JPH1029842A - 軽量骨材原料の予熱方法およびその方法に用いる予熱装置 - Google Patents
軽量骨材原料の予熱方法およびその方法に用いる予熱装置Info
- Publication number
- JPH1029842A JPH1029842A JP18942096A JP18942096A JPH1029842A JP H1029842 A JPH1029842 A JP H1029842A JP 18942096 A JP18942096 A JP 18942096A JP 18942096 A JP18942096 A JP 18942096A JP H1029842 A JPH1029842 A JP H1029842A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw material
- lightweight aggregate
- preheating
- exhaust gas
- rotary cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 焼成炉から発生する高温の排ガスを軽量骨材
原料の予熱媒体として用いる軽量骨材原料の予熱方法及
びその方法に用いる予熱装置を提供する。 【解決手段】 軽量骨材原料を外周にスパイラル羽根
（１３）設けた回転筒体（１１）内に送入し、焼成炉
（図示しない）から排出される高温排ガスを回転筒体
（１１）の外側に形成した加熱室（１２）に導入し、回
転筒体（１１）内の軽量骨材原料を加熱し、予熱する方
法である。なお、回転筒体（１１）の回転速度は３〜６
ｒｐｍであることが、高温排ガス中に含まれた微粉塵の
落下に適している。なお、加熱室（１２）には、高温排
ガスを導入するための入口（２４）と原料予熱後の排ガ
スを排出するための出口（２５）とが設けられている。
原料の予熱媒体として用いる軽量骨材原料の予熱方法及
びその方法に用いる予熱装置を提供する。 【解決手段】 軽量骨材原料を外周にスパイラル羽根
（１３）設けた回転筒体（１１）内に送入し、焼成炉
（図示しない）から排出される高温排ガスを回転筒体
（１１）の外側に形成した加熱室（１２）に導入し、回
転筒体（１１）内の軽量骨材原料を加熱し、予熱する方
法である。なお、回転筒体（１１）の回転速度は３〜６
ｒｐｍであることが、高温排ガス中に含まれた微粉塵の
落下に適している。なお、加熱室（１２）には、高温排
ガスを導入するための入口（２４）と原料予熱後の排ガ
スを排出するための出口（２５）とが設けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、真珠岩、松脂
岩、シラス等の軽量骨材原料を焼成炉で焼成、発泡して
軽量骨材を製造する方法において、焼成炉から排出され
る高温排ガスを利用して軽量骨材原料を予熱する方法及
びその方法に用いる予熱装置に関するものである。
岩、シラス等の軽量骨材原料を焼成炉で焼成、発泡して
軽量骨材を製造する方法において、焼成炉から排出され
る高温排ガスを利用して軽量骨材原料を予熱する方法及
びその方法に用いる予熱装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、軽量骨材原料を回転窯などの焼成
炉に送入し、焼成、発泡させて軽量骨材を製造してい
た。この方法では、回転窯の入口付近で予熱され、窯の
中央部で焼成、発泡されるが、入口付近の予熱帯でも予
熱温度以上の高温部分が生ずることがあり、原料粉末が
高温を急激に受け、いわば爆裂して所望の球状の軽量骨
材を効率よく製造することができなかった。しかも、こ
の方法で排出される約７００〜９００℃の高温の排ガス
は、外気を導入して約１８０〜２００℃の温度に下げ、
集塵機に導いて微粉塵を除去してから大気中に排出して
いた。
炉に送入し、焼成、発泡させて軽量骨材を製造してい
た。この方法では、回転窯の入口付近で予熱され、窯の
中央部で焼成、発泡されるが、入口付近の予熱帯でも予
熱温度以上の高温部分が生ずることがあり、原料粉末が
高温を急激に受け、いわば爆裂して所望の球状の軽量骨
材を効率よく製造することができなかった。しかも、こ
の方法で排出される約７００〜９００℃の高温の排ガス
は、外気を導入して約１８０〜２００℃の温度に下げ、
集塵機に導いて微粉塵を除去してから大気中に排出して
いた。
【０００３】最近、この従来方法を改良するものとし
て、軽量骨材原料を先ず予熱炉に送入して予熱し、予熱
された原料をフィーダ等の移送手段により予熱炉と別の
焼成炉に送入して焼成、発泡させることが提案されてい
る。このような方法によれば、爆裂も少なく、効率良く
人工軽量骨材が得られるものの、予熱炉及び焼成炉はそ
れぞれ熱源を必要とし、また、焼成炉から排出される約
７００〜９００℃の高温排ガスは、従来方法と同様に、
外気を導入して温度を下げて集塵機で微粉塵を除去して
から排出している。
て、軽量骨材原料を先ず予熱炉に送入して予熱し、予熱
された原料をフィーダ等の移送手段により予熱炉と別の
焼成炉に送入して焼成、発泡させることが提案されてい
る。このような方法によれば、爆裂も少なく、効率良く
人工軽量骨材が得られるものの、予熱炉及び焼成炉はそ
れぞれ熱源を必要とし、また、焼成炉から排出される約
７００〜９００℃の高温排ガスは、従来方法と同様に、
外気を導入して温度を下げて集塵機で微粉塵を除去して
から排出している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、予熱炉で
軽量骨材原料を予熱し、この予熱された原料を焼成炉で
焼成、発泡させて軽量骨材を製造する方法において、焼
成炉から発生する高温の排ガスを予熱媒体として用いる
軽量骨材原料の予熱方法及びその方法に用いる予熱装置
を提供することを目的としている。
軽量骨材原料を予熱し、この予熱された原料を焼成炉で
焼成、発泡させて軽量骨材を製造する方法において、焼
成炉から発生する高温の排ガスを予熱媒体として用いる
軽量骨材原料の予熱方法及びその方法に用いる予熱装置
を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の軽量骨材原料の予熱方法は、軽量骨材原
料を外周にスパイラル羽根を設けた回転筒体内に送入
し、焼成炉から排出される高温排ガスを回転筒体の外側
に形成した加熱室に導入し、回転筒体内の軽量骨材原料
を予熱するものである。なお、回転筒体の回転速度は３
〜６ｒｐｍであることが望ましい。
に、この発明の軽量骨材原料の予熱方法は、軽量骨材原
料を外周にスパイラル羽根を設けた回転筒体内に送入
し、焼成炉から排出される高温排ガスを回転筒体の外側
に形成した加熱室に導入し、回転筒体内の軽量骨材原料
を予熱するものである。なお、回転筒体の回転速度は３
〜６ｒｐｍであることが望ましい。
【０００６】また、この発明の軽量骨材原料の予熱装置
は、外周にスパイラル羽根を設けた回転筒体と、該回転
筒体の外側に形成された焼成炉からの高温排ガスを導入
する入口と排出する出口とを設けた加熱室とよりなるも
のである。なお、加熱室には、高温排ガス中の微粉塵を
排出するための排出口を設けること、さらに、この排出
口を、開閉自在な閉鎖部材により密閉することが望まし
い。
は、外周にスパイラル羽根を設けた回転筒体と、該回転
筒体の外側に形成された焼成炉からの高温排ガスを導入
する入口と排出する出口とを設けた加熱室とよりなるも
のである。なお、加熱室には、高温排ガス中の微粉塵を
排出するための排出口を設けること、さらに、この排出
口を、開閉自在な閉鎖部材により密閉することが望まし
い。
【０００７】
【作用】焼成炉からの高温排ガスが回転筒体の外側に形
成した加熱室に導入されたときに、この回転筒体の外周
に設けられたスパイラル羽根により、高温排ガス中に含
まれる微粉塵が落下し、その微粉塵を移送させることが
できるので、スパイラル状の羽根により回転筒体の伝熱
面積を拡大して加熱のための熱効率を高めることができ
る。なお、回転筒体の回転速度を３〜６ｒｐｍとする
と、加熱室内の排ガスの流れが回転筒体の外周に設けら
れたスパイラル羽根に効率良く当り、微粉塵を効率良く
落下せしめることができる。
成した加熱室に導入されたときに、この回転筒体の外周
に設けられたスパイラル羽根により、高温排ガス中に含
まれる微粉塵が落下し、その微粉塵を移送させることが
できるので、スパイラル状の羽根により回転筒体の伝熱
面積を拡大して加熱のための熱効率を高めることができ
る。なお、回転筒体の回転速度を３〜６ｒｐｍとする
と、加熱室内の排ガスの流れが回転筒体の外周に設けら
れたスパイラル羽根に効率良く当り、微粉塵を効率良く
落下せしめることができる。
【０００８】また、外周にスパイラル羽根を設けた回転
筒体と、該回転筒体の外側に形成された焼成炉からの高
温排ガスを導入する入口と排出する出口とを設けた加熱
室とよりなる軽量骨材原料の予熱装置は、前述の予熱方
法を実施するのに最も適している。なお、加熱室に、高
温排ガス中の微粉塵を排出するための排出口を設ける場
合には、加熱室からの微粉塵の排出が容易となり、さら
に、この排出口を、開閉自在な閉鎖部材により密閉する
場合には、原料予熱処理中は密閉し、必要な場合にのみ
開口して微粉塵を取り出すことができる。
筒体と、該回転筒体の外側に形成された焼成炉からの高
温排ガスを導入する入口と排出する出口とを設けた加熱
室とよりなる軽量骨材原料の予熱装置は、前述の予熱方
法を実施するのに最も適している。なお、加熱室に、高
温排ガス中の微粉塵を排出するための排出口を設ける場
合には、加熱室からの微粉塵の排出が容易となり、さら
に、この排出口を、開閉自在な閉鎖部材により密閉する
場合には、原料予熱処理中は密閉し、必要な場合にのみ
開口して微粉塵を取り出すことができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、この発明の軽量骨材原料の
予熱方法を図１に示された予熱装置により実施する場合
について説明する。
予熱方法を図１に示された予熱装置により実施する場合
について説明する。
【００１０】この発明の予熱方法を実施する予熱装置１
は、ステンレス製又は鋼製の回転筒体１１、この回転筒
体１１の外側に、この回転筒体を一様な間隔を置いて取
囲むステンレス板又は鋼板と保温断熱材とからなる容器
２０、回転筒体１１を回転させるための駆動手段である
タイヤ２１，２１とその駆動用ローラ２２，２２（駆動
源は図示されていない）、軽量骨材原料を予熱のために
回転筒体１１の入口部１２ａに供給するホッパ２３とか
らなっている。この予熱装置１には、回転筒体１１と容
器２０との間に加熱室１２が形成され、この加熱室１２
には、焼成炉（図示せず）から排出される高温排ガスを
加熱室１２に導入するための入口２４が、回転筒体１１
の出口部１２ｂ側で容器２０の下側に設けられ、又、予
熱後の排ガスの出口２５が、回転筒体１１の入口部１２
ａ側で容器２０の上側に設けられている。
は、ステンレス製又は鋼製の回転筒体１１、この回転筒
体１１の外側に、この回転筒体を一様な間隔を置いて取
囲むステンレス板又は鋼板と保温断熱材とからなる容器
２０、回転筒体１１を回転させるための駆動手段である
タイヤ２１，２１とその駆動用ローラ２２，２２（駆動
源は図示されていない）、軽量骨材原料を予熱のために
回転筒体１１の入口部１２ａに供給するホッパ２３とか
らなっている。この予熱装置１には、回転筒体１１と容
器２０との間に加熱室１２が形成され、この加熱室１２
には、焼成炉（図示せず）から排出される高温排ガスを
加熱室１２に導入するための入口２４が、回転筒体１１
の出口部１２ｂ側で容器２０の下側に設けられ、又、予
熱後の排ガスの出口２５が、回転筒体１１の入口部１２
ａ側で容器２０の上側に設けられている。
【００１１】回転筒体１１の外周には、スパイラル状の
金属製（主に、ステンレス製または鋼製）羽根１３が設
けられ、容器２０には、落下した微粉塵を排出するため
の排出口２６が形成されている。なお、この排出口２６
には、作業中は密閉し、必要なときのみ開放するロータ
リーバルブ２６ａが設けられている。
金属製（主に、ステンレス製または鋼製）羽根１３が設
けられ、容器２０には、落下した微粉塵を排出するため
の排出口２６が形成されている。なお、この排出口２６
には、作業中は密閉し、必要なときのみ開放するロータ
リーバルブ２６ａが設けられている。
【００１２】予熱装置１の回転筒体１１に設けられたス
パイラル羽根１３のピッチＡおよび回転筒体１１と容器
２０の間隔Ｂをできるだけ大きくすることにより、導入
された高温排ガスの加熱室１２内の流れをできるだけ遅
くする。高温排ガスはその流速が遅いほど排ガス中に含
まれる微粉塵が落下し易い。この高温排ガスの流速は２
ｍ／ｍｉｎ以下、好ましくは０．５〜１．０ｍ／ｍｉｎ
とするのが良い。なお、高温排ガスの流れは原料の送入
方向とは逆方向で、いわゆるカウンタカレントである。
パイラル羽根１３のピッチＡおよび回転筒体１１と容器
２０の間隔Ｂをできるだけ大きくすることにより、導入
された高温排ガスの加熱室１２内の流れをできるだけ遅
くする。高温排ガスはその流速が遅いほど排ガス中に含
まれる微粉塵が落下し易い。この高温排ガスの流速は２
ｍ／ｍｉｎ以下、好ましくは０．５〜１．０ｍ／ｍｉｎ
とするのが良い。なお、高温排ガスの流れは原料の送入
方向とは逆方向で、いわゆるカウンタカレントである。
【００１３】予熱装置１において、回転筒体１１の構造
は、厚さ２ｍｍ〜１２ｍｍ位のステンレス、鋼又は鉄製
の筒体で、長さは直径の約９〜１０倍である。容器２０
の構造は、ステンレス板又は鉄板製で、その外側に保温
材層が設けられている。保温材は、耐火度４００℃以上
の保温材、例えば、グラスウォール、セラミックスウォ
ールやレンガ等であって、これらは保温効率から２５ｍ
ｍ以上の厚さが好ましい。
は、厚さ２ｍｍ〜１２ｍｍ位のステンレス、鋼又は鉄製
の筒体で、長さは直径の約９〜１０倍である。容器２０
の構造は、ステンレス板又は鉄板製で、その外側に保温
材層が設けられている。保温材は、耐火度４００℃以上
の保温材、例えば、グラスウォール、セラミックスウォ
ールやレンガ等であって、これらは保温効率から２５ｍ
ｍ以上の厚さが好ましい。
【００１４】回転筒体１１に設けられるスパイラル羽根
１３は、ステンレス又は鉄製で、ピッチ約１ｍ、高さ３
００〜６００ｍｍ（加熱室の大きさによる）であり、回
転筒体１１に溶接にて合接される。なお、熱膨張による
弊害を除くために、回転筒体１１とスパイラル羽根１３
の合接は千鳥状に合接するのが望ましい。
１３は、ステンレス又は鉄製で、ピッチ約１ｍ、高さ３
００〜６００ｍｍ（加熱室の大きさによる）であり、回
転筒体１１に溶接にて合接される。なお、熱膨張による
弊害を除くために、回転筒体１１とスパイラル羽根１３
の合接は千鳥状に合接するのが望ましい。
【００１５】回転筒体１１の傾斜角度は０.５〜３度で
あり、回転筒体の回転速度は１〜６ｒｐｍ、好ましくは
３〜６ｒｐｍである。回転筒体１１に送入される軽量骨
材原料の物温が２００〜３００℃になるまで加熱する。
なお、導入される高温排ガスの温度が低い場合には、回
転筒体１１の回転数を下げるか、もしくは回転筒体１１
の傾斜角度を小さくして、回転筒体１１内に送入された
軽量骨材原料の滞留時間を長くして、軽量骨材原料の物
温が２００〜３００℃となるようにコントロールするの
が良い。
あり、回転筒体の回転速度は１〜６ｒｐｍ、好ましくは
３〜６ｒｐｍである。回転筒体１１に送入される軽量骨
材原料の物温が２００〜３００℃になるまで加熱する。
なお、導入される高温排ガスの温度が低い場合には、回
転筒体１１の回転数を下げるか、もしくは回転筒体１１
の傾斜角度を小さくして、回転筒体１１内に送入された
軽量骨材原料の滞留時間を長くして、軽量骨材原料の物
温が２００〜３００℃となるようにコントロールするの
が良い。
【００１６】本発明の予熱装置で予熱された軽量骨材原
料を焼成炉（図示せず）により１０００℃±１０℃で焼
成、発泡させて軽量骨材を製造したところ、得られた軽
量骨材は、未発泡率が２〜３％と少なく、爆裂も殆どな
いため粉化率も極めて小さいものであった。一方、本発
明のように原料を予熱せず、直接焼成炉（図示せず）で
焼成（焼成温度１０５０℃±３０℃）、発泡させて作っ
た場合、未発泡率は１１〜１５％であり、また粉化率も
極めて大きいものであった。したがって、本発明の軽量
骨材原料の予熱方法を採用すれば、焼成炉の温度を下げ
ても、良質の軽量骨材を製造することができる。なお、
原料予熱後の出口２５から排出される排ガス（排ガス温
度４００〜５００℃）に外気を導入して温度を１８０〜
２００℃とし、集塵機で集塵した後、大気中に放出し
た。加熱室１２の底に落下した微粉塵は、スパイラル羽
根１３により排出口２６に集められ、ロータリーバルブ
２６ａを開放することにより排出口２６から取出した。
料を焼成炉（図示せず）により１０００℃±１０℃で焼
成、発泡させて軽量骨材を製造したところ、得られた軽
量骨材は、未発泡率が２〜３％と少なく、爆裂も殆どな
いため粉化率も極めて小さいものであった。一方、本発
明のように原料を予熱せず、直接焼成炉（図示せず）で
焼成（焼成温度１０５０℃±３０℃）、発泡させて作っ
た場合、未発泡率は１１〜１５％であり、また粉化率も
極めて大きいものであった。したがって、本発明の軽量
骨材原料の予熱方法を採用すれば、焼成炉の温度を下げ
ても、良質の軽量骨材を製造することができる。なお、
原料予熱後の出口２５から排出される排ガス（排ガス温
度４００〜５００℃）に外気を導入して温度を１８０〜
２００℃とし、集塵機で集塵した後、大気中に放出し
た。加熱室１２の底に落下した微粉塵は、スパイラル羽
根１３により排出口２６に集められ、ロータリーバルブ
２６ａを開放することにより排出口２６から取出した。
【００１７】なお、焼成炉からの高温排ガスを回転筒体
内に導入して軽量骨材原料を予熱することも考えられる
が、この場合は、高温排ガス中の微粉末が原料に混在す
るので、以後の焼成炉で焼成と発泡が均一に行われず、
また焼成炉内の壁への融着が甚だしく、焼成が充分に行
われなくなる。
内に導入して軽量骨材原料を予熱することも考えられる
が、この場合は、高温排ガス中の微粉末が原料に混在す
るので、以後の焼成炉で焼成と発泡が均一に行われず、
また焼成炉内の壁への融着が甚だしく、焼成が充分に行
われなくなる。
【００１８】
【発明の効果】この発明によれば、予熱装置内の回転筒
体の外周にスパイラル羽根を設けているので、回転筒体
の伝熱面積を拡大して加熱のための熱効率を高めること
ができる。また、高温排ガスに含まれる微粉塵を効率よ
く落下せしめることもできる。したがって、焼成炉から
排出される高温排出ガスの熱エネルギーを有効に活用で
きるとともに、良質の軽量骨材を効率良く製造すること
ができる。さらに、このスパイラル羽根は落下した微粉
塵を排出口まで移送するので、その取出が簡単である。
体の外周にスパイラル羽根を設けているので、回転筒体
の伝熱面積を拡大して加熱のための熱効率を高めること
ができる。また、高温排ガスに含まれる微粉塵を効率よ
く落下せしめることもできる。したがって、焼成炉から
排出される高温排出ガスの熱エネルギーを有効に活用で
きるとともに、良質の軽量骨材を効率良く製造すること
ができる。さらに、このスパイラル羽根は落下した微粉
塵を排出口まで移送するので、その取出が簡単である。
【図１】この発明の方法を実施するための予熱装置の縦
断面図である。
断面図である。
１ 予熱装置 １１ 回転筒体 １２ 加熱室 １２ａ 入口部 １２ｂ 出口部 １３ スパイラル羽根 ２０ 容器 ２１ タイヤ ２２ 駆動用ローラ ２３ ホッパ ２４ 高温排ガスの入口 ２５ 原料予熱後の排ガスの出口 ２６ 微粉塵排出口
Claims (5)
- 【請求項１】 軽量骨材原料を外周にスパイラル羽根を
設けた回転筒体内に送入し、焼成炉から排出される高温
排ガスを回転筒体の外側に形成した加熱室に導入し、回
転筒体内の軽量骨材原料を加熱することを特徴とする軽
量骨材原料の予熱方法。 - 【請求項２】 上記回転筒体の回転速度が３〜６ｒｐｍ
であることを特徴とする請求項１記載の軽量骨材原料の
予熱方法。 - 【請求項３】 外周にスパイラル羽根を設けた回転筒体
と、該回転筒体の外側に形成された焼成炉からの高温排
ガスを導入する入口と排出する出口とを設けた加熱室と
よりなることを特徴とする軽量骨材原料の予熱装置。 - 【請求項４】 上記加熱室には、高温排ガス中の微粉塵
を排出するための排出口を設けたことを特徴とする請求
項３記載の軽量骨材原料の予熱装置。 - 【請求項５】 上記排出口が、開閉自在な閉鎖部材によ
り密閉されていることを特徴とする請求項４記載の軽量
骨材原料の予熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18942096A JPH1029842A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 軽量骨材原料の予熱方法およびその方法に用いる予熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18942096A JPH1029842A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 軽量骨材原料の予熱方法およびその方法に用いる予熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1029842A true JPH1029842A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16240969
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18942096A Pending JPH1029842A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 軽量骨材原料の予熱方法およびその方法に用いる予熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1029842A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104359320A (zh) * | 2014-11-21 | 2015-02-18 | 信阳凯米特环保工程有限公司 | 膨胀珍珠岩生产用预热炉 |
| WO2021027699A1 (zh) * | 2019-08-14 | 2021-02-18 | 招远市汇潮新能源科技有限公司 | 一种外热回转设备 |
| WO2021027760A1 (zh) * | 2019-08-14 | 2021-02-18 | 招远市汇潮新能源科技有限公司 | 一种裂解系统和裂解工艺 |
| WO2021082597A1 (zh) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 招远市汇潮新能源科技有限公司 | 一种裂解设备 |
| WO2021082596A1 (zh) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 招远市汇潮新能源科技有限公司 | 一种裂解设备 |
| CN114656169A (zh) * | 2022-04-28 | 2022-06-24 | 池州市贵兴非矿新材料有限公司 | 一种用于氧化钙生产的预热塔 |
-
1996
- 1996-07-18 JP JP18942096A patent/JPH1029842A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104359320A (zh) * | 2014-11-21 | 2015-02-18 | 信阳凯米特环保工程有限公司 | 膨胀珍珠岩生产用预热炉 |
| WO2021027699A1 (zh) * | 2019-08-14 | 2021-02-18 | 招远市汇潮新能源科技有限公司 | 一种外热回转设备 |
| WO2021027760A1 (zh) * | 2019-08-14 | 2021-02-18 | 招远市汇潮新能源科技有限公司 | 一种裂解系统和裂解工艺 |
| WO2021082597A1 (zh) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 招远市汇潮新能源科技有限公司 | 一种裂解设备 |
| WO2021082596A1 (zh) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 招远市汇潮新能源科技有限公司 | 一种裂解设备 |
| CN114656169A (zh) * | 2022-04-28 | 2022-06-24 | 池州市贵兴非矿新材料有限公司 | 一种用于氧化钙生产的预热塔 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4338113A (en) | Method for controlling particulate emissions | |
| JPS6051621A (ja) | 二段バツチ液化プロセス及び装置 | |
| JPS6137598B2 (ja) | ||
| US4319903A (en) | Method and apparatus for preheating glass batch | |
| JPH1029842A (ja) | 軽量骨材原料の予熱方法およびその方法に用いる予熱装置 | |
| EP0626349A2 (en) | Apparatus for making crystallized glass | |
| US4906183A (en) | Treatment of expansible materials to form lightweight aggregate | |
| IE841674L (en) | Liquefying pulverulent batch materials particularly glass | |
| US4582521A (en) | Melting furnace and method of use | |
| US2511281A (en) | Apparatus for converting material | |
| JP2000230786A (ja) | 天然ガラス焼成装置 | |
| US4386951A (en) | Method and apparatus for preheating glass batch | |
| US3010911A (en) | Method of and apparatus for heat processing particulate solids | |
| EP0088181B1 (en) | Manufacture of highly porous refractory material | |
| US4931211A (en) | Process of expanding obsidian | |
| US3402229A (en) | Process for manufacturing structural material | |
| US4340359A (en) | Apparatus and method of heating particulate material | |
| JP2997973B2 (ja) | 軽量骨材焼成装置 | |
| US4425147A (en) | Preheating glass batch | |
| US4409011A (en) | Preheating glass batch | |
| US2606111A (en) | Agglomeration of metal bearing materials | |
| JP3254589B2 (ja) | 人工軽量骨材の製造方法及びその装置 | |
| RU2241182C1 (ru) | Подогреватель кускового сырья | |
| RU2058000C1 (ru) | Установка для производства керамических изделий | |
| RU2247288C1 (ru) | Печь для прокалки сыпучих материалов |