JPH10292911A - ゴミ焼却炉のゴミ燃焼量推定方法及び模擬焼却炉 - Google Patents

ゴミ焼却炉のゴミ燃焼量推定方法及び模擬焼却炉

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JPH10292911A
JPH10292911A JP10138397A JP10138397A JPH10292911A JP H10292911 A JPH10292911 A JP H10292911A JP 10138397 A JP10138397 A JP 10138397A JP 10138397 A JP10138397 A JP 10138397A JP H10292911 A JPH10292911 A JP H10292911A
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隆雄 森原
Yoshiaki Takahata
義明 高畠
Fuminori Imamura
文典 今村
Nobuyuki Nishiguchi
信幸 西口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストーカ機構23で構成された火床26を備
えるゴミ焼却炉の運転訓練に好適なゴミ燃焼量推定方法
及び模擬焼却炉を提供する。 【解決手段】 火床26を、ストーカ機構23の下方に
設けられた風箱を単位として領域分割して火床分割領域
13Aを形成して、供給ゴミ量と、残留ゴミと、排出ゴ
ミ量とから求めた累積ゴミが、火床分割領域13A上に
おける滞留時間に比例して燃焼し、且つ、残留ゴミ内の
温度分布が均一であるとの仮定に基づいて、累積ゴミ量
が、供給空気量に対して一意的に変化するものとする酸
素拡散支配モデルと、供給空気量に関して一意的に変化
するものとする化学反応支配モデルとを設定して、累積
ゴミの燃焼量を、供給ゴミ量と、排出ゴミ量と、供給空
気量とから、両モデルに基づいて夫々算出して、両モデ
ルに基づき求めた累積ゴミの燃焼量の少ない方を選択し
てゴミの平均燃焼量を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴミ焼却炉の可動
式火床上のゴミ燃焼量推定方法に及び模擬焼却炉関し、
詳しくは、投入されたゴミを乾燥する乾燥帯と、乾燥さ
れたゴミを燃焼させる燃焼帯と、燃焼残渣を灰化させる
後燃焼帯とがストーカ機構で構成された火床上に順次形
成されたゴミ焼却炉の可動式火床上のゴミ燃焼量推定方
法、及び投入されたゴミを乾燥する乾燥帯と、乾燥され
たゴミを燃焼させる燃焼帯と、燃焼残渣を灰化させる後
燃焼帯とがストーカ機構で構成された火床上に順次形成
されたゴミ焼却炉について、操作量を入力可能な制御量
入力手段を設け、ゴミ供給手段からのゴミ供給量と、供
給された可動式火床上のゴミの燃焼と、前記ストーカ機
構のゴミ搬送とを模擬演算して、前記ゴミ焼却炉のプロ
セスデータを出力可能に構成してある燃焼演算部とを備
えるように演算手段を構成して、前記操作量入力手段か
らの入力データにより前記ゴミ焼却炉を模擬した前記演
算手段の演算結果を出力可能な出力手段を設けてある模
擬焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図8に示すような、投入さ
れたゴミを乾燥する乾燥帯26Aと、乾燥されたゴミを
燃焼させる燃焼帯26Bと、燃焼残渣を灰化させる後燃
焼帯26Cとがストーカ機構23で構成された火床26
上に順次形成された可動式火床を備えるゴミ焼却炉にお
ける可動式火床上のゴミに対するゴミ燃焼量推定方法に
は、例えば図9に示すような、可動式火床を形成するス
トーカ上を搬送されながら燃焼するゴミを、夫々均質な
ゴミ素片Δmが空隙を有して積み重ねられた角柱素片Δ
Mの集まりとし、前記角柱素片ΔMは同質のゴミ素片Δ
mからなり、前記角柱素片ΔMが前記ストーカ上の上流
側から下流側に向けて並んだ状態で移動するものとし、
熱及びゴミの移動は前記角柱素片ΔM内のみで行われ、
前記角柱素片ΔM相互間にはないものとして、ゴミの乾
燥及び燃焼は、前記角柱素片ΔMが上方から減耗してい
くものとして捉えることが提案されている(例えば、五
郎丸剛志 他「ゴミ焼却炉におけるごみ層内の着火過
程」福岡大学工学集報 第44号p47)。前記ゴミ素
片Δmを形成するゴミのゴミ質は、燃えやすいゴミ、通
常のゴミ、燃えにくいゴミに分けられ、異なるゴミ質の
角柱素片ΔMが適宜配列される。このモデルにおいて
は、前記角柱素片ΔM内のゴミ素片Δmの温度が着火温
度以下の特定の温度(例えば350℃)に達すると、直
ちに燃焼温度(例えば1000℃)に達して、ゴミ素片
Δmが燃焼を開始するものとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のゴミ焼却炉
の可動式火床上のゴミ燃焼量推定方法においては、ゴミ
の攪拌が、ゴミ素片Δmの角柱素片ΔM内のみでの移動
としているが、ゴミの燃焼は、その攪拌に伴ってゴミの
下層から燃え始め、これが燃焼を促進する点の考慮が必
要になり、取扱いが複雑になり、また、ゴミの分布に従
って上述のように異なるゴミ質の角柱素片ΔMを配列す
る必要があり、ゴミ質の分布を予め決めなければなら
ず、実際の炉内状況と掛け離れた状況で推定せざるを得
ないという問題を有している。さらに、ストーカ上で上
流側からゴミを受け入れ、下流側へゴミを排出する点を
模擬することもできず、時間的なストーカの送り速度、
空気供給量等の変化を模擬することもできないという問
題も有している。しかも、前記角柱素片を構成するゴミ
素片のサイズを実際の可燃性粗大物の粉砕されたものに
合わせることから約15cm程度とすれば、この模擬計算
に要する時間が長くなり、実際のゴミ焼却炉の挙動に近
づけることが要求されるプラントシミュレータである模
擬焼却炉には不向きであるという問題も有している。と
ころで、プラントシミュレータとしての模擬焼却炉は、
実際のゴミ焼却炉と同様の制御応答を示す必要があり、
殊に、応答が遅れるようなものは非常事態の訓練には適
してはいない。そこで、その模擬計算に関しては、従来
のように計算規模の大きい推定計算を用いると、プロセ
スデータは出力できるものの、実際のゴミ焼却炉の制御
応答を体感できるほど速くには結果の出力が得られない
ので、運転訓練用プラントシミュレータとしての模擬焼
却炉を組み立てることが困難であった。そこで、本発明
は、上記の問題点を解決し、ゴミ焼却炉の運転訓練に好
適なゴミ燃焼量推定方法及模擬焼却炉を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔特徴構成〕上記の目的のための本発明のゴミ焼却炉の
可動式火床上のゴミ燃焼量推定方法の第1特徴構成は、
請求項1に記載の如く、ストーカ機構上の火床を、搬送
方向に前記ストーカ機構の下方に設けられた風箱を単位
として領域分割して火床分割領域を形成するとともに、
前記ストーカ機構の搬送方向上流側からの供給ゴミ量
と、前記火床分割領域上の残留ゴミと、前記ストーカ機
構の搬送方向下流側への排出ゴミ量とで求めた前記火床
分割領域上の累積ゴミが、前記火床分割領域上における
滞留時間に比例して燃焼するものとする仮定と、前記火
床分割領域夫々においては残留ゴミ内の温度分布は均一
であるとする仮定とに基づいて、ゴミ質に対して、前記
火床分割領域上の累積ゴミ量が、夫々設定された供給空
気量に対して、ゴミの炉内滞留時間に関して一意的に変
化するものとして記述された酸素拡散支配モデルと、前
記火床分割領域への供給空気量に関して一意的に変化す
るものとして記述された化学反応支配モデルとを設定し
て、前記火床分割領域上の累積ゴミの燃焼量を、前記供
給ゴミ量と、前記排出ゴミ量と、前記ゴミの炉内滞留時
間と、前記火床分割領域への供給空気量とから、前記両
モデルに基づいて夫々算出して、前記火床分割領域上の
ゴミの平均燃焼量を、前記両モデルに基づき求めた累積
ゴミの燃焼量の少ない方を選択して求めるとともに、予
め前記平均燃焼量に対して、前記火床上のゴミの燃焼の
限界として設定される上限燃焼量を設定して、求めたゴ
ミの平均燃焼量が前記上限燃焼量を超える場合には、前
記求めた平均燃焼量が前記上限燃焼量であるものとし
て、前記火床分割領域から下流側に排出される単位時間
あたりのゴミ排出量を、前記平均燃焼量が、前記火床分
割領域において前記搬送方向上流から下流に向けて所定
の関係式にもとづいて増大するゴミの燃焼量に対応する
減少量の平均として求められるものとして、前記平均燃
焼量から前記所定の関係式に基づいて求め、求めたゴミ
排出量を、下流側の火床分割領域へのゴミ供給量とし
て、前記得られた平均燃焼量から前記火床分割領域上の
ゴミの燃焼量を求める点にある。
【0005】尚、本発明のゴミ燃焼量推定方法を、請求
項2に記載の如く、前記第1特徴構成における酸素拡散
支配モデルが、前記火床分割領域上のゴミ平均燃焼量
(D1)が、前記火床分割領域上のゴミの表面温度
(T)に対して、予め求められた定数(α,n)を用い
た式 D1 =αTn で表現される(第2特徴構成)ようにしてあることが好
ましく、また、請求項3に記載の如く、前記第1特徴構
成又は第2特徴構成における化学反応支配モデルは、前
記火床分割領域上のゴミ平均燃焼量(D2 )が、前記火
床分割領域への供給空気量(Q)に対して、予め求めら
れた定数(β,γ)を用いた式 D2 =βQ+γ で表現される(第3特徴構成)ようにしてあることが好
ましい。さらに、請求項4に記載の如く、前記第1特徴
構成〜第3特徴構成の何れかにおいて、ストーカ機構の
搬送方向上流側からの供給ゴミのゴミ質に対して夫々標
準燃焼発熱量を設定して、平均燃焼量に対して、ゴミ質
に対して設定した標準発熱量に基づいて、火床分割領域
上のゴミの燃焼発熱量を求め、求めた燃焼発熱量が、予
め火床上のゴミの燃焼の限界として設定した上限燃焼発
熱量を超える場合には、求めた燃焼発熱量が前記上限燃
焼発熱量であるものとして、前記燃焼発熱量に基づいて
時間当たりのゴミの燃焼量を求める(第4特徴構成)よ
うにすることはさら好ましい。
【0006】ここに、本発明の模擬焼却炉の第5特徴構
成は、請求項5に記載の如く、操作量入力手段を、火床
への供給ゴミのゴミ質と、前記火床にゴミを供給するゴ
ミ供給手段の目標給塵速度と、前記火床をストーカ機構
の搬送方向に領域分割した火床分割領域夫々における前
記ストーカ機構の目標搬送速度と、前記各火床分割領域
に対する目標供給空気量とを夫々入力可能に構成し、燃
焼演算部に、前記操作量入力手段に入力された操作量の
夫々の目標値に基づいて、前記ゴミ供給手段からのゴミ
供給量を演算導出する第一演算手段と、前記火床分割領
域夫々のストーカ機構のゴミ搬送速度を演算導出する第
二演算手段と、前記火床分割領域夫々への供給空気量を
演算導出する第三演算手段とを設けるとともに、前記模
擬演算手段に、前記第一演算手段と、前記第二演算手段
と、前記第三演算手段の演算結果に基づいて、前記ゴミ
質に対応する前記酸素拡散支配モデルに従って前記火床
分割領域上の累積ゴミの燃焼量を演算導出する第一モデ
ル演算部と、前記ゴミ質に対応する前記化学反応支配モ
デルに従って前記火床分割領域上の累積ゴミの燃焼量を
演算導出する第二モデル演算部と、前記第一演算手段、
前記第二演算手段、前記第三演算手段、前記第一モデル
演算部、前記第二モデル演算部夫々の演算結果に基づき
前記火床分割領域から前記ストーカ機構のゴミ搬送方向
下流側への排出ゴミ量を演算導出する第四演算手段とを
設けて、前記燃焼演算部を、前記演算導出したゴミ供給
量とゴミ搬送速度と供給空気量と排出ゴミ量とから、請
求項1記載のゴミ燃焼量推定方法によって前記各火床分
割領域上のゴミの燃焼量を演算導出可能に構成してある
点にある。
【0007】尚、本発明の模擬焼却炉を、請求項6に記
載の如く、前記第5特徴構成において、第一モデル演算
部を、前記火床分割領域上のゴミ平均燃焼量(D1
が、前記火床分割領域上のゴミの表面温度(T)に対し
て、予め求められた定数(α,n)を用いた式 D1 =αTn に基づき、火床分割領域上の累積ゴミの燃焼量を演算導
出するように構成するとともに、第二モデル演算部を、
前記火床分割領域上のゴミ平均燃焼量(D2 )が、前記
火床分割領域への供給空気量(Q)に対して、予め求め
られた定数(β,γ)を用いた式 D2 =βQ+γ に基づき、前記火床分割領域上の累積ゴミの燃焼量を演
算導出するように構成(第6特徴構成)してあればなお
よく、請求項7に記載の如く、前記第5特徴構成又は第
6特徴構成における模擬演算手段に、ゴミ質に対して標
準発熱量を設定する第一設定手段と、火床上のゴミの上
限燃焼発熱量を設定する第二設定手段と、燃焼演算部か
らの演算結果と前記第一設定手段に設定された標準発熱
量とから火床分割領域上のゴミの燃焼発熱量を求める燃
焼発熱演算部と、前記燃焼発熱演算部で求めた燃焼発熱
量と、前記第二設定手段に設定された上限燃焼発熱量と
を比較する比較手段とを設けて、模擬演算手段を、前記
第4特徴構成のゴミ燃焼量推定方法によって、前記火床
分割領域上のゴミの燃焼量を演算導出可能に構成(第7
特徴構成)してあればさらによい。
【0008】〔特徴構成の作用効果〕上記第1特徴構成
によれば、単純なモデルを用いながら、可動式火床への
供給ゴミ量、下流側への排出ゴミ量の変化にも対応可能
に、可動式火床上の累積ゴミの燃焼量を簡単に、且つ迅
速の推定できるようになる。つまり、火床をストーカ機
構の搬送方向に、風箱毎に領域分割して火床分割領域を
形成し、夫々に燃焼条件は異なるが、夫々温度分布の均
一な前記各火床分割領域毎に定速度で累積ゴミが燃焼す
るものと仮定してあるので、夫々の火床分割領域毎に時
間経過とともに燃焼するゴミの平均燃焼量を把握でき、
各風箱からの供給空気量の変化に応じて変化する累積ゴ
ミの燃焼量の変化を推定することが容易となる。従っ
て、夫々の風箱に対応する火床分割領域上でのゴミの平
均燃焼量を算出することから、各風箱単位の火床分割領
域上でのゴミの燃焼量を簡単に、且つ迅速に求められる
ようになり、この第1特徴構成のゴミ燃焼量推定方法に
よりゴミの燃焼量を推定するように第5特徴構成の模擬
焼却炉を構成してあることによって、ゴミ焼却炉の燃焼
状態を模擬演算する演算手段を備えた模擬焼却炉にも遅
れなく状態表示することが可能となる。つまり、計算規
模が従来のものほど大きくなく、エンジニアリングワー
クステーション程度の規模の計算機で模擬焼却炉を構成
することができるようになり、燃焼制御の訓練にも適用
可能な程度に応答の早い模擬焼却炉が形成できるように
なる。その結果、前記第1特徴構成、第5特徴構成何れ
によっても実際のゴミ焼却炉の操業に即した訓練が可能
になる。さらに、例えば、ゴミ焼却炉の制御室にシミュ
レータを設けて、そのシミュレータを前記第1特徴構成
によってゴミの燃焼量を推定させるようにし、現状のゴ
ミ焼却炉の状態量を入力するとともに、操作量を入力す
れば、その操作量の変更による状態変化を予測するのに
も利用できるようになる。
【0009】なお、前記第2特徴構成によって、ゴミの
燃焼量を迅速に、且つより正確に推定できるようにな
る。つまり、火床分割領域毎の燃焼条件を、累積ゴミの
温度条件によって酸素拡散支配モデルとして線形式で与
えるので、前記酸素拡散支配モデルの演算時間は極めて
短くできる。また、前記第3特徴構成によっても、ゴミ
の燃焼量を迅速に、且つより正確に推定できるようにな
る。つまり、火床分割領域毎の燃焼条件を、累積ゴミの
温度条件によって化学反応支配モデルとして線形式で与
えるので、前記化学反応支配も出るの演算時間も極めて
短くできる。従って、前記第6特徴構成によれば、推定
精度を高めながら、応答速度の早い模擬焼却炉を構成で
きるようになる。また、前記第4特徴構成によって、例
えば付設される廃熱ボイラによる排ガス温度条件が制限
されるような場合にも適合可能に、ゴミの燃焼量を迅速
且つ性格に推定することができ、この第4特徴構成のゴ
ミ燃焼量推定方法によりゴミの燃焼量を推定するように
第7特徴構成の模擬焼却炉を構成してあることによっ
て、実炉に即した運転訓練手段とすることが可能とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】上記本発明のゴミ燃焼量推定方法
及びそれを用いた模擬焼却炉の実施の形態の一例につい
て、以下に、図面を参照しながら説明する。尚、前記従
来の技術において説明した要素と同じ要素並びに同等の
機能を有する要素に関しては、先の図8に付したと同一
の符号を付し、詳細の説明の一部は省略する。
【0011】本発明の模擬焼却炉は、例えば図2に示す
ような、ホッパ21から投入され、ゴミ供給手段22で
押し込まれたゴミを乾燥する乾燥帯26Aと、乾燥され
たゴミを燃焼させる燃焼帯26Bと、燃焼残渣を灰化さ
せる後燃焼帯26Cとが、分割されたストーカ機構23
で構成された火床26上に順次形成されたゴミ焼却炉を
対象として模擬するもので、ゴミ焼却炉の運転訓練に好
適に構成されたものである。図示のゴミ焼却炉において
は、前記火床26に、クレーン機構20により前記ホッ
パ21に投入されたゴミを前記火床26に供給するゴミ
供給手段22と、夫々のストーカ機構23の下方から風
箱25を経て空気を供給する空気供給手段24と、前記
火床26の上方にゴミが燃焼して火炎を形成する燃焼空
間27から燃焼ガスを誘導排出する煙道28と、前記煙
道28に排出された燃焼排ガスの熱を回収する廃熱ボイ
ラ29とを備えており、このゴミ焼却炉を制御するため
の焼却炉制御装置30を併設してある。
【0012】前記ストーカ機構23は、前記乾燥帯26
Aを第1乾燥帯と第2乾燥帯とに領域分割して、各分割
領域毎に第1乾燥帯ストーカ23Aと第2乾燥帯ストー
カ23Bとを連設し、前記燃焼帯26Bを第1燃焼帯
と、第2燃焼帯と、第3燃焼帯とに領域分割して、各分
割領域毎に第1燃焼帯ストーカ23Cと、第2燃焼帯ス
トーカ23Dと、第3燃焼帯ストーカ23Eとを連設
し、前記後燃焼帯26Cには後燃焼帯ストーカ23Fを
設けて、夫々に前記風箱25を設けてある。上記分割さ
れたストーカ機構23は、各別に前記焼却炉制御装置3
0から制御される。また、前記空気供給手段24の前記
各風箱25への空気供給路24aには、夫々ダンパ機構
24bを備えており、前記焼却炉制御装置30から個々
にダンパ機構24bを制御して、各風箱25への供給空
気量を個別に制御するようにしてある。さらに、前記供
給空気量の全量を、前記空気供給手段24の押込送風機
24cの回転数を調節して制御できるように構成してあ
る。
【0013】以下に一例として説明する運転訓練装置1
を構成する模擬焼却炉には、図1に示すように、模擬焼
却炉10への操作量を入力可能な操作量入力手段2を備
えて、前記模擬焼却炉10の本体を模擬する運転訓練用
プラントシミュレータとしての、前記焼却炉制御装置3
0を模擬した模擬演算手段3の燃焼演算部4への入力手
段としてあり、前記模擬演算手段3は、ゴミ焼却炉内へ
の前記ゴミ供給手段22からのゴミの供給と、前記スト
ーカ機構23のゴミ搬送と、前記ゴミ供給手段22によ
り供給された可動式火床上のゴミの燃焼とを模擬演算し
て、前記ゴミ焼却炉のプロセスデータを出力可能に前記
燃焼演算部4を構成してある。さらに、前記模擬焼却炉
10は、前記操作量入力手段2から入力される操作量に
基づく前記模擬演算手段3の演算結果を表示可能な、前
記焼却炉制御装置30を模擬する出力手段9を備えてい
る。
【0014】前記ストーカ機構23を模擬する模擬スト
ーカ機構12は、前記ストーカ機構23と同様に分割構
成されて第1模擬ストーカ12A、第2模擬ストーカ1
2B、第3模擬ストーカ12C、第4模擬ストーカ12
D、第5模擬ストーカ12E、第6模擬ストーカ12F
が順次連設され、前記火床26を模擬する模擬火床13
は、前記各模擬ストーカ12A,12B,12C,12
D,12E,12F上に領域分割した火床分割領域13
Aが形成されている。前記乾燥帯26Aを形成する前記
第1模擬ストーカ12A上及び前記第2模擬ストーカ1
2B上の火床分割領域13Aにおけるゴミの乾燥に伴う
減少についても燃焼と同様の挙動に基づいて減少するも
のとして、前記各模擬ストーカ12A,12B,12
C,12D,12E,12F上の模擬火床13上のゴミ
の減少に関しては、同一の燃焼モデルによって燃焼によ
り減少するものとして取り扱う。前記各風箱25を模擬
する各模擬風箱14も、前記風箱25と同様に、前記各
模擬ストーカ毎に分割して設けてある。
【0015】前記操作量入力手段2は、前記模擬火床1
3への供給ゴミのゴミ質(例えば、2800kcal/kg の
燃焼発熱量を基準とする上質ゴミ、2200kcal/kg の
燃焼発熱量を基準とする標準ゴミ、1300kcal/kg の
燃焼発熱量を基準とする低質ゴミに区分される。)と、
前記火床26にゴミを供給するゴミ供給手段22を模擬
する模擬給塵手段11の目標給塵速度と、前記火床分割
領域13A夫々に対応する模擬ストーカ機構12の目標
搬送速度と、前記各模擬風箱14への目標供給空気量等
の操作量を夫々入力可能に構成してある。
【0016】前記燃焼演算部4には、前記操作量入力手
段2に入力された操作量から設定される夫々の目標値に
基づいて、前記模擬給塵手段11からのゴミ供給量を演
算導出する第一演算手段4aと、前記火床分割領域13
A夫々の模擬ストーカ機構12のゴミ搬送速度を演算導
出する第二演算手段4bと、前記空気供給手段24を模
擬する模擬空気供給手段15からの前記火床分割領域1
3A夫々への供給空気量を演算導出する第三演算手段4
cと、前記火床分割領域13Aから前記模擬ストーカ機
構12の搬送方向下流側への排出ゴミ量を演算導出する
第四演算手段4dとを設けて、各火床分割領域13Aに
おける累積ゴミの減量及び残量を求めるように構成して
ある。
【0017】また、前記模擬演算手段3に、前記模擬給
塵手段11からの供給ゴミのゴミ質に対して標準発熱量
を設定する(例えば、上質ゴミについては2800kcal
/kg、標準ゴミについては2200kcal/kg 、低質ゴミ
については1300kcal/kgを、夫々設定する。)第一
設定手段3aを設けて、前記第一演算手段4aと、前記
第二演算手段4bと、前記第三演算手段4cの演算結果
に基づいて、前記火床分割領域13A上の平均燃焼量
(D1 )を、前記火床分割領域13Aのゴミの表面温度
(T)に対する酸素拡散支配モデル式 D1 =αTn (但し、n=0.5〜1とし、実炉のデー
タから推定する。) に代えて、前記ゴミの表面温度(T)がゴミの炉内滞留
時間(t)に比例するとの仮定の下に、前記平均燃焼量
(D1 )の前記炉内滞留時間(t)に対する式 D1 =δtn として表される前記ゴミ質に対応する酸素拡散支配モデ
ルに基づいて演算導出する第一モデル演算部5と、前記
火床分割領域13A上の累積ゴミの前記火床分割領域1
3A内の平均燃焼量(D2 )を、前記火床分割領域13
Aへの供給空気量(Q)に対する式 D2 =βQ+γ で表される前記ゴミ質に対応する化学反応支配モデルに
基づいて演算導出する第二モデル演算部6とを設け、前
記第一モデル演算部5で演算導出した前記火床分割領域
13A内の累積ゴミの平均燃焼量と、前記第二モデル演
算部6で演算導出した平均燃焼量とを比較し、これらの
平均燃焼量の少ない方をゴミ燃焼量として求めるように
構成してある。尚、上記各定数(n,β,γ,δ)は、
実炉の運転に際して得られたプロセスデータを基に算出
し、平均燃焼量の算出に当たっては前記火床分割領域1
3A上の累積ゴミが均一に燃焼するものとして取り扱
う。ここに、前記乾燥帯26Aにおけるゴミについて
は、化学反応支配モデルに従うものとして取り扱う。
【0018】そして前記第四演算手段4dを、前記第一
演算手段4a、前記第二演算手段4b、前記第三演算手
段4c、前記第一モデル演算部5、前記第二モデル演算
部6夫々による演算結果に基づき、前記火床分割領域1
3Aから前記模擬ストーカ機構12のゴミ搬送方向下流
側への排出ゴミ量を演算導出するように構成してある。
尚、前記排出ゴミ量を算出するに当たっては、前記火床
分割領域13A上の累積ゴミの平均燃焼量について、前
記累積ゴミが、図3に示すように、前記模擬ストーカ機
構12の搬送方向下流に向けて炉内滞留時間(t)に関
して所定の線形関係式にもとづき減少した分布を示すも
のとして、前記火床分割領域13Aの入口に到達するま
での炉内滞留時間〔t=t1 〕(つまり、前記火床分割
領域13A上の滞留時間〔tS =0〕)から、前記火床
分割領域13A上の残留ゴミの通過所要時間〔tS =t
O 〕に相当する炉内滞留時間〔t=t2 〕について求め
た下流側端部の火床上局所ゴミ量を求めて、前記下流側
端部の火床上局所ゴミ量を基準に所定時間内の排出ゴミ
量を求めるようにしてある。つまり、前記火床分割領域
13Aの入口に供給される供給ゴミ量(F1 )から前記
通過所要時間〔tS=tO 〕のゴミ燃焼量(D)を減じ
た量から排出ゴミ量(FO )を求める。これを、図4に
示すように、前記下流側端部の平均残留ゴミ量から火床
分割領域13A上の前記通過所要時間〔tS =tO 〕経
過後の炉内滞留時間〔t=t2 〕に相当するゴミ燃焼量
(LL )を減じて排出ゴミ量(FO )を求めるようにす
れば、前記第四演算手段4dによって求めた単位時間あ
たりの排出ゴミ量がゼロとなる火床分割領域13Aを検
出して、ゴミの燃切り点が位置する火床分割領域13A
を推定できる。
【0019】また、前記燃焼演算部4に備える燃切り位
置推定手段4eは、前記燃切り点が位置すると推定でき
た火床分割領域13Aについて、累積ゴミ量から平均燃
焼量と排出ゴミ量とを減じて求めたゴミ残量につき、図
3(ロ)に示すように、前記搬送方向下流に向けて前記
所定の線形関係式にもとづき減少する分布を示すものと
した、前記火床分割領域13A上の搬送方向局部におけ
る火床上局所ゴミ量を、前記下流側端部の平均残留ゴミ
量から火床分割領域13A上の前記滞留時間(tS )経
過後の炉内滞留時間(t)に相当する局所ゴミ燃焼量
(L)を減じて火床上局所ゴミ量(F)を算出し、前記
火床上局所ゴミ量(F)がゼロになる、つまり、前記局
所ゴミ燃焼量(L)が前記供給ゴミ量(F1 )に等しく
なる前記火床分割領域13A上の滞留時間〔tS
B 〕を求めて、その炉内滞留時間〔t=tBO〕に相当
する模擬ストーカ上の位置を主燃焼の完了した燃切り位
置として推定するように構成し、推定した燃切り位置を
前記燃焼演算部4から前記出力手段9に出力するように
構成してある。
【0020】さらに、前記模擬演算手段3には、前記模
擬火床13上のゴミの上限燃焼発熱量を設定する第二設
定手段3bとを設けてあり、前記燃焼演算部4からの演
算結果と、前記ゴミ質に対応して前記第一設定手段3a
に設定された標準発熱量とから、前記火床分割領域13
A上のゴミの燃焼発熱量を求める燃焼発熱演算部7と、
前記燃焼発熱演算部7で求めた燃焼発熱量と、前記第二
設定手段3bに設定された上限燃焼発熱量とを比較する
比較手段8とを設けて、前記燃焼発熱演算部7で求めた
燃焼発熱量を前記上限燃焼発熱量に制限するようにして
ある。前記上限燃焼発熱量は、ゴミ焼却炉の燃焼ガスの
炉出口温度、火格子の温度制限等に基づいて設定する。
【0021】このように、前記燃焼演算部4は、前記第
一演算手段4aで演算導出するゴミ供給量と、前記第二
演算手段4bで演算導出するゴミ搬送速度と、前記第三
演算手段4cで演算導出する供給空気量とから、前記燃
焼発熱演算部7で演算した前記火床分割領域13A上の
ゴミの燃焼発熱量と、前記第一モデル演算部5、前記第
二モデル演算部6夫々の演算結果によって前記各火床分
割領域13A上の累積ゴミの平均燃焼量とを演算導出
し、これに基づいて、所定時間間隔毎に、前記火床分割
領域13A上の累積ゴミ量に所定時間内の前記ゴミ供給
量を加え、所定時間内の前記平均燃焼量及び前記排出ゴ
ミ量を減じて、前記火床分割領域13A上のゴミ残量
と、所定時間内のゴミの燃焼量を演算導出可能に構成し
てある。
【0022】前記第一演算手段4aにおいては、前記操
作量入力手段2から入力された目標給塵速度から前記模
擬給塵手段11に設定する押込速度と押込動作の時間間
隔(プッシャサイクル)を算出して、ゴミの移動の遅れ
も考慮に入れてゴミ焼却炉のゴミ供給手段22を構成す
るプッシャ機構の押込サイクルに応じて火床26に投入
されるゴミの量を経験式に合わせて算出するようにして
あり、前記第二演算手段4bにおいては、前記操作量入
力手段2から入力された目標搬送速度から前記模擬スト
ーカ機構12の可動火格子の移動速度と移動時間間隔
(ストーカサイクル)を算出して、同様にゴミの移動の
遅れも考慮に入れて前記ストーカ機構23の火格子駆動
サイクルに応じて搬送されるゴミの搬送方向の移動速度
を経験式に合わせて算出するようにしてある。さらに、
前記第三演算手段4cは、前記操作量入力手段2から入
力された目標空気供給量から、前記模擬空気供給手段1
5から前記模擬風箱14への空気供給量を算出して、前
記空気供給手段24の押込送風機24cを駆動する電源
周波数に応じた前記風箱25への供給空気量を、前記ダ
ンパ機構24bの開度との関係で実機に合わせるように
算出するようにしてある。尚、何れの演算手段において
も、実際のゴミ焼却炉における応答遅れを加味した計算
式を用いている。
【0023】前記第四演算手段4dにおいては、前記第
一演算手段4aで求めた単位時間当たりの供給ゴミ量
が、前記第二演算手段4bで求めたゴミの移動速度で搬
送方向に移動するものとして所定時間内の累積ゴミ量を
求めて、上流側からの供給ゴミが移動の結果その火床分
割領域13Aの代表位置(例えば前記火床分割領域13
Aの中央)に集積されるものとして扱い、集積したゴミ
の総量を前記火床分割領域13A上の平均累積ゴミ量と
して算出する。この平均累積ゴミ量から前記両モデル演
算部5,6の演算結果から求められる前記ゴミ燃焼量を
減じて、前記火床分割領域13A上の平均残留ゴミ量と
して求め、前記ゴミ燃焼量について単位時間内当たりの
減少量を算出し、前記下流側端部の局所ゴミ量につい
て、前記局所のゴミの前記火床分割領域13Aにおける
滞留時間(tS )を算出して、燃焼量(D)を単位時間
当たりに換算した量に乗じた量が前記局所ゴミ減少量
(L)であるとする、前記火床分割領域13Aの搬送方
向の上流側端部からの距離に関する線形近似式を適用し
て、図4に示すように、前記火床分割領域13Aの入口
に供給される供給ゴミ量(F1 )から、平均残留ゴミ量
に基づいて求めた前記下流側端部の減少量(LL )、即
ち火床分割領域13A上の滞留時間(tS )の最大時間
〔tS =tO 〕における減少量(LL )を減じて排出ゴ
ミ量(FO )を求めるようにしてある。
【0024】前記出力手段9には、実際のゴミ焼却炉の
焼却炉制御装置30と同様に構成された表示画面が用意
されており、操作画面、状態モニタ画面、プロセスデー
タのトレンド表示画面等の他に、炉内燃焼状況等の場内
監視カメラの撮影する映像を表示するモニタ画面を模擬
して、実際の画像を圧縮画像データに変換して記憶させ
てたサンプル画像の中から抽出して表示する模擬監視画
面も用意されている。
【0025】尚、前記化学反応支配モデルは、ゴミを、
形状を特定しないゴミ素片の集合であるとして捉え、各
ゴミ素片が供給空気に均一に接触して燃焼するものと
し、図5に示す燃焼速度とゴミの表面温度(T)との関
係を簡素化して、火床分割領域13Aへの供給空気量中
の全ての酸素がゴミの燃焼に消費されるものとして構成
したもので、ゴミの温度を一定として、ゴミの燃焼量
は、供給空気量のみに依存するものとしてある。そし
て、ゴミが完全に燃焼するのに要する酸素量(即ち理論
空気量)は、ゴミ質毎に与えられる低位発熱量を基に、
前記低位発熱量に関する線形近似式を導出して求め、前
記理論空気量に模擬火床13上のゴミの総量を乗じて所
要空気量を求めて、模擬風箱14から供給する一次空気
供給量と燃焼帯側壁の空気冷却壁からの冷却用空気との
総量を前記所要空気量で除した値を、模擬火床13上の
ゴミの燃焼した割合(即ちゴミ燃焼量)を求めるように
してある。先述のように、火床分割領域13A上では、
累積ゴミが代表位置に集積されて燃焼するとしているの
で、上記のようにゴミの温度を一定としてあるので、図
5の横軸を炉内滞留時間(t)に置き換えて簡素化すれ
ば図6に示すような関係線図が求められる。しかし、炉
内滞留時間(t)に伴いゴミの温度は上昇するので、搬
送方向に、前記火床分割領域13A毎に単位時間当たり
のゴミ燃焼量は変化することになる。上記モデルによっ
て求めた化学反応支配下のゴミの燃焼量(D)は、炉内
滞留時間(t)に対して図7に示すようになる。
【0026】以上のように模擬焼却炉10を構成してあ
るので、模擬火床13(従って火床26)上のゴミ燃焼
量を容易に知ることができるようになり、前記操作量入
力手段2からの、模擬給塵手段11からの給塵速度、模
擬ストーカ機構12の搬送速度、模擬火床13への供給
空気量等の操作量入力に応じて、前記廃熱ボイラ29を
模擬する模擬ボイラ16からの蒸気発生量、発生蒸気の
蒸気温度、模擬火床13上のゴミ燃焼量と燃切り位置等
の各プロセスデータを前記出力手段9に出力できるよう
になっている。従って、前記操作量入力手段2に特定の
操作量を入力することにより、あたかも実際のゴミ焼却
炉を制御しているかの如くにプロセスデータが前記出力
手段9に出力されるので、運転訓練には好適な運転訓練
用シミュレータを構成することができる。尚、上記模擬
焼却炉10においては、先述のように、モデルを線径近
似式で構成してあるので、計算量が少ないため、1秒間
隔でプロセスデータを更新出力できるから、実際のゴミ
焼却炉を制御操作しているのと異ならない応答が得られ
る。従って、異常状態の訓練の用に、実炉では経験する
ことが困難な状態を現出して、異常対処の訓練をするこ
とも可能になっている。
【0027】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。 〈1〉上記実施の形態に於いては、各ストーカ機構23
に風箱25を設けたゴミ焼却炉を対象とした模擬焼却炉
の例を示したが、前記風箱25は、ストーカ機構23毎
に設けてあるものに限らず、ストーカ機構に対して複数
の風箱が設けられていてもよく、逆に風箱に対して複数
のストーカ機構を備えたゴミ焼却炉を対象とするもので
あってもよい。また、火床分割領域13Aを、前記風箱
25を単位として形成するようにしたが、前記ストーカ
機構23の搬送方向にさらに細分して形成するようにし
てあってもよく、前記火床分割領域13Aを細分すれ
ば、ゴミ燃焼量をさらに実炉に近づけて推定することが
可能となる。 〈2〉上記実施の形態に於いては、模擬給塵手段11か
ら供給されるゴミのゴミ質を、上質、標準、低質の3通
りに分類して処理する例を示したが、前記ゴミ質の分類
は任意であり、夫々のゴミの燃焼発熱量につき、標準発
熱量を設定可能であればよい。 〈3〉上記実施の形態に於いては、模擬演算手段3に、
燃焼演算部4と、第一モデル演算部5と、第二モデル演
算部6と、燃焼発熱演算部7と、比較手段8とを夫々独
立に備え、さらに、第一設定手段3aと、第二設定手段
3bとを設けてある例を示したが、これらのうちの一部
は併合されていてもよく、例えば、模擬ストーカ機構と
して前記燃焼演算部4と、前記第一モデル演算部5と、
前記第二モデル演算部6と、前記燃焼発熱演算部7との
機能を備えた手段を設けてあってもよく、要するに、こ
れらの各手段、各部の機能を前記模擬演算手段3に備え
るようにしてあればよい。また、これらのうちの一部又
は全てが前記模擬演算手段3から独立して設けてあって
もよい。尚、模擬演算手段3の機能を前記火床分割領域
13A上のゴミの燃焼量を出力するのみに制限して、前
記燃焼発熱演算部7を省略することも可能である。 〈4〉上記実施の形態に於いては、酸素拡散支配モデル
に、ゴミの表面温度(T)に代えてゴミの炉内滞留時間
(t)に関する線形近似式を与えて構成した例を示した
が、前記ゴミの表面温度(T)に関する線形近似式を与
えて構成してあってもよく、また、前記炉内滞留時間
(t)に関する非線形近似式を与えて構成してあっても
よい。つまり、前記ゴミの表面温度(T)が前記炉内滞
留時間(t)に関係すると同時に、炉内の環境温度の影
響も考慮に入れた近似式を与えるようにしてあってもよ
い。 〈5〉上記実施の形態に於いては、化学反応支配モデル
を、供給空気量(Q)のみに関する線形近似式を与えて
構成した例を示したが、前記供給空気量(Q)とゴミの
炉内滞留時間(t)とに関する線形近似式を与えるよう
にしてあってもよい。 〈6〉上記実施の形態に於いては、累積ゴミが火床分割
領域13A上の代表位置に集積されて燃焼するとして取
り扱う例を示したが、前記火床分割領域13A上の全長
にわたって分布するようにして累積ゴミの燃焼を取り扱
うようにしてあってもよく、この場合、前記火床分割領
域13A上のゴミの局部燃焼量を、例えばゴミの炉内滞
留時間(t)に関する近似式で与えるように構成してあ
れば、ゴミが火床26上で移動しながら燃焼するとする
モデルを構築することも可能で、排出ゴミ量を同時に求
めることも可能となる。 〈7〉上記実施の形態に於いては、第四演算手段4d
を、累積ゴミが、模擬ストーカ機構12の搬送方向下流
に向けて炉内滞留時間(t)に関して所定の線形関係式
にもとづき減少した分布を示すものとして、前記火床分
割領域13Aの入口に到達するまでの炉内滞留時間〔t
=t1 〕から、前記火床分割領域13A上の残留ゴミの
通過所要時間〔tS =tO 〕に相当する炉内滞留時間
〔t=t2 〕について求めた下流側端部の火床上局所ゴ
ミ量を求めて、前記下流側端部の火床上局所ゴミ量を基
準に所定時間内の排出ゴミ量を求めるように構成してあ
る例を示したが、上記〈6〉のように構成してあれば、
所定時間内の累積ゴミの平均燃焼量を求めて、これに伴
うゴミの減少量を、前記所定時間の累積ゴミ量の初期値
から減じて排出ゴミ量を求めるようにしてもよく、上記
第四演算手段4dにおける演算によらずに排出ゴミ量を
求めることが可能である。尚、このように構成すれば、
燃切り位置推定手段4eを省略可能である。 〈8〉上記実施の形態に於いては、模擬火床13上のゴ
ミに上限燃焼発熱量を設定する例を示したが、前記上限
燃焼発熱量を設定しないで累積ゴミの平均燃焼量を求め
るように構成してあってもよい。また、前記上限燃焼発
熱量を酸素拡散支配モデルに設定するように構成しても
よい。
【0028】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の模擬焼却炉の一例に基づきゴミ燃焼量
推定方法を説明する説明図
【図2】本発明のゴミ燃焼量推定方法を適用するゴミ焼
却炉の一例の説明図
【図3】ゴミの減少量算出の説明図
【図4】ゴミ燃焼量算出の原理を説明する原理説明図
【図5】ゴミの燃焼過程の説明用線図
【図6】本発明のモデルによる炉内のゴミの燃焼量推定
用線図
【図7】化学反応支配のモデルにより推定した炉内のゴ
ミの燃焼量を示す説明用線図
【図8】従来のゴミの燃焼過程推定の説明図
【符号の説明】
2 操作量入力手段 3 模擬演算手段 3a 第一設定手段 3b 第二設定手段 4 燃焼演算部 4a 第一演算手段 4b 第二演算手段 4c 第三演算手段 4d 第四演算手段 5 第一モデル演算部 6 第二モデル演算部 7 燃焼発熱演算部 8 出力手段 13A 火床分割領域 22 ゴミ供給手段 23 ストーカ機構 26 火床 26A 乾燥帯 26B 燃焼帯 26C 後燃焼帯
フロントページの続き (72)発明者 西口 信幸 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入されたゴミを乾燥する乾燥帯(26
    A)と、乾燥されたゴミを燃焼させる燃焼帯(26B)
    と、燃焼残渣を灰化させる後燃焼帯(26C)とがスト
    ーカ機構(23)で構成された火床(26)上に順次形
    成されたゴミ焼却炉のゴミ燃焼量推定方法であって、 前記ストーカ機構(23)上の火床(26)を、搬送方
    向に前記ストーカ機構(23)の下方に設けられた風箱
    を単位として領域分割して火床分割領域(13A)を形
    成するとともに、 前記ストーカ機構(23)の搬送方向上流側からの供給
    ゴミ量と、前記火床分割領域(13A)上の残留ゴミ
    と、前記ストーカ機構(23)の搬送方向下流側への排
    出ゴミ量とで求めた前記火床分割領域(13A)上の累
    積ゴミが、前記火床分割領域(13A)上における滞留
    時間に比例して燃焼するものとする仮定と、前記火床分
    割領域(13A)夫々においては残留ゴミ内の温度分布
    は均一であるとする仮定とに基づいて、 ゴミ質に対して、前記火床分割領域(13A)上の累積
    ゴミ量が、夫々設定された供給空気量に対して、ゴミの
    炉内滞留時間に関して一意的に変化するものとして記述
    された酸素拡散支配モデルと、前記火床分割領域(13
    A)への供給空気量に関して一意的に変化するものとし
    て記述された化学反応支配モデルとを設定して、 前記火床分割領域(13A)上の累積ゴミの燃焼量を、
    前記供給ゴミ量と、前記排出ゴミ量と、前記ゴミの炉内
    滞留時間と、前記火床分割領域(13A)への供給空気
    量とから、前記両モデルに基づいて夫々算出して、 前記火床分割領域(13A)上のゴミの平均燃焼量を、
    前記両モデルに基づき求めた累積ゴミの燃焼量の少ない
    方を選択して求めるとともに、 予め前記平均燃焼量に対して、前記火床(26)上のゴ
    ミの燃焼の限界として設定される上限燃焼量を設定し
    て、 求めたゴミの平均燃焼量が前記上限燃焼量を超える場合
    には、前記求めた平均燃焼量が前記上限燃焼量であるも
    のとして、前記火床分割領域(13A)から下流側に排
    出される単位時間あたりのゴミ排出量を、前記燃焼量
    が、前記火床分割領域(13A)において前記搬送方向
    上流から下流に向けて所定の関係式にもとづいて増大す
    るゴミ燃焼量の平均として求められるものとして、前記
    平均燃焼量から前記所定の関係式に基づいて求め、 求めたゴミ排出量を、下流側の火床分割領域(13A)
    へのゴミ供給量として、前記得られた平均燃焼量から前
    記火床分割領域(13A)上のゴミの燃焼量を求めるゴ
    ミ燃焼量推定方法。
  2. 【請求項2】 前記酸素拡散支配モデルは、前記火床分
    割領域(13A)上のゴミ平均燃焼量(D1 )が、前記
    火床分割領域(13A)上のゴミの表面温度(T)に対
    して、予め求められた定数(α,n)を用いた式 D1 =αTn で表現されるものである請求項1記載のゴミ燃焼量推定
    方法。
  3. 【請求項3】 前記化学反応支配モデルは、前記火床分
    割領域(13A)上のゴミ平均燃焼量(D2 )が、前記
    火床分割領域(13A)への供給空気量(Q)に対し
    て、予め求められた定数(β,γ)を用いた式 D2 =βQ+γ で表現されるものである請求項1又は2に記載のゴミ燃
    焼量推定方法。
  4. 【請求項4】 前記搬送方向上流側からの供給ゴミのゴ
    ミ質に対して夫々標準燃焼発熱量を設定して、 前記平均燃焼量に対して、前記ゴミ質に対して設定した
    標準発熱量に基づいて、前記火床分割領域(13A)上
    のゴミの燃焼発熱量を求め、 前記求めた燃焼発熱量が、予め前記火床(26)上のゴ
    ミの燃焼の限界として設定した上限燃焼発熱量を超える
    場合には、前記求めた燃焼発熱量が前記上限燃焼発熱量
    であるものとして、 前記燃焼発熱量に基づいて時間当たりのゴミの燃焼量を
    求める請求項1〜3の何れか1項に記載のゴミ燃焼量推
    定方法。
  5. 【請求項5】 投入されたゴミを乾燥する乾燥帯(26
    A)と、乾燥されたゴミを燃焼させる燃焼帯(26B)
    と、燃焼残渣を灰化させる後燃焼帯(26C)とが、分
    割されたストーカ機構(23)で構成された火床(2
    6)上に順次形成されたゴミ焼却炉について、操作量を
    入力可能な操作量入力手段(2)と、供給された可動式
    火床上のゴミの燃焼と、前記ストーカ機構(23)のゴ
    ミ搬送とを模擬演算して、前記ゴミ焼却炉のプロセスデ
    ータを出力可能に構成してある燃焼演算部(4)とを備
    えるように構成した模擬演算手段(3)と、 前記操作量入力手段(2)からの入力操作量により、前
    記模擬演算手段(3)の前記ゴミ焼却炉を模擬した演算
    結果を表示可能な出力手段(9)を設けてある模擬焼却
    炉であって、 前記操作量入力手段(2)を、前記火床(26)への供
    給ゴミのゴミ質と、前記火床(26)にゴミを供給する
    ゴミ供給手段(22)の目標給塵速度と、前記火床(2
    6)を前記ストーカ機構(23)の搬送方向に領域分割
    した火床分割領域(13A)夫々における前記ストーカ
    機構(23)の目標搬送速度と、前記各火床分割領域
    (13A)に対する目標供給空気量とを夫々入力可能に
    構成し、 前記燃焼演算部(4)に、前記操作量入力手段(2)に
    入力された操作量の夫々の目標値に基づいて、前記ゴミ
    供給手段(22)からのゴミ供給量を演算導出する第一
    演算手段(4a)と、前記火床分割領域(13A)夫々
    のストーカ機構(23)のゴミ搬送速度を演算導出する
    第二演算手段(4b)と、前記火床分割領域(13A)
    夫々への供給空気量を演算導出する第三演算手段(4
    c)とを設けるとともに、 前記模擬演算手段(3)に、前記第一演算手段(4a)
    と、前記第二演算手段(4b)と、前記第三演算手段
    (4c)の演算結果に基づいて、前記ゴミ質に対応する
    前記酸素拡散支配モデルに従って前記火床分割領域(1
    3A)上の累積ゴミの燃焼量を演算導出する第一モデル
    演算部(5)と、前記ゴミ質に対応する前記化学反応支
    配モデルに従って前記火床分割領域(13A)上の累積
    ゴミの燃焼量を演算導出する第二モデル演算部(6)
    と、 前記第一演算手段(4a)、前記第二演算手段(4
    b)、前記第三演算手段(4c)、前記第一モデル演算
    部(5)、前記第二モデル演算部(6)夫々の演算結果
    に基づき前記火床分割領域(13A)から前記ストーカ
    機構(23)のゴミ搬送方向下流側への排出ゴミ量を演
    算導出する第四演算手段(4d)とを設けて、 前記燃焼演算部(4)を、前記演算導出したゴミ供給量
    とゴミ搬送速度と供給空気量と排出ゴミ量とから、請求
    項1記載のゴミ燃焼量推定方法によって前記各火床分割
    領域(13A)上のゴミの燃焼量を演算導出可能に構成
    してある模擬焼却炉。
  6. 【請求項6】 前記第一モデル演算部(5)を、前記火
    床分割領域(13A)上のゴミ平均燃焼量(D1 )が、
    前記火床分割領域(13A)上のゴミの表面温度(T)
    に対して、予め求められた定数(α,n)を用いた式 D1 =αTn に基づき、前記火床分割領域(13A)上の累積ゴミの
    燃焼量を演算導出するように構成するとともに、 前記第二モデル演算部(6)を、前記火床分割領域(1
    3A)上のゴミ平均燃焼量(D2 )が、前記火床分割領
    域(13A)への供給空気量(Q)に対して、予め求め
    られた定数(β,γ)を用いた式 D2 =βQ+γ に基づき、前記火床分割領域(13A)上の累積ゴミの
    燃焼量を演算導出するように構成してある請求項5記載
    の模擬焼却炉。
  7. 【請求項7】 前記模擬演算手段(3)に、前記ゴミ質
    に対して標準発熱量を設定する第一設定手段(3a)
    と、前記火床(26)上のゴミの上限燃焼発熱量を設定
    する第二設定手段(3b)と、前記燃焼演算部(4)か
    らの演算結果と前記第一設定手段(3a)に設定された
    標準発熱量とから前記火床分割領域(13A)上のゴミ
    の燃焼発熱量を求める燃焼発熱演算部(7)と、前記燃
    焼発熱演算部(7)で求めた燃焼発熱量と、前記第二設
    定手段(3b)に設定された上限燃焼発熱量とを比較す
    る比較手段(8)とを設けて、 前記模擬演算手段(3)を、請求項4に記載のゴミ燃焼
    量推定方法によって、前記火床分割領域(13A)上の
    ゴミの燃焼量を演算導出可能に構成してある請求項5又
    は6に記載の模擬焼却炉。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100434650B1 (ko) * 2000-12-22 2004-06-07 현대중공업 주식회사 화격자식 쓰레기 소각설비의 연소제어 방법

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