JPH10300838A - 擬似目標信号発生装置 - Google Patents

擬似目標信号発生装置

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JPH10300838A
JPH10300838A JP9104783A JP10478397A JPH10300838A JP H10300838 A JPH10300838 A JP H10300838A JP 9104783 A JP9104783 A JP 9104783A JP 10478397 A JP10478397 A JP 10478397A JP H10300838 A JPH10300838 A JP H10300838A
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clutter
pseudo
target
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JP9104783A
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Hitoshi Nishikawa
斉 西川
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の擬似目標信号発生装置では、供試体と
なるレーダの電波が航空機のレドームを透過することに
よって発生するサイドローブレベルの上昇等のアンテナ
パターンの変化を考慮したクラッタを模擬することがで
きなかった。 【解決手段】 航空機のレドームを介したレーダのアン
テナパターンを数値化したレドームデータをアンテナ指
向角度毎に記憶するレドームデータメモリを付加し、レ
ドームデータメモリに記憶されたレドームデータをアン
テナ指向角度毎に読み出し、計算機において、外部機器
から入力された自機及び目標機の飛行条件をもとに擬似
クラッタ信号を計算し、出力するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーダ装置の試
験に使用する擬似目標信号発生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の擬似目標信号発生装置
の構成を示すもので、図において、1はターゲット発振
器、2は周波数変換器、3は周波数濾波器、4は遅延回
路、5はパルス変調器、6は電力調整器、7はターゲッ
ト発振器1、周波数変換器2、周波数濾波器3、遅延回
路4、パルス変調器5及び電力調整器6から構成される
目標信号発生部、8はクラッタ発振器、9は周波数変調
器、10はクラッタ発振器8、周波数変調器9、周波数
変換器2、周波数濾波器3、遅延回路4、パルス変調器
5及び電力調整器6から構成されるクラッタ発生部、1
1は外部機器から入力された自機及び目標機の飛行条件
を示す自機データa及び目標機データbをもとに目標信
号発生部7及びクラッタ発生部10の各構成品に対する
制御量を示す制御データcを出力する計算機、12は計
算機11から入力される制御データcに基づき、目標信
号発生部7及びクラッタ発生部10に対して、目標信号
発生部7及びクラッタ発生部10の制御を行う目標制御
信号d及びクラッタ制御信号eを出力する制御器であ
る。また、13は擬似目標信号発生装置によって試験さ
れる供試体となるレーダ、14は供試体となるレーダ1
3内の励振受信機、15は供試体となるレーダ13内の
信号処理器である。
【0003】次に、動作について説明する。計算機11
は、外部機器から入力された自機データa及び目標機デ
ータbをもとに、制御データcを計算し、制御器12に
対して出力する。
【0004】次に、目標信号発生部7の制御について、
図12及び図13を用いて説明する。図13は、自機及
び目標機の飛行状況を示す概念図であり、図中16は自
機、17は目標機、18は供試体となるレーダのレーダ
アンテナ、19はレーダのアンテナのメインビームであ
る。このとき、レーダが受信する目標機17からの反射
波の電力Prは、自機16と目標機17の間の距離を
R、目標機17の有効反射面積をσ、供試体となるレー
ダ13のアンテナ利得をG、平均送信電力をPav、送信
波長をλとすると、数1のように表わすことができる。
図12において、制御器12は、目標制御信号dにより
レーダの励振受信機の入力端における電力がPrになる
ように電力調整器6を制御する。
【0005】
【数1】
【0006】図13において、レーダが受信する目標機
17の反射波のドップラ周波数ftは、自機16に対す
る目標機17の相対速度のレーダアンテナ方向の速度成
分をV、自機16の送信波長λを用いて、数2のように
表わすことができる。図12において制御器12は目標
制御信号dによりターゲット発振器1を制御し、擬似目
標信号hのドップラ周波数をftに設定する。
【0007】
【数2】
【0008】図13において、レーダが受信する目標機
17からの反射波の遅延時間ΔTは、自機16と目標機
17との間の距離R、光速cを用いて、数3のように表
わすことができる。図12において制御器12は、目標
制御信号dにより遅延回路4を制御し、擬似目標信号h
の遅延時間をΔTに設定する。
【0009】
【数3】
【0010】次いで、クラッタ発生部10の制御につい
て、図12及び図13を用いて説明する。ここでは、図
13に示すようにメインビームが大地に照射され、レー
ダがその反射波をメインビームクラッタとして受信する
場合を考える。
【0011】このとき、レーダが受信するメインビーム
クラッタのドップラ周波数fcは、自機16の飛行速度
をV0、送信波長をλ、アンテナのダウンルック角をθ
ELとすると、数4のように表わすことができる。図12
において制御機12は、クラッタ制御信号eによりクラ
ッタ発振器8を制御し、擬似クラッタ信号iのドップラ
周波数をfcに設定する。
【0012】
【数4】
【0013】図13において、レーダが受信するメイン
ビームクラッタの周波数帯域幅Δfは、自機16の飛行
速度をV0、送信波長をλ、自機16のレーダアンテナ
18のダウンルック角をθEL、メインビーム19のビー
ム幅をθBとすると、数5のように表わすことができ
る。但し、ここではレーダアンテナ18のビーム形状を
ガウス分布と仮定する。図12において、制御器12は
クラッタ制御信号eにより、周波数濾波器3を制御し、
擬似クラッタ信号iの周波数帯域幅をΔfに設定する。
また、制御器12は、クラッタ制御信号eにより擬似ク
ラッタ信号iのパルス幅を外部機器より入力された固定
値に設定する。
【0014】
【数5】
【0015】図13において、レーダが受信するメイン
ビームクラッタの遅延時間ΔTは、自機13の飛行高度
をH、自機16のレーダアンテナ18のダウンルック角
をθELとすると、数6のように表わすことができる。図
12において、制御器12は、クラッタ制御信号eによ
り、遅延回路4を制御して、擬似クラッタ信号iの遅延
時間をΔTに設定する。
【0016】
【数6】
【0017】図13において、レーダが受信するメイン
ビームクラッタの電力Pcは、自機16の飛行高度を
H、地表面の反射係数をγ、供試体となるレーダ13の
アンテナ利得をG、尖頭送信電力をPt、送信波長を
λ、メインビーム19のビーム幅をθB、レーダアンテ
ナ18のダウンルック角をθELとすると、数7のように
表わすことができる。図12において、制御器12は、
クラッタ制御信号eによりレーダの励振受信機の入力端
における電力がPrになるように電力調整器6を制御す
る。
【0018】
【数7】
【0019】次に目標信号発生部7の動作について説明
する。目標信号発生部7は、ターゲット発振器1、周波
数変換器2、周波数濾波器3、遅延回路4、パルス変調
器5及び電力調整器6から構成されている。ターゲット
発振器1は、目標制御信号dにより入力された目標機の
ドップラ周波数のデータをもとに、このドップラ周波数
の信号を発生して出力する。周波数変換器2は、供試体
となるレーダ13内部の励振受信機14から局所発振信
号gを入力し、ターゲット発振器1の出力をXバンドの
周波数帯に周波数変換する。次いで周波数濾波器3は、
周波数変換器2における周波数変換により発生した高調
波成分を除去する。次に遅延回路4は、供試体となるレ
ーダ13内部の信号処理器15から入力したレーダの送
信のタイミングを示す送信タイミング信号fに対して、
目標制御信号dにより入力される遅延時間のデータをも
とに遅延処理を行い、更にパルス幅を設定して出力す
る。次いでパルス変調器5は、遅延回路4の出力によ
り、周波数濾波器3の出力に対してパルス変調処理を行
う。次いで電力調整器6は、目標制御信号dにより入力
される出力電力のデータをもとに、パルス変調器5の出
力電力を調整する。電力調整器6の出力は、目標信号発
生部7から擬似目標信号hとして供試体となるレーダ1
3に対して出力される。
【0020】次にクラッタ発生部10の動作について説
明する。クラッタ発生部10は、クラッタ発振器8、周
波数変調器9、周波数変換器2、周波数濾波器3、遅延
回路4、パルス変調器5及び電力調整器6から構成され
ている。クラッタ発振器8は、クラッタ制御信号eによ
り入力された自機のドップラ周波数のデータをもとに、
このドップラ周波数の信号を発生する。次いで周波数変
調器9は、クラッタ制御信号eにより入力されたクラッ
タのゆらぎ帯域幅の周波数をもとに、クラッタ発振器8
の出力に対して周波数変調を行う。周波数変換器2は、
供試体となるレーダ13内の励振受信機14から局所発
振信号gを入力し、周波数変調器9の出力を周波数変換
する。次いで周波数濾波器3は、周波数変換器2におけ
る周波数変換により発生した高調波成分を除去する。次
に遅延回路4は、供試体となるレーダ13内部の信号処
理器15から入力した送信タイミング信号fに対して、
クラッタ制御信号eにより入力される遅延時間のデータ
をもとに遅延処理を行い、更にパルス幅を設定して出力
する。パルス変調器5は、遅延回路4から入力した遅延
時間及びパルス幅のデータをもとに、周波数濾波器3の
出力に対してパルス変調処理を行う。次いで電力調整器
6は、目標制御信号dにより入力される出力電力のデー
タをもとに、パルス変調器5の出力電力を調整する。電
力調整器6の出力は、クラッタ発生部10から擬似クラ
ッタ信号iとして供試体となるレーダ13に対して出力
される。
【0021】以上のようにして、擬似目標信号及び擬似
クラッタ信号をレーダに対して出力して、レーダの試験
を行うことができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の擬似目標信号発
生装置は、上記のように構成されており、擬似クラッタ
信号としてレーダアンテナのメインビームから受信され
るクラッタについては、模擬して発生することはできた
が、レーダの電波が航空機のレドームを透過する際に発
生するサイドローブのレベル上昇等のアンテナパターン
の変化を考慮したクラッタについては、模擬して発生す
ることはできなかった。このため、航空機に搭載された
レーダが、上空でレーダアンテナのサイドローブから受
信したクラッタを目標からの反射波と判定して指示する
誤警報検出について、試験を行うことができないという
課題があった。
【0023】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、航空機のレドームを介した
レーダのアンテナパターンを数値化したレドームデータ
を、アンテナの各指向角度について記憶し、アンテナの
指向角度に対応するレドームデータに基づき、レーダア
ンテナのサイドローブ受信されるクラッタのデータを計
算し、このデータに基づき擬似クラッタ信号を制御する
ことにより、擬似目標信号と航空機のレドームの電波透
過特性を模擬した擬似クラッタ信号を発生して、レーダ
の誤警報検出試験を行うことが可能な擬似目標信号発生
装置を得ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】第1の発明による擬似目
標信号発生装置は、レドームデータをアンテナの各指向
角度について記憶するレドームデータメモリと、アンテ
ナの指向角度に対応したレドームデータを読み出し、こ
のレドームデータと外部機器より入力された自機及び目
標機の飛行条件をもとに、目標信号発生部及びクラッタ
発生部に対する制御データを計算して制御器に対して出
力する計算機と、計算機より入力された制御データをも
とに目標信号発生部を制御する目標制御信号及び、クラ
ッタ発生部を制御するクラッタ制御信号を出力する制御
器と、制御器より入力された目標制御信号とレーダより
入力された送信タイミング信号及び局所発振信号に基づ
いて、擬似目標信号を発生する目標信号発生部と、制御
器より入力されたクラッタ制御信号とレーダより入力し
た送信タイミング信号及び局部発振信号に基づいて、擬
似クラッタ信号を発生するクラッタ発生部を設けたもの
である。
【0025】また、第2の発明による擬似目標信号発生
装置は、第1の発明による擬似目標信号発生装置に、レ
ーダのアンテナパターン、レドームデータとアンテナパ
ターンの電力レベルの差を表わすレドーム固有データを
それぞれアンテナの各指向角度について記憶し、アンテ
ナパターンにレドーム固有データを加算してレドームデ
ータを算出して、レドームデータメモリに対してこのレ
ドームデータを出力するレドームデータ計算機を設けた
ものである。
【0026】また、第3の発明による擬似目標信号発生
装置は、第1の発明による擬似目標信号発生装置に、目
標信号発生部及びクラッタ発生部から、それぞれ出力さ
れる擬似目標信号及び擬似クラッタ信号を、レーダのア
ンテナに対して放射する複数のホーンアンテナと、これ
らのホーンアンテナの切替えを行うホーンアンテナ切替
装置を設けたものである。
【0027】また、第4の発明による擬似目標信号発生
装置のクラッタ発生部は、第1の発明による擬似目標信
号発生装置のクラッタ発生部において、周波数濾波器の
出力を複数に分岐する分波器と、分波器の各出力信号に
対して遅延回路から入力される信号の遅延時間に対応し
た遅延処理を行うとともに、それぞれの出力信号に対し
て異なる幅のパルス変調処理を行う複数のクランプ回路
と、クランプ回路の各出力信号に対してそれぞれ異なる
電力レベルに増幅を行う複数の増幅器を設けたものであ
る。
【0028】また、第5の発明による擬似目標信号発生
装置のクラッタ発生部は、第1の発明による擬似目標信
号発生装置のクラッタ発生部において、周波数濾波器の
出力を複数に分岐する分波器と、分波器の各出力信号に
遅延回路から入力される信号の遅延時間に対応した時間
の遅延処理を行うとともに、それぞれの出力信号に対し
て異なる幅のパルス変調を行う複数のクランプ回路と、
クランプ回路の各出力信号に対してそれぞれ異なる電力
レベルに増幅を行う増幅器と、これらの増幅器の出力信
号に対して窓関数を積算するウェイティング処理器を設
けたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1は、この発明の実施の形態1を示す構成図であり、
図において20は、レドームデータkをアンテナの各指
向角度について記憶するとともに、計算機11から入力
されたアンテナ指向角度jに対応するレドームデータk
を計算機11に対して出力するレドームデータメモリで
ある。
【0030】次に計算機11の動作について、図1及び
図2を用いて説明する。図2は、レーダのアンテナのサ
イドローブが地表面を照射する状況を示すものであり、
図中、21はサイドローブを示す。計算機11は、レド
ームデータメモリ20から入力されたアンテナ指向角度
jに対応したレドームデータkと、外部機器から入力さ
れた自機データaをもとに、レーダアンテナ18のサイ
ドローブ21から受信されるクラッタの電力Pc、ドッ
プラ周波数fc、周波数帯域幅Δf及び信号遅延時間Δ
Tを算出する。サイドローブ21によって受信されるク
ラッタの電力Pcは、レーダの尖頭送信電力をPt、サ
イドローブ21のレベルをGSL、送信波長をλ、自機高
度をH、地表面の反射係数γ、サイドローブ21のビー
ム幅をθSL、メインビーム19に対するサイドローブ2
1の角度Ψを用いて、数8より算出できる。
【0031】
【数8】
【0032】また、サイドローブ21によって受信され
るクラッタの遅延時間ΔT、ドップラ周波数fc及び周
波数帯域幅Δfは、自機高度H、自機16の飛行速度V
0、サイドローブ21送信波長λ、サイドローブ21の
ビーム幅θSLB を用いてそれぞれ数9、数10及び数1
1より算出できる。
【0033】
【数9】
【0034】
【数10】
【0035】
【数11】
【0036】次いで計算機11は、算出したサイドロー
ブクラッタの電力、信号遅延時間、ドップラ周波数及び
周波数帯域幅の値を制御データcとして、制御器12に
対して出力する。
【0037】次に制御器12の動作について説明する。
制御器12は、計算機11から入力された制御データc
をもとに、目標信号発生部7及びクラッタ発生部10に
対して、それぞれ目標制御信号d及びクラッタ制御信号
eを出力する。目標制御信号dは、従来の擬似目標信号
発生装置のものと同一であり、これにより目標信号発生
部7の制御が行われ、目標信号発生部7より擬似目標信
号hが出力される。クラッタ発生部10の制御は、制御
データcのサイドローブクラッタに関するデータをもと
に出力されたクラッタ制御信号eにより行われ、クラッ
タ発生部10からはアンテナのサイドローブから受信さ
れるクラッタを模擬した擬似クラッタ信号iが出力され
る。
【0038】このようにして、擬似目標信号hと航空機
のレドームの電波透過特性を模擬した擬似クラッタ信号
iを発生することができ、レーダの誤警報検出試験を行
うことが可能である。
【0039】実施の形態2 図3はこの発明の実施の形態2を示す構成図であり、図
において22は、レーダのアンテナパターンm及びレド
ーム固有データlを各アンテナ指向角度について記憶
し、アンテナパターンmとレドーム固有データlからレ
ドームデータkを算出し、レドームデータメモリ17に
対して出力するレドームデータ計算機である。
【0040】図4を用いて、レーダのアンテナパターン
m、レドーム固有データl及びレドームデータkの関係
について説明する。図4(a)は供試体となるレーダの
アンテナパターンm、(b)は航空機のレドームの電波
透過特性を示すレドーム固有データl、(c)はレドー
ムデータkである。レドーム固有データlの対数値をレ
ーダのアンテナパターンmに加算することによって、レ
ドームデータkを得ることができる。レドームデータk
のアンテナ利得GRDは、レーダのアンテナパターンmの
アンテナ利得GANT 及び、レドーム固有データlのアン
テナ利得GROを用いて、数12のように表わすことがで
きる。但し、単位はデシベルである。
【0041】
【数12】
【0042】次に、レドームデータ計算機22の動作に
ついて説明する。レドームデータ計算機22は、外部機
器から入力されるレドーム固有データlとレーダのアン
テナパターンmから、レドームデータkを算出して、こ
れをレドームデータメモリ20に出力する。
【0043】これにより、異なるレーダを同一のレドー
ムを介して使用する場合についても、擬似目標信号と航
空機のレドームの電波透過特性を模擬した擬似クラッタ
信号を発生することができ、レーダの誤警報検出試験を
行うことが可能である。
【0044】実施の形態3 図5はこの発明の実施の形態3を示す構成図であり、図
において23は、目標信号発生部7及びクラッタ発生部
10からそれぞれ出力される擬似目標信号h及び擬似ク
ラッタ信号iを、供試体となるレーダ13のレーダアン
テナ18に対して放射する複数のホーンアンテナ、24
はこれらのホーンアンテナ23の切替えを行うホーンア
ンテナ切替装置である。
【0045】次に、擬似目標信号h及び擬似クラッタ信
号iの出力電力の調整方法について図6を用いて説明す
る。ホーンアンテナ23から放射された擬似目標信号h
及び擬似クラッタ信号iは、レーダアンテナ18に入射
されるまでの間に、空間伝播損失によって電力が低下す
る。目標信号発生部7及びクラッタ発生部10内の電力
調整器6において、擬似目標信号h及び擬似クラッタ信
号iの空間伝播損失による電力の低下が補正される。擬
似目標信号hの空間伝播損失に対する補正量をΔPr、
ホーンアンテナ23のアンテナ利得をGh、レーダアン
テナ18のアンテナ利得をGr、ホーンアンテナ23か
らレーダアンテナ18までの距離をrとすると、擬似目
標信号の出力電力Prに対する補正量は、数13に示す
ようになる。但し、単位はデシベルである。
【0046】
【数13】
【0047】また、擬似クラッタ信号iの空間伝播損失
に対する補正量をΔPc、ホーンアンテナ23のアンテ
ナ利得をGh、レーダアンテナ18のサイドローブ21
のアンテナ利得をGs、ホーンアンテナ23からレーダ
アンテナ18までの距離をrとすると、擬似クラッタ信
号iの出力電力Pcに対する補正量は、数14に示すよ
うになる。但し、単位はデシベルである。
【0048】
【数14】
【0049】次に、動作について図5を用いて説明す
る。目標信号発生部7及びクラッタ発生部10からそれ
ぞれ出力される擬似目標信号h及び擬似クラッタ信号i
は、複数のホーンアンテナ23から空間に放射される。
ホーンアンテナ切替装置24は、計算機11から入力さ
れるアンテナのサイドローブ方向を示すサイドローブ角
度データn及び自機16に対する目標機17の方向を示
す目標角度データpをもとに、ホーンアンテナ23を選
択し、ホーンアンテナ23と目標信号発生部7及びクラ
ッタ発生部10を接続し、擬似目標信号h及び擬似クラ
ッタ信号iを出力する。
【0050】これにより、レーダアンテナ18の指向角
度に同期させて擬似目標信号hと擬似クラッタ信号iを
出力することができ、擬似目標信号とレドームの電波透
過特性を模擬した擬似クラッタ信号を放射して、レーダ
の誤警報検出試験を行うことが可能である。
【0051】実施の形態4 図7は、この発明の実施の形態4を示す構成図であり、
図において25は、周波数濾波器の出力信号を複数に分
岐する分波器、26は分波器の各出力信号に対してそれ
ぞれ異なる幅のパルス変調処理を行うクランプ回路、2
7はクランプ回路の各出力信号に対してそれぞれ異なる
レベルに増幅を行う増幅器である。
【0052】図8は一般的なレーダの受信信号波形を示
すものであり、図8(a)は目標機17からの反射信号
sの波形、図8(b)はクラッタtの波形である。目標
機からの反射信号sは、図8(a)に示すように時間軸
方向の広がりはないが、クラッタは、図8(b)に示す
ように時間軸方向に広がりを有している。レーダは、こ
の受信信号の時間軸方向の広がりの差異に着目すること
により、目標信号とクラッタを識別・分離し、誤警報の
検出を改善することができる。このためには、時間軸上
に振幅の変化を有する擬似クラッタ信号を発生させる必
要がある。
【0053】次に動作について、図7及び図9を用いて
説明する。周波数濾波器3から出力された信号は、分波
器25によって複数に分岐され、クランプ回路26に入
力される。クランプ回路26は、分波器25の各出力信
号に対して遅延回路4から出力される信号の遅延時間に
対応した遅延処理を行うとともに、それぞれ異なる幅の
パルス変調処理を行う。図9(a)は、複数のクランプ
回路26が、分波器25の各出力信号に対してそれぞれ
異なるパルス幅によるパルス変調を示すものである。図
9(b)は複数の増幅器27がクランプ回路26の各出
力信号に対してそれぞれ異なる電力レベルに増幅する様
子を示すものである。
【0054】これにより、本実施例におけるクラッタ発
生部は、周波数濾波器の出力を複数に分岐し、これらの
出力に対して、それぞれ異なる幅のパルス変調を行うと
ともに、それぞれ異なる電力レベルに増幅を行い、時間
軸上に振幅の変化を有した擬似クラッタ信号を発生する
ことができる。
【0055】実施の形態5 図10は、この発明の実施の形態5を示す構成図であ
り、図において25は、周波数濾波器の出力信号を複数
に分岐する分波器、26は分波器の各出力信号に対して
それぞれ異なる幅のパルス変調処理を行うクランプ回
路、27はクランプ回路の各出力信号に対してそれぞれ
異なるレベルに増幅を行う増幅器である。28は、増幅
器27の出力信号に対してウェイティング処理を行うウ
ェイティング処理器である。
【0056】一般にパルスドップラレーダでは、受信機
ノイズに代表されるような一様な振幅特性を有したスペ
クトラムを有する信号は、CFAR(Constant
False Alarm Ratio)処理により除
去される。サイドローブから受信される信号は、そのス
ペクトラムが狭帯域内で広がりを有しているため、CF
AR処理により除去されず、目標信号として誤検出され
ることがある。この誤目標検出の対策として、受信信号
のスペクトラムの差異に着目して、クラッタと目標信号
を識別・分離し、誤警報の検出を改善しているレーダが
ある。
【0057】図11にレーダの受信信号のスペクトラム
を示す。図11(a)は目標機17からの受信信号sの
スペクトラムu、図11(b)はクラッタtのスペクト
ラムwをそれぞれ示している。目標機17からの受信信
号には、図11(a)に示すようにスペクトラムの広が
りはないが、クラッタは、図11(b)に示すようにス
ペクトラムの広がりを有している。これらの差異をレー
ダ内部で検出し、クラッタを識別・分離することによ
り、誤警報の検出改善が可能である。図11(b)中2
9は、受信信号のスペクトラムの広がりを検出するため
に用いる検出フィルタである。レーダはこの検出フィル
タ29の両端における受信信号の電力が、ある一定のレ
ベルを超える場合、受信信号にスペクトラムの広がりが
あると判定する。この方式によりクラッタと目標信号の
識別を行っているレーダに対しては、検出フィルタ29
の帯域幅を有し、かつ振幅の変化を持ったスペクトラム
を有する擬似クラッタ信号iを発生させ、これにより誤
警報検出試験を行う。
【0058】このように本実施例におけるクラッタ発生
部は、周波数濾波器の出力を複数に分岐し、これらの出
力に対して、それぞれ異なる幅のパルス変調を行うとと
もに、それぞれ異なる電力レベルに増幅を行い、さらに
レーダの検出フィルタの帯域幅のウェイティング処理を
行うことにより、振幅変化のあるスペクトラムをもつ擬
似クラッタ信号を発生することができる。
【0059】
【発明の効果】第1の発明によれば、レドームデータを
レーダアンテナの各指向角度について記憶し、アンテナ
指向角度に対応したレドームデータを呼び出し、これに
基づいてサイドローブから受信されるクラッタのデータ
を計算し、このデータに基づき擬似クラッタ信号を制御
することにより、擬似目標信号と航空機のレドームの電
波透過特性を模擬した擬似クラッタ信号を発生して、レ
ーダの誤警報検出試験を行うことができるという効果が
ある。
【0060】また、第2の発明によれば、レーダのアン
テナパターン及びレドーム固有データを各アンテナ指向
角度について記憶するとともに、レーダのアンテナパタ
ーンのデータとレドーム固有データを加算してレドーム
データを算出し、レドームデータメモリに対して出力す
ることにより、異なるレーダを同一のレドームを介して
使用する場合についても、擬似目標信号と航空機のレド
ームの電波透過特性を模擬した擬似クラッタ信号を発生
して、レーダの誤警報検出試験を行うことができるとい
う効果がある。
【0061】また、第3の発明によれば、目標信号発生
部及びクラッタ発生部からそれぞれ出力される擬似目標
信号及び擬似クラッタ信号を、レーダのアンテナに対し
て放射する複数のホーンアンテナと、これらのホーンア
ンテナの切替えを行うホーンアンテナ切替装置を設ける
ことにより、擬似目標信号と航空機のレドームの電波透
過特性を模擬した擬似クラッタ信号を発生して、レーダ
の誤警報検出試験を行うことができるという効果があ
る。
【0062】また、第4の発明によれば、周波数濾波器
の出力を複数に分岐する分波器と、分波器の各出力信号
に対して、遅延処理を行うとともに、それぞれの出力信
号に対して異なる幅のパルス変調処理を行う複数のクラ
ンプ回路と、このクランプ回路の各出力信号をそれぞれ
異なるレベルに増幅する複数の増幅器をクラッタ発生部
を設けることにより、時間軸方向に振幅変化を有した擬
似クラッタ信号を出力することができるという効果があ
る。
【0063】また、第5の発明によれば、周波数濾波器
の出力を複数に分岐する分波器と、分波器の各出力信号
に対して、遅延処理を行うとともにそれぞれの出力信号
に対して異なる幅のパルス変調処理を行う複数のクラン
プ回路と、このクランプ回路の各出力信号に対してそれ
ぞれ異なるレベルに増幅する増幅器と、この増幅器の出
力信号に対して、ウェイティング処理を行うウェイティ
ング処理器をクラッタ発生部を設けることにより、時間
軸方向及びスペクトラムに振幅変化を有した擬似クラッ
タ信号を出力することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による擬似目標信号発生装置の実施
の形態1を示す図である。
【図2】 サイドローブが地表面を照射する状況を示す
説明図である。
【図3】 この発明による擬似目標信号発生装置の実施
の形態2を示す図である。
【図4】 アンテナパターン、レドーム固有データ及び
レドームデータの関係を示す説明図である。
【図5】 この発明による擬似目標信号発生装置の実施
の形態3を示す図である。
【図6】 この発明による擬似目標信号発生装置の実施
の形態3における出力電力の調整方法の説明図である。
【図7】 この発明による擬似目標信号発生装置の実施
の形態4におけるクラッタ発生部を示す図である。
【図8】 この発明による擬似目標信号発生装置の実施
の形態4におけるレーダの受信信号の波形を示す説明図
である。
【図9】 この発明による擬似目標信号発生装置の実施
の形態4のクランプ回路におけるパルス変調処理の説明
図である。
【図10】 この発明による擬似目標信号発生装置の実
施の形態5におけるクラッタ発生部を示す図である。
【図11】 この発明による擬似目標信号発生装置の実
施の形態5におけるレーダの受信信号のスペクトラムを
示す説明図である。
【図12】 従来の擬似目標信号発生装置を示す図であ
る。
【図13】 自機及び目標機の飛行状況を示す概念図で
ある。
【符号の説明】
1 ターゲット発振器 2 周波数変換器 3 周波数濾波器 4 遅延回路 5 パルス変調器 6 電力調整器 7 目標信号発生部 8 クラッタ発生器 9 周波数変調器 10 クラッタ発生部 11 計算機 12 制御器 13 供試体となるレーダ 14 励振受信機 15 信号処理器 16 自機 17 目標機 18 供試体となるレーダのアンテナ 19 メインビーム 20 レドームデータメモリ 21 サイドローブ 22 レドームデータ計算機 23 ホーンアンテナ 24 ホーンアンテナ切替装置 25 分波器 26 クランプ回路 27 増幅器 28 ウェイティング処理器 29 検出フィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機のレドームを介したレーダのアン
    テナパターンを数値化したレドームデータを、アンテナ
    の各指向角度について記憶するレドームデータメモリ
    と、アンテナの指向角度に対応するレドームデータを読
    み出し、レドームデータと外部機器より入力された自機
    及び目標機の飛行条件をもとに、目標信号発生部及びク
    ラッタ発生部に対する制御データを計算して、制御器に
    対して制御データを出力する計算機と、上記計算機から
    入力された制御データをもとに、目標信号のドップラ周
    波数、パルス幅、パルス遅延時間、周波数帯域幅及び出
    力電力を示す目標制御信号並びにクラッタのドップラ周
    波数、クランプ幅、パルス遅延時間、周波数帯域幅、ゆ
    らぎ帯域幅及び出力電力を示すクラッタ制御信号を供試
    体となるレーダから入力されるアンテナ指向角度に基づ
    いて出力する制御器と、上記制御器より入力された目標
    制御信号と、レーダより入力された送信タイミング信号
    及び局所発振信号に基づいて擬似目標信号を発生する目
    標信号発生部と、上記目標信号発生部内において、上記
    制御器より入力された目標制御信号が示すドップラ周波
    数を有するCW信号を発生するターゲット発振器と、上
    記目標信号発生部内において、上記ターゲット発振器の
    出力を供試体となるレーダの励振受信機から入力される
    局所発振信号を用いて、Xバンドの周波数帯に周波数変
    換する周波数変換器と、上記目標信号発生部内におい
    て、上記周波数変換器の出力信号のスペクトラムの高調
    波成分を除去する周波数濾波器と、上記目標信号発生部
    内において、供試体となるレーダの信号処理器から入力
    されるレーダの送信パルス幅及び送信タイミングを示す
    送信タイミング信号を基準として、上記制御器から入力
    される目標制御信号が示すパルス遅延時間分だけ送信パ
    ルス幅のパルスを遅延させて出力する遅延回路と、上記
    目標信号発生部内において、上記周波数濾波器の出力信
    号に対して、上記遅延回路の出力信号が示すパルス幅に
    よりパルス変調処理を行うパルス変調器と、上記目標信
    号発生部内において、上記制御器から入力される目標制
    御信号が示す電力レベルをもとに、上記パルス変調器の
    出力電力を調整し、擬似目標信号として出力する電力調
    整器と、上記制御器より入力されたクラッタ制御信号
    と、レーダより入力された送信タイミング信号及び局部
    発振信号に基づいて擬似クラッタ信号を発生するクラッ
    タ発生部と、上記クラッタ発生部内において、上記制御
    器より入力されたクラッタ制御信号が示すドップラ周波
    数を有するCW信号を発生するクラッタ発振器と、上記
    クラッタ発生部内において、上記クラッタ発振器の出力
    信号に対して、上記制御器から入力されるクラッタ制御
    信号が示すクラッタのゆらぎ帯域幅に相当する周波数に
    より周波数変調を施す周波数変調器と、上記クラッタ発
    生部内において、上記周波数変調器の出力を供試体とな
    るレーダの励振受信機から入力される局所発振信号を用
    いて、Xバンドの周波数帯に周波数変換する周波数変換
    器と、上記クラッタ発生部内において、上記周波数変換
    器の出力信号のスペクトラムの高調波成分を除去する周
    波数濾波器と、上記クラッタ発生部内において、供試体
    となるレーダの信号処理器から入力されるレーダの送信
    タイミングを示す送信タイミング信号を基準として、上
    記制御器から入力されるクラッタ制御信号が示す送信パ
    ルスに対して遅延時間分だけ、クラッタ制御信号が示す
    クラッタ信号のクランプ幅のパルスを遅れて発生させ、
    出力する遅延回路と、上記クラッタ発生部内において、
    上記周波数濾波器の出力信号に対して、上記遅延回路の
    出力信号が示すクランプ幅によりパルス変調処理を行う
    パルス変調器と、上記クラッタ発生部内において、上記
    制御器から入力されるクラッタ制御信号が示す電力レベ
    ルをもとに、上記パルス変調器の出力電力を調整し、擬
    似クラッタ信号として出力する電力調整器から構成さ
    れ、擬似目標信号とレーダを搭載する航空機のレドーム
    の電波透過特性を模擬した擬似クラッタ信号を発生し、
    レーダの誤警報検出試験を行うことを特徴とする擬似目
    標信号発生装置。
  2. 【請求項2】 レーダのアンテナパターン、レドームデ
    ータとアンテナパターンの電力レベルの差を表わすレド
    ーム固有データをそれぞれアンテナの各指向角度につい
    て記憶し、アンテナパターンにレドーム固有データを加
    算してレドームデータを算出して、レドームデータメモ
    リに対してこのレドームデータを出力するレドームデー
    タ計算機を付加し、異なるレーダを同一のレドームを介
    して使用する場合についても、擬似目標信号と航空機の
    レドームの電波透過特性を模擬した擬似クラッタ信号を
    発生することを特徴とする請求項1記載の擬似目標信号
    発生装置。
  3. 【請求項3】 目標信号発生部及びクラッタ発生部から
    それぞれ出力される擬似目標信号及び擬似クラッタ信号
    を、レーダアンテナに対して放射する複数のホーンアン
    テナと、これらのホーンアンテナの切替えを行うホーン
    アンテナ切替装置を付加することにより、擬似目標信号
    と航空機のレドームの電波透過特性を模擬した擬似クラ
    ッタ信号を発生することを特徴とする請求項1記載の擬
    似目標信号発生装置。
  4. 【請求項4】 クラッタ発生部内に、周波数濾波器の出
    力を複数に分岐する分波器と、上記分波器の各出力信号
    に対して遅延回路から入力される信号の遅延時間に対応
    した遅延処理を行うとともに、それぞれの出力信号に対
    して異なる幅のパルス変調を行う複数のクランプ回路
    と、上記クランプ回路の各出力信号に対してそれぞれ異
    なる電力レベルに増幅を行う複数の増幅器を設け、時間
    軸方向に振幅変化を有した擬似クラッタ信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の擬似目標信号発生装
    置。
  5. 【請求項5】 クラッタ発生部内に、周波数濾波器の出
    力を複数に分岐する分波器と、上記分波器の各出力信号
    に遅延回路から入力される信号遅延時間に対応した時間
    の遅延処理を行うとともに、それぞれの出力信号に対し
    て異なる幅のパルス変調を行う複数のクランプ回路と、
    上記クランプ回路の各出力信号に対してそれぞれ異なる
    電力レベルに増幅を行う増幅器と、上記増幅器の出力信
    号に対して窓関数を積算するウェイティング処理器を設
    け、時間軸方向及びスペクトラムに振幅変化を有した擬
    似クラッタ信号を出力することを特徴とする請求項1記
    載の擬似目標信号発生装置。
JP9104783A 1997-04-22 1997-04-22 擬似目標信号発生装置 Pending JPH10300838A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102540154A (zh) * 2011-12-29 2012-07-04 陶东香 用于雷达告警设备测试的导弹制导信号模拟装置
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CN110618411A (zh) * 2019-10-23 2019-12-27 电子科技大学 一种机载雷达杂波实时信号产生方法

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