JPH10301819A - ファイル管理装置,ファイル管理方法,及びファイル管理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ファイル管理装置,ファイル管理方法,及びファイル管理プログラムを記録した記録媒体

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JPH10301819A
JPH10301819A JP10044837A JP4483798A JPH10301819A JP H10301819 A JPH10301819 A JP H10301819A JP 10044837 A JP10044837 A JP 10044837A JP 4483798 A JP4483798 A JP 4483798A JP H10301819 A JPH10301819 A JP H10301819A
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JP10044837A
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English (en)
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Kiyoshi Owada
清志 大和田
Masaya Miyazaki
雅也 宮崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの交換回数が少なく、リアルタイ
ム性を保った読み出しが可能なファイルを作成できるフ
ァイル管理装置を提供する。 【解決手段】 各記憶媒体M0〜M9上のデータブロックの
使用状況を管理するデータブロック管理手段110 、及び
書き込み要求があったファイルに未使用データブロック
を割り当てるデータブロック割り当て手段120 を有し、
データブロックを割り当てられたファイルの書き込み,
及び読み出し要求があったファイルの読み出しを行うフ
ァイル管理装置2 において、ファイルの書き込みに際
し、データブロック管理手段110 によって示される記憶
媒体M0〜M9毎の未使用データブロック数が最も大きな記
憶媒体を書き込み対象として選択し、データブロック割
り当て手段120 が、書き込み要求があったファイルに割
り当てるデータブロックの範囲を、選択された記憶媒体
上のデータブロックに限定するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクライブ
ラリに代表される媒体交換型記憶装置を外部記憶装置と
して用いた情報処理装置のファイル管理装置,ファイル
管理方法,及びファイル管理プログラムを記録した記録
媒体に関し、特に、光ディスクの交換回数が少なく、リ
アルタイム性を保った読み出しが可能なファイルを作成
できるものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクライブラリに代表され
る媒体交換型記憶装置を外部記憶装置として用いる方法
については、アクセスの対象となる光ディスク(記憶媒
体)を光ディスクドライブ(データアクセス装置)に自
動的に装着する手段を備えたことを唯一の特徴とし基本
的に外付け光ディスクドライブの利用方法と同等な方法
と、特開平7-93110 号公報に開示されている、複数の光
ディスクを仮想的に単一の記憶装置として扱う方法とが
知られている。このどちらの方法によっても、記憶媒体
である光ディスクに対する書き込み方法については、従
来の外部記憶装置へのデータの書き込み処理と同じ方法
を用いている。
【0003】従来の外部記憶装置へのデータの書き込み
処理については、特開平4-225441号公報の従来技術の説
明に詳しく示されている。ファイルのデータを記憶媒体
上に配置する方法にはデータブロック割り当て方式と連
続領域割り当て方式がある。
【0004】データブロック割り当て方式は、記憶媒体
を一般に数百バイトから数キロバイトの固定容量のデー
タブロックに分割し、未使用データブロックを順次割り
当てながら、データを記憶媒体に書き込む方式である。
この、データブロック割り当て方式では、一つのファイ
ルのデータが複数のデータブロックに分割して書き込ま
れる場合に、使用されるデータブロック同士の位置関係
は考慮されない。この方式において、ファイルの格納位
置は一般に個々のデータブロックに割り振られたデータ
ブロック番号(データブロックアドレス)の列として管
理されている。一方、連続領域割り当て方式はファイル
の格納位置をデータの先頭アドレスとその長さで管理す
る。
【0005】データブロック割り当て方式では、ファイ
ルの書き込み、一部消去を繰り返してもブロック単位で
記憶領域を割り当てるため、記憶領域を有効に利用でき
るという利点がある一方、記憶媒体の各所に無秩序に配
置されているデータブロックからデータを取り出さなく
てはならないため、ファイルの読み出しに時間がかかる
という欠点がある。
【0006】また、連続領域割り当て方式では、データ
が連続して配置されているため、ファイルの読み出しが
高速に行なえるという利点がある一方、ファイルの書き
込み、一部消去を繰り返すと、未使用記憶領域が多く残
っているにも関わらずファイルを格納するために十分な
連続した未使用記憶領域が見つからず、記憶領域に無駄
が多く発生するという欠点がある。
【0007】従来、音声データ、動画データなどのマル
メディアデータを高速に読み出し、リアルタイム性を保
った処理を行なうためには連続領域割り当て方式を採用
することが当然と認められていた光ディスクにおいて、
近年の読み出し処理性能の向上によってデータブロック
割り当て方式を採用してもリアルタイム性を保った処理
が可能となりつつある。さらに、近年、大容量化してい
る光ディスクの記憶領域を有効に使えるという利点が重
視されるようになり、光ディスクにおいてもデータブロ
ック割り当て方式が一般化しつつある。
【0008】ここで、光ディスクライブラリ内の複数の
光ディスクを仮想的に単一の記憶装置として扱う従来の
情報処理装置におけるデータブロック割り当て方式につ
いて、本発明の実施の形態1によるファイル管理装置と
共通する構成部分に関する図面である図1、図2、図
3、図4、及び図5と従来の情報処理装置の動作を示す
図24とを用いて説明する。
【0009】図1は光ディスクライブラリ内の複数の光
ディスクを仮想的に単一の記憶装置として扱う情報処理
装置の全体構成を示すブロック図である。図1におい
て、情報処理装置1は、光ディスクライブラリ300 を外
部記憶装置として有し、内部にファイル管理装置2を有
している。ファイル管理装置2は、ファイル管理部100
とディスク管理部200 とを有しており、ファイル管理部
100はデータブロック管理手段であるデータブロック管
理部110 とデータブロックをファイルに割り当てる手段
であるデータブロック割り当て部120 とからなってい
る。データブロック管理部110 は、図2に例示するデー
タブロック管理テーブル111 を持ち、データブロック割
り当て部120 は、図3に例示するファイル管理テーブル
121 を持っている。
【0010】ディスク管理部200 は、仮想ディスク管理
部210 と光ディスクライブラリ制御部220 とからなって
いる。仮想ディスク管理部210 は、図4に例示するデー
タブロック対応テーブル211 を持ち、光ディスクライブ
ラリ制御部220 は図5に例示する光ディスク管理テーブ
ル221 を持っている。
【0011】また、光ディスクライブラリ300 は、デー
タアクセス装置である光ディスクドライブD0〜D3と、記
憶媒体である光ディスクM0〜M9と、外部からの要求に応
じて光ディスクM0〜M9を光ディスクドライブD0〜D3に装
着する光ディスク交換装置310 とからなっている。
【0012】図24は、上記情報処理装置の、光ディス
クライブラリ内の複数の光ディスクを仮想的に単一の記
憶装置として扱う動作を示すフローチャートである。次
に、このように構成された上記情報処理装置の動作を図
24を用いて説明する。まず、ファイルの書き込み要求
をファイル管理装置2のファイル管理部100 が受け取る
と、ステップS1201 においてデータブロック管理部110
はデータブロック管理テーブル111 から未使用データブ
ロックが存在するか否かを調べる。
【0013】ここで、未使用データブロックが存在しな
い場合には、ファイルを格納することができないため、
容量不足でファイル書き込みエラーであるとして、書き
込み処理をエラー終了する(ステップS1207 )。
【0014】一方、未使用データブロックが存在する場
合には、ステップS1202 に移り、データブロック管理部
110 はデータブロック管理テーブル111 から、ある未使
用データブロックを選択し、そのデータブロックの使用
状況を「使用」としてデータブロック管理テーブル111
を更新する。例えば、図2のデータブロック管理テーブ
ル111 で、2番のデータブロックを選択し、使用状況を
「使用」に変更する。
【0015】次いで、ステップS1203 で、データブロッ
ク割り当て部120 は、ファイル管理テーブル121 を更新
し、選択したデータブロックを書き込み対象のファイル
のデータ格納用に割り当てる。例えば、図3のファイル
管理テーブルで、file3 への追加書き込みである場合に
は、file3 の使用データブロック番号列にステップS120
2 で選択されたデータブロックの番号「2 」を追加して
「4,2 」と変更する。また、ファイル管理テーブル121
に登録されていない新しいファイル、例えば、file10を
書き込む場合には、新たにfile10の欄をファイル管理テ
ーブル121 に作成し、その使用データブロック番号列を
「2 」とする。
【0016】次いで、ステップS1204 でファイル管理部
100 は、割り当てられたデータブロックへのファイルデ
ータの書き込みをディスク管理部200 に指示する。この
指示を受けたディスク管理部200 は、仮想ディスク管理
部210 により、データブロック対応テーブル211 を用い
て、書き込み対象のデータブロックの存在する光ディス
ク番号を取得し、その光ディスク上での実データブロッ
ク番号を計算する。ここでは、2番のデータブロックは
光ディスクM0上にあり、光ディスクM0上の実データブロ
ック番号は、2−0=2となる。
【0017】そして、ディスク管理部200 は、光ディス
クライブラリ制御部220 により、光ディスク管理テーブ
ル221 を用いて、書き込みの際に使用する光ディスクド
ライブを選択し、この選択した光ディスクドライブへの
書き込み対象光ディスクM0の装着を、光ディスクライブ
ラリ300 に指示する。この指示を受けた光ディスクライ
ブラリ300 は、光ディスク交換装置310 によって、指示
された光ディスクM0を指示された光ディスクドライブに
装着する。
【0018】この光ディスクドライブの選択方法として
は、通常、まず書き込み対象の光ディスクがいずれかの
光ディスクドライブに装着されていないかを調べ、装着
されている場合には、その光ディスクドライブを選択
し、光ディスクを装着したままにしておく。
【0019】もし、書き込み対象の光ディスクがどの光
ディスクドライブにも装着されていない場合には、光デ
ィスクが装着されていない光ディスクドライブを探し、
見つかれば、その光ディスクドライブを選択し、選択し
た光ディスクドライブへの光ディスクの装着を光ディス
クライブラリ300 に指示する。もし、光ディスクが装着
されていない光ディスクドライブが見つからなければ、
最もコマンド受け付け時間が古い光ディスクドライブを
選択し、まず、光ディスクドライブに装着されている光
ディスクの格納スロットへの返却を指示し、次いで、選
択した光ディスクドライブへの光ディスクの装着を光デ
ィスクライブラリ300 に指示する。
【0020】このような選択方法を採用することによ
り、光ディスクの交換時間を短縮できるとともに、複数
のファイルアクセスに対して公平な処理時間を割り当て
ることができる。
【0021】そして、ディスク管理部200 は、光ディス
クライブラリ制御部220 を通じて、光ディスクドライブ
内に装着されている光ディスクM0上の計算で得られた実
データブロック番号「2」のデータブロックに対しての
データの書き込みを、光ディスクライブラリ300 内の選
択された光ディスクドライブによって行なう。
【0022】次に、ステップS1205 において、ファイル
管理部100 はさらに書き込むべきファイルデータが残っ
ていないかどうかを調べる。そして、ファイルデータが
残っていれば、ステップS1201 に戻り、ブロックの割り
当て/書き込みを全データが書き込み終るまで繰り返
す。もし、ファイルデータが残っていなければ、ファイ
ル書き込みを終了する(ステップS1206 )。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記情報処理
装置のように、光ディスクライブラリ等の媒体交換型記
憶装置を利用する場合、記憶媒体である光ディスクその
もののアクセス性能が通常のハードディスクに比べて劣
るとともに、光ディスクの交換のために必要な処理がデ
ータアクセスの性能に大きな影響を与える。
【0024】また、従来のデータブロックの割り当て方
式では、ファイルに割り当てるデータブロックの選択に
ついて特に考慮がなされていなかったため、ファイルの
先頭のデータは1番めの光ディスク、次のデータは2番
めの光ディスク、といった具合にファイルアクセスの際
に何度も光ディスクを交換しなければならない場合があ
り、特にリアルタイム性を保ったファイルの読み出しに
使用することが難しかった。
【0025】また、一つの光ディスクに複数のファイル
書き込みが同時に行なわれる場合があり、この場合、複
数のファイル書き込みによってデータブロックの取り合
いが発生して、すぐに光ディスク上の全てのデータブロ
ックを使い切り、次の光ディスクにファイルの続きを書
くことになるため、光ディスクの交換回数が多くなる。
そのため、リアルタイム性を保った読み出しが可能なフ
ァイルを書き込むためには複数のファイルの同時書き込
みを許すことができなかった。
【0026】また、読み出し中の光ディスクにファイル
を書き込む場合、光ディスクのアクセス性能の限界か
ら、読み出しの性能が落ちてしまい、リアルタイム性を
保った読み出しができない。そのため、ファイルの読み
出しと書き込みを混在させることができなかった。
【0027】また、光ディスクドライブに装着されてい
ない光ディスクに書き込みを行なうと、光ディスクドラ
イブに書き込み対象の光ディスクを装着するが、この
時、現在アクセス中の光ディスクを光ディスクドライブ
から取り出し、書き込み対象の光ディスクを代わりに装
着する場合がある。この場合、光ディスクドライブから
取り出された光ディスクへのアクセスは中断されること
になり、このアクセスに必要以上に時間がかかってい
た。
【0028】さらに、中断されたアクセスによる最初に
装着されていた光ディスクを光ディスクドライブに装着
する動作と、書き込み対象の光ディスクを光ディスクド
ライブに装着する動作とが同時に存在することになり、
光ディスクの交換が何度も繰り返されて、元のアクセス
も書き込みも終了しない、といった問題があった。
【0029】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、光ディスクの交換回数が少な
く、リアルタイム性を保った読み出しが可能なファイル
を作成できるファイル管理装置,ファイル管理方法,及
びファイル管理プログラムを記録した記録媒体を提供す
ることを第1の目的としている。
【0030】また、本発明は、リアルタイム性を保った
読み出しが可能なファイルを作成するに際し、1つの光
ディスクに対する複数のファイルの書き込みを併存させ
ることが可能なファイル管理装置を提供することを第2
の目的としている。
【0031】また、本発明は、リアルタイム性を保った
読み出しが可能なファイルを作成するに際し、1つの光
ディスクに対するファイルの読み出しと書き込みとを混
在させることが可能なファイル管理装置を提供すること
を第3の目的としている。
【0032】また、本発明は、リアルタイム性を保った
読み出しが可能なファイルを作成するに際し、現在続行
中のアクセスの中断や、中断されたアクセスによる光デ
ィスクの交換を防止して、書き込み時間を短縮すること
のできるファイル管理装置を提供することを第4の目的
としている。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)のフ
ァイル管理装置は、複数の記憶媒体、記憶媒体に対して
データの記録及び再生を行なう1以上のデータアクセス
装置、及び上記複数の記憶媒体の任意のものを任意の上
記データアクセス装置に着脱可能な記憶媒体交換手段を
有する媒体交換型記憶装置を外部記憶装置として用いる
情報処理装置に用いられ、上記各記憶媒体上の記憶領域
を固定容量のデータブロックに分割し、該分割したデー
タブロックの使用状況を管理するデータブロック管理手
段、及び上記情報処理装置から書き込み要求があったフ
ァイルに上記データブロック管理手段によって示される
未使用データブロックを割り当てるデータブロック割り
当て手段を有し、該データブロック割り当て手段で割り
当てられた上記記憶媒体上のデータブロックへの上記書
き込み要求があったファイルのデータの書き込みを、上
記記憶媒体交換手段,及び上記データアクセス装置を用
いて行なうファイル管理装置において、上記ファイルの
書き込みの開始に際し、上記データブロック管理手段に
よって示される上記記憶媒体毎の未使用データブロック
数が最も大きな記憶媒体を書き込み対象として選択する
ようにしたものである。
【0034】また、本発明(請求項2)のファイル管理
装置は、上記ファイル管理装置(請求項1)において、
上記データブロック割り当て手段が、書き込み要求があ
ったファイルに割り当てるデータブロックの範囲を、上
記選択された記憶媒体上のデータブロックに限定するも
のであるようにしたものである。
【0035】また、本発明(請求項3)のファイル管理
装置は、上記ファイル管理装置(請求項1又は2)にお
いて、上記ファイルの書き込みの開始と終了とを検知す
るファイル書き込み検知手段と、該ファイル書き込み検
知手段からの情報と上記データブロック管理手段からの
情報を元に上記各記憶媒体への書き込みの有無を管理す
る媒体書き込み管理手段とを有し、上記媒体書き込み管
理手段によって書き込み中であることが示されている記
憶媒体上のデータブロックが上記データブロック割り当
て手段によって新たなファイルの書き込みのために割り
当てられた場合に、該割り当てられた記憶媒体への書き
込みが終了するまで該新たな書き込みを一時停止するよ
うにしたものである。
【0036】また、本発明(請求項4)のファイル管理
装置は、上記ファイル管理装置(請求項1又は2)にお
いて、上記ファイルの書き込みの開始と終了とを検知す
るファイル書き込み検知手段と、該ファイル書き込み検
知手段からの情報と上記データブロック管理手段からの
情報を元に上記各記憶媒体への書き込みの有無を管理す
る媒体書き込み管理手段とを有し、上記媒体書き込み管
理手段によって書き込み中であることが示されている記
憶媒体上のデータブロックが上記データブロック割り当
て手段によって新たなファイルの書き込みのために割り
当てられた場合に、該新たな書き込みを中止し、かつ、
該データブロックの割り当てを無効にするようにしたも
のである。
【0037】また、本発明(請求項5)のファイル管理
装置は、上記ファイル管理装置(請求項1又は2)にお
いて、さらに、上記情報処理装置から読み出し要求があ
ったファイルのデータの該データが書き込まれている上
記記憶媒体上のデータブロックからの読み出しを、上記
記憶媒体交換手段,及び上記データアクセス装置を用い
て行ない、上記ファイルの読み出しの開始と終了とを検
知するファイル読み出し検知手段と、該ファイル読み出
し検知手段からの情報と上記データブロック管理手段か
らの情報を元に上記各記憶媒体からの読み出しの有無を
管理する媒体読み出し管理手段とを有し、上記媒体読み
出し管理手段によって読み出し中であることが示されて
いる記憶媒体上のデータブロックが上記データブロック
割り当て手段によって新たなファイルの書き込みのため
に割り当てられた場合に、該新たな書き込みを、中止,
又は該割り当てられた記憶媒体からの読み出しが終了す
るまで一時停止するようにしたものである。
【0038】また、本発明(請求項6)のファイル管理
装置は、上記ファイル管理装置(請求項1又は2)にお
いて、さらに、上記情報処理装置から読み出し要求があ
ったファイルのデータの該データが書き込まれている上
記記憶媒体上のデータブロックからの読み出しを、上記
記憶媒体交換手段,及び上記データアクセス装置を用い
て行ない、上記ファイルの書き込み,及び読み出しの開
始と終了とを検知するファイルアクセス検知手段と、上
記ファイルアクセス検知手段からの情報を元に上記各デ
ータアクセス装置が使用中であるか,又は未使用である
かを管理するデータアクセス装置管理手段とを有し、該
データアクセス装置管理手段によって使用中であること
が示されているデータアクセス装置を新たなファイルの
書き込みに使用せず、かつ、全てのデータアクセス装置
が使用中であることが上記データアクセス装置管理手段
によって示されている場合には、新たなファイルの書き
込みを、中止,又はいずれかのデータアクセス装置が未
使用になるまで一時停止するようにしたものである。
【0039】また、本発明(請求項7)のファイル管理
装置は、上記ファイル管理装置(請求項1又は2)にお
いて、上記ファイルの書き込みの開始と終了とを検知す
るファイル書き込み検知手段と、上記ファイル書き込み
検知手段からの情報と上記データブロック管理手段の情
報とを元に上記各記憶媒体への書き込みの有無を管理す
る媒体書き込み管理手段とを有し、上記ファイルの書き
込みの開始に際して、上記媒体書き込み管理手段によっ
て書き込み中ではないと示されている記憶媒体のうち、
上記データブロック管理手段によって示される上記記憶
媒体毎の未使用データブロック数が最も大きな記憶媒体
を書き込み対象として選択するようにしたものである。
【0040】また、本発明(請求項8)のファイル管理
装置は、上記ファイル管理装置(請求項1又は2)にお
いて、さらに、上記情報処理装置から読み出し要求があ
ったファイルのデータの該データが書き込まれている上
記記憶媒体上のデータブロックからの読み出しを、上記
記憶媒体交換手段,及び上記データアクセス装置を用い
て行ない、上記ファイルの読み出しの開始と終了とを検
知するファイル読み出し検知手段と、該ファイル読み出
し検知手段からの情報と上記データブロック管理手段の
情報とを元に上記各記憶媒体からの読み出しの有無を管
理する媒体読み出し管理手段とを有し、上記ファイルの
書き込みの開始に際して、上記媒体読み出し管理手段に
よって読み出し中ではないと示されている記憶媒体のう
ち、上記データブロック管理手段によって示される上記
記憶媒体毎の未使用データブロック数が最も大きな記憶
媒体を書き込み対象として選択するようにしたもので
あ。
【0041】また、本発明(請求項9)のファイル管理
装置は、上記ファイル管理装置(請求項3,5,又は6
のいずれか)において、上記データブロック割り当て手
段が、上記情報処理装置からファイルの書き込み要求と
ともに該ファイルのサイズを受け取り、該ファイルに、
該受け取ったサイズ分のデータブロックをデータの書き
込みに先行して割り当てるものであるようにしたもので
ある。
【0042】また、本発明(請求項10)のファイル管
理装置は、上記ファイル管理装置(請求項9)におい
て、上記一時停止されている書き込みを再開するに当た
って、上記データブロック割り当て手段によりデータブ
ロックを割り当てられたファイルのうち、その割り当て
られたデータブロックを有する記憶媒体が既にデータア
クセス装置に装着されているファイルの書き込みを優先
して行うようにしたものである。
【0043】また、本発明(請求項11)のファイル管
理装置は、上記ファイル管理装置(請求項2)におい
て、上記記憶媒体を識別するための媒体番号と各記憶媒
体上で上記データブロックを識別するためのデータブロ
ック番号との組と、全ての上記記憶媒体上で上記データ
ブロックを識別するための仮想データブロック番号とを
対応させて管理し、上記仮想データブロック番号によっ
て特定されたデータブロックへの書き込み要求に対し、
該要求中の仮想データブロック番号を上記媒体番号と上
記データブロック番号とに変換し、該変換によって得ら
れた媒体番号の記憶媒体上の該変換によって得られたデ
ータブロック番号のデータブロックに、上記記憶媒体交
換手段,及びデータアクセス装置を用いて、書き込みを
行う仮想ディスク管理手段を有し、上記データブロック
管理手段,及び上記データブロック割り当て手段におい
て上記データブロックを仮想データブロック番号で特定
し、上記データブロック割り当て手段で割り当てられた
データブロックへの書き込みを、上記仮想ディスク管理
手段により行い、かつ、上記データブロック管理手段,
及び上記仮想ディスク管理手段からの情報を元に上記各
記憶媒体毎の空き容量を外部に表示するようにしたもの
である。
【0044】また、本発明(請求項12)のファイル管
理装置は、上記ファイル管理装置(請求項2)におい
て、上記記憶媒体を識別するための媒体番号と各記憶媒
体上で上記データブロックを識別するためのデータブロ
ック番号との組と、全ての上記記憶媒体上で上記データ
ブロックを識別するための仮想データブロック番号とを
対応させて管理し、上記仮想データブロック番号によっ
て特定されたデータブロックへの書き込み要求に対し、
該要求中の仮想データブロック番号を上記媒体番号と上
記データブロック番号とに変換し、該変換によって得ら
れた媒体番号の記憶媒体上の該変換によって得られたデ
ータブロック番号のデータブロックに、上記記憶媒体交
換手段,及びデータアクセス装置を用いて、書き込みを
行う仮想ディスク管理手段を有し、上記データブロック
管理手段,及び上記データブロック割り当て手段におい
て上記データブロックを仮想データブロック番号で特定
し、上記データブロック割り当て手段で割り当てられた
データブロックへの書き込みを、上記仮想ディスク管理
手段により行い、かつ、上記ファイルの書き込みに際
し、外部から書き込み対象とすべき記憶媒体を指定する
入力があった場合には、上記データブロック管理手段に
よって示される上記記憶媒体毎の未使用データブロック
数が最も大きな記憶媒体に代えて、該指定された記憶媒
体を書き込み対象として選択するようにしたものであ
る。
【0045】また、本発明(請求項13)のファイル管
理方法は、複数の記憶媒体、記憶媒体に対してデータの
記録及び再生を行なう1以上のデータアクセス装置、及
び上記複数の記憶媒体の任意のものを任意の上記データ
アクセス装置に着脱可能な記憶媒体交換手段を有する媒
体交換型記憶装置を外部記憶装置として用いる情報処理
装置において用いられ、上記各記憶媒体上の記憶領域を
固定容量のデータブロックに分割し、該分割したデータ
ブロックの使用状況を管理するデータブロック管理手
順、及び上記情報処理装置から書き込み要求があったフ
ァイルに上記データブロック管理手順によって示される
未使用データブロックを割り当てるデータブロック割り
当て手順を有し、該データブロック割り当て手順で割り
当てられた上記記憶媒体上のデータブロックへの上記書
き込み要求があったファイルのデータの書き込みを、上
記記憶媒体交換手段,及び上記データアクセス装置を用
いて行なうファイル管理方法において、上記ファイルの
書き込みの開始に際し、上記データブロック管理手順に
よって示される上記記憶媒体毎の未使用データブロック
数が最も大きな記憶媒体を書き込み対象として選択する
ものである。
【0046】また、本発明(請求項14)のファイル管
理方法は、上記ファイル管理方法(請求項13)におい
て、上記データブロック割り当て手順は、書き込み要求
があったファイルに割り当てるデータブロックの範囲
を、上記選択された記憶媒体上のデータブロックに限定
するようにしているものである。
【0047】また、本発明(請求項15)のファイル管
理プログラムを記録した記録媒体は、複数の記憶媒体、
記憶媒体に対してデータの記録及び再生を行なう1以上
のデータアクセス装置、及び上記複数の記憶媒体の任意
のものを任意の上記データアクセス装置に着脱可能な記
憶媒体交換手段を有する媒体交換型記憶装置を外部記憶
装置として用いる情報処理装置において、コンピュータ
によってファイル管理を行うためのプログラムを記録し
たコンピュータ読取可能な記録媒体であって、該プログ
ラムにおけるファイル管理の手順は、上記各記憶媒体上
の記憶領域を固定容量のデータブロックに分割し、該分
割したデータブロックの使用状況を管理するデータブロ
ック管理手順、及び上記情報処理装置から書き込み要求
があったファイルに上記データブロック管理手順によっ
て示される未使用データブロックを割り当てるデータブ
ロック割り当て手順を有し、該データブロック割り当て
手順で割り当てられた上記記憶媒体上のデータブロック
への上記書き込み要求があったファイルのデータの書き
込みを上記記憶媒体交換手段,及び上記データアクセス
装置を用いて行ない、上記ファイルの書き込みの開始に
際し、上記データブロック管理手順によって示される上
記記憶媒体毎の未使用データブロック数が最も大きな記
憶媒体を書き込み対象として選択するようにしているも
のである。
【0048】また、本発明(請求項16)のファイル管
理プログラムを記録した記録媒体は、上記記録媒体(請
求項15)において、該記録媒体に記録されたプログラ
ムにおけるファイル管理の手順は、上記データブロック
割り当て手順が、書き込み要求があったファイルに割り
当てるデータブロックの範囲を、上記選択された記憶媒
体上のデータブロックに限定するようにしているもので
ある。
【0049】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明の実施の形態1は、請求項1,及
び請求項1の一構成例である請求項2に対応するもので
ある。図1は本実施の形態1によるファイル管理装置の
全体構成を示すブロック図であり、図において、情報処
理装置1は、光ディスクライブラリ300 を外部記憶装置
として有し、内部にファイル管理装置2を有している。
【0050】光ディスクライブラリ300 は、データアク
セス装置である光ディスクドライブD0〜D3と、記憶媒体
である光ディスクM0〜M9と、外部からの要求に応じて光
ディスクM0〜M9を光ディスクドライブD0〜D3に装着する
光ディスク交換装置310 とを有している。本実施の形態
1では、一例として、光ディスクドライブを4台、光デ
ィスクを10枚有する場合を示している。
【0051】ファイル管理装置2は、ファイル管理部10
0 とディスク管理部200 とを有している。ファイル管理
部100 は、データブロック管理手段であるデータブロッ
ク管理部110 とデータブロックをファイルに割り当てる
手段であるデータブロック割り当て部120 とからなり、
ディスク管理部200 は、仮想ディスク管理部210 と光デ
ィスクライブラリ制御部220 とからなっている。
【0052】データブロック管理部110 は、データブロ
ック管理テーブル111 を有し、光ディスクライブラリ30
0 の光ディスクM0〜M9の記憶領域を所定の固定容量のデ
ータブロックに分割して、該分割したデータブロックの
使用状況を、データブロック管理テーブル111 を用いて
管理する。そして、ファイルの書き込みの開始の際に、
未使用データブロックのうち、未使用データブロック数
が最も大きな記憶媒体上のものを選択し、この選択した
記憶媒体上の未使用データブロックのうちから1つを逐
次選出する。
【0053】データブロック割り当て部120 は、ファイ
ル管理テーブル121 を持ち、このファイル管理テーブル
121 を用いて、情報処理装置1の他のブロック(図示せ
ず)から書き込み要求があったファイルに、データブロ
ック管理部110 によって選出された未使用データブロッ
クを割り当てる。
【0054】仮想ディスク管理部210 は、データブロッ
ク対応テーブル211 を持ち、このデータブロック対応テ
ーブル211 を用いて、光ディスク番号(媒体番号)M0〜
M9と実データブロック番号(各光ディスクM0〜M9上でデ
ータブロックを識別するためのデータブロック番号)と
の組と、データブロック番号(全ての光ディスクM0〜M9
上でデータブロックを識別するための仮想データブロッ
ク番号)とを対応させて管理し、データブロック番号に
よって特定されたデータブロックへの書き込み,及び読
み出し要求に対し、該要求中のデータブロック番号を光
ディスク番号と実データブロック番号とに変換する。こ
れにより、光ディスクライブラリ300 内の複数の光ディ
スクM0〜M9を仮想的に単一の記憶装置として扱う。
【0055】光ディスクライブラリ制御部220 は、光デ
ィスク管理テーブル221 を持ち、この光ディスク管理テ
ーブル221,光ディスク交換装置310,及び光ディスクドラ
イブD0〜D3を用いて、データブロック割り当て部120 で
データブロックを割り当てられたファイルの書き込み,
及び情報処理装置1の他のブロックからファイル管理部
100 を経由して読み出し要求があったファイルの読み出
しを、仮想ディスク管理部210 で変換された実データブ
ロック番号,及び光ディスク番号で特定されるデータブ
ロックに対して行なう。
【0056】また、ファイル管理装置2は、コンピュー
タからなり、ファイル管理部100,データブロック管理部
110,データブロック割り当て部120,ディスク管理部200,
仮想ディスク管理部210,及び光ディスクライブラリ制御
部220 は該コンピュータのCPUで実現され、データブ
ロック管理テーブル111,ファイル管理テーブル121,デー
タブロック対応テーブル211,及び光ディスク管理テーブ
ル221 は、該コンピュータの主メモリで実現される。
【0057】図2は、データブロック管理部110 が用い
る,メモリ上に仮想されたデータブロック管理テーブル
111 を表す模式図であり、図において、データブロック
管理テーブル111 は、各データブロックのデータブロッ
ク番号と各データブロックが使用されているか否かを示
す使用フラグとを対応させて示すようにしている。
【0058】図3は、データブロック割り当て部120 が
用いる,メモリ上に仮想されたファイル管理テーブル12
1 を表す模式図であり、図において、ファイル管理テー
ブル121 は、各ファイルのファイル名と各ファイルに割
り当てられた全てのデータブロック番号(使用データブ
ロック番号列)とを対応させて示すようにしている。
【0059】図4は、仮想ディスク管理部210 が用い
る,メモリ上に仮想されたデータブロック管理テーブル
211 を表す模式図であり、図において、データブロック
管理テーブル211 は、各データブロックのデータブロッ
ク番号,各データブロックが属する光ディスクの光ディ
スク番号,及び各光ディスク上の実データブロック番号
(実データブロック番号の計算式)を対応させて示すよ
うにしている。
【0060】図5は、光ディスクライブラリ制御部220
が用いる,メモリ上に仮想された光ディスク管理テーブ
ル221 を表す模式図であって、図5(a) は、ディスク別
の光ディスク管理テーブルを示す図、図5(b) は、ドラ
イブ別の光ディスク管理テーブルを示す図である。図5
(a) において、ディスク別の光ディスク管理テーブル22
1aは、各光ディスクの光ディスク番号と各光ディスクが
現在装着されている光ディスクドライブの番号又は各光
ディスクが現在格納されている格納スロットの番号とを
対応させて示すようにしており、図5(b) において、ド
ライブ別の光ディスク管理テーブル221bは、各光ディス
クドライブの番号,各光ディスクドライブに現在装着さ
れている光ディスクの光ディスク番号,及び各光ディス
クドライブのコマンド受け付け時間を対応させて示すよ
うにしている。
【0061】図6は、本実施の形態1によるファイル管
理装置の動作を示すフローチャートである。次に、この
ように構成されたファイル管理装置の動作を、図1〜6
を用いて説明する。ここで、データブロック管理テーブ
ル111 ,ファイル管理テーブル121,データブロック対応
テーブル211,及び光ディスク管理テーブル221 は、現
在、それぞれ、図2,図3,図4,及び図5に示す状態
にあり、図2のデータブロック管理テーブル111 によっ
て示される未使用データブロックの数は光ディスクM0が
最大であり、かつ図3のファイル管理テーブル121 に示
すfile3 の書き込み要求があったものとする。
【0062】これらの図において、ファイルの書き込み
要求があると、ファイル管理部100がこのファイルの書
き込み要求を受け取り、ステップS101において、データ
ブロック管理部110 は、データブロック管理テーブル11
1 の情報と、あらかじめ仮想ディスク管理部210 内のデ
ータブロック対応テーブル211 から取得しておいたデー
タブロック番号と光ディスク番号の関係とを用いて、最
も未使用ブロック数が大きい光ディスクを選択する。こ
こでは、光ディスクM0が最も未使用ブロック数が大きい
ため、光ディスクM0が選択される。
【0063】次いで、ステップS102において、データブ
ロック管理部110 は、データブロック管理テーブル111
から選択された光ディスクM0上のデータブロック番号の
範囲(0〜999)内で未使用データブロックの存在を調べ
る。
【0064】ここで、未使用データブロックが存在しな
い場合には、ファイルを格納することができないため、
容量不足でファイル書き込みエラーであるとして、書き
込み処理をエラー終了する(ステップS108)。
【0065】そして、未使用データブロックが存在する
場合には、ステップS103に移り、データブロック管理部
110 は、データブロック管理テーブル111 から選択され
た光ディスクM0上のデータブロック番号の範囲(0〜999)
内で未使用データブロックを選出し、そのデータブロッ
クの使用状況を「使用」としてデータブロック管理テー
ブル111 を更新する。ここでは、図2のデータブロック
管理テーブル111 で、例えば、2番のデータブロックを
選択するものとし、この2番のデータブロックの使用フ
ラグを「使用」に変更する。
【0066】次いで、ステップS104で、データブロック
割り当て部120 は、ファイル管理テーブル121 を更新
し、選出したデータブロックを書き込み対象ファイルの
データ格納用に割り当てる。ここでは、file3 への追加
書き込みであるので、図3のファイル管理テーブル121
で、file3 の使用データブロック番号列にステップS103
で選出されたデータブロックのデータブロック番号「2
」を追加して「4,2 」と変更する。ここで、追加書き
込みをするのではなく、ファイル管理テーブルに登録さ
れていない新しいファイルを書き込む場合、例えばfile
10を書き込む場合であれば、新たにfile10の欄をファイ
ル管理テーブル121 に作成し、その使用データブロック
番号列を「2 」とする。
【0067】次いで、ステップS105で、ファイル管理部
100 は、割り当てられたデータブロックへのファイルデ
ータの書き込みをディスク管理部200 に指示する。この
指示を受け、ディスク管理部200 は、仮想ディスク管理
部210 により、データブロック対応テーブル211 を用い
て、書き込み対象のデータブロックの存在する光ディス
ク番号を取得し、その光ディスク上での実データブロッ
ク番号を計算する。ここでは、2番のデータブロックは
光ディスクM0上にあるので、光ディスク上の実データブ
ロック番号は、2−0=2となる。
【0068】次いで、ディスク管理部200 は、光ディス
クライブラリ制御部220 により、光ディスク管理テーブ
ル221 を用いて、書き込みの際に使用する光ディスクド
ライブを選択し、この選択した光ディスクドライブへの
書き込み対象光ディスクの装着を、光ディスクライブラ
リ300 に指示する。この指示を受け、光ディスクライブ
ラリ300 は、光ディスク交換装置310 により、指示され
た光ディスクを指示された光ディスクドライブに装着す
る。
【0069】この際、まず書き込み対象の光ディスクが
いずれかの光ディスクドライブに装着されていないかを
調べ、装着されている場合には、その光ディスクドライ
ブを選択し、光ディスクを装着したままにしておく。そ
して、書き込み対象の光ディスクがどの光ディスクドラ
イブにも装着されていない場合には、光ディスクが装着
されていない光ディスクドライブを探し、見つかれば、
その光ディスクドライブを選択し、この選択した光ディ
スクドライブへの光ディスクの装着を光ディスクライブ
ラリ300 に指示する。もし、光ディスクが装着されてい
ない光ディスクドライブが見つからなければ、最もコマ
ンド受け付け時間が古い光ディスクドライブを選択し、
まず、光ディスクドライブに装着されている光ディスク
の格納スロットへの返却を指示し、次に選択した光ディ
スクドライブへの光ディスクの装着を光ディスクライブ
ラリ300 に指示する。
【0070】ここでは、図5(a),図5(b) の光ディスク
管理テーブル221a,221b で、光ディスクM0は格納スロッ
ト0 に格納されており、かつ、光ディスクが装着されて
いない光ディスクドライブD2,D3 が存在するので、例え
ば、光ディスクドライブD2が選択され、光ディスクMOが
光ディスクドライブD2に装着される。
【0071】次いで、ディスク管理部200 は、光ディス
クライブラリ制御部220 を通じて、光ディスクドライブ
D2内に装着されている光ディスクM0上の実データブロッ
ク番号2番のデータブロックに対して、file3 のデータ
の書き込みを、光ディスクドライブD2によって行なう。
【0072】次いで、ステップS106において、ファイル
管理部100 は、file3 のさらに書き込むべきデータが残
っていないかどうかを調べる。ここで、書き込むべきデ
ータが残っていれば、ステップS102に戻り、ステップS1
02〜S106のブロックの割り当て/書き込み処理を、全デ
ータが書き込み終るまで繰り返す。もし、書き込むべき
データが残っていなければ、file3 の書き込みを終了す
る。
【0073】以上のように、本実施の形態1において
は、ファイルの書き込み開始に当たって、最も未使用デ
ータブロック数の大きい光ディスクを選択し、ファイル
に割り当てるデータブロックの範囲を、該選択された光
ディスク上のデータブロックに限定するようにしたの
で、ファイルの読み出し途中の光ディスクの交換のない
ファイルを作成することができる。その結果、光ディス
クの交換がないことから、読み出しの際に読み出しの中
断がなく、一定のアクセス速度を保つことが可能なファ
イルとなる。
【0074】また、ファイル作成開始時にファイルサイ
ズが不明な場合でも、最も未使用データブロック数の大
きい光ディスクを選択しているため、選択した光ディス
クの容量不足で書き込みがエラーした場合には、他のど
の光ディスクを選択してもファイルを書き込めないこと
が即座に判明するため、再度ファイルの書き込みをやり
直す必要がない。
【0075】実施の形態2.本発明の実施の形態2は、
請求項1の、請求項2以外の構成例に対応するものであ
る。本実施の形態2は、実施の形態1では複数の光ディ
スクをまたがって存在するファイルを許さないようにし
ているのに対し、複数の光ディスクをまたがって存在す
るファイルを許すようにした点が、実施の形態1と異な
るものである。
【0076】本実施の形態1の全体構成は、実施の形態
1と同様であり、データブロック管理部110 が、以下に
述べる動作を行うように構成されている点が、実施の形
態1と異なっている。
【0077】すなわち、本実施の形態2では、図6にお
いて、実施の形態1と同様にして、ステップS101を経て
ステップS102〜S106を繰り返した後、ステップS102で、
選択された光ディスク上に未使用データブロックが存在
しなくなると、データブロック管理部110 は、ステップ
S101に戻って再度光ディスクを選択する。これにより、
次の光ディスクにファイルの残りのデータが書き込まれ
るため、複数の光ディスクをまたがって存在するファイ
ルを作成することができる。
【0078】このような構成とすることにより、まず、
選択した光ディスクに書き込めるだけファイルデータを
書き込み、次の光ディスクに続きを書き込むため、ファ
イルの読み出し途中の光ディスクの交換回数が少ないフ
ァイルを作成することが可能である。
【0079】また、ファイルの書き込みに際し、最も未
使用データブロック数の大きい記憶媒体を選択している
ので、ファイル作成開始時にファイルサイズが不明な場
合でも、選択した記憶媒体の容量不足で書き込みがエラ
ーした場合には、他のどの記憶媒体を選択してもファイ
ルを書き込めないことが即座に判明するため、再度ファ
イルの書き込みをやり直す必要がない。
【0080】実施の形態3.本発明の実施の形態3は請
求項3に対応するものである。図7は、本実施の形態3
によるファイル管理装置の全体構成を示すブロック図で
ある。図において、図1と同一符号は同一又は相当する
部分を示し、本実施の形態3は、ファイル管理部100
が、データブロック管理部110 ,及びデータブロック割
り当て部120 に加えて、ファイルアクセス管理部(書き
込み検知手段,媒体書き込み管理手段)130 を有してい
る点が、実施の形態1と異なっているものである。
【0081】ファイルアクセス管理部130 は、ディスク
アクセス管理テーブル131 を持ち、ファイルの書き込み
の開始と終了とを検知し、データブロック管理部110 か
らの情報を元に、ディスクアクセス管理テーブル131 を
用いて、光ディスクライブラリ300 の光ディスクM0〜M9
への書き込みの有無を管理する。
【0082】図8は、ファイルアクセス管理部130 が用
いる,メモリ上に仮想されたディスクアクセス管理テー
ブル131 を表す模式図であり、図において、ディスクア
クセス管理テーブル131 は、各光ディスクの光ディスク
番号と各光ディスクがアクセス中であるか否かとを対応
させて示すようにしている。
【0083】図9は、本実施の形態3によるファイル管
理装置の動作を示すフローチャートである。次に、この
ように構成されたファイル管理装置の動作を、図2〜9
を用いて説明する。ここで、データブロック管理テーブ
ル111 ,ファイル管理テーブル121 ,データブロック対
応テーブル211,及び光ディスク管理テーブル221 は、現
在、それぞれ、実施の形態1とは異なったある状態にあ
り、図2のデータブロック管理テーブル111 によって示
される未使用データブロックの数は光ディスクM0が最大
であり、かつ、ディスクアクセス管理テーブル131 は、
現在、図8に示す状態にあるものとする。
【0084】これらの図において、ファイルの書き込要
求があると、ファイル管理部100 がこのファイルの書き
込み要求を受け取り、ステップS201において、実施の形
態1と同じく、最も未使用ブロック数が大きい光ディス
クを選択する。ここでは、光ディスクM0を選択する。
【0085】次いで、ステップS202において、ファイル
アクセス管理部130 は、ディスクアクセス管理テーブル
131 により、上記選択された光ディスクM0のアクセス状
況を調べる。もし、選択された光ディスクM0が書き込み
中であれば、書き込み中でなくなるまで、ステップS202
を繰り返して書き込みを中断し、書き込み中でなくなる
と次のステップに移る。ここでは、選択された光ディス
クM0が書き込み中ではないので、ステップS203に移り、
ファイルアクセス管理部130 は、ディスクアクセス管理
テーブル131 の選択された光ディスクM0のアクセス状況
を「書き込み中」に更新する。
【0086】次いで、ステップS204において、データブ
ロック管理部110 は、実施の形態1と同様にして、デー
タブロック管理テーブル111 から、選択された光ディス
クM0上のデータブロック番号の範囲(0〜999)内で未使用
データブロックの存在を調べる。
【0087】もし、未使用データブロックが存在しない
場合には、ステップS211に移り、ファイルアクセス管理
部130 は、ディスクアクセス管理テーブル131 の選択さ
れた光ディスクM0のアクセス状況を「アクセスなし」に
更新し、次いで、ステップS212に移り、容量不足でファ
イル書き込みエラーであるとして、書き込み処理をエラ
ー終了する。
【0088】ここでは、未使用データブロックが存在す
るので、以降、実施の形態1のステップS102からステッ
プS106のファイルデータ書き込み処理と同様にして、ス
テップS204からステップS208の処理を繰り返してファイ
ルデータの書き込み処理を行い、ステップS208におい
て、書き込むべきファイルデータが残っていない状態に
なると、ステップS209に移る。
【0089】ステップS209で、ファイルアクセス管理部
130 は、ディスクアクセス管理テーブル131 の選択され
た光ディスクM0のアクセス状況を、「アクセスなし」に
更新し、ファイルの書き込みを完了する(ステップS21
0)。
【0090】なお、上記の説明では、複数の光ディスク
をまたがって存在するファイルを許さないようにしてい
るが、図9において、ステップS204で、選択された光デ
ィスク上に未使用データブロックが存在しなくなったと
きに、ステップS211で現在選択されている光ディスクの
アクセス状況を「アクセスなし」に更新した後、ステッ
プS201に戻って再度光ディスクを選択するようにするこ
とで、複数の光ディスクをまたがって存在するファイル
を作成することができる。
【0091】以上のように、本実施の形態3において
は、光ディスク毎に書き込み状況を管理する媒体アクセ
ス管理手段(130 )を備え、書き込み対象の光ディスク
が書き込み中の場合には書き込みを一時中断するように
したので、一つの光ディスクに対する複数のファイルの
書き込みを併存させた場合に、先に書き込みを開始した
ファイルの書き込みが完了するまで、他のファイルへの
データブロックの割り当てが行なわれないため、ファイ
ル間でデータブロックの取り合いをすることがない。そ
のため、全てのファイルを書き込む容量がない場合でも
複数のファイルに対して並行してデータブロックの割り
当てを行なう場合と比べて、途中まで書き込んで容量不
足となり結果として無駄に消費されるデータブロックの
数を減少させることができる。
【0092】また、複数の光ディスクをまたがって存在
するファイルを許すようにした場合でも、一つの光ディ
スクに対する複数のファイルの書き込みを併存させた場
合に、上述のようにファイル間でデータブロックの取り
合いをすることがないため、全てのファイルを書き込む
容量がない場合でも複数のファイルに対して並行してデ
ータブロックの割り当てを行なう場合と比べて、途中ま
で書き込んで容量不足となり結果として光ディスクをま
たがって存在するファイルの数を減少させることができ
る。
【0093】また、一つのファイルに注目した場合、ま
ず、選択した光ディスクの未使用データブロックは最初
に書き込みが開始されたファイルに優先的に割り当てら
れるため、複数のファイルに対して並行してデータブロ
ックの割り当てを行なう場合と比べて、多くのデータブ
ロックが一つのファイルに割り当てられるため、ファイ
ルの読み出し途中の光ディスクの交換回数が少ないファ
イルが作成可能である。
【0094】実施の形態4.本発明の実施の形態4は請
求項4に対応するものである。本実施の形態4によるフ
ァイル管理装置は、全体構成が図7のブロック図で表さ
れる。そして、本実施の形態4は、ファイルアクセス管
理部130 が、ディスクアクセス管理テーブル131 によっ
て書き込み中であることが示されている光ディスク上の
データブロックが、データブロック割り当て部120 によ
って新たなファイルの書き込みのために割り当てられた
場合に、該新たな書き込みを中止するように構成されて
いる点が、実施の形態3と異なるものである。
【0095】図10は、本実施の形態4によるファイル
管理装置の動作を示すフローチャートである。次に、こ
のように構成されたファイル管理装置の動作を、図10
を用いて説明する。図10において、本実施の形態4で
は、ステップS302で、選択された光ディスクが書き込み
中である場合の処理を除いて、他の全ての処理は実施の
形態3と同じであるため、その説明を省略する。
【0096】ステップS302において、選択された光ディ
スクが書き込み中である場合、ファイルアクセス管理部
130 はファイルの書き込みを中止する(ステップS31
1)。なお、上記の説明では、複数の光ディスクをまた
がって存在するファイルを許さないようにしているが、
実施の形態3の場合と同様にして、複数の光ディスクを
またがって存在するファイルを作成することができる。
【0097】以上のように、本実施の形態4において
は、光ディスク毎にアクセス状況を管理する媒体アクセ
ス管理手段(130 )を備え、書き込み対象の光ディスク
が書き込み中の場合には書き込みを中止するようにした
ので、一つの光ディスクに対する複数のファイルの書き
込みを併存させた場合に、先に書き込みを開始したファ
イルの書き込みが完了するまで、他のファイルの書き込
みが全て中止されるため、ファイル間でデータブロック
の取り合いをすることがない。このため、全てのファイ
ルを書き込む容量がない場合でも複数のファイルに対し
て並行してデータブロックの割り当てを行なう場合と比
べて、途中まで書き込んで容量不足となり結果として無
駄に消費されるデータブロックの数を減少させることが
できる。
【0098】さらに、中止後、再度ファイルの書き込み
を行なう場合には、先のファイルの書き込みの結果、各
光ディスク毎の未使用データブロック数が変化してお
り、その変化後における最も未使用データブロック数が
大きい光ディスクを選択することができる。この結果、
実施の形態1の効果が複数の書き込みを併存させた場合
にも保証される。
【0099】なお、本実施の形態4では、図10におい
て、ステップS302で、選択された光ディスクがアクセス
中である場合には書き込みを中止するようにしている
が、この場合にステップS301に戻って、再度、光ディス
クの選択を行なうようにしても良い。
【0100】実施の形態5.本発明の実施の形態5は請
求項5に対応するものである。本実施の形態5によるフ
ァイル管理装置は、全体構成が図7のブロック図で表さ
れる。そして、本実施の形態5は、ディスクアクセス管
理テーブル131 が、アクセス状況として読み出し状況を
示すものであり、かつ、ファイルアクセス管理部130
が、ファイルの読み出しの開始と終了とを検知し、デー
タブロック管理部110 からの情報を元に、ディスクアク
セス管理テーブル131 を用いて、光ディスクライブラリ
300 の光ディスクM0〜M9への書き込みの有無を管理し、
ディスクアクセス管理テーブル131 によって読み出し中
であることが示されている光ディスク上のデータブロッ
クが、データブロック割り当て部120 によって新たなフ
ァイルの書き込みのために割り当てられた場合に、該新
たな書き込みを一次停止するように構成されている点
が、実施の形態3と異なるものである。
【0101】図11は、本実施の形態5によるファイル
管理装置の動作を示すフローチャートである。次に、こ
のように構成されたファイル管理装置の動作を、図11
を用いて説明する。図11において、本実施の形態5で
は、ステップS405の処理を除いて、他の全ての処理は実
施の形態1と同じであるため、その説明を省略する。
【0102】ステップS405において、ファイルアクセス
管理部130 は、ディスクアクセス管理テーブル131 によ
り、書き込み対象として選択された光ディスクM0のアク
セス状況を調べる。ここで、選択された光ディスクM0が
読み出し中であれば、読み出しがなくなるまで、ステッ
プS405を繰り返して書き込みを中断する。そして、選択
された光ディスクM0が読み出し中でなければ、ステップ
S406に移り、以降の処理を続ける。
【0103】なお、上記の説明では、複数の光ディスク
をまたがるファイルの存在を許さないようにしている
が、図11において、ステップS402で選択された光ディ
スク上に未使用データブロックが存在しなくなったとき
に、ステップS401に戻って再度光ディスクを選択するよ
うにすることで、複数の光ディスクをまたがって存在す
るファイルを作成できる。
【0104】以上のように、本実施の形態5において
は、光ディスク毎に読み出し状況を管理する媒体アクセ
ス管理手段(130 )を備え、書き込み対象の光ディスク
が読み出し中の場合には書き込みを一時中断するように
したので、先に行なわれている読み出しを妨害すること
がない。このため、ファイルの読み出しと書き込みを混
在させた場合、読み出しのアクセス速度が書き込みのた
めに乱されることがなく、一定のアクセス速度を保つこ
とができる。
【0105】実施の形態6.本発明の実施の形態6は請
求項6に対応するものである。図12は本実施の形態6
によるファイル管理装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、図1と同一符号は同一又は相当する部
分を示し、本実施の形態6は、ファイル管理部100 が、
データブロック管理部110 ,及びデータブロック割り当
て部120 に加えて、ファイルアクセス管理部(ファイル
アクセス検知手段,データアクセス装置管理手段)130
を有している点が、実施の形態1と異なっているもので
ある。
【0106】ファイルアクセス管理部130 は、ドライブ
アクセス管理テーブル132 を持ち、ファイルアクセスの
開始と終了とを検知し、光ディスクドライブの使用状況
に応じて、ファイルの書き込みを制御する。
【0107】図13は、ファイルアクセス管理部130 が
用いる,メモリ上に仮想されたドライブアクセス管理テ
ーブル132 を表す模式図であり、図において、ドライブ
アクセス管理テーブル132 は、各光ディスクドライブの
ドライブ番号と各光ディスクドライブが使用中であるか
否かとを対応させて示すようにしている。
【0108】図14は、本実施の形態6によるファイル
管理装置の動作を示すフローチャートである。次に、こ
のように構成されたファイル管理装置の動作を、図2〜
5,図13,図14を用いて説明する。ここで、現在、
ドライブアクセス管理テーブル132 は、図13に示す状
態にあり、その他のファイル管理装置の状態は、実施の
形態1と同じであるものとする。
【0109】これらの図において、ファイルの書き込要
求があると、ファイル管理部100 がこのファイルの書き
込み要求を受け取り、ステップS501において、実施の形
態1と同様にして、最も未使用ブロック数が大きい光デ
ィスクM0を選択する。
【0110】次いで、ステップS502において、ファイル
アクセス管理部130 は、ドライブアクセス管理テーブル
132 により未使用の光ディスクドライブの存在を調べ
る。もし、全ての光ディスクドライブが使用中である場
合には、ステップS502を繰り返し、いずれかの光ディス
クドライブが未使用状態になるまで待つ。
【0111】ここでは、未使用の光ディスクドライブD
2,D3 が存在するので、ステップS503に移り、一つの未
使用の光ディスクドライブを選択する。この未使用の光
ディスクドライブが複数ある場合の選択方法として、実
施の形態1で述べた方法を用いることができる。ここで
は、例えば、光ディスクドライブD2を選択する。
【0112】次いで、ステップS504において、ファイル
アクセス管理部130 は、ドライブアクセス管理テーブル
132 の選択された光ディスクドライブD2のアクセス状況
を「使用中」に更新する。
【0113】次いで、ステップS505において、ファイル
管理部100 は、ディスク管理部200の光ディスクライブ
ラリ制御部220 を通じて、光ディスクライブラリ300 の
光ディスク交換装置310 に選択された光ディスクM0を選
択された光ディスクドライブD2へ装着することを指示
し、光ディスク交換装置310 は、この指示通り実行す
る。
【0114】次いで、ステップS506において、データブ
ロック管理部110 は、実施の形態1と同じく、データブ
ロック管理テーブル111 から、選択された光ディスクM0
上のデータブロック番号の範囲(0〜999)内で未使用デー
タブロックの存在を調べる。
【0115】もし、未使用データブロックが存在しない
場合には、ステップS513に移り、ファイルアクセス管理
部130 は、ドライブアクセス管理テーブル132 の選択さ
れた光ディスクドライブD2のアクセス状況を「未使用」
に更新する。次いで、容量不足でファイル書き込みエラ
ーであるとして、書き込み処理をエラー終了する(ステ
ップS514)。
【0116】ここでは、未使用データブロックが存在す
るので、以降、実施の形態1のステップS102からステッ
プS106のファイルデータ書き込み処理と同様にして、ス
テップS506からステップS510の処理を繰り返してファイ
ルデータの書き込み処理を行い、ステップS510におい
て、書き込むべきファイルデータが残っていない状態に
なると、ステップS511に移る。
【0117】ステップS511で、ファイルアクセス管理部
130 は、ドライブアクセス管理テーブル132 の選択され
た光ディスクドライブD2のアクセス状況を「未使用」に
更新し、次いで、ステップS512でファイルの書き込みを
完了する。
【0118】なお、上記の説明では、複数の光ディスク
をまたがって存在するファイルを許さないようにしてい
るが、図14において、ステップS506で、選択された光
ディスク上に未使用データブロックが存在しなくなった
ときに、ステップS513で、現在選択されている光ディス
クドライブのアクセス状況を「未使用」に更新した後、
ステップS501に戻って再度光ディスクを選択することで
複数の光ディスクをまたがって存在するファイルを作成
できる。
【0119】以上のように、本実施の形態6において
は、光ディスクドライブ毎にアクセス状況を管理する媒
体アクセス管理手段(130 )を備え、書き込みに使用可
能な光ディスクドライブが存在しない場合には書き込み
を一時中断するようにしたので、先に行なわれているア
クセスを妨害することがない。このため、ファイルの読
み出しと書き込みとを混在させた場合に、読み出しに使
用されている光ディスクドライブから読み出し中の光デ
ィスクを抜きだして書き込み対象の光ディスクを装着す
るようなことはなく、そのため、読み出しが中断される
ことなく一定のアクセス速度を保つことができる。
【0120】また、複数のファイルの書き込みを併存さ
せた場合に、先に書き込みを開始したファイルの書き込
みが完了するまで、他のファイルのデータの書き込みの
ための光ディスクの交換が行なわれないため、ファイル
間で光ディスクドライブの取り合いをすることがない。
このため、全てのファイルの書き込みが完了するまでに
行なわれる光ディスクの交換回数を減少させることがで
き、書き込みにかかる時間を短縮できる。なお、複数の
光ディスクをまたがって存在するファイルを許すように
した場合にも、同様に、上記した一定の読み出しのアク
セス速度を保つことができるという効果,及び書き込み
にかかる時間を短縮できるという効果を有する。
【0121】実施の形態7.本発明の実施の形態7は請
求項7に対応するものである。本実施の形態7によるフ
ァイル管理装置は、全体構成が図7のブロック図で表さ
れる。そして、本実施の形態7は、ファイル管理部100
が、ファイルの書き込みの開始に際して、ファイルアク
セス管理部130 で書き込み中ではないとされる光ディス
クのうちで、データブロック管理部110 により示される
光ディスク毎の未使用データブロック数が最も大きなも
のを書き込み対象として選択するように構成されている
点が、実施の形態3と異なるものである。
【0122】図15は、本実施の形態7によるファイル
管理装置の動作を示すフローチャートである。次に、こ
のように構成されたファイル管理装置の動作を図2〜
5,図7,図8,図15を用いて説明する。ここで、フ
ァイル管理装置の現在の状態は、図2のデータブロック
管理テーブル111 によって示される未使用データブロッ
クの数が、光ディスクM3が最も大きく、次に光ディスク
M0が大きいものとなっている点を除き、実施の形態3と
同じであるものとする。
【0123】これらの図において、ファイルの書き込要
求があると、ファイル管理部100 がこのファイルの書き
込み要求を受け取り、ステップS601において、実施の形
態3と同じく、最も未使用ブロック数が大きい光ディス
クを選択する。ここでは、光ディスクM3が最大であるた
め、光ディスクM3が選択される。
【0124】次いで、ステップS602において、実施の形
態3と同じく、ファイルアクセス管理部130 は、ディス
クアクセス管理テーブル131 により、選択された光ディ
スクM3のアクセス状況を調べる。もし、選択された光デ
ィスクM3が書き込み中でない場合には、ステップS604に
移る。
【0125】ここでは、選択された光ディスクM3は、図
8に示すように、書き込み中であるので、ステップS603
に移る。ステップS603で、データブロック管理部110
は、データブロック管理テーブル111 の情報と、あらか
じめ仮想ディスク管理部210 内のデータブロック対応テ
ーブル211 から取得しておいたデータブロック番号と光
ディスク番号の関係とを用いて、次に最も未使用ブロッ
ク数が大きい光ディスクを選択し、ステップS602に戻
る。
【0126】そして、もし、書き込み中でない光ディス
クが見つからない場合には書き込み中でない光ディスク
が見つかるまで、ステップS602とステップS603を繰り返
す。ここでは、次に最も未使用ブロック数が大きい光デ
ィスクM0が、書き込み中ではないので、光ディスクM0が
選択され、次いで、ステップS604に移る。
【0127】以下、ステップS604〜S613の処理は、実施
の形態3のステップS203〜S212の処理と同じであるた
め、説明を省略する。なお、上記の説明では、複数の光
ディスクをまたがって存在するファイルを許さないよう
にしているが、図15において、ステップS605で、選択
された光ディスク上に未使用データブロックが存在しな
くなったときに、ステップS612で、現在選択されている
光ディスクのアクセス状況を「アクセスなし」に更新し
た後、ステップS601に戻って再度光ディスクを選択する
ようにすることで、複数の光ディスクをまたがって存在
するファイルを作成できる。
【0128】以上のように、本実施の形態7において
は、光ディスク毎にアクセス状況を管理する媒体アクセ
ス管理手段(130 )を備え、ファイルの書き込みの開始
に際して、書き込み中ではない光ディスクの中から最も
未使用データブロック数の大きい光ディスクを書き込み
対象の光ディスクとして選択するようにしたので、複数
のファイルの書き込みを併存させた場合に、先に書き込
みを開始したファイルの書き込みが行なわれている光デ
ィスクとは別の光ディスクが他のファイルのデータの書
き込み対象となるため、ファイル間で一つの光ディスク
上のデータブロックの取り合いをすることがなく、ま
た、複数の光ディスクドライブが光ディスクライブラリ
に備わっている場合に並列に書き込みを行なうことがで
き、ファイルの書き込みにかかる時間を短縮できる。
【0129】なお、複数の光ディスクをまたがって存在
するファイルを許すようにした場合も、同様に、ファイ
ル間で一つの光ディスク上のデータブロックの取り合い
をすることがなく、並列に書き込むことができるためフ
ァイルの書き込みにかかる時間を短縮できるという効果
を有する。
【0130】実施の形態8.本発明の実施の形態8は請
求項8に対応するものである。本実施の形態8によるフ
ァイル管理装置は、全体構成が図7のブロック図で表さ
れる。そして、本実施の形態8は、ファイル管理部100
が、データブロック管理部110 ,及びデータブロック割
り当て部120 に加えて、ファイルアクセス管理部(ファ
イル読み出し検知手段,媒体読み出し管理手段)130 を
有しており、ファイルアクセス管理部130 が、ファイル
の読み出しの開始と終了とを検知し、データブロック管
理部110 からの情報を元に、図25に示すディスクアク
セス管理テーブル131 を用いて、光ディスクライブラリ
300 の光ディスクM0〜M9からの読み出しの有無を管理
し、ファイル管理部100 が、ファイルの書き込みの開始
に際し、ファイルアクセス管理部130 で読み出し中では
ないとされる光ディスクのうちで、データブロック管理
部110 により示される光ディスク毎の未使用データブロ
ック数が最も大きなものを書き込み対象として選択する
よう構成されている点が、実施の形態1と異なっている
ものである。
【0131】図25は、本実施の形態8によるファイル
管理装置におけるディスクアクセス管理テーブルを表す
模式図であり、図において、図8と同一符号は同一又は
相当する部分を示し、本実施の形態8におけるディスク
アクセス管理テーブル131は図8のものと同じであ
る。但し、図では光ディスクM3,M7 が読み出し中である
点が、図8と異なっているものである。
【0132】図16は、本実施の形態8によるファイル
管理装置の動作を示すフローチャートである。次に、こ
のように構成されたファイル管理装置の動作を、図2〜
5,図7,図25,図16を用いて説明する。
【0133】ここで、現在、データブロック管理テーブ
ル111 ,ファイル管理テーブル121,データブロック対
応テーブル211,及び光ディスク管理テーブル221 は、そ
れぞれ、実施の形態1とは異なったある状態にあり、図
2のデータブロック管理テーブル111 によって示される
未使用データブロックの数は、光ディスクM3が最も大き
く、次に光ディスクM0が大きいものとなっており、ディ
スクアクセス管理テーブル131 では、図25に示すよう
に、光ディスクM3,M7 は読み出し中であるものとする。
【0134】これらの図において、ファイルの書き込要
求があると、ファイル管理部100 がこのファイルの書き
込み要求を受け取り、ステップS701において、最も未使
用ブロック数が大きい光ディスクを選択する。ここで
は、光ディスクM3が最大であるため、光ディスクM3が選
択される。
【0135】次いで、ステップS702において、ファイル
アクセス管理部130 は、ディスクアクセス管理テーブル
131 により、選択された光ディスクM3のアクセス状況を
調べる。もし、選択された光ディスクM3が読み出し中で
ない場合には、ステップS704に移る。
【0136】ここでは、選択された光ディスクM3は、読
み出し中であるので、ステップS703に移る。ステップS7
03で、データブロック管理部110 は、データブロック管
理テーブル111 の情報と、あらかじめ仮想ディスク管理
部210 内のデータブロック対応テーブル211 から取得し
ておいたデータブロック番号と光ディスク番号の関係と
を用いて、次に最も未使用ブロック数が大きい光ディス
クを選択し、ステップS702に戻る。
【0137】そして、もし、読み出し中でない光ディス
クが見つからない場合には、読み出し中でない光ディス
クが見つかるまで、ステップS702とステップS703を繰り
返す。ここでは、次に最も未使用ブロック数が大きい光
ディスクM0が、読み出し中ではないので、光ディスクM0
が選択され、次いで、ステップS704に移る。
【0138】以下、ステップS704〜S710の処理は、実施
の形態1のステップS102〜S108の処理と同じであるた
め、説明を省略する。なお、上記の説明では、複数の光
ディスクをまたがって存在するファイルを許さないよう
にしているが、図16において、ステップS704で、選択
された光ディスク上に未使用データブロックが存在しな
くなったときに、ステップS701に戻って再度光ディスク
を選択するようにすることで、複数の光ディスクをまた
がって存在するファイルを作成できる。
【0139】以上のように、本実施の形態8において
は、光ディスク毎に読み出し状況を管理する媒体読み出
し管理手段(130)を備え、ファイルの書き込みの開始に
際して、読み出し中ではない光ディスクの中から最も未
使用データブロック数の大きい光ディスクを書き込み対
象の光ディスクとして選択するようにしたので、先に行
なわれている読み出しを妨害することがない。このた
め、ファイルの読み出しと書き込みとを混在させた場合
に、読み出しのアクセス速度が書き込みのために乱され
ることがなく、一定のアクセス速度を保つことができ
る。
【0140】また、複数の光ディスクをまたがって存在
するファイルを許すようにした場合にも、同様に、一定
の読み出しのアクセス速度を保つことができるという効
果を有する。
【0141】実施の形態9.本発明の実施の形態9は請
求項9に対応するものである。図17は、本実施の形態
9によるファイル管理装置の全体構成を示すブロック図
であり、図において、図12と同一符号は同一又は相当
する部分を示している。本実施の形態9は、ファイルの
サイズを伴ったファイルの書き込み要求がなされ、ファ
イルアクセス管理部130 が、ディスクアクセス管理テー
ブル131 とドライブアクセス管理テーブル132 とを有し
ており、かつデータブロック割り当て部120 が、書き込
み要求があったファイルに、受け取ったファイルサイズ
分のデータブロックを、データの書き込みに先行して割
り当てるように構成されている点が、実施の形態6と異
なるものである。
【0142】図18は、ファイルアクセス管理部130 が
用いる,本実施の形態9におけるディスクアクセス管理
テーブル131 を表す模式図であり、図において、ディス
クアクセス管理テーブル131 は、各光ディスクの光ディ
スク番号と、各光ディスクがアクセス中であるか否か
と、各光ディスクがデータブロックの割り当て処理中で
あるか否かとを対応させて示すようにしている。
【0143】図19は、本実施の形態9によるファイル
管理装置のデータブロックの割り当て動作を示すフロー
チャートである。図20は、本実施の形態9によるファ
イル管理装置のファイルデータの書き込み動作を示すフ
ローチャートである。
【0144】次に、このように構成されたファイル管理
装置の動作を、図2〜5,図17〜20を用いて説明す
る。ここで、ディスクアクセス管理テーブル131 ,及び
ドライブアクセス管理テーブル132 は、現在、それぞ
れ、図18,及び図13に示す状態にあり、その他のフ
ァイル管理装置の現在の状態は、実施の形態1と同じで
あるものとする。
【0145】これらの図において、ファイルのサイズを
伴ったファイルの書き込み要求があると、ファイル管理
部100 がこのファイルの書き込み要求とそのファイルの
サイズを受け取り、図19に示すデータブロック割り当
て処理を開始する。まず、ステップS801において、最も
未使用ブロック数が大きい光ディスクを選択する。ここ
では、実施の形態1と同じく、光ディスクM0が選択され
る。
【0146】次いで、ステップS802において、ファイル
アクセス管理部130 は、ディスクアクセス管理テーブル
131 により、選択された光ディスクM0の割り当て状況を
調べる。もし、選択された光ディスクM0が割り当て処理
中でない場合には、ステップS803に移る。
【0147】ここでは、選択された光ディスクM0は割り
当て処理中であるため、割り当て処理中でなくなるま
で、ステップS801での光ディスクの選択と、ステップS8
02での割り当て処理状況の確認を繰り返す。そして、最
終的に光ディスクM3が選択されたものとする。すると、
この選択された光ディスクM3が割り当て処理中でないこ
とを確認し、次いで、ステップS803に移る。ステップS8
03で、ファイルアクセス管理部130 は、ディスクアクセ
ス管理テーブル131 の選択された光ディスクM3の割り当
て状況を「処理中」に更新する。
【0148】次いで、ステップS804において、データブ
ロック管理部110 は、選択された光ディスクM3上に未使
用データブロックが存在するか否かを確認する。もし、
未使用データブロックが存在しない場合には、ステップ
S810に移り、ファイルアクセス管理部130 は、ディスク
アクセス管理テーブル131 の選択された光ディスクM3の
割り当て状況を「なし」に更新し、次いで、容量不足で
ファイル書き込みエラーであるとして、ファイルの書き
込みをエラー終了する(ステップS811)。ここでは、未
使用データブロックが存在するものとする。そして、こ
の場合には、ステップS805に移る。
【0149】次いで、ステップS805、S806で、実施の形
態1のステップS103、S104と同様にして、ファイルヘの
データブロックの割り当て処理を行う。次いで、ステッ
プS807で、データブロック割り当て部120 は、ファイル
の書き込み要求と共に受け取ったファイルのサイズと、
ファイルに割り当てたデータブロックの合計サイズとを
比較する。
【0150】ここで、データブロックの合計サイズがフ
ァイルサイズより小さい場合には、ステップS804に戻
り、ステップS805、S806を遂行して、さらにデータブロ
ックを割り当てる。
【0151】そして、データブロックの合計サイズがフ
ァイルサイズと同じか、より大きい場合には、ステップ
S808に移り、ファイルアクセス管理部130 は、ディスク
アクセス管理テーブル131 の選択された光ディスクM3の
割り当て状況を「なし」に更新し、ファイルへのデータ
ブロックの割り当てを完了する(ステップS809)。デー
タブロックの割り当てが完了すると、ファイル管理部10
0 は、図20のファイルデータ書き込み処理を開始す
る。
【0152】まず、ステップS901において、ファイルア
クセス管理部130 は、ディスクアクセス管理テーブル13
1 により、選択された光ディスクM3のアクセス状況を調
べる。もし、選択された光ディスクM3がアクセス中でな
い場合には、ステップS902に移る。
【0153】ここでは、選択された光ディスクM3はアク
セス中であるので、アクセス中でなくなるまで、ステッ
プS901を繰り返し、書き込みを中断する。そして、アク
セス中でなくなると、ステップS902に移る。ステップS9
02では、ファイルアクセス管理部130 は、ディスクアク
セス管理テーブル131 の選択された光ディスクM3のアク
セス状況を「アクセス中」に更新する。ここでは、光デ
ィスクM3のアクセス状況は、元々「アクセス中」であっ
たので実質的に変化しない。
【0154】次いで、ステップS903に移り、ファイルア
クセス管理部130 は、ドライブアクセス管理テーブル13
2 により、未使用光ディスクドライブが存在するか否か
を確認する。もし、全ての光ディスクドライブが使用中
である場合には、ステップS903を繰り返し、未使用光デ
ィスクドライブが存在するようになるまで、書き込みを
中断する。
【0155】ここでは、未使用光ディスクドライブD2,D
3 が存在するので、ステップS904に移る。以下、ステッ
プS904〜S906で、実施の形態6のステップS503〜S505と
同様にして、未使用の光ディスクドライブD2に選択され
た光ディスクM3を装着する。
【0156】次いで、ステップS907において、上記した
データブロック割り当て処理で既に割り当てられている
データブロックに対して、ファイル管理部100 は、実施
の形態1のステップS105と同様にして、ファイルデータ
を書き込む。次いで、ステップS908において、ファイル
管理部100 は、書き込み切れていないファイルデータが
残っているか否かを調べ、ファイルデータが残っている
場合には、ステップS907とステップS908とを繰り返し
て、全てのファイルデータを書き込む。
【0157】そして、ステップS908で書き込み切れてい
ないファイルデータが残っていないことを確認すると、
ステップS909において、ファイルアクセス管理部130
は、ディスクアクセス管理テーブル131 上の書き込み対
象の光ディスクM3のアクセス状況を「アクセスなし」に
更新する。
【0158】次いで、ステップS910において、ファイル
アクセス管理部130 は、ドライブアクセス管理テーブル
132 上の選択された光ディスクドライブD2のアクセス状
況を「未使用」に更新し、ファイルデータの書き込み処
理を完了する(ステップS911)。
【0159】なお、上記の説明では、複数の光ディスク
をまたがって存在するファイルを許さないようにしてい
るが、図19において、ステップS804で、選択された光
ディスク上に未使用データブロックが存在しなくなった
ときに、ステップS810で、現在選択されている光ディス
クの割り当て状況を「なし」に更新した後、ステップS8
01に戻って再度光ディスクを選択するようにすること
で、複数の光ディスクをまたがってデータブロックを割
り当てることができる。そして、データブロックが割り
当てられた各々の光ディスクについて書き込み処理を行
なうことによって、複数の光ディスクをまたがって存在
するファイルを作成できる。
【0160】以上のように、本実施の形態9において
は、ファイルの書き込み処理におけるデータブロックの
割り当て処理とファイルデータの書き込み処理とを分離
し、ファイルデータの書き込みに先行して全てのデータ
ブロック割り当てを行なうようにしたので、ファイルデ
ータの書き込み中の光ディスクへのアクセスを受け付け
ない場合でも、ファイルデータの書き込み処理と並列に
データブロックの割り当てを実行でき、ファイルデータ
を書き込む際にはデータブロックの割り当ては全て完了
しているため、全体としてファイル書き込みにかかる時
間を短縮できる。
【0161】実施の形態10.本発明の実施の形態10
は請求項10に対応するものである。本実施の形態10
によるファイル管理装置は、全体構成が図17のブロッ
ク図で表される。そして、本実施の形態10は、ファイ
ルアクセス管理部130 が、一時停止されている書き込み
を再開するに当たって、データブロック割り当て部120
によりデータブロックを割り当てられたファイルのう
ち、その割り当てられたデータブロックを有する光ディ
スクが既に光ディスクドライブに装着されているファイ
ルの書き込みを優先して行うように構成されている点
が、実施の形態9と異なるものである。
【0162】図21は、ファイルアクセス管理部130 が
用いる,本実施の形態10におけるドライブアクセス管
理テーブル132 を表す模式図であり、図において、ドラ
イブアクセス管理テーブル132 は、各光ディスクドライ
ブのドライブ番号と、各光ディスクドライブが使用中で
あるか否かと、光ディスクドライブが予約されているか
否かとを対応させて示すようにしている。
【0163】図22は、本実施の形態10によるファイ
ル管理装置のファイルデータ書き込み動作を示すフロー
チャートである。次に、このように構成されたファイル
管理装置の動作を、図2〜5、図18、図19、図2
1、図22を用いて説明する。ここで、現在、光ディス
クドライブD0に光ディスクM3が装着され、ディスクアク
セス管理テーブル131 は図18に示す状態にあり、かつ
その他のファイル管理装置の状態は、実施の形態1と同
じであるものとする。
【0164】そして、現在、ディスクアクセス管理テー
ブル131 上の光ディスクM3が、図18に示すように「ア
クセス中」である場合と、「アクセスなし」である場合
とに分けて説明するものとする。
【0165】まず、現在、ディスクアクセス管理テーブ
ル131 上の光ディスクM3が、「アクセス中」である場合
について説明する。これらの図において、ファイル管理
部100 がファイルの書き込み要求とそのファイルのサイ
ズを受け取ってから、図19のデータブロック割り当て
処理を完了するまでの動作は、実施の形態9と同じであ
るので、説明を省略する。データブロックの割り当てが
完了すると、ファイル管理部100 は、図22のファイル
データ書き込み処理を開始する。
【0166】まず、ステップS1001 において、ファイル
アクセス管理部130 は、実施の形態9と同様にして、フ
ァイルの書き込み対象光ディスクM3のアクセス状況を調
べる。ここでは、書き込み対象光ディスクM3がアクセス
中であるので、ステップS1014 に移り、ファイルアクセ
ス管理部130 は、ドライブアクセス管理テーブル上の書
き込み対象光ディスクM3が装着されている光ディスクド
ライブD0の予約状況を「予約中」に更新する。
【0167】次いで、ステップS1015 において、ファイ
ルアクセス管理部130 は、再度書き込み対象光ディスク
M3のアクセス状況を調べ、アクセス中の場合には、ステ
ップS1014 、S1015 を繰り返して、書き込み対象光ディ
スクM3へのアクセスがなくなるまで書き込みを中断す
る。そして、ステップS1015 で書き込み対象光ディスク
M3がアクセス中でなくなると、ステップS1016 に移り、
ファイルアクセス管理部130 は、ディスクアクセス管理
テーブル131 上の書き込み対象光ディスクM3のアクセス
状況を「アクセス中」に更新する。
【0168】次いで、ステップS1017 において、ファイ
ルアクセス管理部130 は、書き込み対象光ディスクM3が
装着されている光ディスクドライブD0のアクセス状況を
調べる。
【0169】もし、光ディスクドライブD0が未使用の場
合には、ステップS1019 に移り、ファイルアクセス管理
部130 は、ドライブアクセス管理テーブル132 の光ディ
スクドライブD0のアクセス状況を「使用中」に更新し、
ステップS1008 に移る。
【0170】ここでは、光ディスクドライブD0は使用中
であるので、ステップS1018 に移り、ファイルアクセス
管理部130 は、ドライブアクセス管理テーブル132 の光
ディスクドライブD0の予約状況を「予約なし」に更新
し、ステップS1008 に移る。
【0171】次いで、ステップS1008,S1009 で、実施の
形態9のステップS907,S908 と同様にして、割り当てた
データブロックへのファイルの書き込みを行い、この書
き込みが完了すると、ステップS1010 で、ディスクアク
セス管理テーブル131 上の書き込み対象光ディスクM3の
アクセス状況を「アクセスなし」に更新する。
【0172】次いで、ステップS1011 で、ファイルアク
セス管理部130 は、ドライブアクセス管理テーブル132
によって書き込みに使用した光ディスクドライブD0が予
約されているかどうかを調べる。もし、予約されている
場合には、何もせずにステップS1013 に移り、ファイル
データ書き込みを完了する。
【0173】ここでは、予約されていないので、ステッ
プS1012 に移り、ファイルアクセス管理部130 は、ドラ
イブアクセス管理テーブル132 の書き込みに使用した光
ディスクドライブD0のアクセス状況を「未使用」に更新
し、次いで、ステップS1013に移り、ファイルデータ書
き込みを完了する。
【0174】次に、現在、ディスクアクセス管理テーブ
ル131 上の光ディスクM3が、「アクセスなし」である場
合について説明する。この場合、ステップS1001 で、書
き込み対象の光ディスクM3がアクセス中ではないので、
ステップS1002 に移り、ファイルアクセス管理部130
は、ディスクアクセス管理テーブル131 上の書き込み対
象光ディスクM3のアクセス状況を「アクセス中」に更新
する。
【0175】次いで、ステップS1003 で、書き込み対象
光ディスクM3がいずれかの光ディスクドライブに装着さ
れているか否かを調べる。ここで、書き込み対象光ディ
スクM3が光ディスクドライブに装着されている場合に
は、ステップS1017 に移り、以降、上記した処理を行
う。
【0176】一方、書き込み対象光ディスクM3が光ディ
スクドライブに装着されていない場合には、ステップS1
004 に移る。以降、ステップS1004 〜S1007 で、実施の
形態6のステップS502〜S505と同様にして、選択した光
ディスクドライブに、書き込み対象光ディスクM3を装着
する。
【0177】次いで、ステップS1008 に移り、以降、上
記した処理を行い、ファイルデータ書き込みを完了す
る。なお、上記の説明では、複数の光ディスクをまたが
って存在するファイルを許さないようにしているが、図
19において、ステップS804で、選択された光ディスク
上に未使用データブロックが存在しなくなったときに、
ステップS810で、現在選択されている光ディスクの割り
当て状況を「なし」に更新した後、ステップS801に戻っ
て再度光ディスクを選択するようにすることで、複数の
光ディスクをまたがってデータブロックを割り当てるこ
とができる。そして、データブロックが割り当てられた
各々の光ディスクについて書き込み処理を行なうことに
よって、複数の光ディスクをまたがって存在するファイ
ルを作成できる。
【0178】以上のように、本実施の形態10において
は、ファイルの書き込み処理におけるデータブロックの
割り当て処理とファイルデータの書き込み処理を分離
し、ファイルデータの書き込みに先行して全てのデータ
ブロック割り当てを行ない、既に光ディスクドライブに
書き込み対象の光ディスクが装着されているファイルデ
ータの書き込みを優先させるようにしたので、ファイル
データの書き込み中の光ディスクへのアクセスを受け付
けない場合でも、既に、光ディスクドライブに装着され
ている光ディスクへの書き込みを待っている書き込み要
求がある場合には、その書き込み要求を先に処理するこ
とができ、そのため、光ディスクを交換する回数を減少
させ、結果として、書き込みにかかる時間を短縮でき
る。
【0179】実施の形態11.本発明の実施の形態11
は請求項11に対応するものである。本実施の形態11
によるファイル管理装置は、全体構成が図1のブロック
図で表される。そして、本実施の形態11は、データブ
ロック管理部110 が、データブロック管理テーブル111
,及び仮想ディスク管理部210 からの情報を元に、光
ディスクM0〜M9毎の空き容量を外部に表示するように構
成されている点が、実施の形態1と異なるものである。
【0180】次に、このように構成されたファイル管理
装置の動作を、図1〜5を用いて説明する。これらの図
において、従来の技術や本発明の実施の形態1〜9にお
いて説明したように、ファイルが書き込まれると、デー
タが書き込まれたデータブロックのデータブロック管理
テーブル111 上の使用フラグが「未使用」から「使用」
に更新される。
【0181】ある時点でのデータブロック使用状況を得
る場合、データブロック管理部110は、データブロック
管理テーブル111 の未使用ブロック数、又は、使用ブロ
ック数を数え、使用者に未使用量あるいは使用量を伝え
る。
【0182】また、ある時点での光ディスク毎のデータ
ブロック使用状況を得る場合、データブロック管理部11
0 は仮想ディスク管理部210 上のデータブロック対応テ
ーブルからの情報により、ブロック管理テーブル111 か
ら、使用状況を得ようとしている光ディスク上のデータ
ブロックについてのみ未使用ブロック数、又は、使用ブ
ロック数を数え、使用者に未使用量あるいは使用量を伝
える。
【0183】以上のように、本実施の形態11において
は、複数の光ディスクを仮想的に一つのディスクとして
扱う場合において、各光ディスク毎の空き容量を外部に
表示するようにしたので、かかる場合でも、記憶媒体毎
のデータブロックの未使用量,及び使用量を使用者が知
ることができるため、複数の記憶媒体をまたがってファ
イルが存在することを許可しない場合に、さらに、書き
込むことができる最大のファイルサイズを使用者が知る
ことができる。
【0184】実施の形態12.本発明の実施の形態12
は請求項12に対応するものである。図26は、本実施
の形態12によるファイル管理装置の全体構成を表すブ
ロック図である。図において、図1と同一符号は同一又
は相当する部分を示し、本実施の形態12は、入力手段
(図示せず)からデータブロック管理部110 に、光ディ
スクを指定する旨の情報,及び指定する光ディスクの番
号を含む光ディスク指定要求が入力されるように構成さ
れ、かつデータブロック管理部110 が、光ディスク指定
要求があったか否かにより、ファイルの書き込みに際
し、指定された光ディスク、又は光ディスク毎の未使用
データブロック数が最も大きな光ディスクを書き込み対
象として選択するように構成されている点が、実施の形
態1と異なるものである。
【0185】図23は、本実施の形態12によるファイ
ル管理装置の、指定された光ディスクを書き込み対象と
して選択する場合の動作を示すフローチャートである。
以下、このように構成されたファイル管理装置の動作
を、図26,及び図23を用いて説明する。まず、図2
6において、使用者は、情報処理装置のキーボード等の
入力手段(図示せず)を用いて、光ディスク指定要求と
して、光ディスクを指定する旨の情報,及び書き込み対
象として指定する光ディスクの番号を入力する。ここで
は、光ディスク番号としてM0を入力したものとする。す
ると、この光ディスク指定要求はファイル管理部100 の
データブロック管理部110 に入力され、そこで保持され
る。
【0186】この状態で、図23において、ファイルの
書き込み要求があると、ファイル管理部100 は、このフ
ァイルの書き込み要求を受け取り、ステップS1110 にお
いて、光ディスク指定要求があったか否かを判定する。
もし、光ディスク指定要求がなかった場合はステップS1
111 に進む。そして、ステップS1111 において、データ
ブロック管理部110 が、光ディスク毎の未使用データブ
ロック数が最も大きな光ディスクを書き込み対象として
選択し、次いで、ステップS1102 に進み、以降、実施の
形態1と同じ動作を行う。ここでは、光ディスク指定要
求があったのでそのように判定し、ステップS1101 に進
む。
【0187】次いで、ステップS1101 において、データ
ブロック管理部110 は、書き込み対象として指定された
光ディスクM0を選択し、次いで、ステップS1102 に移
る。そして、以降、実施の形態1と同様にして、指定さ
れた光ディスクM0にファイルの書き込みを行う。
【0188】なお、上記の説明では、ファイル管理装置
を、書き込み要求とは別途入力される光ディスク指定要
求に基づいて、指定された光ディスクを書き込み対象と
して選択するようにしているが、ファイルの書き込み要
求と共に指定された光ディスクの番号を受け取ると、デ
ータブロック管理部110 が、指定された番号の光ディス
クを優先的に書き込み対象として選択するようにしても
よい。
【0189】以上のように、本実施の形態12において
は、複数の光ディスクを仮想的に一つのディスクとして
扱う場合において、ファイルの書き込みに際し、外部か
ら書き込み対象とすべき記憶媒体を指定する入力があっ
た場合には、記憶媒体毎の未使用データブロック数が最
も大きな記憶媒体に代えて、指定された記憶媒体を書き
込み対象として選択するようにしたので、かかる場合
に、ファイルを書き込む光ディスクを使用者が指定する
ことができるため、ファイルの使用頻度やファイルを書
き込むのに必要な記憶容量に応じた光ディスクへのファ
イルの配置を使用者の意思で行なうことができる。
【0190】なお、上記実施の形態1〜12では、複数
の光ディスクを一つの記憶装置として扱うようにしてい
るが、一つ一つの光ディスクを各々の記憶装置として扱
うようにしても良く、かかる場合にも、複数の光ディス
クを一つの記憶装置として扱う場合と、全く同様の効果
が得られる。
【0191】
【発明の効果】以上のように、請求項1,13,15の
発明によれば、ファイルの書き込みの開始に際し、最も
未使用データブロック数の大きい記憶媒体を選択するよ
うにしたので、ファイルの読み出し途中での記憶媒体の
交換回数が少ないファイルを作成することができる。ま
た、ファイル作成開始時にファイルサイズが不明な場合
でも、最も未使用データブロック数の大きい記憶媒体を
選択しているので、選択した記憶媒体の容量不足で書き
込みがエラーした場合には、他のどの記憶媒体を選択し
てもファイルを書き込めないことが即座に判明するた
め、再度ファイルの書き込みをやり直す必要がない。
【0192】また、請求項2,14,16の発明によれ
ば、ファイルに割り当てるデータブロックの範囲を選択
した記憶媒体上のデータブロックに限定するようにした
ので、ファイルの読み出し途中での記憶媒体の交換のな
いファイルを作成することができる。その結果、記憶媒
体の交換がないことから、読み出しの際に読み出しの中
断がなく、一定のアクセス速度を保つことが可能なファ
イルとなる。
【0193】また、請求項3の発明によれば、記憶媒体
毎に書き込み状況を管理する媒体書き込み管理手段を備
え、書き込み対象の記憶媒体が書き込み中の場合には書
き込みを一時中断するようにしたので、一つの記憶媒体
に対する複数のファイルの書き込みを併存させた場合、
先に書き込みを開始したファイルの書き込みが完了する
まで、他のファイルへのデータブロックの割り当てが行
なわれないため、ファイル間でデータブロックの取り合
いをすることがなくなる。このため、全てのファイルを
書き込む容量がない場合でも、複数のファイルに対して
並行してデータブロックの割り当てを行なう場合と比べ
て、途中まで書き込んで容量不足となり結果として無駄
に消費されるデータブロックの数を減少させることがで
きる。
【0194】また、複数の記憶媒体をまたがるファイル
の存在を許す場合において、一つの記憶媒体に対する複
数のファイルの書き込みを併存させた場合、ファイル間
でデータブロックの取り合いをすることがないため、全
てのファイルを書き込む容量がない場合でも、複数のフ
ァイルに対して並行してデータブロックの割り当てを行
なう場合と比べて、途中まで書き込んで容量不足となり
結果として記憶媒体をまたがって存在するファイルの数
を減少させることができる。
【0195】また、一つのファイルに注目した場合、ま
ず、選択した記憶媒体の未使用データブロックは最初に
書き込みが開始されたファイルに優先的に割り当てられ
るため、複数のファイルに対して並行してデータブロッ
クの割り当てを行なう場合と比べて、多くのデータブロ
ックが一つのファイルに割り当てられるため、ファイル
の読み出し途中での記憶媒体の交換回数が少ないファイ
ルが作成可能である。
【0196】また、請求項4の発明によれば、記憶媒体
毎に書き込み状況を管理する媒体書き込み管理手段を備
え、書き込み対象の記憶媒体が書き込み中の場合には書
き込みを中止するようにしたので、一つの記憶媒体に対
する複数のファイルの書き込みを併存させた場合、先に
書き込みを開始したファイルの書き込みが完了するまで
は、他のファイルの書き込みが全て中止されるため、フ
ァイル間でデータブロックの取り合いをすることがな
い。このため、全てのファイルを書き込む容量がない場
合でも、複数のファイルに対して並行してデータブロッ
クの割り当てを行なう場合と比べて、途中まで書き込ん
で容量不足となり結果として無駄に消費されるデータブ
ロックの数を減少させることができる。また、中止後、
再度ファイルの書き込みを行なう場合には、先のファイ
ルの書き込みの結果、各記憶媒体毎の未使用データブロ
ック数が変化しているが、その変化後における最も未使
用データブロック数が大きい記憶媒体を選択することが
できる。
【0197】また、請求項5の発明によれば、記憶媒体
毎に読み出し状況を管理する媒体読み出し管理手段を備
え、書き込み対象の記憶媒体が読み出し中の場合には書
き込みを一時中断するようにしたので、先に行なわれて
いる読み出しを妨害することがないため、ファイルの読
み出しと書き込みとを混在させた場合に、読み出しのア
クセス速度が書き込みのために乱されることがなくな
り、一定のアクセス速度を保つことができる。
【0198】また、請求項6の発明によれば、データア
クセス装置毎にアクセス状況を管理するデータアクセス
装置管理手段を備え、書き込みに使用可能なデータアク
セス装置が存在しない場合には書き込みを一時中断する
ようにしたので、先に行なわれているアクセスを妨害す
ることはない。このため、ファイルの読み出しと書き込
みを混在させた場合に、読み出しに使用されているデー
タアクセス装置から読み出し中の記憶媒体を抜き出して
書き込み対象の記憶媒体を装着するようなことはなく、
そのため、読み出しが中断されることなく一定のアクセ
ス速度を保つことができる。
【0199】また、複数のファイルの書き込みを併存さ
せた場合に、先に書き込みを開始したファイルの書き込
みが完了するまで、他のファイルのデータの書き込みの
ための記憶媒体の交換が行なわれないため、ファイル間
でデータアクセス装置の取り合いをすることがない。こ
のため、全てのファイルの書き込みが完了するまでに行
なわれる記憶媒体の交換回数を減少させることができ、
書き込みにかかる時間を短縮できる。
【0200】また、請求項7の発明によれば、記憶媒体
毎に書き込み状況を管理する媒体書き込み管理手段を備
え、ファイルの書き込みの開始に際し、書き込み中では
ない記憶媒体の中から最も未使用データブロック数の大
きい記憶媒体を書き込み対象の記憶媒体として選択する
ようにしたので、複数のファイルの書き込みを併存させ
た場合に、先に書き込みを開始したファイルの書き込み
が行なわれている記憶媒体とは別の記憶媒体が他のファ
イルのデータの書き込み対象となるため、ファイル間で
一つの記憶媒体上のデータブロックの取り合いをするこ
とがなく、また、複数のデータアクセス装置が媒体交換
型記憶装置に備わっている場合に並列に書き込みを行な
うことができ、ファイルの書き込みにかかる時間を短縮
できる。
【0201】また、請求項8の発明によれば、記憶媒体
毎に読み出し状況を管理する媒体読み出し管理手段を備
え、ファイルの書き込みの開始に際し、読み出し中では
ない記憶媒体の中から最も未使用データブロック数の大
きい記憶媒体を書き込み対象の記憶媒体として選択する
ようにしたので、先に行なわれている読み出しを妨害す
ることはない。このため、ファイルの読み出しと書き込
みを混在させた場合に、読み出しのアクセス速度が書き
込みのために乱されることがなく、一定のアクセス速度
を保つことができる。
【0202】また、請求項9の発明によれば、ファイル
の書き込み処理におけるデータブロックの割り当て処理
とファイルデータの書き込み処理とを分離し、ファイル
データの書き込みに先行して全てのデータブロック割り
当てを行なうようにしたので、ファイルデータを書き込
み中である記憶媒体へのアクセスを受け付けない場合で
も、並列にデータブロックの割り当てを実行でき、ファ
イルデータを書き込む際にはデータブロックの割り当て
は全て完了しているため、全体としてファイル書き込み
にかかる時間を短縮できる。
【0203】また、請求項10の発明によれば、ファイ
ルデータの書き込みに先行して全てのデータブロック割
り当てを行なう場合に、既にデータアクセス装置に書き
込み対象の記憶媒体が装着されているファイルの書き込
みを優先させるようにしたので、ファイルデータの書き
込み中の記憶媒体へのアクセスを受け付けない場合で
も、既に、データアクセス装置に装着されている記憶媒
体への書き込みを待っている書き込み要求がある場合に
はその書き込み要求を先に処理することができ、そのた
め、記憶媒体を交換する回数を減少させ、その結果、書
き込みにかかる時間を短縮できる。
【0204】また、請求項11の発明によれば、複数の
記憶媒体を仮想的に一つのディスクとして扱う場合にお
いて、各記憶媒体毎の空き容量を外部に表示するように
したので、かかる場合でも、記憶媒体毎のデータブロッ
クの未使用量,及び使用量を使用者が知ることができる
ため、複数の記憶媒体をまたがってファイルが存在する
ことを許可しない場合に、さらに、書き込むことができ
る最大のファイルサイズを使用者が知ることができる。
【0205】また、請求項12の発明によれば、複数の
記憶媒体を仮想的に一つのディスクとして扱う場合にお
いて、ファイルの書き込みに際し、外部から書き込み対
象とすべき記憶媒体を指定する入力があった場合には、
記憶媒体毎の未使用データブロック数が最も大きな記憶
媒体に代えて、指定された記憶媒体を書き込み対象とし
て選択するようにしたので、ファイルを書き込む記憶媒
体を使用者が指定することができるため、使用頻度や容
量に応じた記憶媒体へのファイルの配置を使用者の意思
で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるファイル管理装
置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1によるファイル管理装
置におけるデータブロック管理テーブルを表す模式図で
ある。
【図3】 本発明の実施の形態1によるファイル管理装
置におけるファイル管理テーブルを表す模式図である。
【図4】 本発明の実施の形態1によるファイル管理装
置におけるデータブロック対応テーブルを表す模式図で
ある。
【図5】 本発明の実施の形態1によるファイル管理装
置における光ディスク管理テーブルを表す模式図であっ
て、ディスク別の光ディスク管理テーブルを表す図(図
5(a) ),及びドライブ別の光ディスク管理テーブルを
表す図(図5(b) )である。
【図6】 本発明の実施の形態1によるファイル管理装
置の動作を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態3によるファイル管理装
置の全体構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態3によるファイル管理装
置におけるディスクアクセス管理テーブルを表す模式図
である。
【図9】 本発明の実施の形態3によるファイル管理装
置の動作を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態4によるファイル管理
装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の実施の形態5によるファイル管理
装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】 本発明の実施の形態6によるファイル管理
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図13】 本発明の実施の形態6によるファイル管理
装置におけるドライブアクセス管理テーブルを表す模式
図である。
【図14】 本発明の実施の形態6によるファイル管理
装置の動作を示すフローチャートである。
【図15】 本発明の実施の形態7によるファイル管理
装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】 本発明の実施の形態8によるファイル管理
装置の動作を示すフローチャートである。
【図17】 本発明の実施の形態9によるファイル管理
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図18】 本発明の実施の形態9によるファイル管理
装置におけるディスクアクセス管理テーブルを表す模式
図である。
【図19】 本発明の実施の形態9によるファイル管理
装置のデータブロック割り当て動作を示すフローチャー
トである。
【図20】 本発明の実施の形態9によるファイル管理
装置のファイルデータ書き込み動作を示すフローチャー
トである。
【図21】 本発明の実施の形態10によるファイル管
理装置におけるドライブアクセス管理テーブルを表す模
式図である。
【図22】 本発明の実施の形態10によるファイル管
理装置のファイルデータ書き込み動作を示すフローチャ
ートである。
【図23】 本発明の実施の形態12によるファイル管
理装置の動作を示すフローチャートである。
【図24】 従来の情報処理装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図25】 本発明の実施の形態8によるファイル管理
装置におけるディスクアクセス管理テーブルを表す模式
図である。
【図26】 本発明の実施の形態12によるファイル管
理装置の全体構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置 2 ファイル管理装置 100 ファイル管理部 110 データブロック管理部 111 データブロック管理テーブル 120 データブロック割り当て部 121 ファイル管理テーブル 130 ファイルアクセス管理部 131 ディスクアクセス管理テーブル 132 ドライブアクセス管理テーブル 200 ディスク管理部 210 仮想ディスク管理部 211 データブロック対応テーブル 220 光ディスクライブラリ制御部 221 光ディスク管理テーブル 300 光ディスクライブラリ 310 光ディスク交換装置 D0〜D3 光ディスクドライブ M0〜M9 光ディスク

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記憶媒体、記憶媒体に対してデー
    タの記録及び再生を行なう1以上のデータアクセス装
    置、及び上記複数の記憶媒体の任意のものを任意の上記
    データアクセス装置に着脱可能な記憶媒体交換手段を有
    する媒体交換型記憶装置を外部記憶装置として用いる情
    報処理装置に用いられ、 上記各記憶媒体上の記憶領域を固定容量のデータブロッ
    クに分割し、該分割したデータブロックの使用状況を管
    理するデータブロック管理手段、及び上記情報処理装置
    から書き込み要求があったファイルに上記データブロッ
    ク管理手段によって示される未使用データブロックを割
    り当てるデータブロック割り当て手段を有し、該データ
    ブロック割り当て手段で割り当てられた上記記憶媒体上
    のデータブロックへの上記書き込み要求があったファイ
    ルのデータの書き込みを、上記記憶媒体交換手段,及び
    上記データアクセス装置を用いて行なうファイル管理装
    置において、 上記ファイルの書き込みの開始に際し、上記データブロ
    ック管理手段によって示される上記記憶媒体毎の未使用
    データブロック数が最も大きな記憶媒体を書き込み対象
    として選択することを特徴とするファイル管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファイル管理装置にお
    いて、 上記データブロック割り当て手段は、書き込み要求があ
    ったファイルに割り当てるデータブロックの範囲を、上
    記選択された記憶媒体上のデータブロックに限定するも
    のであることを特徴とするファイル管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のファイル管理装
    置において、 上記ファイルの書き込みの開始と終了とを検知するファ
    イル書き込み検知手段と、該ファイル書き込み検知手段
    からの情報と上記データブロック管理手段からの情報を
    元に上記各記憶媒体への書き込みの有無を管理する媒体
    書き込み管理手段とを有し、 上記媒体書き込み管理手段によって書き込み中であるこ
    とが示されている記憶媒体上のデータブロックが上記デ
    ータブロック割り当て手段によって新たなファイルの書
    き込みのために割り当てられた場合に、該割り当てられ
    た記憶媒体への書き込みが終了するまで該新たな書き込
    みを一時停止することを特徴とするファイル管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のファイル管理装
    置において、 上記ファイルの書き込みの開始と終了とを検知するファ
    イル書き込み検知手段と、該ファイル書き込み検知手段
    からの情報と上記データブロック管理手段からの情報を
    元に上記各記憶媒体への書き込みの有無を管理する媒体
    書き込み管理手段とを有し、 上記媒体書き込み管理手段によって書き込み中であるこ
    とが示されている記憶媒体上のデータブロックが上記デ
    ータブロック割り当て手段によって新たなファイルの書
    き込みのために割り当てられた場合に、該新たな書き込
    みを中止し、かつ、該データブロックの割り当てを無効
    にすることを特徴とするファイル管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載のファイル管理装
    置において、 さらに、上記情報処理装置から読み出し要求があったフ
    ァイルのデータの該データが書き込まれている上記記憶
    媒体上のデータブロックからの読み出しを、上記記憶媒
    体交換手段,及び上記データアクセス装置を用いて行な
    い、 上記ファイルの読み出しの開始と終了とを検知するファ
    イル読み出し検知手段と、該ファイル読み出し検知手段
    からの情報と上記データブロック管理手段からの情報を
    元に上記各記憶媒体からの読み出しの有無を管理する媒
    体読み出し管理手段とを有し、 上記媒体読み出し管理手段によって読み出し中であるこ
    とが示されている記憶媒体上のデータブロックが上記デ
    ータブロック割り当て手段によって新たなファイルの書
    き込みのために割り当てられた場合に、該新たな書き込
    みを、中止,又は該割り当てられた記憶媒体からの読み
    出しが終了するまで一時停止することを特徴とするファ
    イル管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載のファイル管理装
    置において、 さらに、上記情報処理装置から読み出し要求があったフ
    ァイルのデータの該データが書き込まれている上記記憶
    媒体上のデータブロックからの読み出しを、上記記憶媒
    体交換手段,及び上記データアクセス装置を用いて行な
    い、 上記ファイルの書き込み,及び読み出しの開始と終了と
    を検知するファイルアクセス検知手段と、上記ファイル
    アクセス検知手段からの情報を元に上記各データアクセ
    ス装置が使用中であるか,又は未使用であるかを管理す
    るデータアクセス装置管理手段とを有し、 該データアクセス装置管理手段によって使用中であるこ
    とが示されているデータアクセス装置を新たなファイル
    の書き込みに使用せず、 かつ、全てのデータアクセス装置が使用中であることが
    上記データアクセス装置管理手段によって示されている
    場合には、新たなファイルの書き込みを、中止,又はい
    ずれかのデータアクセス装置が未使用になるまで一時停
    止することを特徴とするファイル管理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2に記載のファイル管理装
    置において、 上記ファイルの書き込みの開始と終了とを検知するファ
    イル書き込み検知手段と、上記ファイル書き込み検知手
    段からの情報と上記データブロック管理手段の情報とを
    元に上記各記憶媒体への書き込みの有無を管理する媒体
    書き込み管理手段とを有し、 上記ファイルの書き込みの開始に際して、上記媒体書き
    込み管理手段によって書き込み中ではないと示されてい
    る記憶媒体のうち、上記データブロック管理手段によっ
    て示される上記記憶媒体毎の未使用データブロック数が
    最も大きな記憶媒体を書き込み対象として選択すること
    を特徴とするファイル管理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2に記載のファイル管理装
    置において、 さらに、上記情報処理装置から読み出し要求があったフ
    ァイルのデータの該データが書き込まれている上記記憶
    媒体上のデータブロックからの読み出しを、上記記憶媒
    体交換手段,及び上記データアクセス装置を用いて行な
    い、 上記ファイルの読み出しの開始と終了とを検知するファ
    イル読み出し検知手段と、該ファイル読み出し検知手段
    からの情報と上記データブロック管理手段の情報とを元
    に上記各記憶媒体からの読み出しの有無を管理する媒体
    読み出し管理手段とを有し、 上記ファイルの書き込みの開始に際して、上記媒体読み
    出し管理手段によって読み出し中ではないと示されてい
    る記憶媒体のうち、上記データブロック管理手段によっ
    て示される上記記憶媒体毎の未使用データブロック数が
    最も大きな記憶媒体を書き込み対象として選択すること
    を特徴とするファイル管理装置。
  9. 【請求項9】 請求項3,5,又は6のいずれかに記載
    のファイル管理装置において、 上記データブロック割り当て手段は、上記情報処理装置
    からファイルの書き込み要求とともに該ファイルのサイ
    ズを受け取り、該ファイルに、該受け取ったサイズ分の
    データブロックをデータの書き込みに先行して割り当て
    るものであることを特徴とするファイル管理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のファイル管理装置に
    おいて、 上記一時停止されている書き込みを再開するに当たっ
    て、上記データブロック割り当て手段によりデータブロ
    ックを割り当てられたファイルのうち、その割り当てら
    れたデータブロックを有する記憶媒体が既にデータアク
    セス装置に装着されているファイルの書き込みを優先し
    て行うことを特徴とするファイル管理装置。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載のファイル管理装置に
    おいて、 上記記憶媒体を識別するための媒体番号と各記憶媒体上
    で上記データブロックを識別するためのデータブロック
    番号との組と、全ての上記記憶媒体上で上記データブロ
    ックを識別するための仮想データブロック番号とを対応
    させて管理し、上記仮想データブロック番号によって特
    定されたデータブロックへの書き込み要求に対し、該要
    求中の仮想データブロック番号を上記媒体番号と上記デ
    ータブロック番号とに変換し、該変換によって得られた
    媒体番号の記憶媒体上の該変換によって得られたデータ
    ブロック番号のデータブロックに、上記記憶媒体交換手
    段,及びデータアクセス装置を用いて、書き込みを行う
    仮想ディスク管理手段を有し、 上記データブロック管理手段,及び上記データブロック
    割り当て手段において上記データブロックを仮想データ
    ブロック番号で特定し、 上記データブロック割り当て手段で割り当てられたデー
    タブロックへの書き込みを、上記仮想ディスク管理手段
    により行い、 かつ、上記データブロック管理手段,及び上記仮想ディ
    スク管理手段からの情報を元に上記各記憶媒体毎の空き
    容量を外部に表示するようにしたことを特徴とするファ
    イル管理装置。
  12. 【請求項12】 請求項2に記載のファイル管理装置に
    おいて、 上記記憶媒体を識別するための媒体番号と各記憶媒体上
    で上記データブロックを識別するためのデータブロック
    番号との組と、全ての上記記憶媒体上で上記データブロ
    ックを識別するための仮想データブロック番号とを対応
    させて管理し、上記仮想データブロック番号によって特
    定されたデータブロックへの書き込み要求に対し、該要
    求中の仮想データブロック番号を上記媒体番号と上記デ
    ータブロック番号とに変換し、該変換によって得られた
    媒体番号の記憶媒体上の該変換によって得られたデータ
    ブロック番号のデータブロックに、上記記憶媒体交換手
    段,及びデータアクセス装置を用いて、書き込みを行う
    仮想ディスク管理手段を有し、 上記データブロック管理手段,及び上記データブロック
    割り当て手段において上記データブロックを仮想データ
    ブロック番号で特定し、 上記データブロック割り当て手段で割り当てられたデー
    タブロックへの書き込みを、上記仮想ディスク管理手段
    により行い、 かつ、上記ファイルの書き込みに際し、外部から書き込
    み対象とすべき記憶媒体を指定する入力があった場合に
    は、上記データブロック管理手段によって示される上記
    記憶媒体毎の未使用データブロック数が最も大きな記憶
    媒体に代えて、該指定された記憶媒体を書き込み対象と
    して選択するようにしたことを特徴とするファイル管理
    装置。
  13. 【請求項13】 複数の記憶媒体、記憶媒体に対してデ
    ータの記録及び再生を行なう1以上のデータアクセス装
    置、及び上記複数の記憶媒体の任意のものを任意の上記
    データアクセス装置に着脱可能な記憶媒体交換手段を有
    する媒体交換型記憶装置を外部記憶装置として用いる情
    報処理装置において用いられ、 上記各記憶媒体上の記憶領域を固定容量のデータブロッ
    クに分割し、該分割したデータブロックの使用状況を管
    理するデータブロック管理手順、及び上記情報処理装置
    から書き込み要求があったファイルに上記データブロッ
    ク管理手順によって示される未使用データブロックを割
    り当てるデータブロック割り当て手順を有し、該データ
    ブロック割り当て手順で割り当てられた上記記憶媒体上
    のデータブロックへの上記書き込み要求があったファイ
    ルのデータの書き込みを、上記記憶媒体交換手段,及び
    上記データアクセス装置を用いて行なうファイル管理方
    法において、 上記ファイルの書き込みの開始に際し、上記データブロ
    ック管理手順によって示される上記記憶媒体毎の未使用
    データブロック数が最も大きな記憶媒体を書き込み対象
    として選択することを特徴とするファイル管理方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のファイル管理方法
    において、 上記データブロック割り当て手順は、書き込み要求があ
    ったファイルに割り当てるデータブロックの範囲を、上
    記選択された記憶媒体上のデータブロックに限定するよ
    うにしていることを特徴とするファイル管理方法。
  15. 【請求項15】 複数の記憶媒体、記憶媒体に対してデ
    ータの記録及び再生を行なう1以上のデータアクセス装
    置、及び上記複数の記憶媒体の任意のものを任意の上記
    データアクセス装置に着脱可能な記憶媒体交換手段を有
    する媒体交換型記憶装置を外部記憶装置として用いる情
    報処理装置において、コンピュータによってファイル管
    理を行うためのプログラムを記録したコンピュータ読取
    可能な記録媒体であって、 該プログラムにおけるファイル管理の手順は、上記各記
    憶媒体上の記憶領域を固定容量のデータブロックに分割
    し、該分割したデータブロックの使用状況を管理するデ
    ータブロック管理手順、及び上記情報処理装置から書き
    込み要求があったファイルに上記データブロック管理手
    順によって示される未使用データブロックを割り当てる
    データブロック割り当て手順を有し、該データブロック
    割り当て手順で割り当てられた上記記憶媒体上のデータ
    ブロックへの上記書き込み要求があったファイルのデー
    タの書き込みを上記記憶媒体交換手段,及び上記データ
    アクセス装置を用いて行ない、 上記ファイルの書き込みの開始に際し、上記データブロ
    ック管理手順によって示される上記記憶媒体毎の未使用
    データブロック数が最も大きな記憶媒体を書き込み対象
    として選択するようにしていることを特徴とするファイ
    ル管理プログラムを記録した記録媒体。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の記録媒体におい
    て、 該記録媒体に記録されたプログラムにおけるファイル管
    理の手順は、上記データブロック割り当て手順が、書き
    込み要求があったファイルに割り当てるデータブロック
    の範囲を、上記選択された記憶媒体上のデータブロック
    に限定するようにしていることを特徴とするファイル管
    理プログラムを記録した記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013251695A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Toshiba Corp 映像処理装置及び映像処理方法
US8788611B2 (en) 2001-12-28 2014-07-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method for using partitioning to provide capacity on demand in data libraries
WO2016009747A1 (ja) * 2014-07-18 2016-01-21 ソニー株式会社 情報処理装置と情報処理方法およびプログラム

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