JPH102984A - 帯電エアロゾル捕集装置 - Google Patents
帯電エアロゾル捕集装置Info
- Publication number
- JPH102984A JPH102984A JP8155187A JP15518796A JPH102984A JP H102984 A JPH102984 A JP H102984A JP 8155187 A JP8155187 A JP 8155187A JP 15518796 A JP15518796 A JP 15518796A JP H102984 A JPH102984 A JP H102984A
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- JP
- Japan
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- aerosol
- electrified
- metal plate
- charged
- collected
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
- Electrostatic Separation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】格納容器内で発生するエアロゾルを容易に捕集
する装置を提供する。 【解決手段】エアロゾル１０を捕集するための金属板
４，エアロゾル１０を帯電させるための帯電装置３より
構成される。
する装置を提供する。 【解決手段】エアロゾル１０を捕集するための金属板
４，エアロゾル１０を帯電させるための帯電装置３より
構成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は原子炉に係り、特に
原子炉圧力容器から放出される放射性エアロゾルを捕集
し、環境への放出量を最小にする装置に関する。
原子炉圧力容器から放出される放射性エアロゾルを捕集
し、環境への放出量を最小にする装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術は、「原子力設備の圧力放出
方法及び装置」（特開昭63−253295号公報）に記載のよ
うに、仮想事故時の格納容器内圧上昇による格納容器破
損を防止するため、発生した放射性エアロゾルをプール
水，フィルタを通過させて除去した後、環境に放出する
方法である。
方法及び装置」（特開昭63−253295号公報）に記載のよ
うに、仮想事故時の格納容器内圧上昇による格納容器破
損を防止するため、発生した放射性エアロゾルをプール
水，フィルタを通過させて除去した後、環境に放出する
方法である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、仮想
事故時の格納容器内圧上昇による格納容器破損を防ぐた
めにフィルタベント装置を介した減圧ベントシステム
で、放射性エアロゾルを除去し、環境への放射能放出を
低減するシステムとなっている。従来のシステムでは目
標とする粒子の除去係数を得るためフィルタが必要とな
っている。フィルタの設置に伴い配管等が必要となり、
装置が複雑化していた。
事故時の格納容器内圧上昇による格納容器破損を防ぐた
めにフィルタベント装置を介した減圧ベントシステム
で、放射性エアロゾルを除去し、環境への放射能放出を
低減するシステムとなっている。従来のシステムでは目
標とする粒子の除去係数を得るためフィルタが必要とな
っている。フィルタの設置に伴い配管等が必要となり、
装置が複雑化していた。
【０００４】本発明の目的は、フィルタの設置が不要な
エアロゾル除去装置を提供することにある。
エアロゾル除去装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、帯電しているエアロゾルと、帯電していないエアロ
ゾルを帯電させて、金属板により捕集する。
に、帯電しているエアロゾルと、帯電していないエアロ
ゾルを帯電させて、金属板により捕集する。
【０００６】放射性エアロゾルは、自分自身の放出する
放射線、または、他の放射性物質からの放射線により帯
電するので、正、または、負に帯電させた金属板で捕集
することができる。また、帯電していないエアロゾル
も、高電圧などにより帯電させてやることにより金属板
での捕集が可能となる。
放射線、または、他の放射性物質からの放射線により帯
電するので、正、または、負に帯電させた金属板で捕集
することができる。また、帯電していないエアロゾル
も、高電圧などにより帯電させてやることにより金属板
での捕集が可能となる。
【０００７】金属板の近くを帯電したエアロゾルが通過
するときのエアロゾルの捕集効率Ｅは、次式で与えられ
る。Ｅ＝１−exp（−ＶTEＡC／Ｑ） ここで、ＡＣ：捕集面積、Ｑ：体積流量、ＶTE：捕集面
のエアロゾル速度。
するときのエアロゾルの捕集効率Ｅは、次式で与えられ
る。Ｅ＝１−exp（−ＶTEＡC／Ｑ） ここで、ＡＣ：捕集面積、Ｑ：体積流量、ＶTE：捕集面
のエアロゾル速度。
【０００８】ＶTEは、電場の強さやエアロゾルの帯電の
強さに依存する。
強さに依存する。
【０００９】格納容器内のエアロゾルは、重力沈降，慣
性衝突，拡散泳動，蒸気凝縮などの除去機構により除去
される。しかし、電気的な除去は、これらの除去機構よ
り効率が良い。
性衝突，拡散泳動，蒸気凝縮などの除去機構により除去
される。しかし、電気的な除去は、これらの除去機構よ
り効率が良い。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。図１は帯電装置及び金属板を取り付けた格納容
器図であり、格納容器１，圧力容器２，エアロゾル帯電
装置３，金属板４，アース５より構成される。圧力容器
２から放出されたエアロゾルは帯電しているものと帯電
していないものがある。正に帯電しているエアロゾルは
アースに接続している金属板４によって集められ、負に
帯電しているエアロゾルは帯電装置３の放電電極に捕集
される。帯電していないものは、エアロゾル帯電装置３
を通ることにより帯電し、金属板４によって集められ
る。
明する。図１は帯電装置及び金属板を取り付けた格納容
器図であり、格納容器１，圧力容器２，エアロゾル帯電
装置３，金属板４，アース５より構成される。圧力容器
２から放出されたエアロゾルは帯電しているものと帯電
していないものがある。正に帯電しているエアロゾルは
アースに接続している金属板４によって集められ、負に
帯電しているエアロゾルは帯電装置３の放電電極に捕集
される。帯電していないものは、エアロゾル帯電装置３
を通ることにより帯電し、金属板４によって集められ
る。
【００１１】初期個数濃度が１０7個／cm3の粒径１μｍ
のＣｓＩエアロゾルを、電界強度５kV／cmの帯電装置中
を通し荷電させた。その後、粒子を大きさ５００mm×10
00mmのステンレス製の金属板の表面に流量１０リットル
／min で送気した。この時の捕集効率は９９.９９％ で
あり、出口側におけるエアロゾルの個数濃度は１０3個
／cm3 となった。事故を想定したエアロゾル粒子の除去
率（ＤＦ＝入口でのエアロゾル個数濃度／出口でのエア
ロゾル個数）として、１０4 が可能であることが判っ
た。
のＣｓＩエアロゾルを、電界強度５kV／cmの帯電装置中
を通し荷電させた。その後、粒子を大きさ５００mm×10
00mmのステンレス製の金属板の表面に流量１０リットル
／min で送気した。この時の捕集効率は９９.９９％ で
あり、出口側におけるエアロゾルの個数濃度は１０3個
／cm3 となった。事故を想定したエアロゾル粒子の除去
率（ＤＦ＝入口でのエアロゾル個数濃度／出口でのエア
ロゾル個数）として、１０4 が可能であることが判っ
た。
【００１２】格納容器内では、温度差や圧力差などによ
り格納容器内のガスは移動する。エアロゾルは、このガ
スの動きに同伴して移動する。このため、金属板を複数
設置すれば、より効率的にエアロゾルを捕集することが
できる。
り格納容器内のガスは移動する。エアロゾルは、このガ
スの動きに同伴して移動する。このため、金属板を複数
設置すれば、より効率的にエアロゾルを捕集することが
できる。
【００１３】図２は、エアロゾル帯電装置であり、アー
ス５，高圧電源６，放電電極７，接地電極８，おもり９
より構成される。接地電極８の間を通るエアロゾル１０
に放電電極７から高電圧をかけてやることにより帯電エ
アロゾル１１となる。
ス５，高圧電源６，放電電極７，接地電極８，おもり９
より構成される。接地電極８の間を通るエアロゾル１０
に放電電極７から高電圧をかけてやることにより帯電エ
アロゾル１１となる。
【００１４】格納容器内の放射線強度が十分強い場合
は、エアロゾルは放射線により帯電するのでエアロゾル
帯電装置は不要となる。この場合、負に帯電したエアロ
ゾルを捕集するため、正電圧をかけた金属電極を設置す
るとエアロゾル除去率を向上できる。
は、エアロゾルは放射線により帯電するのでエアロゾル
帯電装置は不要となる。この場合、負に帯電したエアロ
ゾルを捕集するため、正電圧をかけた金属電極を設置す
るとエアロゾル除去率を向上できる。
【００１５】エアロゾルを捕集する金属は、板でも棒で
も効果は同等である。
も効果は同等である。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、格納容器から放出され
るエアロゾルを金属板により簡単に捕集することができ
る。
るエアロゾルを金属板により簡単に捕集することができ
る。
【図１】エアロゾル帯電装置及び金属板を取り付けた格
納容器の説明図。
納容器の説明図。
【図２】帯電装置の説明図。
１…格納容器、２…圧力容器、３…エアロゾル帯電装
置、４…金属板、５…アース。
置、４…金属板、５…アース。
Claims (2)
- 【請求項１】圧力容器から放出される放射性エアロゾル
を捕集するエアロゾル捕集装置において、帯電エアロゾ
ルを金属板で捕集することを特徴とする帯電エアロゾル
捕集装置。 - 【請求項２】圧力容器から放出される放射性エアロゾル
を捕集するエアロゾル捕集装置において、エアロゾルを
高電圧で帯電させ捕集することを特徴とする帯電エアロ
ゾル捕集装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8155187A JPH102984A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 帯電エアロゾル捕集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8155187A JPH102984A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 帯電エアロゾル捕集装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH102984A true JPH102984A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15600396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8155187A Pending JPH102984A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 帯電エアロゾル捕集装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH102984A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012518186A (ja) * | 2009-02-18 | 2012-08-09 | バッテル メモリアル インスティチュート | 小領域静電エアロゾルコレクタ |
-
1996
- 1996-06-17 JP JP8155187A patent/JPH102984A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012518186A (ja) * | 2009-02-18 | 2012-08-09 | バッテル メモリアル インスティチュート | 小領域静電エアロゾルコレクタ |
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