JPH10300543A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JPH10300543A
JPH10300543A JP9127946A JP12794697A JPH10300543A JP H10300543 A JPH10300543 A JP H10300543A JP 9127946 A JP9127946 A JP 9127946A JP 12794697 A JP12794697 A JP 12794697A JP H10300543 A JPH10300543 A JP H10300543A
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博史 吉倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波センサの故障判定を精度高く行える流
量計を提供する。 【解決手段】 ステップS2でNOと判定した〔(振幅B)
<(振幅基準値E)〕後、ステップS4でYES (B≧E)
と判定すると、第2の送信用素子が送信する超音波の伝
搬路において気泡が通過したと想定して、ステップS6
(第2の超音波センサが故障したと報知)及びステップ
S7の処理を行うのを避ける。この分、故障の検出精度を
向上できる。一方、ステップS4でNO(B<E)と判定
し、第1経過時間T1 が基準時間G以上になる(ステッ
プS5でYES と判定する)と、ステップS4でのNO判定(B
<E)が気泡通過でなく、第2の超音波センサ42の故
障によるものであると判定し、警報器による報知を行い
(ステップS6)、さらに第2の受信用素子の受信信号に
代えて駆動信号を選択し(ステップS7)、駆動信号と受
信信号との位相比較を行い、流量算出を、継続して行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流量を計測
する流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の流量計の一例として特開平4-2911
14号公報に示すものがある。この公報に示す流量計は、
被測定流体が流れる管と、この管内に設けたカルマン渦
発生用の渦発生柱とを有し、渦発生柱の下流側に超音波
送信器及び超音波受信器からなる2組の超音波センサ
と、2つの超音波受信器から受信信号を入力する位相比
較器とを備えている。2組の超音波センサ(超音波送信
器及び超音波受信器)はそれぞれの超音波伝搬路がクロ
スするように配置されている。
【0003】この流量計では、被測定流体の流速に対応
して渦発生柱の下流側に交番にカルマン渦が発生し、こ
のカルマン渦により超音波が変調され、2つの超音波受
信器のうち一方が超音波を進み状態で受信したときに
は、他方の超音波受信器が超音波を遅れ状態で受信する
ようになっている。そして、位相比較器が、前記2つの
受信信号の位相差を求め、この位相差からカルマン渦の
発生周期を検出して流体速度、ひいては流量を検出する
ようにしている。また、この流量計では、異常検出回路
を設け、超音波センサに出力異常があったと判定できる
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、流量計で
は、管内を気泡が通過した場合、空気の超音波透過率が
非常に小さいために受信信号の振幅が一時的に小さくな
ることがある。このような場合に、上述した流量計で
は、受信信号の振幅が小さくなったことにより、気泡が
通過しただけであるにもかかわらず、超音波センサが異
常であると誤判定してしまうことになり、上述した流量
計は、その分、超音波センサの故障判定精度が劣ったも
のになっている。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、超音波センサの故障判定を精度高く行える流量計を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被測定流体が流れる管と、超音波送信器及び超音波受信
器とからなる一組の超音波センサと、からなり、前記超
音波送信器から送信され、前記被測定流体を介して前記
超音波受信器で受信された超音波の受信信号の変調から
前記被測定流体の流量を検出する流量計において、前記
受信信号の振幅が予め定められた基準振幅以下になった
かを判断する振幅判断手段と、該振幅判断手段によって
前記受信信号の振幅が前記基準振幅以下になっていると
判断されている時間が予め定められた基準時間以上にな
ったときに前記超音波センサが故障したと判定するセン
サ故障判定手段と、を設けたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、被測定流体が流れ
る管と、超音波送信器及び超音波受信器とからなる二組
の超音波センサと、前記超音波送信器に駆動信号を送信
する駆動回路と、前記超音波送信器から送信され、前記
被測定流体を介して前記超音波受信器で受信された2つ
の超音波の受信信号の変調から前記被測定流体の流量を
検出する流量検出手段と、からなる流量計において、前
記2つの受信信号の振幅のそれぞれが予め定められた基
準振幅以下になったかを判断する振幅判断手段と、該振
幅判断手段によって前記受信信号の振幅が前記基準振幅
以下になっていると判断されている時間が予め定められ
た基準時間以上になったときに前記超音波センサが故障
したと判定するセンサ故障判定手段と、を設け、前記流
量検出手段は、該センサ故障判定手段によって前記二組
の超音波センサのうちどちらか一方のみが故障したと判
定されたときに、前記駆動回路の駆動信号と、前記二組
の超音波センサのうちの故障したと判定されていない超
音波センサの受信信号とから前記被測定流体の流量を検
出することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
の流量計を図1ないし図4に基づいて説明する。
【0009】図1において、流量計は、被測定流体が流
れる管1と、この管1内に設けたカルマン渦発生用の渦
発生柱2とを有し、カルマン渦の発生領域に臨むように
管1には相対向して形成された2つの孔3が2組、計4
つの孔が形成されている。4つの孔3には、超音波送信
器及び超音波受信器からなる2組の超音波センサ4(以
下、適宜、第1、第2の超音波センサ41,42とい
う。)がそれぞれの超音波センサの超音波送信器と超音
波受信器とが相対向するように嵌合されている。
【0010】第1の超音波センサ41を構成する超音波
送信器及び超音波受信器(以下、適宜、第1の送、受信
器41a,41bという。)はカルマン渦の発生領域を
間にして対向し、かつ第2の超音波センサ42を構成す
る超音波送信器及び超音波受信器(以下、適宜、第2の
送、受信器42a,42bという。)はカルマン渦の発
生領域を間にして対向しており、第1の超音波センサ4
1(第1の送、受信器41a,41b)と第2の超音波
センサ42(第2の送、受信器42a,42b)とはそ
れぞれの超音波伝搬路がクロスして配置したものになっ
ている。
【0011】第1、第2の送信器41a,42aにはセ
ンサ駆動回路5が接続されており、駆動信号Pを出力し
て第1、第2の送信器41a,42aに超音波を送信さ
せるようにしている。第1、第2の送信器41a,42
aからの超音波は、被測定流体の流速に対応する周波数
で発生するカルマン渦により変調され、第1、第2の受
信器41b,42bのうち一方(例えば第1の受信器4
1b)が超音波を進み状態で受信したときには他方の受
信器(第2の受信器42b)が超音波を遅れ状態で受信
するようになっている。
【0012】第1、第2の受信器41b,42bには、
第1、第2の受信器41b,42bの受信信号R1 ,R
2 を増幅する増幅回路6(第1、第2の受信器41b,
42bに対応してそれぞれ第1、第2の増幅回路61,
62という。)、増幅・フィルタ回路7(第1、第2の
受信器41b,42bに対応してそれぞれ第1、第2の
増幅・フィルタ回路71,72という。)、及びアナロ
グスイッチ等で構成される信号切換回路8(第1、第2
の受信器41b,42bに対応してそれぞれ第1、第2
の信号切換回路81,82という。)を介して位相比較
回路9が接続されている。位相比較回路9は、前記2つ
の受信信号R1 ,R2 の位相差を求める。
【0013】第1の増幅回路61と第1の増幅・フィル
タ回路71とを接続する線路、第2の増幅回路62と第
2の増幅・フィルタ回路72とを接続する線路にはそれ
ぞれ、第1、第2の振幅監視回路101,102が分岐
接続されており、第1、第2の増幅回路61,62から
の受信信号R1 ,R2 の振幅を検出するようにしてい
る。第1、第2の信号切換回路81,82は、センサ駆
動回路5に切換可能に接続されており、通常時は第1、
第2の増幅・フィルタ回路71,72と位相比較回路9
とを導通させる一方、後述する演算回路11からの信号
により、第1、第2の増幅・フィルタ回路71,72と
位相比較回路9とを非導通とし、かつセンサ駆動回路5
と位相比較回路9とを導通させるように切換えられるよ
うになっている。
【0014】この流量計には、超音波センサ4の故障を
検出した際、アラーム音を発生して超音波センサ4が故
障したことを報知する警報器(報知手段)12が設けら
れている。また、センサ駆動回路5と第1、第2の信号
切換回路81,82とを接続する線路に分岐して第3の
振幅監視回路103が分岐接続されており、センサ駆動
回路5が出力する駆動信号Pの振幅を検出するようにし
ている。
【0015】位相比較回路9、第1、第2、第3の振幅
監視回路101,102,103、第1、第2の信号切
換回路81,82及び警報器12に接続して演算回路1
1(マイコン)が設けられている。演算回路11は、位
相比較回路9が求めた位相差からカルマン渦の発生周期
を検出して流体速度、ひいては流量を検出し、流量信号
Jとして出力するようにしている(位相比較回路9及び
演算回路11によって流量検出手段が構成される。)。
また、演算回路11は、第1、第2、第3の振幅監視回
路101,102,103からその検出値を入力して、
後述する演算処理を行って、演算結果に基づいて第1、
第2の信号切換回路81,82の切換え制御等を行い、
第1、第2の超音波センサ41,42の故障時に対処し
得るようにしている。さらに、演算回路11には、第
1、第2の受信器41b,42bの受信信号R1 ,R2
の振幅A,Bとの比較に用いる予め設定された振幅基準
値E、後述する経過時間との比較に用いる予め設定され
た基準時間Gが格納されていると共に、タイマ機能を有
している。なお、振幅基準値Eは、受信信号R1 ,R2
のそれぞれの受信振幅が振幅基準値E以上であれば正確
な流量検出ができる値に定めてあり、また基準時間G
は、本実施の形態の流量計の流量検出精度が保証できる
最低流量のときに、気泡が通過するのに要する時間以上
の時間に定めてある。
【0016】以上のように構成された流量計の作用を、
演算回路11の演算処理内容と共に、図2及び図3に基
づいて説明する。図2はセンサ異常検出ルーチン、図3
はセンサ劣化検出ルーチンを示し、演算回路11は、前
記センサ異常検出機能及びセンサ劣化検出機能を合わせ
持っている。なお、前記第1、第2の受信器41b,4
2bの受信信号R1 ,R2 の振幅をそれぞれ振幅A,B
として、以下に、説明する。
【0017】演算回路11は、流量検出のメインルーチ
ンを実行すると共にセンサ異常検出ルーチン及びセンサ
劣化検出ルーチンを並行して実行している。センサ異常
検出ルーチンでは、まず、振幅Aが振幅基準値E以上か
否かを判定する(ステップS1)。ステップS1でYES と判
定すると、振幅Bが振幅基準値E以上か否かを判定する
(ステップS2)。ステップS2でYES と判定すると、処理
をステップS1に戻って行う。ステップS2でNOと判定する
〔即ち、(振幅B)<(振幅基準値E)であり、この場
合、第2の送信器42aが送信する超音波の伝搬路にお
いて気泡が通過した可能性があり、また、第2の超音波
センサ42が故障した可能性がある。〕と、タイマをス
タートさせて経過時間(便宜上、第1経過時間)T1
計測する(ステップS3)。
【0018】ステップS3に続いて、振幅Bが振幅基準値
E以上か否かを再度、判定する(ステップS4)。ステッ
プS4でYES 〔(振幅B)≧(振幅基準値E)である。〕
と判定すると処理をステップS1に戻って行う。ステップ
S4の判定は、ステップS2でNOと判定した〔(振幅B)<
(振幅基準値E)〕後に行われるものであり、このステ
ップS4でYES と判定することは、第2の送信器42aが
送信する超音波の伝搬路において気泡が通過したと想定
できる。
【0019】ステップS4でNOと判定すると、第1経過時
間T1 が基準時間G以上であるか否かを判定する(ステ
ップS5)。ステップS5でNOと判定(T1 <G)すると処
理をステップS4に戻って行い、(振幅B)<(振幅基準
値E)となっている状態の時間の積算(第1経過時間T
1 の累積)を行えるようにしている。ステップS5でYES
と判定すると第2の受信器42bの受信信号R2 の振幅
Bが基準時間G以上継続して振幅基準値E以下になって
いるため、演算回路11は第2の超音波センサ42が故
障したと判定し、この判定結果に基づいて警報信号を出
力して警報器12にアラームを発生させる(ステップS
6)。
【0020】ステップS6に続いて第2の信号切換回路8
2に切換信号を出力して第2の信号切換回路82を作動
させ、第2の増幅・フィルタ回路72と位相比較回路9
との接続を断つと共に、センサ駆動回路5、第2の信号
切換回路82及び位相比較回路9のルートを形成し、第
2の増幅・フィルタ回路72からの受信信号R2 に代え
て、駆動信号Pが位相比較回路9に入力されるようにす
る(ステップS7)。ステップS7に続いて、前記ステップ
S3で開始したタイマの計測値(第1経過時間T1 )をリ
セットし(ステップS8)、センサ異常検出処理ルーチン
を終了する。
【0021】ステップS1でNOと判定する(第1の送信器
41aが送信する超音波の伝搬路において気泡が通過し
た可能性があり、また、第1の超音波センサ41が故障
した可能性がある。)と、振幅Bが振幅基準値E以上か
否かを判定する(ステップS9)。ステップS9に続いて、
タイマをスタートさせて経過時間(便宜上、第2経過時
間)T2 を計測する(ステップS10 )。
【0022】ステップS10 に続いて、振幅Aが振幅基準
値E以上か否かを再度、判定する(ステップS11 )。ス
テップS11 でYES 〔(振幅A)≧(振幅基準値E)であ
る。〕と判定すると処理をステップS1に戻って行う。ス
テップS11 の判定は、ステップS1でNOと判定した〔(振
幅A)<(振幅基準値E)〕後に行われるものであり、
このステップS11 でYES と判定することは、第1の送信
器41aが送信する超音波の伝搬路において気泡が通過
したと想定できる。
【0023】ステップS11 でNOと判定すると、第2経過
時間T2 が基準時間Gに達したか否かを判定する(ステ
ップS12 )。ステップS12 でNOと判定すると処理をステ
ップS11 に戻って行う。ステップS12 でYES と判定する
と第1の受信器41bの受信信号R1 の振幅Aが基準時
間G以上継続して振幅基準値E以下になっているため、
演算回路11は第1の超音波センサ41が故障したと判
定し、この判定結果に基づいて警報信号を出力して警報
器12にアラームを発生させる(ステップS13 )。
【0024】ステップS13 に続いて、第1の信号切換回
路81に切換信号を出力して第1の信号切換回路81を
作動させ、第1の増幅・フィルタ回路71と位相比較回
路9との接続を断つと共に、センサ駆動回路5、第1の
信号切換回路81及び位相比較回路9のルートを形成
し、第1の増幅・フィルタ回路71からの受信信号R1
に代えて、駆動信号Pが位相比較回路9に入力されるよ
うにする(ステップS14)。ステップS14 に続いて、ス
テップS10 で開始したタイマの計測値(第2経過時間T
2 )をリセットし(ステップS15 )、センサ異常検出処
理ルーチンを終了する。
【0025】ステップS9でNOと判定する(第1、第2の
送信器41a,42aが送信する超音波の伝搬路におい
て気泡が通過した可能性があり、また、第1、第2の超
音波センサ41,42が故障した可能性がある。)と、
第1、第2の超音波センサ41,42の受信信号R1
2 ともに基準振幅値E以下の受信振幅になっており、
正確な流量検出ができないため、流量信号Jの出力を停
止し(ステップS16 )、タイマをスタートさせて経過時
間(便宜上、第3経過時間)T3 を計測する(ステップ
S17 )。
【0026】ステップS17 に続いて、振幅Aが振幅基準
値E以上か否かを再度、判定する(ステップS18 )。ス
テップS18 でNOと判定すると、振幅Bが振幅基準値E以
上か否かを判定する(ステップS19 )。ステップS19 で
NOと判定すると、第3経過時間T3 が基準時間Gに達し
たか否かを判定する(ステップS20 )。
【0027】ステップS20 でYES と判定すると振幅A,
Bともに基準時間G以上継続して振幅基準値E以下にな
っているため演算回路11は第1、第2の超音波センサ
41,42が故障したと判定し、この判定結果に基づい
て警報信号を出力して警報器12にアラームを発生させ
る(ステップS21 )。ステップS21 に続いて、前記ステ
ップS17 で開始したタイマの計測値(第3経過時間T
3 )をリセットし(ステップS22 )、センサ異常検出処
理ルーチンを終了する。前記ステップS18 でYES と判定
する(第1の超音波センサ41の故障でなく気泡通過が
あった可能性が高い。)と、流量信号Jの出力を再開し
(ステップS23)、ステップS11 に戻って処理を行う。
前記ステップS19 でYES と判定(第2の超音波センサ4
2の故障でなく気泡通過があった可能性が高い。)と、
流量信号Jの出力を再開し(ステップS24 )、ステップ
S4に戻って処理を行う。
【0028】上述したように超音波センサ4が故障した
際には、受信信号R1 ,R2 の振幅について所定値以下
の状態が継続する一方、気泡等の通過の際には受信信号
1,R2 の振幅は一時的に低下するものの、迅速に正
常レベルに復帰する。そして、本実施の形態では、超音
波センサ4の故障及び気泡等の通過により受信信号R
1 ,R2 の振幅について上述した相違が生じることに基
づいて、両者を識別し故障の誤判定を防止するようにし
ている。
【0029】すなわち、ステップS2でNOと判定した
〔(振幅B)<(振幅基準値E)〕後、ステップS4でYE
S 〔(振幅B)≧(振幅基準値E)である。〕と判定す
ると、第2の送信器42aが送信する超音波の伝搬路に
おいて気泡が通過したと想定して、ステップS6(第2の
超音波センサ42が故障したと報知)及びステップS7の
処理を行うのを避けるようにしている。一方、ステップ
S4でNOと判定し〔(振幅B)<(振幅基準値E)〕、第
1経過時間T1 が基準時間G以上になる(ステップS5で
YES と判定する)と、ステップS4でのNO判定〔(振幅
B)<(振幅基準値E)〕が気泡通過でなく、第2の超
音波センサ42の故障によるものと判定し、第2の超音
波センサ42が故障したと報知し(ステップS6)、さら
に第2の受信器の受信信号R2 に代えて駆動信号Pを用
い(ステップS7)、この駆動信号Pと第1の受信器の受
信信号R1 との位相比較を行い、流量算出を、継続して
行えるようにしている。
【0030】上述したように、この第1の実施形態は、
受信信号R1 ,R2 の振幅A,Bが振幅基準値E以下に
なったと判断した時点からの経過時間が基準時間以上に
なったかを判断し、経過時間が基準時間G以上になった
ときに超音波センサ4が故障したと判定する。このた
め、気泡が通過して受信信号R1 ,R2 の振幅が一時的
に低下したような場合には、超音波センサ4が故障した
と判定するような誤判定を避けることができ、その分、
故障の検出精度を向上できる。また、故障検出した場合
に、警報器12にアラーム音を発生させるので、オペレ
ータに超音波センサ4が故障したことを確実に知らせる
ことができる。
【0031】なお、第1の超音波センサ41の故障検出
についても、ステップS1及びステップS11 及びステップ
S12 の処理により上述したのと同様に行われる。本実施
の形態では、上述したステップS1、S2、S4、S9、S11 、
S18 及びS19 が振幅判断手段を構成し、ステップS5、S1
2 及びS20 がセンサ故障判定手段を構成している。
【0032】本実施の形態では、第1、第2の超音波セ
ンサ41,42の受信信号R1 ,R2 の振幅を求めてお
り、第1、第2の超音波センサ41,42のうちいずれ
の超音波センサが故障したかを判定することが可能にな
る。このため、本装置を使用している箇所(現地)で、
故障原因の調査が可能であると共に、現地で修理するこ
とにより修理工場への持ち帰り等のメンテナンス工程が
省略され、その分、継続使用時間を延ばすことができ
る。
【0033】本実施の形態では、第1、第2の超音波セ
ンサ41,42のうち一方が故障した場合にも、故障し
た方の超音波センサ4の受信信号(R1 ,R2 のうち一
方)に代えて駆動信号Pを用い、この駆動信号Pと故障
してない方の超音波センサ4の受信信号(R1 ,R2
うち他方)とを位相比較して流量計測を行うので、流量
計測の中断を招くことがない。このため、例えば第1、
第2の超音波センサ41,42のうち一方が故障したと
しても、定期メンテナンス時まで応急的に流量検出が可
能であり、生産ライン等の中断を招くことがない。ま
た、本実施の形態では、第1、第2の超音波センサ4
1,42の両者が故障した場合には、流量信号Jの出力
を停止するので、流量の誤検出の発生を防止可能であ
る。
【0034】次に、センサ劣化検出について図3及び図
4に基づいて説明する。このセンサ劣化検出ルーチン
は、熱等により超音波センサ4が劣化した場合、受信振
幅が徐々に低下してくることを利用し、それぞれのセン
サ受信振幅を継続的に監視し超音波センサ4の交換時期
を予測するものである。図4は、超音波センサ4の共振
時、反共振時のインピーダンスfa ,fr を対象にして
温度(270℃に設定した)による超音波センサ4の加
速劣化試験により得られた結果を示す。図4の横軸は対
数目盛りで示す日数、縦軸は対数目盛で示すインピーダ
ンス(Ω)であり、インピーダンスfa ,fr の差が大
きい程特性が良い(受信信号R1 ,R2 の振幅が大きく
なる。)。また、図4に示すように、初期時に劣化が生
じた後は、インピーダンスfa ,fr の差は徐々に小さ
くなり、急激に小さくなることがない。
【0035】また、安定した流量演算に必要なセンサ受
信信号R1 ,R2 の振幅(受信振幅)は分かっているの
で、その受信振幅に対して余裕をもった値を判定値E0
(E0 >E)として、比較判定(後述するステップS32
)する。比較した結果、受信振幅が判定値E0 よりも
小さくなった場合にはセンサ劣化が近い将来起こること
を知らせるアラームを発生させる(後述するステップS3
6 )。
【0036】以下に、このセンサ劣化検出ルーチンを説
明する。なお、演算回路11は、流量検出のメインルー
チンを実行すると共に、このセンサ劣化検出ルーチンを
繰り返し実行している。また、図3は超音波センサ41
のセンサ劣化検出ルーチンを示しており、ここでは、図
3を用いて超音波センサ41のセンサ劣化検出ルーチン
について説明するが、超音波センサ42についても図3
と同様のセンサ劣化検出ルーチンによりセンサ劣化検出
を行っている。センサ劣化検出ルーチンでは、図3に示
すように、まず、超音波センサ41の受信信号R1 の振
幅Aを検出して記憶する(ステップS31 )。続いて、受
信振幅Aが判定値E0 以上であるか否かを判定する(ス
テップS32 )。ステップS32 でYES と判定すると、処理
を終了する。ステップS32 でNOと判定すると、計測回数
Nを「1」インクリメントする(ステップS33 )。
【0037】次に、計測回数Nが予め設定した必要計測
回数NK 以上になったか否かを判定する(ステップS34
)。すなわち、このステップS34 では、ステップS32
における受信振幅Aが判定値E0 以下であるか否かとい
う判定をNK 回繰り返すことにより、計測時にたまたま
気泡が通過するなどして受信振幅が一時的に下がったこ
とを超音波線の寿命が近づいていると判定するミスを防
止している。ステップS34 でNOと判定すると処理を終了
し、ステップS34 でYES と判定する(すなわち、NK
受信振幅が判定値E0 以下であると判定する)と、ステ
ップS35 で後述のセンサ寿命予測を行う。続いて、ステ
ップS36 で超音波センサ41が劣化したことと、ステッ
プS35 で判定した残り日数とを報知させて(ステップS3
7 )、センサ劣化検出ルーチンを終了する。
【0038】次に、図5に基づいて、本発明の第2の実
施の形態を説明する。この第2の実施の形態は、図1の
第1、第2の信号切換回路81,82に代えて、第1、
第2の信号加算回路(信号加算手段)131,132を
設け、かつ図2のステップS7、ステップS14 、ステップ
S21 の信号切換処理に代えて図示しない、後述する信号
加算処理を行うことが前記第1の実施の形態に比して異
なっている。
【0039】第1、第2の信号加算回路131,132
は、図示しないスイッチ機構を有し、それぞれ、第1の
増幅・フィルタ回路71と位相比較回路9とを接続する
線路、第2の増幅・フィルタ回路72と位相比較回路9
とを接続する線路に分岐するように設けられ、かつセン
サ駆動回路5に接続している。第1の信号加算回路13
1は、通常時、センサ駆動回路5と位相比較回路9とを
遮断し第1の増幅・フィルタ回路71と位相比較回路9
のみが導通している状態で、第1の増幅・フィルタ回路
71からの受信信号R1 が位相比較回路9に入力するよ
うになっている一方、演算回路11の故障判定により、
センサ駆動回路5と位相比較回路9とを導通させ駆動信
号Pが前記受信信号R1 に加算されて位相比較回路9に
入力するようになっている。第2の信号加算回路132
は、通常時、センサ駆動回路5と位相比較回路9とを遮
断し第2の増幅・フィルタ回路72と位相比較回路9と
を接続させており、第2の増幅・フィルタ回路72から
の受信信号R2 が位相比較回路9に入力するようになっ
ている一方、演算回路11の故障判定により、センサ駆
動回路5と位相比較回路9とを接続し駆動信号Pが前記
受信信号R2 に加算されて位相比較回路9に入力するよ
うになっている。
【0040】この第2の実施の形態では、図2のステッ
プS7、ステップS14 、ステップS21に代わる図示しない
ステップを有しており、ステップS7に対応して第2の信
号加算回路132、ステップS14 に対応して第1の信号
加算回路131、ステップS21 に対応して第1、第2の
信号加算回路131,132を作動させるようにしてい
る。この第2の実施の形態では、超音波センサ4の故障
時に故障している側の受信信号(R1 ,R2 のうちいず
れか一方)に駆動信号Pを加算しているが、この際に
は、受信信号(R1 ,R2 のうち他方)の振幅は極めて
小さくなり、前記第1の実施の形態〔故障した側の受信
信号(R1 ,R2 のうち一方)に代えて駆動信号Pを用
いる。)〕と実質的に略同等のものになる。
【0041】この第2の実施形態も、第1の実施の形態
と同様に、受信信号R1 ,R2 の振幅が振幅基準値E以
下になったと判断した時点からの経過時間が基準時間G
以上になったかを判断し、経過時間が基準時間G以上に
なったと判断したときに超音波センサ4が故障したと判
定する。このため、気泡が通過して受信信号R1 ,R2
の振幅が一時的に低下したような場合には、超音波セン
サ4が故障したと判定するような誤判定を避けることが
でき、その分、故障の検出精度を向上できる。また、故
障検出した場合に、警報器12にアラーム音を発生させ
るので、オペレータに超音波センサ4が故障したことを
確実に知らせることができる。
【0042】次に、本発明の第3の実施の形態を図6に
基づいて説明する。この第3の実施の形態は、前記第
1、第2の実施の形態が2組の超音波センサ4を有して
いたのに比して、1組の超音波センサ4(第1の超音波
センサ41)を設けていることが主に異なっている。こ
の第3の実施の形態では、第1の実施の形態で用いた第
1、第2の信号切換回路81,82、第2の実施の形態
で用いた第1、第2の信号加算回路131,132を廃
止したものになっている。また、位相比較回路9は、駆
動信号P及び受信信号Rの位相を比較するようにしてい
る。
【0043】この第3の実施の形態では、図2のステッ
プS1及びステップS2と同様にして、受信信号Rの振幅が
振幅基準値以下になったかを、演算回路11内の振幅判
断手段が判断し、図2のステップS5及びステップS12 と
同様にして、受信信号Rの振幅が振幅基準値以下になっ
たと前記振幅判断手段が判断した時点からの経過時間が
基準時間以上になったときに第1の超音波センサ41が
故障したと演算回路11内のセンサ故障判定手段が判定
し、この判定結果に基づいて警報器12を作動してアラ
ーム音を発生させる。
【0044】この第3の実施形態は、受信信号Rの振幅
が振幅基準値以下になったと振幅判断手段が判断した時
点からの経過時間が基準時間以上になったときに第1の
超音波センサ41が故障したと判定する。このため、気
泡が通過して受信信号Rの振幅が一時的に低下したよう
な場合には、第1の超音波センサ41が故障したと判定
するような誤判定を避けることができ、その分、故障の
検出精度を向上できる。また、故障検出した場合に、警
報器12にアラーム音を発生させるので、オペレータに
超音波センサ4が故障したことを確実に知らせることが
できる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、受信信号の振幅
が振幅基準値以下になったと判断した時点からの経過時
間が基準時間以上になったときに超音波センサが故障し
たと判定する。このため、気泡が通過して受信信号の振
幅が一時的に低下したような場合には、超音波センサが
故障したと判定するような誤判定を避けることができ、
その分、故障の検出精度を向上できる。また、請求項2
記載の発明は、2組の超音波センサのうち一方が故障し
た場合にも、駆動信号と故障してない方の超音波センサ
の受信信号とから流量検出を行うので、流量計測の中断
を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の流量計を模式的に
示すブロック図である。
【図2】図1の演算回路が行うセンサ異常検出処理ルー
チンを示すフローチャートである。
【図3】図1の演算回路が行うセンサ劣化検出処理ルー
チンを示すフローチャートである。
【図4】図1の超音波センサの加速劣化試験結果を示す
図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の流量計を模式的に
示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の流量計を模式的に
示すブロック図である。
【符号の説明】
4 超音波センサ 41,42 第1、第2の超音波センサ 41a,41b 第1の送、受信器 42a,42b 第2の送、受信器 9 位相比較回路(流量検出手段) 11 演算回路(流量検出手段、振幅判断手段、センサ
故障判定手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定流体が流れる管と、 超音波送信器及び超音波受信器とからなる一組の超音波
    センサと、からなり、 前記超音波送信器から送信され、前記被測定流体を介し
    て前記超音波受信器で受信された超音波の受信信号の変
    調から前記被測定流体の流量を検出する流量計におい
    て、 前記受信信号の振幅が予め定められた基準振幅以下にな
    ったかを判断する振幅判断手段と、 該振幅判断手段によって前記受信信号の振幅が前記基準
    振幅以下になっていると判断されている時間が予め定め
    られた基準時間以上になったときに前記超音波センサが
    故障したと判定するセンサ故障判定手段と、を設けたこ
    とを特徴とする流量計。
  2. 【請求項2】 被測定流体が流れる管と、 超音波送信器及び超音波受信器とからなる二組の超音波
    センサと、 前記超音波送信器に駆動信号を送信する駆動回路と、 前記超音波送信器から送信され、前記被測定流体を介し
    て前記超音波受信器で受信された2つの超音波の受信信
    号の変調から前記被測定流体の流量を検出する流量検出
    手段と、からなる流量計において、 前記2つの受信信号の振幅のそれぞれが予め定められた
    基準振幅以下になったかを判断する振幅判断手段と、 該振幅判断手段によって前記受信信号の振幅が前記基準
    振幅以下になっていると判断されている時間が予め定め
    られた基準時間以上になったときに前記超音波センサが
    故障したと判定するセンサ故障判定手段と、を設け、 前記流量検出手段は、該センサ故障判定手段によって前
    記二組の超音波センサのうちどちらか一方のみが故障し
    たと判定されたときに、前記駆動回路の駆動信号と、前
    記二組の超音波センサのうちの故障したと判定されてい
    ない超音波センサの受信信号とから前記被測定流体の流
    量を検出することを特徴とする流量計。
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CN109765293A (zh) * 2017-11-10 2019-05-17 株式会社迪思科 检查器、液体提供装置和保护膜包覆装置

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