JPH1029225A - 射出成形品の搬送方法 - Google Patents
射出成形品の搬送方法Info
- Publication number
- JPH1029225A JPH1029225A JP18607096A JP18607096A JPH1029225A JP H1029225 A JPH1029225 A JP H1029225A JP 18607096 A JP18607096 A JP 18607096A JP 18607096 A JP18607096 A JP 18607096A JP H1029225 A JPH1029225 A JP H1029225A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded
- injection molding
- moldings
- product
- line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1769—Handling of moulded articles or runners, e.g. sorting, stacking, grinding of runners
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1769—Handling of moulded articles or runners, e.g. sorting, stacking, grinding of runners
- B29C2045/177—Handling of moulded articles or runners, e.g. sorting, stacking, grinding of runners stacking moulded articles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の射出成形機によって成形された複数種
の成形品を搬送するにあたり、人手による作業を少なく
し、もって射出成形品の低コスト化を達成することので
きる射出成形品の搬送方法を提供する。 【解決手段】 射出成形機から取り出した成形品Ｓ1
を、取出機によって予め設定された個数づつ積み重ねて
搬送ライン５に送り出すことで、搬送ラインの末端にお
いて梱包処理等を行う際に、成形品を数えて積み重ねる
といった集積作業を不要としている。また、搬送ライン
の途中に成形品の重量を検出するセンサを設置し、その
センサ出力を用いて、成形品の各種類ごとの仕分けを行
うことで、梱包時における製品選別の自動化を達成して
いる。
の成形品を搬送するにあたり、人手による作業を少なく
し、もって射出成形品の低コスト化を達成することので
きる射出成形品の搬送方法を提供する。 【解決手段】 射出成形機から取り出した成形品Ｓ1
を、取出機によって予め設定された個数づつ積み重ねて
搬送ライン５に送り出すことで、搬送ラインの末端にお
いて梱包処理等を行う際に、成形品を数えて積み重ねる
といった集積作業を不要としている。また、搬送ライン
の途中に成形品の重量を検出するセンサを設置し、その
センサ出力を用いて、成形品の各種類ごとの仕分けを行
うことで、梱包時における製品選別の自動化を達成して
いる。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の射出成形機
により成形された複数種の成形品を搬送する方法に関す
る。
により成形された複数種の成形品を搬送する方法に関す
る。
【従来の技術】熱可塑性樹脂を射出成形する方法として
は、型閉め状態で内部にキャビティを形成する一対の成
形金型（固定型と可動型）を用い、そのキャビティ内に
加熱シリンダから溶融樹脂を射出充填し、その充填樹脂
を冷却固化した後、型開きを行って成形品を金型外部へ
と取り出す方法が一般的である。このような射出成形に
おいては、製品ニーズが多種多様化してきており、これ
に対応するため、現状では、一つの建屋内（工場内）に
多種の成形品を成形する複数の射出成形機を設置する、
といった成形ラインが組まれることが多くなってきてい
る。
は、型閉め状態で内部にキャビティを形成する一対の成
形金型（固定型と可動型）を用い、そのキャビティ内に
加熱シリンダから溶融樹脂を射出充填し、その充填樹脂
を冷却固化した後、型開きを行って成形品を金型外部へ
と取り出す方法が一般的である。このような射出成形に
おいては、製品ニーズが多種多様化してきており、これ
に対応するため、現状では、一つの建屋内（工場内）に
多種の成形品を成形する複数の射出成形機を設置する、
といった成形ラインが組まれることが多くなってきてい
る。
【発明が解決しようとする課題】ところで、射出成形ラ
インにおいては、一般に、複数の射出成形機で連続して
成形される各成形品を、成形機の近辺に１次保管してお
き、その集積した各成形品を人手によって梱包処理を場
所へと運搬し、さらに各種類ごとに成形品を所定個数づ
つ段ボール箱に入れて梱包する、といった手順で成形品
の運搬・梱包を行っているため、その運搬・梱包の際の
人件費が製品のコスト高をもたらす要因となっている。
また、このような点を解消するため、複数の射出成形機
を配置した工場に搬送ラインを設置し、その搬送ライン
で各成形機で成形された成形品を、梱包処理を行う場所
へと搬送するといったシステムも構築されつつあるが、
このような搬送システムにおいても、ライン末端での成
形品の各種類ごとの仕分けと、成形品を梱包個数づつ数
えて集積（積み重ね）するといった作業は、人手に頼ら
ざるを得ないのが現状である。本発明はそのような実情
に鑑みてなされたもので、複数の射出成形機によって成
形された複数種の成形品を搬送するにあたり、人手によ
る作業を少なくし、もって射出成形品の低コスト化を達
成することのできる射出成形品の搬送方法の提供を目的
とする。
インにおいては、一般に、複数の射出成形機で連続して
成形される各成形品を、成形機の近辺に１次保管してお
き、その集積した各成形品を人手によって梱包処理を場
所へと運搬し、さらに各種類ごとに成形品を所定個数づ
つ段ボール箱に入れて梱包する、といった手順で成形品
の運搬・梱包を行っているため、その運搬・梱包の際の
人件費が製品のコスト高をもたらす要因となっている。
また、このような点を解消するため、複数の射出成形機
を配置した工場に搬送ラインを設置し、その搬送ライン
で各成形機で成形された成形品を、梱包処理を行う場所
へと搬送するといったシステムも構築されつつあるが、
このような搬送システムにおいても、ライン末端での成
形品の各種類ごとの仕分けと、成形品を梱包個数づつ数
えて集積（積み重ね）するといった作業は、人手に頼ら
ざるを得ないのが現状である。本発明はそのような実情
に鑑みてなされたもので、複数の射出成形機によって成
形された複数種の成形品を搬送するにあたり、人手によ
る作業を少なくし、もって射出成形品の低コスト化を達
成することのできる射出成形品の搬送方法の提供を目的
とする。
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、複数の射出成形機により成形された複数
種の成形品を、同一の搬送ラインにより搬送するにあた
り、それら複数種の成形品のうち特定の成形品について
は、射出成形機から取り出した後、取出機によって予め
設定された個数積み重ねてから、搬送ラインに送り出す
ことによって特徴づけられる。このように、成形品を予
め設定された個数（梱包個数）づつ積み重ねた状態でラ
イン末端まで搬送することにより、梱包処理を行う際
に、成形品の個数を数えて積み重ねるといった作業を省
略できる。また、本発明では、搬送ラインの途中に、こ
のラインによって搬送される成形品の重量を検出するセ
ンサを設置し、そのセンサ出力を用いて、成形品の各種
類ごとの仕分けを行うことで、梱包時における製品選別
の自動化を達成している。ここで、本発明において、成
形品の仕分けに重量センサを用いる理由とその利点を以
下に述べる。まず、物流の分野等において物品を仕分け
る方法として、搬送ラインに載せる物品に仕分け情報を
表示し、その情報を光学的に読み取り、ライン末端の振
分け機構（プッシャー等）を駆動するというシステムが
採られているが、そのような方法は射出成形品には不向
きである。すなわち、射出成形機から取り出した直後の
成形品に仕分け情報を表示することは困難である。ま
た、それ以外の方法として、例えば、成形品をカメラ等
で撮影し、画像処理により成形品の形状を認識して、そ
の認識結果に基づいて成形品を振分けるというシステム
も考えられるが、この場合、信号処理系が複雑となって
製品選別に要する費用が高くつくという問題がある。特
に、成形品を重ね合わせた状態で搬送する場合、その認
識のための画像処理が非常に困難となるため、そのシス
テム構築に膨大な費用が掛かる。これに対し、本発明の
ように重量センサを用いると、検出した重量値からその
まま製品を特定することが可能となるので、成形品の積
み重ねの有無あるいは積み重ね個数に関係なく、簡単な
信号処理により成形品を識別することができ、これによ
り低コストのもとに製品選別の自動化を達成することが
できる。しかも、前記したような画像処理による方法で
は、製品形状が同一で色・模様などが異なる複数種の成
形品を識別することは非常に困難であるのに対し、本発
明では、成形品が同一形状であっても積み重ねる個数
を、各種類ごとに互いに相違させておくことで、そのよ
うな場合の製品選別も可能になる。
め、本発明は、複数の射出成形機により成形された複数
種の成形品を、同一の搬送ラインにより搬送するにあた
り、それら複数種の成形品のうち特定の成形品について
は、射出成形機から取り出した後、取出機によって予め
設定された個数積み重ねてから、搬送ラインに送り出す
ことによって特徴づけられる。このように、成形品を予
め設定された個数（梱包個数）づつ積み重ねた状態でラ
イン末端まで搬送することにより、梱包処理を行う際
に、成形品の個数を数えて積み重ねるといった作業を省
略できる。また、本発明では、搬送ラインの途中に、こ
のラインによって搬送される成形品の重量を検出するセ
ンサを設置し、そのセンサ出力を用いて、成形品の各種
類ごとの仕分けを行うことで、梱包時における製品選別
の自動化を達成している。ここで、本発明において、成
形品の仕分けに重量センサを用いる理由とその利点を以
下に述べる。まず、物流の分野等において物品を仕分け
る方法として、搬送ラインに載せる物品に仕分け情報を
表示し、その情報を光学的に読み取り、ライン末端の振
分け機構（プッシャー等）を駆動するというシステムが
採られているが、そのような方法は射出成形品には不向
きである。すなわち、射出成形機から取り出した直後の
成形品に仕分け情報を表示することは困難である。ま
た、それ以外の方法として、例えば、成形品をカメラ等
で撮影し、画像処理により成形品の形状を認識して、そ
の認識結果に基づいて成形品を振分けるというシステム
も考えられるが、この場合、信号処理系が複雑となって
製品選別に要する費用が高くつくという問題がある。特
に、成形品を重ね合わせた状態で搬送する場合、その認
識のための画像処理が非常に困難となるため、そのシス
テム構築に膨大な費用が掛かる。これに対し、本発明の
ように重量センサを用いると、検出した重量値からその
まま製品を特定することが可能となるので、成形品の積
み重ねの有無あるいは積み重ね個数に関係なく、簡単な
信号処理により成形品を識別することができ、これによ
り低コストのもとに製品選別の自動化を達成することが
できる。しかも、前記したような画像処理による方法で
は、製品形状が同一で色・模様などが異なる複数種の成
形品を識別することは非常に困難であるのに対し、本発
明では、成形品が同一形状であっても積み重ねる個数
を、各種類ごとに互いに相違させておくことで、そのよ
うな場合の製品選別も可能になる。
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の形態の説明
図、図２はその実施の形態の要部説明図である。この実
施の形態は、４機種の射出成形機１・・４で成形される成
形品の搬送に本発明を適用した例を示している。まず、
射出成形機１、２、３及び４は、それぞれ、洗面器、ご
み容器、洗濯物かご及び浴用椅子を成形する成形機で、
これら４台の射出成形機１・・４は一方向に配列されてお
り、その側方に１系統の搬送コンベア（搬送ライン）５
が設置されている。また、各射出成形機１・・４にはそれ
ぞれ取出機１１・・４１が設置されており、さらに、各射
出成形機１・・４と搬送コンベア５との間には、その各成
形機で成形された成形品を搬送コンベア５に送り出すた
めの送出ベルト１２・・４２がそれぞれ設置されている。
なお、各取出機１１・・４１は、射出成形機の金型が型開
きした時点で、成形品を金型外部へと取り出すといった
一般的な機能に加えて、その取り出した成形品をそれぞ
れの送出ベルト１２・・４２までハンドリングするという
機能を備えており、その成形品の取り出しから送出ベル
トまでの移動を１成形サイクル内で完了することができ
る。そして、これらの射出成形機１・・４、取出機１１・・
４１、並びに送出ベルト１２・・４２は、それぞれ、射出
成形ラインに設置されたコンピュータ（図示せず）によ
って後述する動作で駆動制御される。一方、搬送コンベ
ア５の途中には、上流側から送られてくる各成形品の重
量を検出する重量センサ６１を備えた重量検出部６が設
置されており、この重量センサ６１の検出信号は、搬送
コンベア５の末端に設置された製品選別装置７に供給さ
れる。製品選別装置７は、４台のプッシャー７１・・７４
とその駆動回路７０を備え、重量センサ６１からの重量
検出信号に基づいて、駆動回路７０が４台のプッシャー
７１、７２、７３または７４のいずれか一台を選択的に
駆動するように構成されている。次に、この例の搬送動
作を述べる。まず、各射出成形機１、２、３または４で
成形された各成形品は、それぞれの取出機１１、２１、
３１または４１によって成形金型外部へと取り出され、
その各取出機によってハンドリングされ、送出ベルト１
２、２２、３２または４２の上面に置かれる。このと
き、射出成形機１の成形品については、図２(A) 〜(C)
に示すように、射出成形機１で連続して成形される成形
品Ｓ1 を送出ベルト１２の上面に順次に積み重ねてゆ
き、その積み重ね数が、予め設定された個数（段ボール
への収容個数；５個）となった後に、送出ベルト１２を
駆動して、積み重ねた成形品Ｓ1 ・・Ｓ1 を搬送コンベア
５に送り出す。また、射出成形機２及び３の各成形品に
ついても、同様に予め設定された個数づつ積み重ねた状
態で搬送コンベア５へと送り出す。なお、これら成形品
の積み重ね個数は、成形ラインのコンピュータへの設定
個数の入力値を変えることで任意に変更できる。一方、
射出成形機４で成形された成形品については、そのよう
な積み重ねは行わずに搬送コンベア５へと送り出すが、
他の成形品との搬送コンベア５上での輻輳を回避するた
め、送出ベルト４２に置かれた後、タイミングをはかっ
て搬送コンベア５に送り出す。またこのような点につい
ては、射出成形機１、２及び３にも同様なことが言える
ので、各成形品の所定個数づつの積み重ねが完了した
後、タイミングをはかって成形品を搬送ラインに送り出
すようにしておく。なお、その具体的な手段としては、
例えば搬送コンベア５の近傍に、成形品検出用の非接触
センサ（光電センサ等）を配置しておき、そのセンサ出
力に基づいて射出成形ラインのコンピュータが、搬送コ
ンベア５上で成形品が輻輳しないように、各送出ベルト
１２・・４２の駆動のタイミングを制御する、といった方
法を採用すればよい。以上の動作によって搬送コンベア
５に送り出された４種の成形品は、それぞれ重量検出部
６で重量が検出された後、ライン末端まで送られてゆ
き、製品選別装置７によって仕分けられる。その製品選
別の動作は、搬送コンベア５によって搬送される成形品
が重量検出部６に達したときに出力される重量検出値
が、４種の成形品のうち、どの成形品の重量（積み重ね
重量）に相当するのかを比較・判定し、その判定結果が
例えば射出成形機１で成形された成形品Ｓ1 である場
合、重量検出信号が出力された時点から所定の時間（成
形品が重量検出部６から製品選別装置７の一番目のプッ
シャー７１まで達する時間）が経過した時点で、製品選
別装置７のプッシャー７１のみを駆動して、成形品Ｓ1
を搬送コンベア５から梱包ライン８１へと送り出すとい
った動作である。また、射出成形機２、３または４で成
形された成形品についても、同様な動作により、それぞ
れのプッシャー７２、７３または７４を駆動することに
よって、その各成形品を搬送コンベア５から梱包ライン
８２、８３または８４へと送り出す。そして、以上のよ
うにして搬送された成形品のうち、射出成形機１、２及
び３で成形された成形品（洗面器、ごみ容器及び洗濯物
かご）は、そのままの状態（積み重ね状態）で段ボール
箱に入れて梱包する。また、射出成形機４で成形された
浴用椅子については、椅子上面の座を取り付けた後、所
定個数づつ揃えて段ボール箱に入れて梱包する。ここ
で、以上の実施の形態においては、射出成形機４の取出
機４１及び送出ベルト４２も他の成形機のものと同等の
機能を備えているので、製品変更のより射出成形機４に
おいて洗面器等の積み重ねが可能な成形品を成形する場
合には、他の成形機と同様に、成形品を予め設定された
個数づつ積み重ねてから搬送コンベア５に送り出すこと
いったシステムを採ることも可能である。また、製品変
更により射出成形機４（または射出成形２もしくは３）
で洗面器を成形するにあたり、その形状寸法が射出成形
機１によって成形される洗面器と同一で色のみが異なる
場合には、この成形機４で成形した洗面器の積み重ね個
数を、例えば４個または６個としておけば、射出成形機
１で成形した洗面器の積み重ね個数５との重量差（１個
分）でもって、ライン末端での製品選別装置７による仕
分けが可能になる。なお、以上の実施の形態では、４台
の射出成形機で成形された４種類の成形品を搬送する場
合の例を示したが、本発明はこれに限られることなく、
２機種以上の射出成形機で成形された複数種の成形品
を、同一の搬送ラインによって梱包処理を行う場所まで
搬送する場合にも適用できることは勿論である。
図、図２はその実施の形態の要部説明図である。この実
施の形態は、４機種の射出成形機１・・４で成形される成
形品の搬送に本発明を適用した例を示している。まず、
射出成形機１、２、３及び４は、それぞれ、洗面器、ご
み容器、洗濯物かご及び浴用椅子を成形する成形機で、
これら４台の射出成形機１・・４は一方向に配列されてお
り、その側方に１系統の搬送コンベア（搬送ライン）５
が設置されている。また、各射出成形機１・・４にはそれ
ぞれ取出機１１・・４１が設置されており、さらに、各射
出成形機１・・４と搬送コンベア５との間には、その各成
形機で成形された成形品を搬送コンベア５に送り出すた
めの送出ベルト１２・・４２がそれぞれ設置されている。
なお、各取出機１１・・４１は、射出成形機の金型が型開
きした時点で、成形品を金型外部へと取り出すといった
一般的な機能に加えて、その取り出した成形品をそれぞ
れの送出ベルト１２・・４２までハンドリングするという
機能を備えており、その成形品の取り出しから送出ベル
トまでの移動を１成形サイクル内で完了することができ
る。そして、これらの射出成形機１・・４、取出機１１・・
４１、並びに送出ベルト１２・・４２は、それぞれ、射出
成形ラインに設置されたコンピュータ（図示せず）によ
って後述する動作で駆動制御される。一方、搬送コンベ
ア５の途中には、上流側から送られてくる各成形品の重
量を検出する重量センサ６１を備えた重量検出部６が設
置されており、この重量センサ６１の検出信号は、搬送
コンベア５の末端に設置された製品選別装置７に供給さ
れる。製品選別装置７は、４台のプッシャー７１・・７４
とその駆動回路７０を備え、重量センサ６１からの重量
検出信号に基づいて、駆動回路７０が４台のプッシャー
７１、７２、７３または７４のいずれか一台を選択的に
駆動するように構成されている。次に、この例の搬送動
作を述べる。まず、各射出成形機１、２、３または４で
成形された各成形品は、それぞれの取出機１１、２１、
３１または４１によって成形金型外部へと取り出され、
その各取出機によってハンドリングされ、送出ベルト１
２、２２、３２または４２の上面に置かれる。このと
き、射出成形機１の成形品については、図２(A) 〜(C)
に示すように、射出成形機１で連続して成形される成形
品Ｓ1 を送出ベルト１２の上面に順次に積み重ねてゆ
き、その積み重ね数が、予め設定された個数（段ボール
への収容個数；５個）となった後に、送出ベルト１２を
駆動して、積み重ねた成形品Ｓ1 ・・Ｓ1 を搬送コンベア
５に送り出す。また、射出成形機２及び３の各成形品に
ついても、同様に予め設定された個数づつ積み重ねた状
態で搬送コンベア５へと送り出す。なお、これら成形品
の積み重ね個数は、成形ラインのコンピュータへの設定
個数の入力値を変えることで任意に変更できる。一方、
射出成形機４で成形された成形品については、そのよう
な積み重ねは行わずに搬送コンベア５へと送り出すが、
他の成形品との搬送コンベア５上での輻輳を回避するた
め、送出ベルト４２に置かれた後、タイミングをはかっ
て搬送コンベア５に送り出す。またこのような点につい
ては、射出成形機１、２及び３にも同様なことが言える
ので、各成形品の所定個数づつの積み重ねが完了した
後、タイミングをはかって成形品を搬送ラインに送り出
すようにしておく。なお、その具体的な手段としては、
例えば搬送コンベア５の近傍に、成形品検出用の非接触
センサ（光電センサ等）を配置しておき、そのセンサ出
力に基づいて射出成形ラインのコンピュータが、搬送コ
ンベア５上で成形品が輻輳しないように、各送出ベルト
１２・・４２の駆動のタイミングを制御する、といった方
法を採用すればよい。以上の動作によって搬送コンベア
５に送り出された４種の成形品は、それぞれ重量検出部
６で重量が検出された後、ライン末端まで送られてゆ
き、製品選別装置７によって仕分けられる。その製品選
別の動作は、搬送コンベア５によって搬送される成形品
が重量検出部６に達したときに出力される重量検出値
が、４種の成形品のうち、どの成形品の重量（積み重ね
重量）に相当するのかを比較・判定し、その判定結果が
例えば射出成形機１で成形された成形品Ｓ1 である場
合、重量検出信号が出力された時点から所定の時間（成
形品が重量検出部６から製品選別装置７の一番目のプッ
シャー７１まで達する時間）が経過した時点で、製品選
別装置７のプッシャー７１のみを駆動して、成形品Ｓ1
を搬送コンベア５から梱包ライン８１へと送り出すとい
った動作である。また、射出成形機２、３または４で成
形された成形品についても、同様な動作により、それぞ
れのプッシャー７２、７３または７４を駆動することに
よって、その各成形品を搬送コンベア５から梱包ライン
８２、８３または８４へと送り出す。そして、以上のよ
うにして搬送された成形品のうち、射出成形機１、２及
び３で成形された成形品（洗面器、ごみ容器及び洗濯物
かご）は、そのままの状態（積み重ね状態）で段ボール
箱に入れて梱包する。また、射出成形機４で成形された
浴用椅子については、椅子上面の座を取り付けた後、所
定個数づつ揃えて段ボール箱に入れて梱包する。ここ
で、以上の実施の形態においては、射出成形機４の取出
機４１及び送出ベルト４２も他の成形機のものと同等の
機能を備えているので、製品変更のより射出成形機４に
おいて洗面器等の積み重ねが可能な成形品を成形する場
合には、他の成形機と同様に、成形品を予め設定された
個数づつ積み重ねてから搬送コンベア５に送り出すこと
いったシステムを採ることも可能である。また、製品変
更により射出成形機４（または射出成形２もしくは３）
で洗面器を成形するにあたり、その形状寸法が射出成形
機１によって成形される洗面器と同一で色のみが異なる
場合には、この成形機４で成形した洗面器の積み重ね個
数を、例えば４個または６個としておけば、射出成形機
１で成形した洗面器の積み重ね個数５との重量差（１個
分）でもって、ライン末端での製品選別装置７による仕
分けが可能になる。なお、以上の実施の形態では、４台
の射出成形機で成形された４種類の成形品を搬送する場
合の例を示したが、本発明はこれに限られることなく、
２機種以上の射出成形機で成形された複数種の成形品
を、同一の搬送ラインによって梱包処理を行う場所まで
搬送する場合にも適用できることは勿論である。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
射出成形機から取り出した成形品を、取出機によって予
め設定された個数づつ積み重ねて搬送ラインに送り出す
ので、搬送ラインの末端において梱包処理等を行う際
に、成形品を数えて積み重ねるといった作業を省略でき
る。また本発明では、そのように積み重ねた成形品であ
っても、各種類ごとの仕分けを自動的に行うことが可能
であることから、成形品の取り出しから梱包までの工程
において、人手による作業を非常に少なくすることがで
き、これにより製品コストの低減化をはかることができ
る。
射出成形機から取り出した成形品を、取出機によって予
め設定された個数づつ積み重ねて搬送ラインに送り出す
ので、搬送ラインの末端において梱包処理等を行う際
に、成形品を数えて積み重ねるといった作業を省略でき
る。また本発明では、そのように積み重ねた成形品であ
っても、各種類ごとの仕分けを自動的に行うことが可能
であることから、成形品の取り出しから梱包までの工程
において、人手による作業を非常に少なくすることがで
き、これにより製品コストの低減化をはかることができ
る。
【図１】本発明の実施の形態の説明図
【図２】同じく実施の形態の説明図
【符号の説明】 １・・４ 射出成形機 １１・・４１ 取出機 １２・・４２ 送出ベルト ５ 搬送コンベア（搬送ライン） ６ 重量検出部 ６１ 重量センサ ７ 製品選別装置 ７０ 駆動回路 ７１・・７４ プッシャー ８１・・８４ 梱包ライン Ｓ1 成形品
Claims (2)
- 【請求項１】 複数の射出成形機により成形された複数
種の成形品を、同一の搬送ラインによって搬送するにあ
たり、それら複数種の成形品のうち特定の成形品につい
ては、射出成形機から取り出した後、取出機によって予
め設定された個数積み重ねてから、搬送ラインに送り出
すことを特徴とする射出成形品の搬送方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載の搬送方法において、搬
送ラインの途中に、このラインによって搬送される成形
品の重量を検出するセンサを設置し、そのセンサ出力を
用いて、成形品の各種類ごとの仕分け行うことを特徴と
する射出成形品の搬送方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18607096A JPH1029225A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 射出成形品の搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18607096A JPH1029225A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 射出成形品の搬送方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1029225A true JPH1029225A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16181869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18607096A Pending JPH1029225A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 射出成形品の搬送方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1029225A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1013847A3 (fr) * | 1998-12-10 | 2002-10-01 | Zahoransky Anton Gmbh & Co | Procede et installation pour la fabrication de brosses. |
| JP2017165406A (ja) * | 2013-05-13 | 2017-09-21 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1996
- 1996-07-16 JP JP18607096A patent/JPH1029225A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1013847A3 (fr) * | 1998-12-10 | 2002-10-01 | Zahoransky Anton Gmbh & Co | Procede et installation pour la fabrication de brosses. |
| JP2017165406A (ja) * | 2013-05-13 | 2017-09-21 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6520317B2 (en) | Packaging and casing system | |
| EP1550610B1 (en) | Method and unit for packaging and palletizing rolls of toilet paper and/or kitchen towel | |
| CN107878854B (zh) | 机器人装箱集成系统的控制方法 | |
| CN108058860A (zh) | 一种肥皂自动化装箱与码垛的生产设备 | |
| US8046977B2 (en) | Packaging machine | |
| WO1986006304A1 (fr) | Appareil de conditionnement d'oeufs | |
| EP0957028A1 (en) | Method for packaging articles into containers | |
| CN215203113U (zh) | 一种自动注塑及检测设备 | |
| JPH1029225A (ja) | 射出成形品の搬送方法 | |
| CN106864794A (zh) | 一种注塑容器自动打包贴标生产线 | |
| JPS602417A (ja) | 包装装置 | |
| FI97610B (fi) | Laitteisto muovituotteiden valamiseksi | |
| CN210651606U (zh) | 后视镜外壳分拣装箱搬运线 | |
| CN112938064A (zh) | 一种智能开装封码垛一体化系统及方法 | |
| JP3413218B2 (ja) | 農産物の設定個数取出し装置 | |
| JP7114419B2 (ja) | 箱詰めシステム | |
| JP2566249Y2 (ja) | 物品の供給装置 | |
| JPS5818294B2 (ja) | 部品の計数分離機構 | |
| CN114408275B (zh) | 一种装卸高铬砖机械手集成系统 | |
| CN213057827U (zh) | 一种自动分拣设备 | |
| JP2000128305A (ja) | 選別出荷装置および選別出荷方法 | |
| JP2002284102A (ja) | 長物選別箱詰め装置 | |
| JP7315170B2 (ja) | 青果物の箱詰め用組合せ装置 | |
| JPH03262620A (ja) | 射出成形設備における製品搬送制御装置及びその方法 | |
| JP6532511B2 (ja) | 間欠型ピロー包装機 |