JPH10296505A - バイト - Google Patents
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- JPH10296505A JPH10296505A JP10632497A JP10632497A JPH10296505A JP H10296505 A JPH10296505 A JP H10296505A JP 10632497 A JP10632497 A JP 10632497A JP 10632497 A JP10632497 A JP 10632497A JP H10296505 A JPH10296505 A JP H10296505A
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- JP
- Japan
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- cutting
- nozzle
- tip
- workpiece
- shank
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シャンク部と、そのシャンク部の先端に設け
られて切刃を構成するチップ部とを有し、被工作物を回
転させた状態で切削加工するようにしたバイトにおい
て、切削液を、切削中に発生する切り屑に邪魔されずに
被切削部やチップ部の刃先に効率よく掛けられるように
して、被切削部やチップ部に対する冷却効果を向上さ
せ、更に切削液の吐出が切り屑の円滑な排出を阻害せ
ず、むしろその排出をスムーズにできるようにする。 【解決手段】 一端部が切削液の供給源10に連なる液
体通路8をシャンク部Sに形成すると共に、その液体通
路8の他端部を、チップ部Cの逃げ面6よりも被工作物
Wの回転方向R前側に位置させてシャンク部Sの表面に
開口し、その開口部より切削液をチップ部Cの刃先e側
に吐出させる。
られて切刃を構成するチップ部とを有し、被工作物を回
転させた状態で切削加工するようにしたバイトにおい
て、切削液を、切削中に発生する切り屑に邪魔されずに
被切削部やチップ部の刃先に効率よく掛けられるように
して、被切削部やチップ部に対する冷却効果を向上さ
せ、更に切削液の吐出が切り屑の円滑な排出を阻害せ
ず、むしろその排出をスムーズにできるようにする。 【解決手段】 一端部が切削液の供給源10に連なる液
体通路8をシャンク部Sに形成すると共に、その液体通
路8の他端部を、チップ部Cの逃げ面6よりも被工作物
Wの回転方向R前側に位置させてシャンク部Sの表面に
開口し、その開口部より切削液をチップ部Cの刃先e側
に吐出させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャンク部と、そ
のシャンク部の先端に固定されて切刃を構成するチップ
部とを有し、被工作物を回転させた状態で切削加工する
ようにしたバイトに関する。
のシャンク部の先端に固定されて切刃を構成するチップ
部とを有し、被工作物を回転させた状態で切削加工する
ようにしたバイトに関する。
【0002】
【従来の技術】斯かるバイトは、旋盤等の切削用工作機
械において例えば外径加工、内径加工、ヌスミ加工、突
切り溝入れ加工等を行う場合に用いられており、これを
図11,図12に例示する。これらの図からも明らかな
ように従来のバイトB′では、シャンク部S′を固定的
に支持する取付ホルダH′に切削液の吐出ノズルN′
が、チップ部C′のすくい面5′よりも被工作物Wの回
転方向R後側に配設されていて、このノズルN′から切
削液がチップ部C′のすくい面側5′側に吐出されるよ
うになっていた。
械において例えば外径加工、内径加工、ヌスミ加工、突
切り溝入れ加工等を行う場合に用いられており、これを
図11,図12に例示する。これらの図からも明らかな
ように従来のバイトB′では、シャンク部S′を固定的
に支持する取付ホルダH′に切削液の吐出ノズルN′
が、チップ部C′のすくい面5′よりも被工作物Wの回
転方向R後側に配設されていて、このノズルN′から切
削液がチップ部C′のすくい面側5′側に吐出されるよ
うになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のような
従来のバイトでは、次のような問題があった。 上記ノズルN′から吐出された切削液が、切削中に
すくい面5′側に発生する切り屑7′のためにチップ部
C′の刃先eや被工作物Wの被切削部に掛かりにくくな
り、そのチップ部C′や被切削部に対する冷却効果が悪
い。 上記切削液の吐出により切り屑7′の円滑な排出が
阻害される。 切削の段取りを変える場合には、取付ホルダH′に
於けるバイトB′の取付位置をずらしたり或いはバイト
自体を段取りに合わせて取り替えたりする必要がある
が、そのような場合に取付ホルダH′上のノズルN′の
吐出方向を一々調整し直す必要があり、作業が面倒であ
る。 上記ノズルN′を、性能の異なる他のノズルに交換
することが困難であったので、例えば吐出圧力を増大さ
せるために現在使用中のノズルよりも小径のノズルに交
換したり、或いは被工作物の形状や切削条件等の変更に
応じて現在使用中のノズルとは吐出角度の違うノズルに
交換したりすることができず、即ち種々の切削態様に多
様に応じることが困難である。
従来のバイトでは、次のような問題があった。 上記ノズルN′から吐出された切削液が、切削中に
すくい面5′側に発生する切り屑7′のためにチップ部
C′の刃先eや被工作物Wの被切削部に掛かりにくくな
り、そのチップ部C′や被切削部に対する冷却効果が悪
い。 上記切削液の吐出により切り屑7′の円滑な排出が
阻害される。 切削の段取りを変える場合には、取付ホルダH′に
於けるバイトB′の取付位置をずらしたり或いはバイト
自体を段取りに合わせて取り替えたりする必要がある
が、そのような場合に取付ホルダH′上のノズルN′の
吐出方向を一々調整し直す必要があり、作業が面倒であ
る。 上記ノズルN′を、性能の異なる他のノズルに交換
することが困難であったので、例えば吐出圧力を増大さ
せるために現在使用中のノズルよりも小径のノズルに交
換したり、或いは被工作物の形状や切削条件等の変更に
応じて現在使用中のノズルとは吐出角度の違うノズルに
交換したりすることができず、即ち種々の切削態様に多
様に応じることが困難である。
【0004】本発明は、このような諸事情に鑑みてなさ
れたもので、従来のものの上記問題を解決することがで
きる前記バイトを提供することを目的とする。
れたもので、従来のものの上記問題を解決することがで
きる前記バイトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、シャンク部と、そのシャンク部
の先端に固定されて切刃を構成するチップ部とを有し、
被工作物を回転させた状態で切削加工するようにしたバ
イトにおいて、一端部が切削液の供給源に連なる液体通
路を前記シャンク部に形成すると共に、その液体通路の
他端部を、前記チップ部の逃げ面よりも被工作物の回転
方向前側に位置させてシャンク部の表面に開口し、その
開口部より切削液を前記チップ部の刃先側に吐出させる
ようにしたことを特徴としている。
に、請求項1の発明は、シャンク部と、そのシャンク部
の先端に固定されて切刃を構成するチップ部とを有し、
被工作物を回転させた状態で切削加工するようにしたバ
イトにおいて、一端部が切削液の供給源に連なる液体通
路を前記シャンク部に形成すると共に、その液体通路の
他端部を、前記チップ部の逃げ面よりも被工作物の回転
方向前側に位置させてシャンク部の表面に開口し、その
開口部より切削液を前記チップ部の刃先側に吐出させる
ようにしたことを特徴としている。
【0006】また請求項2の発明は、上記特徴に加え
て、前記液体通路の他端部には、該通路内の切削液の流
れを絞ってその切削液を該他端部の開口端より噴出させ
るノズルを着脱可能に装着したことを特徴としている。
て、前記液体通路の他端部には、該通路内の切削液の流
れを絞ってその切削液を該他端部の開口端より噴出させ
るノズルを着脱可能に装着したことを特徴としている。
【0007】更に請求項3の発明は、前記各特徴に加え
て、前記切削液の吐出口となる小径孔と、この小径孔の
内端に中間段部を介して連続する大径孔とを有して両端
がそれぞれ前記シャンク部の表面に開口する直線状の段
付き孔を、該段付き孔が前記液体通路の他端部となるよ
うに前記シャンク部に形成し、前記大径孔内に、前記中
間段部に係合する前記ノズルと、このノズルを該中間段
部との係合方向に押し付けるばねとを収容して、該大径
孔の開口端を着脱可能な栓体で閉塞したことを特徴とす
る。
て、前記切削液の吐出口となる小径孔と、この小径孔の
内端に中間段部を介して連続する大径孔とを有して両端
がそれぞれ前記シャンク部の表面に開口する直線状の段
付き孔を、該段付き孔が前記液体通路の他端部となるよ
うに前記シャンク部に形成し、前記大径孔内に、前記中
間段部に係合する前記ノズルと、このノズルを該中間段
部との係合方向に押し付けるばねとを収容して、該大径
孔の開口端を着脱可能な栓体で閉塞したことを特徴とす
る。
【0008】尚、本発明において「バイト」とは、シャ
ンク部(柄の部分)と、そのシャンク部の先端に設けら
れて切刃を構成するチップ部とを有して旋盤等の切削機
械に使用される切削工具であればよく、例えば超硬チッ
プをシャンク部の先端に固着又は着脱可能に締着した超
硬バイトや、スローアウェイ形(所謂使い捨てタイプ
の)チップをシャンク部(スローアウェイチップホルダ
ともいう)の先端に固着又は位置調節可能に装着した使
い捨てタイプのバイトが含まれることは勿論である。
ンク部(柄の部分)と、そのシャンク部の先端に設けら
れて切刃を構成するチップ部とを有して旋盤等の切削機
械に使用される切削工具であればよく、例えば超硬チッ
プをシャンク部の先端に固着又は着脱可能に締着した超
硬バイトや、スローアウェイ形(所謂使い捨てタイプ
の)チップをシャンク部(スローアウェイチップホルダ
ともいう)の先端に固着又は位置調節可能に装着した使
い捨てタイプのバイトが含まれることは勿論である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0010】添付図面において、図1は、本発明の第1
実施例に係るバイトを用いた切削状態(外径加工)を示
す概要図、図2は、図1の2矢視図、図3は図1の3矢
視図、図4は図1の4−4線拡大断面図(シャンク部内
の冷却液吐出部の拡大断面図)、図5は、本発明の第2
実施例に係るバイトを用いた切削状態(内径加工)を示
す概要図、図6は図5の6−6線断面図、図7は、本発
明の第3実施例に係るバイトを用いた切削状態(ヌスミ
加工)を示す概要図、図8は図7の8矢視図、図9は、
本発明の第4実施例に係るバイトを用いたワーク切削状
態(突切り溝入れ加工)を示す概要図、図10は、図9
の10矢視図である。
実施例に係るバイトを用いた切削状態(外径加工)を示
す概要図、図2は、図1の2矢視図、図3は図1の3矢
視図、図4は図1の4−4線拡大断面図(シャンク部内
の冷却液吐出部の拡大断面図)、図5は、本発明の第2
実施例に係るバイトを用いた切削状態(内径加工)を示
す概要図、図6は図5の6−6線断面図、図7は、本発
明の第3実施例に係るバイトを用いた切削状態(ヌスミ
加工)を示す概要図、図8は図7の8矢視図、図9は、
本発明の第4実施例に係るバイトを用いたワーク切削状
態(突切り溝入れ加工)を示す概要図、図10は、図9
の10矢視図である。
【0011】先ず、図1ないし図4に示す第1実施例か
ら説明する。これら図面において、バイトBは、柄とな
るシャンク部Sと、そのシャンク部Sの先端に固定され
切刃として機能するチップ部Cとから構成されており、
そのチップ部Cは、該チップ部Cに対応してシャンク部
Sの先端に形成された取付凹部に適当な固着手段(例え
ば溶接、ロウ付け等)を以て固定されている。
ら説明する。これら図面において、バイトBは、柄とな
るシャンク部Sと、そのシャンク部Sの先端に固定され
切刃として機能するチップ部Cとから構成されており、
そのチップ部Cは、該チップ部Cに対応してシャンク部
Sの先端に形成された取付凹部に適当な固着手段(例え
ば溶接、ロウ付け等)を以て固定されている。
【0012】前記シャンク部Sは、図示しない旋盤等の
切削用工作機械に装着されたバイト用取付ホルダHに着
脱可能に固定保持されている。その取付ホルダHは、図
示例では前記工作機械のホルダ支持部(図示せず)に固
定された横断面コ字状のホルダ本体1と、このホルダ本
体1の一側壁部1a内面にシャンク部Sを着脱可能に保
持し得るクランプ手段2とより構成される。
切削用工作機械に装着されたバイト用取付ホルダHに着
脱可能に固定保持されている。その取付ホルダHは、図
示例では前記工作機械のホルダ支持部(図示せず)に固
定された横断面コ字状のホルダ本体1と、このホルダ本
体1の一側壁部1a内面にシャンク部Sを着脱可能に保
持し得るクランプ手段2とより構成される。
【0013】そのクランプ手段2は、ホルダ本体1の他
側壁部1b内面に重合、当接する支持プレート3と、そ
のプレート3に間隔をおいて螺挿された複数の係合ボル
ト4…とを備える。その各係合ボルト4は、これをシャ
ンク部S側にネジ締めしてボルト頭部をシャンク部Sに
押し当てることにより、該シャンク部Sをホルダ本体1
の一側壁部1a内面との間に一体的に挟着保持できるよ
うになっている。
側壁部1b内面に重合、当接する支持プレート3と、そ
のプレート3に間隔をおいて螺挿された複数の係合ボル
ト4…とを備える。その各係合ボルト4は、これをシャ
ンク部S側にネジ締めしてボルト頭部をシャンク部Sに
押し当てることにより、該シャンク部Sをホルダ本体1
の一側壁部1a内面との間に一体的に挟着保持できるよ
うになっている。
【0014】前記工作機械には、切削加工すべき被工作
物Wを支持して所定回転方向Rに回転駆動する回転駆動
手段(図示せず)が設けられており、その被工作物Wを
回転駆動した状態で前記ホルダ支持部を駆動してバイト
Bを適当な切削位置に移動させることで、該バイトBの
チップ部Cにより被工作物Wを切削加工できるようにな
っている。特にこの実施例では、バイトBを軸状の被工
作物Wの軸線側へ移動させることで、チップ部Cにより
被工作物Wの外周面を切削加工(外径加工)するように
している。
物Wを支持して所定回転方向Rに回転駆動する回転駆動
手段(図示せず)が設けられており、その被工作物Wを
回転駆動した状態で前記ホルダ支持部を駆動してバイト
Bを適当な切削位置に移動させることで、該バイトBの
チップ部Cにより被工作物Wを切削加工できるようにな
っている。特にこの実施例では、バイトBを軸状の被工
作物Wの軸線側へ移動させることで、チップ部Cにより
被工作物Wの外周面を切削加工(外径加工)するように
している。
【0015】前記チップ部Cには、切削の主体となる正
面側のすくい面5と、切削された被工作物Wの仕上げ面
に対向する側面側の逃げ面6とが形成される。そのすく
い面5は、切り屑7が被工作物Wから分離する際にこの
面上を摺接して削り出されてゆく面であり、また逃げ面
6は、被工作物Wの切削仕上げ面との不必要な接触をさ
せるために設けられ、更にすくい面5と逃げ面6との境
界に位置する先鋭部分が刃先eとなっている。
面側のすくい面5と、切削された被工作物Wの仕上げ面
に対向する側面側の逃げ面6とが形成される。そのすく
い面5は、切り屑7が被工作物Wから分離する際にこの
面上を摺接して削り出されてゆく面であり、また逃げ面
6は、被工作物Wの切削仕上げ面との不必要な接触をさ
せるために設けられ、更にすくい面5と逃げ面6との境
界に位置する先鋭部分が刃先eとなっている。
【0016】前記シャンク部Sには、切削時にチップ部
Cや被工作物Wの被切削部を冷却するための切削液(ク
ーラントともいう)の通り道となる液体通路8が設けら
れている。この液体通路8の一端部は、前記ホルダ本体
1の一側壁部1aに設けた接続通路9及び配管を経て切
削液供給源10に接続され、またその他端部は、チップ
部Cの逃げ面6よりも被工作物Wの回転方向R前側に偏
位させてシャンク部Sの先端部表面(図示例では逃げ面
6に近接した位置)に直接開口しており、その開口部
は、そこから切削液をチップ部Cの刃先e側に吐出し得
るように該チップ部C側に傾斜している。尚、シャンク
部Sと取付ホルダHとの当接面間には、液体通路8を取
り囲む環状シール部材11が設けられていて、その間の
シールを行なっている。
Cや被工作物Wの被切削部を冷却するための切削液(ク
ーラントともいう)の通り道となる液体通路8が設けら
れている。この液体通路8の一端部は、前記ホルダ本体
1の一側壁部1aに設けた接続通路9及び配管を経て切
削液供給源10に接続され、またその他端部は、チップ
部Cの逃げ面6よりも被工作物Wの回転方向R前側に偏
位させてシャンク部Sの先端部表面(図示例では逃げ面
6に近接した位置)に直接開口しており、その開口部
は、そこから切削液をチップ部Cの刃先e側に吐出し得
るように該チップ部C側に傾斜している。尚、シャンク
部Sと取付ホルダHとの当接面間には、液体通路8を取
り囲む環状シール部材11が設けられていて、その間の
シールを行なっている。
【0017】次に図4を併せて参照して、シャンク部S
における液体通路8の前記他端部、即ち切削液吐出側の
具体的構成を説明する。その液体通路8の他端部には、
該通路8内の切削液の流れを絞ってその切削液を該他端
部の開口端より噴出させる円筒状のノズルNが着脱可能
に装着されている。
における液体通路8の前記他端部、即ち切削液吐出側の
具体的構成を説明する。その液体通路8の他端部には、
該通路8内の切削液の流れを絞ってその切削液を該他端
部の開口端より噴出させる円筒状のノズルNが着脱可能
に装着されている。
【0018】シャンク部Sには、前記液体通路8の他端
部となる直線状の段付き孔12が、該シャンク部Sの先
端部を斜めに横切るように形成される。この段付き孔1
2は、切削液の吐出口となる小径孔13と、この小径孔
13の内端に中間段部14を介して連続する大径孔15
とを有して両端がそれぞれ該シャンク部Sの表面に開口
しており、更にその大径孔15は、ノズルNが直接嵌合
するノズル差込孔15aと、この差込孔15aよりも大
径に形成されて液体通路8の上流側と直接連通する中間
孔15bと、この中間孔15bよりも大径に形成されて
大径孔15の開口端となる外孔15cとより構成され
る。前記小径孔13(即ち吐出口)の内径は、前記ノズ
ルNの内径より大きく且つそのノズルN外径より小さく
設定される。そしてその大径孔15内には、ノズル差込
孔15aに嵌合されて前記中間段部14に係合するノズ
ルNと、中間孔15b内に有ってノズルNを前記中間段
部14との係合方向に押し付けるばね16とが収容さ
れ、そのばね16を支持して該大径孔15の開口端(即
ち前記外孔15c)を液密に閉塞する栓体17(図示例
ではテーパプラグ)がシャンク部Sに着脱可能に装着さ
れている。
部となる直線状の段付き孔12が、該シャンク部Sの先
端部を斜めに横切るように形成される。この段付き孔1
2は、切削液の吐出口となる小径孔13と、この小径孔
13の内端に中間段部14を介して連続する大径孔15
とを有して両端がそれぞれ該シャンク部Sの表面に開口
しており、更にその大径孔15は、ノズルNが直接嵌合
するノズル差込孔15aと、この差込孔15aよりも大
径に形成されて液体通路8の上流側と直接連通する中間
孔15bと、この中間孔15bよりも大径に形成されて
大径孔15の開口端となる外孔15cとより構成され
る。前記小径孔13(即ち吐出口)の内径は、前記ノズ
ルNの内径より大きく且つそのノズルN外径より小さく
設定される。そしてその大径孔15内には、ノズル差込
孔15aに嵌合されて前記中間段部14に係合するノズ
ルNと、中間孔15b内に有ってノズルNを前記中間段
部14との係合方向に押し付けるばね16とが収容さ
れ、そのばね16を支持して該大径孔15の開口端(即
ち前記外孔15c)を液密に閉塞する栓体17(図示例
ではテーパプラグ)がシャンク部Sに着脱可能に装着さ
れている。
【0019】前記切削液供給源10としては、例えば旋
盤等の工作機械内に装備される切削液の貯留タンクT
と、そのタンクT内の切削液を液体通路8側へ圧送する
ポンプPとから構成される。尚、このような設備と併せ
て(又はこのような設備に代えて)、高圧の切削液を供
給し得る高圧クーラントユニット(図示せず)を使用し
てもよい。
盤等の工作機械内に装備される切削液の貯留タンクT
と、そのタンクT内の切削液を液体通路8側へ圧送する
ポンプPとから構成される。尚、このような設備と併せ
て(又はこのような設備に代えて)、高圧の切削液を供
給し得る高圧クーラントユニット(図示せず)を使用し
てもよい。
【0020】次に、この実施例の作用について説明す
る。被工作物Wの切削の際には、切り屑7が図2に明示
するようにチップ部Cのすくい面5側に削り出される。
またその切削の際には、切削液供給源10から圧送され
た切削液がシャンク部S内の液体通路8を経てその下流
端のノズルNより吐出され、その吐出液は、シャンク部
Sの先端部に開口する吐出口(前記小径孔13)から、
矢印Lで示すようにチップ部Cの刃先e側に向けて勢い
よく飛び出す。
る。被工作物Wの切削の際には、切り屑7が図2に明示
するようにチップ部Cのすくい面5側に削り出される。
またその切削の際には、切削液供給源10から圧送され
た切削液がシャンク部S内の液体通路8を経てその下流
端のノズルNより吐出され、その吐出液は、シャンク部
Sの先端部に開口する吐出口(前記小径孔13)から、
矢印Lで示すようにチップ部Cの刃先e側に向けて勢い
よく飛び出す。
【0021】この場合、切削液は、チップ部Cの逃げ面
6よりも被工作物Wの回転方向R前側に位置する吐出口
13よりチップ部Cの刃先e側に吐出するため、その吐
出した切削液を、切削中にすくい面5側において発生す
る切り屑7に邪魔されずにチップ部Cの刃先eやその周
辺部、被工作物Wの被切削部等に効率よく掛けることが
できて、そのチップ部Cや被切削部に対する冷却効果が
良好である。その上、上記切削液の吐出が切り屑7の円
滑な排出を阻害するような恐れはなく、むしろ切り屑7
の排出方向と切削液の吐出方向とが概ね同方向であるこ
とから、その切り屑7の排出がスムーズとなって、被工
作物Wの切削仕上げ面に切り屑7の巻き付きがなく、加
工精度が向上する。更に上記切削液の吐出口13がバイ
トB(特にシャンク部S)自体に一体的に付随している
ため、切削の段取り変更があっても吐出口13(ノズル
N)の切削液吐出方向を一々調整し直す必要はなく、作
業性が良好である。
6よりも被工作物Wの回転方向R前側に位置する吐出口
13よりチップ部Cの刃先e側に吐出するため、その吐
出した切削液を、切削中にすくい面5側において発生す
る切り屑7に邪魔されずにチップ部Cの刃先eやその周
辺部、被工作物Wの被切削部等に効率よく掛けることが
できて、そのチップ部Cや被切削部に対する冷却効果が
良好である。その上、上記切削液の吐出が切り屑7の円
滑な排出を阻害するような恐れはなく、むしろ切り屑7
の排出方向と切削液の吐出方向とが概ね同方向であるこ
とから、その切り屑7の排出がスムーズとなって、被工
作物Wの切削仕上げ面に切り屑7の巻き付きがなく、加
工精度が向上する。更に上記切削液の吐出口13がバイ
トB(特にシャンク部S)自体に一体的に付随している
ため、切削の段取り変更があっても吐出口13(ノズル
N)の切削液吐出方向を一々調整し直す必要はなく、作
業性が良好である。
【0022】ところで上記切削液の吐出ノズルNを交換
する場合には、先ず、栓体17を弛めてシャンク部Sよ
り取り外し、ばね16を抜き取る。このときノズルN
は、シャンク部S先端部の段付き孔12における大径孔
15(ノズル差込孔15a)に嵌合されているため、吐
出口13側から、該孔15aよりも細く且つノズルNの
孔径よりも太いピン等の工具を差し込み、該工具を軽く
叩いてノズルNを取り出すようにする。またノズルNを
取付ける場合には、先ず、ノズルNを前記大径孔15
(ノズル差込孔15a)に正しく嵌合させ、次いでばね
16を大径孔15(中間孔15b)内に入れ、更に栓体
17を締付けてノズルNを前記中間段部14に係合圧接
させる。
する場合には、先ず、栓体17を弛めてシャンク部Sよ
り取り外し、ばね16を抜き取る。このときノズルN
は、シャンク部S先端部の段付き孔12における大径孔
15(ノズル差込孔15a)に嵌合されているため、吐
出口13側から、該孔15aよりも細く且つノズルNの
孔径よりも太いピン等の工具を差し込み、該工具を軽く
叩いてノズルNを取り出すようにする。またノズルNを
取付ける場合には、先ず、ノズルNを前記大径孔15
(ノズル差込孔15a)に正しく嵌合させ、次いでばね
16を大径孔15(中間孔15b)内に入れ、更に栓体
17を締付けてノズルNを前記中間段部14に係合圧接
させる。
【0023】このようにノズルNの交換が随時可能であ
るため、性能の異なる他のノズルへの交換、例えば吐出
圧力を増大させるために現在使用中のノズルNよりも小
径のノズルに交換したり、或いは被工作物Wの形状や切
削条件等の変更に応じて現在使用中のノズルNとは吐出
角度の違うノズル(例えば直進ノズル・扇進ノズル)に
交換したりすることも可能となり、従って種々の切削態
様に多様に、しかも簡単に対応することができる。
るため、性能の異なる他のノズルへの交換、例えば吐出
圧力を増大させるために現在使用中のノズルNよりも小
径のノズルに交換したり、或いは被工作物Wの形状や切
削条件等の変更に応じて現在使用中のノズルNとは吐出
角度の違うノズル(例えば直進ノズル・扇進ノズル)に
交換したりすることも可能となり、従って種々の切削態
様に多様に、しかも簡単に対応することができる。
【0024】図5・6は本発明の第2実施例を示す。こ
の実施例は、円筒状の被工作物Wの内周面を切削加工
(内径加工)するものであって、バイトBのシャンク部
Sが被工作物Wの軸線に沿って配設されており且つその
シャンク部Sおよびチップ部Cが上記内径加工に適した
形態である点を除けば第1実施例と基本的に同様の構成
であり、図中、第1実施例との対応部分には同一符号を
付しておく。
の実施例は、円筒状の被工作物Wの内周面を切削加工
(内径加工)するものであって、バイトBのシャンク部
Sが被工作物Wの軸線に沿って配設されており且つその
シャンク部Sおよびチップ部Cが上記内径加工に適した
形態である点を除けば第1実施例と基本的に同様の構成
であり、図中、第1実施例との対応部分には同一符号を
付しておく。
【0025】図7・8は本発明の第3実施例を示す。こ
の実施例は、軸状の被工作物Wの端面に凹部18を切削
加工(ヌスミ加工)するものであって、バイトBのシャ
ンク部Sおよびチップ部Cが上記ヌスミ加工に適した形
態である点を除けば第1実施例と基本的に同様の構成で
あり、図中、第1実施例との対応部分には同一符号を付
しておく。
の実施例は、軸状の被工作物Wの端面に凹部18を切削
加工(ヌスミ加工)するものであって、バイトBのシャ
ンク部Sおよびチップ部Cが上記ヌスミ加工に適した形
態である点を除けば第1実施例と基本的に同様の構成で
あり、図中、第1実施例との対応部分には同一符号を付
しておく。
【0026】図9・10は本発明の第3実施例を示す。
この実施例は、軸状の被工作物Wの外周面に環状凹溝1
9を切削加工(突切り溝入れ加工)するものであって、
バイトBのシャンク部Sおよびチップ部Cが上記突切り
溝入れ加工に適した形態である点を除けば第1実施例と
基本的に同様の構成であり、図中、第1実施例との対応
部分には同一符号を付しておく。
この実施例は、軸状の被工作物Wの外周面に環状凹溝1
9を切削加工(突切り溝入れ加工)するものであって、
バイトBのシャンク部Sおよびチップ部Cが上記突切り
溝入れ加工に適した形態である点を除けば第1実施例と
基本的に同様の構成であり、図中、第1実施例との対応
部分には同一符号を付しておく。
【0027】而してこれら第2〜第4実施例において
も、切削液は、チップ部Cの逃げ面6よりも被工作物W
の回転方向R前側に位置する吐出口13よりチップ部C
の刃先e側に向けて吐出するため、その吐出した切削液
を、切削中にすくい面5側において発生する切り屑7に
邪魔されずにチップ部Cの刃先eやその周辺部、被工作
物Wの被切削部等に効率よく掛けることができて、その
チップ部Cや被切削部に対する冷却効果が良好である。
その上、上記切削液の吐出が切り屑7の円滑な排出を阻
害するような恐れはなく、むしろ切り屑7の排出方向と
切削液の吐出方向とが概ね同方向であることから、その
切り屑7の排出がスムーズとなって、被工作物Wの仕上
げ面に切り屑7の巻き付きがなく、加工精度が向上す
る。更に上記切削液の吐出口13がバイトB(特にシャ
ンク部S)自体に一体的に付随しているため、切削の段
取り変更があっても吐出口13(ノズルN)の切削液吐
出方向を一々調整し直す必要はなく、作業性が良好であ
る。
も、切削液は、チップ部Cの逃げ面6よりも被工作物W
の回転方向R前側に位置する吐出口13よりチップ部C
の刃先e側に向けて吐出するため、その吐出した切削液
を、切削中にすくい面5側において発生する切り屑7に
邪魔されずにチップ部Cの刃先eやその周辺部、被工作
物Wの被切削部等に効率よく掛けることができて、その
チップ部Cや被切削部に対する冷却効果が良好である。
その上、上記切削液の吐出が切り屑7の円滑な排出を阻
害するような恐れはなく、むしろ切り屑7の排出方向と
切削液の吐出方向とが概ね同方向であることから、その
切り屑7の排出がスムーズとなって、被工作物Wの仕上
げ面に切り屑7の巻き付きがなく、加工精度が向上す
る。更に上記切削液の吐出口13がバイトB(特にシャ
ンク部S)自体に一体的に付随しているため、切削の段
取り変更があっても吐出口13(ノズルN)の切削液吐
出方向を一々調整し直す必要はなく、作業性が良好であ
る。
【0028】尚、本発明は、その要旨を逸脱することな
く、種々の設計変更が可能である。例えば、前記実施例
では、ノズルNを保持する手段としてばね16及び栓体
17を用いたものを示したが、本発明(請求項1・2)
では斯かる保持手段に限定されず、他の適当な保持手段
又は固着手段を用いてノズルNを定位置に固定するよう
にしてもよい。
く、種々の設計変更が可能である。例えば、前記実施例
では、ノズルNを保持する手段としてばね16及び栓体
17を用いたものを示したが、本発明(請求項1・2)
では斯かる保持手段に限定されず、他の適当な保持手段
又は固着手段を用いてノズルNを定位置に固定するよう
にしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように各請求項の発明によれば、
シャンク部と、そのシャンク部の先端に設けられて切刃
を構成するチップ部とを有し、被工作物を回転させた状
態で切削加工するようにしたバイトにおいて、一端部が
切削液の供給源に連なる液体通路をシャンク部に形成す
ると共に、その通路の他端部を、チップ部の逃げ面より
も被工作物の回転方向前側に位置させてシャンク部の表
面に開口し、その開口部より切削液をチップ部の刃先側
に吐出させるようにしたので、その切削液を、切削中に
すくい面側において発生する切り屑に邪魔されずにチッ
プ部の刃先やその周辺部、被工作物の被切削部等に効率
よく掛けることができ、従ってそのチップ部や被切削部
に対する冷却効果が良好であり、切削を常に的確に行い
得ると共にチップ部の寿命を図ることができる。しかも
上記切削液の吐出が切り屑の円滑な排出を阻害するよう
な恐れはなく、むしろ切り屑の排出をスムーズにする効
果が得られるから、切削仕上げ面に切り屑の巻き付きが
なく、加工精度の向上に寄与することができる。更に上
記切削液の吐出口がバイト(特にシャンク部)自体に一
体的に付随しているため、切削の段取り変更があっても
吐出口の切削液吐出方向を一々調整し直す必要はなく、
作業性が良好である。
シャンク部と、そのシャンク部の先端に設けられて切刃
を構成するチップ部とを有し、被工作物を回転させた状
態で切削加工するようにしたバイトにおいて、一端部が
切削液の供給源に連なる液体通路をシャンク部に形成す
ると共に、その通路の他端部を、チップ部の逃げ面より
も被工作物の回転方向前側に位置させてシャンク部の表
面に開口し、その開口部より切削液をチップ部の刃先側
に吐出させるようにしたので、その切削液を、切削中に
すくい面側において発生する切り屑に邪魔されずにチッ
プ部の刃先やその周辺部、被工作物の被切削部等に効率
よく掛けることができ、従ってそのチップ部や被切削部
に対する冷却効果が良好であり、切削を常に的確に行い
得ると共にチップ部の寿命を図ることができる。しかも
上記切削液の吐出が切り屑の円滑な排出を阻害するよう
な恐れはなく、むしろ切り屑の排出をスムーズにする効
果が得られるから、切削仕上げ面に切り屑の巻き付きが
なく、加工精度の向上に寄与することができる。更に上
記切削液の吐出口がバイト(特にシャンク部)自体に一
体的に付随しているため、切削の段取り変更があっても
吐出口の切削液吐出方向を一々調整し直す必要はなく、
作業性が良好である。
【0030】また特に請求項2の発明によれば、上記切
削液の吐出ノズルを、性能の異なる他のノズルに容易に
交換することができるため、例えば吐出圧力を増大させ
るために現在使用中のノズルよりも小径のノズルに交換
したり、或いは被工作物の形状や切削条件等の変更に応
じて現在使用中のノズルとは吐出角度の違うノズルに交
換したりすることも可能となり、従って種々の切削態様
に多様に、しかも簡単に対応することができる。
削液の吐出ノズルを、性能の異なる他のノズルに容易に
交換することができるため、例えば吐出圧力を増大させ
るために現在使用中のノズルよりも小径のノズルに交換
したり、或いは被工作物の形状や切削条件等の変更に応
じて現在使用中のノズルとは吐出角度の違うノズルに交
換したりすることも可能となり、従って種々の切削態様
に多様に、しかも簡単に対応することができる。
【0031】また特に請求項3の発明によれば、簡単な
構造で上記ノズルの交換を容易且つ的確に行うことが可
能となる。
構造で上記ノズルの交換を容易且つ的確に行うことが可
能となる。
【図1】本発明の第1実施例に係るバイトを用いた切削
状態(外径加工)を示す概要図
状態(外径加工)を示す概要図
【図2】図1の2矢視図
【図3】図1の3矢視図
【図4】図1の4−4線拡大断面図(シャンク部内の冷
却液吐出部の拡大断面図)
却液吐出部の拡大断面図)
【図5】本発明の第2実施例に係るバイトを用いた切削
状態(内径加工)を示す概要図
状態(内径加工)を示す概要図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】本発明の第3実施例に係るバイトを用いた切削
状態(ヌスミ加工)を示す概要図
状態(ヌスミ加工)を示す概要図
【図8】図7の8矢視図
【図9】本発明の第4実施例に係るバイトを用いた切削
状態(突切り溝入れ加工)を示す概要図
状態(突切り溝入れ加工)を示す概要図
【図10】図9の10矢視図
【図11】従来例を示す、図1と同様の概要図
【図12】従来例を示す、図2と同様の概要図(図11
の12矢視図)
の12矢視図)
B バイト C チップ部 e 刃先 N ノズル R 被工作物の回転方向 S シャンク部 5 すくい面 6 逃げ面 8 液体通路 10 切削液の供給源 12 段付き孔 13 吐出口としての小径孔 14 中間段部 15 大径孔 16 ばね 17 栓体
Claims (3)
- 【請求項1】 シャンク部(S)と、そのシャンク部
(S)の先端に固定されて切刃を構成するチップ部
(C)とを有し、被工作物(W)を回転させた状態で切
削加工するようにしたバイトにおいて、 一端部が切削液の供給源(10)に連なる液体通路
(8)を前記シャンク部(S)に形成すると共に、その
液体通路(8)の他端部を、前記チップ部(C)の逃げ
面(6)よりも被工作物(W)の回転方向(R)前側に
位置させてシャンク部(S)の表面に開口し、その開口
部より切削液を前記チップ部(C)の刃先(e)側に吐
出させるようにしたことを特徴とする、バイト。 - 【請求項2】 前記液体通路(8)の他端部には、該通
路(8)内の切削液の流れを絞ってその切削液を該他端
部の開口端より噴出させるノズル(N)を着脱可能に装
着したことを特徴とする、請求項1に記載のバイト。 - 【請求項3】 前記切削液の吐出口となる小径孔(1
3)と、この小径孔(13)の内端に中間段部(14)
を介して連続する大径孔(15)とを有して両端がそれ
ぞれ前記シャンク部(S)の表面に開口する直線状の段
付き孔(12)を、該段付き孔(12)が前記液体通路
(8)の他端部となるように前記シャンク部(S)に形
成し、 前記大径孔(15)内に、前記中間段部(14)に係合
する前記ノズル(N)と、このノズル(N)を該中間段
部(14)との係合方向に押し付けるばね(16)とを
収容して、該大径孔(15)の開口端を着脱可能な栓体
(17)で閉塞したことを特徴とする、請求項2に記載
のバイト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10632497A JPH10296505A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | バイト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10632497A JPH10296505A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | バイト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10296505A true JPH10296505A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14430748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10632497A Pending JPH10296505A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | バイト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10296505A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001049448A3 (de) * | 1999-12-31 | 2001-11-15 | Volkmar Mauel | Werkzeug mit indirekter kühlung, anordnung eines solchen werkzeugs und eines revolvers sowie verfahren zur herstellung des werkzeugs |
US20150298216A1 (en) * | 2012-10-25 | 2015-10-22 | Utilis Ag | Clamping device with coolant channel, method of producing the clamping device and tool holding plate for a lathe with such a clamping device |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP10632497A patent/JPH10296505A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001049448A3 (de) * | 1999-12-31 | 2001-11-15 | Volkmar Mauel | Werkzeug mit indirekter kühlung, anordnung eines solchen werkzeugs und eines revolvers sowie verfahren zur herstellung des werkzeugs |
US20150298216A1 (en) * | 2012-10-25 | 2015-10-22 | Utilis Ag | Clamping device with coolant channel, method of producing the clamping device and tool holding plate for a lathe with such a clamping device |
US10022804B2 (en) * | 2012-10-25 | 2018-07-17 | Utilis Ag | Clamping device with coolant channel, method of producing the clamping device and tool holding plate for a lathe with such a clamping device |
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