JPH10291413A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH10291413A
JPH10291413A JP11608397A JP11608397A JPH10291413A JP H10291413 A JPH10291413 A JP H10291413A JP 11608397 A JP11608397 A JP 11608397A JP 11608397 A JP11608397 A JP 11608397A JP H10291413 A JPH10291413 A JP H10291413A
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JP
Japan
Prior art keywords
engine
vehicle
air conditioning
conditioning system
main engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP11608397A
Other languages
English (en)
Inventor
Sankichi Oi
三吉 大井
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MERUTO GIKEN KK
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MERUTO GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型トラックや中型トラック等の車両の運転
室キャビンの空調装置として、経済的で排気ガス公害等
を減少させた車両用空調装置を提供する。 【解決手段】 走行用主エンジン(2)で駆動される冷
媒コンプレッサ−(4)、コンデンサ−(5)、レシ−
バ−(6)、エバポレ−タ−(7)等を含む空調システ
ムがある。上記走行用主エンジンとは別に空調システム
用の小さな補助エンジン(13)を設け、この補助エンジン
(13)を上記冷媒コンプレッサ−(4)に接続して上記空
調システムを駆動できるようにする。車両が長時間にわ
たって駐車しているときの空調システムは、上記走行用
主エンジンを停止させ、上記補助エンジンを始動させて
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック等の車両
の室内を冷暖房等する車両用空調装置に関し、特に車両
が駐車等している場合に効率よく冷暖房等できるように
した車両用空調装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車、特にトラック等では、走行時間
の調整その他種々の理由により長時間待機したり、長距
離運転による疲労や睡魔を解消するために仮眠すること
があり、その場合運転者はエンジンをアイドリング状態
に保持して冷房や暖房等の空調装置を作動させたままに
していることが多い。ところが、大型、中型等のトラッ
ク等の走行用のエンジンは大排気量の大型エンジンであ
るため、その間トラックの周囲には大量の排気ガスが排
出され、エンジン音も騒々しく、放熱量も多くなり、そ
の上走行もしていないのに無駄に大量の燃料を消費する
ことになって燃費を低下させる原因の1つにもなってい
た。
【0003】
【発明の解決課題】本発明は、大型トラックや中型トラ
ックのように大型の走行用エンジンで空調システムを駆
動して運転室キャビンを冷暖房している車両において、
長時間駐車中に空調するときに大量の排気ガス、騒音、
発熱等を生じないようにした車両用空調装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題解決の手段】本発明によれば、走行中は走行用主
エンジンで冷媒コンプレッサ−、コンデンサ−、エバポ
レ−タ−等の空調システムを駆動して運転室キャビン内
を空調するようにした車両用空調装置において、上記主
エンジンの他に補助エンジンを備え、車両が駐車してい
るとき該補助エンジンに切換えて上記空調システムを駆
動すると共に暖房は小型(補助)エンジンの冷却水の一
部を運転室に既設のヒ−タ−コアを利用し暖房装置とす
るようにした車両用空調装置が提供され、該補助エンジ
ンを上記空調システムを駆動するに充分な小型エンジン
で構成することにより従来のような排気ガス、騒音、発
熱、燃費等の問題を解決することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】図において、トラック等の車両
(1)の走行用主エンジン(2)によって駆動される空
調システムは、公知の構成であって、基本的なその構成
を示せば、上記主エンジン(2)から電磁クラッチ
(3)を介して駆動される冷媒コンプレッサ−(4)に
より冷媒を加圧し、この冷媒をコンデンサ−(5)で冷
却して液化し、レシ−バ−(6)を通してエバポレ−タ
−(7)で気化し、この気化熱で運転室キャビン(8)
内を冷却し、該エバポレ−タ−(7)で気化した冷媒を
上記コンプレッサ−(4)へ送り再び加圧して上記工程
を繰り返すという構成を具備している。
【0006】また、上記走行用主エンジン(2)を冷却
する冷却水は、公知のようにラジエ−タ−(9)、ウォ
−タポンプ(10)等を含む冷却装置により上記主エンジン
(2)とラジエ−タ−(9)間を循環し、その一部は該
冷却水の流路(11)から分岐して運転室キャビン(8)内
のヒ−タ−コア(12)に供給され、該運転室キャビン
(8)の暖房に用いられる。
【0007】上記車両(1)には、上記主エンジン
(2)が停止した際に始動されるよう補助エンジン(13)
を適宜位置に設けてあり、該補助エンジン(13)は電磁ク
ラッチ(14)を介し上記冷媒コンプレッサ−(4)に連結
している。該補助エンジン(13)の大きさは、該コンプレ
ッサ−(4)を駆動するに充分な上記主エンジンより小
さなエンジンで良く、該補助エンジン(13)には、該エン
ジンを始動するためのバッテリ−(15)、セルモ−タ−(1
6)等が接続され、また該バッテリ−(15)に充電するため
の発電機(17)やレギュレ−タ−(18)、コントロ−ラ−(1
9)等が設けられているが、これらの多くは既存の主エン
ジンの各装置を共用することができる。
【0008】図において、上記走行用主エンジン(2)
として、一般に大型、中型トラックではジ−ゼル機関が
用いられているので、上記補助エンジン(13)もジ−ゼル
機関が用いられ、燃料タンク(20)から上記両エンジンに
軽油を供給するようにしてあるが、補助エンジンをガソ
リン機関としガソリンを燃料としてもよい。
【0009】上記補助エンジン(13)の冷却水の流路(21)
は、上記主エンジン(2)の冷却水流路(11)に接続され
ており、該流路(11),(21)の適宜位置には、電磁ストッ
プバルブ(22)や切換バルブ等を設けて一方のエンジンが
作動しているとき他方のエンジン側に冷却水が流れ込ま
ないようにしてある。
【0010】上記ラジエ−タ−(9)、コンデンサ−
(5)、エバポレ−タ−(7)、ヒ−タ−コア(12)等に
付設されるファン(23),(24),(25),(26)は、上記主エ
ンジン(2)や補助エンジン(13)で直接駆動されるファ
ンとしたり、各エンジンで起動される電動ファンとした
り、適宜に構成することができる。
【0011】上記補助エンジン(13)のスタ−タは、図2
に示すように専用のセルモ−タ−等を用いてもよいが、
主エンジン(2)の回転力を利用して始動させるように
してもよい。図3は、そのような一実施例を示し、主エ
ンジン(2)と補助エンジン(13)を電磁クラッチ(27)を
介して連結し、上記主エンジンを停止させて補助エンジ
ンを駆動しようとするとき、該主エンジン(2)の停止
に先立って上記電磁クラッチ(27)によって主エンジンの
回転力を補助エンジンに伝え、該補助エンジンを始動す
るようにしてある。
【0012】なお、図3に示すように、オルタネ−タ−
等の発電機を共用するには、例えば補助エンジン(13)に
設けた電磁クラッチ(28)とコンプレッサ−(4)及びオ
ルタネ−タ−(17)を連結し、また上記コンプレッサ−
(4)及びオルタネ−タ−(17)にそれぞれ設けた電磁ク
ラッチ(29),(30)と上記主エンジン(2)を連結すれば
よい。このように構成すれば、上記補助エンジン(13)で
上記コンプレッサ−(4)及びオルタネ−タ−(17)を駆
動するときは、上記電磁クラッチ(28)を接続して補助エ
ンジンの回転力を伝達し、上記電磁クラッチ(29)及び(3
0)は切っておく。一方、上記主エンジン(2)を駆動し
ているときは、上記電磁クラッチ(28)を切り、電磁クラ
ッチ(29),(30)を適時に接続したり、切ったりすればよ
い。
【0013】なお、上述の実施例において、電磁クラッ
チにより回転力の断続を行うようにしたが手動の切換ク
ラッチを設けたり、上記補助エンジンとしてバッテリ−
若しくは商用電源で駆動されるモ−タ−(図示略)を用
いてもよい。
【0014】而して、上記トラック等の車両(1)は、
主エンジン(2)を駆動して走行しているときは、公知
のように上記冷媒コンプレッサ−(4)等を含む空調シ
ステムを作動させて運転室キャビン(8)を冷房した
り、ヒ−タ−により暖房したりする。そして、駐車場、
工場、サ−ビスエリア内等で長時間駐車したり、仮眠等
するときは、上記主エンジン(2)を停止し、上記補助
エンジン(13)を駆動して冷房し、また該補助エンジンの
冷却水により暖房する。この運転の切換は手動で行って
もよいし、駐車時に、駐車ブレ−キ(ハンドブレ−キ)
が操作されている時間を計測するセンサ−やタイマ−等
を組み合せた自動切換手段を設け、長時間駐車している
と判断した場合には自動的に運転を切換えるように構成
してもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され、トラッ
ク等の車両の空調システムを走行用主エンジン若しくは
補助エンジンで駆動するようにしたので、車両走行中
は、走行用主エンジンで空調システムを駆動して運転室
キャビン内を冷暖房でき、長時間駐車時には走行用エン
ジンを停止して補助エンジンで空調システムを駆動させ
ることができ、該補助エンジンは上記空調システムを駆
動するに充分な小さなエンジンで済むから、従来のよう
に走行用主エンジンを駐車中もアイドリングさせて空調
システムを駆動する場合に比べて、燃費、エンジン音等
を低減させ、特に排気ガスやエンジンからの放熱量等を
著しく低下させることができ、大型、中型等のトラック
の運転室キャビン内の空調装置として好適に使用できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調装置を備えた車両の側面図。
【図2】本発明の一実施例の全体の構成図。
【図3】主エンジン、補助エンジン及びコンプレッサ−
部分の他の実施例を示す構成図。
【符号の説明】
1 車両 2 走行用主エンジン 4 冷媒コンプ
レッサ− 5 コンデンサ− 6 レシ−バ−
7 エバポレ−タ− 8 運転室キャビン9 ラジエ
−タ− 12 ヒ−タ−コア 13 補助エンジン
15 バッテリ− 16 セルモ−タ− 17 発電機
18 レギュレ−タ− 19 コントロ−ラ− 20
燃料タンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両走行用主エンジンにより駆動される
    冷媒コンプレッサ−、コンデンサ−、レシ−バ−、エバ
    ポレ−タ−等を含む空調システムを有し、該車両に補助
    エンジンを設け、上記主エンジンが停止した際上記補助
    エンジンを始動し、該補助エンジンにより上記冷媒コン
    プレッサ−、コンデンサ−、レシ−バ−、エバポレ−タ
    −等を含む上記空調システムを駆動するようにしたこと
    を特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 上記補助エンジンは、上記主エンジンに
    より始動される請求項1に記載の車両用空調装置。
JP11608397A 1997-04-21 1997-04-21 車両用空調装置 Pending JPH10291413A (ja)

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JP (1) JPH10291413A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045389A (ja) * 2005-07-11 2007-02-22 Sanden Corp 車両用空調装置
JP2013032224A (ja) * 2011-07-29 2013-02-14 Liebherr Werk Ehingen Gmbh クレーン用駆動装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045389A (ja) * 2005-07-11 2007-02-22 Sanden Corp 車両用空調装置
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