JPH10289838A - 固体電解コンデンサ - Google Patents

固体電解コンデンサ

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JPH10289838A
JPH10289838A JP9113555A JP11355597A JPH10289838A JP H10289838 A JPH10289838 A JP H10289838A JP 9113555 A JP9113555 A JP 9113555A JP 11355597 A JP11355597 A JP 11355597A JP H10289838 A JPH10289838 A JP H10289838A
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electrolytic capacitor
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Junji Tagiri
淳二 田切
Reiji Sato
玲司 佐藤
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    • H01G11/22Electrodes
    • H01G11/30Electrodes characterised by their material
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部陽極電極端子及び外部陰極電極端子に使
用するリードフレームを改良することにより、固体電解
コンデンサがリフローハンダ付け等で実装された後に高
温状態にあってもコンデンサ特性に悪影響を与えること
がない固体電解コンデンサを提供すること。 【解決手段】 弁作用金属の表面に陽極酸化皮膜層を形
成し、該陽極酸化皮膜層上の所定の部分に導電性機能高
分子膜層を形成し、該導電性機能高分子膜層上に導電体
層を構成し、該導電体層上を陰極部として外部陰極電極
端子12を接続すると共に、弁作用金属を陽極部として
外部陽極電極端子11を接続し、更に絶縁性樹脂モール
ドの外装13を施してなる固体電解コンデンサにおい
て、外部陰極電極端子12及び外部陽極電極端子11の
表面に、銅又は銅と錫との合金とカップリング剤とのメ
ッキ液により、メッキ処理された複合メッキ膜層11
a、12aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は導電性機能高分子を
電解質とする固体電解コンデンサに関し、特に高温状態
においてコンデンサ特性が安定している固体電解コンデ
ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の小形化、高性能化、高
温・高信頼性化に伴い、電子機器に使用される電源部も
小形化・長寿命化が急速に発展している。電源の小形化
・長寿命化のためには、特に出力平滑回路部に用いられ
る出力平滑コンデンサに対して、下記のような性能が要
求される。 (1)低インピーダンスで、低等価直列抵抗(ESR)
値を有すること。
【0003】(2)高温においてコンデンサ特性値が安
定していること。
【0004】(3)小形で且つ大容量であること。
【0005】上記要求に対して、従来から二酸化マンガ
ン、TCNQ塩、導電性機能高分子膜層を固体電解質と
して用いる低インピーダンスで、低等価直列抵抗(ES
R)値を有する固体電解コンデンサが開発されて来た。
これらのコンデンサの特性は、使用した固体電解質の電
気電導度により決定され、導電性機能高分子膜を電解質
とする固体コンデンサは、他のコンデンサと比較して特
に優れている。
【0006】前記弁作用金属の表面に形成された陽極酸
化皮膜層上に導電性機能高分子膜を形成する方法として
は、電解質とピロールとを含む溶液中で電解酸化重合法
により形成する方法と、酸化剤を予め陽極酸化皮膜上に
付着させた後、該電解質とピロールとを含む液中で、化
学重合法により形成する方法とがある。
【0007】上記化学重合法又は電解酸化重合法により
形成した導電性機能高分子膜層は、従来の電解液や二酸
化マンガン等と比較して、非常に低い抵抗値を有するた
め、コンデンサのインピーダンスの周波数特性が良いだ
けでなく、非常に低い等価直列抵抗値を有し、従来のコ
ンデンサにない特徴を持っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記導
電性機能高分子膜層は高温状態において、酸素に接触す
ると、導電性機能高分子膜層は酸化し、その導電性が低
下してしまうという欠点があった。このため、導電性機
能高分子膜層の形成時に酸化を抑制する酸化抑制剤の検
討や、電解質(ドーパント)の検討、封止方法の検討が
行われている。
【0009】図8に示すように、固体電解コンデンサ素
子8の陽極部9に外部陽極電極端子11を、陰極部10
に外部陰極電極端子12を接続し、絶縁性樹脂モールド
の外装13を施した構造のチップ形の固体電解コンデン
サにおいては、外部陽極電極端子11及び外部陰極電極
端子12に使用するリードフレームをどのような構成に
するかにより、リフローハンダ付け等の高温状態におい
て、外部陽極電極端子11及び外部陰極電極端子12と
外装13との間の機密性に影響を与え、下記のような問
題がある。
【0010】上記構造のチップ形の固体電解コンデンサ
においては、通常外部陽極電極端子11及び外部陰極電
極端子12の表面にはハンダメッキ膜層が形成されてい
る。このようにハンダメッキ膜層の形成された外部陽極
電極端子11及び外部陰極電極端子12を用いた固体電
解コンデンサをリフローハンダ付けで基板等に実装する
と、リフローハンダ付け時の高温により、ハンダメッキ
膜層が溶け、外部陽極電極端子11及び外部陰極電極端
子12と絶縁性樹脂モールドの外装13との間の機密が
悪くなる。この実装された固体電解コンデンサを高温状
態で使用すると、固体電解コンデンサの外部陽極電極端
子11及び外部陰極電極端子12と外装13の間に酸素
が浸入し、電解質である導電性機能高分子膜層が酸化
し、その導電性が低下してコンデンサ特性を劣化すると
いう問題があった。
【0011】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、外部陽極電極端子及び外部陰極電極端子に使用する
リードフレームを改良することにより、固体電解コンデ
ンサがリフローハンダ付け等で実装された後に高温状態
にあってもコンデンサ特性に悪影響を与えることがない
固体電解コンデンサを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、弁作用金属の表面に陽極酸化
皮膜層を形成し、該陽極酸化皮膜層上の所定の部分に導
電性機能高分子膜層を形成し、該導電性機能高分子膜層
上に導電体層を構成し、該導電体層上を陰極部として外
部陰極電極端子を接続すると共に、弁作用金属を陽極部
として外部陽極電極端子を接続し、更に絶縁性樹脂材の
外装を施してなる固体電解コンデンサにおいて、外部陰
極電極端子及び外部陽極電極端子の表面に、銅又は銅と
錫との合金とカップリング剤とのメッキ液により、メッ
キ処理された複合メッキ膜層が形成されていることを特
徴とする。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の固体電解コンデンサにおいて、前記カップリン
グ剤がシランカップリング剤又は金属アルコキシドであ
ることを特徴とする。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の固体電解コンデンサにおいて、前記シランカッ
プリング剤がγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン又はγ−アミノプロピルトリエトキシシランである
ことを特徴とする。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、請求項2
に記載の固体電解コンデンサにおいて、前記金属アルコ
キシドがアルミニウムイソプロピレート又はチタンイソ
プロピレートであることを特徴とする。
【0016】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
に記載の固体電解コンデンサにおいて、前記外部陰極電
極端子及び外部陽極電極端子の表面が粗面化されてお
り、該粗面化された表面に前記複合メッキ膜層を形成し
たことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の固体電解コンデン
サの構成を示す図である。図示するように、本固体電解
コンデンサは固体電解コンデンサ素子8の陽極部9に外
部陽極電極端子11を接続し、陰極部10に外部陰極電
極端子12を接続し、絶縁性樹脂(エポキシ樹脂)モー
ルドの外装13を施した構成である。外部陽極電極端子
11及び外部陰極電極端子12の各々の表面には後に詳
述する複合メッキ膜層11a及び12aが形成されてい
る。
【0018】外部陽極電極端子11及び外部陰極電極端
子12はリードフレームからなり、その材質は銅又は鉄
とニッケルとの合金(42アロイ)等を用い、その表面
には銅又は銅と錫と合金(青銅)とカップリング剤との
入ったメッキ液により、部分的(主に外装13に埋設さ
れる部分)又は全面にメッキ処理を施して複合メッキ膜
層11a及び12aを形成する。
【0019】上記カップリング剤としては、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン又はγ−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン等のシランカップリング剤が最
適であるが、アルミカップリング剤、チタンカップリン
グ剤等のいわゆる金属アルコキシド(化学名;アルミニ
ウムイソプロピレート、チタンイソプロピレート等)で
も良い。
【0020】上記のようにカップリング剤をメッキ液に
混合して、複合メッキ膜層を形成する。この複合メッキ
膜層を形成する方法としては、電解メッキ、無電解メッ
キがあるが、無電解メッキの方が優れた複合メッキ膜層
を形成できる。
【0021】また、外部陽極電極端子11及び外部陰極
電極端子12となるリードフレームの全表面に複合メッ
キ膜層11a及び12aを形成した場合は、絶縁性樹脂
モールドの外装13より外部に引き出された部分の複合
メッキ膜層11a及び12aのそれぞれの表面にはハン
ダメッキ膜層を設けることにより、該固体電解コンデン
サの基板実装時のハンダリフロー等のハンダ付け性を良
くしておく。
【0022】また、上記リードフレームの絶縁性樹脂モ
ールドの外装13に埋設する部分にのみ上記複合メッキ
膜層を形成した場合は、該外装13より外部に引き出さ
れた部分の表面にはハンダメッキ膜層を設け基板実装時
のハンダリフロー等のハンダ付け性を良くしておく。ま
た、外部陽極電極端子11及び外部陰極電極端子12と
なるリードフレームは、上記複合メッキ膜層を形成する
前に予め粗面化しておき、該粗面化した表面に複合メッ
キ膜層を形成すると良い。
【0023】上記構成の固体電解コンデンサを基板にリ
フローでハンダ付けした場合、複合メッキ膜層11a及
び12aの融点は350℃以上であるから、リフローハ
ンダ付けの温度では複合メッキ膜層11a及び12aは
溶けることなく、外部陽極電極端子11及び外部陰極電
極端子12と絶縁性樹脂モールドの外装13の機密性に
悪影響を与えることがない。従って、固体電解コンデン
サ内にこの部分からの酸素の浸入がなく、該固体電解コ
ンデンサをリフローハンダ付け等で実装した後、高温状
態下で使用してもコンデンサ特性が劣化することがな
い。
【0024】なお、上記実施形態では外部陽極電極端子
及び外部陰極電極端子にリードフレームを用いるチップ
形コンデンサを示したが、線状のリード端子を用いた固
体電解コンデンサでも同様な効果を呈する。
【0025】図2及び図3は、表面に複合メッキ膜層1
1a及び12aを形成した外部陽極電極端子11及び外
部陰極電極端子12を用いて、定格電圧6.3V、定格
静電容量100μFの図1に示す構成の固体コンデンサ
を製作し、150℃の恒温槽中に放置してコンデンサ特
性の変化を調べた結果を示す図であり、図2は静電容量
の経時変化を、図3は等価直列抵抗(ESR)値の経過
時変化をそれぞれ示す。
【0026】図2において、曲線Aは本発明の固体電解
コンデンサを、曲線Bは従来の固体電解コンデンサをそ
れぞれ示す。なお、従来の固体電解コンデンサでは外部
陽極電極端子11及び外部陰極電極端子12の表面にハ
ンダメッキ膜層を形成している。同図から明らかなよう
に本発明の固体電解コンデンサは250時間経過しても
静電容量変化率は−2.5%前後と極めて小さいのに対
して、従来の固体電解コンデンサでは100時間経過す
ると急激に増大し、静電容量変化率が大きいことがわか
る。
【0027】図3において、曲線Aは本発明の固体電解
コンデンサを、曲線Bは従来の固体電解コンデンサをそ
れぞれ示す。同図から明らかなように本発明の固体電解
コンデンサは250時間経過しても等価直列抵抗(ES
R)値(周波数100KHzで)の増加は極めて小さい
(殆ど変化しない)のに対して、従来の固体電解コンデ
ンサでは時間の経過と共に等価直列抵抗値が増加してい
くことがわかる。上記のように本発明の固体電解コンデ
ンサは、静電容量変化率及び等価直列抵抗値の増加は従
来の固体電解コンデンサに比較し、極めて小さい。
【0028】図4は上記本発明及び従来の固体電解コン
デンサのオイル試験による機密悪化試験結果を示す図で
ある。試験温度を85℃〜275℃まで段階的に変化さ
せ、コンデンサの機密状態(機密悪化)を調べた結果、
本発明の固体電解コンデンサでは10個の試験個数に対
して機密が悪化して不良となったものは零であるのに対
して、従来の固体電解コンデンサは温度が175℃以上
となると機密不良が発生し、250℃以上になると全て
の固体電解コンデンサが機密不良となる。
【0029】図5乃至図7は固体電解コンデンサの製造
方法の工程を示す図である。図5に示すように表面を粗
面化したアルミニウム箔(アルミニウムエッチド箔)3
の表面に陽極酸化皮膜層1を形成し、熱処理した後、該
アルミニウム箔3の所定位置の周囲に帯状に絶縁性樹脂
でレジスト層2を形成する。
【0030】図6は前記アルミニウム箔3のコンデンサ
を構成する部分に導電性機能高分子膜層4を形成するた
めの電解酸化重合装置の概略構成を示す図である。容器
14に収容された水溶液の電解液5中に、対向電極6を
配置すると共に、該対向電極6に対向してアルミニウム
箔3を配置する。アルミニウム箔3を陽極とし、対向電
極6を陰極として直流安定化電源15より所定電流を通
電することにより、アルミニウム箔3の水溶液の電解液
5中に浸漬している部分の陽極酸化皮膜層1に導電性機
能高分子膜層4を形成する。
【0031】上記のように電解酸化重合法により、導電
性機能高分子膜層4を形成した後、図7に示すように、
該導電性機能高分子膜層4の上に導電体層7を形成し、
アルミニウム箔3の導電性機能高分子膜層4の形成され
ていない部分を所定の長さに切断し、この部分を陽極部
9、導電体層7の形成された部分を陰極部10として固
体電解コンデンサのコンデンサ素子8ができる。
【0032】前記導電体層7はグラファイト層及び銀ペ
ースト層で構成するか、又はハンダ付け可能な金属、例
えば、銅、錫、ハンダ、ニッケル、黄銅、青銅等のメッ
キ層で構成する。
【0033】図1は上記構成のコンデンサ素子8を複数
個積層してチップ形の固体電解コンデンサとした構成例
を示す図である。表面に複合メッキ膜層11aを形成し
たリードフレームの外部陽極電極端子11の両面にそれ
ぞれコンデンサ素子8、8の陽極部9、9を接合すると
共に、表面に複合メッキ膜層12aを形成した外部陰極
電極端子12の両面にそれぞれそれぞれコンデンサ素子
8、8の陰極部10、10を接合し、該コンデンサ素子
8、8の全表面を絶縁性樹脂モールドの外装13で覆っ
た後、外部陽極電極端子11及び外部陰極電極端子12
を絶縁性樹脂モールドの外装13の下面に折り曲げ成形
してチップ形の固体電解コンデンサができる。また、外
装13から外部に引き出された部分にはハンダメッキ層
を形成する。
【0034】なお、上記実施形態例ではコンデンサのベ
ースとなる弁作用金属にアルミニウムを用いたが、これ
に限定されるものではなく、タンタル、チタン、ニオブ
等の弁作用金属でも良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、固
体電解コンデンサ素子の陰極部及び陽極部に接続する外
部陰極電極端子及び外部陽極電極端子の表面に、銅又は
銅と錫との合金とカップリング剤とのメッキ液により、
メッキ処理された複合メッキ膜層を形成することによ
り、ハンダ付け等で実装しても絶縁性樹脂モールドの外
装と外部陰極電極端子及び外部陽極電極端子の間の機密
性が悪化することなく、実装後に高温状態においてもコ
ンデンサ特性値が劣化することなく、安定したコンデン
サ特性の固体電解コンデンサを提供できるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体電解コンデンサの構成を示す図で
ある。
【図2】本発明と従来例の固体電解コンデンサの高温状
態における静電容量変化率の経過時変化を示す図であ
る。
【図3】本発明と従来例の固体電解コンデンサの高温状
態における等価直列抵抗(ESR)値の経過時変化を示
す図である。
【図4】本発明と従来例の固体電解コンデンサのオイル
試験の結果を示す図である。
【図5】本発明の固体電解コンデンサの製造方法に用い
るアルミニウム箔の構造を示す図である。
【図6】本発明の固体電解コンデンサの製造方法に用い
る電解酸化重合装置の概略構成を示す図である。
【図7】本発明の固体電解コンデンサの製造方法で製造
した固体電解コンデンサ素子の構成を示す図である。
【図8】従来のチップ形の固体電解コンデンサの構成例
を示す図である。
【符号の説明】
1 陽極酸化皮膜層 2 絶縁性樹脂のレジスト層 3 アルミニウム箔 4 導電性機能高分子膜層 5 水溶液の電解液 6 対向電極 7 導電体層 8 コンデンサ素子 9 陽極部 10 陰極部 11 外部陽極電極端子 11a 複合メッキ膜層 12 外部陰極電極端子 12a 複合メッキ膜層 13 絶縁性樹脂モールドの外装 14 容器 15 直流安定化電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁作用金属の表面に陽極酸化皮膜層を形
    成し、該陽極酸化皮膜層上の所定の部分に導電性機能高
    分子膜層を形成し、該導電性機能高分子膜層上に導電体
    層を形成し、該導電体層上を陰極部として外部陰極電極
    端子を接続すると共に、前記弁作用金属を陽極部として
    外部陽極電極端子を接続し、更に絶縁性樹脂材の外装を
    施してなる固体電解コンデンサにおいて、 前記外部陰極電極端子及び外部陽極電極端子の表面に、
    銅又は銅と錫との合金とカップリング剤とのメッキ液に
    より、メッキ処理された複合メッキ膜層が形成されてい
    ることを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記カップリング剤がシランカップリン
    グ剤又は金属アルコキシドであることを特徴とする請求
    項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記シランカップリング剤がγ−グリシ
    ドキシプロピルトリメトキシシラン又はγ−アミノプロ
    ピルトリエトキシシランであることを特徴とする請求項
    2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 【請求項4】 前記金属アルコキシドがアルミニウムイ
    ソプロピレート又はチタンイソプロピレートであること
    を特徴とする請求項2に記載の固体電解コンデンサ。
  5. 【請求項5】 前記外部陰極電極端子及び外部陽極電極
    端子の表面が粗面化されており、該粗面化された表面に
    前記複合メッキ膜層を形成したことを特徴とする請求項
    1に記載の固体電解コンデンサ。
JP9113555A 1997-04-15 1997-04-15 固体電解コンデンサ Pending JPH10289838A (ja)

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