JPH10299515A - 排気ブレーキ装置のシール構造 - Google Patents

排気ブレーキ装置のシール構造

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JPH10299515A
JPH10299515A JP12166197A JP12166197A JPH10299515A JP H10299515 A JPH10299515 A JP H10299515A JP 12166197 A JP12166197 A JP 12166197A JP 12166197 A JP12166197 A JP 12166197A JP H10299515 A JPH10299515 A JP H10299515A
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JP
Japan
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sliding contact
seal
lip wall
brake device
seal structure
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JP12166197A
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English (en)
Inventor
Masahito Yamada
雅人 山田
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール部材の摺擦面でのシール性の向上と摩
耗、硬化に対する追従性を効果的に保持せしめ、摺擦抵
抗が少く耐久性に富んだシール機能を発揮できる排気ブ
レーキ装置を提供する。 【解決手段】 ピストン桿あるいは回転軸の外周面に摺
擦されるシール部材を、アクチュエータ側の隔壁に少く
ともその摺擦面側を起立したリップ壁となす形状記憶樹
脂材による皿状となして固設して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にトラックあ
るいはバス等の大型車輌において排気管の途中に介在連
結して急降坂時に排気ガスの流通路を閉塞して、車輌に
制動機能を及ぼすスライド式またはバタフライ式排気ブ
レーキ装置のシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の排気ブレーキ装置のシー
ル構造としては、例えばアスベスト材あるいは膨脹黒鉛
材等による円筒状のピストン桿の外周面での接触シール
構造をもって構成するか、または実開平4−44448
号公報に開示されたようにそれぞれの内外径を異にする
ワッシャー状からなる複数個の重合による非接触のラビ
リンス・シール構造をもって構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の技術においては、前者にあっては長期に亘り絶
えず繰返される使用条件下にあって、ピストン桿の往復
動時あるいは回転軸の回動時に起因する摺擦面での摩
耗、硬化に伴いその追従性に乏しく、また後者にあって
は摺擦面でのシール性に関連してその複数個の重合使用
を余儀なくされるとともに、ピストン桿や回転軸との干
渉等に対処して非接触となすための微少間隙を保持する
こととなり、排気ガス流通路を開閉する弁部材のための
アクチュエータ側内部への排気ガスの侵入を許容する結
果となり、概してシール性に乏しい問題を有するもので
あった。
【0004】本発明は従来の有する問題に鑑みてなされ
たものであり、シール部材を特に形状記憶樹脂材から形
成し、かつ該シール部材の少くともピストン桿あるいは
回転軸の外周面との摺擦面をリップ壁となして構成せし
めることにより、該樹脂材の有する特性とリップ壁とに
よって摺擦面でのシール性を高め、かつ摩耗硬化に対す
る追従性を効果的に保持せしめ、摺擦抵抗が少く耐久性
に富んだシール機能を発揮することのできる排気ブレー
キ装置のシール構造を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、本体ハウジングに隣接して結合したアクチュ
エータ側の隔壁を貫通するピストン桿あるいは回転軸の
先端側に、排気流通路の直角方向に往復動可能にあるい
は該排気流通路内で回動可能に弁部材を設け、該弁部材
の往復動あるいは回動によって前記排気流通路を開閉せ
しめるように構成した排気ブレーキ装置において、前記
ピストン桿あるいは回転軸の外周面に摺擦されるシール
部材を、前記隔壁に少くともその摺擦面側を起立したリ
ップ壁となす形状記憶樹脂材による皿状となして固設し
て構成せしめてなる排気ブレーキ装置のシール構造を要
旨とし、さらに前記シール部材のなすリップ壁の外周部
に弾性Oリングを該リップ壁を挟持、係合して形成する
ものである。
【0006】本発明は以上のように構成されているた
め、常温で平坦な形状を有するシール材を熱間で少くと
もその摺擦面側を起立してリップ壁を成形した形状記憶
樹脂材によるシール部材の特性と、該シール部材の摺擦
面での前記リップ壁とによって摺擦面でのシール性を高
めるとともに、摩耗、硬化に対する追従性を絶えず効果
的に保持することができ、かつ摺擦抵抗を少くなして耐
久性に富んだシール構造を得ることができるのである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
いて説明すれば、図1は本発明の一実施例に係るスライ
ド式排気ブレーキ装置のシール構造の装置全体の縦断面
図、図2は図1に一点鎖線で示したシール構造部の拡大
による要部の概略断面図、図3は他の実施例の同上図2
相当図、図4はさらに他の実施例の同上図2相当図、図
5は本発明に係るバタフライ式排気ブレーキ装置のシー
ル構造の要部の概略断面図であって、(1)は排気ブレ
ーキ装置であり、該装置をなす本体ハウジング(2)の
排気流通路(2′)の直角方向に板状の弁部材(4)の
往復路(2″)を設け、前記本体ハウジングに隣接して
結合したアクチュエータ(3)側の隔壁(3′)を貫通
して突出するピストン桿(5)の先端側に前記弁部材
(4)を係着して内装してある。
【0008】そして弁部材(4)の閉路時にはピストン
(8)の押圧側(図1におけるピストンの上側)へ加圧
空気を導入してバネ(9)に抗して該ピストンを排気流
通路(2′)側へ移動して、この移動に追従した閉路作
動によって弁部材(4)を押圧移動せしめて排気流通路
(2′)を閉じるものである。一方また弁部材(4)の
開路時には、該開路作動に先がけて前記ピストン(8)
の押圧側の加圧空気を排出せしめて該ピストンの復帰側
(図1におけるピストンの下側)をバネ(9)の反発力
により押圧し、このピストンの移動に伴い弁部材(4)
による排気流通路(2′)を開くもので、これら作動を
繰返し行うのである。
【0009】さらに本発明では、図2に詳細に図示する
ようにピストン桿(5)の外周面を摺擦する皿状のシー
ル部材(6)を設け、該シール部材を、好ましくは芳香
族系ポリエステル樹脂を分散させた弗化エチレン樹脂
(PTFE)などの形状記憶樹脂材により形成し、常温
で平坦な形状を有するシール材を熱間で少くともその摺
擦面側を起立してリップ壁(6′)を成形したものであ
り、このシール部材(6)を前記隔壁(3′)に固設し
て構成するものである。
【0010】なお図3は他の実施例を示すもので、前記
シール部材(6)のなすリップ壁(6′)の外周部に、
該リップ壁を挟持、係着せしめる弾性Oリング(7)を
設けて該弾性Oリングによりガータースプリング効果を
付与するとともに、該リップ壁(6′)部での馴染性を
一層良好となすものである。
【0011】また図4に示すさらに他の実施例では、皿
状のシール部材(6)の摺擦面側のみならず外周側にも
起立したリップ壁を設けたものであり、両リップ壁によ
ってシール部材の反発力を一層効果的に利用することが
できるようになる。
【0012】以上の実施例は、本発明をスライド式排気
ブレーキ装置に適用したものについて説明したが、本発
明は従来公知のバタフライ式排気ブレーキ装置にも適用
でき、その例を図5について説明する。図5において本
体ハウジング(2)の排気流通路(2′)内で弁部材
(4′)を回動させるために、該本体ハウジングの隔壁
(3′)を貫通して前記弁部材が先端側に固定された回
転軸(5′)が設けられている。そして、この実施例で
も該回転軸(5′)の外周面を摺擦する皿状のシール部
材(6)が設けられ、該シール部材を弗化エチレン樹脂
(PTFE)などの形状記憶樹脂材により形成し、常温
で平坦な形状を有するシール材を熱間で少くともその摺
擦面側を起立してリップ壁(6′)を成形したものであ
り、このシール部材(6)を前記隔壁(3′)に固設し
て構成するとともに、該シール部材(6)のなすリップ
壁(6′)の外周部に、該リップ壁を挟持、係着せしめ
る弾性Oリング(7)を設けて構成されている。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるスライ
ド式あるいはバタフライ式排気ブレーキ装置のシール構
造は、特にシール部材(6)のなす形状記憶樹脂材の特
性とリップ壁(6′)とにより、長期に亘って繰返され
る摺擦面でのシール性の向上と摩耗、硬化に対する追従
性を絶えず効果的に保持することができ、同時に摺擦抵
抗が少く、耐久性に富んだシール機能を発揮して、アク
チュエータ(3)内部への排気ガスの侵入を確実に防止
することができ、弁部材(4)の開閉作動を円滑に行う
ことができる極めて有用な排気ブレーキ装置のシール構
造である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るスライド式排気ブレー
キ装置のシール構造の装置全体の縦断面図である。
【図2】図1に一点鎖線で示したシール構造部の拡大に
よる要部の概略断面図である。
【図3】他の実施例の同上図2相当図である。
【図4】さらに他の実施例の同上図2相当図である。
【図5】本発明に係るバタフライ式排気ブレーキ装置の
シール構造の要部の概略断面図である。
【符号の説明】
3′ 底部隔壁 5 ピストン桿 5′ 回転軸 6 シール部材 6′ リップ壁 7 弾性Oリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ハウジングに隣接して結合したアク
    チュエータ側の隔壁を貫通するピストン桿あるいは回転
    軸の先端側に、排気流通路の直角方向に往復動可能にあ
    るいは該排気流通路内で回動可能に弁部材を設け、該弁
    部材の往復動あるいは回動によって前記排気流通路を開
    閉せしめるように構成した排気ブレーキ装置において、
    前記ピストン桿(5)あるいは回転軸(5′)の外周面
    に摺擦されるシール部材(6)を、前記隔壁(3′)に
    少くともその摺擦面側を起立したリップ壁(6′)とな
    す形状記憶樹脂材による皿状となして固設して構成せし
    めてなることを特徴とする排気ブレーキ装置のシール構
    造。
  2. 【請求項2】 前記シール部材(6)のなすリップ壁
    (6′)の外周部に、弾性Oリング(7)を該リップ壁
    を挟持、係合して形成したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の排気ブレーキ装置のシール構造。
JP12166197A 1997-04-24 1997-04-24 排気ブレーキ装置のシール構造 Withdrawn JPH10299515A (ja)

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