JPH10300573A - 光量測定装置 - Google Patents

光量測定装置

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JPH10300573A
JPH10300573A JP12644897A JP12644897A JPH10300573A JP H10300573 A JPH10300573 A JP H10300573A JP 12644897 A JP12644897 A JP 12644897A JP 12644897 A JP12644897 A JP 12644897A JP H10300573 A JPH10300573 A JP H10300573A
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JP
Japan
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light detection
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value
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Application number
JP12644897A
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Inventor
Takashi Okuyama
隆志 奥山
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ発生器からのレーザビームや発光ダイ
オード等の発光体からの光ビームの光量を測定する光量
測定装置であって、動的な状態にある光の光量を測定し
得るように構成された光量測定装置を提供する。 【解決手段】 光量測定装置は所定経路に沿って走査す
るかあるいは点滅する動的な光の光量を測定するための
ものであって、動的な光を検出する光検出手段と、光検
出手段の光検出時に光検出信号を出力する光検出信号出
力手段と、光検出手段の光検出時に該光検出手段からの
出力値を一時的に保持する出力値保持手段と、光検出信
号出力手段からの光検出信号の出力に応じて出力値保持
手段からその保持値を光検出データとして取り込む光検
出データ取込み手段と、光検出データ取込み手段によっ
て取り込まれた光検出データを光量データに換算する換
算手段とを具備して成るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ発生器からの
レーザビームや発光ダイオード等の発光体からの光ビー
ムの光量を測定するための光量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ発生器や発光ダイオード等
の発光体による光ビームを利用した種々のタイプの光学
装置が開発されており、このような光学装置では、光ビ
ームの光量調節のために光ビームの光量を測定すること
が必要となる。例えば、かかる光学装置の一例として
は、例えばレーザ描画装置が挙げられ、このようなレー
ザ描画装置では、そこで描画手段として用いるレーザビ
ームの光量を測定することが屡々必要となる。
【0003】詳述すると、上述したレーザ描画装置はフ
ォトリソグラフの手法を用いてプリント回路基板を製造
する際の回路パターンの描画記録に用いられ、被描画体
例えばフォトマスク用感光フィルムあるいは基板上のフ
ォトレジスト層上をレーザビームでもって走査しつつ描
画ラスタデータに基づいて該レーザビームを変調するこ
とにより、該被描画体上に所望の回路パターンが記録さ
れることになる。このようなレーザ描画装置では、プロ
セス条件例えば描画後の現像液や感光材料の特性等の変
更に伴ってレーザビームの光強度を調節しなければなら
ず、このような場合にレーザビームの光量測定が必要と
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の光量
測定装置は光量測定用光センサに対して光が静止した状
態にあるときにその光の光量を測定するようになってい
るものである。従って、従来の光量測定装置にあって
は、上述したようなレーザ描画装置が作動状態下に置か
れているとき、そのレーザビームの光量を測定するため
には、レーザビームの走査動作を一旦停止させなければ
ならないという面倒な作業が必要とされる。
【0005】要するに、従来の光量測定装置は静的な光
の光量を測定することができても、光が動的な状態、例
えば光が上述のレーザ描画装置のように所定の経路に沿
って走査されたり、あるいは光が点滅されたりする状態
にある場合にはその動的な光の光量を測定することはで
きないものである。
【0006】従って、本発明の第1の目的は動的な状態
にある光の光量を測定し得るように構成された光量測定
装置を提供することである。
【0007】本発明の第2の目的は光が動的な状態にあ
っても静的な状態にあってもその光量を測定し得るよう
に構成された光量測定装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の局面によ
る光量測定装置は動的な光の光量を測定するためのもの
であって、動的な光を検出する光検出手段と、この光検
出手段の光検出時に光検出信号を出力する光検出信号出
力手段と、光検出手段の光検出時に該光検出手段からの
出力値を一時的に保持する出力値保持手段と、光検出信
号出力手段からの光検出信号の出力に応じて出力値保持
手段からその保持値を光検出データとして取り込む光検
出データ取込み手段と、この光検出データ取込み手段に
よって取り込まれた光検出データを光量データに換算す
る換算手段とを具備して成るものである。
【0009】本発明の第2の局面による光量測定装置は
動的な光の光量を測定するための光量測定装置であっ
て、動的な光を検出する光検出手段と、この光検出手段
の光検出時に光検出信号を出力する光検出信号出力手段
と、光検出手段の光検出時に該光検出手段からの出力値
を一時的に保持する出力値保持手段と、光検出信号出力
手段からの光検出信号の出力に応じて前記出力値保持手
段からその保持値を光検出データとして取り込む光検出
データ取込み手段とを具備するものである。光検出デー
タ取込み手段は光検出信号出力手段からの光検出信号の
出力に応じて出力値保持手段から光検出データを取り込
むようになっている。本発明の第2の局面によれば、光
量測定装置は更に光検出データ取込み手段によって取り
込まれた複数の光検出データの平均値データを演算する
平均値演算手段と、この平均値演算手段によって得られ
た平均値データを光量データに換算する換算手段とを具
備して成るものである。
【0010】本発明による第3の局面による光量測定装
置は動的な光の光量及び静的な光の光量を選択的に測定
するためのものであって、動的な光の光量を測定する動
的測定モード及び静的な光の光量を測定する静的測定モ
ードのいずれかを選択するモード選択手段と、動的な光
及び静的な光を検出する光検出手段と、この光検出手段
の光検出時に光検出信号を出力する光検出信号出力手段
と、光検出手段の光検出時に該光検出手段からの出力値
を一時的に保持する出力値保持手段と、この出力値保持
手段からその保持値を光検出データとして取り込む光検
出データ取込み手段とを具備する。モード選択手段によ
って動的測定モードが選択されているとき、光検出デー
タ取込み手段は光検出信号出力手段からの光検出信号の
出力に応じて前記出力値保持手段からその保持値を光検
出データとして取り込むようになっており、またモード
選択手段によって静的測定モードが選択されていると
き、光検出データ取込み手段は光検出信号出力手段から
の光検出信号の出力に関係なく適当なタイミングで出力
保持手段からその保持値を光検出データとして取り込む
ようになっている。本発明の第3の局面によれば、光量
測定装置は更に光検出データ取込み手段によって取り込
まれた光検出データを光量データに換算する換算手段を
具備して成るものである。
【0011】本発明の第4の局面による光量測定装置は
動的な光の光量及び静的な光の光量を選択的に測定する
ためのものであって、動的な光の光量を測定する動的測
定モード及び前記静的な光の光量を測定する静的測定モ
ードのいずれかを選択するモード選択手段と、動的な光
及び前記静的な光を検出する光検出手段と、この光検出
手段の光検出時に光検出信号を出力する光検出信号出力
手段と、光検出手段の光検出時に該光検出手段からの出
力値を一時的に保持する出力値保持手段と、この出力値
保持手段からその保持値を光検出データとして取り込む
光検出データ取込み手段とを具備するものである。モー
ド選択手段によって動的測定モードが選択されていると
き、光検出データ取込み手段は光検出信号出力手段から
の光検出信号の出力に応じて出力値保持手段からその保
持値を光検出データとして少なくとも二回以上取り込む
ようになっており、またモード選択手段によって静的測
定モードが選択されているとき、前記光検出データ取込
み手段は光検出信号出力手段からの光検出信号の出力に
関係なく適当なタイミングで出力保持手段からその保持
値を光検出データとして少なくとも二回以上取り込むよ
うになっている。本発明の第4の局面によれば、光量測
定装置は更に光検出データ取込み手段によって取り込ま
れた複数の光検出データの平均値データを演算する平均
値演算手段と、平均値演算手段によって得られた平均値
データを光量データに換算する換算手段とを具備して成
るものである。
【0012】好ましくは、本発明による光量測定装置は
更に光量データを表示する光量データ表示手段を具備す
る。
【0013】また、好ましくは、本発明による光量測定
装置においては、出力値保持手段は光検出手段からの出
力値のピーク値を保持するピークホールド回路と、この
ピークホールド回路の出力値をデジタル値に変換するア
ナログ/デジタル変換器とを包含し、光検出手段取込み
手段はアナログ/デジタル変換器からの出力値を光検出
データとして取り込むようにされる。
【0014】更に、好ましくは、本発明による光量測定
装置においては、光検出信号出力手段は光検出手段の光
検出時に光検出信号としてトリガ信号を出力するトリガ
回路から成る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明による光量測定装置の一実施形態について具体的に説
明する。
【0016】図1を参照すると、本発明による光量測定
装置のブロック図が示され、同図から明らかなように、
光量測定装置は光検出手段としてホトダイオード10を
具備する。ホトダイオード10には所定の電圧(VC
C)が印加され、該ホトダイオード10に動的な光が照
射されると、その光量に応じた電圧信号がホトダイオー
ド10のアノード側から検出される。
【0017】ホトダイオード10から検出される電圧信
号は増幅器12によって増幅された後に、ピークホール
ド(P/H)回路14によって出力電圧のピーク値が保
持される。次いで、P/H回路14で保持された出力電
圧のピークはアナログ/デジタル(A/D)変換器16
に対して出力される。要するに、P/H回路14及びA
/D変換器16はホトダイオード10からの出力値を一
時的に保持する出力値保持手段として機能することにな
る。
【0018】増幅器12で増幅されたホトダイオード1
0からの出力値はトリガ回路18に対しても出力され
る。トリガ回路18内にはコンパレータが内蔵され、こ
のコンパレータには測定レンジの1/10程度の電圧値が閾
値として設定される。増幅器12からの出力電圧値がか
かる閾値を越えたとき、トリガ回路18から光検出信号
としてトリガ信号が出力される。
【0019】光量測定装置には制御回路20が設けら
れ、本実施形態では、制御回路20はマイクロコンピュ
ータで形成される。即ち、制御回路20は中央処理ユニ
ット(CPU)20Aと、種々のルーチンを実行するた
めのプログラム、換算テーブル及び常数等を格納する読
出し専用メモリ(ROM)20B、データ等を一時的に
格納する書込み/読出し自在なメモリ(RAM)20C
及び入出力インターフェース(I/O)回路20Dとか
ら成る。
【0020】図1から明らかように、A/D変換器16
の出力端子とトリガ回路18の出力端子は制御回路20
のI/O回路20Dに接続される。トリガ回路18から
トリガ信号がI/O回路20Dに対して出力されたと
き、制御回路20ではトリガ信号に基づいてサンプリン
グ信号が造成され、このサンプリング信号はA/D変換
器16に対して出力される。なお、A/D変換器16に
対するサンプリング信号の出力はトリガ信号の受信から
所定時間だけ遅らされ、その時間の経過によりP/H回
路14の検出ピーク値は安定したものとなる。
【0021】A/D変換器16にサンプリング信号が出
力されると、P/H回路14からA/D変換器16に対
して出力された検出電圧のピーク値(即ち、P/H回路
14で保持された保持値)が光検出データとして制御回
路20内に取り込まれてRAM20Cに一時的に格納さ
れる。次いで、制御回路20はROM20Bに予め格納
されている換算テーブルまたは換算式に基づいて光検出
データを光量データに換算し、この光量データもRAM
20Cに一時的に格納される。
【0022】また、制御回路20からI/O回路20D
を介してP/H回路14に放電指令電圧信号が出力され
るようになっており、この放電指令電圧信号は通常は低
レベルに維持され、このときP/H回路14では検出電
圧のピーク値を保持した状態が維持される。しかし、放
電指令電圧信号が低レベルから高レベルに切り換えられ
ると、P/H回路14からその保持電荷(即ち、ピーク
電圧値)が放電されて、P/H回路14の出力はグラン
ドレベルに落とされる。P/H回路14の放電が完了す
ると、放電指令電圧信号は高レベルから再び低レベルに
戻される。
【0023】図1に示すように、制御回路20のI/O
回路20DにはLCD駆動回路22が接続され、このL
CD駆動回路22には液晶表示(LCD)パネル24が
接続される。LCDパネル24には上述した光量データ
が数値として表示されるようになっている。
【0024】図1において、参照符号26は測定モード
切換スイッチを示し、この測定モード切換スイッチ26
が図示するようにオンされているとき、即ち測定モード
切換スイッチ26のオンによってそこから制御回路20
のI/O回路20Dに出力される測定モード切換電圧信
号が所定の高レベルに維持されているとき、光量測定装
置は上述したように動的な光(即ち、所定経路に沿って
走査されるかあるいは点滅されるような光)の光量を測
定するように機能する。
【0025】一方、測定モード切換スイッチ26がオフ
されたとき、即ち測定モード切換スイッチ26から制御
回路20のI/O回路20Dに出力される測定モード切
換電圧信号が高レベルから低レベルに切り換えられる
と、光量測定装置は静的な光(即ち、停止状態にある光
あるいは点滅されずに点灯状態に維持された光)の光量
を測定するように機能する。即ち、測定モード切換スイ
ッチ26がオフ(静的測定モード)のとき、トリガ回路
18からI/O回路20Dへのトリガ信号の出力に関係
なく、制御回路20はP/H回路14からA/D変換器
16に対して出力された検出電圧のピーク値を所定のタ
イミングで光検出データとして取り込んでRAM20C
に一時的に格納する。その他の点については、測定モー
ド切換スイッチ26がオン(動的測定モード)されてい
る場合と実質的に同じである。
【0026】なお、本実施形態にあっては、光量測定装
置の電源スイッチ(図示されない)がオンされたとき、
光量測定が自動的に行なわれるようになっており、その
光量測定の実行については測定モード切換スイッチ26
によって選択された測定モードに従う。
【0027】図2には図1に示した光量測定装置で実行
される光量測定ルーチンのフローチャートが示され、ま
た図3及び図4のそれぞれには動的測定モードで光量測
定を行なう際のタイミングチャート及び静的測定モード
で光量測定を行なう際のタイミングチャートが示されて
いる。
【0028】上述したように、光量測定ルーチンは光量
測定装置の電源スイッチのオンによって実行される。先
ず、ステップ201では、カウンタnがリセットされ
る。次いで、ステップ202では測定モード切換スイッ
チ26がオンされているか否かが判断される。
【0029】測定モード切換スイッチ26がオンされて
いるとき、即ち動的測定モードが選択されているとき、
ステップ202からステップ203に進み、そこでトリ
ガ回路18からトリガ信号が出力されたか否かが判断さ
れる。
【0030】例えば、所定経路に沿って光が繰り返し走
査され、かつかかる所定経路の適当な個所にホトダイオ
ード10が設置された場合には、ホトダイオード10で
の光検出は図3のタイミングチャートに示すようなもの
となる。即ち、所定の時間間隔で光検出がホトダイオー
ド10によって行なわれ、その光検出の度毎にホトダイ
オード10からはその検出光量に比例した電圧信号が検
出される。
【0031】このような検出電圧信号は上述したように
増幅器12で増幅された後にP/H回路14及びトリガ
回路18に出力される。既に説明したように、検出電圧
信号のピーク値がP/H回路14によって保持されると
(図3)、そのピーク値はP/H回路14からA/D変
換器16に対して出力される。一方、増幅器12から出
力される検出電圧信号はトリガ回路18にも出力され、
その検出電圧信号の電圧レベルが所定の閾値を越える
と、トリガ回路18からトリガ信号が制御回路20のI
/O回路20Dに対して出力される(図3)。
【0032】ステップ203において、トリガ回路18
からのトリガ信号の出力が確認されると、ステップ20
4に進み、そこでA/D変換器16からのサンプリング
が行なわれる(図3)。即ち、制御回路20はP/H回
路14からA/D変換器16に対して出力された検出電
圧のピーク値(即ち、P/H回路14で保持された保持
値)を光検出データSDn として取り込む。次いで、ス
テップ205に進み、そこで光検出データSDn がRA
M20Cに一時的に格納する。
【0033】RAM20Cへの光検出データSDn の格
納が完了すると、ステップ206に進み、そこでP/H
回路14の電荷(ピーク値)が放電されて、その出力は
グランドレベルにされる。次いで、ステップ207で
は、カウンタnのカウント数が“4”に等しいか否かが
判断される。n≠4のとき、ステップ207からステッ
プ208に進み、そこでカウンタnのカウント数が
“1”だけカウントアップされた後、ステップ203に
戻る。その後、カウンタnのカウント数が“4”に到達
するまで、ステップ203ないしステップ208から成
るルーチンが繰り返される。
【0034】ステップ207でカウンタnのカウント数
が“4”に到達したとき、即ちホトダイオード10で5
回の光検出が行なわれてそれぞれの光検出に対してA/
D変換器16からのサンプリングが5回行なわれたと
き、ステップ207からステップ209に進み、そこで
光検出データSD0 ないしSD4 (n=0、1、2、
3、4)の平均値SDが求められる。
【0035】要するに、本実施形態にあっては、光検出
については5回行なわれ、その5つの光検出データの平
均値を得ることにより、測定誤差の影響を緩和するよう
になっている。勿論、本実施形態では、光検出は5回繰
り返されるが、その繰返し回数については任意である。
一方、光検出については1回だけもよい。なお、光検出
の回数を任意に設定し得るようになった設定スイッチを
光量測定装置に設けることもできる。
【0036】ステップ210では、上述の平均値SDが
制御回路20のROM20Bに予め格納されている換算
テーブルまたは換算式に基づいて光量データに換算さ
れ、その光量データSDもRAM20Cに一時的に格納
される。次いで、ステップ211では、光量データSD
に基づいてその数値データがLCDパネル24で表示さ
れる。なお、上述の換算テーブルまたは換算式は既知の
光量データとホトダイオード10の検出特性との関係か
ら得られた校正データに基づいて作成されるものであ
る。
【0037】一方、ステップ202で測定モード切換ス
イッチ26がオフされているとき、即ち静的測定モード
が選択されているとき、ステップ202からステップ2
12に進み、そこで所定時間が経過したか否かが判断さ
れる。
【0038】静的測定モードが選択されているとき、ホ
トダイオード10は光に比例した出力電圧を連続的に検
出することになる。即ち、ホトダイオード10での光検
出は図4のタイミングチャートに示すようなものとな
り、ホトダイオード10からは光量に比例した出力電圧
が出力される。このように電圧信号がP/H回路14に
出力されると、P/H回路14も光量に比例した電圧信
号を保持することになり(図4)、その電圧値はP/H
回路14からA/D変換器16に対して出力される。
【0039】ステップ212において、所定時間の経過
が確認されると、ステップ213に進み、そこでA/D
変換器16からのサンプリングが行なわれる(図4)。
即ち、制御回路20はP/H回路14からA/D変換器
16に対して出力された電圧値(即ち、P/H回路14
で保持された保持値)を光検出データSDn として取り
込む。次いで、ステップ214に進み、そこで光検出デ
ータSDn がRAM20Cに一時的に格納する。
【0040】RAM20Cへの光検出データSDn の格
納が完了すると、ステップ215に進み、そこでP/H
回路14の電荷(ピーク値)が放電されてグランドレベ
ルにされる。次いで、ステップ216では、カウンタn
のカウント数が“4”に等しか否かが判断される。n≠
4のとき、ステップ216からステップ217に進み、
そこでカウンタnのカウント数が“1”だけカウントア
ップされた後、ステップ212に戻る。その後、カウン
タnのカウント数が“4”に到達するまで、ステップ2
12ないしステップ217から成るルーチンが繰り返さ
れる。
【0041】ステップ216でカウンタnのカウント数
が“4”に到達したとき、即ちホトダイオード10で5
回の光検出が行なわれてそれぞれの光検出に対してA/
D変換器16からのサンプリングが5回行なわれたと
き、ステップ217からステップ209に進み、そこで
光検出データSD0 ないしSD4 (n=0、1、2、
3、4)に基づいて上述した場合と同様に平均値SDが
求められる。その後の処理については既に述べた通りで
ある。
【0042】上述の実施形態では、測定精度を高めるた
めに、A/D変換器16に対するサンプリングを複数回
行なって光検出データの平均値を得るようにしている
が、必要に応じて、A/D変換回路16に対するサンプ
リングを1回だけ行なってその光検出データを光量デー
タとして換算していもよい。
【0043】上述の実施形態では、測定モード切換スイ
ッチ26がオンのときに動的測定モードが選択され、測
定モード切換スイッチ26がオフのときに静的測定モー
ドが選択されるようになっているが、勿論、測定モード
切換スイッチのオン/オフと選択されるべき測定モード
との関係については上述の場合と逆にしてもよいことは
明らかであろう。
【0044】
【発明の効果】以上の記載から明らかように、本発明に
よる光量測定装置にあっては、動的な光に対する光量測
定を適正に行なうことが可能である。また、本発明によ
る光量測定装置は測定モード切換スイッチの切換作動だ
けで動的な光の光量だけでなく静的な光の光量も測定可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光量測定装置のブロック図であ
る。
【図2】本発明による光量測定装置で実行される光量測
定ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】本発明による光量測定装置の光量測定ルーチン
を動的測定モードで実行する際のタイミングチャートで
ある。
【図4】本発明による光量測定装置の光量測定ルーチン
を静的測定モードで実行する際のタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
10 ホトダイオード 12 増幅器 14 ピークホールド(P/H)回路 16 アナログ/デジタル(A/D)変換器 18 トリガ回路 20 制御回路 22 LCD駆動回路 24 液晶表示(LCD)パネル 26 測定モード切換スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動的な光の光量を測定するための光量測
    定装置であって、 前記動的な光を検出する光検出手段と、 前記光検出手段の光検出時に光検出信号を出力する光検
    出信号出力手段と、 前記光検出手段の光検出時に該光検出手段からの出力値
    を一時的に保持する出力値保持手段と、 前記光検出信号出力手段からの光検出信号の出力に応じ
    て前記出力値保持手段からその保持値を光検出データと
    して取り込む光検出データ取込み手段と、 前記光検出データ取込み手段によって取り込まれた光検
    出データを光量データに換算する換算手段とを具備して
    成る光量測定装置。
  2. 【請求項2】 動的な光の光量を測定するための光量測
    定装置であって、 前記動的な光を検出する光検出手段と、 前記光検出手段の光検出時に光検出信号を出力する光検
    出信号出力手段と、 前記光検出手段の光検出時に該光検出手段からの出力値
    を一時的に保持する出力値保持手段と、 前記光検出信号出力手段からの光検出信号の出力に応じ
    て前記出力値保持手段からその保持値を光検出データと
    して取り込む光検出データ取込み手段とを具備し、 前記光検出データ取込み手段は前記光検出信号出力手段
    からの光検出信号の出力に応じて前記出力値保持手段か
    ら光検出データを取り込むようになっており、 更に、前記光検出データ取込み手段によって取り込まれ
    た複数の光検出データの平均値データを演算する平均値
    演算手段と、 前記平均値演算手段によって得られた平均値データを光
    量データに換算する換算手段とを具備して成る光量測定
    装置。
  3. 【請求項3】 動的な光の光量及び静的な光の光量を選
    択的に測定するための光量測定装置であって、 前記動的な光の光量を測定する動的測定モード及び前記
    静的な光の光量を測定する静的測定モードのいずれかを
    選択するモード選択手段と、 前記動的な光及び前記静的な光を検出する光検出手段
    と、 前記光検出手段の光検出時に光検出信号を出力する光検
    出信号出力手段と、 前記光検出手段の光検出時に該光検出手段からの出力値
    を一時的に保持する出力値保持手段と、 前記出力値保持手段からその保持値を光検出データとし
    て取り込む光検出データ取込み手段とを具備し、 前記モード選択手段によって動的測定モードが選択され
    ているとき、前記光検出データ取込み手段は前記光検出
    信号出力手段からの光検出信号の出力に応じて前記出力
    値保持手段からその保持値を光検出データとして取り込
    むようになっており、 前記モード選択手段によって静的測定モードが選択され
    ているとき、前記光検出データ取込み手段は前記光検出
    信号出力手段からの光検出信号の出力に関係なく適当な
    タイミングで前記出力保持手段からその保持値を光検出
    データとして取り込むようになっており、 更に、前記光検出データ取込み手段によって取り込まれ
    た光検出データを光量データに換算する換算手段を具備
    して成る光量測定装置。
  4. 【請求項4】 動的な光の光量及び静的な光の光量を選
    択的に測定するための光量測定装置であって、 前記動的な光の光量を測定する動的測定モード及び前記
    静的な光の光量を測定する静的測定モードのいずれかを
    選択するモード選択手段と、 前記動的な光及び前記静的な光を検出する光検出手段
    と、 前記光検出手段の光検出時に光検出信号を出力する光検
    出信号出力手段と、 前記光検出手段の光検出時に該光検出手段からの出力値
    を一時的に保持する出力値保持手段と、 前記出力値保持手段からその保持値を光検出データとし
    て取り込む光検出データ取込み手段とを具備し、 前記モード選択手段によって動的測定モードが選択され
    ているとき、前記光検出データ取込み手段は前記光検出
    信号出力手段からの光検出信号の出力に応じて前記出力
    値保持手段からその保持値を光検出データとして少なく
    とも二回以上取り込むようになっており、 前記モード選択手段によって静的測定モードが選択され
    ているとき、前記光検出データ取込み手段は前記光検出
    信号出力手段からの光検出信号の出力に関係なく適当な
    タイミングで前記出力保持手段からその保持値を光検出
    データとして少なくとも二回以上取り込むようになって
    おり、 更に、前記光検出データ取込み手段によって取り込まれ
    た複数の光検出データの平均値データを演算する平均値
    演算手段と、 前記平均値演算手段によって得られた平均値データを光
    量データに換算する換算手段とを具備して成る光量測定
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれか1項に記
    載の光量測定装置において、更に、前記光量データを表
    示する光量データ表示手段が設けられることを特徴とす
    る光量測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか1項に記
    載の光量測定装置において、前記出力値保持手段が前記
    光検出手段からの出力値のピーク値を保持するピークホ
    ールド回路と、このピークホールド回路の出力値をデジ
    タル値に変換するアナログ/デジタル変換器とを包含
    し、前記光検出手段取込み手段が前記アナログ/デジタ
    ル変換器からの出力値を光検出データとして取り込むこ
    とを特徴とする光量測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれか1項に記
    載の光量測定装置において、前記光検出信号出力手段が
    前記光検出手段の光検出時に光検出信号としてトリガ信
    号を出力するトリガ回路から成ることを特徴とする光量
    測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114450641A (zh) * 2019-09-30 2022-05-06 Asml控股股份有限公司 具有调制光源的对准传感器

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