JPH1029413A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
- Publication number
- JPH1029413A JPH1029413A JP18763396A JP18763396A JPH1029413A JP H1029413 A JPH1029413 A JP H1029413A JP 18763396 A JP18763396 A JP 18763396A JP 18763396 A JP18763396 A JP 18763396A JP H1029413 A JPH1029413 A JP H1029413A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber filler
- filler
- hardness
- tire
- pneumatic radial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/06—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
- B60C15/0603—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead characterised by features of the bead filler or apex
- B60C15/0607—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead characterised by features of the bead filler or apex comprising several parts, e.g. made of different rubbers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベルト層の荷重耐久性と操縦安定性とを共に
向上させた空気入りラジアルタイヤ、特に扁平率85%
以下の重荷重用として好適な空気入りラジアルタイヤを
提供する。 【解決手段】 トレッド部1にベルト層7を配置し、ビ
ードフィラー6が径方向内側の高硬度ゴムフィラー6a
と該高硬度ゴムフィラー6aにオーバラップして外径側
に延長する発泡ゴムフィラー6bとから構成された空気
入りラジアルタイヤにおいて、高硬度ゴムフィラー6a
のJIS A硬度を60〜90に、発泡ゴムフィラー6
bが短繊維を含有すると共に、JIS A硬度を20〜
40に構成する。
向上させた空気入りラジアルタイヤ、特に扁平率85%
以下の重荷重用として好適な空気入りラジアルタイヤを
提供する。 【解決手段】 トレッド部1にベルト層7を配置し、ビ
ードフィラー6が径方向内側の高硬度ゴムフィラー6a
と該高硬度ゴムフィラー6aにオーバラップして外径側
に延長する発泡ゴムフィラー6bとから構成された空気
入りラジアルタイヤにおいて、高硬度ゴムフィラー6a
のJIS A硬度を60〜90に、発泡ゴムフィラー6
bが短繊維を含有すると共に、JIS A硬度を20〜
40に構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気入りラジアルタ
イヤに関し、さらに詳しくは、特に扁平率が小さい重荷
重用タイヤ(軽トラック用を含む)におけるベルト層の
荷重耐久性と操縦安定性とを両立させるようにした空気
入りラジアルタイヤに関する。
イヤに関し、さらに詳しくは、特に扁平率が小さい重荷
重用タイヤ(軽トラック用を含む)におけるベルト層の
荷重耐久性と操縦安定性とを両立させるようにした空気
入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、重荷重用空気入りラジアルタイヤ
の低扁平化が進められている。しかし、重荷重用空気入
りラジアルタイヤでは、その扁平率が小さくなるほどベ
ルト層への負荷が増大するため、ベルト層が剥離しやす
くなるという問題がある。従来、バス、トラック用ラジ
アルタイヤのベルト層の荷重耐久性向上の対策として
は、ビードフィラーの径方向外側に軟質ゴム又は発泡ゴ
ムを接合して2体化することによりタイヤ接地時のショ
ック吸収力を高め、ベルト層に対する歪みを小さくする
ようにしたものが提案されている。しかし、このように
ビードフィラーを2体化すると、ベルト層の荷重耐久性
は向上するが、タイヤの横剛性が低下するため操縦安定
性が悪化するという問題があった。
の低扁平化が進められている。しかし、重荷重用空気入
りラジアルタイヤでは、その扁平率が小さくなるほどベ
ルト層への負荷が増大するため、ベルト層が剥離しやす
くなるという問題がある。従来、バス、トラック用ラジ
アルタイヤのベルト層の荷重耐久性向上の対策として
は、ビードフィラーの径方向外側に軟質ゴム又は発泡ゴ
ムを接合して2体化することによりタイヤ接地時のショ
ック吸収力を高め、ベルト層に対する歪みを小さくする
ようにしたものが提案されている。しかし、このように
ビードフィラーを2体化すると、ベルト層の荷重耐久性
は向上するが、タイヤの横剛性が低下するため操縦安定
性が悪化するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ベル
ト層の荷重耐久性と操縦安定性とを共に向上させた空気
入りラジアルタイヤ、特に扁平率85%以下の重荷重用
として好適な空気入りラジアルタイヤを提供することに
ある。
ト層の荷重耐久性と操縦安定性とを共に向上させた空気
入りラジアルタイヤ、特に扁平率85%以下の重荷重用
として好適な空気入りラジアルタイヤを提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、トレッド部にベルト層を配置し、ビードフ
ィラーが径方向内側の高硬度ゴムフィラーと該高硬度ゴ
ムフィラーにオーバラップして外径側に延長する発泡ゴ
ムフィラーとから構成された空気入りラジアルタイヤに
おいて、前記高硬度ゴムフィラーのJIS A硬度が6
0〜90であり、前記発泡ゴムフィラーが短繊維を含有
すると共に、JIS A硬度が20〜40であることを
特徴とするものである。
の本発明は、トレッド部にベルト層を配置し、ビードフ
ィラーが径方向内側の高硬度ゴムフィラーと該高硬度ゴ
ムフィラーにオーバラップして外径側に延長する発泡ゴ
ムフィラーとから構成された空気入りラジアルタイヤに
おいて、前記高硬度ゴムフィラーのJIS A硬度が6
0〜90であり、前記発泡ゴムフィラーが短繊維を含有
すると共に、JIS A硬度が20〜40であることを
特徴とするものである。
【0005】このように、ビードフィラーを径方向内側
に高硬度ゴムフィラーを配置し、外径側に高硬度ゴムフ
ィラーにオーバラップして短繊維を含有する低硬度の発
泡ゴムフィラーを配置したことにより、この外径側の短
繊維入り発泡ゴムフィラーがクッション性によってベル
ト層の荷重耐久性を確保しながら、横剛性を増大するの
で、操縦安定性を向上することができる。
に高硬度ゴムフィラーを配置し、外径側に高硬度ゴムフ
ィラーにオーバラップして短繊維を含有する低硬度の発
泡ゴムフィラーを配置したことにより、この外径側の短
繊維入り発泡ゴムフィラーがクッション性によってベル
ト層の荷重耐久性を確保しながら、横剛性を増大するの
で、操縦安定性を向上することができる。
【0006】また、発泡ゴムフィラーが短繊維の含有に
よって、タイヤの縦剛性を実質的に増大しないため、発
泡ゴムフィラーによって得られていた乗り心地性や耐轍
ワンダリング性を低下することがない。本発明において
ゴムのJIS A硬度とは、20°Cで測定した値を意
味する。
よって、タイヤの縦剛性を実質的に増大しないため、発
泡ゴムフィラーによって得られていた乗り心地性や耐轍
ワンダリング性を低下することがない。本発明において
ゴムのJIS A硬度とは、20°Cで測定した値を意
味する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態にもとづ
いて本発明を具体的に説明する。図1は、本発明の空気
入りラジアルタイヤの一例を示す半断面図である。図1
において、タイヤは、トレッド部1の左右両側にサイド
ウォール部2およびビード部3を連接するように構成さ
れ、その内側にコード角度が実質的に90°のカーカス
層4が配置され、両端部がそれぞれ左右のビードコア5
の回りにタイヤ内側から外側に略三角断面形状のビード
フィラー6を包み込むように折り返されている。トレッ
ド部1におけるカーカス層4の外周には、上下2層のベ
ルト層7がタイヤ周方向に対し15〜30°のコード角
で層間で互いに交差するように配置されている。
いて本発明を具体的に説明する。図1は、本発明の空気
入りラジアルタイヤの一例を示す半断面図である。図1
において、タイヤは、トレッド部1の左右両側にサイド
ウォール部2およびビード部3を連接するように構成さ
れ、その内側にコード角度が実質的に90°のカーカス
層4が配置され、両端部がそれぞれ左右のビードコア5
の回りにタイヤ内側から外側に略三角断面形状のビード
フィラー6を包み込むように折り返されている。トレッ
ド部1におけるカーカス層4の外周には、上下2層のベ
ルト層7がタイヤ周方向に対し15〜30°のコード角
で層間で互いに交差するように配置されている。
【0008】図1と共に、図2に詳細を示すように、ビ
ードフィラー6は、径方向内側にビードコア5の外周に
接着するように配置された高硬度ゴムフィラー6aと、
この高硬度ゴムフィラー6aにオーバラップして外径側
に延長する発泡ゴムフィラー6bとから形成されてい
る。この発泡ゴムフィラー6bには多数の短繊維8が混
合し、しかもいずれもタイヤ径方向に配向している。
ードフィラー6は、径方向内側にビードコア5の外周に
接着するように配置された高硬度ゴムフィラー6aと、
この高硬度ゴムフィラー6aにオーバラップして外径側
に延長する発泡ゴムフィラー6bとから形成されてい
る。この発泡ゴムフィラー6bには多数の短繊維8が混
合し、しかもいずれもタイヤ径方向に配向している。
【0009】高硬度ゴムフィラー6aの硬度は、JIS
A硬度で60〜90であり、短繊維8を含有した発泡
ゴムフィラー6bはJIS A硬度で20〜40にして
ある。上述のように本発明の空気入りラジアルタイヤ
は、ビードフィラー6を2体化し、その内径側に高硬度
ゴムフィラー6aを配置すると共に外径側に短繊維入り
の発泡ゴムフィラー6bを配置して、その発泡ゴムフィ
ラー6bのJIS A硬度を20〜30としたため、ベ
ルト層7に大きな荷重負荷がかかっても、それを十分に
吸収してベルト耐久性を向上することが出来、かつ良好
な乗り心地性や耐轍ワンダリング性も維持することが出
来る。しかも、発泡ゴムフィラー6bが短繊維入りであ
ることにより横剛性を向上し、操縦安定性を向上するこ
とが出来る。 本発明において、発泡ゴムフィラーの発
泡率は、JIS A硬度を20〜30の範囲にするもの
であれば、特に限定されるものでないが、0%よりは大
きく、かつ60%を上限とすることが好ましい。発泡す
る手段としては、ゴム成分にアゾジカルボンアミド、ジ
ゾジカルボン酸金属塩、ジニトロソペンタメチレンテト
ラミン、ヒドラゾジカルボンアミド等の発泡剤を配合し
たゴム組成物を使用することにより得られる。
A硬度で60〜90であり、短繊維8を含有した発泡
ゴムフィラー6bはJIS A硬度で20〜40にして
ある。上述のように本発明の空気入りラジアルタイヤ
は、ビードフィラー6を2体化し、その内径側に高硬度
ゴムフィラー6aを配置すると共に外径側に短繊維入り
の発泡ゴムフィラー6bを配置して、その発泡ゴムフィ
ラー6bのJIS A硬度を20〜30としたため、ベ
ルト層7に大きな荷重負荷がかかっても、それを十分に
吸収してベルト耐久性を向上することが出来、かつ良好
な乗り心地性や耐轍ワンダリング性も維持することが出
来る。しかも、発泡ゴムフィラー6bが短繊維入りであ
ることにより横剛性を向上し、操縦安定性を向上するこ
とが出来る。 本発明において、発泡ゴムフィラーの発
泡率は、JIS A硬度を20〜30の範囲にするもの
であれば、特に限定されるものでないが、0%よりは大
きく、かつ60%を上限とすることが好ましい。発泡す
る手段としては、ゴム成分にアゾジカルボンアミド、ジ
ゾジカルボン酸金属塩、ジニトロソペンタメチレンテト
ラミン、ヒドラゾジカルボンアミド等の発泡剤を配合し
たゴム組成物を使用することにより得られる。
【0010】発泡ゴムフィラー6bのビードフィラー6
に占める容積率は5〜80%とすることが好ましい。5
%未満では耐久性向上効果が小さくなり、80%超では
操縦安定性が低下する。また、発泡ゴムフィラー6bに
含有する短繊維8としては、合成繊維、天然繊維、人造
繊維のいずれでもよい。特にナイロン繊維、ポリエステ
ル繊維、芳香族ポリアミド繊維等の合成繊維を使用する
ことができる。
に占める容積率は5〜80%とすることが好ましい。5
%未満では耐久性向上効果が小さくなり、80%超では
操縦安定性が低下する。また、発泡ゴムフィラー6bに
含有する短繊維8としては、合成繊維、天然繊維、人造
繊維のいずれでもよい。特にナイロン繊維、ポリエステ
ル繊維、芳香族ポリアミド繊維等の合成繊維を使用する
ことができる。
【0011】短繊維8の直径は20μmm以下、長さは
2000μmm以下とするのが好ましい。短繊維8の直
径が20μmm超では、操縦安定性を確保できず、長さ
が2000μmm超では、圧縮方向の剛性を増加させて
しまい、耐久性向上に効果がなくなる。また、発泡ゴム
フィラー6b内の短繊維8の含有量は、1〜70重量%
の範囲とするのが好ましい。1%未満では、操縦安定性
が確保できず、70%を超えると、圧縮方向の剛性を増
加させてしまい、耐久性向上に効果がなくなる。
2000μmm以下とするのが好ましい。短繊維8の直
径が20μmm超では、操縦安定性を確保できず、長さ
が2000μmm超では、圧縮方向の剛性を増加させて
しまい、耐久性向上に効果がなくなる。また、発泡ゴム
フィラー6b内の短繊維8の含有量は、1〜70重量%
の範囲とするのが好ましい。1%未満では、操縦安定性
が確保できず、70%を超えると、圧縮方向の剛性を増
加させてしまい、耐久性向上に効果がなくなる。
【0012】短繊維8は、発泡ゴムフィラー6bにおい
てタイヤの径方向に配向して配置するのが好ましく、タ
イヤ径方向に配向していることにより、横剛性の向上効
果をより高め、操縦安定性を一層向上することができ
る。本発明は、主として重荷重用タイヤ(軽トラック用
を含む)として有効であり、特に扁平率が85%以下の
タイヤに有効であるが、重荷重用タイヤ以外にも適用で
きることは勿論である。
てタイヤの径方向に配向して配置するのが好ましく、タ
イヤ径方向に配向していることにより、横剛性の向上効
果をより高め、操縦安定性を一層向上することができ
る。本発明は、主として重荷重用タイヤ(軽トラック用
を含む)として有効であり、特に扁平率が85%以下の
タイヤに有効であるが、重荷重用タイヤ以外にも適用で
きることは勿論である。
【0013】
【実施例】タイヤサイズ205/60R17.5、ビー
トフィラーが図2のように2体構造で径方向内側にJI
S A硬度90の高硬度ゴムフィラー、外径側にナイロ
ン短繊維を20%含有したJIS A硬度30、発泡率
10%の発泡ゴムフィラーを配置し、ビードフィラーに
占める発泡ゴムフィラーの容積率が50%である本発明
タイヤを製作した。
トフィラーが図2のように2体構造で径方向内側にJI
S A硬度90の高硬度ゴムフィラー、外径側にナイロ
ン短繊維を20%含有したJIS A硬度30、発泡率
10%の発泡ゴムフィラーを配置し、ビードフィラーに
占める発泡ゴムフィラーの容積率が50%である本発明
タイヤを製作した。
【0014】比較のため、発泡ゴムフィラーに短繊維を
配合しない点だけが本発明タイヤと異なる従来タイヤ1
と、ビードフィラーをJIS A硬度90の高硬度ゴム
フィラーの単一構造とした点だけが本発明タイヤと異な
る従来タイヤ2をそれぞれ製作した。これら3種類のタ
イヤについて、下記試験法によりベルト荷重耐久性、操
縦安定性、乗心地性、耐轍ワンダリング性を評価した。
評価の結果は表1のとおりであった。 試験方法: ベルト荷重耐久性:ドラム径1707mmでJIS D
−4230、JATMA規定荷重耐久性試験終了後、荷
重を20%/5hr毎増加して、タイヤが破壊するまで
の走行距離を測定し、従来タイヤ2の測定値を100と
する指数で表示した。指数値が大きいほど耐久性が優れ
ていることを意味する。 操縦安定性:2tonトラックに試験タイヤを装着し、
定積(2ton)での操縦安定性をドライ路面のテスト
コースにて、ドライバー3名によるフィーリング評価を
行い、従来タイヤ2の評価を100とする指数で表示し
た。指数値が大きいほど操縦安定性が優れていることを
意味する。 乗り心地性:上記操縦安定性と同一の条件にて、フィー
リング評価を行い、従来タイヤ2の評価を100とする
指数で表示した。指数値が大きいほど乗り心地性が優れ
ていることを意味する。 耐轍ワンダリング性:上記試験車両を用いて、轍のある
一般路を走行してフィーリング評価を行い、従来タイヤ
2の評価を100とする指数で表示した。指数値が大き
いほど、耐轍ワンダンダリング性が優れていることを意
味する。
配合しない点だけが本発明タイヤと異なる従来タイヤ1
と、ビードフィラーをJIS A硬度90の高硬度ゴム
フィラーの単一構造とした点だけが本発明タイヤと異な
る従来タイヤ2をそれぞれ製作した。これら3種類のタ
イヤについて、下記試験法によりベルト荷重耐久性、操
縦安定性、乗心地性、耐轍ワンダリング性を評価した。
評価の結果は表1のとおりであった。 試験方法: ベルト荷重耐久性:ドラム径1707mmでJIS D
−4230、JATMA規定荷重耐久性試験終了後、荷
重を20%/5hr毎増加して、タイヤが破壊するまで
の走行距離を測定し、従来タイヤ2の測定値を100と
する指数で表示した。指数値が大きいほど耐久性が優れ
ていることを意味する。 操縦安定性:2tonトラックに試験タイヤを装着し、
定積(2ton)での操縦安定性をドライ路面のテスト
コースにて、ドライバー3名によるフィーリング評価を
行い、従来タイヤ2の評価を100とする指数で表示し
た。指数値が大きいほど操縦安定性が優れていることを
意味する。 乗り心地性:上記操縦安定性と同一の条件にて、フィー
リング評価を行い、従来タイヤ2の評価を100とする
指数で表示した。指数値が大きいほど乗り心地性が優れ
ていることを意味する。 耐轍ワンダリング性:上記試験車両を用いて、轍のある
一般路を走行してフィーリング評価を行い、従来タイヤ
2の評価を100とする指数で表示した。指数値が大き
いほど、耐轍ワンダンダリング性が優れていることを意
味する。
【0015】 表1の結果から、本発明タイヤは、従来タイヤ2のベル
ト耐久性や乗り心地性を改善した従来タイヤ1に比べ
て、ベルト荷重耐久性と共に乗り心地性及び耐轍ワンダ
リング性を維持しながら、操縦安定性を向上しているこ
とが分かる。ことが分かる。
ト耐久性や乗り心地性を改善した従来タイヤ1に比べ
て、ベルト荷重耐久性と共に乗り心地性及び耐轍ワンダ
リング性を維持しながら、操縦安定性を向上しているこ
とが分かる。ことが分かる。
【0016】
【発明の効果】上述したように、本発明の空気入りラジ
アルタイヤは、ビードフィラーの構造を2体化し、径方
向内側にJIS A硬度60〜90の高硬度ゴムフィラ
ーを配置し、径方向外側に短繊維入りで、JIS A硬
度が20〜40の発泡ゴムフィラーを配置したことによ
り、ベルト層に加わる高荷重に対するクッション性を確
保しながら横剛性を増大するので、ベルト層の荷重耐久
性と操縦安定性とを共に向上することができる。また、
発泡ゴムに短繊維を含有していても、タイヤの縦剛性に
は影響を与えないので、乗り心地性や耐轍ワンダリング
性も向上することができる。
アルタイヤは、ビードフィラーの構造を2体化し、径方
向内側にJIS A硬度60〜90の高硬度ゴムフィラ
ーを配置し、径方向外側に短繊維入りで、JIS A硬
度が20〜40の発泡ゴムフィラーを配置したことによ
り、ベルト層に加わる高荷重に対するクッション性を確
保しながら横剛性を増大するので、ベルト層の荷重耐久
性と操縦安定性とを共に向上することができる。また、
発泡ゴムに短繊維を含有していても、タイヤの縦剛性に
は影響を与えないので、乗り心地性や耐轍ワンダリング
性も向上することができる。
【図1】本発明の空気入りラジアルタイヤの一例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】図1におけるビードフイラーの拡大断面図であ
る。
る。
3 ビード部 5 ビードコア 6 ビードフィラー 6a 高硬度ゴムフィラー 6b 発泡ゴムフィラー 7 ベルト層 8 短繊維
Claims (4)
- 【請求項1】 トレッド部にベルト層を配置し、ビード
フィラーが径方向内側の高硬度ゴムフィラーと該高硬度
ゴムフィラーにオーバラップして外径側に延長する発泡
ゴムフィラーとから構成された空気入りラジアルタイヤ
において、前記高硬度ゴムフィラーのJIS A硬度が
60〜90であり、前記発泡ゴムフィラーが短繊維を含
有すると共に、JIS A硬度が20〜40である空気
入りラジアルタイヤ。 - 【請求項2】 前記短繊維が前記発泡ゴムフィラー内で
径方向に配向している請求項1に記載の空気入りラジア
ルタイヤ。 - 【請求項3】 前記ビードフィラーに占める前記発泡ゴ
ムフィラーの容積率が5〜80%である請求項1または
2に記載の空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項4】 前記発泡ゴムフィラー内の短繊維の含有
量が1〜70重量%である請求項1〜3のいずれか1項
に記載の空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18763396A JPH1029413A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18763396A JPH1029413A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1029413A true JPH1029413A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16209534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18763396A Pending JPH1029413A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1029413A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8424579B2 (en) | 2008-11-11 | 2013-04-23 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire with side wall white rubber and bead filler soft rubber portion |
-
1996
- 1996-07-17 JP JP18763396A patent/JPH1029413A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8424579B2 (en) | 2008-11-11 | 2013-04-23 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire with side wall white rubber and bead filler soft rubber portion |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101908902B1 (ko) | 공기입 타이어 | |
US5645662A (en) | Pneumatic radial tire with first and second damping rubber layers | |
JP2001071715A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3763931B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JPS62279108A (ja) | 乗用車用ラジアルタイヤ | |
JP2001206013A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7024705B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2714341B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2001191764A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3079028B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2565953B2 (ja) | ラジアルタイヤ | |
JP3425071B2 (ja) | 乗用車用空気入りタイヤ | |
JPH0322321B2 (ja) | ||
JP2008105667A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JPH1029413A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP2002316513A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP2573260B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JPS5911443B2 (ja) | 高速走行空気入りタイヤ | |
JP3199474B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JPS6229403A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
NZ213462A (en) | Radial tyre:bead apex extent with rubber elastic modulus of tread,side walls and bead apexes combined for low noise | |
JP2007022291A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPS6047703A (ja) | 乗心地性に優れたラジアルタイヤ | |
JPS60143110A (ja) | 乗心地の優れたラジアルタイヤ | |
JPH07101205A (ja) | 空気入りタイヤ |