JPH10289290A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH10289290A
JPH10289290A JP9093699A JP9369997A JPH10289290A JP H10289290 A JPH10289290 A JP H10289290A JP 9093699 A JP9093699 A JP 9093699A JP 9369997 A JP9369997 A JP 9369997A JP H10289290 A JPH10289290 A JP H10289290A
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character
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dictionary
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JP9093699A
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English (en)
Inventor
Hiromi Ito
ひろみ 伊藤
Jun Ito
純 伊藤
Tsukasa Yamauchi
司 山内
Akira Nakajima
晃 中島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成部品を組み合わせて歪みの少ない文字の辞
書パタンを作成することにより、手書き入力文字の認識
率を高める。 【解決手段】文字や上位の構成部品を下位の構成部品の
組み合わせで階層的に記憶する文字階層テーブル104
に前記構成部品同士の間に空間が必要か否かの情報や偏
や冠にあたる構成部位は縮小するなどの構成情報も併せ
て記憶させ、各文字の構成部品のパタンを部品パタン辞
書105から取得して前記構成情報に従って組み合わせ
て文字の辞書パタンを作成し、ユーザが入力した筆記文
字パタンと照合して文字を認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザが手書きで
入力した手書き文字の認識を行う情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】手書きの文字を認識する従来の情報処理
装置は、例えば、図2に示すような表示一体型タブレッ
トを使用してユーザが手書きで入力した筆記文字パター
ンを認識用の辞書パタンと照合し、最適な文字を認識結
果として出力するものである。辞書パタンは、文字を分
解して基本となる構成部品に分け、この部品の部品パタ
ンを記憶しておき、照合を行う時にこの構成部品を組み
合わせて文字の辞書パタンを作り出し、ユーザが入力し
た筆記文字パターンとの照合に使用する。例えば、図3
に示すように、「吉」という文字602は、「士」の構
成部品607と「口」の構成部品606から成り立って
おり、この「吉」に相当する文字の辞書パターンは、各
構成部品の部品パタン606,607を組み合わせるこ
とにより、図4に示すような「吉」という文字の辞書パ
タンを作り出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来装置はは
構成部品を機械的に、上下や左右等に組み合わせるだけ
で文字の辞書パタンを作成しているために、本来の文字
パタンに比べて歪んだ辞書パタンとなることがあった。
例えば、図3に示すような文字「古」601の辞書パタ
ンは、構成部品パタン「十」605と構成部品パタン
「口」606を組み合わせて作成するが、前述の文字
「吉」と同様に組み合わせ処理を行うと、構成部品パタ
ン「十」と「口」は接触すべきであるにもかかわらず、
図5に示すように、文字「吉」の「士」と「口」の間の
ような空間が文字「古」の辞書パタンにも発生してしま
う。その結果、本来の文字「古」に対して歪んだ辞書パ
タンとなるために手書き入力文字の認識精度が悪くなっ
てしまう問題がある。
【0004】本発明の目的は、かかる問題を解消し、構
成部品のパタンを組み合わせて文字の辞書パタンを作成
する場合に、本来の文字のパタンに比べて歪みの少ない
文字の辞書パタンを作成して認識率を高めることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力手段から
入力される手書き文字パタンを辞書パタンと照合して手
書き入力文字を認識する情報処理装置において、前記辞
書パタンは、該辞書パタンを構成する複数の構成部品パ
タンと該複数の構成部品パタンのつながりを示す構成情
報に基づいて作成することにより、本来の文字パタンに
比べて歪みの少ない辞書パタンを作成するものである。
【0006】具体的には、手書き文字パタンや認識開始
指示などを入力する入力手段と、文字や上位の構成部品
を下位の構成部品で階層的に記憶する文字階層テーブル
と、各構成部品の部品パタンを記憶する部品パタン辞書
と、部品パタンを組み合わせて文字や上位の構成部品の
辞書パタンを作り出す文字構成手段と、入力された手書
き文字パターンと辞書パタンを照合して手書き入力文字
を認識する認識手段と、認識した結果や認識候補などを
表示する表示手段とを備えた情報処理装置において、前
記文字階層テーブルには、上位の構成部品や文字を構成
する下位の構成部品を記憶すると共に上位の構成部品や
文字を構成する各構成部品のつながりや拡大縮小率など
を示す構成情報を記憶し、前記文字構成手段は、前記文
字階層テーブルの構成部品を部品パタン辞書から取り出
して前記構成情報に基づいて組み合わせることにより、
文字や上位の構成部品の辞書パタンを作成するようにす
るものである。
【0007】前記構成情報としては、組み合わせる構成
部品間の間隙の有無や構成部品の拡大または縮小率や偏
や冠または旁等を示す情報を使用することにより、文字
の本来のパタンに対して歪みの少ない辞書パタンを作成
することが可能となり、認識率が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0009】図1は、本発明になる情報処理装置の第1
の実施形態を示すブロック図であり、101は入力手
段、102は認識手段、103は文字構成手段、104
は文字階層テーブル、105は部品パタン辞書、106
は表示手段である。
【0010】入力手段101は、ユーザが入力した手書
きの文字情報(筆記データ)や認識開始指示などの信号
を入力する。
【0011】認識手段102は、ユーザが手書き入力し
た筆記データと、後述する文字構成手段103で作成し
た認識用の文字辞書パタンを照合し、一致度の高い文字
を認識結果や認識候補として出力する。
【0012】文字構成手段103は、構成部品を後述す
る文字階層テーブル104の情報と部品パタン辞書10
5に基づいて組み合わせて、上位の構成部品や文字の辞
書パタンを作り出す。
【0013】文字階層テーブル104は、文字や上位の
構成部品を下位の構成部品の組み合わせで階層的に記憶
する。従来の文字階層テーブルは、図3に示すように、
文字の構成部品605,606,607のみを記憶して
いたが、この実施形態では、図6に示すような文字階層
テーブルを用いる。601,602は、認識可能な文字
である。603,604は文字構成型であり、文字が構
成される型を表したものである。この実施形態では、上
下横割りの型603と、左右縦割りの型604を使用し
ている。なお、必要に応じて他の文字構成型を使用して
も何ら問題はない。
【0014】605,606,607,611は構成部
品であり、各文字を構成している部品を文字構成型に基
づいた順序で記憶している。また、608,609,6
10は各構成部品間のつながりや各構成部品の属性を示
す構成情報であり、構成情報608は部品同士がつなが
っていることを示すつながり情報、構成情報609は部
品同士の間に空間があることを示すつながり情報り、6
10は各部品の拡大縮小率を示す属性情報である。
【0015】部品パタン辞書105は、各構成部品の幾
つかのパタンを記憶する。この実施形態では、図7に示
すような構成の部品パタン辞書を用いている。605,
606,607,611は前述した文字階層テーブルに
おける構成部品に相当する。701〜706は部品パタ
ンであり、例えば構成部品606のように、1つの構成
部品に対して複数の部品パタン705,706を持って
いる。
【0016】表示手段106は、ユーザが入力した筆記
データや認識結果及び認識候補などを表示する。
【0017】この実施形態は、図2に示すように、前記
入力手段101と表示手段106を複合して一体化した
表示一体型タブレット201を使用し、ユーザはペン2
02を使って情報を入力する。表示一体型タブレット2
01は、液晶表示パネルの上面に透明な感圧入力パネル
や電磁誘導式タブレットなどを重合して構成される。2
03は入力枠であり、ユーザが認識させたい文字を手書
きで入力する領域である。図2は、この入力枠203
に、ユーザが筆記文字「古」204を入力した状態を示
している。205は、ユーザが入力した筆記文字204
に対して認識を開始させるための指示を行う認識ボタン
である。
【0018】また、前記認識手段102,文字構成手段
103,文字階層テーブル104及び部品パターン辞書
105は、演算装置とメモリを組み合わせて構成したコ
ンピュータとプログラムによって実現する処理機能とし
て構成される。
【0019】この情報処理装置は、認識ボタン205が
押圧されて文字認識の開始が指示されると、文字構成手
段103は、図6に示すような文字階層テーブルに記憶
されている文字601,602毎の文字構成型603,
604と構成部品605,606,607,611とそ
のつながりを示す構成情報608,609,610及び
図7に示すような部品パターン辞書の部品パタン701
〜706を使用して、例えば図8に示すように、「十」
の部品パタン605と「口」の部品パタン606が接触
した歪みの少ない「古」の文字601の辞書パタンを作
成する。
【0020】次に、この情報処理装置における文字認識
処理を図9を用いて説明する。
【0021】ステップ901で認識開始指示の指示を受
けると、ステップ902で文字階層テーブルの最初の1
レコードを処理の対象として、文字階層テーブル104
におけるレコード(例えば図6における「古」の文字6
01のレコード)を読みに行く。
【0022】ここで、文字階層テーブル104を図6を
参照して説明する。601,602は、認識が可能な文
字や上位の構成部品を表すインデックスである。60
3,604は文字構成型であり、文字や上位の構成部品
601,602が後述する下位の構成部品でどのように
構成されるかを表す型である。605〜607,611
は下位の構成部品であり、これらを構成情報608〜6
10を使用して組み立てることにより文字や上位の構成
部品を表す。例えば、「古」の文字601は、「十」の
構成部品605と「口」の構成部品606を上下の型6
03に当てはめ、構成情報608(詳細は後述する。)
でつなげることにより構成する。
【0023】次に、ステップ903で部品No.を
“1”に、第1部品パタンNo.を“1”に設定する。
ここで部品No.とは、文字階層テーブル104の1レ
コードの構成部品のうち、左からの番号を示すものであ
る。つまり、「古」の文字601のレコードにおいて、
部品No.が“1”とは、「十」の部品605を示す。
また、第1部品パタンNo.とは、図7に示す部品パタ
ン辞書105における各構成部品605〜607,61
1の部品パタンのうちで左からの番号を示すものであ
る。つまり、第1部品パタンNo.が“1”とは、部品
パタン701,703〜705のように各構成部品にお
ける先頭の部品パタンを意味する。
【0024】ここで、部品パタン辞書105を図7を参
照して説明する。605〜606,611は構成部品で
あり、ここでは、辞書のインデックスとして使用してい
る。701〜706は、構成部品を表す部品パタンであ
る。この部品パタンには、楷書風の部品パタン701や
続け書き風の部品パタン702のように、1つの構成部
品について1種類以上のパタンを記憶している。
【0025】次に、ステップ904でパタン取得処理を
行う。このパタン取得処理では、図10に示すように、
ステップ1001において、部品パタン辞書105から
対象となっている部品パタンを取得する。例えば、第1
部品「十」605における第1部品パタンNo.が
“1”の部品パタン701を取得する。次に、ステップ
1002において、前記第1部品「十」605に対して
拡大や縮小の指示(構成情報)があるか否かを文字階層
テーブル104で確認する。第1部品「十」605につ
いては拡大や縮小の指示がないので、この例ではそのよ
うな処理は行わずに、部品パタン701の取得処理を終
了する。ここで、拡大縮小の指示とは、例えば、文字階
層テーブル104における構成情報610であり、図示
の例は、構成部品611の部品パタンを1/2に縮小す
ることを指示している。従って、この構成部品の場合に
は、ステップ1003において構成部品611の部品パ
タン704に対して、パタンの座標を指定の拡大縮小率
で、ここでは1/2に縮小する。そして、ステップ10
04において、もとの座標系の中央に再配置する。つま
り、図11に示すように、部品パタン704を1/2に
縮小して部品パタン1101を作る。
【0026】パタン取得処理904が終了したならば、
ステップ905において、対象レコードの文字構成型が
どの型であるかを判定する。なお、この実施形態では横
割りと縦割りの2つの文字構成型603,604を用い
ている。「古」の文字601は横割りの型603である
ので、ステップ906に移り、取得した「十」の部品パ
タン701の縦方向を1/2に縮小して横割り型603
の上側に配置する。もし、ステップ905において、文
字構成型が横割りではないと判定した場合には、この実
施形態においては縦割りであるので、ステップ907に
おいて、部品パタンを横方向に1/2に縮小して縦割り
型604の左側に配置する。
【0027】第1部品パタンの取得が終了したならば、
ステップ908において部品No.を“2”に、第2部
品パタンNo.を“1”に設定する。そして、ステップ
909において第2部品パタンの取得を行う。「古」の
文字601においては、文字階層テーブル104におけ
る「口」が構成部品606となり、部品パターン辞書1
05のこれに対応する部品パタンNo.1の部品パタン
705を取得する。この部品パタンに対するパタン取得
処理909の詳細は前述したパタン取得処理と同様であ
るので説明は省略する。
【0028】第2部品パタン705を取得した後、ステ
ップ910において、対象レコードの文字構成型がどの
型であるかを判定する。この例では横割りの型であるの
で、ステップ911において、部品パタン705を縦方
向に1/2に縮小して横割り型の下側に配置する。も
し、ステップ910において、文字構成型が横割りでは
ないと判定した場合には、この実施形態においては縦割
り型であるので、ステップ912において、部品パタン
を横方向に1/2に縮小して縦割り型の右側に配置す
る。
【0029】これまでの処理により、図5に示すような
文字の辞書パタンが作られる。
【0030】次いで、ステップ913において、文字階
層テーブル104における構成情報を参照して構成部品
間のつながりに空間があるか否かを判定する。この実施
形態においては、文字階層テーブル105で構成情報
「+」608を「空間なし」、構成情報「−」609を
「空間あり」としているので、対象とする「古」601
のレコードでは「+」の構成情報608で「空間なし」
が指示されているので、ステップ914の処理を行う。
【0031】ステップ914では、第1部品と第2部品
の部品パタンの型枠(規定枠)の隣接部分を重ね合わせ
て両部品パタンの間に空間を作らないようにする処理を
行う。そして、ステップ915において、文字の規定枠
に正規化して部品パタンを元の大きさに直す。
【0032】ここまでの処理により、文字階層テーブル
104における「古」の文字601の辞書パタンは、図
8に示すような文字パタンとなる。
【0033】次に、ステップ916において、ユーザが
入力した筆記文字と前述した辞書パタンの照合を行う。
この例では、ユーザが手書きで入力した筆記文字パタン
204と図8に示した辞書パタン601の照合を行う。
ここでの照合方法は、従来の文字認識の方法と同一であ
るので詳細な説明は省略する。そして、照合の結果とし
て、両者の一致度を計算して記憶しておく。
【0034】次に、ステップ917において、第2部品
パタンNo.を更新し、ステップ918において、その
部品パタンが存在するか否か判定する。この例では、第
2部品「口」606のパタンNo.2、つまり、部品パ
タン706が存在するのでステップ909に戻り、前述
したステップ909〜918の処理を第2部品パタンが
なくなるまで繰り返す。
【0035】第2部品パタンがなくなったならば、ステ
ップ919において、第1部品パタンNo.を更新し、
ステップ920において、その部品パタンが存在するか
否かを判定する。この例では、第1部品「十」605の
パタンNo.2、つまり、部品パタン702が存在する
のでステップ904に戻り、前述したステップ904〜
920の処理を第2部品パタンがなくなるまで繰り返
す。
【0036】総ての第1部品パタンについての処理が終
了したならば、ステップ921において、文字階層テー
ブル104の最後か否かを判定し、最後でなければ、次
の文字にレコードを更新してステップ902〜921の
処理を繰り返す。
【0037】文字階層テーブル105の最後のレコード
までの処理が終了したならば、ステップ922におい
て、前記照合における一致度の順に認識候補を表示す
る。
【0038】以上の文字認識処理では、「古」の文字に
ついては図8に示すような辞書パタン601を作成する
ことができ、この辞書パタン601とユーザが手書き入
力した筆記文字パタン204を照合することになること
から、入力したい文字との一致度が高くなり、正しい認
識結果を得ることができる。
【0039】なお、この実施形態では、文字構成型とし
て縦割りと横割りを用いたが、これ以外の文字構成型を
増やして使用しても何ら問題はない。
【0040】また、この実施形態においては、文字階層
テーブル104において、構成部品同士のつながりを
「+」と「−」の2通りに特定したが、更に詳細なつな
がりの情報(構成情報)で特定するようにしてもよい。
その場合には、空間を何座標分空けるとか、どの位の割
合で複数の部品パタン型枠を重ねるかなどの構成情報を
追加するようにすると良い。これにより、例えば、文字
「中」を構成部品「口」と「|」に分けることができ、
構成部品の共有化率を高めることができる。また、例え
ば、文字「林」が構成部品「木」と「木」からなる場合
には、「偏」に当たる左側の「木」に対しては、中心の
縦棒より右側をx座標方向に縮小して1/2にするとい
う構成情報を付加し、偏らしい部品パタンとなるように
すると良い。同様に、「冠」として使用する構成部品に
対しては、該構成部品の下半分をy座標方向に縮小して
冠らしい部品パタンとなるようにすると良い。
【0041】更に、文字階層テーブル104の構成部品
に「偏」「旁」「冠」等の構成情報を付加し、部品パタ
ン辞書の部品パタンには、「偏」「旁」「冠」等に分類
分けした各部品パタンを記憶するようにしても良い。
【0042】また、この実施形態においては、部品同士
のつながりを予め文字階層テーブル104に記憶させて
いるが、ユーザ自身が文字階層テーブル104や部品パ
ターン辞書105の内容の一部を編集(変更,追加,削
除)できるようにして、構成部品や構成部品同士のつな
がりの構成情報及び部品パタンを操作(変更,追加,削
除)できるようにすると良い。例えば、ユーザが独自の
辞書パタンを登録するときなどに、図6に示すような文
字階層テーブル104や図7に示すような部品パタン辞
書105を表示手段106に表示させ、ユーザが構成情
報や部品パタンを入力(追加),変更,削除できるよう
にすると良い。この編集可能な文字階層テーブル104
や部品パタン辞書105は、この文字階層テーブル10
4や部品パタン辞書105の一部の領域を編集可能に構
成することにより、または、文字階層テーブル104や
部品パタン辞書105は固定にして補助の文字階層テー
ブルや部品パタン辞書を設けることにより容易に実現す
ることができる。これにより、ユーザの個性に合せた辞
書パタンを作成することができるようになる。
【0043】また、文字階層テーブル104や部品パタ
ン105を画面に表示して編集するのではなく、図4や
図8に示すような辞書パタンを画面に表示し、ユーザが
部品パタン607,606もしくは図8に示す部品パタ
ン605(701),606(705)をペンで入力し
たり上下や左右に移動させることにより、ユーザ自身が
意図する辞書パタンを作成するようにしても良い。そし
て、ユーザがこの方法で辞書パタンを作成した場合に
は、その構成情報はシステム(装置)側で辞書パタンを
分析することにより作成して文字階層テーブル104に
反映させるようにする。このようにすれば、視覚的に分
かり易くなり、ユーザによる構成部品や構成情報を容易
に追加,変更,削除することができるようになる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、文字を構成する構成部品同士
のつながり関係を示す構成情報を使用して構成部品を組
み合わせて辞書パタン作成するために、本来の文字に対
して歪みの少ない辞書パタンを作成することができ、認
識率を高めることができる。
【0045】また、ユーザが文字階層テーブルや部品パ
ターン辞書の一部を編集できるようにすることにより、
ユーザの個性に合わせた文字認識を行うことができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる情報処理装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】本発明になる情報処理装置において使用する表
示一体型タブレットの一表示例を示す平面図である。
【図3】従来の情報処理装置における文字階層テーブル
の例である。
【図4】従来の情報処理装置において作成した文字の辞
書パタンの一例である。
【図5】従来の情報処理装置において作成した文字の辞
書パタンの他の例である。
【図6】本発明になる情報処理装置における文字階層テ
ーブルの例である。
【図7】本発明になる情報処理装置における部品パタン
辞書の例である。
【図8】本発明になる情報処理装置において作成した文
字の辞書パタンの一例である。
【図9】本発明になる情報処理装置における手書き文字
認識処理のフローチャートである。
【図10】図9に示した文字認識処理におけるパタン取
得処理の詳細なフローチャートである。
【図11】図10に示したパタン取得処理における文字
構成処理でのパタン作成の一例である。
【符号の説明】
101…入力手段、102…認識手段、103…文字構
成手段、104…文字階層テーブル、105…部品パタ
ン辞書、106…表示手段。
フロントページの続き (72)発明者 山内 司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 中島 晃 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手書き文字パタンや認識開始指示などを入
    力する入力手段と、文字や上位の構成部品を下位の構成
    部品で階層的に記憶する文字階層テーブルと、各構成部
    品の部品パタンを記憶する部品パタン辞書と、部品パタ
    ンを組み合わせて文字や上位の構成部品の辞書パタンを
    作り出す文字構成手段と、入力された手書き文字パター
    ンと辞書パタンを照合して手書き入力文字を認識する認
    識手段と、認識した結果や認識候補などを表示する表示
    手段とを備えた情報処理装置において、 前記文字階層テーブルは、上位の構成部品や文字を構成
    する下位の構成部品を記憶すると共に上位の構成部品や
    文字を構成する各構成部品のつながりや拡大縮小率など
    を示す構成情報を記憶し、 前記文字構成手段は、前記文字階層テーブルの構成部品
    を部品パタン辞書から取り出して前記構成情報に基づい
    て組み合わせることにより、文字や上位の構成部品の辞
    書パタンを作成するようにしたことを特徴とする情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記文字階層テーブル
    の構成情報は、構成部品を組み合わせて文字を組み立て
    るときに各構成部品の間に空間を設けるか否かを示す情
    報を含むことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記文字階層テーブル
    の構成情報は、構成部品を組み合わせて文字を組み立て
    るときに各構成部品を縮小または拡大するか否かを示す
    情報を含むことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記文字階層テーブル
    の構成情報は、構成部品を組み合わせて文字を組み立て
    るときに、その構成部品が文字の偏や冠または旁である
    こと等を示す情報を含むことを特徴とする情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記文字構成手段は、
    前記文字階層テーブルの構成情報が偏であるときには、
    その構成部品の右半分をx座標方向に縮小して辞書パタ
    ンを作り出すことを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】請求項4において、前記文字構成手段は、
    前記文字階層テーブルの構成情報が冠であるときには、
    その構成部品の下半分をy座標方向に縮小して辞書パタ
    ンを作り出すことを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】請求項4において、前記部品パタン辞書
    は、構成要素が偏や冠または旁等の場合の部品パタンも
    記憶し、前記文字階層テーブルの構成情報が偏や冠また
    は旁等であるときには、前記文字構成手段は、部品パタ
    ン辞書から該当する偏や冠または旁等の場合の部品パタ
    ンを構成部品のパタンとして使用して辞書パタンを作り
    出すことを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】請求項1において、前記文字階層テーブル
    は、入力手段からの入力によりその構成情報を編集可能
    にしたことを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】入力手段から入力される手書き文字パタン
    を辞書パタンと照合して手書き入力文字を認識する情報
    処理装置において、 前記辞書パタンは、該辞書パタンを構成する複数の構成
    部品パタンと該複数の構成部品パタンのつながりを示す
    構成情報に基づいて作成することを特徴とする情報処理
    装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記構成情報は文字
    構成部品と共に文字階層テーブルに記憶し、前記構成部
    品パタンは部品パタン辞書に記憶したことを特徴とする
    情報処理装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記文字階層テー
    ブル及び部品パタン辞書を入力手段からの入力により編
    集可能にしたことを特徴とする情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014225135A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 富士通株式会社 プログラム、情報処理装置および文字認識方法

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JP2014225135A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 富士通株式会社 プログラム、情報処理装置および文字認識方法

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