JPH10292856A - 液圧テンショナ - Google Patents
液圧テンショナInfo
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- JPH10292856A JPH10292856A JP9352455A JP35245597A JPH10292856A JP H10292856 A JPH10292856 A JP H10292856A JP 9352455 A JP9352455 A JP 9352455A JP 35245597 A JP35245597 A JP 35245597A JP H10292856 A JPH10292856 A JP H10292856A
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- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
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- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
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-
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- F16H2007/0863—Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
- F16H2007/0874—Two or more finally actuated members
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0889—Path of movement of the finally actuated member
- F16H2007/0891—Linear path
Abstract
(57)【要約】
【課題】 二本のチェーンを制御するためのテンショナ
システムにおいて、各チェーンの緊張力を維持でき、し
かもコストを削減できる液圧テンショナを提供する。 【解決手段】 孔２３を有するハウジング２５と、孔２
３内にスライド可能に受け入れられたピストン５０と、
ピストン５０を孔２３から突出する方向に付勢するスプ
リング５３と、加圧流体源からチャンバ２２内への流体
の流れを許容しかつ逆方向への流体の流れを実質的に阻
止するチェックバルブ１００と、ハウジング２５内に形
成され、チャンバ２２を加圧流体源に接続するための流
路２４と、ピストン５０の端部と一対のチェーンガイド
アームとの接触状態を維持する支点付アーム５２とから
液圧テンショナ１１を構成する。そして、チャンバ２２
内への流体の流入により、ピストン５０を孔２３から外
方へ移動させるようにした。
システムにおいて、各チェーンの緊張力を維持でき、し
かもコストを削減できる液圧テンショナを提供する。 【解決手段】 孔２３を有するハウジング２５と、孔２
３内にスライド可能に受け入れられたピストン５０と、
ピストン５０を孔２３から突出する方向に付勢するスプ
リング５３と、加圧流体源からチャンバ２２内への流体
の流れを許容しかつ逆方向への流体の流れを実質的に阻
止するチェックバルブ１００と、ハウジング２５内に形
成され、チャンバ２２を加圧流体源に接続するための流
路２４と、ピストン５０の端部と一対のチェーンガイド
アームとの接触状態を維持する支点付アーム５２とから
液圧テンショナ１１を構成する。そして、チャンバ２２
内への流体の流入により、ピストン５０を孔２３から外
方へ移動させるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、二本のチェーンに
緊張力を維持させる一対のテンショナアームを備えた液
圧テンショナに関する。各アームは、一つまたは二つの
ピストンの頂上部に配置されており、各アームに同じ緊
張力が維持されるように設計されている。
緊張力を維持させる一対のテンショナアームを備えた液
圧テンショナに関する。各アームは、一つまたは二つの
ピストンの頂上部に配置されており、各アームに同じ緊
張力が維持されるように設計されている。
【０００２】
【従来の技術およびその課題】発明の背景 液圧テンショナは、典型的には、自動車用タイミングシ
ステムにおいてチェーン駆動システムの制御装置として
用いられている。一般に、ノイズやスリップを防止する
ために、チェーンにある程度の緊張力を与えてこれを維
持することは重要なことである。スリップの防止は、内
燃機関におけるチェーン駆動のカムシャフトの場合にと
くに重要である。というのは、スリップによりカムシャ
フトのタイミングが数度ずれ、損傷を生じさせる可能性
があるからである。
ステムにおいてチェーン駆動システムの制御装置として
用いられている。一般に、ノイズやスリップを防止する
ために、チェーンにある程度の緊張力を与えてこれを維
持することは重要なことである。スリップの防止は、内
燃機関におけるチェーン駆動のカムシャフトの場合にと
くに重要である。というのは、スリップによりカムシャ
フトのタイミングが数度ずれ、損傷を生じさせる可能性
があるからである。
【０００３】チェーンの緊張力は、温度の幅広い変化や
エンジンの種々の部品間の線膨張により大きく変化す
る。カムシャフトおよびクランクシャフトにより生じる
捩じり振動は、チェーンの緊張力を著しく変化させる。
このようなチェーン緊張力の変化はチェーンの伸びにつ
ながる。さらに、長期間の使用中におけるチェーン部品
の摩耗がチェーンの緊張力の低下をもたらす。
エンジンの種々の部品間の線膨張により大きく変化す
る。カムシャフトおよびクランクシャフトにより生じる
捩じり振動は、チェーンの緊張力を著しく変化させる。
このようなチェーン緊張力の変化はチェーンの伸びにつ
ながる。さらに、長期間の使用中におけるチェーン部品
の摩耗がチェーンの緊張力の低下をもたらす。
【０００４】液圧テンショナは、エンジンタイミングシ
ステム内でカムシャフトをクランクシャフトに連結する
チェーンやベルトの弛みをとるのに用いられている。典
型的な液圧テンショナは、孔を有するハウジングと、孔
によって画成された流体チャンバと、スプリングによっ
て孔から突出する方向に付勢された中空ピストンとから
構成されている。
ステム内でカムシャフトをクランクシャフトに連結する
チェーンやベルトの弛みをとるのに用いられている。典
型的な液圧テンショナは、孔を有するハウジングと、孔
によって画成された流体チャンバと、スプリングによっ
て孔から突出する方向に付勢された中空ピストンとから
構成されている。
【０００５】液圧テンショナ内には、加圧流体源から流
体チャンバ内への流体の流れを許容し、かつ逆方向の流
体の流れを阻止するチェックバルブも含まれている。チ
ェーンからピストンに内方に作用する力は、外方に作用
する液圧およびスプリング力による抗力と釣り合ってい
る。
体チャンバ内への流体の流れを許容し、かつ逆方向の流
体の流れを阻止するチェックバルブも含まれている。チ
ェーンからピストンに内方に作用する力は、外方に作用
する液圧およびスプリング力による抗力と釣り合ってい
る。
【０００６】最近のエンジンにおけるカムシャフトおよ
びクランクシャフト間の連結は、分離された二本のチェ
ーンを必要とする。同様に、米国特許第 5,462,493号に
示すようなフェーズドチェーンシステムにおいては、平
行な二本のチェーンが並列に配置されているが、１／２
ピッチまたは１／２スプロケット歯分だけオフセットさ
れている。なお、上記米国特許は、引用することによっ
て本明細書の中に含まれる。
びクランクシャフト間の連結は、分離された二本のチェ
ーンを必要とする。同様に、米国特許第 5,462,493号に
示すようなフェーズドチェーンシステムにおいては、平
行な二本のチェーンが並列に配置されているが、１／２
ピッチまたは１／２スプロケット歯分だけオフセットさ
れている。なお、上記米国特許は、引用することによっ
て本明細書の中に含まれる。
【０００７】典型的な液圧テンショナの場合、各チェー
ンは異なる速度で摩耗し、その結果、一方のチェーンが
他方のチェーンよりも張られた状態になる。また、二本
のチェーン、二つのアームおよび二つのテンショナから
なるタイミング駆動システムは、コストがかかる。した
がって、摩耗およびコストを制御するには、双方のチェ
ーンに対して緊張力を維持させる単一の液圧テンショナ
が望ましい。
ンは異なる速度で摩耗し、その結果、一方のチェーンが
他方のチェーンよりも張られた状態になる。また、二本
のチェーン、二つのアームおよび二つのテンショナから
なるタイミング駆動システムは、コストがかかる。した
がって、摩耗およびコストを制御するには、双方のチェ
ーンに対して緊張力を維持させる単一の液圧テンショナ
が望ましい。
【０００８】本発明は、チェーン摩耗、ノイズ、スリッ
プおよび望ましくないコストの問題に取り組んでいる液
圧テンショナを提供する。二本のチェーンを制御するの
に、一つのテンショナに二つの接触部材を設けることに
よって、双方のチェーンに一定の緊張力が保持される。
チェーンは異なる速度で摩耗するかもしれないが、全体
の緊張力は維持される。また、単一のテンショナにかか
るコストは、二つのテンショナを備えたテンショニング
システムよりも少なくて済む。
プおよび望ましくないコストの問題に取り組んでいる液
圧テンショナを提供する。二本のチェーンを制御するの
に、一つのテンショナに二つの接触部材を設けることに
よって、双方のチェーンに一定の緊張力が保持される。
チェーンは異なる速度で摩耗するかもしれないが、全体
の緊張力は維持される。また、単一のテンショナにかか
るコストは、二つのテンショナを備えたテンショニング
システムよりも少なくて済む。
【０００９】このように、本発明の目的は、二本のチェ
ーンを制御するためのダブルチェーン用テンショナシス
テムにおいて、各チェーンの緊張力を維持でき、しかも
コストを削減できる液圧テンショナを提供することにあ
る。
ーンを制御するためのダブルチェーン用テンショナシス
テムにおいて、各チェーンの緊張力を維持でき、しかも
コストを削減できる液圧テンショナを提供することにあ
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係る液
圧テンショナは、流体チャンバを画成する孔が形成され
たハウジングと、端部を有し、前記孔内にスライド可能
に受け入れられたピストンと、前記孔内に配置され、前
記ピストンを前記孔から突出する方向に付勢するスプリ
ングと、前記流体チャンバと加圧流体源との間に配置さ
れ、前記加圧流体源から前記チャンバ内への流体の流れ
を許容しかつ逆方向への流体の流れを実質的に阻止する
チェックバルブと、前記ハウジング内に形成され、前記
流体チャンバを前記加圧流体源に接続するための流路
と、前記ピストンの端部と一対のチェーンガイドアーム
との接触状態を維持する支点機構とを備え、前記流体チ
ャンバ内への流体の流入が、前記ピストンの前記孔から
外方への移動を生じさせるようになっていることを特徴
としている。
圧テンショナは、流体チャンバを画成する孔が形成され
たハウジングと、端部を有し、前記孔内にスライド可能
に受け入れられたピストンと、前記孔内に配置され、前
記ピストンを前記孔から突出する方向に付勢するスプリ
ングと、前記流体チャンバと加圧流体源との間に配置さ
れ、前記加圧流体源から前記チャンバ内への流体の流れ
を許容しかつ逆方向への流体の流れを実質的に阻止する
チェックバルブと、前記ハウジング内に形成され、前記
流体チャンバを前記加圧流体源に接続するための流路
と、前記ピストンの端部と一対のチェーンガイドアーム
との接触状態を維持する支点機構とを備え、前記流体チ
ャンバ内への流体の流入が、前記ピストンの前記孔から
外方への移動を生じさせるようになっていることを特徴
としている。
【００１１】請求項２の発明に係る液圧テンショナは、
請求項１において、前記支点機構が、前記ピストンの端
部に当接する支点付アームに装着された一対の当接部材
を有していることを特徴としている。
請求項１において、前記支点機構が、前記ピストンの端
部に当接する支点付アームに装着された一対の当接部材
を有していることを特徴としている。
【００１２】請求項３の発明に係る液圧テンショナは、
流体チャンバを画成する孔が形成されたハウジングと、
前記孔内にスライド可能に受け入れられた複数のピスト
ンと、第１のスプリングによって前記孔から突出する方
向に付勢された前記複数のピストンのうちの第１のピス
トンと、第２のスプリングによって前記孔から突出する
方向に付勢された前記複数のピストンのうちの第２のピ
ストンと、前記流体チャンバと加圧流体源との間に配置
され、前記加圧流体源から前記流体チャンバ内への流体
の流れを許容しかつ逆方向への流体の流れを実質的に阻
止するチェックバルブと、前記ハウジング内に形成さ
れ、前記流体チャンバを前記加圧流体源に接続するため
の流路とを備え、前記第１，第２のピストンの各々がテ
ンショナアームと接触しており、前記第１，第２のピス
トンの各々の動きが、対応する前記テンショナアームの
動きを効果的に生じさせるようになっていることを特徴
としている。
流体チャンバを画成する孔が形成されたハウジングと、
前記孔内にスライド可能に受け入れられた複数のピスト
ンと、第１のスプリングによって前記孔から突出する方
向に付勢された前記複数のピストンのうちの第１のピス
トンと、第２のスプリングによって前記孔から突出する
方向に付勢された前記複数のピストンのうちの第２のピ
ストンと、前記流体チャンバと加圧流体源との間に配置
され、前記加圧流体源から前記流体チャンバ内への流体
の流れを許容しかつ逆方向への流体の流れを実質的に阻
止するチェックバルブと、前記ハウジング内に形成さ
れ、前記流体チャンバを前記加圧流体源に接続するため
の流路とを備え、前記第１，第２のピストンの各々がテ
ンショナアームと接触しており、前記第１，第２のピス
トンの各々の動きが、対応する前記テンショナアームの
動きを効果的に生じさせるようになっていることを特徴
としている。
【００１３】請求項４の発明に係る液圧テンショナは、
請求項３において、前記第２のピストンが前記第１のピ
ストン内にスライド可能に配置されていることを特徴と
している。
請求項３において、前記第２のピストンが前記第１のピ
ストン内にスライド可能に配置されていることを特徴と
している。
【００１４】請求項５の発明に係る液圧テンショナは、
請求項４において、前記第１のスプリングが前記孔の外
部において前記ハウジングに当接しており、前記第２の
ピストンが前記孔内に配置されていることを特徴として
いる。
請求項４において、前記第１のスプリングが前記孔の外
部において前記ハウジングに当接しており、前記第２の
ピストンが前記孔内に配置されていることを特徴として
いる。
【００１５】請求項６の発明に係る液圧テンショナは、
請求項３において、前記第１，第２のピストンが前記孔
内に並設されていることを特徴としている。
請求項３において、前記第１，第２のピストンが前記孔
内に並設されていることを特徴としている。
【００１６】請求項７の発明に係る液圧テンショナは、
請求項６において、前記第１，第２のピストンが実質的
に等しい断面積を有していることを特徴としている。
請求項６において、前記第１，第２のピストンが実質的
に等しい断面積を有していることを特徴としている。
【００１７】請求項８の発明に係る液圧テンショナは、
請求項６において、前記第１，第２のピストンが実質的
にＤ字状の断面を有していることを特徴としている。
請求項６において、前記第１，第２のピストンが実質的
にＤ字状の断面を有していることを特徴としている。
【００１８】第１の発明に係る液圧テンショナにおいて
は、ピストンの端部と一対のチェーンガイドアームとの
接触状態を維持する支点機構を有し、流体チャンバ内へ
の流体の流入により、ピストンが孔から外方に移動する
ようになっているので、この単一の液圧テンショナによ
って、二本のチェーンの緊張力を維持できるようにな
り、これにより、コストを削減できる。
は、ピストンの端部と一対のチェーンガイドアームとの
接触状態を維持する支点機構を有し、流体チャンバ内へ
の流体の流入により、ピストンが孔から外方に移動する
ようになっているので、この単一の液圧テンショナによ
って、二本のチェーンの緊張力を維持できるようにな
り、これにより、コストを削減できる。
【００１９】第２の発明に係る液圧テンショナにおいて
は、孔内にスライド可能に受け入れられた複数のピスト
ンを有するとともに、これら複数のピストンのうちの第
１，第２のピストンがそれぞれテンショナアームと接触
しており、第１，第２のピストンの各々の動きが、対応
するテンショナアームの動きを効果的に生じさせるよう
になっている。したがって、この単一の液圧テンショナ
によって、二本のチェーンの緊張力を維持できるように
なり、これにより、コストを削減できる。
は、孔内にスライド可能に受け入れられた複数のピスト
ンを有するとともに、これら複数のピストンのうちの第
１，第２のピストンがそれぞれテンショナアームと接触
しており、第１，第２のピストンの各々の動きが、対応
するテンショナアームの動きを効果的に生じさせるよう
になっている。したがって、この単一の液圧テンショナ
によって、二本のチェーンの緊張力を維持できるように
なり、これにより、コストを削減できる。
【００２０】
【発明の実施の形態】発明の要約 本発明は、二本のチェーンに対して緊張力を維持させる
一対のテンショナアームを備えた液圧テンショナに関す
る。各アームは、一つまたは二つのピストンの頂上部に
配置されている。ピストンは、各アームが同じ緊張力を
維持するように設計されている。これにより、チェーン
が異なる速度で摩耗するとき、各チェーンへの緊張力が
維持される。
一対のテンショナアームを備えた液圧テンショナに関す
る。各アームは、一つまたは二つのピストンの頂上部に
配置されている。ピストンは、各アームが同じ緊張力を
維持するように設計されている。これにより、チェーン
が異なる速度で摩耗するとき、各チェーンへの緊張力が
維持される。
【００２１】第１の実施態様においては、液圧テンショ
ナは、流体チャンバを画成する孔を有するハウジング
と、孔内にスライド可能に受け入れられた中空の内側お
よび外側ピストンとを備えている。内側ピストンは第１
のテンショナアームと接触し、外側ピストンは第２のテ
ンショナアームと接触する。各ピストンは、テンショナ
の高圧チャンバ内の同じ領域に露出するように構成され
ている。
ナは、流体チャンバを画成する孔を有するハウジング
と、孔内にスライド可能に受け入れられた中空の内側お
よび外側ピストンとを備えている。内側ピストンは第１
のテンショナアームと接触し、外側ピストンは第２のテ
ンショナアームと接触する。各ピストンは、テンショナ
の高圧チャンバ内の同じ領域に露出するように構成され
ている。
【００２２】第１のスプリングが孔内に配置されてお
り、内側ピストンを孔から突出する方向に付勢してい
る。第２のスプリングが、ハウジングの頂上部において
両ピストンの外側で両ピストンと同心に配置されてお
り、外側ピストンを孔から突出する方向に付勢してい
る。各ピストンには、孔内の同じ量の流体が作用するよ
うになっている。また、外側ピストンと孔との間、およ
び内側ピストンと外側ピストンとの間において、各ピス
トンに形成された溝内には、シールリングが配置されて
いる。シールリングは、流体チャンバからの流体の漏れ
を制御している。
り、内側ピストンを孔から突出する方向に付勢してい
る。第２のスプリングが、ハウジングの頂上部において
両ピストンの外側で両ピストンと同心に配置されてお
り、外側ピストンを孔から突出する方向に付勢してい
る。各ピストンには、孔内の同じ量の流体が作用するよ
うになっている。また、外側ピストンと孔との間、およ
び内側ピストンと外側ピストンとの間において、各ピス
トンに形成された溝内には、シールリングが配置されて
いる。シールリングは、流体チャンバからの流体の漏れ
を制御している。
【００２３】チャンバと加圧流体源との間には、オイル
供給口からチャンバ内への流体の流れを許容し、逆方向
への流体の流れを阻止するチェックバルブが設けられて
いる。ハウジング内の流路は、チャンバを加圧流体源に
連絡している。流体はリザーバによって供給され、チェ
ックバルブを通って加圧チャンバ内に流入する。
供給口からチャンバ内への流体の流れを許容し、逆方向
への流体の流れを阻止するチェックバルブが設けられて
いる。ハウジング内の流路は、チャンバを加圧流体源に
連絡している。流体はリザーバによって供給され、チェ
ックバルブを通って加圧チャンバ内に流入する。
【００２４】本発明の第２の実施態様においては、テン
ショナが、支点付アーム(fulcrum arm) を備えた単一の
ピストンを有している。支点付アームの各側部には、二
つのテンショナアームが設けられている。支点付アーム
は、二本のチェーンに均等な押付力を維持させるため
に、各チェーンガイドとの接触状態を維持するように旋
回可能になっている。
ショナが、支点付アーム(fulcrum arm) を備えた単一の
ピストンを有している。支点付アームの各側部には、二
つのテンショナアームが設けられている。支点付アーム
は、二本のチェーンに均等な押付力を維持させるため
に、各チェーンガイドとの接触状態を維持するように旋
回可能になっている。
【００２５】本発明の第３の実施態様においては、テン
ショナが、孔内に並設された断面Ｄ字状の二つのピスト
ンを有している。各ピストンは、高圧チャンバ内の同じ
面積部分に露出している。このため、各チェーンに対す
る反力は同じになる。両ピストンの外側において孔内に
は、シールリングが取り付けられている。
ショナが、孔内に並設された断面Ｄ字状の二つのピスト
ンを有している。各ピストンは、高圧チャンバ内の同じ
面積部分に露出している。このため、各チェーンに対す
る反力は同じになる。両ピストンの外側において孔内に
は、シールリングが取り付けられている。
【００２６】圧力差を生じさせるために、テンショナピ
ストンに付勢力を及ぼす圧縮スプリングが通常用いられ
ている。第１および第３の実施態様においては、二つの
圧縮スプリングが二つのピストンの各々を付勢してい
る。これにより、各ピストンがチェックバルブから離
れ、チェックバルブを通ってチャンバ内に流入する流体
の流れを各ピストンが許容するとき、流体チャンバ内に
低圧状態が生じる。
ストンに付勢力を及ぼす圧縮スプリングが通常用いられ
ている。第１および第３の実施態様においては、二つの
圧縮スプリングが二つのピストンの各々を付勢してい
る。これにより、各ピストンがチェックバルブから離
れ、チェックバルブを通ってチャンバ内に流入する流体
の流れを各ピストンが許容するとき、流体チャンバ内に
低圧状態が生じる。
【００２７】チェーンが弛むときピストンは突出し、ま
たチェーンが緊張するとき、ピストンは、チェーンの振
動に応じてチェーンの内方への動きに対し抵抗する。ピ
ストンに作用するスプリングおよび流体の外方への力
は、各ピストンに作用する各チェーンからの内方への力
と釣り合っている。
たチェーンが緊張するとき、ピストンは、チェーンの振
動に応じてチェーンの内方への動きに対し抵抗する。ピ
ストンに作用するスプリングおよび流体の外方への力
は、各ピストンに作用する各チェーンからの内方への力
と釣り合っている。
【００２８】好ましい実施態様の詳細な説明 以下、本発明の実施態様を添付図面に基づいて説明す
る。図１は、ダブルチェーンシステムのための二つのピ
ストンを備えた液圧テンショナ１０の第１の実施態様を
示している。テンショナ１０は、中央に孔２３が形成さ
れたハウジング２５を有している。ハウジング２５は、
図示しない加圧流体源から流路２４を通って流入した流
体で満たされている。加圧流体源は、オイルポンプある
いはリザーバで構成される。
る。図１は、ダブルチェーンシステムのための二つのピ
ストンを備えた液圧テンショナ１０の第１の実施態様を
示している。テンショナ１０は、中央に孔２３が形成さ
れたハウジング２５を有している。ハウジング２５は、
図示しない加圧流体源から流路２４を通って流入した流
体で満たされている。加圧流体源は、オイルポンプある
いはリザーバで構成される。
【００２９】ハウジング２５は、それぞれ上端部３０，
３１を有する内側および外側ピストン２０，２１を孔２
３内に収容している（図２参照）。ピストン２０，２１
は、孔２３との間で流体チャンバ２２を形成しており、
孔２３内では、各ピストン２０，２１は、チャンバ２２
の頂上部において同じ領域に露出している。
３１を有する内側および外側ピストン２０，２１を孔２
３内に収容している（図２参照）。ピストン２０，２１
は、孔２３との間で流体チャンバ２２を形成しており、
孔２３内では、各ピストン２０，２１は、チャンバ２２
の頂上部において同じ領域に露出している。
【００３０】図５に示すように、上端部３０は第１のチ
ェーンガイドアーム６０と接触しており、第１のチェー
ンスパンに沿って緊張力を作用させている。上端部３１
は第２のチェーンガイドアーム６１と接触しており、第
２のチェーンスパンに沿って緊張力を作用させている。
ェーンガイドアーム６０と接触しており、第１のチェー
ンスパンに沿って緊張力を作用させている。上端部３１
は第２のチェーンガイドアーム６１と接触しており、第
２のチェーンスパンに沿って緊張力を作用させている。
【００３１】第１のスプリング４０が、内側ピストン２
０の上端部の内側部分４２と接触しており、ピストン２
０を突出方向すなわち外方に付勢している。また第２の
スプリング４１が、外側ピストン２１の上端部の外側部
分４３と接触しており、ピストン２１を突出方向すなわ
ち外方に付勢している。各ピストン２０，２１は、それ
ぞれシールリング４５，４６を保持する溝を有してい
る。各シールリング４５，４６により、高圧チャンバ２
２からの制御された適切な漏れ量が確保されている。
０の上端部の内側部分４２と接触しており、ピストン２
０を突出方向すなわち外方に付勢している。また第２の
スプリング４１が、外側ピストン２１の上端部の外側部
分４３と接触しており、ピストン２１を突出方向すなわ
ち外方に付勢している。各ピストン２０，２１は、それ
ぞれシールリング４５，４６を保持する溝を有してい
る。各シールリング４５，４６により、高圧チャンバ２
２からの制御された適切な漏れ量が確保されている。
【００３２】チャンバ２２および加圧流体源としての流
路２４の間には、チャンバ２２内への流体の流れを許容
し、かつ逆方向への流体の流れを阻止するチェックバル
ブ１００が設けられている。
路２４の間には、チャンバ２２内への流体の流れを許容
し、かつ逆方向への流体の流れを阻止するチェックバル
ブ１００が設けられている。
【００３３】運転中において、チェーンからピストンに
作用する力は、チャンバ２２内の加圧流体およびスプリ
ングによる力と釣り合っている。チェックバルブ１００
は、ボール１０２と、ボール１０２をボールシート１０
６側に付勢するスプリング１０４とを有している。
作用する力は、チャンバ２２内の加圧流体およびスプリ
ングによる力と釣り合っている。チェックバルブ１００
は、ボール１０２と、ボール１０２をボールシート１０
６側に付勢するスプリング１０４とを有している。
【００３４】チェックバルブ１００は、米国特許第 5,2
59,820号および米国特許第 5,277,664号に示され記述さ
れるような可変オリフィスチェックバルブであってもよ
い。なお、これらの特許は、本件出願の譲受人によって
所有されており、両特許とも引用することによって本明
細書の中に含まれる。
59,820号および米国特許第 5,277,664号に示され記述さ
れるような可変オリフィスチェックバルブであってもよ
い。なお、これらの特許は、本件出願の譲受人によって
所有されており、両特許とも引用することによって本明
細書の中に含まれる。
【００３５】始動時には、高圧流体が流路２４を通って
流入し、チェックバルブ１００を開いてチャンバ２２内
に流体が流入する。流体がチャンバ２２内を満たすと、
加圧流体およびスプリング４０，４１の力によってピス
トン２０，２１が外方に移動する。ピストン２０，２１
は、チェーンからピストン２０，２１に作用する内方へ
の力がスプリング４０，４１による外方への力と釣り合
うまで外方に移動し続ける。双方の力が釣り合った時点
で、チェックバルブ１００が閉じ、それ以上の流体の流
れが阻止される。
流入し、チェックバルブ１００を開いてチャンバ２２内
に流体が流入する。流体がチャンバ２２内を満たすと、
加圧流体およびスプリング４０，４１の力によってピス
トン２０，２１が外方に移動する。ピストン２０，２１
は、チェーンからピストン２０，２１に作用する内方へ
の力がスプリング４０，４１による外方への力と釣り合
うまで外方に移動し続ける。双方の力が釣り合った時点
で、チェックバルブ１００が閉じ、それ以上の流体の流
れが阻止される。
【００３６】摩耗や荷重変動によりチェーンが弛んだと
きには、ピストンが再び外方に移動して、チェックバル
ブ１００が再び開き、チャンバ２２内にさらに流体が流
入する。二つのピストン２０，２１は、流体および二つ
のスプリング４０，４１の力によって、互いに独立して
移動する。ピストン２０は一方のチェーンに対応してお
り、ピストン２１は他方のチェーンに対応している。
きには、ピストンが再び外方に移動して、チェックバル
ブ１００が再び開き、チャンバ２２内にさらに流体が流
入する。二つのピストン２０，２１は、流体および二つ
のスプリング４０，４１の力によって、互いに独立して
移動する。ピストン２０は一方のチェーンに対応してお
り、ピストン２１は他方のチェーンに対応している。
【００３７】二つのピストン２０，２１は、ただ一つの
テンショナボディおよび孔によって各チェーンに対する
緊張力の調整を行っている。二本のチェーンのうちの一
方のチェーンから一方のピストンに作用する下向きの力
は、チェーンの緊張力を維持するように、システム全体
を調整させる。流体の漏れを制限するために、シールリ
ング４５，４６はチャンバ２２から漏れ出る流体量を制
御している。
テンショナボディおよび孔によって各チェーンに対する
緊張力の調整を行っている。二本のチェーンのうちの一
方のチェーンから一方のピストンに作用する下向きの力
は、チェーンの緊張力を維持するように、システム全体
を調整させる。流体の漏れを制限するために、シールリ
ング４５，４６はチャンバ２２から漏れ出る流体量を制
御している。
【００３８】図３には、本発明の第２の実施態様が示さ
れている。テンショナ１１は、上端部５１を備えた単一
のピストン５０を有している。ピストン５０の上端部５
１の上には、支点付アーム５２が配置されている。支点
付アーム５２は、チェーンガイドアームに接触してお
り、二つのチェーンスパンに沿って緊張力を作用させて
いる。
れている。テンショナ１１は、上端部５１を備えた単一
のピストン５０を有している。ピストン５０の上端部５
１の上には、支点付アーム５２が配置されている。支点
付アーム５２は、チェーンガイドアームに接触してお
り、二つのチェーンスパンに沿って緊張力を作用させて
いる。
【００３９】ピストン５０の上端部５１の内側部分５４
には、スプリング５３が接触しており、該スプリング５
３はピストン５０を突出方向すなわち外方に付勢してい
る。ピストン５０はまた、チャンバ２２からの流体漏出
量を制御するためのシールリング５５を有している。
には、スプリング５３が接触しており、該スプリング５
３はピストン５０を突出方向すなわち外方に付勢してい
る。ピストン５０はまた、チャンバ２２からの流体漏出
量を制御するためのシールリング５５を有している。
【００４０】図３の実施態様は、単一のピストンおよび
孔を備えたテンショナを提供しており、該テンショナ
は、支点５６の上方において支点付アーム５２の動きに
よって荷重を釣り合わせている。各チェーンからの力が
異なると、支点付アーム５２はその位置を調整する。
孔を備えたテンショナを提供しており、該テンショナ
は、支点５６の上方において支点付アーム５２の動きに
よって荷重を釣り合わせている。各チェーンからの力が
異なると、支点付アーム５２はその位置を調整する。
【００４１】ダブルチェーンシステム用テンショナの第
３の実施態様が図４ないし図６に示されている。テンシ
ョナ１２は、それぞれ上端部１１２，１１３を備えた二
つの断面Ｄ字状ピストン１１０，１１１を有している。
各チェーンからの反作用が等しくなるように、チャンバ
２２内の液圧にさらされる各ピストンの底面積は等しく
なっている。二つのピストン１１０，１１１は、略半円
状または略Ｄ字状の断面を有しており、単一の丸孔内に
対向配置されている。
３の実施態様が図４ないし図６に示されている。テンシ
ョナ１２は、それぞれ上端部１１２，１１３を備えた二
つの断面Ｄ字状ピストン１１０，１１１を有している。
各チェーンからの反作用が等しくなるように、チャンバ
２２内の液圧にさらされる各ピストンの底面積は等しく
なっている。二つのピストン１１０，１１１は、略半円
状または略Ｄ字状の断面を有しており、単一の丸孔内に
対向配置されている。
【００４２】図４に示すように、ピストン１１０の上端
部１１２の頂上部には、第１の接触部材が配置されてお
り、該第１の接触部材は第１のチェーンガイドアーム６
０に接触して、第１のチェーンスパンに沿って緊張力を
作用させている。同様に、ピストン１１１の上端部１１
３の頂上部には、第２の接触部材が配置されており、該
第２の接触部材は第２のチェーンガイドアーム６１に接
触して、第２のチェーンスパンに沿って緊張力を作用さ
せている。
部１１２の頂上部には、第１の接触部材が配置されてお
り、該第１の接触部材は第１のチェーンガイドアーム６
０に接触して、第１のチェーンスパンに沿って緊張力を
作用させている。同様に、ピストン１１１の上端部１１
３の頂上部には、第２の接触部材が配置されており、該
第２の接触部材は第２のチェーンガイドアーム６１に接
触して、第２のチェーンスパンに沿って緊張力を作用さ
せている。
【００４３】第１のピストン１１０の上端部１１２の内
側部分１１６には、第１のスプリング１１４が接触して
おり、該第１のスプリング１１４はピストン１１０を突
出方向すなわち外方に付勢している。同様に、第２のピ
ストン１１１の上端部１１３の内側部分１１７には、第
２のスプリング１１５が接触しており、該第２のスプリ
ング１１５はピストン１１１を突出方向すなわち外方に
付勢している。
側部分１１６には、第１のスプリング１１４が接触して
おり、該第１のスプリング１１４はピストン１１０を突
出方向すなわち外方に付勢している。同様に、第２のピ
ストン１１１の上端部１１３の内側部分１１７には、第
２のスプリング１１５が接触しており、該第２のスプリ
ング１１５はピストン１１１を突出方向すなわち外方に
付勢している。
【００４４】この実施態様では、シールリング１２０が
孔内に取り付けられている。このシールリング１２０に
より、高圧チャンバ２２からの制御された適切な流体漏
出量が確保されている。
孔内に取り付けられている。このシールリング１２０に
より、高圧チャンバ２２からの制御された適切な流体漏
出量が確保されている。
【００４５】図５は、チェーンガイドアーム６０，６１
と接触するテンショナ１２を示している。図６は、チェ
ーンガイドアーム６０，６１の底部においてそれぞれ係
合溝１２０，１２１内に設けられた、ピストン１１０，
１１１の第１，第２の接触部材を示している。
と接触するテンショナ１２を示している。図６は、チェ
ーンガイドアーム６０，６１の底部においてそれぞれ係
合溝１２０，１２１内に設けられた、ピストン１１０，
１１１の第１，第２の接触部材を示している。
【００４６】第１および第３の実施態様における各ピス
トンの上端部、あるいは第２の実施態様における支点付
アーム５２は、これらの係合溝１２０，１２１内に設け
られており、これにより、テンショナが車両に取り付け
られる際に、ピストンの回転が防止されるようになって
いる。
トンの上端部、あるいは第２の実施態様における支点付
アーム５２は、これらの係合溝１２０，１２１内に設け
られており、これにより、テンショナが車両に取り付け
られる際に、ピストンの回転が防止されるようになって
いる。
【００４７】本発明が関連する技術分野の当業者は、と
くに上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神ある
いは本質的な特徴から外れることなく、本発明の原理を
採用する種々の変形例やその他の実施態様を構築し得
る。上述の実施態様はあらゆる点で単なる例示としての
みみなされるべきものであり、限定的なものではない。
くに上述の教示内容を考慮するとき、本発明の精神ある
いは本質的な特徴から外れることなく、本発明の原理を
採用する種々の変形例やその他の実施態様を構築し得
る。上述の実施態様はあらゆる点で単なる例示としての
みみなされるべきものであり、限定的なものではない。
【００４８】それゆえ、本発明の範囲は、上記記述内容
よりもむしろ添付の請求の範囲に示されている。したが
って、本発明が個々の実施態様に関連して説明されてき
たものの、構造、順序、材料その他の変更は、本発明の
範囲内においてではあるが、当該分野の当業者にとって
明らかであろう。
よりもむしろ添付の請求の範囲に示されている。したが
って、本発明が個々の実施態様に関連して説明されてき
たものの、構造、順序、材料その他の変更は、本発明の
範囲内においてではあるが、当該分野の当業者にとって
明らかであろう。
【００４９】
【発明の効果】以上詳述したように、第１の発明に係る
液圧テンショナによれば、ピストンの端部と一対のチェ
ーンガイドアームとの接触状態を維持する支点機構を設
け、流体チャンバ内への流体の流入によりピストンが孔
から外方に移動するようにしたので、この単一の液圧テ
ンショナによって、二本のチェーンの緊張力を維持でき
るようになり、これにより、コストを削減できる効果が
ある。
液圧テンショナによれば、ピストンの端部と一対のチェ
ーンガイドアームとの接触状態を維持する支点機構を設
け、流体チャンバ内への流体の流入によりピストンが孔
から外方に移動するようにしたので、この単一の液圧テ
ンショナによって、二本のチェーンの緊張力を維持でき
るようになり、これにより、コストを削減できる効果が
ある。
【００５０】また第２の発明に係る液圧テンショナによ
れば、孔内をスライド可能な複数のピストンを設けると
ともに、これら複数のピストンのうちの第１，第２のピ
ストンをそれぞれテンショナアームと接触させ、第１，
第２のピストンの各々の動きが、対応するテンショナア
ームの動きを効果的に生じさせるようにしたので、この
単一の液圧テンショナによって、二本のチェーンの緊張
力を維持できるようになり、これにより、コストを削減
できる効果がある。
れば、孔内をスライド可能な複数のピストンを設けると
ともに、これら複数のピストンのうちの第１，第２のピ
ストンをそれぞれテンショナアームと接触させ、第１，
第２のピストンの各々の動きが、対応するテンショナア
ームの動きを効果的に生じさせるようにしたので、この
単一の液圧テンショナによって、二本のチェーンの緊張
力を維持できるようになり、これにより、コストを削減
できる効果がある。
【図１】本発明の第１の実施態様による液圧テンショナ
の断面図である。
の断面図である。
【図２】液圧テンショナ（図１）のピストンの底面断面
図である。
図である。
【図３】本発明の第２の実施態様による液圧テンショナ
の断面図である。
の断面図である。
【図４】本発明の第３の実施態様による液圧テンショナ
の断面図（図５の４−４線断面図）である。
の断面図（図５の４−４線断面図）である。
【図５】液圧テンショナおよびチェーンガイドアーム組
立体の側面図である。
立体の側面図である。
【図６】液圧テンショナ（図４）におけるチェーンガイ
ドアームおよびピストン係合溝の斜視図である。
ドアームおよびピストン係合溝の斜視図である。
１１ 液圧テンショナ ２３ 孔 ２４ 流路 ２５ ハウジング ５０ ピストン ５１ 上端部 ５２ 支点付アーム（支点機構） ５３ スプリング ６０ 第１のチェーンガイドアーム ６１ 第２のチェーンガイドアーム １００ チェックバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップ・ジェイ・モット アメリカ合衆国 ニューヨーク州 13053 ドライデン キンバリー・サークル １
Claims (8)
- 【請求項１】 液圧テンショナにおいて、 流体チャンバを画成する孔が形成されたハウジングと、 端部を有し、前記孔内にスライド可能に受け入れられた
ピストンと、 前記孔内に配置され、前記ピストンを前記孔から突出す
る方向に付勢するスプリングと、 前記流体チャンバと加圧流体源との間に配置され、前記
加圧流体源から前記チャンバ内への流体の流れを許容し
かつ逆方向への流体の流れを実質的に阻止するチェック
バルブと、 前記ハウジング内に形成され、前記流体チャンバを前記
加圧流体源に接続するための流路と、 前記ピストンの端部と一対のチェーンガイドアームとの
接触状態を維持する支点機構とを備え、 前記流体チャンバ内への流体の流入が、前記ピストンの
前記孔から外方への移動を生じさせるようになってい
る、ことを特徴とする液圧テンショナ。 - 【請求項２】 請求項１記載の液圧テンショナにおい
て、 前記支点機構が、前記ピストンの端部に当接する支点付
アームに装着された一対の当接部材を有している、こと
を特徴とする液圧テンショナ。 - 【請求項３】 液圧テンショナにおいて、 流体チャンバを画成する孔が形成されたハウジングと、 前記孔内にスライド可能に受け入れられた複数のピスト
ンと、 第１のスプリングによって前記孔から突出する方向に付
勢された前記複数のピストンのうちの第１のピストン
と、 第２のスプリングによって前記孔から突出する方向に付
勢された前記複数のピストンのうちの第２のピストン
と、 前記流体チャンバと加圧流体源との間に配置され、前記
加圧流体源から前記流体チャンバ内への流体の流れを許
容しかつ逆方向への流体の流れを実質的に阻止するチェ
ックバルブと、 前記ハウジング内に形成され、前記流体チャンバを前記
加圧流体源に接続するための流路とを備え、 前記第１，第２のピストンの各々がテンショナアームと
接触しており、前記第１，第２のピストンの各々の動き
が、対応する前記テンショナアームの動きを効果的に生
じさせるようになっている、ことを特徴とする液圧テン
ショナ。 - 【請求項４】 請求項３記載の液圧テンショナにおい
て、 前記第２のピストンが前記第１のピストン内にスライド
可能に配置されている、ことを特徴とする液圧テンショ
ナ。 - 【請求項５】 請求項４記載の液圧テンショナにおい
て、 前記第１のスプリングが前記孔の外部において前記ハウ
ジングに当接しており、前記第２のピストンが前記孔内
に配置されている、ことを特徴とする液圧テンショナ。 - 【請求項６】 請求項３記載の液圧テンショナにおい
て、 前記第１，第２のピストンが前記孔内に並設されてい
る、ことを特徴とする液圧テンショナ。 - 【請求項７】 請求項６記載の液圧テンショナにおい
て、 前記第１，第２のピストンが実質的に等しい断面積を有
している、ことを特徴とする液圧テンショナ。 - 【請求項８】 請求項６記載の液圧テンショナにおい
て、 前記第１，第２のピストンが実質的にＤ字状の断面を有
している、ことを特徴とする液圧テンショナ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/760,834 US5700216A (en) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | Hydraulic tensioner for dual chain system |
| US08/760,834 | 1996-12-05 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10292856A true JPH10292856A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=25060318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9352455A Pending JPH10292856A (ja) | 1996-12-05 | 1997-12-05 | 液圧テンショナ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5700216A (ja) |
| EP (1) | EP0846892A1 (ja) |
| JP (1) | JPH10292856A (ja) |
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1996
- 1996-12-05 US US08/760,834 patent/US5700216A/en not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-12-03 EP EP97309737A patent/EP0846892A1/en not_active Ceased
- 1997-12-05 JP JP9352455A patent/JPH10292856A/ja active Pending
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| US10077825B2 (en) | 2013-03-07 | 2018-09-18 | Borgwarner Inc. | Tensioner with spring force control |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5700216A (en) | 1997-12-23 |
| EP0846892A1 (en) | 1998-06-10 |
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