JPH10300971A - 光ファイバ心線の接続方法及び接続具 - Google Patents

光ファイバ心線の接続方法及び接続具

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JPH10300971A
JPH10300971A JP12281097A JP12281097A JPH10300971A JP H10300971 A JPH10300971 A JP H10300971A JP 12281097 A JP12281097 A JP 12281097A JP 12281097 A JP12281097 A JP 12281097A JP H10300971 A JPH10300971 A JP H10300971A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続具内に保持された光ファイバ心線の光フ
ァイバコアの光軸のずれをμm単位で微細に容易に管理
することができる。 【解決手段】 相互に接続すべき2つの光ファイバ心線
1A、1Bの光ファイバコア4A、4Bを接続具12に
保持して突き合わせ、1対の放電電極40、40’間の
放電によって光ファイバコア4A、4Bを融着接続した
後、2分割型の接続具12(図9では下半割り部分のみ
が示されている)を光ファイバ心線1A、1Bの接続部
の保護外被として光ファイバ心線1A、1Bに固定す
る。接続具12は、光ファイバコア4A、4Bの突き合
わせ部のまわりに薄肉の可撓性部分18、18’(18
は上半割り部分の可撓性部分であるため図示せず)を有
し、2つの光ファイバコア4A、4Bは、この可撓性部
分18、18’の撓みによって接続具12に保持された
まま二次元的に微調整して相互に軸合わせされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単心又は多心の光
ファイバ心線を接続する方法及びこの方法に用いられる
接続具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電話局舎内等で使用される光ファイバ心
線は、一般に、その両端に、予め工場で加工され取付け
られたコネクタを有する。これらの光ファイバ心線は、
束ねられてケーブル化して使用されるが、条長の決定に
常に対応することができるように必ず余長が見込まれる
ため、電話局舎内に敷設されると、光ケーブルは余剰と
なる。
【0003】この余剰ケーブル部分は、電話加入者の増
加等でケーブルを増設する際に、障害となるため、余剰
ケーブル部分を切断して除去した上で切除された両側の
光ファイバ心線を現場で相互に迅速に接続することがで
きる方法が種々試みられている。
【0004】このように2つの光ファイバ心線を接続す
る1つの方法は、その光ファイバコアを接続具のV溝又
はコア軸合わせ孔に軸合わせして挿入し、これらの光フ
ァイバコアの端面間の僅かの空間に屈折率整合媒体を充
填して接続する非融着接続方法である。
【0005】この方法は、2つの接続すべき光ファイバ
コアの端面間のギャップを最小限に維持する必要がある
が、光ファイバ心線に張力が加わると、光ファイバコア
の端面間のギャップが大きくなる傾向があり、光の伝達
効率が低下する欠点があった。また、光ファイバコアの
光軸のずれをμm単位で管理する必要があるが、このよ
うな管理が構造的に不可能であり、接続部の光の伝達効
率を向上することができなかった。
【0006】光ファイバ心線を最小の伝送損失で接続す
るために1対の放電電極の間に光ファイバコアの突き合
わせ部を配置してこれらの放電電極の間を高電圧で放電
させて光ファイバコアを相互に融着接続することが行わ
れている。融着接続された光ファイバ心線は、この融着
接続部を適宜の補強材で補強し外部から保護している。
【0007】光ファイバの融着接続部の補強を容易にす
るため、円筒形の接続具の軸線方向に形成されたコア挿
入孔に接続すべき2つの光ファイバ心線の光ファイバコ
アを挿入し、この接続具の中間に設けられた電極挿入穴
に1対の放電電極を挿入し、この放電電極の間で放電さ
せて光ファイバコアを融着接続し、その後この接続具内
に接着剤を充填し、この接続具を保護外被として利用す
ることが提案されている(特開昭58−37613号公
報参照)。
【0008】この接続方法では、光ファイバコアが接続
具内で相互に軸合わせされていることを確認するため
に、接続具の中間部に設けられた監視孔に顕微鏡を当て
て光ファイバコアの突き合わせ部を監視している。
【0009】しかし、この接続具は、単に2つの光ファ
イバコアを挿入して位置合わせするコア挿入孔を有する
に過ぎないので、コア挿入孔が相当に精度よく形成され
ていないと、光ファイバコアを確実に軸合わせすること
ができない。また、光ファイバ心線が接続具内に充填さ
れた接着剤で固定されているだけであるので、光ファイ
バ心線に外部から張力が加わると、光ファイバ心線の融
着接続部が破損する虞があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する1つの課題は、接続具内で保持された光ファイバ心
線の光ファイバコアの光軸のずれをμm単位で容易に管
理することができる光ファイバ心線の接続方法を提供す
ることにある。
【0011】本発明が解決しようとする他の課題は、光
ファイバ心線を融着接続した後、張力が加わっても融着
接続部が破壊することがないように処理する光ファイバ
心線の接続方法を提供することにある。
【0012】本発明が解決しようとする更に他の課題
は、上記の課題を解決することができる光ファイバ心線
を接続する方法に用いるのに適した接続具を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、相互に接続すべき2つの光ファイバ心線を接続
具に保持してその光ファイバコアを突き合わせ、接続具
を横切って設けられた1対の放電電極間の放電によって
突き合わせられた2つの光ファイバコアを融着接続し、
その後接続具を光ファイバ心線の接続部の保護外被とし
て光ファイバ心線に固定する光ファイバ心線の接続方法
において、接続具は光ファイバコアの突き合わせ部のま
わりで可撓性部分を有し、2つの光ファイバコアを接続
具の可撓性部分で二次元的に微調整して相互に軸合わせ
した後、2つの光ファイバコアを融着接続することを特
徴とする光ファイバ心線の接続方法を提供することにあ
る。
【0014】この第1の課題解決手段において、その接
続具は、接続具位置調整機構を有する融着接続機に保持
され、この接続具位置調整機構によって接続具の可撓性
部分の一方側の接続具部分を他方の接続具部分に対して
可動して2つの光ファイバコアを微調整することができ
る。
【0015】また、この接続具は、2つの光ファイバコ
アが挿入されるV溝を有し、2つの光ファイバコアを上
下から挟んで保持する上下の半割り部分から成り、2つ
の光ファイバコアのギャップを調整する際に、一方の光
ファイバコアを保持する側の接続具部分の上半割り部分
はスペーサを介して下半割り部分の相応する部分に取付
けられ、2つの光ファイバコアのギャップを調整した
後、スペーサを取り外してこの一方の光ファイバ心線を
接続具に固定することができる。
【0016】接続具の可撓性部分は、接続具本体の一部
を薄肉としてその両側の接続具部分を相互に二次元的に
位置調整することができる薄肉部分とするのが望ましい
が、それ以外の手段で形成することもできる。また、光
ファイバ心線は、その光ファイバコアの接続後に、光フ
ァイバ心線の被覆部を接続具に張力に対して抗すること
ができるように引っ掛けによって固定することができ
る。
【0017】本発明の第2の課題解決手段は、相互に接
続すべき2つの光ファイバ心線の光ファイバコアを軸合
わせして保持すべき接続具本体から成り、この接続具本
体はその中に保持されて突き合わされた2つの光ファイ
バコアを融着接続するために1対の放電電極を挿入すべ
き電極挿入穴を有し、またこの接続具本体は、光ファイ
バコアの接続後この光ファイバ心線の接続部の保護外被
として用いられる光ファイバ心線接続用接続具におい
て、接続具本体は、2つの光ファイバコアの突き合わせ
部のまわりに2つの光ファイバコアの軸合わせに際して
二次元的に微調整するのを許す可撓性部分を有すること
を特徴とする光ファイバ接続用接続具を提供することに
ある。
【0018】この第2の課題解決手段において、接続具
本体は、2つの光ファイバコアが挿入されるV溝を有し
2つの光ファイバコアを上下から挟んで保持する上下の
半割り部分から成り、可撓性部分は、2つの光ファイバ
コアをそれぞれ挟む上下の半割り部分のそれぞれの中間
に設けられることができる。
【0019】接続具の可撓性部分は、接続具本体の一部
を薄肉としてその両側の接続具部分を相互に二次元的に
位置調整することができる薄肉部分とするのが望ましい
が、それ以外の手段で形成することもできる。また、接
続具本体は、光ファイバ心線の光ファイバコアの接続後
に、光ファイバ心線の被覆部を接続具に張力に対して抗
することができるように引っ掛けによって固定する引っ
掛け固定部を有するものとすることができる。
【0020】このように、接続具が光ファイバコアの突
き合わせ部のまわりで可撓性部分を有し、2つの光ファ
イバコアをこの接続具の可撓性部分で二次元的に微調整
して相互に軸合わせした後、2つの光ファイバコアを融
着接続すると、接続具内に光ファイバコアを挿入して保
持した状態で光ファイバコアの光軸をμmの単位の如き
微細な単位で二次元的に調整することができ、従って光
ファイバ心線の接続部の光の伝達効率を低下することが
ない。
【0021】また、このように、接続具内に光ファイバ
コアを保持した状態で接続具を可撓性部分で微調整して
軸合わせすることができると、接続具位置調整機構を有
する融着接続機に光ファイバコアが保持された接続具を
入れたまま、光ファイバコアを軸合わせすることがで
き、軸合わせ作業を効率よく行うことができる。
【0022】この接続具が2つの光ファイバコアが挿入
されるV溝を有し、2つの光ファイバコアを上下から挟
んで保持する上下の半割り部分から成っており、2つの
光ファイバコアをのギャップを調整する際に、一方の光
ファイバコアを保持する側の接続具部分の上半割り部分
がスペーサを介して下半割り部分の相応する部分に取付
けられると、光ファイバコアのギャップを容易に調整す
ることができる。また、ギャップの調整後、スペーサを
取り外して光ファイバ心線を相応する接続具部分内に容
易に位置設定することができる。
【0023】接続具の可撓性部分が接続具の薄肉部分か
ら成っていると、接続具の成型時にその可撓性部分を容
易に形成することができる。
【0024】また、光ファイバ心線は、その光ファイバ
コアの接続後に、光ファイバ心線の被覆部を張力に対し
て抗することができるように引っ掛けによって接続具に
固定すると、光ファイバ心線が張力を受けても融着接続
部が破壊することがなく、光の伝達効率が低下すること
がない良質の光ファイバ心線の接続部(スプライス)を
得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に述べると、本発明に係る光ファイバ心線の接
続方法によって接続されるべき光ファイバ心線1A、1
Bの各端部は、図1(A)に示すように、一次被覆(例
えば紫外線硬化樹脂)2A、2B及び二次被覆(例えば
PVC)3A、3Bを段階的に剥離して光ファイバコア
4A、4Bを露出し、このように処理された光ファイバ
心線1A、1Bには、後に述べるように、接続部を保護
する熱収縮性の保護チューブ5及び接続具から延出する
部分を曲げから保護する曲り保護具6A、6Bを端部か
ら被せ、これらの保護チューブ5及び曲り保護具6A、
6Bは、光ファイバ心線1A、1Bの接続作業に支障が
ないように、端部から離れた方向に長さ方向に沿って寄
せておく(図1(B)参照)。尚、図1(B)から解る
ように、保護チューブ5は、両光ファイバコア4A、4
Bの接続部に跨がって被せられるので、1つの保護チュ
ーブ5のみが一方の光ファイバ心線1A(又は1Bでも
よい)に寄せてある。
【0026】本発明の方法は、図5及び図8に示すよう
に、融着接続機10上に保持された接続具12内に、相
互に接続すべき2つの光ファイバ心線1A、1Bの光フ
ァイバコア4A、4Bを挿入して突き合わせ、これらの
光ファイバコア4A、4Bを相互に融着接続し、また融
着接続後、接続具12を光ファイバ心線1A、1Bの接
続部の保護外被としてそのまま利用するが、その詳細を
順次以下に説明する。
【0027】接続具12は、図2に示すように、図示の
形態では、接続すべき2つの光ファイバ心線1A、1B
の一次被覆2A、2Bの露出部分が挿入されるV溝14
A、14Bを有し、2つの光ファイバ心線1A、1Bを
上下から挟んで保持する上下の半割り部分16、16’
から成っている。これらの上下の半割り部分16、1
6’は、例えば塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン等の熱
可塑性樹脂から成型される。上方の半割り部分16は、
図2(A)に、内面を上にして示されており、また下方
の半割り部分16’は、図2(B)に内面を上にして示
されており、この下方の半割り部分16’の縦方向の一
半部を断面にした側面が図2(C)に示されている。図
2(B)の下半割り部分16’の上面(内面)に図2
(A)の上半割り部分16の上面(内面)を接合して組
合せられて接続具12が形成される。
【0028】上下の半割り部分16、16’は、縦方向
の中間部分にこれらの半割り部分16、16’の両側の
部分(左右の接続具部分)12A、12Bが上下左右及
び前後に二次元的に変位するのを許す可撓性部分18、
18’を有し、図示の形態では、これらの可撓性部分1
8、18’は、薄肉部分18A、18’Aから形成され
ている。これらの薄肉部分18A、18’Aは、上下の
半割り部分16、16’が接合されると、恰もボール状
となるような形状で形成されている(図6及び図7参
照)。
【0029】各半割り部分16、16’は、図2及び図
3に示すように、左右の各接続具部分12A、12B毎
にV溝14A、14Bの内側に設けられて光ファイバコ
ア4A、4Bが位置する拡大凹部20A、20B(図9
参照)と、V溝14A、14Bの外側に設けられて光フ
ァイバ心線1A、1Bの二次被覆3A、3Bが係入する
拡大凹部22A、22Bとを有する。二次被覆用拡大凹
部22A、22Bは、図9に示すように、光ファイバ心
線1A、1Bの二次被覆3A、3Bを楔状に食い込んで
引っ掛けて固定する楔状の引っ掛け固定部24A、24
Bを有する。
【0030】接続具12は、図2及び図3に示すよう
に、上下の半割り部分16、16’を相互に噛み合わせ
て固定する接続具固定手段26を有する。図示の形態で
は、接続具固定手段26は、左右の接続具部分毎に設け
られて相互に噛み合う噛み合い爪28a付き突出部28
とこの突出部28が係入し噛み合い爪28aが噛み合う
噛み合い爪30a付き凹部30とから成り、突出部28
は、弾発的に凹部30に噛み合いながら凹部30に係入
して上下の半割り部分16、16’を相互に噛み合い固
定する。図示の例では、上半割り部分16の右接続具部
分12Bには突出部28が設けられ(図3(A)(B)
参照)、その左接続具部分12Aには凹部30が設けら
れ(図3(C)参照)、また下半割り部分16’の右接
続具部分12Bには凹部30が設けられ(図3(B’)
参照)、その左接続具部分12Aには突出部28が設け
られている(図3(A’)(C’)参照)。
【0031】従って、これらの上下の半割り部分16、
16’が接合される際には、上半割り部分16の右側の
突出部28が下半割り部分16’の右側の凹部30に弾
発的に噛み合い、また上半割り部分16の左側の凹部3
0が下半割り部分16の左側の突出部28に弾発的に噛
み合って上下の半割り部分16、16’が相互に固定さ
れる。この際、図3(E)に示すように、突出部28の
噛み合い爪28aが凹部30の噛み合い爪30aに噛み
合ってこれらが相互にロックされる。
【0032】融着接続機10は、図4乃至図8に示すよ
うに、基台32と、この基台32上にその長手方向に移
動自在に保持された可動台34上に設けられ接続具12
の左右の接続具部分12A、12Bをそれぞれ保持する
左右の接続具ホルダ36A、36Bとを備えている。可
動台34上には、左右の接続具ホルダ36A、36Bに
対応してそれぞれその外側に左右の接続具部分12A、
12Bに保持されるべき光ファイバ心線1A、1Bを固
定するファイバ固定具38A、38Bを有する。ファイ
バ固定具38A、38Bは、図5に示すように、蝶番等
によって開閉自在に支持されたクランプ、その他任意の
形態とすることができる。
【0033】融着接続機10は、また、基台32の中間
でその幅方向に相対して設けられた1対の放電電極4
0、40’(図7参照)と、この放電電極40、40’
の間で基台32の下方に保持された接続部照射用照明4
2(図6及び図10参照)とを備えている。放電電極4
0、40’は、後に述べる融着接続機10に保持されて
光ファイバ心線1A、1Bを保持する接続具12の中間
の可撓性部分18、18’によって形成される横穴(電
極挿入穴)19、19’を貫通して光ファイバ心線1
A、1Bの突合わせ部となるギャップ4gの両側に相対
向して配置される。また、接続部照射用照明42は、融
着接続機10の可動台34の照射穴34a及びこの融着
接続機10に保持された接続具12の下方の半割り部分
16’の中間の可撓性部分18’の照射穴18’aを通
して光ファイバ心線1A、1Bの突合わせ部を照射する
機能を有する。尚、放電電極40、40’は、図7に示
すように、リード線56、56’、基台32を介して適
宜の融着電源装置58に接続されている。
【0034】融着接続機10は、更に、左右の接続具ホ
ルダ36A、36Bをそれぞれ基台32の長手方向(X
−X線方向)に移動してファイバ固定具38A、38B
によって固定された光ファイバ心線1A、1Bの光ファ
イバコア4A、4Bの突き合わせ部であるギャップ4g
が放電電極40、40’に整列するように可動台34と
共に接続具ホルダ36A、36Bを位置調節する放電電
極整列用位置調節機構44と、一方の光ファイバ心線、
例えば1Aを固定するファイバ固定具38Aを他方の光
ファイバ固定具38Bに対して基台32の長手方向(図
5、図6のX−X線方向)に移動して光ファイバコア4
A、4Bのギャップを調節するコアギャップ調節機構4
6と、一方の接続具ホルダ、例えば右側の接続具ホルダ
36Bを基台32の幅方向(図7のY−Y線方向)に移
動して光ファイバコア4A、4Bを基台32の幅方向に
整列するように調節する第1の軸合わせ用位置調節機構
48と、右側の接続具ホルダ36Bを基台32の上下方
向(図6、図8のZ−Z線方向)に移動して光ファイバ
コア4A、4Bを高さ方向に整列するように調節する第
2の軸合わせ用位置調節機構50とを備えている。第1
と第2の軸合わせ用位置調節機構48、50は、一方の
接続具部分を他方の接続具部分に対して二次元的に位置
調節して光ファイバコア4A、4Bを軸合わせする接続
具位置調節機構を構成する。
【0035】図6及び図7では、これらの位置調節機構
44、46、48、50のノブ44A、46A、48
A、50Aと、これらのノブ44A乃至50Aによって
回転する調節軸44B、46B、48B、50Bのみが
示されているが、例えば、図5に示すように、放電電極
位置調節機構44のノブ44Aによって回転する調節軸
44Bは、可動台34の可動ブラケット35にねじ結合
して可動台34を位置調節し、またコアギャップ調節機
構46のノブ46Aによって回転する調節軸46Bは、
接続具ホルダ36Aの可動ブラケット37(実際には接
続具ホルダ36Aに対応するファイバ固定具38Aに取
付けられている)にねじ結合して接続具ホルダ36Aを
位置調節する。
【0036】第1の軸合わせ位置調節機構48のノブ4
8Aによって回転する調節軸48Bは、右側の接続具ホ
ルダ36Bの図示しない可動ブラケットにねじ結合して
接続具ホルダ36Bを位置調節し、また第2の軸合わせ
位置調節機構50のノブ50Aによって回転する調節軸
50Bは、第1の軸合わせ位置調節機構48に干渉しな
いように右側の接続具ホルダ36Bの図示しない可動ブ
ラケットにねじ結合して接続具ホルダ36Bを位置調節
する。
【0037】図6に示すように、検視用顕微鏡52が融
着接続機10の図示しない枢動式支持ブラケットに支持
されており、この顕微鏡52は、枢動式支持ブラケット
を枢動して接続部照射用照明42の上方に対向するよう
に移動させて融着接続機10に保持された接続具12の
上方の可撓性部分18の覗き窓18aから光ファイバ心
線1A、1Bの接続部の状況を検視する機能を有する。
【0038】次に、本発明の方法を図示の形態の装置を
用いて実施する場合の動作を図5乃至図11を参照して
詳細に説明する。既に図1を参照して詳細に説明したよ
うに、光ファイバ心線1A、1Bの各端部の一次被覆2
A、2B及び二次被覆3A、3Bを段階的に剥離して光
ファイバコア4A、4Bを露出し、このように処理され
た光ファイバ心線1A、1Bに接続部保護用の熱収縮性
の保護チューブ5及び光ファイバ心線1A、1Bの曲り
を保護する曲り保護具6A、6Bを端部から被せ、これ
らの保護チューブ5及び曲り保護具6A、6Bは、光フ
ァイバ心線1A、1Bの接続端部から離れた方向に長さ
方向に沿って寄せておく(図1(B)参照)。
【0039】次に、図5に示すように、融着接続機1の
可動台34上の左右の接続具ホルダ36A、36Bにそ
れぞれ接続具12の下半割り部分16’の左右の接続具
部分12A、12Bを保持し、この下半割り部分16’
の左右の接続具部分12A、12B上に光ファイバ心線
1A、1Bを順次挿入する。図5に示すように、下半割
り部分16’の左右の接続具部分12A、12Bの外端
は、ファイバ固定具38A、38Bの内側に位置するよ
うに保持される。
【0040】図6及び図8に示すように、下半割り部分
16’の中に、相互に接続すべき光ファイバ心線1A、
1Bを保持し、その上に上半割り部分16を接合してす
るが、左側の接続具部分12A側の上下の半割り部分1
6、16’の間には外側に向けて次第に厚みが大きくな
る楔状のスペーサ54を挟み込む。
【0041】図8及び図9に示すように、光ファイバ心
線1A、1Bは、二次被覆3A、3Bが剥離されて露出
した二次被覆2A、2BがV溝14A、14Bに係入
し、光ファイバコア4A、4Bの突合わせ部となる先端
が拡大凹部20A、20Bを介して可撓性部分18、1
8’の中間に位置し放電電極40、40’の中心となる
ようにファイバ固定具38A、38Bによって固定され
るが、左側の光ファイバ心線1Aは、仮固定状態とし、
右側の光ファイバ心線1Bは、本固定状態とする。上半
割り部分16は、光ファイバ心線1A、1Bの仮固定、
本固定後に接合される。尚、右側の光ファイバ心線1B
は、接続具部分12Bに本固定するので、その二次被覆
3Bも引っ掛け固定部24Bに引っ掛けて固定してもよ
い。
【0042】スペーサ54は、図6、図8及び図11に
示すように、接続具12の可撓性部分18、18’に隣
接する内端部分(図9の記号12iで示す部分)から外
端部分(図9の記号12oで示す部分)に渡って内端部
分12iから外端部分12oに向けて次第に厚みが大き
くなるように楔状に形成されている。また、このスペー
サ54は、図10(A)に示すように、図2(B)で示
す接続具12の下半割り部分16’の左側の接続具部分
12Aの平面形状にほぼ相応するが、この平面形状から
V溝14A、凹部20A、22A、突出部28を除いた
平面形状を有するものとすることができる。従って、ス
ペーサ54は、図10(A)に示すように、V溝14A
の中心を横切る幅方向(Y−Y線方向)に2分割されて
いることになる。尚、このスペーサ54は、上下の半割
り部分16、16’が接合される際に左側の接続具部分
12Aが光ファイバ心線1Aを完全に保持するように挟
むのではなく、光ファイバ心線1Aが接続具部分12A
内でX−X線に位置調整することができるように余裕を
もって(二次被覆3AをV溝14Aから浮かせて)保持
される機能を有すれば、どのような平面形状を有してい
てもよい。
【0043】このようにして、接続具12内に光ファイ
バ心線1Aを仮固定し、光ファイバ心線1Bを本固定し
て光ファイバ心線1A、1Bを保持するが、コアギャッ
プ調節機構46を操作し光ファイバ固定具38AをX−
X線方向に位置調節して仮固定の光ファイバ心線1Aを
本固定の光ファイバ心線1Bに対して変位することによ
って両光ファイバ心線1A、1Bの光ファイバコア4
A、4Bのギャップ4gを最適な状態に調節する(図1
1(A)参照)。光ファイバ心線1Aは、スペーサ54
によって上下の半割り部分16、16’の間に緩く保持
されているので、光ファイバ心線1Aは接続具12の接
続具部分12A内を自由に変位することができる。
【0044】その後、放電電極整列用位置調節機構44
を操作して可動台34及び接続具12と共に光ファイバ
心線1A、1Bのコアギャップ4gの中心が放電電極4
0、40’の間に整列するように光ファイバ心線1A、
1BをX−X線方向に位置調節し(図11(B)参
照)、また第1と第2の軸合わせ用位置調節機構48、
50を操作して左右の光ファイバ心線1A、1Bの光フ
ァイバコア4A、4Bが軸合わせされるように接続具1
2の右側の接続具部分12Bを左側の接続具部分12A
に対してY−Y線方向(幅方向)及びZ−Z線方向(高
さ方向)に二次元的にμmの単位で微細に位置調節する
(図11(C)参照)。この場合、左右の接続具部分1
2A、12Bは可撓性部分18、18’によって相互に
自由な方向に変位することができるので、この二次元的
で微細な位置調節が可能であることが解る。
【0045】コアギャップ調節機構46、放電電極整列
用位置調節機構44、第1及び第2の軸合わせ用位置調
節機構48、50によるギャップ調節、放電電極40、
40’との整列、光ファイバコア4A、4Bの軸合わせ
は、可撓性部分18’の覗き穴18’aを通して検視用
照明42からの光によって照射されながら可撓性部分1
8の覗き窓18aを通して顕微鏡52によって検視しな
がら行われる。
【0046】その後、融着電源装置58を放電電極4
0、40’に投入して放電電極40、40’に高電圧を
印加し、光ファイバコア4A、4Bを融着する。融着
後、検視用顕微鏡52によって光ファイバコア4A、4
Bの融着状態を確認する。
【0047】若し、光ファイバコア4A、4Bの接続形
状が不良である場合には、接続不良と判断して光ファイ
バ心線1A、1Bのギャップ4gの調整、放電電極4
0、40’との整列、コア軸合わせ、融着のすべての作
業工程を再び行う。
【0048】また、若し、光ファイバコア4A、4Bの
融着状態が良好であることが確認されると、スペーサ5
4を接続具部分12A側の上下の半割り部分16、1
6’の間から取り外し、接続具12の上下の半割り部分
16、16’を図示しない圧接具によって圧接し、図9
に示すように、これらの上下の半割り部分16、16’
をその突出部28と凹部30とを噛み合い爪28a、3
0aで相互に噛み合い固定し、その後、光ファイバ心線
1A、1Bと共に接続具12を融着接続機10から取り
出す。尚、この場合、仮固定状態であった光ファイバ心
線1Aの二次被覆3Aを引っ掛け固定部24Aに引っ掛
けて固定する。
【0049】次いで、接続具12の可撓性部分18、1
8’の覗き窓18a、覗き穴18’a、横穴19、1
9’の1つを除き接着テープ等で塞ぎ、塞がれていない
1つの穴又は窓から可撓性部分18、18’を含む接続
具12内に接着充填剤を注入し硬化し、接続具12内に
光ファイバ心線1A、1Bを固定すると共に、接続具1
2の曲りを防止する。接着充填剤注入用の穴又は窓も注
入後接着テープ等で塞ぐ。
【0050】最後に、図9に示すように、予めそれぞれ
の光ファイバ心線1A、1Bに寄せておいた曲り保護具
6A、6Bを接続具12の外端に戻して弾発的に噛み合
いにより掛け止めし、更に一方の光ファイバ心線1Aに
寄せておいた熱収縮性の保護チューブ5を接続具12の
全長に跨がって被せ、図示しないホットガン等で熱収縮
性の保護チューブ5を熱収縮して接続具12に密着し、
可撓性部分18、18’の穴又は窓を含むすべての面を
覆って光ファイバ心線1A、1Bの接続部を形成する。
【0051】図1乃至図11の実施の形態では、単心の
光ファイバ心線1A、1Bを接続する場合について述べ
たが、図12及び図13に示すように、多心の光ファイ
バ心線100A、100Bを接続する場合も全く同様に
して実施される。この実施の形態で用いられる接続具1
12は、図12及び図13から解るように、単心の光フ
ァイバ心線1A、1Bを保持する接続具12のV溝14
A、14Bに相応して、多心光ファイバ心線100A、
100Bの各光ファイバの一次被覆200A、200B
(図面には200Aは記載されていない)がそれぞれ係
入する多列V溝114A、114Bを有することを除い
て接続具12と実質的に同じであり、またその接続方法
も図1乃至図11の実施の形態の方法と全く同じである
ので、その詳細な説明は省略する。尚、図1乃至図11
の実施の形態と同じ部分には同じ符号に100を加算し
た符号で示されているが、上半割り部分116及びその
相応する部分(符号118、118A、118a)は示
されていない。また、光ファイバ心線100A、100
Bの二次被覆は300A、300B(図面には300A
は記載されていない)でそれぞれ示され、光ファイバコ
アは400A、400B(図面には400Aは記載され
ていない)でそれぞれ示されている。
【0052】図1乃至図11の実施の形態では、光ファ
イバ心線1A、1Bの光ファイバコア4A、4Bのギャ
ップ4gを調整した後、このギャップ4gが放電電極4
0、40’と整列するように接続具12を位置調整し、
最後に光ファイバコア4A、4Bが軸合わせするように
接続具部分12BをY−Y線方向(接続具12の幅方
向)及びZ−Z線方向(高さ方向)に位置調節したが、
このギャップ調整作業、放電電極との整列作業及び光フ
ァイバコア4A、4Bの軸合わせ作業の順序は適宜に変
更することができる。図12及び図13の実施の形態で
もその作業順序は自由に変更することができる。
【0053】また、上記の実施の形態では、接続具1
2、112は、上下の半割り部分16、16’、11
6、116’から成っているが、これらは、光ファイバ
心線1A、1B及び100A、100Bを挿通すること
ができ、且つ光ファイバコア4A、4B及び400A、
400Bのギャップを調整することができれば、必ずし
も半割り部分から成っていなくてもよい。
【0054】更に、光ファイバ心線1A、1B及び10
0A、100Bの軸合わせは、右側の接続具部分12
B、112Bを微細に位置調節して行われたが、左側の
接続具部分12B、112Bを位置調節して行ってもよ
いし、両方の接続具部分12A、12B、112A、1
12Bを位置調節して行ってもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、接続具
の穴を通して挿入された1対の放電電極間の放電によっ
て2つの光ファイバコアの突き合わせ部を融着接続して
光ファイバ心線を接続し、その後この接続具を光ファイ
バ心線の接続部の保護外被として光ファイバ心線に固定
するが、接続具は光ファイバコアの突き合わせ部のまわ
りで可撓性部分を有し、2つの光ファイバコアを接続具
のこの可撓性部分で二次元的に微調整して相互に軸合わ
せした後、2つの光ファイバコアを融着接続するので、
接続具内に光ファイバコアを挿入して保持した状態で光
ファイバコアの光軸をμmの単位の如き微細な単位で二
次元的に調整することができ、従って光ファイバコアを
高い精度で軸合わせすることができるから光ファイバ心
線の接続部での光の伝達効率を低下することがない。
【0056】また、接続具内に光ファイバコアを保持し
た状態で接続具を可撓性部分で微調整して軸合わせする
ことができると、光ファイバ心線及び接続具の位置調整
機構を有する融着接続機に光ファイバコアが保持された
接続具を入れたまま、光ファイバコアを軸合わせした
り、放電電極に整列することができ、従って融着接続前
の準備作業を効率よく行うことができる。
【0057】更に、接続具が2つの光ファイバ心線が挿
入されるV溝を有し、2つの光ファイバ心線を上下から
挟んで保持する上下の半割り部分から成っていると、光
ファイバ心線を接続具内に容易に保持することができ、
特に、ギャップ調整する際に可動する光ファイバ心線側
の接続具の上半割り部分がスペーサを介して下半割り部
分の相応する部分に取付けられるので、光ファイバ心線
の光ファイバコアのギャップを調整する際に、この光フ
ァイバ心線を接続具内で自由に変位することができか
ら、ギャップ調整を容易に行うことができ、従ってスペ
ーサを取り外した後、光ファイバ心線を相応する接続具
部分内に容易に位置設定することができる。
【0058】特に、接続具が2つ割り部分から成り且つ
可撓性部分が薄肉部分から成っていると、可撓性部分を
有する接続具容易に成形することができるから、接続具
を経済的に得ることができる。
【0059】また、光ファイバ心線は、その光ファイバ
コアの接続後に、ファイバ被覆部を張力に対して抗する
ことができるように引っ掛け固定部によって接続具に固
定するので、光ファイバ心線が張力を受けても融着接続
部が破壊することがなく、光の伝達効率が低下すること
がない良質の光ファイバ心線の接続部(スプライス)を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続方法によって接続されるべき単心
の光ファイバ心線の処理状態を示し、同図(A)は一次
被覆及び二次被覆を段剥ぎした状態の側面図、同図
(B)は同図(A)の光ファイバ心線に曲り保護具及び
保護チューブを被せて寄せた状態の側面図である。
【図2】本発明の方法に用いられる2分割型の接続具を
示し、同図(A)はその上半割り部分の下面図、同図
(B)はその下半割り部分の上面図、同図(C)は同図
(B)の下半割り部分の一半部を縦断面で示す側面図で
ある。
【図3】図2の接続具の横断面及び端面を示し、同図
(A)は図2(A)の右端面図、同図(A’)は図2
(B)の右端面図、同図(B)は図2(A)のB−B線
断面図、同図(B’)は図2(B)のB’−B’線断面
図、同図(C)は図2(A)のC−C線断面図、同図
(C’)は図2(B)のC’−C’線断面図、同図
(D)は図2(A)のD−D線断面図、同図(D’)は
図2(B)のD’−D’線断面図及び同図(E)は接続
具に光ファイバ心線が保持された状態の一部を横断面で
示す右端面図である。
【図4】本発明の方法に用いられる融着接続機の概略斜
視図である。
【図5】接続具の下半割り部分を保持した融着接続機の
側面図である。
【図6】図5の状態にある接続具の下半割り部分に光フ
ァイバ心線を保持した後、接続具の上半割り部分を接合
した状態の融着接続機の側面図である。
【図7】図6の状態にある融着接続機の上面図である。
【図8】図6及び図7の状態にあって光ファイバ心線を
保持した接続具の拡大側面図である。
【図9】融着接続機によって融着接続されて接続具と共
に形成された光ファイバ心線の接続部を示すが、接続具
は下半割り部分のみが示されている状態の水平断面図で
ある。
【図10】本発明に用いられるスペーサを示し、同図
(A)はその平面図、同図(B)はその側面図である。
【図11】本発明の方法によって光ファイバ心線を接続
する場合の光ファイバ心線の動きを示し、同図(A)は
ギャップ調整作業の説明図、同図(B)は放電電極との
整列作業の説明図、同図(C)は光ファイバコアの軸合
わせ作業の説明図である。
【図12】本発明の方法を多心の光ファイバ心線に適用
した場合の光ファイバ心線の接続部の一部を横断面で示
す端面図である。
【図13】図12の多心の光ファイバ心線の接続部を図
9と同様にして接続具は下半割り部分のみが示されてい
る水平断面図である。
【符号の説明】
1A 光ファイバ心線 1B 光ファイバ心線 2A 一次被覆(例えば紫外線硬化樹脂) 2B 一次被覆(例えば紫外線硬化樹脂) 3A 二次被覆(例えばPVC、ナイロン等) 3B 二次被覆(例えばPVC、ナイロン等) 4A 光ファイバコア 4B 光ファイバコア 4g ギャップ 5 熱収縮性の保護チューブ 6A 曲り保護具 6B 曲り保護具 10 融着接続機 12 接続具 12A 左の接続具部分 12B 右の接続具部分 12i 接続具部分12Aの内端部分 12o 接続具部分12Aの外端部分 14A V溝 14B V溝 16 上方の半割り部分 16’下方の半割り部分 18 可撓性部分 18’ 可撓性部分 18A 薄肉部分 18a 覗き窓 18’A 薄肉部分 18’a 照射穴 19 放電電極40用横穴(電極挿入穴) 19’ 放電電極40’用横穴(電極挿入穴) 20A 拡大凹部 20B 拡大凹部 22A 二次被覆用拡大凹部 22B 二次被覆用拡大凹部 24A 引っ掛け固定部 24B 引っ掛け固定部 26 接続具固定手段 28 突出部 28a 噛み合い爪28a 30 凹部 30a 噛み合い爪 32 基台 34 可動台 34a 可動台34の照射穴 35 可動ブラケット 36A 左側の接続具ホルダ 36B 右側の接続具ホルダ 37 可動ブラケット 38A ファイバ固定具 38B ファイバ固定具 40 放電電極 40’ 放電電極 42 監視用照明 44 放電電極整列用位置調節機構 44A ノブ 44B 調節軸 46 コアギャップ調節機構 46A ノブ 46B 調節軸 48 第1の軸合わせ用位置調節機構 48A ノブ 48B 調節軸 50 第2の軸合わせ用位置調節機構 50A ノブ 50B 調節軸 52 検視用顕微鏡 54 スペーサ 56 放電電極40用リード線 56’ 放電電極40’用リード線 58 融着電源装置 100A 多心光ファイバ心線 100B 多心光ファイバ心線 200A 一次被覆 200B 一次被覆 300A 二次被覆 300B 二次被覆 400A 光ファイバコア 400B 光ファイバコア 400g ギャップ 500 熱収縮性の保護チューブ 600A 曲り保護具 112 接続具 112A 左の接続具部分 112B 右の接続具部分 114A 多列V溝 114B 多列V溝 116 上方の半割り部分 116’下方の半割り部分 118 可撓性部分 118’ 可撓性部分 118A 薄肉部分 118a 覗き窓 118’A 薄肉部分 118’a 照射穴 119 放電電極140用横穴(電極挿入穴) 119’ 放電電極140’用横穴(電極挿入穴) 120A 拡大凹部 120B 拡大凹部 122A 二次被覆用拡大凹部 122B 二次被覆用拡大凹部 124A 引っ掛け固定部 124B 引っ掛け固定部 126 接続具固定手段 128 突出部 128a 噛み合い爪 130 凹部 130a 噛み合い爪 140 放電電極 140’ 放電電極

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に接続すべき2つの光ファイバ心線
    を接続具に保持してその光ファイバコアを突き合わせ、
    前記接続具を横切って設けられた1対の放電電極間の放
    電によって前記突き合わせられた2つの光ファイバコア
    を融着接続し、その後前記接続具を前記光ファイバ心線
    の接続部の保護外被として前記光ファイバ心線に固定す
    る光ファイバ心線の接続方法において、前記接続具は前
    記光ファイバコアの突き合わせ部のまわりで可撓性部分
    を有し、前記2つの光ファイバコアを前記接続具の可撓
    性部分で二次元的に微調整して相互に軸合わせした後、
    前記2つの光ファイバコアを融着接続することを特徴と
    する光ファイバ心線の接続方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ファイバ心線の接続
    方法であって、前記接続具位置調整機構を有する融着接
    続機に前記接続具を保持し、前記接続具位置調整機構に
    よって前記1対の前記接続具の可撓性部分の一方側の接
    続具部分を他方の接続具部分に対して可動して前記2つ
    の光ファイバコアが軸合わせされるように微調整するこ
    とを特徴とする光ファイバ心線の接続方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の光ファイバ心線
    の接続方法であって、前記接続具は2つの光ファイバコ
    アが挿入されるV溝を有し前記2つの光ファイバコアを
    上下から挟んで保持する上下の半割り部分から成り、前
    記2つの光ファイバコアの突き合わせ部のギャップを調
    整する際に、少なくとも一方の光ファイバ心線を保持す
    る側の接続具の上半割り部はスペーサを介して下半割り
    部の相応する部分に取付けられ、前記一方の光ファイバ
    心線を他方の光ファイバ心線に対して位置調節して前記
    2つの光ファイバ心線の光ファイバコアのギャップを調
    整し、その後、前記スペーサを取り外して前記一方の光
    ファイバ心線を相応する接続具部分に固定することを特
    徴とする光ファイバ心線の接続方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の光フ
    ァイバ心線の接続方法であって、前記可撓性部分は接続
    具本体の薄肉部分から成っていることを特徴とする光フ
    ァイバ心線の接続方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の光フ
    ァイバ心線の接続方法であって、前記光ファイバ心線
    は、その光ファイバコアの接続後に、前記光ファイバ心
    線を前記接続具に引っ掛けて固定することを特徴とする
    光ファイバ心線の接続方法。
  6. 【請求項6】 相互に接続すべき2つの光ファイバ心線
    の光ファイバコアを軸合わせして保持すべき接続具本体
    から成り、前記接続具本体はその中に挿入されて突き合
    わされた2つの光ファイバコアを融着接続するために1
    対の放電電極を挿入すべき電極挿入穴を有し、前記接続
    具本体は、前記光ファイバコアの接続後前記光ファイバ
    心線の接続部の保護外被として用いられる光ファイバ心
    線接続用接続具において、前記接続具本体は、前記2つ
    の光ファイバコアの突き合わせ部のまわりに前記2つの
    光ファイバコアの軸合わせに際して二次元的に微調整す
    るのを許す可撓性部分を有することを特徴とする光ファ
    イバ心線接続用接続具。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光ファイバ心線接続用
    接続具であって、前記接続具本体は、前記2つの光ファ
    イバコアが係入されるV溝を有し前記2つの光ファイバ
    コアを上下から挟んで保持する上下の半割り部分から成
    り、前記可撓性部分は前記2つの光ファイバコアをそれ
    ぞれ挟む上下の半割り部分のそれぞれの中間に設けられ
    ていることを特徴とする光ファイバ心線接続用接続具。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の光ファイバ心線
    接続用接続具であって、前記可撓性部分は接続具本体の
    薄肉部分から成っていることを特徴とする光ファイバ心
    線接続用接続具。
  9. 【請求項9】 請求項6乃至8のいずれかに記載の光フ
    ァイバ心線接続用接続具であって、前記は接続具本体
    は、前記光ファイバ心線を引っ掛けて固定する引っ掛け
    固定部を有することを特徴とする光ファイバ接続用接続
    具。
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