JPH10300617A - 圧力センサの特性測定装置 - Google Patents

圧力センサの特性測定装置

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JPH10300617A
JPH10300617A JP11211997A JP11211997A JPH10300617A JP H10300617 A JPH10300617 A JP H10300617A JP 11211997 A JP11211997 A JP 11211997A JP 11211997 A JP11211997 A JP 11211997A JP H10300617 A JPH10300617 A JP H10300617A
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JP
Japan
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pressure
pressure sensor
external terminal
main body
diaphragm
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JP11211997A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Arii
康孝 有井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的応力の発生を抑え、高精度で特性測定
のできる圧力センサの特性測定装置を提供する。 【解決手段】 圧力センサ本体1と、圧力導入管17
と、ダイアフラム16のたわみに応じて出力される電気
信号を外部に取り出す外部端子18とを有してなる圧力
センサの特性測定装置であって、内部に中空部21を有
し、中空部21につながり圧力導入管17を差し込む圧
力導入孔22を複数有する圧力印加治具2と、凹部44
に柔軟性を有する導電性部材43を充填した複数のソケ
ット4を装着した配線基板3とを有してなり、外部端子
18を凹部44に差し込むことにより圧力センサ本体1
を配線基板3に装着し、圧力導入孔22に圧力導入管1
7を差し込み、圧力導入管17を介して圧力センサ本体
1に圧力を導入し、ダイアフラム16のたわみに応じて
発生した電気信号を外部端子18からソケット4を介し
て取り出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力センサの圧力
特性を測定する特性測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイアフラム構造を有する圧力センサチ
ップは、ピエゾ効果を利用したものであり、図3に示す
ように、シリコン基板からなる半導体基板11の表面に
はピエゾ抵抗12、フィールド酸化膜13、シリコン窒
化膜14及びピエゾ抵抗12から電極を取り出すための
電極配線15が形成されており、裏面側は異方性エッチ
ング技術により半導体基板11を異方性エッチングし、
ダイアフラム16が形成されている。そして、これらを
カバーで覆って圧力センサ本体をなす。なお、ピエゾ抵
抗12は、例えば、低濃度のボロンをイオン注入し、そ
の後、熱拡散処理を行うことにより形成し、電極配線1
5は、例えば、ボロン雰囲気中で熱拡散によって形成す
る。圧力センサ本体と後述の圧力導入管及び電極配線1
5に接続された外部端子とで圧力センサが構成される。
19は電極配線15とオーミックに接続する電極パッド
である。この圧力センサの動作原理は、ダイアフラム1
6が圧力を受けてたわむと、ピエゾ抵抗12にはたわみ
量に応じた応力が発生する。この応力に応じてピエゾ抵
抗12の抵抗値が変化し、これを電気信号の変化として
検知するものである。
【0003】この圧力センサの特徴としては、シリコン
を用いているので、従来のブルドン管式のものと比較し
て小型で高感度である点や、再現性が良く、信頼性も高
いという点があげられる。
【0004】このような圧力センサの圧力特性を測定す
るための測定設備は、一般的には、圧力発生器、定電圧
電源または定電流電源、電圧計または電流計、恒温層及
びこれらを自動制御するためのコントローラ等で構成さ
れている。そして、測定すべき圧力センサを、圧力を印
加するための圧力印加治具に組み込み、圧力センサから
圧力特性を示す信号を外部に出力するための出力取出し
部とともに恒温層の中に入れて、所定の温度状態での諸
特性を測定する。
【0005】ここで、図4に示すように、圧力印加治具
2は、アルミ等の金属製で、内部に中空部21を有し、
中空部21とつながり、圧力センサ本体1内のダイアフ
ラム16に圧力を導入する圧力導入管17に対応した複
数の圧力導入孔22を有している。出力の取り出しは、
配線基板3に複数のソケット31を装着したものを用い
て行う。
【0006】配線基板3のソケット31に、測定すべき
圧力センサの電気信号を外部へ取り出すための外部端子
18を、圧力導入管17が配線基板3側と逆方向を向く
ようにして差し込み、次に、圧力導入孔22に圧力導入
管17が嵌まるようにして圧力印加治具2を装着する。
この時、配線基板3と圧力印加治具2との間のスペーサ
としてのストッパー33を両者間に介在させる。ストッ
パー33は予め配線基板3に固定されており、圧力印加
治具2とストッパー33とはネジ23により固定する。
圧力印加治具2には、圧力配管24が設けられており、
圧力配管24から中空部21を介して圧力が圧力導入孔
22に導入され、更には、圧力導入管17を介して圧力
センサ本体1内のダイアフラム16に導入されるように
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような圧力センサの圧力特性測定方法にあっては、図5
に示すように、圧力導入孔22には、その内面にゴム製
のOリング25が設けられており、また、圧力センサの
外部端子18はソケット31のばね状の導電部材32を
介してしっかり固定されているので、圧力センサの圧力
導入管17と圧力印加治具2の圧力導入孔22との間に
水平方向の位置ずれが発生した場合に、圧力導入管17
に圧力印加治具2により水平方向を主とした応力が加わ
る。この応力が圧力センサ本体1内のダイアフラム16
に加わり、圧力特性が変化してしまう。さらに、1つの
圧力印加治具2で複数の圧力センサの特性測定をするよ
うに、圧力印加治具2が一体型に形成されているので、
1つの圧力センサの位置ずれが全体のずれとなり、他の
圧力センサにも応力がかかることになる。
【0008】さらには、複数のネジ23により圧力印加
治具2を固定していた場合に、ネジ23の締め付けトル
クにばらつきがあると、圧力印加治具2にわずかな傾き
や反りが生じ、圧力センサの圧力導入管17に、前記と
同様の応力が加わり、圧力特性の変動が起こるという問
題があった。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みてなしたもので
あり、その目的とするところは、機械的応力の発生を抑
え、高精度で特性測定のできる圧力センサの特性測定装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
圧力センサ本体と、該圧力センサ本体内のダイアフラム
に圧力を導入する圧力導入管と、前記ダイアフラムのた
わみに応じて出力される電気信号を外部に取り出す外部
端子とを有してなる圧力センサの圧力特性を測定するた
めの特性測定装置であって、内部に中空部を有し、該中
空部につながり前記圧力導入管を差し込む圧力導入孔を
複数有する圧力印加治具と、凹部に柔軟性を有する導電
性部材を充填した複数のソケットを装着した配線基板と
を有してなり、前記外部端子を前記ソケットの凹部に差
し込むことにより圧力センサ本体を前記配線基板に装着
し、前記圧力印加治具の圧力導入孔に圧力センサの圧力
導入管を差し込み、前記圧力印加治具の中空部から圧力
導入管を介して圧力センサ本体に圧力を導入し、導入し
た圧力により生じたダイアフラムのたわみに応じて発生
した電気信号を前記外部端子から前記ソケットを介して
取り出すようにしたことを特徴とするものである。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ソケットの凹部の断面積を、前記外部
端子の断面積の数〜数十倍の大きさにするようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形態
の一例に係る圧力センサの特性測定装置の断面を示す模
式図である。本実施形態の圧力センサの特性測定装置
は、圧力センサを保持するとともに外部に電気信号を取
り出すための配線基板3と、圧力センサ本体1内のダイ
アフラム16に圧力を導入する圧力印加治具2とを有し
てなる。配線基板3には、圧力センサの外部端子18を
差し込むソケット4が装着されている。ソケット4は、
図2に示すように、外壁41が樹脂で形成され、内壁4
2がアルミ等の金属で形成され、外部との電気的接続が
可能なようになっている。ソケット4の凹部44は、外
部端子18の断面積の数〜数十倍程度の断面積を有し、
凹部44内には、導電性の液体や銀ペースト等の柔軟性
のある導電性固体等の柔軟性を有する導電性部材43が
充填されている。
【0013】圧力印加治具2は、中空部21を有し、例
えばアルミにより作製される。さらに、圧力印加治具2
には、中空部21とつながっており、圧力センサの圧力
導入管17を嵌めるための圧力導入孔(開口部)22が
形成される。図1では圧力導入孔22は1つしか示され
ていないが、複数の圧力センサの特性測定ができるよう
に、複数の圧力導入孔22が形成されている。
【0014】本実施形態の圧力センサの特性測定装置に
より特性測定を行う場合には、まず、圧力センサの外部
端子18をソケット4の凹部44内に入れることによ
り、圧力センサ本体1を配線基板3に装着する。これに
より、外部端子18と内壁42に形成された金属とが柔
軟性を有する導電性部材43を介して電気的に接続され
る。次に、圧力印加治具2の圧力導入孔22に、圧力セ
ンサの圧力導入管17を差し込む。この時、圧力導入管
17と圧力導入孔22との間にはOリング25を介在さ
せ、密閉することにより、圧力がリークしないようにし
ている。
【0015】この状態で、圧力印加治具2の中空部21
を介して圧力を導入すると、その圧力は圧力センサの圧
力導入管17を介して圧力センサ本体1内のダイアフラ
ム16に印加される。ダイアフラム16に印加される圧
力に応じて外部端子18から出力される電気信号を外部
端子18に接続されるソケット4の導電性部材43、金
属(内壁)42を介して取り出すことにより、圧力特性
の測定を行うことができるのである。
【0016】本実施形態によれば、圧力センサ本体1の
装着が外部端子18をソケット4の凹部44内に充填さ
れた柔軟性を有する導電性部材43内に入れることによ
り行われるので、圧力印加治具2の装着時に圧力センサ
本体1に加わる機械的応力により外部端子18が変動し
ても、外部端子18がソケット4に完全には固定されて
おらず、ソケット4の凹部44内を自由に動くことがで
きるので、機械的応力は緩和される。
【0017】また、ソケット4の凹部44の断面積を、
外部端子18の断面積の数〜数十倍程度の断面積として
いるので、外部端子18は凹部44内を余裕を持って動
くことができ、外部端子18の変動が大きな場合でも機
械的応力を十分緩和することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、圧力センサ本体と、該圧力センサ本体内のダイア
フラムに圧力を導入する圧力導入管と、前記ダイアフラ
ムのたわみに応じて出力される電気信号を外部に取り出
す外部端子とを有してなる圧力センサの圧力特性を測定
するための特性測定装置であって、内部に中空部を有
し、該中空部につながり前記圧力導入管を差し込む圧力
導入孔を複数有する圧力印加治具と、凹部に柔軟性を有
する導電性部材を充填した複数のソケットを装着した配
線基板とを有してなり、前記外部端子を前記ソケットの
凹部に差し込むことにより圧力センサ本体を前記配線基
板に装着し、前記圧力印加治具の圧力導入孔に圧力セン
サの圧力導入管を差し込み、前記圧力印加治具の中空部
から圧力導入管を介して圧力センサ本体に圧力を導入
し、導入した圧力により生じたダイアフラムのたわみに
応じて発生した電気信号を前記外部端子から前記ソケッ
トを介して取り出すようにしたので、圧力供給配管と圧
力センサとの間で位置ずれ等が発生し、外部端子18が
変動しても、柔軟性を有する導電性部材により吸収され
ることになり機械的応力の発生を抑え、高精度で特性測
定のできる圧力センサの特性測定装置が提供できた。
【0019】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、前記ソケットの凹部の断面積を、前
記外部端子の断面積の数〜数十倍の大きさにすれば、外
部端子は凹部内を余裕を持って動くことができ、外部端
子の変動が大きな場合でも機械的応力を十分緩和するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る圧力センサの特性測
定装置の概略構成の断面状態を示す模式図である。
【図2】同上に係るソケットの断面状態を示す模式図で
ある。
【図3】圧力センサチップの断面を示す模式図である。
【図4】従来の圧力センサの特性測定装置の概略構成を
示す模式図である。
【図5】同上の断面状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 圧力センサ本体 2 圧力印加治具 3 配線基板 4 ソケット 16 ダイアフラム 17 圧力導入管 18 外部端子 21 中空部 22 圧力導入孔 24 圧力配管 25 Oリング 41 外壁 42 内壁 43 柔軟性を有する導電性部材 44 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力センサ本体と、該圧力センサ本体内
    のダイアフラムに圧力を導入する圧力導入管と、前記ダ
    イアフラムのたわみに応じて出力される電気信号を外部
    に取り出す外部端子とを有してなる圧力センサの圧力特
    性を測定するための特性測定装置であって、内部に中空
    部を有し、該中空部につながり前記圧力導入管を差し込
    む圧力導入孔を複数有する圧力印加治具と、凹部に柔軟
    性を有する導電性部材を充填した複数のソケットを装着
    した配線基板とを有してなり、前記外部端子を前記ソケ
    ットの凹部に差し込むことにより圧力センサ本体を前記
    配線基板に装着し、前記圧力印加治具の圧力導入孔に圧
    力センサの圧力導入管を差し込み、前記圧力印加治具の
    中空部から圧力導入管を介して圧力センサ本体に圧力を
    導入し、導入した圧力により生じたダイアフラムのたわ
    みに応じて発生した電気信号を前記外部端子から前記ソ
    ケットを介して取り出すようにしたことを特徴とする圧
    力センサの特性測定装置。
  2. 【請求項2】 前記ソケットの凹部の断面積を、前記外
    部端子の断面積の数〜数十倍の大きさにするようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の圧力センサの特性測定
    装置。
JP11211997A 1997-04-30 1997-04-30 圧力センサの特性測定装置 Pending JPH10300617A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103646926A (zh) * 2013-11-27 2014-03-19 芜湖通和汽车管路系统有限公司 一种压力传感器芯片安装结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103646926A (zh) * 2013-11-27 2014-03-19 芜湖通和汽车管路系统有限公司 一种压力传感器芯片安装结构
CN103646926B (zh) * 2013-11-27 2016-04-06 芜湖致通汽车电子有限公司 一种压力传感器芯片安装结构

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