JPH10295147A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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Publication number
JPH10295147A
JPH10295147A JP12485497A JP12485497A JPH10295147A JP H10295147 A JPH10295147 A JP H10295147A JP 12485497 A JP12485497 A JP 12485497A JP 12485497 A JP12485497 A JP 12485497A JP H10295147 A JPH10295147 A JP H10295147A
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JP
Japan
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chain
spring
tine
force
transport
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Pending
Application number
JP12485497A
Other languages
English (en)
Inventor
Seizo Inagaki
垣 晴 三 稲
Yoshikazu Komiyama
山 善 和 込
Yoshitaka Shinpo
保 喜 崇 新
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP12485497A priority Critical patent/JPH10295147A/ja
Publication of JPH10295147A publication Critical patent/JPH10295147A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送チェン(27)(29)(31)
合流部での穀稈の停滞を防いでスムーズに後方に受継ぎ
搬送させる。 【解決手段】 刈取り穀稈を搬送する複数の搬送チェ
ン(27)(29)(31)をハの字形に合流連結させ
るコンバインにおいて、前記チェン(27)送り終端側
の合流バネ(76)力を最も大きくし、前記チェン(2
7)送り始端側の合流バネ(70)力を小さく形成した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は穀稈を連続的に刈取
って脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、5条刈りまたは
6条刈り用などの大型刈取部では刈取り穀稈の搬送合流
部が複数箇所形成されるが、各合流部に設ける合流バネ
力が過不足し易く、合流部で穀稈が停滞する等の不具合
がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、刈取
り穀稈を搬送する複数の搬送チェンをハの字形に合流連
結させるコンバインにおいて、前記チェン送り終端側の
合流バネ力を最も大きくし、前記チェン送り始端側の合
流バネ力を小さく形成したもので、搬送する穀稈条数が
少ない場所で合流バネ力を下げ、穀稈条数が多い場所で
合流バネ力を上げるから、搬送チェン及び合流バネの穀
稈挾持力を適正維持し得、合流部での穀稈の停滞を防い
でスムーズに後方に受継ぎ搬送させ得るものである。
【0004】また、一端を本機に固定させかつ他端を搬
送チェンに弾圧させる合流バネ中間を巻回形成し、搬送
チェンの2条挾持部の合流バネの巻数を、4条挾持部の
合流バネの巻数よりも多く形成したもので、合流バネの
巻数で搬送チェンとの挾持力を設定するから、合流バネ
を形成する金属線材料を同一にして異なるバネ力に容易
に形成し得、合流バネ力の設定並びに加工の簡略化など
を容易に行い得るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はコンバインの全体側面図、図2
は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を
装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレ
ーム(1)に架設する機台、(4)はフィードチェン
(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内
蔵している脱穀機である脱穀部、(8)は刈刃(9)及
び穀稈搬送機構(10)などを備える刈取部、(11)
は刈取フレーム(12)を介して刈取部(8)を昇降さ
せる油圧刈取シリンダ、(13)は排藁チェン(14)
終端を臨ませる排藁カッタ、(15)は脱穀部(4)か
らの穀粒を揚穀筒(16)を介して搬入する穀物タン
ク、(17)は前記タンク(15)の穀粒を機外に搬出
する排出オーガ、(18)は運転操作部(19)及び運
転席(20)を備える運転キャビン、(21)は運転キ
ャビン(18)下方に設けるエンジンであり、連続的に
穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0006】さらに、図3及び図4に示す如く、分草板
(22)…を介し取入れられる未刈り穀稈を起立させる
引起タイン(23)…を有する6条分の引起ケース(2
4)…と、引起された穀稈の株元側を掻込む6条分のス
ターホイル(25)…及び掻込ベルト(26)…と、掻
込んだ穀稈株元を切断する刈刃(9)と、右側2条分の
刈取穀稈を左斜め後方に搬送する右下部搬送チェン(2
7)及び右上部搬送タイン(28)と、中央2条分の刈
取穀稈を後方の右下部搬送チェン(27)及び右上部搬
送タイン(28)の送り中間位置近傍に合流させる中央
下部搬送チェン(29)及び中央上部搬送タイン(3
0)と、左側2条分の刈取穀稈を右下部搬送チェン(2
7)及び右上部搬送体(28)の送り終端位置近傍に合
流させる左下部搬送チェン(31)及び左上部搬送タイ
ン(32)と、前記右下部搬送チェン(27)の送り終
端に合流する6条分の刈取穀稈の株元側を受継ぎ搬送す
る縦搬送チェン(33)と、前記右上部搬送タイン(2
8)の送り終端に合流する6条分の刈取穀稈の穂先側を
脱穀部(4)に搬送する後上部搬送タイン(34)と、
前記縦搬送チェン(33)の送り終端部に設けてフィー
ドチェン(5)に適正姿勢で刈取穀稈を受継ぎ搬送する
補助搬送前チェン(35)及び補助搬送後チェン(3
6)を、6条刈り用の前記刈取部(8)に備え、6条分
の刈取穀稈を縦搬送チェン(33)に受継ぎ合流させて
フィードチェン(5)に供給し脱穀処理するように構成
している。
【0007】また、前記刈取フレーム(12)に引起駆
動パイプ(37)を立設させ、該パイプ(37)上端部
に引起駆動ケース(38)を取付け、該ケース(38)
を介して2条1組として各引起ケース(24)…に駆動
力を伝えると共に、引起駆動ケース(38)に引起搬送
タイン(39)を取付け、2条分1組の6条引起し穀稈
穂先側を6条分3本の前記タイン(39)によって後方
の各タイン(28)(30)(32)に受継がせるよう
に構成している。
【0008】さらに、図5に示す如く、前記エンジン
(21)駆動力をカウンタケース(40)の入力軸(4
1)に伝え、カウンタケース(40)を介して脱穀部
(4)の扱胴(6)など各部に脱穀駆動力を伝えると共
に、左右走行クローラ(2)(2)を駆動するミッショ
ンケース(42)にカウンタケース(40)から走行駆
動力を伝える。また、前記カウンタケース(40)から
の定速駆動力とミッションケース(42)からの車速同
調駆動力を刈取1軸(43)に伝え、該1軸(43)に
刈取2軸(44)を介して刈取3軸(44)を連結さ
せ、該3軸(44)に引起入力軸(46)を介して引起
軸(47)を連結させる。
【0009】そして、前記刈取1軸(43)を介して前
記補助搬送後チェン(36)を駆動すると共に、右2条
分のスターホイル(25)(25)に掻込ベルト(2
6)(26)、右の搬送チェン(27)及び搬送タイン
(28)、縦搬送チェン(33)、後上部搬送タイン
(34)、補助搬送前チェン(35)を、前記刈取2軸
(44)を介して駆動する。また、刈取3軸(45)に
左右刈刃入力軸(48)(48)を連結させ、左右に分
割形成した左右刈刃(9)(9)を夫々駆動すると共
に、中と左の4条分のスターホイル(25)…及び掻込
ベルト(26)…、中と左の搬送チェン(29)(3
1)及び搬送タイン(30)(32)を、前記引起入力
軸(46)を介して駆動する。また、6条分の各引起タ
イン(23)…と、3本の引起搬送タイン(39)…
を、前記引起軸(47)を介して駆動するもので、前記
カウンタケース(40)の定速駆動力によって最低速度
を維持し乍ら、ミッションケース(42)の車速同調駆
動力によって走行速度と同調する速度で刈取部(8)各
部を駆動するように構成している。
【0010】さらに、図6に示す如く、前記引起駆動パ
イプ(37)に引起変速ケース(49)を取付け、引起
入力軸(46)上で高速ギヤ(50)と低速ギヤ(5
1)の間に標準ギヤ(52)を配置させ、高速変速ギヤ
(53)及び低速変速ギヤ(54)を各ギヤ(50)
(51)に常時噛合させ、標準ギヤ(52)に噛合させ
る切換ギヤ(55)にドグクラッチ爪(56)(57)
を設け、各爪(56)(57)を係合させるドグクラッ
チ爪(58)(59)を各ギヤ(53)(54)に設け
ると共に、引起軸(47)に連結させる引起変速軸(6
0)上に切換ギヤ(55)を摺動自在に係合軸支させ、
切換ギヤ(55)を摺動させるシフトフォーク(61)
をシフト軸(62)に設け、シフト軸(62)に引起変
速レバー(63)を連結させるもので、高速及び標準及
び低速の順に変速させるから、高速と標準の間を低速と
した従来構造に比べて変速操作性を向上させると共に、
高速ギヤ(50)及び低速ギヤ(51)の常時噛合によ
って半噛み等による強度不足をなくし、ギヤ(50)
(51)破損を防止し、また爪(56)(57)(5
8)(59)の係合によって動力伝達させることによっ
てケース(49)をコンパクトに形成できるように構成
している。
【0011】さらに、図7、図8に示す如く、前記引起
ケース(24)内部に駆動スプロケット(64)などを
介してタインチェン(65)を張設させ、該チェン(6
5)に複数の引起タイン(23)…を等間隔に取付け、
合成樹脂製の上中下の各タインガイド(66)(67)
(68)を引起ケース(24)に固定させ、各タインガ
イド(66)(67)(68)によって引起タイン(2
3)を起立支持させると共に、穀稈引起力が最も大きい
中タインガイド(67)内側のケース(24)に鉄板製
補強板(69)を固定させ、中タインガイド(67)の
タイン(23)支持強度を補強板(69)によって向上
させ、中タインガイド(67)の変形を防止し、また補
強板(69)によるケース(24)強度向上によってケ
ース(24)の口開き変形を防止し、また中タインガイ
ド(67)の成形樹脂肉厚を薄くして加工精度向上及び
製造コスト低減などを行えるように構成している。
【0012】さらに、図9に示す如く、右下部搬送チェ
ン(27)中間に中下部搬送チェン(29)終端を連結
させ、右下部搬送チェン(27)終端に左下部搬送チェ
ン(31)終端を連結させ、右2条の穀稈に中2条の穀
稈をチェン(27)中間で合流させた後、右4条の穀稈
に左2条の穀稈をチェン(27)終端で合流させ、6条
分の穀稈を脱穀部(4)に送給すると共に、チェン(2
7)中間に一端側を弾圧させる2条合流バネ(70)他
端を本機側にボルト(71)止め固定させ、またチェン
(29)(31)終端に一端側を弾圧させる2条合流バ
ネ(72)(73)他端を本機側にボルト(74)(7
5)止め固定させ、またチェン(27)終端に一端側を
弾圧させる4条合流バネ(76)他端を本機側にボルト
(77)止め固定させる。また、2条合流バネ(70)
(72)(73)中間を2回巻きにして巻回形成し、4
条合流バネ(76)中間を1回巻きにして巻回形成し、
同一金属線材料によって各バネ(70)(72)(7
3)(76)を形成し、2条合流バネ(70)(72)
(73)力よりも4条合流バネ(76)力を大きく形成
すると共に、チェン(29)終端のバネ製巻付防止ガイ
ド(78)先端を各バネ(70)(76)間のチェン
(27)に弾圧させ、チェン(31)終端のバネ製巻付
防止ガイド(79)先端をバネ(76)後方のチェン
(27)軌跡内に延設させる。
【0013】上記から明らかなように、刈取り穀稈を搬
送する複数の搬送チェン(27)(29)(31)をハ
の字形に合流連結させるコンバインにおいて、前記チェ
ン(27)送り終端側の合流バネ(76)力を最も大き
くし、前記チェン(27)送り始端側の合流バネ(7
0)力を小さく形成し、搬送する穀稈条数が少ない場所
で合流バネ(70)力を下げ、穀稈条数が多い場所で合
流バネ(76)力を上げ、搬送チェン(27)(29)
(31)及び合流バネ(70)(76)の穀稈挾持力を
適正維持し、合流部での穀稈の停滞を防いでスムーズに
後方に受継ぎ搬送させると共に、一端を本機に固定させ
かつ他端を搬送チェン(27)(29)(31)に弾圧
させる合流バネ(70)(72)(73)(76)中間
を巻回形成し、搬送チェン(27)(29)(31)の
2条挾持部の合流バネ(70)(72)(73)の巻数
を、4条挾持部の合流バネ(76)の巻数よりも多く形
成し、合流バネ(70)(72)(73)(76)の巻
数で搬送チェン(27)(29)(31)との挾持力を
設定し、合流バネ(70)(72)(73)(76)を
形成する金属線材料を同一にして異なるバネ力に形成で
き、合流バネ(70)(72)(73)(76)力の設
定並びに加工の簡略化などを行えるように構成してい
る。
【0014】さらに、図10、図11、図12に示す如
く、前記刈取2軸(44)を内挿させる刈取フレーム
(12)に筒体(80)を立設固定させ、刈取2軸(4
4)に連結させる上部駆動軸(81)を筒体(80)に
内挿させ、後上部搬送タイン(34)ケースに前記筒体
(80)及び駆動軸(81)中間部を貫通させ、タイン
(34)上方に筒体(80)及び駆動軸(81)を延設
させ、右上部搬送タイン(28)のケース(82)を筒
体(80)上端にブラケット(83)(84)を介して
着脱自在にボルト(85)(85)止め固定させると共
に、前記ケース(82)のボス(82a)に上駆動軸
(86)を軸支させ、該軸(86)にスプロケット(8
7)を介して右上部搬送タイン(28)のタインチェン
(88)を張設させ、前記各軸(81)(86)を上下
に分離自在にスプライン(89)嵌合連結させ、また筒
体(80)上端をボス(82a)下端に着脱自在に嵌入
させ、後上部搬送タイン(34)送り始端部上側に右上
部搬送タイン(28)送り終端部を重合せるように配設
させるもので、前記各ブラケット(83)(84)の分
解によってタイン(28)をケース(82)に組込んだ
状態で取外せるように構成している。
【0015】上記から明らかなように、前後に分割形成
する前後搬送部材である右上部搬送タイン(28)と後
上部搬送タイン(34)によって刈取り穀稈を脱穀部
(4)に送給するコンバインにおいて、右上部搬送タイ
ン(28)送り終端を後上部搬送タイン(34)送り始
端上側に重合せて設け、右上部搬送タイン(28)の駆
動軸(81)中間を後上部搬送タイン(34)に貫通さ
せ、前記各搬送タイン(28)(34)の受継部を上下
に重合せかつ右上部搬送タイン(28)の送り終端に駆
動軸(81)を設ける構造で前記受継部長さを必要以上
に長く確保でき、各搬送タイン(28)(34)の取扱
い作業性向上並びに穀稈受継ぎ機能の向上などを図ると
共に、右上部搬送タイン(28)と後上部搬送タイン
(34)の間で右上部搬送タイン(28)の駆動軸(8
1)(86)を上下に分割形成し、前記駆動軸(81)
(86)を上下に分離させることにより、右上部搬送タ
イン(28)を分解することなく取外すことができ、下
方側の後上部搬送タイン(34)の保守または修理など
の作業性向上を図れるように構成している。
【0016】さらに、図13に示す如く、後上部搬送タ
イン(34)のケース(90)に合成樹脂製タインガイ
ド(91)(91)を鉄板製補強板(92)(92)に
よって固定させ、前記タイン(34)を各タインガイド
(91)(91)によって両持ち支持し、タイン(3
4)が倒れたり脱落するのを防ぐと共に、タイン(3
4)にピン孔(93)を貫通させ、ピン孔(93)にピ
ン(94)を打込んでタインチェン(95)に連結さ
せ、タイン(34)を取付けるピン(94)が抜け落ち
るのを防ぐように構成している。
【0017】さらに、図14、図15に示す如く、前記
刈取1軸(43)を内挿させる昇降支点パイプ(96)
左端にギヤケース(97)を介して補助搬送後チェン
(36)を取付け、補助搬送前チェン(35)とフィー
ドチェン(5)の間で前後方向に後チェン(36)を延
設させ、フィードチェン(5)に略平行に後チェン(3
6)を張設させ、前チェン(35)搬送中間に後チェン
(36)始端を配置させ、後チェン(36)搬送中間に
フィードチェン(5)始端を配置させると共に、前記引
起駆動パイプ(37)に挾扼フレーム(98)前端部を
固定させ、後チェン(36)上側搬送部に上方から当接
させる棒状受継ガイド(99)前端を前記フレーム(9
8)後端の軸受(100)に回転自在に軸支させ、前記
ガイド(99)後端側を上下に回動自在に取付け、前記
フレーム(98)にボルト(101)を介して一端を連
結させる挾扼バネ(102)他端を前記ガイド(99)
に連結させ、挾扼バネ(102)力を調節自在に形成
し、また前記ガイド(99)後端側を後チェン(36)
に弾圧させて穀稈を挾持搬送する一方、前記ガイド(9
9)を上方に持上げることによって挾扼バネ(102)
が支点越え作用し、ガイド(99)を上方に展開支持し
て後チェン(36)の藁屑除去などを行うように構成し
ている。
【0018】また、板バネ製株ガイド(103)及び棒
状ガイド(104)の各前端を前記フレーム(98)に
取付け、各ガイド(103)(104)後端側をフィー
ドチェン(5)上側の始端搬送面に上方から接離自在に
弾圧させ、フィードチェン(5)と各ガイド(103)
(104)間に穀稈を挾持して搬送させるもので、前記
受継ガイド(99)と株ガイド(103)の各後端を略
同一長さ位置とし、各ガイド(99)(103)後端よ
りも後方に前記ガイド(104)後端を延設させると共
に、棒状受ガイド(105)の一端を補助搬送前チェン
(35)の下面に固定させ、後チェン(36)前部を介
してフィードチェン(5)前部に受ガイド(105)他
端側を延設させ、前チェン(35)及び各ガイド(9
9)(103)(104)の下方側でこれらに対して斜
交させて受ガイド(105)を取付け、前チェン(3
5)から後チェン(36)を介してフィードチェン
(5)に搬送される穀稈株元の下方側折曲りを受ガイド
(105)によって規制するように構成している。
【0019】上記から明らかなように、刈取部(8)の
終端搬送部材である補助搬送前チェン(35)からフィ
ードチェン(5)に穀稈を受渡す受継搬送部材である補
助搬送後チェン(36)を設け、刈取部(8)からフィ
ードチェン(5)に送給させる穀稈の受継性能を向上さ
せ、穀稈量が多くなる大型構造でもフィードチェン
(5)始端部で穀稈が脱落したり稈姿勢が乱れるのを防
ぐと共に、前記の前チェン(35)下面に稈ガイド部材
である受ガイド(105)の一端側を固定させ、後チェ
ン(36)の始端側を介してフィードチェン(5)始端
側に前記受ガイド(105)の他端側を延設させ、前チ
ェン(35)からフィードチェン(5)に至る搬送空間
を徐々に拡大させて穀稈をスムーズに搬送移動させ、後
チェン(36)とフィードチェン(5)によって同一穀
稈を引き合って稈姿勢が乱れるのを防止するように構成
している。
【0020】また、後チェン(36)を刈取部(8)の
昇降支点である昇降支点パイプ(96)に設け、後チェ
ン(36)とフィードチェン(5)の相対位置を常に略
一定に保って穀稈の搬送を安定して行わせると共に、後
チェン(36)の挾扼ガイド部材である受継ガイド(9
9)を刈取部(8)側から延設させ、刈取部(8)が上
昇しても前チェン(35)と後チェン(36)間の穀稈
搬送をスムーズに行わせると共に、後チェン(36)に
受継ガイド(99)を挾扼バネ(102)を介して接離
自在に取付け、挾扼バネ(102)力の変更により受継
ガイド(99)の挾扼力を変更させると共に、挾扼バネ
(102)の支点越え位置に受継ガイド(99)を後退
させて掃除等の簡略化を行えるように構成している。
【0021】さらに、図16、図17に示す如く、前記
刈取2軸(44)を内挿させる刈取フレーム(12)に
減速ギヤケース(106)を固定させ、電動扱深モータ
(107)をケース(106)に取付け、該ケース(1
06)の出力軸(108)に扱深アーム(109)を固
定させ、該アーム(109)にロッド(110)を介し
て縦搬送チェン(33)を連結させ、前記モータ(10
7)によってアーム(109)を揺動させ、前記チェン
(33)送り始端側入力部を支点にしてチェン(33)
送り終端側を補助搬送前チェン(35)に対して接離さ
せ、フィードチェン(5)が挾持搬送する穀稈の扱深さ
を調節するように構成している。また、前記アーム(1
09)のボス(111)を出力軸(108)のスリ割り
面(112)にボルト(113)止め固定させると共
に、前記チェン(33)の扱深さ調節位置を検出するポ
テンショメータ形扱深位置センサ(114)を前記ケー
ス(106)にブラケット(115)を介して固定さ
せ、前記ボス(111)に固定させるセンサアーム(1
16)を前記センサ(114)の回転アーム(117)
に当接させ、前記扱深アーム(109)と連動して回転
アーム(117)を揺動させるもので、前記ボルト(1
13)の固定によってセンサ(114)の誤検出を防ぐ
と共に、センサ(114)の出力を非直線形に形成し、
短稈側及び長稈側の前記チェン(33)調節移動量を標
準稈長部位に比べて大きくし、長稈側扱深調節による穀
稈脱落防止などを行えるように構成している。
【0022】さらに、図18、図19に示す如く、前記
刈取部(8)左側面を閉塞するサイドカバー(118)
を設け、サイドカバー(118)前端縁に支点パイプ
(119)を固定させると共に、前記刈取フレーム(1
2)に固定させるカバーフレーム(120)にブラケッ
ト(122)を介して支点ピン(121)下端側を固定
させ、支点ピン(121)上端側を支点パイプ(11
9)に下方から挿入させ、支点パイプ(119)と支点
ピン(121)を緩く嵌合させ、カバー(118)前端
縁と略同一方向に傾斜させた支点ピン(121)回りに
回動自在にカバー(118)を取付ける。また、前記カ
バーフレーム(120)にストッパピン(123)下端
を立設固定させ、ストッパピン(123)上端側を乗り
越えて移動する係合ピン(124)を支点パイプ(11
9)に固定させると共に、刈取フレーム(12)に固定
させる筒体(125)にフックアーム(126)一端側
を回転自在に取付け、フックアーム(126)他端側を
係脱自在に係止させるフック板(127)をカバー(1
18)に固定させ、支点ピン(121)回りにカバー
(118)を機外側方向に回転させて刈取部(8)左側
を開放したとき、ストッパピン(123)上端を乗り越
えて係合ピン(124)が移動し、係合ピン(124)
がストッパピン(124)に当接し、かつフック板(1
27)にフックアーム(126)が係止し、カバー(1
18)を開放位置に支持するもので、支点パイプ(11
9)と支点ピン(121)の緩やかな嵌合によりカバー
(118)開閉時の上下移動を小さな操作力で行えると
共に、カバー(118)開閉構造の簡略化並びに重量低
減及び製造コスト低減などを図れるように構成してい
る。
【0023】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、刈取り穀稈を搬送する複数の搬送チェン(27)
(29)(31)をハの字形に合流連結させるコンバイ
ンにおいて、前記チェン(27)送り終端側の合流バネ
(76)力を最も大きくし、前記チェン(27)送り始
端側の合流バネ(70)力を小さく形成したもので、搬
送する穀稈条数が少ない場所で合流バネ(70)力を下
げ、穀稈条数が多い場所で合流バネ(76)力を上げる
から、搬送チェン(27)(29)(31)及び合流バ
ネ(70)(76)の穀稈挾持力を適正維持でき、合流
部での穀稈の停滞を防いでスムーズに後方に受継ぎ搬送
させることができるものである。
【0024】また、一端を本機に固定させかつ他端を搬
送チェン(27)(29)(31)に弾圧させる合流バ
ネ(70)(72)(73)(76)中間を巻回形成
し、搬送チェン(27)(29)(31)の2条挾持部
の合流バネ(70)(72)(73)の巻数を、4条挾
持部の合流バネ(76)の巻数よりも多く形成したもの
で、合流バネ(70)(72)(73)(76)の巻数
で搬送チェン(27)(29)(31)との挾持力を設
定するから、合流バネ(70)(72)(73)(7
6)を形成する金属線材料を同一にして異なるバネ力に
容易に形成でき、合流バネ(70)(72)(73)
(76)力の設定並びに加工の簡略化などを容易に行う
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図。
【図2】コンバインの全体平面図。
【図3】刈取部の側面説明図。
【図4】刈取部の平面説明図。
【図5】刈取部駆動系統図。
【図6】引起し変速部の説明図。
【図7】引起ケース正面説明図。
【図8】同断面説明図。
【図9】下部搬送チェン部の平面図。
【図10】上部搬送タイン部の駆動説明図。
【図11】同拡大図。
【図12】上部搬送タインの平面図。
【図13】同合流部の説明図。
【図14】補助搬送前後チェン部の側面図。
【図15】同平面図。
【図16】扱深モータ取付部の側面図。
【図17】同正面図。
【図18】サイドカバー取付部の側面図。
【図19】同平面図。
【符号の説明】
(27) 右下部搬送チェン (29) 中下部搬送チェン (31) 左下部搬送チェン (70)(72)(73) 2条合流バネ (76) 4条合流バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取り穀稈を搬送する複数の搬送チェン
    をハの字形に合流連結させるコンバインにおいて、前記
    チェン送り終端側の合流バネ力を最も大きくし、前記チ
    ェン送り始端側の合流バネ力を小さく形成したことを特
    徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 一端を本機に固定させかつ他端を搬送チ
    ェンに弾圧させる合流バネ中間を巻回形成し、搬送チェ
    ンの2条挾持部の合流バネの巻数を、4条挾持部の合流
    バネの巻数よりも多く形成したことを特徴とする請求項
    1に記載のコンバイン。
JP12485497A 1997-04-28 1997-04-28 コンバイン Pending JPH10295147A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007032102A1 (ja) * 2005-09-15 2007-03-22 Yanmar Co., Ltd. コンバイン

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