラインモニタが行
われる場合がある。一般に、モニタ対象とする通信回線
はT線とR線すなわち上り下りの2系統から構成される
双方向通信であり、オンラインモニタ動作の実行時には
回線を構成するT側と、R側の双方について同時にモニ
タし、解析する必要がある。通常、高速通信回線のオン
ラインモニタでは、T側とR側で同一の回路を個別に並
列動作させることによりモニタ回路を構成している。
【0003】いま、オンラインモニタ中の、T側回線部
またはR側回線部どちらか片方のモニタ回路のみに着目
してATM回線のPDUフレームフォーマットによるオ
ンラインモニタ動作の場合を例に説明すると、以下のよ
うに動作する。被測定回線より取得したセルから、AA
Lレイヤのフレームフォーマット(PDU)を組立、再
生する操作をPDUフレーム組立回路にて行う。
【0004】一般に、PDUフレーム組立回路は市販の
通信用LSIなどが使用され、その際には、専属のCP
Uを設けて通信用LSI並びに周辺関連部の制御を行わ
せている。このCPUは、システムソフトウェアによる
プロトコル診断やリアルタイムデータ処理を行う解析用
CPUと区別するために回線部CPUと称している。A
ALレイヤのPDU(フレームフォーマット)組立は、
PDUフレーム組立回路の周辺に設ける回線部メモリ
(ワーク用のメモリ)を使用し、オンラインモニタ中に
は回線部メモリ上にPDUフレームが組み立てられる。
【0005】PDUフレーム記録回路によって回線部メ
モリ上に組み立てられた、ATMアダプテーションレイ
ヤ(AAL)のPDUフレームは、1PDU分が受信完
了してフレームとして仕上がる毎に共通部メモリに対し
順次DMA転送される。共通部メモリは、解析用CPU
から見てT側書き込み結果とR側書き込み結果の専用領
域を連続空間上に割り当てられて読み出すことができる
共有メモリである。解析用CPUは、転送先の共通部メ
モリにあるT側とR側のリアルタイムなPDUフレーム
情報をオンラインモニタ中に参照する。以上のように、
プロトコルアナライザが、被測定回線から取り込んだデ
ータをPDUなどのフレームフォーマットに変換してデ
ータリスト画面などの表示器に表示し、上位レイヤプロ
トコルに基づく翻訳表示やトリガ判定等のリアルタイム
解析動作、および受信フレームのリアルタイムな画面表
示を行う動作をフレーム形式によるオンラインモニタと
いう。
【0006】ところで、モニタ実行中にPDUなどのフ
レーム形式によるオンライン表示やオンライン解析を行
う場合、各PDUフレームを受信し終わり、組み立てが
完了した時間、すなわちDMA転送が発生した時間につ
いて、特に、T側とR側のPDUフレーム記録データ間
同志での相対的な前後関係を把握する作業が、解析用C
PUに必要である。これは、プロトコルアナライザがP
DUフレームフォーマットなどの上位レイヤプロトコル
によるリアルタイム解析や画面表示などを行う場合、T
側受信フレームとR側受信フレーム同志の受信順序の判
別が必要であり、そのためには参照する受信フレームデ
ータには何らかの受信順序の識別情報が不可欠であるた
めである。
【0007】上述の受信順序の識別情報は、例えば解析
用CPUが記録済みのフレーム群の中から、最も古い時
間に受信されたフレームを識別する場合、あるいは、R
側とT側の相互間で行われる上位レイヤプロトコルによ
る管理手順のやり取りについて各フレームを参照しなが
ら時系列的な解析を行う場合、あるいは、データリスト
画面でT側受信フレームとR側受信フレームを併せてリ
アルタイム表示を行う際に、画面上のT側フレームとR
側フレームの表示する相対的な位置関係を、実際に受信
した前後関係と一致させる場合などに活用される。受信
順序の識別のために、用いられる手段としてT側とR側
の各回線モニタ回路からのDMA転送の際に、PDUフ
レームデータ部の前または後にヘッダまたはテイラー形
式の付加情報部を設け、この付加情報部にタイムスタン
プによる絶対時刻の情報を格納する方式がある。
【0008】各回線部では、DMA(Direct Memory Ac
cess) 転送が行われる時点の絶対時刻をタイムスタンプ
データとして付加情報部に格納しPDUフレームデータ
部と相前後してDMA転送する。このようにして共通部
メモリに記録されたT側からとR側からの双方のPDU
フレーム同士は解析用CPUにより付加情報部の個別の
タイムスタンプ同士を比較することにより、すべての受
信フレームについて受信順序を確実に識別できる。タイ
ムスタンプ情報の構成例としては、充分な分解能をもつ
秒未満タイマすなわちtic成分と、1970年1月1
日起点の秒以上タイマ、すなわちsec成分のフィール
ドを併せた、例えば56ビット〜64ビット相当のビッ
ト構成が考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各PDUフレ
ーム記録内容から絶対時刻を読み取り、比較することで
各PDUフレーム記録の時間軸上の相対位置関係を割り
出す方法では、解析用CPUの処理ステップ数が多くか
かり過ぎ、モニタ実行中のオンライン解析、表示動作等
の性能が制限されてしまう課題がある。また、新たに追
加したタイムスタンプ情報を格納するために、T側、R
側の各回線モニタ回路で行う毎回のフレームデータのD
MA転送時に、DMA転送対象のフレームデータ本体部
の先頭または末尾に併せて書き込む付加情報部の56〜
64ビットもの追加は、共通部メモリの有効利用の観点
からすればフレームデータ本体の格納効率の相対的な低
下であり好ましくない。
【0010】さらに、タイムスタンプタイマの運用に
は、システムソフトウェアにより、モニタ開始時または
電源投入時などに秒以上の絶対時刻、たとえばOSのタ
イマ値などをロードする必要がある。ハードウェア上で
は、このタイムスタンプ情報のために必要な56ビット
〜64ビット幅のタイムスタンプカウンタは、T側回線
部とR側回線部の双方で用意するとなると2個必要であ
る。
【0011】しかしながら、別々に記録された、T側デ
ータ、R側データを併せて読み出し、打刻値のみを頼り
に時間的な前後関係を判定する解析用CPUの動作から
すれば、T側回線部とR側回線部の両タイムスタンプカ
ウンタは、モニタ開始までにハードウェアによる同期操
作で確実に時刻合わせを行い、モニタ中はT側とR側双
方のカウンタが同時にカウントアップするように保証す
るカウントアップ動作の同期化手段が必要である。ま
た、逆に、このタイムスタンプカウンタをT側回線部と
R側回線部で同一資源を共用しようとすれば、タイムス
タンプカウンタは1個で済む代わりに、T側とR側の各
回線部CPUにて受信が行われる度に行わなければなら
ないタイムスタンプカウンタ値の読み出し操作が、T側
回線部CPUとR側回線部CPUで同時となってしまう
ことがある。
【0012】このときの競合対策として、回線部CPU
同士で何らかのタイムスタンプ読み出しの競合制御手段
を設けねばならない。このように、ハードウェアにおい
ては少なくとも1個以上の56ビット〜64ビット幅の
絶対時刻の参照用のタイムスタンプカウンタ、およびそ
の周辺制御回路とが新たに必要であり、ハードウェアの
複雑化と規模増大化の問題があった。
【0013】一方、ソフトウェアでは、T側およびR側
の回線部CPUのソフトウェアは、フレーム転送の度に
タイムスタンプタイマ値を読み出す操作と、DMA転送
部に相前後して転送する付加情報部フィールドへの時刻
情報の書き込む操作手順が増えてしまう。解析用CPU
のソフトウェアは記録済みのT側、R側フレームデータ
の各付加情報フィールド部にある56ビット〜64ビッ
ト幅のタイムスタンプを読み出して絶対時刻同士の大小
比較の判定動作を行わないと、各フレーム毎にDMA転
送が行われた時間の前後関係を識別できない。
【0014】しかるに、CPUによる比較判定をソフト
ウェアで行う場合、少なくともデータバス幅の32ビッ
ト以下同士の比較にしなければ、効率的な処理ができな
い。このようにソフトウェアにおいては、T側とR側の
両回線部CPUならびに共通部の解析用CPUの負担が
増え、それぞれの処理ステップ数の増大がDMA転送効
率、すなわちフレーム単位での記録効率ならびにフレー
ム単位でのオンライン解析効率とを、ともに低下させて
しまう課題があった。
【0015】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、モニタ回線のT側、R側双方向で独
立にプロトコルアナライザがPDUフレームフォーマッ
トなどの上位レイヤプロトコルによるリアルタイムな解
析や画像表示などを行う場合に、受信済みフレームのT
側とR側の全てについて、フレーム受信順序の前後関係
について高速に判定できる回線モニタ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明の回線モニタ装置は、双方向通信の被モニ
タ対象のT線5とR線6に接続して上位レイヤプロトコ
ル単位によるオンラインモニタするためのT側回線モニ
タ回路2aとR側回線モニタ回路2bとを有する回線処
理部2と、T側回線モニタ回路2aとR側回線モニタ回
路2bに共通して接続され、オンライン中の前記上位レ
イヤプロトコルをリアルタイムに行解するための共通部
メモリ3aを有する共通処理部3と、T側回線モニタ回
路2aとR側回線モニタ回路2bとにそれぞれ設けら
れ、前記上位レイヤプロトコルのフレーム構成の組立を
行う組立手段と、T側回線モニタ回路2aとR側回線モ
ニタ回路2bとにそれぞれ設けられ、前記組立手段の前
記上位レイヤプロトコルのフレーム構造の組立作業を行
うエリアを有する回線部メモリ2a6・2b6と、T側
回線モニタ回路22aとR側回線モニタ回路2bとにそ
れぞれ設けられ、前記上位レイヤプロトコルによる各フ
レーム単位の受信完了順に回線部メモリ2a6・2b6
からこの各フレーム単位を前記共通部メモリ3aに転送
するためのDMA転送制御回路2a10・2b10と、
T側回線モニタ回路2aとR側回線モニタ回路2bとに
それぞれ設けられ、前記組立手段によるフレーム組立作
業およびDMA転送制御回路2a10・2b10による
前記転送動作を制御するための回線部CPU2a12・
2b12と、T側回線モニタ回路2aとR側回線モニタ
回路2bとにそれぞれ設けられてペア運用し、T側回線
モニタ回路2aとR側回線モニタ回路2bの前記上位レ
イヤプロトコルの転送発生事象についてカウントアップ
を行うとともに、互いに相手側もカウント値を更新し合
うことができるシーケンスカウンタ回路2a2・2b2
と、共通処理部3に設けられ、T側回線モニタ回路2a
とR側回線モニタ回路2bから転送された前記上位レイ
ヤプロトコルのフレームデータを読み出してフレームフ
ォーマットによるリアルタイム解析、画面表示などの制
御を行うための解析用CPU3bとを備えることを特徴
とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、この発明のモニタ回線装置
の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は、この発
明の一実施の形態の構成を示すブロック図である。図1
に示すように、この発明の実施の形態による回線モニタ
装置1は、回線処理部2と共通処理部3と本体部4から
構成されている。回線処理部2は、被測定回線のT線を
モニタするT側回線モニタ回路2aおよび被測定回線の
R線をモニタするR側回線モニタ回路2bを有する。
【0018】T側回線モニタ回路2aは被測定回線のT
線5に伝送されるT側回線データ5aからセルを抽出す
るセル抽出回路2a1とシーケンスカウンタ回路2a2
を有している。同様に、R側回線モニタ回路2bは被測
定回線のR線6に伝送されるR側回線データ6aからセ
ルを抽出するセル抽出回路2b1とシーケンスカウンタ
回路2b2を有している。
【0019】共通処理部3は、主に共通部メモリ3aと
解析用CPU3bから構成されている。本体部4は、本
体部CPU4a、操作盤4b、ディスプレイ装置4c、
本体部メモリ4d、解析用メモリ4e、ROM(リード
オンリーメモリ)4f、ハードディスク装置4g、フロ
ッピーディスク装置4hなどから構成されている。
【0020】次に、図1の回線モニタ装置1の実施の形
態の動作について説明する。図1において、二重線の矢
印はデータの流れを示している。回線処理部2のT側モ
ニタ回路2aは被測定回線のT線5をモニタし、同様に
回線処理部2のR側モニタ回路2bは被測定回線のR線
6をモニタしている。T側回線モニタ回路2aおよびR
側回線モニタ回路2bでは、回線のT側回線データ5
a,R側回線データ6aからセルをそれぞれセル抽出回
路2a1・2b1で抽出し、PDUフレームフォーマッ
トに変換する動作を行う。受信を完了したPDUフレー
ムはDMA転送により、T側回線モニタ回路2a、R側
回線モニタ回路2bから転送データバス2a3・2b3
を通して共通部メモリ3aへ転送される。
【0021】共通処理部3の共通部メモリ3aに対する
DMA転送動作は、T側回線モニタ回路2a、R側回線
モニタ回路2bそれぞれが独立して動作する。共通部メ
モリ3aは、T側回線モニタ回路2aからのDMA転送
と、R側回線モニタ回路2bからのDMA転送の受信部
を分割してあるためT側とR側のフレームデータの書き
込み動作を同時に行うことができる。共通処理部3の解
析用CPU3bは共通部メモリ3aから解析用CPUデ
ータバス3cを通して転送されるT側またはR側のフレ
ームデータを読み出し、解析用メモリ4eを用いてリア
ルタイム解析動作を行う。
【0022】その際は、共通部メモリ3a上の各フレー
ムデータ先頭部に付加されている、シーケンスカウンタ
番号を参照することで、フレームの到着順序を効率良く
判定する。本体部4内のCPU4aでは、周辺資源によ
りフレームデータのリアルタイムなディスプレイ表示動
作、トリガ条件判定のためのリアルタイム監視、上位レ
イヤ翻訳などのプロトコル解析動作を実行する。
【0023】図2は、実施の形態における回線モニタ装
置1の回線処理部2と共通処理部3の詳細な構成例を示
すブロック図である。以下に、回線処理部2を構成する
T側回線モニタ回路2aまたはR側回線モニタ回路2b
の構成と動作を説明する。図2において、セル抽出回路
2a1・2b1はモニタ対象である回線上の信号から、
クロックとデータを抽出しセルと呼ばれるATM層のデ
ータフォーマットを抽出するために用いるものであり、
それぞれセルデータバス2a4・2b4を介して、フレ
ーム構造の組立手段としてのPDUフレーム組立回路2
a5・2b5に接続される。
【0024】セル抽出回路2a1・2b1は市販のフレ
ーマ機能を有するIC(IntegratedCircuit :集積回
路)で実現している。セル抽出回路2a1・2b1は1
つのセルを受信する度にセルの内容をセルデータバス2
a4・2b4を介してPDUフレーム組立回路2a5・
2b5へ出力する。上述のセルとは、1単位が53バイ
トのデータ長であり、5バイトのヘッダ情報と、それに
続く48バイトのペイロード情報から構成されるATM
プロトコルの基本単位である。ヘッダ情報にはポインタ
やHEC(Header Error Control: ヘッダエラーコント
ロール)情報などの管理情報が含まれ、ペイロード情報
は純粋なデータが格納されている。
【0025】PDUフレーム組立回路2a5・2b5は
セルデータバス2a4・2b4から送られてくる毎回の
セルのヘッダ情報を判別し、上位レイヤ・プロトコルで
あるATMアダプテーション・レイヤ(AAL)プロト
コル・データ・ユニット(PDU)の形式への組み立て
る機能を有している。この実施の形態では、PDUフレ
ーム組立回路2a5・2b5は市販の通信用LSIによ
り実現している。PDUフレーム組立回路2a5・2b
5は、受信セルのヘッダ部を読み取り、ATM上位レイ
ヤであるAALレイヤのフォーマットにしたがい、PD
U(プロトコル・データ・ユニット)と呼ばれるフレー
ムデータを組み立てる動作を行う。
【0026】PDUフレーム組立回路2a5・2b5
は、フレーム組立作業を行うための領域として回線部メ
モリ2a6・2b6を使用する。PDUフレーム組立回
路2a5・2b5による、フレーム組立作業は、回線部
メモリ2a6・2b6をアクセスするための、回線部メ
モリ書き込みアドレスバス2a7・2b7および回線部
メモリ2a6・2b6に接続されたペイロードデータバ
ス2a8・2b8を介して行われる。
【0027】組み立てる動作とは、PDUフレーム組立
回路2a5・2b5において、有効なセル受信の度にそ
のセルに含まれるヘッダ部の情報を読み取り、ヘッダ部
を除いたセルのペイロードと称する部分を、判別したP
DUフレーム毎に分類しては回線部メモリ2a6・2b
6の組み立て途中の各PDU位置に格納していく操作を
いう。なお、PDUフレーム組立回路2a5・2b5か
らは、回線部メモリアクセス中信号線2a9・2b9
を、DMA転送制御回路2a10・2b10および回線
部メモリ2a6・2b6のアドレスセレクタ制御入力に
接続している。
【0028】ところで、この実施の形態のDMA転送制
御回路2a10・2b10は、図2では図示を省略して
あるが、回線部メモリ2a6・2b6上の現行読み出し
位置を格納する転送元アドレスレジスタ(1)と共通部
メモリ3a上の現行書き込み位置を格納する転送先アド
レスレジスタ(2)と現行の転送ワードカウント残数を
格納するための転送ワードカウント数レジスタ(3)お
よび転送動作を開始させるための制御ビット含むコント
ロールレジスタ(4)とを備えている。回線部CPU2
a12・2b12は、回線部CPUアドレスバス2a1
3・2b13、回線部CPUデータバス2a14・2b
14を介してDMA転送制御回路2a10・2b10内
部の上記転送元アドレスレジスタ(1)、転送先アドレ
スレジスタ(2)、転送ワードカウント数レジスタ
(3)に必要事項を書き込み、最後にコントロールレジ
スタ(4)に転送命令を書き込む。
【0029】これにより、DMA転送制御回路2a10
・2b10は依頼されたPDUフレームデータのDMA
転送を開始する。転送中は転送元アドレスレジスタ
(1)、転送先アドレスレジスタ(2)の各アドレスレ
ジスタは1ワード分を転送する度に各々の現行値を1ワ
ードづつ加算する。また、転送ワードカウント数レジス
タ(3)は1ワード転送する度に1カウントづつ減算す
る。転送命令を受けたDMA転送制御回路2a10・2
b10は、書き込まれた転送ワードカウント数レジスタ
(3)の残ワード数が「0」になるまでDMA転送を続
ける。
【0030】一方、前述した回線部メモリアクセス中信
号は、PDU組み立てのためペイロードデータバス2a
8・2b8を介して回線部メモリ2a6・2b6にペイ
ロード情報を書き込むための作業期間をレベルハイにて
示す信号である。これはDMA転送制御回路2a10・
2b10内部において、DMA転送のための回線部メモ
リからのPDUフレームデータ読み出し作業を一時的に
中断または禁止するために使用される。すなわち、DM
A転送制御回路2a10・2b10では、DMA転送中
に回線部メモリアクセス中信号2a9・2b9の受信を
開始すると直ちにDMA転送制御回路2a10・2b1
0の内部の転送元アドレスレジスタ(1)、転送先アド
レスレジスタ(2)および転送ワードカウント数レジス
タ(3)の値の更新を凍結する。すなわち、DMA転送
制御回路2a10・2b10内部のコントロールレジス
タ(4)の値の加算、または減算動作を一時中断する。
【0031】また、同時にこの回線部メモリアクセス中
信号2a9・2b9は回線部メモリ書き込みアドレスバ
ス2a7・2b7のセレクタの制御入力を「0」から
「1」にして、回線部メモリ2a6・2b6に入力され
るアドレスをDMA転送制御回路2a10・2b10か
らの転送元アドレスバスから、PDUフレーム組立回路
2a5・2b5からの回線部メモリ書き込みアドレスバ
ス2a7・2b7に切り替える。すなわち、この実施の
形態では、回線部メモリ2a6・2b6の使用権に関し
ては書き込み手であるPDUフレーム組立回路2a5・
2b5側に高い優先順位を与えている。
【0032】PDUフレーム組立回路2a5・2b5か
らの、回線部メモリアクセス中信号2a9・2b9がハ
イからローに戻ると、DMA転送制御回路2a10・2
b10では、内部のコントロールレジスタ(4)の値の
凍結が解除され、DMA転送が再開される。DMA転送
動作は、現行の転送ワードカウント数の残り数値が
「1」以上である限り続行される。転送を続行し、やが
て転送ワードカウント数の減算結果が「0」になると、
1PDU分の2次バッファメモリへの記録が完了したこ
とになる。
【0033】回線部CPU2a12・2b12の割り込
み入力端子には、PDUフレーム組立回路2a5・2b
5からの転送要求割り込み線2a15・2b15が接続
されている。PDUフレーム組立回路2a5・2b5か
らは、1つのPDUフレーム組立の完了する毎に1回の
転送要求割り込み信号が発行される。転送要求は、1回
のPDUフレーム転送に対して1回発行される。
【0034】転送要求割り込み信号を受けた回線部CP
U2a12・2b12では、その時点で回線部メモリ2
a6、2b6上で1つのPDUフレーム組立、すなわち
フレーム受信が完了し、共通部メモリ3aへの転送準備
ができたことを知り、回線部CPUアドレスバス2a1
3・2b13および回線部CPUデータバス2a14・
2b14とを介して、PDUフレーム組立回路2a5・
2b5から対応するPDUフレームデータの回線部メモ
リ2a6・2b6上での先頭アドレスと総データ長とを
取得する。これにより、回線部CPUは対応するPDU
フレームデータの転送元である回線部メモリ2a6・2
b6上での読み出し開始ポインタ位置と、必要な転送ワ
ードカウント数とを入手する。
【0035】また、回線部CPU2a12・2b12で
は転送先である共通部メモリ3a上での現在の書き込み
開始ポインタ位置を自己管理している。これは現時点の
転送先ポインタの位置は、最初の書き込み位置を起点に
すれば、毎回の書き込み転送の度に転送ワードカウント
分を毎回加算して、更新しているためである。同時に回
線部CPU2a12・2b12では、次の新たな転送要
求の割り込みをマスクする。このマスクは現在受け付け
た分の転送要求に基づくPDUフレームDMA転送動作
を完了する時点までは解除されない。
【0036】一方、回線部CPU2a12・2b12の
別の割り込み入力端子には、DMA転送制御回路から出
力されるDMA転送終了信号線2a16・2b16が、
接続されている。これは、DMA転送制御回路2a10
・2b10では、回線部メモリ2a6・2b6から共通
部メモリ3aに1PDU分のDMA転送作業を完了した
ことを、転送依頼元である回線部CPU2a12・2b
12に対して、通知するための手段として用いるためで
ある。これにより、回線部CPU2a12・2b12は
仕掛かり中のPDU転送作業がDMA転送制御回路2a
10、2b10にて終了したことを知り、DMA転送制
御回路2a10・2b10のポートをアクセスすること
で、DMA転送終了信号をクリアする。
【0037】次に、回線部CPU2a12・2b12
は、PDUフレーム組立回路2a5・2b5からの転送
要求割り込み入力マスクを解除する。これによりPDU
フレーム組立回路2a5・2b5からの新たな完成PD
Uフレーム転送依頼の受付が可能になる。このように回
線部CPU2a12、2b12では、一旦PDUフレー
ム組立回路2a5・2b5から1つのPDUフレーム転
送を受け付けると、DMA転送制御回路2a10、2b
10からのDMA転送終了割り込みを受けるまでの期間
はPDUフレーム組立回路2a5・2b5からの新たな
転送要求を受け付けないようにしている。このように回
線部CPU2a12・2b12は、DMA転送終了割り
込みクリアを終え、さらにマスクしていたPDU組立回
路2a5・2b5からの転送要求割り込みを解除するこ
とで、次の転送要求の受付を開始する。
【0038】一方、DMA転送によるPDUフレーム書
き込みと回線部CPU2a12・2b12による読み出
しの競合制御を、この実施の形態では、アービタ回路2
a18・2b18により行っている。DMA転送制御回
路2a10、2b10から出力されるDMA転送中信号
はDMA転送中信号線2a17・2b17、アービタ回
路2a18・2b18および共通部メモリ3aのアドレ
スセレクタ制御入力に接続している。DMA転送中信号
は、回線部CPU2a12・2b12からのDMA転送
命令を受けてから、DMA転送終了割り込みを発行する
まで、すなわちDMA転送制御回路2a10、2b10
内の転送ワードカウント数レジスタ(3)の残ワード数
が「0」転送になるまでの期間をレベルハイにて示す信
号である。
【0039】これは共通部メモリ3aの転送アドレスバ
ス2a25・2b25のセレクタの制御入力を「0」か
ら「1」に固定し、共通部メモリ3aのアクセスをDM
A転送制御回路2a10・2b10からの転送先アドレ
スバス2a19・2b19を通してDFF2a26・2
b26に保持する。また、同時にこのDMA転送中信号
はアービタ回路2a18・2b18に入力され、解析用
CPU3bからの読み出しサイクルとの調停機能に活用
される。アービタ回路2a18・2b18では、DMA
転送制御回路2a10・2b10による共通部メモリ3
aに対するDMA転送が開始されたとき、すなわちDM
A転送中信号線2a17・2b17に転送されるDMA
転送中信号がハイに移行したときに、解析用CPU3b
による読み出しバスサイクルの途中であった場合は直ち
に解析用CPU3bに対してウエイトを発行し、解析用
CPU3bの読み出しバスサイクルを強制的に延長させ
る。
【0040】また、共通部メモリに対するDMA転送中
に、解析用CPU3bによる読み出しバスサイクルが始
まった場合、DMA転送中信号がハイである期間、同様
に解析用CPU3bに対して直ちにウエイトを発行して
バスサイクルを強制的に延長させる。すなわち、解析用
CPU3bのバスサイクルよりもDMA転送の書き込み
の動作に高い優先権を与えている。共通処理部3の解析
用CPU3bでは、共通部メモリ3aのT側領域、R側
領域とをそれぞれ交互に参照してPDUフレームデータ
読み出し、解析を行っている。
【0041】以上のように、被測定回線の受信セル信号
をもとに、PDUに組み立ててフレーム単位としてフォ
ーマット変換し、PDUとして完成した順に共通部メモ
リ3aなどの記憶媒体に次々に転送し、リアルタイムに
解析していく動作を、PDUフレームモードでのオンラ
インモニタ動作という。オンラインモニタ動作は上述し
た動作がT側回線モニタ回路2aとR側回線モニタ回路
2bの双方で並列に実行して実施される。ところで、こ
の発明では、共通部メモリ3a上の各PDUフレームデ
ータは付加情報部を持ち、DMA転送順に割り付けられ
た、シーケンスカウンタ番号が付与されている。
【0042】以下に、シーケンスカウンタ回路2a2・
2b2の実施の形態について説明する。この実施の形態
でのシーケンスカウンタ回路2a2・2b2は、図2に
おいて入力端子に、カウントアップ要求信号、−(バ
ー)OE1信号、、RUN/−(バー)STOP信号、
CNT_IN信号、およびカウンタクロックT、カウン
タクロックRが接続されている。同様に出力端子から
は、CNT_OUT、およびヘッダバスが出力されてい
る。カウンタクロックT、カウンタクロックRは図2に
示すようにシステムクロックを1/2分周して得られる
信号であり、T側回線モニタ回路2a側とR側回線モニ
タ回路2b側でそれぞれ逆位相のカウンタクロックを供
給していることを特徴とする。このカウンタクロック
は、T側とR側のシーケンスカウンタの動作を交互に行
い、同一カウントアップを回避する目的で供給される。
【0043】この実施の形態では、カウンタクロックは
シーケンスカウンタ回路2a2・2b2の直接の動作ク
ロックとして機能しているが、T側、R側相互に逆位相
のカウンタクロックを両シーケンスカウンタ回路2a2
・2b2の動作イネーブル信号として使用し、直接の駆
動動作は2倍速のシステムクロックを使用する形態でも
可能である。カウンタアップ要求信号2a20・2b2
0は、回線部CPU2a12・2b12からDMA転送
制御回路2a10・2b10に対して1PDUフレーム
の転送命令の受付時にレベルハイに変化する。
【0044】カウンタアップ要求信号は、遅くともDM
A転送が開始される3カウンタクロック前までにレベル
ハイに移行し、現行の転送動作が終了するまでにレベル
ローに復帰すれば良い。また、少なくともカウンタクロ
ックの1周期分以上の間レベルハイであることが必要で
ある。
【0045】カウンタアップ要求信号は、この実施の形
態では、DMA転送制御回路2a10・2b10にて、
DMA転送命令のために回線部CPU2a12・2b1
2が行うDMA転送制御回路2a10・2b10の内部
レジスタ群に対する書き込み操作に伴なって発生するバ
スサイクルを利用して生成しているが、PDUフレーム
組立回路2a5・2b5からの転送要求割り込み信号な
どを利用しても良い。RUN/−(バー)STOP信号
は回線モニタ装置1内部の状態を示すための信号であ
り、オンラインモニタ動作の実行中であることをレベル
ハイで示し、オンラインモニタ動作が停止中であること
をレベルローで示す。RUN/−(バー)STOP信号
は、T側回線モニタ回路2aとR側回線モニタ回路2b
の双方のシーケンスカウンタ回路2a2・2b2に供給
されている。
【0046】CNT_IN入力信号およびCNT_OU
T出力信号は、T側シーケンスカウンタ回路2a2と、
R側シーケンスカウンタ回路2b2で相互に入力端子と
出力端子とを接続することを特徴とする。すなわち、自
分側のCNT_OUT出力信号を、互いに相手側のCN
T_IN入力端子に接続し合うように構成する。
【0047】ヘッダバス2a23・2b23は、図2に
示すように回線部メモリ2a6・2b6からの読み出し
データが出力されるフレームバス2a24・2b24と
接続されている。ヘッダバス2a23・2b23とフレ
ームバス2a24・2b24はデータバスであり、共通
部メモリ3aに書き込むための転送データバスを構成す
る。ヘッダバス2a23・2b23は、シーケンスカウ
ンタ回路2a2・2b2からのシーケンスカウント値を
DFF2a30・2b30を介して共通部メモリ3aに
送出するために使用し、フレームバス2a24・2b2
4は回線部メモリ2a6・2b6から読み出したPDU
フレームデータ内容を、1ワードずつDFF2a30・
2b30を介して共通部メモリ3aに送出するために使
用する。上述のヘッダバス2a23・2b23とフレー
ムバス2a24・2b24は、ヘッダバス2a23・2
b23上に現れるシーケンスカウンタ出力期間とフレー
ムバス2a24・2b24上に現れる回線部メモリ2a
6・2b6から読み出したフレームデータの転送時間を
分けているため相互に接続している。
【0048】−(バー)OE1入力信号は、DMA転送
制御回路2a10・2b10から供給されるアウトプッ
トイネーブルであり、−(バー)OE1信号がレベルロ
ーのとき、シーケンスカウンタ回路2a2・2b2内部
のカウント値がヘッダバス2a23・2b23上に出力
される。なお、−(バー)OE1信号がレベルハイのと
きはヘッダバス2a23・2b23はハイ・インピーダ
ンス状態となる。
【0049】図3は図2におけるシーケンスカウンタ2
a2側のb2の一実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。RUN/−(バー)STOP信号は、回線モニタ
装置1がオンラインモニタ動作中であることを示す状態
信号であり、カウンタ本体であるカウンタCNTのリセ
ット端子に接続されている。RUN/−(バー)STO
P信号はレベルハイのときカウンタCNTのリセットを
解除する。同様に、レベルローのときはカウンタCNT
の出力を「0」に初期化する機能をもつ。これはオンラ
インモニタ開始直後に常に「1」番からカウントアップ
するための初期化操作である。
【0050】カウンタCNTは、転送データのバス幅す
なわちヘッダバス幅に合わせて8ビット、16ビットま
たは32ビットなどで構成される。カウンタCNTはR
UN/−(バー)STOP信号がレベルハイである間、
カウントアップ要求信号入力の度に加算され、カウント
値の満了、すなわち最大値に達すると次回値は「0」番
に戻してカウントする。カウントアップ要求信号は、第
1段目のデータフリップフロップ201にてサンプルさ
れ、続いて直後の第2段目のデータフリップフロップ2
02でサンプルされる。
【0051】CNT_OUT信号は第1番目のフリップ
フロップ201の出力と第2段目のデータフリップフロ
ップ202の反転出力とでAND回路203でANDを
とって生成する。したがって、CNT_OUT信号は1
カウンタクロック周期の期間レベルハイとなる。この信
号はカウンタCNTのカウントイネーブル端子にORゲ
ート204を介して入力され、CNT_OUT出力信号
がレベルハイに変化した次のカウンタクロックにてカウ
ンタCNTの値を加算する。また同時に、CNT_OU
T出力信号は相手側のシーケンスカウンタのCNT_I
N入力端子に接続されている。
【0052】一方、CNT_IN入力端子から入力され
る信号は、相手方シーケンスカウンタからのCNT_O
UT出力信号であるので、必ず受け手である自分側のカ
ウンタクロックの逆相、すなわち立ち下がりエッジに同
期して入力される1カウンタクロック周期の期間レベル
ハイの信号である。したがって、CNT_IN入力信号
は、自分側のカウンタクロックにてデータフリップフロ
ップ205を介して受信する。
【0053】CNT_IN入力信号をデータフリップフ
ロック205にて同期化した信号はCNT_OUT出力
信号と同様に、カウンタCNTのカウンタイネーブル端
子にORゲート204を介して入力され、この信号がレ
ベルハイに変化した次のカウンタクロックにてカウンタ
CNTの値を加算する。カウンタCNTの加算動作は、
カウントアップ要求に伴う自分側のCNT_OUT出力
信号または相手方カウントアップ要求であるCNT_I
N入力信号のデータフリップフロップ205の出力のど
ちらか片方のみしか受信しない場合は、カウンタCNT
のカウント値を、+1だけ加算する。
【0054】この場合、もしも、カウントアップ要求に
伴う自分側のCNT_OUT出力信号と、相手方カウン
トアップ要求であるCNT_IN入力信号のデータフリ
ップフロップ出力を両方同時に受信した場合はカウンタ
CNTのカウント値を、+2加算する。また、もしも、
カウントアップ要求に伴う自分側のCNT_OUT出力
信号と、相手方カウントアップ要求であるCNT_IN
入力信号のデータフリップフロップ205の出力をどち
らも受信しない場合はカウンタCNTのカウント値を保
持する(図3中の+0として示す)。
【0055】カウンタCNTの後段のDFF206はデ
ータフリップフロップ群であり、カウンタCNTのビッ
ト幅と同一のビット幅を持ち、カウンタCNTのカウン
ト値をラッチするために使用する。DFF206のラッ
チタイミングはCNT_OUT出力信号をデータフリッ
プフロップ207にて1段シフトしたタイミングにて行
う。したがって、加算動作が行われた直後のカウントク
ロックにてラッチされる。上述のデータフリップフロッ
プ群のDFF206の出力は、カウンタ値ラッチバスを
構成している。
【0056】カウンタ値ラッチバス208のアウトプッ
トイネーブルである入力信号−(バー)OE1がレベル
ローのとき、ヘッダバス209上にカウンタ値ラッチバ
ス出力が現れる。−(バー)OE1はレベルハイである
ときはヘッダバス209はハイ・インピーダンス状態に
なり、外部で接続されているフレームバスの送信を妨げ
ないようにしている。
【0057】次に、図4〜図10を用いて図3に示すシ
ーケンスカウンタ回路の動作を説明する。図5はT側回
線モニタ回路2aにて、DMA転送が発生した場合であ
る。図5(a)のカウンタクロックのT側サンプリング
点にてDMA転送、すなわちカウントアップ要求を検出
し、図5(b)のCNT_OUT出力信号(T)を生成
している。同時に、CNT_OUT出力信号(T)は相
手方のCNT_IN入力信号(R)に入力され、R側の
CNT値を更新させている。図5の例では、図5(g)
のカウンタ値ラッチバス(T)上の値101番がT側で
のDMA転送フレームデータに付与される。なお、図5
(b)〜図5(g)はT側のカウンタCNTの入出力関
係の信号を示し、図5(h)〜図5(m)はR側のカウ
ンタCNTの入出力関係の信号を示す。
【0058】図6はR側回線モニタ回路2bにてDMA
転送が発生した場合である。図6(a)のカウンタクロ
ックのR側サンプリング点にてDMA転送、すなわちカ
ウントアップ要求を検出し、図6(h)のCNT_OU
T出力信号(R)を生成している。同時にCNT_OU
T出力信号(R)は図6(c)の相手方のCNT_IN
入力信号(T)に入力され、T側のカウンタCNT値を
更新させている。図6の例ではカウンタ値ラッチバス
(R)上の値101番がR側でのDMA転送フレームデ
ータに付与される。図6においても、図6(b)〜図6
(g)はT側のカウンタCNTの入出力関係を示す。
【0059】図7はT側回線モニタ回路2aおよびR側
回線モニタ回路2bにて、DMA転送が同時に発生した
場合である。図7では、図7(b)〜図7(g)がカウ
ンタCNTの入出力関係の信号を示し、図7(h)〜図
7(m)がR側のカウンタCNTの入出力関係の信号を
示しており、図7(a)のカウンタクロックのT側サン
プリングとR側サンプリングでタイミング上、T側クロ
ックが先に図7(b)のCNT_OUT出力信号(T)
を発行したため図7(f)に示すようにT側がシーケン
ス番号の「101」番を先に獲得している。一方、R側
ではT側からの図7(b)のCNT_OUT出力信号
(T)、すなわち図7(i)のCNT_IN入力信号
(R)が先に入力されたため、自分側のカウントアップ
タイミング動作と重なり、シーケンス番号「102」番
が割り当てられる。
【0060】図7の例では、図7(g)のカウンタ値ラ
ッチバス(T)上の値「101」番がT側でのDMA転
送フレームデータに付与され、図7(m)のカウンタ値
ラッチバス(R)上の値「102」番がR側でのDMA
転送フレームデータに付与される。さらに、T側、R側
どちらのシーケンスカウンタの現行値すなわちカウンタ
CNTのカウント値はともに「102」番に更新され
る。
【0061】図8はT側回線モニタ回路2aおよびR側
回線モニタ回路2bにて、DMA転送が同時に発生した
場合である。図8(b)〜図8(g)がT側カウンタC
NTの入出力関係の信号を示し、図8(h)〜図8
(m)がR側カウンタCNTの入出力間駅の信号を示
し、図8ではカウンタクロックのT側サンプリングとR
側サンプリングでタイミング上、R側クロックが先にC
NT_OUT出力信号(R)を発行したためR側がシー
ケンス番号の「101」番を先に獲得している。
【0062】一方、T側では図8(h)のR側からのC
NT_OUT出力信号(R)、すなわち図8(c)のC
NT_IN入力信号(T)が先に入力されたため、自分
側のカウントアップタイミング動作と重なり、シーケン
ス番号「102」番が割り当てられる。図8の例では、
図8(m)のカウンタ値ラッチバス(R)上の値「10
1」番がR側でのDMA転送フレームデータに付与さ
れ、図8(g)のカウンタ値ラッチバス(T)上の値1
02番がT側でのDMA転送フレームデータに付与され
る。さらに、T側、R側どちらのシーケンスカウンタの
現行値、すなわちカウンタCNTの値もともに「10
2」番に更新される。
【0063】図4は図8の状態でのT側でのDMA転送
の動作タイミング例である。図4において、図4(c)
の−(バー)OE1は図4(g)のヘッダバスのアウト
プットイネーブル、図4(d)の−(バー)OE2は回
線部メモリからの読み出しイネーブルであり、ともに図
2にて示すようにDMA転送制御回路2a10・2b1
0からシステムクロックに同期して供給されている。こ
の実施の形態では、回線部メモリ2a6・2b6はDR
AMを使用している。図2においては図示は省略してあ
るが、−(バー)OE2は回線部メモリ2a6・2b6
に対するアウトプットイネーブル制御端子に接続されて
いる。また、同様に図4(e)の転送元CASは、DM
A転送制御回路からDRAMである回線部メモリのCA
S入力に対して供給されている。なお、説明の簡略化の
ために図4では他のDRAM制御信号は省略している。
【0064】転送先カラムアドレスおよび転送先アドレ
ス信号はDMA転送制御回路2a10・2b10から出
力されている。転送先カラムアドレスは回線部メモリ2
a6・2b6上での読み出しポインタ、転送先アドレス
信号は共通部メモリ3a上での書き込みポインタ位置を
それぞれ示している。図4に示す例では、転送先である
回線部メモリ3aの下位アドレス、すなわちカラムアド
レスのF0番地からFA番地までのPDUフレームデー
タをDRAMの高速ページモードにて連続アクセスして
いる。
【0065】図4(h)のフレームデータバス上の読み
出しデータは各カラムアドレスに対応する、AAHから
FEHのフレームデータ内容が、読み出されている。図
4(i)の転送データバスは、1システムクロック分出
力される−(バー)OE1信号により送出されるヘッダ
データバス上のカウンタ値データと、上述のフレームデ
ータバス上のフレームデータ出力をデータフリップフロ
ップにてシステムクロックにて切り直した出力である。
図4に示すように、転送データバスではカウンタ値を先
頭にして連続したフレームデータがシステムクロックに
同期して、転送されている。
【0066】一方、図4(j)の転送先アドレスは図4
(f)の転送元アドレスと同様にDMA転送制御回路2
a10・2b10から出力されており、図4に示す例で
は共通部メモリ3aの「0」番地から「B」番地までを
書き込みアドレスに指定している。図4(k)の転送ア
ドレスバスは図4(i)の転送データバスと同様に、上
述の図4(j)の転送先アドレスの出力をデータフリッ
プフロップにて切り直した出力である。転送アドレスバ
スと転送データバスは、共に図4(a)のシステムクロ
ックに同期して同一タイミングで共通部メモリ3aに転
送される。
【0067】図9は図8に示した動作を行い、同時に発
生したT側とR側のDMA転送をともに終了させた直後
の共通部メモリ3aの状態を示している。図9におい
て、T側領域では図4にて図示したDMA転送が行われ
た直後であるので、共通部メモリ3aのT側書き込み専
用部の先頭には、シーケンスカウント値102番が付与
されたフレームデータが格納されている。一方、R側書
き込み専用部には図8にて示したように、シーケンスカ
ウンタ値「101」番が付与されたフレームデータが格
納されている。
【0068】次回に付与されるシーケンスカウント番号
の「103」番がT側またはR側どちらのフレームデー
タになるかは回線から受信されるPDUフレームデータ
の到着順序に決定付けられる。ただし、T側とR側の転
送タイミング要求が全く同時であった場合にのみ、サン
プリングされるカウンタクロックのタイミングに依存す
る。
【0069】図10は、図9に示した共通部メモリ3a
の状態となるまでを時間経過で示している。共通部メモ
リ3a上のシーケンスカウント値はすでに「102」番
まで達しており、オンラインモニタ動作を開始してから
すでに通算でT側とR側を合計して102個のPDUフ
レームデータを記録したことが知れるが、図9との関連
上、「1」番目から「97」番までの記録動作は割愛し
てある。
【0070】なお、上記の実施の形態における回線処理
部2の理解を容易にするために、その特徴を次のように
要約する。回路処理部2は、たとえば、ATMプロトコ
ルアナライザなどの回線処理に適用した場合には、T側
回線モニタ回路2aと、R側回線モニタ回路2bにそれ
ぞれ設けて同時にカウントアップするシーケンスカウン
タ回路2a2・2b2により、回線部CPU2a12・
2b12にそれぞれDMA転送命令を実行する際に、互
いにシーケンスカウンタ回路2a2・2b2がカウント
アップする。
【0071】しかも、このDMA転送命令の実行ごとに
シーケンスカウンタ回路2a2・2b2のカウント値を
必ず割り付けることを保証するために、カウントアップ
タイミングの競合を回避させている。さらに、T側回線
モニタ回路2aと、R側回線モニタ回路2bからそれぞ
れDMA転送ごとに、シーケンスカウンタ回路2a2・
2b2のシーケンスカウント値をフレームデータに相前
後して共通部メモリ3aに転送するようにしている。
【0072】
【発明の効果】以上のように、この発明の回線モニタ装
置によれば、回線処理部のT側回線モニタ回路とR側回
線モニタ回路とでそれぞれT線、R線をモニタして上位
レイヤプロトコルのフレーム構造の組立を行って共通処
理部の共通部メモリのT側とR側空間に競合を回避させ
て転送して書き込み、書き込まれたフレームデータを解
析用CPUで読み出して、フレームフォマットによるリ
アルタイム解析、画面表示などを行うようにしたので、
T側およびR側回線モニタ回路での最小構成の追加ハー
ドウェアで、かつ回線部CPUのソフトウェアの負担を
全く増加させることなく、プロトコルアナライザがPD
Uフレームフォーマットなどの、上位レイヤプロトコル
によるリアルタイムな解析や画面表示などを行う場合、
T側受信フレームとR側受信フレームどうしの受信順序
を高速に判別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の回線モニタ装置の一実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の回線モニタ装置の回線処理部と共通処理
部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図2におけるシーケンスカウンタ回路の一実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図4】図2におけるT側回線モニタ回路側のDMA転
送の動作を説明するためのタミングチャートである。
【図5】図2におけるT側回線モニタ回路側のDMA転
送が発生した場合の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図6】図2におけるR側回線モニタ回路側のDMA転
送が発生した場合の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図7】図2におけるT側回線モニタ回路側とR側回線
モニタ回路側が同時にDMA転送が発生した場合にT側
回線モニタ回路側のシーケンス番号「101」を先に獲
得した場合の動作を説明するためのタイミングチャート
である。
【図8】図2におけるT側回線モニタ回路側とR側回線
モニタ回路側が同時にDMA転送が発生した場合にR側
回線モニタ回路側のシーケンス番号「101」を先に獲
得した場合の動作を説明するためのタイミングチャート
である。
【図9】図2におけるT側回線モニタ回路側とR側回線
モニタ回路側で同時に発生したDMA転送をともに終了
させた直後の共通部メモリの状態を示す説明図である。
【図10】図9に示した共通部メモリの状態となるまで
の時間経過を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 回線モニタ装置 2 回線処理部 2a T側回線モニタ回路 2a1 セル抽出回路 2b1 セル抽出回路 2a2 シーケンスカウンタ回路 2b2 シーケンスカウンタ回路 2a5 PDUフレーム組立回路 2b5 PDUフレーム組立回路 2a6 回線部メモリ 2b6 回線部メモリ 2a10 DMA転送制御回路 2b10 DMA転送制御回路 2a12 回線部CPU 2b12 回線部CPU 2b R側回線モニタ回路 3 共通処理部 3a 共通部メモリ 3b 解析用CPU 4 本体部 4a 本体部CPU 4b 操作盤 4c ディスプレイ装置 4d 本体部メモリ 4e 解析用メモリ 4f ROM 4g ハードディスク装置 4h フロッピーディスク装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 29/14 H04Q 3/00 H04Q 3/00 H04L 13/00 313

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向通信の被モニタ対象のT線(5) と
    R線(6) に接続して上位レイヤプロトコル単位によるオ
    ンラインモニタするためのT側回線モニタ回路(2a)とR
    側回線モニタ回路(2b)とを有する回線処理部(2) と、 T側回線モニタ回路(2a)とR側回線モニタ回路(2b)に共
    通して接続され、オンライン中の前記上位レイヤプロト
    コルをリアルタイムに解析する共通部メモリ(3a)を有す
    る共通処理部(3) と、 T側回線モニタ回路(2a)とR側回線モニタ回路(2b)とに
    それぞれ設けられ、前記上位レイヤプロトコルのフレー
    ム構成の組立を行う組立手段と、 T側回線モニタ回路(2a)とR側回線モニタ回路(2b)とに
    それぞれ設けられ、前記組立手段の前記上位レイヤプロ
    トコルのフレーム構造の組立作業を行うエリアを有する
    回線部メモリ(2a6) ・(2b6) と、 T側回線モニタ回路(2a)とR側回線モニタ回路(2b)とに
    それぞれ設けられ、前記上位レイヤプロトコルによる各
    フレーム単位の受信完了順に回線部メモリ(2a6) ・(2b
    6) から各フレーム単位を前記共通部メモリ(3a)に転送
    するためのDMA転送制御回路(2a10)・(2b10) と、 T側回線モニタ回路(2a)とR側回線モニタ回路(2b)とに
    それぞれ設けられ、前記組立手段によるフレーム組立作
    業およびDMA転送制御回路(2a10)・(2b10)による前記
    転送動作を制御するための回線部CPU(2a12)・(2b12)
    と、 T側回線モニタ回路(2a)とR側回線モニタ回路(2b)とに
    それぞれ設けられてペア運用し、T側回線モニタ回路(2
    a)とR側回線モニタ回路(2b)の上位レイヤプロトコルの
    転送発生事象についてカウントアップするとともに、互
    いに相手側もカウント値を更新し合うシーケンスカウン
    タ回路(2a2) ・(2b2) と、 共通処理部(3) に設けられ、T側回線モニタ回路(2a)と
    R側回線モニタ回路(2b)から転送された前記上位レイヤ
    プロトコルのフレームデータを読み出してフレームフォ
    ーマットによるリアルタイム解析、画面表示などの制御
    を行うための解析用CPU(3b)とを備えることを特徴と
    する回線モニタ装置。
  2. 【請求項2】 回線部メモリ(2a6) ・(2b6) は、前記上
    位レイヤプロトコルのフレームデータの転送のための読
    み出しとフレーム組立作業のための書き込みの重なりを
    回避することを特徴とする請求項1記載の回線モニタ装
    置。
  3. 【請求項3】 シーケンスカウンタ回路(2a2) ・(2b2)
    は、回線処理部(2)で発生した共通部メモリ(3a)への転
    送事象のすべての取りこぼしがないように転送事象の発
    生時間の前後関係順に連続してカウントアップすること
    を特徴とする請求項1記載の回線モニタ装置。
  4. 【請求項4】 シーケンスカウンタ回路(2a2) ・(2b2)
    は、回線処理部(2)で発生した共通部メモリ(3a)への転
    送事象のすべてに対して、各転送事象の発生ごとに固有
    のカウント値が割り付けられることを保証するためにT
    側回線モニタ回路(2a)とR側回線モニタ回路(2b)と間で
    のカウントアップタイミングの競合を回避することを特
    徴とする請求項1記載の回線モニタ装置。
  5. 【請求項5】 共通部メモリ(3a)は、T側回線モニタ回
    路(2a)とR側回線モニタ回路(2b)から転送されてくる前
    記上位レイヤプロトコルのフレーム単位のデータを書き
    込む際に各T側回線モニタ回路(2a)とR側回線モニタ回
    路(2b)にて付加されたフレームデータの先頭部または末
    尾部にヘッダ形式またはティラー形式による付加情報部
    を併せて書き込むことを特徴とする請求項1記載の回線
    モニタ装置。
  6. 【請求項6】 解析用CPU(3b)は、T側回線モニタ回
    路(2a)またはR側回線モニタ回路(2b)から転送されてく
    る書き込み済みのT側回線モニタ回路(2a)のフレームデ
    ータとR側回線モニタ回路(2b)のフレームデータの双方
    について参照可能であることを特徴とする請求項1記載
    の回線モニタ装置。
  7. 【請求項7】 共通部メモリ(3a)は、T側回線モニタ回
    路(2a)とR側回線モニタ回路(2b)から見てT側フレーム
    格納領域とR側フレーム格納領域とをそれぞれ専用空間
    としてT側回線モニタ回路(2a)とR側回線モニタ回路(2
    b)から転送される前記フレームのデータの転送先を分割
    してT側回線モニタ回路(2a)からの前記上位レイヤプロ
    トコルのフレームの書き込みとR側回線モニタ回路(2b)
    の前記上位レイヤプロトコルのフレームの書き込みが競
    合しないようにし、かつ前記専用空間の対応する側のT
    側回線モニタ回路(2a)側とR側回線モニタ回路(2b)側に
    てエンドレスに使用することを特徴とする請求項1記載
    の回線モニタ装置。
  8. 【請求項8】 共通部メモリ(3a)は、解析用CPU(3b)
    から見るとT側フレーム格納領域とR側フレーム格納領
    域の両専用空間が連続して配置され、最上位アドレスビ
    ットにてT側領域とR側領域が識別できることを特徴と
    する請求項1記載の回線モニタ装置。
  9. 【請求項9】 共通部メモリ(3a)は、T側回線モニタ回
    路(2a)とR側回線モニタ回路(2b)から転送されてくる前
    記上位レイヤプロトコルのフレームのための書き込み動
    作と前記解析用CPU(3b)からの読み出し動作との競合
    を回避することを特徴とする請求項1記載の回線モニタ
    装置。
  10. 【請求項10】 DMA転送制御回路(2a10)・(2b10)
    は、T側回線モニタ回路(2a)とR側回線モニタ回路(2b)
    において、それぞれ自己の属するシーケンスカウンタ回
    路(2a2) ・(2b2) の現在のカウント値を前記付加情報部
    に自動的に付加して共通部メモリ(3a)に対して転送する
    フレームデータと相前後して転送することを特徴とする
    請求項5記載の回線モニタ装置。
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