JPH1029574A - 車両用液物の注入ミス防止装置 - Google Patents

車両用液物の注入ミス防止装置

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Publication number
JPH1029574A
JPH1029574A JP20295396A JP20295396A JPH1029574A JP H1029574 A JPH1029574 A JP H1029574A JP 20295396 A JP20295396 A JP 20295396A JP 20295396 A JP20295396 A JP 20295396A JP H1029574 A JPH1029574 A JP H1029574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistance
liquid material
liquid
electrodes
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20295396A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Ashizawa
一弥 芦澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
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Publication of JPH1029574A publication Critical patent/JPH1029574A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間違った液物が注入されるのを防止できる車
両用液物の注入ミス防止装置を提供する。 【解決手段】 液物センサ10は液物を通流させるパイ
プ中に一対の電極を設けて構成され、ポンプ5の装着位
置よりも先端よりの注入経路に接続される。液物センサ
10には、その電極に給電する電源20と、この電源に
より給電されて電極間の液物の電気的な抵抗に対応して
流れる微小電流もしくは電極間の電圧により液物の抵抗
を検出する抵抗検出手段21と、抵抗が注入すべき液物
に対応する許容範囲内にあるか否かを判定する抵抗判定
手段22と、抵抗が許容範囲外であるとポンプ5の作動
を停止させるポンプ制御手段24と、抵抗が許容範囲外
であるのを警報する警報手段23とが付属する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキオイル、
パワーステオイル、ウォッシャ液等の液物がホースを通
してポンプにより車両に注入される際に、注入すべき液
物以外の液物が注入されるのを防止するための車両用液
物の注入ミス防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の製造ラインにおけるエンジンル
ーム内への液物注入作業として、ブレーキオイル、パワ
ーステアリングオイル、ウインドウォッシャ液、エンジ
ン冷却水等の注入がある。このような作業に際して、例
えばブレーキオイルとパワーステアリングオイルとを同
じ場所に設置した同一形状のドラム缶から供給する場
合、互いに間違えないようにするには、作業者の高い注
意力を必要とする。特に、植物系のブレーキオイルを鉱
物系のパワーステオイル、ギヤオイル等と間違えると、
ブレーキ配管系の部品特にシール材が侵されてしまい、
場合によりブレーキ系の全部品を交換する必要が生じ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
点に鑑みて、車両注入用の液物がそれぞれ固有の電気抵
抗値を呈することに着眼して、間違った液物が注入され
るのを防止できる車両用液物の注入ミス防止装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、車両に液物がポンプの
吸引で注入される際に、注入すべき液物以外の液物が注
入されるのを防止するための車両用液物の注入ミス防止
装置であって、液物を通流させるパイプ中に一対の電極
が設けられた液物センサをポンプの装着位置よりも先端
よりの注入経路に接続し、液物センサに、電極に給電す
る電源と、この電源により給電されて電極間の液物の電
気的な抵抗に対応して流れる微小電流もしくは電極間の
電圧により液物の抵抗を検出する抵抗検出手段と、抵抗
が注入すべき液物に対応する許容範囲内にあるか否かを
判定する抵抗判定手段と、抵抗が許容範囲外であるとポ
ンプの作動を停止させるポンプ制御手段と、抵抗が許容
範囲外であるのを警報する警報手段とが付属したことを
特徴とする。
【0005】液物センサの一対の電極間を流れる微小電
流又はその間の電圧は、電極間の液物の抵抗値に応じて
変化する。抵抗検出手段が検出した抵抗を抵抗判定手段
が許容範囲外であると判定すると、ポンプ制御手段がポ
ンプの作動を停止させると共に、警報手段が注入ミスを
報知する。液物センサは、注入経路へのポンプの装着位
置よりも先端寄りに位置したホース又は注入ガンに接続
することにより、間違った液物がポンプを通過するのが
防止可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1及び図2を基に本発明の実施
の形態によるブレーキオイル用の注入ミス防止装置を説
明する。1はブレーキオイルを貯蔵するドラム缶であ
り、そのレベルセンサ1aで貯蔵量を確認できる。ホー
ス3が後続した注入ガン2をドラム缶1の口に差し込
み、ホース3の途中に取付けられたポンプ5を作動させ
ると、車両ヘブレーキオイルが注入される。
【0007】10は、ポンプ5に対して先端寄りのホー
ス3に間挿させられた液物センサである。この液物セン
サは、図2に示すように、導電体で構成されて液物を通
流させるパイプ15に分岐口11が突設され、この分岐
口に絶縁体13を装着してパイプ15内にピン12を挿
通させることにより構成されている。パイプ15の内周
面及びピン12で一対の給電用電極を構成する。パイプ
15は、長さ約65mm、内径約20mmであり、分岐
口11は丁度中間位置から約25mm程度同一内径で突
出している。ピン12は直径約6mmであり、分岐口1
1の中心をパイプ15のほぼ中間位置の深さまで延びて
いる。
【0008】液物センサ10には、安全性を考慮して例
えば50μA程度の微小定電流を供給する電源20と、
ピン12及びパイプ15の内周面間にこれらの間の液物
が呈する電気抵抗を対応する電圧により検出する抵抗検
出手段21と、その電圧レベルが注入すべき液物である
ブレーキオイルの抵抗に対応する許容範囲内にあるか否
かを判定する抵抗判定手段22と、抵抗が許容範囲外で
ある場合に送出される異常信号に応答して例えば光又は
音で警報する警報手段23と、同様に異常信号に応答し
てポンプ5の作動を停止させるポンプ制御手段24とが
付属している。
【0009】図2に示す前述した構造の液物センサ10
により測定したブレーキオイル(トヨタ自動車製SH−
H)の抵抗値は、約300kΩであった。対応して、抵
抗判定手段22の上限値及び下限値は、例えば330k
Ω及び270kΩに対応する電圧レベルに設定してお
く。
【0010】因に、同じ液物センサ10で測定した抵抗
値は、パワーステアリング液、ギアオイル、ギアミッシ
ョンオイル、ディファレンシャルギヤオイル、ガソリ
ン、軽油は極大値となり、油膜取り液は16kΩ、ウイ
ンドウッシャ液は41kΩ、ロングライフクーラントは
原液で65kΩであることが確認された。これらの液物
の抵抗値は、アルコール類或は水分の混入量により変化
するが、一般的には大差はない。また、本発明の装置を
作動させる際に、注入すべき液物及び注入ミスが生じる
可能性のある液物の抵抗値を実測しておき、これらを確
実に弁別できるように抵抗判定手段22の限界値を設定
しておくことができる。
【0011】このように構成されたブレーキオイルの注
入ミス防止装置の動作を説明する。注入ガン2をドラム
缶1に差し込んでポンプ5を作動させると、ブレーキオ
イルが吸引されてホース3を通して車両へ注入される。
その際、注入ガン2を並置された別種の液物のドラム缶
1の注入口に差し込むことにより、抵抗検出手段21の
検知した電圧レベルが330kΩ乃至270kΩに対応
する範囲を外れて、抵抗判定手段22が標準の抵抗範囲
外と判定すると、警報手段23が作動すると共に、ポン
プ5の作動が停止する。このポンプは、液物センサ10
よりも下流に設けられていることにより、液物がポンプ
5を通過して車両へ注入されるのが回避される。
【0012】尚、電源20は定電圧電源として構成し、
直列抵抗をピン12間に接続することにより、抵抗検出
手段21に抵抗値変化により変化する微小電流に対応し
た分圧電圧を抵抗値として検出させることもできる。本
発明は、ブレーキオイルに限らず、液物センサを共通に
して、前述した固有の抵抗値を勘案して付属回路部分の
構成もしくは設定を変更して他の液物の注入ミス防止装
置としても実施可能である。その際、抵抗検出及び判定
手段は、検出電圧をA/D変換してCPUにより実際の
抵抗値に換算して処理したり、抵抗範囲も実際の抵抗値
で設定することも可能である。液物センサは、注入経路
を構成する注入ガンに設けることも考えられる。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、液物の呈する
電気抵抗値をモニタすることにより、車両への注入時に
別種の液物が注入されるのを防止できる。請求項2の発
明によれば、液物の抵抗値を検知するための液物センサ
が、導電性のパイプを利用することにより、簡単に構成
される。請求項3の発明によれば、抵抗判定手段が、ブ
レーキオイルに固有の抵抗値の範囲内にあるか否かを判
定することにより、ブレーキオイル以外の誤った液物が
車両へ供給されるのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるブレーキオイル用の
注入ミス防止装置の構成を示す図である。
【図2】同注入ミス防止装置の液物センサの構成を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 ドラム缶 2 注入ガン 3 ホース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に液物がポンプの吸引で注入される
    際に、注入すべき液物以外の液物が注入されるのを防止
    するための車両用液物の注入ミス防止装置であって、 液物を通流させるパイプ中に一対の電極が設けられた液
    物センサを前記ポンプの装着位置よりも先端よりの注入
    経路に接続し、 前記液物センサに、前記電極に給電する電源と、この電
    源により給電されて前記電極間の液物の電気的な抵抗に
    対応して流れる微小電流もしくは前記電極間の電圧によ
    り液物の前記抵抗を検出する抵抗検出手段と、前記抵抗
    が注入すべき液物に対応する許容範囲内にあるか否かを
    判定する抵抗判定手段と、前記抵抗が許容範囲外である
    と前記ポンプの作動を停止させるポンプ制御手段と、前
    記抵抗が許容範囲外であるのを警報する警報手段とが付
    属したことを特徴とする車両用液物の注入ミス防止装
    置。
  2. 【請求項2】 液物センサのパイプが導電体で構成され
    ると共に、前記パイプに分岐口を突設し、この分岐口に
    装着された絶縁体に前記パイプ中の液物に浸漬されるピ
    ンを挿通させ、このピン及び前記パイプの内周面を一対
    の電極とすることを特徴とする請求項1の車両用液物の
    注入ミス防止装置。
  3. 【請求項3】 抵抗判定手段が、ブレーキオイルに対応
    する抵抗の許容範囲内にあるか否かを判定することを特
    徴とする請求項1の車両用液物の注入ミス防止装置。
JP20295396A 1996-07-13 1996-07-13 車両用液物の注入ミス防止装置 Pending JPH1029574A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20295396A JPH1029574A (ja) 1996-07-13 1996-07-13 車両用液物の注入ミス防止装置

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JP20295396A JPH1029574A (ja) 1996-07-13 1996-07-13 車両用液物の注入ミス防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1029574A true JPH1029574A (ja) 1998-02-03

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ID=16465905

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20295396A Pending JPH1029574A (ja) 1996-07-13 1996-07-13 車両用液物の注入ミス防止装置

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JP (1) JPH1029574A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1093835A1 (en) * 1999-05-19 2001-04-25 Mettler-Toledo Myriad Ltd. Liquid seperation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1093835A1 (en) * 1999-05-19 2001-04-25 Mettler-Toledo Myriad Ltd. Liquid seperation

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