JPH10300719A - オゾン水濃度測定器 - Google Patents
オゾン水濃度測定器Info
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- JPH10300719A JPH10300719A JP9120259A JP12025997A JPH10300719A JP H10300719 A JPH10300719 A JP H10300719A JP 9120259 A JP9120259 A JP 9120259A JP 12025997 A JP12025997 A JP 12025997A JP H10300719 A JPH10300719 A JP H10300719A
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Abstract
度速くオゾン濃度が測定できるオゾン水濃度測定器を提
供する。 【解決手段】 流入口(11a)と流出口(11b)と
を有した測定室(10)内に白金金属望ましくは白金
(Pt)又は金(Au)で構成した第一電極(S1)
と、銀(Ag)で構成した第二電極(S2)とを所定の
間隔を設けて対向させて収納する。上記第一電極(S
1)と第二電極(S2)とのいずれか一方または双方に
は、作動杆(4)の一端を取り付けこの作動杆(4)を
往復移動させる駆動源(2)に連結する。また、作動杆
(4)と測定室(10)との間には可曲仕切膜(3)を
設けてなる。
Description
に関するもので、特に、応答速度速く測定でき、所謂、
インラインの連続測定も可能なオゾン水濃度測定器に関
するものである。
と、化学薬品を使用する薬品反応法、紫外線吸収度を比
較測定する紫外線吸収法、そして起電力や電解液の導電
度変化を検出する電気的検出法が代表的なものである
が、何れも一長一短があることが知られている。
ものは、ヨウ化カリを使用する方法で、最も正確な方法
として知られているが、一定量のオゾン水をサンプリン
グし、滴定操作が必要であるので、連続測定は不能であ
るという問題点を有している。また、この方式の機械化
したもので電量測定法も実用化されているが、これも濃
度測定値をデジタル表示したもので、一定量のサンプリ
ングとヨウ化カリ液等の試薬を必要としたバッチ操作が
必要であることに変わりはない。また、その他インジゴ
等の色素を使用した変色試薬法も提案されているが、同
様に試薬を必要としたバッチ法であることに変わりはな
い。
253.7nm付近に強い吸収スペクトルをもつ現象を
利用したもので、気相オゾンの測定には、最も普及して
いる方法である。しかし、オゾン水の測定には、多量の
通過オゾン水を必要とし、かつ、気体と異なり、測定用
オゾン水によって紫外線カラムに付着するスライム等に
よって測定値が著しく誤差を生じるため、頻度高く洗浄
操作を必要とする問題点があった。
ブレン電解液法が最も知られているが、この方法におい
ては、厚み数ミクロンのテフロン薄膜(メンブレン)を
通してオゾンが電解液中に流入し、電解液の電導度の変
化を読み取る方法であり、この方法の欠点は、先ず応答
速度が遅く、とくに停止時からの立ち上がりにかなりの
時間を要し、また消耗電解液の補充、汚染メンブレンの
定期取り替え等、煩雑な維持・管理を必要とする問題点
を有している。
速度の早い方法は、裸電極法(英語での表現はBare
Electrode Method)であり、通常金
または白金(Pt)の陽極と銅(Cu)製の陰極をオゾ
ン水中に挿入すると、オゾン水の濃度変化に追従する電
圧が発生する現象を利用したものである。しかし、この
方法においては、とくに陰極電極の銅(Cu)がオゾン
(O3)によって酸化されるので、絶えず陰極電極の表
面を磨く機構が必要であるという問題点を有している。
鑑みなされたもので、簡便な装置で、保守・管理が容易
で、応答速度速くオゾン濃度が測定できるオゾン水濃度
測定器を提供することを課題としたものである。
め、本発明の構成は、オゾン水の流入口11aと流出口
11bとを有した測定室10内に白金金属望ましくは白
金(Pt)又は金(Au)で構成した第一電極S1と、
銀(Ag)で構成した第二電極S2とを所定の間隔を設
けて対向させて収納し、上記第一電極S1と第二電極S
2とからは、両者間の電気的変化量を測定する測定装置
Mに連結するリード線L1,L2を該測定室10の外部
に延設し、また、上記第一電極S1と第二電極S2との
いずれか一方または双方には、電気的に絶縁した作動杆
4の一端を取り付け、この作動杆4の他端側は測定室1
の通孔31より外に延設して、この作動杆4を往復移動
させる駆動源2に連結し、上記通孔31と作動杆4との
間には測定室10の気密を確保すると共に、該作動杆4
の動きを保証する可曲仕切膜3を設けてなる技術的手段
を講じたものである。
に非常に反応性の低い白金金属又は金(Au)で構成し
たので、該第一電極S1がオゾン水で変質しずらい作用
を呈する。また、第二電極S2を銀(Ag)で構成した
ので、この第二電極S2はオゾン水で直ちに銀(Ag)
が酸化されその表面が酸化銀(Ag2O)となり黒変す
るが、このオゾン酸化された酸化銀(Ag2O)は化学
的に非常に安定的で、以後の酸化の進行を阻止する作用
を呈する。
S1と、銀(Ag)(正確には酸化銀(Ag2O))で
構成した第二電極S2との組み合わせは、実験の結果、
オゾン水濃度の変化に対応する起電作用を呈するもので
あった。
とのいずれか一方または双方には、作動杆4乃至第一電
極S1と第二電極S2とのいずれか一方または双方を往
復移動する駆動源2で往復移動(振動)させるようにな
したので、オゾン濃度に対する大きな起電力を応答速度
が速く、安定的に取り出せる作用を呈するものである。
この作用のメカニズムは必ずしも明確ではないが、この
種裸電極の表面での電気的変化量は静止雰囲気ではこぐ
狭い範囲で起電力の飽和現象が発生するが、両電極を移
動(振動)することで、起電作用が継続され大きな起電
力が安定して得られるものであると推定できる。
1を、仕切体30で測定室10と駆動装置収納室20と
に仕切り、上記測定室10には、オゾン水の流入口1a
と流出口1bとを設け、また、上記測定室10内には白
金金属望ましくは白金(Pt)又は金(Au)で構成し
た略直線棒状の第一電極S1と、銀(Ag)で構成され
大部分が該第一電極S1を等距離に囲む位置に位置する
第二電極S2とを収納し、上記第一電極S1と第二電極
S2とからは、両者間の電気的変化量を測定する測定装
置Mに連結するリード線L1,L2を上記測定室1の外
部に延設し、また、上記第一電極S1と第二電極S2と
のいずれか一方または双方には、電気的に絶縁されると
共に上記第一電極S1の軸方向を向く作動杆4の一端を
取り付け、この作動杆4の他端側は、上記仕切体30の
通孔31より駆動装置収納室20内に延設して、該駆動
装置収納室20に収納され該作動杆4を上記第一電極S
1の軸方向に往復移動させる駆動源2に連結し、上記通
孔31と作動杆4との間には測定室1の気密を確保する
と共に、該作動杆4の動きを保証する可曲仕切膜3を設
けてなる技術的手段を講じたものである。
極S1と第二電極S2との大部分が等距離に位置するよ
うになしてあり、両者ともに移動(振動)する場合は無
論であるが、両電極のいずれか一方のみが移動しても、
電極間隔の変化による起電力の変化を抑える作用を呈す
るものである。
1を、その上下の中間部に設けた仕切体30で、上部の
測定室10と下部の駆動装置収納室20とに仕切り、該
仕切体30の中央には通孔31を設け、上記通孔31に
は、この通孔31を塞ぐ蛇腹筒よりなる可曲仕切膜3を
立設し、この可曲仕切膜3の上端開口部を絶縁性蓋体3
aで塞ぎ、上記絶縁性蓋体3a上には、白金金属望まし
くは白金(Pt)又は金(Au)で構成した線S1aを
コイル状に巻いた略直線棒状の第一電極S1を立設し、
さらに、銀(Ag)線を網筒状となした第二電極S2を
該第一電極S1と所定の間隙を有して同心状に取り付
け、さらに、上記絶縁性蓋体3aの下面側には、上記通
孔31内を遊挿する作動杆4の上端を連結し、この作動
杆4の下端は前記駆動装置収納室20に収納され該作動
杆4を上下方向に往復移動させる駆動源2に連結し、上
記第一電極S1と第二電極S2とからは、両者間の電気
的変化量を測定する測定装置Mに連結するリード線L
1,L2を上記測定室1の外部に延設し、上記測定室1
0にオゾン水の流入口11aと流出口11bとを設けて
なる技術的手段を講じたものである。
に加え、第一電極S1を白金金属線または金をS1aま
たは金をコイル状に巻いて構成したので、白金金属の使
用量を少なくして電気的反応を行なう表面積を大きく設
定できる作用を呈するものである。
線を網筒状となしたので、第一電極S1と同じく銀(A
g)の使用量が少なく電気的反応表面積を大きき設定で
き、かつ網目をオゾン水が通過可能となるので該第二電
極S2によるオゾン水遮蔽が防がれる作用を呈するもの
である。
図面に従って説明すれば以下の通りである。図中、10
が測定室でオゾン水の流入口11aと流出口11bとを
有し、測定しようとするオゾン水が流入口11aより流
入して、流出口11bより流出するようになしてある。
水供液管50の途中に分岐バイパス路51を分岐して、
この分岐バイパス路51の途中に該測定室10とポンプ
52とを介装してなるが、無論、オゾン水供液管50の
途中に直接該測定室10を介装してもよく、さらには、
この該測定室10をオゾン水供液管50とは全く別個に
設けて、別途オゾン水供液管50等のオゾン水を該測定
室10内に供送するようになしてもよい。また、本発明
は流水中での連続測定を前提としているが該測定室10
内にオゾン水を所定時間滞留させバッチ式測定を行なう
ようになしてもよいものである。
質で構成されるのは無論で、本実施態様では塩化ビニー
ル樹脂材で構成したが、テフロン樹脂やステンレス材等
を使用してもよく、さらには耐オゾン水性を有さない材
質を使用する場合は内面に耐オゾン水性膜をコーテング
してもよいものである。
11aと流出口11bとを除いて密閉状態に形成すれば
よいが、図示例及び「請求項2」の発明では仕切体30
で測定室10と駆動装置収納室20とに仕切ってある。
すなわち、測定室10の一部は該仕切体30で構成し
て、この仕切体30には通孔31を設けてある。また、
「請求項3」の発明も同様で、測定器本体1を、その上
下の中間部に設けた仕切体30で、上部の測定室10と
下部の駆動装置収納室20とに仕切り、該仕切体30の
中央には通孔31を設けてある。
質で構成され、外周に螺条を有した螺子筒部32の下部
にフランジ部33を設けて構成し、測定室10は有蓋筒
状に構成してその下部を螺子筒部32に螺合してパッキ
ン34で密閉している。
孔31を設けて、駆動装置収納室20に連通(但し、後
記する可曲仕切膜3で仕切ってある。)してある。この
駆動装置収納室20は筒状に構成し、その上端に上記仕
切体30を、下端に底板35を嵌着してある。なお、こ
の駆動装置収納室20の密閉性は要求されないので、上
記仕切体30と底板35の嵌着は、圧入、螺合等で行な
えばよく、さらには糊着や螺締螺子36,36による螺
締程度で一体化すればよい。
上記のように測定室10と駆動装置収納室20とに仕切
体30で仕切ったのは、単に本発明オゾン水濃度測定器
ヲコンパクトな一体的構成物となすためであり、又はメ
ンテナンスを容易とするためである。
しくは白金(Pt)で構成した第一電極S1と、銀(A
g)で構成した第二電極S2とを所定の間隔を設けて対
向させて収納してある。
ては白金(Pt)、パラジウム(Pd),イリジウム
(Ir)等が使用でき、特に、白金(Pt)を使用する
ことが第二電極S2に銀(Ag)を使用するのに特に効
果的なものであった。また、上記第二電極S2を構成す
る銀(Ag)は銀(Ag)を不動化したものが好ましい
が、実用に際してオゾン水を供送すると表面が直ちにオ
ゾン酸化され酸化銀(Ag2O)となり不動化されるの
で銀(Ag)そのままのものを使用すれば実質的に同じ
であった。
とは、その間隙を変更すると起電力に差が生ずるので所
定の間隔を設けて対向させてある。そして、この第一電
極S1と第二電極S2とは夫々板状または棒状のもを使
用してもよいが、表面積が大きいほど大きな起電力が得
られ有利である。
極S2を略直線棒状となし第二電極S2は大部分がこの
第一電極S1を等距離に囲む位置に位置するようになし
てある。したがって、第一電極S1の全周面が第二電極
S2と同距離条件で対向することになり、効率的な起電
力を得られるものである。
一電極S1を囲む第二電極S2とは、第一電極S1は断
面円形の柱体またはパイプ体で構成し、第二電極S2は
第一電極S1の外径よりその内径を大きく設定した円筒
体を使用すればよいが、円筒体で第一電極S1を囲む
と、一種の遮蔽板となって流過するオゾン水は均等に第
一電極S1に接触しないこともあるので、円筒体を複数
分割して、夫々に間隔を有して円周上に配置すればよ
い。また、第二電極S2として直線棒状のものを同一円
周上に間隔を設けて第二電極S2と平行に設けるように
なしてもよい。なお、「請求項3」のように第二電極S
2を金網筒状となすことも無論差し支えないものであ
る。
S1は白金金属望ましくは白金(Pt)または金で構成
した線S1aを、にコイル状に巻いて,少ない白金金属
の使用量で広い表面積を得るようになしてある。そし
て、第二電極S2は表面積を広く設定するのが大きな起
電力が得られること、及び、第一電極S1をコイル状に
したのでその全周に対向するのが効果的であることか
ら、銀(Ag)線を網筒状となしたものを使用してい
る。
からは、両者間の電気的変化量を測定する測定装置Mに
連結するリード線L1,L2を、該測定室10の外部に
延設してある。該測定装置M(「図2」参照)としては
電流計、電圧計が使用でき、本実施態様では電圧計を使
用している。なお、該測定装置Mには必要に応じて、増
幅回路、温度補正回路等を付加するのは無論である。
のいずれか一方または双方には、電気的に絶縁した作動
杆4の一端を取り付け、この作動杆4の他端側は測定室
1の通孔31より外に延設して、この作動杆4を往復移
動させる駆動源2に連結してある。
2とのいずれか一方または双方は駆動源2で往復移動、
言い換えると振動するようになしてる。なお、この駆動
源2は図示例では電磁力で振動を得るものを使用した
が、モータとリンク等を使用た従来公知な他の振動発生
装置を使用してもよいものである。
れか一方を駆動源2で往復移動するには、図示例とは異
なり、該第一電極S1と第二電極S2のいずれか一方を
作動杆4を介して駆動源2に連結し、他方は適宜固定部
位に固定して設ければよいのは無論である。
との双方を駆動源2で同調して同時に往復移動する場合
は特に問題はないが、一方のみを移動する場合は、第一
電極S1と第二電極S2との間隙が移動に伴って変更さ
れると、起電力が波動形となることがある。そこで、
「請求項2」の発明では、第二電極S2を第一電極S1
を等距離に囲む位置に位置させ、該第一電極S1と第二
電極S2とのいずれか一方または双方には、電気的に絶
縁されると共に上記第一電極S1の軸方向を向く作動杆
4の一端を取り付け、この作動杆4の他端側は、上記仕
切体30の通孔31より駆動装置収納室20内に延設し
て、該駆動装置収納室20に収納され該作動杆4を上記
第一電極S1の軸方向に往復移動させるようになして、
該第一電極S1と第二電極S2との距離に変化がないよ
うになしてある。
は測定室10の気密を確保すると共に、該作動杆4の動
きを保証する可曲仕切膜3を設けてなる。この可曲仕切
膜3としては耐オゾン水性を有する材質が必要で本実施
態様ではテフロン樹脂で構成してあるが、シリコン樹脂
等を使用してもよい。
きに支障を与えずに通孔31を塞ぐもので、一枚のダイ
アフラムを使用してもよいが、図示実施態様及び「請求
項3」の発明では蛇腹筒を使用している。すなわち、上
記通孔31には、この通孔31を塞ぐ蛇腹筒よりなる可
曲仕切膜3を立設し、この可曲仕切膜3の上端開口部を
絶縁性蓋体3aで塞ぐ(エポキシ系接着剤で固着して塞
いでいる。)ようになしてある。
発明では、上記絶縁性蓋体3a上に第一電極S1と第二
電極S2とを共に立設し、上記絶縁性蓋体3aの下面側
に作動杆4の上端を連結してあるので、上記第一電極S
1と第二電極S2とは双方が共に同方向に移動すること
になる。
通孔31及び絶縁性蓋体3aとの接触部位は気密を保つ
ため本実施態様では糊着してある。また、図中、L3,
L4は駆動源2の電源線を示すものである。
電極S1を化学的に非常に反応性の低い白金金属で、第
二電極S2を同じく化学的に非常に反応性の低い銀(A
g)がオゾン酸化された酸化銀(Ag2O)を使用した
ので、長期間使用しても安定した測定が行なえるオゾン
水濃度測定器を提供できるものである。
1と、銀(Ag)(正確には酸化銀(Ag2O))で構
成した第二電極S2との組み合わせはオゾン水選択起電
作用を有するもので、オゾンとともに溶存する他の物質
に影響されることの少ないオゾン水濃度測定器を提供で
きるものである。
極S2とのいずれか一方または双方を駆動源2で往復移
動(振動)させるようになしたので、応答速度が速く、
実際には増幅回路を必要としない大きな起電力が得られ
るオゾン水濃度測定器を提供できるものである。
1と第二電極S2との大部分が等距離に位置するように
なしてあるので、両電極を共に移動(振動)する場合は
無論、両電極のいずれか一方のみが移動しても、電極間
隔の変化による起電力の変化を抑える、測定結果が安定
して読み取り易いオゾン水濃度測定器を提供できるもの
である。
1を白金金属線S1aまたは金をコイル状に巻いて構成
したので、白金金属の使用量を少なくして電気的反応を
行なう表面積を大きく設定でき、第二電極S2を銀(A
g)線を網筒状となしたので、第一電極S1と同じく銀
(Ag)の使用量が少なく電気的反応表面積を大きき設
定でき、かつ網目をオゾン水が通過可能となるので該第
二電極S2によるオゾン水遮蔽が防がれ、より安定した
測定が可能なオゾン水濃度測定器を提供できるものであ
る。
膜3を使用したので、第一電極S1と第二電極S2との
移動範囲を大きくしても該可曲仕切膜3の損傷の心配が
ないオゾン水濃度測定器を提供できるものである。
要部縦断面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 オゾン水の流入口(11a)と流出口
(11b)とを有した測定室(10)内に白金金属望ま
しくは白金(Pt)又は金(Au)で構成した第一電極
(S1)と、銀(Ag)で構成した第二電極(S2)と
を所定の間隔を設けて対向させて収納し、 上記第一電極(S1)と第二電極(S2)とからは、両
者間の電気的変化量を測定する測定装置(M)に連結す
るリード線(L1,L2)を該測定室(10)の外部に
延設し、 また、上記第一電極(S1)と第二電極(S2)とのい
ずれか一方または双方には、電気的に絶縁した作動杆
(4)の一端を取り付け、この作動杆(4)の他端側は
測定室(1)の通孔(31)より外に延設して、この作
動杆(4)を往復移動させる駆動源(2)に連結し、 上記通孔(31)と作動杆(4)との間には測定室(1
0)の気密を確保すると共に、該作動杆(4)の動きを
保証する可曲仕切膜(3)を設けてなるオゾン水濃度測
定器。 - 【請求項2】 測定器本体(1)を、仕切体(30)で
測定室(10)と駆動装置収納室(20)とに仕切り、 上記測定室(10)には、オゾン水の流入口(1a)と
流出口(1b)とを設け、 また、上記測定室(10)内には白金金属望ましくは白
金(Pt)又は金(Au)で構成した略直線棒状の第一
電極(S1)と、銀(Ag)で構成され大部分が該第一
電極(S1)を等距離に囲む位置に位置する第二電極
(S2)とを収納し、 上記第一電極(S1)と第二電極(S2)とからは、両
者間の電気的変化量を測定する測定装置(M)に連結す
るリード線(L1,L2)を上記測定室(1)の外部に
延設し、 また、上記第一電極(S1)と第二電極(S2)とのい
ずれか一方または双方には、電気的に絶縁されると共に
上記第一電極(S1)の軸方向を向く作動杆(4)の一
端を取り付け、この作動杆(4)の他端側は、上記仕切
体(30)の通孔(31)より駆動装置収納室(20)
内に延設して、該駆動装置収納室(20)に収納され該
作動杆(4)を上記第一電極(S1)の軸方向に往復移
動させる駆動源(2)に連結し、 上記通孔(31)と作動杆(4)との間には測定室
(1)の気密を確保すると共に、該作動杆(4)の動き
を保証する可曲仕切膜(3)を設けてなるオゾン水濃度
測定器。 - 【請求項3】 測定器本体(1)を、その上下の中間部
に設けた仕切体(30)で、上部の測定室(10)と下
部の駆動装置収納室(20)とに仕切り、該仕切体(3
0)の中央には通孔(31)を設け、 上記通孔(31)には、この通孔(31)を塞ぐ蛇腹筒
よりなる可曲仕切膜(3)を立設し、この可曲仕切膜
(3)の上端開口部を絶縁性蓋体(3a)で塞ぎ、 上記絶縁性蓋体(3a)上には、白金金属望ましくは白
金(Pt)又は金(Au)で構成した線(S1a)をコ
イル状に巻いた略直線棒状の第一電極(S1)を立設
し、さらに、銀(Ag)線を網筒状となした第二電極
(S2)を該第一電極(S1)と所定の間隙を有して同
心状に取り付け、 さらに、上記絶縁性蓋体(3a)の下面側には、上記通
孔(31)内を遊挿する作動杆(4)の上端を連結し、
この作動杆(4)の下端は前記駆動装置収納室(20)
に収納され該作動杆(4)を上下方向に往復移動させる
駆動源(2)に連結し、 上記第一電極(S1)と第二電極(S2)とからは、両
者間の電気的変化量を測定する測定装置(M)に連結す
るリード線(L1,L2)を上記測定室(1)の外部に
延設し、 上記測定室(10)にオゾン水の流入口(11a)と流
出口(11b)とを設けてなるオゾン水濃度測定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12025997A JP3662095B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | オゾン水濃度測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP12025997A JP3662095B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | オゾン水濃度測定器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10300719A true JPH10300719A (ja) | 1998-11-13 |
JP3662095B2 JP3662095B2 (ja) | 2005-06-22 |
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ID=14781784
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12025997A Expired - Fee Related JP3662095B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | オゾン水濃度測定器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3662095B2 (ja) |
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JP2009133710A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Iwasaki Electric Co Ltd | 活性酸素種の検出方法及び検出装置 |
JP5184715B1 (ja) * | 2012-12-06 | 2013-04-17 | 日科ミクロン株式会社 | ガルバニ式濃度測定装置及びガルバニ式濃度測定方法 |
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- 1997-04-23 JP JP12025997A patent/JP3662095B2/ja not_active Expired - Fee Related
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