JPH10288064A - ターボチャージャ及び排気再循環装置を備える内燃機関 - Google Patents

ターボチャージャ及び排気再循環装置を備える内燃機関

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JPH10288064A
JPH10288064A JP9100382A JP10038297A JPH10288064A JP H10288064 A JPH10288064 A JP H10288064A JP 9100382 A JP9100382 A JP 9100382A JP 10038297 A JP10038297 A JP 10038297A JP H10288064 A JPH10288064 A JP H10288064A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターボチャージャ及び排気再循環装置を備
え、目標空燃比が実現されるように、ターボチャージャ
及び排気再循環装置を制御する内燃機関において、実際
の空燃比が目標空燃比よりリッチで新気量を増加させる
際にNOx 発生量を十分に低減させること。 【解決手段】 実際の空燃比が目標空燃比よりリッチで
ある時には(ステップ108)、ターボチャージャを排
気再循環装置に比較して優先的に制御する(ステップ1
09)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボチャージャ
及び排気再循環装置を備える内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】排気ガスの一部を気筒内へ再循環させる
ことにより、排気ガスの主成分である不活性ガスの有す
る大きな熱容量によって燃焼温度を低下させ、NOx
発生量を低減する排気再循環が公知である。再循環させ
る排気ガス量が多ければ、NO x の発生量を大幅に低減
することができるが、その一方で新気が気筒内へ流入し
難くなって新気量が減少するために、多量の燃料を燃焼
させることができず、大きな機関出力を得ることができ
ない。排気再循環を実現するための排気再循環装置は、
機関排気系と機関吸気系とを連通する連通路と、この連
通路に配置された再循環排気ガス量を制御するための制
御弁とを具備している。
【0003】特開平2−61347号公報には、各機関
運転状態において必要とされる機関出力を得るための必
要燃料噴射量を決定し、この時の機関運転状態における
目標空燃比を実現するために、制御弁の開度制御により
再循環排気ガス量を調整して必要新気量が気筒内へ供給
されるようにすることが開示されている。ここで、空燃
比とは新気量/燃料噴射量である。
【0004】また、実開平3−61127号公報には、
過給器タービンへ提供される排気ガス圧力を可変とする
ための可変ノズルを具備して過給器コンプレッサによる
過給圧を制御する可変ノズル式ターボチャージャを備え
る内燃機関において、機関運転状態毎の目標空燃比を実
現するために、可変ノズルの開度制御により過給圧を調
整して、必要燃料噴射量に対する必要新気量が気筒内へ
供給されるようにすることが開示されている。また、一
般にターボチャージャを備える内燃機関の過給圧は、タ
ーボチャージャをバイパスするバイパス通路に設けられ
たウエストゲートバルブの開度を調整することでも調整
可能であることが知られている。
【0005】排気再循環装置の制御弁の開度制御及びタ
ーボチャージャの可変ノズル又はウエストゲートバルブ
の開度制御は、一般的に、早期に目標空燃比を実現する
ために、実際の空燃比と目標空燃比との差が大きいほど
開閉速度が大きくされる。内燃機関がこのような排気再
循環装置とターボチャージャとを備える場合に、目標空
燃比を実現するために前述した制御弁及び可変ノズル又
はウエストゲートバルブの開度制御をそのまま実施する
と、実際の空燃比が目標空燃比よりリッチである時に
は、新気量を増加するために、排気再循環装置の制御弁
は、実際の空燃比と目標空燃比との差に基づく開閉速度
で閉側に制御されて再循環排気ガス量が減少されると共
に、ターボチャージャの可変ノズル又はウエストゲート
バルブは、実際の空燃比と目標空燃比との差に基づく開
閉速度で閉側に制御されて過給圧が増加されることにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排気再
循環装置に関しては、制御弁の開度に比較的良好に追従
して再循環排気ガス量が変化するが、可変ノズル又はウ
エストゲートバルブを備えたターボチャージャに関して
は、タービン及びコンプレッサの比較的大きな慣性力が
存在するために、可変ノズル又はウエストゲートバルブ
の開度が変化してから実際に過給圧が変化するまでに比
較的大きなタイムラグが発生する。それにより、前述の
制御では新気量を増加させる際には、再循環排気ガス量
が大幅に減少し、十分なNOx 低減を実現することがで
きない。
【0007】従って、本発明の目的は、ターボチャージ
ャ及び排気再循環装置を備え、機関運転状態により定ま
る必要燃料噴射量に対して目標空燃比が実現されるよう
に、ターボチャージャ及び排気再循環装置を制御する内
燃機関において、実際の空燃比が目標空燃比よりリッチ
で新気量を増加させる際にNOx 発生量を十分に低減さ
せることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1に
記載のターボチャージャ及び排気再循環装置を備える内
燃機関は、機関運転状態により定まる必要燃料噴射量に
対して目標空燃比が実現されるように、ターボチャージ
ャ及び排気再循環装置を制御する内燃機関において、実
際の空燃比が前記目標空燃比よりリッチである時には、
前記ターボチャージャを前記排気再循環装置に比較して
優先的に制御することを特徴とする。
【0009】本発明による請求項2に記載のターボチャ
ージャ及び排気再循環装置を備える内燃機関は、請求項
1に記載のターボチャージャ及び排気再循環装置を備え
る内燃機関において、実際の空燃比が前記目標空燃比よ
りリーンである時には、前記排気再循環装置を前記ター
ボチャージャに比較して優先的に制御することを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるターボチャ
ージャ及び排気再循環装置を備えた内燃機関を示す概略
図である。同図において、1はディーゼル機関本体、2
は機関吸気系、3は機関排気系である。機関吸気系2
は、最も下流側に位置するインテークマニホルド2a
と、インテークマニホルド2aの直上流側に位置するサ
ージタンク2bと、サージタンク2bに接続された吸気
通路2cとを有している。
【0011】機関排気系3は、最も上流側に位置するエ
キゾーストマニホルド3aと、エキゾーストマニホルド
3aに接続された排気通路3bとを有している。吸気通
路2cと排気通路3bとは、排気再循環通路4aによっ
て接続され、この排気再循環通路4aには再循環排気ガ
ス量を制御するための制御弁4bが設けられている。こ
うして、排気再循環通路4aと制御弁4bとによって排
気再循環装置が構成される。また、吸気通路2cにおけ
る排気再循環通路4aの接続部より上流側には、可変ノ
ズル式過給器5のコンプレッサ5aが配置され、排気通
路3bの排気再循環通路4aの接続部より下流側には、
可変ノズル式過給器5のタービン5bが配置されてい
る。この可変ノズル式過給器5は、タービンへ流入する
排気ガスの圧力を制御するための可変ノズル5cを有し
ている。
【0012】6は各気筒毎の燃焼室内へ燃料を噴射する
ための燃料噴射弁である。20は、燃料噴射弁6におけ
る燃料噴射量制御、排気再循環装置4における制御弁4
bの開度制御、及び可変ノズル式過給器5における可変
ノズル5cの開度制御を担当する制御装置である。この
制御装置20には、機関回転数を検出するための回転セ
ンサ21、アクセルペダルの踏み込み量を検出するため
のアクセルペダルストロークセンサ22、新気量を検出
するためのエアフローメータ23、及び排気通路3bに
配置され排気ガス中の酸素濃度に基づき混合気空燃比を
検出するための空燃比センサ24等が接続されている。
【0013】制御装置20による前述の制御は、できる
だけNOx を発生させないようにして各機関運転状態に
おける所望の機関出力を得るためのものであり、図2に
示す第1フローチャートに従って実行される。まず、ス
テップ101において、回転センサ21及びアクセルペ
ダルストロークセンサ22によって現在の機関回転数N
E及び現在の機関負荷としてのアクセルペダルの踏み込
み量Lが検出される。
【0014】次に、ステップ102において、機関回転
数NE及び機関負荷Lとに基づき必要燃料噴射量Qが決
定される。この決定には図示せぬマップ等が使用され、
機関回転数NE及び機関負荷Lが高いほど必要燃料噴射
量Qは多く決定される。次に、ステップ103に進み、
機関回転数NE及び機関負荷Lに基づく現在の機関運転
状態に適した目標空燃比λtが決定される。このマップ
において、目標空燃比λtは、全体的に機関負荷Lが高
いほど小さく、すなわち、リッチ側となるように設定さ
れている。
【0015】次に、ステップ104において、エアフロ
ーメータ23により検出される新気量と必要燃料噴射量
Qとによって実際の空燃比λ(新気量/必要燃料噴射
量)が算出される。このような算出に換えて、空燃比セ
ンサ24によって実際の空燃比λを検出しても良い。
【0016】次に、ステップ105に進み、目標空燃比
λtと実際の空燃比λとの差aが算出される。次に、ス
テップ106において、この差aに基づき図5に示すマ
ップから可変ノズル式過給器5の可変ノズル5c及び排
気再循環装置4の制御弁4bの開閉速度vが決定され
る。この開閉速度vは、例えば、単位時間当たりの開閉
度(%/s)である。図5に示すマップにおいて、この
開閉速度vは、差aが正値である場合、すなわち、実際
の空燃比λが目標空燃比λtよりリーンである場合に
は、開速度として正値となり、実際の空燃比λの目標空
燃比λtに対するリーン程度が大きいほど、その絶対値
は大きく、すなわち、早い開速度が設定されている。ま
た、差aが負値である場合、すなわち、実際の空燃比λ
が目標空燃比λtよりリッチである場合には、閉速度と
して負値となり、実際の空燃比λの目標空燃比λtに対
するリッチ程度が大きいほど、その絶対値は大きく、す
なわち、早い閉速度が設定されている。
【0017】次に、ステップ107において、差aがほ
ぼゼロであるか否かが判断される。この判断が肯定され
る時には、ほぼ目標空燃比λtが実現されており、可変
ノズル式過給器5の可変ノズル5c及び排気再循環装置
4の制御弁4bの開度を特に変更する必要はなく、その
まま終了する。
【0018】一方、ステップ107における判断が否定
される時には、ステップ108に進み、差aが正である
か否かが判断される。機関加速時等において必要燃料噴
射量Qに対して新気量が不足し、実際の空燃比λが目標
空燃比λtに対してリッチとなっている時には、ステッ
プ106において決定された開閉速度vは、負値の閉速
度とされており、可変ノズル式過給器5の可変ノズル5
cは閉側に制御されて過給圧が高められ、排気再循環装
置4の制御弁4bは閉側に制御されて再循環排気ガス量
が減少され、新気量を増大させるようになっている。こ
の時には、ステップ108における判断は否定され、ス
テップ109に進み、所定時間、排気再循環装置4の制
御弁4bの閉側への制御が中止される。それにより、当
初、可変ノズル式過給器5の可変ノズル5cだけが閉側
に閉速度v(負値)で制御され、過給圧が高められて新
気量が増大される。所定時間経過後、排気再循環装置4
の制御弁4bが閉側に閉速度v(負値)で制御され、再
循環排気ガス量が減少されて新気量が増大される。
【0019】こうして、実際の空燃比λが目標空燃比λ
tに対してリッチであるために新気量を増大させる時に
は、所定時間の間は、応答良く再循環排気ガス量を減少
させる排気再循環装置4の制御弁4bの閉制御を中止し
て、過給圧を高めるのにある程度のタイムラグが必要な
可変ノズル式過給器5の可変ノズル5cの閉制御だけを
実行するために、すなわち、可変ノズル5cを制御弁4
bに比較して優先的に閉制御するために、目標空燃比λ
tを実現するために大幅に再循環排気ガス量が減少さ
れ、NOx が多量に発生することは防止される。
【0020】一方、機関減速時等において必要燃料噴射
量Qに対して新気量が過剰となり、実際の空燃比λが目
標空燃比λtに対してリーンとなっている時には、ステ
ップ106において決定された開閉速度vは、正値の開
速度とされており、可変ノズル式過給器5の可変ノズル
5cは開側に制御されて過給圧が下げられ、排気再循環
装置4の制御弁4bは開側に制御されて再循環排気ガス
量が増加され、新気量を減少させるようになっている。
この時には、ステップ108における判断は肯定され、
ステップ110に進み、所定時間、可変ノズル式過給器
5の可変ノズル5cの開側への制御が中止される。それ
により、当初、排気再循環装置4の制御弁4bだけが開
側に開速度v(正値)で制御され、再循環排気ガス量が
増加されて新気量が減少される。所定時間経過後、可変
ノズル式過給器5の可変ノズル5cが開側に開速度v
(正値)で制御され、過給圧が下げられて新気量が減少
される。
【0021】こうして、実際の空燃比λが目標空燃比λ
tに対してリーンであるために新気量を減少させる時に
は、所定時間の間は、過給圧を下げるのにある程度のタ
イムラグが必要な可変ノズル式過給器5の可変ノズル5
cの開制御を中止して、応答良く再循環排気ガス量を増
加させる排気再循環装置4の制御弁4bの開制御だけを
実行するために、すなわち、制御弁4bを可変ノズル5
cに比較して優先的に開制御するために、目標空燃比λ
tを実現するために比較的多量の再循環排気ガスが供給
され、NOx 発生量を十分に低減することができると共
に、可変ノズル式過給器5のタービン5a及びコンプレ
ッサ5bは高回転に維持され、次の機関加速に対して良
好に新気量を増大させることができる。
【0022】図3は、制御装置20による前述の制御の
ための第1フローチャートとは異なる第2フローチャー
トである。第1フローチャートとの違いについてのみ以
下に説明する。本フローチャートでは、ステップ205
において、実際の空燃比λと目標空燃比λtとの差aが
算出された後に、ステップ206に進み、図6に示す点
線及び一点鎖線のマップからそれぞれ排気再循環装置4
の制御弁4bの開閉速度v1と可変ノズル式過給器5の
可変ノズル5cの開閉速度v2とを決定するようになっ
ている。
【0023】図5に示したマップでは、差aに基づき決
定される開閉速度vは、制御弁4bと可変ノズル5cと
で同じ値とされている。しかしながら、図6に示す本マ
ップでは、実際の空燃比λが目標空燃比λtに対してリ
ーンである場合には、制御弁4bの開速度v1は可変ノ
ズル5cの開速度v2より大きく設定されており、実際
の空燃比λが目標空燃比λtに対してリッチである場合
には、制御弁4bの閉速度v1は可変ノズル5cの閉速
度v2より小さく設定されている。
【0024】このようにしても、実際の空燃比λが目標
空燃比λtに対してリッチであるために新気量を増大さ
せる時には、応答良く再循環排気ガス量を減少させる排
気再循環装置4の制御弁4bを遅い速度で閉制御して、
過給圧を高めるのにある程度のタイムラグが必要な可変
ノズル式過給器5の可変ノズル5cを速い速度で閉制御
するために、すなわち、第1フローチャートと同様に、
可変ノズル5cを制御弁4bに比較して優先的に閉制御
するために、目標空燃比λtを実現するために大幅に再
循環排気ガス量が減少され、NOx が多量に発生するこ
とは防止される。
【0025】また、実際の空燃比λが目標空燃比λtに
対してリーンであるために新気量を減少させる時には、
過給圧を下げるのにある程度のタイムラグが必要な可変
ノズル式過給器5の可変ノズル5cを遅い速度で開制御
して、応答良く再循環排気ガス量を増加させる排気再循
環装置4の制御弁4bを速い速度で開制御するために、
すなわち、第1フローチャートと同様に、制御弁4bを
可変ノズル5cに比較して優先的に開制御するために、
目標空燃比λtを実現するために比較的多量の再循環排
気ガスが供給され、NOx 発生量を十分に低減すること
ができると共に、可変ノズル式過給器5のタービン5a
及びコンプレッサ5bは高回転に維持され、次の機関加
速に対して良好に新気量を増大させることができる。本
実施形態の内燃機関は、ディーゼル機関としたが、これ
は本発明を限定するものではなく、火花点火内燃機関に
も本発明は適用可能である。また、ターボチャージャと
して可変ノズル式過給器としたが、可変ノズルの代わり
にウエストゲートバルブを制御すればウエストゲートバ
ルブを備えた一般のターボチャージャにも本発明は適用
可能である。
【0026】
【発明の効果】このように、本発明による請求項1に記
載のターボチャージャ及び排気再循環装置を備える内燃
機関によれば、実際の空燃比が目標空燃比よりリッチで
あるために新気量を増加させる際には、ターボチャージ
ャを排気再循環装置に比較して優先的に制御するため
に、応答性の良好な排気再循環装置によって再循環排気
ガス量が大幅に減少してNOx 発生量が増大することは
防止される。
【0027】また、本発明による請求項2に記載のター
ボチャージャ及び排気再循環装置を備える内燃機関によ
れば、請求項1に記載のターボチャージャ及び排気再循
環装置を備える内燃機関と同様な効果に加えて、実際の
空燃比が目標空燃比よりリーンであるために新気量を減
少させる際には、排気再循環装置をターボチャージャに
比較して優先的に制御するために、応答性の良好な排気
再循環装置によって再循環排気ガス量が大幅に増加して
NOx 発生量を良好に低減することができると共に、応
答性が良好でないターボチャージャのタービン及びコン
プレッサは高回転に維持され、それにより、次回の新気
量の増加を良好に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるターボチャージャ過給器及び排気
再循環装置を備えた内燃機関の概略図である。
【図2】燃料噴射量制御、排気再循環装置の制御弁の開
度制御、及び可変ノズル式過給器の可変ノズルの開度制
御のための第1フローチャートである。
【図3】燃料噴射量制御、排気再循環装置の制御弁の開
度制御、及び可変ノズル式過給器の可変ノズルの開度制
御のための第2フローチャートである。
【図4】第1及び第2フローチャートで使用される目標
空燃比決定のためのマップである。
【図5】第1フローチャートで使用される排気再循環装
置の制御弁及び可変ノズル式過給器の可変ノズルの同じ
開閉速度を決定するためのマップである。
【図6】第2フローチャートで使用される排気再循環装
置の制御弁の開閉速度及び可変ノズル式過給器の可変ノ
ズルの開閉速度を決定するためのマップである。
【符号の説明】
1…ディーゼル機関本体 2…機関吸気系 3…機関排気系 4…排気再循環装置 4a…排気再循環通路 4b…制御弁 5…可変ノズル式過給器 5a…コンプレッサ 5b…タービン 5c…可変ノズル 20…制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 43/00 301 F02D 43/00 301R 301N F02M 25/07 570 F02M 25/07 570P

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関運転状態により定まる必要燃料噴射
    量に対して目標空燃比が実現されるように、ターボチャ
    ージャ及び排気再循環装置を制御する内燃機関におい
    て、実際の空燃比が前記目標空燃比よりリッチである時
    には、前記ターボチャージャを前記排気再循環装置に比
    較して優先的に制御することを特徴とするターボチャー
    ジャ及び排気再循環装置を備える内燃機関。
  2. 【請求項2】 実際の空燃比が前記目標空燃比よりリー
    ンである時には、前記排気再循環装置を前記ターボチャ
    ージャに比較して優先的に制御することを特徴とする請
    求項1に記載のターボチャージャ及び排気再循環装置を
    備える内燃機関。
JP10038297A 1997-04-17 1997-04-17 ターボチャージャ及び排気再循環装置を備える内燃機関 Expired - Fee Related JP3752774B2 (ja)

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