JPH10295582A - 浴用合成繊維タオル - Google Patents

浴用合成繊維タオル

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Publication number
JPH10295582A
JPH10295582A JP9120183A JP12018397A JPH10295582A JP H10295582 A JPH10295582 A JP H10295582A JP 9120183 A JP9120183 A JP 9120183A JP 12018397 A JP12018397 A JP 12018397A JP H10295582 A JPH10295582 A JP H10295582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
synthetic fiber
dyed
warp
weft
Prior art date
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Pending
Application number
JP9120183A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiji Nagatake
敏次 長竹
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AISEN IND
Aisen Kogyo Ltd
Original Assignee
AISEN IND
Aisen Kogyo Ltd
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Publication date
Application filed by AISEN IND, Aisen Kogyo Ltd filed Critical AISEN IND
Priority to JP9120183A priority Critical patent/JPH10295582A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のナイロンタオルは、縦糸にフィラメン
トを用いているため、これを染色しても、カラフルな縦
縞のストライプ柄を表顕できなかった点に鑑み、縞柄を
カラフルに表現可能とし、かつ上記ナイロンタオルの肌
触り、刺激感等をも改善可能とする。 【解決手段】 横糸には、ナイロンタオルと同じく合成
繊維クリンプ糸を織り成りするが、縦糸Aには、複数本
の合成繊維フィラメント1による撚糸2、2’につき、
複数に染め分けた各染色撚糸3を用いて、所望のストラ
イプ柄が鮮明に表出されるよう整経した縦糸を用いる。 【効果】 カラフルな色柄をもち、かつ垢擦りとしても
ナイロンタオルに勝る使い易さが発揮可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はナイロン糸やポリエ
ステル糸等を用いて織成した浴用合成繊維タオルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来ナイロンタオルなどと称されている
ものは、縦糸にナイロンによる15d〜30d程度の太
さをもったフィラメントを用い、横糸には300dのナ
イロンクリンプ糸でフィラメント数15本程度のものが
採択されており、従って垢擦りとしての効用につき、一
応満足の得られているものが提供されている。
【0003】ところが、近年この種の垢擦りに対して
も、ストライプ柄とか、格子柄のものが要求されるに至
っている。ところが、この種の需要を満足させるため、
上記のモノフィラメントを複数色に染め分け、当該染色
モノフィラメントを用いて所望のストライプ柄となるよ
うに、必要な長さの総縦糸数を取り揃えて整経した当該
縦糸と、前記の横糸とを織成りした場合にあっては、縦
糸である染色モノフィラメントによるストライプ柄を明
視することができず、従って、横糸を複数色に染め分け
て使用しても、格子縞としての商品が得られずに単なる
横縞のタオルしか提供することができないのである。
【0004】そこで、上記の欠陥を解消するため、縦糸
にレーヨン糸とか綿糸と使用し、これを複数色に染め分
けてストライプ柄に整経し、これによりタオルを織成す
ることも既知であるが、このようにした場合には確かに
ストライプ柄や格子柄を多彩かつ鮮明に表示できるもの
の、生地が柔らかく、肌触りがソフトに過ぎ、泡立ち、
泡切れ、すすぎ、そして乾燥状態が前記のナイロンタオ
ルに比し著しく劣る欠陥がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の難
点に鑑み、請求項1によるときは、モノフィラメントで
なく合成繊維フィラメントの複数本による撚糸を用い、
これを複数に染め分けた染色撚糸の採択により、ストラ
イプ柄の表出を可能として、確実に色柄を明視可能にす
ると共に、撚り加工を施すことにより、従来のナイロン
タオルよりも、さらに泡立ちや、泡切れ、すすぎ、乾
燥、そして肌に対する刺激感などを向上しようとするの
が、その目的である。
【0006】さらに、請求項2にあっては、請求項1に
おける縦糸に、ナイロン糸やポリエステル糸を用いると
共に、複数に染め分ける染色撚糸については、異色で染
め分けたり、同色であることが濃淡により染め分けた
り、当該染め分けを混在させることによって、ストライ
プ柄としての色調に深みと多彩感を加え得るようにし、
複雑な多様化を実現できるようにしている。
【0007】また、請求項3によるときは、請求項1の
構成に加えて、上記縦糸だけでなく横糸についても、複
数に染め分けられた染色合成繊維クリンプ糸により形成
し、色彩的には鮮明な格子柄を表示可能にすると共に、
その浴用合成繊維タオルとしての特性についても、前記
の如く従来のナイロンタオルに比し充分な改善がなされ
るようにしている。
【0008】そして、請求4にあっては、請求項1に対
する請求項2のように、請求項3に対して、前記の染色
合成繊維クリンプ糸につき、異色で染め分けたり、同色
濃淡に染め分けることで、より色彩感に満ち、かつ使用
感のよい製品を提供しようとしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、複数本の合成繊維フィラメントによる撚糸
につき、複数に染め分けた各染色撚糸を用いて、所望の
ストライプ柄となるよう整経された縦糸と、合成繊維ク
リンプ糸による横糸とによって織成されていることを特
徴とする浴用合成繊維タオルを提供しようとしている。
【0010】請求項2では、上記請求項1の構成にあっ
て、縦糸にはナイロン糸、ポリエステル糸のフィラメン
トによる撚糸が、横糸にはナイロンクリンプ糸、ポリエ
ステルクリンプ糸が用いられ、複数に染め分けた染色撚
糸は、異色か同色濃淡の何れか一方または双方にて呈色
されていることを、その内容としている。
【0011】請求項3にあっては複数本の合成繊維フィ
ラメントによる撚糸につき、複数に染め分けた各染色撚
糸を用いて、所望のストライプ柄となるよう整経された
縦糸と、複数に染め分けた各染色合成繊維クリンプ糸に
よる横糸とによって織成されていることを特徴とする浴
用合成繊維タオルを提供しようとしている。
【0012】請求項4では、上記の請求項3において、
縦糸にはナイロン糸、ポリエステル糸のフィラメントに
よる撚糸が、横糸にはナイロンクリンプ糸、ポリエステ
ルクリンプ糸が用いられ、複数に染め分けた染色撚糸と
染色合成繊維クリンプ糸は、夫々異色か同色濃淡の何れ
か一方または双方にて呈色されていることを内容として
いる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明につき以下詳記すると、請
求項1の浴用合成繊維タオルは、もちろん縦糸と横糸に
より織成することになるが、当該縦糸には、モノフィラ
メントではなく、図1(A)に示す如く所望フィラメン
ト数の合成繊維フィラメント1による撚糸2、2’を、
図1(B)(C)に示されるように形成し、当該各撚糸
2、2’につき、これを所要複数に染め分けて各染色撚
糸3を用意し、これらの染色撚糸3を用いることで、所
望のストライプ柄となるように図2の如く整経したもの
が採択されているのである。もちろん、当該整経された
縦糸Aには、その全部に上記の染色撚糸を用いるように
しても、また、これらに非染色撚糸を混在させて整経す
るようにすることもできる。
【0014】そして、前掲横糸には、従来のナイロンタ
オルと同じく、合成繊維クリンプ糸を用いるのであり、
ここで請求項2にて明示の如く上記縦糸Aには、ナイロ
ン糸やポリエステル糸のフィラメントによる撚糸2、
2’を用いるのがよく、また横糸にもナイロンクリンプ
糸やポリエステルクリンプ糸を採択するのがよい。そし
て、縦糸にあって、合成繊維フィラメント1による染色
撚糸2、2’については、夫々が異色となるように染色
したり、また同色であるが濃淡をもって染色したり、当
該異色と同色濃淡の双方を用いるようにしてもよい。
【0015】ここで、上記請求項1に係る浴用合成繊維
タオルの一実施形態につき例示すると、太さ225dで
フィラメント数15本のナイロンフィラメント糸を用
い、これに対し1m当たり300回の撚りを加えて撚糸
2を得を、当該撚糸2を5色に染色して得た各染色撚糸
2により、所望のストライプ柄となるよう整経する。こ
のようにして用意された縦糸Aに対し、横糸として30
0d、フィラメント数は夫々7本、10本、15本程度
としたナイロンクリンプ糸を織成するのである。
【0016】このようにして得られた浴用合成繊維タオ
ルによるときは、合成繊維フィラメント1の撚糸2、
2’による各染色撚糸3につき、その各色、濃淡を明瞭
に表示することができて縦縞が鮮やかに明視でき、合成
繊維を用いていることで泡立ち、乾燥、すすぎなどが良
好であるばかりでなく、撚り加工が施された縦糸である
ことから、肌に対する刺激感が助長され、タオルとして
も不本意に変形してしまわないので、垢擦りとしての充
分な感触を味わうことができると共に、当該縦糸Aとし
ての撚糸2、2’と、合成繊維としてのクリンプ糸とに
よって相乗的に泡立ち、刺激感そしてボリュウーム感が
助長されることになる。
【0017】次に請求項3に係る浴用合成繊維タオルに
よるときは、請求項1の構成に加えて、図示されていな
い横糸には複数に染め分けた各染色合成繊維クリンプ糸
を用いるようにして、前記の縦糸Aによる縦縞と、横糸
とによって格子縞とし、このことにより鮮明なる色彩感
に満ちた縦横による縞柄を多彩に表示し得るようにし、
かつ前記した如く請求項1としての作用効果をも発揮さ
せ得るようにしている。
【0018】ここで、請求項3に係る浴用合成繊維タオ
ルの一実施態様につき説示すると、太さ75dでフィラ
メント数36本のポリエステルフィラメント糸を合成繊
維フィラメント1として採択し、これに対して1m当た
り1000回の撚りを加えた撚糸2、2’を、濃色、中
色そして淡色の白色に染色して、これらを縦糸Aとして
ストライプ柄となるよう整経する。
【0019】次に、横糸としては300dのナイロンク
リンプ糸を用い、これを上記の縦糸と同色である濃色、
中色そして淡色の白に染めて、前記の縦糸Aと織成する
のであり、これにより濃、中、淡の白色による格子柄の
製品ができ、この際縦糸Aは上記の如く1000回撚り
加工を施していることから、肌ざわりが柔らかでなく、
さっぱりした感じとなり泡立ち、すすぎ、乾燥がよりよ
くなって刺激感の良好なものが得られる。
【0020】そして、請求項4にあっては、上記の請求
項3における縦糸Aにナイロン糸、ポリエステル糸のフ
ィラメントによる撚糸2、2’を用い、横糸にはナイロ
ンクリンプ糸、ポリエステルクリンプ糸を採択し複数に
染め分けた染色撚糸3と染色合成繊維クリンプ糸が異色
か同色濃淡の何れかまたは双方にて呈色されるようにし
たので、前記請求項3の構成による浴用合成繊維タオル
としての効用を、さらに満足なものとすることができ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているか
ら、請求項1によるときは、従来実現することのできな
かった縦縞の浴用合成繊維タオルを、カラフルな状態で
実現可能とすることができ、しかも、これまでの織成ナ
イロンタオルより以上に、泡立ち、乾燥、すすぎそして
刺激感を助長することができ、使い心地と使いやすさと
多彩なストライプ柄をもった製品の提供が可能となり、
請求項2では、従来と横糸の選定そして縦糸の呈色状態
を多種多様とすることで、請求項1による製品の商品価
値をより、向上させることが可能となる。
【0022】次に請求項3によるときは、請求項1の構
成に加えて横糸についても複数に染め分けた染色合成繊
維クリンプ糸を用いるようにしたので、格子縞をもっ
て、さらに多彩な色柄を表した製品を提供し得ると共
に、請求項1と同等の使いやすさを発揮させることがで
き、請求項4では当該請求項3において、縦糸と横糸の
選定、そして、縦糸と横糸の呈色状態を多種多様とする
ことで、請求項3による製品の商品価値を一層たかめる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は請求項1に係る浴用合成繊維タオルの
縦糸に用いられる合成繊維フィラメントの引き揃え状態
を示す正面略示図、(B)は(A)によって得られた撚
糸の一例を示す正面略示図で、(C)は(A)による撚
糸の他例を示す正面略示図である。
【図2】図1の撚糸により得た染色撚糸を用いて、スト
ライプ柄となるよう整経した状態の部分平面略示図であ
る。
【符号の説明】
1 合成繊維フィラメント 2 撚糸 2’ 撚糸 3 染色撚糸 A 縦糸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の合成繊維フィラメントによる撚
    糸につき、複数に染め分けた各染色撚糸を用いて、所望
    のストライプ柄となるよう整経された縦糸と、合成繊維
    クリンプ糸による横糸とによって織成されていることを
    特徴とする浴用合成繊維タオル。
  2. 【請求項2】 縦糸にはナイロン糸、ポリエステル糸の
    フィラメントによる撚糸が、横糸にはナイロンクリンプ
    糸、ポリエステルクリンプ糸が用いられ、複数に染め分
    けた染色撚糸は、異色か同色濃淡の何れか一方または双
    方にて呈色されている請求項1に記載の浴用合成繊維タ
    オル。
  3. 【請求項3】 複数本の合成繊維フィラメントによる撚
    糸につき、複数に染め分けた各染色撚糸を用いて、所望
    のストライプ柄となるよう整経された縦糸と、複数に染
    め分けた各染色合成繊維クリンプ糸による横糸とによっ
    て織成されていることを特徴とする浴用合成繊維タオ
    ル。
  4. 【請求項4】 縦糸にはナイロン糸、ポリエステル糸の
    フィラメントによる撚糸が、横糸にはナイロンクリンプ
    糸、ポリエステルクリンプ糸が用いられ、複数に染め分
    けた染色撚糸と染色合成繊維クリンプ糸は、夫々異色か
    同色濃淡の何れか一方または双方にて呈色されている請
    求項1に記載の浴用合成繊維タオル。
JP9120183A 1997-04-23 1997-04-23 浴用合成繊維タオル Pending JPH10295582A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019119948A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 西川株式会社 タオルの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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