JPH10298945A - レール固定金具のキャップの洗浄装置 - Google Patents

レール固定金具のキャップの洗浄装置

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JPH10298945A
JPH10298945A JP11882097A JP11882097A JPH10298945A JP H10298945 A JPH10298945 A JP H10298945A JP 11882097 A JP11882097 A JP 11882097A JP 11882097 A JP11882097 A JP 11882097A JP H10298945 A JPH10298945 A JP H10298945A
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cap
wiping means
rail
fixing bracket
brush
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JP11882097A
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Akiyasu Takashima
章泰 高島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油汚れや塵や鉄粉の付着によって見辛くなっ
たインジケータやキャップの洗浄を行ない、インジケー
タを見やすくする。 【構成】 台車の、レールを枕木に固定する固定金具に
対向する位置に、該固定金具を擦り得る拭浄手段を取り
付けると共に、該拭浄手段又は前記固定金具に対して洗
浄液を供給する洗浄液タンクを設けて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道のレールを枕
木に固定する際に用いられる固定金具に被せてその緩み
具合を検知するキャップ、を洗浄する装置に関するもの
である。
【0002】
【関連する技術】従来よりレール固定用金具の緩み具合
が目視可能な、レール固定用金具に被せる緩み検知具と
いうものがあった。図10はこの一例であるが、レール
9の固定金具90を固定するボルト91に被せ得る黒色
のキャップ8の頂部に、インジケータ80と呼称される
白色の棒状体が埋め込まれて成るものである。尚、図1
1のものは本発明者の発明に係るものである。
【0003】この使用状態を、図12を用いて説明する
と、まずレール9の両側を押さえ付ける略J字形金具
(固定金具90)を、ボルト91を締め付けることによ
って枕木に固定するが、このボルトの頭にキャップ8を
被せる。この時、白色のインジケータ80が決められた
方向を向くようにして被せておく。而してボルト91が
緩むと、ボルト91と共にキャップ8が回転し、インジ
ケータ80が決められた方向から逸れるので、これを目
視するだけでボルト91の緩みをチェックすることが出
来る。定期的な検査によって緩んでいるボルト91が検
知されると、キャップ8を取り外してボルト91を締め
直し、例によってインジケータ80が決められた方向を
向くようにしてキャップ8を被せておく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなレール固定用金具の緩みを検査する作業は、終電車
が通った後の深夜に行なわれることが多いため、懐中電
灯で照らしながらの作業と成るが、キャップ8全体に対
する油汚れと、これに対するレールと車輪から出る鉄粉
や塵等の付着によって、インジケータ80が所定の方向
から逸れているか否かが一瞥しただけでは分かり難いと
いう問題があった。このため、作業員が一々布等でキャ
ップ8の汚れを掃除しながらの確認作業を行なう必要が
あり、作業性が悪かった。
【0005】そこで本発明は、油汚れや塵や鉄粉の付着
によって見辛くなったインジケータやキャップの洗浄を
行なうことが出来る、レール固定金具のキャップの洗浄
装置の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、レール上を
移動し得る台車の、レールを枕木に固定する固定金具に
対向する位置に、該固定金具を擦り得る拭浄手段を取り
付けると共に、該拭浄手段又は前記固定金具に対して洗
浄液を供給する洗浄液タンクを前記台車に設けて成る、
レール固定金具のキャップの洗浄装置とすることによっ
て達成される。尚、台車自体は引手や押手を設けた人力
式であっても、モータやエンジン駆動による自走式であ
ってもよい。また、拭浄手段又は前記固定金具に対して
洗浄液を供給するという場合、例えば拭浄手段に対して
は洗浄液タンクから拭浄手段に通ずるパイプを設ける、
また例えば固定金具に対しては洗浄液タンクから固定金
具に向けた噴射ノズルを設ける、等々の構成を採用す
る。
【0007】請求項2の発明では、請求項1に於いて拭
浄手段が台車に固定的に取り付けられていることを特徴
とするものとした。固定的と言うのは、請求項4や請求
項5のように回転しながらキャップを拭浄するように構
成したものに対し、そのような回転を行なわないように
取り付けられた構成のことであり、一時的に拭浄手段の
向きを変え得る機構を具えている場合も固定的であるも
のとする。作用の項を参照のこと。
【0008】請求項3の発明では、請求項2に於いて、
拭浄手段が1のキャップに対し2以上取り付けられてお
り、これらが交代でキャップを拭浄し得るように、切替
手段を具えていることを特徴とするものとした。
【0009】請求項4の発明では、請求項1に於いて、
拭浄手段が回転軸回りに回転可能に取り付けられている
ことを特徴とするものとした。前記回転軸の駆動手段と
しては、台車の車輪の回転の伝達手段を利用すること
や、モータやエンジン等を上げることが出来る。
【0010】請求項5の発明では、請求項1に於いて、
拭浄手段が2つの回転軸間に架け渡された無端ベルト状
に取り付けられていることを特徴とするものとした。請
求項4の発明と同様、前記回転軸の駆動手段としては、
台車の車輪の回転の伝達手段を利用することや、モータ
やエンジン等を上げることが出来る。
【0011】請求項6の発明では、請求項1に於いて、
拭浄手段が布であることを特徴とするものとした。尚、
布には不織布等も含まれる。
【0012】請求項7の発明では、請求項1に於いて、
拭浄手段がウレタンスポンジ等の発泡体であることを特
徴とするものとした。発泡体には独立気泡のものと連続
気泡のものとがあり、どちらも利用可能であるが、連続
気泡体であれば洗浄液を吸収することが出来る。
【0013】請求項8の発明では、請求項1に於いて、
拭浄手段がブラシであることを特徴とするものとした。
ブラシの毛の形状は直毛状、先端部に玉状体を有するも
の、ループ状等、特に限定されない。
【0014】請求項9の発明では、請求項4又は請求項
5に於いて、拭浄手段がブラシであり、該ブラシの回転
方向が反転可能に設定されていることを特徴とするもの
とした。正転と反転とは略等しい時間で交互に行ない得
るように構成することが望ましい。
【0015】請求項10の発明では、レール上を移動し
得る台車の、レールを枕木に固定する固定金具に対向す
る位置に、該固定金具を擦り得る拭浄手段と該固定金具
に付着した鉄粉を吸着する磁石とを取り付けると共に、
前記拭浄手段又は前記固定金具に対して洗浄液を供給す
る洗浄液タンクを前記台車に設けて成る、レール固定金
具のキャップの洗浄装置とした。尚、拭浄手段と磁石と
は、台車の進行方向に対して何れが先に位置すべきかは
問われない。
【0016】
【作用】請求項1の発明では、台車はレールの上を人力
式又は自走式で移動することに成る。レール上を移動し
得る台車の、レールを枕木に固定する固定金具に対向す
る位置には、該固定金具を擦り得る拭浄手段が設けられ
ているため、台車の移動と共に次々とキャップを拭浄し
て行く。こうしてキャップや特にインジケータ部分の油
汚れや塵や鉄粉の付着による汚れが拭浄される。この
時、台車に設けられた浄液タンクから洗浄液が拭浄手段
又は固定金具に対して供給されているため、塵や鉄粉が
油分によって頑固にこびり付いていたとしても、綺麗に
洗浄することが出来る。このため、この洗浄作業の後に
行なわれる、インジケータが所定の方向から逸れている
か否か、即ちレール固定用金具の緩み具合の検査が一瞥
で済むように成り、この作業が能率的に行なえる。
【0017】請求項2の発明では、拭浄手段が台車に固
定的に取り付けられており、台車の進行に伴なってキャ
ップを拭浄して行く。尚、拭浄手段が請求項8のブラシ
である場合、長く使用する内にブラシの毛が同方向に寝
る癖が付いてしまうことがある。そこでキャップに当た
る毛の位置が変わるようにブラシを一時的に移動可能に
設けたり、請求項9の発明のように反転可能に設ける
と、毛が同方向に寝る癖が付きにくいようにすることが
出来る。このような事情は他の拭浄手段に於いても見ら
れ、一部が集中的に使用され摩滅してしまうことがある
ため、同様の移動手段を設けることも好ましい。この場
合でも拭浄手段が台車に固定的に取り付けられているも
のと考えることが出来る。
【0018】請求項3の発明では、請求項2の発明に付
いて、特に拭浄手段が1のキャップに対し2以上取り付
けられており、これらが切替手段によって交代でキャッ
プを拭浄する。このため、全体として拭浄手段が摩耗し
たり癖が付いたりしないという作用を生ずる。
【0019】請求項4の発明では、拭浄手段が、回転軸
回りに回転可能に取り付けられているため、台車の進行
に伴なってキャップを拭浄するだけでなく、拭浄手段そ
のものが回転しつつキャップを拭浄する。それだけ拭浄
効果が高いといえる。この時台車に設けられた浄液タン
クから洗浄液が拭浄手段又は固定金具に対して供給され
ているため、塵や鉄粉が油分によって頑固にこびり付い
ていたとしても、綺麗に洗浄することが出来る。尚、拭
浄手段の回転中心とキャップの中心とを一致させる場合
とさせない場合とがある。後者では、拭浄手段の回転方
向に付いては、キャップが台車の進行方向に沿って後方
から前方へ拭浄するように回転方向を設定するか、又は
その逆の回転方向とする場合には、台車の進行速度より
も速く回転するように設定することが望ましい。これは
請求項5の発明に於いても同様である。
【0020】請求項5の発明では、拭浄手段は台車の進
行に伴なってキャップを拭浄するだけでなく、2つの回
転軸間に架け渡された無端ベルト状に取り付けられてい
ることにより、回転しながらより積極的にキャップを拭
浄する。
【0021】請求項6の発明では、請求項1の発明に付
いて拭浄手段が布であるものとし、布には不織布等も含
まれるものとした。布は浄液タンクからの洗浄液をよく
含むので、洗浄効果が高い。
【0022】請求項7の発明では、請求項1に於いて、
拭浄手段をウレタンスポンジ等の発泡体であるものとし
た。発泡体は弾力性があり、この点でキャップの形状に
沿ってフィットしながら拭浄可能である。尚、発泡体に
は独立気泡のものと連続気泡のものとがあるが、連続気
泡体であれば洗浄液を吸収することが出来、洗浄効果が
高い。
【0023】請求項8の発明では、請求項1に於いて、
拭浄手段がブラシであることを特徴とするものとしたの
で、ブラシの沢山の毛がキャップの汚れをよく落として
くれる。これはブラシの毛の形状がどのようなものであ
っても同様である。
【0024】請求項9の発明では、請求項4の回転軸回
りに回転可能に取り付けられた拭浄手段や、請求項5の
無端ベルト状の拭浄手段がブラシであり、該ブラシの回
転方向が反転可能に設定されているため、長く使用して
いてもブラシの一部が集中的に摩滅してしまうようなこ
とがない。またブラシの毛が同方向に寝る癖が付きにく
いという特徴がある。尚、正転と反転とは略等しい時間
で交互に行ない得るように構成することが望ましい。請
求項9の発明は、請求項2の発明とは異なって拭浄手段
が台車に固定的ではなく、且つ拭浄手段であるブラシが
正転及び反転を行なうように構成されていることによ
り、上記作用を現ずるのである。
【0025】請求項10の発明では、台車はレールの上
を人力式又は自走式で移動することに成る。レール上を
移動し得る台車の、レールを枕木に固定する固定金具に
対向する位置には、該固定金具を擦り得る拭浄手段が設
けられているため、台車の移動と共に次々とキャップを
拭浄して行く。また前記拭浄手段と共に磁石が設けられ
ているため、該磁石がキャップに付着した鉄粉の内、油
で頑固に付着したものでない鉄粉に付いてこれを吸着す
る。こうしてキャップや特にインジケータ部分の油汚れ
や塵や鉄粉の付着による汚れが拭浄される。この時、台
車に設けられた浄液タンクから洗浄液が拭浄手段又は固
定金具に対して供給されているため、塵や鉄粉が油分に
よって頑固にこびり付いていたとしても綺麗に洗浄する
ことが出来る。このため、この洗浄作業の後に行なわれ
る、インジケータが所定の方向から逸れているか否か、
即ちレール固定用金具の緩み具合の検査が一瞥で済むよ
うに成り、この作業が能率的に行なえる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
するが、本発明はこれ等の実施例にのみ限定されるもの
ではない。
【0027】図1は本発明の第1実施例を表わす。車輪
10によってレール9上を移動し得る台車1には、後部
に把手11が設けられており、台車1の、レール9を枕
木にボルト91で固定する固定金具90に対向する位置
に、該固定金具90を擦り得る拭浄手段2を取り付ける
が、該拭浄手段2はブラシ台20とその下端部に取り付
けられたブラシ21とから成る。また台車1上には洗浄
液タンク3が載置されており、該洗浄液タンク3内の洗
浄液はポンプ30により前記ブラシ台20へ供給され
る。図示されていないがそのような配管が存る。前記拭
浄手段2は、2本のレールの各々に付いて、その両側に
前記固定金具90が取り付けられており、該固定金具9
0のボルト91に被せたキャップ8に対向して設けら
れ、拭浄手段2のブラシ21の毛先はキャップ8を覆う
程度の毛足を持っている(図2を参照のこと)。尚、図
中符号4は把手11に取り付けられた制御ボックスであ
って、ポンプ30の運転を制御する。また、本実施例で
は台車1は、把手11を押して前進させる人力式である
が、台車1にモータやエンジンを搭載して自走式として
もよい。
【0028】制御ボックス4のスイッチをON状態に
し、把手11によって台車1を前方へ押すと、ポンプ3
0の運転によって洗浄液タンク3内の洗浄液がブラシ台
20に供給され、そこからブラシ21へ供給されてブラ
シ21を濡らす。ブラシ2は、次々と上述のキャップ8
やインジケータ80を拭浄して行く。こうしてキャップ
8や特にインジケータ80部分の油汚れや塵や鉄粉の付
着による汚れが拭浄される。この時、洗浄液が供給され
ているため、塵や鉄粉が油分によって頑固にこびり付い
ていたとしても、綺麗に洗浄することが出来る。このた
め、この洗浄作業の後に行なわれる、インジケータ80
が所定の方向から逸れているか否か、即ちレール9の固
定金具90の緩み具合の検査が一瞥で済むように成り、
この作業が能率的に行なえる。
【0029】次に、図3は本発明の第2実施例を表わす
が、本実施例は基本的な構成に付いては第1実施例の構
成に倣うものであるが、拭浄手段2に特徴を有する。即
ち、ブラシ台20はケーシング22内に収納されている
が、ブラシ台20とケーシング22とは伸縮回転杆23
により接続されている。図示していないバネの力によ
り、通常は伸縮回転杆23は縮小状態にある。
【0030】上述したように、ブラシ21は長く使用す
る内に毛足が同方向に寝る癖が付いてしまうことがあ
る。そこで定期的に、台車1の進行方向に対してブラシ
21の前後方向を入れ替えられるように構成した。ブラ
シ台20を下方に引くと、バネの力に抗して伸縮回転杆
23が伸張し、ブラシ台20はケーシング22から抜け
出す。そこで伸縮回転杆23を利用してブラシ21を1
80度回転させ、前後の向きを入れ替えた後、ブラシ台
20を引く力を抜くと、伸縮回転杆23は縮小してブラ
シ台20がケーシング22内に納まる。この作業を定期
的に行なうことによって、毛足が同方向に寝る癖を付け
ない。
【0031】次に、図4は本発明の第3実施例を表わす
が、台車1の、レール9を枕木に固定する固定金具90
に対向する位置に、該固定金具90を擦り得る拭浄手段
2を取り付けると共に、台車1上の洗浄液タンク3から
配管されたノズル31を取り付けて成る。図中符号32
はノズルカバーである。また、前記拭浄手段2として
は、モータ駆動のスポンジ輪24を前記固定金具90の
ボルト91に被せたキャップ8に接触するように設け
た。尚、このスポンジ輪24の回転方向は、台車1の車
輪10の回転方向とは逆にし、キャップ8を後方から拭
浄し得るように設定している。またスポンジ輪24は、
鉄輪の回りにウレタンスポンジを捲回したものとした。
ウレタンスポンジはよく洗浄液を含む効果がある。
【0032】本実施例では、ノズル31から噴射される
洗浄液は直接キャップ8に掛けられることに成る。尚、
ウレタンスポンジの代わりに鉄輪の回りに不織布を捲回
したものを使用することが出来る。
【0033】次に、図5は本発明の第4実施例を表わ
す。本実施例は基本的な構成に付いては第3実施例の構
成に倣うものであるが、スポンジ輪24の構成に特徴を
有するものである。即ち、スポンジ輪24は一つのキャ
ップ8に対して2個1対に設けられる。軸受け25の両
側にはスポンジ輪24が回転自在に取り付けられ、軸受
け25自体は昇降回転軸26によって昇降及び回転の動
作を行なわせ得るように構成した。
【0034】既にブラシ21の場合に、長く使用する内
に毛足が同方向に寝る癖が付いてしまうことを説明した
が、スポンジ輪24の場合には汚れ落ちが悪くなったり
摩耗したりする問題を生ずる。その都度交換してしまえ
ば、何等問題はないのであるが、交換の手間が掛かる。
そこで本実施例によれば、昇降回転軸26によりスポン
ジ輪24を持ち上げてキャップ8から離し、その後18
0度昇降回転軸26回りに回転させて、2個1対のスポ
ンジ輪24を交代させる。このようにして2個1対のス
ポンジ輪24を交代交代使用する。
【0035】次に、図6は本発明の第5実施例を表わす
が、上述した第4実施例のスポンジ輪24の代わりに、
ローラー27間に架け渡したベルト28を用いた。該ベ
ルト28の表面は起毛されてブラシ状に成っている。ま
た台車の下面部に突出せさたノズル33から当該ベルト
28へ洗浄液が供給されるように構成した。
【0036】本実施例によれば、ベルト28の表面のブ
ラシが、キャップ8を拭浄することに成る。尚、このベ
ルト28の回転方向は、台車1の車輪10の回転方向と
は逆にし、キャップ8を後方から拭浄し得るように設定
されている。この点に付いては第3実施例でも触れた
が、台車1の車輪10の回転方向と同じに設定する場合
には、車輪10の回転速度よりも速めに設定することが
望ましい。なんとなれば車輪10の回転速度と同一で
は、殆どキャップ8を拭浄することが出来ないからであ
る。
【0037】次に、図7は本発明の第6実施例を表わ
す。第5実施例に於いては、キャップ8がベルト28の
同一ラインばかりに接触することが起こる。するとこの
ラインの通りに毛足が寝てしまうという問題が生ずる傾
向にあるわけである。
【0038】そこで、ベルト28の位置を左右に振るこ
とが出来るように、ベルト28の回転軸29にスライド
ギヤ50を介して別のベルト5を架けた。この構成によ
り、当該ベルト5を回転させると、回転軸29が左右に
振れ、この結果ベルト28が左右に振れて、キャップ8
がベルト28の同一ラインばかりに接触することがなく
なる。
【0039】次に、図8は本発明の第7実施例を表わす
が、洗浄液を噴出するノズル31より進行方向前方にタ
ッチセンサー6を設けて成る。当該タッチセンサー6は
キャップ8に接触し得る位置に設定される。
【0040】台車1が進行すると、キャップ8の位置で
タッチセンサー6がこれに接触し、図示していない制御
回路が働いてノズル31から洗浄液を噴射させる。キャ
ップ8の位置でのみ洗浄液が噴射されることと成り、洗
浄液の節約が可能と成る効果がある。
【0041】次に、図9は本発明の第8実施例を表わ
す。本実施例では上述した何れの実施例に於いても、鉄
粉を吸着することが可能な磁石を取り付け得ることに付
いての説明を行なう。磁石は、キャップ8に付着した鉄
粉の内、油で頑固に付着したものでない鉄粉に付いてこ
れを吸着する。
【0042】本実施例では、上下動可能な昇降台70の
下端部に、ゴム磁石7を取り付けて成るものとした。キ
ャップ8の位置でゴム磁石7を下降させて、キャップ8
に接触又は近接させる。尚、キャップ8の位置で正確に
ゴム磁石7を下降させるためには、上述した第7実施例
のタッチセンサー6や、その他のセンサーを取り付ける
ことが望ましい。
【0043】尚、本発明は上述した実施例に限定されな
いから、例えばキャップ8に対する空気の噴出ノズルを
取り付けること等も可能である。台車の構成等に付いて
は、基本的に任意である。
【0044】
【発明の効果】以上、本発明は、台車のレールを枕木に
固定する固定金具に対向する位置に、該固定金具を擦り
得る拭浄手段を取り付けると共に、該拭浄手段又は前記
固定金具に対して洗浄液を供給する洗浄液タンクを設け
て成るものであるため、拭浄手段が台車の移動と共に次
々とキャップを拭浄して行く。
【0045】この結果、本発明のレール固定金具のキャ
ップの洗浄装置によれば、油汚れや塵や鉄粉の付着によ
って見辛くなったインジケータやキャップの洗浄を行な
い、インジケータを見やすくすることが出来るように成
り、所期の目的が達成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図である。
【図2】同実施例の使用状態説明図である。
【図3】本発明の第2実施例の説明図である。
【図4】本発明の第3実施例の側面図である。
【図5】本発明の第4実施例の部分斜視図である。
【図6】本発明の第5実施例の側面図である。
【図7】本発明の第6実施例の説明図である。
【図8】本発明の第7実施例の側面図である。
【図9】本発明の第8実施例の部分斜視図である。
【図10】キャップ8の斜視図である。
【図11】キャップ8の斜視図である。
【図12】キャップ8の使用状態説明図である。
【符号の説明】
1 台車 10 車輪 11 把手 2 拭浄手段 20 ブラシ台 21 ブラシ 22 ケーシング 23 伸縮回転杆 24 スポンジ輪 25 軸受け 26 昇降回転軸 27 ローラー 28 ベルト 29 回転軸 3 洗浄液タンク 30 ポンプ 31 ノズル 32 ノズルカバー 33 ノズル 4 制御ボックス 5 ベルト 50 スライドギヤ 6 タッチセンサー 7 ゴム磁石 70 昇降台

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール上を移動し得る台車の、レールを
    枕木に固定する固定金具に対向する位置に、該固定金具
    を擦り得る拭浄手段を取り付けると共に、該拭浄手段又
    は前記固定金具に対して洗浄液を供給する洗浄液タンク
    を前記台車に設けて成る、レール固定金具のキャップの
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】 拭浄手段が台車に固定的に取り付けられ
    ていることを特徴とする、請求項1のレール固定金具の
    キャップの洗浄装置。
  3. 【請求項3】 拭浄手段が1のキャップに対し2以上取
    り付けられており、これらが交代でキャップを拭浄し得
    るように切替手段を具えていることを特徴とする、請求
    項2のレール固定金具のキャップの洗浄装置。
  4. 【請求項4】 拭浄手段が、回転軸回りに回転可能に取
    り付けられていることを特徴とする、請求項1のレール
    固定金具のキャップの洗浄装置。
  5. 【請求項5】 拭浄手段が、2つの回転軸間に架け渡さ
    れた無端ベルト状に取り付けられていることを特徴とす
    る請求項1のレール固定金具のキャップの洗浄装置。
  6. 【請求項6】 拭浄手段が布であることを特徴とする請
    求項1のレール固定金具のキャップの洗浄装置。
  7. 【請求項7】 拭浄手段がウレタンスポンジ等の発泡体
    であることを特徴とする請求項1のレール固定金具のキ
    ャップの洗浄装置。
  8. 【請求項8】 拭浄手段がブラシであることを特徴とす
    る請求項1のレール固定金具のキャップの洗浄装置。
  9. 【請求項9】 拭浄手段がブラシであり、ブラシの回転
    方向が反転可能に設定されていることを特徴とする、請
    求項4又は請求項5のレール固定金具のキャップの洗浄
    装置。
  10. 【請求項10】 レール上を移動し得る台車の、レール
    を枕木に固定する固定金具に対向する位置に、該固定金
    具を擦り得る拭浄手段と該固定金具に付着した鉄粉を吸
    着する磁石とを取り付けると共に、前記拭浄手段又は前
    記固定金具に対して洗浄液を供給する洗浄液タンクを前
    記台車に設けて成る、レール固定金具のキャップの洗浄
    装置。
JP11882097A 1997-04-22 1997-04-22 レール固定金具のキャップの洗浄装置 Pending JPH10298945A (ja)

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