JPH10300903A - レンズ系 - Google Patents

レンズ系

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JPH10300903A
JPH10300903A JP9124687A JP12468797A JPH10300903A JP H10300903 A JPH10300903 A JP H10300903A JP 9124687 A JP9124687 A JP 9124687A JP 12468797 A JP12468797 A JP 12468797A JP H10300903 A JPH10300903 A JP H10300903A
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JP
Japan
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lens
radial type
lens system
refractive index
gradient index
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Application number
JP9124687A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Tsuchida
博文 槌田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/0087Simple or compound lenses with index gradient

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる複数のレンズ系で、いずれのレンズ
系も共通の特徴を持つレンズエレメントを含むようにす
る。 【解決手段】 異なる複数のレンズ系で、いずれのレ
ンズ系も屈折率分布が共通するラジアル型屈折率分布レ
ンズを含むようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、ビデオカ
メラ、望遠鏡、顕微鏡等の各種光学機器に用いられるレ
ンズ系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラ、ビデオカメラ、望遠鏡、顕微
鏡、内視鏡などの各種光学機器に用いられるレンズ系
は、通常光学機器のスペックにあわせて専用に設計され
る。また、それらレンズ系は、通常光学的性能を向上さ
せるために数多くのレンズエレメントを組み合わせた構
成であり、又個々のレンズの曲率半径やガラス素材はそ
のレンズ系専用に設計された値になっており、あるレン
ズ系にて用いられたレンズエレメントを、違ったレンズ
系に用いることはほとんどない。
【0003】光学系を構成するレンズが共通に用いられ
る例としては、次のようなものがある。その一つは、カ
メラの交換レンズや顕微鏡対物レンズなどのようにレン
ズ系全体をその用途に合わせて交換して用いるものであ
る。しかし、この例は、レンズ系全体を共通に使用する
もので、レンズ系中の個々のレンズエレメントは、夫々
のレンズ系にあわせた専用に設計されたものである。
【0004】また、レンズが共通に用いられる他の例と
して、カメラやビデオカメラのレンズ系において、レン
ズ系の前に装着するフロントコンバーターやレンズ系の
後ろに装着するリアコンバーターなどのアタッチメント
レンズがあり、種類の異なるマスターレンズに装着して
用いられる。しかしこのアタッチメントレンズは、マス
ターレンズに装着してマスターレンズの近軸的な焦点距
離を変化させるのが主たる目的であり、レンズエレメン
ト自体を共通化するものではない。
【0005】レンズを共通して使用する更に他の例とし
て、光学実験キット等のように何種類もの焦点距離の異
なるレンズを準備し、それらを組み合わせて用いるもの
がある。しかしそれは、単に使用する焦点距離を適度に
選びながらある所望のレンズ系を近軸的に組み合わせる
もので、レンズの組み合わせにより高度に収差補正され
たレンズ系を得るものとは異なっている。
【0006】以上述べたように、従来の光学系は、複数
のレンズ系に共通に使用できる個々のレンズエレメント
自体を共通することは行なわれていない。その主たる理
由は次の通りである。
【0007】通常のレンズは、1枚でも曲率半径や厚み
やガラス素材といった自由度が極めて大であり、曲率半
径等を変えるとレンズ自体の収差が大きく変化する。し
たがって、各レンズを組み合わせてある所望の光学性能
を達成するためには、レンズの曲率半径や厚みやガラス
素材をきめ細かく設定する必要がある。つまり、レンズ
1枚の汎用性が極めて低い。また、通常1枚のレンズだ
けでは収差補正能力が十分ではなく、高度な光学性能を
必要とする光学機器に適用し得ない。
【0008】このように、従来のレンズ系は、各レンズ
のエレメントが複数のレンズ系に共通に使用できないた
めに、レンズ系のコストを低減する上での大きな障害に
なっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、いずれもラ
ジアル型屈折率分布レンズを含んでいる異なる複数のレ
ンズ系で、それら複数のレンズ系に含まれる少なくとも
一つのラジアル型屈折率分布レンズを共通して使用し得
るようにしたレンズ系を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のレンズ系は、い
ずれもラジアル型屈折率分布レンズを含む異なる複数の
レンズ系で、各レンズ系に含まれる少なくとも一つのラ
ジアル型屈折率分布レンズを共通の屈折率分布を有する
レンズエレメントとすることにより共通のラジアル型屈
折率分布レンズを各レンズ系に使用し得るようにしたこ
とを特徴としている。
【0011】本発明は、レンズエレメントを共通化する
ために、1枚のレンズでも収差補正能力が高く、しかも
汎用性の高いレンズエレメントを用いるようにした。収
差補正能力の高いレンズエレメントとして、ラジアル型
屈折率分布レンズが知られている。このラジアル型屈折
率分布レンズは、媒質が光軸に垂直な方向に屈折率の分
布を持ち、その屈折率分布n(r)は、次の式(a)に
て表わされる。 n(r)=N0 +N12 +N24 +N36 +・・・ (a) ただし、N0 は光軸上の屈折率、Ni (i=1,2,・
・・)は屈折率分布を表わす係数、rは光軸から垂直方
向への距離である。
【0012】また、ラジアル型屈折率分布レンズのアッ
ベ数V0 ,Vi は、次の式(b),(c)にて与えられ
る。 V0 =(N0d−1)/(N0F−N0C) (b) Vi =Nid/(NiF−NiC) (i=1,2,3,・・・) (c) ただし、Nid,NiF,NiCは夫々d線、F線,C線に対
する2i次の屈折率分布係数である。
【0013】ラジアル型屈折率分布レンズは、1枚でも
収差補正能力がかなり高く、パラメータを適切に設定す
ることによって、屈折率分布レンズ1枚でも光学性能の
かなり良好なレンズにすることが可能である。また、ラ
ジアル型屈折率分布レンズは、近似的にはパワーが係数
1 とレンズ厚の積に比例するため、屈折率分布が同じ
であってもレンズ厚を変えることによりパワーを広い範
囲で変えることができる。したがって、ラジアル型屈折
率分布レンズを用いれば、同じ屈折率分布のラジアル型
屈折率分布レンズ素材でもかなり汎用性が高く、同じ屈
折率分布の素材で、異なった複数のレンズ系に使用する
ことが可能である。
【0014】本発明のレンズ系において、つまり共通の
素材を用いたラジアル型屈折率分布レンズよりなるレン
ズエレメントを異なる複数のレンズ系に用いる場合、1
枚のレンズエレメントでも光学性能を良好にし、汎用性
を高めるためには、下記条件(1)、(2)を満足する
ことが望ましい。 (1) −0.2<N2 ・RE 2/N1 <0.2 (2) V0 <V1 ただし、REはラジアル型屈折率分布レンズの有効半径
である。
【0015】ラジアル型屈折率分布レンズ1枚でも光学
性能を良好にし、汎用性を高くするためには、ラジアル
型屈折率分布レンズでの収差の発生量を出来る限り少な
くしつつレンズにパワーを持たせることが重要であり、
そのために設けた条件が条件(1)、(2)である。
【0016】条件(1)は、ラジアル型屈折率分布レン
ズの媒質部分で発生する球面収差を良好に保つための条
件である。この条件(1)の下限の−0.2を超える
と、球面収差がアンダー側に過大になり、また上限の
0.2を超えると、球面収差がオーバー側に過大になり
好ましくない。
【0017】条件(2)は、ラジアル型屈折率分布レン
ズの媒質部分での色収差の発生を少なくして色収差を良
好に保つための条件である。この条件(2)を満足しな
いと、色収差が過大になり好ましくない。
【0018】また、本発明で用いるラジアル型屈折率分
布レンズを高度な収差補正が必要なレンズ系に用いる場
合は、条件(1)の代りに下記条件(1−1)を、又下
記条件(3)を満足することが望ましい。つまり下記条
件(1−1)、条件(3)を満足することが好ましい。 (1−1) −0.05<N2 ・RE 2/N1 <0.05 (3) −0.01<1/V1 <0.02
【0019】条件(1−1)は、条件(1)と同様球面
収差補正のための条件で、球面収差を一層良好に保つた
めのもので、下限の−0.05を超えると球面収差がア
ンダー側に大きくなり、上限の0.05を超えると球面
収差がオーバー側に大きくなる。
【0020】条件(3)は、ラジアル型屈折率分布レン
ズの媒質部分での色収差の発生量を更に小さくするため
のもので、条件(3)の上限の0.02を超えると色収
差が大になり、又下限の−0.01を超えると色収差が
逆方向に発生する。
【0021】又、ラジアル型屈折率分布レンズの最大屈
折率差Δnが下記条件(4)を満足することが望まし
い。 (4) Δn<0.2
【0022】この条件(4)を満足しないと素材の作製
が困難になる。
【0023】又、前述のようにラジアル型屈折率分布レ
ンズの厚さを変えることによって、同じ屈折率分布のレ
ンズであってもレンズのパワーを変化させることができ
る。
【0024】以上述べたように、ラジアル型屈折率分布
レンズを用いれば、このレンズ自身の光学性能を高くす
ることができ、またレンズのパワーを広い範囲で選ぶこ
とが可能である。そのために、レンズとしての汎用性が
高くレンズ系の一部としてまたは単独で用いることがで
き、異なる複数のレンズ系に適用することによってそれ
らレンズ系のレンズエレメントを共通化することが可能
になる。これによって、レンズ系を生産する際にレンズ
エレメントの種類を減らすことができ、共通部分に関し
ては大量生産が可能になり、レンズ系の特に異なる種類
のレンズ系全体としてコスト低減を達成し得る。
【0025】本発明のレンズ系にて共通のレンズエレメ
ントとして用いるラジアル型屈折率分布レンズは、他の
レンズと組み合わせた一つのレンズ群として又は一つの
レンズ成分とし、これらレンズ群やレンズ成分を異なる
レンズ系の共通部分として使用することが可能である。
又上記レンズエレメントを含むレンズ群又はレンズ成分
単独で収差等の光学性能を良好なものとすることにより
同一のレンズ群又はレンズ成分をそのまま異なる複数の
レンズに共通して適用することが可能である。又特に前
記各条件を満足するようにラジアル型屈折率分布レンズ
よりなるレンズエレメントを構成することにより、レン
ズエレメント自身での収差を良好に補正することが可能
であり、同じレンズエレメントをそのまま異なる複数の
レンズ系に共通に適用することも可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図示する各実施例をもとに説明する。
【0027】本発明の実施例1を図1乃至図4に示す構
成のA〜Dの四つの例にもとづき述べる。
【0028】図1は本発明の実施例1−Aのレンズ系の
例を示すもので、下記のデータを有する。 実施例1−A f=3.83,F/2.0 ,2ω=52.3°,最大像高1.6 ,fB =0 r1 =-5.900 d1 =5.5000 n1 =1.52542 ν1 =55.8 r2 =∞(絞り) d2 =17.1781 n2 (屈折率分布レンズ) r3 =∞ 屈折率分布係数 N0=1.66400, N1 =-1.0380 ×10-2,N2 =1.0000×10-50=38.2, V1 =300 ,V2 =300 RE =1.7 ,N2 ・RE 2/N1 =0.003
【0029】この実施例1−Aのレンズ系は、物体側よ
り順に、均質凹レンズと両面が平面のラジアル型屈折率
分布レンズとを接合した二つのレンズからなる。このレ
ンズ系中像側に配置されているラジアル型屈折率分布レ
ンズが共通のレンズエレメントである。
【0030】このレンズ系は、主としてビデオカメラ用
の撮像レンズとして用いられるものであり、ラジアル型
屈折率分布レンズの像側の面上に像が形成されるように
してある。
【0031】この実施例1−Aのレンズ系の収差状況
は、図9に示す通りである。
【0032】又、実施例1−Bのレンズ系は、図2に示
す通りの構成であって、下記データを有する。 実施例1−B f=5.38,F/2.0 ,2ω=34.5°,最大像高1.6 ,fB =0 r1 =∞(絞り) d1 =14.0632 n1 (屈折率分布レンズ) r2 =∞ 屈折率分布係数 N0=1.66400,N1 =-1.0380 ×10-2,N2 =1.0000×10-50=38.2 ,V1 =300 ,V2 =300 RE =1.7 ,N2 ・RE 2/N1 =0.003
【0033】この実施例1−Bは、両面が平面であるラ
ジアル型屈折率分布レンズ1枚にて構成されている。こ
のレンズ系は、主としてビデオカメラ用の撮像レンズに
用いられるもので、ラジアル型屈折率分布レンズの像側
の面上に像を形成するようになっている。
【0034】このレンズ系の収差状況は、図10に示す
通りである。
【0035】実施例1−Cのレンズ系は、図3に示す通
りの構成であって、下記データを有するレンズ系であ
る。 実施例1−C NA0.085 ,最大像高0.98,物点5.0 ,IO=60.5,等倍結像,fB =5 r1 =10.000 d1 =21.000 n1 =1.62004 ν1 =36.3 r2 =∞ d2 =2.4092 r3 =∞ d3 =4.1816 n2 (屈折率分布レンズ) r4 =∞ d4 =2.4092 r5 =∞ d5 =21.000 n3 =1.62004 ν3 =36.3 r6 =-10.000 屈折率分布係数 N0=1.66400,N1 =-1.0380 ×10-2,N2 =1.0000×10-50=38.2,V1 =300 ,V2 =300 RE =1.325 ,N2 ・RE 2/N1 =0.002
【0036】この実施例1−Cは、物体側より順に、均
質凸平レンズと両面が平面であるラジアル型屈折率分布
レンズと均質平凸レンズの3枚のレンズにて構成されて
いる。このレンズ系のうちの2枚目のラジアル型屈折率
分布レンズが、共通のレンズエレメントである。
【0037】この実施例1−Cのレンズ系は、硬性鏡用
リレーレンズとして用いられるもので、その収差状況は
図11に示す通りである。
【0038】実施例1−Dのレンズ系は、図4に示す通
りの構成で、下記データを有する。 実施例1−D NA0.085 ,最大像高0.98,物点5.0 ,IO=60.5,等倍結像,fB =5 r1 =10.000 d1 =21.000 n1 =1.62004 ν1 =36.3 r2 =∞ d2 =2.3295 n2 (屈折率分布レンズ1) r3 =∞ d3 =4.3410 r4 =∞ d4 =2.3295 n3 (屈折率分布レンズ2) r5 =∞ d5 =21.000 n4 =1.62004 ν4 =36.3 r6 =-10.000 屈折率分布係数(屈折率分布レンズ1) N0=1.66400,N1 =-1.0380 ×10-2,N2 =1.0000×10-50=38.2 ,V1 =300 ,V2 =300 屈折率分布係数(屈折率分布レンズ2) N0=1.66400,N1 =-1.0380 ×10-2,N2 =1.0000×10-50=38.2 ,V1 =300 ,V2 =300 RE =1.325 ,N2 ・RE 2/N1 =0.002
【0039】このレンズ系は、物体側より順に、均質凸
平レンズと、両面が平面形状のラジアル型屈折率分布レ
ンズと、両面が平面形状のラジアル型屈折率分布レンズ
と均質平凸レンズの4枚のレンズにて構成されており、
実施例1−Cと同様に硬性鏡用リレーレンズ系である。
【0040】この実施例4−Dのレンズ系の収差状況
は、図12に示す通りである。
【0041】以上述べた実施例1のA,B,C,Dのレ
ンズ系は、いずれも同じ屈折率分布を有するラジアル型
屈折率分布レンズを有している。つまり、実施例1−A
の像側のレンズ、実施例1−Bのレンズ、実施例1−C
の2番目のレンズ、実施例1−Dの2番目と3番目のレ
ンズが共通のレンズエレメントである。これらレンズエ
レメントは、いずれも同じ屈折率分布のラジアル型屈折
率分布レンズ素材で、長さ(厚さ)と有効径が異なるの
みである。
【0042】この実施例のように、一つのラジアル型屈
折率分布素材を長さ(レンズの厚み)と有効径を変える
のみで、異なる複数のレンズ系に共通に用いることが可
能である。
【0043】又、実施例1−A,B,C,Dにて用いら
れている屈折率分布レンズは、いずれも両面が平面の形
状であり、レンズの加工が容易である。
【0044】この実施例のように、本発明のレンズ系
は、レンズエレメントを共通化することにより、このレ
ンズエレメントを共通して用いる複数のレンズ系全体で
大幅なコスト削減が可能になる。
【0045】この実施例1−A,B,C,Dの四つの実
施例にて用いるラジアル型屈折率分布レンズ素材は、主
としてB aイオンの濃度分布によって屈折率分布を持た
せるようにしたものである。又ガラス中のB aイオン濃
度をレンズ中心部にて高くし、レンズ周辺部ではT iま
たはP bイオンの濃度を高くすることによって媒質での
色収差の発生の少ないラジアル型屈折率分布レンズを得
ることができる。又、実施例1−Aと実施例1−Bは、
ビデオカメラ用レンズであり、撮像素として、CCD等
の固体撮像素子が用いられる。そのため、通常赤外光を
カットするフィルターが用いられる。この赤外光カット
フィルターは、レンズ系の物体側に挿入してもよいが、
ラジアル型屈折率分布レンズの内部にその機能を持たせ
ることができる。
【0046】ラジアル型屈折率分布レンズの内部に赤外
光カットフィルターの機能を持たせるためには、素材中
に銅イオン等の赤外光を吸収する成分を含ませればよ
い。このようにラジアル型屈折率分布レンズに赤外光を
吸収する成分を含むレンズエレメントを共通化させる場
合、共通化させるレンズ系によっては、赤外光カット機
能を有する素材と赤外光カット機能を持たない素材の2
種類の素材が必要になるが、それらは、上記機能がある
イオン(例えば銅イオン)を含ませるかどうかのバリエ
ーションにすぎず、それ以外は共通に作製することがで
き、作製コストの削減等の点では全く問題がない。
【0047】本発明のレンズエレメントの実施例2は、
図5乃至図7に示す通りの三つの異なるレンズ系に用い
たものである。
【0048】この実施例2の第1の例(実施例2−A)
は、図5に示すレンズ系に用いたもので、レンズ系のデ
ータは下記の通りである。 実施例2−A f=3.66,F/2.0 ,2ω=49.2°,最大像高1.6 ,fB =0 r1 =∞(絞り) d1 =9.7638 n1 (屈折率分布レンズ) r2 =∞ 屈折率分布係数 N0=1.70000, N1 =-2.2000 ×10-2,N2 =0 V0=50.0 ,V1 =600 ,V2 =600 RE =1.7 ,N2 ・RE 2/N1 =0
【0049】この実施例2−Aは、共通の屈折率分布を
持つ両面が平面形状のラジアル型屈折率分布レンズ1枚
のみよりなるレンズ系で、主としてビデオカメラ用の撮
像レンズとして用いるレンズ系で、ラジアル型屈折率分
布レンズの像側の面上に像を形成するように構成されて
いる。
【0050】この実施例2−Aのレンズ系の無限遠物点
に対する収差状況は、図13に示す通りである。
【0051】実施例2−Bは、図6に示す通りの構成の
レンズ系で、物体側より順に、均質凸平レンズと両端面
が平面であるラジアル型屈折率分布レンズと均質平凸レ
ンズの3枚のレンズよりなり、下記データを有するレン
ズ系である。 実施例2−B NA0.081 ,最大像高0.98,物点5.0 ,IO=60.5,等倍結像,fB =5 r1 =10.000 d1 =21.000 n1 =1.62004 ν1 =36.3 r2 =∞ d2 =3.5509 r3 =∞(絞り) d3 =1.8982 n2 (屈折率分布レンズ) r4 =∞ d4 =3.5509 r5 =∞ d5 =21.000 n3 =1.62004 ν3 =36.3 r6 =-10.000 屈折率分布係数 N0=1.70000, N1 =-2.200×10-2,N2 =0 V0=50.0, V1 =600 ,V2 =600 RE =1.325 ,N2 ・RE 2/N1 =0
【0052】この実施例2−Bのレンズ系は、硬性鏡の
リレーレンズとして用いるレンズ系で、2番目のレンズ
であるラジアル型屈折率分布レンズが実施例2−Aのラ
ジアル型屈折率分布レンズと同じ屈折率分布を有してい
る。このレンズ系の収差状況は、図14に示す通りであ
る。
【0053】実施例2−Cは、図7に示す構成のレンズ
系で、物体側より順に、均質平凹レンズと平凸形状のラ
ジアル型屈折率分布レンズとの2枚のレンズにて構成さ
れている。このレンズ系のデータは下記の通りである。 実施例2−C f=3.5 ,F/2.8 ,2ω=54.0°,最大像高1.6 ,fB =4.312 r1 =∞ d1 =0.5000 n1 =1.51633 ν1 =64.1 r2 =1.7400 d2 =1.0000 r3 =∞(絞り) d3 =2.5000 n2 (屈折率分布レンズ) r4 =-4.9800 屈折率分布係数 N0=1.70000, N1 =-2.200×10-2,N2 =0 V0=50.0, V1 =600 ,V2 =600 RE =1.7 ,N2 ・RE 2/N1 =0
【0054】この実施例2−Cのレンズ系は、主として
ビデオカメラ用の撮像レンズに用いられるレンズ系で、
2番目のレンズである平凸形状のラジアル型屈折率分布
レンズの屈折率分布が実施例2−Aの屈折率分布レンズ
と同じである。
【0055】この実施例2−Cの無限遠物点に対する収
差状況は、図15に示す通りである。
【0056】前述のように、実施例2−A、2−B、2
−Cの三つのレンズ系で用いられるラジアル型屈折率分
布レンズは、すべて同じ屈折率分布を持つレンズエレメ
ントであり、一つのラジアル型屈折率分布レンズ素材の
長さと有効径を変えるだけで、異なる複数のレンズ系に
共通に用いることが可能である。
【0057】これら三つの実施例のうち、実施例2−A
と実施例2−Bの実施例に用いられているラジアル型屈
折率分布レンズは、両端面が平面であり、他の実施例2
−Cは平凸形状である。
【0058】このように、異なる複数のレンズ系に用い
るレンズエレメントを共通化することにより、全体とし
て大幅なコスト低減が可能になる。
【0059】なお、これら実施例2−A、2−B、2−
Cで用いるラジアル型屈折率分布レンズ素材は、主とし
てLaイオンの濃度分布により屈折率変化を持たせるよ
うにしたものである。つまりガラス中のLaイオンの濃
度をレンズ中心部で高くし、逆にTiまたはPbイオン
の濃度をレンズ周辺部で高くすることにより、媒質での
色収差の発生の少ないレンズエレメント(ラジアル型屈
折率分布レンズ)にしている。また、Laイオンの代り
にYイオンを用いても同様の効果が得られる。
【0060】これら実施例のレンズエレメントのように
LaもしくはYイオンにより屈折率分布を持たせた屈折
率分布レンズは、実施例1−A、1−B、1−C、1−
Dにて示したようなBaイオンにより屈折率分布を持た
せた屈折率分布レンズに比べて、より大きな屈折率差を
持たせることが可能であると云う利点がある。
【0061】次に本発明のレンズ系にて用いる屈折率分
布レンズを生産する際の生産方式について述べる。
【0062】本発明の屈折率分布レンズを生産する生産
方式の一例として図8に示す方式が考えられる。この図
のように、まずラジアル型屈折率分布レンズの素材をそ
の直径よりも十分に長い棒状で大量に作製する。次に使
用したいレンズ系にあわせて所望の厚みよりも少し厚め
に切断する。次に所望の厚みになるようにレンズ面の加
工を行なう。この加工は、研磨面になるような加工でも
砂ずり面にする加工でもよいが、砂ずり面の場合、その
ままではレンズ作用をしないためレンズ系として組む際
に接合面等粗面を充填する加工が必要である。最後にレ
ンズの外形を所望の大きさ(所望の径)になるように加
工する。このように一つのレンズ系に用いる屈折率分布
レンズが製作されるが、他のレンズ系に使用する場合、
そのレンズ系の厚みや大きさに合わせ前述の手順にての
加工を行なえばよい。
【0063】以上述べたように、一種類のラジアル型屈
折率分布レンズ素材をその厚みと面の曲率半径と外形と
を所望の値に加工することによって複数のレンズ系に適
用できる。上記のような生産方式を採用することによ
り、作製するラジアル型屈折率分布レンズ素材の種類を
少なくすることができ、レンズ系のコスト低減が可能に
なる。
【0064】又、次に述べるようにすれば一層のコスト
削減が可能になる。即ち、棒状の屈折率分布レンズ素材
からレンズを切り出す際に、なるべく余りがでないよう
に切り出し、適用するレンズ系の組合わせを決定する。
またレンズのできぐあいにより適用するレンズ系を決定
する。例えばできのよいレンズは、公差の厳しいレンズ
系に用いるようにする。また棒状の素材から切り出した
レンズ素材のうち、少なくとも一つは両面が平面のレン
ズを用いるレンズ系に使用する。このようにすれば、両
面が平面のサンプルを特別に作ることなく、屈折率分布
の測定を行なうことが出来る。
【0065】次に、本発明のレンズ系を設計する際の設
計手法について述べる。
【0066】本発明のレンズ系にて用いられるレンズ素
材(前記のラジアル型屈折率分布レンズ)は、既に述べ
たようにレンズ1枚で使用してもかなり良好な光学性能
を有している。このレンズ素材の屈折率分布係数をある
レンズ系において収差が補正されるように選び、これに
よって共通に用いるラジアル型屈折率分布レンズ素材の
屈折率分布係数を決定する。
【0067】次に、ラジアル型屈折率分布レンズの屈折
率分布係数を上の手順で決定した値に固定し、このレン
ズ素材を他のレンズ系に用いるためにそのレンズ厚と面
の曲率半径とレンズ有効径を変数にして最適化を行なう
ことにより他のレンズ系を設計する。
【0068】同様の方法において更に他のレンズ系に対
してのレンズ設計も行ない得る。
【0069】このようにして二つの異なるレンズ系又は
それ以上の異なるレンズ系であって、屈折率分布が共通
するラジアル型屈折率分布レンズを含んだ複数のレンズ
系を設計し得る。
【0070】以上の説明は、屈折率分布の共通する1種
類のラジアル型屈折率分布レンズを異なる複数のレンズ
系に適用する場合について述べた。この本発明の考えを
発展させて屈折率分布の異なる複数種類のラジアル型屈
折率分布レンズ用いて、ラジアル型屈折率分布レンズの
種類の数よりも多い種類のレンズ系を共通の素材を用い
たレンズ系を構成し得る。つまりK種類のラジアル型屈
折率分布レンズを用いてK+n(n=1,2,・・・)
種類のレンズ系を形成し得る。例えば3種類(K=3)
のラジアル型屈折率分布レンズを用いて異なる4種類以
上のレンズ系を構成し得る。
【0071】以上述べた本発明のレンズ系は、特許請求
の範囲に記載する構成のほかに、次の各項に記載するも
のも本発明の目的を達成し得る。
【0072】(1)特許請求の範囲の請求項1、2又は
3に記載するレンズ系で、共通の屈折率分布を有するラ
ジアル型屈折率分布レンズが下記条件(1)を満足する
ことを特徴とするレンズ系。 (1) −0.2<N2 ・RE 2/N1 <0.2
【0073】(2)特許請求の範囲の請求項1,2又は
3あるいは前記の(1)の項に記載するレンズ系で、共
通の屈折率分布を有するラジアル型屈折率分布レンズが
下記条件(2)を満足することを特徴とするレンズ系。 (2) V0 <V1
【0074】(3)特許請求の範囲の請求項1,2又は
3あるいは前記の(1)又は(2)の項に記載するレン
ズ系で、共通の屈折率分布を有するラジアル型屈折率分
布レンズが下記条件(4)を満足することを特徴とする
レンズ系。 (3) Δn<0.2
【0075】(4)特許請求の範囲の請求項1,2又は
3あるいは前記(1),(2)又は(3)に記載するレ
ンズ系で、共通の屈折率分布を有するラジアル型屈折率
分布レンズの素材が、主としてBaイオンの濃度分布に
より屈折率の勾配を持たせていることを特徴とするレン
ズ系。
【0076】(5)特許請求の範囲の請求項1,2又は
3あるいは前記の(1),(2)又は(3)に記載する
レンズ系で、共通の屈折率分布を有するラジアル型屈折
率分布レンズの素材が、主としてLaイオンの濃度分布
により屈折率の勾配を持たせることを特徴とするレンズ
系。
【0077】(6)特許請求の範囲の請求項1,2又は
3あるいは前記の(1),(2)又は(3)の項に記載
するレンズ系で、共通の屈折率分布を有するラジアル型
屈折率分布レンズの素材が主としてYイオンの濃度分布
により屈折率の勾配を持たせるようにしたことを特徴と
するレンズ系。
【0078】(7)特許請求の範囲の請求項1,2又は
3あるいは前記の(1),(2),(3),(4),
(5)又は(6)の項に記載するレンズ系で、共通の屈
折率分布を有するラジアル型屈折率分布レンズの両方の
面が平面であることを特徴とするレンズ系。
【0079】(8)特許請求の範囲の請求項1,2又は
3あるいは前記の(1),(2),(3),(4),
(5),(6)又は(7)の項に記載するレンズ系で、
共通の屈折率分布を有するラジアル型屈折率分布レンズ
のうち少なくとも一つが赤外線カット機能を有すること
を特徴とするレンズ系。
【0080】(9)特許請求の範囲の請求項1,2又は
3あるいは前記の(1),(2),(3),(4),
(5),(6),(7)又は(8)に記載するレンズ系
を用いた光学製品。
【0081】(10)レンズ系を構成する複数のレンズ
群又はレンズ成分で、同一のラジアル型屈折率分布レン
ズよりなるレンズエレメントを含んでいることを特徴と
するレンズ群又はレンズ成分。
【0082】(11)前記の(10)の項に記載するレ
ンズ群又はレンズ成分を用いた光学製品。
【0083】(12)K種類のラジアル型屈折率分布レ
ンズを用いて異なるK+n種類のレンズ系を作製したこ
とを特徴とするレンズ系。
【0084】(13)長い棒状のラジアル型屈折率分布
レンズ素材を所望の厚みおよび直径に加工することによ
り、異なる複数のレンズ系に用いるレンズエレメントを
作製することを特徴とするレンズエレメントの生産方
式。
【0085】(14)ラジアル型屈折率分布レンズの屈
折率分布を固定し、レンズ厚、レンズの曲率半径、レン
ズ有効径を変数として最適化を行なうことにより、ラジ
アル型屈折率分布レンズよりなるレンズエレメントを含
むレンズ系を設計するようにしたレンズ設計法。
【0086】(15)前記の(12)の項に記載するレ
ンズ系を用いたことを特徴とする光学製品。
【0087】(16)前記の(12)の項に記載するレ
ンズ系にもとづく生産方式。
【0088】(17)異なる複数のレンズ系に共通に用
いられ、共通の屈折率分布を有し下記条件(1)を満足
するレンズエレメント。 (1) −0.2<N2 ・RE 2/N1 <0.2
【0089】(18)前記の(17)の項に記載するレ
ンズエレメントで、下記条件(2)を満足することを特
徴とするレンズエレメント。 (2) V0 <V1
【0090】(19)前記の(17)又は(18)の項
に記載するレンズエレメントで、下記条件(3)を満足
することを特徴とするレンズエレメント。 (3) Δn<0.2
【0091】
【発明の効果】本発明のレンズ系によれば、ラジアル型
屈折率分布レンズを異なる複数のレンズ系に共通化し得
るので全体として低コストのレンズ系になし得る。又、
本発明のラジアル型屈折率分布レンズよりなるレンズエ
レメントは、それ自体収差が良好に補正されており、し
たがって、異なるレンズ系に対して用い得るという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1−Aの断面図
【図2】本発明の実施例1−Bの断面図
【図3】本発明の実施例1−Cの断面図
【図4】本発明の実施例1−Dの断面図
【図5】本発明の実施例2−Aの断面図
【図6】本発明の実施例2−Bの断面図
【図7】本発明の実施例2−Cの断面図
【図8】屈折率分布レンズの生産方式の一例を示す図
【図9】実施例1−Aの収差曲線図
【図10】実施例1−Bの収差曲線図
【図11】実施例1−Cの収差曲線図
【図12】実施例1−Dの収差曲線図
【図13】実施例2−Aの収差曲線図
【図14】実施例2−Bの収差曲線図
【図15】実施例2−Cの収差曲線図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】いずれもラジアル型屈折率分布レンズを含
    む異なる複数のレンズ系で、前記ラジアル型屈折率分布
    レンズの屈折率分布を共通にすることを特徴とするレン
    ズ系。
  2. 【請求項2】屈折率分布が共通するラジアル型屈折率分
    布レンズの軸方向の構成長が異なるようにして異なる複
    数のレンズ系を夫々構成したことを特徴とするレンズ
    系。
  3. 【請求項3】屈折率分布の共通するラジアル型屈折率分
    布レンズの軸方向の構成長が夫々異なるようにして単独
    であるいは他のレンズと組合わせて異なる複数のレンズ
    系を夫々構成したことを特徴とするレンズ系。
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