JPH10302178A - 炎感知器及び炎感知方法 - Google Patents

炎感知器及び炎感知方法

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JPH10302178A
JPH10302178A JP12342197A JP12342197A JPH10302178A JP H10302178 A JPH10302178 A JP H10302178A JP 12342197 A JP12342197 A JP 12342197A JP 12342197 A JP12342197 A JP 12342197A JP H10302178 A JPH10302178 A JP H10302178A
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JP
Japan
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area
sensing
fire
light
sensing area
Prior art date
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Pending
Application number
JP12342197A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hirose
武史 廣瀬
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Nippon Dry Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Dry Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Dry Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Dry Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消火対象範囲である防護区域の大きさや形状
等に合わせて、炎感知器が火災を監視する領域である感
知区域の大きさや形状等を設計出来る炎感知器及び炎感
知方法を提供する。 【解決手段】 炎感知器1の検出部3と感知区域7の間
には遮光板20を配設する。遮光板20はメーカーによ
り感知性能を保証された視野角である感知性能保証視野
角5を含む視野角4(図示せず)を包含して遮光可能な
様になっている。遮光板20の一部には感知区域7と相
似な形状に開口部6が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炎感知器及び炎感知
方法に係わり、特に消火対象範囲である防護区域の大き
さや形状等に合わせて、炎感知器が火災を監視する領域
である感知区域の大きさや形状等を設計出来る炎感知器
及び炎感知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火災か否かを離れた地点で光学的
に検知するセンサとして、赤外線式スポット型感知器及
び紫外線式スポット型感知器等が知られている。炎感知
器の監視空間は、図5に示す通り、炎感知器1の検知部
3を頂点とする円錐状の空間となり、感知区域7の形状
・面積は、炎感知器1の設置角度及び設置高さ等によっ
て決まる。一方、図6に一例を示す様に、消火対象範囲
である防護区域9は、現実の消火設備、消火能力に応じ
て複数の警戒区域(図6の例では警戒区域11a〜11
c)に区分けされる。警戒区域11a〜11cは建物の
形状等により様々な形状・面積となる。このため、炎感
知器1の設置は、感知区域7a〜7cに、警戒区域11
a〜11cがそれぞれ包含されるように配置していた。
即ち、感知区域7a〜7cの形状が円若しくは楕円であ
るのに対し、警戒区域11a〜11cの形状は四角形で
あるためそのまま合わせることが出来ず、感知区域7a
〜7cを一部重複した形で警戒区域11a〜11cを包
含し、全体の防護区域9を覆う様に炎感知器1を配置し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに隣接した警戒区域11a〜11cが存在する場合、
感知区域7a〜7cの形状が円若しくは楕円であるため
重複部が大きくならざるを得なかった。このとき、放水
の可能な領域である放水区域13a〜13cは感知区域
7a〜7cを完全に包含する様に配設する必要がある。
感知区域7a〜7cの形状が円若しくは楕円であること
は、警戒区域11a〜11cの境界線から見た感知区域
7a〜7cの感知性能保証視野角5一杯の距離が局所的
ではあるが拡大することに繋がっている。ここで、感知
性能保証視野角5はメーカーにより感知性能を保証され
た視野角である。このため、放水区域13a〜13cも
この分広く取らざるを得ず、放水設備的にも過度の余裕
を持たせた設計をせざるを得なかった。また、感知区域
7の大きさは、炎感知器1の設置高度や設置角度等によ
り定まる等の諸条件に影響されるため、感知区域7の設
計後に行う放水区域13の設計が煩雑であったり、感知
区域7の形状が大きくなる場合には放水設備の見直しが
必要となることもあった。
【0004】更に、炎感知器1の特性は感知性能保証視
野角5を越えても僅かながら赤外線(紫外線)を検出す
る。炎感知器1の製品のばらつきにより多少異なるが、
例えば感知性能保証視野角5が100度の炎感知器1
で、120度程度まではメーカーによる動作保証はない
ものの、ある程度の感度領域が存在している。この感知
性能保証視野角5を包含した感度領域を視野角4(図示
せず)と定義する。このため、感知区域7の感知性能保
証視野角5の外側で生じた火災であっても、火災源が強
い赤外線(紫外線)を発している場合には炎感知器1は
動作し、誤報を出す恐れがあった。この場合には、実際
の火災源とは異なる領域に放水をする等の弊害を生ず
る。
【0005】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、消火対象範囲である防護区域の大きさや
形状等に合わせて、炎感知器が火災を監視する領域であ
る感知区域の大きさや形状等を設計出来る炎感知器及び
炎感知方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明(請求項
1)は、火災源を光学的に検知する少なくとも一つの検
知部を備える炎感知手段と、前記検知部と該検知部が火
災を監視する所定領域である感知区域との間の所定の空
間位置に検知部の視野角を包含して遮光する遮光手段を
配設し、該遮光手段の一部には感知区域を所定形状及び
/又は所定の大きさに制限するための開口部を備えて構
成した。炎感知手段は、火災源を離れた地点から光学的
に検知するため、検知部を備えている。この検知部が火
災を監視する所定領域を感知区域と定義する。感知区域
は炎感知手段の空間中の設置の仕方により円若しくは楕
円状になる。そして、検知部と感知区域との間の空間位
置に、検知部の視野角を包含して遮光する様に遮光手段
を配設する。視野角はメーカーにより動作保証された感
知性能保証視野角を含み、動作保証はないものの、ある
程度の感度を有する感知性能保証視野角の周辺領域をも
含む角度である。遮光手段の一部には感知区域を所定形
状及び/又は所定の大きさに制限するための開口部を設
ける。感知区域からの光は開口部のみを通過するため、
開口部の形状や大きさに相似した形で受光する。従っ
て、警戒区域に合わせた形での感知区域の形成が、開口
部の形状や大きさを設計することにより可能となる。感
知区域が円若しくは楕円の場合には、局所的に警戒区域
より広がった分だけ放水区域も広く取らざるを得なかっ
たが、感知区域の設計に自由度が増したことにより放水
区域は必要最小限ですむ。即ち、放水能力も必要最小限
となり、また不要な放水からくる水損も極力抑えること
が出来る。感知区域は複数個組み合わせることにより、
任意の形状と大きさを有する警報区域に対応可能とな
り、建物等の構造上の制約を受けることもなくなる。更
に、検知部の視野角を包含して遮光したことから、感知
性能保証視野角の外側に存在する火災を覚知することは
無くなり、検出精度及び信頼性が向上する。
【0007】また、本発明(請求項2)は炎感知方法で
あり、火災源を光学的に検知する検知部の視野角を包含
して遮光し、感知性能を保証された視野角である感知性
能保証視野角中の所定角度のみを開口し、火災を監視す
る所定領域である感知区域に相当する分通光させる。所
定角度は、感知区域が所定形状及び/又は所定の大きさ
になるように設定する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明の実施形態を示す図1におい
て、炎感知器1の検知部3と感知区域7の間に遮光板2
0を配設する。遮光板20は検知部3の視野角4を包含
して遮光可能な様になっている。遮光板20の一部には
感知区域7と相似な形状に開口部6が設けられている。
【0009】次に、動作を説明する。遮光板20が存在
しない場合には、感知区域7は円若しくは楕円状となる
が、遮光板20を配設したことにより開口部6と相似な
形状になる。例えば、開口部6を四角形に定めれば、感
知区域7も四角形となる。一例として、図2に示す様な
防護区域9a〜9cを考える。このとき、消火能力等を
考慮して3つの警戒区域11a,11b,11cに区分
けする。感知区域7a〜7cは警戒区域11a〜11c
の大きさ及び形状に合わせることが出来る。放水区域1
3a〜13cは警戒区域11a〜11cを含む様に少し
だけ大きくする様に設計が出来る。また、感知区域7a
〜7cが四角形で警戒区域11a〜11cと合わせられ
容易に定まることから、放水区域13a〜13cの設計
も容易に行うことが出来る。また、放水区域13a〜1
3cの設計に無駄が無い。このため、放水能力等も必要
最小限に抑えることが出来る。
【0010】なお、感知区域7は開口部6の形状・面積
を変更することにより任意の形状・面積とすることが出
来る。このため、防護区域9に適応した形での最適な設
計を行うことが出来る。また、遮光板20は上述した様
に炎感知器1の外部に配設するとして説明したが、炎感
知器1の内部に配設(図示略)することも可能である。
更に、遮光板20は平板として説明したが、図3に示す
様に炎感知器1の全体を筐体22で覆い、その一部に開
口部6を配設することも可能である。また、図4に示す
様に横断面が感知区域7の形状と相似になるような遮光
筒24を炎感知器1の周囲に配設してもよい。このと
き、遮光筒24の高さを調節するか、あるいは、遮光筒
24の断面積を感知区域7方向に次第に絞ることで感知
区域7の面積を調節することが出来る。更に、天井が2
層構造の場合には、第1層に炎感知器1を設置し、第2
層の天井の一部に開口部6を配設することも可能である
(図示略)。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、炎
感知手段と開口部を一部に設けた遮光手段を備えて炎感
知器を構成したので、警戒区域に合わせた形での感知区
域の形成が、開口部の形状や大きさを設計することによ
り可能となる。このため、感知区域の設計に自由度が増
し、放水区域の設計にも無駄が無くなる。また、感知性
能保証視野角の外側に存在する火災を覚知することは無
くなり、検出精度及び信頼性が向上する。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の構成図
【図2】 防護区域の一例
【図3】 本発明の実施形態の別構成図
【図4】 本発明の実施形態の別構成図
【図5】 炎感知器の監視空間
【図6】 感知区域と警戒区域の関係を示す図
【符号の説明】
1 炎感知器 3 検知部 4 視野角 5 感知性能保証視野角 6 開口部 7 感知区域 9 防護区域 11 警戒区域 13 放水区域 20 遮光板 22 筐体 24 遮光筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災源を光学的に検知する少なくとも一
    つの検知部を備える炎感知手段と、前記検知部と該検知
    部が火災を監視する所定領域である感知区域との間の所
    定の空間位置に検知部の視野角を包含して遮光する遮光
    手段を配設し、該遮光手段の一部には感知区域を所定形
    状及び/又は所定の大きさに制限するための開口部を備
    えたことを特徴とする炎感知器。
  2. 【請求項2】 火災源を光学的に検知する検知部の視野
    角を包含して遮光し、感知性能を保証された視野角であ
    る感知性能保証視野角中の所定角度のみを開口し、火災
    を監視する所定領域である感知区域に相当する分通光さ
    せる炎感知方法。
JP12342197A 1997-04-25 1997-04-25 炎感知器及び炎感知方法 Pending JPH10302178A (ja)

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Cited By (4)

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