JPH1029341A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1029341A
JPH1029341A JP18717596A JP18717596A JPH1029341A JP H1029341 A JPH1029341 A JP H1029341A JP 18717596 A JP18717596 A JP 18717596A JP 18717596 A JP18717596 A JP 18717596A JP H1029341 A JPH1029341 A JP H1029341A
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Satoko Shinohara
郷子 篠原
Katsuo Hori
勝雄 堀
Takasuke Kuga
貴輔 久我
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送された処理前のデータの解像度よりもプ
リンタの印字可能な解像度の方が高い場合に解像度向上
処理を行うことができる画像形成装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 サンプルウインドウ設定手段1と、サン
プルウインドウ内においてエッジを検出するエッジ検出
手段2と、検出されたエッジが重みを乗算するエッジか
否かを判定する論理演算手段3と、重み付けデータ値の
総和を算出する重み付け演算手段4と、複数のパターン
の中から解像度向上処理前の画像データの1ドットの処
理を選択することにより、選択された処理の内容を印字
濃度と印字位置を変化させることなく出力する処理制御
手段5とを有することにより、転送された処理前のデー
タの解像度よりもプリンタの印字可能な解像度の方が高
い場合に解像度向上処理を行うことができる画像形成装
置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、行方向および列方
向の直交マトリクスを構成する画像データを水平および
垂直走査により形成するレーザプリンタ等の画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタの印字可能な解像度が高
くなってきたが、データを転送する際のメモリの容量と
転送時間を節約するため、転送されたデータの解像度以
上に滑らかな外形(従って解像度自体も高められた外
形)が得られることが要望される。そのため、多様なス
ムージング技術が考案されている。従来のスムージング
技術としては例えば特開平4−323959号公報に記
載されているものがある。これは、エッジ検出手段によ
りエッジを検出するとともに、このエッジに重み付け手
段で重み付けを行い、論理演算手段で重み付けに従って
論理演算を施し、補整制御手段で演算結果に応じてドッ
トの大きさを選び、信号発生手段で補整制御手段により
選ばれたドットの大きさに応じて画像ドットデータに補
整を行う技術である。この補整技術は、解像度向上処理
を加える前のデータの解像度とプリンタの解像度が副走
査方向において一致しているときに使われるものであ
り、ドットの大きさ、すなわち印字濃度を変化させるこ
とによりスムージング処理を行うものである。
【0003】図9は一般的な画像形成装置を示すブロッ
ク図である。図9において、サンプルウインドウ設定手
段1は解像度向上処理前の画像の被処理対象画素を中心
に据えてサンプルウインドウを設定し、エッジ検出手段
2はサンプルウインドウ内においてエッジを検出し、論
理演算手段3はサンプルウインドウ内において所定の箇
所に定められた論理演算を施して検出されたエッジが重
みを乗算するエッジか否かを判定し、重み付け演算手段
4は論理演算手段3において重みを乗算するエッジと判
定されたエッジに対してサンプルウインドウ内に分布す
る重みを乗算してサンプルウインドウ内について後述の
重み付けデータ値の総和を算出する。処理制御手段5は
上記総和が或るしきい値を越えた場合に被処理エッジフ
ラグを立て、後述する処理を施す。エッジ検出手段2か
ら重み付け演算手段4までは、一つの被処理対象画素に
対して主走査方向および副走査方向すなわち左右上下そ
れぞれのエッジについて同様の処理を施す。
【0004】以上のように構成された従来の画像形成装
置について、その処理動作を図10〜図18を用いて説
明する。図10(a)はサンプルウインドウを示すサン
プルウインドウ図、図10(b)はサンプルウインドウ
の動きを示すサンプルウインドウ動き図であり、図10
(a)は解像度向上処理前の画像8の被処理対象画素6
を中心に据えてサンプルウインドウ7を設定した場合を
示し、8aは解像度向上処理前の最小単位画素であり、
図10(b)は解像度向上処理前の画像8の被処理対象
画素6を中心に据えてとられたサンプルウインドウ7の
動き9を示す。図11(a)、(b)は左エッジを例と
したエッジ検出方法を説明するためのエッジ検出方法説
明図であり、図11(a)はサンプルウインドウ10a
の被処理対象画素10を示し、10bは解像度向上処理
前の最小単位画素で、図11(b)はエッジデータの分
布11を示す。図12(a)、(b)は論理演算におけ
る各種エッジを示すエッジ図であり、図12は被処理対
象画素対象エッジ12(白丸)、論理演算使用エッジ1
3(白四角)、論理演算対象エッジ14(黒四角)、論
理演算エッジ状態15、16を示す。図13は重み付け
分布を示す重み付け分布図であり、被処理対象画素対象
エッジ12に対する重み付け分布17を示す。図14
(a)〜(e)は不具合を説明するためのパターンを示
すパターン図である。図15(a)は主走査方向エッジ
用座標表示を示す座標表示図、図15(b)は副走査方
向エッジ用座標表示を示す座標表示図であり、図15
(a)は主走査方向エッジ用座標表示における被処理対
象画素10を示し、図15(b)は副走査方向エッジ用
座標表示における被処理対象画素10を示し、18a、
19aは解像度向上処理前の最小単位画素である。図1
6(a)、(b)は処理制御手段5を用いて得られた主
走査方向の変換テーブルを示す変換テーブル図であり、
図16(a)は主走査方向の変換テーブル20を示し、
図16(b)は主走査方向の変換テーブル21を示す。
図16(a)と(b)とはデータBがオール「0」かオ
ール「1」かの点で相違する。図17は処理制御手段5
を用いて得られた副走査方向の変換テーブルを示す変換
テーブル図であり、図17は副走査方向の変換テーブル
22を示す。図18(a)、(b)は従来のスムージン
グ処理を施した結果としての主走査方向動作図、図18
(c)〜(e)は従来のスムージング処理を施した結果
としての副走査方向動作図であり、図18(e)は副走
査方向の動作後のイメージ23を示す。
【0005】まず、サンプルウインドウ設定手段1の動
作について図10を用いて説明する。図10(a)に示
すように、被処理対象画素6を中心に据えて、サンプル
ウインドウを設定する。解像度向上処理前の画像8のす
べての画素が被処理対象画素6となるようにする。その
ためのサンプルウインドウ7の動き9を図10(b)に
示す。なお、1行目の処理が終わったら、次は2行目、
3行目というようにサンプルウインドウ7を動かしてい
く。ただし、以降の説明においては、固定状態のサンプ
ルウインドウ7について説明する。
【0006】次に、エッジ検出手段2の動作について図
11を用いて説明する。図11(a)に示すように、被
処理対象画素10の左側の画素が被処理対象画素10と
色が違っている場合、その色の違い方と同じパターンが
あるか否かをサンプルウインドウ内において検索する。
図11(b)に示すようにフラグを立て、同じパターン
が存在する部分のフラグを「1」、同じパターンが存在
しない部分のフラグを「0」とする。同一の被処理対象
画素10の右エッジ、上下エッジに対して同様の処理を
行う。図11においては被処理対象画素10が黒、その
左の画素が白の場合を示したが、被処理対象画素10が
白、その左の画素が黒の場合も図11(b)で示すエッ
ジデータの分布11と全く同じである。
【0007】次に、論理演算手段3の動作について図1
2を用いて説明する。白い円は被処理対象画素対象エッ
ジ(ここでは左エッジ)12を示す。白い四角で示す論
理演算使用エッジ13が存在しているときにのみ、論理
演算使用エッジ13からの矢印で示す黒い四角の論理演
算対象エッジ14は重み付け演算に使用できるエッジで
あるとみなされる。その位置関係は図12(a)、
(b)で示した通りである。なお、この位置関係は被処
理対象画素対象エッジ12を左右上下にとったとき、そ
れぞれ対象になる。また、論理演算対象エッジ14以外
のエッジデータの値は図11(b)に示すエッジデータ
の値と全く同じである。つまり、論理演算手段3は重み
付け演算の補助的な役割を果たすに過ぎず、単純に重み
付け演算処理を施すことによる不具合を避けるためであ
る。
【0008】この不具合の例を示すため、図14(a)
〜(e)に不具合を説明するためのパターンの例を示
す。本パターンにおいて、本アルゴリズムを用い、図1
4(a)、(b)に記した対象画素17aと対象画素1
8bが処理された結果を記すと図14(c)のようにな
る。すると、対象画素17aと対象画素18bとの間に
すが入った形になり、不具合となる。その理由は次に記
述されたようになる。その対象画素1の左エッジに対
し、重み付け演算手段4を通した、すなわち図13中の
重みと対応するエッジデータの値と掛け算をし、サンプ
ルウィンドウ内での総和をとった結果が8になる。した
がって、あらかじめ指定しておいたしきい値8以上であ
るため、エッジが補正されてしまうためである。
【0009】そこで、論理演算手段3を用いて、論理演
算対象エッジ14の位置に対応する重みをキャンセルす
るか否かの判断をする。その判断は、周囲のエッジ状
態、すなわち論理演算使用エッジ13の分布により行
う。本例では、図12(b)に記された論理演算手段が
適用される。図14(d)に示したように、Lc3が存
在しないため、La6に対応する重み、すなわち図14
(d)中のは加算されないようになる。従って、対象画
素1の左エッジに対し、重み付け演算手段4と論理演算
手段3を用いてサンプルウィンドウ内での総和を取り直
した結果、7になる。この結果はしきい値8を越えてい
ないため、エッジが補正されず、従って図14(e)に
示したように不具合をなくすことができる。
【0010】次に、重み付け演算手段4の動作について
図13を用いて説明する。重み付けの位置関係は重み付
け分布17に示す通りで、論理演算手段3における論理
演算適用後のエッジデータの値とその場所に対応する重
みとの積(以下、「重み付けデータ値」という)をと
り、サンプルウインドウ7内において重み付けデータ値
の総和をとる。
【0011】図15は1から4までで用いられるサンプ
ルウインドウ内で用いられる座標表現の一例を示してい
る。例えば、被処理対象画素対象エッジ12が左右のエ
ッジである場合、主走査方向エッジ用座標表示18を用
い、それぞれLb4、Rc4と表す。被処理対象画素対
象エッジ12が上下のエッジである場合、副走査方向エ
ッジ用座標表示19を用い、それぞれUB4、DC4と
表す。なお、通常、論理演算と重み付け演算を適用した
後の重み付けデータ値の総和は(数1)のLで表す(L
は左エッジを対象としたときを示す)。
【0012】
【数1】
【0013】なお、1から4までで用いられるサンプル
ウインドウ内において、被処理対象画素対象エッジ12
が左でなく右、上、下のときは、論理演算、重み付け演
算の分布を被処理対象画素対象エッジ12に対して同じ
位置になる。すなわち、論理演算、重み付け演算の分布
をそれぞれ回転させたイメージになる。また、論理演算
と重み付け演算を適用した後の重み付けデータ値の総和
を左、右、上、下においてL((数1)参照)、R、
U、Dと定義する。
【0014】次に、処理制御手段5の動作について図1
6、図17を用いて説明する。図16に主走査方向の変
換テーブル20、21を示し、図17に副走査方向の変
換テーブル22を示す。なお、論理演算と重み付け演算
を適用した後の重み付けデータ値の総和L、R、U、D
のしきい値を2段階設ける。そして、総和L、R、U、
Dが低い方のしきい値を越えたときに通常処理フラグ
l、r、u、dを「1」とし、総和L、R、U、Dが高
い方のしきい値を越えたときに強調処理フラグlk、r
k、kを「1」とする。ただし、副走査方向の強調処理
フラグkは総和U、Dのどちらかが高い方のしきい値を
越えたときに「1」とするものとする。また、被処理対
象画素が黒のとき処理フラグBを「1」とする。その上
で、各方向の変換テーブル20、21、22に記載され
た処理をする。なお、各処理フラグが変換テーブル20
〜22に記載されている組合わせ以外の組合わせをとる
場合、すなわち、主走査方向の処理フラグと副走査方向
の処理フラグが同時に「1」になった場合、各走査方向
においてなされる処理の論理和をとった形になる。その
際、黒い部分を「1」、白い部分を「0」とおいて考え
る。なお、図16の斜線で表した処理のイメージは、こ
ういう処理フラグの組合わせ自体が存在しない場合を示
している。
【0015】図18に、以上のスムージング処理を施し
た結果を示す。図18(a)は主走査方向の処理動作を
示すための原画像を示し、図18(b)は主走査方向の
処理動作を示し、図18(c)は副走査方向の処理動作
を示すための原画像を示し、図18(d)は副走査方向
の実際の処理動作を示し、図18(e)は副走査方向の
処理動作後のイメージ23を示す。図18で、特に副走
査方向のスムージングについては、プリンタの解像度が
処理前のデータの解像度と変わらないため、実印字時の
ドットの大きさすなわち印字濃度を変化させることによ
って、副走査方向の処理動作後のイメージ(以下、「処
理動作イメージ」という)23を等価的に実現させてい
た。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置では、上述したように、主走査方向に
おいては、転送された処理前のデータの解像度よりもプ
リンタの印字可能な解像度の方が高いために、実際に印
字された画像と処理動作イメージとは一致していたが、
副走査方向においては、転送された元のデータの解像度
とプリンタの印字可能な解像度とが同じであるため、処
理をかけるドットの印字濃度を調整することにより実際
の印字を行っており、実際の印字された画像と処理動作
イメージとが異なるという問題点を有していた。
【0017】この画像形成装置では、副走査方向におい
て転送された処理前のデータの解像度よりもプリンタの
印字可能な解像度の方が高い場合には解像度向上処理を
行うことができることが要望されていた。
【0018】本発明は、転送された処理前のデータの解
像度よりもプリンタの印字可能な解像度の方が高い場合
に解像度向上処理を行うことができる画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明による画像形成装置は、解像度向上処理前の画
像の被処理対象画素を中心に据えてサンプルウインドウ
を設定するサンプルウインドウ設定手段と、サンプルウ
インドウ内においてエッジを検出するエッジ検出手段
と、サンプルウインドウ内において所定の箇所に定めら
れた論理演算を施して検出されたエッジが重みを乗算す
るエッジか否かを判定する論理演算手段と、論理演算手
段において重みを乗算するエッジと判定されたエッジに
対してサンプルウインドウ内に分布する重みを乗算して
サンプルウインドウ内について重み付けデータ値の総和
を算出する重み付け演算手段と、副走査方向で解像度向
上処理前の画像データの解像度をプリンタの印字可能な
解像度が上回る場合に、重み付け演算手段で得られた重
み付けデータ値の総和と周囲のエッジの状態とに応じ
て、プリンタの印字可能な最小ドットの組み合わせから
構成されている解像度向上処理前の画像データの最小ド
ットと同じ大きさの複数のパターンの中から、解像度向
上処理前の画像データの1ドットの処理を選択すること
により、選択された処理の内容を印字濃度と印字位置を
変化させることなく出力する処理制御手段とを有するよ
うに構成したものである。
【0020】これにより、転送された処理前のデータの
解像度よりもプリンタの印字可能な解像度の方が高い場
合に解像度向上処理を行うことができる画像形成装置が
得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、解像度向上処理前の画像の被処理対象画素を中心に
据えてサンプルウインドウを設定するサンプルウインド
ウ設定手段と、サンプルウインドウ内においてエッジを
検出するエッジ検出手段と、サンプルウインドウ内にお
いて所定の箇所に定められた論理演算を施して検出され
たエッジが重みを乗算するエッジか否かを判定する論理
演算手段と、論理演算手段において重みを乗算するエッ
ジと判定されたエッジに対してサンプルウインドウ内に
分布する重みを乗算してサンプルウインドウ内について
重み付けデータ値の総和を算出する重み付け演算手段
と、副走査方向で解像度向上処理前の画像データの解像
度をプリンタの印字可能な解像度が上回る場合に、重み
付け演算手段で得られた重み付けデータ値の総和と周囲
のエッジの状態とに応じて、プリンタの印字可能な最小
ドットの組み合わせから構成されている解像度向上処理
前の画像データの最小ドットと同じ大きさの複数のパタ
ーンの中から、解像度向上処理前の画像データの1ドッ
トの処理を選択することにより、選択された処理の内容
を印字濃度と印字位置を変化させることなく出力する処
理制御手段とを有することとしたものであり、転送され
た処理前のデータの解像度よりもプリンタの印字可能な
解像度の方が高い場合には解像度向上処理が施されると
いう作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図9を用いて説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1による画像形成
装置の構成は従来の画像形成装置と同様に図9に示す構
成である。本実施の形態が従来の画像形成装置と異なる
点は処理制御手段5における処理である。本実施の形態
による処理制御手段5における処理では、主走査方向の
処理を行った後、主走査方向の処理を施していない部分
に関してのみ副走査方向の処理を施しているので、従来
の処理制御手段におけるような論理和演算が不要とな
る。
【0023】以上のように構成された画像形成装置につ
いて、論理演算手段4および処理制御手段5の動作を図
1〜図8を用いて説明する。図1(a)、図1(b)、
図2(a)、図2(b)、図3(a)、図3(b)、図
3(c)、図4は左エッジにおける論理演算処理を示す
処理図である。図1〜図4において斜線で示す部分は被
処理対象画素30である。なお、図1〜図4において、
白丸○はエッジが存在しないときに「1」とする部分で
あり、黒丸●はエッジが存在しているときに「1」とす
る部分、●→●は論理積演算、●←→●は論理和演算を
示す。
【0024】図1〜図4と(数2)との対応関係につい
て記す。なお、図1〜図4は左エッジ判定を例にとった
図であり、右エッジ、上エッジ、下エッジの判定につい
てはそれぞれ回転して使用できるような対称関係にあ
る。
【0025】
【数2】
【0026】(数2)で用いられているエッジデータの
座標表現については、図15(a)における主走査方向
エッジ用座標表示を表す座標表現に準拠し、左エッジで
あることを示すために一番左にLをつけることにする。
例を挙げると、被処理対象画素30の左エッジのエッジ
座標表現はLb4である。
【0027】また、図1はa列のエッジにおける論理演
算処理を示し、図2はb列のエッジにおける論理演算処
理を示し、図3はc列のエッジにおける論理演算処理を
示し、図4はd列のエッジにおける論理演算処理を示し
ている。
【0028】図1(a)は(数2)における第1項目す
なわちA1の部分を示し、図1(b)は(数2)におけ
る第2項目と第3項目すなわちA2+A3の部分を示し
ている。
【0029】図2(a)は(数2)における第4項目す
なわちA4の部分を示し、図2(b)は(数2)におけ
る第6項目すなわちA6の部分を示している。図3
(a)は(数2)における第9項目すなわちA9の部分
を示し、図3(b)は(数2)における第10項目すな
わちA10の部分を示し、図3(c)は(数2)におけ
る第11項目すなわちA11の部分を示している。図4
は(数2)における第12項目と第13項目すなわちA
12+A13の部分を示している。
【0030】図5は、被処理対象画素30の左エッジを
例にとった重み付け分布を示す重み付け分布図である。
この重み付け分布により重み付け演算を行う。すなわ
ち、重み付け演算手段4は、サンプルウインドウ内にお
いて重み付けデータ値の総和をとる。
【0031】被処理対象画素30の左エッジに対して論
理演算と重み付け演算を適用した後の重み付けデータ値
の総和を(数2)のLで表す(Lは左エッジを対象とし
たときを示す)。
【0032】このように一度に重み付けデータ値の総和
Lを算出することができる。次に、処理制御手段5の動
作について図6、図7を用いて説明する。図6は主走査
方向の変換テーブル31を示す変換テーブル図、図7は
副走査方向の変換テーブル32を示す変換テーブル図で
ある。なお、上述したように、本実施の形態による処理
制御手段5における処理では、主走査方向での処理を行
った後、主走査方向の処理を施していない部分にのみ副
走査方向での処理を施しているので、記載した変換テー
ブル以外の変換処理は存在しない。また、副走査方向の
被処理対象画素対象エッジの箇所が判定され、かつ、被
処理対象画素の主走査方向の左エッジ、右エッジのうち
どちらかが存在した場合にのみ副走査方向の変換テーブ
ル32で示す処理を行う。なお、変換テーブル32の中
の1行目と2行目において、左、右のエッジが存在した
ときは「1」、存在しないときは「0」としている。
【0033】図8に、以上のスムージング処理を施した
結果を示す。図8(a)、(b)はスムージング処理を
施した結果としての主走査方向動作図、図8(c)、
(d)はスムージング処理を施した結果としての副走査
方向動作図である。図8(a)は主走査方向の処理動作
を示すための原画像を示し、図8(b)は主走査方向の
処理動作を示し、図8(c)は副走査方向の処理動作を
示すための原画像を示し、図8(d)は副走査方向の処
理動作後の状態を示す。図8(c)、(d)に記載され
た副走査方向での処理は、ドットの濃度を調整すること
によって疑似的にスムージングを実現しているような従
来例とは異なり、ドットの濃度は何ら調整されないの
で、実際の施される処理動作後の画像と処理動作イメー
ジとは一致する。
【0034】以上のように本実施の形態によれば、処理
制御手段5は、副走査方向で解像度向上処理前の画像デ
ータの解像度をプリンタの印字可能な解像度が上回る場
合に、重み付け演算手段4で得られた重み付けデータ値
の総和と周囲のエッジの状態とに応じて、プリンタの印
字可能な最小ドットの組み合わせから構成されている解
像度向上処理前の画像データの最小ドットと同じ大きさ
の複数のパターンの中から、解像度向上処理前の画像デ
ータの1ドットの処理を選択することにより、選択され
た処理の内容を印字濃度と印字位置を変化させることな
く出力するようにしたので、転送された処理前のデータ
の解像度よりもプリンタの印字可能な解像度の方が高い
場合に解像度向上処理を行うことができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の画像形成装置によ
れば、処理制御手段においては選択された処理の内容を
印字濃度と印字位置を変化させることなく出力するよう
にしたので、転送された処理前のデータの解像度よりも
プリンタの印字可能な解像度の方が高い場合に解像度向
上処理を行うことができるという有利な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)左エッジにおける論理演算処理を示す処
理図 (b)左エッジにおける論理演算処理を示す処理図
【図2】(a)左エッジにおける論理演算処理を示す処
理図 (b)左エッジにおける論理演算処理を示す処理図
【図3】(a)左エッジにおける論理演算処理を示す処
理図 (b)左エッジにおける論理演算処理を示す処理図 (c)左エッジにおける論理演算処理を示す処理図
【図4】左エッジにおける論理演算処理を示す処理図
【図5】被処理対象画素の左エッジを例にとった重み付
け分布を示す重み付け分布図
【図6】主走査方向の変換テーブルを示す変換テーブル
【図7】副走査方向の変換テーブルを示す変換テーブル
【図8】(a)スムージング処理を施した結果としての
主走査方向動作図 (b)スムージング処理を施した結果としての主走査方
向動作図 (c)スムージング処理を施した結果としての副走査方
向動作図 (d)スムージング処理を施した結果としての副走査方
向動作図
【図9】一般的な画像形成装置を示すブロック図
【図10】(a)サンプルウインドウを示すサンプルウ
インドウ図 (b)サンプルウインドウの動きを示すサンプルウイン
ドウ動き図
【図11】(a)左エッジを例としたエッジ検出方法を
説明するためのエッジ検出方法説明図 (b)左エッジを例としたエッジ検出方法を説明するた
めのエッジ検出方法説明図
【図12】(a)論理演算における各種エッジを示すエ
ッジ図 (b)論理演算における各種エッジを示すエッジ図
【図13】重み付け分布を示す重み付け分布図
【図14】(a)不具合を説明するためのパターンの例
を示すパターン図 (b)不具合を説明するためのパターンの例を示すパタ
ーン図 (c)不具合を説明するためのパターンの例を示すパタ
ーン図 (d)不具合を説明するためのパターンの例を示すパタ
ーン図 (e)不具合を説明するためのパターンの例を示すパタ
ーン図
【図15】(a)主走査方向エッジ用座標表示を示す座
標表示図 (b)副走査方向エッジ用座標表示を示す座標表示図
【図16】(a)処理制御手段を用いて得られた主走査
方向の変換テーブルを示す変換テーブル図 (b)処理制御手段を用いて得られた主走査方向の変換
テーブルを示す変換テーブル図
【図17】処理制御手段を用いて得られた副走査方向の
変換テーブルを示す変換テーブル図
【図18】(a)従来のスムージング処理を施した結果
としての主走査方向動作図 (b)従来のスムージング処理を施した結果としての主
走査方向動作図 (c)従来のスムージング処理を施した結果としての副
走査方向動作図 (d)従来のスムージング処理を施した結果としての副
走査方向動作図 (e)従来のスムージング処理を施した結果としての副
走査方向動作図
【符号の説明】
1 サンプルウインドウ設定手段 2 エッジ検出手段 3 論理演算手段 4 重み付け演算手段 5 処理制御手段 30 被処理対象画素 31 主走査方向の変換テーブル 32 副走査方向の変換テーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】解像度向上処理前の画像の被処理対象画素
    を中心に据えてサンプルウインドウを設定するサンプル
    ウインドウ設定手段と、前記サンプルウインドウ内にお
    いてエッジを検出するエッジ検出手段と、前記サンプル
    ウインドウ内において所定の箇所に定められた論理演算
    を施して前記検出されたエッジが重みを乗算するエッジ
    か否かを判定する論理演算手段と、前記論理演算手段に
    おいて重みを乗算するエッジと判定されたエッジに対し
    て前記サンプルウインドウ内に分布する重みを乗算して
    前記サンプルウインドウ内について重み付けデータ値の
    総和を算出する重み付け演算手段と、副走査方向で前記
    解像度向上処理前の画像データの解像度をプリンタの印
    字可能な解像度が上回る場合に、前記重み付け演算手段
    で得られた前記重み付けデータ値の総和と周囲のエッジ
    の状態とに応じて、プリンタの印字可能な最小ドットの
    組み合わせから構成されている前記解像度向上処理前の
    画像データの最小ドットと同じ大きさの複数のパターン
    の中から、前記解像度向上処理前の画像データの1ドッ
    トの処理を選択することにより、前記選択された処理の
    内容を印字濃度と印字位置を変化させることなく出力す
    る処理制御手段とを有する画像形成装置。
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